JP2008113726A - 輸液ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 フィンガの押圧力を増大させることなく、フィンガの押圧による押圧板の傾きを防止することができる新規な弾性機構が設けられた輸液ポンプを提供する。
【解決手段】 複数のフィンガ10と、前記フィンガ10を駆動するための駆動手段4とを備えたハウジング2、およびドア部材3により構成され、前記ドア部材3には前記フィンガ10との間でチューブ5を狭持しうる押圧板7が弾性機構8を介して設けられてなる輸液ポンプ1において、前記弾性機構8は圧縮部材81と、中間部が支軸83によって回動可能に連結された一対のリンクからなるリンク機構82とを有してなり、前記圧縮部材81は一端がドア部材3に他端が押圧板7に伸縮可能に固定されてなり、前記リンク機構82は一方のリンクの押圧板側端部821aが押圧板7に固定され、他方のリンクのドア側端部821bがドア部材3に固定されることにより伸縮可能に配置されてなる輸液ポンプ1である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、蠕動式輸液ポンプに関するものである。
蠕動式輸液ポンプは、個別に駆動される複数のフィンガによりチューブを順次押圧して輸液を行うように構成されている。前記蠕動式輸液ポンプは、一般的には前記フィンガとフィンガを駆動する駆動手段を備えたハウジング、および前記ハウジングに開閉自在に係止されたドアとから構成されている。輸液を開始する際には、ドアが開かれた状態でチューブの途中部位をハウジング側に設けられた溝部内に一時的に保持した後、ドアを閉じてハウジングとドアとの係止状態を固定する。このとき、チューブは、ハウジングに備えられた複数のフィンガと、ドアに固定された押圧板との間で不動状態に挟持される。次いで駆動手段を作動させることにより、フィンガが蠕動運動を開始し、前記フィンガによりチューブがしごかれて内部の薬液を移送させることで輸液が行われる。
前記押圧板は、チューブがフィンガによって圧閉される際、チューブがフィンガから受ける負荷が大きすぎる場合はドア側へ後退しうるよう、圧縮部材を介してドアに固定されている。これによりチューブがフィンガから受ける過負荷を軽減することができ、チューブの寿命を延ばすことができる。通常、圧縮部材としてはコイルバネ等が用いられるが、バネから離れた位置で押圧板がフィンガからの負荷を受けると、押圧板が傾いてしまい、複数のフィンガの負荷を均一に受けることができなくなってしまう。すなわち、押圧板がドア側に傾いた部分においてはチューブがフィンガによって完全に圧閉されなくなり、また押圧板がフィンガ側に傾いた部分においてはチューブが受けるフィンガからの負荷が大きくなり、その部分だけチューブの劣化が早くなり、チューブの破損や輸液流量の低下を招くおそれがある。
そこで、従来の輸液ポンプではフィンガの駆動による押圧板の傾きを防止する工夫がなされている。押圧板の傾き等によりフィンガに過大な負荷が発生した場合に、フィンガを駆動するカム軸を傾けて負荷を均一にする機構を備えた輸液ポンプでは(例えば、特許文献1参照。)、一時的に負荷の過大を解消することはできるものの、根本的に押圧板の傾きを防止する対策は取られておらず、またフィンガの駆動機構そのものの改良が必要となるため装置の構造が複雑になる。
また、圧縮部材であるコイルバネが複数個設けられた輸液ポンプも開発されている(例えば、特許文献2参照。)。コイルバネが複数個設けられた押圧板は、押圧する個々のフィンガとそのフィンガに近接するバネとの距離が短いため、フィンガの押圧による傾きが効果的に防止される。このような効果は、圧縮部材の弾性力を大きくすることでも発揮できる。しかし、圧縮部材の個数を増やしたり弾性力を大きくした場合、チューブの圧閉に必要なフィンガの押圧力も大きくなるため、それに伴ってフィンガを駆動する駆動手段の駆動力も大きくする必要がある。駆動力の増大は駆動手段の大型化、ひいては輸液ポンプの大型化につながり、これは持ち運びを考慮して小型化が望まれている輸液ポンプにおいては好ましくない傾向である。
特開平3−188873号公報 特開2004−337287号公報
本発明の目的は、上記問題を解決するために、フィンガの押圧力を増大させることなく、フィンガの押圧による押圧板の傾きを防止することができる新規な弾性機構が設けられた輸液ポンプを提供することを目的としている。
本発明者は、鋭意検討を行った結果、ドアと押圧板の間に設けられる弾性機構として、中間部が支軸によって回動可能に連結された一対のリンクと圧縮部材とを組み合わせて用いることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、
(1) チューブを押圧してチューブ内の薬液を移送させるように駆動される複数のフィンガと、前記フィンガを駆動するための駆動手段とを備えたハウジング、および前記ハウジングに開閉自在に係止されるドア部材により構成され、前記ドア部材には前記フィンガとの間でチューブを狭持しうる押圧板が弾性機構を介してドア部材側に後退しうるように設けられてなる輸液ポンプにおいて、前記弾性機構は圧縮部材と、中間部が支軸によって回動可能に連結された一対のリンクからなるリンク機構とを有してなり、前記圧縮部材は一端がドア部材に他端が押圧板に伸縮可能に固定されてなり、前記リンク機構は一方のリンクの押圧板側端部が押圧板に固定され、他方のリンクのドア側端部がドア部材に固定されることにより伸縮可能に配置されてなることを特徴とする輸液ポンプ、
(2) 前記リンク機構は二つ設けられてなり、互いのリンク機構の中間部が一つの支軸によって回動可能に連結され、互いのリンク機構の押圧板に固定される押圧板側端部およびドア部材に固定されるドア部材側端部がそれぞれ軸で連結されてなることを特徴とする(1)記載の輸液ポンプ、
(3) 前記圧縮部材は前記二つのリンク機構の間に二つ配置され、一方が前記リンク機構に設けられる支軸と軸の間に配置され、他方が支軸を挟んだその反対側に配置されてなることを特徴とする(2)記載の輸液ポンプ、
(4) 前記ドア部材の押圧板側には、前記リンク機構の一方のリンクのドア部材側端部をドア部材との間で摺動可能に狭持しうるスライドガイドが設けられ、前記押圧板のドア部材側には、前記リンク機構の他方のリンクの押圧板側端部を押圧板との間で摺動可能に狭持しうるスライドガイドが設けられてなる(1)〜(3)のいずれかに記載の輸液ポンプ、
(5) さらに前記押圧板は、前記弾性機構による前進または後退を制限するために、押圧板のドア部材側に設けられた溝部と、前記溝部内を移動しうるようにドア部材の押圧板側に設けられたストッパーとを有してなる(1)〜(4)のいずれかに記載の輸液ポンプ
に関する。
本発明の輸液ポンプは、押圧板を後退させるための弾性機構として、中間部が支軸によって回動可能に連結された一対のリンクと圧縮部材とを組み合わせて用いたことにより、いずれのフィンガがチューブを圧閉するよう駆動されても押圧板は均一に押し下げられる。このような輸液ポンプは、後退時の押圧板の傾きを確実に防止することができるうえに、圧縮部材の個数を増やす必要がなく、また圧縮部材の弾性力を増大させる必要もない。したがって、駆動手段の駆動力を最大限に伝達することができ、駆動力を増大させたり駆動手段を大型化する必要がないため、輸液ポンプの小型化にも貢献することができる。
以下、図面を用いて本発明の好ましい実施態様を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1は本発明の輸液ポンプにおいて、ドアが開かれた状態のハウジングとドアの内面を示す外観図であり、図2は本発明の輸液ポンプにおいて、ドアが閉じられた状態を示す縦断面図である。
図1に示されるように、本発明の輸液ポンプ1はハウジング2とドア部材3により構成されており、ドア部材3はヒンジ31等によりハウジング2に開閉自在に係止されている。前記ハウジング2には、溝等で構成される、薬液を送液するためのチューブが装着されるチューブ装着部21が設けられており、このチューブ装着部21にチューブをはめ込み前記ドア部材3を閉めることによって、チューブをハウジング2とドア部材3とで狭持しうる。ハウジング2およびドア部材3には、チューブが装着されてドア部材3が閉められた状態を保持するため、ドアレバー32とフック22のようなロック機構が設けられている。
図2に示されるように、前記ハウジング2には、複数のフィンガ10と、フィンガ10を蠕動運動させるべく駆動させるための駆動手段4が備えられてなる。例えば駆動手段4は、モーターからの駆動力が伝達されることにより回転しうる歯車41、歯車41の回転をフィンガへと伝達するためのカム軸42、カム軸42の回転運動をフィンガ10に対する前後方向(チューブ5押圧方向)の運動に変換するためのカム43、およびカム43の動作に応じてフィンガ10を前後方向に駆動させるカムフォロア44から構成される。前記カム43は円盤形状を有し、偏心した位置にカム軸42が貫通した状態で互いに固定されている。前記カム43はフィンガ10と同数カム軸42に固定されているが、最上段のカム43と最下段のカム43とが同位相で配置され、その間のカム43は等間隔の位相差で配置されている。これにより、カム軸42の回転により回転したカム43がカムフォロア44を位相差に応じた前後距離でフィンガ10を前後方向に駆動させるため、フィンガ10はチューブ5を蠕動運動するよう押圧することができる。
前記ハウジング2およびドア部材3にはこの他にも、チューブ5内の気泡検知を行う気泡センサー61、閉塞検知手段621とチューブ押さえ部材622とから構成されチューブ5の閉塞状態を検知するための閉塞センサー62、ドア部材3を開いた状態では自動的にチューブ5を閉塞しうるクランプ機構63等が適宜設けられる。前記気泡センサー61は、フィンガ10の上流側または下流側に少なくとも一カ所設けられることが好ましい。また、前記閉塞センサー62は、フィンガ10の上流側とフィンガ10の下流側の両方で閉塞検知を行えるようフィンガ10の上流側および下流側の両方に一カ所ずつ設けられることが好ましい。前記クランプ機構63は、ポンプ駆動中にドアが開いてしまった場合に輸液を停止させるべくチューブ5を閉塞するものであり、フィンガ10の上流側または下流側に少なくとも一カ所設けられることが好ましい。さらに、必要に応じて、輸液ポンプ1からチューブ5を取り外す際にローラークランプの閉め忘れによって生じるフリーフローを防止するためのアンチフリーフロー機構や、ドア部材3の閉止と同時にチューブ5をチューブ装着部21内に装着しうる機構等、一般的な輸液ポンプに設けられる種々の機構を設けることができる。
一方、前記ドア部材3には、フィンガ10との間でチューブ5を狭持しうる押圧板7が設けられている。押圧板7は、チューブ5がフィンガ10から受ける過負荷を逃がすためのものである。すなわち、チューブ5がフィンガ10によって圧閉される際に、押圧板7がフィンガ10から受ける負荷が大きい場合にはドア部材3側へ後退しうるように設計されている。そのため、本発明の輸液ポンプ1に用いられる押圧板7は、従来の輸液ポンプと同様、弾性機構8を介してドア部材3側に後退しうるように設けられているが、弾性機構8として圧縮部材81と一対のリンク82a,82bからなるリンク機構82とを有してなることを特徴としている。
押圧板7は、好ましくはチューブ5の長手方向に沿ってチューブ5当接部に凸部が設けられた平板形状を有してなり、好ましくはABS、ポリエチレン、ポリアセタール、ポリアミド等で形成される。前記押圧板7の寸法は、チューブ5の長手方向の長さが60〜70mm、横幅が32〜35mm、厚みが9〜10mmであり、凸部の横幅が14.3〜15mm、凸部の高さが4.5〜5mmである。
以下、本発明の輸液ポンプ1に用いられる押圧板7および弾性機構8の構造について、図3〜6を参照して説明する。図3は本発明の輸液ポンプにおける押圧板と弾性機構とを説明する部分分解斜視図である。さらに、図4は本発明の押圧板と弾性機構を押圧板側から見た場合の部分側面図であり、図5は図4に示される押圧板と弾性機構のA−A線断面図、図6はB−B線断面図である。
前記圧縮部材81は、コイルバネや板バネ、弾性ゴムなどであり、一端がドア部材3に、他端が押圧板7に、伸縮可能に固定される。圧縮部材81は、押圧板7をフィンガ10との間でチューブ5を狭持しうるように前進させ、なおかつフィンガ10によるチューブ5への負荷が大きい場合にはドア部材3側へ後退しうるよう、適当な弾性力を有している。前記圧縮部材81は、具体的には弾性係数が0.4〜1kgf/mmであるコイルバネが好ましく用いられる。
前記圧縮部材81は後述するリンク機構82と共同して押圧板7の弾性機構8を構成するものであり、少なくとも一つ設けられればその機能を果たすが、押圧板7の傾きを有効に防止しうるよう、バランスを考慮した位置に二つ以上設けられてもよい。しかし、圧縮部材81の数が多すぎたり、圧縮部材81の弾性力が大きくなりすぎると、チューブ5の圧閉に必要なフィンガ10の押圧力も大きくなり、それに伴ってフィンガ10を駆動する駆動手段4の駆動力も大きくなってしまうため好ましくない。
前記リンク機構82は、一対のリンク82a,82bとからなり、中間部が支軸83によって回動可能に連結された板状部材または棒状部材である。一方のリンク82aは押圧板側端部821aがねじ等によって押圧板7に固定され、他方のリンク82bはドア部材側端部821bがねじ等によってドア部材3に固定される。一方のリンク82aのドア部材側端部822aおよび他方のリンク82bの押圧板側端部822bは、リンク82a,82bの動作を妨げないようどこにも固定されていない。これによって、前記リンク機構82は押圧板7とドア部材3との間で伸縮可能に配置される。
前記一対のリンク82a,82bは、圧縮部材81と共同して押圧板7の弾性機構8を構成するものであり、少なくとも一つ設けられればその機能を果たすが、押圧板7の傾きを有効に防止しうるよう、バランスを考慮した位置に二つ以上設けてもよい。
前記弾性機構8には、前記リンク機構82の伸縮動作をより滑らかにするために、それぞれのリンク82a,82bの固定されない端部を潤滑に摺動させるためのスライドガイド84を設けることが好ましい。具体的には、ドア部材3の押圧板側には、一方のリンク82aのドア部材側端部822aをドア部材3との間で摺動可能に狭持しうるスライドガイド84aが、押圧板7のドア部材側には、他方のリンク82bの押圧板側端部822bを押圧板7との間で摺動可能に狭持しうるスライドガイド84bが設けられる。前記ドア部材側端部822aおよび押圧板側端部822bは、ドア部材3とスライドガイド84a、または押圧板7とスライドガイド84bとの間で、それぞれドア部材3または押圧板7と平行に摺動するため、前記スライドガイド84は摺動方向長さが5〜6mmであればその機能を果たすためには十分である。前記スライドガイド84は、高分子材料であれば摺動性のあるポリアセタール、ポリエチレン、ポリアミド等、金属材料であれば防錆・耐磨耗性のあるステンレスやアルミ、軸受鋼等から構成されることが好ましい。
前記圧縮部材81とリンク機構82とを有してなる弾性機構8は、フィンガ10によるチューブ5への負荷が大きい場合には、押圧板7をドア部材3側へ後退させることができる。このとき、押圧板7は圧縮部材81の収縮によりドア部材3側へ後退するが、押圧板7の後退によりリンク機構82もまた支軸83を中心に互いに回動し、押圧板側端部821aとドア部材側端部821bとの距離が短くなっていく。これに伴い、ドア部材側端部822aと押圧板側端部822bとがスライドガイド84a,84bに当接しながら摺動する。ドア部材側端部822aと押圧板側端部822bとの距離は、押圧板側端部821aとドア部材側端部821bとの距離と常に同じであり、リンク機構82の収縮に伴って同様に短くなっていくことで、押圧板7を傾けることなく後退させることが可能となる。
このような効果を最大限に発揮できる弾性機構8の構造としては、例えば図3〜6に示されるように、二つの圧縮部材81と二つのリンク機構82を組み合わせた構造があげられる。二つのリンク機構82は、互いの中間部が一つの支軸83によって回動可能に連結され、互いのリンク機構82の押圧板7に固定される押圧板側端部821aとドア部材3に固定されるドア部材側端部821bとが、それぞれ軸85a,85bで連結された状態で押圧板7またはドア部材3に固定される。圧縮部材81は二つのリンク機構82の間に配置されるが、一方が前記リンク機構82に設けられる支軸83と軸85a,85bの間に配置され、他方が支軸83を挟んでその反対側に、すなわち支軸83とスライドガイド84a,84bの間に配置されてなる。
前記押圧板7には、前記弾性機構8による前進または後退を制限しうるような手段が設けられてもよい。前記手段は、例えば図6に示されるように、押圧板7のドア部材側に設けられた溝部71と、ドア部材3の押圧板側に設けられたストッパー33とから構成される。前記ストッパー33は先端部が溝部71内に移動可能に配置されており、溝部71の壁面に当接することにより押圧板7の前進または後退を制限することが可能である。前記溝部71およびストッパー33の形状や設けられる場所は、押圧板7が最も前進した時にチューブ5がフィンガ10と押圧板7とによって完全に圧閉されるよう設定され、押圧板7が最も後退した時には圧縮部材81が自然長および許容圧縮範囲内で保持されるように設定されることが好ましい。具体的には、圧縮部材81の弾性係数が0.4〜1kgf/mmである場合、好ましくは前記押圧板7の可動距離が3〜4mmであり、フィンガ10と押圧板7表面の最小距離は0〜1.1mmである。
本発明の弾性機構8は、ドア部材3に直接設けられていてもよいが、図2〜6に示されるように、圧縮部材81およびリンク機構82がベース9内に予め配置され、その後ベース9をドア部材3に固定するように配置されてもよい。前記ベース9には、圧縮部材81およびリンク機構82の配置を容易にするために、圧縮部材81固定用の凹部91やリンク機構82を収容しうる壁部92等が設けられる。前記ベース9を用いることにより、弾性機構8をモジュール単位で組み立てることが可能となり、輸液ポンプ1の製造工程がより簡易になる。
本発明の輸液ポンプにおいて、ドアが開かれた状態のハウジングとドアの内面を示す外観図である。 本発明の輸液ポンプにおいて、ドアが閉じられた状態を示す縦断面図である。 本発明の輸液ポンプにおいて、押圧板と弾性機構とを説明する部分分解斜視図である。 本発明の輸液ポンプにおいて、押圧板と弾性機構を押圧板側から見た場合の部分側面図である。 図4に示される押圧板と弾性機構のA−A線断面図である。 図4に示される押圧板と弾性機構のB−B線断面図である。
符号の説明
1 輸液ポンプ
10 フィンガ
2 ハウジング
21 チューブ装着部
22 フック
3 ドア部材
31 ヒンジ
32 ドアレバー
33 ストッパー
4 駆動手段
41 歯車
42 カム軸
43 カム
44 カムフォロア
5 チューブ
61 気泡センサー
62 閉塞センサー
621 閉塞検知手段
622 チューブ押さえ部材
63 クランプ機構
7 押圧板
71 溝部
8 弾性機構
81 圧縮部材
82 リンク機構
82a,82b リンク
83 支軸
84,84a,84b スライドガイド
85a,85b 軸
9 ベース
91 凹部
92 壁部

Claims (5)

  1. チューブを押圧してチューブ内の薬液を移送させるように駆動される複数のフィンガと、前記フィンガを駆動するための駆動手段とを備えたハウジング、および前記ハウジングに開閉自在に係止されるドア部材により構成され、前記ドア部材には前記フィンガとの間でチューブを狭持しうる押圧板が弾性機構を介してドア部材側に後退しうるように設けられてなる輸液ポンプにおいて、前記弾性機構は圧縮部材と、中間部が支軸によって回動可能に連結された一対のリンクからなるリンク機構とを有してなり、前記圧縮部材は一端がドア部材に他端が押圧板に伸縮可能に固定されてなり、前記リンク機構は一方のリンクの押圧板側端部が押圧板に固定され、他方のリンクのドア側端部がドア部材に固定されることにより伸縮可能に配置されてなることを特徴とする輸液ポンプ。
  2. 前記リンク機構は二つ設けられてなり、互いのリンク機構の中間部が一つの支軸によって回動可能に連結され、互いのリンク機構の押圧板に固定される押圧板側端部およびドア部材に固定されるドア部材側端部がそれぞれ軸で連結されてなることを特徴とする請求項1記載の輸液ポンプ。
  3. 前記圧縮部材は前記二つのリンク機構の間に二つ配置され、一方が前記リンク機構に設けられる支軸と軸の間に配置され、他方が支軸を挟んだその反対側に配置されてなることを特徴とする請求項2記載の輸液ポンプ。
  4. 前記ドア部材の押圧板側には、前記リンク機構の一方のリンクのドア部材側端部をドア部材との間で摺動可能に狭持しうるスライドガイドが設けられ、前記押圧板のドア部材側には、前記リンク機構の他方のリンクの押圧板側端部を押圧板との間で摺動可能に狭持しうるスライドガイドが設けられてなる請求項1〜3のいずれかに記載の輸液ポンプ。
  5. さらに前記押圧板は、前記弾性機構による前進または後退を制限するために、押圧板のドア部材側に設けられた溝部と、前記溝部内を移動しうるようにドア部材の押圧板側に設けられたストッパーとを有してなる請求項1〜4のいずれかに記載の輸液ポンプ。
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