JP2008119831A - 返材ペレットの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フィルム製造時に発生する耳部返材24を積層処理し、ついで該積層処理した返材を断裁することを特徴とする返材ペレット27の製造方法。積層処理は、耳部返材を巻き取り回収する際に同時に行われる。
【選択図】図5
Description
1.フィルム製造時に発生する返材を積層処理し、ついで該積層処理した返材を断裁することを特徴とする返材ペレットの製造方法、
2.前記積層処理が、耳部返材を巻き取り回収する際に同時に行われることを特徴とする前記1記載の返材ペレットの製造方法、
3.前記積層処理が、有機溶媒による溶着であって、該有機溶媒に酸化防止剤または劣化防止剤から選ばれる少なくとも一種を含むことを特徴とする前記1記載の返材ペレットの製造方法、
によって達成された。
<返材>
本発明における返材とは、熱可塑性樹脂をTダイによりフィルムに成形したもののうち、何らかの理由で原料として再利用される部分のことを指し、後述の耳部も含まれるが、製造の繰り出し・終端に位置するフィルムの全幅部分、さらには傷やスジなどの外観上の問題で製品として不適合なフィルムなども含まれる。
<積層処理>
本発明における積層処理とは、断裁した耳部返材が断裁後も個々に離れず一体化しているように処理することを言い、加熱による融着処理、有機溶媒による溶着処理およびカッターとの摩擦発熱による溶着処理等が挙げられる。
<所定の大きさへの断裁処理>
返材をペレットに断裁する方法としては、短冊状にしてから直交方向に断裁し格子状とするいわゆるシュレッダー処理が簡便であるが、格子状で無くとも良く、曲線状、ハニカム形状であってもよい。またいわゆる粉砕機も使用可能であり、不定形のペレットでもよい。
<嵩密度>
本発明において、ヌードルが断裁されたペレットの嵩密度は、樹脂フィルムの原材料であるペレットの嵩密度に近いことが好ましい。一般的には、0.5〜1.1g/mlである。嵩密度をこの範囲にする調整法としては、本発明の積層処理が最も効果が大きいが、他に考慮する要因としてペレット形状の3方向の長さが0.5〜5mmの直方体または、それに類似する形状であることが好ましい。この長さに合わせて積層処理の積層数が定められる。
<ペレットの使用形態>
本発明の製造方法で得られた返材ペレットは、原材料ペレットと混合して使用される。混合される割合としては1〜60質量%であり、好ましくは5〜40質量%である。
<酸化防止剤、熱劣化防止剤>
酸化防止剤、熱劣化防止剤としては、通常知られているものを使用することができる。特に、ラクトン系、イオウ系、フェノール系、二重結合系、ヒンダードアミン系、リン系化合物のものを好ましく用いることができる。
<本発明のフィルムを構成するための樹脂>
本発明に係るフィルムは、樹脂を熱溶融することによって製造される。具体的には、樹脂としては、ポリエステル、ポリオレフィン、セルロースエステル等通常熱溶融によってフィルムを製造することができる樹脂が全て採用することができるが、特に、熱履歴の影響を受けやすいセルロースエステルに適用することで本発明の効果が大きく発揮される。
本発明のフィルムを形成するセルロースエステルとしては、トリアセチルセルロース(TAC)、ジアセチルセルロース(DAC)、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)、セルロースアセテートブチレート(CAB)、セルロースアセテートフタレート、セルロースアセテートトリメリテート、硝酸セルロース等のセルロースエステル類が挙げられる。
カラム: Shodex K806、K805、K803G(昭和電工(株)製を3本接続して使用した)
カラム温度:25℃
試料濃度: 0.1質量%
検出器: RI Model 504(GLサイエンス社製)
ポンプ: L6000(日立製作所(株)製)
流量: 1.0ml/min
校正曲線: 標準ポリスチレンSTK standard ポリスチレン(東ソー(株)製)Mw=1,000,000〜500迄の13サンプルによる校正曲線を使用した。13サンプルは、ほぼ等間隔に用いることが好ましい。
式(II) 0<Xac≦2.95
これらアシル基の置換度は、ASTM−D817−96に規定の方法に準じて測定することができる。アシル基で置換されていない部分は通常水酸基として存在している。これらのセルロースエステルは公知の方法で合成することができる。
<その他の添加剤>
本発明のセルロースエステルフィルムには、前記化合物以外に、通常のセルロースエステルフィルムに添加することのできる添加剤を含有させることができる。
<フィルムの製造方法>
<<フィルム構成材料の乾燥>>
フィルムを構成する樹脂、紫外線吸収剤、酸化防止剤等のフィルム構成材料は、溶融及び製膜工程において、揮発成分が少ないまたは発生しないことが求められる。これは加熱溶融時に発泡して、フィルム内部の欠陥やフィルム表面の平面性劣化を削減または回避するためである。
本発明に係るセルロースエステルフィルムは溶融流延によって形成される。加熱溶融する溶融流延による成形法は、さらに詳細には、溶融押出成形法、プレス成形法、インフレーション法、射出成形法、ブロー成形法、延伸成形法等に分類できる。これらの中で、機械的強度及び表面精度等に優れるフィルムを得るためには、溶融押し出し法が優れている。
実施例1
下記組成のフィルム構成材料を用いて、溶融流延によりセルロースエステルフィルムを作製した。
トリメチロールプロパントリベンゾエート 10質量部
IRGANOX−1010(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製) 0.5質量部
3−(3,4−ジメチルフェニル)−5,7−ジ−tert−Bu−3H−ベンゾフラン−2−オン及び3−(2,3−ジメチルフェニル)−5,7−ジ−tert−Bu−3H−ベンゾフラン−2−オン(異性体の約5.7:1混合物) 0.3質量部
Tinuvin928(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製) 1.8質量部
シリカ粒子200V(日本アエロジル社製) 5質量部
セルロースエステルを70℃、3時間減圧下で乾燥を行い室温まで冷却した後、添加剤を混合した。
本発明の試料の混合不均一性は、試料のブリッジの発生頻度によって評価した。試料ペレットA、Bおよび試料チップCをそれぞれマット剤無添加ペレットと2:8になるように混合し、その混合物を図6に示すような、入り口サイズ300mmφ、出口サイズ20mmφ、高さ500mmの円錐台ホッパーに、出口をスライド式のフタで閉じた後自然に詰め、バイブレーターで30秒振動を与えた後さらに入り口まで満たし、出口のフタを一気に開けた際に、ブリッジが発生し、自然落下が停止する回数を数えた。落下実験は、23℃55%RHの状態で24時間調湿後、その調湿条件と同じ条件の部屋において各試料について100回行った。結果を表1に示す。
実施例2
実施例1試料ペレットAの製造方法において、加熱ニップロールの前に、図7に示すように5質量%の”Sumilizer GM”を含ませたメチルアルコール塗布装置を設け、1μmの塗布膜厚で塗布したのち、ニップロールによって溶着し、乾燥させ、そののち断裁して試料ペレットDとした。また、”Sumilizer GM”を含ませない試料ペレットEも同時に作製した。いずれも嵩密度は0.8g/mlであった。
(イエローインデックスの測定方法:YI)
イエローインデックス(黄色度)は、JIS規格K7105−6.3に記載の方法で求められる。本発明におけるイエローインデックスは、日立製作所製分光光度計U−3200と付属の彩度計算プログラム等を用いて、色の三刺激値X、Y、Zを求め、以下の式に従ってイエローインデックスを求めることが出来る。
2 フィルター
3 スタチックミキサー
4 流延ダイ
5 回転支持体(第1冷却ロール)
6 挟圧回転体(タッチロール)
7 回転支持体(第2冷却ロール)
8 回転支持体(第3冷却ロール)
9、11、13、14、15 搬送ロール
10 セルロースアシレートフィルム
16 フィルム巻き取り装置
17 耳部
18 耳部返材巻き取り装置
19、25 加熱ニップロール
20 スリット用カッター
21 ヌードル
22 ペレット用カッターまたは粉砕機
23、27 ペレット
24 耳部返材巻
26 ペレット用粉砕機
28 溶媒塗布装置
29 乾燥機
Claims (3)
- フィルム製造時に発生する返材を積層処理し、ついで該積層処理した返材を断裁することを特徴とする返材ペレットの製造方法。
- 前記積層処理が、耳部返材を巻き取り回収する際に同時に行われることを特徴とする請求項1記載の返材ペレットの製造方法。
- 前記積層処理が、有機溶媒による溶着であって、該有機溶媒に酸化防止剤または劣化防止剤から選ばれる少なくとも一種を含むことを特徴とする請求項1記載の返材ペレットの製造方法。
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WO2013094576A1 (ja) * | 2011-12-22 | 2013-06-27 | 出光ユニテック株式会社 | 圧縮ペレット製造装置および圧縮ペレット製造方法 |
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JP2000137115A (ja) * | 1998-10-30 | 2000-05-16 | Konica Corp | フィルム、その製造方法、偏光板保護フィルム、及び偏光板 |
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