JP6773038B2 - 輸液ポンプ - Google Patents

輸液ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP6773038B2
JP6773038B2 JP2017538875A JP2017538875A JP6773038B2 JP 6773038 B2 JP6773038 B2 JP 6773038B2 JP 2017538875 A JP2017538875 A JP 2017538875A JP 2017538875 A JP2017538875 A JP 2017538875A JP 6773038 B2 JP6773038 B2 JP 6773038B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressing
infusion tube
closing member
pressing member
infusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017538875A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017043093A1 (ja
Inventor
裕馬 林
裕馬 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JMS Co Ltd
Original Assignee
JMS Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JMS Co Ltd filed Critical JMS Co Ltd
Publication of JPWO2017043093A1 publication Critical patent/JPWO2017043093A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6773038B2 publication Critical patent/JP6773038B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/14212Pumping with an aspiration and an expulsion action
    • A61M5/1424Manually operated pumps
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/168Means for controlling media flow to the body or for metering media to the body, e.g. drip meters, counters ; Monitoring media flow to the body
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/168Means for controlling media flow to the body or for metering media to the body, e.g. drip meters, counters ; Monitoring media flow to the body
    • A61M5/16804Flow controllers
    • A61M5/16809Flow controllers by repeated filling and emptying of an intermediate volume
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B43/00Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members
    • F04B43/12Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members having peristaltic action

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

本発明は、薬液を所定流量で送る輸液ポンプに関するものであり、特にポンプ機構の構造の技術分野に属する。
一般に、薬液を患者に投与する輸液治療を行う際には、薬液を予め設定した所定流量となるように送る輸液ポンプが使用されることがある。輸液ポンプは、チューブを押圧することによって薬液を送るように構成されたポンプ機構を備えた本体部と、ポンプ機構に配置された輸液チューブを覆うように設けられたドアとを備えている。使用前に、ドアを開放状態にしてから輸液チューブをポンプ機構に配置してドアを閉じ、その後、ポンプ機構を作動させることによって薬液の投与が開始される。一方、薬液の投与が終了したり、投与を中断する場合には、ドアを開放状態にしてから輸液チューブを外すことができるようになっている(特許文献1、2参照)。
特許文献1のポンプ機構は、輸液チューブの上流側から下流側に向けて順に配置されて該チューブを押圧する複数のフィンガと、フィンガを駆動するカム軸とを備えている。カム軸による駆動の際、最上流側に配置されるフィンガと、最下流側に配置されるフィンガとは、輸液チューブを完全に圧閉するように個別駆動される一方、他のフィンガは、輸液チューブを完全に圧閉しないように個別駆動される。最上流側に配置されるフィンガ及び最下流側に配置されるフィンガの幅は、他のフィンガの幅よりも広く設定されている。
また、特許文献2では、ポンプ機構の上流側に輸液チューブ内の圧力を陽圧にするための加圧手段が設けられている。ポンプ機構は、複数のフィンガとカムとで構成されており、また、加圧手段も同様に複数のフィンガとカムとで構成されている。そして、加圧手段が送り出す薬液の流量がポンプ機構による送り出す薬液の流量よりも多くなるように構成されている。
特許第3595136号公報 特許第5720193号公報
ところで、特許文献1では、チューブを完全に圧閉するフィンガと完全に圧閉しないフィンガとを設け、チューブを完全に圧閉するフィンガの幅を広くしているので、輸液チューブが圧閉時に広がったとしても当該輸液チューブの閉塞状態を保つことができるようになっている。
しかしながら、輸液チューブを押圧して薬液を送るフィンガ式のポンプ機構を用いた場合、輸液チューブの同一部分を長期間に亘ってポンプ機構によって押圧すると、その部分が劣化して弾性力の低下を招き、元の形状に復元しにくくなることがある。
このことに対して、特許文献2のように、ポンプ機構の上流側に加圧手段を設け、加圧手段が送り出す薬液の流量がポンプ機構による送り出す薬液の流量よりも多くなるようにして輸液チューブを元の形状に復元させやすくすることが考えられる。
しかしながら、加圧手段はポンプ機構と同様に複数のフィンガとカムとを備えているので、ポンプ機構と同程度の大きさになる。従って、特許文献2では、2つのポンプ機構を輸液チューブの長手方向に直列に設けた構造となり、その結果、輸液ポンプの小型化が困難になる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、輸液チューブの劣化による復元力の低下を補って所定流量の薬液を送ることができるようにしながら、輸液ポンプの小型化を実現することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、規定力で輸液チューブを押圧して内圧を高め、その輸液チューブの下流側において規定量で輸液チューブを押圧することにより、薬液を所定流量で送ることができるようにした。
第1の発明は、
輸液チューブを押圧することによって該輸液チューブ内の薬液を所定流量で送るポンプ機構を備えた輸液ポンプにおいて、
上記ポンプ機構は、上記輸液チューブを押圧して完全に閉塞する上流側閉塞部材と、上記上流側閉塞部材から上記輸液チューブの下流側に離間して配置され、該輸液チューブを押圧して完全に閉塞する下流側閉塞部材と、上記上流側閉塞部材及び上記下流側閉塞部材の間に上記輸液チューブの長手方向に並ぶように配置され、該輸液チューブを押圧する第1及び第2押圧部材と、上記上流側閉塞部材、上記下流側閉塞部材及び上記第1及び第2押圧部材を上記輸液チューブの押圧方向及び反押圧方向に往復駆動する駆動部とを備え、上記第1押圧部材が上記第2押圧部材よりも上記輸液チューブの上流側に配置され、
上記駆動部は、上記上流側閉塞部材及び上記下流側閉塞部材を押圧方向に移動させたまま上記第1押圧部材を押圧方向に移動させ、その後、上記第2押圧部材を押圧方向に移動させ、その後、上記第2押圧部材を押圧方向に押圧したまま、上記下流側閉塞部材を反押圧方向に移動させることを特徴とする。
この構成によれば、ポンプ機構が作動すると、まず、上流側閉塞部材及び下流側閉塞部材が押圧方向に移動するので、輸液チューブの上流側の部位と下流側の部位とが、それぞれ上流側閉塞部材及び下流側閉塞部材によって完全に閉塞される。その後、押圧部材が押圧方向に移動する。この押圧部材によって輸液チューブの内圧を高めることが可能になる。これにより、上流側閉塞部材及び下流側閉塞部材の間において輸液チューブの劣化による復元力の低下を補って輸液チューブが元の形状となるように復元する。これにより、正確な流量が得られる。
このように、輸液チューブの劣化による復元力の低下を補う機構をポンプ機構に組み込むことができるので、特許文献2のような複数のフィンガ及びカムからなる加圧手段をポンプ機構とは別に設けずに済む。
第2の発明は、第1の発明において、
上記第1押圧部材は、上記輸液チューブを規定力によって完全に閉塞する手前まで押圧する規定力押圧部材であり、
上記第2押圧部材は、上記規定力押圧部材及び上記下流側閉塞部材の間に配置され、該輸液チューブを規定量だけ押圧する規定量押圧部材であることを特徴とする。
この構成によれば、上流側閉塞部材及び下流側閉塞部材が押圧方向に移動して輸液チューブの上流側の部位と下流側の部位と完全に閉塞された後、規定力押圧部材が押圧方向に移動する。この規定力押圧部材は、規定力で輸液チューブを押圧するものなので、輸液チューブが完全に閉塞される手前まで押圧され、この押圧力により、上流側閉塞部材及び下流側閉塞部の間において輸液チューブの内圧を高めることが可能になる。これにより、上流側閉塞部材及び下流側閉塞部材の間において輸液チューブの劣化による復元力の低下を補って輸液チューブが元の形状となるように復元する。そして、規定量押圧部材を押圧方向に移動させ、さらに下流側閉塞部材を反押圧方向に移動させて輸液チューブの下流側を開放する。規定量押圧部材は輸液チューブを規定量だけ押圧するものなので、輸液チューブの潰れ量が規定量となり、これにより、正確な流量が得られる。
第3の発明は、第2の発明において、
上記ポンプ機構は、上記規定力押圧部材及び上記規定量押圧部材の間に、上記輸液チューブを押圧して完全に閉塞する中間閉塞部材を備え、
上記駆動部は、上記中間閉塞部材を上記輸液チューブの押圧方向及び反押圧方向に往復駆動するように構成され、
上記駆動部は、上記規定力押圧部材を押圧方向に移動させた後であって上記規定量押圧部材を押圧方向に移動させる前に、上記中間閉塞部材を押圧方向に移動させることを特徴とする。
この構成によれば、規定量押圧部材を押圧方向に移動させる前に中間閉塞部材によって輸液チューブの規定量押圧部材よりも上流側が完全に閉塞される。従って、規定量押圧部材を押圧方向に移動させる際に輸液チューブ内の薬液が上流側へ逃げてしまうのが抑制されるので、より一層正確な流量が得られる。
第4の発明は、第3の発明において、
上記駆動部は、上記中間閉塞部材を押圧方向に移動させた後、上記上流側閉塞部材及び上記規定力押圧部材を反押圧方向に移動させることを特徴とする。
この構成によれば、中間閉塞部材によって輸液チューブを完全に閉塞した後に、上流側閉塞部材及び規定力押圧部材を反押圧方向に移動させることで、中間閉塞部材よりも上流側の輸液チューブに、次に送る薬液を流入させて貯めておくことが可能になる。これにより、薬液をスムーズに連続して送ることが可能になる。
の発明は、第から4のいずれか1つの発明において、
上記規定力押圧部材には、押圧方向に弾性変形する弾性部材が設けられ、
上記弾性部材により、上記規定力押圧部材による押圧力が設定されることを特徴とする。
この構成によれば、弾性部材の弾性力によって規定力押圧部材の押圧力を容易に規定力にすることが可能になる。
第1の発明によれば、ポンプ機構の上流側閉塞部材及び下流側閉塞部材を押圧方向に移動させて輸液チューブを完全に閉塞した後、輸液チューブの内圧を高めることができ、これにより、輸液チューブの劣化による復元力の低下を補うことができる。したがって、特許文献2のような複数のフィンガ及びカムからなる加圧手段をポンプ機構とは別に設けることなく、輸液チューブの劣化による復元力の低下を補って所定流量の薬液を送ることができるので、輸液ポンプの小型化を実現することができる。
第2の発明によれば、規定量押圧部材を押圧方向に移動させることで輸液チューブの潰れ量を規定量として正確な流量で薬液を送ることができる。
第3の発明によれば、規定力押圧部材及び規定量押圧部材の間に中間閉塞部材を設け、規定力押圧部材を押圧方向に移動させた後であって規定量押圧部材を押圧方向に移動させる前に、中間閉塞部材を押圧方向に移動させて輸液チューブを完全に閉塞することができる。これにより、規定量押圧部材を押圧方向に移動させる際に輸液チューブ内の薬液が上流側へ逃げてしまうのを抑制できるので、より一層正確な流量を得ることができる。
第4の発明によれば、中間閉塞部材によって輸液チューブを完全に閉塞した後に、上流側閉塞部材及び規定力押圧部材を反押圧方向に移動させることができる。これにより、中間閉塞部材よりも上流側の輸液チューブに、次に送る薬液を流入させて貯めておくことができるので、薬液をスムーズに連続して送ることができる。
第5の発明によれば、規定力押圧部材に設けた弾性部材によって規定力を設定することができるので、構成をシンプルにすることができる。
実施形態に係る輸液ポンプを下方から見た斜視図である。 輸液セットの概略図である。 ドアを開位置にした状態の図1相当図である。 ポンプ機構の動作を示す図である。 図6におけるV−V線断面図である。 下流側閉塞工程(図4のA)におけるポンプ機構の動作を説明する概略構成図である。 上流側閉塞工程(図4のB)におけるポンプ機構の動作を説明する概略構成図である。 規定力押圧工程(図4のC)におけるポンプ機構の動作を説明する概略構成図である。 中間部閉塞工程(図4のD)におけるポンプ機構の動作を説明する概略構成図である。 送液工程(図4のE)におけるポンプ機構の動作を説明する概略構成図である。 薬液貯留工程(図4のF)におけるポンプ機構の動作を説明する概略構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る輸液ポンプ1を示すものである。輸液ポンプ1は、医療施設で輸液セット100(図2に示す)を用いて輸液治療を行う際に使用されるものであり、本体部10と、ドア20とを備えている。この実施形態の説明では、輸液ポンプ1の説明の前に、輸液セット100について説明する。
図2に示すように、輸液セット100は、患者に投与する各種薬液が貯留された輸液バッグ101と、輸液バッグ101から延びる輸液チューブ102と、輸液チューブ102の中途部に設けられた点滴筒103と、輸液チューブ102の先端部に設けられた穿刺針104とを備えている。輸液チューブ102は、柔軟性を有し、かつ、弾性変形可能な周知の樹脂材で構成されている。輸液チューブ102における点滴筒103と穿刺針104との間には、ローラークランプ105が設けられている。ローラークランプ105は、クレンメとも呼ばれるものであり、従来から周知の構造のものであることから詳細な説明は省略する。
(本体部の構成)
図3に示すように、輸液ポンプ1の本体部10の前面11には、上下方向の略中央部近傍にポンプ機構30が配設されている。詳細は後述するが、ポンプ機構30は、輸液チューブ102を押圧することによって輸液チューブ102内の薬液を所定流量で送ることができるように構成されている。
本体部10の前面11には、輸液チューブ102が嵌まるように形成されたチューブ嵌合溝13が形成されている。チューブ嵌合溝13は、本体部10の左右方向の略中央部近傍において上下方向に延びている。チューブ嵌合溝13の上端部は、本体部10の上面において開放され、チューブ嵌合溝13の下端部は、本体部10の下面において開放されている。したがって、チューブ嵌合溝13に嵌まった輸液チューブ102は、本体部10の上面及び下面からそれぞれ延びることになる。チューブ嵌合溝13の上下方向中間部に上記ポンプ機構30が位置しており、従って、チューブ嵌合溝13に嵌まった輸液チューブ102は、ポンプ機構30に配置される。
尚、この実施形態の説明では、輸液ポンプ1の上下方向を図1及び図3の上下方向とし、輸液ポンプ1の左右方向を図1及び図3の左右方向としているが、輸液ポンプ1の使用時における姿勢は図1及び図3に示す姿勢でなくてもよく、例えば前面11が略水平となる姿勢で使用することもできる。その場合、前面11は本体部10の上面となる。
(ドアの構成)
次にドア20の構成について説明する。ドア20は、本体部10の前面11の略全体を前方から覆うことが可能な大きさに形成されている。ドア20の左縁部は、本体部10に対して上下方向に延びる回動軸を有するヒンジ(図示せず)を介して取り付けられており、該回動軸周りに回動することにより、輸液チューブ102におけるポンプ機構30に配置された部分を覆う閉位置(図1に示す)と、輸液チューブ102におけるポンプ機構30に配置された部分を露出させる開位置(図3に示す)とに切り変えられる。
尚、ドア20は、輸液チューブ102におけるポンプ機構30によって押圧される部分のみを覆う大きさであってもよい。また、ドア20の開閉方向はどの方向であっても構わない。
図5等に示すように、ドア20が閉位置にあるときに、ドア20の内面は輸液チューブ102におけるポンプ機構30に配置された部分を前方から押すように支持している。これにより、ポンプ機構30の押圧力が逃げることなく輸液チューブ102に伝わって輸液チューブ102を十分に変形させることができる。また、図1に示すように、ドア20には、開閉レバー21が設けられており、この開閉レバー21を操作することによってドア20を開閉することができる。
(ポンプ機構の構成)
次にポンプ機構30の構成について説明する。ポンプ機構30は、複数のフィンガを往復駆動することによって薬液を送るフィンガ式のポンプ機構である。すなわち、図6に示すように、ポンプ機構30は、上流側閉塞部材31と、規定力押圧部材32と、中間閉塞部材33と、規定量押圧部材34と、下流側閉塞部材35と、これら部材31〜35を駆動する駆動部40とを備えている。上流側閉塞部材31、規定力押圧部材32、中間閉塞部材33、規定量押圧部材34及び下流側閉塞部材35は、フィンガとなるものであり、図3に示すように、上下方向に長い形状の枠部材38の内部に収容されて輸液ポンプ1の前後方向(輸液チューブ102の押圧方向)に独立して移動可能となっている。この枠部材38は、本体部10に着脱可能に取り付けられており、メンテナンス等が容易に行えるようになっている。
上流側閉塞部材31は、枠部材38の上部に配置されており、輸液チューブ102を押圧して完全に閉塞するためのものである。上流側閉塞部材31の前端面が輸液チューブ102の外面を押圧する押圧面となっている。図5に示すように、上流側閉塞部材31の後端部には、ローラー31aが上下方向に延びる支軸31b周りに回転可能に設けられている。支軸31bは、図示しないがステーを介して上流側閉塞部材31の後端部に取り付けられている。
図6に示すように、下流側閉塞部材35は、上流側閉塞部材31から輸液チューブ102の下流側に離間して枠部材38の下部に配置され、上流側閉塞部材31と同様に輸液チューブ102を押圧して完全に閉塞するためのものである。下流側閉塞部材35は、上流側閉塞部材31と同様に構成されており、後端部にローラー35aを有している。
規定力押圧部材32は、上流側閉塞部材31及び下流側閉塞部材35の間に配置され、輸液チューブ102を規定力によって完全に閉塞する手前まで押圧するためのものである。規定力押圧部材32の前端面(押圧面)の幅は、上流側閉塞部材31の幅と同等に設定される一方、規定力押圧部材32の前端面における輸液チューブ102の長手方向の寸法は、上流側閉塞部材31の同方向の寸法よりも長く設定されており、輸液チューブ102の広い範囲を押圧することができるようになっている。
規定力押圧部材32には、押圧方向に弾性変形する弾性部材としてのバネ32c、32cが設けられており、これらバネ32c、32cにより、規定力押圧部材32による輸液チューブ102の押圧力が設定されるようになっている。規定力押圧部材32の後側には、縮み方向が規定力押圧部材32の移動方向となるように配置されたバネ32c、32cの一端部(前端部)が固定されている。バネ32c、32cの他端部(後端部)には、板材32dが固定されている。この板材32dにローラー32aが接触するようになっている。このような構成となっていることで、ローラー32aを輸液チューブ102の押圧方向に所定量移動させたとしても、規定力押圧部材32の前端面が輸液チューブ102に接触して輸液チューブ102から反力を受けることで、バネ32c、32cが縮み、これにより、規定力押圧部材32の前端面の移動量が制限されることになり、ローラー32aの移動量よりも規定力押圧部材32の前端面の移動量の方が少なくなる。尚、バネ32cの代わりに、またはバネ32cと共に例えばゴム等を設けることもできる。
規定量押圧部材34は、規定力押圧部材32及び下流側閉塞部材35の間に配置され、輸液チューブ102を規定量だけ押圧するためのものである。この実施形態では、規定量押圧部材34は、輸液チューブ102を完全に閉塞するまで押圧するように移動する。規定量押圧部材34の構成は、上流側閉塞部材31と略同じであるが、規定量押圧部材34の前端面における輸液チューブ102の長手方向の寸法は、上流側閉塞部材31の同方向の寸法よりも長く設定されており、輸液チューブ102の広い範囲を押圧することができるようになっている。規定量押圧部材34もローラー34aを備えている。
中間閉塞部材33は、規定力押圧部材32及び規定量押圧部材34の間に配置され、輸液チューブ102を押圧して完全に閉塞するためのものである。中間閉塞部材33は、上流側閉塞部材31と同様に構成されており、図6に示すように、後端部にローラー33aを有している。
駆動部40は、上流側閉塞部材31、規定力押圧部材32、中間閉塞部材33、規定量押圧部材34及び下流側閉塞部材35を輸液チューブ102の押圧方向(前方)及び反押圧方向(後方)に往復駆動するためのものである。駆動部40は、モーター41と、モーター41によって回転駆動される駆動軸42と、第1〜第5カム板43〜47とを備えている。駆動軸42は、上流側閉塞部材31、規定力押圧部材32、中間閉塞部材33、規定量押圧部材34及び下流側閉塞部材35の並び方向である上下方向に延びている。モーター41の出力軸は、駆動軸42の端部に連結されている。尚、モーター41は、本体部10に内蔵された制御装置(図示せず)によって制御され、停止及び回転の切替、回転速度の変更が行われる。
第1〜第5カム板43〜47は駆動軸42に固定されており、駆動軸42によって全て同じだけ回転するようになっている。第1カム板43は、上流側閉塞部材31を駆動するものであり、第1カム板43の外周面に上流側閉塞部材31のローラー31aが接触するようになっている。第1カム板43の外周面の形状によって上流側閉塞部材31の前後方向の位置が変更される。図示しないが、付勢部材により、上流側閉塞部材31は第1カム板43に接近する方向に常時付勢されており、第1カム板43の外周面に上流側閉塞部材31のローラー31aが常に接触するようになっている。
第2カム板44の外周面に規定力押圧部材32のローラー32aが接触するようになっている。第2カム板44の外周面の形状によって規定力押圧部材32の前後方向の位置が変更される。図示しないが、付勢部材により、規定力押圧部材32は第2カム板44に接近する方向に常時付勢されており、第2カム板44の外周面に規定力押圧部材32のローラー32aが常に接触するようになっている。
第3カム板45の外周面に中間閉塞部材33のローラー33aが接触するようになっている。第3カム板45の外周面の形状によって中間閉塞部材33の前後方向の位置が変更される。図示しないが、付勢部材により、中間閉塞部材33は第3カム板45に接近する方向に常時付勢されており、第3カム板45の外周面に中間閉塞部材33のローラー33aが常に接触するようになっている。
第4カム板46の外周面に規定量押圧部材34のローラー34aが接触するようになっている。第4カム板46の外周面の形状によって規定量押圧部材34の前後方向の位置が変更される。図示しないが、付勢部材により、規定量押圧部材34は第4カム板46に接近する方向に常時付勢されており、第4カム板46の外周面に規定量押圧部材34のローラー34aが常に接触するようになっている。
第5カム板47の外周面に下流側閉塞部材35のローラー35aが接触するようになっている。第5カム板47の外周面の形状によって下流側閉塞部材35の前後方向の位置が変更される。図示しないが、付勢部材により、下流側閉塞部材35は第5カム板47に接近する方向に常時付勢されており、第5カム板47の外周面に下流側閉塞部材35のローラー35aが常に接触するようになっている。
第1〜第5カム板43〜47の外周面の形状は、上流側閉塞部材31、規定力押圧部材32、中間閉塞部材33、規定量押圧部材34及び下流側閉塞部材35を異なるタイミングで移動させて、以下に述べる工程を順に行うことができるように設定されている。
(下流側閉塞工程)
図4のA及び図6に示す下流側閉塞工程は、輸液チューブ102のポンプ機構30に配置されている部分における下流側を完全に閉塞する工程である。この工程では、上流側閉塞部材31、規定力押圧部材32、中間閉塞部材33及び規定量押圧部材34は、反押圧側に移動させておく一方、下流側閉塞部材35を押圧方向に移動させる。これにより、輸液チューブ102の下流側が完全に閉塞される。
(上流側閉塞工程)
図4のB及び図7に示す上流側閉塞工程は、輸液チューブ102のポンプ機構30に配置されている部分における上流側を完全に閉塞する工程である。この工程では、下流側閉塞部材35を押圧方向に移動させたままにしておき、規定力押圧部材32、中間閉塞部材33及び規定量押圧部材34は、反押圧側に移動させておき、上流側閉塞部材31を押圧方向に移動させる。これにより、輸液チューブ102の上流側が完全に閉塞される。
(規定力押圧工程)
図4のC及び図8に示す規定力押圧工程は、輸液チューブ102における上流側閉塞部材31で閉塞された部分と、下流側閉塞部材35で閉塞された部分との間を、規定力押圧部材32が押圧する工程である。この工程では、中間閉塞部材33及び規定量押圧部材34は、反押圧側に移動させておき、上流側閉塞部材31及び下流側閉塞部材35を押圧方向に移動させたままにしておき、規定力押圧部材32を押圧方向に移動させる。これにより、規定力押圧部材32の前端面が輸液チューブ102を押圧しながらバネ32c、32cが縮んでいく。第2カム板44による規定力押圧部材32の移動量は、輸液チューブ102を完全に閉塞する手前で規定力押圧部材32が停止するように設定されている。
この規定力押圧工程により、輸液チューブ102の内圧を高めることができる。これにより、上流側閉塞部材31及び下流側閉塞部材35の間において輸液チューブ102の劣化による復元力の低下を補って輸液チューブ102が元の形状となるように復元するので、規定力押圧部材32よりも下流側の輸液チューブ102内の薬液量が常に一定量になる。
尚、規定力押圧工程では、輸液チューブ102を完全に閉塞する手前で規定力押圧部材32を停止させるようにしているので、輸液チューブ102に加わる負担を軽減することができ、劣化が抑制される。
(中間部閉塞工程)
図4のD及び図9に示す中間部閉塞工程は、輸液チューブ102における規定力押圧部材32よりも下流側を完全に閉塞する工程である。この工程では、規定量押圧部材34を反押圧側に移動させておき、上流側閉塞部材31、下流側閉塞部材35及び規定力押圧部材32を押圧方向に移動させたままにしておき、中間閉塞部材33を押圧方向に移動させる。これにより、輸液チューブ102における規定力押圧部材32よりも下流側が完全に閉塞される。
(送液工程)
図4のE及び図10に示す送液工程は、輸液チューブ102における中間閉塞部材33によって閉塞された部分よりも下流側の薬液を送る工程である。この工程では、中間閉塞部材33を押圧方向に移動させたままにしておき、上流側閉塞部材31及び規定力押圧部材32を反押圧方向に移動させる。さらに、規定量押圧部材34を押圧方向に移動させ、これと同時に、下流側閉塞部材35を反押圧方向に移動させて輸液チューブ102の下流側を開放する。規定量押圧部材34を押圧方向に移動させることで輸液チューブ102が押圧されて内部の薬液が送られる。このとき、輸液チューブ102を完全に閉塞するまで規定量押圧部材34を押圧方向に移動させているので、薬液の送り量は一定にすることができる。また、上流側閉塞部材31及び規定力押圧部材32を反押圧方向に移動させることで、中間閉塞部材33よりも上流側の輸液チューブ102内に、次に送る薬液を流入させて貯めておくことができる。
尚、送液工程において、規定量押圧部材34と下流側閉塞部材35とは同時に移動させてもよいが、これに限らず、規定量押圧部材34と下流側閉塞部材35の一方を他方よりも早いタイミングで移動開始させるようにしてもよい。
(薬液貯留工程)
図4のF及び図11に示す薬液貯留工程では、上流側閉塞部材31及び規定力押圧部材32を反押圧方向に移動させたままにし、かつ、中間閉塞部材33及び規定量押圧部材34を押圧方向に移動させたままにしておき、下流側閉塞部材35を押圧方向に移動させる。これにより、輸液チューブ102の下流側が完全に閉塞されるので、下流側閉塞部材35よりも上流側に薬液を貯留することができる。
薬液貯留工程の後は、中間閉塞部材33及び規定量押圧部材34を反押圧方向に移動させて上記下流側閉塞工程を行う。駆動部40の駆動軸42の回転速度を変更することによって薬液の流量を変更することができる。
(実施形態の作用効果)
以上のように、この実施形態に係る輸液ポンプ1によれば、ポンプ機構30の上流側閉塞部材31及び下流側閉塞部材35を押圧方向に移動させて輸液チューブ102を完全に閉塞した後、規定力押圧部材32を押圧方向に移動させて輸液チューブ102の内圧を高めることができる。これにより、輸液チューブ102の劣化による復元力の低下を補って輸液チューブ102の形状を復元させることができる。
そして、下流側閉塞部材35を反押圧方向に移動させるとともに、規定量押圧部材34を押圧方向に移動させることで、輸液チューブ102の潰れ量を規定量として正確な流量で薬液を送ることができる。
したがって、特許文献2のような複数のフィンガ及びカムからなる加圧手段をポンプ機構30とは別に設けることなく、輸液チューブ102の劣化による復元力の低下を補って所定流量の薬液を送ることができるので、輸液ポンプ1の小型化を実現することができる。
また、規定力押圧部材32及び規定量押圧部材34の間に中間閉塞部材33を設け、規定力押圧部材32を押圧方向に移動させた後であって規定量押圧部材34を押圧方向に移動させる前に、中間閉塞部材33を押圧方向に移動させて輸液チューブ102を完全に閉塞することができる。これにより、規定量押圧部材34を押圧方向に移動させる際に輸液チューブ102内の薬液が上流側へ逃げてしまうのを抑制できるので、より一層正確な流量を得ることができる。
尚、中間閉塞部材33を省略することも可能であり、この場合には、規定力押圧部材32が後退しないように弾性部材の弾性力を設定するか、周知のロック機構によって規定力押圧部材32をロックした状態にしておき、規定量押圧部材34を押圧方向に移動させるように構成すればよい。
また、中間閉塞部材33によって輸液チューブ102を完全に閉塞した後に、上流側閉塞部材31及び規定力押圧部材32を反押圧方向に移動させることができる。これにより、中間閉塞部材33よりも上流側の輸液チューブ102に、次に送る薬液を流入させて貯めておくことができるので、薬液をスムーズに連続して送ることができる。
また、規定力押圧部材32と中間閉塞部材33とを輸液チューブ102の押圧方向に同時に移動させることも可能である。
また、規定力押圧部材32のストローク量(輸液チューブ102の押圧量)を検出するストローク量検出センサ(図示せず)を設けてもよい。すなわち、規定力押圧部材32によって輸液チューブ102を押圧したとき、規定力押圧部材32のストローク量が、輸液チューブ102を完全閉塞するストローク量であることを検出した場合には、異常状態(例えば、輸液チューブ102がへたりすぎている、上流側や下流側の閉塞不良による薬液漏れが起こっている等)であると判定することができる。また、規定力押圧部材32のストローク量が、輸液チューブ102を完全閉塞するストローク量よりも大きい場合には、輸液チューブ102がセットされていないと判定することができる。つまり、規定力押圧部材32のストローク量を検出することで輸液チューブ102の有無を検出することもできる。
また、上記実施形態では、規定力押圧部材32と規定量押圧部材34の両方を設けているが、これに限らず、いずれか一方を省略することもできる。規定力押圧部材32や規定量押圧部材34で閉塞状態の輸液チューブ102を押圧することで、輸液チューブ102の劣化による復元力の低下を補って輸液チューブ102の形状を復元させることができる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る輸液ポンプは、例えば薬液を患者に投与する場合に使用することができる。
1 輸液ポンプ
10 本体部
20 ドア
30 ポンプ機構
31 上流側閉塞部材
32 規定力押圧部材
32c バネ(弾性部材)
33 中間閉塞部材
34 規定量押圧部材
35 下流側閉塞部材
40 駆動部
102 輸液チューブ

Claims (5)

  1. 輸液チューブを押圧することによって該輸液チューブ内の薬液を所定流量で送るポンプ機構を備えた輸液ポンプにおいて、
    上記ポンプ機構は、上記輸液チューブを押圧して完全に閉塞する上流側閉塞部材と、上記上流側閉塞部材から上記輸液チューブの下流側に離間して配置され、該輸液チューブを押圧して完全に閉塞する下流側閉塞部材と、上記上流側閉塞部材及び上記下流側閉塞部材の間に上記輸液チューブの長手方向に並ぶように配置され、該輸液チューブを押圧する第1及び第2押圧部材と、上記上流側閉塞部材、上記下流側閉塞部材及び上記第1及び第2押圧部材を上記輸液チューブの押圧方向及び反押圧方向に往復駆動する駆動部とを備え、上記第1押圧部材が上記第2押圧部材よりも上記輸液チューブの上流側に配置され、
    上記駆動部は、上記上流側閉塞部材及び上記下流側閉塞部材を押圧方向に移動させたまま上記第1押圧部材を押圧方向に移動させ、その後、上記第2押圧部材を押圧方向に移動させ、その後、上記第2押圧部材を押圧方向に押圧したまま、上記下流側閉塞部材を反押圧方向に移動させることを特徴とする輸液ポンプ。
  2. 請求項1に記載の輸液ポンプにおいて、
    上記第1押圧部材は、上記輸液チューブを規定力によって完全に閉塞する手前まで押圧する規定力押圧部材であり、
    上記第2押圧部材は、上記規定力押圧部材及び上記下流側閉塞部材の間に配置され、該輸液チューブを規定量だけ押圧する規定量押圧部材であることを特徴とする輸液ポンプ。
  3. 請求項2に記載の輸液ポンプにおいて、
    上記ポンプ機構は、上記規定力押圧部材及び上記規定量押圧部材の間に、上記輸液チューブを押圧して完全に閉塞する中間閉塞部材を備え、
    上記駆動部は、上記中間閉塞部材を上記輸液チューブの押圧方向及び反押圧方向に往復駆動するように構成され、
    上記駆動部は、上記規定力押圧部材を押圧方向に移動させた後であって上記規定量押圧部材を押圧方向に移動させる前に、上記中間閉塞部材を押圧方向に移動させることを特徴とする輸液ポンプ。
  4. 請求項3に記載の輸液ポンプにおいて、
    上記駆動部は、上記中間閉塞部材を押圧方向に移動させた後、上記上流側閉塞部材及び上記規定力押圧部材を反押圧方向に移動させることを特徴とする輸液ポンプ。
  5. 請求項2から4のいずれか1つに記載の輸液ポンプにおいて、
    上記規定力押圧部材には、押圧方向に弾性変形する弾性部材が設けられ、
    上記弾性部材により、上記規定力押圧部材による押圧力が設定されることを特徴とする輸液ポンプ。
JP2017538875A 2015-09-11 2016-09-12 輸液ポンプ Active JP6773038B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015179899 2015-09-11
JP2015179899 2015-09-11
PCT/JP2016/004140 WO2017043093A1 (ja) 2015-09-11 2016-09-12 輸液ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017043093A1 JPWO2017043093A1 (ja) 2018-06-28
JP6773038B2 true JP6773038B2 (ja) 2020-10-21

Family

ID=58239459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017538875A Active JP6773038B2 (ja) 2015-09-11 2016-09-12 輸液ポンプ

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6773038B2 (ja)
KR (1) KR102113934B1 (ja)
CN (1) CN108025131B (ja)
WO (1) WO2017043093A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021192501A1 (ja) * 2020-03-23 2021-09-30 テルモ株式会社 薬液投与装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0788183A (ja) * 1993-09-21 1995-04-04 Sharp Corp 輸液ポンプ
JP2000054967A (ja) * 1998-08-11 2000-02-22 Takanori Koide ポンプ及びチューブカートリッジ
JP5347384B2 (ja) * 2008-08-29 2013-11-20 株式会社ジェイ・エム・エス 輸液装置
JP5205497B2 (ja) 2011-07-28 2013-06-05 プライムテック株式会社 流体輸送カートリッジ
EP2917580B1 (en) * 2012-11-09 2016-12-21 Fresenius Vial SAS Method for operating a peristaltic pump
US9056166B2 (en) * 2013-01-21 2015-06-16 Baxter International Inc. Infusion pump and method to enhance long term medication delivery accuracy

Also Published As

Publication number Publication date
CN108025131B (zh) 2021-07-30
KR20180048990A (ko) 2018-05-10
KR102113934B1 (ko) 2020-05-21
CN108025131A (zh) 2018-05-11
JPWO2017043093A1 (ja) 2018-06-28
WO2017043093A1 (ja) 2017-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8992467B2 (en) Nipple covering member and breast pump
US8162923B2 (en) Disposable infusion device with automatic unlocking mechanism
US10907625B2 (en) Shape memory actuator
US7632247B2 (en) Disposable infusion device with air trapping collapsible reservoir
US10894123B2 (en) Fluid delivery system
JP6773038B2 (ja) 輸液ポンプ
EP2955376A1 (en) Tubing pump
JP6149566B2 (ja) 輸液ポンプ
CA3154459A1 (en) Infusion pump apparatus having convex platen surface
JP2012251460A (ja) 流体ポンプ
JP4375383B2 (ja) 輸液ポンプ
JPH0270987A (ja) ローラポンプ
JP6717036B2 (ja) 腹膜透析装置
JP6825224B2 (ja) 輸液ポンプ
JP2015021458A (ja) 輸液ポンプ
JP5862157B2 (ja) 輸液ポンプ
JP6811961B2 (ja) 輸液ポンプ
JP6930184B2 (ja) 輸液ポンプ
JP6651742B2 (ja) 灌流吸引装置
JPH08170590A (ja) チューブポンプ
JP2017077346A (ja) 輸液ポンプ
JPH03106374A (ja) 輸液ポンプ
JP2015086758A (ja) 輸液ポンプ
JPH0361682A (ja) ペリスタリックポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6773038

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250