JP2008119216A - 椅子 - Google Patents
椅子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008119216A JP2008119216A JP2006305892A JP2006305892A JP2008119216A JP 2008119216 A JP2008119216 A JP 2008119216A JP 2006305892 A JP2006305892 A JP 2006305892A JP 2006305892 A JP2006305892 A JP 2006305892A JP 2008119216 A JP2008119216 A JP 2008119216A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat plate
- lever
- chair
- seat
- side edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Abstract
【解決手段】脚柱51の上端に取付けられ、側縁部11に平行な溝部12が上面に複数形成された座板取付け部材10と、溝部12に係合する突条21が下面に形成され、座30が上面に設けられた座板20とを有し、座板取付け部材10に対して座板20が、側縁部11と平行な方向に摺動可能とされた椅子1であって、座板取付け部材10には、側縁部11の少なくとも一部に複数の切り欠き部11aが形成され、座板20には、側縁部11と略直交する方向に直線状に摺動可能とされ、切り欠き部11aに係合する係合片100bが形成されたレバー100を備えたことを特徴とする椅子1である。
【選択図】図4
Description
このような前後の摺動機構を有する椅子には、一般的に、座の摺動位置を前後方向で調節する調節機構が備えられている(特許文献1〜2参照)。
また、特許文献2に記載の椅子は、座シェルに設けられ、該座シェルに対して可撓性を有するレバー片に形成された係合突片を、座支持体に形成された被係合部に係合可能とする係合機構を備えることによって、座支持体に対する座シェルの摺動を制限するものである。
しかし、特許文献1〜2に記載の椅子に備えられた係合機構によって、座板取付け部材と座板との確実な係合をなすためには、座板取付け部材と座板との係合時及び解除時の「変位」を大きく採る必要が生じる。すなわち、切り欠き部から回動軸までの距離を長くする構成や、回動変位を大きくする必要がある。
ここで、切り欠き部から回動軸までの距離を長くする構成を採用した場合、摺動機構のボリュームが増大し、設置するためのスペースを多分に要し、結果として摺動機構の小型化を妨げる結果となっていた。
また、回動変位を大きくする場合には、操作量が増大し、握力を維持することが必要になるなど、操作性が悪くなる結果となっていた。特に、レバー部材の可撓性を利用して係合動作を行う特許文献2に記載の調節機構は、構造を簡略化させた結果として、確実な係合が行われない可能性が高く、操作性が低い。
したがって、操作性が高く、コンパクトな座の摺動機構を備えた椅子は未だ実現されておらず、その提供が望まれているのが現状である。
<1> 脚柱の上端に取付けられた座板取付け部材と、座が上面に設けられ、前記座板取付け部材に対して、前後方向に移動可能とされた座板とを有する椅子であって、
前記座板取付け部材の側縁部の少なくとも一部に複数の切り欠き部が形成され、前記座板には、前記前後方向と略直交する方向に直線状に移動可能とされ、前記切り欠き部に係合する係合片が形成されたレバーを備えたことを特徴とする椅子である。
該<1>に記載の椅子においては、切り欠き部に対して係合片が係合している部分だけ、レバーを直線的に移動させればよいので、回動動作によって切り欠き部と係合片との係合を解除する構造よりも操作量が少なくなる。
また、レバーの可動分だけのスペースさえ確保されていればよいので、回動軸を中心にレバーを回動させる移動機構よりも設置スペースを少なくすることができ、結果として椅子に設置する移動機構が占めるスペースがコンパクトとなる。
また、前後方向に略直交する方向に移動するように設置された部材が、レバーだけであるため、部品点数が少なく、結果として組み立てが容易となる。
更に、引っかかっているものを引っ張るといった動作が行われるので、操作者に直感的な操作感を与えることができる。
なお、前記座板取付け部材に対する座板の前後方向の移動の態様としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記座板取付け部材に対して座板が前後方向に摺動する態様が好ましい。同様に、前記レバーの移動の態様としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、座板に対して前後方向に略直交する方向に摺動する態様が好ましい。
<2> 座板取付け部材の上面に、複数の溝部が側縁部に平行な方向に形成され、座板には、前記溝部に係合する突条が下面に形成され、前記溝部に対して前記突条が摺動することによって、前記座板取付け部材に対して前記座板が前後方向に摺動可能とされた前記<1>に記載の椅子である。
該<2>に記載の椅子においては、前記溝部をガイドとして前記突条が摺動するので、前記座板取付け部材に対して前記座板がスムーズに摺動し、使用者の使用感を快適にすることができる。
<3> 切り欠き部に対して係合片が係合する方向にレバーを付勢する弾性体が設けられた前記<1>から<2>のいずれかに記載の椅子である。
該<3>に記載の椅子においては、切り欠き部に対して係合片が係合する方向にレバーを付勢する弾性体が設けられたことによって、使用者がレバーを引っ張った後、該レバーを元の状態に戻す応力が発生するので、使用者は、前記レバーを引っ張るだけでよく、使用者の操作性が向上する。
<4> 側縁部方向に開口した開口部が座板に形成され、該開口部にレバーが収納されている前記<1>から<3>のいずれかに記載の椅子である。
該<4>に記載の椅子においては、前記座板の側縁部を開口して、前記レバーを収納する形態となるので、前記開口部を前記レバーの設置するためのスペースとして有効に利用することができる。
<5> 座板取付け部材は、座板に形成された突条と、該座板の側縁部に形成された爪部とによって、座板に対して摺動可能に挟持されている前記<1>から<4>のいずれかに記載の椅子である。
該<5>に記載の椅子においては、座板取付け部材の上面が、座板に形成された突条に当接し、座板取付け部材の側縁部の下面が、座板の側縁部に形成された爪部とに当接することによって、座板取付け部材が座板によって挟持されることとなるので、座板取付け部材に対して座板を摺動させる際に、該座板が容易に外れることがなく、スムーズに摺動させることができる。
なお、本明細書において、「前後方向」とは、本発明に係る椅子に使用者が着座したときの目線方向を「前方向」として規定している。また、背凭れ部を備えた椅子にあっては、該「背凭れ部」を「後方向」として規定する。
図1は、本実施形態の椅子の構成を示す分解斜視図である。図1に示すように、本実施形態の椅子1は、脚50を下端に備えた脚柱51の上端部に取付けられた座板取付け部10と、座板取付け部材10に対して前後方向に摺動可能に設置され、上面に座30が設置された座板20とを有している。
図2A、及び図2Bに示すように、座板取付け部材10の上面には、座板取付け部材10の側縁部11と平行な方向(前後方向)に2つの溝部12が形成されている。
また、座板20の下面には、溝部12に対向するように、下方に突出した突条21が形成されている。
更に、座板20の側縁部22には、一方の側縁部22から他方の側縁部22に向かって突出した爪部22aが複数形成されており、該爪部22aは、座板取付け部材10の側縁部11の下面を支持している。
したがって、座板20に設けられた突条21と、爪部22aとによって挟持された座板取り付け部材10は、該座板取付け部材10の上面に形成された溝部12をガイドにして、座板20の下面に形成された突条21が当接し、摺動することによって、座板取付け部材10に対して座板20が前後方向に摺動可能とされている。
なお、座板20の左側面には、レバー100(図示せず)を収納するために左方向に開口した収納部23が形成されている。
また、図示はしていないが、座板20の強度を補うために、座板20の下面にリブ材を形成してもよい。
図3Aに示すように、本実施形態の椅子の座板20の裏面には、前後方向に2対4本の突条21が形成されている。
また、座板20の両側の側縁部22,22には、互いに対向する方向に突出している爪部22aが前後方向に複数形成されている。
また、座板20の左側の側縁部22、及び該側縁部22に沿って形成された1対の突条21を略直交する方向で分断するように、収納部23が形成されている。
この収納部23には、収納されたレバー100に設けられた弾性体当接部100cとともに弾性体101を付勢するために弾性体101を固定設置する上面視コの字形状の弾性体当接部23aと、レバー100を摺動可能に保持するための保持部材23bとが設けられている。なお、上記コの字形状は、分断された側縁部22とは反対方向に開口するように形成されている。
一方、レバー100は、前方又は後方からの側面視でL字形状に屈曲した把持部100aが一方の端部に形成されている。レバー100は、把持部100aが座板20の下面方向に屈曲する形態をなす方向に収納部23に設置される。
レバー100の他方の端部には、少なくとも把持部100aが屈曲する方向と反対方向に開口する収納部100dが形成されている。
弾性体101は、レバー100の収納部100dに収納され、該収納部100dにおける前記他方の端部側の側面(弾性体当接部100c)と、収納部23の弾性体当接部23aとに挟まれて設置される。なお、収納部100dは、弾性体当接部23a及び弾性体101を収納できるだけのボリュームを有している。
具体的には、座板20の下面に設けられた(コの字形状をなす)弾性体当接部23aの少なくとも一部を収納部100dが収納する態様で、収納部23にレバー100を設置し、座板20の下面において、突条21が延びる方向に動きを制限する位置に設置された1対の保持部材23bによって、レバー100を保持することによって、突条21が延びる方向と略直交する方向に、レバー100が摺動可能に設置されることとなり、結果として、レバー100の下面に設けられた係合片100bが、突条21が延びる方向と略直交する方向に摺動可能に設置されることとなる。
なお、レバー100の摺動の変位は、該摺動方向におけるレバー100の収納部100dの長さを調節することによって変化させることができ、この長さに応じた弾性力を有する弾性体101を採用することが好ましい。
図4に示すように、座板取付け部材10は、その側縁部11が座板20の側縁部22に形成された爪部22aの上側に嵌め込まれるとともに、側縁部11と平行に延びる2本の溝部12,12に対して、座板20の下面に側縁部22と平行に延びるようにして形成された2対の突条21,21が当接することで、座板取付け部材10に対し、座板20が前後方向に摺動可能とされる。このとき、座板取付け部材10の上面(溝部12)は、座板20の突条21に当接し、座板取付け部材10の下面(側縁部11)は、座板20の爪部22aに当接しているので、座板取付け部材10の上面及び下面は、座板20に挟持された状態で設置されていることとなる。このように、座板取付け部材10が座板20に挟持されていることによって、座板取付け部材10に対する座板20の前後方向の摺動動作がスムーズに行われる。
また、一方(例えば左側)の側縁部22及び該側縁部22近傍の突条21を分断して、側縁部22と略直交する方向(前後方向に略直交する左右方向)に摺動可能に設置されたレバー100には、その下面に係合片100bが形成されているので、レバー100の摺動によって、座板取付け部材10の側縁部11に形成された切り欠き部11aに対して係合片100bを係合させたり、その係合を解除させたりすることができる。
次に、本実施形態において、座板取付け部材10に対して座板20を摺動させ、使用者の任意の位置で座板を固定する動作機構について図5〜7を参照して以下に説明する。
また、図5Bは、図5Aにおいて、座板取付け部材10の下面方向から示した平面図である。また、図5Cは、図5BのA−A断面図である。
図5Aに示すように、初期状態として、係合片100bが切り欠き部11a1に係合している。このような状態のとき、切り欠き部11a1に係合した係合片100bが、座板20の前後方向への動きを制限しているため、座板取付け部材10に対する座板20の前後方向への摺動は制限され、使用者が座っている座30(座板20)は、座板取付け部材10に対して固定されていることとなる。
このとき、図5B及び図5Cに示すように、座板20の下面に設けられた弾性体当接部23aと、レバー100に設けられた弾性体当接部100cとの間に挟まれた弾性体101は、弾性体当接部23aに対してよりも、レバー保持部材23bに沿って左右方向に摺動可能とされたレバー100に設けられた弾性体当接部100cに対して強く付勢するため、レバー100が座板20の内方(椅子1の左側に取り付けられたレバー100における右側の方向)に移動することとなり、結果として、レバー100に設けられた係合片100bが切り欠き部11a1に付勢し、係合している状態となっている。
また、図6Bは、図6Aにおいて、座板取付け部材10の下面方向から示した平面図である。また、図6Cは、図6BのA−A断面図である。
次に、使用者が、把持部100aを摘んで、図5Aに示す矢印方向にレバー100を外方(椅子1の左側に取り付けられたレバー100における左側の方向)に引いたときには、図6Aに示すように、切り欠き部11a1に係合していた係合片100bが、切り欠き部11a1から離脱し、係合片100bと切り欠き部11a1との係合状態が解除される。このような状態のとき、係合片100bが切り欠き部11a1に係合していないため、座板20の前後方向への動きが制限されなくなり、座板取付け部材10に対して座板20は、前後方向へ摺動可能となる。
このとき、図6B及び図6Cに示すように、座板20の下面に設けられた弾性体当接部23aと、レバー100に設けられた弾性体当接部100cとの間に挟まれた弾性体101は、レバー100がレバー保持部材23bに沿って外方に引かれた(摺動された)ことにより、弾性体当接部23aと弾性体当接部100cとの最小距離を限度として縮ませられる。
ここで、前記「弾性体当接部23aと弾性体当接部100cとの最小距離」とは、本実施形態のように、レバー100に設けられた弾性体当接部100cにおける、係合片100bと切り欠き部11a1との係合状態が解除される方向側に弾性体101の一端を設置し、弾性体当接部100cと対向する位置(係合片100bと切り欠き部11a1との係合状態が解除される方向側)に弾性体当接部23aを配置して該弾性体当接部23aに弾性体101の他端を設置するような構成をなした場合、弾性体101は、弾性体当接部23aと、弾性体当接部100cとが当接するまで縮められる。これは、レバー100を外方へ引っ張る(摺動させる)限度でもある。
なお、他の実施形態として、係合片100bと切り欠き部11a1との係合状態が解除される方向側にレバー100を引っ張ったとき、弾性体101が伸びるような設置態様を採用してもよい。このような構成を採用した場合には、弾性力の異なる弾性体101を選択するなどして、レバー100を引っ張る変位を変化させることもできる。
図7に示すように、その後、使用者がレバー100を外方に引っ張った状態で、座板20を座板取付け部材10に対して前方に摺動させ、係合片100bと、切り欠き部11a2とが対向する位置で、レバー100に対する外方への付勢を止めた場合、弾性体当接部23aと、弾性体当接部100cとの間で縮まっていた弾性体101は、その弾性力によって、弾性体当接部23aに対してよりも、レバー保持部材23bに沿って左右方向に摺動可能とされたレバー100に設けられた弾性体当接部100cに対して強く付勢し、レバー100を座板20の内方に摺動させ、結果として、レバー100に設けられた係合片100bが切り欠き部11a2に付勢し、係合している状態となる。
本発明に係る椅子は、座板受け部材10に対して座板20を摺動させるにあたって、レバー100の係合片100bが、切り欠き部11aに係合することによって、所定の位置で座板20を固定する機能を有するものであるが、座板20に対して座板受け部材10の摺動範囲を制限する機能を備えた摺動範囲制限部材24が座板20に設けられている(図3A〜B参照)。
以下、本実施形態における摺動範囲制限部材について図面を用いて説明する。図8A〜Bは、本発明に係る椅子の一実施形態において、摺動範囲制限部材を機能させて、座板受け部材10に対する座板20の後方移動規制位置としたときの態様を示す下方平面図、及び下方斜視図であり、図8C〜Dは、図8Aの摺動範囲制限部材における前後方向の部分断面図、及び断面図である。
また、図9A〜Bは、本発明に係る椅子の一実施形態において、摺動範囲制限部材を機能させて、座板受け部材10に対する座板20の前方移動規制位置としたときの態様を示す下方平面図、及び下方斜視図であり、図9C〜Dは、図9Aの摺動範囲制限部材における前後方向の部分断面図、及び断面図である。
具体的には、切り欠き部11aの形成位置よりも後方に、左右方向一対に形成された切り欠き部11bの前端部が、側壁部22において上方向に立設された壁部22bに当接するまで、座板受け部材10は、座板20に対して前方に摺動することが可能とされた構成をなしている。
一方、座板20において、レバー100が形成された側とは反対側の1対の突条21,21(図示せず)の間には、左右方向でレバー100に対称的な位置に、摺動範囲制限部材24が設けられている。
また、座板受け部材10の溝部12において、座板20における摺動範囲制限部材24の設置位置に対応する位置に、座板受け部材10を上下方向に貫通する開口部13が形成されている。
摺動範囲制限部材24は、一端のみが座板受け部材20の下面に接続され、他端が前方に延設された本体部24aと、該本体部24aの下方に形成され、後方から前方に向かって下方に傾斜した傾斜面と、該傾斜面の前方側において本体部24aの下方に略直角に立設された係止面とを有する係止部24bと、本体部24aの他端に接続され、使用者によって座板受け部材20の下面側に押圧することによって係止部24bを上下方向に揺動せしめる押圧部24cとを有している。
摺動範囲制限部材24のうち、係止部24b、及び押圧部24cは、開口部13から露出しており、特に、係止部24bの少なくとも一部は、開口部13から下方に突出している。なお、押圧部24cは、座板受け部材10の摺動動作を妨げないように設置されている。
このようにして、摺動範囲制限部材24の係止部24bが、開口部13に遊嵌しているため、座板受け部材10は、突条21(図示せず)と、爪部22aとによって上下方向の動きが制限され、壁部22bと、切り欠き部11bとによって前方への摺動範囲が制限され、後方への摺動範囲にあっては、図9A〜Dに示すように、開口部13の前方の端面が、係止部24bの係止面によって係止されることによって制限される。
また、本発明に係る椅子1の座板20に設けられた摺動範囲制限部材24は、座板受け部材10の摺動範囲の制限に付随する機能として、座板受け部材10から座板を離脱させる機能も備えている。
以下、本実施形態における摺動範囲制限部材による座板の離脱機構について図面を用いて説明する。
図10は、本発明に係る椅子の一実施形態において、摺動範囲制限部材によって離脱機構を機能させて、座板受け部材から座板を離脱可能としたときの態様を示す下方斜視図である。
前述のように、摺動範囲制限部材24の係止部24bが、開口部13に遊嵌しているときには、図8A〜D、及び図9A〜Dに示すように、座板20に対する座板受け部材10の前後方向の摺動範囲は、切り欠き部11bが壁部22bに当接し、座板受け部材10がこれ以上前方に移動することを規制する前方移動規制位置(座板受け部材10に対する座板20の後方移動規制位置)と、開口部13の前方の端面が、係止部24bの係止面によって係止され、座板受け部材10がこれ以上後方に移動することを規制する後方移動規制位置(座板受け部材10に対する座板20の前方移動規制位置)との間に制限される。
ここで、図9A〜Dに示す、開口部13の前方の端面が、係止部24bの係止面によって係止された状態(座板20に対して座板受け部材10が後方移動規制位置にある状態)において、開口部13から露出し、係止部24bを上下方向に揺動可能な押圧部24cを、座板20の下面方向に押圧することにより、開口部13の前方の端面と、係止部24bの係止面とによる係合が解除され、図10に示すように、座板20に対して座板受け部材10が後方に摺動する制限がなくなり、座板受け部材10から座板20を離脱させることができる。
また、レバー100に設けられた係合片100bと、切り欠き部11aとの係合状態を調節し、これによる座板取付け部材10に対する座板20の摺動位置の調節を、レバー100を摺動させるだけで可能としたので、操作性が向上する。
また、本発明の椅子1に設けられたレバー100は、左右方向への直線的な摺動動作によって、前後方向に摺動可能な座板20を、所定の位置で固定する調節機構をなしているため、上述のように小型化され、動作対象である座板20の下側においてコンパクトに設置することができ、レバー100を使用するとき以外には目立たず、他の調節機構の操作部材と明確に区別できるので、結果として、誤操作を防止することができる。
更に、本発明の椅子1に設けられたレバー100は、椅子の大きさに応じて、長さ方向(レバー100の摺動方向)の寸法や、係合片100bの位置を変更することで、レバー100を片手で操作するのに任意かつ適切な位置に配置することができるので、椅子の大きさにかかわらず高い操作性が維持される。
10 座板受け部材
11 座板受け部材の側縁部
11a 切り欠き部
12 溝部
13 開口部
20 座板
21 突条
22 座板の側縁部
22a 爪部
23 収納部
23a 弾性体当接部
23b レバー保持部材
24 摺動範囲制限部材
30 座
40 背凭れ部
41 背クッション
42 インナー部材
43 アウター部材
44 背支柱
50 脚
51 脚柱
100 レバー
100a 把持部
100b 係合片
100c 弾性体当接部
100d 収納部
101 弾性体(コイルばね)
Claims (3)
- 脚柱の上端に取付けられた座板取付け部材と、座が上面に設けられ、前記座板取付け部材に対して、前後方向に移動可能とされた座板とを有する椅子であって、
前記座板取付け部材の側縁部の少なくとも一部に複数の切り欠き部が形成され、前記座板には、前記前後方向と略直交する方向に直線状に移動可能とされ、前記切り欠き部に係合する係合片が形成されたレバーを備えたことを特徴とする椅子。 - 座板取付け部材の上面に、複数の溝部が側縁部に平行な方向に形成され、座板には、前記溝部に係合する突条が下面に形成され、前記溝部に対して前記突条が摺動することによって、前記座板取付け部材に対して前記座板が前後方向に摺動可能とされた請求項1に記載の椅子。
- 切り欠き部に対して係合片が係合する方向にレバーを付勢する弾性体が設けられた請求項1から2のいずれかに記載の椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006305892A JP5106831B2 (ja) | 2006-11-10 | 2006-11-10 | 椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006305892A JP5106831B2 (ja) | 2006-11-10 | 2006-11-10 | 椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008119216A true JP2008119216A (ja) | 2008-05-29 |
JP5106831B2 JP5106831B2 (ja) | 2012-12-26 |
Family
ID=39504622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006305892A Expired - Fee Related JP5106831B2 (ja) | 2006-11-10 | 2006-11-10 | 椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5106831B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010094365A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Okamura Corp | 椅子 |
JP2010094364A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Okamura Corp | 椅子 |
JP2010094362A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Okamura Corp | 椅子 |
JP2010094363A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Okamura Corp | 椅子 |
GB2470068A (en) * | 2009-05-08 | 2010-11-10 | Simclar Seating Technologies L | Horizontally sliding seat with means to prevent unintentional separation of the sliding seat from a base support |
KR101085025B1 (ko) * | 2009-07-09 | 2011-11-18 | 송완수 | 의자의 좌판 |
JP2015084859A (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | コクヨファニチャー株式会社 | 椅子 |
JP2015084860A (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | コクヨファニチャー株式会社 | 椅子 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1146913A (ja) * | 1997-08-08 | 1999-02-23 | Kurogane Kosakusho Ltd | 座板の前後動調節装置 |
JPH11113669A (ja) * | 1997-10-20 | 1999-04-27 | Fuji Kiko Co Ltd | 自動車用シート |
JP2004049655A (ja) * | 2002-07-22 | 2004-02-19 | Okamura Corp | 椅子における座の前後摺動装置 |
-
2006
- 2006-11-10 JP JP2006305892A patent/JP5106831B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1146913A (ja) * | 1997-08-08 | 1999-02-23 | Kurogane Kosakusho Ltd | 座板の前後動調節装置 |
JPH11113669A (ja) * | 1997-10-20 | 1999-04-27 | Fuji Kiko Co Ltd | 自動車用シート |
JP2004049655A (ja) * | 2002-07-22 | 2004-02-19 | Okamura Corp | 椅子における座の前後摺動装置 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010094365A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Okamura Corp | 椅子 |
JP2010094364A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Okamura Corp | 椅子 |
JP2010094362A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Okamura Corp | 椅子 |
JP2010094363A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Okamura Corp | 椅子 |
GB2470068A (en) * | 2009-05-08 | 2010-11-10 | Simclar Seating Technologies L | Horizontally sliding seat with means to prevent unintentional separation of the sliding seat from a base support |
KR101085025B1 (ko) * | 2009-07-09 | 2011-11-18 | 송완수 | 의자의 좌판 |
JP2015084859A (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | コクヨファニチャー株式会社 | 椅子 |
JP2015084860A (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | コクヨファニチャー株式会社 | 椅子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5106831B2 (ja) | 2012-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5106831B2 (ja) | 椅子 | |
US7364235B2 (en) | Chair with an adjustable backrest | |
WO2013065816A1 (ja) | 椅子 | |
US9414684B2 (en) | Tilting type chair | |
JP6326769B2 (ja) | 椅子 | |
US20200148079A1 (en) | Child safety seat | |
JP2015093091A (ja) | 椅子 | |
JP2013022078A (ja) | ロッキング椅子 | |
JP6287948B2 (ja) | 椅子 | |
JP5453631B2 (ja) | 椅子 | |
JP6518073B2 (ja) | 椅子 | |
JP4773801B2 (ja) | ロッキング装置のロック機構 | |
JP2018043716A (ja) | シートトラック | |
JP6040566B2 (ja) | 椅子 | |
JP6326770B2 (ja) | 椅子 | |
JP5311369B2 (ja) | 椅子 | |
WO2015146352A1 (ja) | 乗物用シートのテーブル | |
JP6358166B2 (ja) | 椅子 | |
JP5855907B2 (ja) | 椅子 | |
JP2014070671A (ja) | 枢軸へのレバーの取り付け方法および構造、並びにその構造を備える家具および椅子 | |
JP2005287724A (ja) | 車両用シートのアームレスト | |
JP2023180489A (ja) | 椅子 | |
JP2003245153A (ja) | 椅子のガススプリング操作装置 | |
JP2010094365A (ja) | 椅子 | |
JP6040567B2 (ja) | 椅子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091102 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120308 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120327 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120911 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121003 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5106831 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |