JP2006082636A - クローラ走行車用トランスミッション - Google Patents

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Abstract

【課題】 直進用HST及び旋回用HSTを備えるトランスミッションにおいて、逆ステア防止機構を不要にして構造を簡略化すると共に、トランスミッションの小型化を可能にする。
【解決手段】 直進用動力を変速する直進用HST16と、旋回用動力を変速する旋回用HST17とを備えると共に、直進時には、直進用HST16の出力回転を左右のクローラ走行装置7に伝動し、旋回時には、直進用HST16及び旋回用HST17の出力回転を合成して旋回内側のクローラ走行装置7に伝動するトランスミッション14において、直進用HST16及び旋回用HST17を、ポンプとモータが分離した分離型とし、直進用HSTモータ16bの出力回転を旋回用HSTポンプ17aに入力すると共に、直進用HSTモータ16bと旋回用HSTポンプ17aを近接配置する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、走行動力をHST(油圧式無段変速装置)で変速するクローラ走行車用トランスミッションに関する。
直進用動力を変速する直進用HSTと、旋回用動力を変速する旋回用HSTとを備え、直進時には、直進用HSTの出力回転を左右のクローラ走行装置に伝動し、旋回時には、直進用HST及び旋回用HSTの出力回転を合成して旋回内側のクローラ走行装置に伝動するクローラ走行車用トランスミッションが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この種のトランスミッションを搭載したクローラ走行車では、良好な直進性を確保できるだけでなく、旋回用HSTの無段変速に基づいて、様々な旋回パターンを現出させることが可能になる。
特開平9−202259号公報
しかしながら、特許文献1に記載される直進用HST及び旋回用HSTは、ポンプとモータが一体化された一体型であり、それぞれがエンジン動力で独立的に駆動されているため、旋回状態で前進から後進に切り換えた場合や、後進時に旋回操作を行った場合において、操向操作具を操作した側のクローラ走行装置が旋回用HSTの動力で増速され、機体が逆方向に旋回する所謂逆ステア現象が発生してしまう。そのため、この種のトランスミッションでは、逆ステア防止機構が別途必要になり、構造が複雑になるという問題がある。また、一体型HSTは、配置の自由度が低いため、トランスミッションの大型化を招来するという問題もある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、直進用動力を変速する直進用HSTと、旋回用動力を変速する旋回用HSTとを備えると共に、直進時には、直進用HSTの出力回転を左右のクローラ走行装置に伝動し、旋回時には、直進用HST及び旋回用HSTの出力回転を合成して旋回内側のクローラ走行装置に伝動するクローラ走行車用トランスミッションにおいて、前記直進用HST及び旋回用HSTを、ポンプとモータが分離した分離型とし、直進用HSTモータの出力回転を旋回用HSTポンプに入力すると共に、直進用HSTモータと旋回用HSTポンプを近接配置したことを特徴とする。
このように構成すれば、直進用HST及び旋回用HSTの出力回転方向を同調させて、後進時の逆ステア現象を防止することができる。これにより、逆ステア防止機構を不要にし、構造の簡略化を図ることができる。しかも、直進用HSTモータと旋回用HSTポンプを近接配置しているので、伝動構成をコンパクトにしてトランスミッションの小型化が図れる。
次に、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。図1において、1はコンバイン(クローラ走行車)であって、該コンバイン1は、茎稈を刈り取る前処理部2と、刈り取った茎稈から穀粒を脱穀し、これを選別する脱穀部(図示せず)と、選別した穀粒を貯溜する穀粒タンク3と、排稈を後処理する後処理部4と、運転席5や各種の操作具が設けられる操作部6と、左右一対のクローラ走行装置7とを備えて構成されている。また、操作部6には、走行関係の操作具として、走行主変速レバー8、走行副変速レバー9、操向レバー10及びクラッチペダル11が設けられている。
コンバイン1は、エンジン12の動力を変速して、左右のドライブ軸13L、13Rに伝動するトランスミッション14を備えている。左右のドライブ軸13L、13Rには、クローラ走行装置7の駆動スプロケット15L、15Rが一体的に設けられており、その駆動に応じて、コンバイン1の前後進動作や旋回動作が行われる。
図2に示すように、トランスミッション14には、直進用動力を無段変速する直進用HST16と、旋回用動力を無段変速する旋回用HST17が設けられている。各HST16、17は、可変容量油圧ポンプ16a、17a(以下、HSTポンプという)と、その吐出油で駆動する固定容量油圧モータ16b、17b(以下、HSTモータという)とを組み合せた静油圧無段変速装置であり、HSTポンプ16a、17aの斜板角に応じて、HSTモータ16b、17bの出力回転が無段変速(正逆転を含む)される。HSTには、ポンプとモータを一体化した一体型と、ポンプとモータを分離した分離型とがあり、本発明の実施形態では、直進用HST16及び旋回用HST17として分離型のHSTを用いる。
各HSTポンプ16a、17aは、斜板角を変更操作するためのトラニオン軸を備えている。直進用HST16のトラニオン軸(図示せず)は、走行主変速レバー8の操作に応じて動作され、旋回用HST17のトラニオン軸Tは、操向レバー10の操作に応じて動作される。各トラニオン軸は、レバー8、10の操作力で動作させてもよいし、アクチュエータの駆動力で動作させてもよい。
直進用HST16は、ベルト伝動機構18を介してエンジン12から入力した動力を変速し、変速した動力をトランスミッション14の直進動力入力軸19に入力する。また、旋回用HST17は、伝動軸20、21を介して直進動力入力軸19から入力した動力を変速し、変速した動力をトランスミッション14の旋回動力入力軸22に入力する。すなわち、旋回用HST17を直進用HST16の出力回転で駆動させることにより、複雑な制御を行うことなく、直進用HST16と旋回用HST17の出力回転(回転速度及び回転方向)を同調(同期)させることが可能になる。
トランスミッション14は、直進動力入力軸19、伝動軸20、21、旋回動力入力軸22のほかに、第一〜第八の伝動軸S1〜S8を備えている。直進動力入力軸19に入力された直進用HST16の出力回転は、主クラッチ機構23及び第一伝動軸S1を介して第二伝動軸S2に伝動され、さらに、第二伝動軸S2の回転は、走行副変速機構24を介して第三伝動軸S3に伝動される。走行副変速機構24は、走行副変速レバー9の操作に応じて変速動作するものであり、直進用動力を段階的に変速させる。
例えば、本実施形態の走行副変速機構24では、第二伝動軸S2と第三伝動軸S3との間に、伝動比が異なる三つのギヤ伝動経路25〜27を構成すると共に、第二伝動軸S2にスプライン嵌合する二つの爪クラッチ28、29を、三つのギヤ伝動経路25〜27に対して選択的に噛合させることにより、三段階(H速、M速、L速)の変速を行う。H速は、高速走行に適した路上走行ポジションであり、M速は、中速走行に適した標準刈取ポジションであり、L速は、低速走行に適した倒伏刈取ポジションである。
第三伝動軸S3まで伝動された直進用動力は、第四伝動軸S4に伝動されると共に、第八伝動軸S8上のセンタギヤ30に伝動される。第四伝動軸S4は、第七伝動軸S7上のギヤ31を介して、第六伝動軸S6に直進用動力を伝動すると共に、第五伝動軸S5を介して駐車ブレーキ機構32に接続されている。
第八伝動軸S8には、サイドクラッチ機構33が設けられている。サイドクラッチ機構33は、第八伝動軸S8に対して回転自在な前述のセンタギヤ30と、該センタギヤ30の爪部に選択的に噛み合う左右一対のサイドギヤ34L、34Rと、図示しないシフタ機構を介してサイドギヤ34L、34Rを動作させるサイドクラッチシリンダ(図示せず)とを備えて構成されている。サイドギヤ34L、34Rは、第八伝動軸S8を構成する左右の旋回軸35L、35Rに対してスプライン嵌合すると共に、ギヤ36L、36R、伝動軸37L、37R、ギヤ38L、38R及びギヤ39L、39Rを介して、それぞれドライブ軸13L、13Rに連動連結されている。
左側の旋回軸35Lは、ギヤ40L及び左側旋回クラッチ機構41Lを介して第七伝動軸S7に連動連結され、また、右側の旋回軸35Rは、ギヤ40R及び右側旋回クラッチ機構41Rを介して第七伝動軸S7に連動連結されている。尚、旋回クラッチ機構41L、41Rは、油圧により動作する湿式摩擦クラッチである。
第六伝動軸S6には、遊星減速機構42が設けられている。遊星減速機構42は、第六伝動軸S6と一体回転するサンギヤ43と、第六伝動軸S6に対して回転自在なリングギヤ44と、サンギヤ43及びリングギヤ44(内周歯)に噛み合う複数のプラネタリギヤ45と、これらのプラネタリギヤ45を支持するキャリア46とを備えて構成されている。キャリア46は、第六伝動軸S6に対して回転自在に支持されると共に、ギヤ47、48を介して第七伝動軸S7に連動連結されている。また、リングギヤ44の外周歯は、旋回動力入力軸22と一体のギヤ49に常時噛合されている。
つまり、遊星減速機構42は、サンギヤ43から入力される直進用動力と、リングギヤ44から入力される旋回用動力を合成し、この合成動力を、キャリア46を介して第七伝動軸S7に出力するように構成されている。そして、第七伝動軸S7に伝動された合成動力は、旋回クラッチ機構41L、41Rの選択的な入り動作により、左右いずれかの旋回軸35L、35Rに伝動される。
次に、トランスミッション14の動作について説明する。但し、旋回用HST17、サイドクラッチ機構33及び旋回クラッチ機構41L、41Rは、操向レバー10の操作に応じて、図3に示すパターンで動作されるものとする。この場合、操向レバー10と各機構17、33、41L、41Rは、機械的に連繋されていてもよいし、レバー位置センサやマイコンを介して電子的に接続されていてもよい。また、以下の説明において、θは操向レバー10の傾倒角を示し、θ1とθ2の関係は、θ1<θ2とする。
図3に示すように、操向レバー10が中立領域(θ<θ1)にある場合は、旋回用HST17が中立、サイドクラッチ機構33が左右入り、旋回クラッチ機構41L、41Rが左右切りとなっている。この状態では、第三伝動軸S3の回転が、サイドクラッチ機構33を介して左右のドライブ軸13L、13Rに伝動され、機体が直進する。
操向レバー10が左右いずれかのサイドクラッチターン領域(θ1≦θ<θ2)に傾倒操作された場合は、レバー倒し側のサイドギヤ34L、34Rが切られる。この状態では、レバー倒し側のドライブ軸13L、13Rに対する動力伝動が断たれ、機体がレバー倒し側に旋回する(サイドクラッチターン)。
操向レバー10がサイドクラッチターン領域を超える領域(θ≧θ2)まで傾倒操作された場合は、レバー倒し側のサイドギヤ34L、34Rを切り、レバー倒し側の旋回クラッチ機構41L、41Rを入りとし、さらに、旋回用HST17の出力回転をレバー傾倒角に比例させる。この状態では、旋回用HST17から出力される旋回用動力が、遊星減速機構42によって直進用動力と合成されると共に、この合成動力が、レバー倒し側の旋回クラッチ機構41L、41R、旋回軸35L、35R、サイドギヤ34L、34Rなどを介して、レバー倒し側(旋回内側)のドライブ軸13L、13Rに伝動される。これにより、旋回用HST17の出力回転に応じて、様々な旋回パターンを現出させることが可能になる。
つまり、旋回用HST17が中立の状態では、遊星減速機構42のリングギヤ44が停止ロックされているため、遊星減速機構42のキャリア46は、直進用動力と同方向で、かつ、直進用動力と比べてあまり減速されていない動力を出力するが、旋回用HST17が旋回用動力を出力すると、遊星減速機構42のリングギヤ44がサンギヤ43と逆方向に回転されるため、キャリア46からの出力回転が減速される。これにより、旋回内側のドライブ軸13L、13Rが減速され、機体が旋回する(減速ターン)。
また、旋回用HST17の出力回転を上げると、プラネタリギヤ45の公転が停止する状態が出現する。この状態では、キャリア46からの出力回転が停止するため、旋回内側のドライブ軸13L、13Rが停止した状態で機体旋回が行われる(ピボットターン)。
また、旋回用HST17の出力回転を更に上げると、プラネタリギヤ45の公転方向が逆転するため、キャリア46からの出力回転が逆転する。これにより、旋回内側のドライブ軸13L、13Rが逆転した状態で機体旋回が行われる(スピンターン)。
前述したように、旋回用HST17は、直進用HST16の出力回転で駆動されるため、直進用HST16の出力回転をベースとして、旋回用動力を変速させるが、遊星減速機構42に入力される直進用動力は、走行副変速機構24を経由しているため、旋回用HST17の変速に伴うドライブ軸13L、13Rの回転比変化率は、走行副変速機構24の変速ポジション毎に相違する。つまり、図3に示すように、旋回用HST17の変速に伴う左右の回転比変化率は、走行副変速機構24がL速のとき最も大きく、H速のとき最も小さい。このように構成すると、高速走行時における急旋回を規制することができる。しかも、H速のときは、ピボットターンやスピンターンに移行しないように、トランスミッション14の伝動比が設定されているので、高速走行時におけるピボットターンやスピンターンによって、機体の安定性が低下したり、エンジン12に高負荷が作用する不都合を回避できる。
また、本実施形態のトランスミッション14によれば、後進時であっても、操向レバー10の傾倒方向に機体を旋回させることができるだけでなく、前進時と同様に様々な旋回パターンを現出させることができる。これは、旋回用HSTポンプ17aを直進用HSTモータ16bの出力回転で駆動させ、直進用動力及び旋回用動力を同調させているからである。
次に、各HST16、17の配置について、図4〜図7を参照して説明する。これらの図に示すように、直進用HSTモータ16b、旋回用HSTポンプ17a及び旋回用HSTモータ17bは、トランスミッション14内の軸と結合するために、トランスミッション14の右側面に配置されている。このとき、直進用HSTモータ16bと旋回用HSTポンプ17aを近接配置することにより、直進用HSTモータ16bから旋回用HSTポンプ17aに至る伝動経路をコンパクトに構成し、トランスミッション14の小型化を可能にしている。
直進用HSTポンプ16aは、トランスミッション14の上端後部に配置され、左側面部に設けられる入力プーリ50を介してエンジン動力が入力される。また、直進用HSTポンプ16aの右側面部には、入力プーリ50の入力動力で駆動されるギヤポンプ51が設けられている。このギヤポンプ51は、旋回用HST17のチャージポンプとして機能するだけでなく、走行停止時に動作される作業系油圧アクチュエータ(例えば、穀粒排出用油圧モータ)の駆動ポンプにも兼用されている。
上記のように、直進用HSTポンプ16aの右側面部にギヤポンプ51を設けるにあたり、本実施形態では、直進用HSTポンプ16aを、他のHST機器(直進用HSTモータ16b、旋回用HSTポンプ17a及び旋回用HSTモータ17b)よりも左側にオフセットして配置することにより、ギヤポンプ51と他のHST機器との右端突出量を略一致させている。これにより、ギヤポンプ51のみが大きく突出することを避け、トランスミッション14をコンパクトに構成することができる。
本実施形態では、上記のように配置した直進用HSTポンプ16aのトラニオン軸を、リンク機構52を介して走行主変速レバー8に連繋し、旋回用HSTポンプ17aのトラニオン軸Tを、リンク機構53を介して操向レバー10に連繋している。リンク機構53は、操向レバー10の倒し方向に拘わらず、旋回用HSTポンプ17aのトラニオン軸Tを同方向に回動させる。これは、旋回用HSTポンプ17aを直進用HSTモータ16bの出力回転で駆動させているからであるが、リンク機構53をシンプルに構成できるという利点がある。
具体的に説明すると、リンク機構53は、操向レバー10の左右傾倒操作に応じて押し引きされる第一ロッド54と、第一ロッド54の押し引きに応じて回動する第一回動軸55と、第一回動軸55の回動に応じて押し引きされる第二ロッド56と、第二ロッド56の押し引きに応じて回動する第二回動軸57と、第二回動軸57と一体的に回動する一対のアーム58と、各アーム58に回動自在に設けられる一対のプレート59とを備えて構成されている。トラニオン軸Tには、操作アーム60が一体的に設けられており、ここに突設されるピン60aが両プレート59の長孔59aに係合している。つまり、操向レバー10の左右傾倒操作に応じて第二回動軸57が回動すると、アーム58を介して左右のプレート59が背反的に押し引きされる。このとき、引き側のプレート59を長孔59aで逃がしつつ、押し側のプレート59で操作アーム60を回動させることにより、操向レバー10の倒し方向に拘わらず、旋回用HSTポンプ17aのトラニオン軸Tを同方向に回動させることができる。
叙述の如く構成された本実施形態のトランスミッション14は、直進用動力を変速する直進用HST16と、旋回用動力を変速する旋回用HST17とを備えると共に、直進時には、直進用HST16の出力回転を左右のクローラ走行装置7に伝動し、旋回時には、直進用HST16及び旋回用HST17の出力回転を合成して旋回内側のクローラ走行装置7に伝動するように構成されるが、直進用HST16及び旋回用HST17を、ポンプとモータが分離した分離型とし、直進用HSTモータ16bの出力回転を旋回用HSTポンプ17aに入力すると共に、直進用HSTモータ16bと旋回用HSTポンプ17aを近接配置したので、直進用HST16及び旋回用HST17の出力回転方向を同調させて、後進時の逆ステア現象を防止することができる。これにより、逆ステア防止機構を不要にし、構造の簡略化を図ることができる。しかも、直進用HST16及び旋回用HST17を分離型とし、直進用HSTモータ16bと旋回用HSTポンプ17aを近接配置しているので、伝動構成をコンパクトにしてトランスミッション14の小型化が図れる。
コンバインの側面図である。 トランスミッションの伝動回路図である。 トランスミッションの動作パターンを示す説明図である。 トランスミッションの斜視図である。 トランスミッションの正面図である。 トランスミッションの背面図である。 トランスミッションの右側面図である。 旋回用HSTポンプの斜視図である。 操向レバーの斜視図である。
符号の説明
1 コンバイン
7 クローラ走行装置
8 走行主変速レバー
9 走行副変速レバー
10 操向レバー
12 エンジン
13 ドライブ軸
14 トランスミッション
16 直進用HST
16a 直進用HSTポンプ
16b 直進用HSTモータ
17 旋回用HST
17a 旋回用HSTポンプ
17b 旋回用HSTモータ
24 走行副変速機構
33 サイドクラッチ機構
41 旋回クラッチ機構
42 遊星減速機構

Claims (1)

  1. 直進用動力を変速する直進用HSTと、旋回用動力を変速する旋回用HSTとを備えると共に、直進時には、直進用HSTの出力回転を左右のクローラ走行装置に伝動し、旋回時には、直進用HST及び旋回用HSTの出力回転を合成して旋回内側のクローラ走行装置に伝動するクローラ走行車用トランスミッションにおいて、
    前記直進用HST及び旋回用HSTを、ポンプとモータが分離した分離型とし、直進用HSTモータの出力回転を旋回用HSTポンプに入力すると共に、直進用HSTモータと旋回用HSTポンプを近接配置したことを特徴とするクローラ走行車用トランスミッション。
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