JP2008114646A - コンバインのトランスミッション - Google Patents
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Abstract
【課題】走行用の動力を変速する走行用HSTと、旋回用の動力を変速する旋回用HSTとを備え、直進走行時には、走行用HSTの出力回転を左右のクローラ走行装置に伝達し、旋回走行時には、走行用HST及び旋回用HSTの出力回転を合成して旋回内側のクローラ走行装置に伝達するコンバインのトランスミッションにおいて、複雑な構造の逆ステア防止機構を不要にしてコンパクトなトランスミッションを構成する。
【解決手段】走行用HST16と旋回用HST17を、各々油圧ポンプと油圧モータとを一体に形成した一体型とし、平面視におけるトランスミッション14の右側に走行用HST16を、左側に旋回用HST17を分けて配置すると共に、走行用HST16の油圧モータ16bの出力回転を旋回用HST17の油圧ポンプ17aに伝達するように構成した。
【選択図】図2
【解決手段】走行用HST16と旋回用HST17を、各々油圧ポンプと油圧モータとを一体に形成した一体型とし、平面視におけるトランスミッション14の右側に走行用HST16を、左側に旋回用HST17を分けて配置すると共に、走行用HST16の油圧モータ16bの出力回転を旋回用HST17の油圧ポンプ17aに伝達するように構成した。
【選択図】図2
Description
本発明は、走行用の動力をHST(静油圧式無段変速装置)によって変速するコンバインのトランスミッションに関する。
従来、走行用の動力を変速するポンプ・モータ一体型の走行用HSTと、旋回用の動力を変速するポンプ・モータ一体型の旋回用HSTとをトランスミッションケースの左右両側に分けて配置し、直進走行時には、走行用HSTの出力回転を左右のクローラ走行装置に伝達すると共に、旋回時には、走行用HSTの出力回転自体を低下させながら、走行用HSTと旋回用HSTの出力回転を合成して旋回内側のクローラ走行装置に伝達するコンバインのトランスミッションが知られている。
(例えば、特許文献1参照)
特開平9−202259号公報(第5頁、図6−図7)
(例えば、特許文献1参照)
ところが、上述した特許文献1のものでは、エンジンからの動力を走行用HSTの油圧ポンプの入力軸に伝達した後、この走行用HSTの油圧ポンプの入力軸からチェンの巻掛け伝動により旋回用HSTの油圧ポンプの入力軸に直接動力が伝達される構成になっており、例えば、旋回時に前進から後進に切り換えた場合や、後進時に旋回操作を行った場合は、操向操作具の操作方向側のクローラ走行装置が旋回用HSTの動力により増速され、機体が逆方向に旋回する所謂逆ステア現象を起してしまうことから、この種のトランスミッションでは、前記逆ステア現象が起こることを回避すべく複雑な構造の逆ステア防止機構を別途に設けなければならず、当該トランスミッションが大型化するといった不具合を有していた。
本発明は、上記課題を解決することを目的としたものであって、走行用の動力を変速する走行用HSTと、旋回用の動力を変速する旋回用HSTとを備え、直進走行時には、走行用HSTの出力回転を左右のクローラ走行装置に伝達し、旋回走行時には、走行用HST及び旋回用HSTの出力回転を合成して旋回内側のクローラ走行装置に伝達するコンバインのトランスミッションにおいて、前記走行用HSTと旋回用HSTを、各々油圧ポンプと油圧モータとを一体に形成した一体型とし、平面視におけるトランスミッションの右側に走行用HSTを、左側に旋回用HSTを分けて配置すると共に、走行用HSTの油圧モータの出力回転を旋回用HSTの油圧ポンプに伝達するように構成したことを第1の特徴としている。
そして、走行用HSTの入出力軸を上下に配置すると共に、旋回用HSTの入出力軸を前後に配置したことを第2の特徴としている。
そして、走行用HSTの入出力軸を上下に配置すると共に、旋回用HSTの入出力軸を前後に配置したことを第2の特徴としている。
請求項1の発明によれば、走行用HSTと旋回用HSTを、各々油圧ポンプと油圧モータとを一体に形成した一体型とし、平面視におけるトランスミッションの右側に走行用HSTを、左側に旋回用HSTを分けて配置すると共に、走行用HSTの油圧モータの出力回転を旋回用HSTの油圧ポンプに伝達するように構成したことによって、前記走行用HSTと旋回用HSTの出力回転(回転速度及び回転方向)を同調(同期)させることができるので、コンバインの旋回時における前後進の切り換えや、後進時の旋回操作により従来のような逆ステア現象が起こることがなく、複雑な構造の逆ステア防止機構を別途に設けなくて済む。また、メンテナンス頻度の高い走行用HSTを平面視におけるトランスミッションの右側に配置することによって、例えば当該走行用HSTを変速操作する主変速レバーや、その連係リンク機構等を操縦部側からメンテナンスすることができるので作業性が向上する。
そして、請求項2の発明によれば、走行用HSTの入出力軸を上下に配置すると共に、旋回用HSTの入出力軸を前後に配置したことによって、トランスミッションの伝動構成のコンパクト化が図れる。
そして、請求項2の発明によれば、走行用HSTの入出力軸を上下に配置すると共に、旋回用HSTの入出力軸を前後に配置したことによって、トランスミッションの伝動構成のコンパクト化が図れる。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、コンバイン1の側面図であって、コンバイン1は、左右一対のクローラ走行装置2で機体フレーム3を支持すると共に、機体フレーム3の前方には穀稈を刈取りながら図示しない脱穀部まで搬送する前処理部4を備えている。
また、前処理部4の後方には、オペレータが着座する座席5や走行操作具であるマルチステアリングレバー6、主変速レバー7、及びクラッチペダル8等の各種操作具を備える操縦部9を配設すると共に、座席5後部の一側には穀粒タンク10、他側には図示しない脱穀部を設けている。そして、脱穀部において脱穀/選別処理した穀粒を穀粒タンク10内に一時的に貯留すると共に、穀粒タンク10内に一時的に貯留された穀粒は、縦搬送パイプ11を経て起伏動作可能な穀粒排出オーガ12の排出口12aから機外に排出できるようになっている。
そして、コンバイン1は、図2に示すように、エンジンEの動力を変速して、左右のドライブ軸13L,13Rに伝動するトランスミッション14を備えている。左右のドライブ軸13L,13Rには、クローラ走行装置2の駆動スプロケット15L,15Rが一体的に設けてあり、その駆動に応じて、コンバイン1の前後進や旋回が行われる。
また、トランスミッション14には、走行用動力を無段変速する走行用HST16と、旋回用動力を無段変速する旋回用HST17が設けられている。両HST16,17は、可変容量油圧ポンプ16a,17a(以下、油圧ポンプとする)と、その吐出油で駆動する固定容量油圧モータ16b,17b(以下、油圧モータとする)とを組み合せた静油圧無段変速装置であり、油圧ポンプ16a,17aの斜板角に応じて、油圧モータ16b,17bの出力回転を無段階に変速(正逆転を含む)することができる。尚、HSTには、油圧ポンプと油圧モータを一体に形成した一体型と、油圧ポンプと油圧モータを分離した分離型とがあるが、本発明の実施形態では、走行用HST16及び旋回用HST17とも一体型のHSTを採用している。
そして、走行用HST16と旋回用HST17の各油圧ポンプ16a,17aは、斜板角を変更操作するための図示しないトラニオン軸を備えており、直進用HST16のトラニオン軸は、主変速レバー7の操作に応じて動作し、旋回用HST17のトラニオン軸は、マルチステアリングレバー6の操作に応じて動作するようになっている。尚、既述した両トラニオン軸は、それぞれ主変速レバー7、マルチステアリングレバー6の操作力により直接動作させるか、アクチュエータを介して動作させてもよい。
更に詳しくは、走行用HST16は、平面視(図2に示す状態)におけるトランスミッション14の右側に配置してあり、該走行用HST16は、ベルト伝動機構18を介してエンジンEから入力した動力を変速し、この変速した動力をトランスミッション14の直進動力入力軸19に伝達する。一方、旋回用HST17は、トランスミッション14の左側に配置してあり、該旋回用HST17は、伝動軸20,21を介して直進動力入力軸19から入力した動力を変速し、この変速した動力をトランスミッション14の旋回動力入力軸22に伝達する。
即ち、本発明の実施形態では、油圧ポンプと油圧モータを一体に形成した走行用HST16と旋回用HST17を、トランスミッション14の左右に分けて配置すると共に、走行用HST16の油圧モータ16bの出力回転を旋回用HST17の油圧ポンプ17aに伝達するように構成しており、それによって直進用HST16と旋回用HST17の出力回転(回転速度及び回転方向)を同調(同期)させることができるので、コンバイン1の旋回時における前後進の切り換えや、後進時の旋回操作により従来のような逆ステア現象が起こることがなく、複雑な構造の逆ステア防止機構を別途に設けなくて済む。また、メンテナンス頻度の高い走行用HST16を平面視におけるトランスミッション14の右側、即ち操縦部9側に配置することによって、例えば当該走行用HST16を変速操作する主変速レバー7や、その連係リンク機構(不図示)等を操縦部9側からメンテナンスすることができるので作業性が向上する。更に、トランスミッション14の左右の重量バランスが向上する利点もある。
そして、図3は、トランスミッション14に対する走行用HST16と旋回用HST17の側面配置を示したものであり、走行用HST16は、その入出力軸Sa,Sbを上下に配置すると共に、旋回用HST17の入出力軸Sc,Sdを前後に配置することによって、トランスミッション14の伝動構成のコンパクト化を図っている。
また、トランスミッション14は、上述した直進動力入力軸19、伝動軸20,21、旋回動力入力軸22の他に、第一〜第五の伝動軸S1〜S5を備えている。直進動力入力軸19に入力された走行用HST16の出力回転は、伝動軸20を介して第一伝動軸S1に伝達され、次いで第一伝動軸S1の回転は、図示しない副変速レバーの操作に応じて直進用動力を段階的に変速する走行副変速機構24を介して第二伝動軸S2に伝達される。尚、この第二伝動軸S2の軸端には、駐車ブレーキ機構Bを設けている。
本実施形態の走行副変速機構24では、第一伝動軸S1と第二伝動軸S2との間に、伝動比の異なる三つのギヤ伝動経路25〜27を構成してあり、第一伝動軸S1にスプライン嵌合する三つの爪クラッチ28a,28b,28cを、前記三つのギヤ伝動経路25〜27に対して選択的に噛合させることによって、三段階(H速、M速、L速)の直進用動力の変速を行えるようにしている。ここで、H速は、高速走行に適した路上走行ポジションであり、M速は、中速走行に適した標準刈取ポジションであり、L速は、低速走行に適した倒伏刈取ポジションである。
そして、第二伝動軸S2まで伝達された直進用動力は、第三伝動軸S3に伝達されると共に、第五伝動軸S5のセンタギヤ30に伝達される。第五伝動軸S5には、サイドクラッチ機構33が設けてあり、このサイドクラッチ機構33は、第五伝動軸S5に対して回転自在な前述のセンタギヤ30と、該センタギヤ30の爪部に選択的に噛み合う左右一対のサイドギヤ34L,34Rと、図示しないシフタ機構を介してサイドギヤ34L,34Rを動作させる図示しないサイドクラッチシリンダとを備えている。サイドギヤ34L,34Rは、第五伝動軸S5を構成する左右の旋回軸35L,35Rに対してスプライン嵌合すると共に、ギヤ36L,36Rを介して、それぞれドライブ軸13L,13Rに連動連結している。
また、左側の旋回軸35Lは、ギヤ40L及び左側旋回クラッチ機構41Lを介して第四伝動軸S4に連動連結すると共に、右側の旋回軸35Rは、ギヤ40R及び右側旋回クラッチ機構41Rを介して第四伝動軸S4に連動連結している。尚、旋回クラッチ機構41L、41Rは、油圧により動作する湿式摩擦クラッチである。
そして、第三伝動軸S3には、遊星減速機構42が設けてあり、この遊星減速機構42は、第三伝動軸S3と一体回転するサンギヤ43と、第三伝動軸S3に対して回転自在なリングギヤ44と、サンギヤ43及びリングギヤ44(内周歯)に噛み合う複数のプラネタリギヤ45と、これらのプラネタリギヤ45を支持するキャリア46とを備えている。キャリア46は、第三伝動軸S3に対して回転自在に支持してあり、ギヤ47,48を介して第四伝動軸S4に連動連結している。尚、リングギヤ44の外周歯は、旋回動力入力軸22と一体のギヤ49に常時噛合している。
つまり、遊星減速機構42は、サンギヤ43から入力される直進用動力と、リングギヤ44から入力される旋回用動力を合成し、この合成動力を、キャリア46を介して第四伝動軸S4に出力するように構成している。そして、第四伝動軸S4に伝動された合成動力は、旋回クラッチ機構41L,41Rの選択的な入り動作により、左右いずれかの旋回軸35L,35Rに伝達されるようになっている。
以上説明したトランスミッション14の伝動構成によれば、コンバイン1の旋回時に、走行用HST16の出力回転により、旋回外側のドライブ軸13L,13Rを駆動させることはもちろんのこと、マルチステアリングレバー6の操作量に応じて旋回内側のドライブ軸13L,13Rの駆動を可変させる旋回用HST17への駆動力の入力、及び遊星減速機構42のサンギヤ43への駆動力の入力を簡潔な構造により具現化することができ、当該トランスミッション14のコンパクト化が図れる。
次に、トランスミッション14の動作について説明する。但し、旋回用HST17、サイドクラッチ機構33、及び旋回クラッチ機構41L,41Rは、マルチステアリングレバー6の操作に応じて、図4に示すパターンで動作されるものとする。尚、マルチステアリングレバー6と前記旋回用HST17、サイドクラッチ機構33、及び旋回クラッチ機構41L,41Rは、機械的に連係されていてもよいし、マルチステアリングレバー6の操作位置検出センサやマイコン等を介して電気的に接続されていてもよい。また、以下の説明において、θはマルチステアリングレバー6の傾倒角を示し、θ1とθ2の関係は、θ1<θ2とする。
図4に示すように、マルチステアリングレバー6がニュートラル領域(θ<θ1)にある場合は、旋回用HST17がニュートラル、サイドクラッチ機構33が左右共入り、旋回クラッチ機構41L,41Rが左右共切りとなっている。この状態では、第二伝動軸S2の回転が、サイドクラッチ機構33を介して左右のドライブ軸13L,13Rに伝達され、機体が直進する。
そして、マルチステアリングレバー6が左右何れかのサイドクラッチターン領域(θ1≦θ<θ2)に傾倒操作された場合は、当該レバー6の倒し操作側のサイドギヤ34L,34Rとセンタギヤ30の爪部との歯合が解除される。この状態では、マルチステアリングレバー6の倒し操作側のドライブ軸13L,13Rに対する動力の伝達が断たれ、機体が当該レバー6の倒し操作側に旋回するサイドクラッチターンがなされる。
また、マルチステアリングレバー6が上述したサイドクラッチターン領域を超える領域(θ≧θ2)まで傾倒操作された場合は、当該レバー6の倒し操作側のサイドギヤ34L,34Rとセンタギヤ30の爪部との歯合が解除されると共に、マルチステアリングレバー6の倒し操作側の旋回クラッチ機構41L,41Rを入り状態とし、更に旋回用HST17の出力回転を当該レバー6の傾倒角に比例させる。この状態では、旋回用HST17から出力される旋回用動力が、遊星減速機構42により直進用動力と合成されると共に、この合成動力が、マルチステアリングレバー6の倒し操作側の旋回クラッチ機構41L,41R、旋回軸35L,35R、サイドギヤ34L,34R等を介して、当該レバー6の倒し操作側(旋回内側)のドライブ軸13L,13Rに伝達されるようになっており、旋回用HST17の出力回転に応じて、様々な旋回パターンを現出させることができる。
即ち、旋回用HST17が中立の状態では、遊星減速機構42のリングギヤ44が停止ロックされるので、遊星減速機構42のキャリア46は、直進用動力と同方向で、且つ直進用動力と比べてあまり減速されない動力を出力するが、旋回用HST17が旋回用動力を出力すると、遊星減速機構42のリングギヤ44がサンギヤ43と逆方向に回転するため、キャリア46からの出力回転が減速される。これによって旋回内側のドライブ軸13L,13Rが減速されて機体が旋回する減速ターンがなされる。
また、旋回用HST17の出力回転を上げると、プラネタリギヤ45の公転が停止する状態が出現する。この状態では、キャリア46からの出力回転が停止するため、旋回内側のドライブ軸13L,13Rが停止した状態で機体が旋回するピボットターンがなされる。
そして、旋回用HST17の出力回転を更に上げると、プラネタリギヤ45の公転方向が逆転するため、キャリア46からの出力回転が逆転する。これにより、旋回内側のドライブ軸13L,13Rが逆転した状態で機体が旋回するスピンターンがなされる。
尚、遊星減速機構42に入力される直進用動力は、走行副変速機構24を経由しているので、旋回用HST17の変速に伴う左右のドライブ軸13L,13Rの回転比の変化は、当該走行副変速機構24の変速ポジション毎に相違する。そして、図4に示すように、旋回用HST17の変速に伴う旋回側のドライブ軸13L,13Rの回転比変化率を、走行副変速機構24がL速(低速)の時は最も大きく、H速(高速)の時は最も小さくなるように設定することによって、高速走行時における急旋回を規制できるようにしてある。
また、走行副変速機構24を介して第三伝動軸S3のサンギヤ43に伝達される直進用動力は、当該走行副変速機構24(第二伝動軸S2)の下流側のギヤ61から、このギヤ61に歯合する第三伝動軸S3のギヤ62を介してなされると共に、走行副変速機構24がH速のときは、ピボットターンやスピンターンに移行しないようにトランスミッション14の伝動比を設定することによって、高速走行時にピボットターンやスピンターンを行って、機体の安定性が低下したり、エンジンEに高負荷が作用するといった不具合が起こることを回避できるようになる。
尚、本実施形態のトランスミッション14によれば、後進時であっても、マルチステアリングレバー6の傾倒方向に機体を旋回させることができるだけでなく、前進時と同様に様々な旋回パターンを現出させることができる。これは、旋回用HSTポンプ17bを走行用HSTモータ16aの出力回転で駆動させ、直進用動力及び旋回用動力を同調させているからである。
2 クローラ走行装置
14 トランスミッション
16 走行用HST
16b 油圧モータ(走行用HST)
17 旋回用HST
17a 油圧ポンプ(旋回用HST)
Sa 走行用HSTの入力軸
Sb 走行用HSTの出力軸
Sc 走行用HSTの入力軸
Sd 走行用HSTの出力軸
14 トランスミッション
16 走行用HST
16b 油圧モータ(走行用HST)
17 旋回用HST
17a 油圧ポンプ(旋回用HST)
Sa 走行用HSTの入力軸
Sb 走行用HSTの出力軸
Sc 走行用HSTの入力軸
Sd 走行用HSTの出力軸
Claims (2)
- 走行用の動力を変速する走行用HST(16)と、旋回用の動力を変速する旋回用HST(17)とを備え、直進走行時には、走行用HST(16)の出力回転を左右のクローラ走行装置(2)に伝達し、旋回走行時には、走行用HST(16)及び旋回用HST(17)の出力回転を合成して旋回内側のクローラ走行装置(2)に伝達するコンバインのトランスミッションにおいて、前記走行用HST(16)と旋回用HST(17)を、各々油圧ポンプと油圧モータとを一体に形成した一体型とし、平面視におけるトランスミッション(14)の右側に走行用HST(16)を、左側に旋回用HST(17)を分けて配置すると共に、走行用HST(16)の油圧モータ(16b)の出力回転を旋回用HST(17)の油圧ポンプ(17a)に伝達するように構成したことを特徴とするコンバインのトランスミッション。
- 走行用HST(16)の入出力軸(Sa,Sb)を上下に配置すると共に、旋回用HST(17)の入出力軸(Sc,Sd)を前後に配置した請求項1に記載のコンバインのトランスミッション。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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