JP2008121730A - ソレノイドバルブ - Google Patents

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Masaki Misuno
雅記 御簾納
Tadaharu Yokota
忠治 横田
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Abstract

【課題】 大径化を回避したソレノイドバルブを提供する。
【解決手段】 下流側が拡開したシール面が形成されるシート部と、前記シール面に対して接近および離反する方向に移動して流路を開閉する弁体と、前記弁体を移動させるための電磁力発生部を備えたソレノイドバルブにおいて、前記シール面に当接する前記弁体の先端部の半径をDmm、この先端部に対向する前記シート部の流体力を制御するための有効シート角をθ、前記シール面の半径をD'mmとしたとき、θ=40.1/D かつ D'=D+0.1mm であることとした。
【選択図】 図5

Description

本発明は、油圧回路上に設けられて油路の連通及び遮断を行うソレノイドバルブに関する。
従来、ブレーキ制御装置等の油圧回路上に設置される常閉のソレノイドバルブにあっては、弁体とシート部とで構成される弁部の流路を下流側に向かってテーパ状に急激に拡大させて弁部におけるキャビテーション発生を抑制している(例えば、特許文献1参照)。
特許第3484116号
しかしながら上記従来技術にあっては、線接触であるため着座状態において弁体とシート部とのラップ範囲が狭くなり、シール面を狭く設定することが困難である。したがって弁部の受圧面積を確保するためには弁を大径化しなければならず、大径化に伴ってバネ力およびソレノイド吸引力も増強しなければならない、という問題があった。
本発明は上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、大径化を回避したソレノイドバルブを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、下流側が拡開したシール面が形成されるシート部と、前記シール面に対して接近および離反する方向に移動して流路を開閉する弁体と、前記弁体を移動させるための電磁力発生部を備えたソレノイドバルブにおいて、前記シール面に当接する前記弁体の先端部の半径をDmm、この先端部に対向する前記シート部の流体力を制御するための有効シート角をθ、前記シール面の半径をD'mmとしたとき、θ=40.1/D かつ D'=D+0.1mm であることとした。
よって、大径化を回避したソレノイドバルブを提供できる。
以下、本発明のソレノイドバルブを実現する最良の形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。
[電磁弁の構成]
図1は閉弁時、図2は開弁時における本願ソレノイドバルブのy軸方向断面図である。なお、ソレノイドバルブ1の軸方向であって固定コア30側をy軸正方向とする。
ソレノイドバルブ1は常閉弁であり、バルブボディ10、プランジャ20、固定コア30、アーマチュア40、バネ60、コイル70、ケーシング80、バルブシート100を有する。ソレノイドバルブ1を収装するハウジング2にはy軸方向孔である弁保持孔2aが設けられ、ソレノイドバルブ1はこの弁保持孔2aに収装される。
バルブボディ10は中空部材であり、y軸方向貫通孔である軸方向孔11にはy軸正方向側からプランジャ20がy軸方向ストローク可能に収装される。プランジャ20のy軸正方向側にはアーマチュア40が設けられ、プランジャ20とともにy軸方向ストローク可能な状態でシリンダ22に収装されている。
ハウジング2には2つの径方向の油路A,Bが設けられ、それぞれ弁保持孔2aに接続する。油路Bは油路Aよりもy軸正方向側に設けられ、油路Bの開口部はバルブボディ10の側面に開口する。バルブボディ10には径方向孔12が設けられ、この径方向孔12を介して油路Bとバルブボディ10の軸方向孔11とが連通する。
バルブシート100はプランジャ20のy軸負方向側に設けられてバルブボディ10の軸方向孔11内に収装される。このバルブシート100は中空部材であり、y軸正方向側端部にはプランジャ20と当接するシール面110が設けられている。
このシール面110は球状に凹む凹部であり、中央部には中空部である連通路120が開口する。これにより油路A,Bは、バルブボディ10の径方向孔12、バルブシート100の連通路120を介して接続する。また、バルブボディ10の外径側であって径方向孔12の開口部にはフィルタ50が設けられている。
アーマチュア40のy軸正方向側には固定コア30が設けられ、この固定コア30はシリンダ22のy軸正方向側端部に嵌合してハウジング2およびバルブボディ10に対し固定される。固定コア30とアーマチュア40との間にはバネ60が設けられ、アーマチュア40をy軸負方向に付勢する。
アーマチュア40の外径側には電磁力によってプランジャ20をy軸正方向に駆動するコイル70が設けられ、コイル70はケーシング80に格納されている。
バネ60によってプランジャ20がy軸負方向に付勢されると、プランジャ20がバルブシート100のシール面110に当接して連通路120を閉塞し、油路Bと油路Aが遮断されてソレノイドバルブ1が閉弁される。アーマチュア40の外径に設けられたコイル70によってアーマチュア40がy軸正方向に駆動されると、バルブシート100からプランジャ20が離間して油路A,Bが連通し、ソレノイドバルブ1が開弁される。
作動油は油路Aから供給され、ソレノイドバルブ1の開弁に伴って油路A→弁保持孔2a→連通路120→径方向孔12→油路Bへと流れる。
[シール面の詳細]
図3は開弁時におけるシール面110付近の詳細を示す図、図4はその拡大図である。また、図5はシール面110とプランジャ20における先端部21の曲率を示す図である。
プランジャ20のy軸負方向端部にはシール面110と当接する先端部21が設けられている。この先端部21は半球状に突出する凸部であり、球状に凹むシール面110と面接触に近い形で接触可能に設けられている。
コイル70の励磁力によってプランジャ20がy軸正方向に移動すると、作動油は連通路120から油路Bへ移動する。その際、先端部21とシール面110間のクリアランスにより形成される弁開度により、作動油の流量が決定され、油路A側の圧力に応じて作動油が移動する。
ここで、コイル70の電流に応じたリニアな制御を行うためには、油路Aから油路Bへ流れる流量を適切に調整する必要がある。すなわち、流量を決定する先端部21とシール面110間のクリアランス管理が重要となる。
プランジャ20の移動量はコイル70の励磁力とバネ60の付勢力が釣り合った位置で決定されるため、プランジャ20の移動量をコイル70の電流に応じて精度よく決定するためには、プランジャ20の移動量に対する作動油の流体力の変動を小さくする必要がある。
したがって流体力の変動を小さくするため、図5に示すように、半球状の先端部21の直径をD、球状凹部であるシール面110の直径をD'とすると、
D'=D+0.1
の関係が成立するよう設ける。なお、単位はmm(ミリメートル)である。シール面110の径D'>先端部21の径Dとなることで、開口部111においてシール面110と先端部21とが当接し、シール面110の受圧径(受圧部)がシートバルブ100における最小径(開口部111の径)となる。
また、閉弁時に先端部21とシール面110とがラップする部分の角度をθとすると
θ=40.1/D
の関係が成立する。この関係を成立させることで、ソレノイドバルブ1の開度に対する流体力の変化の略線形領域を拡大し、制御性を向上させる(図6参照)。
すなわち、θが上記条件を満たすときは開度に対する流体力がリニアに変化する略線形領域が大きい。また、上記条件以外の場合、θ>40.1/Dの際には開度が小さいときに流体力が大きくなる。θ<40.1/Dの際にはある開度で流体力が負となり、開度が大きくなると正に戻る、という変動が発生する。
球状に凹むシール面110と面接触に近い形で接触可能に設けられているため、閉弁時のシール性が向上し、バネ60の付勢力をさほど大きくせずともシール面110と先端部21間のシール性を確保可能となる。よって、コイル70の励磁力も小さくてすむ。
また、シール面110の加工時には、バルブシート100のy軸正方向端部をあらかじめ荒加工した後、球体を押し付けてシール面110を形成する。これによりシール面110に精密加工を施さずとも精度が向上し、シール性確保のために高精度加工を施す必要がない。
また、開弁時において作動油はy軸負方向側から流入し、連通路120を通過してシール面110の開口部111に至り、凸状の先端部21に当たって外径方向に流れ、軸方向孔11、プランジャ20、シートバルブ100により画成される油室Cに至る。
したがって開口部111→油室Cに流れる過程、すなわち球状に凹むシール面110と球状に凸の先端部21の間を流れる際に流路面積が緩やかに拡大し、キャビテーション発生が抑制される。これにより弁開度の変動に伴う流体力の変動を抑制し、制御性を向上させる。
[従来例]
図7,8は従来例におけるシール面110'付近の詳細図である。従来例におけるシール面110'はテーパ状の平面であり、断面は本願と異なり直線である。したがって閉弁時にはシール面110'と先端部21とは線接触となり、シール性が低下する。
図9は従来例と本願における弁開度と流体力との関係を示す図である。先端部21とシール面110間のシール性が高い本願では、バネ60の付勢力(閉弁方向に作用)は少なくてすむため、バネ60の付勢力に対する抗力である流体力(開弁方向に作用)に抗する流体力に対する開度変化が緩やかとなる。
すなわち、小さい流体力でも開弁するため、流体力が徐々に減少すると開度も徐々に減少し、開度−流体力線の変化は緩やかとなって線形領域が拡大する。
一方、従来例では先端部21とシール面110'間のシール性が低い従来例では、シール性を確保するためバネ60の付勢力を大きくする必要がある。そのため流体力がわずかでも低下すると開度は急激に低下し、開度−流体力線の変化が急になって線形領域が減少する。
[実施例1の効果]
(1)下流側が拡開したシール面110が形成されるシートバルブ100と、シール面110に対して(y軸方向に)接近および離反する方向に移動して流路(連通路120)を開閉する弁体(プランジャ20)と、弁体を移動させるための電磁力発生部(コイル70)を備えたソレノイドバルブ1において、シール面110に当接する弁体の先端部21の半径をDmm、この先端部21に対向するシートバルブ100の流体力を制御するための有効シート角をθ、シール面110の半径をD'mmとしたとき、θ=40.1/D かつ D'=D+0.1mm であることとした。
これにより、ソレノイドバルブ1の開度に対する流体力の変化の略線形領域を拡大し、制御性を向上させることができる。また、面接触に近い形で接触可能であるため、閉弁時のシール性が向上し、バネ60の付勢力をさほど大きくせずともシール面110と先端部21間のシール性を確保可能となる。よって、コイル70の励磁力を小さく設け、弁の大型化を回避できる。
また、シール面110の加工時には、バルブシート100のy軸正方向端部をあらかじめ荒加工した後、球体を押し付けてシール面110を形成することが可能となる。これにより、従来のような線接触を確保するようにシール面110に精密加工を施さずとも精度が向上し、シール性確保のために高精度加工を施す必要がない。
(2)下流側が拡開したシール面110が形成されるシートバルブ100と、シール面110に対して(y軸方向に)接近および離反する方向に移動して流路(連通路120)を開閉する弁体(プランジャ20)と、弁体を移動させるための電磁力発生部(コイル70)を備えたソレノイドバルブ1において、シール面110の受圧径がシートバルブ100における最小径(開口部111の径d)であることとした。
これにより、上記(1)と同様の作用効果を得ることができる。
[他の実施例]
以上、本発明を実施するための最良の形態を実施例1に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
閉弁時における本願ソレノイドバルブのy軸方向断面図である。 開弁時における本願ソレノイドバルブのy軸方向断面図である。 本願の開弁時におけるシール面付近の詳細を示す図である。 図3の拡大図である。 シール面と先端部の曲率を示す図である。 シール面と先端部の曲率に対応した開弁度と流体力の関係を示す図である。 従来例の開弁時におけるシール面付近の詳細を示す図である。 図7の拡大図である。 従来例と本願における開弁度と流体力の関係を示す図である。
符号の説明
1 ソレノイドバルブ
2 ハウジング
2a 弁保持孔
10 バルブボディ
11 軸方向孔
12 径方向孔
20 プランジャ
21 先端部
22 シリンダ
30 固定コア
40 アーマチュア
50 フィルタ
60 バネ
70 コイル
80 ケーシング
100 シートバルブ
100 シート部
100 バルブシート
110 シール面
111 開口部
120 連通路

Claims (2)

  1. 下流側が拡開したシール面が形成されるシート部と、
    前記シール面に対して接近および離反する方向に移動して流路を開閉する弁体と、
    前記弁体を移動させるための電磁力発生部を備えたソレノイドバルブにおいて、
    前記シール面に当接する前記弁体の先端部の半径をDmm、この先端部に対向する前記シート部の流体力を制御するための有効シート角をθ、前記シール面の半径をD'mmとしたとき、
    θ=40.1/D かつ D'=D+0.1mm
    であることを特徴とするソレノイドバルブ。
  2. 下流側が拡開したシール面が形成されるシート部と、
    前記シール面に対して接近および離反する方向に移動して流路を開閉する弁体と、
    前記弁体を移動させるための電磁力発生部を備えたソレノイドバルブにおいて、
    前記シール面の受圧径が前記シート部における最小径であること
    を特徴とするソレノイドバルブ。
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