JP2008116162A - 再熱器の乾燥運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボイラ水圧テスト後の起動時におけるウォータハンマの発生を防止することができる再熱器の乾燥運転方法を提供する。
【解決手段】ボイラ10の水圧テスト後に再熱器4内部の水を排出し、ボイラ10を点火して再熱器4内部を乾燥する再熱器4の乾燥運転において、再熱器4の蒸気圧力と蒸気温度又はメタル温度を測定し、前記蒸気圧力における飽和温度と前記蒸気温度又はメタル温度を比較し、前記蒸気温度又はメタル温度が前記飽和温度に予め定めた温度を加えた乾燥終了温度を超えるまで乾燥運転を行うようにしてある。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボイラの水圧テスト後に再熱器内部の水を排出し、ボイラを点火して再熱器内部を乾燥する再熱器の乾燥運転方法に関する。
ボイラの配管は、定期点検時に高圧で水を充満させて、配管から漏れがないか確認する水圧テストを行っている。従来、この水圧テスト後のボイラ起動時には、再熱器の配管内に残っている水を窒素ガス加圧によって排出し、直ちにボイラを点火して昇温昇圧工程を行っていた。
従来の水圧テスト後のボイラ起動時には、窒素ガス加圧による排水のみを行い、再熱器内部の乾燥を行っていなかったために、再熱器配管のUベントに水が残り、昇温昇圧工程においてウォータハンマを発生する原因になっていた。このウォータハンマによって再熱器配管が破損する恐れがあり、また、吊下げ式の再熱器では脱落する恐れがあるという課題があった。
そこで、本発明は、ボイラ水圧テスト後の起動時におけるウォータハンマの発生を防止することができる再熱器の乾燥運転方法を提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するために、ボイラの水圧テスト後に再熱器内部の水を排出し、ボイラを点火して再熱器内部を乾燥する再熱器の乾燥運転方法であって、再熱器の蒸気圧力と蒸気温度又はメタル温度を測定し、前記蒸気圧力における飽和温度と前記蒸気温度又はメタル温度を比較し、前記蒸気温度又はメタル温度が前記飽和温度に予め定めた温度を加えた乾燥終了温度以上になるまで乾燥運転を行うようにした再熱器の乾燥運転方法を提供するものである。
また、本発明は、前記ボイラの過熱器入口温度を150〜190℃に維持するように前記ボイラの燃焼を制御するようにした請求項1に記載の再熱器の乾燥運転方法を提供するものである。
本発明に係る再熱器の乾燥運転方法によれば、ボイラの水圧テスト後に再熱器内部の水を排出し、ボイラを点火して再熱器内部を乾燥する再熱器の乾燥運転方法であって、再熱器の蒸気圧力と蒸気温度又はメタル温度を測定し、前記蒸気圧力における飽和温度と前記蒸気温度又はメタル温度を比較し、前記蒸気温度又はメタル温度が前記飽和温度に予め定めた温度を加えた乾燥終了温度以上になるまで乾燥運転を行うようにした構成を有することにより、乾燥運転中は水の蒸発により再熱器内部が略飽和蒸気圧になり、前記飽和温度と前記蒸気温度又はメタル温度が略一致するが、再熱器内部に残っている水が完全に蒸発すると蒸気圧力が低下し、蒸気温度又はメタル温度は上昇するから、蒸気温度又はメタル温度が乾燥終了温度以上になることによって、再熱器内部の水が完全に蒸発したことを確実に把握することができる。従って、的確な乾燥運転時間で確実に再熱器内部の水を蒸発させることができ、ボイラ水圧テスト後の起動時におけるウォータハンマの発生を防止することができる効果がある。
また、本発明は、前記ボイラの過熱器入口温度を150〜190℃に維持するように前記ボイラの燃焼を制御するようにした請求項1に記載の構成を有することにより、ボイラの燃焼を制御して、再熱器内部の昇温速度を抑えて内部に残った水がフラッシュしない速度で乾燥させることができ、ウォータハンマの発生を確実に防止することができる効果がある。
本発明の実施の形態を図示する実施例に基づいて説明する。
本発明に係る再熱器の乾燥運転方法は、ボイラ10の水圧テスト後に再熱器4内部の水を排出し、ボイラ10を点火して再熱器4内部を乾燥する再熱器4の乾燥運転において、再熱器4の蒸気圧力と蒸気温度又はメタル温度を測定し、前記蒸気圧力における飽和温度と前記蒸気温度又はメタル温度を比較し、前記蒸気温度又はメタル温度が前記飽和温度に予め定めた温度を加えた乾燥終了温度を超えるまで乾燥運転を行うようにしてある。
図3は、ボイラの給水系統の概略構成図である。ボイラ10内に導入された水は、蒸発管1で加熱されて蒸気になり、更に一次過熱器2及び二次過熱器3で過熱されて高温高圧の蒸気になり、高圧タービン11に供給されるように構成してある。
高圧タービン11に供給された蒸気は、低温再熱蒸気管9aにより再熱器4に導かれて再過熱されるようにしてある。再熱器4で再過熱された蒸気は、高温再熱蒸気管9bを通って中圧タービン12へ供給されるようにしてある。また、低圧タービン13の下端部には復水器14を設けてあり、タービンを回転して発電に使用された蒸気が冷却されて水に戻され、再びボイラ10に供給されるようにしてある。
図3に示す実施例において、5及び6は温度センサである。温度センサ5は一次過熱器2の入口の蒸気温度を測定することができるように設けてあり、温度センサ6は再熱器4の出口部のメタル温度を測定することができるように設けてある。また、7は圧力センサであり、再熱器4内部の再熱蒸気圧力を測定することができるように設けてある。
本発明に係る再熱器4の乾燥運転方法は、ボイラ10の水圧テスト後に低温再熱蒸気管9aに設けたドレン弁8aを開いて再熱器4内部の水を排出し、更に窒素ガス加圧によって排水する。再熱器4内部の水を排出した後、ボイラ10を点火して再熱器4内部を乾燥する乾燥運転を始める。乾燥運転時には、低温再熱蒸気管9aのドレン弁8aを閉じ、高温再熱蒸気管9bに設けたドレン弁9bを開いて、再熱器4内部の蒸気を排出するようにしてある。
また、乾燥運転時には、一次過熱器2の入口の蒸気温度を温度センサ5で監視し、図2に示すように、この蒸気温度が190℃を超えないようにボイラ10の燃焼を制御するようにしてある。また、できる限り高温で乾燥することにより再熱器4の乾燥時間を短くすることができるから、一次過熱器2の入口の蒸気温度を150℃〜190℃に維持するようにボイラ10の燃焼を制御することが好ましい。
図示の実施例において、乾燥運転の終了時期は、図1に示す手順により決定するようにしてある。乾燥運転時には、圧力センサ7で再熱器4内部の再熱蒸気圧力を測定すると共に、温度センサ6で再熱器4の出口部のメタル温度Tを測定するようにしてある。操作者は、表1に示す飽和温度表に基づいて、測定した再熱蒸気圧力に対応する飽和温度Tを算出し、該飽和温度と測定したメタル温度を比較しながら乾燥運転を行うようにしてある。
Figure 2008116162
乾燥運転中は水の蒸発により再熱器4の内部が略飽和蒸気圧になるから、算出した飽和温度Tとメタル温度Tは略一致する。一方、再熱器4内部に残っている水が完全に蒸発すると、ドレン弁9bから蒸気が排出されて再熱蒸気圧力が低下して対応する飽和温度Tも低下するのに対して、メタル温度Tは上昇する。従って、操作者は、メタル温度Tが飽和温度Tに予め定めた温度Tαを加えた乾燥終了温度以上になったことを検知して、再熱器4内部の水が完全に蒸発した乾燥運転の終了時期を決定することができる。
乾燥運転終了後は、ボイラ10のバナーを追加点火し、昇温昇圧工程に移行する。
なお、温度Tαは任意に定めることができ、例えば10〜20℃に定めることができる。また、再熱器4内部の蒸気温度を温度センサで測定して、該蒸気温度と上記飽和温度を比較して乾燥運転の終了時期を把握することも可能である。
本発明に係る再熱器の乾燥運転方法の一実施例を示すフローチャート。 その一実施例の温度管理状態を示す図。 ボイラの給水系統の概略構成図。
符号の説明
1 蒸発管
2 一次過熱器
3 二次過熱器
4 再熱器
5,6 温度センサ
7 圧力センサ
8a,8b ドレン弁
9a 低温再熱蒸気管
9b 高温再熱蒸気管
10 ボイラ
11 高圧タービン
12 中圧タービン
13 低圧タービン
14 復水器

Claims (2)

  1. ボイラの水圧テスト後に再熱器内部の水を排出し、ボイラを点火して再熱器内部を乾燥する再熱器の乾燥運転方法であって、再熱器の蒸気圧力と蒸気温度又はメタル温度を測定し、前記蒸気圧力における飽和温度と前記蒸気温度又はメタル温度を比較し、前記蒸気温度又はメタル温度が前記飽和温度に予め定めた温度を加えた乾燥終了温度以上になるまで乾燥運転を行うようにした再熱器の乾燥運転方法。
  2. 前記ボイラの過熱器入口温度を150〜190℃に維持するように前記ボイラの燃焼を制御するようにした請求項1に記載の再熱器の乾燥運転方法。
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