JP2008128900A - エコー画像の表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズ画像を抑制しつつ標的のエコー画像を鮮明に表示する。
【解決手段】水中の深度方向の所定範囲を分割して得られる複数のレイヤーのそれぞれについて、探知領域内の各地点におけるエコーを経時的に測定し、レイヤーごとに各地点のエコーレベルの平均値を算出する。次に、算出された各レイヤーにおける各地点のエコーレベルの平均値のうち、最大値を求める。そして、算出された最大値に基づいて、当該地点におけるエコー画像を表示する。例えば、地点Z1においては、魚群G1は全てのレイヤー1〜3にまたがって存在するが、エコーレベルの平均値が最も大きくなるのは、全ての深度に魚群G1が存在するレイヤー2であるから、レイヤー2のエコーレベル平均値に基づいて、地点Z1におけるエコー画像を表示する。
【選択図】図4

Description

本発明は、超音波の送受信による水中探知で得たエコーの画像を表示する表示装置に関する。
スキャニングソナーは、送受波器から水中に超音波ビームを送信し、所定方向へのスキャンによってエコーを受信し、受信したエコーに基づいて魚群等の画像を表示する水中探知装置である。スキャニングソナーに関しては、例えば、下記の特許文献1〜3に記載のものが知られている。特許文献1では、水平モードおよび垂直モードでのスキャンにより得られたエコーのデータから3次元のエコー表示データを生成し、このエコー表示データに基づいて、表示画面上に3次元の魚群画像や海底地形の画像等を立体的に表示するようにしている。特許文献2では、垂直スキャンにより検出した標的の深度に基づいて、水平スキャンのティルト角を制御することで、標的の移動に合わせてティルト角を追従させ、標的を正確に捕捉して自動追尾を行えるようにしている。特許文献3では、親船に装備される表示器の表示画面に自船と子船の航跡を表示し、各船に装備されたスキャニングソナーで探知した魚群等を上記航跡に沿って表示することで、魚群等の水平位置や深度、広がりを容易に把握できるようにしている。
特開2006−162480号公報 特開2003−315453号公報 特開平10−90411号公報
特許文献3のように、スキャニングソナーで探知した魚群等のエコー画像を船の移動とともに航跡に沿って表示する場合、従来はピークホールド方式と呼ばれる方式が一般的に採用されている。
ピークホールド方式は、今回測定したエコーのレベル値が前回測定したレベル値より大きい場合に、前回のレベル値を今回のレベル値に更新することで常にレベルのピーク値を保持し、このピーク値に基づいてエコー画像を表示するものである。この方式によれば、エコーレベルの大きい魚群等の標的が検出された場合は、そのエコー画像を鮮明に表示することができるが、水中の浮遊物等によるノイズエコーが信号レベルの大きいものであった場合は、ノイズ画像も強調されて表示されるため、標的の画像がノイズ画像にまぎれて見にくくなるという欠点がある。
そこで、ノイズ画像を低減する方式として、アベレージ方式が考えられる。アベレージ方式は、エコーのレベル値を測定ごとに(または指定回数分)加算してゆき、加算した合計のレベル値を加算回数で除してエコーレベルの平均値を求め、この平均値に基づいてエコー画像を表示するものである。この方式によれば、平均化処理によってノイズ画像を抑制することができるが、深度幅が大きい場合に、画面上の標的のエコー画像が薄くなるという欠点がある。例えば、深度0〜1000mの範囲のエコー画像を表示する場合、深度50m付近のエコーも深度900m付近のエコーも全て平均化されるため、深度50m付近に標的があっても、それより下に全く標的がなければ、エコーレベルの平均値は小さくなり、標的の画像が薄くなって見にくくなる。
本発明は、上述した課題を解決するものであって、その目的とするところは、ノイズ画像を抑制しつつ標的のエコー画像を鮮明に表示することができるエコー画像の表示装置を提供することにある。
本発明に係るエコー画像の表示装置は、超音波の送受信による水中探知で得たエコーの画像を表示する表示装置であって、水中の深度方向の所定範囲を分割して得られる複数のレイヤーのそれぞれについて、探知領域内の各地点におけるエコーを経時的に測定する測定手段と、この測定手段による測定結果に基づき、レイヤーごとに各地点のエコーレベルの平均値を算出する第1の算出手段と、この第1の算出手段で算出された各レイヤーにおける各地点のエコーレベルの平均値のうち、最大値を求める第2の算出手段と、この第2の算出手段で算出された最大値に基づいて、当該地点におけるエコー画像を表示する表示手段とを備える。そして、自船の移動に伴って、各地点におけるエコー画像を更新しながら表示手段に表示するようにしている。
このようにすると、平均化処理によって不要なノイズ画像を抑制することができるとともに、各レイヤーのエコーレベル平均値の中から抽出された最大値に基づいてエコー画像が表示されるので、ピークホールド方式とアベレージ方式のそれぞれの長所を生かし、ノイズ画像を少なくして標的のエコー画像を鮮明に表示することができる。
本発明では、自船が移動した場合に、探知領域に含まれている地点については、当該地点のエコー画像を更新しながら表示し、探知領域に含まれなくなった地点については、直前に表示された当該地点のエコー画像を固定的に表示するようにしてもよい。これによると、探知領域内については最新のエコー画像が表示されるとともに、探知領域から外れた地点についても、過去のエコー画像が履歴として表示される。
本発明において、各レイヤーの範囲は、深度方向に隣接するレイヤーの範囲と部分的に重なるように設定されていることが好ましい。このようにすると、魚群等の標的が2つのレイヤーにまたがって存在する場合に、エコーレベルが減少するのを抑制し、鮮明な画像を得ることができる。
本発明において、表示手段は、エコー画像に重ねて、地球座標を表すグリッドを表示するようにしてもよい。従来は、画面上でカーソルを動かし、当該カーソル位置に表示される緯度・経度で場所を確認するようにしていたが、本発明では、カーソルを操作しなくても、地球座標を表すグリッドにより、大まかな位置を知ることができる。
本発明において、表示手段は、最大値に基づく第1のエコー画像に加えて、測定手段で測定されたエコーレベルに基づく第2のエコー画像を表示するようにしてもよい。第1のエコー画像は、最大値演算のたびに更新されるが、エコーレベルの平均値はそれほど急激に変化するものではないので、表示されるエコー画像の変化は見た目に緩やかなものとなる。このため、通常のエコー画像を見慣れているユーザにとって、第1のエコー画像は必ずしも見易いとはいえない場合がある。そこで、最大値に基づく本発明の第1のエコー画像に加えて、測定したエコーレベルに基づく通常のエコー画像をあわせて表示することで、ユーザにとって表示画像が見易いものとなる。
この場合、表示手段は、自船が通り過ぎた部分に第1のエコー画像を表示するとともに、現在の自船位置の部分に第2のエコー画像を表示するようにしてもよい。このようにすると、船が通り過ぎた部分においては、本発明によるエコー画像を表示し、船の現在位置においては、通常のエコー画像を表示することができる。
また、上記に代えて、表示手段は、自船が通り過ぎた部分に第1のエコー画像を表示するとともに、現在の自船位置の部分に、第1のエコー画像と第2のエコー画像とを重ねて表示するようにしてもよい。このようにすると、通常のエコー画像だけでは魚群エコーか否かを判別しにくい場合でも、当該エコー画像の魚群エコーの部分に、本発明による鮮明な魚群エコーが重ねて表示されるので、魚群を容易に判別することができる。
さらに好ましくは、前記第1および第2のエコー画像を、予め設定した透過度で重ね合わせるようにする。このようにすると、透過度を適切に設定することで、例えば、通常のエコー画像に、本発明のエコー画像を半透明状態で重畳することができ、2つの画像を重ね合わせても表示は見易いものとなる。また、海域や魚種に見合った表示で魚群の判定を行なうことができる。
本発明によれば、レイヤーごとのエコーレベル平均値の中から最大値を求め、この最大値に基づいてエコー画像を表示するようにしたので、不要なノイズ画像を抑制できるとともに、標的のエコー画像を鮮明に表示することができる。
図1は、本発明の実施形態を示すシステム構成図である。1は、水中を探知してエコー画像を表示するスキャニングソナー、2はGPSやジャイロ等から構成される航法装置、3は水中の深度を測定する測深装置、4は潮流の流速や方向を測定する潮流計である。
図2は、スキャニングソナーを用いて水中を探知する一般的な原理を示している。図において、1は上述したスキャニングソナーであって、船舶5に搭載されている。6はスキャニングソナー1に備えられた送受波器、7は送受波器6から水中へ送信される超音波の送信ビーム、8は水中の魚群等で反射して帰来するエコーを受信する受信ビームである。9は水面を表している。送信ビーム7は、送受波器6から水中の全方位へ向けて一定の俯角(ティルト角)で一斉に送信され、無指向性の傘形ビームを形成する。受信ビーム8は、送受波器6が円周方向に走査されて形成される指向性をもったビームであって、高速でスパイラル状に360°回転する。この受信ビーム8でエコーを受信し、得られた受信信号を解析することによって、広域にわたる魚群の分布状況や動きなどの水中情報を求めることができる。なお、図1で示した航法装置2、測深装置3、潮流計4も、船舶5に搭載されている。
図3は、スキャニングソナー1の電気的構成を示したブロック図である。10は前述の送受波器6を構成する素子(超音波振動子)であって、1つの素子10ごとに1つの送受信チャンネルCh(Ch1,Ch2,Ch3…)が設けられている。各送受信チャンネルの構成は同じなので、以下では送受信チャンネルCh1について説明する。送受信チャンネルCh1において、11は送信と受信の動作を切り替える送受切替回路、12はパルス幅変調された送信信号を素子10に与える送信回路、14は素子10が受信した信号に対して増幅やノイズ除去等の処理を行なう受信回路、15は受信回路14から出力される受信信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、16,17は後段の回路との間で信号の授受を行うためのインターフェースである。
18は送信ビーム形成部であって、送信周期ごとに、各チャンネルの遅延量、ウェイト値および方位角を計算し、チャンネルごとの送信ビームを形成する。19は操作部であって、この操作部19に設けられたキーを操作してティルト角の入力や、表示メニューの選択や、後述する各種の設定などを行う。20はスキャニングソナー1の全体の動作を制御する制御部としてのホストCPUである。21は受信ビーム形成部であって、各素子10から出力された受信信号の位相およびウエイトを計算し、各信号を合成することにより合成受信信号を得る。22は画像処理部であって、受信ビーム形成部21から出力される受信信号を検波しサンプリングして得られたエコーのデータに基づいて、後述する描画処理を行う。
23は例えば液晶ディスプレイから構成される表示部であって、画像処理部22で生成された画像データに基づき、探知領域内の魚群等の水中情報をエコー画像として表示する。24は記憶部を構成するメモリであって、エコー画像表示用の表示プログラム25が格納されている。また、メモリ24には、後述するL/Lメッシュのデータ領域26が設けられている。メモリ24にはこの他にも、各種のプログラムや制御パラメータ等の格納領域が設けられているが、本発明とは直接関係しないので、図示は省略してある。
以上において、スキャニングソナー1は、本発明におけるエコー画像の表示装置の一実施形態を構成し、図3における画像処理部22と表示部23を除くブロックは本発明における測定手段の一実施形態を構成し、画像処理部22は、本発明における第1の算出手段および第2の算出手段の一実施形態を構成し、表示部23は、本発明における表示手段の一実施形態を構成する。
なお、図3には図示されていないが、スキャニングソナー1には、図1で示した航法装置2、測深装置3、潮流計4が接続される。また、船の動揺を検出して送受信ビームが常に所定方位を向くように制御するための動揺センサなども接続される。これらの各装置には公知のものを用いることができる。
図4は、本発明の原理を説明する図である。本発明では、まず、水中の深度範囲(またはレンジ範囲)を分割して複数のレイヤーを設定する。ここでは、一例として、深度範囲0m〜100mを25mごとに分割し、深度0m〜50mをレイヤー1、深度25m〜75mをレイヤー2、深度50m〜100mをレイヤー3として設定する。レイヤー2の範囲は、隣接するレイヤー1およびレイヤー3の範囲と部分的に重なっているが、その理由については後述する。
次に、複数のレイヤーのそれぞれについて、探知領域内の各地点におけるエコーを経時的に測定し、レイヤーごとに各地点のエコーレベルの平均値を算出する。図4のG1〜G3は魚群を表しており、Z1〜Z3はこれらの魚群が存在する探知領域内の地点を表している。地点Z1〜Z3は、実際には地球座標の緯度・経度で表される。今、例えば地点Z1に存在する魚群G1について考えると、この魚群G1に対する所定深度ごとのエコー信号のレベル(以下、エコーレベルという。)を測定し、得られたエコーレベルの値を各深度の属するレイヤーに割り振る。例えば、深度20mのエコーレベル値はレイヤー1に割り振られ、深度30mのエコーレベル値はレイヤー1とレイヤー2に割り振られ、深度60mのエコーレベル値はレイヤー2とレイヤー3に割り振られ、深度80mのエコーレベル値はレイヤー3に割り振られる。そして、測定ごと(1回のスキャンごと)に、各レイヤーについて、地点Z1のエコーレベル値を前回までのレベル値(合計値)に加算し、その時点でのエコーレベルの平均値を、エコーレベル値の合計値を加算回数で除して算出する。
次に、算出された各レイヤーにおけるエコーレベル平均値の中から最大値を求める。図4においては、魚群G1は全てのレイヤー1〜3にまたがって存在するが、レイヤー1とレイヤー3では、魚群G1の存在しない範囲があるのに対し、レイヤー2では、全ての深度に魚群G1が存在する。したがって、各深度ごとのエコーレベル値をレイヤーに割り振った場合、エコーレベルの平均値が最も大きくなるのはレイヤー2である。そこで、レイヤー2のエコーレベル平均値を最大値として抽出し、この最大値に基づいて、地点Z1におけるエコー画像を表示する。
図4で、地点Z2、Z3に存在する魚群G2、G3についても同様の処理が行われる。魚群G2の場合は、レイヤー3のエコーレベル平均値が最大となるので、この最大値に基づいて、地点Z2におけるエコー画像を表示する。魚群G3の場合は、レイヤー1のエコーレベル平均値が最大となるので、この最大値に基づいて、地点Z3におけるエコー画像を表示する。
このように、レイヤーごとのエコーレベル平均値の中から最大値を求め、この最大値に基づいてエコー画像を表示すると、平均化処理によって不要なノイズ画像を抑制することができる。例えば、図4の例で、地点Z1の深度10m付近に魚群以外の浮遊物があって、これによるノイズエコーが検出されたとしても、エコーレベル平均値の小さいレイヤー1のデータは採用されないので、ノイズエコーは画面上に現われない。また、一方で、平均値のうちの最大値を用いてエコー画像を表示することで、魚群をくっきりと鮮明に表示することができる。例えば、図4の魚群G1は、レイヤー2の全範囲にわたるので、レイヤー2のエコーレベル平均値(最大値)が大きくなって、鮮明な魚群画像が得られる。ここで、レイヤー2をレイヤー1、3とオーバーラップさせない場合(レイヤー3をレイヤー2とした場合)は、2つのレイヤーにまたがる魚群G1に対して、各レイヤーのエコーレベル平均値の最大値が低下してエコー画像が薄くなるが、図4のように、レイヤー1〜3をオーバーラップさせることで、この問題を回避することができる。
各地点におけるエコーレベル平均値の最大値を求めるにあたって、測定したエコーのレベル値を各レイヤーに割り振るためのメッシュが設けられる。図5は、そのようなメッシュの例を示している。メッシュ40は、緯度(Latitude)と経度(Longitude)の地球座標を構成しており、このメッシュ40を、以下ではL/Lメッシュと呼ぶ。L/Lメッシュ40は各レイヤーごとに設けられ、前述のようにメモリ24(図3)にそのデータ領域26が確保されている。このデータ領域26には、エコーレベルの加算結果(合計値)と加算回数が記憶される。エコーレベルは、決められた深度範囲における所定の深度ステップごとに、受信したエコー信号の強度に基づいて決定される。
図5のL/Lメッシュ40は、レイヤーNのメッシュであって、白丸で示すa〜eは、レイヤーNのある深度において測定されたエコーレベル値のデータを表している。これらのデータに基づいて、緯度線Latと経度線Lonの交点P1,P2,P3,…におけるエコーレベル値を算出し、L/Lメッシュ40上にマッピングする。例えば、P1は三角形△abcに属しているので、a,b,cの各データ(エコーレベル値)からP1のエコーレベル値を線形的に求める。また、P2は三角形△acdに属しているので、a,c,dの各データからP2のエコーレベル値を線形的に求める。同様に、P3は三角形△cdeに属しているので、c,d,eの各データからP3のエコーレベル値を線形的に求める。
こうして、エコーの測定のたびに、各レイヤーについて、L/Lメッシュ40上の各地点P1,P2,P3,…のエコーレベル値を求め、今回のレベル値を前回までのレベル値(合計値)に加算してゆく。そして、加算の都度、各レイヤーの各地点ごとにエコーレベル値の合計値を加算回数で除して、平均値を算出する。この平均値をレイヤー間で比較し、同一地点についての平均値のうちで最大のものを抽出する。抽出された各地点の最大値は、別に用意された描画用メッシュにマッピングされる。画像処理部22では、このマッピングされた最大値に対してレベルに応じた着色処理が施され、表示部23にエコー画像がカラー表示される。
上記のようにして得られる各地点のエコー画像は、自船の移動に伴って、最大値の算出ごと(測定ごと)に、更新されながら表示される。図6は、自船の移動とエコー画像の更新との関係を説明する図である。
図6において、実線で示す円Aは、測定開始時の探知領域を表している。今、例えばレイヤーNの地点Pに着目し、今回(初回)の測定で得られた地点Pにおけるエコーレベル値がLaであったとすると、このときの地点Pにおけるエコーレベル平均値は、La/1=Laとなる。その後、自船の移動に伴って、2回目の測定における探知領域がBのようにシフトしたとする。この2回目の測定で得られた地点Pにおけるエコーレベル値がLbであったとすると、この時点での地点Pのエコーレベル平均値は、(La+Lb)/2となる。さらに、自船の移動により3回目の測定における探知領域がCのようにシフトした場合、3回目の測定で得られた地点Pにおけるエコーレベル値がLcであったとすると、この時点での地点Pのエコーレベル平均値は、(La+Lb+Lc)/3となる。他のレイヤーにおいても同様の演算が行われる。こうして、各レイヤーにおける同一地点についてのエコーレベルの平均値は、自船の移動に伴って、測定の都度、順次更新されてゆく。したがって、各平均値に基づいて算出される最大値も同様に更新され、その結果として、最大値に基づくエコー画像は測定のたびに更新されることになる。
船がさらに移動して探知領域がDのようにシフトすると、地点Pは探知領域から外れるので、地点Pに関するエコーデータは得られなくなる。したがって、地点Pのエコーレベル平均値は更新されなくなり、当該地点におけるエコー画像は、直前に(前回の測定時に)得られたエコー画像に固定されて、以後は変化しなくなる。
このようにして、本実施形態においては、自船が移動した場合、探知領域に含まれている地点については、当該地点のエコー画像が更新されながら表示され、探知領域に含まれなくなった地点については、直前に表示された当該地点のエコー画像が固定的に表示されるようになっている。したがって、探知領域内については最新のエコー画像が表示されるとともに、探知領域から外れた地点についても、過去のエコー画像が履歴として表示される。測定ごとに算出される最大値をメモリ24に順次保持しておくことで、過去のエコー画像を表示することができる。なお、上記の例では、毎回の測定ごとに最大値を算出してエコー画像を更新するようにしたが、毎回ではなく、例えば1回おきにエコー画像を更新したり、所定回数を置いて更新したりすることも可能である。
図7は、スキャニングソナー1の表示部23に表示されるエコー画像の例である。ここでは、本発明のアベレージ−ピーク方式により得られたエコー画像50が、矢印方向への自船の移動に追従して表示されている。また、このエコー画像50に重ねて、船の航跡51と、緯度・経度を表すグリッド52が表示されている。船の位置や船首方位は、航法装置2から取得される。点在する黒色の部分は、魚群のエコー53を表している。本発明によるエコー画像50は、ノイズが少なく魚群のエコー53が鮮明に表示されるので、自船の移動に追従して表示した場合でも見易いものとなる。また、従来は、画面上のある地点の緯度・経度を確認する場合、当該地点へカーソルを動かして、カーソル位置に表示される緯度・経度で場所を確認していたが、図7のように地球座標を表すグリッド52を表示することで、カーソルを操作しなくても、おおよその位置を知ることができる。
図8〜図10は、本発明の方式で得られるエコー画像と、他の方式で得られるエコー画像との比較例である。ここでは、簡単のために、1回の測定で得られるエコー画像だけを示してある。図8は、従来のピークホールド方式によるエコー画像であり、前述のように、魚群のエコー画像31は鮮明に表示されるが、その反面、ノイズ画像32も多くなり、魚群がノイズにまぎれて見にくくなっている。図9は、アベレージ方式によるエコー画像であり、図8に比べてノイズ画像32は大幅に少なくなるが、その代わり、魚群のエコー画像31が薄くなって見にくくなる。図10は、本発明のアベレージ−ピーク方式によるエコー画像であり、前述の原理により、アベレージ方式とピークホールド方式のそれぞれの長所を生かし、ノイズ画像32を抑制しつつ、魚群のエコー画像31を鮮明に表示することができる。
図11〜図13は、表示部23の画面に表示される実際のエコー画像であって、実測により得られた画像を表している。図11は本発明によるエコー画像、図12はアベレージ方式によるエコー画像、図13はピークホールド方式によるエコー画像である。図12では魚群の画像が薄く、図13ではノイズが多くなっているのがわかる。
図14は、本発明の他の実施形態によるエコー画像の例である。ここでは、船が通り過ぎた部分においては、本発明によるエコー画像50(第1のエコー画像)が表示され、船の現在位置すなわち自船位置部分には、測定したエコーレベルに基づく通常のエコー画像60(第2のエコー画像)が表示されている。60aは魚群のエコーを表している。本発明によるエコー画像50は、毎回の最大値演算のたびに更新されるが、エコーレベルの平均値はそれほど急激に変化するものではないので、表示されるエコー画像50の変化は見た目に緩やかなものとなる。このため、従来の通常のエコー画像を見慣れているユーザにとって、エコー画像50は必ずしも見易いものでない場合がある。そこで、通常のエコー画像60を合わせて表示することにより、ユーザにとって表示画像が見易いものとなる。なお、ここではエコー画像60として、水平全方位を探知する水平モードの画像を例に挙げたが、これ以外に、半円状傾斜面を探知領域とするスラントモードの画像であってもよく、また旋回式の送受波器を備えたPPIソナーにより得られるエコー画像であってもよい。また、ここでは通常のエコー画像60を自船位置部分に表示したが、自船位置部分には図7のように本発明のエコー画像を表示し、これとは別の場所に通常のエコー画像60を表示してもよい。
図15は、他の実施形態によるエコー画像の例であって、自船位置部分に、本発明によるエコー画像50と、通常のエコー画像60とを重ねて表示したものである。このようにすると、魚群の判別が容易となる。例えば、通常のエコー画像60に魚群らしきエコー60aが表示されているが、それが本当に魚群かどうか確信が得られない場合でも、このエコー60aの部分に、本発明のエコー画像50における鮮明なエコー53が重ねて表示されるので、エコー60aが魚群であることを即座に判別することができる。
図15のように2つのエコー画像50,60を重ねて表示する場合、重ね合わせる画像の透過度を、操作部19(図3)で予め設定できるようにしておき、設定した透過度で両画像を重畳表示するのが好ましい。このようにすると、透過度を適切に設定することで、例えば、通常のエコー画像60の上に、本発明のエコー画像50を半透明状態で重畳することができ、2つの画像を重ね合わせても表示は見易いものとなる。また、海域や魚種に応じて透過度を選定することにより、それらに見合った画像が表示されるので、魚群等の判定を容易かつ正確に行なうことができる。なお、重ねる順番は任意であり、本発明のエコー画像50の上に、通常のエコー画像60を重畳してもよい。
図16は、本発明によるエコー画像の表示手順を示したフローチャートである。ステップS1では、所定の深度範囲(またはレンジ範囲)に対して、複数のレイヤーを設定する。レイヤーの設定は、メモリ24のL/Lメッシュ領域26において、レイヤーごとにエコーレベルのデータ領域を確保することを意味する。次に、ステップS2において、各レイヤーのエコーレベル合計値LevelSumおよび加算回数nを初期化し、LevelSum=0,n=0とする。ステップS3では、エコーの切り出し範囲が設定されているかどうかをチェックする。エコーの切り出しとは、描画処理において重畳するエコーの範囲を限定することをいう。図17は、切り出しの一例であって、斜線で示したR1の領域が切り出されたエコーの領域である。R2は船底付近の発振線の影響を受ける領域、R3は海底のエコーが検出される領域、R4は船尾のプロペラノイズの影響を受ける領域である。このように切り出し範囲を設定した場合は、R2〜R4の領域のエコーは表示されない。切り出し範囲は、操作部19において、深度(またはレンジ)範囲や角度範囲(図17のθ)を設定することにより決定される。そして、設定された範囲で、測深装置3から取得した水深データ等に基づき、エコーの自動切り出しが行われる。なお、切り出し範囲は、自動にかぎらず手動でも設定することができる。その場合は、水深データを必要とせず測深装置3は不要となる。
切り出し範囲が設定されている場合は(ステップS3:YES)、ステップS4へ進み、設定された範囲でエコーの切り出しを行う。切り出し範囲が設定されていない場合は(ステップS3:NO)、ステップS4は省略される。次のステップS5では、レベル変換処理等が設定されているか否かをチェックする。レベル変換処理とは、海底エコーを重畳しないようにするために、海底検出に基づいて、海底からのエコー信号に対しそのレベルを下げる処理をいう。また、レベル変換処理に代えて、ノイズを除去するためのフィルタ処理を行ってもよい。これらの処理の設定は、操作部19において行う。レベル変換処理等が設定されている場合は(ステップS5:YES)、ステップS6へ進み、上述した処理を行う。レベル変換処理等が設定されていない場合は(ステップS5:NO)、ステップS6は省略される。次のステップS7では、エコー座標の変換を行う。すなわち、通常のエコー表示に用いるXYZ座標からLat/Lot/Depth座標(以下、L/L/D座標と記す。)へ変換する。L/L/D座標は、緯度・経度を表すL/L座標に、深度(Depth)を加えた3次元座標である。
次に、ステップS8において、各レイヤーの該当するL/L座標のエコーレベル合計値LevelSumに、取得したエコーのレベル値Liを加算して、合計値LevelSumを更新する。すなわち、
LevelSum=LevelSum+Li
また、加算回数nをインクリメントする。すなわち、
n=n+1
続いて、ステップS9において、ステップS8で算出したエコーレベル合計値LevelSumと加算回数nから、各地点におけるエコーレベル値の平均値Averageを次式により算出する。
Average=LevelSum/n (n≠1の場合)
Average=0 (n=0の場合)
これらのステップS8,S9での処理が、アベレージ処理(平均化処理)となる。
アベレージ処理が終了すると、次に、ステップS10へ移行して、ピークホールド処理を行う。ステップS10では、全てのレイヤーの同一L/L座標(同一地点)について、アベレージ処理で求めたエコーレベル値の平均値のうちの最大値を求める。続いて、ステップS11で通常のエコー画像を表示するか否かをチェックする。通常のエコー画像の表示有無は、操作部19において予め設定しておくことができる。通常のエコー画像を表示する場合は(ステップS11:YES)、ステップS12へ進み、従来から行われている通常のエコー描画処理を実行する。通常のエコー画像を表示しない場合(ステップS11:NO)は、ステップS12は省略される。
次のステップS13では、ステップS10のピークホールド処理で求めた最大値に基づいて、エコー画像を描画する(図7)。このとき、ステップS12で、通常のエコー描画処理が実行されておれば、通常のエコー画像の上に、ステップS13で得られる本発明のエコー画像が重ねて表示される(図14、図15)。なお、ステップS13はステップS11の前に実行してもよい。この場合は、本発明によるエコー画像の上に、通常のエコー画像が重ねて表示される。最後に、ステップS14において、グリッドなどの付加情報を表示して、一連の処理を終了する。
なお、グリッドを表示するにあたっては、正距方位図法を用いることが推奨される。正距方位図法によると、正確な距離と方位を把握でき、高緯度でもひずみが少なく、魚群の場所が見た目にもわかりやすいという利点がある。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、正積方位図法を採用することも可能である。この場合でも、スキャンにより表示される範囲は、広域表示したとしても地球全体からみると極めて小さな領域なので、正距方位図法の場合とほぼ同じ結果が得られる。
図18は、表示されるエコーとグリッドとの関係を説明する図である。(a)はティルト角が0°の場合のエコー、(b)はティルト角が45°の場合のエコーであり、ティルト角が大きくなるとエコーの表示サイズは小さくなるが、(b)ではグリッドの間隔は(a)と変わっていない。すなわち、(b)の場合は、グリッドに合わせてエコーを表示している。これに対して、(c)はティルト角が45°の場合のエコーであるが、エコーのサイズは(a)と同じであり、グリッドの間隔は(a)より大きくなっている。すなわち、(c)の場合は、エコーに合わせてグリッドを表示している。このように、表示方法としては、グリッドの間隔を一定に保ってエコーのサイズを変えてもよいし、エコーのサイズを一定に保ってグリッドの間隔を変えてもよい。
本発明では、以上述べた以外にも種々の実施形態を採用することができる。例えば、前記実施形態では、スキャニングソナー1の表示部23にエコー画像を表示する場合について述べたが、図19に示すように、スキャニングソナー1にPC(パーソナルコンピュータ)を接続し、このPCのモニタにエコー画像を表示するようにしてもよい。また、図19のようなオンライン方式に代えて、船内のスキャニングソナー1で収集したデータを光ディスク等の記録媒体に記録し、この記録媒体を例えば研究所に設置されているPCに装着して、PCのモニタにエコー画像を表示することにより解析等を行うようにしてもよい。
また、潮流計4から取得した潮流データに基づいて、今までのエコーデータをシフトさせてから、アベレージ処理、ピークホールド処理を行うことによって、潮流で流されている魚群に対しても、現在位置を正確に知ることができる。
また、前記実施形態では、エコーの切り出しを、深度(またはレンジ)と角度の範囲設定により行ったが、船が大幅に旋回した場合は、単純に角度だけではプロペラノイズを排除できない。そこで、プロペラノイズが船の航跡上に現れることに鑑み、航跡に対して切り出し幅を決めることにより、切り出しを行ってもよい。
また、前記実施形態では、各レイヤーの深度(またはレンジ)範囲を等間隔に設定したが、必ずしも等間隔である必要はない。また、レイヤーの重なり部分も、任意に設定することができる。さらに、図4では、各地点に対して横断的に共通のレイヤーが設けられているが、本発明のレイヤーは、各地点ごとに個別に設定されたものであってもよい。
また、前記実施形態では、深度測定用に測深装置3を設けているが、これに代えて魚群探知機を設け、魚群探知機から取得される深度データを利用するようにしてもよい。
本発明の実施形態を示すシステム構成図である。 スキャニングソナーによる水中探知の一般的原理を示した図である。 スキャニングソナーの電気的構成を示したブロック図である。 本発明の原理を説明する図である。 メッシュの例である。 自船の移動とエコー画像の更新との関係を説明する図である。 本発明によるエコー画像の例である。 ピークホールド方式によるエコー画像の例である。 アベレージ方式によるエコー画像の例である。 本発明によるエコー画像の例である。 シミュレーションにより得られた本発明によるエコー画像の例である。 シミュレーションにより得られたアベレージ方式によるエコー画像の例である。 シミュレーションにより得られたピークホールド方式によるエコー画像の例である。 本発明の他の実施形態によるエコー画像の例である。 本発明の他の実施形態によるエコー画像の例である。 本発明によるエコー画像の表示手順を示したフローチャートである。 エコーの切り出しの一例を示す図である。 表示されるエコーとグリッドとの関係を説明する図である。 本発明の他の実施形態を示すシステム構成図である。
符号の説明
1 スキャニングソナー
6 送受波器
7 送信ビーム
8 受信ビーム
20 ホストCPU
22 画像処理部
23 表示部
24 メモリ
25 表示プログラム
50,60,70 エコー画像
52 グリッド

Claims (8)

  1. 超音波の送受信による水中探知で得たエコーの画像を表示する表示装置であって、
    水中の深度方向の所定範囲を分割して得られる複数のレイヤーのそれぞれについて、探知領域内の各地点におけるエコーを経時的に測定する測定手段と、
    前記測定手段による測定結果に基づき、レイヤーごとに各地点のエコーレベルの平均値を算出する第1の算出手段と、
    前記第1の算出手段で算出された各レイヤーにおける各地点のエコーレベルの平均値のうち、最大値を求める第2の算出手段と、
    前記第2の算出手段で算出された最大値に基づいて、当該地点におけるエコー画像を表示する表示手段とを備え、
    自船の移動に伴って、各地点におけるエコー画像を更新しながら前記表示手段に表示することを特徴とするエコー画像の表示装置。
  2. 請求項1に記載のエコー画像の表示装置において、
    自船が移動した場合に、探知領域に含まれている地点については、当該地点のエコー画像を更新しながら表示し、探知領域に含まれなくなった地点については、直前に表示された当該地点のエコー画像を固定的に表示することを特徴とするエコー画像の表示装置。
  3. 請求項1に記載のエコー画像の表示装置において、
    前記各レイヤーの範囲は、深度方向に隣接するレイヤーの範囲と部分的に重なるように設定されていることを特徴とするエコー画像の表示装置。
  4. 請求項1に記載のエコー画像の表示装置において、
    前記表示手段は、前記エコー画像に重ねて、地球座標を表すグリッドを表示することを特徴とするエコー画像の表示装置。
  5. 請求項1に記載のエコー画像の表示装置において、
    前記表示手段は、前記最大値に基づく第1のエコー画像に加えて、前記測定手段で測定されたエコーレベルに基づく第2のエコー画像を表示することを特徴とするエコー画像の表示装置。
  6. 請求項5に記載のエコー画像の表示装置において、
    前記表示手段は、自船が通り過ぎた部分に前記第1のエコー画像を表示するとともに、現在の自船位置の部分に前記第2のエコー画像を表示することを特徴とするエコー画像の表示装置。
  7. 請求項5に記載のエコー画像の表示装置において、
    前記表示手段は、自船が通り過ぎた部分に前記第1のエコー画像を表示するとともに、現在の自船位置の部分に、前記第1のエコー画像と前記第2のエコー画像とを重ねて表示することを特徴とするエコー画像の表示装置。
  8. 請求項7に記載のエコー画像の表示装置において、
    前記第1および第2のエコー画像を、予め設定した透過度で重ね合わせることを特徴とするエコー画像の表示装置。
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