JP2008119554A - マーキングノズル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の吐出口を有するマーキングノズル装置の寸法を小さくし、各吐出口の間隔を狭めることを目的とする。
【解決手段】 貯留容器1と、吐出口5と、吐出口5を閉塞又は開口させるニードル弁6と、ニードル弁6を移動させる駆動手段7と、を有するノズルユニット50を複数備える。ニードル弁6の弁芯方向は、吐出口5からの塗料の吐出方向に対して傾斜している。吐出口5が隣り合って配置された一対のノズルユニット50のニードル弁6どうしの傾斜方向が互いに異なるように複数のノズルユニット50が配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マーキングノズル装置に関する。
一般に鋼材などへのマーキング表示は客先の要求仕様表示であると共に、工場内における現品識別の目的で使用しているために、鮮明な印字が要求される。
工場内の現品印字では主に作業者が現品識別を行うことから文字の大きさは上下の長さが40mm〜80mm程度が主流である。
マーキングの方式としては、1つのノズルをX−Y駆動機構により動作させることにより文字軌跡を与えながら所望のタイミングでノズルより塗料を吐出することにより印字する方式(シングルノズル方式)と、複数のノズルによりドットマトリクス方式で印字する方式(マルチノズル方式)がある。
図7は従来のシングルノズル方式のマーキングノズル装置1000を示す断面図、図8は図7の要部拡大図、図9はマーキングノズル装置1000を示す斜視図である。
図7に示すように、マーキングノズル装置1000は、本体部1000Aと、この本体部1000Aの上部より突出するように設けられた突出部1000Bと、この突出部1000Bに接続された電気配線1000Cと、を備えている。
本体部1000Aは、印字対象に対する吐出前の塗料を貯留する貯留容器1001を内部に備えている。
貯留容器1001の先端部はテーパー状に先細りしている。
この貯留容器1001の先端部及びその近傍部分は、ノズルチップ1003により構成されている。
ノズルチップ1003は、図8に示すように、外形及び内周が略円錐状に形成された中空形状をなしている。
ノズルチップ1003の先端には、貯留容器1001の内部から印字対象に向けて塗料を吐出する吐出口1005が形成されている。
貯留容器1001の内部には、吐出口1005を閉塞又は開口させるニードル弁1006が上下動可能に配設されている。
図7に示すように、突出部1000Bの内部には、ニードル弁1006を上下動させる駆動部1007が配設されている。
駆動部1007は、電気配線1000Cを介して印加される電流により磁界を発生させるソレノイド1008と、このソレノイド1008の内部に配置された磁性体からなる吸着体1009と、を備えて構成される。
ソレノイド1008に電流が印加されると、吸着体1009がニードル弁1006を吸着することにより該ニードル弁1006が上昇し、吐出口1005が開口する。
他方、ソレノイド1008への電流の印加を停止すると、ニードル弁1006は、重力に従って下降するか、或いは、図示しないバネなどの付勢手段による付勢に従って下降し、吐出口1005が閉塞する。
このように、駆動部1007によりニードル弁1006を上下動させることにより、吐出口1005を閉塞又は開口させることが可能となっている。
ここで、貯留容器1001内の塗料は所定の圧力で加圧されているため、吐出口1005が開くと該吐出口1005を介して塗料が吐出される。
また、本体部1000Aは、ノズルチップ1003の外周を覆うように配置されたエアーキャップ1011を備えている。
このエアーキャップ1011とノズルチップ1003との間には、所定の間隔が設定されている。この間隔は、アトマイズエアをノズルチップ1003の先端部に供給するアトマイズエア供給経路1012を構成している。
図9に示すように、本体部1000Aの上面には、塗料を貯留容器1001内に供給する配管(図示略)が接続される継ぎ手1014と、貯留容器1001から戻される塗料を排出する配管(図示略)が接続される継ぎ手1015と、アトマイズエアをアトマイズエア供給経路1012に供給する配管(図示略)が接続される継ぎ手1018と、が設けられている。
貯留容器1001内の塗料は、沈殿しないように常時循環される。すなわち、塗料は、所定の圧力にて継ぎ手1014より本体部1000A内の図示しない供給経路を介して貯留容器1001に供給される一方で、貯留容器1001内の塗料は本体部1000A内の図示しない排出経路及び継ぎ手1015を介して本体部1000A外に排出される。
次に、動作を説明する。
先ず、アトマイズエア供給経路1012に空気を連続供給開始する。
続いて、ニードル弁1006を動作させ所定のタイミングにて塗料を吐出し、印字対象にマーキングを行う。
ここで、ニードル弁1006を上昇させることにより吐出口1005より吐出された塗料は、アトマイズエア供給経路1012を介して吹き出されるアトマイズエアにより霧化されて、印字対象に向けて吐出される。
マーキングが終了すると、アトマイズエア供給経路1012にミスト(霧化させた浄水を含む空気)を供給し、ノズルチップ1003の先端部を洗浄する(例えば、1秒程度)。
続いて、アトマイズエア供給経路1012に供給する流体を空気に切り替える。これにより、スタンバイ状態となる。
図10は従来のマルチノズル方式のマーキングノズル装置2000を示す概略図である。
図10に示すマーキングノズル装置2000は、複数個のマーキングノズル装置1000(図7〜図9)を横に繋げたような概略構成となっている。
図10では、簡単のため、マーキングノズル装置2000の概略的な外形と、吐出口1005の配置のみを示している。
マーキングノズル装置2000におけるマーキング動作は、図10の矢印B方向にマーキングノズル装置2000を移動させながら、各吐出口1005から所望のタイミングで塗料を吐出することにより行う。
ここで、吐出口1005どうしの間隔Dは、突出部1000Bなどの寸法に依存するため、印字される文字のドット間の最小距離よりも間隔Dが長い場合には、図10に示すように吐出口1005の並び方向Cが移動方向に対して斜めとなるようにマーキングノズル装置2000を配置する必要がある。
しかしながら、従来のマルチノズル方式のマーキングノズル装置2000は、図10に示すように、複数個のシングルノズル方式のマーキングノズル装置1000を横に繋げたような構造であるため、寸法が大きいという問題や、吐出口1005どうしの間隔Dが突出部1000Bなどの寸法に依存するという問題がある。
このため、マーキングノズル装置2000の配置スペースが広くなってしまうという問題がある。
また、印字される文字のドット間の最小距離よりも間隔Dが長い場合には、図10に示すように吐出口1005の並び方向Cが移動方向に対して斜めとなるようにマーキングノズル装置2000を配置しなければならないため、マーキングノズル装置2000の配置スペースが広くなってしまうとともに、各吐出口1005からの塗料の吐出タイミングの演算が複雑になるという問題もある。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、複数の吐出口を有するマーキングノズル装置の寸法を小さくし、各吐出口の間隔を狭めることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のマーキングノズル装置は、印字対象に対する吐出前の塗料を貯留する貯留容器と、前記貯留容器の内部から印字対象に向けて塗料を吐出する吐出口と、前記貯留容器内に配設され、前記吐出口を閉塞又は開口させるニードル弁と、前記ニードル弁を前記吐出口を閉塞する方向及び開口させる方向に移動させる駆動手段と、を有するノズルユニットを複数備え、各ノズルユニットの吐出口より所望のタイミングで印字対象に向けて塗料を吐出するマーキングノズル装置において、前記ニードル弁の弁芯方向は、前記吐出口からの塗料の吐出方向に対して傾斜しており、前記吐出口が隣り合って配置された一対のノズルユニットのニードル弁どうしの傾斜方向が互いに異なるように、前記複数のノズルユニットが配置されていることを特徴としている。
本発明のマーキングノズル装置においては、前記吐出口が隣り合って配置された一対のノズルユニットのうち、一のノズルユニットのニードル弁の長手方向と、前記一のノズルユニットと吐出口が隣り合うノズルユニットのニードル弁の長手方向と、により略V字を形成するように、前記複数のノズルユニットが配置されていることが好ましい。
本発明のマーキングノズル装置においては、前記複数のノズルユニットの吐出口が同一直線上に並ぶように、前記複数のノズルユニットが配置されていることが好ましい。
本発明のマーキングノズル装置においては、一のノズルユニットのニードル弁の長手方向と、前記一のノズルユニットと吐出口が2つ隣りのノズルユニットのニードル弁の長手方向と、が略平行となるように、前記複数のノズルユニットが配置されていることが好ましい。
本発明のマーキングノズル装置においては、前記駆動手段は、前記ニードル弁に対して、前記吐出口とは反対側に配置されていることが好ましい。
本発明によれば、各ノズルユニットにおけるニードル弁の弁芯方向は、吐出口からの塗料の吐出方向に対して傾斜しており、吐出口が隣り合って配置された一対のノズルユニットのニードル弁どうしの傾斜方向が互いに異なるように複数のノズルユニットが配置されているので、ニードル弁が傾斜していない場合と比べてノズルユニットどうしの間隔を狭めて配置することができるとともに、各吐出口の間隔を狭めることができる。すなわち、従来のマルチノズル方式のマーキングノズル装置よりもコンパクトな構成とすることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係るマーキングノズル装置100の斜視図、図2はマーキングノズル装置100の側断面図、図3は図2の要部拡大図である。
図1に示すように、マーキングノズル装置100は、複数のノズルユニット50を備えている。
図2に示すように、各ノズルユニット50は、印字対象に対する吐出前の塗料を貯留する貯留容器1と、貯留容器1の内部から印字対象に向けて塗料を吐出する吐出口5と、貯留容器1内に配設され吐出口5を閉塞又は開口させるニードル弁6と、ニードル弁6を吐出口5を閉塞する方向及び開口させる方向に移動させる駆動部(駆動手段)7と、貯留容器1の先端部2及びその近傍部分を構成するノズルチップ3と、ノズルチップ3の外周を覆うように配置されたエアーキャップ11と、を備えている。
貯留容器1は、例えば、図2に示すように、先端側に向けて段階的に細くなる形状とされ、該貯留容器1の先端部2は図2及び図3に示すようにテーパー状に先細りしている。
この貯留容器1の先端部2及びその近傍部分の外周は、ノズルチップ3により構成されている。
すなわち、ノズルチップ3は、図2及び図3に示すように、外形が略円錐状に形成され、該ノズルチップ3には、貯留容器1における先端部2及びその近傍部分の外周を構成する中空部4が形成されている。
ノズルチップ3の先端には吐出口5が形成されている。
ニードル弁6は、貯留容器1の内部において、上下動可能に配設されている。
駆動部7は、電気配線100Cを介して印加される電流により磁界を発生させるソレノイド8と、このソレノイド8の内部に配設され磁性体からなる吸着体9と、を備えて構成されている。
また、ニードル弁6の上部には、磁性体からなる被吸着体10が設けられている。
ソレノイド8に電流が印加されると、吸着体9がニードル弁6上部の被吸着体10を引き寄せて吸着することにより、ニードル弁6が上昇し、吐出口5が開口する。
他方、ソレノイド8への電流の供給を停止すると、ニードル弁6は、重力に従って下降するか、或いは、図示しないバネなどの付勢手段による付勢に従って下降し、吐出口5が閉塞する。
このように、駆動部7によりニードル弁6を上下動させることにより、吐出口5を閉塞又は開口させることが可能となっている。
ここで、貯留容器1内の塗料は所定の圧力で加圧されており、吐出口5が開くと該吐出口5を介して塗料が吐出される。
また、エアーキャップ11とノズルチップ3との間には、所定の間隔が設定されている。この間隔は、アトマイズエア及びノズル外部洗浄ミストをノズルチップ3の先端部に供給するアトマイズエア供給経路12を構成している。
更に、ノズルチップ3の内部には、吐出口5の内部を洗浄するノズル内部洗浄ミスト(洗浄用流体)を吐出口5に供給する洗浄用流体供給経路13が形成されている。
図3に示すように、洗浄用流体供給経路13は、吐出口5の脇から該吐出口5に合流するような配置とされている。
ここで、図1に示すように、マーキングノズル装置100は、各ノズルユニット50に共通の本体部100Aと、この本体部100Aの上部より突出する各ノズルユニット50の100Bと、各突出部100Bに接続された電気配線100Cと、を備える。
図2に示すように、各突出部100B内には駆動部7が配置され、本体部100A内には、各ノズルユニット50の貯留容器1などが設けられている。
なお、各ノズルユニット50において、駆動部7は、ニードル弁6に対して、吐出口5とは反対側に配置されている。
図1に示すように、本体部100Aの側面には、塗料を本体部100A内に導入する導入口14と、塗料を本体部100A内より排出する排出口15と、ノズル内部洗浄ミストを本体部100A内に導入する導入口16と、ノズル外部洗浄ミストを本体部100A内に導入する導入口17と、アトマイズエアを本体部100A内に導入する導入口18と、が設けられている。
貯留容器1内の塗料は、沈殿しないように常時循環される。すなわち、塗料は、所定の圧力にて導入口14より本体部100A内に導入された後で各ノズルユニット50に分配され、各ノズルユニット50の貯留容器1に供給される一方で、各貯留容器1内の塗料は本体部100A内の図示しない排出経路に集約された後で排出口14を介して本体部100A外に排出される。
ノズル内部洗浄ミストは、導入口16より本体部100Aに導入された後で各ノズルユニット50に分配され、各ノズルユニット50の洗浄用流体供給経路13を介して各吐出口5に供給される。
ノズル外部洗浄ミストは導入口17より本体部100A内に導入され、アトマーズエアーは導入口18より本体部100A内に導入される。
ここで、図1の左側の導入口17、18より本体部100A内に導入されたノズル外部洗浄ミストとアトマイズエアは本体部100A内にて合流した後で、左側の2つのノズルユニット50に分配され、これらノズルユニット50のアトマイズエア供給経路12に至る。
同様に、図1の右側の導入口17、18より本体部100A内に導入されたノズル外部洗浄ミストとアトマイズエアは本体部100A内にて合流した後で、右側の2つのノズルユニット50に分配され、これらノズルユニット50のアトマイズエア供給経路12に至る。
図4は導入口16にノズル内部洗浄ミストを供給する経路20を示す図である。
図4に示すように、経路20は、浄水が流れる浄水経路21と、空気が流れる空気経路22と、ノズル内部洗浄ミストが流れるミスト経路23と、を備えている。
浄水経路21は、浄水が導入される浄水導入口24と、導入された浄水を減圧する減圧弁25と、減圧後の浄水の流量を調節する流量調節弁26と、浄水を供給する状態としない状態とに切り替える電磁弁27と、を備えている。
空気経路22は、空気が導入される空気導入口28と、導入された空気を減圧する減圧弁29と、減圧後の空気の流量を調節する流量調節弁30と、空気を供給する状態としない状態とに切り替える電磁弁31と、を備えている。
浄水経路21と空気経路22との合流点には、負圧を発生させることにより、浄水を霧化させてノズル内部洗浄ミストを発生させるエジェクター32が設けられている。
ミスト経路23には、逆流防止弁33が設けられている。
また、図示は省略するが、導入口17にノズル外部洗浄ミストを供給する経路も、図4に示す経路20と同様に構成されている。
図5はマーキングノズル装置100を吐出面(吐出口5が配置された面)側から見た図である。
図5に示すように、各ノズルユニット50の吐出口5は、同一直線上に一定間隔で配置されている。
なお、各吐出口5からの塗料の吐出方向A(図2参照)は、互いに同一となっている。
ここで、図1では一番手前側且つ図5では一番上側に示されるノズルユニット50(ノズルユニット50Aとする)の吐出口5(吐出口5Aとする)と、図1では手前から二番目且つ図5では上から二番目に示されるノズルユニット50(ノズルユニット50Bとする)の吐出口5(吐出口5Bとする)と、図1では手前から三番目且つ図5では上から三番目に示されるノズルユニット50(ノズルユニット50Cとする)の吐出口5(吐出口5Cとする)と、図1では手前から四番目(一番奥)且つ図5では上から四番目(一番下)に示されるノズルユニット50(ノズルユニット50Dとする)の吐出口5(吐出口5Dとする)は、この順に並んで配置されている。
また、図2及び図3に示すように、ニードル弁6の弁芯方向は、吐出口5からの塗料の吐出方向(吐出口5の中心線に等しい)Aに対して傾斜している。
すなわち、図2及び図3に示すニードル弁6は、上記ノズルユニット50Aのものであり、吐出方向Aに対して左に傾斜している。
これに伴い、ノズルユニット50Aの貯留容器1、突出部100B及び突出部100B内の駆動部7も、ニードル弁6と同じ角度で吐出方向Aに対して傾斜している。
更に、ノズルユニット50Aにおいては、ニードル弁6の傾斜に伴い、ノズルチップ3の肉厚が、ニードル弁6が傾斜した側(図2及び図3における左側)の部分では薄く、ニードル弁6が傾斜した側とは反対側(図2及び図3における右側)の部分では厚くなっており、この肉厚が厚い部分に、洗浄用流体供給経路13が形成されている。
このような構成としたことにより、ノズルチップ3に対する洗浄用流体供給経路13の加工スペースを拡大し、洗浄用流体供給経路13の加工を容易とすることができる。
また、図示は省略するが、上記ノズルユニット50Bは、図2及び図3に示すノズルユニット50Aとは左右対称とされている。
更に、図示は省略するが、上記ノズルユニット50Cは、ノズルユニット50Bとは左右対称とされている。
更に、図示は省略するが、上記ノズルユニット50Dは、ノズルユニット50Cとは左右対称とされている。
すなわち、ノズルユニット50Bのニードル弁6の傾斜方向はノズルユニット50Aのニードル弁6とは左右対称であり、ノズルユニット50Cのニードル弁6の傾斜方向はノズルユニット50Bのニードル弁6とは左右対称且つノズルユニット50Aのニードル弁6と同じ(平行)であり、ノズルユニット50Dのニードル弁6の傾斜方向はノズルユニット50Cのニードル弁6とは左右対称且つノズルユニット50Bのニードル弁6と同じ(平行)である。
このように、本実施形態では、ニードル弁6の弁芯方向は、吐出口5からの塗料の吐出方向Aに対して傾斜しており、吐出口5が隣り合って配置された一対のノズルユニット50(例えば、ノズルユニット50Aと50Bなど)のニードル弁6どうしの傾斜方向が互いに異なるように、複数のノズルユニット50が配置されている。
更に言えば、吐出口5が隣り合って配置された一対のノズルユニット50のうち、一のノズルユニット50(例えば、ノズルユニット50A)のニードル弁6の長手方向と、前記一のノズルユニット50と吐出口5が隣り合うノズルユニット50(例えば、ノズルユニット50B)のニードル弁6の長手方向と、により略V字を形成するように、複数のノズルユニット50が配置されている。
更に言えば、一のノズルユニット50(例えば、ノズルユニット50A)のニードル弁6の長手方向と、前記一のノズルユニット50とは吐出口5が2つ隣りに位置するノズルユニット50(例えば、ノズルユニット50C)のニードル弁6の長手方向と、が略平行となるように、複数のノズルユニット50が配置されている。
本実施形態では、各ノズルユニット50を上記のように配置することにより、各ノズルユニット50間の間隔を狭めて配置することができる。
すなわち、ノズルユニット50間の間隔は、突出部100Bなどの寸法に依存するが、上記のような配置とすることにより、隣り合うノズルユニット50の突出部100Bを、図1及び図5に示すように互い違いに配置することができる。
よって、隣り合うノズルユニット50の間隔を詰めて配置することができるため、マーキングノズル装置100の全体の寸法を縮小することができるとともに、各吐出口5の間隔を狭めることができる。
次に、以上のように構成されたマーキングノズル装置100の動作を説明する。
先ず、マーキング準備として各ノズルユニット50の洗浄用流体供給経路13を介して各吐出口5に空気を連続供給開始する。すなわち、電磁弁27を開く一方で電磁弁31を閉じた状態とする。
続いて、各ノズルユニット50のアトマイズエア供給経路12にアトマイズエアを連続供給開始する。
続いて、マーキングノズル装置100を印字対象に対して相対的に図5の矢印E方向に移動させながら、各ノズルユニット50のニードル弁6を所定のタイミングで動作させることにより、所定のタイミングで各吐出口5より塗料を吐出し、印字対象にマーキングを行う。
なお、ニードル弁6を上昇させることにより吐出口5より吐出された塗料は、アトマイズエア供給経路12を介して吹き出されるアトマイズエアにより霧化されて、印字対象に向けて吐出される。
マーキングが終了すると、各ノズルユニット50の洗浄用流体供給経路13を介して各吐出口5にノズル内部洗浄ミストを供給する。すなわち、電磁弁27を開いたままで電磁弁31を開くことにより、各吐出口5にノズル内部洗浄ミストを供給する。これにより、各吐出口5の内部が内部洗浄ミストにより洗浄される。なお、ノズル内部洗浄ミストの供給は、例えば、1秒程度行う。
同様に、各ノズルユニット50のアトマイズエア供給経路12にノズル外部洗浄ミストを供給することにより、各ノズルユニット50のノズルチップ3の先端部を洗浄する(例えば、2秒程度)。
続いて、各ノズルユニット50の洗浄用流体供給経路13に対するノズル内部洗浄ミスト及びアトマイズエア供給経路12に対するノズル外部洗浄ミストの供給を終了し、洗浄用流体供給経路13及びアトマイズエア供給経路12に対してそれぞれ空気を連続供給する状態とする。
これにより、スタンバイ状態となる。
ここで、本実施形態では、吐出口5どうしの間隔Dを従来よりも狭めることができているため、印字される文字のドット間の最小距離と間隔Dが等しければ、図5に示すように吐出口5の並び方向Cに対して直交する方向Eにマーキングノズル装置100を印字対象に対して相対的に移動させながらマーキングを行うことができる。
よって、マーキングノズル装置100の配置は、その吐出口5の並び方向Cが移動方向Eに対して直交するような配置で良く、マーキングノズル装置100の配置スペースを削減できると共に、各吐出口5からの塗料の吐出タイミングの演算が簡単となる。
以上のような第1の実施形態によれば、各ノズルユニット50におけるニードル弁6の弁芯方向は、吐出口5からの塗料の吐出方向に対して傾斜しており、吐出口5が隣り合って配置された一対のノズルユニット50のニードル弁6どうしの傾斜方向が互いに異なるように複数のノズルユニット50が配置されているので、ニードル弁6が傾斜していない場合と比べてノズルユニット50どうしの間隔を狭めて配置することができるとともに、各吐出口5の間隔を狭めることができる。すなわち、従来のマルチノズル方式のマーキングノズル装置よりもコンパクトな構成とすることができる。
〔第2の実施形態〕
第2の実施形態では、上記の第1の実施形態よりも印字される文字のドット間の最小距離を短くすることが可能な例を説明する。
図6は第2の実施形態に係るマーキングノズル装置200を吐出面(吐出口5が配置された面)側から見た図である。
図6に示すように、本実施形態に係るマーキングノズル装置200は、上記のマーキングノズル装置100(図1乃至図5)を複数(例えば、2つ)並べて配置したような構成をなしている。
すなわち、図6に示すように、マーキングノズル装置200は、例えば、2つのマーキングノズル装置100を吐出口5の並び方向Cにおいて、一のマーキングノズル装置100における吐出口5の間隔Dの半分だけ互いにずらして、隣り合わせて配置した構成となっている。
これにより、各吐出口5(例えば、8つの吐出口5)の並び方向Cにおける位置を全て異ならせることができるとともに、各吐出口5が、並び方向CにおいてD/2の間隔で配置することができる。
よって、印字対象に対して相対的に移動方向Eに移動させながらマーキングノズル装置200の各吐出口5から所望のタイミングで塗料を吐出することにより、第1の実施形態よりも印字される文字のドット間の最小距離を半分に短くすることができ、詳細な文字を印字することができるようになる。
以上のような第2の実施形態によれば、上記の第1の実施形態よりも印字される文字のドット間の最小距離を短くすることができ、詳細な文字を印字することができるようになる。
なお、上記の第1の実施形態では、ノズルユニット50が4つの例を説明したが、ノズルユニット50の数は2つ以上の任意の数とすることができる。
また、上記の第2の実施形態では、2つのマーキングノズル装置100を並べた構造を例示しているが、3つ以上のマーキングノズル装置100を、並び方向Cにおける各吐出口5の位置が重複しないように配置することにより、より一層詳細な文字を印字することも可能である。
第1の実施形態に係るマーキングノズル装置の斜視図である。 図1のマーキングノズル装置の側断面図である。 図2の要部拡大図である。 ノズル内部洗浄ミストを供給する経路を示す図である。 図1のマーキングノズル装置を吐出面(吐出口が配置された面)側から見た図である。 第2の実施形態に係るマーキングノズル装置を吐出面(吐出口が配置された面)側から見た図である。 従来のシングルノズル方式のマーキングノズル装置を示す断面図である。 図7の要部拡大図である 図7のマーキングノズル装置を示す斜視図である。 従来のマルチノズル方式のマーキングノズル装置を示す概略図である。
符号の説明
1 貯留容器
5 吐出口
6 ニードル弁
7 駆動部(駆動手段)
50 ノズルユニット
100 マーキングノズル装置
200 マーキングノズル装置

Claims (5)

  1. 印字対象に対する吐出前の塗料を貯留する貯留容器と、
    前記貯留容器の内部から印字対象に向けて塗料を吐出する吐出口と、
    前記貯留容器内に配設され、前記吐出口を閉塞又は開口させるニードル弁と、
    前記ニードル弁を前記吐出口を閉塞する方向及び開口させる方向に移動させる駆動手段と、
    を有するノズルユニットを複数備え、
    各ノズルユニットの吐出口より所望のタイミングで印字対象に向けて塗料を吐出するマーキングノズル装置において、
    前記ニードル弁の弁芯方向は、前記吐出口からの塗料の吐出方向に対して傾斜しており、
    前記吐出口が隣り合って配置された一対のノズルユニットのニードル弁どうしの傾斜方向が互いに異なるように、前記複数のノズルユニットが配置されていることを特徴とするマーキングノズル装置。
  2. 前記吐出口が隣り合って配置された一対のノズルユニットのうち、一のノズルユニットのニードル弁の長手方向と、前記一のノズルユニットと吐出口が隣り合うノズルユニットのニードル弁の長手方向と、により略V字を形成するように、前記複数のノズルユニットが配置されていることを特徴とする請求項1に記載のマーキングノズル装置。
  3. 前記複数のノズルユニットの吐出口が同一直線上に並ぶように、前記複数のノズルユニットが配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のマーキングノズル装置。
  4. 一のノズルユニットのニードル弁の長手方向と、前記一のノズルユニットと吐出口が2つ隣りのノズルユニットのニードル弁の長手方向と、が略平行となるように、前記複数のノズルユニットが配置されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のマーキングノズル装置。
  5. 前記駆動手段は、前記ニードル弁に対して、前記吐出口とは反対側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のマーキングノズル装置。
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