JP2008130345A - 係合体の分離治具ならびに分離装置および係合体の分離方法 - Google Patents

係合体の分離治具ならびに分離装置および係合体の分離方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安全で容易に分離することができるとともに、設備コストを低減することのでき、グローブボックスにも収容可能な係合体の分離治具ならびに分離装置および係合体の分離方法を提供すること。
【解決手段】第1部材の外周部を第2部材の外縁で挟持して成る係合体を、それぞれに分離するための分離治具であって、前記係合体の第2部材の外縁部分を係止する係止片を口部に有する中空部材と、前記中空部材の口部内に挿通可能であって、前記中空部材に近接する方向に移動して係合体を押圧する押圧部材と、を備え、前記係合体の第1部材側に中空部材を配設し、前記第2部材側に押圧部材を配設した状態で、前記中空部材と押圧部材とが相互に近接する方向に移動する様に、前記中空部材と押圧部材の少なくともいずれか一方を移動させることにより、前記係合体を押圧することによって、前記第2部材の外縁部分が中空部材の係止片に押圧されて拡開し、前記第1部材と第2部材とが分離可能となるように構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、係合体を分離するための分離治具ならびに分離装置および係合体の分離方法に関する。さらに詳しくは、リチウム電池等の一次電池やリチウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタ等の蓄電池を分離するための分離治具ならびに分離装置および係合体の分離方法に関する。
従来よりノート型パソコンや携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)などの電子機器の電源として、繰り返し充放電可能な蓄電池が用いられている。
このような蓄電池には、例えば、ニッケル水素二次電池等の水系電池、リチウムイオン二次電池等の非水系電池、電気二重層キャパシタ等のキャパシタなどがある。
その構造としては、例えば、特許文献1にあるように、図44に示したようなコイン型リチウムイオン二次電池100として、負極114のキャップ116と正極110のケース112の間にガスケット118を挟持した状態で、負極114のキャップ116の外周部117と正極110のケース112の外縁113とが、かしめられて密閉されるような容器の構造をなしている。なお、図44において符号120は正極110と負極114とが直接接触して短絡することないように両極を分離するセパレータである。
近年、この繰り返し充放電可能な蓄電池の小型軽量化及び大容量化への要求が高まっている。
ところで、このような蓄電池におけるその研究開発において、充放電の試験の際に蓄電池内の電極の変化を観察する等の目的で、蓄電池の分解が行われている。
また、使用済み蓄電池の廃棄や、蓄電池に使用されているコバルト、ニッケル、カドミウム等の資源の再利用のためにも、蓄電池の分解が行われている。
このような蓄電池を分解する方法としては、ニッパーやラジオペンチ等の工具によって、蓄電池のケースのみに切り込みを入れこじ開ける方法や、特許文献2に開示されているように、高圧水やエネルギービーム、円盤状の刃を高速回転して蓄電池を分断するように切断する装置等の機械的手段等を用いる分解方法が採られている。
すなわち、特許文献2に記載された分解方法は、図45に示したように、不燃性雰囲気240内に置かれた密閉型電池210を載置した状態で、高圧水またはエネルギービーム222を射出することによって、密閉型電池210を切断し、分解するようになっている。
その際、切断の前に冷却装置230から低温ガス232を密閉型電池210に射出することによって、蓄電池内部の電解液の温度を低下させ、蓄電池内部のイオン伝導度を低下させ、蓄電池の内部抵抗を上昇させることによって、切断の際に蓄電池が短絡することを防いでいる。
特許文献2では、このような分解方法を用いることで、蓄電池を短絡させることなく分解がなされている。
特開平6−260165号公報 特開2000−235873号公報
しかしながら、従来のようにニッパーやラジオペンチ等の工具を用いた分解方法は、工具が蓄電池のケース(正極)とキャップ(負極)に触れてしまうことで、短絡させてしまい、急激な残存電気容量の消費による発熱を生じたり、電極を変質させたりしてしまう場合が生じていた。また、場合によっては爆発するなどの危険が生ずる場合があった。
さらに、このような分解方法は、分解作業に手間がかかる上、小型の密閉型電池になると、ニッパーやラジオペンチ等の工具で分解することは極めて困難となる。
また、特許文献2に記載されているような、高圧水やエネルギービーム、機械切断等の装置を利用して密閉型電池を分解する方法は、設備が大掛かりであるとともにコストが嵩んでしまう。このため、設置スペースが限られてしまい、比較的小さな研究室に設置する場合には不向きであった。
本発明は、このような現状に鑑み、容易な操作で分離することができるとともに、設備コストを低く抑えることのでき、グローブボックスにも収容可能な係合体の分離治具ならびに分離装置および係合体の分離方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、係合体が蓄電池である場合、蓄電池を短絡させることなく分離することができ、電極を短絡によって変質させることなく、観察することができるとともに、蓄電池温度の上昇や爆発といった危険を防止することができる係合体の分離治具ならびに分離装置および係合体の分離方法を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の係合体の分離治具は、
第1部材の外周部を第2部材の外縁で挟持して成る係合体を、それぞれに分離するための分離治具であって、
前記分離治具は、
前記係合体の第2部材の外縁部分を係止する係止片を口部に有する中空部材と、
前記中空部材の口部内に挿通可能であって、前記中空部材に近接する方向に移動して係合体を押圧する押圧部材と、を備え、
前記係合体の第1部材側に中空部材を配設し、前記第2部材側に押圧部材を配設した状態で、前記中空部材と押圧部材とが相互に近接する方向に移動する様に、前記中空部材と押圧部材の少なくともいずれか一方を移動させることにより、前記係合体を押圧することによって、
前記第2部材の外縁部分が中空部材の係止片に押圧されて拡開し、前記第1部材と第2部材とが分離可能となるように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の係合体の分離方法は、
第1部材の外周部を第2部材の外縁で挟持して成る係合体を、それぞれに分離するための分離方法であって、
前記係合体の第2部材の外縁部分を係止する係止片を口部に有する中空部材を準備する工程と、
前記中空部材の口部内に挿通可能であって、前記中空部材と近接する方向に移動して係合体を押圧する押圧部材を準備する工程と、
前記係合体の第1部材側に中空部材を配設し、前記第2部材側に押圧部材を配設した状態で、前記中空部材と押圧部材の少なくともいずれか一方を移動させることにより、前記係合体を押圧する工程と、
前記第2部材の外縁部分が中空部材の係止片に押圧されて拡開し、前記第1部材と第2
部材とを分離する工程と、
を有することを特徴とする。
このように構成することによって、係合体の外縁部を中空部材の係止片を介して、内側に折り曲げることで、下蓋の外周部を上蓋の外縁で挟持された部分が外れるので、特に係合体が蓄電池の場合には蓄電池を短絡させることなく、安全で容易に係合体を分離することができる。
また、本発明の分離治具は、
前記係合体を押圧する押圧部材の押圧部に、前記係合体の第2部材の中心部と接触しないようにする逃がし部が形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、電極を直接押圧しないので、電極が圧力によって変形することがなく、充放電の試験等の際に、充放電の繰り返しによる電極の変化を正確に観察することができる。
また、本発明の分離治具は、
前記押圧部材が、前記中空部材を貫通しないように衝止する段部を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、係合体を分離する際に、押圧部材が中空部材の口部からすり抜けて、下方に落下してしまうことを防ぐことができる。
また、本発明の分離治具は、
前記中空部材に、前記係合体の外周の位置を特定するガイド穴を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、係合体を押圧する際に係合体の外縁が保持されることとなり、位置ずれを防止し、押圧部材によって、係合体を正確に押圧することができる。
また、本発明の分離治具は、
前記係止片が少なくとも2以上の係止部から構成されていることを特徴とする。
このように係止片が少なくとも2以上の係止部から構成されていれば、係合体を保持することができるため、押圧部材で係合体の分離を同様に行うことができる。
また、本発明の分離治具は、
前記係止片に、前記係合体の分離を、少なくとも2段階以上で行う段部を備えることを特徴とする
このように構成すれば、例えば係合体が蓄電池の場合、1段階目で容器を分離して上蓋と下蓋とを取り外すことができるとともに、2段階目で上蓋に引っ掛かった密封部材を取り外すことができる。
また、本発明の分離治具は、
前記係止片にテーパ面またはR面が形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、係合体の上蓋が係止片に引っ掛かったとしても、外れやすくすることができる。また、係合体の上下を逆にして、中空部材に装着した場合には、係合することがない。従って、係合体が蓄電池の場合、正極と負極を逆にして、中空部材に装着した状態で、押圧部材によって押圧すると短絡が生じてしまうが、これを防止することができる。
また、本発明の分離治具は、
前記押圧部材の前記押圧部がフラット面で形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、係合体の上蓋を均等に押圧することができる。
また、本発明の分離治具は、
前記押圧部材の前記押圧部にテーパ面が形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、押圧部材によって係合体を押圧した際に、係合体が押圧部材に食い込みにくくすることができるとともに、仮に係合体が押圧部材に食い込んでしまった場合でも、取り外しやすく、使い勝手をよくすることができる。
また、本発明の分離治具は、
前記押圧部材の前記押圧部が先端R、角R、角C面取のいずれかで形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、係合体の押圧部と触れる箇所に傷が付きにくくなるとともに、係合体が押圧部材に食い込みにくくすることができる。
また、本発明の分離治具は、
前記押圧部材に、前記押圧部材を上下方向に貫通する貫通穴が形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、仮に係合体が押圧部材の押圧部に食い込んでしまった場合でも、例えば、この貫通穴にピンを挿入して、係合体を押圧部材から取り外したり、エア等を噴出して、係合体を押圧部材から取り外したりすることが可能である。
また、本発明の分離治具は、
前記中空部材の係止片の下端側に、前記分離治具を用いて分離した係合体を受ける受部材を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、係合体が分離された後、受部材に落ちることになり、散失することを防ぐことができる。また、特に係合体が蓄電池の場合、分離した際に蓄電池内部の電解液が漏れ出すことがあるが、この場合にも漏れた電解液は受部材に落ちることになるので、電解液を周囲に飛散させることがなく、また拭取りの手間も最小限に抑えることができる。
また、本発明の分離治具は、
前記受部材の少なくとも受部が絶縁体であることを特徴とする。
また、本発明の分離治具は、
前記受部材の少なくとも受部がフッ素樹脂コーティングされていることを特徴とする。
このように構成することによって、係合体が蓄電池である場合、係合体が受部材に落ちた際、または受部材から取り出す際に、蓄電池が短絡することを確実に防止することができる。
また、本発明の分離治具は、
前記係合体が蓄電池であることを特徴とする。
このように係合体が蓄電池であるときに、簡単容易に第1部材と第2部材とを確実に分離することができるとともに、蓄電池を短絡させないで分離することができるなど、本発明の分離治具において、顕著な作用効果を奏することが可能となる。
なお、本発明において、蓄電池とは、ニッケル水素二次電池等の水系電池、リチウムイ
オン二次電池等の非水系電池、電気二重層キャパシタ等のキャパシタ等の電池を指している。
また、本発明の分離治具は、
前記係合体が薄肉円筒形状であることを特徴とする。
係合体がこのような形状のときに、本発明の分離治具において、最も顕著な作用効果を奏することが可能となる。
なお、本発明において、薄肉円筒形状とは、所謂コイン型電池、ボタン型電池等の形状を指している。
また、本発明の分離治具は、
前記中空部材が金属で構成されていることを特徴とする。
蓄電池であっても、中空部材はケースのみしか触れていないため、金属を用いることができ、このように構成すれば、本発明の分離治具の構成部材である、中空部材の強度や耐久性を十分に保つことができるとともに、機械加工も容易に行うことができる。
また、本発明の分離治具は、
前記中空部材が焼入れ処理した炭素工具鋼から成ることを特徴とする。
ケースにはステンレス材が多用されており、このような金属の中でも、炭素工具鋼は、機械加工後に焼入れ処理をすることにより、高硬度、高剛性、耐磨耗性に優れ、焼入れ処理した炭素工具鋼を用いることにより、さらに、中空部材の強度や耐久性を十分に保つことができる。
また、本発明の分離治具は、
前記押圧部材の少なくとも係合体と接触する押圧部が、フッ素樹脂コーティングされていることを特徴とする。
このように構成することによって、中空部材に蓄電池を上下逆に装着してしまった場合であっても、蓄電池が短絡してしまうことを防止することができる。
また、本発明の分離治具は、
前記第1部材が下蓋であって、
前記第2部材が上蓋であることを特徴とする。
このように下蓋の外周部を上蓋の外縁で挟持して成る係合体に、本発明の分離治具を用いることによって、簡単容易に上蓋と下蓋とを分離することができるとともに、上蓋と下蓋とを確実に分離することができる。
また、本発明の分離治具は、
前記第1部材が、下蓋であって、
前記第2部材が上蓋と密封部材から構成されることを特徴とする。
また、本発明の分離治具は、
前記上蓋と密封部材から構成された第2部材と、前記下蓋である第1部材とからなる係合体を、前記分離装置で、前記第1部材と第2部材とに分解した後、
前記分離治具において、
さらに、前記中空部材の口部径よりも小さい口部を有する第2中空部材と、
前記第2中空部材の口部に挿通可能であって、前記第2中空部材に近接する方向に移動して第2部材を押圧する第2押圧部材を用いて、
さらに、前記第2部材を第2中空部材と第2押圧部材との間に配設するとともに、前記
中空部材と押圧部材の少なくともいずれか一方を移動させることにより、前記第2部材を押圧することで、前記第2部材を上蓋と密封部材とに分離するよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明の分離方法は、
前記第1部材と第2部材とを分離する工程の後に、
さらに、前記中空部材の口部径よりも小さい口部を有する第2中空部材を準備する工程と、
前記第2中空部材の口部に挿通可能であって、前記第2中空部材に近接する方向に移動して第2部材を押圧する第2押圧部材を準備する工程と、
前記第2部材を第2中空部材と第2押圧部材との間に配設するとともに、前記中空部材と押圧部材の少なくともいずれか一方を移動させることにより、前記第2部材を押圧する工程と、
前記第2部材を上蓋と密封部材とに分離する工程と、
を有することを特徴とする。
このように構成することによって、係合体が、蓄電池のように、上蓋と下蓋との間に密封部材を挟持している密閉容器である場合に、本発明の分離治具を用いて上蓋と下蓋とを分離した際、密封部材が上蓋に嵌入してしまった場合に、簡単容易に上蓋と密封部材とを確実に分離することができる。
また、本発明の分離装置は、
上記のいずれかに記載の分離治具と、
前記分離治具を押圧するプレス部を有するプレス機と、
を備え、前記プレス機によって分離治具を押圧することで、前記係合体を第1部材と第2部材とに分離することを特徴とする。
また、本発明の分離方法は、
上記に記載の分離装置を用いて、係合体の分離を行うことを特徴とする。
このように構成することによって、下蓋の外周部を上蓋の外縁で挟持して成る係合体について、安全で容易に分離することができるとともに、設備コストを低減することが可能である。
さらに、係合体が蓄電池である場合、蓄電池を短絡させることがないので、研究開発の際に、電極を変質させることなく、観察することができるとともに、蓄電池温度の上昇や爆発といった危険を回避することができる。
また、このような分離装置を用いることによって、常に同じ圧力で係合体を分離することができる。さらに、繰り返し作業を行わなければならない場合であっても、作業が楽に行え、作業効率も向上する。
また、本発明の分離装置は、
前記プレス部に、前記分離治具の押圧部材が固着されていることを特徴とする。
このように押圧部材がプレス機のプレス部に固着されていることによって、繰り返し作業を行う場合であっても、常に正確に係合体を押圧することができる。
本発明によれば、第1部材の外周部を第2部材の外縁で挟持して成る係合体について、安全で容易に分離することができるとともに、設備コストを低減することのできる係合体の分離治具ならびに分離装置および係合体の分離方法を提供することができる。
さらに、係合体が蓄電池である場合、蓄電池を短絡させることがないので、研究開発の際に、電極を変質させることなく、観察することができるとともに、蓄電池温度の上昇や爆発といった危険を防止することのできる係合体の分離治具ならびに分離装置および係合体の分離方法を提供することを提供することができる。
さらに、分離治具が小型であるため、普及しているグローブボックスに収容することができるので、例えば、アルゴンのような不活性雰囲気で係合体を開封することができ、係合体が蓄電池である場合、大気の影響によって変質してしまうような電極の観察をすることができる係合体の分離治具ならびに分離装置および係合体の分離方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明の係合体の分離治具の第1の実施例の斜視図、図2は図1の係合体の分離治具における縦断面図である。
本発明の分離治具は、例えば、リチウム電池等の一次電池、リチウムイオン二次電池や電気二重層キャパシタ等の蓄電池などの係合体を分離するためのものである。
図1および図2において、符号10は、全体で本発明の係合体の分離治具(以下、単に「分離治具」と言う)を示している。
本発明の分離治具の構成について説明する。
本発明の分離治具10は、図1および図2に示したように、下蓋24の外周部を上蓋22の外縁で挟持して成る係合体20の上蓋22の外縁部分のみを係止する係止片32を口部36内周に有する中空部材30と、中空部材30の口部36内に挿通可能であって、係合体20を中空部材30に近接する方向に移動して押圧する押圧部材40とから構成されている。
なお、係止片32は、本実施例のように、中空部材30の口部36内周に突設する係止片に限定されるものではなく、例えば、中空部材30の内周面に突設する係止片でもよいし、中空部材30とは別の部材である係止片でもよい。また、上蓋22を係止する係止片32の隅角部は、エッジのままでもよいし、図3(a)に示したように角C面取34aを設けてもよいし、図3(b)に示したように角R34bを設けてもよい。
中空部材30の口部36の内径t2は、係合体20の上蓋22の外縁部のみを係止することができるように、係合体20の上蓋22の外径t4よりも小さく設定されている。
他方、押圧部材40は、その外径t1が、中空部材30の口部36の内径t2よりも小さく設定されている。
なお、係合体20の口部の内径t2は、下蓋24が変形してもよいのであれば、下蓋の外径t3よりも小さく設定されていても構わないが、係合体20が蓄電池である場合、口部36の内径t2は、下蓋24の外径t3よりも大きく設定されている必要がある。
このような、中空部材30と押圧部材40の材質としては、特に限定されるものではないが、例えば、鉄、銅、真鍮、ステンレス、炭素工具鋼、合金工具鋼などの金属、硬質セラミックなどの非金属を用いることができる。
また、係合体20としては、下蓋24の外周部を上蓋22の外縁で挟持して成る係合体20であれば限定されるものではないが、本実施例では、ステンレス材から構成する係合
体20を使用している。さらに、係合体20が蓄電池の場合には、内部にポリプロピレンから成る密封部材を有している。
なお、中空部材30の係止片32は、係合体20の上蓋22を折り曲げる必要があるため、中空部材30の材質としては、係合体20の材質よりも高硬度、高剛性、耐磨耗性に優れた材質を利用することが好ましい。
このため、本実施例では、中空部材30の材質として、係合体20の材質であるステンレス材よりも、高硬度、高剛性、耐磨耗性に優れた炭素工具鋼を用いることが特に好ましい。
なお、中空部材30、中空部材30の口部36、押圧部材40の形状は、本実施例における形状に限定されるものではなく、係合体20の形状に合わせて適宜変更が可能である。
次いで本発明の分離治具の使用方法について説明する。
先ず、図2に示したように、中空部材30の口部36に形成された係止片32に、係合体20の上蓋22側が係止されるよう係合体20を載置する。
次いで、図4に示したように、中空部材30の係止片32に係止された係合体20の直上より、押圧部材40を下方に向かって押圧することによって、係合体20の外縁が内側に折り曲げられた状態となる。
この際、前述したように中空部材30の口部36の内径t2の寸法が押圧部材40の外径t1よりも大きく設定されているため、押圧部材40が中空部材30の口部36に挿入されたときに、押圧部材40と係止片32との間に、係合体20の上蓋22の係止片32によって内側に折り曲げられた部位が通過する隙間が確保されるようになっている。
これにより、係合体20を押圧部材40によって押圧した際に、係合体20が押圧部材40や中空部材30に引っ掛かりにくくなっている。
また、押圧部材40の押圧部42は、フラット面であるため、係合体20の上蓋22に対して均等な力で押圧がなされるようになっている。
さらに、図5に示したように、押圧部材40を下方に向かって押圧すると、中空部材30の口部36内にはまった状態の係合体20は、中空部材30の口部36から外れて、下方に落下する。
これによって、図6のように係合体20の上蓋22の外縁部分が支点29を中心に外方に反り返るように変形することになるため、上蓋22と下蓋24とが容易に外れる状態とすることができる。
このように本発明の分離治具を用いて、係合体の分離を行えば、簡単な手順で係合体の分離を行うことができる。
なお、係合体20が蓄電池の場合には、蓄電池の構造上、上蓋22と下蓋24との間にポリプロピレン製の密封部材23を有するため、上記の方法を用いた場合には、図7に示したように、反り返った上蓋22の外縁部分内に密封部材23が嵌入した状態で、上蓋22と下蓋24との分離が行われることとなる。
しかしながら、上蓋22と密封部材23とは、異なる材質からなるため、例えば分別廃棄、リサイクルを良好に行うためには、上蓋22と密封部材23とをさらに分解すること
が望ましい。
この場合には、図8に示したように、密封部材23が嵌入した状態の上蓋22を、上蓋22と下蓋24とを分離する工程で用いた中空部材30の係止片32よりも、係止片32の内径の小さい中空部材30を用いて、同様に押圧部材40によって押圧することによって、図9に示したように、さらに上蓋22と密封部材23との分別を行うことが可能である。
なお、この実施例では、密封部材23が下方にあるように中空部材30に載置して、押圧部材40によって押圧しているが、図10に示したように、密封部材23が上方にあるように中空部材30に載置して、図11に示したように、押圧部材40によって押圧してもよい。
また、係合体20が蓄電池であると、内部の電解液が中空部材30や押圧部材40に付着してしまい、錆が発生する場合が想定されるため、このような場合には、中空部材30、押圧部材40の表面に表面処理を行うことが好ましい。
表面処理の方法としては、例えば、電気めっき、化学めっき、フッ素樹脂コーティングなどが挙げられる。
さらに、表面処理としてフッ素樹脂コーティングを行った場合には、フッ素樹脂が非導電性であるため、例えば、係合体20が蓄電池である場合、誤って上下を逆にして中空部材30の係止片32に係止した状態で、押圧部材40によって係合体20を押圧したとしても、蓄電池が短絡することがない。
したがって、電極を変質させることなく観察することができるとともに、蓄電池温度の上昇や爆発といった危険を防止することができる。
この場合、フッ素樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)樹脂、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)樹脂、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)樹脂、ポリビニリデンフルオライト(PVDF)樹脂、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)樹脂、クロロトリフルオロエチレン−エチレン共重合体(ECTFE)樹脂、ポリビニルフルオライド(PVF)樹脂などを挙げることができ、この中では、耐熱性、耐腐食性などを考慮すれば、PTFEが好ましい。
なお、表面処理は少なくとも、押圧部材40が係合体20と接触する押圧部42に施されていればよい。また、セパレータやフッ素樹脂シート等をライナーとして、係合体20と押圧部42の間に挟むことでも代用できるが、表面処理により一体型にすることで、使い勝手が向上する。
また、本実施例では、中空部材30の係止片32に係止するように係合体20を装着した状態で、押圧部材40を中空部材30の上方から下方に向かって押圧することによって、係合体20を分離するように構成されているが、図12に示したように、押圧部材40の上部に係合体20を載置した状態で、中空部材30によって、押圧部材40の上方から下方に向かって、中空部材30の係止片32が、係合体20の上蓋22に係止するように押圧してもよい。
すなわち、係合体20の上蓋22が、中空部材30の係止片32に係止した状態で、係合体20が中空部材30と押圧部材40とに挟持されて押圧されていれば、分離治具10の構成部材である中空部材30と押圧部材40との位置関係はどのようにあっても構わな
い。
次いで、本発明の分離治具の第2の実施例について説明する。
図13(a)および図13(b)は、本発明の分離治具の中空部材30の係止片32が中空部材30から内側に突起する、少なくとも2以上の係止部33から構成される場合の上面図で、図13(a)は係止部33が略四角形状の場合の上面図、図13(b)は、係止部33が歯形状の場合の上面図である。
図13(a)または図13(b)に示した分離治具における中空部材30は、基本的には、図1から図12に示した実施例1の分離治具における中空部材30と同じ構成であるので、同じ構成部材には、同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
図13(a)または図13(b)に示した中空部材30は、係合体20を係止するための係止片32が、中空部材30から内側に突起する、少なくとも2以上の係止部33から構成された係止片となっている。
特に、図13(a)では係止部33が略四角形状になっており、図13(b)では係止部33が歯形状になっている。
このような形状に係止片32を設定しても、係合体20は確実に係止されることとなる。
すなわち、係合体20の上蓋22の外縁を、中空部材30の係止片32によって係止することができれば、いかなる形状でも構わないものである。
次いで、本発明の分離治具の第3の実施例について説明する。
図14は、本発明の分離治具10の中空部材30の係止片32に、テーパ面35aが形成された場合の斜視断面図である。
図14に示した分離治具における中空部材30は、基本的には、図1から図12に示した実施例1の分離治具における中空部材30と同じ構成であるので、同じ構成部材には、同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
中空部材30は、図14に示したその断面図のように、中空部材30の係止片32に、テーパ面35aが形成された構成となっている。
このように構成することによって、係合体20の上蓋22が係止片32に引っ掛かったとしても、容易に外すことができる。
さらに、誤って係合体20の上下を逆にして、中空部材30に装着しようとしたとしても、中空部材30の係止片32と係合体20が係合することがないため、使用者に気づかせることができる。
これによって、例えば、係合体20が蓄電池である場合、係合体20の上下を逆にして、導電性の中空部材30に装着した状態で、導電性の押圧部材40によって押圧すると、蓄電池を短絡させてしまい、電極を変質させてしまったり、蓄電池温度の上昇や爆発などの危険が生じたりするが、これらを防止することができる。
なお、係止片32の形状としては、特に限定されるものではなく、本実施例のようにテーパ面を形成してもよいし、図15に示したように係止片32にR面35bを形成してもよい。
次いで、本発明の分離治具の第4の実施例について説明する。
図16は、本発明の分離治具の第4の実施例における縦断面図である。
図16に示した分離治具における押圧部材は、基本的には、図1から図12に示した実施例1の分離治具における押圧部材と同じ構成であるので、同じ構成部材には、同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
図16に示した押圧部材40では、押圧部材40の押圧部42に、係合体20の上蓋22の中心部と接触しないようにする逃がし部45が形成されている。
このように構成することによって、例えば、係合体20が図44に示されるような蓄電池である場合、蓄電池内部の上蓋よりの中心部にある電極に、押圧部材40によって圧力がかからないようにすることができる。
これによって、電極に圧力がかからないので、電極が変形することがなく、充放電試験等の研究開発において、充放電の繰り返しによる電極の変化を正確に観察することができる。
なお、逃がし部45は本実施例の形状に限定されるものではなく、例えば、図17に示したように、押圧部42の外周面に切り欠き45aを設けてもよい。
逃がし部45は電極径より大きい方が好ましいが、仮に電極を押してしまう場合は、このように構成することによって、電極を押圧しない面が増えるため、電極が変形することをさらに防ぐことができる。
次いで、本発明の分離治具の第5の実施例について説明する。
図18は、本発明の分離治具の第5の実施例における縦断面図、図19は、図18の分離治具において、係合体20を分離した状態を示す縦断面図である。
図18または図19に示した分離治具は、基本的には、図1から図12に示した実施例1の分離治具と同じ構成であるので、同じ構成部材には、同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施例の分離治具10では、押圧部材40に、中空部材30を貫通しないように衝止する段部44が備えられている。
このように押圧部材40を用いて、係合体20の分離を行うと、図19に示したように、押圧部材40の段部44が中空部材30に引っ掛かり、これによって、押圧部材40が下方に落下することを防ぐことができる。
また、段部44は、分離治具10をプレス機に固着しない場合に有効であるが、後述するように、押圧部材40をプレス機60に固着した場合は、プレス機60の下死点ストッパーで代用してもよい。
次いで、本発明の分離治具の第6の実施例について説明する。
図20は、本発明の分離治具の第6の実施例における縦断面図、図21は、図20の分離治具において、係合体20を分離した状態を示す縦断面図である。
図20または図21に示した分離治具は、基本的には、図1から図12に示した実施例1の分離治具と同じ構成であるので、同じ構成部材には、同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施例の分離治具10では、中空部材30に、係合体20の外周の位置を特定するガイド穴37が備えられている。
これによって、係合体20を押圧する際に係合体20の外縁が保持されることとなり、
位置ずれを防止し、押圧部材40によって、係合体20を正確に押圧することができる。
次いで、本発明の分離治具の第7の実施例について説明する。
図22は、本発明の分離治具の第7の実施例における縦断面図、図23は、図22の分離治具において、係合体20を分離した状態を示す縦断面図である。
図22または図23に示した分離治具は、基本的には、図1から図12に示した実施例1の分離治具と同じ構成であるので、同じ構成部材には、同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施例の分離治具10では、中空部材30の係止片32が、係合体20の分離を、2段階で行う2段目の係止片38を備えている。
このように構成することによって、1段目の係止片32において係合体20の上蓋22の外縁部分を内側に折り曲げ、2段目の係止片38において係合体20の上蓋22と下蓋24とを確実に分離することができる。
また、係合体20が蓄電池である場合、上蓋22と下蓋24との間に密封部材23が挟持されているが、本実施例における分離治具10を用いることによって、図24に示したように、1段目の係止片32において係合体20の上蓋22の外縁部分を内側に折り曲げることによって、上蓋22と下蓋24とを分離し、図25に示したように、2段目の係止片38が上蓋22の外縁部を係止した状態で、さらに押圧されることによって、図26に示したように、上蓋22と密封部材23とを分離することができる。これによって、図27に示したように、上蓋22と密封部材23と下蓋24とを、それぞれに分離することができる。
なお、本実施例では、1段目の係止片32と2段目の係止片38の2段となっているが、少なくとも2段以上あればよく、係合体の種類に合わせて段数を備えていればよい。また、係止片の形状は1段目と2段目とで異なってもよく、その組み合わせは限定されるものではない。
次いで、本発明の分離治具の第8の実施例について説明する。
図28は、本発明の分離治具の第8の実施例において、押圧部材40の押圧部42にテーパ面43を形成した場合の縦断面図である。
図28に示した分離治具は、基本的には、図1から図12に示した実施例1の分離治具と同じ構成であるので、同じ構成部材には、同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施例の分離治具10では、押圧部材40の押圧部42にテーパ面43が形成されている。
このように構成することによって、押圧部材40によって係合体20を押圧した際に、係合体20が押圧部材40に食い込みにくくすることができるとともに、仮に係合体20が押圧部材40に食い込んでしまった場合でも、容易に取り外すことができるので、使い勝手をよくすることができる。
次いで、本発明の分離装置の第9の実施例について説明する。
図29は、本発明の分離治具の第9の実施例において、押圧部材40の押圧部42の形状が先端Rで形成されている場合の縦断面図、図30は押圧部材40の押圧部42の形状が角Rで形成されている場合の縦断面図、図31は押圧部材40の押圧部42の形状が角C面取で形成されている場合の縦断面図である。
図29から図31に示した分離治具は、基本的には、図1から図12に示した実施例1の分離治具と同じ構成であるので、同じ構成部材には、同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施例の分離治具10では、押圧部材40の押圧部42の形状が先端R43aで形成されている。
このように構成することによって、係合体20と押圧部42との接触する箇所に傷がつきにくくすることができる。さらに、係合体20が押圧部材40に食い込みにくくすることができる。
また、押圧部材40の押圧部42の形状としては、本実施例のような先端R43aだけではなく、図30に示すような角R43bであってもよいし、図31に示すような角C面取43cであってもよい。
また、本実施例に示した形状の組み合わせであってもよいし、図32(a)に示したように、押圧部42がテーパ面43と先端R43aを組み合わせたものや、図32(b)に示したように、押圧部42がテーパ面43と角R43aを組み合わせたもののように、第8の実施例で示した形状と、本実施例に示した形状の組み合わせであってもよい。
次いで、本発明の分離治具の第10の実施例について説明する。
図33は、本発明の分離治具の第10の実施例における縦断面図である。
図33に示した分離治具は、基本的には、図1から図12に示した実施例1の分離治具と同じ構成であるので、同じ構成部材には、同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施例の分離治具10では、押圧部材40に、押圧部材40を上下方向に貫通する貫通穴46が形成されている。
このように構成することによって、仮に係合体20が押圧部材40に食い込んでしまった場合であっても、図34および図35に示すように、貫通穴46から、例えばピン48を挿入して押圧部材40から係合体20を取り外すことができる。また、図示しないが、貫通穴46からエア等を噴出するように構成すれば、上記と同様に、押圧部材40に食い込んでしまった係合体20を容易に取り外すことができる。
次いで、本発明の分離治具の第11の実施例について説明する。
図36は、本発明の分離治具の第11の実施例における斜視図、図37は、図36における分離治具の縦断面図である。
図36または図37に示した分離治具は、基本的には、図1から図12に示した実施例1の分離治具と同じ構成であるので、同じ構成部材には、同じ参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
この実施例の分離治具10では、中空部材30の係止片32の下端側に、中空部材30を受ける受部材50を備えている。
このように構成することによって、係合体20が分離された後、受部材50に落下することになり、散失することを防ぐことができる。
また、特に係合体20が蓄電池の場合、分離した際に蓄電池内部の電解液が漏れた場合でも、漏れた電解液は受部材50に落ちることになるので、電解液を周囲に飛散させることがなく、また拭取りの手間も最小限に抑えることができる。
なお、受部材50の材質は、特に限定されるものではなく、上記した中空部材30や押圧部材40と同じ材料を使用することができる。
また、受部材50に表面処理を行うこともできる。ここで、表面処理としては、上記した中空部材30や押圧部材40に施す表面処理と同じ処理をすることができる。
なお、受部材50に表面処理を行う場合には、少なくとも受部52に施せばよい。
また、図38(a)に示したように、受部材50の少なくとも受部52が絶縁体54で構成されていてもよいし、図38(b)に示したように、受部材50の受部52にセパレータやフッ素樹脂シート等の絶縁シート56を配置しても良い。このように構成することによって、係合体20が蓄電池である場合、分離した係合体20を受部52で受けた際、または受部52から取り出す際に、蓄電池を短絡させることが確実に防止できる。
次いで、本発明の第12の実施例について説明する。
図39は、本発明の係合体の分離装置の実施例の縦断面図、図40は、図39において押圧部材40の押圧部42とは逆側の端面に、鋼球49を載置させるための鋼球受47が形成されていることを説明する拡大斜視図、図41は、図39における拡大断面図である。
この実施例の分離装置の構成部材である分離装置12は、基本的には、プレス機60に実施例1から実施例11に示した分離治具10を設置したものであり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の分離装置12では、分離治具10を、ネジを利用した手動プレス機60によって、押圧する構成になっている。
このように構成することで、係合体20を分離するのに十分な力を押圧部材40に加えることができる。
そして、押圧部材40の押圧部42とは逆側の端面に、鋼球49を載置させるための鋼球受47が形成されている。
このように構成することによって、例えばネジを利用した手動プレス機等の分離装置12に、本発明の分離治具10を取り付けて用いた場合でも、鋼球受47に鋼球49を載置させた状態で押圧すれば、押圧部材40が手動プレス機60のプレス部62の回転とともに、回転してしまうことを防止することができる。
これによって、係合体20の上蓋22の、押圧部材40と接触する部分に傷がつくことを防止することができる。
なお、本実施例では、押圧部材40に鋼球受47を設け、鋼球49を用いて押圧部材40がプレス部62の回転とともに回転してしまうことを防止しているが、例えば、ボールベアリングなどを用いてプレス部62がハンドル64の回転に追随しないように構成されていたり、油圧プレス機、電動プレス機などのプレス部62がもともと回転しないプレス機を用いれば、押圧部材40を回転させることがないので、鋼球受47を押圧部材40に設ける必要はない。
また、係合体20を誤って上下逆に分離治具10に装着した場合、分離治具10の高さが、係合体20を正常に装着した場合よりも高くなる。このため、例えば、プレス機60に、上昇時の原点を決める原点ストッパーを設けることや、プレス前面に板を設けることによって、押圧部材40が干渉し、係合体20を誤って上下逆に装着された分解治具10をプレス機に装着することができなくすることもできる。これによって、誤って係合体20を上下逆の状態で押圧することを防止することができる。
また、小型であるため、普及しているグローブボックスに入れることができるので、例えば、アルゴンのような不活性雰囲気で係合体を開封することができ、大気の影響によって変質してしまうような電極の観察にも非常に有効である。
なお、本実施例では、ネジを利用した手動プレス機60を用いているが、プレス機はこれに限定されるものではなく、例えば、油圧プレス機、電動プレス機などでもよい。
次いで、本発明の第13の実施例について説明する。
図42は、本発明の係合体の分離装置の実施例の縦断面図である。
この実施例の分離装置の構成部材である分離装置12は、基本的には、プレス機60に実施例1から実施例11に示した分離治具10を固着させたものであり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の分離装置12では、プレス機60のプレス部62に分離治具10の構成部材である押圧部材40をボルト66で締結されている。
このように構成することで、繰り返し作業を行う場合であっても、常に正確に係合体20を押圧することができる。
なお、本実施例では、押圧部材40はボルト66によってプレス機60のプレス部62に締結されているが、固着されていればよく、例えば、リベット接合や溶接などによって固着してもよい。
なお、プレス機60に下死点ストッパーを設けた場合には、押圧部材40の段部44は備えなくとも構わない。
また、中空部材30もプレス機ベース68にボルト66で固着されていてもよい。このように構成することによって、例えば、分離された係合体20を、受部材50を使用せずにそのまま落としてもよく、また、受部材50を引き出すように構成して、分離した係合体20を取り出せるようにしてもよい。
なお、押圧部材40が回転しながら係合体20を押圧してしまうと、上蓋22を傷付けてしまうため、例えば、ボールベアリングなどを用いてプレス部62がハンドル64の回転に追随しないように構成したり、油圧プレス機、電動プレス機などのプレス部62がもともと回転しないプレス機を用いることが好ましい。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、本発明の係合体の分離治具においては、係合体20が所謂コイン形状またはボタン形状のような薄肉円筒形状の時に最も顕著な作用効果を奏するものであるが、係合体20が、図43に示したような、下蓋24の外周部を上蓋22の外縁で挟持して成る円筒型の係合体20であっても用いることも可能である。また、分離治具10の構成部材である中空部材30、押圧部材40、受部材50等の各部材の角部に、例えば、角R、角Cなどの加工を施してもよいなど、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図1は、本発明の係合体の分離治具の第1の実施例の斜視図である。 図2は、図1の係合体の分離治具における縦断面図である。 図3は、中空部材の係止片の隅角部の形状の変形例を説明する縦断面である。 図4は、図1の係合体の分離治具における、押圧部材が係合体を押圧している状態を説明する縦断面図である。 図5は、図1の係合体の分離治具における、係合体が分離した状態を説明する縦断面図である。 図6は、係合体を押圧した際の、上蓋の折れ曲がり方を説明する縦断面図である。 図7は、分離した係合体の上蓋の外縁部分内にガスケットが嵌入した状態を説明する縦断面図である。 図8は、上蓋と密封部材とを分離するための工程を説明する縦断面図である。 図9は、上蓋と密封部材とを分離した状態を説明する縦断面図である。 図10は、上蓋と密封部材とを分離するための工程を説明する縦断面図である。 図11は、上蓋と密封部材とを分離した状態を説明する縦断面図である。 図12は、図1の係合体の分離治具における、中空部材と押圧部材とが異なる位置関係にある場合の縦断面図である。 図13は、本発明の係合体の分離治具の第2の実施例における、中空部材の係止片の変形例を説明する上面図である。 図14は、本発明の係合体の分離治具の第3の実施例における中空部材の斜視断面図である。 図15は、本発明の係合体の分離治具の第3の実施例において、中空部材の係止片にRを形成した場合の斜視断面図である。 図16は、本発明の係合体の分離治具の第4の実施例における押圧部材の縦断面図である。 図17は、押圧部材の押圧部の外周面に切り欠きを設けた場合の斜視図である。 図18は、本発明の係合体の分離治具の第5の実施例における縦断面図である。 図19は、図18の分離治具において、係合体を分離した状態を説明する縦断面図である。 図20は、本発明の係合体の分離治具の第6の実施例における縦断面図である。 図21は、図20分離治具において、係合体を分離した状態を説明する縦断面図である。 図22は、本発明の係合体の分離治具の第7の実施例における縦断面図である。 図23は、図22の分離治具において、係合体を分離した状態を説明する縦断面図である。 図24は、係合体の上蓋の外縁部が係止片の1段目に係止している状態を説明する縦断面図である。 図25は、下蓋と分離された係合体の上蓋の外縁部が係止片の2段目に係止している状態を説明する縦断面図である。 図26は、上蓋と密封部材とが分離された状態を説明する縦断面図である。 図27は、図22の分離治具において、蓄電池である係合体を分離した状態を説明する縦断面図である。 図28は、本発明の係合体の分離治具の第8の実施例における縦断面図である。 図29は、本発明の係合体の分離治具の第9の実施例における縦断面図である。 図30は、図29の分離治具において、押圧部材の押圧部の形状が角Rで形成されている場合の縦断面図である。 図31は、図29の分離治具において、押圧部材の押圧部の形状が角C面取で形成されている場合の縦断面図である。 図32は、第8の実施例と第9の実施例とを組み合わせた場合の押圧部材の押圧部の形状の一例を示す縦断面図である。 図33は、本発明の係合体の分離治具の第10の実施例における縦断面図である。 図34は、図33の分離治具において、係合体が押圧部材に食い込んでしまった状態を説明する縦断面図である。 図35は、図33の分離治具において、押圧部材に食い込んでしまった係合体を、ピンを用いて取り外した状態を説明する縦断面図である。 図36は、本発明の係合体の分離治具の第11の実施例における斜視図である。 図37は、図36における分離治具の縦断面図である。 図38は、受部材の変形例を説明する縦断面図である。 図39は、本発明の第12の実施例における係合体の分離装置の縦断面図である。 図40は、図39の分離装置において、分離治具の部分を拡大した、拡大斜視図である。 図41は、図40の分離治具における拡大断面図である。 図42は、本発明の第13の実施例における係合体の分離装置の縦断面図である。 図43は、係合体が円筒型をしている場合の縦断面図である。 図44は、コイン型リチウムイオン二次電池の構造を説明する縦断面図である。 図45は、従来における密閉型電池の分解装置の概念図である。
符号の説明
10 分離治具
12 分離装置
20 係合体
22 上蓋
23 密封部材
24 下蓋
29 支点
30 中空部材
32 係止片
33 係止部
34a 角C面取
34b 角R
35a テーパ面
35b R面
36 口部
37 ガイド穴
38 2段目の係止片
40 押圧部材
42 押圧部
43 テーパ面
43a 先端R
43b 角R
43c 角C面取
44 段部
45 逃がし部
45a 切り欠き
46 貫通穴
47 鋼球受
48 ピン
49 鋼球
50 受部材
52 受部
52a 受部底面
52b 受部側面
54 絶縁体
56 絶縁シート
60 プレス機
62 プレス部
64 ハンドル
66 ボルト
68 プレス機ベース
100 コイン型リチウムイオン二次電池
110 正極
112 ケース
113 外縁
114 負極
116 キャップ
117 外周部
118 ガスケット
120 セパレータ
210 密閉型電池
222 高圧水またはエネルギービーム
230 冷却装置
232 低温ガス
240 不燃性雰囲気

Claims (30)

  1. 第1部材の外周部を第2部材の外縁で挟持して成る係合体を、それぞれに分離するための分離治具であって、
    前記分離治具は、
    前記係合体の第2部材の外縁部分を係止する係止片を口部に有する中空部材と、
    前記中空部材の口部内に挿通可能であって、前記中空部材に近接する方向に移動して係合体を押圧する押圧部材と、を備え、
    前記係合体の第1部材側に中空部材を配設し、前記第2部材側に押圧部材を配設した状態で、前記中空部材と押圧部材とが相互に近接する方向に移動する様に、前記中空部材と押圧部材の少なくともいずれか一方を移動させることにより、前記係合体を押圧することによって、
    前記第2部材の外縁部分が中空部材の係止片に押圧されて拡開し、前記第1部材と第2部材とが分離可能となるように構成されていることを特徴とする分離治具。
  2. 前記係合体を押圧する押圧部材の押圧部に、前記係合体の第2部材の中心部と接触しないようにする逃がし部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の分離治具。
  3. 前記押圧部材が、前記中空部材を貫通しないように衝止する段部を備えることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の分離治具。
  4. 前記中空部材に、前記係合体の外周の位置を特定するガイド穴を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の分離治具。
  5. 前記係止片が少なくとも2以上の係止部から構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の分離治具。
  6. 前記係止片に、前記係合体の分離を、少なくとも2段階以上で行う段部を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の分離治具。
  7. 前記係止片にテーパ面またはR面が形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の分離治具。
  8. 前記係止片の隅角部に、角R、角C面取のいずれかが形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の分離治具。
  9. 前記押圧部材の押圧部が、フラット面で形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の分離治具。
  10. 前記押圧部材の押圧部に、テーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の分離治具。
  11. 前記押圧部材の押圧部が先端R、角R、角C面取のいずれかで形成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の分離治具。
  12. 前記押圧部材に、前記押圧部材を上下方向に貫通する貫通穴が形成されていることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の分離治具。
  13. 前記中空部材の係止片の下端側に、前記分離治具を用いて分離した係合体を受ける受部材を備えることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の分離治具。
  14. 前記受部材の少なくとも受部が絶縁体であることを特徴とする請求項13に記載の分離治具。
  15. 前記受部材の少なくとも受部がフッ素樹脂コーティングされていることを特徴とする請求項13から14のいずれかに記載の分離治具。
  16. 前記係合体が蓄電池であることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の分離治具。
  17. 前記係合体が薄肉円筒形状であることを特徴とする請求項1から16のいずれかに記載の分離治具。
  18. 前記中空部材が金属で構成されていることを特徴とする請求項1から17のいずれかに記載の分離治具。
  19. 前記中空部材が焼入れ処理した炭素工具鋼から成ることを特徴とする請求項18に記載の分離治具。
  20. 前記押圧部材の少なくとも係合体と接触する押圧部が、フッ素樹脂コーティングされていることを特徴とする請求項1から19のいずれかに記載の分離治具。
  21. 前記第1部材が下蓋であって、
    前記第2部材が上蓋であることを特徴とする請求項1から20のいずれかに記載の分離治具。
  22. 前記第1部材が、下蓋であって、
    前記第2部材が上蓋と密封部材から構成されることを特徴とする請求項1から20のいずれかに記載の分離治具。
  23. 前記上蓋と密封部材から構成された第2部材と、前記下蓋である第1部材とからなる係合体を、前記分離治具で、前記第1部材と第2部材とに分離した後、
    前記分離治具において、
    さらに、前記中空部材の口部径よりも小さい口部を有する第2中空部材と、
    前記第2中空部材の口部に挿通可能であって、前記第2中空部材に近接する方向に移動して第2部材を押圧する第2押圧部材を用いて、
    さらに、前記第2部材を第2中空部材と第2押圧部材との間に配設するとともに、前記第2中空部材と第2押圧部材の少なくともいずれか一方を移動させることにより、前記第2部材を押圧することで、前記第2部材を上蓋と密封部材とに分離するよう構成されていることを特徴とする請求項22に記載の分離治具。
  24. 請求項1から23のいずれかに記載の分離治具と、
    前記分離治具を押圧するプレス部を有するプレス機と、
    を備え、前記プレス機によって分離治具を押圧することで、前記係合体を第1部材と第2部材とに分離することを特徴とする分離装置。
  25. 前記プレス機に、前記分離治具が固着されていることを特徴とする請求項24に記載の分離装置。
  26. 第1部材の外周部を第2部材の外縁で挟持して成る係合体を、それぞれに分離するため
    の分離方法であって、
    前記係合体の第2部材の外縁部分を係止する係止片を口部に有する中空部材を準備する工程と、
    前記中空部材の口部内に挿通可能であって、前記中空部材に近接する方向に移動して係合体を押圧する押圧部材を準備する工程と、
    前記係合体の第1部材側に中空部材を配設し、前記第2部材側に押圧部材を配設した状態で、前記中空部材と押圧部材の少なくともいずれか一方を移動させることにより、前記係合体を押圧する工程と、
    前記第2部材の外縁部分が中空部材の係止片に押圧されて拡開し、前記第1部材と第2部材とを分離する工程と、
    を有することを特徴とする係合体の分離方法。
  27. 前記第1部材が下蓋であって、
    前記第2部材が上蓋であることを特徴とする請求項26に記載の係合体の分離方法。
  28. 前記第1部材が、下蓋であって、
    前記第2部材が上蓋と密封部材から構成されることを特徴とする請求項26に記載の係合体の分離方法。
  29. 前記分離方法が、
    前記第1部材と第2部材とを分離する工程の後に、
    さらに、前記中空部材の口部径よりも小さい口部を有する第2中空部材を準備する工程と、
    前記第2中空部材の口部に挿通可能であって、前記第2中空部材に近接する方向に移動して第2部材を押圧する第2押圧部材を準備する工程と、
    前記第2部材を第2中空部材と第2押圧部材との間に配設するとともに、前記第2中空部材と第2押圧部材の少なくともいずれか一方を移動させることにより、前記第2部材を押圧する工程と、
    前記第2部材を上蓋と密封部材とに分離する工程と、
    を有することを特徴とする請求項28に記載の係合体の分離方法。
  30. 請求項24から25のいずれかに記載の分離装置を用いて、係合体の開封を行うことを特徴とする分離方法。
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