JP2008130813A - 熱発電装置 - Google Patents

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賢次 田中
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洋 上野
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Abstract

【課題】熱電対の高密度化が可能になり、曲面に容易に設置することが可能な屈曲性を有する熱発電装置を提供する。
【解決手段】この熱発電装置1は、熱電対が形成される複数の形成領域21、および熱電対が形成されない複数の非形成領域20A,20Bを備えた可撓性を有する絶縁シート2と、絶縁シート2の複数の形成領域21のそれぞれに形成され、直列に接続された複数の熱電対と、絶縁シート2の非形成領域20A,20Bに形成され、複数の形成領域21にそれぞれ形成された複数の熱電対を直列に接続する接続パターンとを備え、複数の熱電対は、絶縁シート2の表面2aに形成された複数のp型半導体パターン5Aと、絶縁シート2の裏面2bに形成された複数のn型半導体パターン5Bと、p型半導体パターン5Aとn型半導体パターン5Bとを交互に絶縁シート2を貫通して接続する複数のスルーホールめっき6bとからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の熱電対を用いて発電する熱発電装置に関する。
複数の熱電対を用いて発電する従来の熱発電装置として、例えば、特許文献1、2に記載されたものがある。
特許文献1に記載された熱発電装置は、絶縁性材料からなるベースフィルムの一方の面にn型熱半導体からなる導電性パターンを形成し、上記ベースフィルムの他方の面にp型熱半導体からなる導電性パターンを形成し、ベースフィルムの両方の面に形成された導電性パターンをスルーホールめっきにより接続して複数の熱電対を構成したものである。この構成によれば、平坦なベースフィルムに高密度に熱電対を形成することができる。
特許文献2に記載された熱発電装置は、可撓性を備えるポリイミド樹脂から形成され、長手方向に波打つように頂部と底部が交互に設けられる絶縁性シートと、絶縁性シートの表面の頂部および底部以外の領域に形成され、第1金属線と第2金属線とからなる複数の熱電対とを備え、波打つように形成された絶縁性シートの頂部側には、ポリイミド系樹脂からなる吸熱シートが接合され、絶縁シートの底部側には、アルミニウム箔からなる放熱シートが接合され、吸熱シートと放熱シートの外側には、それぞれシリコーン樹脂からなるカバーシートが接合されている。この構成によれば、絶縁性シートの頂部には引っ張り応力が発生し、底部には圧縮応力が発生しているが、第1金属線と第2金属線の接続点を頂部および底部を避けて配置しているため、断線を起こしにくい。
特開2004−253426号公報 特開2005−328000号公報
しかし、特許文献1の熱発電装置によると、複数の熱電対が平面的に配置されているので、より高密度化するためには、複数の熱発電装置を積層する必要があるが、この場合、曲面に設置することが難しくなる。
特許文献2の熱発電装置によると、絶縁性シートの両側をそれぞれ2枚のシートで挟むサンドイッチ構造となっているため、曲げ剛性が高くなり、十分な屈曲性を得ることはできない。また、絶縁性シートの一方の面にしか熱電対が形成されていないので、熱電対の密度が低い。
従って、本発明の目的は、熱電対の高密度化が可能になり、曲面に容易に設置することが可能な屈曲性を有する熱発電装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、熱発電装置を提供する。
[1]熱電対が形成される複数の形成領域、および熱電対が形成されない非形成領域を備えた可撓性を有する絶縁シートと、前記絶縁シートの前記複数の形成領域のそれぞれに形成され、直列に接続された複数の前記熱電対と、前記絶縁シートの前記非形成領域に形成され、前記複数の形成領域にそれぞれ形成された前記複数の熱電対を直列に接続する接続線とを備え、前記複数の熱電対は、前記絶縁シートの一方の面に形成された第1の材料からなる複数の第1の導電体と、前記絶縁シートの他方の面に形成された第2の材料からなる複数の第2の導電体と、前記第1の導電体と前記第2の導電体とを交互に前記絶縁シートを貫通して接続する複数の貫通導体とからなることを特徴とする熱発電装置。
[2]前記非形成領域は、平行に形成された複数の帯状の非形成領域である前記[1]に記載の熱発電装置。
[3]前記複数の貫通導体は、前記非形成領域間の中心よりも一方の前記非形成領域寄りに設けられた第1の貫通導体群と、前記非形成領域間の中心よりも他方の前記非形成領域寄りに設けられた第2の貫通導体群とからなることを特徴とする前記[1]に記載の熱発電装置。
[4]前記第1の導電体を構成する前記第1の材料は、BiTe系のp型半導体であり、前記第2の導電体を構成する前記第2の材料は、BiTe系のn型半導体であることを特徴とする前記[1]に記載の熱発電装置。
[5]前記絶縁シートは、前記非形成領域で曲げた状態で樹脂部材により固定されたことを特徴とする前記[1]に記載の熱発電装置。
[6]前記絶縁シートは、前記複数の非形成領域で交互に山折り、谷折りされた状態で樹脂部材により固定されたことを特徴とする前記[2]に記載の熱発電装置。
本発明によれば、熱電対の高密度化が可能になり、曲面に容易に設置することが可能な屈曲性を有する熱発電装置を提供することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る熱発電装置の正面図である。この熱発電装置1は、複数の熱電対を担持する絶縁シート2と、絶縁シート2を交互に山折り、谷折りした状態で絶縁シート2を固定する樹脂部材3とを備え、山側と谷側との間に温度差が生じることにより、複数の熱電対によるゼーベック効果により発電する。なお、樹脂部材3は、図1中、2点鎖線で示す。
絶縁シート2は、可撓性、耐熱性を有する材料からなり、例えば、厚さ12〜125μmのポリイミドシートを用いることができる。
樹脂部材3は、固化後も可撓性を有する材料からなり、例えば、加熱によって固化するシリコーン樹脂の一種であるPDMS(polydimethylsiloxane)を用いることができる。また、樹脂部材3の形状は、図1に示す矩形状に限られず、交互に山折り、谷折りされた絶縁シート2の山折りした箇所の裏面2b側や谷折した箇所の表面2a側に充填したものでもよい。
図2は、絶縁シート2の展開状態を示す平面図、図3(a)〜(g)は、それぞれ図2のA−A線断面図、B−B線断面図、C−C線断面図、D−D線断面図、E−E線断面図、F−F線断面図、G−G線断面図である。
絶縁シート2は、矩形状を有するが、両端に端子8A,8Bが形成される端子台座部が突出するように形成されている。絶縁シート2の表面2aには、複数のp型半導体パターン(第1の導電体)5Aが形成され、絶縁シート2の裏面2bには、複数のn型半導体パターン(第2の導電体)5Bが形成されている。p型半導体パターン5Aとn型半導体パターン5Bを接続点(貫通導体)としてのスルーホール部6を介して交互に接続して複数の熱電対を構成している。端子8Aは、図2において左側の端子台座部25の表面2aと裏面2bにそれぞれ形成され、端子8Bは、図2において右側の端子台座部25の表面2aと裏面2bにそれぞれ形成されている。
絶縁シート2は、導電パターン5A,5Bおよびスルーホール部6が形成されずに谷折りされる谷側非形成領域20Aと導電パターン5A,5Bおよびスルーホール部6が形成されずに山折りされる山側非形成領域20Bとが長手方向に沿って交互に形成され、非形成領域20A,20Bにより導電パターン5A,5Bおよびスルーホール部6が形成される複数の形成領域21に分割され、辺近傍に位置決め穴22およびガイド穴23が形成されている。位置決め穴22は、樹脂部材3で封止する際、折り曲げられた絶縁シート2の高さを揃えるために棒状部材が挿通される穴であり、ガイド穴23は、その棒状部材の逃げ穴である。
表面2a側の1つのp型半導体パターン5Aと裏面2bの1つのn型半導体パターン5Bにより1つの熱電対を構成しており、非形成領域20Aを介して隣り合う2つの形成領域21には、同図の場合、9個の熱電対が構成されている。なお、p型半導体パターン5A、n型半導体パターン5B、および熱電対の数は、図2のものに限定されない。
スルーホール部6による複数の接続点は、非形成領域20A,20B間の中心よりも谷側非形成領域20A寄りに設けられた谷側接続点群(第1の貫通導体群)60Aと、非形成領域20A,20B間の中心よりも山側非形成領域20B寄りに設けられた山側接続点群(第2の貫通導体群)60Bとからなる。
隣接する形成領域21間のp型半導体パターン5Aとn型半導体パターン5Bとは、接続パターン(接続線)7Aにより接続され、各形成領域21の熱電対が直列に接続されている。また、直列接続された熱電対の一方の端部のp型半導体パターン5Aに接続パターン7Bを介して裏面2b側の端子8Aが接続され、他方の端部のn型半導体パターン5Bに接続パターン7Cを介して表面2a側の端子8Bが接続されている。
絶縁シート2の表面2aに形成されるp型半導体パターン5Aと絶縁シート2の裏面2bに形成されるn型半導体パターン5Bとを接続するスルーホール部6は、図3(a)に示すように、スルーホール6aと、スルーホール6aに形成されたスルーホールめっき6bとからなる。
谷側非形成領域20Aおよび山側非形成領域20Bを介して半導体パターン5A,5B間を接続する接続パターン7Aは、図3(b),(c),(d),(e)に示すように、スルーホールめっき6bを接続する接続部71、72からなる。
裏面2bの端子8Aとp型半導体パターン5Aとを接続する接続パターン7Bは、図3(f)に示すように、スルーホールめっき6b間を接続する接続部73からなる。表面2aの端子8Aは、近傍のスルーホールめっき6bに接続している。
表面2aの端子8Bとn型半導体パターン5Bとを接続する接続パターン7Cは、図3(g)に示すように、スルーホールめっき6b間を接続する接続部74とからなる。裏面2bの端子8Bは、近傍のスルーホールめっき6bに接続している。
(半導体パターン)
p型半導体パターン5Aは、例えば、p型のビスマス・テルル(BiTe)系からなり、n型半導体パターン5Bは、例えば、n型のビスマス・テルル(BiTe)系からなる。なお、導体パターン5A,5Bは、上記BiTe系の他に、PbTe系、BiSbTe系、GeTe系、PbSnTe系、FeSi系、ZnSb系、CoSb系、AgGeSbTe系、SiGe系等の半導体材料を用いることができる。また、熱電対を構成する2種類の材料は、銅とコンスタンタン、銅とニッケル、銅とビスマス、鉄とコンスタンタン、鉄とニッケル等の組合せを用いることができる。
なお、上記構成では、谷側非形成領域20Aを跨ぐように山側の接続点同士を接続パターンにより接続し、山側非形成領域20Bを跨ぐように谷側の接続点同士を接続パターンにより接続したが、谷側非形成領域20Aを跨ぐように谷側の接続点同士を接続パターンにより接続し、山側非形成領域20Bを跨ぐように山側の接続点同士を接続パターンにより接続してもよい。これにより、接続パターンの距離を短くすることができる。
(製造方法)
次に、図4を参照して熱発電装置1の製造方法の一例を説明する。
図4A(a)〜(g)、図4B(h)、(i)、図4C(j)、(k)は、熱発電装置1の製造工程を模式的に示す図である。
まず、図4(a)に示すように、両面に厚さ4μmの銅箔(Cu層)100が形成されている絶縁シート2を用意する。次に、図4(b)に示すように、Cu層100をリソグラフィ法等によりエッチングしてスルーホール部6に対応する位置に穴100aを形成する。なお、図4(b1)は、断面図、図4(b2)は、図4(b1)の絶縁シート2を表面2a側から見た図である。
次に、図4(c)に示すように、絶縁シート2をエッチングして非貫通のスルーホール6aを形成する。続いて、図4(d)に示すように、絶縁シート2に対してNiの電解めっきを行い、スルーホール6a内に薄くNiめっき6b’を付ける。次に、図4(e)に示すように、表面2aのCu層100をエッチングして落とす。そして、図4(f)に示すように、更にNiの電解めっきを行い、めっきの高さが表面2aと同じになるようにしてスルーホールめっき6bを形成する(実際は中心部がやや盛り上がる)。最後に図4(g)に示すように、裏面2bのCu層100をエッチングによって落とす。必要な箇所にニッケルパターンを形成する。
図5は、絶縁シート2の裏面2bに形成された銅パターンを示す平面図である。絶縁シート2の裏面2bには、図5に示すように、スルーホールめっき6bの他に、接続パターン7A、7Bが形成される。
次に、図4(h)に示すように、絶縁シート2の表面2a全体にスパッタリングにより厚さ4〜5μm程度のp型半導体層110を形成し、図4(i)に示すように、リソグラフィ法等によりp型半導体層110をエッチングしてp型半導体パターン5Aを形成する。なお、図4(i1)は、断面図、図4(i2)は、図4(i1)の絶縁シート2を表面2a側から見た図である。
次に、図4(j)に示すように、絶縁シート2の裏面2b全体にスパッタリングにより厚さ4〜5μm程度のn型半導体層120を形成し、図4(k)に示すように、リソグラフィ法等によりn型半導体層120をエッチングしてn型半導体パターン5Bを形成する。なお、図4(k1)は、断面図、図4(k2)は、図4(k1)の絶縁シート2を裏面2b側から見た図である。
次に、半導体パターン5A,5B等が形成された絶縁シート2を、谷側非形成領域20Aで谷折りし、山側非形成領域20Bで山折りした後、位置決め穴22、ガイド穴23に棒状部材を挿通し、絶縁シート2を樹脂部材3により充填する。このとき、端子8A,8Bは、樹脂部材3から露出している。次に、樹脂部材3を加熱して固化させた後、棒状部材を引き抜くことにより、熱発電装置1が製造される。なお、設置面に対応して湾曲した棒状部材を用い、湾曲した棒状部材に絶縁シート2を挿通して樹脂部材3により固定してもよい。これにより、湾曲した設置面に容易に設置することが可能になる。
図6は、樹脂部材3によって固定された絶縁シート2の屈曲性を説明するための図である。樹脂部材3によって固定された絶縁シート2は、全体として屈曲性を有するので、図6に示すように、x方向に湾曲した曲面状の設置面4,4’に容易に設置することができる。
(熱発電装置の動作)
次に、熱発電装置1の動作について説明する。例えば、絶縁シート2の山折りされた側を高温雰囲気中に配置し、谷折された側を低温雰囲気中に配置することにより、熱電対の山側の接続点と谷側の接続点との間に温度差が生じ、1つの熱電対でVsの起電力が発生したとすると、直列に接続されたN個の熱電対を用いることで、N×Vsの電圧が端子8A,8B間に発生する。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(イ)絶縁シート2の両面にp型半導体パターン5Aおよびn型半導体パターン5Bを形成し、半導体パターン5A,5B間をスルーホールめっき6bにより接続し、さらに絶縁シート2を交互に山折り、谷折りしているので、熱電対の高密度化が可能になる。
(ロ)樹脂部材3によって固定された絶縁シート2は、全体として屈曲性を有しているので、曲面に容易に設置することができる。
[第2の実施の形態]
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る熱発電装置の絶縁シートの展開状態を示す図である。本実施の形態は、図2に示す第1の実施の形態の絶縁シートに対して非形成領域20A,20Bを横切るように開口としてスリット24を設けたものである。これにより、図8に示すように、x方向およびy方向に湾曲した三次元曲面状の設置面に容易に設置することができる。なお、開口は円形、楕円形、三角形等の他の形状でもよい。また、非形成領域20A,20B内に開口を設けてもよい。
[第3の実施の形態]
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る熱発電装置を車両に適用した状態を示す斜視図である。本実施の形態は、車両10の筐体であるボンネット11の内側に第1または第2の実施の形態の熱発電装置1を配置したものである。例えば、熱発電装置1の山折り側をボンネット11側となるように配置することにより、ボンネット11の内部が外部よりも高温になると、山側接続点群60Aと谷側接続点群60Bとの間に温度差が生じて発電することができる。なお、熱発電装置1の設置場所は、ボンネットの他に、ドアミラーやルーフ等の他の場所でもよい。
[第4の実施の形態]
図10は、本発明の第4の実施の形態に係る熱発電装置を遠隔制御用携帯機に適用した状態を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のH−H線断面図である。
この遠隔制御用携帯機50は、車両に設けられた複数のドアロック機構の施錠・開錠を行うものであり、操作者に把持される筐体51を有し、この筐体51の操作面51aに、車両に設けられた複数のドアロック機構のうち1つのドアロック機構を選択する操作子52と、操作子52により選択されたドアロック機構に対して施錠信号を出力するロックボタン53と、操作子52により選択されたドアロック機構に対して開錠信号を出力するアンロックボタン54と、後述する制御部による制御内容を点灯表示するインジケータ55A〜55Cとを設けている。
また、筐体51内に、ボタン53、54から施錠・開錠信号を入力して固有のIDコードを含む施錠制御信号および開錠制御信号を生成する制御部と、施錠制御信号および開錠制御信号を無線信号に変換して車両の送受信装置に送信する送信部と、第1または第2の実施の形態の熱発電装置1と、熱発電装置1により発電された電圧により充電されるとともに、本携帯機50の各部に電源を供給する電源部とを収容したものである。
熱発電装置1は、筐体51の底面51b側に配置されているが、側面等の他の面側でもよい。
上記のように構成された遠隔制御用携帯機50の筐体51を操作者が把持すると、熱発電装置1の山折り側の接続点と谷折り側の接続点との間に温度差が生じ、これにより、発電し、電源部を充電することができる。
本発明の実施例について説明する。本実施例は、長さ(図2において横方向の長さ)60mm、幅(図2において縦方向の長さ)70mmの絶縁シート2を0.3×70mmの非形成領域20A,20Bにより22個に分割して形成領域21のサイズを長さ2.3mm、幅70mmとし、谷側非形成領域20Aを介して隣り合う2つの形成領域21に180対の熱電対を配置し、合計1980対の熱電対を有する熱発電装置1を作製した。この1980対の熱電対を有する熱発電装置1を2つ直列に接続し、谷側接続点群60Aと山側接続点群60Bとの間に10℃の温度差を発生させたとき、端子8A,8B間には、6Vが発生する。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、その要旨を変更しない範囲内で種々な変形が可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る熱発電装置の正面図である。 絶縁シートの展開状態を示す平面図である。 (a)〜(g)は、それぞれ図2のA−A線断面図、B−B線断面図、C−C線断面図、D−D線断面図、E−E線断面図、F−F線断面図、G−G線断面図である。 (a)〜(g)は、熱発電装置の製造工程を模式的に示す図である。 (h)、(i)は、熱発電装置の製造工程を模式的に示す図である。 (j)、(k)は、熱発電装置の製造工程を模式的に示す図である。 絶縁シートの裏面に形成された銅パターンおよびニッケルパターンを示す平面図である。 絶縁シートの屈曲性を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係る熱発電装置の絶縁シートの展開状態を示す平面である。 本発明の第2の実施の形態に係る熱発電装置の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る熱発電装置を車両に適用した状態を示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る熱発電装置を遠隔制御用携帯機に適用した状態を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のH−H線断面図である。
符号の説明
1 熱発電装置
2 絶縁シート
2a 表面
2b 裏面
3 樹脂部材
4,4’ 設置面
5A p型半導体パターン
5B n型半導体パターン
6 スルーホール部
6a スルーホール
6b スルーホールめっき
6b’ Niめっき
7A〜7C 接続パターン
8A,8B 端子
20A 谷側非形成領域
20B 山側非形成領域
21 形成領域
22 位置決め穴
23 ガイド穴
24 スリット
25 端子台座部
50 遠隔制御用携帯機
51 筐体
51a 操作面
51b 底面
52 操作子
53 ロックボタン
54 アンロックボタン
55A〜55C
60A 山側接続点群
60B 谷側接続点群
71〜74 接続部
100 Cu層
100a 穴
110 p型半導体層
120 n型半導体層

Claims (6)

  1. 熱電対が形成される複数の形成領域、および熱電対が形成されない非形成領域を備えた可撓性を有する絶縁シートと、
    前記絶縁シートの前記複数の形成領域のそれぞれに形成され、直列に接続された複数の前記熱電対と、
    前記絶縁シートの前記非形成領域に形成され、前記複数の形成領域にそれぞれ形成された前記複数の熱電対を直列に接続する接続線とを備え、
    前記複数の熱電対は、前記絶縁シートの一方の面に形成された第1の材料からなる複数の第1の導電体と、前記絶縁シートの他方の面に形成された第2の材料からなる複数の第2の導電体と、前記第1の導電体と前記第2の導電体とを交互に前記絶縁シートを貫通して接続する複数の貫通導体とからなることを特徴とする熱発電装置。
  2. 前記非形成領域は、平行に形成された複数の帯状の非形成領域である請求項1に記載の熱発電装置。
  3. 前記複数の貫通導体は、前記非形成領域間の中心よりも一方の前記非形成領域寄りに設けられた第1の貫通導体群と、前記非形成領域間の中心よりも他方の前記非形成領域寄りに設けられた第2の貫通導体群とからなることを特徴とする請求項1に記載の熱発電装置。
  4. 前記第1の導電体を構成する前記第1の材料は、BiTe系のp型半導体であり、
    前記第2の導電体を構成する前記第2の材料は、BiTe系のn型半導体であることを特徴とする請求項1に記載の熱発電装置。
  5. 前記絶縁シートは、前記非形成領域で曲げた状態で樹脂部材により固定されたことを特徴とする請求項1に記載の熱発電装置。
  6. 前記絶縁シートは、前記複数の非形成領域で交互に山折り、谷折りされた状態で樹脂部材により固定されたことを特徴とする請求項2に記載の熱発電装置。
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