JP2008130700A - 多角形半導体チップの製造方法および製造装置 - Google Patents

多角形半導体チップの製造方法および製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】多角形半導体チップを良好な生産性で製造できる方法を提供する。
【解決手段】半導体ウエハ2を矩形状に切断する第1の工程(a)と、矩形状に切断した各半導体チップc1〜c9の各間隔を広げる第2の工程(b)と、各半導体チップc1〜c9のコーナー部を切断する第3の工程(c)とを有していることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路に使用される半導体チップを半導体ウエハから切り出す半導体チップの製造方法に関する。
半導体集積回路は、例えば次の工程で製造されている。
図5(a)では半導体チップ10にバンプ11を形成する。図5(b)(c)では半導体チップ10に形成されたバンプ11を基板12の側に向けて配置し、実装位置に熱硬化性樹脂シート13が塗布された基板12に押し付けて半導体チップ10のバンプ11を基板12の配線電極14に当接させ熱硬化性樹脂シート13を硬化させて基板12における半導体チップ10の位置を固定する。
図5(d)では基板12の上の半導体チップ10を樹脂15でモールドする。図5(e)はモールドが完了した半導体集積回路の平面図を示している。
一般的な半導体チップ10は矩形で、コーナー部16が90°であるため、基板12の反りなどが発生した場合には、応力が半導体チップ10の前記コーナー部16に集中して、図5(f)に示すようにコーナー部16を起点として、前記樹脂15にクラック17が発生し、不良が発生する。
そこで特許文献1には、このクラック17の発生を低減するために図5(g)に示すようにコーナー部16を面取りした半導体装置が開示されている。
特開2004−79667公報
半導体ウエハから切り出した半導体チップ10を一つ一つ機械加工をして面取りした場合には、生産性が悪い。
本発明は、コーナー部を面取りした半導体チップを、良好な生産性で製造できる多角形半導体チップの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の多角形半導体チップの製造方法は、半導体ウエハから半導体チップを切り出すに際し、互いに交差するX軸方向に沿う第1切断線とY軸方向に沿う第2切断線とで前記半導体ウエハを矩形状の複数の半導体チップに切断する第1の工程(a)と、第1の工程(a)で切断線を入れた前記半導体ウエハをX軸方向とY軸方向に拡張して隣接する矩形状の半導体チップの間隔を広げる第2の工程(b)と、第2の工程(b)で拡張して配置されている半導体チップに対して、斜め方向に隣り合う前記矩形状の半導体チップのコーナー部を通過する直線の第3切断線によって、前記半導体チップのコーナー部を切断する第3の工程(c)とを実施することを特徴とする。
本発明の請求項2記載の多角形半導体チップの製造方法は、請求項1において、前記第2の工程(b)の前記各半導体チップの各間隔が、X軸方向に等間隔で、Y軸方向に等間隔であることを特徴とする。
本発明の請求項3記載の多角形半導体チップの製造方法は、請求項2において、前記第2の工程(b)の前記矩形状に切断された各半導体チップの辺の長さをX,Yとした場合に、長さXの辺に対し、垂直方向の前記各半導体の各間隔はk・Yであり、長さYの辺に対し、垂直方向の前記各半導体の各間隔はk・Xであり、かつ、kは 0.4142 ≦ k< 1 であることを特徴とする。
本発明の請求項4記載の多角形半導体チップの製造方法は、請求項1において、前記第3の工程(c)の前記第3の切断線は、横あるいは縦方向に隣り合う前記矩形状の半導体チップのコーナー部を通過することを特徴とする。
本発明の請求項5記載の多角形半導体チップの製造方法は、請求項1において、前記第1の工程(a)では、半導体ウエハをエクスパンド性を有する仮固定シートに貼り付けてから半導体ウエハを前記第1切断線と前記第2切断線で切断し、前記第2の工程(b)では、前記仮固定シートを引っ張り伸ばすことで、前記半導体チップの各間隔を広げることを特徴とする。
本発明の請求項6記載の多角形半導体チップの製造方法は、請求項5において、仮固定シートがエクスパンド性を有する下層の上に粘着性を有する上層を形成した2層構造で、第1の工程(a)では、仮固定シートの前記上層に半導体ウエハを貼り付けて仮固定シートの前記下層に達しない前記第1切断線と前記第2切断線で半導体ウエハを切断することを特徴とする。
本発明の請求項7記載の多角形半導体チップの製造方法は、請求項1において、前記第2の工程(b)と前記第3の工程(c)との間に、前記第2の工程(b)で拡張して配置されている半導体チップの全部を載せてある台座を回転して、前記第3切断線の位置を決める工程を実行することを特徴とする。
本発明の請求項8記載の多角形半導体チップの製造装置は、仮固定シートに貼り付けられた半導体ウエハを、互いに交差するX軸方向に沿う第1切断線とY軸方向に沿う第2切断線とで前記半導体ウエハを矩形状の複数の半導体チップに切断するダイシング装置と、前記仮固定シートを引っ張り伸ばすことで仮固定シートに貼り付けられた各半導体チップの各間隔を広げるエクスパンド装置と、間隔を広げられ斜め方向に隣り合う前記矩形状の半導体チップのコーナー部を前記第3切断線が通過するように、前記ダイシング装置の角度と仮固定シートに貼り付けられた各半導体チップが搭載されている台座を相対移動させる角度変更装置とを設けたことを特徴とする。
この構成によると、半導体チップを機械加工をする必要が無く、また大掛かりな設備を必要としないので、多角形半導体チップを安価に生産性良く製造できる。
以下、本発明の多角形半導体チップの製造方法を具体的な実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図2は多角形半導体チップの製造方法の実施に使用する多角形半導体チップの製造装置を示す。
角度変更装置1は、半導体ウエハ2がセットされた台座3を制御装置4から命令されたタイミングに命令された方向に命令された角度だけ回動させるよう構成されている。
ダイシング装置5は、ソーブレード6とこの回転駆動装置7とで構成されており、台座3にセットされた半導体ウエハ2を、制御装置4から命令されたタイミングに切断しながら切断線の方向に命令された長さだけ水平移動する。
エクスパンド装置8は、半導体ウエハ2が貼り付けられている仮固定シート9を、制御装置4から命令されたタイミングにX軸方向とY軸方向に水平に引っ張り伸ばすよう構成されている。
制御装置4の具体的な構成を、製造工程に基づいて説明する。
図1(a)(b)(c)は第1,第2,第3の工程を模式的に示している。
図1(a)に示した第1の工程では、図2に示すように仮固定シート9に貼り付けた状態で台座3にセットされている。仮固定シート9は2層構造で、下層9aがエクスパンド性を有しており、上層9bは粘着性を有している。仮固定シート9は真空吸着により台座3に固定されている。仮固定シート9の厚さは、50μm〜500μmである。
この第1の工程(a)では、制御装置4がダイシング装置5に命令して、仮固定シート9の上層9bに貼り付けて固定された半導体ウエハ2を、互いに交差するX軸方向に沿う第1切断線X1,X2,X3,X4とY軸方向に沿う第2切断線Y1,Y2,Y3,Y4とで仮固定シートを貼り付けていない半導体ウエハ面の方から矩形状の半導体チップに切り分ける。ここでは、半導体ウエハ2が半導体チップc1〜c9に切り分けられている。また、第1切断線X1〜X4と第2切断線Y1〜Y4は、図3に示すように仮固定シートの上層9bに達してはいるが下層9aには達しない深さでダイシングされている。こうすることで、次の工程において仮固定シート9をエクスパンドする場合に、仮固定シート9の裂けは、仮固定シート9の上層9bで止まるので、仮固定シート9の下層9aの部分を用いて半導体チップc1〜c9の間隔を安定して、精度よく広げることができる。
なお仮固定シート9は理想の形態として2層構造で説明したが、エクスパンド工程で切断線を起点とした引き裂か発生しない強度を保つものであれば、1層構造でもよい。
図1(b)に示した第2の工程では、第1の工程でダイシングされた後の半導体ウエハ2に対して、制御装置4がエクスパンド装置8に命令して、仮固定シート9を引っ張る。
仮固定シート9は引っ張ることで伸び、半導体チップc1〜c9の間隔20,21が広がる。横(左右)方向に均等な力で引っ張ることで間隔20は均等な間隔となる。縦(上下)方向に均等な力で引っ張ることで間隔21は均等な間隔に広がる。また、横(左右)方向、縦(上下)方向に均等な力で引っ張ることで、各間隔20,21を均等にできる。
矩形状に切断した半導体チップc1〜c9の形状が正方形の場合は、縦(上下)方向の間隔21と横(左右)方向の間隔20を等しくすると、引き続き第3の工程で行われるダイシングする工程において形状が安定し、かつ効率の良い加工ができる。
図1(c)に示した第3の工程では、斜め方向に隣り合う半導体チップのコーナー部を通過する直線の第3切断線z1〜z8によってコーナー部を切断するように、制御装置4がダイシング装置5と角度変更装置1を運転する。
具体的には、まず、半導体チップc1〜c9のコーナー部を第3切断線に沿って切断するために、台座3を回転させて位置合わせを行う。その後、一番端のラインから順にダイシングソーを直線に走査させることで、半導体チップのコーナー部を切断していく。第3切断線z1による切断では、半導体チップc4のコーナー部とこの半導体チップc4とは斜め方向に隣り合う半導体チップc8のコーナー部が切断される。また、この具体例の場合には、半導体チップc4のコーナー部を切断して半導体チップc8のコーナー部を切断する前に半導体チップc4とは縦(上下)方向に隣り合う半導体チップc7のコーナー部も第3切断線z1によって切断することができる。
第3切断線z2では、半導体チップc1,c5,c9のコーナー部と半導体チップc4,c8のコーナー部が切断される。
第3切断線z3では、半導体チップc1,c5,c9のコーナー部と半導体チップc2,c6のコーナー部が切断される。
第3切断線z4では、半導体チップc2,c6のコーナー部と半導体チップc3のコーナー部が切断される。
第3切断線z5では、半導体チップc2,c4のコーナー部と半導体チップc1のコーナー部が切断される。
第3切断線z6では、半導体チップc3,c5,c7のコーナー部と半導体チップc2,c4のコーナー部が切断される。
第3切断線z7では、半導体チップc3,c5,c7のコーナー部と半導体チップc6,c8のコーナー部が切断される。
第3切断線z8では、半導体チップc6,c8のコーナー部と半導体チップc9のコーナー部が切断される。
第3切断線z9〜z12では、半導体チップc7,c3,c1,c9のコーナー部が切断される。
なお、第3切断線z9は第3切断線z1の前に切断が実行される。第3切断線z10は第3切断線z4の次に切断が実行される。第3切断線z11は第3切断線z10の次で第3切断線z5の前に切断が実行される。第3切断線z12は第3切断線z8の次に切断が実行される。
この第3の工程に際しては、第2の工程で半導体チップc1〜c9の間隔を均等に広げてあるので、同形状に精度よく半導体チップc1〜c9のコーナー部を面取りすることができる。また、等間隔にダイシングソーを走査することができるので、工程が簡単になる。
この実施形態の製造方法によれば、一括して、半導体チップのコーナー部を面取りした、多角形半導体チップを製造でき、半導体チップ一つ一つを機械加工をする必要が無い。また、半導体の間隔を広げる工程と、従来使用している、ダイシングソーを用いることで製造することができ、大掛かりな設備を必要としない。よって、多角形半導体チップを安価に生産性良く製造できる。
また、多角形半導体チップの製造装置は、図2に示したようにエクスパンド装置8とダイシング装置5とを有する。仮固定シート9を伸ばすことで、半導体チップc1〜c9の間隔を広げる場合、仮固定シート9の伸びは経時変化するので、仮固定シート9を伸ばした後、コーナー部の切断を行うまでの時間を一定にしたい。エクスパンド装置8とダイシング装置5が同一装置にあると、短時間で作業ができる。つまり仮固定シート9が経時変化する前に加工できるので、精度よい加工が可能となる。また同一装置で、半導体を矩形状に切断し、多角形に切断することができる。よって、この製造装置を用いると、生産性よく安定した形状の多角形半導体チップを製造できる。
(実施の形態2)
図4(a)は実施の形態2を示す。
実施の形態1の半導体チップc1〜c9は正方形であるため第2の工程では縦横方向に均等にエクスパンドしたが、この実施の形態では半導体チップc1〜c9は長方形であって、第2の工程で縦横方向にエクスパンドする大きさが異なっている。その他は実施の形態1と同じである。
図4(a)に示すように、半導体チップc1〜c9の辺の長さをX,Yとした場合、長さXの辺に対し、垂直方向の半導体チップc1〜c9の各間隔はk・Yであり、長さYの辺に対し、垂直方向の前記各半導体の各間隔はkXであり、かつ、k<1以下であることが好ましい。
これにより、半導体チップc1〜c9は長方形であっても、例えば、第3切断線z1による1回のダイシングに見られるように、半導体チップc4の左上のコーナー部22と、半導体チップc7の右下のコーナー部23と、半導体チップc8の左上のコーナー部24とを切断できる。斜めに隣り合う半導体チップc4とc8の各コーナー部22、24を切断すると同時に、半導体チップc4と縦(上下)方向に隣り合う半導体チップc7のコーナー部23を切断する。これは、斜めに隣り合う半導体チップc4とc8の各コーナー部22、24を切断すると同時に、半導体チップc8と横(左右)方向に隣り合う半導体チップc7のコーナー部23を切断するとも表現できる。つまり、斜め方向に隣り合う半導体チップのコーナー部分を切断すると同時に、横方向あるいは縦方向にとなりあう半導体チップのコーナー部分を切断する事を意味する。これにより、ダイシングの回数を削減できるので、効率よくかつ、安定した形状の、多角形半導体を製造できる。
図4(b)は比較例を示している。
間隔がそれぞれの辺の長さに比例した間隔でかつ、k<1でない場合には、半導体チップc7の右下のコーナー部23と半導体チップc8の左上のコーナー部24の切断には、切断線25と切断線26との2回のダイシングを行う必要があり効率が悪くなる。
また、半導体チップc1〜c9の間隔が小さい場合、つまりkが0.4142よりも小さい場合は、カッティングする面積が大きくなり、安価に多角形半導体を製造することが難しい。よってkは0.4142以上であり1より小さいことが好ましい。なお、辺の長さがX=Yの時は、正方形となり、この場合でも同様な効果があるのはもちろんのことである。
上記の各実施の形態では切断線z1に見られるように、半導体チップc4のコーナー部と、この半導体チップc4とは縦(上下)方向に隣接する半導体チップc7のコーナー部と、半導体チップc4とは斜め方向に隣接する半導体チップc8のコーナー部とを、一回のダイシングで面取りできるように第2の工程でエクスパンドしたが、半導体チップc4のコーナー部と、半導体チップc4とは斜め方向に隣接する半導体チップc8のコーナー部を一回のダイシングで面取りし、半導体チップc4とは縦(上下)方向に隣接する半導体チップc7のコーナー部を別の切断線で面取りする場合であっても、半導体チップを一つ一つ機械加工をして面取りした場合に比べて生産性が良好である。
なお、k=0.4142で、半導体の各辺の長さがX=Yで正方形の時、第3切断線z1〜12を半導体の各辺に対して45度の角度にすることで、正八角形の半導体チップを作製できる。この時、半導体チップc4のコーナー部と、この半導体チップc4とは縦(上下)方向に隣接する半導体チップc7のコーナー部と、半導体チップc4とは斜め方向に隣接する半導体チップc8のコーナー部とを、一回のダイシングで面取りできるので、効率よくかつ、安定した形状の、正八角形半導体を製造できる。正八角形構造にする事で、半導体チップにかかる応力がより均等に分散されるので、半導体チップ取り扱い中は破損しにくく、半導体チップを実装した後は信頼性の高い半導体実装体となる。
本発明によれば高信頼性の半導体集積回路の低コストでの供給の実現に寄与できる。
本発明の実施の形態1の多角形半導体チップ製造方法を模式的に示す工程図 同実施の形態の製造装置の構成図 同実施の形態の製造装置の要部の拡大断面図 本発明の実施の形態2の多角形半導体チップ製造方法の要部の工程の模式図と比較例の模式図 半導体装置の一般的な製造工程図
符号の説明
1 角度変更装置
2 半導体ウエハ
3 台座
4 制御装置
5 ダイシング装置
6 ソーブレード
7 回転駆動装置
8 エクスパンド装置
9 仮固定シート
9a 仮固定シート9の下層
9b 仮固定シート9の上層
c1〜c9 半導体チップ
X1,X2,X3,X4 X軸方向に沿う第1切断線
Y1,Y2,Y3,Y4 Y軸方向に沿う第2切断線
z1〜z12 第3切断線

Claims (8)

  1. 半導体ウエハから半導体チップを切り出すに際し、
    互いに交差するX軸方向に沿う第1切断線とY軸方向に沿う第2切断線とで前記半導体ウエハを矩形状の複数の半導体チップに切断する第1の工程(a)と、
    第1の工程(a)で切断線を入れた前記半導体ウエハをX軸方向とY軸方向に拡張して隣接する矩形状の半導体チップの間隔を広げる第2の工程(b)と、
    第2の工程(b)で拡張して配置されている半導体チップに対して、斜め方向に隣り合う前記矩形状の半導体チップのコーナー部を通過する直線の第3切断線によって、前記半導体チップのコーナー部を切断する第3の工程(c)と
    を実施する多角形半導体チップの製造方法。
  2. 前記第2の工程(b)の前記各半導体チップの各間隔が、X軸方向に等間隔で、Y軸方向に等間隔である
    請求項1に記載の多角形半導体チップの製造方法。
  3. 前記第2の工程(b)の前記矩形状に切断された各半導体チップの辺の長さをX,Yとした場合に、
    長さXの辺に対し、垂直方向の前記各半導体の各間隔はk・Yであり、
    長さYの辺に対し、垂直方向の前記各半導体の各間隔はk・Xであり、
    かつ、kは 0.4142 ≦ k< 1 である
    請求項2に記載の多角形半導体チップの製造方法。
  4. 前記第3の工程(c)の前記第3の切断線は、
    横あるいは縦方向に隣り合う前記矩形状の半導体チップのコーナー部を通過する
    請求項1に記載の多角形半導体チップの製造方法。
  5. 前記第1の工程(a)では、半導体ウエハをエクスパンド性を有する仮固定シートに貼り付けてから半導体ウエハを前記第1切断線と前記第2切断線で切断し、
    前記第2の工程(b)では、前記仮固定シートを引っ張り伸ばすことで、前記半導体チップの各間隔を広げる
    請求項1に記載の多角形半導体チップの製造方法。
  6. 仮固定シートがエクスパンド性を有する下層の上に粘着性を有する上層を形成した2層構造で、第1の工程(a)では、仮固定シートの前記上層に半導体ウエハを貼り付けて仮固定シートの前記下層に達しない前記第1切断線と前記第2切断線で半導体ウエハを切断する
    請求項5に記載の多角形半導体チップの製造方法。
  7. 前記第2の工程(b)と前記第3の工程(c)との間に、
    前記第2の工程(b)で拡張して配置されている半導体チップの全部を載せてある台座を回転して、前記第3切断線の位置を決める工程を実行する
    請求項1に記載の多角形半導体チップの製造方法。
  8. 仮固定シートに貼り付けられた半導体ウエハを、互いに交差するX軸方向に沿う第1切断線とY軸方向に沿う第2切断線とで前記半導体ウエハを矩形状の複数の半導体チップに切断するダイシング装置と、
    前記仮固定シートを引っ張り伸ばすことで仮固定シートに貼り付けられた各半導体チップの各間隔を広げるエクスパンド装置と、
    間隔を広げられ斜め方向に隣り合う前記矩形状の半導体チップのコーナー部を前記第3切断線が通過するように、前記ダイシング装置の角度と仮固定シートに貼り付けられた各半導体チップが搭載されている台座を相対移動させる角度変更装置と
    を設けた多角形半導体チップの製造装置。
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