JP2008126837A - 自動変速機のレンジ選択装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の手による操作を煩雑にすることなくシフト操作を行なえるレンジ選択装置を提供する。
【解決手段】車両に設けられる自動変速機のレンジ選択装置において、踏み込まれた場合にオン信号を、踏み込まれていない場合にオフ信号を発生するペダル式スイッチであって、レンジの選択ために操作され、操作の形態に対応した信号を送出するペダル式スイッチ(1)と、前記ペダル式スイッチから送出された前記信号に応じて変速機のレンジを決定するレンジ決定手段(10)と、を備え、決定されたレンジに従って変速機のレンジが切換えられることを特徴とするレンジ選択装置。
【選択図】図2

Description

車両のシフトバイワイヤ式自動変速機のレンジ選択装置に関するものである。
従来、シフトバイワイヤ式自動変速機のレンジ選択装置として、ステアリングホイールに設けられた押しボタンスイッチで行なうものやシフト操作をダイヤルで行なうものがある(特許文献1、2参照)。
特開2002−120588号公報 特開2004−251309号公報
しかし、上記従来技術では、運転者は手によるシフト操作を行なう必要があるが、近年、車両の装備の多様化により、スイッチ類が増加し、手によって操作されるものが増え、運転者の操作が煩雑になるという傾向があった。
本発明ではこのような問題点を解決するために発明されたもので、運転者の操作を煩雑にすることなくシフト操作を行なえるレンジ選択装置を提供することを目的とする。
車両に設けられる自動変速機のレンジ選択装置において、踏み込まれた場合にオン信号を、踏み込まれていない場合にオフ信号を発生するペダル式スイッチであって、レンジの選択ために操作され、操作の形態に対応した信号を送出するペダル式スイッチと、前記ペダル式スイッチから送出された前記信号に応じて変速機のレンジを決定するレンジ決定手段と、を備え、決定されたレンジに従って変速機のレンジが切換えられる。
本発明によると、運転者の足による操作のみでシフト操作が行なわれるので、運転者の手により操作されるものが低減され、運転者の操作が煩雑でなくなる。
本発明の第1実施形態について図1-図3を用いて説明する
図1Aは、本発明を適用する車両について、車室内の運転席周辺の様子を示す図である。図1Aに示すように、運転席前方でインストルメントパネル下方に広がるフットスペース(運転者足元周辺の空間)に、ペダル式スイッチ1を有するフットレスト2、ブレーキを作動させるためのブレーキペダル4、スロットルバルブ開度を調整するためのアクセルペダル5が配置されている。運転者は、ブレーキペダル4、アクセルペダル5により車両を制御できる。
フットレスト2は、運転者が左足を置くために設けられた台であり、車両の前方に向かってブレーキペダル4の左側(車両の前方を見た場合の左側)に設けられる。即ち、フットレスト2は、ブレーキペダル4に対してアクセルペダル5とは反対側に設けられる。通常、フットレスト2は、運転席と助手席の間に位置するコンソールボックスの脇に位置する。図1Bに示すように、フットレスト2は、エンジンルーム側においてペダル式スイッチ1を備える。運転者は、フットレスト2のペダル式スイッチ1の操作により、自動変速機のレンジを選択して、前後進切り換え、駆動力のオン・オフ、及びパーキング等を制御できる。自動変速機搭載の車両は、右足にてアクセル/ブレーキ操作を行なうために、左足による操作は基本的に必要ない。そこで、変速機のレンジ切換のためのシフト操作をフットレスト奥のペダル式スイッチ1によって行なう。これにより、自動変速機を備えた車両にて従来行なわなかった左足による操作のみでシフト操作が行なわれるので、車両運転中における手の操作が煩雑でなくなる。
さらに、本実施形態では、車両は、電動のパーキングブレーキシステムを有し、パーキングブレーキの作動/解除操作のために使用するパークスイッチ3が設けられる。パークスイッチ3は、ステアリングホイール6の左側において、コンソールボックスやインストルメントパネル等に設けられる。なお、電動のパーキングブレーキシステムは、パークスイッチ3のオン・オフに応じて、電動のアクチュエータによりパーキングブレーキの作動(オン)および解除(オフ)を行うものであり、公知であるためここでは詳しく述べない。
図2は、自動変速機のレンジ選択装置の全体を示す図である。レンジ選択装置は、ペダル式スイッチ1、パークスイッチ3、ブレーキペダルスイッチ7、コントローラ10、アクチュエータ用コントロールユニット16、アクチュエータ17、マニュアルシャフト18等を有する。
ペダル式スイッチ1は、ペダル板22の踏み込みを検出するもので、ペダル板22が踏み込まれている場合にオン状態となり、ペダル板22が踏み込まれていない場合にオフ状態となり、オン・オフ状態を示すオン・オフ信号をコントローラ10に送出する。パークスイッチ3は、通常のボタン式スイッチであってよい。パークスイッチ3は、オン・オフ状態を示すオン・オフ信号をコントローラ10に送出する。ブレーキペダルスイッチ7は、ブレーキペダル4の踏み込みを検出するもので、ブレーキペダル4が踏み込まれている場合にオン状態となり、ブレーキペダル4が踏み込まれていない場合にオフ状態となり、オン・オフ状態を示すオン・オフ信号をコントローラ10に送出する。
コントローラ10は、中央処理演算装置(CPU)12、読み出し専用メモリ(ROM)13、ランダムアクセスメモリ(RAM)14、タイマ、入出力インターフェース等から構成される。コントローラ10は、ペダル式スイッチ1、パークスイッチ3、ブレーキペダルスイッチ7からの信号を繰返し一定間隔(例えば、10ミリ秒)ごとに読み取る。コントローラ10は、ペダル式スイッチ1、パークスイッチ3、ブレーキペダルスイッチ7からの信号に応じて、実現すべき自動変速機のレンジ(P、R、N又はDレンジ)を選択し、選択されたレンジ(選択レンジ)を示す選択レンジ信号(P、R、N、D)を発生する。なお、Pレンジは車両を駐車するためのパーキングレンジ、Rレンジは車両を後進させる後進レンジ、Nレンジはニュートラルレンジ、Dレンジは車両を前進させるドライブレンジ(前進レンジ)の略である。この選択レンジ信号は、電気モータであるアクチュエータ17の動作を制御するコントロールユニット16に送出される。コントロールユニット16は、選択レンジ信号(P、R、N又はDレンジ)に応じて、アクチュエータ17に駆動信号を送出してアクチュエータ17を制御する。アクチュエータ17は、この駆動信号に応じてその軸に取り付けたマニュアルシャフト18を回転させる。こうして、マニュアルシャフト18の回転位置に対応して、変速機19のマニュアルバルブ20が選択レンジに対応するレンジ位置をとる。なお、マニュアルシャフト18、マニュアルバルブ20、及びそれらの動作については、公知であるため詳しく述べないが、例えば特開平7−251645号公報に記載されている。マニュアルバルブ20のレンジ位置を検出するマニュアルバルブ位置センサとしてアクチュエータ17に設けられた回転検出センサ9は、マニュアルシャフト18の回転位置に対応する軸の回転位置を検出し、検出信号をコントロールユニット16に送出する。コントロールユニット16は、アクチュエータ17を回転位置信号に基づいてフィードバック制御できる。コントローラ10は、回転検出センサ9の信号から判定される現在のマニュアルバルブ20のレンジ位置をインストルメントパネルのシフトインジケータ8に表示する。
なお、アクチュエータ17の動作を制御するコントロールユニット16は、その機能をコントローラ10に担わせることにより、省略することができる。この場合には、コントローラ10は、選択レンジ信号に対応する駆動信号をアクチュエータ17に直接送出し、アクチュエータ17からの回転位置信号は直接コントローラ10に入力させればよい。
又、コントローラ10には、図示しないスロットルバルブセンサと車速センサからのスロットル開度信号と車速信号が入力され、コントローラ10は、変速線図に基づく自動変速制御を行なう。変速線図マップは、コントローラ10のROMに記憶されている。
図3A−図3Cは、ペダル式スイッチ1の構造を説明する図である。ペダル式スイッチは、回転軸21、回転軸に取り付けられたペダル板22、回転軸21を回転可能に支持する軸受24、踏み込まれない場合の位置に戻すようペダル板22を付勢する戻しバネ(弾性部材)25、ペダル板22の変位に応じてオン・オフするスイッチ部23等から構成される。回転軸21は、フットレスト2に設置された軸受24により、フットレスト2に回転可能に取り付けられている。
なお、回転軸21、ペダル板22、軸受24、戻しバネ25からなるペダル機構は、周知であり、適宜周知のペダル機構を採用可能である。例えば、軸受24は、回転軸21が回転できるように、回転軸21の円柱状側面を支持するものであってよいし(図3A参照)、回転軸21の軸方向端面を支持するものであってよい(図3B参照)。戻しバネ25は、図3Bのような伸縮バネであっても、図3Cのようなねじりバネでもよい。
また、スイッチ部23は、図3Aのようにペダル板22の変位に応じて軸が伸縮するプッシュスイッチであってよいし、図3Bのようにペダル板22の変位に応じて回転する回転軸21の回転を検出するスイッチであってもよい。図3Aにおいて、スイッチ部23は、軸が所定量押し込まれると、オン状態になる。図3Bにおいて、スイッチ部23は、回転軸21に取り付けられた磁石27の磁場を検出することによりオン状態になる磁気センサとして示されるが、光学式センサ等も使用できる。ペダル板22が所定量踏み込まれた場合に、スイッチ部23は、オン状態(ペダル式スイッチ1のオン状態に対応)になり、オン信号をコントローラ10に出力する。スイッチ部23は、ペダル板22が所定量踏み込まれない場合、オフ状態(ペダル式スイッチ1のオフ状態に対応)になり、オフ信号(信号値ゼロでよい)をコントローラ10に出力する。
表1のように、ペダル式スイッチ1の操作形態(シングルクリック、ダブルクリック、長押し)、パークスイッチ3のオン・オフ状態、ブレーキスイッチ7のオン・オフ状態の組合せにより、P、R、N、Dレンジの相互の切り換えが実現される。表1の操作パターンにおいて、1はシングルクリック、2はダブルクリック、Longは長押し、Pはパークスイッチ3のオン状態、Bはブレーキスイッチ7のオン状態を示す。
なお、ペダル式スイッチ1のシングルクリックとは、ペダル式スイッチ1の踏み込みに続く足離しによって、所定時間(数秒)の間に一回だけペダル式スイッチ1のオフ→オン→オフの状態遷移(状態変化)が生じる操作である。ペダル式スイッチ1のダブルクリックとは、ペダル式スイッチ1の踏み込みに続く足離しを二度行って、前記所定時間(数秒)の間に二回ペダル式スイッチ1のオフ→オン→オフの状態遷移(状態変化)が生じる操作である。ペダル式スイッチ1の長押しとは、ペダル式スイッチ1の踏み込み続けて、前記所定時間(数秒)の間継続的にペダル式スイッチ1がオン状態になる操作である。例えば、コントローラ10は、ペダル式スイッチ1のオフ→オン状態遷移、オン→オフ状態遷移の度にタイマにより計測した時刻をRAMに記憶し、またオン状態の継続時間をRAMに記憶しておく。そして、コントローラ10は、例えば、前回のオフ→オン→オフ状態遷移が開始してから今回のオフ→オン→オフ状態遷移が終了するまでの経過時間が前記所定時間未満であれば、ペダル式スイッチ1がダブルクリックされたと判定し、当該経過時間が前記所定時間以上であればシングルクリックされたと判定し、オン状態が前記所定時間の間継続した場合には、シングルクリック、ダブルクリックに係わらずペダル式スイッチ1が長押し(つまり長時間の踏込み)が行われたと判定できる。なお、シングルクリック、ダブルクリック、長押しの判定方法は、例えば、コンピュータのマウスや電子機器の押しボタンスイッチ等に対して使用している方法も適用できる。
表1は、マニュアルバルブ20の現在の各レンジ位置に対して、ペダル式スイッチ1、パークスイッチ3、及びブレーキペダルスイッチ7の操作パターンと選択レンジとの関係を例示するものである。
現在のレンジ位置及びスイッチ操作パターンに対する選択レンジとの関係を特定する表1のシフトテーブルは、コントローラ10のROMに予め記憶されている。コントローラ10は、レンジ決定手段として機能し、表1のシフトテーブルを参照して、検出された現在のレンジ位置と検出されたスイッチ操作パターンに応じて選択レンジを決定する。なお、現在のレンジ位置は、アクチュエータ17の回転位置信号から検出できる。
例えば、マニュアルバルブ20の現在のレンジ位置がPレンジである場合に、ブレーキスイッチ7がオン状態かつパークスイッチ3がオン状態であり、ペダル式スイッチ1がダブルクリック操作されると、コントローラ10は、選択レンジとして、Rレンジを選択し、PからRレンジへのシフトが行なわれる。現在のレンジ位置がPレンジである場合に、ブレーキスイッチ7がオン状態かつパークスイッチ3がオン状態であり、ペダル式スイッチ1が長押しされると、コントローラ10は、選択レンジとして、Nレンジを選択し、PからNレンジへのシフトが行なわれる。現在のレンジ位置がPレンジである場合に、ブレーキスイッチ7がオン状態かつパークスイッチ3がオン状態であり、ペダル式スイッチ1がシングルクリックされると、コントローラ10は、選択レンジとして、Dレンジを選択し、PからDレンジへのシフトが行なわれる。表1では、現在のレンジ位置に係わらず、Dレンジへのシフトには、ペダル式スイッチ1のシングルクリック操作が要求され、Rレンジへのシフトには、ペダル式スイッチ1のダブルクリック操作が要求され、Nレンジへのシフトには、ペダル式スイッチ1の長押し操作が要求されるので、運転者のレンジ選択の誤りが防止できる。さらに、現在のレンジ位置に係わらず、ブレーキスイッチ7がブレーキペダル4の踏み込みによりブレーキスイッチ7がオン状態でない限り、Dレンジ又はRレンジへのシフトができないようになっている。
マニュアルバルブ20のレンジ位置の切換が終了した時、すなわち、アニュアルシャフトの回転位置(マニュアルバルブ20のレンジ位置)が選択レンジに対応するものとなった時、表2のように、コントローラ10は、ペダル式スイッチ1の操作形態に対応した音をブザー15に発生させる。これにより、運転者は、シフトインジケータ8の表示とともにブザー15の音によりレンジの切換の完了を確認することができる。
ペダル式スイッチ1の操作形態(シングルクリック、ダブルクリック、長押し)と発生させる音のパターンとの関係を特定する表2のようなテーブルは、コントローラ10のROMに予め記憶されており、コントローラ10は、このテーブルを参照して、検出されたペダル式スイッチ1の操作形態に応じて、ブザー15に音を発生させる。例えば、ブザー15は、ペダル式スイッチ1がシングルクリックされた場合、切換終了時に一度音を発生させ、ダブルクリックされた場合、切換終了時に二度音を発生させ、長押しされた場合、切換終了時に長時間音を発生させる。
次に、第二の実施形態を表3、表4に基づいて説明する。この実施形態については第1実施形態と異なる部分を中心に用いて説明する。なお、第1実施形態と同じ構成のものについては、同じ符号を付し、ここでの説明は省略する。
本実施形態では、マニュアルモードへの切換えをペダル式スイッチ1の操作により行なう。自動変速機を備えた車両において従来行なわなかった左足による操作のみでマニュアルモードへの切換えが行なわれるので、車両運転中に手による操作を簡略化することができる。表4のように、車両がDレンジ(通常モード)で走行中にペダル式スイッチ1が長押しされると、通常モードからマニュアルモード(表4中のMモード)に移行する。なお、通常モードは変速線図に基づく自動変速制御を行なうモードである。逆に、車両がマニュアルモードで走行中にペダル式スイッチ1が長押しされると、マニュアルモードから通常モードに移行する。コントローラ10は、現在のモードをRAMに記憶しておき、現在のモードがマニュアルモードである場合、マニュアルモードに対応する表示をシフトインジケータ8に表示する。車両がマニュアルモードで走行中に、ペダル式スイッチ1がシングルクリックされるとダウンシフトが実行され、ペダル式スイッチ1がダブルクリックされるとアップシフトが実行される。表3のシフトテーブルにおいて、DレンジからNレンジへのシフトの場合に、表4の通常モードからマニュアルモードへのモード移行とスイッチ操作パターンが重複しないように、表1と異なりブレーキスイッチのオンが要求される。
表4のテーブルは、現在のモード及びペダル式スイッチ1の操作パターン(シングルクリック、ダブルクリック、長押し)に対するコントローラ10が実行する機能との関係を特定するもので、コントローラ10のROMに予め記憶されている。コントローラ10は、表4のテーブルを参照して、RAMに記憶された現在のモードと検出されたペダル式スイッチ1のスイッチ操作パターンに応じて実行する機能を決定する。現在のモードが通常モードである場合にペダル式スイッチ1の長押し操作があると、コントローラ10は、マニュアルモードへ移行するために、現在のモードをマニュアルモードとしてRAMに記憶し、シフトインジケータ8にマニュアルモードに対応する表示をする。RAMに記憶された現在のモードがマニュアルモードとなれば、コントローラ10は、表4のテーブルにしたがって、シングルクリック又はダブルクリックに応じて変速機19のシフトソレノイドに指令信号を送出することにより、ダウンシフト又はアップシフトを実行できる。現在のモードがマニュアルモードである場合にペダル式スイッチ1の長押し操作があると、コントローラ10は、通常モードへ移行するために、現在のモードを通常モードとしてRAMに記憶し、シフトインジケータ8のマニュアルモードに対応する表示を消去する。RAMに記憶された現在のモードが一度通常モードとなれば、シングルクリック又はダブルクリックがあっても、ダウン/アップのシフト動作は禁止される。
次に、第三の実施形態を表3、表5に基づいて説明する。この実施形態については第1実施形態と異なる部分を中心に用いて説明する。なお、第1実施形態と同じ構成のものについては、同じ符号を付し、ここでの説明は省略する。
本実施形態では、Low側(低速側)の変速比によりエンジンブレーキを効かせるモードであるDsモードへの切換えをペダル式スイッチ1の操作により行なう。自動変速機を備えた車両にて従来行なわなかった左足による操作のみでDsモードへの切換えが行なわれるので、車両運転中に手による操作でDsモードへの切換えを行なうよりも安全性が確保できる。表5のように、車両がDレンジ(通常モード)で走行中にペダル式スイッチ1が長押しされると、通常モードからDsモードに移行する。逆に、車両がDsモードで走行中にペダル式スイッチ1が長押しされると、Dsモードから通常モードに移行する。コントローラ10は、現在のモードをRAMに記憶しておき、現在のモードがDsモードである場合、Dsモードに対応する表示をシフトインジケータ8に表示する。表3のシフトテーブルにおいて、DレンジからNレンジへのシフトの場合に、表5の通常モードからDsモードへのモード移行とスイッチ操作パターンが重複しないように、表1と異なりブレーキスイッチのオンが要求される。
表5のテーブルは、現在のモード及びペダル式スイッチ1の操作パターン(長押し)に対するコントローラ10が実行する機能との関係を特定し、コントローラ10のROMに予め記憶されている。コントローラ10は、表5のテーブルを参照して、RAMに記憶された現在のモードと検出されたペダル式スイッチ1のスイッチ操作パターンに応じて実行する機能を決定する。現在のモードが通常モードである場合にペダル式スイッチ1の長押し操作があると、コントローラ10は、Dsモードへ移行するために、現在のモードをDsモードとしてRAMに記憶し、シフトインジケータ8にDsモードに対応する表示をする。RAMに記憶された現在のモードがDsモードとなれば、コントローラ10は、変速機19のシフトソレノイドに指令信号を送出することにより、ダウンシフトして、変速機19の変速比をLow側に固定する。現在のモードがDsモードである場合にペダル式スイッチ1の長押し操作があると、コントローラ10は、通常モードへ移行するために、現在のモードを通常モードとしてRAMに記憶し、シフトインジケータ8のDsモードに対応する表示を消去する。RAMに記憶された現在のモードが通常モードとなれば、コントローラ10は、変速線図に基づく自動変速制御を行なう。
次に、第四の実施形態を図4に基づいて説明する。この実施形態については第1実施形態と異なる部分を中心に用いて説明する。なお、第1実施形態と同じ構成のものについては、同じ符号を付し、ここでの説明は省略する。
本実施形態は、ペダル式スイッチ1の運転者による操作ミスを防ぐため、ペダル式スイッチ1の踏み込みに際して、ペダル板22の横スライドが必要となるペダル式スイッチ1に関するものである。
図4A、図4Bのように、ペダル板22は、回転軸21の軸方向に摺動可能な態様で回転軸21に取り付けられている。ペダル板22は、その右端に畝状の畝部31を有し、運転者は、ペダル22を踏み込む場合に、左足37で畝部31を押してペダル板22を右方向に移動させる。なお、ペダル板22は、図示しない戻しバネにより左方向に付勢されている。フットレスト2の左端において、ペダル板の左端の下側にロック機構として突起32が設けられる。ペダル板22を右方向に移動させない場合に突起32が障害物となってペダル板22を踏み込むことができず、ペダル式スイッチ1はロックされ動かない状態にある。ペダル板22を右方向に移動させると、ペダル式スイッチ1はロックがはずされ、突起32を避けてペダル板22を踏み込むことができる。
突起32の代わりに、ペダル板22の右方向への移動を検出するスライドスイッチ33を設けてよい。ペダル板22が右方向へ移動してスライドスイッチ33がオンすると、スライドスイッチ33からのオン信号により、図4Cのようにロック機構29が作動(オン)してペダル板22の踏み込みを防止するようにしてもよい。図4Cでは、ロック機構29が作動すると、軸が延びて回転軸21の凹部と結合して、ペダル式スイッチ1はロックする。スライドスイッチ33がオフすると、ロック機構29は解除(オフ)されてペダル板22の踏み込みが可能になる。スライドスイッチ33は、磁石39を取り付けたペダル板22が右方向に移動したこと感知して信号を出力する磁気センサを使用してよいが、ペダル板の移動に伴って信号を出力する光学センサや機械式スイッチも使用可能である。ロック機構29は、スライドスイッチ33からの電気信号に応じて、ロックを作動又は解除するものであれば、図示したものに限らずに使用可能である。
次に、第五の実施形態を図5に基づいて説明する。この実施形態については第1実施形態と異なる部分を中心に用いて説明する。なお、第1実施形態と同じ構成のものについては、同じ符号を付し、ここでの説明は省略する。
本実施形態は、ペダル式スイッチ1の運転者による操作ミスを防ぐため、フットレスト2に圧力センサ又はタッチセンサを設けたものである。
図5Aのように、圧力センサ(又はタッチセンサ)35上に運転者の左足が位置して、左足の重みのために圧力センサ(又はタッチセンサ)35がオンすると、圧力センサ(又はタッチセンサ)35からのオン信号により、図5Cのようにロック機構29が作動してペダル板22の踏み込みを防止する。図5Bのように圧力センサ(又はタッチセンサ)35がオフすると、ロック機構29は解除されてペダル板22の踏み込みが可能になる。このように、運転者が休める等のため左足37を単にフットレスト2上に載せているだけでは、ロック機構29によりペダル板22の踏み込みはできず、意図せずペダル式スイッチ1を踏み込むような誤動作が防止できる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
本発明を適用する車両について、車室内の運転席周辺の様子を示す図である。 フットレストの概略図である。 自動変速機のレンジ選択装置の全体を示す図である。 ペダル式スイッチの一例を示す概略図である。 ペダル式スイッチの他の例を示す概略図である。 ペダル式スイッチのさらなる他の例を示す概略図である。 ペダル式スイッチのロック機構を有するフットレストを示す図であり、ロックされた状態を示す。左図が正面図、右が側面図である。 ペダル式スイッチのロック機構を有するフットレストを示す図であり、ロックが解除された状態を示す。左図が正面図、右が側面図である。 ペダル式スイッチの他のロック機構を有するフットレストを示す図である。 圧力/タッチセンサと協働するロック機構を有するフットレストを示す図であり、ロックされた状態を示す。左図が正面図、右が側面図である。 圧力/タッチセンサと協働するロック機構を有するフットレストを示す図であり、ロックが解除された状態を示す。 圧力/タッチセンサと協働するロック機構の全体図である。
符号の説明
1 ペダル式スイッチ
2 フットレスト
3 パークスイッチ
4 ブレーキペダル
5 アクセルペダル
7 ブレーキペダルスイッチ
8 インジケータ
9 回転検出センサ(マニュアルバルブ位置センサ)
10 コントローラ
15 ブザー
18 マニュアルシャフト
19 変速機
20 マニュアルバルブ
21 回転軸
22 ペダル板
23 スイッチ部
24 軸受
25 戻しバネ
29 ロック機構
32 突起
33 スライドスイッチ
35 圧力/タッチセンサ

Claims (7)

  1. 車両に設けられる自動変速機のレンジ選択装置において、
    踏み込まれた場合にオン信号を、踏み込まれていない場合にオフ信号を発生するペダル式スイッチであって、レンジの選択ために操作され、操作の形態に対応した信号を送出するペダル式スイッチと、
    前記ペダル式スイッチから送出された前記信号に応じて変速機のレンジを決定するレンジ決定手段と、を備え、
    決定されたレンジに従って変速機のレンジが切換えられることを特徴とするレンジ選択装置。
  2. 前記操作の形態が、前記ペダル式スイッチのシングルクリック、ダブルクリック、長押しを含み、
    前記ペダル式スイッチが、シングルクリック、ダブルクリック、長押しに対応したオン・オフ信号を送出することを特徴とする請求項1に記載のレンジ選択装置。
  3. 前記ペダル式スイッチが、車両の前方に向かってブレーキペダルの左側に位置するフットレストに設けられることを特徴とする請求項1に記載のレンジ選択装置。
  4. 変速機のアニュアルバルブのレンジ位置を検出するセンサと、
    前記マニュアルバルブの検出されたレンジ位置が、前記レンジ決定手段により決定されたレンジに対応するものとなった際に、前記ペダル式スイッチの前記操作の形態に対応した音を発生させるブザーと、を備えることを特徴とする請求項1に記載のレンジ選択装置。
  5. 前記ペダル式スイッチの操作により、変速機のマニュアルモードへの切換え、及び、ロー側の変速比に固定されるモードへの切換えが実行されることを特徴とする請求項1に記載のレンジ選択装置。
  6. さらに、前記ペダル式スイッチをロックするロック機構を備え、
    ロック機構を解除した場合に前記ペダル式スイッチの踏み込みが可能になることを特徴とする請求項1に記載のレンジ選択装置。
  7. さらに、ブレーキペダルが踏み込まれた場合にオン信号を、ブレーキペダルが踏み込まれていない場合にオフ信号を発生するブレーキスイッチを備え、
    前記レンジ決定手段が、前記ペダル式スイッチから送出された前記信号、及び、ブレーキスイッチからの信号に応じて、変速機のレンジを決定することを特徴とする請求項1に記載のレンジ選択装置。
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