JP2008124132A - タップ切替え式変圧器 - Google Patents
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Abstract
タップ切替え式変圧器において、コイルのタップ接続用引出し部を容易に形成できるようにする。
【解決手段】
高圧側コイルを、平角線によって形成された第1の巻線部と、丸線によって形成された第2の巻線部とを備え、かつ、該第1の巻線部の巻終わり端のタップ接続用引出し部と該第2の巻線部の巻始め端のタップ接続用引出し部とを共線化し該共線化した引出し先端部で該両タップ接続用引出し部が互いに電気的に接続される構成とする。さらに、第2の巻線部を複数の巻線部から成る構成とする場合は、隣接する巻線部間で、一方の巻線部の巻終わり端の丸線のタップ接続用引出し部と他方の巻線部の巻始め端の丸線のタップ接続用引出し部とを共線化する構成とする。
【選択図】 図2
Description
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、タップ切替え式変圧器において、高圧側コイルのタップ接続用引出し部を容易に形成することができるようにすることである。
図1〜図4は、本発明の実施例の説明図である。図1は、本発明の実施例としてのタップ切替え式変圧器((a))とその高圧側コイルの結線図((b))、図2、図3は、図1の高圧側コイルのタップ接続用引出し部の説明図、図4は、図3に示す高圧側コイルの特性説明図である。
以下、図面で用いる構成要素の符号は全図について共通のものを用いるとする。
図1(a)において、100はタップ切替え式変圧器、1は高圧側コイル、2は低圧側コイル、3は、環状の磁気回路を形成するコアである。高圧側コイル1は△結線されているものとする。図1(b)において、1aは、△結線された高圧側コイル1のU相コイル、1a1は、U相コイル1aの第1の巻線部、1a2〜1a4は、U相コイル1aの第2の巻線部、20aは、第1の巻線部1a1の巻終わり端のタップ接続用引出し部と第2の巻線部1a2の巻始め端のタップ接続用引出し部とを共線化して成るタップ接続用引出し部、20bは、第2の巻線部1a2の巻終わり端のタップ接続用引出し部と第2の巻線部1a3の巻始め端のタップ接続用引出し部とを共線化して成るタップ接続用引出し部、20cは、第2の巻線部1a3の巻終わり端のタップ接続用引出し部と第2の巻線部1a4の巻始め端のタップ接続用引出し部とを共線化して成るタップ接続用引出し部、20dは、第2の巻線部1a4の巻終わり端のタップ接続用引出し部と第2の巻線部1a5の巻始め端のタップ接続用引出し部とを共線化して成るタップ接続用引出し部、30aは、共線化された第1の巻線部1a1の巻終わり端のタップ接続用引出し部と第2の巻線部1a2の巻始め端のタップ接続用引出し部とを圧着により電気的に接続する接続手段としてのスリーブ型圧着部材、30bは、共線化された第2の巻線部1a2の巻終わり端のタップ接続用引出し部と第2の巻線部1a3の巻始め端のタップ接続用引出し部とを圧着により電気的に接続する接続手段としてのスリーブ型圧着部材、30cは、共線化された第2の巻線部1a3の巻終わり端のタップ接続用引出し部と第2の巻線部1a4の巻始め端のタップ接続用引出し部とを圧着により電気的に接続する接続手段としてのスリーブ型圧着部材、30dは、共線化された第2の巻線部1a4の巻終わり端のタップ接続用引出し部と第2の巻線部1a5の巻始め端のタップ接続用引出し部とを圧着により電気的に接続する接続手段としてのスリーブ型圧着部材、40aは、スリーブ型圧着部材30aに電気的に接続されたタップ部、40bは、スリーブ型圧着部材30bに電気的に接続されたタップ部、40cは、スリーブ型圧着部材30cに電気的に接続されたタップ部、40dは、スリーブ型圧着部材30dに電気的に接続されたタップ部、40eは、第2の巻線部1a5の巻終わり端側の端子に接続されたタップ部、50aは、支点60a周りの回動変位により、タップ部40a〜40eに対し接触状態、非接触状態となる切替え部材である。切替え部材50aは、タップ部40a〜40eのいずれかを接触状態となることで、第1の巻線部1a1、第1の巻線部1a1と第2の巻線部1a2、第1の巻線部1a1と第2の巻線部1a3、第1の巻線部1a1と第2の巻線部1a4、第1の巻線部1a1と第2の巻線部1a5のいずれかを選択する。タップ部40a〜40eと切替え部材50aはタップ切替え部を構成する。
高圧側コイル1のV相コイル1b及びW相コイル1cについても、コイル構成、タップ接続用引出し部の構成、タップ切替え部の構成のそれぞれは、上記U相コイル1aの場合と同様である。
以下、の説明中で用いる図1の高圧側コイル及びタップ切替え部の構成要素には、図1の場合と同じ符号を付して用いる。
図2において、101は、第1の巻線部1a1に巻線された平角線、101aは、第1の巻線部1a1の巻終わり端のタップ接続用引出し部の平角線、102b1は、第2の巻線部1a2(図1)の巻始め端のタップ接続用引出し部の丸線、102は、第2の巻線部1a2に巻線される丸線、70aは、スリーブ型圧着部材30aとタップ部40aとを接続する導線、c−c'は、高圧側コイル1aのコイル軸である。平角線101はA部で曲げられて第1の巻線部1a1の巻終わり端のタップ接続用引出し部の平角線101aとして、第2の巻線部1a2(図1)の巻始め端のタップ接続用引出し部の丸線102b1と共線化されて、タップ接続用引出し部20aを構成する。タップ接続用引出し部20aの先端部はスリーブ型圧着部材30aに電気的に接続されているすなわち平角線101aと丸線102b1とは圧着によりスリーブ型圧着部材30aに接続されている。丸線102b1はA部で曲げられて丸線102として第2の巻線部1a2に巻線される。丸線102b1、102には、平角線101a、101よりも導体断面積が小さい導体を複数本(例えば2本)並列にして用いる。該導体としては例えばホルマール銅線を用いる。丸線102b1、102に、平角線101a、101よりも導体断面積が小さい導体を用いることで、1層巻構造の第2の巻線部(1a2〜1a5)から複数のタップ接続用引出し部(20b〜20d)を引出すことが容易となる。スリーブ型圧着部材30aとタップ部40aとを接続する導線70aにも、複数本(例えば2本)の導線または複数本(例えば2本)の導体を用いて成る導線を用いる。
シミュレーションでは、高圧側コイルを1層巻で形成するものとし、第1の巻線部の導体巻数(相対値)を91.1、第2の巻線部の導体巻数(相対値)を8.9としている。従来構造では、第1の巻線部、第2の巻線部とも平角線を用いて形成されるとし、本発明では、第1の巻線部は平角線を用いて形成され、第2の巻線部は丸線を用いて形成されるとしている。丸線の断面積は、平角線の断面積の52%である。(a)における特性比較結果は、従来構造の場合の特性値を100としている。
2…低圧側コイル、
3…コア、
1a…U相コイル、
1a1…第1の巻線部、
1a2〜1a4…第2の巻線部、
20a〜20d…タップ接続用引出し部、
30a〜30d…スリーブ型圧着部材、
40a〜40e…タップ部、
50a、50b…切替え部材、
70a、70b…導線、
100…タップ切替え式変圧器、
101、101a…平角線、
102、102a、102b1、102b2…丸線。
Claims (5)
- 高圧側コイルの中の励磁する巻線部をタップによって切替えるタップ切替え式変圧器であって、
平角線によって形成された第1の巻線部と、丸線によって形成された第2の巻線部とを備え、該第1の巻線部の巻終わり端のタップ接続用引出し部と該第2の巻線部の巻始め端のタップ接続用引出し部とが共線化されかつ該共線化された引出し先端部で該両タップ接続用引出し部が互いに電気的に接続された高圧側コイルと、
上記両タップ接続用引出し部を上記電気的に接続する接続手段と、
上記接続手段に電気的に接続されたタップ部と、変位により該タップ部に対し接触、非接触状態となる切替え部材とを備えて成るタップ切替え部と、
を備えた構成としたことを特徴とするタップ切替え式変圧器。 - 上記高圧側コイルは、上記第2の巻線部が複数の巻線部から成り、該複数の巻線部は、互いに隣接する巻線部間で、一方の巻線部の巻終わり端の丸線のタップ接続用引出し部と他方の巻線部の巻始め端の丸線のタップ接続用引出し部とが共線化されかつ該共線化された引出し先端部で該両タップ接続用引出し部が互いに電気的に接続され、
上記接続手段は、上記隣接する巻線部間の上記両タップ接続用引出し部をも電気的に接続する構成である請求項1に記載のタップ切替え式変圧器。 - 上記高圧側コイルの上記第1の巻線部は、上記平角線が、その断面の長辺がコイル軸に平行になるように巻線されている構成である請求項1または請求項2に記載のタップ切替え式変圧器。
- 上記高圧側コイルは、上記第2の巻線部が、複数本の丸線が並列的に巻線されて成り、該第2の巻線部のタップ接続用引出し部が、複数本の丸線が並列的に引出されて成る構成である請求項1または請求項2に記載のタップ切替え式変圧器。
- 上記接続手段は、圧着により上記両タップ接続用引出し部を電気的に接続する構成である請求項1または請求項2に記載のタップ切替え式変圧器。
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