JP2008118470A - 通信サービス継続システム、通信サービス継続方法、およびそのプログラム - Google Patents

通信サービス継続システム、通信サービス継続方法、およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信サービスを実行中の移動体端末で、通信サービスの実行状態を維持しつつ通信データの欠落を抑制して、利用する通信網の切替えを行うようにすること。
【解決手段】並列に設けられた通信網5,6,7を介して通信サービスを提供するサーバ2と、前記通信網5,6,7のうちの一方の通信網を利用して当該通信サービスを利用する移動体端末1とにおいて、前記移動体端末1が、通信サービスの実行状態を維持しつつ他方の通信網を並行して稼動して複製した同一内容の情報をそれぞれの通信網を介して送信すると共に利用中の一方の通信網を他方の通信網へ切替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信サービス継続システムにかかり、特に、通信サービスを利用するための通信手段をその場に応じて選択切替え可能とする通信サービス継続システム、その通信サービス継続方法、およびそのプログラムに関する。
従来、情報通信に関する通信サービスでは、例えば固定電話のための通信網は固定電話網、携帯電話のための通信網は移動通信網(W-CDMA、PDCP、GPRS等)、コンピュータ等によるデータ通信のためのデータ通信網(無線LANのIEEE802.11、ADSL、ISDN等)のように端末の特性やサービスの内容に応じた通信網が個別に構築されている。
一方、コンピュータが高性能化され、小型化されることによって端末が多様化し、ネットワークもブロードバンド化されることによって、IPなどのデータ通信網によって情報量の多い音声や映像を伝達することが可能となっている。
このような情報技術や通信技術の変化によって、固定電話網や移動体通信網、データ通信網の構造上の境が低くなってきていることに伴い、一般ユーザに複数の通信手段を備える端末機の必要性が高まり、通信網の境を越えて利用できる通信サービスの必要性が高まっている。
ところで、無線接続通信システムにあっては、基地局を切替えるハンドオーバ時における通信データの紛失を防止する方法の一例が、従来より一般によく知られている(特許文献1)。
しかしながら、この従来の技術は、移動通信網におけるハンドオーバの実施に限定された技術であって、利用する通信網それ自体を切替える方法として適用することはできない。
特開2003−153327公報
前述した従来例にあっては、複数の通信手段を備える移動体端末において通信サービスを実行しながら通信手段および通信網を切替える場合、一旦実行中の通信サービスを終了して新たに使用する通信手段で通信コネクションを構築しなければならず、通信サービスの実行を維持した形で通信手段を切替えることができないという不都合が生じていた。
又、前述した従来例にあっては、ある通信手段を使用する通信コネクションを利用した通信サービスの実行状態を維持して別の通信手段へ切替えた場合、通信データの欠落や遅延が避けられないという不都合が生じていた。
具体的には、携帯電話網を介して通信サービス利用していた移動体端末ユーザが、より高速大容量通信が可能な社内等の無線LANとの接続が可能となった場合や、逆に社内LANで光ファイバー網を介して通信サービス利用中に社外で携帯電話網を介して継続して通信サービスを利用したい場合などに、利用中の通信サービスの実行を維持しつつ通信手段を切替えることは、前述したデータ欠落事故等の発生を回避できないため、事実上不可能となっていた。
[発明の目的]
本発明は、上記従来例の有する不都合を改善し、複数の通信手段を備える移動体端末の利用者が、通信サービスを実行中に当該通信サービスに係るデータの欠落や遅延を生じることなく、その場に応じた通信手段を選択し切替えることを可能とした通信サービス継続システムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる通信サービス継続システムでは、通信サービスを提供するサーバと、このサーバと並列に設けられた通信網を介して接続される移動体端末とを備えた通信サービス継続システムにおいて、前記移動体端末が、一方の通信網を利用した前記サーバとの通信状態を維持しつつ他方の通信網を稼動状態に設定すると共に、前記サーバに送信する送信情報を複製して同一内容の情報を前記一方及び他方の通信網を介して送信する複製情報送信機能を有する送信情報加工装置を備え、この送信情報加工装置が、前記サーバとの通信状態を維持しつつ利用中の一方の通信網を他方の通信網へ切替える通信網切替機能を備えていることを特徴としている(請求項1)。
これによって、移動体端末側で、例えばクライアントアプリケーションのような通信サービスを実行中で且つサーバに向けてデータ送信時に、実行中の通信サービスを終了、切断することなく通信網及び通信手段を切替えを行うことができると共に、実行中の通信サービスを継続して利用することができる。このため移動体端末のユーザは、通信サービスの実行を継続した状態で場面に応じて最適な通信手段を選択し切替えることができる。
ここで、前記サーバについては、前記一方及び他方の通信網を介して受信する同一内容の受信情報から一連の情報を合成する受信情報合成機能を有する受信情報加工装置を備えた構成としてもよい(請求項2)。
これにより、移動体端末から並列に供えられた通信網を介して送信された同一内容の複数情報は、受信したサーバ内の合成復元処理されることにより、前記移動体端末で生成された元の情報の形に復元され、サーバに伝えられる。
又、前記移動体端末側の送信情報加工部には、前記サーバが提供する通信サービスを実行する通信サービス実行手段を併設してもよい(請求項3)。
これにより、移動体端末とサーバとの間で行われる通信動作とは別に通信サービスやクライアントアプリケーションプログラムの実行を行うことができ、通信動作にかかる処理の迅速化及び安定化と通信サービスの実行動作の安定化が可能となる。
更に、前記移動体端末の通信サービス実行手段については、前記送信情報加工装置内に送信情報に対応した一又は二以上の送信情報加工部を設定する送信情報加工装置設定機能を備えた構成としてもよい(請求項4)。
これにより、同時並行して複数の通信情報に対する加工処理が行えると共に、生成される通信情報に対応した送信情報加工部が設定されるので、システム全体としての処理負担を低減でき、通信効率を向上させることができる。
又、前記サーバが、前記移動体端末に送信する送信情報を複製して同一内容の情報を前記一方及び他方の通信網を介して送信する複製情報送信機能を有する送信情報加工部を備え、前記移動体端末が、前記サーバから送られて来る同一内容の情報から一連の情報を合成する受信情報合成機能を有する受信情報加工部を備えた構成としてもよい(請求項5)。
これにより、サーバから送信された同一内容の情報は、これを受信した移動体端末で行われる合成復元処理により前記移動体端末で生成された元の情報の形に復元されると共に、移動体端末のユーザが、通信サービスを実行中で且つサーバからのデータ受信時に通信網及び通信手段を切替えを行っても実行中の通信サービスを終了、切断することなく、切替先の通信手段を継続して利用することができる。
更に、前記サーバ側の送信情報加工部には、前記移動体端末に対して通信サービスを提供する通信サービス提供手段を併設してもよい(請求項6)。
これにより、移動体端末とサーバとの間で行われる通信動作とは別に通信サービスやサーバアプリケーションプログラムの実行を行うことができ、通信動作にかかる処理の迅速化及び安定化と通信サービスの実行動作の安定化が可能となる。
又、前記サーバの通信サービス提供手段は、前記送信情報加工装置内に送信情報に対応した一又は二以上の送信情報加工部を設定する送信情報加工装置設定機能を備えた構成としてもよい(請求項7)。
このようにしても、同時並行して複数の通信情報に対する加工処理が行えると共に、生成される通信情報に対応した送信情報加工部が設定されるので、システム全体としての処理負担を低減でき、通信効率を向上させることができる。
更に、前記サーバは、前記並列に設けられた通信網に対応した通信手段と、この通信手段を介して前記移動体端末と必要な情報の送受信を行うデータ転送手段とを備えた構成としてもよい(請求項8)。
又、前記移動体端末は、前記並列に設けられた通信網に対応した通信手段を備え、この通信手段を介して前記サーバと必要な情報の送受信を行うデータ転送手段を前記通信手段に併設した構成としてもよい(請求項9)。
これにより、前記移動体端末は、通信情報に対する加工処理とは別に通信にかかる処理を行うことができるので、システム全体としての通信処理の迅速化および通信手段の切替動作を安定して行うことができる。
又、前述した各送信情報加工装置は、予め設定された一又は二以上の送信情報加工部を備えると共に、この各送信情報加工部は、前記送信情報の特定箇所のデータを変換することにより区切情報の挿入箇所を設定するデータ変換手段と、予め設定された前記送信情報のデータ箇所に区切り情報を挿入する区切情報挿入手段と、稼動中の前記通信手段に対応させて前記送信情報を複製する送信情報複製手段とを備えた構成としてもよい(請求項10)。
これにより、並行して利用中の通信網それぞれに対応した送信情報を複製処理により生成できると共に、利用中の通信網を切替える際に通信データの欠落を起こさない形で送信することができる。
更に、前述した各受信情報加工装置は、予め設定された一又は二以上の受信情報加工部を備えると共に、この各受信情報加工部は、前記一方および他方の通信網を介して受信した同一内容の受信情報から一連の受信情報を合成する受信情報合成手段と、合成された一連の受信情報から前記区切情報を削除する区切情報削除手段と、前記区切情報を削除された受信情報のうち送信側で変換処理の行われたデータ箇所を復元する逆変換処理を行うデータ逆変換手段とを備えた構成としてもよい(請求項11)。
これにより、利用中の通信網を切替える際に通信データの欠落を起こさない形で送信された情報を元の形に復元することができると共に、当該復元された情報により実行中の通信サービスを継続して実行することが可能となる。
ここで、前記各データ転送手段には、受信情報を前記受信情報加工部に分配する受信情報分配手段を併設してもよい(請求項12)。
これにより、移動体端末及びサーバと併設に設けられた通信網に対する送受信動作が効率的に行われ、システム全体として通信にかかる処理を迅速化することができる。
又、前記各データ転送手段が、前記受信情報加工装置内に受信情報に対応した一又は二以上の受信情報加工部を設定する受信情報加工部設定機能を備えた構成としてもよい(請求項13)。
これにより、同時並行して複数の通信情報に対する加工処理が行えると共に、生成される通信情報に対応した受信情報加工部が設定されるので、システム全体としての処理負担を低減でき、通信効率を向上させることができる。
本発明にかかる通信サービス継続システムでは、通信サービスを提供するサーバと、このサーバと並列に設けられた通信網を介して接続される移動体端末とを備えた通信サービス継続システムにおいて、前記サーバと前記移動体端末との通信を中継する通信中継機能を備えたプロキシサーバを前記サーバに併設し、前記移動体端末が、一方の通信網を利用した前記プロキシサーバとの通信状態を維持しつつ他方の通信網を稼動すると共に、前記プロキシサーバに送信する送信情報を複製して同一内容の情報を前記一方及び他方の通信網を介して送信する複製情報送信機能を有する送信情報加工装置を備え、この送信情報加工装置が、前記プロキシサーバとの通信状態を維持しつつ利用中の一方の通信網を他方の通信網へ切替える通信網切替機能を有し、前記プロキシサーバが、前記移動体端末から前記一方および他方の通信網を介して受信する同一内容の受信情報から一連の情報を合成する受信情報合成機能を有する受信情報加工装置を備えたことを特徴としている(請求項14)。
これにより、本システムにおける通信サービスを提供するサーバの機能的負担を軽減できると共に、通信情報に対する加工処理及び通信効率を向上させることができる。
また、前記移動体端末側で通信サービスにかかる通信送信時に、通信サービスの実行状態を維持して利用中の通信手段を切替えることができる。
ここで、前記プロキシサーバが、利用中の一方の通信網を前記移動体端末との通信状態を維持しつつ他方の通信網を稼動すると共に、前記移動体端末に送信する送信情報を複製して同一内容の情報を前記一方及び他方の通信網を介して送信する複製情報送信機能を有する送信情報加工装置を備え、前記移動体端末が、前記一方及び他方の通信網を介して受信する同一内容の受信情報から一連の情報を合成する受信情報合成機能を有する受信情報加工装置を備えた構成としてもよい(請求項15)。
これにより、前記移動体端末側で通信サービスにかかる通信受信時に、通信サービスの実行状態を維持して利用中の通信手段を切替えることができる。
又、本発明にかかる通信サービス継続方法は、移動体端末とサーバとが並列に設けられた通信網を介して通信を行うに際し、前記移動体端末側で利用中の通信網を一方から他方へ切替える通信サービス継続方法であって、前記移動体端末側で一方の通信網を介して通信中に他方の通信網を前記一方の通信網と並行して利用する通信状態に設定する並行通信工程と、前記移動体端末側で同一内容の情報を複製生成すると共にこの情報を一方及び他方の通信網を介して送信する複製情報送信工程と、前記移動体端末側で並行して稼動状態にある一方および他方の通信網のうち前記一方の通信網の通信状態を停止状態とする通信限定工程とを備えていることを特徴とする(請求項16)。
ここで、前記サーバ側で前記同一内容の情報を一方および他方の通信網を介して受信すると共にこの情報を一連の情報に合成する受信情報合成工程を、前述した通信限定工程の前に設けてもよい(請求項17)。
これにより、移動体端末側は送信情報の送信動作以降であれば、利用する通信網(通信手段)の切替を行うことができる。つまり、幅広いタイミング、時間帯で切替を行うことができる。
更に、前記サーバ側で前記同一内容の情報を一方および他方の通信網を介して受信すると共にこの情報を一連の情報に合成する受信情報合成工程を、前述した通信限定工程の後に設けてもよい(請求項18)。
これにより、前記移動体端末から前記サーバに送られる情報が前記サーバ側で受信されたことが確認された状態で前記移動体端末側で通信網(通信手段)を切替える動作が行われるので、当該切替動作時に情報の欠落が起こることをほぼ完全に防ぐことができる。
又、本発明にかかる通信サービス継続方法は、移動体端末とサーバとが並列に設けられた通信網を介して通信を行うに際し、前記移動体端末側で利用中の通信網を一方から他方へ切替える通信サービス継続方法であって、前記移動体端末側で一方の通信網を介して通信中に他方の通信網を前記一方の通信網と並行して稼動状態に設定する並行通信工程と、前記サーバ側で同一内容の情報を複製生成すると共にこの情報を前記一方および他方の通信網を介して送信する複製情報送信工程と、前記移動体端末側で前記同一内容の情報を受信すると共にこの情報を一連の情報に合成する受信情報合成工程と、前記受信情報合成工程実行中に、前記移動体端末側で前記一方の通信網の通信状態を停止する第4の工程とを備えていることを特徴とした(請求項19)
これにより、前記移動体端末は、前記サーバから送信された情報を受信する際、受信情報の合成加工を行うと共に通信網の切替を行うことができる。また、受信されたことが確認された状態で前記移動体端末側で通信手段を切替える動作が行われるため、当該切替動作時に起こる通信情報の欠落をほぼ完全に防ぐことができる。
又、本発明にかかる通信サービス継続プログラムでは、移動体端末とサーバとが並列に設けられた通信網を介して通信を行うに際し、前記移動体端末側で利用中の通信網を一方から他方へ切替えるための通信サービス継続プログラムにおいて、一方の通信網を利用した通信状態を維持しつつ他方の通信網を稼動状態に設定する並行通信機能、前記サーバに向けて送信する送信情報を複製して同一内容の情報を前記一方及び他方の通信網を介して並行に送信する複製情報送信機能、前記複製情報送信機能の実行後に利用中の前記一方及び他方の通信網のうち一方の通信網の通信状態を停止にする通信限定機能、をコンピュータに実行させることを特徴とした(請求項20)。
これにより、前記移動体端末側で、実行中の通信サービスを継続して実行しつつ、当該通信サービスにかかる通信情報の欠落を回避する最適なタイミングで、利用する通信手段を切替えることができる。
更に、本発明にかかる通信サービス継続プログラムでは、移動体端末とサーバとが並列に設けられた通信網を介して通信を行うに際し、前記移動体端末側で利用中の通信網を一方から他方へ切替えるための通信サービス継続プログラムにおいて、一方の通信網を利用した通信状態を維持しつつ他方の通信網を稼動状態に設定する並行通信機能、前記並行して稼動中の一方及び他方の通信網を介して前記サーバから送られる同一内容の情報を受信すると共に当該情報から一連の情報を合成する受信情報合成機能、受信情報合成機能の実行中に前記並行して稼動状態にある通信網のうちの一方の通信網の通信状態を停止する通信限定機能、をコンピュータに実行させることを特徴とした(請求項21)。
このようにしても、前記移動体端末側で、実行中の通信サービスを継続して実行しつつ、当該通信サービスにかかる通信情報の欠落を回避する最適なタイミングで、利用する通信手段を切替えることができる。
本発明は以上のように構成され機能するので、これによると、並列に設けられた通信網を介してサーバに接続された移動体端末が、前記サーバの提供する通信サービスの実行状態を維持しつつ且つ通信データの欠落や情報伝達の遅延を伴うことなく、利用する通信網を選択し切替えることができるという従来にない優れた通信サービス継続システム、通信サービス継続方法、およびそのプログラムを提供することができる。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に、本実施形態における通信サービス継続システムの全体的な構成を示す。
この図1に示す通信サービス継続システムは、ユーザが備える移動体端末1と、当該移動体端末1と接続可能に並列に設けられた第一の通信網(以下「通信網」という)5と、第二の通信網(以下「通信網」という)6及び第三の通信網(以下「通信網」という)7と、これら3つの通信網が共通して接続される第四の通信網(以下「公衆網」という)8とを備えている。そして、この公衆網8には、前記移動体端末1に通信サービスを提供するサーバ2が備えられている。
前記移動体端末1は、図2(a)に示すように、前記サーバ2との間に並列に設けられた3つの通信網(前記通信網5,通信網6及び通信網7)と直接接続する通信部15と、この通信部15を介して前記通信サービスを実行するために必要な情報の送受信を行うデータ転送手段14を備えている。
又、移動体端末1は、前記通信部15を介して前記サーバ2との間で相互に行われる送受信情報を利用してサーバ2の提供する通信サービスの実行を行う通信サービス実行手段11を備えている。
更に、この移動体端末1は、この通信サービス実行手段11がサーバ2に向けて送信する送信情報に対して複製加工処理を行う送信情報加工装置12と、前記サーバ2から送り込まれた受信情報に対して合成復元処理を行う受信情報加工装置13を備えると共に、これら送信情報加工装置12および受信情報加工装置13を前記データ転送手段14と前記通信サービス実行手段11との間に併設した構成となっている。
ここで、前記送信情報加工装置12が送信情報に対して行う複製加工処理と前記受信情報加工装置13が受信情報に対して行う合成復元処理については、前記移動体端末1側で、前記サーバ2との通信により実行される通信サービスの実行状態を継続して、利用される通信網を送受信データの欠落無く切替える動作を行うために、前記送信情報および受信情報に対して行われる必要な処理であり、後で詳述する。
又、前記移動体端末1は、前記データ転送手段14が受信した受信情報を前記受信情報加工装置13に分配する受信情報分配手段16を備え、当該受信情報分配手段16を前記データ転送手段14に併設している。
次に、前記サーバ2は、図2(b)に示すように、前記通信サービスの実行に必要な情報の送受信を行うために公衆網8に接続された通信部25と、この通信部25を介してデータの送受信動作を実行するデータ転送手段24を備えている。
又、前記サーバ2は、前記通信部25を介して前記移動体端末1との間で相互に通信を行うことにより前記移動体端末1に対して通信サービスを提供する通信サービス提供手段21を備え、この通信サービス提供手段21が移動体端末1に向けて送信する送信情報に対して複製加工処理を行う送信情報加工装置22と、前記移動体端末1から送り込まれた受信情報に対して合成復元処理を行う受信情報加工装置23を備えると共に、当該送信情報加工装置22と受信情報加工装置23を、前記データ転送手段24と通信サービス提供手段21の間に備えた構成となっている。
ここで、サーバ2側の前記送信情報加工装置22が送信情報に対して行う複製加工処理および前記受信情報加工装置23が受信情報に対して行う合成復元処理についても、前記移動体端末1側で、前記サーバ2との通信により実行される通信サービスの実行状態を継続して、利用される通信網を送受信データの欠落無く切替える動作を行うために、前記送信情報および受信情報に対して行われる必要な処理であり、後で詳述する。
更に、前記サーバ2は、前記データ転送手段24が受信した受信情報を前記受信情報加工装置23に分配する受信情報分配手段26を備え、当該受信情報分配手段26を前記データ転送手段24に併設されている。
次いで、上記システムの各構成部分について詳述する。
前記移動体端末1の備える通信サービス実行手段11は、サーバ2の備える通信サービス提供手段21との間で通信を行い、サーバ2の提供する通信サービスを実行する。その際、前記サーバ2に向けて送信する送信情報を生成する送信情報生成機能を有する。
[移動体端末1について]
前記送信情報加工装置12は一又は二以上の送信情報加工部(12#1,12#2…)から成り、各送信情報加工部は、前記生成された各送信情報に対して複製処理を行うことにより同一内容の送信情報を生成すると共に、当該情報に対し、この情報の受信側である前記サーバ2の受信情報加工装置23でこの情報の合成および復元可能な形に加工処理を行う。
又、前記送信情報加工部(12#1,12#2…)は、前記移動体端末1が接続する通信網のうち利用中の通信網の数に対応して送信情報を複製する。これにより、例えば、2つの通信網が並行して利用されている場合、送信情報は新たに1つ複製生成され、3つの通信網が並行して利用されている場合、送信情報は新たに2つ複製生成される。
これにより、利用中の通信網それぞれを介して同一内容の送信情報を送信することができる。
又、前記通信サービス実行手段11は、前記送信情報加工装置12内に、生成された送信情報に対応して送信情報加工部(12#1,12#2,12#3…)を設定する送信情報加工手段設定機能を有する。この設定された送信情報加工部(12#1,12#2,12#3…)各々が、対応付けられた送信情報に対して複製加工処理を行う。
尚、前記送信情報加工装置12は、予め設定された1または複数の送信情報加工部を備えた構成としてもよい。
これにより、前記通信サービス実行手段11が生成する複数の送信情報に対して複数の送信情報加工部(12#1,12#2,12#3…)が並行して複製および加工処理を行うことができるので、通信処理を迅速化することができる。
この移動体端末1側の前記送信情報加工部12#1は、前記通信サービス実行手段11の生成した送信情報に対する加工手段であるデータ変換手段121、区切情報挿入手段122、および送信データ分流手段123を備えた構成となっている。
尚、この送信情報の受信側である前記サーバ2で、合成および復元処理を行うことが可能な形に当該送信情報を加工する前記送信情報加工部12#1のデータ変換手段121および区切情報挿入手段122、また、加工された送信情報に対して複製処理を行う送信データ分流手段123、それぞれの機能については後で詳述する。
又、通信サービス実行手段11によって送信情報毎に対応して設定される送信情報加工部12#2、12#3…も同様の構成となっている。
又、前記受信情報加工装置13は、前記サーバ2から送り込まれた内容の異なる受信情報に合成復元処理を行う1又は複数の受信情報加工部13#1、13#2…から成る。この受信情報加工部(13#1,13#2,13#3…)各々は、前記サーバ2から異なる通信網を介して送られる同一内容の受信情報に対して合成加工処理を行うことにより、前記受信情報から一連の元の情報を復元する合成復元機能を有する。復元された一連の情報は通信サービス実行手段11に渡され、当該情報を利用して通信サービスが実行される。
これにより、移動体端末1は、内容の異なる複数の受信情報に対して、複数の受信情報加工部(13#1,13#2,13#3…)が並行して合成および復元処理を行うことができるので、通信処理を迅速化することが可能となる。
更に、前記受信情報加工装置13を構成する前記受信情報加工部(13#1,13#2,13#3…)は、後述するように前記データ転送手段14により内容の異なる受信情報に対応して設定され、各受信情報加工部が対応付けられた受信情報に対して合成復元処理を行う。
尚、前記受信情報加工装置13は、予め設定された1または複数の受信情報加工部を備えた構成としてもよい。
このようにしても、前記サーバ2から送り込まれる複数の受信情報に対して対応した複数の受信情報加工部(13#1,13#2,13#3…)が並行して合成復元処理を行うことができるので、上記システム全体の通信処理を迅速化することができる。
この移動体端末1側の前記受信情報加工部13#1は、前記データ分配手段16により分配された同一内容の受信情報に合成加工処理を行う構成要素、即ち、受信情報に対する加工手段である受信情報合成手段131、区切情報削除手段132、および受信データ逆変換手段133を備えた構成となっている。
尚、これら加工手段である受信情報合成手段131、区切情報削除手段132、および受信データ逆変換手段133それぞれの行う加工処理及び複製処理については後で詳述する。
又、受信情報毎に対応して設定される受信情報加工部13#2、13#3…も同様の構成となっている。
前記データ転送手段14は、上述のように前記サーバ2とのデータの送受信動作を実行する送受信実行機能、前記通信部15の備える通信手段151〜153を稼動状態に設定することにより、対応する通信網5〜7に接続し前記サーバ2と通信可能な状態を設定する通信手段稼動機能、前記送信情報加工部12#1によって複製された同一内容の複数の送信情報を稼動状態に設定された通信手段に分けて、サーバ2に向けて並行して送信する分配送信機能、および上述のように前記サーバ2から送り込まれた受信情報に対して合成復元処理を行う受信情報加工部13#1、13#2…を設定する受信情報加工部設定機能を有する。
前記移動体端末1の通信部15は、図2(a)に示すように、前記第一の通信網5に対応した第一のデータ通信手段(以下「通信手段」という)151、前記第二の通信網6に対応した第二のデータ通信手段(以下「通信手段」という)152および前記第三の通信網7に対応した第三のデータ通信手段(以下「通信手段」という)153を含んで構成されている。
尚、通信部15の構成部である通信手段151〜153は実際に有線や無線の通信網を介してデータ通信機能を提供するもので、具体的には、W-CDMA,PDCパケットなどの移動体通信、IEEE802.22などの無線LAN、またはADSL,ISDN等に対するネットワークインターフェイスである。
前記移動体端末1の受信情報分配手段16は、前記データ転送手段14が受信した受信情報を受取ると共に当該受信情報に含まれる後述するセッション識別情報を参照することにより対応を判断して、予め設定された前記受信情報加工部13#1、13#2…に分配する受信情報分配機能を有する。
[サーバ2について]
サーバ2の備える前記通信サービス提供手段21は、前記移動体端末1の備える前記通信サービス実行手段11との間で通信を行い、前記移動体端末1に対して必要とする通信サービスを提供する。
又、前記通信サービス提供手段21は、前記移動体端末1に向けて送信する送信情報を生成する送信情報生成機能と、前記送信情報加工装置22内に前記送信情報に対して複製加工処理を行う送信情報加工部(22#1、22#2…)を当該送信情報に対応して設定する送信情報加工部設定機能を有する。
前記サーバ2が備えている送信情報加工装置22は一又は二以上の送信情報加工部(22#1,22#2…)から成り、各送信情報加工部は、前記生成された各送信情報に対して複製処理を行うことにより同一内容の送信情報を生成すると共に、当該情報に対し、この情報の受信側である前記移動体端末1の受信情報加工装置13でこの情報の合成および復元可能な形に加工処理を行う。
又、前記送信情報加工部(22#1,22#2…)は、前記移動体端末1が接続する通信網のうち利用中の通信網の数に対応して送信情報を複製する。例えば、2つの通信網が並行して利用されている場合、送信情報は新たに1つ複製生成され、3つの通信網が並行して利用されている場合、送信情報は新たに2つ複製生成される。
これにより、利用中の通信網それぞれを介して同一内容の送信情報を送信することができる。
又、上述のように前記通信サービス実行手段21は、前記送信情報加工装置22内に、生成された送信情報に対応して送信情報加工部(22#1,22#2,22#3…)を設定する送信情報加工手段設定機能を有し、この設定された送信情報加工部(22#1,22#2,22#3…)各々が対応付けられた送信情報に対して複製加工処理を行う。
尚、前記送信情報加工装置22は、予め設定された1または複数の送信情報加工部を備えた構成としてもよい。
これにより、前記サーバ2は、内容の異なる複数の受信情報に対して、複数の受信情報加工部(23#1,23#2,23#3…)が並行して合成および復元処理を行うことができるので、通信処理を迅速化することが可能となる。
更に、前記送信情報加工部22#1は、前記通信サービス実行手段21から受取った送信情報に対する加工手段であるデータ変換手段221、区切情報挿入手段222、および送信データ分流手段223を備えた構成となっている。
尚、この送信情報の受信側である前記移動体端末1で、合成および復元処理を行うことが可能な形に当該送信情報を加工する前記送信情報加工部22#1のデータ変換手段221および区切情報挿入手段222、また、加工された送信情報に対して複製処理を行う送信データ分流手段223、それぞれの機能については後で詳述する。
又、通信サービス実行手段21によって送信情報毎に対応して設定される送信情報加工部12#2、12#3…も同様の構成となっている。
サーバ2側の前記データ転送手段24は、上述のように前記移動体端末1とのデータの送受信動作を実行する送受信実行機能と、前記送信情報加工部22#1によって複製された情報を含む同一内容の複数の送信情報を、予め稼動状態に設定された通信網5〜7を介して移動体端末1に向けて送信する分配送信機能とを備えている。
又、このデータ転送手段24は、上述のように、前記移動体端末1から送り込まれた受信情報に対して合成加工処理を行う受信情報加工部23#1、23#2…を設定する受信情報加工部設定機能を有する。
前記通信部25は、図2(b)に示すように、前記公衆網8に対応した前記通信手段251から成る。実際には、公衆網であるインターネットに接続するためのネットワークインタフェイスである。
前記受信情報分配手段26は、前記データ転送手段24が受信した受信情報を受取ると共に当該受信情報に含まれる後述するセッション識別情報を参照することにより対応を判断して、予め設定された受信情報加工部23#1、23#2…に分配する受信情報分配機能を有する。
[移動体端末1の構成各部について]
次に、前記移動体端末1の送信情報加工部12が備える送信情報加工手段12#1を構成するデータ変換手段121、区切情報挿入手段122および送信データ分流手段123について詳説する。尚、送信情報加工手段12#2、12#3、…も同様の構成を備えている。
前記送信データ加工手段12#1が備える前記データ変換手段121は、移動体端末1からサーバ2に向けて送信する、前記通信サービス実行手段11によって生成される送信情報を当該通信サービス実行手段11から受け取ると共に、前記区切り情報の挿入箇所を設定し、当該送信情報の特定のデータ箇所の変換処理を行うデータ変換機能を有する。
ここで、このデータ変換手段121のデータ変換機能について図3を用いて詳述する。
具体的には、前記データ変換手段121は、前記通信サービス実行手段11から渡された送信情報(データ列1000)に対して、前記データ列1000中に予め定められた文字列(以下「回避文字列」という)が存在した場合、この回避文字列の前に同じ回避文字列を挿入し、連続した回避文字列を設定する。次いで、後方の側の回避文字列を予め定められた別の文字列(以下「回避置換文字列」という)に置換する処理を行う。
図3にデータ変換処理の一例を示している。ここで前記データ変換手段121は、前記通信サービス実行手段11から渡された回避文字列を含むデータ列1000に対してデータ内の回避文字列の前に同じ回避文字列を挿入し、後方の回避文字列を回避置換文字列に置換することにより前記データ列1000はデータ列1001に変換されている。
前記区切情報挿入手段122が、前記データ変換手段から渡された前記送信情報(データ列1001)に対して予め設定されたデータ長毎に区切り情報を挿入する処理を行う。
図3に区切情報挿入処理の一例を示している。区切情報挿入手段122が、データ変換手段121から渡されたデータ列1001に対して、データD1,D2間、データDx,Dx+1間、データDy,Dy+1間及びデータDz,Dz+1間にそれぞれデータ区切り情報が挿入する区切り情報挿入処理を行うことで前記データ列1001はデータ列1002に変換される。
ここで、前記区切り情報の構成内容について詳説する。
前記区切り情報は、セッション識別情報とデータ順情報からなる。
セッション識別情報は、移動体端末1とサーバ2の間で実行される送信情報及び受信情報(以下「データ列」という)それぞれに対応した固有の識別子である。ここで、セッションとは、送信元の通信サービス実行手段11または通信サービス提供手段21が送信情報(データ列1000)を生成してから当該データ列を送信して受信元の通信サービス提供手段21または通信サービス実行手段11が受取るまでをひとつの単位とする。
つまり、このセッション識別情報を参照することにより移動体端末1とサーバ2の間で互いに多数のデータの送受信が実行されても、それら各データを処理する各送信情報加工手段および受信情報加工手段との対応を識別することができる。
ここで、送信情報に挿入される区切り情報の構成例を図4に示している。
図4における構成例1における区切情報は、送信情報の内容部分である情報フィールドの先頭の連続する二つの回避文字列に続きそれぞれ固定長のセッション識別情報とデータ順情報からなる。ここでは、データ変換手段121が、データ列に対して変換処理を行っていることから二つの連続する回避文字列により区切り情報の先頭を識別することが可能である。
また、構成例2のようにデータ順情報を可変長にして当該データ順情報を連続する二つの回避文字列で終端する、または構成例3に示すようにセッション識別情報も可変長にしてセッション識別情報を連続する二つの回避文字列で終端する構成してもよい。
ここで、情報フィールドを可変長にして、連続する二つの回避文字列で終端する場合は、情報フィールド内に回避文字列と同じ文字列があるか否かを判定し、同じ文字列がある場合にはその文字列に対して別にデータ変換処理を行う必要がある。
次に、前記送信データ分流手段123は、前記区切情報挿入手段122から渡された前記送信情報(データ列1002)を、稼動状態にある通信手段151乃至153に対応する数に複製する送信情報複製機能を有する。
例えば151〜153のうち2つの通信手段が稼動状態にあれば、データ列1002を一つ複製生成し、三つ全ての通信手段が稼動状態にあれば、データ列1002を2つ複製して生成する。
次に、前記移動体端末1の受信情報加工部13の受信情報合成機能について詳述する。
前記受信情報加工部13の備える前記受信情報加工手段13#1を構成する受信情報合成手段131は、サーバ2から送り込まれた受信情報(データ列1002)を受取ると共に、断片化されて送られてくる前記データ列1002を順番通りに並べ替える受信情報整序機能を備える。
また、当該受信情報内の区切情報の構成要素であるシーケンス番号情報に従い、受取った最新のデータ位置を算出して記録するデータ位置算出機能を備える。
ここで、算出されるデータ位置とはシーケンス番号から受取った最新のデータまでのデータ長(以下「オフセット値」という)を表現するものを意味する。
更に、受信情報合成手段131は、当該記録された最新のデータ位置よりも前の情報、即ち既に前記受信情報分配手段16から受取ったデータと同一のデータを受取った場合はそれを破棄する重複情報削除機能を有する。
これにより、記録されたデータ位置より新しいデータ位置を含む情報を受取った場合はそのデータ位置の記録を更新すると共に受取った情報を区切情報削除手段132に渡すことにより一連のデータ列(データ列1002)を合成することができる。
また、並行して行われる通信に利用される通信網の回線速度や回線状態(例えばここでは、通信網5と通信網6の通信状態)の差に依らず、受信した同一内容の情報から、データ欠落を起こさずに合成処理を行うことができる。
次に、区切情報削除手段132は、受信情報合成手段131から渡されることにより合成された受信情報を一時的に保持すると共に当該受信情報から区切情報を削除する区切情報削除機能を有する。
具体的には、前記区切情報削除手段132は、前記情報合成手段131から渡され合成処理された一連のデータ列1002に対して区切情報削除処理を行い、当該データ列1002を前記サーバ2側で挿入された区切情報が取り除くことでデータ列1001に変換する。
ここで、図3に区切り情報削除処理の一例を示す。受信情報合成手段131から渡された受信情報(データ列1002)に対して区切り情報削除処理によりデータD1,D2間、データDx,Dx+1間、データDy,Dy+1間、データDz,Dz+1間にそれぞれ存在する区切り情報フィールドが削除されたデータ列1001が復元される。
次いで、前記データ逆変換手段133は、当該受信情報のうち前記サーバ2の送信情報加工部22で変換されたデータ箇所に対して復元変換処理を行うデータ逆変換機能を有する。
具体的には、データ逆変換手段133は、区切り情報削除手段132から渡されたデータ列1001に対して、サーバ2側の前記データ変換手段221で行われたデータ変換処理によって変換されたデータ箇所を元に戻すデータ逆変換処理を行う。
図3にデータ復元変換処理の一例を示している。データ逆変換手段133は、区切り情報削除手段132から渡された前記データ列1001中の連続した回避文字列と回避置換文字列に対して、当該回避文字列を削除すると共に当該回避置換文字列を回避文字列に置換するデータ逆変換処理を行うことによりデータ列1000を復元する。
[サーバ2の構成各部について]
ここで、前記サーバ2の送信情報加工装置22が備える送信情報加工部22#1を構成するデータ変換手段221、区切情報挿入手段222および送信データ分流手段223について詳説する。尚、送信情報加工部22#2、22#3、…も同様の構成を備えている。
前記送信情報加工部22#1が備える前記データ変換手段221は、サーバ2から移動体端末1に向けて送信する、前記通信サービス提供手段21によって生成される送信情報を当該通信サービス提供手段21から受け取ると共に、前記区切り情報の挿入箇所を設定し、当該送信情報の特定のデータ箇所の変換処理を行うデータ変換機能を有する。
ここで、このデータ変換手段221のデータ変換機能については前記データ変換手段121と同様であり、図3に示すようにデータ列1000をデータ列1001に変換する。
前記区切情報挿入手段222は、前記データ変換手段221から渡された前記送信情報(データ列1001)に対して前記区切情報挿入手段122と同様に予め設定されたデータ長毎に区切り情報を挿入する処理を行う。
ここでの区切情報挿入処理についても図3に示すように前記区切情報挿入手段122と同様に前記区切情報挿入手段222が、前記データ変換手段221から渡されたデータ列1001に対して、データD1,D2間、データDx,Dx+1間、データDy,Dy+1間及びデータDz,Dz+1間にそれぞれデータ区切り情報が挿入する区切り情報挿入処理を行うことで前記データ列1001をデータ列1002に変換する。
次に、前記送信データ分流手段223は、前記区切情報挿入手段222から渡された前記送信情報(データ列1002)を、稼動状態にある通信網5乃至7に対応する数に複製する送信情報コピー機能を有する。
例えば通信網5〜7のうち2つの通信手段が稼動状態にあれば、データ列1002を一つ複製生成し、三つ全ての通信手段が稼動状態にあれば、データ列を2つ複製生成する。
次に、前記サーバ2の受信情報加工部23の受信情報合成機能について詳述する。
前記受信情報加工部23の備える前記受信情報加工手段23#1を構成する受信情報合成手段231は、移動体端末1から送り込まれた受信情報(データ列1002)を受取ると共に、断片化されて送られてくる前記データ列1002を順番通りに並べ替える受信情報整序機能、当該受信情報内の区切情報の構成要素であるシーケンス番号情報に従い、受取った最新のデータ位置を算出して記録するデータ位置算出機能を有する。
また、受信情報合成手段231は、当該記録された最新のデータ位置よりも前の情報、即ち既に受取ったデータと同一のデータを受取った場合はそれを破棄する重複情報削除機能を有する。
これにより、記録されたデータ位置より新しいデータ位置を含む情報を受取った場合はそのデータ位置の記録を更新すると共に受取った情報を区切情報削除手段232に渡すことにより一連のデータ列(データ列1002)を合成することができる。
また、通信に利用される通信網の回線速度(例えばここでは、通信網5と通信網6の通信状態)に依らず、送り込まれた同一内容の情報から、データ欠落を起こさずに合成処理を行うことができる。
次に、区切情報削除手段232は、受信情報合成手段231から渡されることにより合成された受信情報を一時的に保持すると共に当該受信情報から区切情報を削除する区切情報削除機能を有する。
具体的には、前記区切情報削除手段232は、前記情報合成手段231から渡され合成処理された一連のデータ列1002に対して、前記区切情報削除手段132と同様に、区切情報削除処理を行い、当該データ列1002を前記移動体端末1側で挿入された区切情報が取り除くことでデータ列1001に変換する。
ここで、図3に区切り情報削除処理の一例を示す。受信情報合成手段231から渡された受信情報(データ列1002)に対して区切り情報削除処理によりデータD1,D2間、データDx,Dx+1間、データDy,Dy+1間、データDz,Dz+1間にそれぞれ存在する区切り情報フィールドが削除されたデータ列1001が復元される。
次いで、前記データ逆変換手段233は、当該受信情報のうち前記移動体端末1の送信情報加工部12で変換されたデータ箇所に対して復元変換処理を行うデータ逆変換機能を有する。
具体的には、データ逆変換手段233は、区切り情報削除手段232から渡されたデータ列1001に対して、移動体端末1側の前記データ変換手段121で行われたデータ変換処理によって変換されたデータ箇所を元に戻すデータ逆変換処理を行う。
図3にデータ復元変換処理の一例を示している。データ逆変換手段233は、区切り情報削除手段232から渡された前記データ列1001中の連続した回避文字列と回避置換文字列に対して、当該回避文字列を削除すると共に当該回避置換文字列を回避文字列に置換するデータ逆変換処理を行うことによりデータ列1000を復元する。
[第1実施形態の動作説明(1)]
次に、前述したシステムの全体的な動作について説明する。
第1実施形態のように構成される通信サービス継続システムにおいて、まず前記移動体端末1側で一方の通信網5を介して通信中に、他方の通信網6を前記一方の通信網5と並行して稼動状態に設定する(並行通信工程)。
次いで、前記移動体端末1側で同一内容の情報を複製生成すると共にこの情報を前記一方及び他方の通信網を介して、前記サーバ2に向けて送信する(複製情報送信工程)。
次いで、前記サーバ2側で前記同一内容の情報を一方および他方の通信網を介して受信すると共にこの情報を一連の情報に合成する(受信情報合成工程)
次に、前記移動体端末1側で、並行して稼動状態にある一方および他方の通信網のうちの前記一方の通信網5の通信状態を停止状態にする(通信限定工程)。
尚、前記通信限定工程を受信情報合成工程より前に設けてもよい。
これにより、並行して稼動状態にある通信手段および通信網のうち一方の通信網の通信状態を停止する動作(通信限定工程)は、前記移動体端末1が前記サーバ2に向けて同一内容の情報を並行送信する複製情報送信工程の後の時間帯であれば、行うことが可能であり、この通信限定工程により通信手段の切替が成される。
ここで、上記並行通信工程、複製情報送信工程、受信情報合成工程、通信限定工程については、その実行内容をプログラム化しコンピュータに実行させるように構成してもよい。
これにより、前記移動体端末1は、実行中の通信サービスが切断されること無く、当該通信サービスにかかる通信情報の欠落を回避する最適なタイミングで、利用する通信手段を切替えることができる。
ここで、上記動作説明について詳説する。
上記第1実施形態における通信サービス継続システムの動作のうち、前記移動体端末1から前記サーバ2へ実行中の通信サービスにかかる情報の送信が行われる際に、前記移動体端末1側で利用する通信網の切替え動作を行う場合のシステムの動作について、図5のフローチャートに基づいて説明する。
まず、前記移動体端末1は、前記サーバ2の提供する通信サービスを、並列に設けられた3つの通信網のうち一方の通信網5を介して通信を行うことにより実行している(ステップS1)。
ここで、前記移動体端末1が、利用中の通信手段151の通信状態を維持して、通信手段152を稼動状態に設定することにより、対応する通信網5および6を介して通信可能な状態を設定する(ステップS2)。
次いで、前記移動体端末1の通信サービス実行手段11が、サーバ2に向けて送信する送信情報(データ列1000)を生成すると共に、当該送信情報に対応した送信情報加工部12#1を設定する(ステップS3)。
次に、前記送信情報加工部12#1の備えるデータ変換手段121は、通信サービス実行手段11から前記データ列1000を受取り、当該送信情報にデータ変換処理を行う(ステップS4)。具体的には、図3におけるデータ列1000をデータ列1001に変換する処理を行う。
次いで、前記送信情報加工部12#1の備える区切情報挿入手段122が、前記データ変換手段121から前記データ列1001を受取ると共に当該データ列1001に対して区切情報挿入処理を行う(ステップS5)。具体的には、図3におけるデータ列1001をデータ列1002に変換する処理を行う。
次いで、前記送信情報加工部12#1の備えるデータ分流手段123が、前記区切情報挿入手段122から区切り情報を挿入されたデータ列1002を受取ると共に当該データ列1002を複製する処理を行う。ここでは、稼動状態にある2つの通信手段151,152に対応して同一内容のデータ列1002をひとつ複製生成する(ステップS6)。
ここで、前記データ転送手段14が、前記同一内容の2つデータ列1002を稼動状態にある通信手段151と通信手段152に分けて、それぞれに対応した通信網5および6を介して前記サーバ2に向けて送信する(ステップS7)。
次いで、前記サーバ2では、前記データ転送手段24が前記通信網5,6を介して送り込まれた同一内容の受信情報(データ列1002)を受信し一時的に保持すると共に、この受信情報に対応する受信情報加工部23#1を設定する(ステップS8)。
次に、受信情報分配手段26が、前記受信情報(データ列1002)を受信情報加工部23#1の備える受信情報合成手段231に分配する(ステップS9)。
次いで、前記受信情報合成手段231は、分配された当該受信情報(データ列1002)に対して合成処理を行う(ステップS10)。
ここで、受信情報合成手段231は、当該受信情報の含む区切り情報の構成要素であるシーケンス番号に従って受取ったデータのうちの最新のデータ位置を記録する。
また、当該記録された最新のデータ位置よりも前の情報、即ち既に受取ったデータについては破棄する処理を行う。新しいデータ位置を含む情報を受取った場合は最新のデータ位置の記録を更新すると共に、当該受取った情報を区切情報削除手段232に渡す。
これにより、通信に利用される通信網(ここでは通信網5および6)の回線速度の違いや通信状態に依らず、データ欠落のない合成処理を行うことができる。
次いで、前記区切情報削除手段232は、前記合成された一連のデータ列1002に対して区切情報削除処理を行う。具体的には、図3のデータ列1002をデータ列1001に変換する(ステップS11)。
次に、前記送信情報加工部23#1の備えるデータ逆変換手段233は、前記区切情報削除手段232からデータ列1001を受取ると共に当該データ列1001にデータ逆変換処理を行うことにより、図3のデータ列1001をデータ列1000に変換する(ステップS12)。
最後に、通信サービス提供手段21がこのデータ列1000を受取ることにより、移動体端末1からサーバ2へ情報が送られる一つのセッションが完了する(ステップS13)。
上記動作説明におけるステップS8以降に、前記移動体端末1側で並行して稼動中の通信手段151および152のうち、一方の通信手段151を通信停止状態に設定する通信切替動作(図5の※1を参照:通信限定工程)により、通信サービスの実行に利用される通信手段を一方の通信手段151から他方の通信手段152へと切替えることができる。
尚、前記通信手段の切替動作は、図5のステップS8〜S13を含んで次のセッションにおいて前記移動体端末1によって送信または受信動作を行われるまでの時間帯で、任意のタイミングに行うことができる。
又、移動体端末1側で複数の通信手段が並行して稼動状態に設定された(ステップS2)後、移動体端末1とサーバ2との間で送受信動作が行われていない状態、または送信情報の送信前の状態であれば、切替え動作を行うことができる。
更に、本第1実施形態の動作説明(1)において、前記複製情報送信工程(ステップS8)と前記切替動作が行われるタイミングとの時間間隔が広ければ、前記同一内容の送信情報がサーバ側で受信される時間的余裕ができるため、通信情報の欠落を抑制し、より安定した通信網の切替動作を行うことができる。
[第1実施形態の動作説明(2)]
次に、移動体端末1が、サーバ2から送られ受信した受信情報に対して合成加工処理を行う時間帯に、移動体端末1側で通信手段切替え動作(通信限定工程)が行われる場合も同様に通信網の切替えを行うことが可能であり、この場合についての動作説明を行う。
上記第1実施形態のように構成される通信サービス継続システムで、まず、前記移動体端末1側で一方の通信網を介して通信中に他方の通信網6を前記一方の通信網5と並行して稼動状態に設定する(並行通信工程)。
次いで、前記サーバ2側で同一内容の情報を複製生成すると共にこの情報を前記一方及び他方の通信網5及び6を介して移動体端末1に向けて送信する(複製情報送信工程)。
次に、前記移動体端末1側で、前記サーバからの前記同一内容の情報を受信すると共にこの情報を一連の情報に合成する(受信情報合成工程)。
前記受信情報合成工程実行中に、前記移動体端末側で前記一方の通信網の通信状態を停止状態にする(通信限定工程)。
ここで、上記並行通信工程、複製情報送信工程、受信情報合成工程、通信限定工程については、その実行内容をプログラム化しコンピュータに実行させるように構成してもよい。
これにより、前記移動体端末1は、実行中の通信サービスが切断されること無く、当該通信サービスにかかる通信情報の欠落を回避する最適なタイミングで、利用する通信手段を切替えることができる。
ここで、上記動作説明について詳説する。
上記第1実施形態における通信サービス継続システムの動作のうち、前記サーバ2から移動体端末1へ実行中の通信サービスにかかる情報の送信が行われる際に、前記移動体端末1側で、利用する通信網の切替え動作を行う場合のシステムの動作について、図6のフローチャートに基づいて説明する。
まず、前記移動体端末1は、前記サーバ2の提供する通信サービスを、前記移動体端末1とサーバ2とは、並列に設けられた3つの通信網のうち一方の通信網(通信網5)を介して通信を行うことにより実行している(ステップS21)。
ここで、前記移動体端末1が、利用中の通信手段151に並行して通信手段152を稼動状態に設定することにより、対応する通信網5及び6を介して並行通信可能な状態を設定する(ステップS22)。
次いで、前記サーバ2側で前記通信サービス提供手段21が、前記移動体端末1に向けて送信する送信情報(データ列1000)を生成すると共に、当該送信情報に対応した送信情報加工部22#1を設定する(ステップS23)。
次に、前記送信情報加工部22#1の備えるデータ変換手段221は、通信サービス提供手段21から前記データ列1000を受取ると共に当該データ列1000にデータ変換処理を行う(ステップS24)。具体的には、図3におけるデータ列1000をデータ列1001に変換する処理を行う。
次いで、前記送信情報加工部22#1の備える区切情報挿入手段222が、前記データ変換手段221から前記データ列1001を受取ると共に当該データ列1001に対して区切情報挿入処理を行う(ステップS25)。具体的には、図3におけるデータ列1001をデータ列1002に変換する処理を行う。
次いで、前記送信情報加工部22#1の備えるデータ分流手段223が、前記区切情報挿入手段222から区切り情報を挿入されたデータ列1002を受取ると共に当該データ列1002を複製する処理を行う。ここでは、稼動状態にある前記移動体端末側の2つの通信手段151及び152に対応した2つの通信網5及び6に合わせて同一内容のデータ列1002をひとつ複製生成する(ステップS26)。
次に、前記データ転送手段24が、前記同一内容の2つデータ列1002を当該通信網5および6を介してそれぞれのデータ列1002を移動体端末1に向けて送信する(ステップS27)。
移動体端末1では、前記データ転送手段14が、前記通信網5および6を介して送り込まれた同一内容の前記受信情報(データ列1002)を受信し一時的に保持すると共にこの受信情報に対応する受信情報加工部13#1を受信情報加工装置13に設定する(ステップS28)。
次に、受信情報分配手段16が、前記受信情報(データ列1002)を受信情報加工部13#1の備える受信情報合成手段131に分配する(ステップS29)。
当該受信情報合成手段131は、前記受信情報分配手段16から前記受信情報(データ列1002)を受取ると共に、当該受信情報に対して合成処理を行う(ステップS30)。
ここで、受信情報合成手段131は、当該受信情報の含む区切り情報の構成要素であるシーケンス番号に従って受取ったデータのうちの最新のデータ位置を記録する。
また、当該記録された最新のデータ位置よりも前の情報、即ち既に受取ったデータについては破棄する処理を行う。新しいデータ位置を含む情報を受取った場合は最新のデータ位置の記録を更新すると共に、当該受取った情報を区切情報削除手段132に渡す。
これにより、通信に利用される通信網(ここでは通信網5および6)の回線速度の違いや通信状態に依らず、データ欠落のない合成処理を行うことができる。
次いで、区切情報削除手段132は、前記合成された一連のデータ列1002に対して区切情報削除処理を行う。具体的には、図3のデータ列1002をデータ列1001に変換する(ステップS31)。
次に、前記送信情報加工部13#1の備えるデータ逆変換手段133は、前記区切情報削除手段132からデータ列1001を受取ると共に当該データ列1001にデータ逆変換処理を行う。具体的には図3におけるのデータ列1001をデータ列1000に変換する(ステップS32)。
最後に通信サービス実行手段11が、このデータ列1000を受取ることで、サーバ2から移動体端末1へ情報が送られる、ひとつのセッションが完了する(ステップS33)。
ここで、上記第1実施形態の動作説明(2)におけるステップS29以降に、前記移動体端末1側で並行して稼動中の通信手段151および152のうち、一方の通信手段151を停止状態にする通信切替動作(図6の※2を参照:通信限定工程)により、通信サービスの実行に利用される通信手段を一方の通信手段151から他方の通信手段152へと切替えることができる。
また、前記通信手段の切替を完了する通信切替動作(図6の※2を参照)は、上述のセッション(ステップS21〜ステップS34)に続く次のセッションで前記移動体端末1が送信または受信動作を行うまでの時間帯であれば、任意のタイミングで、行うことができる。
更に、移動体端末1側で複数の通信手段が並行して稼動状態に設定された(ステップS22)後、移動体端末1とサーバ2との間で送受信動作が行われなければ、または送信情報の送信前の状態であれば、任意のタイミングで切替えを行うことができる。
また、本第1実施形態の動作説明(2)において、前記複製情報送信工程(ステップS29)と前記切替動作が行われるタイミングとの時間間隔が広ければ、その分前記同一内容の送信情報が移動体端末1側で受信される時間的余裕ができるため、通信情報の欠落を抑制し、より安定した通信網の切替動作を行うことができる。
以上のように、本第1実施形態によれば、移動体端末1およびサーバ2の双方が備える送信情報加工装置と受信情報加工装置とが、実行中の通信サービスにかかる通信情報に対して連動して加工処理を行うことにより、前記移動体端末側で前記通信情報の欠落や遅延なく、且つ通信サービスの切断を伴わずに利用中の通信網をスムーズに切替えることができる。
また、上記の本第1実施形態の動作説明(1)および(2)により、移動体端末1の利用者は利用する移動体端末が送信状態にあるか受信状態にあるかという通信状態や切替動作のタイミングを意識することなく、利用する通信網を任意のタイミングで一方から他方へと切替えることができる。
尚、上記においては、移動体端末1の備える通信手段151を通信手段152に切替える例を示したが、移動体端末が3つ以上の通信手段を並行に稼動状態に設定した場合においても、上記実施形態と同様の方法により通信手段の切替を行うことができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明にかかる第2実施形態の通信サービス継続システムについて説明する。
ここで、前述した第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付するものとする。
この第2実施形態では、システムの機器構成としてプロキシサーバ3を組み込むと共に、第1実施形態におけるサーバ2の備えた送信情報加工装置22および受信情報加工装置23を前記プロキシサーバ3が代行して装備した形となっている点が第1実施形態と相違する。
このような構成とすることにより、サーバ2は、通信情報に対する加工処理にかかる動作負担を軽減することができる。また、サーバ2の動作を主要な機能である通信サービスの提供に係る処理に限定できるので、システム全体として通信サービスの処理動作の速度、効率が向上する。
本実施形態におけるプロキシサーバ3は、移動体端末1とサーバ2の通信を中継する。ここで、移動体端末1とプロキシサーバ3との相互間で行われる通信動作は、第1実施形態における移動体端末1とサーバ2の通信動作とほぼ同様である。
以下、その構成について説明する。
この第2実施形態では、図7に示されるように、前述した第1実施形態(図1)のサーバ2に、移動体端末1とサーバ2との通信の中継を行う機能を有するプロキシサーバ3を併設した構成とし、当該プロキシサーバ3を前記公衆網8に接続する。
まず、前記移動体端末1は、図8(a)に示すように、第1実施形態と同様の構成となっている。
前記サーバ2は、図8(b)に示すように、第1実施形態と同様に、公衆網8と直接接続する通信手段25と、この通信手段25を介してデータの送受信動作を実行するデータ転送手段14と、当該データ転送手段14および前記通信手段25を介して前記移動体端末1に対して通信サービスを提供する通信サービス提供手段21を備えている。
前記プロキシサーバ3は、図8(c)に示すように、前記公衆網8と直接接続する通信手段35と、この通信手段35を介して移動体端末1またはサーバ2との間で行われるデータの送受信動作を実行するデータ転送手段34を備えている。
また、前記移動体端末1と前記サーバ2の間で実行されるデータの送受信を中継する通信中継機能を有するプロキシ実行手段31を備え、サーバ2から当該プロキシ実行手段31を介して移動体端末1に向けて送信される情報(以下「中継送信情報」という)に対して複製加工処理を行う送信情報加工装置32と、前記移動体端末1から前記プロキシサーバ3を介してサーバ2に送られる情報(以下「中継受信情報」という)に対して合成復元処理を行う受信情報加工装置33を備えている。
更に、前記プロキシサーバ3の備える前記データ転送手段34が受信した前記中継受信情報を前記受信情報加工装置33に分配する受信情報分配手段36を備えている。
以下、本第2実施形態におけるシステムの各構成部分について詳述する。
まず、前記サーバ2および前記プロキシサーバ3の備える通信部25および35は、図8(b)および(c)に示すように、前記公衆網8に対応したデータ通信手段251,351(以下「通信手段251」、「通信手段351」という)を含んで構成されている。
サーバ2の備える通信サービス提供手段21は、第1実施形態と同様、移動体端末1の備える通信サービス実行手段11との間で通信を行うことにより前記移動体端末1に対して通信サービスを提供している。
また、前記移動体端末1に向けて送信する送信情報を生成する送信情報生成機能を有する。
前記データ転送手段24は、通信サービス提供手段21から受取った前記送信情報を前記公衆網8を介してプロキシサーバ3に送信するデータ送信機能と、前記プロキシサーバ3から送り込まれた受信情報を受信すると共に当該情報を前記実行手段21に渡すデータ受信機能を有する。
ここで、上記第1実施形態におけるサーバ2の送信情報加工装置22および受信情報加工装置23は後述するプロキシサーバ3の備える送信情報加工装置32および受信情報加工装置33によって代替されている。
これによって、サーバ2の動作処理の対象を通信サービスの実行に限定することができるため、動作処理の効率化、高速化ができる。
また、プロキシサーバ3の動作処理の対象を送受信情報に対する加工処理に限定することにより、システム全体として通信データにかかる処理の効率を向上することができると共に通信データの遅延を軽減することができる。
次に、プロキシサーバ3の備えるプロキシ実行手段31は、移動体端末1の備える通信サービス実行手段11とサーバ2の備える通信サービス提供手段21との間で行われる通信の中継を行う通信中継機能と、前記送信情報加工装置32内に、サーバ2から前記移動体端末1に向けて送信される前記中継送信情報に対して加工処理を行う送信情報加工部(32#1、32#2…)を前記中継送信情報に対応して設定する送信情報加工部設定機能を有する。
前記プロキシサーバ3の送信情報加工装置32は、上記第1実施形態におけるサーバ2の備える送信情報加工装置22と同様の構成および機能を有し、サーバ2から移動体端末1に向けて送信され前記プロキシサーバ3が中継する前記中継送信情報に対応して設定される前記送信情報加工部32#1、32#2…から成る。
前記送信情報加工部32#1は、前記プロキシ実行手段31から分配された前記中継送信情報に対する加工処理を実行する各構成要素、即ち、送信情報に対する加工手段としてのデータ変換手段321と、区切情報挿入手段322と、送信データ分流手段323を備えた構成となっている。
また、前記中継送信情報に対応して設定される前記送信情報加工部32#2、32#3…も同様の構成となっている。
受信情報加工装置33は、上記第1実施形態におけるサーバ2の備える受信情報加工装置22と同様の構成、機能を有し、移動体端末1からサーバ2に向けて送られプロキシサーバ3が中継する前記中継受信情報に対応して設定される前記受信情報加工部33#1、33#2…から成る。
また、当該受信情報加工部33#1は受信情報分配手段36により分配された前記中継受信情報に対する加工処理を実行する各要素、即ち、中継受信情報に対する加工手段としての受信情報合成手段331と、区切り情報削除手段332と、受信データ逆変換手段333とを備えた構成となっている。
また、移動体端末1から送り込まれるセッションの異なる各中継受信情報に対応して設定される受信情報加工部33#2、33#3…も同様の構成となっている。
ここで、前記送信情報加工部32の前記送信情報加工部32#1、32#2…それぞれが備えるデータ変換手段321、区切情報挿入手段322および送信情報分流手段323の有する機能については、上記第1実施形態におけるサーバ2の備える送信情報加工装置22と同様である。
又、前記受信情報加工部33の受信データ加工手段33#1、33#2…それぞれが備える受信情報合成手段331、区切情報削除手段332、および受信データ逆変換手段333の有する機能についても、上記第1実施形態におけるサーバ2の備える受信情報加工部23と同様である。
データ転送手段34は、前記プロキシサーバ3と前記移動体端末1との送受信動作に際し、前記送信情報加工部32#1、32#2…それぞれにより複製された同一内容の中継送信情報を予め稼動状態に設定された通信手段に分配し、当該通信手段を介して前記移動体端末1に向けて送信する分配送信機能と、前記移動体端末1から送り込まれた前記中継受信情報を受信すると共に当該情報に対応して合成復元処理を行う受信情報加工部33#1、33#2…を設定する受信情報加工部設定機能とを有する。
また、データ転送手段34は、前記サーバ2との送受信動作に際し、サーバ2から送り込まれる中継送信情報を前記プロキシ実行手段31に渡す送信中継機能と、前記合成加工処理が行われプロキシ実行手段31が一時的に保持する中継受信情報をサーバ2に向けて送信する受信中継機能とを有する。
前記受信情報分配手段36は、前記データ転送手段34が一時的に保持する移動体端末1から送り込まれた前記中継受信情報を、当該中継受信情報に含まれるセッション識別情報から判断して予め設定された受信情報加工部33#1、33#2…に分配する受信情報分配機能を有する。
その他の構成は、前述した第1実施形態の場合と同一となっている。
[第2実施形態の動作説明(1)]
次に、前述した第2実施形態の動作1についてその全体的な動作を説明する。
上記第2実施形態のように構成される通信サービス継続システムで、第1実施形態と同様に移動体端末1の利用者はサーバ2の提供する通信サービスを並列に設けられた3つの通信網のうちの一方の通信網5を介して利用して実行している。
次いで、移動体端末1側で他方の通信網6に対応した通信手段152を稼動することにより通信網5および6を並行して利用して前記通信サービスを実行する。
次いで、前記移動体端末1は、サーバ2に向けて送信する、前記通信サービスにかかる送信情報に対して複製処理を行うと共に、前記並行に稼動状態にある一方及び他方の通信網5,6を介してこの情報を送信する。
次に、前記プロキシサーバ3が、前記移動体端末1の送信した同一内容の中継受信情報を受信する。受信したこの中継受信情報に対して前記プロキシサーバ3の備える受信情報加工装置33は合成復元処理を行うと共に、前記プロキシ実行手段31が復元された当該中継受信情報を一時的に保持する。
次いで、前記プロキシサーバ3は前記中継受信情報を前記サーバ2に向けて送信し、当該サーバ2の備える通信サービス提供手段21が当該情報を受取る。
これにより、移動体端末1とサーバ2との間で実行される通信動作(移動体端末1の送信動作およびサーバ2の受信動作)である1つのセッションが完了する。
以上の動作による通信データの流れを図9では、矢印201及び301により表わしている。
次に、上記第2実施形態の動作説明(1)について更に詳説する
上記第2実施形態における通信サービス継続システムの通信動作のうち移動体端末1からサーバ2に向けての送信動作時における通信手段切替え動作を図10のフローチャートに基づいて説明する。
まず、移動体端末1とサーバ2は、プロキシサーバ3および通信網5を介して相互に通信を行い、前記サーバ2の提供する通信サービスの実行を行っている(ステップS41)。
ここで、前記移動体端末1は、前記通信手段151および通信網5を介してのプロキシサーバ3との通信状態を維持しつつ、前記移動体端末1の備える前記通信手段152を稼動することにより、対応する通信網5および6を並行に利用して、プロキシサーバ3と通信可能な状態を設定する(ステップS42)。
次いで、前記移動体端末1の通信サービス実行手段11は、サーバ2に向けて送信する送信情報(データ列1000)を生成すると共に、当該送信情報(データ列1000)に対応した送信情報加工部12#1を設定する(ステップS43)。
ここで設定された当該送信情報加工部12#1が、前記送信情報に対して行う複製加工処理(ステップS44〜S46)については、前述の第1実施形態における動作説明(1)のステップS4〜S6と同様である。
前記複製加工処理の後、前記データ転送手段14が、同一内容のデータ列1002を稼動中のデータ通信手段151および152に分配すると共にそれぞれの通信手段に対応した通信網5および6を介してプロキシサーバ3に向けて送信する(ステップS47)。
次いで、前記プロキシサーバ3では、前記データ転送手段34が、前記通信網5および6それぞれを介して送り込まれた同一内容の情報(データ列1002)を中継受信すると共に当該データ列1002(中継受信情報)に対応する受信情報加工部33#1を設定する(ステップS48)。
次いで、前記受信情報分配手段36が、前記データ列1002を受信情報加工部33#1の備える受信情報合成手段331に分配する(ステップS49)。
設定された前記受信情報加工部33#1が、前記中継受信情報に対して行う合成復元処理(ステップS50〜S52)については、前述の第1実施形態における動作説明(1)のステップS10〜S12と同様である。
前記合成復元処理に続いて、ここで復元されたデータ列1000をプロキシ実行手段31が受取りこれを一時的に保持すると共に、前記データ分配手段36が前記データ列1000をサーバ2に送信する(ステップS53)。
上記の中継受信情報の流れを図9では、矢印201で表している。
次いで、前記サーバ2の備える前記データ転送手段24が、前記プロキシサーバ3から送り込まれた前記データ列1000を受信すると共に、当該データ列1000を通信サービス提供手段21が受取る(ステップS54)。
これにより、前記移動体端末1から前記プロキシサーバ3を経由して前記サーバ2へと通信サービスにかかる情報が送信される一つのセッションが成立する。
上記の中継受信情報の流れを図9では、矢印301で表している。
ここで、本第2実施形態の動作説明(1)におけるステップS48以降に、前記移動体端末1側で並行して稼動中の通信手段151および152のうち、一方の通信手段151を停止状態に設定する切替動作を行う通信切替動作(図10の※3を参照:通信限定工程)により、前記通信サービスの実行に利用される通信手段を一方の通信手段151から他方の通信手段152へと切替えることができる。
尚、前記通信手段の切替動作は、次のセッションにおいて前記移動体端末1によって送信または受信動作を行われるまでの時間帯であれば、任意のタイミングに行うことができる。
又、移動体端末1側で複数の通信手段が並行して稼動状態に設定された(ステップS22)後、移動体端末1とサーバ2との間で送受信動作が行われなければ、または送信情報の送信前の状態であれば、切替え動作を行うことができる。
更に、本第2実施形態の動作説明(1)において、前記複製情報送信工程(ステップS47)と前記切替動作(図10の※3を参照)が行われるタイミングとの時間間隔が広ければ、その分前記同一内容の送信情報がサーバ側で受信される時間的余裕ができるため、通信情報の欠落を抑制し安定した通信網の切替動作を行うことができる。
次に、前述した第2実施形態の動作2についてその全体的な動作を説明する。
上記第2実施形態のように構成される通信サービス継続システムで、本第2実施形態の動作説明(1)と同様に移動体端末1の利用者はサーバ2の提供する通信サービスを並列に設けられた3つの通信網のうちの一方の通信網5を介して利用して実行している。
次いで、移動体端末1側で他方の通信手段152を稼動することにより通信網5および6を並行して利用して前記通信サービスを実行する。
次いで、前記サーバ2は、移動体端末1に向けて前記通信サービスにかかる送信情報を生成すると共にを送信する。
次に、前記プロキシサーバ3が、前記サーバ2の送信した情報(以下「中継送信情報」という)を受信すると共に当該中継送信情報に対して複製加工処理を行う。
次いで、前記並行して稼動状態にある通信網5及び6を介して同一内容の前記中継送信情報を前記移動体端末1に向けて送信する。
次に、前記移動体端末1の備える受信情報加工装置13が、受信した中継送信情報に対して合成復元処理を行うと共に、前記通信サービス実行手段11が復元された情報を受取る。
これにより、移動体端末1とサーバ2との間で実行される通信動作(サーバ2の送信動作および移動体端末1の受信動作)である1つのセッションが完了する。
以上の動作による通信データの流れを図9では、矢印302及び201により表わされている。
[第2実施形態の動作説明(2)]
以下、上記第2実施形態における通信サービス継続システムの動作のうち、前記サーバ2から通信データが送られる際に移動体端末1の利用者が通信手段及び通信網の切替えを行う場合における通信手段切替え動作について図11のフローチャートに基づいて説明する。
まず、移動体端末1とサーバ2とは、プロキシサーバ3および並列に設けられた3つの通信網のうちの1つである通信網5を介して相互に通信を行い、前記サーバ2の提供する通信サービスを実行している(ステップS61)。
次いで、前記移動体端末1は、通信手段151および通信網5を介したプロキシサーバ3との通信状態を維持しつつ、前記移動体端末1の備える通信手段152を稼動することにより、通信網5および6を並行に利用して通信可能な状態を設定する(ステップS62)。
このとき、前記サーバ2の通信サービス提供手段21が、移動体端末1に向けて送信する送信情報(データ列1000)を生成すると共に、前記データ転送手段24が、当該送信情報(データ列1000)を前記プロキシサーバ3に送信する(ステップS63)。
次いで、前記プロキシサーバ3では、前記データ転送手段34が前記サーバ2から送り込まれた情報(データ列1000)を受信すると共に、前記プロキシ実行手段31が当該データ列1000を受取り一時的に保持する(ステップS64)。
このデータ1000の流れを図9では、矢印302で表している。
次いで、前記プロキシ実行手段31は、移動体端末1に向けて送信する中継送信情報である前記データ列1000に対応した送信データ加工手段32#1を設定する(ステップS65)。
ここで、設定された前記送信情報加工部32#1が、前記中継送信情報に対して行う加工処理(ステップS66〜S68)については、前述の第1実施形態における動作説明(2)のステップS24〜S26と同様であり、まず、前記送信情報加工部32#1の備える前記データ変換手段321が、前記プロキシサービス実行手段31から前記中継送信情報を受取り、当該中継送信情報にデータ変換処理を行う(ステップS66)。具体的には、図3のデータ列1000をデータ列1001に変換する処理を行う。
次いで、前記区切情報挿入手段322が、前記データ変換手段321から前記データ列1001を受取ると共に、当該データ列1001に対して区切情報挿入処理を行う(ステップS67)。具体的には、図3のデータ列1001をデータ列1002に変換する処理を行う。
次いで、前記データ分流手段323が、前記区切情報挿入手段322から区切り情報を挿入されたデータ列1002を受取ると共に、当該データ列1002を稼動状態にある通信手段151,152に対応して複製処理を行う。ここでは、複製処理によって同一内容のデータ列1002を1つ複製して生成する(ステップS68)。
次に、前記データ転送手段34が、2つの同一内容のデータ列1002を、前記移動体端末1側で稼動中の通信手段151,152に対応した通信網5,6それぞれに分配し、当該通信網5,6を介して移動体端末1に向けて送信する(ステップS69)。
次に、前記移動体端末1では、前記データ転送手段14が、稼動中の前記通信手段151,152それぞれを介してプロキシサーバ3から送り込まれた同一内容のデータ列1002を受信すると共に当該情報に対応する受信情報加工部13#1を設定する(ステップS70)。
次いで、前記受信情報分配手段16が、前記データ転送手段14が受信した前記データ列1002を前記受信情報加工部13#1の備える受信情報合成手段131に分配する(ステップS71)。
ここで、前記受信情報加工部13#1が、前記受信情報に対して行う合成復元処理(ステップS72〜S74)については、前述の第1実施形態における動作説明(2)のステップS30〜S32と同様の合成復元処理を行う。
最後に、通信サービス提供手段21が、前記受信情報加工部13#1により復元されたデータ列1000を受取る。
これにより、サーバ2からプロキシサーバ3を介して移動体端末1へ通信情報が送られる、ひとつのセッションが完了する。
上記プロキシ実行手段31から通信サービス実行手段21への前記中継送信情報の流れを図9では、矢印202で表している。
ここで、上記第2実施形態の動作説明(2)におけるステップS71以降に、前記移動体端末1側で並行して稼動中の通信手段151および152のうち、一方の通信手段151を通信停止状態に設定する通信切替動作(図11の※4を参照:通信限定工程)により、前記通信サービスの実行に利用される通信手段を一方の通信手段151から他方の通信手段152へと切替えることができる。
以上のように、本第2実施形態によれば、移動体端末およびサーバの双方が備える送信情報加工部と受信情報加工部とが、実行中の通信サービスにかかる通信情報に対して連動して加工処理を行うことにより、前記移動体端末側で前記通信情報の欠落や遅延なく、且つ通信サービスの切断、再接続等を伴わずに利用中の通信手段および通信網をスムーズに切替えることができる。
尚、前記通信手段の通信切替動作は、次のセッションで前記移動体端末1による送信または受信動作を行われるまでの時間帯であれば、任意のタイミングで行うことができる。
又、移動体端末1側で複数の通信手段が並行して稼動状態に設定された(ステップS62)後、移動体端末1とサーバ2との間で送受信動作が行われなければ、または送信情報の送信前の状態であれば、切替え動作を行うことができる。
更に、本第2実施形態の動作説明(2)において、前記複製情報送信工程(ステップS69)と前記切替動作(図11の※4を参照)が行われるタイミングとの時間間隔が広ければ、その分前記同一内容の送信情報がサーバ側で受信される時間的余裕ができるため、通信情報の欠落を抑制し安定した通信網の切替動作を行うことができる。
また、上記の第2実施形態の動作説明(1)および(2)により、移動体端末1の利用者は利用する移動体端末が送信状態にあるか受信状態にあるかの通信状態や切替動作のタイミングを意識することなく、利用する通信手段および通信網を任意のタイミングで一方から他方へと切替えることができる。
尚、上記第2実施形態においては、移動体端末1の備える通信手段151を通信手段152に切替える例を示したが、移動体端末が3つ以上の通信手段を並行に稼動状態に設定した場合においても、上記実施形態と同様の方法により通信手段の切替を行うことができる。
本発明にかかる第2実施形態は、上述したように構成され機能するので、前述した第1の実施形態の場合と同等の作用効果を有するほか、更に、プロキシサーバ3が、通信サービスにかかる送受信情報の通信中または通信手段切替時に通信データの欠落が起こることを防ぐために行う加工処理をサーバ2の動作とは別に実行することができるため、通信効率の向上と迅速化をシステム全体に有効に反映することが可能となるという効果を奏する。
本発明は、以上のように構成したので、有線、無線を問わず複数の通信網(および通信手段)が利用可能な通信システムにおいて、提供される通信サービスを効果的に利用することができる通信サービスシステムを実現することができ、携帯電話機通信および携帯端末通信の分野で、広い利用の可能性を有するものである。
本発明の第1実施形態における通信サービス継続システムが適用されるネットワーク全体を示す概略構成図である。 図1に示す第1実施形態における通信サービス継続システムの機能的構成を示すブロック図である。 図2内に開示した送信情報加工部および受信情報加工部におけるデータ列に対する加工処理の一例を示す説明図である。 図3内に開示したデータ区切情報フィールドの構成例を示す図である。 第1実施形態における通信サービス継続システム全体の動作説明(1)を示すフローチャートである。 第1実施形態における通信サービス継続システム全体の動作説明(2)を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における通信サービス継続システムが適用されるネットワーク全体を示す概略構成図である。 第2実施形態における通信サービス継続システムの機能的構成を示すブロック図である。 第2実施形態における通信データの送信方向を示す説明図である。 第2実施形態における通信サービス継続システム全体の動作説明(1)を示すフローチャートである。 第2実施形態における通信サービス継続システム全体の動作説明(2)を示すフローチャートである。
符号の説明
1 移動体端末
2 サーバ
3 プロキシサーバ
5 第一の通信網
6 第二の通信網
7 第三の通信網
8 第四の通信網
11 通信サービス実行手段
21 通信サービス提供手段
31 プロキシ実行手段
12,22,32 送信情報加工装置
13,23,33 受信情報加工装置
14,24,34 データ転送手段
15,25,35 通信部
16,26,36 受信情報分配手段
12#1,12#2,…、22#1,22#2,…、32#1,32#2,… 送信情報加工部
13#1,13#2,…、23#1,23#2,…、33#1,33#2,… 受信情報加工部
121,221,321 データ変換手段
122,222,322 区切情報挿入手段
123,223,323 データ分流手段
131,231,331 受信情報合成手段
132,232,332 区切情報削除手段
133,233,333 データ逆変換手段
151 第一のデータ通信手段
152 第二のデータ通信手段
153 第三のデータ通信手段
201,301 中継受信情報の方向
202,302 中継送信情報の方向
251,351 データ通信手段

Claims (21)

  1. 通信サービスを提供するサーバと、このサーバと並列に設けられた通信網を介して接続される移動体端末とを備えた通信サービス継続システムにおいて、
    前記移動体端末が、一方の通信網を利用した前記サーバとの通信状態を維持しつつ他方の通信網を稼動状態に設定すると共に、前記サーバに送信する送信情報を複製して同一内容の情報を前記一方及び他方の通信網を介して送信する複製情報送信機能を有する送信情報加工装置を備え、
    この送信情報加工装置が、前記サーバとの通信状態を維持しつつ利用中の一方の通信網を他方の通信網へ切替える通信網切替機能を備えていることを特徴とした通信サービス継続システム。
  2. 前記請求項1に記載の通信サービス継続システムにおいて、
    前記サーバが、前記一方及び他方の通信網を介して受信する同一内容の受信情報から一連の情報を合成する受信情報合成機能を有する受信情報加工装置を備えたことを特徴とした通信サービス継続システム。
  3. 前記請求項1に記載の通信サービス継続システムにおいて、
    前記移動体端末側の送信情報加工装置に、前記サーバが提供する通信サービスを実行する通信サービス実行手段を併設したことを特徴とする通信サービス継続システム。
  4. 前記請求項3に記載の通信サービス継続システムにおいて、
    前記移動体端末の通信サービス実行手段は、前記送信情報加工装置内に前記送信情報に対応した一又は二以上の送信情報加工部を設定する送信情報加工装置設定機能を備えていることを特徴とした通信サービス継続システム。
  5. 前記請求項1又は2に記載の通信サービス継続システムにおいて、
    前記サーバが、前記移動体端末に送信する送信情報を複製して同一内容の情報を前記一方及び他方の通信網を介して送信する複製情報送信機能を有する送信情報加工装置を備え、
    前記移動体端末が、前記サーバから送られて来る同一内容の情報から一連の情報を合成する受信情報合成機能を有する受信情報加工装置を備えたことを特徴とした通信サービス継続システム。
  6. 前記請求項5に記載の通信サービス継続システムにおいて、
    前記サーバ側の送信情報加工装置に、前記移動体端末に対して通信サービスを提供する通信サービス提供手段を併設したことを特徴とする通信サービス継続システム。
  7. 前記請求項6に記載の通信サービス継続システムにおいて、
    前記サーバの通信サービス提供手段は、前記送信情報加工装置内に送信情報に対応した一又は二以上の送信情報加工部を設定する送信情報加工装置設定機能を備えていることを特徴とした通信サービス継続システム。
  8. 前記請求項1,2又は5のに記載の通信サービス継続システムにおいて、
    前記サーバは、前記並列に設けられた通信網に対応した通信手段と、この通信手段を介して前記移動体端末と必要な情報の送受信を行うデータ転送手段とを備えたことを特徴とする通信サービス継続システム。
  9. 前記請求項1又は5に記載の通信サービス継続システムにおいて、
    前記移動体端末は、前記並列に設けられた通信網に対応した通信手段を備え、この通信手段を介して前記サーバと必要な情報の送受信を行うデータ転送手段を前記通信手段に併設したことを特徴とする通信サービス継続システム。
  10. 前記請求項1又は5に記載の通信サービス継続システムにおいて、
    前記各送信情報加工装置は、予め設定された一又は二以上の送信情報加工部を備えると共に、
    この各送信情報加工部は、前記送信情報の特定箇所のデータを変換することにより区切情報の挿入箇所を設定するデータ変換手段と、予め設定された前記送信情報のデータ箇所に区切り情報を挿入する区切情報挿入手段と、稼動中の前記通信手段に対応させて前記送信情報を複製する送信情報複製手段とを備えたことを特徴とした通信サービス継続システム。
  11. 前記請求項2又は5に記載の通信サービス継続システムにおいて、
    前記各受信情報加工装置は、予め設定された一又は二以上の受信情報加工部を備えると共に、
    この各受信情報加工部は、前記一方および他方の通信網を介して受信した同一内容の受信情報から一連の受信情報を合成する受信情報合成手段と、合成された一連の受信情報から前記区切情報を削除する区切情報削除手段と、前記区切情報を削除された受信情報のうち送信側で変換処理の行われたデータ箇所を復元する逆変換処理を行うデータ逆変換手段とを有することを特徴とした通信サービス継続システム。
  12. 前記請求項8又は9に記載の通信サービス継続システムにおいて、
    前記各データ転送手段に、受信情報を前記受信情報加工装置に分配する受信情報分配手段を併設したことを特徴とした通信サービス継続システム。
  13. 前記請求項8又は9に記載の通信サービス継続システムにおいて、
    前記各データ転送手段が、前記受信情報加工装置内に受信情報に対応した一又は二以上の受信情報加工部を設定する受信情報加工部設定機能を有することを特徴とした通信サービス継続システム。
  14. 通信サービスを提供するサーバと、このサーバと並列に設けられた通信網を介して接続される移動体端末とを備えた通信サービス継続システムにおいて、
    前記サーバと前記移動体端末との通信を中継する通信中継機能を備えたプロキシサーバを前記サーバに併設し、
    前記移動体端末が、一方の通信網を利用した前記プロキシサーバとの通信状態を維持しつつ他方の通信網を稼動すると共に、前記プロキシサーバに送信する送信情報を複製して同一内容の情報を前記一方及び他方の通信網を介して送信する複製情報送信機能を有する送信情報加工装置を備え、
    この送信情報加工装置が、前記プロキシサーバとの通信状態を維持しつつ利用中の一方の通信網を他方の通信網へ切替える通信網切替機能を有し、
    前記プロキシサーバが、前記移動体端末から前記一方および他方の通信網を介して受信する同一内容の受信情報から一連の情報を合成する受信情報合成機能を有する受信情報加工装置を備えたことを特徴とした通信サービス継続システム。
  15. 前記請求項14に記載の通信サービス継続システムにおいて、
    前記プロキシサーバが、利用中の一方の通信網を前記移動体端末との通信状態を維持しつつ他方の通信網を稼動すると共に、前記移動体端末に送信する送信情報を複製して同一内容の情報を前記一方及び他方の通信網を介して送信する複製情報送信機能を有する送信情報加工装置を備え、
    前記移動体端末が、前記一方及び他方の通信網を介して受信する同一内容の受信情報から一連の情報を合成する受信情報合成機能を有する受信情報加工装置を備えたことを特徴とする通信サービス継続システム。
  16. 移動体端末とサーバとが並列に設けられた通信網を介して通信を行うに際し、前記移動体端末側で利用中の通信網を一方から他方へ切替える通信サービス継続方法において、
    前記移動体端末側で一方の通信網を介して通信中に他方の通信網を前記一方の通信網と並行して稼動状態に設定する並行通信工程と、
    前記移動体端末側で同一内容の情報を複製生成すると共にこの情報を一方及び他方の通信網を介して送信する複製情報送信工程と、
    前記移動体端末側で並行して稼動状態にある一方および他方の通信網のうち前記一方の通信網の通信状態を停止状態とする通信限定工程と、
    を備えていることを特徴とした通信サービス継続方法。
  17. 前記請求項16に記載の通信サービス継続方法において、
    前記サーバ側で前記同一内容の情報を一方および他方の通信網を介して受信すると共にこの情報を一連の情報に合成する受信情報合成工程を、前記通信限定工程の前に設けたことを特徴とする通信サービス継続方法。
  18. 前記請求項16に記載の通信サービス継続方法において、
    前記サーバ側で前記同一内容の情報を一方および他方の通信網を介して受信すると共にこの情報を一連の情報に合成する受信情報合成工程を、前記通信限定工程の後に設けたことを特徴とする通信サービス継続方法。
  19. 移動体端末とサーバとが並列に設けられた通信網を介して通信を行うに際し、前記移動体端末側で利用中の通信網を一方から他方へ切替える通信サービス継続方法において、
    前記移動体端末側で一方の通信網を介して通信中に他方の通信網を前記一方の通信網と並行して稼動状態に設定する並行通信工程と、
    次いで、前記サーバ側で同一内容の情報を複製生成すると共にこの情報を前記一方および他方の通信網を介して送信する複製情報送信工程と、
    次に、前記移動体端末側で前記同一内容の情報を受信すると共にこの情報を一連の情報に合成する受信情報合成工程と、
    前記受信情報合成工程実行中に、前記移動体端末側で稼動中の前記一方の通信網の通信を停止する通信限定工程と、
    を備えていることを特徴とした通信サービス継続方法。
  20. 移動体端末とサーバとが、並列に設けられた通信網を介して通信を行うに際し、前記移動体端末側で利用中の通信網を一方から他方へ切替えるための通信サービス継続プログラムにおいて、
    一方の通信網を利用した通信状態を維持しつつ他方の通信網を稼動状態に設定する並行通信機能、
    前記サーバに向けて送信する送信情報を複製して同一内容の情報を前記一方及び他方の通信網を介して並行に送信する複製情報送信機能、
    前記複製情報送信機能の実行後に利用中の前記一方及び他方の通信網のうち一方の通信網を介する通信を停止する通信限定機能、
    をコンピュータに実行させることを特徴とした通信サービス継続プログラム。
  21. 移動体端末とサーバとが、並列に設けられた通信網を介して通信を行うに際し、前記移動体端末側で利用中の通信網を一方から他方へ切替えるための通信サービス継続プログラムにおいて、
    一方の通信網を利用した通信状態を維持しつつ他方の通信網を稼動状態に設定する並行通信機能、
    前記並行して稼動中の一方及び他方の通信網を介して前記サーバから送られる同一内容の情報を受信すると共に当該情報から一連の情報を合成する受信情報合成機能、
    受信情報合成機能の実行中に前記並行して稼動状態にある通信網のうちの一方の通信網を介する通信を停止する通信限定機能、
    をコンピュータに実行させることを特徴とした通信サービス継続プログラム。
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