JP2008119950A - フィルム製造装置及びフィルム製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルムの品質を向上させることができるようにする。
【解決手段】回転自在に配設された第1のロールと、回転自在に配設され、第1のロールと共に、転写部p1を形成し、かつ、押出樹脂12を挟んでフィルムfを成形する第2のロールと、第1のロールの回転方向における転写部p1より上流側に、第1のロールに向けて配設された加熱装置61と、フィルムfを冷却する冷却装置62と、第1のロールの温度を第1の温度にし、フィルムfの温度を第2の温度にするための温度調整処理手段とを有する。転写部p1において、押出樹脂12が固化することがないので、転写型を十分に転写することができ、フィルムfの転写面の品質を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィルム製造装置及びフィルム製造方法に関するものである。
従来、フィルムを製造するためのフィルム製造装置においては、押出成形機のダイから押し出された樹脂(以下「押出樹脂」という。)によって、薄膜状のフィルム(シートも含む。)を成形し、その後、フィルムを、切断機によって切断して所定の長さにしたり、巻取装置によってリール状に巻き取ったりするようにしている。
そのために、前記フィルム製造装置は、複数の金属製のロールを備え、押出成形機のダイから押し出された押出樹脂を両側から二つのロールによって挟み、各ロールの表面で挟圧し、冷却することによって薄膜状のフィルムを成形する。この場合、前記二つのロールのうちの一方は主ロールとされ、他方は従ロールとされ、前記主ロールの表面に転写型が形成される。そして、前記押出樹脂は、主ロールに巻き付けられて走行させられ、その間に、主ロール及び従ロールによって挟まれ、フィルムが成形されるとともに、転写型が転写される。続いて、フィルムは主ロールから剥離させられ、次の工程に移される(例えば、特許文献1参照。)。
特開平3−124425号公報
しかしながら、前記従来のフィルム製造装置においては、フィルムが光学用として使用される場合、フィルムに、歪みが少なく、光学的に良質な転写面を形成することができない。
すなわち、転写型には、表面に凹凸のないフラット転写型、及び表面に微細パターンが形成された意匠転写型があり、フラット転写型が転写されたフィルムには、凹凸のない平坦な転写面が形成され、意匠転写型が転写されたフィルムには、微細な凹凸から成る転写面が形成される。
ところが、いずれのフィルムにおいても、主ロールからフィルムを剥離させるときに、フィルムを構成する樹脂の温度がガラス転移点Tg以上であると、転写面において、転写型の形状を十分に保持することができず、フィルムの品質が低下してしまう。
また、主ロール及び従ロールによって押出樹脂を挟むときに、樹脂の温度がガラス転移点Tgより低い場合、押出樹脂が固化してしまうので、押出樹脂を転写型に十分に密着させることができない。したがって、転写型を十分に転写することができず、フィルムの品質が低下してしまう。
本発明は、前記従来のフィルム製造装置の問題点を解決して、フィルムの品質を向上させることができるフィルム製造装置及びフィルム製造方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明のフィルム製造装置においては、回転自在に配設された第1のロールと、回転自在に配設され、第1のロールと共に、転写部を形成し、かつ、押出樹脂を挟んでフィルムを成形する第2のロールと、前記第1のロールの回転方向における転写部より上流側に、第1のロールに向けて配設された加熱装置と、前記フィルムを冷却する冷却装置と、前記第1のロールの温度を第1の温度にし、フィルムの温度を第2の温度にするための温度調整処理手段とを有する。
本発明によれば、フィルム製造装置においては、回転自在に配設された第1のロールと、回転自在に配設され、第1のロールと共に、転写部を形成し、かつ、押出樹脂を挟んでフィルムを成形する第2のロールと、前記第1のロールの回転方向における転写部より上流側に、第1のロールに向けて配設された加熱装置と、前記フィルムを冷却する冷却装置と、前記第1のロールの温度を第1の温度にし、フィルムの温度を第2の温度にするための温度調整処理手段とを有する。
この場合、該温度調整処理手段は、第1のロールの温度を第1の温度にし、フィルムの温度を第2の温度にする。したがって、転写部において、押出樹脂が固化することがないので、押出樹脂を転写型に十分に密着させることができる。その結果、転写型を十分に転写することができ、フィルムの転写面の品質を向上させることができる。
また、フィルムが分離部に到達する時点でフィルムの温度を第2の温度にすることができる。したがって、フィルムの転写面において、転写型の形状を十分に保持することができるので、フィルムを転写型から剥離させたときに、転写面の品質を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるフィルム製造システムの概念図、図2は本発明の第1の実施の形態におけるフィルム製造装置の要部を示す断面図である。
図において、11はダイであり、該ダイ11は押出成形機に配設され、長尺状の押出樹脂12を押し出す。前記ダイ11の押出方向、本実施の形態においては、下方にフィルム製造装置13が配設され、前記押出樹脂12は、フィルム製造装置13に供給され、フィルム製造装置13において加工され、フィルムfになり、次の工程に送られる。
そのために、前記フィルム製造装置13は、ロールユニット20を備え、該ロールユニット20は、回転自在に配設され、外周面に図示されない転写型が形成された第1のロールとしての主ロール14、回転自在に配設され、該主ロール14の矢印A方向の回転に伴って従動し、矢印B方向に回転させられる第2のロールとしての押圧用の従ロール15、前記主ロール14を回転自在に支持する図示されない支持軸、前記従ロール15を回転自在に支持する支持軸等を備える。前記主ロール14は、図示されない駆動部としてのモータに連結され、該モータを駆動することによって発生させられた回転が伝達されて回転させられる。
本実施の形態において、前記転写型は、凹凸のないフラット転写型から成り、表面は平滑な鏡面にされる。前記主ロール14は従ロール15と対向させて配設され、主ロール14と従ロール15との間に転写部p1が形成される。なお、本実施の形態においては、主ロール14の外周面に転写型を形成するようになっているが、必要に応じて従ロール15の外周面に転写型を形成したり、主ロール14及び従ロール15の両方の外周面に転写型を形成したりすることができる。
前記主ロール14は、円筒状の形状を有する筒状体としてのスリーブ81、及び該スリーブ81の両端に配設された円形の形状を有する図示されない閉鎖部材を備え、該閉鎖部材は、軸方向における両端の外側に向けて突出させて形成された図示されない外側軸部を有する。該外側軸部は、回転軸として機能し、所定の箇所に、前記モータからの回転を受けるための図示されないギヤが取り付けられる。
前記スリーブ81は、断熱性の高い材料、本実施の形態においては、ゴム材料から成る断熱層85、及び該断熱層85より径方向外方に配設され、熱伝導性の高い材料、本実施の形態においては、金属等の剛性材料から成る伝熱層86を備える。
そして、前記スリーブ81より径方向内方には、スリーブ81及び閉鎖部材によって包囲された円柱状の冷却媒体収容室87が形成され、該冷却媒体収容室87に冷却媒体としての図示されない水が供給され、主ロール14を冷却してガラス転移点Tg+50〔℃〕以下の温度Tmにする。
そのために、前記閉鎖部材に冷却媒体流路が形成され、図示されない冷却媒体供給装置から送られた水は、主ロール14の一端側において、冷却媒体流路を介して冷却媒体収容室87に供給され、スリーブ81を冷却した後、主ロール14の他端側において、冷却媒体流路を介して排出され、前記冷却媒体供給装置に戻される。
該冷却媒体供給装置は、水の温度を一定に保つための温度調整装置、前記水を供給するためのポンプ等を備える。
また、従ロール15は、熱伝導性の高い材料、本実施の形態においては、金属等の剛性材料から成り、かつ、円筒状の形状を有する筒状体としての図示されないスリーブ、及び該スリーブの両端に配設された円形の形状を有する図示されない閉鎖部材を備える。なお、前記従ロール15にも、主ロール14と同様の図示されない冷却媒体流路及び冷却媒体収容室が形成され、前記冷却媒体供給装置から冷却媒体収容室に水が供給され、従ロール15を冷却して前記温度Tmにする。
そして、前記主ロール14の回転方向における転写部p1より上流側に、主ロール14に向けて加熱装置61が、転写部p1と隣接させて配設され、主ロール14及び転写型を加熱する。本実施の形態において、加熱装置61は、誘導加熱装置から成り、誘導加熱によって主ロール14及び転写型を加熱する。そのために、前記加熱装置61が、高周波電流を発生させ、磁界を形成すると、伝熱層86に、磁界を打ち消すような方向にうず電流が発生する。そして、該うず電流及び伝熱層86を構成する金属の電気抵抗によってジュール熱が発生する。
この場合、うず電流は、表皮効果によって、表面に近い部分ほど多く流れるので、冷却媒体収容室87の表面だけを第1の温度Ts
Tg−50〔℃〕<Ts≦Tg+50〔℃〕
にすることができる。したがって、伝熱層86より径方向内方に配設された断熱層85が加熱されるのを抑制することができる。
そのために、前記主ロール14の回転方向における転写部p1より上流側に、転写部p1の近傍には、主ロール14の温度を検出するための、第1の温度検出部としての温度センサ63が配設される。そして、図示されない制御部の温度調整処理手段(温度調整処理部)は、温度調整処理を行い、前記温度センサ63のセンサ出力を読み込み、主ロール14の温度を検出し、加熱装置61による加熱量、本実施の形態においては、加熱装置61によって発生させられる高周波電流を制御し、主ロール14の温度を第1の目標温度である第1の温度Tsにすることができる。
また、前記主ロール14の回転方向における転写部p1より下流側に、主ロール14に向けて冷却装置62が、転写部p1と隣接させて配設され、主ロール14を冷却する。本実施の形態において、冷却装置62は、送風装置から成り、冷却風を発生させ、冷却風によってフィルムfを冷却して前記温度Tmにする。また、前記主ロール14の回転方向における冷却装置62より下流側に、冷却されたフィルムfを主ロール14から分離させるために、剥離部としての分離部p2が形成される。
そして、主ロール14の回転方向、すなわち、フィルムfの搬送方向における分離部p2より上流側の、分離部p2の近傍には、フィルムfの温度を検出するための、第2の温度検出部としての温度センサ64が配設される。前記温度調整処理手段は、前記温度センサ64のセンサ出力を読み込み、フィルムfの温度を検出し、冷却装置62による冷却量、本実施の形態においては、冷却装置62によって発生させられる冷却風の風量を制御し、フィルムfの温度をガラス転移点Tg以下の第2の目標温度である第2の温度Tcにすることができる。
Tg−100〔℃〕≦Tc≦Tg
前記構成のフィルム製造システムの動作について説明する。
まず、ダイ11から押し出された押出樹脂12が転写部p1に進入すると、主ロール14及び従ロール15は押出樹脂12を両側から挟み、所定の厚さのフィルムfを成形するとともに、主ロール14の表面の転写型を押出樹脂12に転写する。このとき、主ロール14の表面が、加熱装置61によって加熱され、温度調整処理手段によって、前記第1の温度Tsにされているので、押出樹脂12を同じ第1の温度Tsにすることができる。
なお、本実施の形態においては、加熱装置61が転写部p1の近傍に配設されるので、加熱された部分が転写部p1に到達するまでに主ロール14の表面の温度が低くなることはなく、前記第1の温度Tsを維持することができる。したがって、転写部p1において、押出樹脂12が固化することがないので、押出樹脂12を転写型に十分に密着させることができる。その結果、転写型を十分に転写することができ、フィルムfの転写面の品質を向上させることができる。また、加熱装置61における主ロール14を加熱するために必要なエネルギーを小さくすることができるので、フィルム製造装置13のコストを低くすることができる。
続いて、フィルムfは、転写部p1から排出されると、主ロール14の外周面に沿って、かつ、主ロール14に巻き付けられて搬送される。そして、フィルムfの表面が、冷却装置62によって冷却され、温度調整処理手段によって、前記温度Tmにされているので、フィルムfが分離部p2に到達する時点でフィルムfの温度を第2の温度Tcにすることができる。
そして、転写部p1から離れた後、分離部p2に到達するまでの間、フィルムfと主ロール14とが接触した状態に置かれるので、フィルムfの転写面において、転写型の形状を十分に保持することができる。
したがって、分離部p2で主ロール14からフィルムfを剥離させたときに、転写面の品質を向上させることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図3は本発明の第2の実施の形態におけるロールユニットを示す図、図4は本発明の第2の実施の形態におけるロールユニットの断面図である。
図に示されるように、フィルム製造装置13はロールユニット20を備え、該ロールユニット20は、第1のロールとしての主ロール14、第2のロールとしての押圧用の従ロール15、前記主ロール14を回転自在に支持する支持ユニット16、前記従ロール15を回転自在に支持する支持軸17等を備える。本実施の形態において、前記転写型は、凹凸のないフラット転写型から成り、表面は平滑な鏡面にされる。
前記主ロール14は、第1の筒状体としての、かつ、外側筒状体としてのフレキシブルスリーブ21、該フレキシブルスリーブ21の両端を閉鎖する閉鎖部材22、前記フレキシブルスリーブ21内において、フレキシブルスリーブ21の回転に伴って従動する第2の筒状体としての、かつ、内側筒状体としてのラバーロール23等を備える。
前記支持ユニット16は、フィルム製造装置13の図示されないフレーム等に固定され、主ロール14の両端において、前記閉鎖部材22を回転自在に支持する第1の軸部25、及び該各第1の軸部25間に配設され、前記ラバーロール23を回転自在に支持する第2の軸部26を備える。
前記ラバーロール23はフレキシブルスリーブ21に対して従ロール15側に偏心させて配設され、そのために、第2の軸部26の軸心は第1の軸部25の軸心に対して従ロール15側に偏心させられる。
前記フレキシブルスリーブ21は、弾性変形が可能な厚さを有し、直径が200〔mm〕以上、かつ、600〔mm〕以下の範囲の寸法を有するとともに、弾性及び可撓性を有し、かつ、熱伝導性の高い材料、本実施の形態においては、金属等から成る。
また、前記閉鎖部材22は、図示されないギヤが取り付けられ、円形の形状を有するフランジ部31、該フランジ部31の外周縁においてフランジ部31に取り付けられた環状の押え部材32、及び前記フランジ部31の外周縁に固定された環状の受け部材としての楔材33を備える。前記フランジ部31、押え部材32及び楔材33はいずれも剛性を有する材料、本実施の形態においては、金属等によって形成される。
前記フランジ部31は、第1の軸部25に対して回転自在に配設され、図示されない駆動部としてのモータに連結される。したがって、該モータを駆動すると、図4に示されるように、主ロール14が所定の周速度で矢印A方向に回転させられ、それに伴って、従ロール15が前記主ロール14の周速度と等しい周速度で矢印B方向に回転させられる。
また、ラバーロール23は、剛性を有する材料、本実施の形態においては、金属等によって形成された筒状体35、並びに該筒状体35上に被覆され、かつ、弾性及び可撓性を有する材料、本実施の形態においては、シリコーンゴムから成る筒状の被覆層36を備える。前記ラバーロール23は、第2の軸部26に対して回転自在に配設される。
本実施の形態において、前述されたように、主ロール14においては、フレキシブルスリーブ21に対して従ロール15側に偏心させて配設され、通常の状態で、図4に示されるように、従ロール15側の部分でフレキシブルスリーブ21の内周面と被覆層36の外周面とが接触させられる。したがって、前述されたように、主ロール14が矢印A方向に回転させられるのに伴ってフレキシブルスリーブ21が回転させられると、フレキシブルスリーブ21とラバーロール23との摩擦によって、ラバーロール23は従動して同じ方向に回転させられる。
前記主ロール14内には、フレキシブルスリーブ21、閉鎖部材22、支持ユニット16及びラバーロール23によって包囲された空間に、円柱状の冷却媒体収容室87(図2)が形成され、該冷却媒体収容室87に冷却媒体としての図示されない水が供給され、主ロール14を冷却することができるようになっている。そのために、前記第1の軸部25には、図示されない冷却媒体流路が形成され、図示されない冷却媒体供給装置から送られた水は、主ロール14の一端側において、冷却媒体流路に供給され、冷却媒体収容室87に供給され、フレキシブルスリーブ21を前記温度Tmに冷却した後、主ロール14の他端側において、冷却媒体流路を介して排出され、前記冷却媒体供給装置に戻される。
また、従ロール15は、熱伝導性の高い材料、本実施の形態においては、金属等の剛性材料から成り、かつ、円筒状の形状を有する筒状体としてのスリーブ83、及び該スリーブ83の両端に配設された円形の形状を有する図示されない閉鎖部材を備える。なお、前記従ロール15にも、主ロール14と同様の図示されない冷却媒体流路及び冷却媒体収容室が形成され、前記冷却媒体供給装置から冷却媒体収容室に水が供給され、従ロール15を前記温度Tmに冷却する。
ところで、本実施の形態においても、前記主ロール14の回転方向における転写部p1より上流側に、主ロール14に向けて加熱装置61が、転写部p1と隣接させて配設され、主ロール14及び転写型を加熱し、前記主ロール14の回転方向における転写部p1より下流側に、主ロール14に向けて転写部p1の近傍に、冷却装置62が、転写部p1と隣接させて配設され、主ロール14を冷却する。
そして、前記加熱装置61において高周波電流を発生させ、磁界を形成すると、フレキシブルスリーブ21に、磁界を打ち消すような方向にうず電流が発生する。該うず電流及びフレキシブルスリーブ21を構成する金属の電気抵抗によってジュール熱が発生する。
そして、前述されたように、うず電流は、表皮効果によって、表面に近い部分ほど多く流れるので、フレキシブルスリーブ21だけを第1の温度Tsにすることができる。したがって、フレキシブルスリーブ21より径方向内方に配設されたラバーロール23が加熱されるのを抑制することができる。
この場合、前記加熱装置61は、フレキシブルスリーブ21だけを加熱し、しかも、フレキシブルスリーブ21は弾性変形が可能なだけの厚さを有し、熱容量が極めて小さいので、フレキシブルスリーブ21を急速に加熱することができる。したがって、加熱装置61を転写部p1に近接させることができるだけでなく、主ロール14の外径を小さくすることができるので、フィルム製造装置13を小型化することができる。また、加熱装置61におけるフレキシブルスリーブ21を加熱するために必要なエネルギーを小さくすることができるので、フィルム製造装置13のコストを低くすることができる。
また、フレキシブルスリーブ21の熱容量が極めて小さいので、冷却装置62が、冷却風を発生させ、冷却風によってフィルムfを冷却する際に、フレキシブルスリーブ21を急速に冷却することができる。したがって、冷却装置62を転写部p1に近接させることができるだけでなく、主ロール14の外径を小さくすることができるので、フィルム製造装置13を小型化することができる。また、冷却装置62におけるフィルムfを冷却するために必要なエネルギーを小さくすることができるので、フィルム製造装置13のコストを低くすることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1、第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図5は本発明の第3の実施の形態におけるフィルム製造システムの概念図、図6は本発明の第3の実施の形態における主ロールの要部を示す断面図である。
この場合、フィルム製造装置13は、ロールユニット20を備え、該ロールユニット20は、第1のロールとしての、かつ、ラバーロールとしての主ロール41、該主ロール41と所定の距離を置いて配設された冷却用のロールとして冷却ロール42、前記主ロール41と冷却ロール42との間に張設されたベルト43、該ベルト43が蛇行したときに、蛇行を矯正する矯正ロール44等を備える。前記主ロール41は、図示されない駆動部としてのモータに連結され、モータを駆動することによって発生させられた回転が伝達されて回転させられる。また、前記ベルト43は前記主ロール41が回転するのに伴って、所定の走行速度で走行させられ、冷却ロール42は前記ベルト43の走行に伴って、従動して回転させられる。
また、前記ロールユニット20は、第2のロールとしての従ロール15、剥離用のロール18等を備える。
前記主ロール41は、弾性変形が可能な厚さを有し、直径が200〔mm〕以上、かつ、600〔mm〕以下の範囲の熱伝導性の高い材料、本実施の形態においては、金属から成る筒状体としてのフレキシブルスリーブ51、及び該フレキシブルスリーブ51の両端を閉鎖する閉鎖部材52を備え、該閉鎖部材52は、フレキシブルスリーブ51の両端に配設され、円形の形状を有するフランジ部54、該フランジ部54の中心から閉鎖部材52内に向けて軸方向に延び、両端のフランジ部54間を連結する内側軸部55、及び前記フランジ部54の中心から外方に向けて軸方向に延びる外側軸部56を備える。該外側軸部56は、回転軸として機能し、所定の箇所に、前記モータからの回転を受けるための図示されないギヤが取り付けられる。
前記閉鎖部材52には、外側軸部56及びフランジ部54内を抜け、内側軸部55内の所定の箇所まで延在させて形成された冷却媒体流路57が形成され、該冷却媒体流路57の一端は外側軸部56の端面に開口させられ、冷却媒体流路35の他端は、内側軸部55の外周面の複数箇所、本実施の形態においては、2箇所に開口させられる。そして、図示されない冷却媒体供給装置から送られた冷却媒体としての図示されない水は、冷却媒体収容室58に供給され、フレキシブルスリーブ51を前記温度Tmに冷却する。
前記冷却媒体供給装置は、水の温度を一定の値にするための温度調整装置、前記水を供給するためのポンプ等を備える。
また、前記冷却ロール42は、熱伝導性の高い材料、本実施の形態においては、金属等の剛性材料から成り、円筒状の形状を有する筒状体としての図示されないスリーブ、及び該スリーブの両端に配設された円形の形状を有する図示されない閉鎖部材を備える。なお、前記冷却ロール42にも冷却媒体流路及び冷却媒体収容室が形成され、前記冷却媒体供給装置から冷却媒体収容室に水が供給され、冷却ロール42を前記温度Tmに冷却する。
ところで、前記冷却ロール42の回転軸は、主ロール41の回転軸に対して平行に、かつ、径方向に移動自在に配設され、付勢部材としての図示されないアクチュエータ、スプリング等によって、主ロール41の回転軸から離れる方向に付勢される。したがって、前記ベルト43に所定の張力を発生させることができる。
また、前記ベルト43は、外周面に転写型が形成された、熱伝導性の高い材料、本実施の形態においては、金属から成るシームレスベルトによって形成され、厚さが0.2〔mm〕以上、かつ、1.0〔mm〕以下の範囲にされる。本実施の形態において、前記転写型は、凹凸のないフラット転写型から成り、表面は鏡面にされ、平滑にされる。
前記モータを駆動すると、主ロール41が所定の周速度で矢印A方向に回転させられ、同様に、従ロール15が前記周速度で矢印B方向に回転させられ、ベルト43は前記周速度で矢印C方向に走行させられ、冷却ロール42は前記周速度で従動して矢印D方向に回転させられる。
前記従ロール15は前記ベルト43を介して主ロール41と対向させて配設され、ベルト43と従ロール15との間に転写部p1が形成される。そして、前記ベルト43の走行方向における転写部p1より上流側に、主ロール41に向けて加熱装置61が、転写部p1と隣接させて、かつ、ベルト43と対向させて配設され、ベルト43及び転写型を加熱する。
そして、前記加熱装置61において高周波電流を発生させ、磁界を形成すると、ベルト43に、磁界を打ち消すような方向にうず電流が発生する。該うず電流及びベルト43を構成する金属の電気抵抗によってジュール熱が発生する。
また、前述されたように、うず電流は、表皮効果によって、表面に近い部分ほど多く流れるので、ベルト43だけを第1の温度Tsにすることができる。したがって、ベルト43より径方向内方に配設された主ロール41が加熱されるのを抑制することができる。
前記転写部p1の近傍には、ベルト43の温度を検出するために、第1の温度検出部としての温度センサ63が配設される。そして、前記制御部の温度調整処理手段は、前記温度センサ63のセンサ出力を読み込み、ベルト43の温度を検出し、加熱装置61によって発生させられる高周波電流を制御し、ベルト43を第1の温度Tsにすることができる。
また、前記ベルト43の走行方向における転写部p1より下流側に、主ロール41に向けて冷却装置62が、転写部p1と隣接させて、かつ、ベルト43と対向させて配設され、フィルムfを冷却する。そして、冷却ロール42の回転方向、すなわち、フィルムfの搬送方向における、ベルト43が冷却ロール42から離れる剥離部としての分離部p5より上流側の、分離部p5の近傍には、フィルムfの温度を検出するために、第2の温度検出部としての温度センサ64が配設される。
前記温度調整処理手段は、前記温度センサ64のセンサ出力を読み込み、フィルムfの温度を検出し、冷却装置62によって発生させられる冷却風の風量を制御し、フィルムfの温度を前記温度Tmにすることができる。
次に、前記構成のフィルム製造システムの動作について説明する。
まず、ダイ11から押し出された押出樹脂12が転写部p1に進入すると、従ロール15及び主ロール41は押出樹脂12を両側から挟み、所定の厚さのフィルムfにするとともに、ベルト43の表面の転写型を押出樹脂12に転写する。このとき、ベルト43も転写部p1に進入するが、ベルト43の表面が加熱装置61によって加熱され、第1の温度Tsになっているので、押出樹脂12を同じ第1の温度Tsにすることができる。
本実施の形態においては、加熱装置61が転写部p1の近傍に配設されるので、ベルト43が転写部p1に到達するまでにベルト43の表面の温度が低くなることはなく、第1の温度Tsに維持することができる。したがって、転写部p1において、押出樹脂12が固化することがないので、押出樹脂12を転写型に十分に密着させることができる。その結果、転写型を十分に転写することができ、フィルムfの転写面の品質を向上させることができる。また、加熱装置61におけるベルト43を加熱するために必要なエネルギーを小さくすることができるので、フィルム製造装置13のコストを低くすることができる。
続いて、フィルムfは、転写部p1から排出されると、主ロール41の外周面に沿って、かつ、主ロール41に巻き付けられてベルト43と共に搬送され、その間に、冷却装置62は、冷却風によってフィルムfを冷却する。
その後、フィルムfは、ベルト43が主ロール41から離れる分離部p2で主ロール41から離れ、ベルト43と共に冷却ロール42に向けて搬送され、ベルト43が冷却ロール42と合流する合流部p4で冷却ロール42と合流し、冷却ロール42の外周面に沿って、かつ、冷却ロール42に巻き付けられてベルト43と共に更に搬送される。そして、分離部p5で、フィルムfは、冷却ロール42から離れるとともに、ベルト43から剥離させられる。
そのために、前記分離部p5に、ベルト43を介して冷却ロール42と対向させて、前記ロール18が矢印E方向に回転自在に配設される。したがって、ベルト43から剥離させられたフィルムfは、ロール18に沿って、かつ、ロール18に巻き付けられて搬送された後、分離部p6でロール18から離れ、次の工程に送られる。
ところで、前記主ロール41及び冷却ロール42は、前述されたように水によって冷却されるので、前記フィルムfは、ベルト43と共に、主ロール41に巻き付けられて搬送される間、及び冷却ロール42に巻き付けられて搬送される間に冷却され、第2の温度Tcになる。
この場合、前述されたように、加熱装置61によって誘導加熱が行われ、ベルト43だけが加熱されるので、主ロール41はほとんど加熱されない。したがって、フィルムfがベルト43と共に、転写部p1から離れると、直ちに、主ロール41による冷却が開始されるので、フィルムfの温度は、分離部p5に到達するまでに、十分に低くなり、確実にガラス転移点Tgより低い第2の温度Tcにすることができる。
しかも、転写部p1から離れた後、分離部p5に到達するまでの間、フィルムfとベルト43とが接触した状態に置かれるので、フィルムfの転写面において、転写型の形状を十分に保持することができる。
したがって、分離部p5でベルト43からフィルムfを剥離させたときに、転写面の品質を向上させることができる。
なお、主ロール41と冷却ロール42とは、互いに平行に配設されるようになっているが、平行度が十分に高くなかったり、又は、主ロール41、冷却ロール42、ベルト43等に外力が加わったりすると、ベルト43が蛇行することがある。そこで、ベルト43の走行方向における冷却ロール42より下流側で、主ロール41より上流側に、ベルト43の蛇行を検出する蛇行検出部としての蛇行センサ67が配設される。該蛇行センサ67はベルト43の外周面側及び内周面側の一方に配設された発光部、並びに外周面側及び内周面側の他方に配設された受光部を備える。そして、発光部で発光させられた帯状の光のうちのベルト43によって遮られない部分を受光部で受光し、受光された光に従って、ベルト43の蛇行を検出する。
また、前記ベルト43の走行方向における蛇行センサ67より下流側で、主ロール41より上流側に、ベルト43の蛇行を矯正する矯正ロール44が配設される。該矯正ロール44は矢印F方向に回転させられ、回転軸の一端はフィルム製造装置13のフレームに対して揺動自在に支持され、回転軸の他端が、アクチュエータ68によってベルト43の走行方向に対して直角の方向に移動させられる。前記制御部の蛇行補正処理手段(蛇行補正処理部)は、蛇行補正処理を行い、蛇行センサ67によってベルト43の蛇行が検出されると、アクチュエータ68を作動させ、前記矯正ロール44の他端を移動させ、矯正ロール44を傾ける。したがって、ベルト43は矯正ロール44の軸方向に移動し、所定の位置に置かれる。このようにして、ベルト43の蛇行を矯正することができる。
このように、本実施の形態においては、前記加熱装置61は、ベルト43だけを加熱し、しかも、ベルト43は弾性変形が可能なだけの厚さを有し、熱容量が極めて小さいので、ベルト43を急速に加熱することができる。したがって、加熱装置61を転写部p1に近接させることができるだけでなく、フレキシブルスリーブ51の外径を小さくすることができるので、フィルム製造装置13を小型化することができる。また、加熱装置61におけるベルト43を加熱するために必要なエネルギーを小さくすることができるので、フィルム製造装置13のコストを低くすることができる。
また、ベルト43の熱容量が極めて小さいので、冷却装置62が、冷却風を発生させ、冷却風によってフィルムfを冷却する際に、ベルト43を急速に冷却することができる。したがって、冷却装置62を転写部p1に近接させることができるだけでなく、主ロール41の外径を小さくすることができるので、フィルム製造装置13を小型化することができる。また、冷却装置62におけるフィルムfを冷却するために必要なエネルギーを小さくすることができるので、フィルム製造装置13のコストを低くすることができる。
前記第1、第2の実施の形態における主ロール14の外周面、及び第3の実施の形態におけるベルト43の外周面の表面型は、表面に凹凸のないフラット転写型から成るが、表面に微細パターンが形成された意匠転写型を主ロール14の外周面、及びベルト43の外周面に形成することができる。その場合、意匠転写型が転写されたフィルムには、微細な凹凸から成る転写面が形成される。
前記意匠転写型が転写されたフィルムは、転写面に形成された微細パターンを光の通路として入射光を画面に導くための導光板として使用したり、各種の多層フィルムを用いて、通過する光の位相を調整する位相板として使用したり、画面の方向への発光効率を向上させるための輝度向上フィルムとして使用したりすることができる。
本実施の形態においては、第2のロールとして従ロール15が使用され、該従ロール15は主ロール14、41が回転させられるのに伴って従動するようになっているが、従ロール15に代えて、駆動部としてのモータに接続されたロールを駆動ロールとして使用し、前記モータによって発生させられた回転を駆動ロールに伝達することができる。また、主ロール14、41に代えて、モータに接続されないロールを使用することができる。
また、本実施の形態においては、冷却装置62は主ロール14、41と対向させて配設されるようになっているが、主ロール14、41内の冷却媒体収容室58、87、従ロール15及び冷却ロール42内の冷却媒体収容室を冷却装置として使用することができる。その場合、温度調整処理手段は、冷却媒体収容室に供給される冷却媒体の量を制御して、フィルムfを第2の温度Tcにすることができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態におけるフィルム製造システムの概念図である。 本発明の第1の実施の形態におけるフィルム製造装置の要部を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態におけるロールユニットを示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるロールユニットの断面図である。 本発明の第3の実施の形態におけるフィルム製造システムの概念図である。 本発明の第3の実施の形態における主ロールの要部を示す断面図である。
符号の説明
12 押出樹脂
13 フィルム製造装置
14、41 主ロール
15 従ロール
43 ベルト
61 加熱装置
62 冷却装置
f フィルム
p1 転写部

Claims (6)

  1. (a)回転自在に配設された第1のロールと、
    (b)回転自在に配設され、第1のロールと共に、転写部を形成し、かつ、押出樹脂を挟んでフィルムを成形する第2のロールと、
    (c)前記第1のロールの回転方向における転写部より上流側に、第1のロールに向けて配設された加熱装置と、
    (d)前記フィルムを冷却する冷却装置と、
    (e)前記第1のロールの温度を第1の温度にし、フィルムの温度を第2の温度にするための温度調整処理手段とを有することを特徴とするフィルム製造装置。
  2. 前記第1のロールは、弾性変形が可能な厚さを有し、熱伝導性の高い材料から成る請求項1に記載のフィルム製造装置。
  3. 前記第1のロールの外周面に転写型が形成される請求項1又は2に記載のフィルム製造装置。
  4. (a)前記第1、第2のロール間に、弾性変形が可能な厚さを有し、熱伝導性の高い材料から成るベルトが張設され、
    (b)該ベルトの外周面に転写型が形成される請求項1に記載のフィルム製造装置。
  5. 前記加熱装置は誘導加熱によって転写型を加熱する請求項1〜4のいずれか1項に記載のフィルム製造装置。
  6. 回転自在に配設された第1のロール、回転自在に配設され、第1のロールと共に、転写部を形成し、かつ、押出樹脂を挟んでフィルムを成形する第2のロール、前記第1のロールの回転方向における転写部より上流側に、第1のロールに向けて配設された加熱装置、及び前記フィルムを冷却する冷却装置を有するフィルム製造装置のフィルム製造方法において、
    前記第1のロールの温度を第1の温度にし、フィルムの温度を第2の温度にすることを特徴とするフィルム製造方法。
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