JP2008118365A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、通信装置に関し、詳細には、回線信号のモニタ音や操作部での操作時の操作関連音等を操作者に良好な状態で出力する通信装置に関する。
【解決手段】ファクシミリ装置1は、操作者の高さを人体検知センサで検出して、該検出した操作者の高さに応じて、ACK、NACK等の操作音や警告音等の出力音声及び回線のモニタ音を増幅する増幅器のゲイン値を調整し、また、回線モニタするフィルタのフィルタ値を調整することで、スピーカ7からの出力音声の音量や音質を調整している。したがって、操作者の高さにかかわらず、出力音声を適切な音量や音質に調整することができ、操作者が聞きやすい音声出力を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信装置に関し、詳細には、ファクシミリ通信信号等の通信信号のモニタ音や操作部の操作時の操作関連音等の出力音声を操作者に良好な状態で出力する通信装置に関する。
ファクシミリ装置においては、ファクシミリを送受信機能、電話機能及び留守番電話機能を有しており、回線信号をモニタして拡声出力したり、留守番電話機能で録音した音声を拡声出力し、また、操作部でのキー操作時のACK音、NACK音、さらには、各種警告音等を拡声出力する音声出力機能を備えている。
そして、従来のファクシミリ装置は、モニタ音やモニタ音以外の音の出力において、モニタ音とモニタ音以外の音のゲインを切り換えて、モニタ音以外の音の回線系への回り込みを防止している(特許文献1参照)。
また、従来のファクシミリ装置は、留守番電話機能への応答メッセージの内蔵マイクからの録音時とファクシミリ装置及び外設電話機の送受話器からの入力時とでゲイン切換を行うとともに、発呼側からのメッセージをモニタスピーカから出力したり、送受話器から出力したり、また、外設電話機の送受話器から出力するが、これらの出力方法でゲインを自動調整して、いる(特許文献2参照)。
ところが、これらの従来技術にあっては、モニタ音とモニタ音以外でのゲインの切り換えや出力方法でのゲインの切り換えを行っているのみであり、出力音の聞き取り易さについては、考慮されていなかった。
そして、従来、マイクからの音声ガイダンスの出力音声と、音声領域よりも広い環境音とを検出して、両検出音の差に基づいて該音性ガイダンスの音量を調整するファクシミリ装置が提案されている(特許文献3参照)。
特開平8−228247号公報 特開平7−74879号公報 実開平6−2855号公報
しかしながら、上記特許文献3記載の従来技術にあっては、環境音(環境ノイズ)と音声ガイダンスの出力音声との差に基づいて音声ガイダンスの出力音声の音量を調整しているため、操作者にとって良好な聞きやすさの音声出力を安価に行う上で改良の必要があった。
すなわち、環境ノイズは時々刻々と変化するものであり、このような環境ノイズに基づいて音声ガイダンスの音量を調整することは、実用性が困難であるだけでなく、ファクシミリ装置を操作する操作者にとっては、ファクシミリ装置から出力される音声の聞きやすさは、環境音との相対的な音量だけでなく、ファクシミリ装置から発生される音と操作者との位置関係も大きく影響しており、改良の必要があった。
そこで、本発明は、操作者がより聞きやすい音声出力を安価に行う通信装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の通信装置は、所定の回線を介して通信する通信装置において、所定の音声を出力する音声出力手段と、該音声出力手段の出力する音声の音量または/及び音質を調整する音声調整手段と、操作者の高さを判別する高さ判別手段と、操作者の高さと前記音声出力手段から出力する音声の音量または/及び音質の音声関連データを関連付けて記憶する音声関連データ記憶手段と、前記高さ判別手段の判別した操作者の高さに対応する前記音声関連データを前記音声関連データ記憶手段から取得し、該音声関連データに基づいて前記音声出力手段の出力する音声の音量または/及び音質を前記音声調整手段に調整させる制御手段と、を備えていることにより、上記目的を達成している。
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記音声出力手段は、各種操作を行う操作手段の操作に応じた操作音等の音声を出力するものであってもよい。
また、例えば、請求項3に記載するように、前記通信装置は、前記回線での回線信号の減衰を測定して、該減衰を補正するための補正値を所定の周波数毎に記憶する補正値記憶手段と、該回線からの回線信号の周波数を検出する周波数検出手段と、該回線からの回線信号をモニタするモニタ手段と、該モニタ手段のモニタした回線信号に減衰補正を施して前記音声出力手段に出力させる補正手段と、を備え、前記制御手段は、前記周波数検出手段の検出した回線信号の周波数に対応する補正値を前記補正値記憶手段から取得して、該補正値に基づいて前記補正手段に減衰補正を行わせるものであってもよい。
さらに、例えば、請求項4に記載するように、前記通信装置は、前記補正値記憶手段が、前記回線が外線であるときの該外線での回線信号の前記減衰を補正する補正値と前記回線が内線であるときの該内線での回線信号の前記減衰を補正する補正値を所定の周波数毎にそれぞれ記憶し、前記制御手段は、接続している回線が内線であるか外線であるかの回線種別を判別して、該判別した回線種別と前記周波数検出手段の検出した回線信号の周波数に対応する前記補正値を該補正値記憶手段から取得して、該補正値に基づいて前記補正手段に減衰補正を行わせるものであってもよい。
また、例えば、請求項5に記載するように、前記高さ判別手段は、光波、電波等の所定の検出波を放射する検出波放射手段と、操作者からの該検出波の反射を検出する検出波検出手段と、該検出波検出手段の検出結果に対応する操作者の高さを該各検出結果毎に記憶する高さ記憶手段と、を備え、前記制御手段が、該検出波検出手段の検出結果に対応する操作者の高さを該高さ記憶手段から取得するものであってもよい。
さらに、例えば、請求項6に記載するように、前記高さ判別手段は、操作者が操作者の高さに応じてその傾きを調整して各種操作を行う操作手段の該傾きを検出する傾き検出手段と、該傾き検出手段の検出する傾きに対応する操作者の高さを該所定の傾き毎に記憶する高さ記憶手段と、を備え、前記制御手段が、該傾き検出手段の検出した傾きに対応する操作者の高さを該高さ記憶手段から取得するものであってもよい。
また、例えば、請求項7に記載するように、前記通信装置は、壁等の音を反射・吸収する周囲物質の配置状況を検出する配置状況検出手段を備え、前記制御手段は、該配置状況検出手段の検出した周囲物質の配置状況に応じて、前記音声調整手段に前記音声出力手段の出力する音声の音量を調整させるものであってもよい。
さらに、例えば、請求項8に記載するように、前記通信装置は、少なくとも各種操作を行う操作手段が本体部分と分離可能であって、前記音声出力手段が、該本体部分に設けられており、該分離されている操作手段と本体部分との位置関係を検出する位置検出手段を備え、前記制御手段は、該位置検出手段の検出した位置関係に応じて、前記音声調整手段に前記音声出力手段の出力する音声の音量を調整させるものであってもよい。
本発明の通信装置によれば、操作者の高さを検出して、該操作者の高さに応じて、出力音声の音量または/及び音質を調整するので、操作者の高さにかかわらず、ACK、NACK等の操作音や回線のモニタ音等の出力音声を適切な音量や音質に調整することができ、操作者がより聞きやすい音声出力を安価に行って、通信装置の利用性を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図4は、本発明の通信装置の第1実施例を示す図であり、図1は、本発明の通信装置の第1実施例を適用したファクシミリ装置1の外観斜視図である。
図1において、ファクシミリ装置1は、本体筐体2の上部に排紙台3を挟んでADF(Auto Document Feeder)4と操作パネル5が配設されており、本体筐体2は、オプション給紙段6の上に配設されている。なお、ファクシミリ装置1は、その本体筐体2が、オプション給紙段6の代わりに、テーブルオプション等に設置されていてもよいし、直接、床に設置されていてもよい。
ファクシミリ装置1は、操作パネル5側から見て本体筐体2の左側の側面に、スピーカ7が配設されており、スピーカ7は、後述するように、回線のモニタ音、操作パネル5のキー操作時のACK音(:正常受信音)、NACK音(受信未完音)、各種警告音等の各種音声を拡声出力する。
そして、ファクシミリ装置1は、図2に示すようにブロック構成されており、コピー制御部10、通信制御部30及び電源供給部50等を備えていて、ファクシミリ通信機能、コピー機能、ファクシミリ通信機能、データ通信機能、無線通信機能等の各種機能を実行する。
コピー制御部10は、メインCPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory )13、ワークRAM14、データ処理部15、大容量メモリ16、操作パネル制御部17、上記操作パネル5、スキャナ制御部18、スキャナ19、プリンタ制御部20、プリンタ21、IO制御部22及び各種IO23等を備えており、上記各部はバス24で接続され、また、バス24に接続されているブリッジ60を介して通信制御部50と接続されている。
ROM12には、ファクシミリ装置1としての基本プログラム等の各種プログラム及びこれらの各プログラムを実行するのに必要な各種データが格納されている。
RAM13は、情報蓄積用のメモリであり、電池25でバックアップされていて、各種情報をファクシミリ装置1の電源がオフされた場合や停電の場合にも保持する。
ワークRAM14は、メインCPU11によりデータ処理のワーク領域として使用される。
メインCPU11は、ROM12内のプログラムに基づいて、ワークRAM14をデータ処理で使用しつつ、コピー制御部10の各部及び後述する通信制御部30の各部を制御して、操作パネル5の制御、スキャナ19の読み込み動作、プロッタ22でのプリント出力等のファクシミリ装置1としての基本処理を実行する。
データ処理部15は、画像データの大容量メモリ16への蓄積の効率化及び伝送時間の短縮化を図るためのものであり、ファイリング機能やプリントのエミュレーション機能を実現するために必要な各種データ処理を行う。
大容量メモリ16は、RAMあるいはハードディスク等で構成され、スキャナ制御部18に接続されているスキャナ19の読み取った原稿の画像データ及び受信した画像データ等を蓄積する。特に、大容量メモリ16は、コピー時のファイリング処理を行うためのデータ処理、特に、圧縮処理に利用される。
操作パネル制御部17には、上記操作パネル5が接続されており、操作パネル5は、テンキーやスタートキー等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)5aを備えている。操作パネル5では、操作キーにより送信先の指定やその他の送信操作等の各種命令が入力操作され、ディスプレイ5aには、操作キーで入力された各種命令内容やファクシミリ装置1からオペレータに通知する各種情報が表示される。そして、操作パネル制御部17は、操作パネル5での操作内容を取得して、メインCPU11に出力し、また、メインCPU11の制御下で、ディスプレイ5aに上記各種情報を表示させる。
スキャナ制御部18には、スキャナ19が接続されており、スキャナ19は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)を利用したイメージスキャナが利用されて、スキャナ制御部18の制御下で動作して、原稿を走査して原稿の画像を所定の解像度で読み取る。スキャナ制御部18は、メインCPU11からの制御信号に応じて、スキャナ19の動作を制御して、スキャナ19により原稿の画像を読み取らせ、スキャナ19の読み取った原稿の画像を大容量メモリ16に転送する。
上記ADF4は、複数枚の原稿がセットされ、セットされた複数枚の原稿を1枚ずつスキャナ19の読取部に搬送して、スキャナ19での読み取りの完了した原稿をADF4の原稿排紙部に排出する。
プロッタ制御部21には、プロッタ22が接続されており、プロッタ22としては、例えば、電子写真方式等の記録装置が使用されている。プロッタ制御部21は、大容量メモリ16から転送されてくる画像データ(書込データ)に基づいてプロッタ22を制御し、プロッタ22により画像データに対応した画像を記録紙に記録出力させる。プロッタ22は、画像の記録の完了した記録紙を排紙台3上に排出する。なお、プロッタ22は、両面記録機能を備えていてもよく、この場合、記録紙の表面と裏面に画像を記録出力する。
IO制御部22には、用紙センサ、ドアセンサ、ヒーター温度センサ等の各種センサ、特に、後述する人体検知センサ(高さ判別手段)やモータ類等の各種IO23が接続されており、IO制御部22は、これらの各種IO23との信号の授受を行って、受け取った信号をメインCPU11に出力する。
通信制御部30は、通信制御コントローラ31、ROM32、RAM33、ワークRAM34、通信データ蓄積メモリ35、通信データ処理部36、G3faxモデム37、アナログ回線IF38及びLAN制御部39等を備えており、上記各部は、上記ブリッジ60に接続されたバス40に接続されている。すなわち、通信制御部30は、通信ポートとして、アナログ回線IF38を備えており、ネットワークポートとして、LAN制御部39を備えている。
ROM32には、通信制御部30としての基本プログラムや後述する音声出力制御処理プログラム及びシステムデータ等が格納されており、RAM33は、電池41でバックアップされていて、各種情報をファクシミリ装置1の電源がオフされた場合や停電の場合にも保持する。RAM33には、特に、LAN(Local Area Network)に接続されているプリンタとファクシミリ装置1のプロッタ22のLAN上のアドレス及びそのプリント言語が登録され、通信制御コントローラ31により管理される。
通信制御コントローラ(制御手段)31は、ROM32内のプログラムに基づいて、ワークRAM34を使用しつつ、通信制御部30の各部を制御して通信制御部30としての処理を実行するとともに、後述する音声出力制御処理を実行する。また、通信制御コントローラ31は、ワークRAM34を利用してアナログ電話回線を使用したプログラム通信処理やLANを使用したLAN上の機器との通信を制御する。
通信データ処理部36は、通信制御コントローラ31の制御下で、送受信するデータを通信ポートに適した応じた方式で送信データの圧縮処理及び受信データの伸長処理し、また、デジタル信号処理を行う。
通信データ蓄積メモリ35は、通信制御コントローラ31の制御下で、送受信する通信データ等を蓄積する。
LAN制御部39には、LANが接続されており、LAN制御部39は、LAN上のパーソナルコンピュータやサーバ等の端末及びプリンタとの間でデータやコマンドをやり取りする。
G3faxモデム37には、アナログ回線IF38が接続されており、アナログ回線IF38には、公衆回線網のアナログ電話回線や内線網及びスピーカ7が接続されている。G3faxモデム37は、通信制御コントローラ31の制御下で動作して、送信信号の変調及び受信信号の復調を行うとともに、アナログ回線IF38を介して相手ファクシミリ装置との間でG3ファクシミリ通信手順を実行し、また、後述するように、通信制御コントローラ31の制御下で、操作パネル5のキー操作時のACK音、NACK音等の操作関連音、各種警告音、電話回線のモニタ音及びファクシミリ装置1で使用するビープ音をスピーカ7から出力させる。
上記電源供給部50は、電源コード51に接続された直流電源供給部52と電源コード51と直流電源供給部52との間に直列に接続されているメインスイッチ53等を備えており、電源コード51から供給される交流の商用電源を、直流電源供給部52で各種電圧値の直流電源に変換して、ファクシミリ装置1の各部に供給するとともに、交流電源をモータ等に供給する。メインスイッチ53は、オペレータによってオン/オフ操作されることによって、また、IO制御部22の制御信号によってオン/オフ動作し、電源コード51を介して供給される商用電源の直流電源供給部52への供給と供給遮断を行う。
アナログ回線IF38は、図3に示すように、2線4線変換回路71、ビープ音発生回路72及び増幅器(BUF)73等を備えており、これらのビープ音発生回路72及び増幅器73は、上記バス40を介して通信制御コントローラ31に接続されている。
2線4線変換回路71は、アナログ電話回線とG3faxモデム37との間に配設されており、アナログ信号の2線−4線変換等を行う。
ビープ音発生回路72は、通信コントローラの制御下で、操作パネル5のキー操作時のACK音(:正常受信音)、NACK音(受信未完音)等のビープ音信号や各種警告音等を発生させて、増幅器73に出力する。
増幅器(音声調整手段)73は、通信コントローラ31の制御下で、ビープ音発生回路72の発生させたビープ音信号を増幅してスピーカ7に出力し、スピーカ7は、増幅器73から入力されるビープ音信号に応じたビープ音を拡声出力する。上記ビープ音発生回路72及びスピーカ7は、音声出力手段として機能している。
なお、スピーカ7は、本実施例では、操作パネル5に向かって本体筐体2の左側側面に取り付けられているが、スピーカ7の取付位置は、本実施例の位置(本体筐体2の左側側面)に限るものではなく、例えば、ファクシミリ装置1の操作者に近い場所に取り付けてもよいが、回路基板の位置にもよるが、本体筐体2の全面側近くに取り付けようとすると、ハーネス経路が長くなり、コストアップの原因となったり、ノイズ混入の原因にもなるため、本実施例では、上述のように、本体筐体2の左側側面に取り付けられている。
そして、ファクシミリ装置1は、図示しないが、ファクシミリ装置1を操作する操作者を検出する人体検知センサ(高さ判別手段)が配設されており、人体検知センサは、操作者の耳の位置を検出可能な位置に、必要な数だけ配設されている。人体検知センサは、例えば、赤外線(光)を射出する赤外線発光ダイオード(検出波放射手段)、該赤外線発光ダイオードからの赤外線の射出をー定方向に制限する光学系及び射出された赤外線の反射光を検知する赤外線受光センサ(検出波検出手段)等を備えており、赤外線発光ダイオード及び赤外線受光センサから一定距離内にある物体(操作者)を検知して、最終的に通信制御コントローラ31に検出信号を送る。なお、人体検知センサは、光を放射して検出するものに限るものではなく、例えば、光の代わりに所定の電波等の検出波を放出する検出波放射器(検出波放射手段)と、人体で反射された該検出波を検出する検出波検出センサ(検出波検出手段)と、で構成されていてもよい。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のファクシミリ装置1は、操作者の耳の位置に基づいてスピーカ7から出力する音の音量を制御する。
すなわち、ファクシミリ装置1は、例えば、いま、図4(a)に示すように、立って操作する操作者aの耳位置(図4(b)参照)の検知位置を検知位置Xa、車椅子等のように座って操作する操作者bの耳位置(図4(c)参照)の検知位置を検知位置Xbとし、このときの操作者aの耳の高さを140cm、操作者bの耳の高さを106cmとする。
人体検知センサは、操作者が操作パネル5に近づくと、該操作者、特に、頭部等の位置を検出して、通信制御コントローラ31に出力し、通信制御コントローラ31は、人体検知センサからの検出信号に基づいて操作者の耳の位置を求める。ファクシミリ装置1は、この人体検知センサの検出信号に基づいて操作者の耳の位置を特定するために、例えば、人体の頭髪の感度、頭部と耳の位置関係等の位置特定データが予めRAM33等のメモリ(高さ記憶手段)に格納されており、通信制御コントローラ31は、人体検知センサの検出信号とこの位置特定データを参照して操作者の耳の位置を特定する。したがって、人体検知センサと位置特定データを記憶するメモリは、全体として高さ判別手段として機能する。
そして、通信制御コントローラ31は、特定した操作者の耳の位置とスピーカとの相対位置を数値化して、操作者の耳の位置を算出する。例えば、スピーカ7と同じ高さの操作者の耳位置を、耳位置α=0とし、このα=0の耳位置から垂直方向上方に10cm刻みで、耳位置αを、「1」、「2」、「3」、・・・等として数値化する。なお、上記耳位置αは、図4の場合、スピーカ7よりも低い位置では、操作者の耳位置としては、低すぎて意味を持たないため、上方向のみを耳位置αとして数値化している。
いま、ファクシミリ装置1は、ファクシミリ機能で用いられているACK/NACK音の2kHzの連続音を通知音として使用し、この通知音の音声信号をビープ音発生回路72に発生させる。
そして、増幅器73は、この通知音の音量を、頭脳労働に耐えられる環境ノイズの音量とされている63dB(A)から騒音とされる音量である75dB(A)までの間で、標準値を70dB(A)として、通信制御コントローラ31の制御下で、段階的に調整する。
また、ファクシミリ装置1は、RAM33等にこの耳位置αとスピーカ7から拡声出力する音声の音量となるゲイン値との関係を対応付けて耳位置−ゲインデータとして記憶しており、通信制御コントローラ31は、上記算出した耳位置αに基づいて耳位置−ゲインデータを参照してゲイン値を求め、該求めたゲイン値で増幅器73に増幅させて、所望の音量でスピーカ7に出力させる。
すなわち、通信制御コントローラ31は、人体検知センサからの検出信号に基づいて操作者の耳の位置を耳位置αとして数値化し、該数値化した耳位置αに基づいて、RAM33等のメモリ(音声関連データ記憶手段)に格納されている耳位置−ゲインデータを参照して、該耳位置αに対応するゲイン値を求め、該ゲイン値を増幅器73に設定して、該ゲイン値でビープ音発生回路72で発生された音声信号を増幅させてスピーカ7に該耳位置αに対応する音量で連続音を拡声出力させる。すなわち、音声関連データ記憶手段には、操作者の高さとしての耳位置αとスピーカ7から出力する音声の音量(音声関連データ)を関連付けたデータとして、ゲイン値を記憶しており、通信制御コントローラ31は、耳位置αに基づいてゲイン値を取得して、増幅器73での音量調整を行っている。
このように、本実施例のファクシミリ装置1は、操作者の高さを検出して、該操作者の高さに応じて、増幅器73のゲイン値を調整することで、スピーカ7からの出力音声の音量を調整している。
したがって、操作者の高さにかかわらず、ACK、NACK等の操作音や警告音等の出力音声を適切な音量に調整して出力することができ、操作者がより聞きやすい音声出力を安価に行って、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
また、本実施例のファクシミリ装置1は、光波、電波等の所定の検出波を放射して、操作者からの該検出波の反射を検出し、該検出結果に対応する操作者の高さを該各検出結果毎に位置特定データとして記憶するメモリから読み出して取得している。
したがって、操作者が操作パネル5に近づいてくると、速やかにかつ高精度に操作者の高さ(耳位置)を検出することができ、ファクシミリ装置の利用性をより一層向上させることができる。
図5は、本発明の通信装置の第2実施例を適用したファクシミリ装置のアナログ回線IF80の要部回路構成を示す図である。
なお、本実施例は、上記第1実施例のファクシミリ装置1と同様のファクシミリ装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、上記第1実施例と同様の構成部分には、同一の符号を付すとともに、図示しない部分についても、必要に応じて、第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例のファクシミリ装置1は、上記第1実施例のファクシミリ装置1と同様の構成を有しているが、そのアナログ回線IF80は、図5に示すように、上記第1実施例のアナログ回線IF38と同様の2線4線変換回路71、ビープ音発生回路72及び増幅器73を備えているとともに、回線診断回路81とフィルタ82を備えており、ビープ音発生回路72、増幅器73、回線診断回路81及びフィルタ82は、上記バス40を介して通信制御コントローラ31に接続されている。
2線4線変換回路71、ビープ音発生回路72及び増幅器73は、第1実施例と同様であり、その説明を省略する。
回線診断回路(周波数検出手段)71は、2線4線変換回路71とG3faxモデム37との間に接続され、アナログ電話回線からの受信信号についてその周波数特性(200Hz〜4kHz)を測定し、この周波数特性を、デジタル値として通信制御コントローラ31が読み出して、RAM41等のメモリに保持する。
フィルタ(モニタ手段、補正手段)82は、アナログ電話回線からの信号をモニタして、所定のフィルタ処理を施した後、モニタ音声信号として増幅器73に出力し、増幅器73がこのモニタ音声信号を通信制御コントローラ31の制御下で増幅してスピーカ7を介して、モニタ音声として出力させる。
また、ビープ音発生回路72は、上記第1実施例の場合と同様に、通信コントローラの制御下で、操作パネル5のキー操作時のACK音やNACK音等のビープ音信号を発生させて、フィルタ82を介して増幅器73に出力するが、フィルタ82は、ビープ音発生回路72からのビープ音信号に対しては、そのまま通過させて増幅器73に出力する。
上記アナログ回線IF80は、フィルタ82が、アナログ回線からの信号をモニタして、通信制御コントローラ31の制御下で、該モニタしたモニタ信号を減衰補正するために、該モニタ信号に対して、J(f)のフィルタ処理を行って増幅器73に出力する。
そして、ファクシミリ装置1は、ファクシミリ装置1の設置時または任意のタイミングに、フィルタ82のフィルタ設定値を求めてRAM33等のメモリに格納する。
すなわち、ファクシミリ装置1の設置時または任意のタイミングに、サービスマンやファクシミリ装置1の管理者が、200Hz〜4kHz、−15dBm、フラットの基準信号を送出するサービスセンタ等の基準信号発生施設に電話発信して、該基準信号発生施設が、この電話発信に応じて、基準信号が送出されてくると、この基準信号を回線診断回路81で検出し、通信制御コントローラ31が、回線診断回路81の検出した検出信号と基準信号との差分K(f)を減衰率として求めて、所定周波数毎に、RAM33等のメモリに、この差分K(f)を一旦格納する。
次に、通信制御コントローラ31は、基準信号発生施設からの基準信号の検出信号が、200Hz〜4kHzの周波数でフラットになり、かつ、70dB(A)になるように補正する補正値L(f)を、演算により、あるいは、スピーカ7からの出力音声を所定の測定器を用いた測定結果に基づいて、操作者の耳位置α毎に、かつ、所定周波数毎に、求めて、テーブル化して、RAM33等のメモリ(補正値記憶手段)に格納する。また、必要に応じて、このときのゲイン値を求めてRAM33等のメモリに格納する。
そして、通信制御コントローラ31は、通常動作時に、アナログ回線からの受信信号をフィルタ82がモニタし、回線診断回路81が該信号の周波数を検出すると、上記同様に、人体検知センサの検出信号に基づいて、操作者の耳位置αを数値化し、上記差分K(f)と補正値L(f)を該耳位置αと該周波数に基づいて上記メモリのテーブルから読み出して、次式(1)により、調整フィルタ値Jα(f)を求める。
Jα(f)=K(f)+L(f)・・・(1)
通信制御コントローラ31は、調整フィルタ値Jα(f)を求めると、フィルタ82にこの調整フィルタ値Jα(f)を設定して、フィルタ82が、モニタ信号にこの調整フィルタ値Jα(f)でフィルタ処理して減衰補正を行って増幅器73に出力し、増幅器73で必要な増幅を行って、スピーカ7から放出させる。
また、通信制御コントローラ31は、操作パネル5でキー操作されると、上記同様に、ビープ音発生回路72にビープ音信号を発生させ、このビープ音信号をフィルタ82を通過させた後、増幅器73で操作者の耳位置αに応じたゲイン値で増幅させて、スピーカ7から出力させる。
このように、本実施例のファクシミリ装置1は、回線での回線信号の減衰率である回線診断回路81の検出した検出信号と基準信号との差分K(f)から該減衰を補正するための補正値L(f)を、所定の周波数毎にRAM33等のメモリに記憶し、人体検知センサの検知結果から操作者の耳位置を求め、また、回線診断回路81が回線信号の周波数を検出すると、該周波数に対応する差分K(f)と補正値L(f)をメモリから取得し、該差分K(f)と補正値L(f)から調整フィルタ値Jα(f)を式(1)で算出して、該調整フィルタ値Jα(f)でフィルタ82にフィルタ処理を行わせることで減衰補正を行っている。
したがって、操作者の高さにかかわらず、回線のモニタ音(ダイヤルトーン、音声ガイダンスセンタ等からの音声)を適切な音量や音質に調整することができ、操作者が聞きやすい音声出力を安価に行って、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
なお、上記説明においては、ファクシミリ装置1が、アナログ電話回線として外線に直接接続されている場合について説明したが、内線に接続される場合にも適用することができるが、内線に接続する場合には、以下のように処理を行う。なお、以下の説明では、説明を簡単にするために、内線に接続している場合には、周波数特性はフラットであるものとする。
すなわち、ファクシミリ装置1の設定時または任意のタイミングに、サービスマンやファクシミリ装置1の管理者が、上記初期設定の設定操作を行う際に、内線診断を設定する。このとき、ファクシミリ装置1の回線を無信号のオフフック状態とし、回線診断回路81によって内線交換機によるダイヤルトーンのゲインを検出し、次に、「0」発信して、外線のダイヤルトーンを検出して、減衰率K2を測定して、RAM33等のメモリに記憶して初期設定を終了する。
そして、通信制御コントローラ31は、内線時には、次式(2)によって決定される内線時調整フィルタ値Jα2(f)を採用する。
Jα2(f)=K2+L(f)・・・(2)
なお、K2は、ゲインのみである。
ファクシミリ装置1は、通常動作時、操作者が「0」発信を行うか否かを判別し、回線診断回路81が上記外線のダイヤルトーンの検出をすることで、内線接続、外線接続の状態を判別することができる。
そして、内線接続時には、通信制御コントローラ31は、上記(2)式の内線時調整フィルタ値Jα2(f)をフィルタ82に設定し、また、増幅器73に設定して、音声出力し、外線接続時には、上記(1)式の調整フィルタ値Jα(f)をフィルタ82に設定し、また、増幅器73の必要なゲイン調整を行う。
すなわち、ファクシミリ装置1は、RAM33等のメモリに、回線が外線であるときの該外線での回線信号の補正値と回線が内線であるときの該内線での回線信号の補正値を所定の周波数毎にそれぞれ記憶し、通信制御コントローラ31が、接続している回線が内線であるか外線であるかの回線種別を判別して、該判別した回線種別と回線診断回路81の検出した回線信号の周波数に対応する補正値を該メモリから取得して、該補正値に基づいて、調整フィルタ値Jα(f)または内線時調整フィルタ値Jα2(f)を求めて、該調整フィルタ値Fα(f)または内線時調整フィルタ値Jα2(f)によってフィルタ82にフィルタ処理を行わせている。
したがって、内線接続される場合にも、また、外線接続される場合にも、操作者がダイヤルトーンを聞いたり、音声ガイダンスセンタ等の回線信号を聞いたりするとき、操作者の耳の位置に応じて良好な音量・音質で音声を出力ることができ、ファクシミリ装置1の利用性をより一層向上させることができる。
図6は、本発明の通信装置の第3実施例を適用したファクシミリ装置1の外観側面図である。
なお、本実施例は、上記第1実施例のファクシミリ装置1と同様のファクシミリ装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
図6において、本実施例のファクシミリ装置1は、上記第1実施例のファクシミリ装置1と同様の構成を有しているが、その操作パネル5が、実線と破線で示すように、所定の角度だけ操作者側の先端部が、その基端側の端部を回転中心として、上下方向に回転移動させるメカ機構が配設されている。
したがって、操作者は、ファクシミリ装置1の操作を行う際に、自己の顔の位置に応じてディスプレイ5aを見やすい角度に操作パネル5を回転させて操作する。
ファクシミリ装置1は、図示しないが、この操作パネル5の回転角度を検出する角度センサ(傾き検出手段)が設けられており、角度センサは、検出した操作パネル5の回転角度を通信制御コントローラ31に出力する。
また、ファクシミリ装置1は、上記第1実施例で説明した検知位置Xbのユーザの見やすい操作パネル5の回転位置での角度センサの検出角度を0度、検知位置Xaのユーザの見やすい操作パネル5の回転位置での角度センサの検出角度を、β度(マイナスの角度)とすると、角度検出センサの検出角度と操作者の耳の位置とのデータが予めRAM33等のメモリ(高さ記憶手段)に角度−耳位置テーブルとして格納されている。上記角度センサと角度−耳位置テーブルを記憶するRAM33等のメモリは、全体として高さ判別手段として機能している。
この場合、操作者の耳位置方向の角度(耳角度)γは、次式(3)で与えられる。
γ=δ−β・・・(3)
この耳角度γと操作パネル5(本体筐体2)と操作者の位置までの距離(例えば、40cm)に基づいて耳位置αを決定することができるが、上述のように、この角度γと耳位置αとの関係を予め角度−耳位置テーブルとしてメモリに格納して、いちいち演算することなく耳位置αを速やかに決定できるようにしているが、耳角度から耳位置αを算出すると、速やかに耳位置αを求めることができる。
さらに、ファクシミリ装置1は、第1実施例と同様に、RAM33等に耳位置αとスピーカ7から拡声出力する音声の音量となるゲインとの関係を対応付けて耳位置−ゲインデータとして記憶している。
そして、ファクシミリ装置1は、例えば、図4(a)に示したように、立って操作する操作者aの耳位置の検知位置を検知位置Xa、車椅子等のように座って操作する操作者bの耳位置の検知位置を検知位置Xbとし、このときの操作者aの耳の高さを140cm、操作者bの耳の高さを106cmとする。
いま、操作者が操作パネル5に近づいて、操作パネル5のディスプレイ5aが見やすい角度に操作パネル5を回転させると、角度センサが、操作パネル5の角度を検出して、通信制御コントローラ31に出力し、通信制御コントローラ31は、角度センサからの角度信号に基づいて上記メモリの角度−耳位置テーブルを参照して、耳位置αを取得する。
通信制御コントローラ31は、アナログ回線IFとして、第1実施例のアナログ回線IF38を備えているときには、取得した操作者の耳の位置に基づいて耳位置−ゲインデータを参照して、ゲイン値を求め、該求めたゲイン値で増幅器73にビープ音発生回路72からのACK等の音声信号を増幅させてスピーカ7に出力させる。
また、通信制御コントローラ31は、アナログ回線IFとして、第2実施例のアナログ回線IF80を備えているときには、第2実施例で説明したように、外線用の調整フィルタ値Jα(f)や内専用の調整フィルタ値J2α(f)を求めて、フィルタ82がモニタしたモニタ信号を、フィルタ82で上記調整フィルタ値Jα(f)または調整フィルタ値J2α(f)でフィルタ処理を行った後、必要な増幅処理を増幅器73で行って、スピーカ7から出力させる。
このように、本実施例のファクシミリ装置1は、操作者が操作者の高さに応じてその傾きを調整して各種操作を行う操作パネル5の傾きを角度センサで検出し、該検出した傾きに対応する操作者の高さを記憶するメモリの角度−耳位置テーブルから耳位置を取得して、該耳位置に応じて増幅器73のゲイン値を調整して音量調整したり、フィルタ82のフィルタ値を調整して音質調整している。
したがって、操作者の高さ(耳位置)を簡単かつ安価に求めて、操作者の高さにかかわらず、操作関連音や回線のモニタ音(ダイヤルトーン、音声ガイダンスセンタ等からの音声)等の出力音声を適切な音量や音質に安価に調整することができ、操作者がより聞きやすい音声出力を安価に行って、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
図7及び図8は、本発明の通信装置の第4実施例を示す図であり、図7は、本発明の通信装置の第4実施例を適用したファクシミリ装置1の外観側面図、図8は、該ファクシミリ装置1の外観平面図である。
なお、本実施例は、上記第1実施例のファクシミリ装置1と同様のファクシミリ装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
図7及び図8において、本実施例のファクシミリ装置1は、通常、壁90の側に配置されることが多く、壁90の側に配置されると、スピーカ7から放出された音声が壁90による音の吸収・反射による影響を考慮する必要がある。また、ファクシミリ装置1の周囲には、壁90だけでなく、衝立、間仕切り、棚等の音を反射させたり吸収する周囲物質が配置されており、これらの周囲物質は、スピーカ7から出力された音が操作者に届くまでに該音を乱反射させたり吸収して、聞こえる音の音量に影響を与える。なお、以下の説明では、説明を簡単にするために、周囲物質として、壁90のみを取り上げて説明するが、他の周囲物質についても同様に適用することができる。
そこで、本実施例のファクシミリ装置1は、図8に示すように、ファクシミリ装置1の左右側面及び背面に、壁センサ91〜93が配設されており、壁センサ91〜93は、所定の距離範囲内に壁90があるか否かを検出して、検出結果を通信制御コントローラ31に出力する。
ファクシミリ装置1は、予めファクシミリ装置1の壁90の有無とファクシミリ装置1のいずれの方向に壁90があるかに応じた増幅器73のゲイン値をテーブル形式で記憶している。この場合、壁90は、ファクシミリ装置1の左右と背面の三面において壁90の有無を、3ビットの壁パラメータβを用いて、β=000、001、010、100、011、101、110、111(8通り)で表して、各壁パラメータβ毎に、操作者の耳位置αに対して、スピーカ7からの放出音が70dB(A)を得られるゲインとの関係を対応付けて耳位置−ゲインデータとして記憶する。
そして、本実施例のファクシミリ装置1は、ファクシミリ装置1の設置時や移動時等に、通信制御コントローラ31が、壁センサ91〜93の検出結果を参照して、周囲の壁90の有無に基づいた壁パラメータβに応じた耳位置−ゲインデータを決定して、該決定した耳位置−ゲインデータを用いて、操作者の耳位置αに適したゲイン値によって増幅器73で増幅して出力音声の音量調整を行う。
このように、本実施例のファクシミリ装置1は、壁90の配置状況を壁センサ91〜93で検出し、該検出した壁90の配置状況に応じて、増幅器73のゲイン値を設定して、音量調整している。
したがって、操作者の高さにかかわらず、ACK、NACK等の操作音や警告音等の出力音声や回線のモニタ音(ダイヤルトーン、音声ガイダンスセンタ等からの音声)を、ファクシミリ装置1の周囲の壁90等の周囲物質の影響を考慮した音量で出力することができ、操作者がより一層聞きやすい音声出力を行って、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
図9は、本発明の通信装置の第5実施例を適用したファクシミリ装置1の外観平面図である。
なお、本実施例は、上記第1実施例のファクシミリ装置1と同様のファクシミリ装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、同一の構成部分には、同一の符号を付し、図示しない部分についても、必要に応じて、第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例のファクシミリ装置1は、本体筐体2とオプション給紙段6からなる本体部100とADF4、スキャナ19及び操作パネル5からなるスキャナ部101とが分離可能となっており、これらの本体部100とスキャナ部101が接続ケーブル102で接続されている。この接続ケーブル102は、予め既知の所定長さを有しており、スキャナ部101を本体部100から分離させて配置する場合にも、この接続ケーブル102の長さによって本体部100とスキャナ部101との最大距離が規制される。
スキャナ部101には、その左右側面及び背面に、赤外線を射出する赤外線射出器103〜105が配設されており、本体部100には、その左右側面及び前面と背面に、赤外線射出器103〜105から射出された赤外線を検出する赤外線センサ106〜109が配設されている。これらの赤外線射出器103〜105と赤外線センサ106〜109は、全体として、本体部100とスキャナ部101の位置関係を検出する位置検出手段として機能する。
ファクシミリ装置1は、図示しないが、赤外線射出器103〜105を駆動させる駆動回路と、赤外線センサ106〜109のアナログの検出出力をデジタル変換するA/Dコンバータ等を備えている。ファクシミリ装置1は、本体部100に対するスキャナ部101の位置関係を正確に検出するために、駆動回路による赤外線射出器103〜105の駆動方式等を制御して、例えば、赤外線射出器103〜105を同時に駆動させて全ての赤外線射出器103〜105から同時に赤外線を射出させたり、赤外線射出器103〜105を順次1つずつ点灯させて、点灯させる赤外線射出器103〜105を増やしたり、あるいは、赤外線射出器103〜105を順次切り換えて点灯させて同時に点灯させる赤外線射出器103〜105は、1つのみとする点灯方式等のうち、本体部100に対するスキャナ部91の位置関係を正確に検出できる方式を適宜採用する。
また、上記同様に、スピーカ7が、操作パネル5側から見て、本体部100の本体筐体2の左側側面に配設されている。
そして、ファクシミリ装置1は、赤外線センサ106〜109の検出結果によって本体部100に対するスキャナ部101の位置関係を、例えば、図9の位置関係では、赤外線射出器103〜105を順次切り換えて点灯させて同時に点灯させる赤外線射出器103〜105は、1つのみとする点灯方式を用いて検出する場合、赤外線射出器104のみを点灯させたときには、赤外線射出器104からの赤外線を赤外線センサ108のみが検出し、赤外線射出器103のみを点灯させたときには、赤外線射出器103からの赤外線を赤外線センサ106のみが検出し、赤外線射出器105のみを点灯させたときには、赤外線射出器105からの赤外線をいずれの赤外線センサ106〜109も検出しない。このように点灯する赤外線射出器103〜105と赤外線を検出する赤外線センサ106〜109との関係と本体部100に対するスキャナ部101の位置関係のデータを位置データとしてテーブル化して、RAM33等のメモリに予め格納する。
さらに、ファクシミリ装置1は、この本体部100に対するスキャナ部101の位置関係と該位置関係のときに操作者の耳位置αに対して、スピーカ7からの放出音がスキャナ部5の正面位置(操作パネル5の正面40cmの位置)において70dB(A)を得られるゲインとの関係を対応付けて耳位置−ゲインデータとして記憶する。なお、この場合、スピーカ7からの放出音が70dB(A)±2dBであると、同じゲイン値に設定するものとすると、本体部100に対するスキャナ部101の位置を数カ所に分類して、耳位置−ゲインデータを簡単なものとすることができる。
そして、本実施例のファクシミリ装置1は、ファクシミリ装置1の設置時や移動時等に、通信制御コントローラ31が、赤外線射出器103〜105の駆動制御を行ってそのときの赤外線センサ106〜109の検出結果に基づいて、本体部100に対するスキャナ部101の位置を特定し、このスキャナ部101の位置データを特定する。
その後、ファクシミリ装置1は、操作者が操作パネル5の正面に来て、人体検知センサの検出結果または操作パネル5の角度を検出する角度センサの検出結果から操作者の耳位置を特定する。
通信制御コントローラ31は、該取得した操作者の耳の位置に基づいてRAM33等のメモリの耳位置−ゲインデータを参照して、ゲイン値を求め、該求めたゲイン値で増幅器73にビープ音発生回路72からのACK等の音声信号を増幅させてスピーカ7に出力させる。
このように、本実施例のファクシミリ装置1は、本体筐体2とオプション給紙段6からなる本体部100とADF4、スキャナ19及び操作パネル5からなるスキャナ部101とが分離可能となっており、赤外線射出器103〜105と赤外線センサ106〜109で本体部100とスキャナ部101の位置関係を検出し、該検出した位置関係に応じたゲイン値を、RAM33等のメモリの耳位置−ゲインデータから取得して、該ゲイン値を増幅器73に設定して、音声信号の増幅を行う。
したがって、操作者の高さにかかわらず、ACK、NACK等の操作音や警告音等の出力音声や回線のモニタ音(ダイヤルトーン、音声ガイダンスセンタ等からの音声)を、本体部100とスキャナ部101の位置関係を考慮した音量で出力することができ、操作者がより一層聞きやすい音声出力を行って、ファクシミリ装置の利用性を向上させることができる。
なお、上記各実施例においては、通信装置として、ファクシミリ装置に適用した場合について説明したが、ファクシミリ装置に限るものではなく、通信音をモニタして出力し、また、操作音を出力する通信装置一般に適用することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、ACK、NACK等の操作音や警告音等の出力音声や回線のモニタ音を出力する通信装置一般に適用することができる。
本発明の通信装置の第1実施例を適用したファクシミリ装置の外観斜視図。 図1のファクシミリ装置のブロック構成図。 図2のアナログ回線IFの要部回路ブロック図。 図1のファクシミリ装置の操作者の耳位置の説明図。 本発明の通信装置の第2実施例を適用したファクシミリ装置のアナログ回線IFの要部回路構成。 本発明の通信装置の第3実施例を適用したファクシミリ装置の外観側面図。 本発明の通信装置の第4実施例を適用したファクシミリ装置の外観側面図。 図7のファクシミリ装置の外観平面図。 本発明の通信装置の第5実施例を適用したファクシミリ装置の外観平面図。
符号の説明
1 ファクシミリ装置
2 本体筐体
3 排紙台
4 ADF
5 操作パネル
6 オプション給紙段
7 スピーカ
10 コピー制御部
11 メインCPU
12 ROM
13 RAM
14 ワークRAM
15 データ処理部
16 大容量メモリ
17 操作パネル制御部
18 スキャナ制御部
19 スキャナ
20 プリンタ制御部
21 プリンタ
22 IO制御部
23 IO
24 バス
25 電池
30 通信制御部
31 通信制御コントローラ
32 ROM
33 RAM
34 ワークRAM
35 通信データ蓄積メモリ
36 通信データ処理部
37 G3faxモデム
38 アナログ回線IF
39 LAN制御部
40 バス
41 電池
50 電源供給部
51 電源コード
52 直流電源供給部
53 メインスイッチ
60 ブリッジ
80 アナログ回線IF
81 回線診断回路
82 フィルタ
90 壁
91〜93 壁センサ
100 本体部
101 スキャナ部
102 接続ケーブル
103〜105 赤外線射出器
106〜109 赤外線センサ

Claims (8)

  1. 所定の回線を介して通信する通信装置において、所定の音声を出力する音声出力手段と、該音声出力手段の出力する音声の音量または/及び音質を調整する音声調整手段と、操作者の高さを判別する高さ判別手段と、操作者の高さと前記音声出力手段から出力する音声の音量または/及び音質の音声関連データを関連付けて記憶する音声関連データ記憶手段と、前記高さ判別手段の判別した操作者の高さに対応する前記音声関連データを前記音声関連データ記憶手段から取得し、該音声関連データに基づいて前記音声出力手段の出力する音声の音量または/及び音質を前記音声調整手段に調整させる制御手段と、を備えていることを特徴とする通信装置。
  2. 前記音声出力手段は、各種操作を行う操作手段の操作に応じた操作音等の音声を出力することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記通信装置は、前記回線での回線信号の減衰を測定して、該減衰を補正するための補正値を所定の周波数毎に記憶する補正値記憶手段と、該回線からの回線信号の周波数を検出する周波数検出手段と、該回線からの回線信号をモニタするモニタ手段と、該モニタ手段のモニタした回線信号に減衰補正を施して前記音声出力手段に出力させる補正手段と、を備え、前記制御手段は、前記周波数検出手段の検出した回線信号の周波数に対応する補正値を前記補正値記憶手段から取得して、該補正値に基づいて前記補正手段に減衰補正を行わせることを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信装置。
  4. 前記通信装置は、前記補正値記憶手段が、前記回線が外線であるときの該外線での回線信号の前記減衰を補正する補正値と前記回線が内線であるときの該内線での回線信号の前記減衰を補正する補正値を所定の周波数毎にそれぞれ記憶し、前記制御手段は、接続している回線が内線であるか外線であるかの回線種別を判別して、該判別した回線種別と前記周波数検出手段の検出した回線信号の周波数に対応する前記補正値を該補正値記憶手段から取得して、該補正値に基づいて前記補正手段に減衰補正を行わせることを特徴とする請求項3記載の通信装置。
  5. 前記高さ判別手段は、光波、電波等の所定の検出波を放射する検出波放射手段と、操作者からの該検出波の反射を検出する検出波検出手段と、該検出波検出手段の検出結果に対応する操作者の高さを該各検出結果毎に記憶する高さ記憶手段と、を備え、前記制御手段が、該検出波検出手段の検出結果に対応する操作者の高さを該高さ記憶手段から取得することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 前記高さ判別手段は、操作者が操作者の高さに応じてその傾きを調整して各種操作を行う操作手段の該傾きを検出する傾き検出手段と、該傾き検出手段の検出する傾きに対応する操作者の高さを該所定の傾き毎に記憶する高さ記憶手段と、を備え、前記制御手段が、該傾き検出手段の検出した傾きに対応する操作者の高さを該高さ記憶手段から取得することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の通信装置。
  7. 前記通信装置は、壁等の音を反射・吸収する周囲物質の配置状況を検出する配置状況検出手段を備え、前記制御手段は、該配置状況検出手段の検出した周囲物質の配置状況に応じて、前記音声調整手段に前記音声出力手段の出力する音声の音量を調整させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の通信装置。
  8. 前記通信装置は、少なくとも各種操作を行う操作手段が本体部分と分離可能であって、前記音声出力手段が、該本体部分に設けられており、該分離されている操作手段と本体部分との位置関係を検出する位置検出手段を備え、前記制御手段は、該位置検出手段の検出した位置関係に応じて、前記音声調整手段に前記音声出力手段の出力する音声の音量を調整させることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の通信装置。
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