JP2008116760A - 電子音楽装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチパネル用の操作位置検出機構を利用して、固定的に描かれた操作子を、タッチパネルと同じような態様で操作でき、且つタッチパネル画面に表示された操作子と並行して操作できるようにする。
【解決手段】中央操作部Cの凹部32には、表示装置9が配設されると共に表示装置9の画面外枠9bにシート30の内枠30cが嵌合してシート30が装着される。表示装置9の画面部9aには画面表示スイッチ9cが表示され、シート30の表面30aには固定表示スイッチ31が描かれている。凹部32の後部の左右端部に配設される一対の光学センサ18は、再帰反射枠26を利用した三角測量方式により、画面部9a及び表面30aにおける全範囲を並行してスキャンしてユーザの操作位置を検出し、検出した操作位置に位置が一致した画面表示スイッチ9cまたは固定表示スイッチ31に割り当てられた機能が実行される。
【選択図】図2

Description

本発明は、画面タッチパネルを備えた電子音楽装置に関する。
従来、電子楽器等の電子音楽装置において、操作パネル面に、物理的な操作子を複数備えるものが一般的である。このような装置の操作子では、プッシュ式も広く知られており、ある程度の押圧力で押圧して押し込むことで操作がなされ、その操作子に対応した指示等の機能が実行される。
また、画面上に操作子を表示させて操作を受け付けるタッチパネルを備えた電子音楽装置も知られている(下記特許文献1、2)。この種の装置に搭載されるタッチパネルは、画面表示された操作子に触れることでその操作位置が検出され、検出された位置に対応する操作子が操作されたことになり、押し込み操作は不要である。
一方、タッチパネルを利用したカード入力装置も知られている(下記特許文献3)。このカード入力装置では、透明なタッチパネルの下に、表面に文字や図形が描かれたカードを装着し、タッチパネルの上からタッチすると、その位置に対応したデータがメモリから読み出されるようになっている。この装置では、タッチパネルと同じ位置検出機構を用いて、実質的に、カードに描かれた操作子を操作することが可能である。
実開平02−81593号公報 特開昭62−186297号公報 特開2005−78569号公報
しかしながら、上記特許文献3においては、タッチパネル上の操作位置を検出する機構は、専ら、カード表面に対する操作位置の検出に用いられる。従って、例えば、タッチパネルに画面表示された操作子と、これら画面上の操作子とは別に印刷等で固定的に描かれた操作子の操作を並行して受け付け可能にするようなものではなかった。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、タッチパネル用の操作位置検出機構を利用して、固定的に描かれた操作子を、タッチパネルと同じような態様で操作でき、且つタッチパネル画面に表示された操作子と並行して操作することができる電子音楽装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の電子音楽装置は、操作子(9c)を電子的に表示させる画面部(9a)と、前記画面部とは別の操作領域(30a)と、前記操作領域に固定的に描かれた固定表示操作子(31)と、前記画面部及び前記操作領域を並行して光学的にスキャンし、前記画面部及び前記操作領域に対するユーザのタッチ操作位置を検出する光学検出手段(18)と、前記光学検出手段により検出されたタッチ操作位置が、前記画面部に表示された操作子に対応する位置である場合は、該操作子に対応付けられている機能を実行する一方、前記検出されたタッチ操作位置が、前記固定表示操作子に対応する位置である場合は、該固定表示操作子に対応付けられている機能を実行する機能実行手段(5)とを有することを特徴とする。
なお、上記括弧内の符号は例示である。
さらに、以下のような改良が考えられる。
(a)請求項1において、前記画面部の操作子の表示は切り替え可能であり、表示され得る操作子毎に機能が割り当てられている。
(b)請求項1において、前記固定表示操作子が表示された異なる種類のシートが選択的に装着可能で、且つ実装されたシートが前記操作領域を提供するように構成され、装着されるシートに応じてモードを切り替える手段を有し、モードによって、各シートに表示された固定表示操作子毎に機能が割り当てられる。
(c)上記(b)の構成において、実装されたシートの種類を自動識別する手段と、識別されたシートの種類に応じたモードを自動設定する手段とを有する。
(d)上記(b)の構成において、前記光学検出手段は、再帰反射枠を用いたものであり、前記再帰反射枠の内側に、前記シートの外縁を嵌合させることで、前記シートの位置決めがなされる。
(e)上記(b)の構成において、前記画面部は突出しており、前記シートには、前記画面部に対応する内枠が形成され、前記シートの内枠を前記画面部に嵌合することで、前記シートの位置決めがなされる。
(f)上記(e)の構成において、前記シートの内枠を前記画面部に嵌合したとき、前記シートの表面と前記画面部の表面とが面一となる。
本発明によれば、タッチパネル用の操作位置検出機構を利用して、固定的に描かれた操作子を、タッチパネルと同じような態様で操作でき、且つタッチパネル画面に表示された操作子と並行して操作することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電子音楽装置の全体構成を示すブロック図である。図2(a)は、本電子音楽装置の平面図である。本電子音楽装置は、例えば、電子鍵盤楽器20として構成される。
電子鍵盤楽器20は、図1に示すように、検出回路3、検出回路4、ROM6、RAM7、タイマ8、表示装置9、外部記憶装置10、MIDIインターフェイス(MIDII/F)11、通信インターフェイス(通信I/F)12、光学センサインターフェイス(I/F)17、音源回路13及び効果回路14が、バス16を介してCPU5にそれぞれ接続されて構成される。
さらに、検出回路3には、音高情報を入力するための鍵盤KBを構成する演奏操作子1が接続され、検出回路4には、各種情報を入力するための複数のハードスイッチ2が接続されている。表示装置9は液晶ディスプレイ(LCD)等で構成され、楽譜や文字等の各種情報を表示する。CPU5にはタイマ8が接続され、MIDII/F11には他のMIDI機器100が接続されている。通信I/F12には通信ネットワーク101を介してサーバコンピュータ102が接続され、音源回路13には効果回路14を介してサウンドシステム15が接続されている。光学センサI/F17には、一対の光学センサ18(18L、18R)が接続される。
検出回路3は演奏操作子1の操作状態を検出し、検出回路4はハードスイッチ2の操作状態を検出する。CPU5は、本装置全体の制御を司る。ROM6は、CPU5が実行する制御プログラムや各種テーブルデータ等を記憶する。RAM7は、演奏データ、テキストデータ等の各種入力情報、各種フラグやバッファデータ及び演算結果等を一時的に記憶する。タイマ8は、タイマ割り込み処理における割り込み時間等の各種時間を計時する。外部記憶装置10は、上記制御プログラムを含む各種アプリケーションプログラムや各種楽曲データ、各種データ等を記憶する。
MIDII/F11は、他のMIDI機器100等の外部装置からのMIDI(Musical Instrument Digital Interface)信号を入力したり、MIDI信号を外部装置に出力したりする。通信I/F12は、通信ネットワーク101を介して、例えばサーバコンピュータ102とデータの送受信を行う。音源回路13は、演奏操作子1から入力された演奏データや予め設定された演奏データ等を楽音信号に変換する。効果回路14は、音源回路13から入力される楽音信号に各種効果を付与し、DAC(Digital-to-Analog Converter)やアンプ、スピーカ等で構成されるサウンドシステム15は、効果回路16から入力される楽音信号等を音響に変換する。
外部記憶装置10としては、例えば、フレキシブルディスクドライブ(FDD)、ハードディスクドライブ(HDD)、CD−ROMドライブ及び光磁気ディスク(MO)ドライブ等を挙げることができる。光学センサI/F17は、光学センサ18で検出されるユーザによる操作位置の情報をCPU5に送る。
図2(a)に示すように、電子鍵盤楽器20には、上記鍵盤KB(図1参照)が設けられる。以降、電子鍵盤楽器20の鍵盤KBがある側を前側とし、左右方向については、鍵盤KBの前に居る不図示の奏者を基準として呼称する。
図2(a)に示すように、電子鍵盤楽器20の上面は、概ね平坦なパネル面24となっており、パネル面24の左右端部に、上記サウンドシステム15(図1参照)の一部を構成するスピーカ23、23が配設される。鍵盤KBの後方であって、パネル面24の左右方向中央部には、中央操作部Cが設けられる。中央操作部Cには、シート30が含まれる。また、パネル面24において、中央操作部C以外の場所に、上記ハードスイッチ2(図1参照)と電源スイッチ21とが設けられる。これらハードスイッチ2及び電源スイッチ21は、押圧式乃至押し込み式の物理的スイッチである。
図2(b)は、図2(a)のA−A線に沿う断面図である。図3は、シート30が装着される様子を示す中央操作部Cの斜視図である。
図2(b)、図3に示すように、中央操作部Cは、パネル面24に対して段差を成す平面視長方形の凹部32を有し、該凹部32の周囲のうち前部及び左右端部が再帰反射枠26となっている。この凹部32のほぼ中央に、上記表示装置9(図1参照)が配設され、表示装置9の上端部が、凹部32の底面25よりも上方に突出している。表示装置9において、底面25よりも突出している部分の前後左右の外面が、画面外枠9bである。再帰反射枠26は、少なくとも表示装置9の上面である画面部9aよりも高い位置に形成されている。
また、凹部32の適所、例えば、前部右端部には、装着されたシート30の種類を識別するための複数の識別穴27(27A、27B、27C)が形成されている。
図2(a)、図3に示すように、表示装置9の上面である画面部9aには、操作子である画面表示スイッチ9cが電子的に複数表示される。画面部9aの内容は、後述するように、モード(例えば、通常演奏モード、自動演奏モード、ガイド演奏モード等)によっても異なるし、画面表示スイッチ9cの操作によっても、階層が変わる等によって、表示される画面表示スイッチ9cも逐次変わり得る。従って、画面表示スイッチ9cは、画面部9aに表示され得る操作子の総称である。個々の画面表示スイッチ9cには、操作されたときに実行される機能が割り当てられている。画面表示スイッチ9cに割り当てられる機能の例としては、例えば、楽曲、音色または効果の選択乃至設定機能が挙げられる。画面部9aは、階層的に選択操作ができるようになっており、一例を挙げると、楽曲については、まずアーティスト等の大分類、次の階層でアルバム等の中分類、さらに次の階層で各楽曲等の小分類を選択できるようになっている。
凹部32には、シート30が配設される。シート30は、図3にシート30A、30B、30Cが示されているように、複数種類があり、その中から1つを選択して凹部32に装着する。各シート30の平面視形状は共通で、その外縁形状は、凹部32乃至再帰反射枠26に嵌合的な長方形である。さらに、中央には、画面外枠9bに対応した長方形の穴である内枠30cが形成されている。
また、各シート30の裏面30bには、装着時に識別穴27A〜27Cのいずれか嵌合する突起33が1つ設けられている。突起33の位置は、シート30の種類毎に異なっていて、識別穴27のいずれかに対応した位置に設けられる。本実施の形態では、識別穴27は3つとしたので、3種類のシート30を識別することができる。識別穴27による識別の手法は問わない。例えば、突起33が嵌合した識別穴27についてだけ、電気信号が遮断される等によって、どの種類のシート30が装着されたかが識別される。また、本実施の形態では、識別されたシート30に応じて、CPU5によってモードが自動設定される。なお、シート30の種類は3つに限られない。
なお、シート30の自動識別のための構成は、突起33と識別穴27との組み合わせに限定されない。例えば、シート30に切り欠きを設けてもよい。あるいは、バーコードやICタグを設けて、それらを電子鍵盤楽器20側で読み取るようにしてもよい。
シート30の表面30aには、複数の固定表示スイッチ31が印刷により描かれている。種類の異なるシート30毎に、描かれている固定表示スイッチ31が異なっている。なお、固定表示スイッチ31は、電子鍵盤楽器20の使用時において視認可能に固定的に常時表示されていればよい。また、完全に平面的なものでなくてもよく、刻印等によってわずかに立体的に描かれたものであってもよい。
所望のシート30を、凹部32に載置する際、表示装置9の画面外枠9bにシート30の内枠30cが嵌合して、該シート30の前後左右方向の位置決めがなされる。従って、装着が容易である。なお、シート30の外縁と再帰反射枠26とが嵌合してシート30の位置決めがなされるように構成してもよい。シート30が装着されると、シート30の表面30aと表示装置9の画面部9aとは面一となる(図2(b)参照)。シート30の材料は問わず、可撓性の有無も問わない。
上記一対の光学センサ18L、18R(図1参照)は、凹部32の後部の左右端部に配設される。本実施の形態では、公知の光学検出手法を用いて、指等の操作位置の検出を行う。具体的には、一例として、イーアイーティー社の赤外線イメージセンサ方式(〔平成18年10月1日検索〕、インターネット<http://www.e-it.co.jp/products/_form.html>)を用いる。再帰反射枠26は、受けた光が入射した方向へ帰るように構成された公知のものである。この方式では、再帰反射枠26内、すなわち凹部26内に指等が存在すると、光学センサ18L、18R及び再帰反射枠26を利用した三角測量方式により、指等が位置する座標が検出される。
シート30の表面30aは、中央操作部Cの、表示装置9の画面部9aを除く部分において、操作領域を提供する。表面30aと画面部9aとは面一で、いずれも再帰反射枠26の内側に位置する。ユーザは、画面部9aに表示された画面表示スイッチ9cまたは表面30aに描かれた固定表示スイッチ31を指等で任意にタッチすることで操作する。光学センサ18は、シート30の表面30a及び画面部9aの全範囲を同時にスキャンし、ユーザの指の位置を検出する。そして、検出した位置にある画面表示スイッチ9cまたは固定表示スイッチ31に割り当てられている機能が実行される。
ところで、上記したように、設定されるモードに応じて、画面部9aに表示される画面表示スイッチ9cは変わり得、固定表示スイッチ31に対する機能の割り当ても変わり得る。あるいは、画面部9aに表示される画面表示スイッチ9cが同じであっても、モードに応じて、個々の画面表示スイッチ9cに対する機能の割り当てが変わるようにしてもよい。また、モードの設定は、手動によって行えるようにしてもよい。
固定表示スイッチ31に割り当てられる機能は限定されないが、階層的に変化し得る画面部9aの画面表示スイッチ9cとは異なり、固定的な機能を割り当てるのが望ましい。固定表示スイッチ31の個々には、例えば、再生、停止、早送り、早戻り等の機能を割り当てる。また、固定表示スイッチ31の操作により、画面部9aが下の階層に切り替わって別の画面表示スイッチ9cが表示されていくようにし、固定表示スイッチ31と画面表示スイッチ9cとが有機的に連動するように構成してもよい。一方、ハードスイッチ2には、モード設定等、画面表示スイッチ9c、固定表示スイッチ31のいずれとも異なる機能が固定的に割り当てられている。なお、画面表示スイッチ9c、固定表示スイッチ31の数は、必ずしも複数に限られるものではない。
図4は、本実施の形態においてCPU5によって実行されるメインルーチンのフローチャートを示す図である。本処理は電源スイッチ21のオンにより開始される。
図4において、まず、初期化を実行、すなわち所定プログラムの実行を開始し、RAM7等の各種レジスタに初期値を設定して初期設定を行う(ステップS101)。次いで、後述する図5の操作検出処理を実行する(ステップS102)。すなわち、ハードスイッチ2、画面表示スイッチ9c、固定表示スイッチ31の操作を検出する。次に、後述する図6のパネル処理を実行する(ステップS103)。すなわち、検出した操作に応じて、画面表示の更新等の処理を含む機能処理を実行する。
次に、鍵盤操作検出、すなわち、鍵盤KBの操作を検出して(ステップS104)、音源回路13、効果回路14、サウンドシステム15による楽音発音制御を実行する(ステップS105)。すなわち、鍵盤KBの操作や演奏データに基づく演奏信号を生成して、設定された効果処理を付加し、増幅して出力する等の発音処理を実行する。その後、前記ステップS102に戻る。
図5は、図4のステップS102で実行される操作検出処理のフローチャートである。まず、ステップS201〜S203では、ハードスイッチ2の操作イベントを検出し、操作イベントがあった場合にのみ、ハードスイッチ2のうち操作されたものに対応する機能フラグを反転(オン)させる。
続くステップS204では、光学センサ18による操作検出を行う。ここでは、上述したように、シート30の表面30aと表示装置9の画面部9aの全範囲を並行してスキャンし、ユーザの指のタッチ操作の有無及びその位置を検出する。そして、操作イベントがあれば(ステップS205)、検出した操作位置が画面部9a外(すなわち、シート30の表面30a)におけるいずれかの固定表示スイッチ31の位置に一致するか否かを判別する(ステップS206)。そして、いずれかに一致する場合にのみ、一致する固定表示スイッチ31に割り当てられている機能フラグを反転させる(ステップS207)。
一方、検出した操作位置が固定表示スイッチ31の位置に一致しない場合は、検出した操作位置が画面部9a内におけるいずれかの画面表示スイッチ9cの位置に一致するか否かを判別する(ステップS208)。そして、いずれかに一致する場合にのみ、一致する画面表示スイッチ9cに割り当てられている機能フラグを反転させる(ステップS209)。
なお、操作イベントはあったが、検出した操作位置が固定表示スイッチ31、画面表示スイッチ9cの位置からずれていた場合は、機能フラグは反転しない(ステップS206→S208→終了)。
図6は、図4のステップS103で実行されるパネル処理のフローチャートである。この処理では、まず、機能フラグのうち、反転(オン)しているものに対応する機能処理を実行する(ステップS301、S302)。また、その機能処理が、画面表示に関するものである場合は、画面表示の更新も行う(ステップS303、S304)。対応する機能処理が実行された機能フラグについては、反転(オフ)して(ステップS305)、本処理を終了する。
本実施の形態によれば、光学センサ18が、シート30の表面30a及び表示装置9の画面部9aの全範囲を並行してスキャンしてユーザの操作位置を検出し、操作位置に位置が一致した画面表示スイッチ9cまたは固定表示スイッチ31に割り当てられた機能が実行される。従って、いわゆるタッチパネル用の操作位置検出機構を利用して、固定的に描かれた操作子である固定表示スイッチ31を、タッチパネルと同じような態様で操作でき、且つ画面表示スイッチ9cと並行して操作することができる。固定表示スイッチ31はプッシュ式等でなくてもよく、物理的なスイッチ素子、回路及び検出装置等が不要である。しかも、固定表示スイッチ31の操作検出には、光学センサ18による光学検出機構が兼用されるので、構成が簡単で済む。
また、モードに応じて、画面表示スイッチ9c、固定表示スイッチ31に対する機能の割り当てが変わり得るので、多機能を実現でき、特に画面部9aにおいては階層的な操作も可能である。
また、シート30の種類の自動識別機構(識別穴27と突起33)を設け、モードが自動設定されるようにしたので、シート30の交換により固定表示スイッチ31の機能を自動で容易に切り替えることができ、しかも、画面表示スイッチ9cの機能も連動して切り替え可能である。
また、表示装置9の画面外枠9bとシート30の内枠30cとが嵌合されて、シート30の位置決めがなされるので、簡単な構成でありながらシート30の装着が容易であるだけでなく、光学センサ18が把握する操作位置と固定表示スイッチ31との位置関係が適切となり、高い検出精度が確保される。しかも、シート30が装着されると、表面30aと画面部9aとは面一となるので、光学センサ18による赤外線の妨げとならず、検出精度に悪影響を与えないで済む。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態では、中央操作部Cにおいて、シートの構成と、表示装置9の高さが第1の実施の形態とは異なり、その他の構成は同様である。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る電子音楽装置における中央操作部Cの断面図であり、図2(b)に対応している。
図7に示すように、表示装置9の上面である画面部9aは、中央操作部Cの凹部32の底面25と面一になっている。また、シート30に相当するシート130が凹部32に配設される。シート130の外郭形状はシート30と同じであるが、内枠30cに相当する穴は形成されておらず、一様な厚みに構成されている。シート130は透明な材料で構成され、ユーザからシート130を通じて画面部9aが視認できるようになっている。
なお、シート130のうち、少なくとも画面部9aに対応する部分だけが透明であればよい。シート130の表面130aのうち画面部9aに対応する領域以外の領域には、シート30と同様に、固定表示スイッチ31が描かれている(図示せず)。なお、固定表示スイッチ31は表面130a側から視認できればよく、シート130が透明であるので、シート130の内部または裏面130bに描かれていてもよい。また、シート130は、第1の実施の形態と同様に複数種類設けられ、各シート130に突起33も設けられている。
シート130は、装着されたとき、その裏面130bが、面一となっている底面25と画面部9aとに対して面当接する。また、シート130の外枠130cが、凹部32の内枠(再帰反射枠26に連設されている部分)に嵌合されることで、シート130の前後左右の位置決めがなされている。再帰反射枠26の面が位置決めにも兼用されることで、構成の複雑化が回避されている。
本実施の形態においては、一対の光学センサ18は、再帰反射枠26を利用した三角測量方式により、シート130の表面130aにおける全範囲をスキャンしてユーザの操作位置を検出する。表面130aには、画面部9aの領域が包含されているから、画面部9a上の操作も検出されることになる。そして、第1の実施の形態と同様に、検出した操作位置に位置が一致した画面表示スイッチ9cまたは固定表示スイッチ31に割り当てられた機能が実行される。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、上記各実施の形態では、固定表示スイッチ31はシート30、130に描かれていたが、シートを用いない構成であってもよい。すなわち、パネル面24における光学センサ18によるスキャン可能な領域内に、固定表示スイッチ31を直接描いてもよい。
あるいは、電子鍵盤楽器20に光投影装置を設け、電子鍵盤楽器20の使用時において、上方からシート30に光を照射する等によって、固定表示スイッチ31に相当する絵柄をシート30の表面30aに投影によって描き出すようにしてもよい。
なお、上記各実施の形態では、固定表示スイッチ31が含まれる操作領域の内側に画面部9aの領域が包囲乃至包含される構成であったが、これに限られない。すなわち、固定表示スイッチ31が含まれる操作領域と画面部9aの領域とは、隣接していてもよいし、接していなくてもよい。また、一方の領域が他方の領域の一部だけを包囲乃至包含する形態であってもよい。結局、光学センサ18によるスキャン可能な領域内に、両領域を設ければよい。
なお、上記各実施の形態において、鍵盤KBの複数の演奏操作子1についても、固定表示スイッチ31と同様に、物理的な操作子ではなく、印刷等によって固定的に描き、光学センサ18によるスキャンによってそれらの操作が検出されるように構成してもよい。
なお、画面部9aを含む平坦な領域をスキャンできる機構であれば、どのような光学検出機構を採用してもよい。例えば、縦横双方から赤外線を発射して位置を検出する赤外線マトリクス方式、あるいは、赤外線の照射方向を順次変化させて位置を検出する赤外線走査方式等を採用してもよい。
なお、本発明は、鍵盤楽器等の電子楽器だけでなく、ミキサ、カラオケ装置、携帯型通信端末装置等の各種の電子音楽装置に広く適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る電子音楽装置の全体構成を示すブロック図である。 本電子音楽装置の平面図(図(a))、図(a)のA−A線に沿う断面図(図(b))である。 シートが装着される様子を示す中央操作部の斜視図である。 本実施の形態においてCPUによって実行されるメインルーチンのフローチャートを示す図である。 図4のステップS102で実行される操作検出処理のフローチャートである。 図4のステップS103で実行されるパネル処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る電子音楽装置における中央操作部の断面図である。
符号の説明
5 CPU(機能実行手段)、 9 表示装置、 9a 画面部、 9c 画面表示スイッチ(操作子)、 18 光学センサ(光学検出手段)、 30 シート、 30a 表面(操作領域)、 31 固定表示スイッチ(固定表示操作子)

Claims (1)

  1. 操作子を電子的に表示させる画面部と、
    前記画面部とは別の操作領域と、
    前記操作領域に固定的に描かれた固定表示操作子と、
    前記画面部及び前記操作領域を並行して光学的にスキャンし、前記画面部及び前記操作領域に対するユーザのタッチ操作位置を検出する光学検出手段と、
    前記光学検出手段により検出されたタッチ操作位置が、前記画面部に表示された操作子に対応する位置である場合は、該操作子に対応付けられている機能を実行する一方、前記検出されたタッチ操作位置が、前記固定表示操作子に対応する位置である場合は、該固定表示操作子に対応付けられている機能を実行する機能実行手段とを有することを特徴とする電子音楽装置。
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