JP2008118255A - 通信網情報収集提供方法、通信網情報収集提供装置、及び、プログラム - Google Patents

通信網情報収集提供方法、通信網情報収集提供装置、及び、プログラム Download PDF

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求 中島
Masashi Kaneko
雅志 金子
Etsuko Katayama
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Abstract

【課題】ASが複数ある場合において、IP網内のデータベースに記憶されている情報を簡便で容易に取得する通信網情報収集提供方法を提供する。
【解決手段】通信網情報収集提供方法は、通信ネットワーク501と、通信ネットワーク501の通信網情報を利用するAS(アプリケーションサーバ)61−1〜61−nと、通信ネットワーク501及びAS61−1〜61−nに接続される通信網情報収集提供装置1とを備え、AS61−1〜61−nと通信網情報収集提供装置1とが所定のインタフェースにより通信を行う通信システムにおける通信網情報収集提供方法であり、通信網情報収集提供装置1が、利用要求信号を通信ネットワーク501に送信し、通信網情報の送出元が有するインタフェースに従う通信網情報を受信し、この通信網情報を記憶し、記憶した通信網情報を所定のインタフェースに従って変換し、変換した通信網情報をAS61−1〜61−nに送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信網情報収集提供方法、通信網情報収集提供装置、及び、プログラムに関する。
従来、非特許文献1に示すように、通信ネットワークの一形態であるIP(インターネット プロトコル)網上での各種サービスを実現するために、IMS(IP Multimedia Subsystem)のようなネットワークアーキテクチャが検討されている。IMSでは、SIP(session Initiation Protocol)サーバであるCSCF(Call/Session Control Function)がセッション制御機能を実現し、基本接続以外のアプリケーションによるサービスはアプリケーションサーバ(以下AS)が提供する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)で策定されたIMSのモデルにおいて、ASはShインタフェースを通すことにより、HSS(Home Subscriber Server)が保持する情報を利用することができる。ASは、利用目的となる情報が保持されているHSSのデータベース(DB)へ、個別にインタフェースを定義し、アクセスを行うことによって、IP網内に接続のデータベースに記憶されている情報を利用する。
瀬社家、山本、松岡、「NGN実現に向けたMSFグローバルインターオペラビリティ実験」、NTT技術ジャーナル、社団法人電気通信協会、2005年12月、VOL.17、No.12、p.58−60
しかしながら、図6の概念図に示すように、従来IMSのモデルでは、アプリケーションによるサービス別に設けられたAS61a−1及び61a−2ごとに、IP網内のデータベースに記憶されている情報を取得するためのインタフェース、例えばShインタフェース等を実装する必要がある。すなわち、それぞれのASが、IP網内のデータベースに応じて情報を取得するインタフェースを個別に設ける必要があり、これには多大な手間と時間とを要するという問題がある。
ここで、通信網内の情報はそれぞれの保守端末等からの取得しか想定しておらず、装置個別に独自プロトコルを用いて実装されている。したがってIP網内から通信網内の情報を取得しようとすると、各装置個別のプロトコルを実装する必要があり、取得しようとする装置(たとえばWebサーバ)が複数存在する場合は複数のプロトコルスタックを実装する必要があり、これには多大な手間と時間とを要するという問題がある。
また、図6において、アプリケーション部62a−1及び62a−2は、加入者情報DB511、位置情報DB512等を利用するため、それぞれのデータベースに対応する接続インタフェースをそれぞれ備えている。したがって、図6に示す接続状態のように、ASと各データベースとの接続はメッシュ状となる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、ASが複数ある場合において、IP網内のデータベースに記憶されている情報を簡便で容易に取得することが課題である。すなわち、アプリケーションサービスごとにHSSやNASS(Network Attachment Subsystem)などとのインタフェースを持たずに、共通的にWebサービス化することにより様々なアプリケーションサービスが、柔軟にIP網内のデータベースに記憶される情報を利用することが可能となる通信網情報収集提供システム、通信網情報収集提供装置、通信網情報収集提供方法、及び、コンピュータプログラムを提供することにある。
この発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、本発明は、通信ネットワークと、前記通信ネットワークに関する構成(例えば、基本の実施形態におけるノード装置51、運用保守装置52、顧客管理装置53、顧客端末54)より得られる通信網情報(例えば、第1の実施形態における加入者情報、位置情報、収容回線・IPアドレス情報、ネットワーク帯域情報、トラヒック情報、設備情報、与信情報、課金情報)を利用するWebサービス提供装置(例えば、基本の実施形態におけるAS61−1〜61−n)と、前記通信ネットワーク及び前記Webサービス提供装置に接続される通信網情報収集提供装置とを備え、前記Webサービス提供装置と前記通信網情報収集提供装置とが、予め定められる所定のインタフェース(例えば、第1の実施形態におけるSOAP(Simple Object Access Protocol)/HTTP(Hypertext Transfer Protocol))により通信を行う通信システムにおける通信網情報収集提供方法であって、前記通信網情報収集提供装置は、所定の周期ごと、又は、利用要求開始信号を受信するごとに、第1の利用要求信号(例えば、具体的な実施形態における情報収集クエリ)を前記通信ネットワークに送信することにより、前記第1の利用要求信号の応答として前記通信網情報の送出元(例えば、基本の実施形態におけるノード装置51、運用保守装置52、顧客管理装置53、顧客端末54)が有するインタフェースに従う前記通信網情報を前記通信ネットワークから受信し、受信した前記通信網情報を記憶する第1の過程と、前記Webサービス提供装置から第2の利用要求信号(例えば、具体的な実施形態における加入者情報の読出要求信号)を受信した場合、記憶した前記通信網情報を読み出し、読み出した前記通信網情報を前記所定のインタフェースに従って変換し、変換した前記通信網情報を前記Webサービス提供装置に送信する第2の過程とを有することを特徴とする通信網情報収集提供方法である。
また、本発明において、前記第2の過程は、通信網情報収集提供装置が、前記Webサービス提供装置から前記第2の利用要求信号を受信した場合、前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報があるか否かを判定し、前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報がないと判定した場合、前記第2の利用要求信号に対応する第3の利用要求信号(例えば、具体的な実施形態におけるAS要求クエリ)を前記通信ネットワークに送信することにより、前記第3の利用要求信号の応答として前記通信網情報の送出元が有するインタフェースに従う前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報を前記通信ネットワークから受信し、受信した前記通信網情報を記憶し、前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報を前記所定のインタフェースに従って変換し、変換した前記通信網情報を前記Webサービス提供装置に送信し、前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報があると判定した場合、前記読み出した前記通信網情報を前記所定のインタフェースに従って変換し、変換した前記通信網情報を前記Webサービス提供装置に送信することを特徴とする。
また、本発明は、前記通信網情報の送出元が、前記通信ネットワーク内に備えられ前記通信網情報を記憶する記憶装置(例えば、具体的な実施形態における加入者情報DB511、位置情報DB512、収容回線・IPアドレス情報DB513、ネットワーク帯域情報DB514、トラヒック情報DB515、設備情報DB521、与信情報DB531、課金情報DB532)、あるいは前記通信ネットワークに接続され内部に通信網情報を記憶する端末装置(例えば、具体的な実施形態における顧客端末54)であることを特徴とする。
また、本発明は、第1の利用要求信号と、第2の利用要求信号と、第3の前記利用要求信号とが、前記通信網情報を記憶する記憶装置への情報読み出し、又は情報書き込み、又は情報書き換え、又は情報削除要求信号であることを特徴とする。
また、本発明は、前記通信網情報収集提供装置が、前記Webサービス提供装置から受信する前記第2の利用要求信号に含まれる前記Webサービス提供装置が利用する通信網情報を示す情報に基づき、前記通信網情報のうち、前記Webサービス提供装置が利用する通信網情報を選択し、選択した通信網情報を前記Webサービス提供装置に送信することを特徴とする。
また、本発明は、通信ネットワークと、前記通信ネットワークに関する構成より得られる通信網情報を利用するWebサービス提供装置とに接続され、前記Webサービス提供装置と予め定められる所定のインタフェースにより通信を行う通信網情報収集提供装置であって、所定の周期ごと、又は、利用要求開始信号を受信するごとに、第1の利用要求信号を前記通信ネットワークに送信することにより、前記第1の利用要求信号の応答として前記通信網情報の送出元が有するインタフェースに従う前記通信網情報を前記通信ネットワークから受信する通信網情報取得手段(例えば、具体的な実施形態における通信網情報取得データベース化部121)と、前記通信網情報取得手段が受信する前記通信網情報を記憶する記憶手段(例えば、具体的な実施形態における通信網情報DB15)と、前記Webサービス提供装置から受信する第2の利用要求信号を受信する受信手段(例えば、具体的な実施形態におけるIMS対応部13)と、前記受信手段によって受信された前記第2の利用要求信号により、前記記憶手段が記憶する前記通信網情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した前記通信網情報を前記所定のインタフェースに従って変換する変換手段(例えば、具体的な実施形態におけるWeb対応部11)と、前記変換手段が変換する前記通信網情報を前記Webサービス提供装置に送信する送信手段(例えば、具体的な実施形態におけるWeb対応部11)とを有することを特徴とする通信網情報収集提供装置である。
また、本発明は、前記Webサービス提供装置から受信する前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報があるか否かを判定する判定手段(例えば、具体的な実施形態におけるDB制御部14)をさらに備え、前記通信網情報取得手段は、前記判定手段が、前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報がないと判定する場合、前記第2の利用要求信号に対応する第3の利用要求信号を前記通信ネットワークに送信することにより、前記第3の利用要求信号の応答として前記通信網情報の送出元が有するインタフェースに従う前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報を前記通信ネットワークから受信し、前記変換手段は、前記判定手段が、前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報がないと判定する場合、前記通信網情報取得手段が受信する前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報を前記所定のインタフェースに従って変換し、前記判定手段が、前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報があると判定する場合、前記記憶手段から前記通信網情報を読み出し、読み出した前記通信網情報を前記所定のインタフェースに従って変換し、前記送信手段は、前記変換手段が変換する前記通信網情報を前記Webサービス提供装置に送信することを特徴とする。
また、本発明は、前記通信網情報の送出元が、前記通信ネットワーク内に備えられ前記通信網情報を記憶する記憶装置、あるいは前記通信ネットワークに接続され内部に通信網情報を記憶する端末装置であることを特徴とする。
また、本発明は、第1の利用要求信号と、第2の利用要求信号と、第3の前記利用要求信号とが、前記通信網情報を記憶する記憶装置への情報読み出し、又は情報書き込み、又は情報書き換え、又は情報削除要求信号であることを特徴とする。
また、本発明は、前記通信網情報収集提供装置が、前記Webサービス提供装置から受信する前記第2の利用要求信号に含まれる前記Webサービス提供装置が利用する通信網情報を示す情報に基づき、前記通信網情報のうち、前記Webサービス提供装置が利用する通信網情報を選択する選択手段をさらに備え、前記送信手段は、前記選択手段が選択する通信網情報を前記Webサービス提供装置に送信することを特徴とする。
本発明は、通信網情報収集提供装置が、所定の周期ごと、又は、利用要求開始信号を受信するごとに、第1の利用要求信号を通信ネットワークに送信することにより、第1の利用要求信号の応答として通信網情報の送出元が有するインタフェースに従う通信網情報を通信ネットワークから受信し、受信した通信網情報を記憶する第1の過程と、Webサービス提供装置から第2の利用要求信号を受信した場合、記憶した通信網情報を読み出し、読み出した通信網情報を所定のインタフェースに従って変換し、変換した通信網情報をWebサービス提供装置に送信する第2の過程とを有することとした。
これにより、Webサービス提供装置は、受信した通信網情報を読み込むために送出元ごとのインタフェースを個別に備えずともよくなるため、送出元によって異なるインタフェースをWebサービス提供装置に備えるための手間と時間とを省くという効果がある。
また、この発明は、第2の過程において、通信網情報収集提供装置が、Webサービス提供装置から第2の利用要求信号を受信した場合、第2の利用要求信号に対応する通信網情報があるか否かを判定し、第2の利用要求信号に対応する通信網情報がない場合、第2の利用要求信号に対応する第3の利用要求信号を通信ネットワークに送信することにより、第3の利用要求信号の応答として通信網情報の送出元が有するインタフェースに従う第2の利用要求信号に対応する通信網情報を通信ネットワークから受信し、受信した通信網情報を記憶し、第2の利用要求信号に対応する通信網情報を所定のインタフェースに従って変換し、変換した通信網情報をWebサービス提供装置に送信することとした。
これにより、通信網情報収集提供装置において、第2の利用要求信号に対応する通信網情報がない場合であっても、通信ネットワークに接続する装置が有する通信網情報を取得することが可能となる効果がある。
また、この発明は、通信網情報の送出元が、通信ネットワーク内に備えられ通信網情報を記憶する記憶装置、あるいは通信ネットワークに接続され内部に通信網情報を記憶する端末装置であることとした。
これにより、通信ネットワーク内に備えられ通信網情報を記憶する記憶装置、あるいは通信ネットワークに接続され内部に通信網情報を記憶する端末装置から通信網情報を取得してWebサービス提供装置にて利用することが可能となる効果がある。
また、この発明は、第1の利用要求信号と、第2の利用要求信号と、第3の利用要求信号とが、通信網情報を記憶する記憶装置への情報読み出し、又は情報書き込み、又は情報書き換え、又は情報削除要求信号であることとした。
これにより、記憶装置への情報読み出し、情報書き込み、情報書き換え、情報削除要求の利用要求について、送出元によって異なるインタフェースをWebサービス提供装置に備えるための手間と時間とを省くという効果がある。
また、この発明は、通信網情報収集提供装置が、Webサービス提供装置から受信する第2の利用要求信号に含まれるWebサービス提供装置が利用する通信網情報を示す情報に基づき、通信網情報のうち、Webサービス提供装置が利用する通信網情報を選択し、選択した通信網情報をWebサービス提供装置に送信することとした。
これにより、不要な情報をWebサービス提供装置に送信しないため、通信の負荷を軽減するという効果がある。
<基本の実施形態>
以下、図面を参照して基本の実施形態の構成を説明する。
図1は、基本の実施形態によるIMSにおける通信網情報収集提供システムの全体構成を示す図である。本実施形態において、通信網情報収集提供システムは、通信ネットワーク501と情報ネットワーク601との少なくとも2つのネットワークと、システム管理端末40とが通信網情報収集提供装置1に接続する。
ここで、情報ネットワーク601とは、ASを有するWebサービス提供システム6−1〜6−nが接続するネットワークであり、例えば、IP網を含などが適用される。
また、通信ネットワーク501は、顧客端末54が接続するネットワークである。また通信ネットワーク501は、アクセスポイントなどのノード装置51や、運用保守装置52、顧客管理装置53などが接続する。
また、システム管理端末40は、通信網情報収集提供システムの保守管理装置であり、例えば、保守管理者の入力を受け付けて、各装置の動作状況のモニタリングや、装置の故障等のトラブル対応時に緊急処置命令の入力を行う機能を有する。
通信網情報収集提供装置1は、情報ネットワーク601を介してWebサービス提供システム6−1〜6−nのAS61−1〜61−nに通信ネットワーク501の通信網情報を提供する。通信網情報収集提供装置1は、通信網情報を通信ネットワーク501から収集して、データベース化した情報を記憶部に記憶し、AS61−1〜61−nからの情報利用要求に応じて、記憶部を検索し、検索された通信網情報をWebインタフェースを持つ情報に変換し、AS61−1〜61−nが利用可能な状態にして送信する。
図2は、ノード装置51、運用保守装置52、顧客管理装置53が有するデータベース(DB)に記憶される通信網情報の一例である。
ノード装置51は、加入者情報、ネットワーク帯域情報、SIP(Session Initiation Protocol)サーバのロケーション、すなわち位置情報、ネットワークの負荷状況を示すトラヒック情報、NASSによって得られる収容回線/IPアドレス情報、HSSによって得られる登録データなどの通信網情報をそれぞれデータベースとして有する。
なお、ノード装置51は、例えば、BGCF(Breakout Gateway Control Function)と、SGW(Signaling Gateway)とMGCF(Media Gateway Control Function)と、MGW(Media Gateway)とから構成されるPSTN(Public Switched Telephone Networks)ゲートウェイや、ユーザデータベースであるHSS、SLF(Subscriber Location function)、SIPサーバであるCSCF、音声映像情報の変換・加工装置であるMRFP(Multimedia Resource Function Processor)とMRFPの制御装置であるMRFC(Multimedia Resource Function Controller)とから構成される音声映像加工装置MRF(Multimedia Resource Function)などが適用される。
図1に戻り、運用保守装置52は、通信ネットワーク501における設備データ、経路情報などの通信網情報をそれぞれデータベースとして有する。顧客管理装置53は、顧客の与信情報、課金情報、個人認証情報、プレゼンス情報、顧客端末が通信しているアクセスポイントの位置情報、顧客に関する映像情報、顧客に関する背景情報となるコンテキスト情報などの通信網情報をそれぞれデータベースとして有する。
顧客端末54は、予め例えば、GPS(Global Positioning System)等の位置情報取得機能を有しており、この位置情報取得機能によって顧客端末54の位置情報を取得することが可能となる。また、顧客端末54としては、携帯電話端末など、持ち運び可能な通信端末などが適用される。
本実施形態において、通信網情報とは、通信ネットワーク501に接続するノード装置51、運用保守装置52、顧客管理装置53が有するデータベースに記憶されている情報、又は、顧客端末54が取得する位置情報である。なお、ここではデータベース化された情報を例に説明しているが、データベース化されていない情報であってもよい。また、以下、通信ネットワーク501に接続する各装置が記憶する通信網情報を、通信ネットワーク501が有する通信網情報と記載する場合がある。
なお、通信網情報収集提供装置1に接続する通信ネットワーク501及び、情報ネットワーク601のそれぞれは、複数存在していてもよい。また、通信網情報の提供先であるWebサービス提供システム6−1〜6−nやAS61−1〜61−nが複数であってもよい。また、情報ネットワーク601がインターネットである場合も、またイントラネットであってもよい。
次に、図1に示す通信網情報収集提供装置1の詳細な機能を、図3の機能ブロック図を用いて説明する。ここで、図1と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
通信網情報収集提供装置1において、Web対応部11は、情報ネットワーク601を介してAS61−1と通信する。また、Web対応部11は、受信した通信網情報の利用要求信号を、サービス管理部12に出力する。また、Web対応部11は、検索した通信網情報をWebサービスのインタフェース、例えばHTTPのプロトコルに変換することによりWeb化する。以下、Web化した通信網情報をWeb化通信網情報と記載する。
IMS対応部13は、通信ネットワーク501を介してノード装置51、運用保守装置52、顧客管理装置53、顧客端末54と通信する。IMS対応部13は、音声情報、映像情報、動画像情報などを含むマルチメディアな情報を送受信する。
サービス管理部12は、通信ネットワーク501の通信網情報の利用要求信号であるクエリを、読み出す装置ごとに応じて出力する。ここで、クエリとは、通信網情報の読出要求信号、書込要求信号、書換要求信号、消去要求信号を含む通信網情報の利用要求信号である。また、サービス管理部12は、通信網情報収集提供装置1に接続要求する装置に対し行う認証処理と、課金情報の情報処理を行う。
サービス管理部12において、通信網情報取得データベース化部121は、ノード装置51、運用保守装置52、顧客管理装置53、顧客端末54へアクセスするためのインタフェースを備えている。そして、これらノード装置51、運用保守装置52、顧客管理装置53、顧客端末54が有するデータベースが記憶する通信網情報を収集し、収集した通信網情報をDB制御部14を介して通信網情報DB15に書き込み、更新を行う。ここで、通信網情報取得データベース化部121は、通信網情報の収集処理を、所定の周期ごとに行う場合、AS61−1又はシステム管理端末40から通信網情報取得要求信号が入力された場合、通信ネットワーク501に接続する装置から通信網情報の更新が通知された場合などに処理を行う。
また、通信網情報取得データベース化部121は、DB制御部14から入力される通信網情報の利用要求信号に基づき、対応するデータベースのインタフェースに応じたクエリを生成し、IMS対応部13を介して通信網情報利用対象の装置に出力する。
認証部122は、通信網情報収集提供装置1に接続要求する装置に対し、通信網情報収集提供装置1に接続が許可された装置であるか否かのユーザ認証を行う。ここで、認証部122は、予め通信網情報収集提供装置1に接続が許可された装置の識別情報と、その装置の認証パスワードとを対応付けた認証情報をメモリに記憶している。
なお、認証部122におけるユーザ認証は、予め通信網情報ごとのアクセス許可情報をメモリに記憶しており、通信網情報のアクセス許可情報に基づき、利用要求のある通信網情報ごとにユーザ認証を行う構成としてもよいし、いずれの認証方法であっても適用可能である。
課金部123は、通信網情報収集提供装置1に送信される通信網情報の利用要求信号に基づき通信網情報収集提供装置1が行う処理の回数を計数した利用記録を、通信網情報収集提供装置1に通信網情報の利用要求信号を送信する装置ごとにメモリに記録する課金処理を行う。なお、課金部123の課金処理は、通信網情報の情報量や、通信網情報収集提供装置1から送信する通信網情報のインタフェースの変換回数などをメモリに記録する処理であってもよく、いずれの課金処理方法であっても適用可能である。
通信網情報収集提供装置1において、DB制御部14は、通信網情報DB15が記憶する通信網情報の読み出し、書き込み、書き換え、消去などのデータベースの制御処理を行う。また、DB制御部14は、通信網情報の読出要求信号に応じて通信網情報の一部を選択し、通信網情報の利用要求信号の送信元に送信する通信網情報を生成する。さらに、DB制御部14は、読出要求信号に応じて通信網情報DB15を検索した結果、読み出す対象の通信網情報が検索されなかった場合、通信網情報取得データベース化部121に読出要求信号を出力する。
通信網情報DB15は、ノード装置情報DB151、運用保守装置情報DB152、顧客管理装置情報DB153、顧客端末情報DB154を備え、通信網情報取得データベース化部121が後述する通信網情報提供元データベース500から収集し、データベース化した通信網情報を記憶する。
通信網情報DB15において、ノード装置情報DB151、運用保守装置情報DB152、顧客管理装置情報DB153、顧客端末情報DB154は、それぞれ、ノード装置51、運用保守装置52、顧客管理装置53、顧客端末54が記憶する通信網情報をデータベース化した通信網情報を記憶する。
<具体例の実施形態>
次に、上述した基本の実施形態に基づく具体例として、図面を参照して具体例の実施形態を説明する。
図4は、具体例の実施形態による通信網情報収集提供システムのノード装置51などのデータベースの構成を示したブロック図である。なお、上述の基本の実施形態における図1及び図3と同様の構成については同一の符号を付し、以下、異なる構成について説明する。
図4において、加入者情報DB511、位置情報DB512、収容回線・IPアドレス情報DB513、ネットワーク帯域情報DB514、トラヒック情報DB515は、図2に示すようにノード装置に備えられるものである。また、設備情報DB521は、図2に示すように運用保守装置に備えられるものである。与信情報DB531、課金情報DB532は、図2に示すように顧客管理装置53に備えられるものである。また、通信網情報の提供元となるノード装置51、運用保守装置52、顧客管理装置53、顧客端末54が内部に備えるデータベースを総称して通信網情報提供元データベース500と記載する。
Webサービス提供システム6−1において、AS61−1はアプリケーション部62−1を備える。アプリケーション部62−1は、通信網情報収集提供装置1から受信する通信網情報を利用してWebサービスを提供する。
通信網情報収集提供装置1は、例えばIP網である通信ネットワーク501と接続している。また、通信網情報収集提供装置1は、情報ネットワーク601と接続しており、Webサービス提供システム6−1のAS61−1と通信する。
なお、通信網情報収集提供装置1は、通信ネットワーク501内のノード装置である場合もあり、通信ネットワーク501の外にあって通信ネットワーク501に接続していてもよい。
加入者情報DB511は、加入者の識別情報と対応付けて加入者情報を記憶している。ここで、加入者情報とは、例えば回線加入申し込み情報であるサービスオーダなどの情報を含むHSSが有する登録データ情報である。
位置情報DB512は、加入者の識別情報と対応付けて位置情報を記憶している。位置情報は、例えば、登録時に登録された収容S-CSCF(Serving CSCF)の情報を含むSIPサーバのロケーション情報である。
収容回線・IPアドレス情報DB513は、加入者の識別情報と対応付けて収容回線・IPアドレス情報を記憶している。ネットワーク帯域情報DB514は、ネットワーク帯域情報を記憶している。トラヒック情報DB515は、トラヒック情報を記憶している。設備情報DB521は、設備情報を記憶している。与信情報DB531は、加入者の識別情報と対応付けて与信情報を記憶している。課金情報DB532は、加入者の識別情報と対応付けて課金情報を記憶している。
次に、具体例の実施形態による通信網情報収集提供システムの動作例について図を用いて説明する。図5は具体例の実施形態の動作を示すシーケンス図である。
ここで、具体例の実施形態の動作は、通信網情報収集提供装置1が通信網情報提供元データベース500から通信網情報を収集し、記憶する情報収集過程と、通信網情報収集提供装置1がAS61−1による通信網情報の利用要求信号に応じて処理を行う情報提供過程とからなる動作である。
また、情報提供過程の動作例として、例えば、加入者情報DB511に記憶される加入者情報の利用要求信号として、読出要求信号がWebサービス提供システム6−1のAS61−1から通信網情報収集提供装置1に送信され、通信網情報収集提供装置1が受信した加入者情報の読出要求信号に応じて加入者情報をWeb化してAS61−1に送信する場合を一例として説明する。
また、AS61−1が送信する読出要求信号は、加入者情報の一部の読み出しの要求であり、通信網情報収集提供装置1は、読出要求信号に基づき、ノード装置情報DB151又は加入者情報DB511に記憶される加入者情報一部を選択して、AS61−1に送信する。
<情報収集過程>
通信網情報取得データベース化部121は、上記所定の周期ごとに通信網情報提供元データベース500の各データベースのインタフェースに対応する通信網情報の読み出しを要求する情報収集クエリを、IMS対応部13に出力する。ここで、情報収集クエリは、通信網情報提供元データベース500のデータベースが記憶する通信網情報の全てを読み出す読出要求信号を、通信網情報提供元データベース500の各データベースごとに生成し、生成した読出要求信号をまとめたクエリである。各読出要求信号は、情報収集クエリ送信元識別情報である通信網情報収集提供装置1の識別情報と、読出要求信号送信先識別情報である通信網情報提供元データベース500の各データベースの識別情報と、読出要求信号とを含む。本実施形態において、情報収集クエリは、加入者情報DB511、位置情報DB512、収容回線・IPアドレス情報DB513、ネットワーク帯域情報DB514、トラヒック情報DB515、設備情報DB521、与信情報DB531、課金情報DB532の8つのデータベースに対する読出要求信号である(ステップS1)。
IMS対応部13は、情報収集クエリの各読出要求信号ごとに、読出要求信号送信先識別情報に基づき、通信ネットワーク501を介して情報収集クエリを通信網情報提供元データベース500に送信する(ステップS2)。
例えば、加入者情報DB511は、通信網情報収集提供装置1から情報収集クエリの読出要求信号を受信すると(ステップS3)、通信網情報である全加入者情報を読み出す。加入者情報DB511は、読み出した全加入者情報を通信網情報の取得情報として、通信ネットワーク501を介して情報収集クエリの送信元である通信網情報収集提供装置1に送信する(ステップS4)。ここで、取得情報は、読み出した全加入者情報と、情報収集クエリから得られる情報収集クエリ送信元識別情報とを含む。
通信網情報収集提供装置1において、IMS対応部13は、通信網情報提供元データベース500の加入者情報DB511から取得情報を受信し、この取得情報を通信網情報取得データベース化部121に出力する(ステップS5)。
通信網情報取得データベース化部121は、取得情報の全加入者情報をデータベース化し、データベース化した全加入者情報ともとの取得情報の全加入者情報とを入れ替えた新たな取得情報を生成し、生成した新たな取得情報をDB制御部14に出力する(ステップS6)。
DB制御部14は、入力された新たな取得情報の読出要求信号送信先識別情報である加入者情報DB511の識別情報に基づき、データベース化された全加入者情報をノード装置情報DB151に記憶されていた全加入者情報と書き換えることにより、更新する(ステップS7)。
以上のステップS1〜7までが情報収集過程である。ここで、通信網情報取得データベース化部121は、通信網情報の収集処理を、所定の周期ごとに行う場合として説明したが、AS61−1又はシステム管理端末40から通信網情報取得要求信号が入力された場合、通信ネットワーク501に接続する装置から通信網情報の更新が通知された場合などに情報収集処理を行う際も同様の動作となる。
<情報提供過程>
次に、情報提供過程の動作手順について説明する。AS61−1は、通信網情報収集提供装置1に加入者情報の読み出しを要求する読出要求信号を通信網情報収集提供装置1に送信する(ステップS11)。ここで、読出要求信号は、加入者の識別情報と、加入者情報を読み出す加入者情報DB511の識別情報と、読出要求信号送信元識別情報としてAS61−1の識別情報と、通信網情報収集提供装置1から通信網情報の利用要求を行う際に用いる認証パスワードとを含む。
通信網情報収集提供装置1において、Web対応部11は、読出要求信号を受信し、受信した読出要求信号の読出要求信号送信元識別情報と認証パスワードとをサービス管理部12の認証部122に出力する。認証部122は、入力された読出要求信号送信元識別情報をキーとして、予めメモリに記憶する認証情報から認証パスワードを検索し、検索した認証パスワードと入力された認証パスワードとが一致するか否かによって、AS61−1が通信網情報収集提供装置1に接続が許可された装置であるか否かを判定する。認証部122は、判定した判定結果をWeb対応部11に出力する。Web対応部11は、通信網情報収集提供装置1に接続が許可された装置ではないことを示す判定結果が入力された場合、読出要求信号送信元識別信号に基づき、AS61−1に認証結果を通知し、処理を終了する。一方、Web対応部11は、通信網情報収集提供装置1に接続が許可された装置であることを示す判定結果が入力された場合、受信した読出要求信号をDB制御部14に出力する(ステップS12)。
DB制御部14は、予め通信網情報提供元データベース500が有するデータベースの識別情報と、データベースを有する装置がノード装置51、運用保守装置52、顧客管理装置53、顧客端末54のいずれかであるかを示す識別情報とを対応付けて記憶しており、入力された読出要求信号の加入者情報DB511の識別情報に基づき、加入者情報DB511に対応する通信網情報DB15のデータベースから、読出要求信号の加入者の識別情報をキーとしてノード装置情報DB151を検索する(ステップS13)。
DB制御部14は、ノード装置情報DB151において、読出要求信号に対応する通信網情報があるか否かの判定を行う(ステップS14)。
DB制御部14は、判定した結果、読み出す対象の通信網情報が検索されたと判定した場合、ステップS13において入力された読出要求信号に基づいて、検索した通信網情報である加入者情報からAS61−1が利用する情報のみを選択し、AS61−1向けの応答となる変換済応答を生成する。DB制御部14は、生成した変換済応答をWeb対応部11に出力する(ステップS15)。
Web対応部11は、入力された変換済応答を、読出要求信号送信元識別情報に対応するインタフェースに対応する形式に変換することにより、Web化し、変換済応答の読出要求信号送信元識別情報に基づいてAS61−1にWeb化した変換済応答を送信する。また、同時に、Web対応部11は通信網情報を提供したことを示す読出要求信号送信元識別情報を含む提供通知を課金部123に出力し、課金部123は、読出要求信号送信元識別情報に対応する利用記録の回数を1加算した回数に書き換えることにより、利用記録を更新する(ステップS16)。
AS61−1は、通信網情報収集提供装置1からWeb化された変換済応答を受信する(ステップS17)。
一方、ステップS14において、読出要求信号に対応する通信網情報があるか否かの判定を行った結果、読み出す対象の通信網情報が検索されなかったと判定した場合、DB制御部14は、通信網情報取得データベース化部121に読出要求信号を出力する。
通信網情報取得データベース化部121は、入力された読出要求信号を、加入者情報DB511のインタフェースに対応するAS要求クエリに変換して、IMS対応部13に出力する。ここで、AS要求クエリは、読出要求信号送信元識別情報と、クエリ送信元識別情報である通信網情報収集提供装置1の識別情報と、クエリ送信先識別情報である加入者情報DB511の識別情報と、加入者の識別情報と、読出要求信号とを含む(ステップS18)。
IMS対応部13は、AS要求クエリの送信先識別情報に基づき、通信ネットワーク501を介してAS要求クエリを通信網情報提供元データベース500の加入者情報DB511に送信する(ステップS19)。
加入者情報DB511は、通信網情報収集提供装置1からAS要求クエリを受信すると(ステップS20)、受信したAS要求クエリの加入者の識別情報をキーとして加入者情報を検索する。加入者情報DB511は、得られた検索結果を通信網情報の取得情報として、通信ネットワーク501を介してAS要求クエリの送信元である通信網情報収集提供装置1に送信する(ステップS21)。ここで、取得情報は、検索した加入者情報と、AS要求クエリから得られる読出要求信号送信元識別情報と、クエリ送信元識別情報と、クエリ送信先識別情報と、加入者の識別情報とを含む。
通信網情報収集提供装置1において、IMS対応部13は、通信網情報提供元データベース500の加入者情報DB511から取得情報を受信し、受信した取得情報を通信網情報取得データベース化部121に出力する(ステップS8)。
通信網情報取得データベース化部121は、ステップS6と同様に、取得情報の加入者情報をデータベース化し、データベース化した加入者情報ともとの取得情報の加入者情報とを入れ替えた新たな取得情報を生成し、生成した新たな取得情報をDB制御部14に出力する(ステップS23)。
DB制御部14は、ステップS7と同様に、入力された新たな取得情報のクエリ送信先識別情報である加入者情報DB511の識別情報に基づき、データベース化された加入者情報をノード装置情報DB151に書き込むことにより、更新する。
また、DB制御部14は、新たな取得情報の加入者情報から、ステップS13において入力された読出要求信号に基づいて、AS61−1が利用する情報のみを選択し、AS61−1向けの応答となる変換済応答を生成する。DB制御部14は、生成した変換済応答をWeb対応部11に出力する(ステップS24)。
Web対応部11は、ステップS16と同様に、入力された変換済応答を、読出要求信号送信元識別情報に対応するインタフェースに対応する形式に変換することにより、Web化し、変換済応答の読出要求信号送信元識別情報に基づいてAS61−1にWeb化した変換済応答を送信する。また、同時に、Web対応部11は通信網情報を提供したことを示す読出要求信号送信元識別情報を含む提供通知を課金部123に出力し、課金部123は、読出要求信号送信元識別情報に対応する利用記録の回数を1加算した回数に書き換えることにより、利用記録を更新する(ステップS25)。
AS61−1は、通信網情報収集提供装置1からWeb化された変換済応答を受信する(ステップS26)。
以上の情報収集過程及び情報提供過程の説明は、加入者情報DB511の加入者情報を例にして説明したが、位置情報、収容回線・IPアドレス情報、ネットワーク帯域情報、トラヒック情報、設備情報、与信情報、課金情報についても同様にして読み出し可能である。
また、上述の具体例の実施形態において説明した通信ネットワーク501に接続するデータベースは、図2に示すように、経路情報、個人認証情報、プレゼンス情報、GPS機能等による位置情報、顧客に関するコンテキスト情報、顧客に関する映像情報であっても適用可能である。
なお、上述した具体例の実施形態においては、データベース化された通信網情報を例に説明したが、データベース化されていない通信網情報の場合、通信網情報の読み出し要求であるクエリに応じて通信網情報を利用可能とするプログラムを、予め、データベース化されていない通信網情報を記憶する装置が有する構成とすればよい。例えば、図1に示す携帯型顧客端末54の場合、顧客端末54が受信する情報収集クエリ又は、AS要求クエリに基づいてGPS位置情報データを読み出しするプログラムが予めインストールされている構成とする。
この構成によれば、例えば、携帯型の顧客端末のように、小型軽量性を要求されるため、位置情報を自端末内にデータベース化せずに、単にデータとして保持する場合であっても、AS61−1は位置情報を取得することが可能となる効果がある。
上述した実施形態の構成によれば、通信網情報に関する接続インタフェースを、通信網情報収集提供装置1が一括して保持し、各AS61−1〜61−nは通信網情報収集提供装置1とのインタフェースを持つ。通信網情報収集提供装置1は、通信網情報を保持するデータベースへの接続インタフェースと、AS61−1〜61−nヘのインタフェースとを備え、インタフェースの違いを吸収し、通信網情報をAS61−1〜61−nに配備されているアプリケーション部62−1〜62−nヘ提供する。
これにより、通信ネットワーク内の通信網情報を利用するWebサービス提供システム6−1〜6−nが複数ある場合においても、アプリケーション部62−1〜62−nが配備されているAS61−1〜61−nに、必要なインタフェースは通信網情報収集提供装置1へのインタフェース1つで済み、AS61−1〜61−nが利用を希望する全ての通信網情報が入手可能となる効果がある。
なお、上述した実施の形態において、Shのインタフェースや、Diameterなどプロトコルは、その一例として、標準化団体である3GPPの規格文書3GPP・TS・23.228V7.4.0(2006−06)及び規格文書3GPP・TS・23.329V7.2.0(2006−06)とに詳細が記載されているインタフェースやプロトコルである。
なお、上述の通信網情報収集提供装置1、AS61−1〜61−n、ノード装置51、運用保守装置52、顧客管理装置53、顧客端末54は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、通信網情報収集提供装置1のWeb対応部11、サービス管理部12、IMS対応部13、並びに、ノード装置51、運用保守装置52、顧客管理装置53、顧客端末54の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、CPU及び各種メモリやOS、周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信回線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
上述した実施形態の構成によれば、通信ネットワークのもつ通信網情報を情報ネットワークサービスサーバに提供できるため、通信ネットワーク産業及び情報ネットワークのいずれの産業にも役にたち、ユビキタスな情報通信産業にも利用できる。
本発明の基本の実施形態による通信網情報収集提供システムの全体構成を示す概念図である。 同実施形態による通信網情報の一例を示す表である。 本発明の具体例の実施形態による通信網情報収集提供装置1の内部構成を示すブロック図である。 同実施形態による通信網情報収集提供システムの全体構成を示すブロック図である。 同実施形態による通信網情報収集提供システムの動作フローである。 従来のIMSにおける各種装置の接続状態を示す概念図である。
符号の説明
1 通信網情報収集提供装置、11 Web対応部、12 サービス管理部、13 IMS対応部、14 DB制御部、51 ノード装置、52 運用保守装置、53 顧客管理装置、54 顧客端末、121 通信網情報取得データベース化部、122 認証部、123 課金部、15 通信網情報DB、151 ノード装置情報DB、152 運用保守装置情報DB、153 顧客管理装置情報DB、154 顧客端末情報DB、40 システム管理端末、500 通信網情報提供元データベース、501 通信ネットワーク、511 加入者情報DB、512 位置情報DB、513 収容回線・IPアドレス情報DB、514 ネットワーク帯域情報DB、515 トラヒック情報DB、521 設備情報DB、531 与信情報DB、532 課金情報DB、601 情報ネットワーク、6−1〜6−n Webサービス提供システム、61−1〜61−n AS、62−1〜62−n アプリケーション部

Claims (11)

  1. 通信ネットワークと、前記通信ネットワークに関する構成より得られる通信網情報を利用するWebサービス提供装置と、前記通信ネットワーク及び前記Webサービス提供装置に接続される通信網情報収集提供装置とを備え、前記Webサービス提供装置と前記通信網情報収集提供装置とが、予め定められる所定のインタフェースにより通信を行う通信システムにおける通信網情報収集提供方法であって、
    前記通信網情報収集提供装置は、所定の周期ごと、又は、利用要求開始信号を受信するごとに、第1の利用要求信号を前記通信ネットワークに送信することにより、前記第1の利用要求信号の応答として前記通信網情報の送出元が有するインタフェースに従う前記通信網情報を前記通信ネットワークから受信し、
    受信した前記通信網情報を記憶する第1の過程と、
    前記Webサービス提供装置から第2の利用要求信号を受信した場合、記憶した前記通信網情報を読み出し、
    読み出した前記通信網情報を前記所定のインタフェースに従って変換し、
    変換した前記通信網情報を前記Webサービス提供装置に送信する第2の過程と
    を有することを特徴とする通信網情報収集提供方法。
  2. 前記第2の過程は、通信網情報収集提供装置が、
    前記Webサービス提供装置から前記第2の利用要求信号を受信した場合、前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報があるか否かを判定し、前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報がないと判定した場合、
    前記第2の利用要求信号に対応する第3の利用要求信号を前記通信ネットワークに送信することにより、前記第3の利用要求信号の応答として前記通信網情報の送出元が有するインタフェースに従う前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報を前記通信ネットワークから受信し、
    受信した前記通信網情報を記憶し、
    前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報を前記所定のインタフェースに従って変換し、
    変換した前記通信網情報を前記Webサービス提供装置に送信し、
    前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報があると判定した場合、
    前記読み出した前記通信網情報を前記所定のインタフェースに従って変換し、
    変換した前記通信網情報を前記Webサービス提供装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信網情報収集提供方法。
  3. 前記通信網情報の送出元とは、前記通信ネットワーク内に備えられ前記通信網情報を記憶する記憶装置、あるいは前記通信ネットワークに接続され内部に通信網情報を記憶する端末装置
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信網情報収集提供方法。
  4. 前記第1の利用要求信号と、第2の利用要求信号と、第3の利用要求信号とは、前記通信網情報を記憶する記憶装置への情報読み出し、又は情報書き込み、又は情報書き換え、又は情報削除要求信号である
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の通信網情報収集提供方法。
  5. 前記通信網情報収集提供装置が、
    前記Webサービス提供装置から受信する前記第2の利用要求信号に含まれる前記Webサービス提供装置が利用する通信網情報を示す情報に基づき、前記通信網情報のうち、前記Webサービス提供装置が利用する通信網情報を選択し、
    選択した通信網情報を前記Webサービス提供装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の通信網情報収集提供方法。
  6. 通信ネットワークと、前記通信ネットワークに関する構成より得られる通信網情報を利用するWebサービス提供装置とに接続され、前記Webサービス提供装置と予め定められる所定のインタフェースにより通信を行う通信網情報収集提供装置であって、
    所定の周期ごと、又は、利用要求開始信号を受信するごとに、第1の利用要求信号を前記通信ネットワークに送信することにより、前記第1の利用要求信号の応答として前記通信網情報の送出元が有するインタフェースに従う前記通信網情報を前記通信ネットワークから受信する通信網情報取得手段と、
    前記通信網情報取得手段が受信する前記通信網情報を記憶する記憶手段と、
    前記Webサービス提供装置から受信する第2の利用要求信号を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信する前記第2の利用要求信号により、前記記憶手段が記憶する前記通信網情報を前記記憶手段から読み出し、読み出した前記通信網情報を前記所定のインタフェースに従って変換する変換手段と、
    前記変換手段が変換する前記通信網情報を前記Webサービス提供装置に送信する送信手段と
    を有することを特徴とする通信網情報収集提供装置。
  7. 前記Webサービス提供装置から受信する前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報があるか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記通信網情報取得手段は、
    前記判定手段が、前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報がないと判定する場合、
    前記第2の利用要求信号に対応する第3の利用要求信号を前記通信ネットワークに送信することにより、前記第3の利用要求信号の応答として前記通信網情報の送出元が有するインタフェースに従う前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報を前記通信ネットワークから受信し、
    前記変換手段は、
    前記判定手段が、前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報がないと判定する場合、
    前記通信網情報取得手段が受信する前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報を前記所定のインタフェースに従って変換し、
    前記判定手段が、前記第2の利用要求信号に対応する前記通信網情報があると判定する場合、
    前記記憶手段から前記通信網情報を読み出し、読み出した前記通信網情報を前記所定のインタフェースに従って変換し、
    前記送信手段は、前記変換手段が変換する前記通信網情報を前記Webサービス提供装置に送信する
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信網情報収集提供装置。
  8. 前記通信網情報の送出元とは、前記通信ネットワーク内に備えられ前記通信網情報を記憶する記憶装置、あるいは前記通信ネットワークに接続され内部に通信網情報を記憶する端末装置
    であることを特徴とする請求項6又は7に記載の通信網情報収集提供装置。
  9. 前記第1の利用要求信号と、第2の利用要求信号と、第3の利用要求信号とは、前記通信網情報を記憶する記憶装置への情報読み出し、又は情報書き込み、又は情報書き換え、又は情報削除要求信号である
    ことを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の通信網情報収集提供装置。
  10. 前記通信網情報収集提供装置は、
    前記Webサービス提供装置から受信する前記第2の利用要求信号に含まれる前記Webサービス提供装置が利用する通信網情報を示す情報に基づき、前記通信網情報のうち、前記Webサービス提供装置が利用する通信網情報を選択する選択手段を
    さらに備え、
    前記送信手段は、
    前記選択手段が選択する通信網情報を前記Webサービス提供装置に送信する
    ことを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の通信網情報収集提供装置。
  11. 請求項1〜5のいずれかに記載の通信網情報収集提供方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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