JP2008128650A - プローブカード用接触子及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シリコンウエハー上に作製したIC回路の検査に使用するプローブカードに設けられた接触子10であり,この接触子10は,検査対象である前記IC回路の電極パッド20と電気的に接触するものである。この接触子10の前記電極パッドとの接触部分10aに,気相成長法,好ましくはCVD法,例えば熱フィラメントCVD法により,ホウ素等の不純物をドーピングしながら導電性ダイヤモンドの多結晶体を成長させて被膜11を形成する。
【選択図】図1
Description
前記電極パッドとの接触部分10aを,不純物をドーピングした導電性ダイヤモンドの多結晶体から成る被膜11,好ましくは,気相成長法により不純物をドーピングしながら成長させた前記導電性ダイヤモンドの多結晶体から成る被膜11でコーティングしたことを特徴とする(請求項1,5)。
本発明のプローブカード用接触子10は,従来技術として説明したと同様,プローブカードの個々のプローブ針として使用されるもので,検査対象となるシリコンウエハー上に形成されたIC回路の電極パッド20と接触して,電気的な接続を確率し得るものであれば如何なる形状に形成しても良く,一例として本実施形態にあっては,図1に示すように,一端側に向かって先細りのテーパ状に形成された略針状に形成すると共に〔図1(A)参照〕,その先端部分を屈折させて鉤状とし〔図1(B)〕,図4を参照して説明した従来の接触子(プローブ針)と同様にして電極パッド20との接触が行われるようにした。
ダイヤモンドの被膜は,現在,半導体分野や電気材料の分野で種々の製膜方法が提案されており,これらの各種の方法を使用して作製することができる。
前記ダイヤモンドの製膜方法の一例を示せば,以下の通りである。
図2中の30は,前記ダイヤモンド被膜11の形成に使用した熱フィラメントCVD装置である。
以上のように構成された熱フィラメントCVD装置30のチャンバー31内に,図1を参照して説明したタングステン製の接触子(基体)10’を収容する。
(3−1)耐摩耗性及び電極屑の付着性
以上のようにして,接触子10の電極パッド20との接触部分10aに形成されたダイヤモンド被膜11は,物質中で最高の硬度を誇るダイヤモンドによって構成された高硬度のものであることから,長期間に亘る使用によっても摩耗等が生じず,Al電極との接触試験において,10万回の使用後の観察においてもダイヤモンド被膜11の摩滅は確認できなかった。
形成されたダイヤモンド被膜の表面抵抗は,100mΩ以下で,十分に低い値であり,プローブカードの接触子10として要求される電気的特性を満たすものであった。
ダイヤモンドの結晶は角張った形状を成し,多結晶体として形成されたダイヤモンド被膜11の表面には,図3に示したようにとがった先端を有する1〜1.5μm程度の多数の微小な突起が形成されていることが確認された。
10’ 基体(接触子の)
10a 接触部
11 ダイヤモンド被膜
12 ニッケル被膜
20 電極パッド
22 酸化被膜
30 熱フィラメントCVD装置
31 チャンバー
32 ガスボンベ(原料ガス)
33 ガスボンベ(キャリアガス)
34 ガスボンベ(不純物ガス)
32a,33a,34a マスフローコントローラ(MFC)
35 電源
36a,36b 電極
37 熱フィラメント線
38 作業台
39 取付治具
41 真空ポンプ
42 ガス回収装置
43 圧力計
Claims (8)
- シリコンウエハー上に作製したIC回路の検査に使用するプローブカードに設けられ,検査対象である前記IC回路の電極パッドと電気的に接触する接触子において,
前記電極パッドとの接触部分を,不純物をドーピングした導電性ダイヤモンドの多結晶体から成る被膜でコーティングしたことを特徴とするプローブカード用接触子。 - 前記被膜を,原料ガス,キャリアガス及び不純物ガスの共存下においてCVD法により製膜したことを特徴とする請求項1記載のプローブカード用接触子。
- 前記不純物がホウ素であり,前記被膜がp型の電気伝導性を有することを特徴とする請求項1又は2記載のプローブカード用接触子。
- 前記接触子の基材が,タングステン又はタングステン合金であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のプローブカード用接触子。
- シリコンウエハー上に作製したIC回路の検査に使用するプローブカードに設けられ,検査対象である前記IC回路の電極パッドと電気的に接触する接触子において,
前記接触子の基体を形成し,当該接触子の基体のうち前記電極パッドと接触する部分に,気相成長法により不純物をドーピングしながら導電性ダイヤモンドの多結晶体から成る被膜を形成したことを特徴とするプローブカード用接触子の製造方法。 - 前記被膜の形成を,原料ガス,キャリアガス及び不純物ガスの共存下においてCVD法により行うことを特徴とする請求項5記載のプローブカード用接触子の製造方法。
- 前記不純物がホウ素である請求項5又は6記載のプローブカード用接触子の製造方法。
- 前記接触子の基体を,タングステン又はタングステン合金で作製したことを特徴とする請求項5〜7いずれか1項記載のプローブカード用接触子の製造方法。
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CN102290260A (zh) * | 2011-07-29 | 2011-12-21 | 广州市德百顺电气科技有限公司 | 一种电触头及其制备方法 |
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