JP2008113294A - 符号量推定方法,フレームレート推定方法,符号量推定装置,フレームレート推定装置,符号量推定プログラム,フレームレート推定プログラムおよびそれらのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

符号量推定方法,フレームレート推定方法,符号量推定装置,フレームレート推定装置,符号量推定プログラム,フレームレート推定プログラムおよびそれらのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】フレームレート毎の符号量を推定することを可能にして,それに基づいて,効率的な符号量制御設計法を確立することを目的とする。
【解決手段】入力部100により,フレームレートと撮像系のシャッターの開口率と4個のモデルパラメータとを入力し,それらのモデルパラメータに基づいて,推定予測誤差電力算出部108により,フレームレートの逆数,フレームレートの平方根の逆数,フレームレートの一乗値および定数項と,開口率とからなるコスト関数を決定して,予測誤差電力を推定し,その値の対数とフレームレートとを乗じることで得られる算出式に基づいて,発生符号量推定値算出部112により,与えられたフレームレートで映像を符号化する場合に発生する符号量を推定する。また,その推定技術を使って,符号量の制約条件下において達成可能な最大のフレームレートを推定する。
【選択図】図3

Description

本発明は,高能率画像信号符号化方法に関し,特に,フレームレート毎の符号量を推定し,それをフレームレートの制御に利用することができるようにした技術に関する。
近年,臨場感あふれる大画面のスポーツ映像やデジタルシネマに代表される超高画質映像への期待が高まっている。これを受けて,映像の高画質化に関する研究が精力的に行われている。超高画質映像の実現には,次の四要素が必要である。すなわち,空間解像度,画素値深度,色再現性,時間解像度である。これを受けて,前者の三要素については,デジタルシネマ等の応用およびナチュラルビジョンプロジェクトにおいて検討が進められている。
しかし,被写体の自然な動きを表現するために不可欠な時間解像度の向上,すなわち,映像の高フレームレート化については,充分な検討がなされていない。Spillmannらによれば,網膜の出力細胞である神経節細胞が出力するパルス数の上限は毎秒300〜400個程度であるとする生理学的な知見が示されている。このため,人の視覚系は,最も短くて1/150〜1/200秒程度までの発光の違いを知覚できると推察される。これは,知覚可能なフレームレートの検知限が,150〜200[フレーム/秒]であることを意味する。現行映像のフレームレートである30,60[フレーム/秒]は,フリッカーの検知限から定められたものであり,自然な動きを表現するのに十分な値ではない。
一方,映像の超高画質化はデータ量の爆発的な増加を招くため,ネットワークの帯域制限等の理由により符号量が制限される場合,効率的な符号量制御技術が必要となる。符号量制御の目的は,符号量に関する制約条件下で,最高の画質を達成することである。符号量制御の要素としては,量子化パラメータ,フレームあたりの画素数,フレームレート等がある。
高フレームレート映像の符号化では,フレームレートのダウンサンプリングによる符号量削減効果が大きいため,フレームレートと符号量の関係を把握することが重要となる。直感的には,フレームレートの増加に伴い,フレーム間予測誤差信号の持つフレームあたりの情報量は減少することが予想される。しかし,これまでその定量的な性質は把握されていない。
また,従来研究として,フレームレートと情報量の関係に注目した可変フレームレートによる時間スケーラビリティの検討(特許文献1,特許文献2参照)が行われている。しかし,従来の時間スケーラビリティの検討は,60[フレーム/秒]以下の低フレームレート映像に関する内容が中心であり,高フレームレート映像信号についての知見は得られていない。さらに,フレームレートのダウンサンプリングは単純なフレーム間引きを想定したものであり,撮像系のシャッターの開口時間の違いは考慮したものではなかった。
特開平5−22710号公報 特開平9−168155号公報
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって,高フレームレート映像信号に対する符号化処理において,撮像系の開口時間に応じて発生する積分効果の影響を考慮した形で,フレームレートとフレーム間予測誤差信号の情報量の関係を表す理論モデルを構築し,同モデルを利用してフレームレート毎の発生符号量を予測し,効率的な符号量制御方法の設計法を確立することを目的とする。
上記課題を解決するため,第1の発明は,フレーム間予測を伴う映像符号化において,映像表示端末の表示性能等の理由により,フレームレートに関する制約条件が与えられた場合,外部から4個のモデルパラメータA,B,C,Dと,撮像系のシャッターの開口率pとを入力し,その4個のモデルパラメータと開口率pとにより規定される,フレームレートFの逆数と,フレームレートFの平方根の逆数と,フレームレートの一乗値と,定数項とからなる次のコスト関数
Ap-1-1+Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D
の値を求め,該コスト関数の値の対数にフレームレートFを乗じて得られる量に基づき,与えられたフレームレートの映像を符号化した場合の発生符号量を予測することを特徴とする。
第2の発明は,上記コスト関数を簡略化し,フレーム間予測を伴う映像符号化において,映像表示端末の表示性能等の理由により,フレームレートに関する制約条件が与えられた場合,外部から3個のモデルパラメータB,C,Dと,撮像系のシャッターの開口率pとを入力し,その3個のモデルパラメータと開口率pとにより規定される,フレームレートFの平方根の逆数と,フレームレートの一乗値と,定数項とからなる次のコスト関数
Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D
の値を求め,該コスト関数の値の対数にフレームレートFを乗じて得られる量に基づき,与えられたフレームレートの映像を符号化した場合の発生符号量を予測することを特徴とする。
また,第3の発明は,フレーム間予測を伴う映像符号化において,ネットワーク帯域等に起因して,符号量に関する制約条件が与えられた状態で,同制約条件を満たし,かつ,復号画質の最大化を図る場合,外部から4個のモデルパラメータA,B,C,Dと,撮像系のシャッターの開口率pとを入力し,その4個のモデルパラメータと開口率pとにより規定される,フレームレートFの逆数と,フレームレートFの平方根の逆数と,フレームレートの一乗値と,定数項とからなる次のコスト関数
Ap-1-1+Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D
の値を求め,該コスト関数の値の対数にFを乗じて得られる量に基づき,各フレームレートに対する発生符号量を予測し,同制約条件下において達成可能な最大のフレームレートを推定することを特徴とし,そのフレームレートを用いて符号化の制御を行うことができるようにする。
第4の発明は,フレーム間予測を伴う映像符号化において,ネットワーク帯域等に起因して,符号量に関する制約条件が与えられた状態で,同制約条件を満たし,かつ,復号画質の最大化を図る場合,外部から3個のモデルパラメータB,C,Dと,撮像系のシャッターの開口率pとを入力し,その3個のモデルパラメータと開口率pとにより規定される,フレームレートFの逆数と,フレームレートFの平方根の逆数と,フレームレートの一乗値と,定数項とからなる次のコスト関数
Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D
の値を求め,該コスト関数の値の対数にFを乗じて得られる量に基づき,各フレームレートに対する発生符号量を予測し,同制約条件下において達成可能な最大のフレームレートを推定することを特徴とし,そのフレームレートを用いて符号化の制御を行うことができるようにする。
本発明により,所望のフレームレートおよび開口率の映像を符号化する場合,必要となる符号量を予め見積もることができるようになる。これにより,ネットワークの伝送帯域の設定を適切に行うことが可能となる。さらに,第2の発明により,符号量とフレームレートの関係を表すモデルの自由度(パラメータ数)を小さくすることが可能となり,同モデルに関するパラメータ推定を簡略化できる。これは,モデル推定の高速化に繋がる。
また,第3,第4の発明により,撮像系の開口率に応じて発生する積分効果の影響を考慮した形で,与えられた符号量を用いて実現可能な最高のフレームレートを推定することが可能となる。これにより,符号化時に適切なフレームレートの設定を行うことができ,復号画像の画質向上を見込めるようになる。
本発明では,フレーム間予測を伴う映像符号化において,撮像系の開口時間に応じて発生する積分効果の影響を考慮した形で,フレームレートとフレーム間予測誤差信号の情報量との関係を表す理論モデルを構築し,そのモデルに基づいてフレームレート毎の発生符号量を推定することを実現するとともに,与えられた符号量の制約条件下において達成可能な最大のフレームレートを推定することを実現する。以下,本発明による発生符号化量の推定方法と,フレームレートの推定方法について,詳細に説明する。
〔1〕フレームレートと情報量との関係
フレームレートとフレーム間予測誤差信号の情報量の関係を解析的に導出する。ここでは,簡単のため1次元信号を例にとり説明する。位置xにおいて,シャッターを時刻tからt+δの間,開口して撮影した信号をft (x,δ)とする。このとき,シャッターの開口時間をmδ(mは自然数)に伸張した場合に得られる信号 -mt(x,mδ)は,ft (x,δ)を用いて以下のように表せる。なお,本文中では「 -f」と表すが,「 -」の記号は,fの上に付く記号である。
Figure 2008113294
この場合,フレーム間隔とシャッターの開口時間が一致しており,シャッターをフルオープンで撮影した場合のフレームが,これにあたる。これに対し,シャッターの開口時間を〜mδ(なお,〜はmの上に付く記号。以下,他の記号^も同様)として,時刻mt≦t≦mt+〜mδの間,部分的にシャッターを開口して撮影したフレームは,以下のように表せる。
Figure 2008113294
信号 -mt(x,〜mδ)に対して,区間Lを単位として動き補償(推定変位量^dm )を行った場合,同区間内の動き補償後の予測誤差は,次のように表現できる。なお,以下では,位置xにおける真の変位量をdm (x)としている。
Figure 2008113294
ここで,φ(x)はテイラー展開の2次以降の項である。また,nは雑音成分に起因する項である。フレーム間での動きを等速運動とみなせば,変位量はフレーム間隔(フレームレートの逆数)に比例することから,フレームレートとは反比例の関係にある。このため,F=(m・δ)-1とおくと,dm (x)−^dm は次式のように表せる。
m (x)−^dm =(vm (x)−^vm )・m・δ
ここで,vm (x)は位置xの画素毎に定まる比例定数であり,^vm は区間Lに対して定まる比例定数である。両比例定数の物理的な意味はいずれも速度となる。以下では,簡単のため,ft (x,δ)をft (x)と略記する。
上式を式(3)に代入し,雑音成分の独立性,およびテイラー展開の一次近似を利用し,次式を得る。
Figure 2008113294
ここで,A(m,〜m),B(m,〜m),N(m,〜m)は,以下の通りである。
Figure 2008113294
A(m,〜m),B(m,〜m),N(m,〜m)は,以下のように展開できる。
なお,以下では,
Figure 2008113294
とおく。A(m,〜m)は,以下のように展開できる。
Figure 2008113294
ここで,β=Σx ε(x)2 とする。上述の近似では,ε(x)とμ〜mt(x)は統計的に独立と仮定した。また,以下の斉次モデルを用いた。
Figure 2008113294
さらに,以下の近似を用いた。
Figure 2008113294
ここで, -i および -j は各々,di (x)およびdj (x)(ω∈L)の平均値である。αi,j は平均変移量( -i -j )を用いた近似に対する補正パラメータである。
ρは画像信号の自己相関のため,1以下であり,かつ,1に近い値とみなすことができる。このため,次の不等式を得る。
(1−ρ)/ρ≪1
この不等式を用いることで,式(5)は以下の通り近似できる。
Figure 2008113294
シャッターの開口率pをmと〜mの比として,次式のように定義する。
〜m/m=p(≦1)
さらに,mはダウンサンプルされたフレームレートFの最大フレームレートF0 に対する比であることを考慮すると,〜mは次式となる。
〜m=pm=pF0 /F
上式を用いて,次式を得る。
Figure 2008113294
同様にして,B(m,〜m)を次式のように近似する。
Figure 2008113294
ここで,γは1あるいは−1とする。
次に,N(m,〜m)について考察する。雑音成分n(〜m)は,画像信号と統計的に独立であると仮定しているため,式(1)の平均化処理は,雑音成分を低減させる。すなわち,フレームレートF0 のシーケンスに含まれる雑音成分をn0 とすると,n(〜m)は次式のように表される。
Figure 2008113294
ここで,‖L‖は,セグメント内の要素数である。
予測誤差がラプラス分布に従うと仮定し,同分布のdifferential entropyを用いて,予測誤差の情報量I(F,p)[bits/pel]を見積もると,次式の関係を得る。なお,以下では,対数の底は2とする。
Figure 2008113294
ここで,^A,^B,^C,および^Dは次式となる。
Figure 2008113294
なお,以下では,モデルパラメータの^A,^B,^C,^Dを,単にA,B,C,Dと記すこともある。
〔2〕符号量推定
開口率をp,フレームレートをFとして符号化するという制約条件が与えられた場合,必要となる符号量を推定する方法について示す。これは,図1に示すように,指定されたフレームレートに対応する発生符号量を推定する処理である。符号化時の制約条件として,フレームレートが与えられる例としては,
(i)映像伝送サービスにおいて品質保証を行う目的から,復号側の映像表示端末において一定値以上のフレームレートでの表示が義務付けられている場合,
(ii)時間軸方向の画質(フレームレート)の最大化を図る目的から,復号側の映像表示端末に表示可能な最大フレームレートで符号化する場合,
等である。
開口率を可変にする理由は,以下の通りである。開口率の極端な増加は,モーションブラーを発生させる。一方,開口率の極端な低下は,ジャーキネスを発生させる。こうした主観画質への影響は,フレームレート,および,符号化対象画像の性質に応じて変化する。このため,開口率は,一定値を設定するのではなく,与えられたフレームレートに対して,主観画質を最大化するように,適応的に制御する必要がある。
〔2−1〕第1の発明
第1の発明では,式(13)を用いた発生符号量の推定を行う。与えられたフレームレートF,開口率pの映像を符号化する際,発生符号量の推定値は,次の式(18)となる。
Figure 2008113294
なお,A,B,C,Dについては,別途,外部から与えられるものとする。A,B,C,Dを第1の発明におけるモデルパラメータと呼ぶ。
〔2−2〕
第2の発明では,式(13)を簡略化したモデルを用いた発生符号量の推定を行う。フレームレートが大きな場合,F-1が小さな値となることから,式(13)において第1項が無視できるとみなし,I(F,p)を以下の〜I(F,p)として近似する。
Figure 2008113294
式(19)を用いた符号量推定方法を示す。与えられたフレームレートF,開口率pの映像を符号化する際,発生符号量の推定値は次式となる。
Figure 2008113294
なお,B,C,Dについては,別途,外部から与えられるものとする。B,C,Dを第2の発明におけるモデルパラメータと呼ぶ。
〔3〕フレームレート推定
第3および第4の発明では,決められた撮像系のシャッターの開口率のもとで,符号量をR以下に抑えるという制約条件が与えられた場合に,それを実現する最大のフレームレートを推定する処理を行う。
これは,図2に示すように,選択可能なフレームレートの候補の中から,符号量の制約条件を満たす最大のフレームレートを選択する処理である。なお,こうした符号量に関する制約は,ネットワーク帯域等に起因して発生する。以下では,制約条件として与えられる符号量の許容値を許容符号量と呼ぶ。
〔3−1〕第3の発明
第3の発明では,符号量をR以下に抑えるという条件下で,時間軸方向の画質(フレームレート)を最大化する場合に,式(18)を用いて,次式を満たすフレームレートF1 を求める。
Figure 2008113294
ここで,argmaxF は,次に続く関数を最大化するFを返す。式(18)におけるA,B,C,Dについては,別途,外部から与えられるものとする。A,B,C,Dを第3の発明におけるモデルパラメータと呼ぶ。
〔3−2〕第4の発明
第4の発明では,符号量をR以下に抑えるという条件下で,時間軸方向の画質(フレームレート)を最大化する場合に,式(20)を用いて,次式を満たすフレームレートF2 を求める。
Figure 2008113294
ここで,argmaxF は,次に続く関数を最大化するFを返す。式(22)において用いる式(20)におけるB,C,Dについては,別途,外部から与えられるものとする。B,C,Dを第4の発明におけるモデルパラメータと呼ぶ。
次に,実施例に従って本発明を詳細に説明する。
〔1〕本発明の発生符号量推定装置の構成
図3に,本発明の発生符号量推定装置10の装置構成の一実施例を図示する。図3に示すように,発生符号量推定装置10は,入力部100と,モデルパラメータ記憶部101と,フレームレート記憶部102と,フレームレート演算処理部103と,フレームレート演算結果記憶部104と,開口率記憶部105と,開口率演算処理部106と,開口率演算結果記憶部107と,推定予測誤差電力算出部108と,推定予測誤差電力記憶部109と,対数値算出部110と,対数値記憶部111と,発生符号量推定値算出部112と,発生符号量推定値記憶部113と,発生符号量推定値出力部114とを備える。
入力部100は,発生符号量推定の評価対象となるフレームレートFを入力するとともに,第1の発明を実現する場合には,上述したモデルパラメータA,B,C,Dを入力し,第2の発明を実現する場合には,上述したモデルパラメータB,C,Dを入力する。また,撮像時におけるシャッターの開口率pを入力する。
モデルパラメータ記憶部101は,入力部100の入力したモデルパラメータを記憶する。フレームレート記憶部102は,入力部100の入力したフレームレートFを記憶する。開口率記憶部105は,入力部100の入力した開口率を記憶する。
フレームレート演算処理部103は,第1の発明を実現する場合には,フレームレート記憶部102の記憶するフレームレートFの逆数F-1,フレームレートFの平方根の逆数F-1/2を算出し,第2の発明を実現する場合には,フレームレート記憶部102の記憶するフレームレートFの平方根の逆数F-1/2を算出する。フレームレート演算結果記憶部104は,フレームレート演算処理部103の算出したフレームレートFについての演算結果を記憶する。
開口率演算処理部106は,第1の発明を実現する場合には,開口率記憶部105の記憶する開口率pの逆数p-1,開口率pの平方根の逆数p-1/2を算出し,第2の発明を実現する場合には,開口率pの平方根の逆数p-1/2を算出する。開口率演算結果記憶部107は,開口率演算処理部106の算出した開口率pについての演算結果を記憶する。
推定予測誤差電力算出部108は,モデルパラメータ記憶部101の記憶するモデルパラメータと,フレームレート演算結果記憶部104の記憶するフレームレートFについての演算結果と,開口率演算結果記憶部107の記憶する開口率pについての演算結果とを使い,第1の発明を実現する場合には,
σe 2 =Ap-1-1+Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D
という算出式に従って推定予測誤差電力を算出し,第2の発明を実現する場合には,
σe 2 ≒Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D
という算出式に従って推定予測誤差電力を算出する。推定予測誤差電力記憶部109は,推定予測誤差電力算出部108の算出した推定予測誤差電力を記憶する。
対数値算出部110は,推定予測誤差電力記憶部109の記憶する推定予測誤差電力の対数値を算出する。対数値記憶部111は,対数値算出部110の算出した推定予測誤差電力の対数値を記憶する。
発生符号量推定値算出部112は,対数値記憶部111の記憶する推定予測誤差電力の対数値と,フレームレート記憶部102の記憶するフレームレートFとの乗算値を算出し,さらにその乗算値に0.5を乗算することで,評価対象となるフレームレートFで符号化する場合に発生する符号量の推定値を算出する。発生符号量推定値記憶部113は,発生符号量推定値算出部112の算出した発生符号量の推定値を記憶する。発生符号量推定値出力部114は,発生符号量推定値記憶部113の記憶する発生符号量の推定値を出力する。
図4に,図3のように構成される発生符号量推定装置10が実行する処理フローの一例を図示する。図4の処理フローに従って,発生符号量推定装置10が実行する処理について詳細に説明する。
発生符号量推定装置10は,符号量の推定要求が発行されると,まず最初に,ステップS10で,評価対象となるフレームレートFと,シャッターの開口率pを入力し,レジスタに書き出す。
続いて,ステップS11で,第1の発明を実現する場合には,上述したモデルパラメータA,B,C,Dを入力し,第2の発明を実現する場合には,上述したモデルパラメータB,C,Dを入力し,レジスタに書き出す。
続いて,ステップS12で,第1の発明を実現する場合には,入力したフレームレートFの逆数F-1,フレームレートFの平方根の逆数F-1/2を算出し,第2の発明を実現する場合には,入力したフレームレートFの平方根の逆数F-1/2を算出する。
また,ステップS13で,第1の発明を実現する場合には,入力した開口率pの逆数p-1,開口率pの平方根の逆数p-1/2を算出し,第2の発明を実現する場合には,入力した開口率pの平方根の逆数p-1/2を算出する。
続いて,ステップS14で,第1の発明を実現する場合には,
σe 2 =Ap-1-1+Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D
という算出式に従って推定予測誤差電力を算出し,第2の発明を実現する場合には,
σe 2 ≒Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D
という算出式に従って推定予測誤差電力を算出する。
続いて,ステップS15で,算出した推定予測誤差電力の対数値を算出する。すなわち,第1の発明を実現する場合には,算出した推定予測誤差電力「Ap-1-1+Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D」の対数値を算出し,第2の発明を実現する場合には,算出した推定予測誤差電力「Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D」の対数値を算出する。
続いて,ステップS16で,算出した推定予測誤差電力の対数値と入力したフレームレートFとの乗算値を算出してレジスタに書き出す。
続いて,ステップS17で,ステップS16で算出した乗算値の値に0.5を乗じることで,評価対象となるフレームレートFで符号化する場合に発生する符号量の推定値を算出し,レジスタに書き出す。すなわち,第1の発明を実現する場合には,式(18)に従って評価対象となるフレームレートFで符号化する場合に発生する符号量の推定値を算出し,第2の発明を実現する場合には,式(20)に従って評価対象となるフレームレートFで符号化する場合に発生する符号量の推定値を算出するのである。
そして,最後に,ステップS18で,算出した発生符号量の推定値を出力して,処理を終了する。
このようにして,発生符号量推定装置10は,フレームレートをFとして符号化するという制約条件が与えられた場合に,必要となる符号量を推定する処理を行う。
〔2〕本発明のフレームレート推定装置の構成
図5に,フレームレート推定装置20の装置構成の一実施例を図示する。図5に示すように,フレームレート推定装置20は,入力部200と,許容符号量記憶部201と,モデルパラメータ記憶部202と,開口率記憶部203と,フレームレート記憶部204と,フレームレート増分値記憶部205と,フレームレート更新部206と,発生符号量推定部207と,発生符号量推定値記憶部208と,発生符号量推定値判定部209と,フレームレート出力部210とを備える。
入力部200は,許容符号量と,撮像系のシャッターの開口率と,初期フレームレートと,フレームレート増分値とを入力するとともに,第3の発明を実現する場合には,上述したモデルパラメータA,B,C,Dを入力し,第4の発明を実現する場合には,上述したモデルパラメータB,C,Dを入力する。
ここで,許容符号量として与えられるのは,例えば,帯域制限等により定められる目標符号量である。また,初期フレームレートとしては十分に小さな値を用いる。
許容符号量記憶部201は,入力部200の入力した許容符号量を記憶する。モデルパラメータ記憶部202は,入力部200の入力したモデルパラメータを記憶する。開口率記憶部203は,入力部200の入力した開口率を記憶する。フレームレート記憶部204は,現在のフレームレートを記憶するものであり,その初期値として入力部200の入力した初期フレームレートを記憶する。フレームレート増分値記憶部205は,入力部200の入力したフレームレート増分値を記憶する。
フレームレート更新部206は,発生符号量推定値判定部209からフレームレートの更新指示がある場合に,フレームレート記憶部204の記憶するフレームレートをフレームレート増分値記憶部205の記憶するフレームレート増分値分だけインクリメントして,上書きする形で更新する。
発生符号量推定部207は,図3に示す発生符号量推定装置10と同じ装置構成で構成されて,モデルパラメータ記憶部202の記憶するモデルパラメータと,開口率記憶部203の記憶する開口率と,フレームレート記憶部204の記憶するフレームレートとを入力として,そのフレームレートで符号化する場合に発生する符号量の推定値を算出する。発生符号量推定値記憶部208は,発生符号量推定部207の算出した発生符号量推定値を記憶する。
発生符号量推定値判定部209は,発生符号量推定値記憶部208の記憶する発生符号量推定値と,許容符号量記憶部201の記憶する許容符号量とを比較して,発生符号量推定値より許容符号量の方が大きい場合には,フレームレート更新部206に対してフレームレートの更新を指示し,許容符号量より発生符号量推定値の方が大きい場合には,フレームレート出力部210に対して,フレームレート記憶部204に格納されたフレームレートの値の出力を指示する。
フレームレート出力部210は,発生符号量推定値判定部209により出力指示されるフレームレートを出力する。
図6に,図5のように構成されるフレームレート推定装置20の実行する処理フローの一例を図示する。図6の処理フローに従って,本発明のフレームレート推定装置20の実行する処理について詳細に説明する。
フレームレート推定装置20は,フレームレートの推定要求が発行されると,最初に,ステップS20で,許容符号量を入力する。
続いて,ステップS21で,第3の発明を実現する場合には,上述したモデルパラメータA,B,C,Dを入力し,第4の発明を実現する場合には,上述したモデルパラメータB,C,Dを入力する。また,ステップS22で,開口率を入力する。
続いて,ステップS23で,フレームレートの初期値を入力して,現在のフレームレートをその初期値に設定し,さらに,その値をレジスタSに格納する。続いて,ステップS24で,フレームレートの増分値を入力して,フレームレートの増分値を設定する。
続いて,ステップS25で,図3に示す発生符号量推定装置10と同じ装置構成で構成される発生符号量推定部207の処理に従って,現在のフレームレート(フレームレート記憶部204に記憶されるフレームレート)で符号化した場合に発生する符号量の推定値を算出する。
すなわち,第3の発明を実現する場合には,入力したモデルパラメータA,B,C,Dと,開口率と,現在のフレームレートとを使って,図4の処理フローに従う処理を実行することで,式(19)に基づき現在のフレームレートで符号化した場合に発生する符号量の推定値を算出し,第4の発明を実現する場合には,入力したモデルパラメータB,C,Dと,開口率と,現在のフレームレートとを使って,図4の処理フローに従う処理を実行することで,式(20)に基づき現在のフレームレートで符号化した場合に発生する符号量の推定値を算出する。
続いて,ステップS26で,算出した発生符号量の推定値が入力した許容符号量よりも小さいか否かを判断して,発生符号量の推定値の方が許容符号量よりも小さい場合には,ステップS27に進んで,現在のフレームレートをレジスタSに格納する。
続いて,ステップS28で,フレームレートの増分値に応じて,現在のフレームレートをインクリメントしてから,ステップS25の処理に戻る。
このようにして,ステップS25〜ステップS28の処理を繰り返していくことで,ステップS26で,算出した発生符号量の推定値の方が入力した許容符号量よりも大きくなったと判断した場合には,ステップS29に進んで,レジスタSに格納してあるフレームレート(1つ前に更新したフレームレート)を出力して,処理を終了する。
以上のようにして,フレームレート推定装置20は,符号量を許容符号量以下に抑えるという制約条件が与えられた場合に,それを実現する最大のフレームレートを推定する処理を行う。
以上の発生符号量推定の処理およびフレームレート推定の処理は,ハードウェアやファームウェアによって実現することができるとともに,コンピュータとソフトウェアプログラムとによっても実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
発生符号量推定処理を説明するための図である。 フレームレート推定処理を説明するための図である。 発生符号量推定装置の装置構成の一実施例を示す図である。 発生符号量推定装置が実行する処理フローを示す図である。 フレームレート推定装置の装置構成の一実施例を示す図である。 フレームレート推定装置が実行する処理フローを示す図である。
符号の説明
10 発生符号量推定装置
100 入力部
101 モデルパラメータ記憶部
102 フレームレート記憶部
103 フレームレート演算処理部
104 フレームレート演算結果記憶部
105 開口率記憶部
106 開口率演算処理部
107 開口率演算結果記憶部
108 推定予測誤差電力算出部
109 推定予測誤差電力記憶部
110 対数値算出部
111 対数値記憶部
112 発生符号量推定値算出部
113 発生符号量推定値記憶部
114 発生符号量推定値出力部

Claims (12)

  1. フレーム間予測を伴う映像符号化において,与えられたフレームレートで映像を符号化する場合に発生する符号量を推定する符号量推定方法であって,
    制約条件として与えられるフレームレートFと,撮像系のシャッターの開口率pと,4個のモデルパラメータA,B,C,Dとを入力する過程と,
    上記モデルパラメータAと上記開口率pの逆数p-1と上記フレームレートFの逆数F-1との積,および上記モデルパラメータBと上記開口率pの平方根の逆数p-1/2と上記フレームレートFの平方根の逆数F-1/2との積,および上記モデルパラメータCと上記開口率pの逆数p-1と上記フレームレートFとの積,および上記モデルパラメータDの定数項との和からなるコスト関数
    Ap-1-1+Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D
    の値を算出する過程と,
    算出したコスト関数の値の対数値に,フレームレートFを乗じて得られる量に基づき,与えられたフレームレートFの映像を符号化する場合に発生する符号量を算出する過程とを有する
    ことを特徴とする符号量推定方法。
  2. フレーム間予測を伴う映像符号化において,与えられたフレームレートで映像を符号化する場合に発生する符号量を推定する符号量推定方法であって,
    制約条件として与えられるフレームレートFと,撮像系のシャッターの開口率pと,3個のモデルパラメータB,C,Dとを入力する過程と,
    上記モデルパラメータBと上記開口率pの平方根の逆数p-1/2と上記フレームレートFの平方根の逆数F-1/2との積,および上記モデルパラメータCと上記開口率pの逆数p-1と上記フレームレートFとの積,および上記モデルパラメータDの定数項との和からなるコスト関数
    Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D
    の値を算出する過程と,
    算出したコスト関数の値の対数値に,フレームレートFを乗じて得られる量に基づき,与えられたフレームレートFの映像を符号化する場合に発生する符号量を算出する過程とを有する
    ことを特徴とする符号量推定方法。
  3. フレーム間予測を伴う映像符号化において,与えられた符号量の制約条件下において達成可能な最大のフレームレートを推定するフレームレート推定方法であって,
    符号量の制約条件と,撮像系のシャッターの開口率pと,4個のモデルパラメータA,B,C,Dとを入力する過程と,
    フレームレートを初期値から順次,所定の値だけ増加させた各フレームレートFの値を設定する過程と,
    上記モデルパラメータAと上記開口率pの逆数p-1と上記フレームレートFの逆数F-1との積,および上記モデルパラメータBと上記開口率pの平方根の逆数p-1/2と上記フレームレートFの平方根の逆数F-1/2との積,および上記モデルパラメータCと上記開口率pの逆数p-1と上記フレームレートFとの積,および上記モデルパラメータDの定数項との和からなるコスト関数
    Ap-1-1+Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D
    の値を算出する過程と,
    算出したコスト関数の値の対数値に,フレームレートFを乗じて得られる量に基づき,上記設定された各フレームレートFの映像を符号化する場合に発生する符号量を予測し,その予測した符号量と上記制約条件となる符号量とを比較することにより,上記制約条件下において達成可能な最大のフレームレートFを推定する過程とを有する
    ことを特徴とするフレームレート推定方法。
  4. フレーム間予測を伴う映像符号化において,与えられた符号量の制約条件下において達成可能な最大のフレームレートを推定するフレームレート推定方法であって,
    符号量の制約条件と,撮像系のシャッターの開口率pと,3個のモデルパラメータB,C,Dとを入力する過程と,
    フレームレートを初期値から順次,所定の値だけ増加させた各フレームレートFの値を設定する過程と,
    上記モデルパラメータBと上記開口率pの平方根の逆数p-1/2と上記フレームレートFの平方根の逆数F-1/2との積,および上記モデルパラメータCと上記開口率pの逆数p-1と上記フレームレートFとの積,および上記モデルパラメータDの定数項との和からなるコスト関数
    Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D
    の値を算出する過程と,
    算出したコスト関数の値の対数値に,フレームレートFを乗じて得られる量に基づき,上記設定された各フレームレートFの映像を符号化する場合に発生する符号量を予測し,その予測した符号量と上記制約条件となる符号量とを比較することにより,上記制約条件下において達成可能な最大のフレームレートFを推定する過程とを有する
    ことを特徴とするフレームレート推定方法。
  5. フレーム間予測を伴う映像符号化において,与えられたフレームレートで映像を符号化する場合に発生する符号量を推定する符号量推定装置であって,
    制約条件として与えられるフレームレートFと,撮像系のシャッターの開口率pと,4個のモデルパラメータA,B,C,Dとを入力する手段と,
    上記モデルパラメータAと上記開口率pの逆数p-1と上記フレームレートFの逆数F-1との積,および上記モデルパラメータBと上記開口率pの平方根の逆数p-1/2と上記フレームレートFの平方根の逆数F-1/2との積,および上記モデルパラメータCと上記開口率pの逆数p-1と上記フレームレートFとの積,および上記モデルパラメータDの定数項との和からなるコスト関数
    Ap-1-1+Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D
    の値を算出する手段と,
    算出したコスト関数の値の対数値に,フレームレートFを乗じて得られる量に基づき,与えられたフレームレートFの映像を符号化する場合に発生する符号量を算出する手段とを備える
    ことを特徴とする符号量推定装置。
  6. フレーム間予測を伴う映像符号化において,与えられたフレームレートで映像を符号化する場合に発生する符号量を推定する符号量推定装置であって,
    制約条件として与えられるフレームレートFと,撮像系のシャッターの開口率pと,3個のモデルパラメータB,C,Dとを入力する手段と,
    上記モデルパラメータBと上記開口率pの平方根の逆数p-1/2と上記フレームレートFの平方根の逆数F-1/2との積,および上記モデルパラメータCと上記開口率pの逆数p-1と上記フレームレートFとの積,および上記モデルパラメータDの定数項との和からなるコスト関数
    Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D
    の値を算出する手段と,
    算出したコスト関数の値の対数値に,フレームレートFを乗じて得られる量に基づき,与えられたフレームレートFの映像を符号化する場合に発生する符号量を算出する手段とを備える
    ことを特徴とする符号量推定装置。
  7. フレーム間予測を伴う映像符号化において,与えられた符号量の制約条件下において達成可能な最大のフレームレートを推定するフレームレート推定装置であって,
    符号量の制約条件と,撮像系のシャッターの開口率pと,4個のモデルパラメータA,B,C,Dとを入力する手段と,
    フレームレートを初期値から順次,所定の値だけ増加させた各フレームレートFの値を設定する手段と,
    上記モデルパラメータAと上記開口率pの逆数p-1と上記フレームレートFの逆数F-1との積,および上記モデルパラメータBと上記開口率pの平方根の逆数p-1/2と上記フレームレートFの平方根の逆数F-1/2との積,および上記モデルパラメータCと上記開口率pの逆数p-1と上記フレームレートFとの積,および上記モデルパラメータDの定数項との和からなるコスト関数
    Ap-1-1+Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D
    の値を算出する手段と,
    算出したコスト関数の値の対数値に,フレームレートFを乗じて得られる量に基づき,上記設定された各フレームレートFの映像を符号化する場合に発生する符号量を予測し,その予測した符号量と上記制約条件となる符号量とを比較することにより,上記制約条件下において達成可能な最大のフレームレートFを推定する手段とを備える
    ことを特徴とするフレームレート推定装置。
  8. フレーム間予測を伴う映像符号化において,与えられた符号量の制約条件下において達成可能な最大のフレームレートを推定するフレームレート推定装置であって,
    符号量の制約条件と,撮像系のシャッターの開口率pと,3個のモデルパラメータB,C,Dとを入力する手段と,
    フレームレートを初期値から順次,所定の値だけ増加させた各フレームレートFの値を設定する手段と,
    上記モデルパラメータBと上記開口率pの平方根の逆数p-1/2と上記フレームレートFの平方根の逆数F-1/2との積,および上記モデルパラメータCと上記開口率pの逆数p-1と上記フレームレートFとの積,および上記モデルパラメータDの定数項との和からなるコスト関数
    Bp-1/2-1/2+Cp-1F+D
    の値を算出する手段と,
    算出したコスト関数の値の対数値に,フレームレートFを乗じて得られる量に基づき,上記設定された各フレームレートFの映像を符号化する場合に発生する符号量を予測し,その予測した符号量と上記制約条件となる符号量とを比較することにより,上記制約条件下において達成可能な最大のフレームレートFを推定する手段とを備える
    ことを特徴とするフレームレート推定装置。
  9. 請求項1または請求項2に記載の符号量推定方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるための符号量推定プログラム。
  10. 請求項3または請求項4に記載のフレームレート推定方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるためのフレームレート推定プログラム。
  11. 請求項1または請求項2に記載の符号量推定方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるための符号量推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 請求項3または請求項4に記載のフレームレート推定方法の実現に用いられる処理をコンピュータに実行させるためのフレームレート推定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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