JP2008122050A - 警棒に定設した強化ガラス打破器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 警察官等が事故現場等、緊急事態に強化ガラスの打破を容易に、且つ瞬時に行えることを目的とし、早急な人身の救助を行うことを課題とするものである。
【解決手段】 警棒の長手方向の持手部即ち、握り部の後端部の蓋体に該ガラス打破器の要部を埋め込み蓋体を螺嵌状に被せて形成したものであって、該蓋体の中央部を角溝状に密嵌する四角柱の作動体を横竪自在に可動できるよう蓋体を貫通する回転軸を偏心させて嵌装する。即ち蓋体の中心部を回転軸が貫通すると該軸穴に仍って蓋体の中心部に固設される尖形状の錘状ピン体の取付けが不能となり更に打破器の再使用が不可である恐れを有するためである。
【選択図】図１
【解決手段】 警棒の長手方向の持手部即ち、握り部の後端部の蓋体に該ガラス打破器の要部を埋め込み蓋体を螺嵌状に被せて形成したものであって、該蓋体の中央部を角溝状に密嵌する四角柱の作動体を横竪自在に可動できるよう蓋体を貫通する回転軸を偏心させて嵌装する。即ち蓋体の中心部を回転軸が貫通すると該軸穴に仍って蓋体の中心部に固設される尖形状の錘状ピン体の取付けが不能となり更に打破器の再使用が不可である恐れを有するためである。
【選択図】図１
Description
本発明は警察官等が車両事故等で車内からの人員の脱出を救助するための車輛のフロントガラス、窓等の強化ガラスを打破するために使用する常時携帯する警棒を使用するものである。
従来、本考案の強化ガラスの打破器は、オーナードライバーが自ら自動車用品店等で購入し、万一の閉じ込まれ事故に備えている現況にある。
又、緊急自動車（消防自動車を含む）では、常時装備されている。
本発明については、弊社が登録実用新案第３０５５４５９号で開示した、警棒の長手方向の両端部へ強化ガラス破摧器を挿入し固着嵌着して用いるものであったが、使用後脱離に手間が掛かり又、持ち運びが容易ではない事態があり、中止したのである。又同類の技術として特開２０００−２４６６６９号が開示されているが、一度使用すると警棒の再度の使用が不能となる欠点を有するものである。緊急、非常時に該事故現場等に遭遇するのは、交通警察官（白バイ隊員）或いは、通報によって現場にかけつけた警察官であり、自動車車内に閉じ込められた乗員の救助で強化窓ガラスを破摧する必要がある場合、ハンマー、石等の手近にある物品で強化ガラスを破摧しようとしても、該ガラス面にハンマーを含む鈍角な物品で打ち叩いても、該ガラスは、容易に破摧しないことは周知である。上述の理由によって警察官等が常に強化ガラスを破摧する器具（殆どがハンマー状或いは、スパナ状）を携帯することは、已に各種の必須装備を行っているため不可である。
登録実用新案第３０５５４５９号 特開２０００−２４６６６９号
又、緊急自動車（消防自動車を含む）では、常時装備されている。
本発明については、弊社が登録実用新案第３０５５４５９号で開示した、警棒の長手方向の両端部へ強化ガラス破摧器を挿入し固着嵌着して用いるものであったが、使用後脱離に手間が掛かり又、持ち運びが容易ではない事態があり、中止したのである。又同類の技術として特開２０００−２４６６６９号が開示されているが、一度使用すると警棒の再度の使用が不能となる欠点を有するものである。緊急、非常時に該事故現場等に遭遇するのは、交通警察官（白バイ隊員）或いは、通報によって現場にかけつけた警察官であり、自動車車内に閉じ込められた乗員の救助で強化窓ガラスを破摧する必要がある場合、ハンマー、石等の手近にある物品で強化ガラスを破摧しようとしても、該ガラス面にハンマーを含む鈍角な物品で打ち叩いても、該ガラスは、容易に破摧しないことは周知である。上述の理由によって警察官等が常に強化ガラスを破摧する器具（殆どがハンマー状或いは、スパナ状）を携帯することは、已に各種の必須装備を行っているため不可である。
上記の事由によって警察官等が事故現場等、緊急事態に強化ガラスの打破を容易に、且つ瞬時に行えることを目的とし、早急な人身の救助を行うことを課題とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたもので、警察官等が巡回中又交通警察官がパトロール中等の出動中携帯が義務付けられている警棒の長手方向の持手部即ち、握り部の後端部の蓋体に該ガラス打破器の要部を埋め込み蓋体を螺嵌状に被せて形成したものであって、該蓋体の中央部を角溝状に密嵌する四角柱の作動体を横竪自在に可動できるよう蓋体を貫通する回転軸を偏心させて嵌装する。即ち蓋体の中心部を回転軸が貫通すると該軸穴に仍って蓋体の中心部に固設される尖形状の錘状ピン体の取付けが不能となり更に打破器の再使用が不可である恐れを有するためである。
次に作動体は通常時は蓋体の外周域に添って何らの不具合もなく存しているが作動体を反転すると裏面の中心部に尖形状の錐体のピン体が固設されており蓋体の中心に突出状に顕現する。該ピン体で強化ガラスを殴打し打破するものである。更に作業終了時においては該作動体を正転するとピン体は蓋体内に没入し通常時に回生するものである。
次に作動体は通常時は蓋体の外周域に添って何らの不具合もなく存しているが作動体を反転すると裏面の中心部に尖形状の錐体のピン体が固設されており蓋体の中心に突出状に顕現する。該ピン体で強化ガラスを殴打し打破するものである。更に作業終了時においては該作動体を正転するとピン体は蓋体内に没入し通常時に回生するものである。
上述したように本発明の警棒に定設した強化ガラス打破器は従来例に存しない警察官等が常時携帯する警棒に定設されており、事故現場等の緊急事態に車輛等の強化ガラスを打破し容易に且つ瞬時に実行し車輛内等に閉じ込められた人身の救助が実施できるものであり従来に存しない使い勝手の良い極めて容易な手段で繰り返しての使用を可能とするものである。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図１は警棒（１）の縮納した状態を表した説明図であつて握り部の後端部蓋体（２）を示すものである。蓋体（２）の中央部を四角柱の作動体（３）が密嵌できるように角溝状に切削する。次に蓋体（２）の外周面の中心を転移した部位に蓋体（２）及び作動体（３）を貫通する貫通孔を穿孔し作動体（３）が自在に横転及び竪立可能に軸止する。
作動体（３）の裏面の中心部位即ち蓋体（２）の中心部に当接する位置に尖形状の錐体のピン体（４）が固着されて突出状に顕現する作動体（３）を反転すると表面となりピン体（４）は蓋体（２）の内部に没入するよう形成したものである。
図１は警棒（１）の縮納した状態を表した説明図であつて握り部の後端部蓋体（２）を示すものである。蓋体（２）の中央部を四角柱の作動体（３）が密嵌できるように角溝状に切削する。次に蓋体（２）の外周面の中心を転移した部位に蓋体（２）及び作動体（３）を貫通する貫通孔を穿孔し作動体（３）が自在に横転及び竪立可能に軸止する。
作動体（３）の裏面の中心部位即ち蓋体（２）の中心部に当接する位置に尖形状の錐体のピン体（４）が固着されて突出状に顕現する作動体（３）を反転すると表面となりピン体（４）は蓋体（２）の内部に没入するよう形成したものである。
上述のように警棒（１）の握り部の後端部の蓋体（２）の中心部に錐体状のピン体（４）を突出顕現させ該ピン体（４）で強化ガラスを殴打して打破するものである。
本件出願人は長年に亙って保安用品の製造業者である。
１…警棒
２…蓋体
３…作動体
４…錐状のピン体。
２…蓋体
３…作動体
４…錐状のピン体。
Claims (2)
- 警察官等が常時携帯する警棒において、中空円筒形状の警棒の握り部の後端部へ螺嵌した蓋体の中央部を切削し四角柱の横竪自在とする作動体を嵌入し該作動体の反転時に尖形状の錐体ピン体が顕現し更に正転時にはピン体が蓋体内に没入する該作動体の中心部に尖形状の錐体ピンを固設した警棒に定設した強化ガラス打破器。
- 上記蓋体に設けた作動体を横竪自在に可動する回転軸を偏心した請求項１に記載の警棒に定設した強化ガラス打破器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006332552A JP2008122050A (ja) | 2006-11-13 | 2006-11-13 | 警棒に定設した強化ガラス打破器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006332552A JP2008122050A (ja) | 2006-11-13 | 2006-11-13 | 警棒に定設した強化ガラス打破器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008122050A true JP2008122050A (ja) | 2008-05-29 |
Family
ID=39506986
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006332552A Pending JP2008122050A (ja) | 2006-11-13 | 2006-11-13 | 警棒に定設した強化ガラス打破器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2008122050A (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0355459U (ja) * | 1989-10-02 | 1991-05-28 | ||
| JPH0985646A (ja) * | 1995-09-28 | 1997-03-31 | Hokusei:Kk | 緊急脱出用刃付ハンマ |
| JPH11146923A (ja) * | 1997-11-18 | 1999-06-02 | Hasegawa Hamono Kk | 殴打ピンを備えた殴打具 |
| JP2000246669A (ja) * | 1999-03-04 | 2000-09-12 | Hasegawa Hamono Kk | 殴打具及びそれを取付けた警棒 |
| JP2006046760A (ja) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Takeda Shoten:Kk | ツール取付部材及びツール取付部材を接続した作業用棒状体 |
-
2006
- 2006-11-13 JP JP2006332552A patent/JP2008122050A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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| JP2006046760A (ja) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Takeda Shoten:Kk | ツール取付部材及びツール取付部材を接続した作業用棒状体 |
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