JP2008122598A - 顕微鏡システム及び拡張ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】顕微鏡システムの省配線化と組み立ての自由度の向上と共に、組み立てミスによるシステム動作不具合の発生を低減させる。
【解決手段】バス接続スイッチ36,117は、顕微鏡システムの制御データを伝送するCANバスの途中に直列に接続されており、開かれたときにはCANバスをその位置で開放し、閉じられたときには接続する。拡張コネクタ35,114には、CANバスがバス接続スイッチ36,117の両側から導かれており、バス接続スイッチ42,92が閉じている拡張ユニット4,9が接続されると、CANバスが拡張ユニット4,9内のバスラインを介して接続される。拡張ポート3,11に設けられている検出回路は、拡張コネクタ35,114への拡張ユニット4,9の接続の有無を検出し、接続されていることを検出したときにはバス接続スイッチ36,117を開き、接続されていないことを検出したときには閉じる動作を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、顕微鏡の技術に関し、特に、顕微鏡システムに設けられている各種部材の切り替え動作や駆動動作を電気的に制御するために当該顕微鏡システムの各構成ユニット間で行われるデータ通信の技術に関する。
近年の顕微鏡ではコンポーネント化が進んでおり、光学的な機能単位を基準としたユニット構成が取られているものも多い(例えば、特許文献1参照。)。こういった顕微鏡では、用途に応じて選択された観察法に必要な光学素子を選択して組み合わせることができるので、種々の観察法に効率良く対応することが可能である。具体的には、複数の倍率の対物レンズや光学フィルタ等の光学素子が組み込まれているユニットが顕微鏡の構成ユニットとして各種提供されている。このような構成ユニットは、備えられている複数の光学素子を切り替えることができるように構成されている。また、このような構成ユニットには、顕微鏡に対して付け外しすることができるように構成されているものもある。
ところで、このような様々なユニットの集合体として構築された顕微鏡システムでは、システム全体の制御を司るコントローラと各ユニットとの間で各種のデータの授受を可能とするために、これらが多種多様なケーブルで接続されている。このケーブルは、コントローラ及び各ユニットの配置の制限により長いものとなってしまうことがあり、システムの整然さを損なうことがあり、また、電磁的性能に対する影響も無視できない場合がある。
このような状況を打開するための手段のひとつとして、コントローラ・エリア・ネットワーク(Controller Area Network (CAN))プロトコルを利用して顕微鏡システムを制御するというものがある。CANは分散型の制御を行うものであり、構成ユニット毎に備えられるコントローラをシリアル通信で結んでデータの授受を行うことでシステム全体の制御動作を行う。これによって、コントローラからの専用制御配線はユニット内部に集約され、各構成ユニット間でのデータ通信用の接続にはバス接続(CANバス)を行うことができるので、システム全体の構成の自由度が向上すると共に、省配線、性能の向上も期待できる。
なお、本願発明に関し、例えば特許文献2、特許文献3、及び特許文献4には、CANバスの終端が適切に行えるようにする技術が開示されている。
特開2005−157340号公報 特開2000−165415号公報 特開2002−140139号公報 特許3538366号公報
前述したようなユニット構成の顕微鏡システムにおいて、観察法に応じて必要な光学素子を備えているユニットを選択して顕微鏡システムを組み上げる作業は、ユーザが行うのが一般的である。しかし、顕微鏡システムのシステム制御に前述したCANを使用する場合には、2線式の線路であるCANバスの2つの末端(両端)を終端しなければならず、適切な終端が行えていない場合には、システムが起動できない等の問題が発生する。この点に配慮して顕微鏡システムを組み上げる作業は、一般のユーザにとっては難しいものである。
このような問題に関し、自身よりも後段にユニットが接続されている場合には、CANバスの終端を後段のユニットに自動的に委ねるという技術が知られている(例えば特許文献3や特許文献4参照。)。
このような、ユニット同士の接続に応じてバスの終端位置を自動的に移動していく仕組みによれば、多重に終端してしまう不具合や終端を忘れてしまう不具合は回避される。しかし、この仕組みを利用してユニットを増設する場合には、バスの末端にユニットを追加するようにするか、若しくは、バスを途中で一旦切り離してそこにユニットを割り込ませるようにするかしなければならない。つまり、この仕組みによっても、ユーザは、末端が終端されているバスとなるように相互の接続を考慮しながらユニット同士を接続して顕微鏡システムを組み上げなければならないため、作業の難度は依然として高い。また、顕微鏡システムでは、用途に応じてユニットの組み合わせを変えて使用することも少なくないため、組み立てを繰り返すうちに接続ミスを誘発してしまうことも考えられる。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、顕微鏡システムの省配線化と組み立ての自由度の向上と共に、組み立てミスによるシステム動作不具合の発生を低減させることである。
本発明の態様のひとつである顕微鏡システムは、顕微鏡システムの動作制御のための制御データを伝送するシステム内バスラインと、該システム内バスラインの途中で該システム内バスラインに直列に接続されているスイッチと、該制御データの授受を行う演算処理装置と該演算処理装置が該制御データの授受に用いるユニット内バスラインとが少なくとも備えられている拡張ユニットが接続される拡張コネクタと、該拡張コネクタへの該拡張ユニットの接続の有無を検出して該検出結果に基づいて該スイッチを開閉する検出部と、を少なくとも有しており、該スイッチは、開かれたときには該システム内バスラインを該スイッチの位置で開放し、閉じられたときには該システム内バスラインを該スイッチの位置で接続し、該システム内バスラインは、該スイッチの両側から該拡張コネクタへと導かれており、該拡張コネクタに該拡張ユニットが接続されると該システム内バスラインは該ユニット内バスラインを介して接続され、該検出部は、該拡張コネクタに該拡張ユニットが接続されていることを検出したときには該スイッチを開き、該拡張コネクタに該拡張ユニットが接続されていないことを検出したときには該スイッチを閉じる、ことを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
なお、上述した本発明に係る顕微鏡システムにおいて、該システム内バスラインは、コントローラ・エリア・ネットワーク(CAN)プロトコルで用いられるCANバスであるとすることもできる。
また、前述した本発明に係る顕微鏡システムにおいて、該拡張コネクタには、該拡張ユニットへ電力を供給する電力線が導かれているように構成することもできる。
また、前述した本発明に係る顕微鏡システムにおいて、該システム内バスラインの両端に、該システム内バスラインを終端する抵抗器が各々備えられているように構成することもできる。
なお、このとき、該システム内バスラインは往路と復路とからなる複線路を有しており、該システム内バスラインの一端で該往路と該復路とを接続し、該システム内バスラインのもう一端で該往路と該復路との各々に該抵抗器を接続するように構成することもできる。
本発明の別の態様のひとつである拡張ユニットは、前述した本発明に係る顕微鏡システムに接続される拡張ユニットであって、該演算処理装置及び該ユニット内バスラインを少なくとも有しており、該拡張コネクタへ接続することにより、該スイッチの両側から該拡張コネクタへと導かれている該システム内バスラインを、該ユニット内バスラインを介して接続する、ことを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
なお、上述した本発明に係る拡張ユニットにおいて、該ユニット内バスラインの途中で該ユニット内バスラインに直列に接続されているユニット内スイッチと、該拡張ユニットと同一の特徴を有している別の拡張ユニットが接続されるI/Fコネクタと、該顕微鏡システムが有している拡張コネクタへの該拡張ユニットの接続の有無と該I/Fコネクタへの該別の拡張ユニットの接続の有無とを検出して該検出結果に基づいて該ユニット内スイッチを開閉するユニット内検出部と、を更に有しており、該ユニット内スイッチは、開かれたときには該ユニット内バスラインを該ユニット内スイッチの位置で開放し、閉じられたときには該ユニット内バスラインを該ユニット内スイッチの位置で接続し、該ユニット内バスラインは、該ユニット内スイッチの両側から該I/Fコネクタへと導かれており、該I/Fコネクタに該別の拡張ユニットが接続されると該ユニット内バスラインは該別の拡張ユニットが有しているユニット内バスラインを介して接続され、該ユニット内検出部は、該顕微鏡システムが有している拡張コネクタに該拡張ユニットが接続されており、且つ、該I/Fコネクタに該別の拡張ユニットが接続されていることを検出したときには該ユニット内スイッチを開き、その他のときには該ユニット内スイッチを閉じる、ように構成することもできる。
なお、このとき、該I/Fコネクタには、該別の拡張ユニットへ電力を供給する電力線が導かれているように構成することもできる。
本発明によれば、以上のようにすることにより、顕微鏡システムの省配線化と組み立ての自由度の向上とが可能となると共に、組み立てミスによるシステム動作不具合の発生が低減するという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず図1について説明する。同図は、本発明を実施する顕微鏡システムの原理構成の第一の例を示している。この顕微鏡システムでは、各種部材の切り替え動作や駆動動作の電気的制御のため各構成ユニット間で必要となる各種データの授受に、CANインタフェースを採用する。図1は、この顕微鏡システムにおける各ユニットのCANバスへの接続を模式的に示している。
CANバスL1、L2、L3、L4−F、L4−B、L5−F、L5−B、L6−F、L6−B、L7、L8−F、L8−B、L9−F、及びL9−Bは、図1においてはいずれも1本の線として描かれているが、実際には2線式(撚り対線)のバスラインであるCAN用線を少なくとも含む複数線の線路である。また、図1に1本の破線で示されている電力供給線LPは、実際には電源線とグランド(接地電位)線とから構成されている。
固定ユニット2及び10は、顕微鏡システムに不可欠な機能ユニットである。本実施例では、固定ユニット2は、顕微鏡本体部に存在する操作スイッチを制御対象として備えており、固定ユニット10は、顕微鏡システムの各構成要素に電力を供給する電源の制御部を制御対象として備えている。
固定ユニットの詳細構成を図2Aに示す。
固定ユニットには3つのコネクタが設けられている。このうち、I/Fコネクタ201及び203の2つの接続端子は2線式のCANバス200で相互に接続されている。
CANバス200はCANマイコン部204とも接続されている。CANマイコン部204は、CANバス200を介して行われる各種のデータの送受信を管理するCANトランシーバと、各種データをCANのデータ形式に変換/逆変換するCANコントローラと、固定ユニットにおける制御対象を制御する演算処理装置であるCPU(中央演算装置)とを有しているが、図2Aでは不図示である。
固定ユニットに設けられているもう1つのコネクタである電源コネクタ202は、顕微鏡システムを構成している各部へ電力を供給する電力供給線LPが接続されるコネクタである。CANマイコン部204及び固定ユニットにおける制御対象は、電源コネクタ202に印加された電力で動作する。
I/Fコネクタ201及び203の別の接続端子には、隣接するユニットへ接続状態を通知するための接続通知線205も接続されており、この接続通知線205は固定ユニット内においてグランド(接地電位)に接地されている。接続通知線205は、I/Fコネクタ201及び203を介して接続される他のユニットが、この固定ユニットとの接続を検出するために利用するものである。
ここで、I/Fコネクタを介して他のユニットが接続されているか否かを検出する検出部の原理構成を図3に示す。
図3において、ユニットA301とユニットB302とがケーブルを介してI/Fコネクタで接続されると、検出回路311及び312それぞれへの入力信号は「L」レベルとなる。検出回路311及び312は、入力信号が「L」レベルの場合には、対応するI/Fコネクタに他のユニットが接続されている旨の検出結果を出力する。一方、ユニットA301とユニットB302との接続が外れた場合には、プルアップ抵抗321及び322の作用により、検出回路311及び312それぞれへの入力信号は「H」レベルとなる。検出回路311及び312は、入力信号が「H」レベルの場合には、対応するI/Fコネクタに他のユニットが接続されていない旨の検出結果を出力する。
固定ユニットは以上のように構成されている。なお、CANバス200は、I/Fコネクタ201及び203の接続端子のうち、顕微鏡システム全体における往路用のバス(後述)としての接続端子に接続されている。
図1の説明に戻る。拡張ユニット4、5、6、8、及び9は、顕微鏡システムを構成する各種の光学素子、操作スイッチ、駆動機構などを制御対象として備えているユニットであり、顕微鏡システムに対し、観察法に応じてユーザが任意に付け外しできるユニットである。
拡張ユニットの詳細構成を図2Bに示す。
固定ユニットと同様に、拡張ユニットも、I/Fコネクタ211及び212を有している。I/Fコネクタ211及び212の2つの接続端子は2線式のCANバス215で相互に接続されており、CANバス215には固定ユニットと同様のCANマイコン部213も接続されている。また、I/Fコネクタ211及び212の別の接続端子には、固定ユニットと同様に、隣接するユニットへ接続状態を通知するための接続通知線218が接続されている。
この拡張ユニットにおいて特徴的である点として、I/Fコネクタ211及び212の他の2つの接続端子がもうひとつのCANバス216で相互に接続されている。ここで、CANバス215は、顕微鏡システム全体を巡るCANバスにおける往路用(CAN−F)として用いられ、CANバス216は、顕微鏡システム全体を巡るCANバスにおける復路用(CAN−B)として用いられる。
また、拡張ユニットにはバス接続スイッチ217が備えられている。バス接続スイッチ217は実際には2回路のスイッチであり、2線式線路である往路用CANバス215と復路用CANバス216とを線路毎に接続若しくは開放する。このバス接続スイッチ217の切り替えは、OR回路219の出力信号の論理に従って行われる。OR回路219の2つの入力端子は、それぞれ、I/Fコネクタ211及び212に接続される他のユニットにおける接続通知線が接続される、I/Fコネクタ211及び212の接続端子と接続されている。つまり、OR回路219は図3における検出回路(311、312)として機能し、I/Fコネクタ211及び212の両方共に他のユニットが接続されている場合にのみ出力信号を「L」レベルとしてバス接続スイッチ217を開き、往路用CANバス215と復路用CANバス216との接続を開放する。
なお、拡張ユニットにおけるI/Fコネクタ211及び212の更なる他の2つの接続端子は、電源線とグランド線とからなる電力線214で接続されている。CANマイコン部213と拡張ユニットにおける制御対象とは、I/Fコネクタ211及び212のどちらかから電力線214へと送られてくる電力で動作する。また、I/Fコネクタ211及び212のどちらか一方から送られてくる電力は、電力線214を経由してI/Fコネクタ211及び212のもう一方へも送られており、従って、そこに接続されるユニットもこの電力で動作する。但し、例えば拡張ユニットにおける制御対象での電力消費量が大きい場合には、電源コネクタ220を拡張ユニットに設けるようにし、CANマイコン部213と拡張ユニットにおける制御対象とを、電源コネクタ220に印加した電力で動作させるようにしてもよい。図1における拡張ユニット8は、このような構成を正に有しているものである。
図1の説明に戻る。拡張ポート1、3、及び11は、本実施例においては、顕微鏡システム内を巡るCANバスの末端の終端の機能と、当該CANバスの迂回路を形成する機能とを兼ね備えた回路である。
拡張ポートの詳細構成を図2Cに示す。
拡張ポートには4つのコネクタが設けられている。ここで、拡張コネクタ224は、I/Fコネクタ221及び223と同様の構造のコネクタである。I/Fコネクタ221の往路バス用の2つの接続端子と、拡張コネクタ224の往路用の2つの接続端子とは、2線式の往路用CANバス225で相互に接続されている。また、I/Fコネクタ223の往路バス用(復路バス用ではない)の2つの接続端子と、拡張コネクタ224の復路用の2つの接続端子とは、2線式の復路用CANバス226で相互に接続されている。更に、I/Fコネクタ221及び223の別の接続端子には、隣接するユニットへ接続状態を通知するための接続通知線230が接続されている。
また、拡張ポートにはバス接続スイッチ228が備えられている。バス接続スイッチ228も、拡張ユニットにおけるものと同様、実際には2回路のスイッチであり、2線式線路である往路用CANバス225と復路用CANバス226とを線路毎に接続若しくは開放する。このバス接続スイッチ228の切り替えは、接続通知線229の信号論理に従って行われる。すなわち、拡張コネクタ224に他のユニットが接続されている場合には接続通知線229の信号論理は「L」レベルとなり、このときには図3と同様の検出回路(図2Cでは不図示)がバス接続スイッチ228を開いて往路用CANバス225と復路用CANバス226とを開放する。一方、拡張コネクタ224に他のユニットが接続されていない場合には接続通知線229の信号論理は「H」レベルとなり、このときには当該検出回路がバス接続スイッチ228を閉じて往路用CANバス225と復路用CANバス226とを接続する。
また、拡張ポートには終端抵抗器231及び232が備えられている。
終端抵抗器231は、I/Fコネクタ221とバス接続スイッチ228との間の往路用CANバス225上に配置されており、I/Fコネクタ221に他のユニットが接続されていない場合に、2線式線路である往路用CANバス225の線路間を終端する。すなわち、I/Fコネクタ221に他のユニットが接続されている場合には接続通知線233の信号論理は「L」レベルとなるので、このときには図3と同様の検出回路(図2Cでは不図示)が終端抵抗器231を往路用CANバス225に接続して往路用CANバス225の線路間を終端する。一方、I/Fコネクタ221に他のユニットが接続されていない場合には接続通知線233の信号論理は「H」レベルとなるので、このときには当該検出回路が終端抵抗器231を往路用CANバス225から開放して往路用CANバス225を終端しないようにする。
一方、終端抵抗器232は、I/Fコネクタ223とバス接続スイッチ228との間の復路用CANバス226上に配置されており、I/Fコネクタ223に他のユニットが接続されていない場合に、2線式線路である復路用CANバス226の線路間を終端する。すなわち、I/Fコネクタ223に他のユニットが接続されている場合には接続通知線234の信号論理は「L」レベルとなるので、このときには図3と同様の検出回路(図2Cでは不図示)が終端抵抗器232を復路用CANバス226に接続して復路用CANバス226の線路間を終端する。一方、I/Fコネクタ223に他のユニットが接続されていない場合には接続通知線234の信号論理は「H」レベルとなるので、このときには当該検出回路が終端抵抗器232を復路用CANバス226から開放して復路用CANバス226を終端しないようにする。
拡張ポートに設けられているもう1つのコネクタである電源コネクタ222は、顕微鏡システムを構成している各部へ電力を供給する電力供給線LPが接続されるコネクタである。拡張ポートにおけるバス接続スイッチ228の切り替え動作や終端抵抗器231及び232の挿抜動作は、電源コネクタ222に印加された電力で動作する。また、電源コネクタ222に印加された電力は、電力線227を介して拡張コネクタ224にも導かれており、拡張コネクタ224に接続される他のユニットへも供給される。この構成により、各ユニットが必要とする電力も相互の接続によって合わせて供給することが可能となる。
図1の説明に戻る。電源12は、図1に示した顕微鏡システムを構成している各部へ電力供給線LPを介して電力を供給する。また、電源7は、本実施形態において電力消費量が顕著に大きいと想定されている拡張ユニット8のために専用に設けられたものである。
次に、各構成ユニット間での各種データの授受を行うCANインタフェースが、図1に示す顕微鏡システムに構成されている様子を説明する。
拡張ポート1は、顕微鏡システムの中で不可欠なコンポーネントに配置されているものであり、顕微鏡システムを巡るCANバス(システム内バスライン)の一方の末端の終端を担う。
拡張ポート1におけるI/Fコネクタ13には他のユニットが接続されていないので、前述した接続通知線の作用によって、拡張ポート1内の往路CANバスには終端抵抗器14が接続される。また、拡張コネクタ19にも他のユニットが接続されていないので、前述した接続通知線の作用によって、バス接続スイッチ15が閉じて拡張ポート1内の往路CANバスと復路CANバスとが接続される。この復路CANバスはI/Fコネクタ16を経由して外部のCANバスL1へ接続される。これにより、終端抵抗器14が顕微鏡システムを巡るCANバスの一端となる。なお、拡張ポート1におけるI/Fコネクタ16にはCANバスL1を介して固定ユニット2と接続されているので、前述した接続通知線の作用によって、拡張ポート1内の復路CANバスから終端抵抗器17は開放される。
なお、拡張ポート1の動作電力は、電源12より電力供給線LPを介して電源コネクタ18から供給される。
固定ユニット2は、I/Fコネクタ21に接続されているCANバスL1と、I/Fコネクタ22に接続されているCANバスL2とを、固定ユニット2内部のCANバスで接続している。なお、固定ユニット2の動作電力は、電源12より電力供給線LPを介して電源コネクタ23から供給される。
拡張ポート3では、I/Fコネクタ31にCANバスL2を介して固定ユニット2が接続されており、I/Fコネクタ32にCANバスL3を介して固定ユニット10が接続されているので、終端抵抗器33及び終端抵抗器34による終端はどちらも行われていない。また、拡張コネクタ35には拡張ユニット4が接続されているので、バス接続スイッチ36が開かれ、拡張ポート3内の往路CANバスと復路CANバスとは開放状態となる。従って、I/Fコネクタ31に接続されているCANバスL2は、拡張ポート3内の往路CANバスと拡張コネクタ35とを経て往路CANバスL4−Fへと引き出される。
なお、拡張ポート3の動作電力は、電源12より電力供給線LPを介して電源コネクタ37から供給されるが、電源コネクタ37へ供給された電力の一部は拡張コネクタ35から引き出される。
拡張ユニット4では、I/Fコネクタ41に拡張ポート3が接続されており、I/Fコネクタ43に拡張ユニット5が接続されているので、バス接続スイッチ42が開かれている。従って、I/Fコネクタ41に接続されている往路CANバスL4−Fは、拡張ユニット4内の往路CANバスを経由して、I/Fコネクタ43に接続されている往路CANバスL5−Fに接続される。
なお、拡張ユニット4の動作電力は、拡張ポート3の電源コネクタ37からI/Fコネクタ41を介して供給される。なお、I/Fコネクタ41へ印加された電力の一部は、拡張ユニット4内の電力線を経てI/Fコネクタ43から引き出される。
拡張ユニット5の接続状態は、拡張ユニット4と同様であるので、I/Fコネクタ51に接続されている往路CANバスL5−Fは、拡張ユニット5内の往路CANバスを経由して、I/Fコネクタ53に接続されている往路CANバスL6−Fに接続される。また、拡張ユニット5の動作電力は、拡張ポート4のI/Fコネクタ43からI/Fコネクタ51を介して供給され、その一部は、拡張ユニット5内の電力線を経てI/Fコネクタ53から引き出される。
拡張ユニット6では、I/Fコネクタ61に拡張ポート5が接続されているが、I/Fコネクタ63には他のユニットが接続されていないので、バス接続スイッチ62が閉じられている。従って、I/Fコネクタ61に接続されている往路CANバスL6−Fは、拡張ユニット6内の往路CANバス、バス接続スイッチ62、及び復路CANバスを経由して、I/Fコネクタ61に接続されている復路CANバスL6−Bに接続される。なお、拡張ユニット6の動作電力は、拡張ポート5のI/Fコネクタ53からI/Fコネクタ61を介して供給される。
前述したように、拡張ユニット5のバス接続スイッチ52及び拡張ユニット4のバス接続スイッチ42はどちらも開かれている。従って、拡張ユニット5のI/Fコネクタ53に接続されている復路CANバスL6−Bは、拡張ユニット5内の復路CANバスを経由して、拡張ユニット5のI/Fコネクタ51に接続されている復路CANバスL5−Bに接続され、更に、拡張ユニット4のI/Fコネクタ43から拡張ユニット4内の復路CANバスを経由して、I/Fコネクタ41に接続されている復路CANバスL4−Bに接続される。
また、前述したように、拡張ポート3内のバス接続スイッチ36は開かれているので、拡張ポート3の拡張コネクタ35に接続されている復路CANバスL4−Bは、拡張ポート3内の復路CANバスを経由して、I/Fコネクタ32に接続されているCANバスL3に接続される。
固定ユニット10は、I/Fコネクタ101に接続されているCANバスL3と、I/Fコネクタ102に接続されているCANバスL7とを、固定ユニット10内部のCANバスで接続している。なお、固定ユニット10の動作電力は、電源12より電力供給線LPを介して電源コネクタ103から供給される。
拡張ポート11では、I/Fコネクタ111にCANバスL7を介して固定ユニット10が接続されているので、拡張ポート11内の往路CANバスに対する終端抵抗器115による終端は行われていない。また、拡張コネクタ114には拡張ユニット9が接続されているので、バス接続スイッチ117が開かれ、拡張ポート11内の往路CANバスと復路CANバスとは開放状態となる。従って、I/Fコネクタ111に接続されているCANバスL7は、拡張ポート11内の往路CANバスと拡張コネクタ114を経て往路CANバスL8−Fへと引き出される。
なお、拡張ポート11の動作電力は、電源12より電力供給線LPを介して電源コネクタ113から供給されるが、電源コネクタ113へ供給された電力の一部は拡張コネクタ114から引き出される。
以降、往路CANバスL8−Fは、拡張ユニット9を経由して往路CANバスL9−Fと接続され、続いて、拡張ユニット8で折り返されて復路CANバスL9−Bと接続され、その後、拡張ユニット9を経由して復路CANバスL8−Bと接続される。この部分の拡張ユニット8及び拡張ユニット9の動作は、前述した拡張ユニット5及び拡張ユニット6の動作と同様である。
拡張ポート11は、拡張ポート1と同様、顕微鏡システムの中で不可欠なコンポーネントに配置されているものであり、顕微鏡システムを巡るCANバスの一方の末端の終端を担う。
前述したように、拡張ポート11内のバス接続スイッチ117は開かれているので、拡張ポート11内の往路CANバスと復路CANバスとは開放状態となっている。一方、I/Fコネクタ112には他のユニットが接続されていないので、拡張ポート11内の復路CANバスには終端抵抗器116が接続される。従って、拡張コネクタ114に接続されている復路CANバスL8−Bは、拡張ポート11内の復路CANバスを経て終端抵抗器116により終端される。これにより、終端抵抗器116が顕微鏡システムを巡るCANバスのもう一方の末端となる。
以上のように、図1に示した顕微鏡システムにおけるCANバスは、拡張ポート1内の終端抵抗器14から始まり、CANバスL1、固定ユニット2、CANバスL2、拡張ポート3、往路CANバスL4−F、拡張ユニット4、往路CANバスL5−F、拡張ユニット5、往路CANバスL6−F、拡張ユニット6、復路CANバスL6−B、拡張ユニット5、復路CANバスL5−B、拡張ユニット4、復路CANバスL4−B、拡張ポート3、CANバスL3、固定ユニット10、CANバスL7、拡張ポート11、往路CANバスL8−F、拡張ユニット9、往路CANバスL9−F、拡張ユニット8、復路CANバスL9−B、拡張ユニット9、及び復路CANバスL8−Bをこの順序で経由し、拡張ポート11内の終端抵抗器116で終わる、一本の2線式伝送線路として構成される。
ここで、図1の顕微鏡システムにおける拡張ポート3の構成に注目する。
バス接続スイッチ36は、顕微鏡システムの動作制御のための制御データを伝送するCANバスの途中で当該CANバスに直列に接続されているものであって、開かれたときには当該CANバスをその位置で開放し、閉じられたときには当該CANバスをその位置で接続するものである。
また、拡張コネクタ35には、当該CANバスがバス接続スイッチ36の両側から導かれている。ここで、バス接続スイッチ42が閉じている場合には、拡張ユニット4が拡張コネクタ35に接続されると、当該CANバスが拡張ユニット4内のバスラインを介して接続される。
更に、拡張ポート3に設けられている不図示の検出回路(図3参照)は、拡張コネクタ35への拡張ユニット4の接続の有無を検出し、拡張コネクタ35に拡張ユニット4が接続されていることを検出したときにはバス接続スイッチ36を開き、接続されていないことを検出したときにはバス接続スイッチ36を閉じる動作を行うものである。
なお、拡張ポート1及び11に各々設けられているバス接続スイッチ15及び117、拡張コネクタ19及び114、並びに不図示の検出回路についても、拡張ポート3におけるものと同様の特徴を有している。
次に、図1の顕微鏡システムにおける拡張ユニット4に注目する。
拡張ユニット4には、図2Bに示されているように、顕微鏡システムの動作制御のための制御データの授受を行うCPU(を備えているCANマイコン部)とそのCPUが当該制御データの授受に用いる往路CANバスとが少なくとも備えられており、拡張ユニット4を拡張ポート3の拡張コネクタ35へ接続すると、バス接続スイッチ36の両側から拡張コネクタ35へと導かれているCANバスが、当該往路CANバスを介して接続される。
また、拡張ユニット4内のバス接続スイッチ42は、当該CANバスの途中で当該CANバスに直列に接続されているものであって、開かれたときには当該CANバスをその位置で開放し、閉じられたときには当該CANバスをその位置で接続するものである。
更に、I/Fコネクタ43には、当該CANバスがバス接続スイッチ42の両側から導かれている。ここで、バス接続スイッチ52が閉じている場合には、拡張ユニット5がI/Fコネクタ43に接続されると、当該CANバスが拡張ユニット5内のバスラインを介して接続される。
更に、拡張ユニット4に設けられている不図示の検出回路(図2BにおけるOR回路219)は、拡張ポート3が有している拡張コネクタ35への拡張ユニット4の接続の有無とI/Fコネクタ43への拡張ユニット5の接続の有無とを検出し、拡張コネクタ35に拡張ユニット4が接続されており、且つ、I/Fコネクタ43に拡張ユニット5が接続されていることを検出したときにはバス接続スイッチ42を開き、接続されていないことを検出したときにはバス接続スイッチ42を閉じる動作を行うものである。
なお、拡張ユニット5、6、8、及び9にそれぞれ設けられているバス接続スイッチ52、62、82、及び92、I/Fコネクタ53、63、83、及び93、並びに不図示の検出回路についても、拡張ユニット4におけるものと同様の特徴を有している。
つまり、各ユニットがCANバスの一部を一旦中継して戻すようにすると共に、後段にユニットが接続された場合にはCANバスを開いて後段へ受け渡すようにしている。このようにしたことにより、ユニットの位置や接続の順番などを全く気にすることなく顕微鏡システムの組み立てを行っても、組み立てミスなどによるシステム動作不具合の発生率を大幅に低減させることが可能であり、顕微鏡システムへのCANバスの効果的な適用方法を提供することが可能となる。
なお、図2Cに示す拡張ポートの拡張コネクタ224は、図2Bに示す拡張ユニットのI/Fコネクタ211及び212と同一のものを使用する。従って、図1の顕微鏡システムでは、拡張コネクタ224とI/Fコネクタ211及び212とは任意の組み合わせで接続が可能である。つまり、用途に応じて顕微鏡システムに対して付け外しされる拡張ユニットのI/Fコネクタを、顕微鏡システムに予め備えておいた拡張ポートの拡張コネクタのうち何も接続されずに空いているものに接続し、更に、拡張ユニットを必要に応じて直列に接続するだけで、顕微鏡システム全体を巡るCANバスを中断することなく、当該CANバスへ拡張ユニットのCANマイコン部を接続することができる。
また、拡張ユニットを顕微鏡システムから取り外しても、その取り外した前段の拡張ユニット若しくは拡張ポートに備えられているバス接続スイッチによって往路用と復路用とのCANバスが接続されるので、顕微鏡システム全体を巡るCANバスは維持される。
例えば、図1に示した構成において、拡張ポート3から拡張ユニット4、5、及び6を取り外し、拡張ポート11から拡張ユニット7及び8を取り外しても、拡張ポート3のバス接続スイッチ36と、拡張ポート11のバス接続スイッチ117とが共に閉じるので、図1に示した顕微鏡システムにおけるCANバスは、拡張ポート1内の終端抵抗器14から始まり、CANバスL1、固定ユニット2、CANバスL2、拡張ポート3、CANバスL3、固定ユニット10、及びCANバスL7をこの順序で経由し、拡張ポート11内の終端抵抗器116で終わる、一本の2線式伝送線路として構成される。
なお、拡張ユニットの付け外しにおける接続順序や接続位置は任意である。更に、顕微鏡システムには不可欠なコンポーネント内の拡張ポートにおいてCANバスの両端を終端抵抗器で常に終端するので、拡張ユニットの付け外し作業においてCANバスの終端を意識する必要はない。
なお、図1においては、固定ユニットと拡張ポートとを別個の構成要素としているが、この両者を統合した構成としてもよい。
次に図4について説明する。同図は、図1に示した原理構成を適用した顕微鏡システムの具体的な構成例を示している。
図4において、システム電源401は、顕微鏡システムの全電力を供給するコンポーネントであり、顕微鏡システムにおいて不可欠なものである。システム電源401には、商用電源を顕微鏡システム内で使用する電源電圧に変換する電源415と、顕微鏡の観察用照明を制御するランプ制御ユニット418と、システムを外部から制御するホストコンピュータ403との間のインタフェースを提供してデータ授受の管理を行うプロトコル変換ユニット417とが組み込まれている。ここで、ランプ制御ユニット418及びプロトコル変換ユニット417は、前述した原理構成における固定ユニットに相当するものである。また、システム電源401には、CANバスの終端機能及びCANバスの迂回路の形成機能を有する拡張ポート416も組み込まれている。なお、図4の構成例では、顕微鏡システムを巡るCANバスの一端の終端を、この拡張ポート416で行うようにしている。
ハンドスイッチ402は、ユーザがボタン操作等で顕微鏡システムを動作させる際に使用する入力装置であり、前述した原理構成における拡張ユニットに相当するものである。
ホストコンピュータ403は、顕微鏡制御やデータ処理等の機能を有したアプリケーションソフトウェアを内部の記憶装置に記憶している。ユーザは、アプリケーションソフトウェアをホストコンピュータ403上で実行させることにより、顕微鏡システムを効率良く操作することができる。なお、ホストコンピュータ403では、顕微鏡システムとのデータ通信にいわゆるイーサネット(登録商標)を利用し、プロトコル変換ユニット417が通信プロトコルの変換を行うことによって、顕微鏡システム内のCANバスとの間で通信メッセージの授受を可能にしている。
透過照明ランプハウス404及び落射照明ランプハウス405は、観察方法に応じて選択されて使用される光源である。透過照明ランプハウス404は顕微鏡本体406に直接取り付けられており、落射照明ランプハウス405は投光管410に取り付けられている。透過照明ランプハウス404及び落射照明ランプハウス405それぞれの点灯及び消灯と調光の制御は、ランプ制御ユニット418により行われる。
顕微鏡本体406には、操作用の各種スイッチが配置されているスイッチユニット422と、顕微鏡システムでの焦点位置合わせのための準焦ユニット420とが組み込まれており、更に、CANバスの終端機能及びCANバスの迂回路の形成機能を有する拡張ポート419、421、及び423も組み込まれている。なお、スイッチユニット422及び準焦ユニット420は、どちらも、前述した原理構成における固定ユニットに相当するものである。
フォーカスハンドル407は、顕微鏡システムでの焦点位置合わせの指示操作のためのハンドルと、焦点移動動作時の粗微動の切り替え、ステージの対比や観察位置への復帰などの指示操作のためのスイッチ等とが配置された入力装置であり、拡張ユニットに相当するものである。
フィルタホイール408及び411は、照明光学系に対して任意の光学フィルタを選択的に挿脱することのできるコンポーネントであり、拡張ユニットに相当するものである。
コンデンサ409は、照明光学系に対して選択的に挿脱することのできるコンデンサ(集光器)を複数有しているコンポーネントであり、拡張ユニットに相当するものである。
投光管410は、開口絞り及び視野絞りを備えており、更に、明視野、暗視野、微分干渉等の観察法に応じ、光路に対して任意のフィルターキューブを選択的に挿脱することのできるものであり、顕微鏡システムにおいて不可欠なコンポーネントである。投光管410には、固定ユニットに相当する投光管制御ユニット426が組み込まれており、更に、CANバスの終端機能及びCANバスの迂回路の形成機能を有する拡張ポート424、425、及び427も組み込まれている。なお、図4の構成例では、顕微鏡システムを巡るCANバスのもう一端の終端を、拡張ポート427で行うようにしている。
レボルバ412は、倍率の異なる複数の対物レンズを保持するものであり、回転させることで観察光路内に対して任意の対物レンズを挿脱することのできるユニットであり、拡張ユニットに相当するものである。
AF(オートフォーカス)413は、顕微鏡の観察試料に対し選択した対物レンズの焦点位置を合焦させる動作を行うためのユニットであり、拡張ユニットに相当するものである。
接眼鏡筒414は、観察光をビームスプリッタで分岐させて接眼レンズや若しくは図示しないTVカメラポートへ導き、観察試料の像情報を得るユニットであり、拡張ユニットに相当するものである。
図4に示した顕微鏡システムは、以上のようなユニットの集合体として構成されている。次に、この顕微鏡システムを巡るCANバスの構成について説明する。
このCANバスの一端はシステム電源401内の拡張ポート416にあり、ここで終端抵抗器が接続されて終端されている。ここより発したCANバスは、拡張ポート416から外部に引き出され、往路CANバスとしてハンドスイッチ402に導かれる。
ハンドスイッチ402は拡張ユニットであるが、2つのI/Fコネクタのうちの一方に他のユニットが接続されていないので、ハンドスイッチ402内で往路CANバスと復路CANバスとが接続される。従って、CANバスはシステム電源401内の拡張ポート416に戻る。その後、CANバスは、固定ユニットであるプロトコル変換ユニット417、ランプ制御ユニット418を経由した後、顕微鏡本体406へと導かれる。
顕微鏡本体406の内部では、CANバスは、まず、拡張ポート419に導かれて外部に引き出され、往路CANバスとしてフォーカスハンドル407に導かれる。なお、拡張ポート419では、2つのI/Fコネクタの両方に他のユニットが接続されているので、CANバスの終端は機能しない。
フォーカスハンドル407は拡張ユニットであるが、前述したハンドスイッチ402と同様、2つのI/Fコネクタのうちの一方に他のユニットが接続されていないので、CANバスは顕微鏡本体406内の拡張ポート419に戻る。
続いて、CANバスは、固定ユニットである準焦ユニット420を経由した後、拡張ポート421からフィルタホイール408へと、往路CANバスとして引き出される。なお、拡張ポート421でも、2つのI/Fコネクタの両方に他のユニットが接続されているので、CANバスの終端は機能しない。
拡張ユニットであるフィルタホイール408では、2つのI/Fコネクタの両方に他のユニットが接続されているので、内部で往路CANバスと復路CANバスとは分離されている。従って、往路CANバスは、フィルタホイール408からコンデンサ409へと導かれる。一方、拡張ユニットであるコンデンサ409では、2つのI/Fコネクタのうちの一方に他のユニットが接続されていないので、コンデンサ409内で往路CANバスと復路CANバスとが接続される。従って、往路CANバスは復路CANバスとなり、フィルタホイール408を経由して拡張ポート421より顕微鏡本体406へと戻る。
続いて、CANバスは、固定ユニットであるスイッチユニット422を経由した後、拡張ポート423へ接続される。拡張ポート423では、拡張コネクタに拡張ユニットが接続されていないので、拡張ポート423内で往路CANバスと復路CANバスとが接続される。また、拡張ポート423では、2つのI/Fコネクタの両方に他のユニットが接続されているので、CANバスの終端は機能しない。従って、CANバスは、そのまま拡張ポート423を通過して投光管410へと導かれる。
投光管410では、CANバスは、拡張ポート424から再び往路CANバスとしてフィルタホイール411へと引き出される。なお、拡張ポート424でも、2つのI/Fコネクタの両方に他のユニットが接続されているので、CANバスの終端は機能しない。
拡張ユニットであるフィルタホイール411では、2つのI/Fコネクタのうちの一方に他のユニットが接続されていないので、CANバスは投光管410内の拡張ポート424に戻り、続いて拡張ポート425へと導かれる。
その後、CANバスは、拡張ポート425から再び往路CANバスとしてレボルバ412へと引き出される。拡張ユニットであるレボルバ412では、2つのI/Fコネクタのうちの一方に他のユニットが接続されていないので、CANバスは投光管410内の拡張ポート425に戻る。
続いて、CANバスは、固定ユニットである投光管制御ユニット426を経由した後、拡張ポート427からAF413へと、往路CANバスとして引き出される。
拡張ユニットであるAF413では、2つのI/Fコネクタの両方に他のユニットが接続されているので、内部で往路CANバスと復路CANバスとは分離されている。従って、往路CANバスは、AF413から接眼鏡筒414へと導かれる。一方、拡張ユニットである接眼鏡筒414では、2つのI/Fコネクタのうちの一方に他のユニットが接続されていないので、接眼鏡筒414内で往路CANバスと復路CANバスとが内部で接続される。従って、往路CANバスは復路CANバスとなり、AF413を経由して拡張ポート427に戻る。
拡張ポート427では、2つのI/Fコネクタの一方に他のユニットが接続されていないので、CANバスの終端が機能し、終端抵抗器がCANバスに接続される。従って、顕微鏡システムを巡るCANバスのもう一端は、この拡張ポート427となる。
以上のように、図4の顕微鏡システムでは、システムにおいて不可欠なコンポーネントであるシステム電源401と投光管410とにCANバスの終端を固定すると共に、システム電源401、顕微鏡本体406、及び投光管410に拡張ポートを複数配置するという基本構成を採っている。この構成により、ユーザは、これらのコンポーネントを基本として、拡張ユニットに相当する各コンポーネントを、拡張ポートのI/Fコネクタ若しくは拡張コネクタ、または拡張ユニットのI/Fコネクタに接続する作業を行うだけで、CANバスの構築における技術的な配慮をすることなく、システム内でのデータ通信用の線路を確保することができる。
なお、図4に示した顕微鏡システムにおいて各コンポーネントに設けた拡張ポートの個数や位置はあくまで一例であり、これに限定されるものではない。また、各ユニットの接続場所や接続の順序も図4の例に限定されるものではない。
以上のように、本実施形態の顕微鏡システムによれば、顕微鏡システムの省配線化と組み立ての自由度を向上させると共に、組み立てミスなどによるシステム動作不具合の発生を低減させることができ、また、CANバスを顕微鏡システムへ効果的に適用させることができる。
次に図5について説明する。同図は、本発明を実施する顕微鏡システムの原理構成の第二の例を示している。なお、図5において、図1に示した第一の例におけるものと同一のものについては、同一の符号を付している。
図5に示す第二の例は、顕微鏡システムを巡るCANバス全体に往路と復路とを設け、CANバスの終端をシステム内の単一の拡張ポート内で行うようにした点において、図1に示す第一の例と顕著な相違点を有している。
図5において、CANバスL1−F、L1−B、L2−F、L2−B、L3−F、L3−B、L4−F、L4−B、L5−F、L5−B、L6−F、L6−B、L7−F、L7−B、L8−F、L8−B、L9−F、及びL9−Bは、いずれも1本の線として描かれているが、実際には2線式(撚り対線)のバスラインであるCAN用線を少なくとも含む複数線の線路である。また、図5に1本の破線で示されている電力供給線LPは、実際には電源線とグランド(接地電位)線とから構成されている。
図5において、ユニット501及び504が固定ユニットであり、ユニット502、503、及び505が拡張ポートであり、ユニット4、5、6、8、及び9が拡張ユニットである。電源12は、図5に示した顕微鏡システムを構成している各部へ電力供給線LPを介して電力を供給し、電源7は、本実施形態において電力消費量が顕著に大きいと想定されている拡張ユニット8のために専用に設けられたものである。
ここで、図6A、図6B、及び図6Cについて説明する。これらの図は、それぞれ、図5に示した顕微鏡システムにおける固定ユニット、拡張ユニット、及び拡張ポートの詳細構成を示している。
まず、図6Bに示す拡張ユニットの構成について説明する。図6Bを図2Bと比較すると分かるように、図5に示した顕微鏡システムの原理構成の第二の例における拡張ユニットの構成は、図1に示した第一の例におけるものと同一である。
すなわち、図6Bの拡張ユニットには、I/Fコネクタ611及び612が備えられており、これらにおける4つの接続端子のうちの2つが2線式である往路用CANバス615で、また、残りの2つが復路用CANバス616で、それぞれ相互に接続されている。更に、往路用CANバス615には、いずれも不図示であるCANトランシーバとCANコントローラとCPUとを有しているCANマイコン部613も接続されている。そして、I/Fコネクタ611及び612の別の接続端子に、隣接するユニットへ接続状態を通知するための接続通知線618が接続されている。また、2線式線路であるCANバス615とCANバス616とを線路毎に接続若しくは開放する2回路のスイッチであるバス接続スイッチ617も備えられている。そして、このバス接続スイッチ617の切り替えがOR回路619の出力信号の論理に従って行われる。このOR回路619には、I/Fコネクタ611及び612に接続される他のユニットにおける接続通知線がそれぞれ入力されている。OR回路619は、I/Fコネクタ611及び612の両方共に他のユニットが接続されている場合にのみバス接続スイッチ617を開き、CANバス615とCANバス616との接続を開放する。
また、この拡張ユニットにおけるI/Fコネクタ611及び612の更なる他の2つの接続端子が、電源線とグランド線とからなる電力線614で接続されている。CANマイコン部613と拡張ユニットにおける制御対象とは、I/Fコネクタ611及び612のどちらかから電力線614へと送られてくる電力で動作する。但し、例えば拡張ユニットにおける制御対象での電力消費量が大きい場合には、電源コネクタ620を拡張ユニットに設けるようにし、CANマイコン部613と拡張ユニットにおける制御対象とを、電源コネクタ620に印加した電力で動作させるようにしてもよい。
次に、図6Aに示した固定ユニットの構成について説明する。この図6Aを、図6Bに示した拡張ユニットの構成と比較すると分かるように、図6Aの固定ユニットは、図6Bの拡張ユニットから電力線614を除去し、その代わりに、電源コネクタ620を設けた構成を有している。
すなわち、図6Aの固定ユニットには、I/Fコネクタ601及び603が備えられており、これらにおける4つの接続端子のうちの2つが2線式である往路用CANバス606で、また、残りの2つが復路用CANバス607で、それぞれ相互に接続されている。更に、往路用CANバス606には、いずれも不図示であるCANトランシーバとCANコントローラとCPUとを有しているCANマイコン部604も接続されている。そして、CANマイコン部604と固定ユニットにおける制御対象とを、電源コネクタ602に印加される電力で動作させる。また、I/Fコネクタ601及び603の別の接続端子に、隣接するユニットへ接続状態を通知するための接続通知線609が接続されている。更に、2線式線路である往路用CANバス606と復路用CANバス607とを線路毎に接続若しくは開放する2回路のスイッチであるバス接続スイッチ608も備えられている。そして、このバス接続スイッチ608の切り替えが、I/Fコネクタ601及び603に接続される他のユニットにおける接続通知線がそれぞれ入力されるOR回路605の出力信号の論理に従って行われ、I/Fコネクタ601及び603の両方共に他のユニットが接続されている場合にのみバス接続スイッチ608を開き、往路用CANバス606と復路用CANバス607との接続を開放する。
このように、図6Aの固定ユニットは、拡張ユニットと同様に、隣接するユニットの接続の有無に応じ、往路と復路とのCANバスを自ユニット内で接続若しくは開放する機能を有している点において、図2Aに示したものと異なっている。
次に、図6Cに示した拡張ポートの構成について説明する。
図6Cを図2Cと比較すると分かるように、図5に示した顕微鏡システムの原理構成の第二の例における拡張ポートの構成は、図1に示した第一の例におけるものと同様の構成に加え、顕微鏡システム全体に往復の複線線路で張り巡らされるCANバスにおける復路の接続に利用される全体復路用CANバス635に関する構成が追加されている。
すなわち、図6Cの拡張ポートにおいて、I/Fコネクタ621の往路バス用の2つの接続端子と、拡張コネクタ624の往路用の2つの接続端子とが、2線式の往路用CANバス625で相互に接続されており、I/Fコネクタ623の往路バス用(復路バス用ではない)の2つの接続端子と、拡張コネクタ624の復路用の2つの接続端子とが、2線式の復路用CANバス626で相互に接続されている。また、I/Fコネクタ621及び623の別の接続端子には、隣接するユニットへ接続状態を通知するための接続通知線630が接続されている。
更に、また、拡張ポートには、実際には2回路のスイッチであるバス接続スイッチ628が備えられており、2線式線路である往路用CANバス625と復路用CANバス626とを線路毎に接続若しくは開放する。バス接続スイッチ628の切り替えは、接続通知線629の信号論理に従って行われ、拡張コネクタ624に他のユニットが接続されている場合には、図3と同様の検出回路(図6Cでは不図示)がバス接続スイッチ628を開いて往路用CANバス625と復路用CANバス626とを開放する。一方、拡張コネクタ624に他のユニットが接続されていない場合には、当該検出回路がバス接続スイッチ628を閉じて往路用CANバス625と復路用CANバス626とを接続する。
終端抵抗器631は、I/Fコネクタ621とバス接続スイッチ628との間の往路用CANバス625上に配置されており、接続通知線633の信号論理に応じ、I/Fコネクタ621に他のユニットが接続されていない場合に、2線式線路である往路用CANバス625の線路間を終端する。一方、終端抵抗器632は、I/Fコネクタ623とバス接続スイッチ628との間の復路用CANバス626上に配置されており、接続通知線634の信号論理に応じ、I/Fコネクタ623に他のユニットが接続されていない場合に、2線式線路である復路用CANバス626の線路間を終端する。
また、電源コネクタ622は、顕微鏡システムを構成している各部へ電力を供給する電力供給線LPが接続されるコネクタであり、電源コネクタ622に印加された電力により、拡張ポートにおけるバス接続スイッチ628の切り替え動作や終端抵抗器631及び632の挿抜の動作を行う。また、電源コネクタ622に印加された電力は、電力線627を介して拡張コネクタ624にも導かれており、拡張コネクタ624に接続される他のユニットへも供給される。
図6Cの拡張ポートは、以上の構成に加え、I/Fコネクタ621の復路バス用の2つの接続端子と、I/Fコネクタ623の復路バス用の2つの接続端子とが、2線式の全体復路用CANバス635で相互に接続されている。
終端抵抗器636は、I/Fコネクタ621とI/Fコネクタ623との間の全体復路用CANバス635上に配置されており、I/Fコネクタ621及び623のどちらかに他のユニットが接続されていない場合に、2線式線路である全体復路用CANバス635の線路間を終端する。
全体復路用CANバス635に対する終端抵抗器636の接続/開放の切り替えは、OR回路637の出力信号の論理に従って行われる。OR回路637の2つの入力端子は、それぞれ、I/Fコネクタ621及び623に接続される他のユニットにおける接続通知線が接続される、I/Fコネクタ621及び623の接続端子と接続されている。従って、OR回路637は図3における検出回路(311、312)として機能し、I/Fコネクタ621及び623の両方共に他のユニットが接続されている場合には、出力信号を「L」レベルとして終端抵抗器636を全体復路用CANバス635から開放し、I/Fコネクタ621及び623のうちの少なくとも一方に他のユニットが接続されていない場合には、出力信号を「H」レベルとして終端抵抗器636を全体復路用CANバス635に接続して終端する。
図6Cの拡張ポートは以上のように構成されている。
以上の構成の固定ユニット、拡張ユニット、及び拡張ポートを用いて顕微鏡システムを構成すると、顕微鏡システム全体を巡るCANバスの両端を同一の拡張ポートで終端するように構成することができる。次に、このCANインタフェースが、図5に示す顕微鏡システムに構成されている様子を説明する。
なお、図5に示した第二の例における電源12による、電力供給線LPを介しての電源コネクタ514、524、534、544、及び554への電力供給の様子、並びに電源7による電力供給の様子は図1に示した第一の例と同様であるので、説明は省略する。
図5において、固定ユニット501では、I/Fコネクタ511に他のユニットが接続されていないので、バス接続スイッチ512が閉じて固定ユニット501内の往路用CANバスと復路用CANバスとが接続される。従って、I/Fコネクタ513に接続されている往路CANバスL1−Fと復路CANバスL1−Bとは、固定ユニット501内で接続されている。
拡張ポート502では、拡張コネクタ527に他のユニットが接続されていないので、バス接続スイッチ522が閉じて拡張ポート502内の往路用CANバスと復路用CANバスとが接続される。また、I/Fコネクタ521にはI/Fコネクタ513を介して固定ユニット501が接続されており、I/Fコネクタ523に拡張ポート503が接続されているので、終端抵抗器525及び終端抵抗器526による終端はどちらも行われない。従って、I/Fコネクタ521に接続されているCANバスのうち、往路CANバスL1−Fは、拡張ポート502内の全体復路用CANバスを経てI/Fコネクタ523から往路CANバスL2−Fへと引き出され、復路CANバスL1−Bは、拡張ポート502内の往路用CANバス及び復路用CANバスを経てI/Fコネクタ523から復路CANバスL2−Bへと引き出される。
拡張ポート503では、I/Fコネクタ531に拡張ポート502が接続されており、I/Fコネクタ533に固定ユニット504が接続されているので、終端抵抗器535及び終端抵抗器536による終端はどちらも行われていない。また、拡張コネクタ537には拡張ユニット4が接続されているので、バス接続スイッチ532が開かれ、拡張ポート503内の往路CANバスと復路CANバスとは開放状態となる。従って、I/Fコネクタ531に接続されているCANバスのうち、往路CANバスL2−Fは、拡張ポート503内の全体復路用CANバスを経てI/Fコネクタ533から往路CANバスL3−Fへと引き出され、復路CANバスL2−Bは、拡張ポート503内の往路用CANバスと拡張コネクタ537とを経て往路CANバスL4−Fへと引き出される。
往路CANバスL4−Fが、拡張ユニット4、5、及び6、往路CANバスL5−F及びL6−F、並びに復路CANバスL6−B及びL5−Bを経て復路CANバスL4−Bへと戻ってくる経路は、図1に示した第一の例と同様であるので、説明は省略する。
前述したように、拡張ポート503内のバス接続スイッチ532は開かれているので、拡張ポート503の拡張コネクタ537に接続されている復路CANバスL4−Bは、拡張ポート503内の復路CANバスを経由して、I/Fコネクタ533に接続されている復路CANバスL3−Bに接続される。
固定ユニット504では、I/Fコネクタ541に拡張ポート503が接続されており、I/Fコネクタ543に拡張ポート505が接続されているので、バス接続スイッチ542が開かれている。従って、I/Fコネクタ541に接続されているCANバスのうち、往路CANバスL3−Fは、固定ユニット504内の往路CANバスを経由して、I/Fコネクタ543に接続されている往路CANバスL7−Fに接続され、復路CANバスL3−Bは、固定ユニット504内の復路CANバスを経由して、I/Fコネクタ543に接続されている復路CANバスL7−Bに接続される。
拡張ポート505では、I/Fコネクタ551に固定ユニット504が接続されているので、拡張ポート505内の往路CANバスに対する終端抵抗器555による終端は行われていない。また、拡張コネクタ557には拡張ユニット9が接続されているので、バス接続スイッチ552が開かれ、拡張ポート505内の往路CANバスと復路CANバスとは開放状態となる。従って、I/Fコネクタ551に接続されているCANバスのうち、復路CANバスL7−Bは、拡張ポート505内の往路CANバスと拡張コネクタ557を経て往路CANバスL8−Fへと引き出される。
往路CANバスL8−Fが、拡張ユニット9及び8、往路CANバスL9−F、並びに復路CANバスL9−Bを経て復路CANバスL8−Bへと戻ってくる経路は、図1に示した第一の例と同様であるので、説明は省略する。
前述したように、拡張ポート505内のバス接続スイッチ552は開かれているので、拡張ポート505内の往路CANバスと復路CANバスとは開放状態となっている。一方、I/Fコネクタ553には他のユニットが接続されていないので、拡張ポート505内の復路CANバスには終端抵抗器556が接続され、更に、拡張ポート505内の全体復路用CANバスには終端抵抗器(図5では不図示)が接続される(図6C参照)。従って、拡張コネクタ557に接続されている復路CANバスL8−Bは、拡張ポート505内の復路CANバスを経て終端抵抗器556により終端され、I/Fコネクタ551に接続されている往路CANバスL7−Fは、拡張ポート505内の全体復路用CANバスを経て終端抵抗器(図5では不図示)により終端される。
図5に示した顕微鏡システムでは、拡張ポート505及び固定ユニット504を、顕微鏡システムの中で不可欠なコンポーネントであるシステム電源部に内蔵するように構成する。この構成によれば、図1に示した第一の例では2つ必要であった終端を担うユニットが1つで済むようになり、顕微鏡システム内を巡るCANバスは、システム電源部に備えられた拡張ポート505から発してシステム内を一巡した後に、同じ拡張ポート505へ戻ってくる構成となる。このように、顕微鏡システム内を巡るCANバスを往路と復路とからなる複線路とし、当該CANバスの一端である固定ユニット501内のバス接続スイッチ512で当該往路と当該復路とを接続し、該CANバスのもう一端である拡張ポート505で当該往路と当該復路との各々に終端抵抗器を接続するようにすることで、例えば、顕微鏡システムが光学コンポーネントとして別装置に搭載されるような場合(別装置の筐体内に組み込まれることで顕微鏡としての本体が存在しないような場合)においても、ユーザは、終端位置を意識することなく、個別の機能ユニットを単純に繋ぐ作業を行うだけで、適切なCANバスを確実に構築することができるようになる。
なお、図4に示した顕微鏡システムの具体的構成に、図5に示した原理構成を適用し、顕微鏡システム内を巡るCANバスの終端を、システム電源401内の拡張ポート416と投光管410内の拡張ポート427とで行う代わりに、CANバス全体を往復の複線式としてシステム電源401内の拡張ポート416のみでCANバス両端を終端するように構成することは容易に実現可能である。
また、図5においては、固定ユニットと拡張ポートとを別個の構成要素としているが、この両者を統合した構成としてもよい。
以上のように、本発明のいずれの実施形態においても、顕微鏡の個別機能をユニットに分割し、それぞれにCANバスインタフェースを持たせ、顕微鏡システム内に存在するCANバスによって各ユニットを結合する際に、拡張ユニットのCANバスインタフェース回路には、バスの終端機能は備えないようにし、CANバスの一部を中継して戻すようにすると共に、後段に別の拡張ユニットが接続されているときには、CANバスを開いて後段へ受け渡す機能を備え、併せて後段への電力供給機能も備えるように構成している。
このようにしたことにより、顕微鏡システムの省配線化と組み立ての自由度が向上すると共に、組み立てミスなどによるシステム動作不具合の発生が低減し、また、CANバスの顕微鏡システムへの効果的な適用が実現される。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述した各実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
例えば、前述した実施形態では、固定ユニット及び拡張ポートへの電力供給のために専用の電源コネクタを設けるようにしていたが、この代わりに、拡張ユニットと同様に、CANバスを接続するI/Fコネクタの他の接続端子を利用して電力供給を行うように構成することも可能である。
本発明を実施する顕微鏡システムの原理構成の第一の例を示す図である。 図1における固定ユニットの詳細構成を示す図である。 図1における拡張ユニットの詳細構成を示す図である。 図1における拡張ポートの詳細構成を示す図である。 検出部の原理構成を示す図である。 図1に示した原理構成を適用した顕微鏡システムの具体的な構成例を示す図である。 本発明を実施する顕微鏡システムの原理構成の第二の例を示す図である。 図5における固定ユニットの詳細構成を示す図である。 図5における拡張ユニットの詳細構成を示す図である。 図5における拡張ポートの詳細構成を示す図である。
符号の説明
1、3、11、416、419、421、423、424、425、427、
502、503、505 拡張ポート
2、10、501、504 固定ユニット
4、5、6、8、9 拡張ユニット
7、12 電源
13、16、21、22、31、32、41、43、51、53、61、63、
81、83、91、93、101、102、111、112、201、
203、211、212、221、223、511、513、521、
523、531、533、541、543、551、553、601、
603、611、612、621、623 I/Fコネクタ
14、17、33、34、115、116、231、232、525、526、
535、536、555、556、631、632、636 終端抵抗器
15、36、42、52、62、82、92、117、217、228、512、 522、532、542、552、608、617、628 バス接続スイッチ
18、23、37、84、103、113、202、220、222、514、
524、534、544、554、602、620、622 電源コネクタ
19、35、114、224、527、537、557、624 拡張コネクタ
200 CANバス
204、213、604、613 CANマイコン部
205、218、229、230、233、234、609、618、629、
630、633、634 接続通知線
214、227、614、627 電力線
215、225、606、615、625 往路用CANバス
216、226、607、616、626 復路用CANバス
219、605、619、637 OR回路
301 ユニットA
302 ユニットB
311、312 検出回路
321、322 プルアップ抵抗
401 システム電源
402 ハンドスイッチ
403 ホストコンピュータ
404 透過照明ランプハウス
405 落射照明ランプハウス
406 顕微鏡本体
407 フォーカスハンドル
408、411 フィルタホイール
409 コンデンサ
410 投光管
412 レボルバ
413 オートフォーカス
414 接眼鏡筒
415 電源
417 プロトコル変換ユニット
418 ランプ制御ユニット
420 準焦ユニット
422 スイッチユニット
426 投光管制御ユニット
635 全体復路用CANバス
L1、L2、L3、L7 CANバス
L1−F、L2−F、L3−F、L4−F、L5−F、L6−F、L7−F、
L8−F、L9−F 往路CANバス
L1−B、L2−B、L3−B、L4−B、L5−B、L6−B、L7−B、
L8−B、L9−B 復路CANバス
LP 電力供給線

Claims (8)

  1. 顕微鏡システムの動作制御のための制御データを伝送するシステム内バスラインと、
    前記システム内バスラインの途中で該システム内バスラインに直列に接続されているスイッチと、
    前記制御データの授受を行う演算処理装置と該演算処理装置が該制御データの授受に用いるユニット内バスラインとが少なくとも備えられている拡張ユニットが接続される拡張コネクタと、
    前記拡張コネクタへの前記拡張ユニットの接続の有無を検出して該検出結果に基づいて前記スイッチを開閉する検出部と、
    を少なくとも有しており、
    前記スイッチは、開かれたときには前記システム内バスラインを該スイッチの位置で開放し、閉じられたときには該システム内バスラインを該スイッチの位置で接続し、
    前記システム内バスラインは、前記スイッチの両側から前記拡張コネクタへと導かれており、該拡張コネクタに前記拡張ユニットが接続されると該システム内バスラインは前記ユニット内バスラインを介して接続され、
    前記検出部は、前記拡張コネクタに前記拡張ユニットが接続されていることを検出したときには前記スイッチを開き、該拡張コネクタに該拡張ユニットが接続されていないことを検出したときには該スイッチを閉じる、
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 前記システム内バスラインは、コントローラ・エリア・ネットワーク(CAN)プロトコルで用いられるCANバスであることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  3. 前記拡張コネクタには、前記拡張ユニットへ電力を供給する電力線が導かれていることを特徴とする請求項1または2に記載の顕微鏡システム。
  4. 前記システム内バスラインの両端に、該システム内バスラインを終端する抵抗器が各々備えられていることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の顕微鏡システム。
  5. 前記システム内バスラインは往路と復路とからなる複線路を有しており、該システム内バスラインの一端で該往路と該復路とを接続し、該システム内バスラインのもう一端で該往路と該復路との各々に前記抵抗器を接続することを特徴とする請求項4に記載の顕微鏡システム。
  6. 請求項1から5のうちのいずれか一項に記載の顕微鏡システムに接続される拡張ユニットであって、
    前記演算処理装置及び前記ユニット内バスラインを少なくとも有しており、
    前記拡張コネクタへ接続することにより、前記スイッチの両側から該拡張コネクタへと導かれている前記システム内バスラインを、前記ユニット内バスラインを介して接続する、
    ことを特徴とする拡張ユニット。
  7. 請求項6に記載の拡張ユニットであって、
    前記ユニット内バスラインの途中で該ユニット内バスラインに直列に接続されているユニット内スイッチと、
    前記拡張ユニットと同一の特徴を有している別の拡張ユニットが接続されるI/Fコネクタと、
    前記顕微鏡システムが有している拡張コネクタへの前記拡張ユニットの接続の有無と前記I/Fコネクタへの前記別の拡張ユニットの接続の有無とを検出して該検出結果に基づいて前記ユニット内スイッチを開閉するユニット内検出部と、
    を更に有しており、
    前記ユニット内スイッチは、開かれたときには前記ユニット内バスラインを該ユニット内スイッチの位置で開放し、閉じられたときには該ユニット内バスラインを該ユニット内スイッチの位置で接続し、
    前記ユニット内バスラインは、前記ユニット内スイッチの両側から前記I/Fコネクタへと導かれており、該I/Fコネクタに前記別の拡張ユニットが接続されると該ユニット内バスラインは前記別の拡張ユニットが有しているユニット内バスラインを介して接続され、
    前記ユニット内検出部は、前記顕微鏡システムが有している拡張コネクタに前記拡張ユニットが接続されており、且つ、前記I/Fコネクタに前記別の拡張ユニットが接続されていることを検出したときには前記ユニット内スイッチを開き、その他のときには該ユニット内スイッチを閉じる、
    ことを特徴とする拡張ユニット。
  8. 前記I/Fコネクタには、前記別の拡張ユニットへ電力を供給する電力線が導かれていることを特徴とする請求項7に記載の拡張ユニット。
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