JP3349127B2 - Cdma移動端末装置 - Google Patents

Cdma移動端末装置

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JP3349127B2
JP3349127B2 JP2000035386A JP2000035386A JP3349127B2 JP 3349127 B2 JP3349127 B2 JP 3349127B2 JP 2000035386 A JP2000035386 A JP 2000035386A JP 2000035386 A JP2000035386 A JP 2000035386A JP 3349127 B2 JP3349127 B2 JP 3349127B2
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばセルラ無線
通信システムで使用される移動端末装置に係わり、特に
無線アクセス方式として符号分割多元接続(CDMA:
Code Division Multiple Access)方式を採用した移動
端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CDMA方式を採用した移動通信
システムが注目されている。
【0003】CDMA移動通信システムは、スペクトラ
ム拡散通信方式を使用するもので、例えば次のように通
信を行う。すなわち、送信側の通信装置は、ディジタル
化された音声データや画像データを先ずPSK変調方式
等のディジタル変調方式により変調する。次に、この変
調されたデータを拡散符号を用いて広帯域のベースバン
ド信号に変換して、この拡散された送信信号を無線周波
数の信号に変換して送信する。一方、受信側の通信装置
は、受信した無線周波信号に対し、先ず送信側の通信装
置で使用した拡散符号と同じ符号を用いてスぺクトラム
逆拡散を行なう。そして、この逆拡散後の受信信号に対
しPSK復調方式等のディジタル復調方式によりディジ
タル復調を行なって受信データを再生する。
【0004】CDMA方式は、 (1) スペクトラム拡散技術を用いることで、フェージン
グ等の通信環境の変化に対し通信品質を高く維持し易
い。
【0005】(2) RAKE受信方式を用いることで、ソ
フト・ハンドオーバが可能であり通信の瞬断がなく安定
したハンドオーバを実現できる。
【0006】(3) 一つの無線周波数を多数のユーザが共
有することで、高い周波数利用効率を実現できる。
【0007】等の、周波数分割多元接続方式(FDM
A:Frequency Division Multiple Access)や時分割多
元接続方式(TDMA:Time Division Multiple Acces
s)には無い利点を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、CDMA移
動端末装置は、FDMA方式やTDMA方式を採用した
移動端末装置に比べ、一般に消費電力が大きくバッテリ
寿命が短いという課題を有している。
【0009】すなわち、セルラ無線通信システムでは、
移動端末装置の移動に伴い同期を確立する対象となる無
線チャネルを切り替える、いわゆるハンドオーバを行
う。ハンドオーバを行う際に移動通信端末装置は、基地
局から到来する信号の受信品質を検出し、その結果をも
とに切り替えを行うかどうかを判断する。上記受信品質
を検出する場合、FDMA方式やTDMA方式を採用し
た移動端末装置では、基地局から到来する無線信号の受
信電界強度を検出する。これに対しCDMA方式を採用
した移動端末装置では、基地局から到来する無線信号を
ベースバンド信号に復調した後、さらにディジタル処理
を施す必要がある。これは、CDMA方式が一つの無線
周波数(Carrier)を多くの移動端末装置で共用してお
り、各チャネルを分離するために拡散符号の逆拡散処理
を含むディジタル信号処理が必要となるからである。
【0010】このため、CDMA移動端末装置では、ハ
ンドオーバに際し無線受信機に止まらず受信系の多くの
回路が動作することになり、これによって受信系で多く
の電流が消費される。
【0011】しかも、CDMA移動端末装置では、ハン
ドオーバを行う際に、同期確立中のチャネルの受信品質
と同期確立の候補となる他のチャネルの受信品質とを比
較し、同期確立中のチャネルよりも受信品質が所定の判
定基準値以上良好な同期確立候補のチャネルがあるか否
かを判定する。そして、この条件を満足する同期確立候
補のチャネルが見付かった場合に、上記同期確立中のチ
ャネルから同期確立候補のチャネルへの切り替えを行
う。
【0012】ところが、従来のCDMA移動端末装置で
は、上記受信品質を判定するための判定基準値を、同期
確立中のチャネルの受信品質の善し悪しにかかわらず一
定値に固定している。このため、同期確立中のチャネル
の受信品質が比較的良好で、実質的にハンドオーバを行
う必要がない場合でも、この同期確立中のチャネルより
も受信品質が良好な同期確立候補のチャネルがあれば、
無条件にハンドオーバが行われてしまう。この結果、ハ
ンドオーバの回数が非常に多くなり、その都度端末装置
では多くの電力が消費される。
【0013】また、CDMA移動端末装置では、ハンド
オーバが行われるごとに、新たに同期を確立したチャネ
ルに関係する周辺のすべてのチャネルの受信品質が測定
される。このため、ハンドオーバごとに消費される電力
は非常に大きなものとなる。その影響は、連続待受時間
の大幅な短縮となって現れる。
【0014】この発明の目的は、不必要なハンドオーバ
を減らして消費電力を低減し、これによりバッテリ寿命
の延長を可能とするCDMA移動端末装置を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、複数の基地局がそれぞれ送信している
信号を受信し、これらの信号の中から最適な信号を選択
してこの選択した信号に対し同期を確立する機能を備え
たCDMA移動端末装置において、同期を確立している
第1の信号の受信品質を検出するための第1の検出手段
と、同期確立の候補となる少なくとも一つの第2の信号
の受信品質を検出するための第2の検出手段と、判定基
準値を求める手段と、判定手段と、切替制御手段とを備
えている。
【0016】そして、判定基準値を求める手段により、
上記第1の信号の受信品質とこの受信品質に応じて変化
するように予め設定された判定基準値との対応関係を表
す情報をもとに、上記第1の検出手段により検出された
第1の信号の受信品質に対応する判定基準値を求め、上
記判定手段により、上記第2の検出手段により検出され
た第2の信号の受信品質が、上記第1の検出手段により
検出された第1の信号の受信品質より、上記求められた
判定基準値以上良好か否かを判定する。この判定によ
り、上記第2の信号の受信品質が第1の信号の受信品質
より上記判定基準値以上良好と判定された場合に同期確
立対象を上記第1の信号から上記第2の信号に切り替え
るための処理を行うか、もしくは上記第2の信号の受信
品質が第1の信号の受信品質より上記判定基準値以上良
好ではないと判定された場合に同期確立の対象となる信
号を上記第1の信号から上記第2の信号に切り替えるた
めの処理を禁止するように切替制御手段で制御するよう
にしたものである。
【0017】また第2の発明は、同期を確立している第
1の信号の受信品質を検出するための第1の検出手段
と、同期確立の候補となる少なくとも一つの第2の信号
の受信品質を検出するための第2の検出手段と、前記第
1の検出手段により検出された第1の信号の受信品質を
予め定めた異なる複数の品質クラスに分類するための品
質分類手段と、上記複数の品質クラスの各々に対応付け
て予め設定された判定基準値を記憶したメモリを有する
判定基準値選択手段と、判定手段と、切替制御手段とを
備えている。
【0018】そして、上記判定基準値選択手段により、
上記第1の検出手段で検出された第1の信号の受信品質
に対応する判定基準値を上記メモリから選択し、上記判
定手段により、上記第2の検出手段で検出された第2の
信号の受信品質が、上記第1の検出手段により検出され
た第1の信号の受信品質より、上記選択手段により選択
された判定基準値以上良好か否かを判定する。この判定
により、上記第2の信号の受信品質が第1の信号の受信
品質より上記判定基準値以上良好と判定された場合に同
期確立対象を第1の信号から第2の信号に切り替えるた
めの処理を行うか、もしくは第2の信号の受信品質が第
1の信号の受信品質より上記判定基準値以上良好ではな
いと判定された場合には同期確立の対象となる信号を第
1の信号から第2の信号に切り替えるための処理を禁止
するように、切替制御手段によって制御するようにした
ものである。
【0019】すなわち、これら第1及び第2の発明で
は、同期確立中の第1の信号の受信品質に応じて異なる
判定条件が設定され、この判定条件に基づいてハンドオ
ーバの要否が判定される。
【0020】例えば、同期確立中の第1の信号の受信品
質が誤りを生じずに受信できるきわめて良好な品質のと
きには、この第1の信号を他の信号にハンドオーバする
必要性は低い。このため、当該第1の信号の受信品質よ
りも受信品質が十分に大きい第2の信号が検出されない
限り、ハンドオーバは行わない。これに対し、同期確立
中の第1の信号の受信品質が許容できないほど低下して
いるときには、この第1の信号を他の信号にハンドオー
バする必要がある。このため、第1の信号の受信品質よ
りも少しでも良好な第2の信号があれば、この第2の信
号にハンドオーバを行う。
【0021】このように構成することで、ハンドオーバ
の必要性が低いときにはハンドオーバが行われ難くな
り、この結果ハンドオーバ処理に伴う消費電力が低減さ
れて、その分バッテリ寿命を延長することが可能とな
る。一方、ハンドオーバの必要性が高いときにはハンド
オーバが容易に行われる。このため、品質の良好な通信
を維持することができる。
【0022】また第1及び第2の発明は、同期確立の候
補となる第2の信号が複数ある場合に、この複数の第2
の信号の中から一部の信号を選択し、この選択した信号
についてのみ受信品質を検出することも特徴とする。
【0023】このように構成することで、受信品質検出
対象の信号が間引かれることになる。このため、常にす
べての信号についてその受信品質を検出する場合に比
べ、受信品質検出処理に要する消費電力を低減し、これ
によりバッテリ寿命を延長することができる。
【0024】さらに、同期確立候補となる複数の第2の
信号の各々についてその受信品質に関する履歴情報を管
理しておく。そして、上記第2の信号の間引きを行う際
に、上記履歴情報に基づいて将来的に良好な受信品質を
提供する可能性の高い信号を選択する。
【0025】このように構成すると、同期確立候補とし
て有力な信号について受信品質の検出を行うことができ
る。このため、一部の信号についてのみ受信品質を検出
しているにも拘わらず、受信品質が良好な信号を見落と
す不具合は少ない。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係わ
る幾つかの実施の形態を詳細に説明する。
【0033】(第1の実施の形態)図1は、この発明に
係わるCDMA移動通信システムの第1の実施形態を示
す概略図である。
【0034】システムのサービスエリアには、複数の基
地局(図1では3局BSa,BSb,BScのみを図
示)が分散配置されている。これらの基地局BSa,B
Sb,BScはそれぞれセルを形成している。そして、
これらのセルをそれぞれさらに複数のセクタ(図1では
3つのセクタSa1,Sa2,Sa3、Sb1,Sb
2,Sb3、Sc1,Sc2,Sc3を図示)に分割し
ている。各セクタSa1,Sa2,Sa3、Sb1,S
b2,Sb3、Sc1,Sc2,Sc3にはそれぞれ拡
散符号が割り当てられている。これらの拡散符号は、オ
フセット値が互いに異なるように構成されている。各基
地局BSa,BSb,BScは、各セクタSa1,Sa
2,Sa3、Sb1,Sb2,Sb3、Sc1,Sc
2,Sc3ごとに、上記割り当てられた拡散符号を使用
してパイロット・チャネルPNa1,PNa2,PNa
3、PNb1,PNb2,PNb3、PNc1,PNc
2,PNc3を放送している。
【0035】なお、拡散符号には、例えばPN符号(Ps
eudo noise code )と、直交符号(Orthogonal Code)
とを組み合わせた符号が用いられる。直交符号を使用す
る理由は、チャネル相互間の直交性を高めて干渉をさら
に抑えるためである。直交符号の一例としては、Walsh
sequenceやOrthogonal Gold sequenceがある。
【0036】移動端末装置MSは、上記基地局BSa,
BSb,BScが放送しているパイロット・チャネルP
Na1,PNa2,PNa3、PNb1,PNb2,P
Nb3、PNc1,PNc2,PNc3のいずれかと同
期を確立して通信を行う。このとき、品質の良好な通信
を行うためには、受信品質の良好なパイロット・チャネ
ルに対し同期を確立しておくことが必要である。そし
て、そのために移動端末装置MSでは待ち受け中にアイ
ドル・ハンドオーバが行われる。
【0037】アイドル・ハンドオーバは、移動端末装置
MSが、待ち受け中において間欠受信動作を行いなが
ら、定期的に同期確立中のパイロット・チャネルの受信
品質と、同期確立候補である他の複数のパイロット・チ
ャネルの受信品質とをそれぞれ検出し、これらを比較す
る。そして、同期確立候補となる他の複数のパイロット
・チャネルの中に、同期確立中のパイロット・チャネル
よりも受信品質が判定基準レベル以上良好なパイロット
・チャネルが見付かった場合に、同期確立対象をこのパ
イロット・チャネルに切り替えるものである。
【0038】本実施形態の移動端末装置MSでは、この
アイドル・ハンドオーバの要否判定を独自の方式により
行っている。図2は、本実施形態に係わる移動端末装置
MSの構成を示す回路ブロック図である。
【0039】同図において、マイクロホン10aから出
力された話者の送話音声信号は、アナログ−ディジタル
変換器(A−D)11aでディジタル信号に変換された
のち、音声符号化−復号化器(Voice coder −decoder
、以後ボコーダ:Vocoder と称する)12に入力され
る。ボコーダ12は、可変レート音声符号化方式を採用
したもので、例えば9600bps ,4800bps ,2400bps ,12
00bps の4種類の符号化レートの中から一つを選択し、
この選択した符号化レートにより上記入力ディジタル音
声信号を符号化する。符号化レートはマイクロ・プロセ
ッサ(MPU)13から指示される。
【0040】マイクロ・プロセッサ(MPU)13で
は、上記ボコーダ12から出力された符号化ディジタル
音声信号に制御信号等が付加され、これにより伝送デー
タが生成される。この伝送データは、データ生成回路1
4で誤り検出符号及び誤り訂正符号が付加されたのち、
畳み込み符号化器15にて符号化される。そして、この
符号化された伝送データは、インタリーブ回路16にお
いてインタリーブのための処理が施される。インタリー
ブ回路16から出力された伝送データは、スペクトラム
拡散器17で拡散符号により広帯域の信号にスペクトラ
ム拡散される。
【0041】このスペクトラム拡散された送信信号は、
ディジタル・フィルタ18で不要な周波数成分が除去さ
れたのち、ディジタル−アナログ変換器(D−A)19
によりアナログ送信信号に変換される。そして、このア
ナログ送信信号は、アナログ・フロントエンド20で所
定の無線周波数にアップコンバートされたのち所定の送
信電力レベルに制御され、しかるのちアンテナ21から
基地局に向け送信される。
【0042】一方、アンテナ21で受信されたスぺクト
ラム拡散無線信号は、アナログ・フロントエンド20に
おいて低雑音増幅器により増幅されたのち、中間周波数
又はベースバンド周波数にダウンコンバートされる。そ
して、このアナログ・フロントエンド20から出力され
た受信信号は、アナログ−ディジタル変換器(A−D)
22で所定のサンプリング周期でディジタル信号に変換
されたのち、サーチ受信機23、自動利得制御(AG
C)回路24及びRAKE受信機25にそれぞれ入力さ
れる。
【0043】RAKE受信機25は、3個のフィンガ回
路と、これらのフィンガ回路の出力信号をシンボル合成
するシンボル合成器とを有する。各フィンガ回路はそれ
ぞれ、受信レベルの大きい所望のパスの受信信号に対し
スペクトラム逆拡散を行うことにより、異なる3つのパ
スの受信信号をマルチパス無線信号から分離して各々再
生する。
【0044】サーチ受信機23は、基地局から放送され
ているパイロット・チャネルの拡散符号をサーチしてそ
のオフセットを捕捉するためのもので、基本構成はフィ
ンガ回路と同じである。この拡散符号のサーチ動作によ
り得られる受信品質データ及び電力制御データはマイク
ロ・プロセッサ13に取り込まれる。
【0045】上記RAKE受信機25から出力された復
調シンボルは、タイミング情報とともにデインタリーブ
回路26に入力され、このデインタリーブ回路26にお
いてデインタリーブ処理が施される。このデインタリー
ブ後の復調シンボルは、ビタビ復号化器27においてビ
タビ復号され、さらにこのビタビ復号後の復調シンボル
は誤り訂正回路28で誤り訂正復号処理されて受信デー
タとなり、マイクロ・プロセッサ13に入力される。
【0046】マイクロ・プロセッサ13では、上記入力
された受信データが音声データと制御データとに分離さ
れる。このうち音声データは、ボコーダ12で音声復号
されたのちディジタル−アナログ変換器(D−A)11
bでアナログ信号に変換され、しかるのちスピーカ10
bから拡声出力される。
【0047】なお、キーパッド/ディスプレイ29は、
ユーザがダイヤルデータや制御データ等の入力及び設定
を行なったり、また移動端末装置MSの動作状態に係わ
る種々情報を表示するために設けられている。このキー
パッド/ディスプレイ29の動作はマイクロ・プロセッ
サ13により制御される。
【0048】ところで、マイクロ・プロセッサ13は、
発信及び着信に伴う通信リンク接続制御や、通信制御等
の通常の制御機能に加えて、アイドル・ハンドオーバ制
御機能を備えている。
【0049】このアイドル・ハンドオーバ制御機能は、
同期確立中のパイロット・チャネルの受信品質を検出し
てこれを予め定めた異なる3つの品質クラスに分類す
る。このときアイドル・ハンドオーバ制御機能は、上記
3つの品質クラスごとに相互に異なる判定基準値を予め
用意している。そして、同期確立候補となる他のパイロ
ット・チャネルの受信品質検出値(第2の値)から、上
記同期確立中のパイロット・チャネルの受信品質検出値
(第1の値)を引き算し、この引き算後の値と判定基準
値とを比較する。このとき使用される判定基準値には、
上記第1の値が分類された品質クラスに対応するものが
選ばれる。そして、上記引き算後の値が判定基準値より
も小さい場合にはハンドオーバを行わず、一方大きい場
合にはハンドオーバを行うように制御する。
【0050】次に、以上のように構成された移動端末装
置MSにおけるアイドル・ハンドオーバに係わる動作を
説明する。図3乃至図5はその制御手順及び制御内容を
示すフローチャートである。
【0051】移動端末装置MSは、待ち受け中において
間欠受信動作を行っている。この間欠受信動作中にマイ
クロ・プロセッサ13は、ステップ3aで自装置が受信
すべきタイミングになったかどうかを判定している。例
えば、図8に示した受信タイミングT11,T12,…にな
ったかどうかを判定する。そして、これらの受信タイミ
ングT11,T12,…になるごとに、先ず同期確立中のパ
イロット・チャネルの受信品質を検出し、次にこの同期
確立中のパイロット・チャネルを介して放送されている
システムパラメータを受信する。そして、このシステム
パラメータに含まれている隣接リスト(Neighbor Lis
t)メッセージに基づいて、このネイバリストにより指
定された各隣接パイロット・チャネルについてそれぞれ
受信品質の判定を行う(ステップ3b)。この受信品質
の判定は、サーチ受信機23に所望の隣接パイロット・
チャネルを受信させ、その受信電力の検出データを取り
込むことにより行う。
【0052】次にマイクロ・プロセッサ13は、ステッ
プ3cでn=1とすることで上記各隣接パイロット・チ
ャネルの一つを選択する。また、ステップ3dにおい
て、同期確立中のパイロット・チャネル(PNik)a
を、その受信品質の検出データに応じて3個の品質クラ
スに分類する。例えば、品質クラス“1”は「−10dB
以上」、品質クラス“2”は「−10〜−12dB」、品
質クラス“3”は「−12dB以下」にそれぞれ設定され
る。そして、上記同期確立中のパイロット・チャネル
(PNik)aは、その受信品質検出データに応じて上記
3個の品質クラスのいずれかに分類される。
【0053】またマイクロ・プロセッサ13は、上記3
個の品質クラスの各々に対応付けて、異なるハンドオー
バ条件、つまり判定基準値を設定している。判定基準値
は、同期確立中のパイロット・チャネルから同期確立候
補のパイロット・チャネルにハンドオーバする際に、同
期確立候補のパイロット・チャネルの受信品質が同期確
立中のパイロット・チャネルの受信品質を、何dB以上超
えれば良いかを表す値のことである。例えば、品質クラ
ス“1”に対しては6dBが、また品質クラス“2”に対
しては4dBが、さらに品質クラス“3”に対しては2dB
がそれぞれ設定される。
【0054】さて、上記品質クラスの分類により、いま
例えば上記同期確立中のパイロット・チャネル(PNi
k)aが品質クラス“1”に分類されたとする。そうする
とマイクロ・プロセッサ13は、ステップ3eからステ
ップ3jに移行して、ここで上記選択した同期確立候補
のパイロット・チャネル(PNjl)nの受信品質が、同
期確立中のパイロット・チャネル(PNik)aの受信品
質よりも6dB以上大きいか否かを判定する。
【0055】例えば、マイクロ・プロセッサ13は (PNjl)n−(PNik)a ≧6dB なる演算を行う。そして、(PNjl)n−(PNik)aが
6dB未満であれば、ハンドオーバの必要はないと判断し
て、ハンドオーバ制御を行わずに図5に示すステップ5
aに移行する。
【0056】このステップ5aでは、未選択の隣接パイ
ロット・チャネルが他にあるか否かが判定される。この
判定の結果、未選択のパイロット・チャネルが残ってい
れば、マイクロ・プロセッサ13はステップ5bでnを
インクリメント(n=n+1)して次の未選択の隣接パ
イロット・チャネルを選択する。そして、ステップ3d
に戻って以上述べたハンドオーバの要否判定を繰り返
す。これに対し、未選択の隣接パイロット・チャネルが
なければ、ステップ5cで間欠受信モードに戻る。
【0057】一方、上記選択した同期確立候補のパイロ
ット・チャネル(PNjl)nの受信品質が、同期確立中
のパイロット・チャネル(PNik)aの受信品質よりも
6dB以上良好だったとする。すなわち、(PNjl)n−
(PNik)aが6dB以上だったとする。そうするとマイ
クロ・プロセッサ13は、この同期確立候補のパイロッ
ト・チャネル(PNjl)nをハンドオーバに適している
と判断し、図4に示すステップ4aに移行する。ステッ
プ4aでは、上記同期確立中のパイロット・チャネル
(PNik)aから同期確立候補のパイロット・チャネル
(PNjl)nへのハンドオーバを行うための処理が行わ
れる。
【0058】そして、このハンドオーバ処理が終了する
と、マイクロ・プロセッサ13はステップ4bで自装置
を連続受信モードに設定する。そして、ステップ4cに
おいて、上記ハンドオーバにより新たに同期が確立され
たパイロット・チャネル(PNjl)nを介して基地局が
放送しているシステムパラメータを受信する。そして、
ステップ3bに移行し、以後ステップ3b以降の制御手
順により、上記新たに同期を確立したパイロット・チャ
ネル(PNjl)nについて再ハンドオーバを行う必要が
あるか否かを判定する。すなわち、同期確立後のパイロ
ット・チャネルについてのリメンテナンス処理を実行す
る。この判定の結果、ハンドオーバの必要がなければ、
図5のステップ5cにて装置の動作モードを間欠受信モ
ードに戻し、アイドル・ハンドオーバ制御を終了する。
【0059】なお、品質クラス“1”は実質的にハンド
オーバを必要としない高い受信品質に設定される。この
ため、同期確立中のパイロット・チャネル(PNik)a
がこの品質クラス“1”に分類された場合には、ハンド
オーバを行う必要性はないと判断して、即時ハンドオー
バ制御を終了するようにしてもよい。
【0060】一方、同期確立中のパイロット・チャネル
(PNik)aが品質クラス“1”に分類されず、品質ク
ラス“2”に分類されたとする。そうするとマイクロ・
プロセッサ13は、ステップ3fからステップ3gに移
行する。そして、このステップ3gで、上記選択した同
期確立候補のパイロット・チャネル(PNjl)nの受信
品質が、同期確立中のパイロット・チャネル(PNik)
aの受信品質よりも4dB以上大きいか否かを判定する。
【0061】例えばマイクロ・プロセッサ13は、 (PNjl)n−(PNik)a ≧4dB なる演算を行う。そして、(PNjl)n−(PNik)aが
6dB未満であれば、ハンドオーバに適した隣接パイロッ
ト・チャネルは無いと判断して、ハンドオーバ処理を行
わずに図5に示すステップ5aに移行する。
【0062】このステップ5aでは、未選択の隣接パイ
ロット・チャネルが他にあるか否かが判定される。この
判定の結果、未選択のパイロット・チャネルが残ってい
れば、マイクロ・プロセッサ13はステップ5bでnを
インクリメント(n=n+1)して次の未選択の隣接パ
イロット・チャネルを選択する。そして、ステップ3d
に戻って以上述べたハンドオーバの要否判定を繰り返
す。これに対し、未選択の隣接パイロット・チャネルが
なければ、ステップ5cで間欠受信モードに戻る。
【0063】一方、上記選択した同期確立候補のパイロ
ット・チャネル(PNjl)nの受信品質が、同期確立中
のパイロット・チャネル(PNik)aの受信品質よりも
4dB以上良好だったとする。つまり、(PNjl)n−
(PNik)aが4dB以上だったとする。そうするとマイ
クロ・プロセッサ13は、この同期確立候補のパイロッ
ト・チャネル(PNjl)nをハンドオーバに適している
と判断し、図4に示すステップ4aに移行する。ステッ
プ4aでは、上記同期確立中のパイロット・チャネル
(PNik)aを、同期確立候補のパイロット・チャネル
(PNjl)nにハンドオーバするための処理が行われ
る。
【0064】そして、このハンドオーバ処理が終了する
と、マイクロ・プロセッサ13はステップ4bで自装置
を連続受信モードに設定する。そして、ステップ4cに
おいて、上記ハンドオーバにより新たに同期が確立され
たパイロット・チャネル(PNjl)nを介して基地局が
放送しているシステムパラメータを受信する。そして、
ステップ3bに移行し、以後ステップ3b以降の制御手
順により、上記新たに同期を確立したパイロット・チャ
ネル(PNjl)nについてのリメンテナンス処理を行
う。このリメンテナンス処理により、再ハンドオーバの
必要がないと判定されると、図5のステップ5cにて装
置の動作モードを間欠受信モードに戻し、アイドル・ハ
ンドオーバ制御を終了する。
【0065】また、前記同期確立中のパイロット・チャ
ネル(PNik)aが品質クラス“1”にも、また品質ク
ラス“2”にも分類されず、品質クラス“3”に分類さ
れたとする。そうするとマイクロ・プロセッサ13は、
ステップ3hからステップ3iに移行する。そして、こ
のステップ3iで、上記選択した同期確立候補のパイロ
ット・チャネル(PNjl)nの受信品質が、同期確立中
のパイロット・チャネル(PNik)aの受信品質よりも
2dB以上大きいか否かを判定する。
【0066】例えばマイクロ・プロセッサ13は、 (PNjl)n−(PNik)a ≧2dB なる演算を行う。そして、(PNjl)n−(PNik)aが
2dB未満であれば、当該同期確立候補のパイロット・チ
ャネル(PNjl)nは受信品質が不十分なためハンドオ
ーバには不適当と判断して、ハンドオーバ制御を行わず
に図5に示すステップ5aに移行する。
【0067】これに対し、上記選択した同期確立候補の
パイロット・チャネル(PNjl)nの受信品質が、同期
確立中のパイロット・チャネル(PNik)aの受信品質
よりも2dB以上良好だったとする。そうするとマイクロ
・プロセッサ13は、この同期確立候補のパイロット・
チャネル(PNjl)nをハンドオーバに適していると判
断し、ステップ4aに移行して上記同期確立中のパイロ
ット・チャネル(PNik)aから同期確立候補のパイロ
ット・チャネル(PNjl)nへのハンドオーバ処理を実
行する。
【0068】なお、このハンドオーバ処理の終了後に、
上記パイロット・チャネル(PNjl)nにより新たなシ
ステム・パラメータを受信し、このシステム・パラメー
タに含まれているネイバリストメッセージをもとにリメ
ンテナンス処理を行う点については、先に述べた動作と
同様である。
【0069】以上述べたように第1の実施形態では、ア
イドル・ハンドオーバ制御において、同期確立中のパイ
ロット・チャネルの受信品質を、データを誤りなく受信
可能な品質クラス“1”と、許容可能な誤りの範囲でデ
ータを受信可能な品質クラス“2”と、データを品質良
く受信することが困難な品質クラス“3”のいずれかに
分類し、かつこれらの品質クラスにそれぞれ6dB、4d
B、2dBという異なる判定基準値を設定する。
【0070】そして、同期確立候補となる他のパイロッ
ト・チャネルの受信品質が、同期確立中のパイロット・
チャネルの受信品質より、当該同期確立中のパイロット
・チャネルが分類された品質クラスに対応する判定基準
値以上大きいか否かを判定する。そして、大きいと判定
された場合にのみハンドオーバ処理を行い、それ以外の
場合にはハンドオーバ処理を行わずに同期確立中のパイ
ロット・チャネルに対する同期状態を保持するようにし
ている。
【0071】従って第1の実施形態によれば、ハンドオ
ーバの必要性が実質的にないときにはハンドオーバが行
われなくなり、この結果ハンドオーバ処理に伴う消費電
力が低減されて、その分バッテリ寿命を延長することが
可能となる。
【0072】ちなみに、同期確立中のパイロット・チャ
ネルの受信品質を考慮せずに常に一定の判定条件でハン
ドオーバの要否を判定する従来の装置であると、同期確
立中のパイロット・チャネルの受信品質が良好で実質的
にハンドオーバの必要性がないような場合でも頻繁にハ
ンドオーバが行われることになり、この結果消費電力が
増大してバッテリ寿命の短命化を招く。
【0073】図8にその動作例を示す。待受期間中にお
いて移動端末装置は、受信タイミングT11,T12,…に
なるごとに、同期確立中のパイロット・チャネルの受信
品質PNikを、同期確立候補となる他のパイロット・チ
ャネルの受信品質PNjlと比較する。そして、同期確立
中のパイロット・チャネルよりも同期確立候補のパイロ
ット・チャネルの方が例えば2dB程度大きいだけで、無
条件にハンドオーバを行う。このため、図8に示すよう
に、受信品質が同程度のパイロット・チャネルが複数あ
り、その受信品質の上下関係が頻繁に変化するような場
合には、各受信タイミングごとにハンドオーバが行われ
ることになり、これによって多大な電力が消費されてバ
ッテリ寿命の短命化を招く。
【0074】(第2の実施形態)この発明の第2の実施
形態は、アイドル・ハンドオーバ制御機能において、ハ
ンドオーバ処理の終了後に、このハンドオーバにより新
たに同期が確立されたパイロット・チャネルについての
リメンテナンス処理を省略してそのまま間欠受信モード
に移行するように制御するものである。
【0075】図6は、この第2の実施形態におけるアイ
ドル・ハンドオーバ制御手順の要部を示すフローチャー
トである。なお、アイドル・ハンドオーバ制御の他の部
分については、前記第1の実施形態で述べたものと同じ
なので、ここでの説明は省略する。
【0076】図6において、マイクロ・プロセッサ13
は、ステップ6aにおいて同期確立中のパイロット・チ
ャネル(PNik)aを同期確立候補のパイロット・チャ
ネル(PNjl)nにハンドオーバする処理を終了する
と、次にステップ6bで自装置を連続受信モードに設定
する。そして、ステップ6cにおいて、上記ハンドオー
バにより新たに同期が確立されたパイロット・チャネル
(PNjl)nを介して基地局が放送しているシステムパ
ラメータを受信する。そして、このシステムパラメータ
の受信を完了すると、ステップ6dでそのまま間欠受信
モードに移行し、ハンドオーバ制御を終了する。
【0077】したがって、この第2の実施形態であれ
ば、新たに同期を確立したパイロット・チャネル(PN
jl)nについてのリメンテナンス処理が省略される。こ
のため、その分消費電力は低減されてバッテリ寿命のさ
らなる延長が可能となる。
【0078】なお、上記新たに同期を確立したパイロッ
ト・チャネル(PNjl)nについてのリメンテナンス処
理を省略する際には、条件を設けるとよい。
【0079】例えば図7に示すように、ステップ6cに
おいて、ハンドオーバ処理終了後に新たに同期を確立し
たパイロット・チャネル(PNjl)nを介して基地局が
放送しているシステムパラメータを受信すると、マイク
ロ・プロセッサ13はステップ7bに移行する。そし
て、このステップ7bにおいて、ハンドオーバに先立ち
ステップ3bで検出した上記隣接パイロット・チャネル
(PNjl)nの受信品質が、所定レベル、例えば−12d
B以上か否かを判定する。
【0080】そして、パイロット・チャネル(PNjl)
nの受信品質が−12dB以上の場合には、他のパイロッ
ト・チャネルへの再ハンドオーバは不要であると判断し
て、リメンテナンス処理を省略する。これに対しパイロ
ット・チャネル(PNjl)nの受信品質が−12dB未満
の場合には、再ハンドオーバを行う可能性があると判断
して、リメンテナンス処理を行うべく図3のステップ3
bに戻る。
【0081】このように構成すると、ハンドオーバによ
り新たに同期を確立したパイロット・チャネル(PNj
l)nの受信品質が劣化している場合には、リメンテナン
ス処理を行うことができ、これにより受信品質がより良
好な他の隣接パイロット・チャネルがあれば、この隣接
パイロット・チャネルへの再ハンドオーバを即時行うこ
とができる。
【0082】なお、上記リメンテナンス処理の後、他の
パイロット・チャネルへの再ハンドオーバを行う場合に
は、上記パイロット・チャネル(PNjl)nへのハンド
オーバが行われた時点から、少なくとも0.2秒が経過
した後に行われる。この0.2秒の計時は、マイクロ・
プロセッサ13のソフトタイマにより行われる。このソ
フトタイマの起動はステップ7aにおいて行われる。
【0083】このように構成すると、例えば同期確立中
及び同期確立候補の各パイロット・チャネルの受信品質
が同程度でしかもいずれも劣化している場合において、
これらのパイロット・チャネル間で短い時間間隔で頻繁
に再ハンドオーバが繰り返される不具合を軽減すること
ができる。これにより、再ハンドオーバにより消費され
る電力を低減してバッテリ寿命を延ばすことができる。
【0084】(第3の実施形態)この発明に係わる第3
の実施形態は、図3のステップ3bにて述べた隣接パイ
ロット・チャネルの受信品質検出処理において、同期確
立候補となる複数のパイロット・チャネルの各々につい
てその受信品質に関する履歴情報を管理しておく。そし
て、この履歴情報を基に、同期確立候補となる上記複数
のパイロット・チャネルの中から一部のパイロット・チ
ャネルを選択して、この選択した信号についてのみ受信
品質を検出するようにしたものである。
【0085】このように構成することで、受信品質を検
出する対象となるパイロット・チャネルが間引かれるこ
とになる。このため、ネイバリストメッセージにより指
定された全てのパイロット・チャネルについてその受信
品質を検出する場合に比べて、受信品質検出処理に要す
る消費電力を低減し、これによりバッテリ寿命を延長す
ることができる。しかも、受信品質の検出対象のパイロ
ット・チャネルを間引いているにも拘わらず、同期確立
候補として常に安定な信号について受信品質の検出を行
える利点がある。
【0086】(その他の実施形態)前記各実施形態で
は、同期確立中のパイロット・チャネルを、その受信品
質をもとに複数の品質クラスに分類し、これらの品質ク
ラスごとに設定した判定基準値を用いてハンドオーバの
要否を判定するようにした。しかしそれに限らず、例え
ば同期確立中のパイロット・チャネルの受信品質とそれ
に対応する判定基準値との対応関係を表すテーブルデー
タを用意する。そして、同期確立中のパイロット・チャ
ネルの受信品質検出値をアドレスとしてテーブルデータ
に与え、これにより上記受信品質検出値に対応する判定
基準値をテーブルデータから読み出し、この判定基準値
を用いてハンドオーバの要否を判定するようにしてもよ
い。
【0087】また、上記テーブルデータを用いる代わり
に、同期確立中のパイロット・チャネルの受信品質とそ
れに対応する判定基準値との対応関係を表す数式を記憶
しておき、同期確立中のパイロット・チャネルの受信品
質検出値とこの数式とから上記受信品質検出値に対応す
る判定基準値を求めるように構成してもよい。
【0088】その他、この発明は上記各実施形態に限定
されるものではなく、種々の変形が可能である。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、同期
を確立している第1の信号の受信品質を検出するととも
に、同期確立の候補となる少なくとも一つの第2の信号
の受信品質を検出し、上記第1の信号の受信品質とこの
受信品質に応じて変化するように予め設定された判定基
準値との対応関係を表す情報をもとに、上記第1の信号
の受信品質に対応する判定基準値を求める。そして、上
記第2の信号の受信品質が、上記第1の信号の受信品質
より、上記求められた判定基準値以上良好か否かを判定
し、第2の信号の受信品質が第1の信号の受信品質より
上記判定基準値以上良好と判定された場合に同期確立対
象を第1の信号から第2の信号に切り替えるための処理
を行うようにし、一方第2の信号の受信品質が第1の信
号の受信品質より前記判定基準値以上良好ではないと判
定された場合には、同期確立の対象となる信号を前記第
1の信号から前記第2の信号に切り替えるための処理を
禁止するように構成している。
【0090】従ってこの発明によれば、同期確立中の第
1の信号の受信品質に応じて異なる判定条件が設定さ
れ、この判定条件に基づいてハンドオーバの要否が判定
されることになり、これにより不必要なハンドオーバを
減らして消費電力を低減して、バッテリ寿命の延長を可
能とするCDMA移動端末装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わるCDMA移動通信システム
の第1の実施形態を示す概略図。
【図2】 第1の実施形態に係わる移動端末装置の構成
を示す回路ブロック図。
【図3】 アイドル・ハンドオーバ制御の手順及び内容
の主たる部分を示すフローチャート。
【図4】 アイドル・ハンドオーバ制御の手順及び内容
の他の部分を示すフローチャート。
【図5】 アイドル・ハンドオーバ制御の手順及び内容
の他の部分を示すフローチャート。
【図6】 この発明の第2の実施形態に係わるアイドル
・ハンドオーバ制御の手順及び内容の要部を示すフロー
チャート。
【図7】 この発明の第3の実施形態に係わるアイドル
・ハンドオーバ制御の手順及び内容の要部を示すフロー
チャート。
【図8】 従来におけるアイドル・ハンドオーバの動作
を説明するための図。
【符号の説明】
11a,22…アナログ−ディジタル変換器(A−D) 11b,19…ディジタル−アナログ変換器(D−A) 12…音声符号化−復号化器(ボコーダ) 13…マイクロ・プロセッサ(MPU) 14…データ生成回路 15…畳み込み符号化器 16…インタリーブ回路 17…スペクトラム拡散器 18…ディジタル・フィルタ 20…アナログ・フロントエンド 21…アンテナ 23…サーチ受信機 24…自動利得制御(AGC)回路 25…RAKE受信機 26…デインタリーブ回路 27…ビタビ復号化器 28…誤り訂正回路 29…キーパッド/ディスプレイ BSa,BSb,BSc…基地局 MS…移動端末装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 克己 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の21 東芝コミュニケーションテクノロジ株式 会社内 (72)発明者 沢 豊太郎 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株式会社東芝日野工場内 (56)参考文献 特開 平9−322222(JP,A) 特開 平10−191419(JP,A) 特開 平11−113042(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局がそれぞれ送信している信
    号を受信し、これらの信号の中から最適な信号を選択し
    てこの選択した信号に対し同期を確立する機能を備えた
    CDMA移動端末装置において、 同期を確立している第1の信号の受信品質を検出するた
    めの第1の検出手段と、 同期確立の候補となる少なくとも一つの第2の信号の受
    信品質を検出すると共に、同期確立の候補となる第2の
    信号が複数ある場合にはこの複数の第2の信号の中から
    一部の信号を選択してこの選択した信号についてのみ受
    信品質を検出するための第2の検出手段と、 前記第1の信号の受信品質と、この受信品質に応じて変
    化するように予め設定された判定基準値との対応関係を
    表す情報を有し、この情報をもとに、前記第1の検出手
    段により検出された第1の信号の受信品質に対応する判
    定基準値を求める手段と、 前記第2の検出手段により検出された第2の信号の受信
    品質が、前記第1の検出手段により検出された第1の信
    号の受信品質より、前記求められた判定基準値以上良好
    か否かを判定するための判定手段と、 この判定手段により、前記第2の信号の受信品質が第1
    の信号の受信品質より前記判定基準値以上良好と判定さ
    れた場合にのみ、同期確立の対象となる信号を前記第1
    の信号から前記第2の信号に切り替えるための処理を行
    う切替制御手段とを具備したことを特徴とするCDMA
    移動端末装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の検出手段は、同期確立候補と
    なる複数の第2の信号の各々についてその受信品質に関
    する履歴情報を管理する手段を備え、検出対象の信号の
    選択をこの履歴情報に基づいて行うことを特徴とする請
    求項1記載のCDMA移動端末装置。
  3. 【請求項3】 複数の基地局がそれぞれ送信している信
    号を受信し、これらの信号の中から最適な信号を選択し
    てこの選択した信号に対し同期を確立する機能を備えた
    CDMA移動端末装置において、 同期を確立している第1の信号の受信品質を検出するた
    めの第1の検出手段と、 同期確立の候補となる少なくとも一つの第2の信号の受
    信品質を検出すると共に、同期確立の候補となる第2の
    信号が複数ある場合にはこの複数の第2の信号の中から
    一部の信号を選択してこの選択した信号についてのみ受
    信品質を検出するための第2の検出手段と、 前記第1の信号の受信品質と、この受信品質に応じて変
    化するように予め設定された判定基準値との対応関係を
    表す情報を有し、この情報をもとに、前記第1の検出手
    段により検出された第1の信号の受信品質に対応する判
    定基準値を求める手段と、 前記第2の検出手段により検出された第2の信号の受信
    品質が、前記第1の検出手段により検出された第1の信
    号の受信品質より、前記求められた判定基準値以上良好
    か否かを判定するための判定手段と、 この判定手段により、前記第2の信号の受信品質が第1
    の信号の受信品質より前記判定基準値以上良好ではない
    と判定された場合には、同期確立の対象となる信号を前
    記第1の信号から前記第2の信号に切り替えるための処
    理を禁止する切替制御手段とを具備したことを特徴とす
    るCDMA移動端末装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の検出手段は、同期確立候補と
    なる複数の第2の信号の各々についてその受信品質に関
    する履歴情報を管理する手段を備え、検出対象の信号の
    選択をこの履歴情報に基づいて行うことを特徴とする請
    求項3記載のCDMA移動端末装置。
  5. 【請求項5】 複数の基地局がそれぞれ送信している信
    号を受信し、これらの信号の中から最適な信号を選択し
    てこの選択した信号に対し同期を確立する機能を備えた
    CDMA移動端末装置において、 同期を確立している第1の信号の受信品質を検出するた
    めの第1の検出手段と、 同期確立の候補となる少なくとも一つの第2の信号の受
    信品質を検出すると共に、同期確立の候補となる第2の
    信号が複数ある場合にはこの複数の第2の信号の中から
    一部の信号を選択してこの選択した信号についてのみ受
    信品質を検出するための第2の検出手段と、 前記第1の検出手段により検出された第1の信号の受信
    品質を予め定めた異なる複数の品質クラスに分類するた
    めの品質分類手段と、 前記複数の品質クラスの各々に対応する判定基準値を記
    憶した記憶手段と、 前記第1の検出手段により検出された第1の信号の受信
    品質に対応する判定基準値を、前記記憶手段に記憶され
    た複数の判定基準値の中から選択する選択手段と、 前記第2の検出手段により検出された第2の信号の受信
    品質が、前記第1の検出手段により検出された第1の信
    号の受信品質より、前記選択手段により選択された判定
    基準値以上良好か否かを判定するための判定手段と、 この判定手段により、前記第2の信号の受信品質が第1
    の信号の受信品質より前記判定基準値以上良好と判定さ
    れた場合にのみ、同期確立の対象となる信号を前記第1
    の信号から前記第2の信号に切り替えるための処理を行
    う切替制御手段とを具備したことを特徴とするCDMA
    移動端末装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の検出手段は、同期確立候補と
    なる複数の第2の信号の各々についてその受信品質に関
    する履歴情報を管理する手段を備え、検出対象の信号の
    選択をこの履歴情報に基づいて行うことを特徴とする請
    求項5記載のCDMA移動端末装置。
  7. 【請求項7】 複数の基地局がそれぞれ送信している信
    号を受信し、これらの信号の中から最適な信号を選択し
    てこの選択した信号に対し同期を確立する機能を備えた
    CDMA移動端末装置において、 同期を確立している第1の信号の受信品質を検出するた
    めの第1の検出手段と、 同期確立の候補となる少なくとも一つの第2の信号の受
    信品質を検出すると共に、同期確立の候補となる第2の
    信号が複数ある場合にはこの複数の第2の信号の中から
    一部の信号を選択してこの選択した信号についてのみ受
    信品質を検出するための第2の検出手段と、 前記第1の検出手段により検出された第1の信号の受信
    品質を予め定めた異なる複数の品質クラスに分類するた
    めの品質分類手段と、 前記複数の品質クラスの各々に対応する判定基準値を記
    憶した記憶手段と、 前記第1の検出手段により検出された第1の信号の受信
    品質に対応する判定基準値を、前記記憶手段に記憶され
    た複数の判定基準値の中から選択する選択手段と、 前記第2の検出手段により検出された第2の信号の受信
    品質が、前記第1の検出手段により検出された第1の信
    号の受信品質より、前記選択手段により選択された判定
    基準値以上良好か否かを判定するための判定手段と、 この判定手段により、前記第2の信号の受信品質が第1
    の信号の受信品質より前記判定基準値以上良好ではない
    と判定された場合には、同期確立の対象となる信号を前
    記第1の信号から前記第2の信号に切り替えるための処
    理を禁止する切替制御手段とを具備したことを特徴とす
    るCDMA移動端末装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の検出手段は、同期確立候補と
    なる複数の第2の信号の各々についてその受信品質に関
    する履歴情報を管理する手段を備え、検出対象の信号の
    選択をこの履歴情報に基づいて行うことを特徴とする請
    求項7記載のCDMA移動端末装置。
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