JP2008130189A - 記憶媒体駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶媒体の情報漏洩を防止する。
【解決手段】ディスク取出スイッチ10の長押し操作によりキーロック状態に移行する。キーロック状態では、信号生成部16はトレイ状態検出スイッチ10で検出される検出スイッチ信号の状態を変化させ、実際にはトレイがクローズ状態であってもオープン状態であるかのように変化させる。マイコン14はメモリ14aに蓄積された光ディスクのTOC情報を消去し、TOC情報の漏洩を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は記憶媒体駆動装置、特にディスク等のTOC情報の管理に関する。
従来より、記録媒体の盗難や記録媒体の破損防止等を目的として、記憶媒体の排出(イジェクト)を禁止する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、イジェクト動作を禁止するロックモードを有する装置が開示されている。ロックモードに設定された場合、イジェクトスイッチを操作してもプレーヤ内にローディングされていればCDはイジェクトされず、イジェクト動作以外の通常の動作は許容される。ロックモードの設定及び解除は、ストップスイッチを3秒以上連続して押し続けることで行われる。
また、特許文献2には、ロックボタンを押したときに、イジェクトだけでなく、記録や再生に関する操作ボタンの操作も無効にすることが開示されている。
特開平7−37320号公報 特開2006−216192号公報
このように、ロックモードあるいはロックボタンを操作してイジェクトボタンを無効にすることでイジェクトを防止することが可能であるが、CD等の記憶媒体をローディングする際に装置はTOC(Table of Contents)情報を読み出してメモリに記憶しており、この情報はそのまま装置内に残存するため、情報漏洩のおそれがある。
したがって、ユーザが装置から離れるときにその都度、装置から確実に記憶媒体をイジェクトしておくのが好ましい。記憶媒体のイジェクト時には、記憶媒体から読み出したTOC情報等は記憶媒体排出時に同時にリセットされて装置内に残らず、情報漏洩のおそれがないからである。しかしながら、全てのユーザにこの作業を義務づけることは困難であり、その都度記憶媒体をイジェクトするのは煩雑でもある。
本発明の目的は、情報漏洩をより確実に防止してセキュリティ性を向上させた記憶媒体駆動装置を提供することにある。
本発明は、記憶媒体に対して再生あるいは記録を行う記憶媒体駆動装置であって、操作手段と、前記記憶媒体から読み出したTOC情報を記憶するメモリと、前記操作手段による特定操作の入力に応じ、前記メモリに記憶された前記TOC情報を消去する制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、記憶媒体搬送機構と、前記記憶媒体のTOC情報を読み出して記憶するメモリと、前記記憶媒体搬送機構により前記記憶媒体を排出した場合に前記メモリに記憶された前記TOC情報を消去する制御手段とを有する記憶媒体駆動装置であって、前記制御手段は、操作手段による特定操作に応じ、前記記憶媒体搬送機構により前記記憶媒体が排出されていなくても前記記憶媒体が排出されたものとして前記TOC情報を消去することを特徴とする。
本発明によれば、記憶媒体の情報の漏洩を防止できる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について、記憶媒体としてCDやDVD等の光ディスクを駆動する光ディスク駆動装置を例にとり説明する。
<第1実施形態>
図1に、本実施形態における光ディスク駆動装置の構成ブロック図を示す。光ディスク駆動装置(光ディスクドライブ)は、例えばパーソナルコンピュータ等に内蔵され、ディスク取出スイッチ10、トレイ状態検出スイッチ12、マイコン(あるいはプロセッサ)14、信号生成部16、駆動制御部18及び駆動部20を備える。
ディスク取出スイッチ10は、例えば光ディスク駆動装置の前面に設けられ、ユーザが光ディスクを搬送するトレイをオープンして光ディスクを排出する際に操作するボタンであり、光ディスク排出機構を作動させるスイッチとして機能する。ユーザがディスク取出スイッチ10を短押しすると、ディスク取出スイッチ10は短押し操作に応じてイジェクト信号をマイコン14に供給する。一方、ディスク取出スイッチ10は、光ディスク排出を禁止するために特定操作を入力する操作手段としても機能し、トレイのオープンを禁止して光ディスクの盗難を防止したい場合、ユーザはディスク取出スイッチ10を長押しする。ディスク取出スイッチ10は、長押し操作に応じてキーロック信号をマイコン14に供給する。
マイコン14は、ディスク取出スイッチ10からのイジェクト信号及びキーロック信号が入力され、イジェクト信号に応じて駆動制御部18にイジェクトコマンドを供給する。また、キーロック信号に応じてキーロック状態信号を信号生成部16に供給する。
トレイ状態検出スイッチ12は、トレイの状態、つまりトレイがクローズ状態かオープン状態かを検出し、検出信号を信号生成部16に供給する。
信号生成部16は、論理回路から構成され、マイコン14からのキーロック状態信号とトレイ状態検出スイッチ12からの検出信号とを入力し、両信号の論理演算を行ってトレイ状態検出スイッチ信号を生成する。生成されたトレイ状態検出スイッチ信号は駆動制御部18に供給される。
駆動制御部18は、マイコン14からのイジェクトコマンドと信号生成部16からのトレイ状態検出スイッチ信号とが入力され、両信号に応じて駆動部20に対して駆動信号を供給し、トレイのクローズ及びオープンを実行する。すなわち、駆動制御部18は、マイコン14からのコマンドがイジェクトコマンドであり、かつトレイがクローズ状態にある場合、トレイをクローズ状態からオープン状態とすべく駆動部20を駆動する。これにより、装置内にローディングされた光ディスクが装置外に排出される。また、マイコン14は、イジェクトコマンドの発行に伴い、駆動装置内のメモリ(例えばマイコン14内のメモリ14a)に記憶されている、当該光ディスクのTOC情報を消去する。なお、ディスクによってはOSのアクセスを容易にするためにファイル構造(FAT)情報やディスクの種類(オーディオ/データ、CD/DVD、RAM/RI/RWI)情報も含まれ、本願ではこれらを含む広義でTOC情報とする。また、駆動制御部18は、マイコン14からのコマンドがイジェクトコマンドであり、トレイがオープン状態にある場合、駆動制御部18はトレイをオープン状態からクローズ状態とすべく駆動部20を駆動する。
通常の光ディスク駆動装置では、トレイ状態検出スイッチ12からの検出信号をそのまま駆動制御部18に供給し、駆動制御部18はマイコン14からのイジェクトコマンドとトレイ状態検出スイッチ12からの検出信号とに応じて駆動部20を駆動する。この場合、実際のトレイ状態と駆動制御部18に供給されるトレイ状態検出信号とは一致しているから、駆動制御部18は実際にトレイがクローズしていればトレイをクローズ状態からオープン状態に駆動し、光ディスクを装置外に排出する。しかしながら、この構成ではユーザ以外の第3者のディスク取出スイッチ10の操作により光ディスクが排出されてしまい、あるいは光ディスクのTOC情報が漏洩するおそれがある。
これに対し、本実施形態では、トレイ状態検出スイッチ12からの検出信号をそのまま駆動制御部18に供給するのではなく、信号生成部16でマイコン14からのキーロック状態信号に応じて検出信号を変化させた上でトレイ状態検出スイッチ信号として供給する。具体的には、キーロック信号がアクティブ状態(ロック状態)である場合、たとえトレイ状態検出スイッチ12がトレイのクローズを検出していたとしても、これをオープン状態であることを示す信号に変化させ、実際にはトレイがクローズ状態にあったとしてもあたかもトレイがオープン状態であるかのように装う。すなわち、信号生成部16は、実際にはトレイがクローズ状態であっても擬似的にオープンな状態を生成する。信号生成部16で擬似的にオープン状態を作り出すことで、駆動制御部18は実際にはトレイがクローズ状態であってもオープン状態である旨の検出信号を受け取ることになるため、たとえマイコン14からイジェクトコマンドを入力しても駆動部20を駆動してトレイをオープンすることはなく光ディスクの排出が防止される。また、マイコン14はトレイ状態検出スイッチ信号が入力されるようになっており、該信号がクローズからオープンに変化したとき光ディスクが排出されたとして、メモリ14aに記憶された光ディスクのTOC情報等を消去する。これにより、擬似的にオープンな状態になったときにもTOC情報等がメモリ14aから消去されることになる。
トレイのオープン時、あるいは光ディスクの排出時にTOC情報をメモリ14aから消去する技術自体は公知である。しかしながら、本実施形態では、実際には光ディスクを排出していないにもかかわらず擬似的に光ディスクの排出状態を生成し、これにより光ディスクのTOC情報をメモリ14aから消去している点に留意されたい。すなわち、本実施形態では、従来からの光ディスク排出時のTOC情報消去という処理アルゴリズムを利用し、擬似的に光ディスクの排出状態を生成してTOC情報を積極的に消去する。トレイ状態を擬似的にオープンな状態へと変化させる方法は種々存在し得るが、例えばトレイ状態を検出信号の2値電圧レベルに対応させ、電圧レベルを反転させることで簡易に実現できる。検出信号のHiレベルをトレイのクローズ状態、Lowレベルをトレイのオープン状態に対応させておき、キーロック信号が入力された場合にHiレベルからLowレベルに反転させることでトレイのオープン状態を生成できる。レベル変換、位相変換、周波数変換等の任意の変換方法を採用し得る。
図2に、図1における信号生成部16の一つの構成例を示す。信号生成部16は、論理積ゲート(ANDゲート)50を含んで構成される。ANDゲート50の一方の入力端子にはマイコン14からのキーロック状態信号が供給され、ANDゲート50の他方の入力端子にはトレイ状態検出スイッチ12からの検出スイッチ信号が供給される。ANDゲート50は、両者の論理積を演算し、演算結果をトレイ状態検出スイッチ信号として駆動制御部18に出力する。
ここで、キーロック状態信号、検出スイッチ信号、トレイ状態検出スイッチ信号の2値レベルと論理状態を以下のように定義する。
<キーロック状態信号>
Hi:非ロック状態(短押し状態)
Low:ロック状態(長押し状態)
<検出スイッチ信号>
Hi:クローズ状態
Low:オープン状態
<トレイ状態検出スイッチ信号>
Hi:クローズ状態
Low:オープン状態
ユーザがディスク取出スイッチ10を長押しせずキーロック状態信号がHi(非ロック状態)である場合、検出スイッチ信号がHi(クローズ状態)の場合のみ、トレイ状態検出スイッチ信号はHi(クローズ状態)となり、この場合においてのみ駆動制御部18はディスク取出スイッチ10の短押し操作によるイジェクトコマンドに応じて駆動部20を駆動してトレイをオープン状態まで駆動して光ディスクを排出し、TOC情報等をメモリ14aから消去する。
ユーザがディスク取出スイッチ10を長押ししてキーロック状態信号がLow(ロック状態)である場合、検出スイッチ信号がHi(クローズ状態)であっても、トレイ状態検出スイッチ信号はLow(オープン)となり、トレイは既にオープン状態にあることから、駆動制御部18はディスク取出スイッチ10の短押し操作によるイジェクトコマンドが発行されてもトレイをさらにオープン状態にすることなくクローズ状態に維持する。これにより、光ディスクが搬入されている場合でもトレイがオープンにされることはないから光ディスクの盗難が防止される。さらに、トレイ状態検出スイッチ信号がLow(オープン状態)になったことによりTOC情報等はメモリ14aから消去されるので、TOC情報等への不正アクセスも防止される。
なお、トレイが実際にオープン状態にある場合、検出スイッチ信号はLowであるためトレイ状態検出スイッチ信号はLowであり、駆動制御部18はディスク取出スイッチに応じてトレイをクローズ状態まで駆動する。この場合でも、ロック状態であればトレイ状態検出スイッチ信号はLow(オープン状態)のままであり光ディスクの起動処理が実行されることはない。すなわち、光ディスクからTOC情報が読み出されず、データの再生、データの記録も実行できない。
本実施形態では、トレイのオープン状態、あるいは光ディスクの排出状態を擬似的に生成することで装置のメモリ14aに記憶された光ディスクのTOC情報を消去しているが、トレイのオープン状態あるいは光ディスクの排出状態を擬似的に生成するのではなく、ディスク取出スイッチ10の特定の押下操作によりTOC情報を直接メモリ14aから消去してもよい。例えば、ディスク取出スイッチ10を長押しした場合、マイコン14はこの操作に応じてメモリ14aに記憶されたTOC情報を消去してもよい。ディスク取出スイッチ10とは別個のスイッチを設け、このスイッチの操作に応じてマイコン14がメモリ14aに記憶されたTOC情報を消去してもよい。つまり、トレイのクローズ/オープン状態によらず、特定のスイッチの特定の操作に応じてTOC情報のみを消去してもよい。
また、特定のスイッチの特定の操作は、光ディスク駆動装置が内蔵されるパーソナルコンピュータ側の操作であってもよい。例えば、パーソナルコンピュータのキーボードからの所定情報(パスワード等)の入力に応じて、メモリ14aに記憶されたTOC情報を消去する、また、パーソナルコンピュータにおいて所謂スクリーンセーバが公知であり、一定時間の無操作状態を検出することでスクリーンセーバソフトが起動し、スクリーンに特定の画面を表示してスクリーンの焼き付き等を防止する。スクリーンセーバソフトの起動に応じ、パーソナルコンピュータのプロセッサはマイコン14に対してスクリーンセーバの起動信号を送信する。マイコン14は、この起動信号に応じてメモリ14aに記憶されたTOC情報を消去する。
<第2実施形態>
図3に、本実施形態における光ディスク駆動装置の構成ブロック図を示す。上記の第1実施形態では、ディスク取出スイッチ10を長押ししてキーロック状態信号をアクティブ(ロック状態)にした場合、トレイのオープンを一律に禁止しているが、本実施形態ではさらに光ディスクが実際に装置内に存在しているか否かを判定し、光ディスクが装置内に存在していない場合には光ディスクの盗難のおそれがないのでトレイのオープンを許容する例を示す。
図3において、図1の構成に加え、さらにLDドライバ22、LD(レーザダイオード)24、PD(フォトディテクタ)26、I/V(電流電圧変換)回路28、及びコンパレータ30を有する。
駆動制御部18は、マイコン14からイジェクトコマンドが入力されると、LDドライバ22によりLD24を駆動し、レーザ光を所定時間(例えば数秒)だけ光ディスク表面に向けて射出する。PD26は、光ディスクからの反射光を受光し、受光量に応じた電流信号をI/V回路28に供給する。I/V回路28は、電流信号を電圧信号に変化してコンパレータ30に供給する。コンパレータ30は、入力した電圧を基準電圧Vrefと大小比較して反射光の有無、すなわち光ディスクの有無を検出し、ディスク有無信号として信号生成部16に供給する。LD24及びPD26はトレイ近傍に配置された個別のディスク検出回路として構成してもよく、光ディスクに対してデータを記録あるいは再生する光ピックアップに搭載されているLD及びPDをそのまま援用してもよい。光ピックアップ搭載のLD及びPDを援用する場合、光ディスクの有無検出処理のために特別な制御を行わずとも、例えばフォーカスサーチ制御でもよい。
信号生成部16は、マイコン14からのイジェクトトリガ信号及びキーロック状態信号、トレイ状態検出スイッチ12からの検出スイッチ信号、コンパレータ30からのディスク有無信号が入力され、これらの信号に基づいてトレイ状態検出スイッチ信号及びイジェクト駆動信号を生成して駆動制御部18に供給する。マイコン14は、ディスク取出スイッチ10の短押し操作に応じてイジェクトトリガ信号を生成して信号生成部16に供給する。また、駆動制御部18は、マイコン14からのイジェクトコマンド、信号生成部16からのトレイ状態検出スイッチ信号、イジェクト駆動信号に応じて駆動部20を駆動する。
図4に、本実施形態における信号生成部16の構成を示す。信号生成部16は、論理積ゲート(ANDゲート)50、58、及び論理和ゲート(ORゲート)56を有して構成される。
ANDゲート50の一方の入力端子にはトレイ状態検出スイッチ12からの検出スイッチ信号が供給され、他方の入力端子にはマイコン14からのキーロック状態信号が供給される。ANDゲート50は、両信号の論理積を演算し、演算結果をトレイ状態検出スイッチ信号として駆動制御部18に供給する。また、演算結果をORゲート56の一方の入力端子に供給する。ORゲート56の他方の入力端子にはコンパレータ30からのディスク有無信号が供給される。ORゲート52は、両信号の論理和を演算し、演算結果をANDゲート58の他方の入力端子に供給する。ANDゲート58の他方の入力端子には、マイコン14からのイジェクトトリガ信号が供給される。ANDゲート58は、両信号の論理積を演算し、演算結果をイジェクト駆動信号として駆動制御部18に供給する。
ここで、キーロック状態信号、検出スイッチ信号、トレイ状態検出スイッチ信号、ディスク有無信号、イジェクトトリガ信号、イジェクト駆動信号の2値レベルと論理状態を以下のように定義する。
<キーロック状態信号>
Hi:非ロック状態(短押し状態)
Low:ロック状態(長押し状態)
<検出スイッチ信号>
Hi:クローズ状態
Low:オープン状態
<トレイ状態検出スイッチ信号>
Hi:クローズ状態
Low:オープン状態
<ディスク有無信号>
Hi:ディスク無し
Low:ディスク有り
<イジェクトトリガ信号>
Hi:排出トリガ
Low:動作せず
<イジェクト駆動信号>
Hi:イジェクト実行
Low:イジェクト非実行
光ディスクが実際に装置内に存在している場合を想定する。ディスク取出スイッチ10を長押ししない場合、キーロック状態信号はHi(非ロック状態)である。検出スイッチ信号がHi(クローズ状態)である場合、トレイ状態検出スイッチ信号はHi(クローズ状態)となる。一方、ORゲート56の出力信号は、トレイ状態検出スイッチ信号がHi、ディスク有無信号がLow(ディスクあり)であるからHiとなる。したがって、ANDゲート58の出力はマイコン14からのイジェクトトリガ信号がHiであるとHiとなる。駆動制御部18は、イジェクトコマンド及びイジェクト駆動信号のHiに応じてイジェクトを実行し、光ディスクを排出する。また、このイジェクトによりトレイ状態検出スイッチ信号がLow(オープン状態)となるのでTOC情報をメモリ14aから消去する。
ディスク取出スイッチ10を長押しすると、キーロック状態信号はLow(ロック状態)となる。検出スイッチ信号がHi(クローズ状態)である場合、トレイ状態検出スイッチ信号はLow(オープン状態)となる。一方、ORゲート56の出力信号は、キーロック状態信号がLow、ディスク有無信号がLow(ディスク有り)であるからLowとなる。したがって、ANDゲート58の出力はたとえディスク取出スイッチ10が短押しされてマイコン14からイジェクトトリガ信号が出力されてもLowとなり、駆動制御部18ではイジェクトは許可されない。これにより、光ディスクの盗難が防止される。また、ディスク取出スイッチ10の長押しに応じてトレイ状態検出スイッチ信号がLow(オープン状態)になったことによりTOC情報はメモリ14aから消去される。
次に、光ディスクが存在しない場合を想定する。ディスク取出スイッチ10を長押ししない場合、キーロック状態信号はHi(非ロック状態)となる。検出スイッチ信号がHi(クローズ状態)である場合、トレイ状態検出スイッチ信号はHi(クローズ状態)となる。一方、ORゲート56の出力信号は、トレイ状態検出スイッチ信号がHi、ディスク有無信号がHi(ディスクなし)であるからHiとなる。したがって、マイコン14からのイジェクトトリガ信号がHiであるとANDゲート58の出力信号はHiとなる。駆動制御部18は、イジェクト駆動信号のHiに応じてイジェクトを実行し、光ディスクを排出する。
また、ディスク取出スイッチ10を長押しすると、キーロック状態信号はLow(ロック状態)となる。検出スイッチ信号がHi(クローズ状態)である場合、トレイ状態検出スイッチ信号はLow(オープン状態)となる。一方、ORゲート56の出力信号は、キーロック状態信号がLow、ディスク有無信号がHi(ディスクなし)であるからHiとなる。したがって、ANDゲート58の出力はディスク取出スイッチ10が短押しされて
イジェクトトリガ信号がHiとなるとHiとなり、駆動制御部18はトレイ状態検出スイッチ信号がLowであってもイジェクトコマンド及びイジェクト駆動信号に応じて強制的にイジェクトを実行する。このことは、たとえディスク取出スイッチ10を長押ししてロック状態に設定しても、光ディスクが存在しない場合にはその後の短押し操作によりトレイをオープン状態にすることを意味する。このように、トレイをオープン状態にしても光ディスクが存在していないので光ディスクが盗難にあうこともない。しかも、ユーザ以外の第3者から見れば、たとえロック状態に設定してあったとしても通常通りトレイがオープンするため、ロック状態にあることを認識できない。すなわち、第3者はロック状態と非ロック状態を識別することができない。
なお、検出スイッチ信号がLow(オープン状態)である場合、トレイ状態検出スイッチ信号はLowであり、実際にオープン状態となっているためたとえイジェクト駆動信号が供給されてもさらにイジェクトされることはなく、第1実施形態と同様にクローズ状態まで駆動する。また、ディスクの有無検出処理はロック状態のときのみ実行してもよい。この場合、非ロック時はディスク有無信号がHiとなるように構成しておくことで上記動作に影響はない。
このように、本実施形態では、ディスク取出スイッチ10を長押ししてロック状態に設定すると、トレイが実際にはクローズ状態にあったとしても擬似的にオープン状態としてイジェクトを禁止するため、光ディスクの排出及び盗難を防止できる。しかも、同時にTOC情報等をメモリ14aから消去してしまうため、情報漏洩を確実に防止できる。さらに、たとえロック状態にあったとしても、光ディスクが実際に装置内に存在しない場合には通常の動作と同様にトレイをイジェクトするため、光ディスクをローディングすることができる。また、ロック状態にあることを秘匿することもでき、セキュリティ性が向上する。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、トレイのオープン状態あるいは光ディスクの排出状態を擬似的に生成するのではなく、ディスク取出スイッチ10の特定の押下操作によりTOC情報を直接メモリ14aから消去してもよく、ディスク取出スイッチ10とは別個のスイッチを設け、このスイッチの操作に応じてマイコン14がメモリ14aに記憶されたTOC情報を消去してもよい。つまり、トレイのクローズ/オープン状態によらず、特定のスイッチの特定の操作に応じてTOC情報のみを消去してもよい。
また、特定のスイッチの特定の操作は、光ディスク駆動装置が内蔵されるパーソナルコンピュータ側の操作であってもよく、例えばパーソナルコンピュータのキーボードから所定の情報(パスワード等)の入力に応じてメモリ14aに記憶されたTOC情報を消去してもよい。また、スクリーンセーバソフトの起動に応じ、パーソナルコンピュータのプロセッサがマイコン14に対してスクリーンセーバの起動信号を送信し、マイコン14が起動信号に応じてメモリ14aに記憶されたTOC情報を消去してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態ではディスク取出スイッチ10を長押しすることでキーロック状態を実現しているが、他のボタンあるいはキーを操作することでキーロック状態を実現してもよい。また、キーロック状態を解除する場合にも任意のボタンあるいはキー操作を用いることができる。例えば、ディスク取出スイッチ10を長押しすることでキーロック状態を実現し、ディスク取出スイッチ10を再度長押しすることで解除する、あるいは長押しした後で所定時間内に短押しを複数回行うことで解除する等である。簡易にキーロック状態の実現及び解除を行うためには、既存のスイッチを用いることが好ましく、この意味では通常の光ディスク駆動装置に既設されているディスク取出スイッチ10を用いてキーロックの設定/解除を行うことが好適である。但し、通常のディスク取出スイッチ10の操作によって意に反してあるいは無意識のうちにロック状態に設定されてしまうことは好ましくないので、ディスク取出スイッチ10の長押し操作、長押し操作の後の所定時間内の短押し操作等によりロック状態を設定することがよい。
また、本実施形態では記憶媒体として光ディスクを例にとり、光ディスク駆動装置に適用した場合について説明したが、記憶媒体は光ディスクに限定されるものではなく、任意のディスク媒体あるいは半導体記憶媒体でもよく、例えばフラッシュメモリやUSBメモリにも適用できる。コンピュータの外部記憶装置としてUSBメモリは公知であり、USBコネクタに接続して各種のデータを読み書きする。コンピュータの特定のキー操作を行うことでTOC情報を消去する。
さらに、本実施形態ではトレイタイプの光ディスク駆動装置を例示したが、スロットインタイプの光ディスク駆動装置にも適用できる。前者の場合にはトレイのクローズ/オープンであるが、後者の場合にはディスクの挿入/排出であり、キーロック状態においてディスクの排出状態を擬似的に生成してTOC情報を消去する。
実施形態における光ディスク駆動装置の構成図である。 図1における信号生成部の構成図である。 他の実施形態における光ディスク駆動装置の構成図である。 図3における信号生成部の構成図である。
符号の説明
10 ディスク取出スイッチ、12 トレイ状態検出スイッチ、14 マイコン、16 信号生成部、18 駆動制御部、20 駆動部。

Claims (3)

  1. 記憶媒体に対して再生あるいは記録を行う記憶媒体駆動装置であって、
    操作手段と、
    前記記憶媒体から読み出したTOC情報を記憶するメモリと、
    前記操作手段による特定操作の入力に応じ、前記メモリに記憶された前記TOC情報を消去する制御手段と、
    を有することを特徴とする記憶媒体駆動装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記制御手段は、前記操作手段による特定操作の入力に応じ、前記作動手段が作動したときに前記記憶媒体の排出を禁止するとともに前記TOC情報を消去する
    ことを特徴とする記憶媒体駆動装置。
  3. 記憶媒体搬送機構と、
    前記記憶媒体のTOC情報を読み出して記憶するメモリと、
    前記記憶媒体搬送機構により前記記憶媒体を排出した場合に前記メモリに記憶された前記TOC情報を消去する制御手段と、
    を有する記憶媒体駆動装置であって、
    前記制御手段は、操作手段による特定操作に応じ、前記記憶媒体搬送機構により前記記憶媒体が排出されていなくても前記記憶媒体が排出されたものとして前記TOC情報を消去する
    ことを特徴とする記憶媒体駆動装置。
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