JP2008116111A - ドレンアップ装置 - Google Patents
ドレンアップ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008116111A JP2008116111A JP2006299391A JP2006299391A JP2008116111A JP 2008116111 A JP2008116111 A JP 2008116111A JP 2006299391 A JP2006299391 A JP 2006299391A JP 2006299391 A JP2006299391 A JP 2006299391A JP 2008116111 A JP2008116111 A JP 2008116111A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drain
- drain water
- water
- pump
- pan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F13/00—Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
- F24F13/22—Means for preventing condensation or evacuating condensate
- F24F13/222—Means for preventing condensation or evacuating condensate for evacuating condensate
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/18—Rotors
- F04D29/22—Rotors specially for centrifugal pumps
- F04D29/2261—Rotors specially for centrifugal pumps with special measures
- F04D29/2277—Rotors specially for centrifugal pumps with special measures for increasing NPSH or dealing with liquids near boiling-point
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/18—Rotors
- F04D29/22—Rotors specially for centrifugal pumps
- F04D29/2261—Rotors specially for centrifugal pumps with special measures
- F04D29/2288—Rotors specially for centrifugal pumps with special measures for comminuting, mixing or separating
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D7/00—Pumps adapted for handling specific fluids, e.g. by selection of specific materials for pumps or pump parts
- F04D7/02—Pumps adapted for handling specific fluids, e.g. by selection of specific materials for pumps or pump parts of centrifugal type
- F04D7/04—Pumps adapted for handling specific fluids, e.g. by selection of specific materials for pumps or pump parts of centrifugal type the fluids being viscous or non-homogenous
- F04D7/045—Pumps adapted for handling specific fluids, e.g. by selection of specific materials for pumps or pump parts of centrifugal type the fluids being viscous or non-homogenous with means for comminuting, mixing stirring or otherwise treating
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F13/00—Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
- F24F13/22—Means for preventing condensation or evacuating condensate
- F24F13/222—Means for preventing condensation or evacuating condensate for evacuating condensate
- F24F2013/227—Condensate pipe for drainage of condensate from the evaporator
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
【課題】ドレンポンプのドレン水吸込口周囲のドレン水の水位の低下を防止して、ドレン水の排出機能とスライム抑制機能とを両立させたドレンアップ装置を提供する。
【解決手段】ドレン水DWを収容するドレンパン18と、このドレンパン18内に溜まったドレン水DWを吸引排出するドレンポンプ30と、該ドレンポンプ30のドレン水吸込用の羽根部材32b1と、該ドレン水吸込用羽根部材32b1の回転軸の延長上に設けられ、当該ドレンパン18内のドレン水DWを撹拌する回転部材32b2とを備えてなる空気調和機等のドレンアップ装置であって、上記ドレンポンプ30のドレン水吸込口33の口径よりも上記ドレン水撹拌用の回転部材32b2の外径を小さくしたことを特徴とする。
このような構成によれば、ドレンポンプの回転数を上げてもドレンポンプのドレン水吸込口周囲のドレン水の水位が低下しにくくなり、ドレンパン内のドレン水の水位を上げることなく、スライム抑制効果を向上させることができる。
【選択図】 図2
【解決手段】ドレン水DWを収容するドレンパン18と、このドレンパン18内に溜まったドレン水DWを吸引排出するドレンポンプ30と、該ドレンポンプ30のドレン水吸込用の羽根部材32b1と、該ドレン水吸込用羽根部材32b1の回転軸の延長上に設けられ、当該ドレンパン18内のドレン水DWを撹拌する回転部材32b2とを備えてなる空気調和機等のドレンアップ装置であって、上記ドレンポンプ30のドレン水吸込口33の口径よりも上記ドレン水撹拌用の回転部材32b2の外径を小さくしたことを特徴とする。
このような構成によれば、ドレンポンプの回転数を上げてもドレンポンプのドレン水吸込口周囲のドレン水の水位が低下しにくくなり、ドレンパン内のドレン水の水位を上げることなく、スライム抑制効果を向上させることができる。
【選択図】 図2
Description
本願発明は、スライムの発生ないしは成長を抑制するためのスライム抑制機能を備えた空気調和機のドレンアップ装置に関するものである。
空気調和機においては、室内空気は蒸発器で冷却され、室内空気中の水分が凝縮して熱交換器のフィンに付着し、蒸発器の下方に載置されるドレンパンに滴下して集められる。ドレンパンに集められたドレン水は、例えば、天井埋込型の空気調和機においては、ドレンポンプを用いて強制的に外部に排出される。
このようにドレンパン中にはドレン水が滞留するため、細菌の増殖によりスライムが発生しやすく、スライムが発生すると、水漏れ等の問題が発生するため、スライムの発生ないしは成長を抑制するための様々な技術が開発されている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1には、ドレンポンプにより排出されるドレン水をドレンパンの上流側部位に還流させる技術が開示されている。ドレンパンの上流側に還流されたドレン水がドレンパンをその上流側から下流側に向かって流速をもって流れる際に、このドレン水によってドレンパンに付着している塵埃が洗い流され、それによって堆積した塵埃を原因とするカビとか悪臭の発生、あるいはスライムの発生が抑制されるようになっている。
しかし、スライムは、ドレン水が堆積している部分で、より発生しやすく、ドレンポンプの下に位置するドレンパンにおいて他の部分より深くなっている水留め部分や、ドレンポンプのドレン水中に浸漬している部分で、スライムが発生しやすい。
そして、ドレンポンプのドレン水吸込口の周囲においてスライムが発生すると、ドレンポンプによるドレン水の吸引が妨げられることがある。
これに対して、上記特許文献1の技術は、ドレンポンプの周囲におけるドレン水が滞留している部分のドレン水を撹拌するものではなく、またドレンポンプの周囲においてスライムの発生ないしは成長を抑制するものではないため、そのようなスライムに対する対応がとれない課題が残されている。
そこで、このような課題を解決するために、本願発明者はドレンパンとドレンパン内に溜まったドレン水を排出するドレンポンプとを備えたドレンアップ装置であって、上記ドレンパン内のドレンポンプの回転軸に対して、ドレン水吸込用の回転羽根とは全く別に同ドレン水吸込用の回転羽根よりも大きな外径を有して、上記ドレンポンプ周囲のドレン水を撹拌する撹拌手段を設けたものを先に開発している。
これによれば、ドレンアップ装置のドレンパン内に溜まったドレン水を排出するドレンポンプの周囲のドレン水を同撹拌手段で撹拌することにより滞留するドレン水に流れを起し、発生したスライムについても発生初期の段階で固体表面から離れて浮遊させ、それをドレンポンプによりドレン水とともに汲み上げて速やかに除去することにより、有効にスライムの成長を抑制することができる。
しかし、このようなドレン水撹拌手段としてドレン水吸込用の回転羽根およびドレンポンプのドレン水吸込口の口径よりも外径の大きな回転部材を用い、該回転部材をドレンポンプの回転軸に連結した構成の場合、当該回転部材の回転数はドレンポンプの揚水機能を決定する駆動モータの回転数で決まるため、当該回転部材がドレンポンプのドレン水吸込み口周辺のドレン水の水位を低下させる問題がある(例えば図1〜図5中の水位L1がL2となる)。
その結果、ドレンポンプの十分なドレンアップ性能を確保するためには、ドレンパン内のドレン水全体の水位を上げる必要があり、そのためにはドレンパン内の保有ドレン水量を増加させることになり、逆にスライムの発生しやすい環境を作ることになってしまう問題があった。
本願発明は、このような事情に鑑み、ドレンパン内のドレン水中に浸漬されるドレンポンプのドレン水吸込口の口径よりもスライム抑制用の回転部材の外径を小さくすることにより、ドレンポンプのドレン水吸込口周囲のドレン水の水位の低下を防止して、ドレンポンプのドレン水の排出機能とスライム抑制機能とを両立させたドレンアップ装置を提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 請求項1の発明
この発明は、ドレン水DWを収容するドレンパン18と、このドレンパン18内に溜まったドレン水DWを吸引排出するドレンポンプ30と、該ドレンポンプ30のドレン水吸込用の羽根部材32b1と、該ドレン水吸込用羽根部材32b1の回転軸の延長上に設けられ、当該ドレンパン18内のドレン水DWを撹拌する回転部材32b2とを備えてなる空気調和機等のドレンアップ装置であって、上記ドレンポンプ30のドレン水吸込口33の口径よりも上記ドレン水撹拌用の回転部材32b2の外径を小さくしたことを特徴とするのもである。
この発明は、ドレン水DWを収容するドレンパン18と、このドレンパン18内に溜まったドレン水DWを吸引排出するドレンポンプ30と、該ドレンポンプ30のドレン水吸込用の羽根部材32b1と、該ドレン水吸込用羽根部材32b1の回転軸の延長上に設けられ、当該ドレンパン18内のドレン水DWを撹拌する回転部材32b2とを備えてなる空気調和機等のドレンアップ装置であって、上記ドレンポンプ30のドレン水吸込口33の口径よりも上記ドレン水撹拌用の回転部材32b2の外径を小さくしたことを特徴とするのもである。
このような構成によれば、ドレンポンプ30のドレン水吸込口33の口径よりもドレン水撹拌用の回転部材32b2の外径の方が小さいために、ドレンポンプ30の回転数を上げてもドレンポンプ30のドレン水吸込口33周囲のドレン水DWの水位が低下しにくくなり、ドレンパン18内のドレン水DWの水位を上げることなく、有効にスライム抑制効果を向上させることができるようになる。
(2) 請求項2の発明
この発明は、上記請求項1の発明の構成において、回転部材32b2は、ドレンポンプ30のドレン水吸込用の羽根部材32b1の下端をドレンポンプ30のドレン水吸込口33の下端よりも下方に延出することにより構成されていることを特徴とするものである。
この発明は、上記請求項1の発明の構成において、回転部材32b2は、ドレンポンプ30のドレン水吸込用の羽根部材32b1の下端をドレンポンプ30のドレン水吸込口33の下端よりも下方に延出することにより構成されていることを特徴とするものである。
このような構成によれば、上述の請求項1の発明の構成の場合と同様にドレンポンプ30のドレン水吸込口33周囲の水位低下防止作用を得ながら、ドレンパン底部のスライムを有効に撹拌することができ、同底部のスライムのヘドロ化を阻止し、ドレンポンプによるドレンアップをしやすくすることができる。
しかも、その場合において、ドレン水撹拌用の回転部材32b2をドレン水吸込用の羽根部材32b1の長さを長くするのみで、極めて簡単かつ低コストに実現することができる。
(3) 請求項3の発明
この発明は、上記請求項2の発明の構成において、上記回転部材32b2の外径を、上記ドレンポンプ30のドレン水吸込用の羽根部材32b1の外径よりも小さくしたことを特徴とするものである。
この発明は、上記請求項2の発明の構成において、上記回転部材32b2の外径を、上記ドレンポンプ30のドレン水吸込用の羽根部材32b1の外径よりも小さくしたことを特徴とするものである。
このような構成によれば、ドレンポンプ30の回転数を上げてもドレンポンプ30のドレン水吸込口33周囲のドレン水の水位が一層低下しにくくなり、ドレンパン18内のドレン水DWの水位を上げることなく、スライム抑制効果を向上させることができる。
(4) 請求項4の発明
この発明は、上記請求項2又は3の発明の構成において、ドレン水吸込用の羽根部材32b1の下端から回転部材32b2の下端までの外径を次第に小さくしたことを特徴とするものである。
この発明は、上記請求項2又は3の発明の構成において、ドレン水吸込用の羽根部材32b1の下端から回転部材32b2の下端までの外径を次第に小さくしたことを特徴とするものである。
このような構成によっても、ドレンポンプ30のドレン水吸込口33周囲のドレン水の水位が、より低下しにくくなり、ドレンパン18内のドレン水の水位を上げることなく、有効にスライム抑制効果を向上させることができる。
しかも、ドレン水吸込用の羽根部材32b1のドレン水吸込作用のスムーズさを、より有効に確保することができる。
以上の結果、本願発明によると、ドレンポンプのドレン水吸込口周囲の水位の低下を簡単かつ低コストな構成により効果的に阻止して、ドレンポンプによるドレン水の排出機能とスライムの抑制機能とを確実に両立させることができる。
以下、添付の図1および図2を参照して本願の請求項1および2の発明を具体化した最良の実施の形態の構成を説明する。本実施の形態では、ドレンポンプの周囲においてスライムの発生ないしは成長を抑制することができるドレンアップ装置およびこのようなドレンアップ装置を備えた空気調和機の構成として説明する。
先ず図1に示すように、空気調和機本体11は、空調室の天井に形成された開口内に挿入されて配置されたケーシング13と、このケーシング13の下側に配置された化粧パネル(図示せず)とを備えている。ケーシング13の内部には、略四角環状の熱交換器14と、この略四角環状の熱交換器14の中心部にあって吸込側を下向きとし、且つ吹出側を熱交換器14の側面とした送風機15とが配設されている。
熱交換器14の下側には、熱交換器14において発生するドレン水を受けるためのドレンパン18が配置されている。ドレンパン18は、熱交換器14の底面の全域に対応し得るように、略四角環状の平面形状をもつとともに、熱交換器14の下側に形成され、ドレン水を受けるドレン受け溝を有している。そして、ドレンパン18のドレン受け溝のうち熱交換器14が配置されていない部分、すなわち、ケーシング13に形成された吹出空気通路20の間に、ドレンパン18に連通されるポンプ室22が形成されており、ポンプ室22内にドレンポンプ30が配設されている。
ドレンポンプ30は、図2に示すように、下方側に位置するドレン水吸込口33と側方側に位置するドレン水排出口34とを有するポンプケーシング31と、このポンプケーシング31内にあってモータ35により回転駆動されるインペラ32とを備えている。モータ35は、モータ35の側面に装着されたモータ取付具39により空気調和機本体11のケーシング13に取り付けられている。
ポンプケーシング31は、インペラ32を内包する下部ケーシング31aと下部ケーシング31aの上部開口を覆うとともに中心部に円形穴37を有する上部ケーシング31bとがシール部材31cにより一体に結合されて構成されている。そして、インペラ32の回転軸36は、円形穴37を貫通してモータ35に連結されている。
ドレン水吸込口33は、上記ポンプケーシング31における下部ケーシング31aの中心部(すなわちインペラ32の回転中心に対応する位置)に形成されている。また、ドレン水排出口34は、下部ケーシング31aの側面からラッパ状に一体に突設されている。
インペラ32は、主として、モータ35の駆動軸に連結された回転軸36と、下部ケーシング31a内に配置されたドレン水排出用の主羽根32aと、この主羽根32aの下側に配置されたドレン水吸上げ用の補助羽根32b1と、これら主羽根32aと補助羽根32b1との間に配置されていて、その中央に環状の貫通孔からなる開口部を有する円板状の受皿部32cとから構成されている。
そして、同インペラ32の上記補助羽根32b1は、上記回転軸36から同軸の構造で下方に延設される形で、その下端側が上記下部ケーシング31a下端のドレン水吸込口33よりも所定の長さ下方に長く突設されており、同突設部分が上記ドレン水吸込口33周囲のドレン水DWおよびスライムを撹拌する撹拌手段としての上記ドレン水吸込口33の口径よりも小さい外径の回転部材を構成している。
ドレンポンプ30の下側には、ドレンパン18における水留め部18aが形成されている。ドレンパン18上の前記ドレン受け溝は、この水留め部18a側に傾斜しており、ドレン水は同水留め部18a側に流れて水留め部18a内に溜められる。そして、例えば図2に示すように、上記ドレンポンプ30は、その補助羽根32b1およびその下部側の回転部材32b2を含む部分をドレン水に浸漬した状態で設置されている。
なお、図3は、上記ドレンパン18の水留め部18aの下方側を視点として見た上記ドレンポンプ30の下部ケーシング31aの下端と上記補助羽根32b1との寸法および位置関係を示す図である。
以上の構成において、上記モータ35を駆動すると、上記インペラ32とともに補助羽根32b1および回転部材32b2が回転する。そして、該回転部材32b2が回転することで、ドレンパン18内のドレン水吸込口33の周囲のドレン水DWを撹拌し、ドレン水DWに流れが起こされる。
また、上記水留め部18aに溜まったドレン水DWは、補助羽根32b1によってドレン水吸込口33から吸い込まれて上記下部ケーシング31a内を上昇し、上記主羽根32aによって昇圧された後、上記下部ケーシング31aの側面にラッパ状に一体に突設された上記ドレン水排出口34から空気調和機本体11のケーシング13の外部に吐出される。
ところで、上記ドレンパン18内における、ドレンポンプ30の周囲は、すでに述べたようにドレン水が滞留し、スライムが発生しやすい場所であるが、上述のようにドレン水DWに流れを起こすことにより、スライムが発生ないし成長しにくい環境にすることができる。また、スライム(バイオフィルム)の初期発生においては、細菌が固体表面に付着することにより、固体表面に吸着、濃縮された栄養源を利用して増殖し、同時に水分保持等のため多糖性物質(スライム)を産生するが、発生初期においては、スライムは一部が固体表面に付着しているとともに一部が浮遊している状態となっている。
したがって、発達したスライム(バイオフィルム)が形成される前に、このように固体表面に緩やかな結合により付着したスライムを、上述の如くドレン水を物理的に撹拌することにより固体表面から離れさせて浮遊させる。そして、浮遊したスライムを、ドレン水と一緒にドレンポンプ30により吸入し、効率良く外部に排出除去するようになる。
以上の結果、本実施の形態によれば、以下に示すような効果を得ることができる。
(1) すなわち上記第1の実施の形態では、先ずドレンパン18内に溜まったドレン水を排出するドレンポンプ30の周囲のドレン水DWを、ドレン水撹拌手段としての回転部材32b2を回転させることにより撹拌する。これによりドレン水DWに流れを起こすことができる。
ドレンパン18内のドレンポンプ30の周囲はドレン水DWが滞留しスライムが発生しやすい場所であるが、このようにドレン水DWに流れを起こすことにより、効果的にスライムの発生ないしは成長を抑制することができる。また、ドレン水を物理的に撹拌することにより、発生初期の固体表面に緩やかに結合した状態のスライムを、固体表面から離れさせて浮遊させ、ドレン水DWと一緒にドレンポンプ30により吸引除去することにより、スライムの成長を抑制することができる。
(2) 次に上記第1の実施の形態では、ドレン水撹拌手段としての回転部材32b2は、ドレンポンプ30のインペラ32を駆動するモータ35の回転軸36に同軸構造に連結させてドレンポンプ30のドレン水吸込口33の外側に突出して設けられている。これにより、上記ドレンポンプ30のインペラ32を駆動するモータ35を駆動することにより、撹拌手段としての回転部材32b2が同時に回転し、ドレンパン18の水留め部18a底部のドレン水DWを撹拌する。
このため、インペラ32の補助羽根32b1を回転させてドレンポンプ30によりドレン水DWを汲み上げる際に、同時に回転部材32b2を回転させてドレン水DWを撹拌することができる。そして、同ドレン水DWの撹拌により、発生初期におけるスライムを固体表面から離れさせて浮遊させ、再度固体表面に付着する前に固体表面から確実に離れさせて浮遊させる。そして、浮遊したスライムをドレン水と一緒にドレンポンプ30により吸入し、効率良く外部に排出除去することができる。
しかも、回転部材32b2用のモータをインペラ32用のモータと兼用することができるので、構造が簡単で低コストに構成することができる。
(3) そして、本実施の形態の場合、特に上記ドレンポンプ30のドレン水吸込口33の口径よりも上記補助羽根32b1の外径を小さくするとともに、全体の長さを長くし、その下端側を上記ドレンポンプ30のドレン水吸込口33の下端よりも所定の長さ下方に延出することによって、ドレン水撹拌用の回転部材32b2を形成している。
このような構成によれば、回転部材32b2がドレンポンプ30のドレン水吸込口33の口径よりも外径の小さい補助羽根32b1の延長端により形成されているので、ドレンポンプ30の回転数を上げてもドレンポンプ30のドレン水吸込口33周囲のドレン水DWの水位が低下しにくくなり、ドレンパン18内のドレン水DWの水位を上げることなく、有効にスライム抑制効果を向上させることができる。
そして、このようにドレンポンプ30のドレン水吸込口33周囲の水位低下を防止しながら、しかも同回転部材32b2の先端でドレンパン18内底部のスライムを有効に撹拌することができ、同ドレンパン18内な底部のスライムのヘドロ化を阻止し、ドレンポンプ30によりドレンアップしやすくすることができる。
以上の結果、本実施の形態の構成によると、効果的にドレンポンプ30のドレン水吸込口33周囲の水位L1の低下を阻止して、ドレンポンプ30によるドレン水DWの排出機能とスライムの抑制機能とを両立させることができる。
(変形例)
(1) 第1の変形例
本願発明のドレンアップ装置は、上記実施の形態の構成において、さらに上記ドレンポンプ30の補助羽根32b1の外径に対して、上記回転部材32b2の外径を、例えば図4に示すように階段状に小さくするようにしてもよい。
(1) 第1の変形例
本願発明のドレンアップ装置は、上記実施の形態の構成において、さらに上記ドレンポンプ30の補助羽根32b1の外径に対して、上記回転部材32b2の外径を、例えば図4に示すように階段状に小さくするようにしてもよい。
このような構成によれば、ドレンポンプ30の回転数を上げても、ドレンポンプ30のドレン水吸込口33周囲のドレン水DWの水位L1がより低下しにくくなり、より効果的にドレンパン18内のドレン水DWの水位を上げることなく、スライム抑制効果を向上させることができる。
(2) 第2の変形例
本願発明のドレンアップ装置は、上記実施の形態の構成において、さらに上記ドレンポンプ30の補助羽根32b1の外径に対して、上記第1の変形例のように上記回転部材32b2の外径を小さくするに際し、例えば図5に示すように、上記補助羽根32b1の下端から回転部材32b2の下端までの外径を少しづつ小さくするようにしてもよい。
本願発明のドレンアップ装置は、上記実施の形態の構成において、さらに上記ドレンポンプ30の補助羽根32b1の外径に対して、上記第1の変形例のように上記回転部材32b2の外径を小さくするに際し、例えば図5に示すように、上記補助羽根32b1の下端から回転部材32b2の下端までの外径を少しづつ小さくするようにしてもよい。
このような構成によっても、ドレンポンプ30の回転数を上げてもドレンポンプ30のドレン水吸込口33周囲のドレン水DWの水位がより低下しにくくなり、やはり効果的にドレンパン18内のドレン水DWの水位を上げることなく、スライム抑制効果を向上させることができる。
(3) 第3の変形例
本願発明のドレンアップ装置は、上記実施の形態の構成において、さらに上記ドレンポンプ30の補助羽根32b1自体を、例えば図6に示すように、螺旋状のものにして、その先端側をドレンパン18の水留め部18aの底部まで延出し、同延出部をスライム撹拌用の回転部材32b2としてもよい。
本願発明のドレンアップ装置は、上記実施の形態の構成において、さらに上記ドレンポンプ30の補助羽根32b1自体を、例えば図6に示すように、螺旋状のものにして、その先端側をドレンパン18の水留め部18aの底部まで延出し、同延出部をスライム撹拌用の回転部材32b2としてもよい。
このような構成によっても、ドレンポンプ30の回転数を上げてもドレンポンプ30のドレン水吸込口33周囲のドレン水DWの水位が低下しにくくなり、やはり効果的にドレンパン18内のドレン水DWの水位を上げることなく、スライム抑制効果を向上させることができる。
11は空気調和機、13はケーシング、14は熱交換器、18はドレンパン、18aは水留め部、22はポンプ室、30はドレンポンプ、31はポンプケーシング、31aは下部ケーシング、32はインペラ、32aは主羽根、32b1は補助羽根、32b2は回転部材、33はドレン水吸込口、34はドレン水排出口、35はモータである。
Claims (4)
- ドレン水(DW)を収容するドレンパン(18)と、このドレンパン(18)内に溜まったドレン水(DW)を吸引排出するドレンポンプ(30)と、該ドレンポンプ(30)のドレン水吸込用の羽根部材(32b1)と、該ドレン水吸込用羽根部材(32b1)の回転軸の延長上に設けられ、当該ドレンパン(18)内のドレン水(DW)を撹拌する回転部材(32b2)とを備えてなる空気調和機等のドレンアップ装置であって、上記ドレンポンプ(30)のドレン水吸込口(33)の口径よりも上記ドレン水撹拌用の回転部材(32b2)の外径を小さくしたことを特徴とするドレンアップ装置。
- 回転部材(32b2)は、ドレンポンプ(30)のドレン水吸込用の羽根部材(32b1)の下端を、上記ドレンポンプ(30)のドレン水吸込口(33)の下端よりも下方に延出することにより構成されていることを特徴とする請求項1記載のドレンアップ装置。
- 回転部材(32b2)の外径を、上記ドレンポンプ(30)のドレン水吸込用の羽根部材(32b1)の外径よりも小さくしたことを特徴とする請求項2記載のドレンアップ装置。
- ドレン水吸込用の羽根部材(32b1)から回転部材(32b2)の下端までの外径を次第に小さくしたことを特徴とする請求項2又は3記載のドレンアップ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006299391A JP2008116111A (ja) | 2006-11-02 | 2006-11-02 | ドレンアップ装置 |
PCT/JP2007/071257 WO2008053937A1 (fr) | 2006-11-02 | 2007-10-31 | Dispositif de drainage |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006299391A JP2008116111A (ja) | 2006-11-02 | 2006-11-02 | ドレンアップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008116111A true JP2008116111A (ja) | 2008-05-22 |
Family
ID=39344278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006299391A Pending JP2008116111A (ja) | 2006-11-02 | 2006-11-02 | ドレンアップ装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008116111A (ja) |
WO (1) | WO2008053937A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113551407A (zh) * | 2021-08-02 | 2021-10-26 | 珠海格力电器股份有限公司 | 排水装置及具有其的空调器 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103362824A (zh) * | 2013-08-09 | 2013-10-23 | 山东省章丘鼓风机股份有限公司 | 一种带螺旋搅拌叶片的液下渣浆泵 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63131891A (ja) * | 1986-11-21 | 1988-06-03 | Hitachi Ltd | 空気調和機用ドレンアツプポンプ |
JPS6451790U (ja) * | 1987-09-25 | 1989-03-30 | ||
JPH0491395A (ja) * | 1990-08-06 | 1992-03-24 | Taisan Kogyo Kk | 液体ポンプ |
JP2834644B2 (ja) * | 1993-08-20 | 1998-12-09 | 太産工業株式会社 | 排水ポンプ |
EP1840475A4 (en) * | 2005-01-12 | 2010-11-24 | Daikin Ind Ltd | AIR CONDITIONER |
-
2006
- 2006-11-02 JP JP2006299391A patent/JP2008116111A/ja active Pending
-
2007
- 2007-10-31 WO PCT/JP2007/071257 patent/WO2008053937A1/ja active Application Filing
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113551407A (zh) * | 2021-08-02 | 2021-10-26 | 珠海格力电器股份有限公司 | 排水装置及具有其的空调器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2008053937A1 (fr) | 2008-05-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105782065B (zh) | 排水泵 | |
US7670105B2 (en) | Drain pump, and air conditioner provided therewith | |
TWI405907B (zh) | Drainage pump | |
JP2008116111A (ja) | ドレンアップ装置 | |
CN102996462B (zh) | 排水泵 | |
JP2000213769A (ja) | 排水ポンプ | |
JP4931393B2 (ja) | 排水ポンプ | |
JP2002048092A (ja) | 排水ポンプ | |
JP2007085625A (ja) | ドレンアップ装置、空気調和機及びスライム抑制方法 | |
CN1788165B (zh) | 排水泵及具有该排水泵的空气调节装置 | |
JP2005233192A (ja) | ドレンポンプ及びそれを備えた空気調和装置 | |
JP3647939B2 (ja) | 排水ポンプ | |
JP2000213770A (ja) | 排水ポンプ | |
JP2008144599A (ja) | フロート式ポンプの浮遊物除去装置 | |
JP2019015283A (ja) | 排水ポンプ | |
JP2593986Y2 (ja) | 排水ポンプ用羽根 | |
JP5227370B2 (ja) | ドレンポンプ | |
JP6882959B2 (ja) | 排水ポンプ及び空気調和機 | |
JP3996121B2 (ja) | 排水ポンプ | |
JP2006132455A (ja) | 撹乱ポンプ | |
CN100540917C (zh) | 排水泵 | |
JP2005233191A (ja) | ドレンポンプ及びそれを備えた空気調和装置 | |
JP2004076628A (ja) | 空調機器用排水ポンプ | |
WO2021241341A1 (ja) | 排水ポンプ | |
JP2005226549A (ja) | ドレンポンプ及びそれを備えた空気調和装置 |