JP2008112536A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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範晃 寺原
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Abstract

【課題】軽量で衝撃に強い光ピックアップおよび光ピックアップを備えた光ディスク装置を提供する。
【解決手段】本発明の光ピックアップは、光源と、光源から出射した光が情報記録媒体において反射することによって得られる反射光を受光する受光素子と、光源から出射した光を複数の光束に分離する回折格子を有する回折素子5と、ガラスまたは光学結晶からなり、回折格子によって分離された複数の光束の少なくとも1つを分岐させるビームスプリッタを有する分光素子106と、樹脂からなり、分光素子106を保持し、回折素子に対して分光素子を固定するように回折素子に固定されたアダプタ128と、分光素子からの光束を情報記録媒体へ向けて集光する対物レンズと、対物レンズを支持し、情報記録媒体に対してフォーカス方向及びラジアル方向に対物レンズを駆動する対物レンズ駆動部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は光ディスクに情報を記録し、または、光ディスクに記録された情報を再生する光ピックアップ装置に関するものである。
近年、DVD、MO、MD、CD、CD−ROMなど種々の光ディスクや光磁気ディスクおよびそれに対応した光ディスク装置や光磁気ディスク装置が利用されている。以下、本願明細書では、光ディスクおよび光ディスク装置は、光のみを用いて情報の記録再生を行うディスクおよびディスク装置のみならず、光および磁気を用いて情報の記録再生を行う光磁気ディスクおよび光磁気ディスク装置を含む。
こうした光ディスクおよび光ディスク装置の用途が広がるにつれて、高密度、小型、高性能、高品質、高付加価値化などの性能の向上が光ディスクおよび光ディスク装置に求められている。特に記録可能な光ディスクおよびそれに対応した光ディスク装置については、データや映像を記録するための記憶装置として需要が増大しており、光磁気ディスクや記録再生装置には、より一層の小型化、薄型化、高性能化、高記録密度化が求められている。
以下、図面を参照しながら、従来の光ディスク装置に用いられる光学ピックアップを説明する。
図8は、従来の光ディスク装置に用いられる光ピックアップの全体の構造を示す斜視図である。光ピックアップは、対物レンズ駆動装置12および光学基台14を含む。対物レンズ駆動装置12は、対物レンズ9を固定した対物レンズホルダー10を駆動することにより、対物レンズ9を移動させる。対物レンズ駆動部12はベース13に支持されている。光学基台14には、反射ミラー8および集積ユニット7が固定されている。
図9は、集積ユニット7の発光部および受光部の構成を示す平面図である。図10(a)は集積ユニット7の側面図であり、対物レンズ9との相対的な位置を示している。図10(b)は、図10(a)におけるI−I断面図である。
集積ユニット7は、パッケージ4、回折素子5および分光素子6を含む。図9に示すように、パッケージ4は、シリコン基板1とシリコン基板1に設けられた半導体レーザ2および多分割光検出器3を有する。多分割光検出器3は、フォーカス誤差信号受光領域19、トラッキング誤差信号受光領域20、21および情報信号受光領域22を含む。分光素子6はビームスプリッタ6a、折り返しミラー6bおよび偏光分離素子6cより構成されている。
半導体レーザ2より発せられた光は、回折素子5により異なる複数の光束に分離される。異なる複数の光束は、分光素子6のビームスプリッタ6aを透過し、反射ミラー8で反射され、対物レンズホルダー10に固定された対物レンズ9により、情報記録媒体11上において、直径1ミクロン程度の光スポット27として集光される。
また、分光素子6のビームスプリッタ6aにより反射された光束は、レーザモニタ用受光素子(図示せず)に入射し、半導体レーザ2の駆動電流を制御する。
情報記録媒体11からの反射光は、逆の経路をたどり、分光素子6のビームスプリッタ6aにより反射分離されて、折り返しミラー6b、偏光分離素子6cに入射する。
半導体レーザ2は、図10において紙面に平行な偏光方向となるよう設置されており、入射光は偏光分離素子6cにより、偏光方向を45度回転させるとともに互いに直交する2つの偏光成分の光束に分離され、メインビーム17(P偏光)、18(S偏光)として情報信号受光領域22に入射する。また情報記録媒体11からの反射光のうちビームスプリッタ6aを透過した光束は回折格子5により複数の光束に分離され、光スポット15および16としてフォーカス誤差信号受光領域19とトラッキング誤差信号受光領域20および21とへ集光する。
フォーカスサーボはいわゆるSSD法で行い、トラッキングサーボはいわゆるプッシュプル法で行う。
さらに、P偏光からなるメインビーム17とS偏光からなるメインビーム18の差を取ることにより、差動検出法による光磁気ディスク情報信号の検出が可能となる。さらに、それらの和をとることにより、プレピット信号の検出が可能となる。
図11に示すように、従来の光ピックアップの集積ユニットにおいて、分光素子6は、半導体レーザから出射した光や、情報記録媒体11から反射した光が通過しない部分6d、6eを含んでいる。これらの部分6d、6eは、光学的には不必要である。しかし部分6a、6bは、分光素子6を回折素子5に接着するために必要な部分である。このため、光学的に不必要であるにもかかわらず、分光素子6を小さくすることが出来ないという問題があった。
特に、分光素子6は比重が比較的大きいガラスや光学結晶で構成されているため、光ピックアップ自体の重さも重くなる。また、光ディスク装置を落下させた場合、光ピックアップには、数千Gの衝撃が加わる。このため、分光素子6が重いと、落下の衝撃によって分光素子6にかかる力が、分光素子6と回折素子5との接着固定力を上回り、分光素子6が回折素子5から外れてしまうという問題があった。
また、半導体レーザから発光される不要な光が集積ユニットや光ピックアップ本体やディスクなどに反射され、集積ユニットの受光部に戻ってくるため、信号の読み取りが不安定になることに対し、従来は分光素子自体に光吸収膜を付加するという対策を講じる必要があった。
本発明は、上記課題を解決し、軽量で衝撃に強い光ピックアップおよび光ピックアップを備えた光ディスク装置を提供することを目的とする。
本発明の光ピックアップは、光源と、前記光源から出射した光が情報記録媒体において反射することによって得られる反射光を受光する受光素子と、前記光源から出射した光を複数の光束に分離する回折格子を有する回折素子と、ガラスまたは光学結晶からなり、前記回折格子によって分離された複数の光束の少なくとも1つを分岐させるビームスプリッタを有する分光素子と、樹脂からなり、前記分光素子を保持し、前記回折素子に対して前記分光素子を固定するように前記回折素子に固定されたアダプタと、前記分光素子からの光束を前記情報記録媒体へ向けて集光する対物レンズと、前記対物レンズを支持し、前記情報記録媒体に対してフォーカス方向及びラジアル方向に前記対物レンズを駆動する対物レンズ駆動部とを備える。
ある好ましい実施形態において、前記アダプタを構成する前記樹脂は、前記光源から出射した光を吸収する。
ある好ましい実施形態において、前記アダプタは穴を有する。
ある好ましい実施形態において、前記アダプタは、不要光が前記受光素子に入射しないよう前記不要光を遮光する遮光部を有する。
ある好ましい実施形態において、前記情報記録媒体は光磁気効果を利用して情報の記録および再生を行う。
本発明の光ディスク装置は、上記いずれかに規定される光ピックアップを備える。
また、本発明の携帯型光ディスク装置は、上記いずれかに規定される光ピックアップを備える。
本発明によれば、アダプタが分光素子を回折素子に対して固定し、アダプタは樹脂によって形成されている。このため、分光素子の外形を小さくすることができ、光ピックアップを軽量化することができる。また、分光素子の重量が小さくなるため、光ピックアップに落下などによる大きな衝撃が加わっても、分光素子にかかる力は小さくなる。このため、落下などの衝撃によって、分光素子などの部品が外れるのを防止することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明による光ピックアップの第1の実施形態を説明する。本実施形態の光ピックアップは、MDなどの光磁気効果を利用して情報の記録を行う光磁気ディスクを情報記録媒体として用いる。図1は、本発明による光ピックアップの第1の実施形態全体の構造を示す斜視図である。第1の実施形態の光ピックアップは、対物レンズ駆動装置12および光学基台14を含む。対物レンズ駆動装置12は、対物レンズ9を固定した対物レンズホルダー10を駆動することにより、対物レンズ9を情報記録媒体に対してフォーカス方向及びラジアル方向に移動させる。対物レンズ駆動部12はベース13に支持されている。光学基台14には、反射ミラー8および集積ユニット107が固定されている。
図2は、集積ユニット107の斜視図である。図3(a)は集積ユニット107の側面図であり、対物レンズ9との相対的な位置を示している。図3(b)は、図3(a)におけるI−I断面図である。また、図4は集積ユニット107の発光部および受光部の構成を示す平面図である。
集積ユニット107は、パッケージ4、回折素子5、分光素子106およびアダプタ128を含む。図4に示すように、パッケージ4は、シリコン基板1とシリコン基板1に設けられた光源である半導体レーザ2および受光素子である多分割光検出器3を有する。多分割光検出器3は、フォーカス誤差信号受光領域19、トラッキング誤差信号受光領域20、21および情報信号受光領域22を含む。半導体レーザ2は、光ディスクなどの情報記録媒体11に情報を記録し、情報記録媒体11に記録された情報を再生するための光を出射する。
多分割光検出器3のフォーカス誤差信号受光領域19およびトラッキング誤差信号受光領域20、21はそれぞれ、半導体レーザ2から出射した光が情報記録媒体11において反射することによって得られた反射光を検出し、電気信号に変化する。
たとえば、一対のフォーカス誤差信号受光領域19はそれぞれ3分割されており、一方のフォーカス誤差信号受光領域19の分割された両端部分および他方のフォーカス誤差信号受光領域19の分割された中央部分から得られる信号と、他方のフォーカス誤差信号受光領域19の分割された両端部分および一方のフォーカス誤差信号受光領域19の分割された中央部分から得られる信号とを減算器24によって減算することにより、フォーカス誤差信号が得られる。
トラッキング誤差信号は、トラッキング誤差信号受光領域20、21からそれぞれ得られる信号の差を減算器23によって求めることにより得られる。また、情報信号受光領域22から得られる信号の差を減算器23で求め、和を加算器24で求めることにより、情報記録媒体に記録された情報を含む信号およびプレピット信号が得られる。
回折素子5は、半導体レーザ2から出射した光を複数の光束に分離する回折格子を有する。回折素子5は、半導体レーザ2から出射した光が回折格子に入射するようにパッケージ4に取り付けられている。
分光素子106は、回折格子によって分離された複数の光束の少なくとも1つを分岐させるビームスプリッタ6aと、折り返しミラー6bおよび偏光分離素子6cを有する。分光素子106はガラスまたは光学結晶からなる。
アダプタ128は分光素子106を保持し、分光素子106の位置が回折素子5に対して定まるように回折素子5に固定されている。具体的には、アダプタはたとえば、回折素子5から出射する光を遮らないように、回折素子5から出射する光の光軸に対して垂直な面においてコの字形を有しており、コの字形状によって形成される凹部に分光素子106が固定されている。アダプタ128は好ましくは樹脂からなる。
図3(a)および(b)に示すように、半導体レーザ2より出射した光は、回折素子5により異なる複数の光束に分離される。複数の光束は、分光素子106のビームスプリッタ6aを透過し、反射ミラー8で反射され、対物レンズホルダー10に固定された対物レンズ9により、情報記録媒体11上において、直径1ミクロン程度の光スポット27として集光される。
また、分光素子106のビームスプリッタ6aによって反射された光束は、レーザモニタ用受光素子(図示せず)に入射する。レーザモニタ用受光素子から得られた信号は半導体レーザ2の駆動電流を制御するために用いられる。
情報記録媒体11からの反射光は、逆の経路をたどり、分光素子106のビームスプリッタ6aにより反射分離されて、折り返しミラー6b、偏光分離素子6cに入射する。
半導体レーザ2は、図4において紙面に平行な偏光方向となるよう設置されており、入射光は偏光分離素子6cにより、偏光方向を45度回転させるとともに互いに直交する2つの偏光成分の光束に分離され、メインビーム17(P偏光)、18(S偏光)として情報信号受光領域22に入射する。また情報記録媒体11からの反射光のうちビームスプリッタ6aを透過した光束は回折素子5により複数の光束に分離され、光スポット15および16としてフォーカス誤差信号受光領域19とトラッキング誤差信号受光領域20および21とへ集光する。
フォーカスサーボはいわゆるSSD法で行い、トラッキングサーボはいわゆるプッシュプル法で行う。さらに、P偏光からなるメインビーム17とS偏光からなるメインビーム18の差を取ることにより、差動検出法による光磁気ディスク情報信号の検出が可能となる。また、それらの和をとることにより、プレピット信号の検出が可能となる。
図2および図3(a)に示すように、本実施形態の光ピックアップにおいて、分光素子106は、回折素子5が出射する光および情報記録媒体11から反射する光が通過する光路のみに設けられており、光路以外の部分にはアダプタ128が設けられている。つまり、従来の分光素子において光学的に不要な部分は分光素子106から取り除かれており、この光学的に不要な部分にアダプタ128を設けている。このため、従来の分光素子と本実施形態の分光素子106を保持したアダプタ128とは互換性を有することが可能である。
アダプタ128が回折素子5に取り付けられ、固定されることによってアダプタ128に固定された分光素子106が回折素子5に対して固定され、回折素子5および分光素子106が光ピックアップの光路中に配置される。
アダプタ128を樹脂によって形成することにより、従来の分光素子と同様の光学特性を維持しつつ、従来の分光素子に比べて軽量化を図ることができる。
たとえば、ガラスの比重は約2.5mg/cm3であり、樹脂として光ピックアップによく使用されるポリカーボネートの比重は約1.2mg/cm3である。したがって、アダプタ128および分光素子106を用いることによって、従来の分光素子を用いる場合に比べて、アダプタ128の体積分、重量を軽くすることができる。したがって、本実施形態によれば、光ピックアップの軽量化を図ることができる。
また、光ピックアップを軽量にできるため、落下などの衝撃に対する耐性を向上させることができる。たとえば、1000Gの衝撃が光ピックアップに加わると、従来の分光素子6が1000mgである場合、瞬間的に、
(分光素子6の重量)1000mg×(落下による衝撃値)1000G=100g
の力が従来の分光素子6に加わることになる。このため、従来の分光素子6と回折素子5とを固定する接着剤に要求される接着強度は100g以上であり、この値よりも接着強度が弱いと、落下衝撃で分光素子6が外れるという問題が発生する。
これに対し、本実施形態の光ピックアップにおいて、分光素子106は、光学的に不要な部分が取り除かれているため、外形が小さくなる。たとえば、分光素子106の重量は60mgである。光学的に不要な部分として取り除かれた部分の重量は40mgであり、この取り除かれた部分がアダプタ128となる。アダプタ128を構成する樹脂の比重はガラスの約1/2の比重であるため、アダプタ128の重量は20mgである。
したがって、分光素子106とアダプタ128を固定するために必要な接着強度は
(分光素子106の重量)60mg×(落下による衝撃値)1000g=60g
である。
また、アダプタ128と回折素子とを固定するために必要な接着強度は
{(分光素子106の重量)60mg+(アダプタ128の重量)20mg}
×(落下による衝撃値)1000G=80g
となる。つまり、いずれの接着強度も従来(100g以上)より低く設定することができる。また、従来と同じ接着強度を確保できれば、衝撃に対する耐性をより向上させることができる。
したがって、本実施形態によれば、分光素子を回折素子に固定するための樹脂製のアダプタを用いることによって、光ピックアップを落下させたとき衝撃に対する耐性を向上させることができる。
アダプタ128は、半導体レーザ2から出射する光を吸収する色、たとえば、黒色の樹脂を用いて形成してもよいし、アダプタ128の表面の面粗度を大きくしてもよい。これにより、半導体レーザ2から出射した迷光や、外部から進入する迷光などがアダプタ128に照射した場合、迷光が、アダプタ128を透過して、パッケージ4内の多分割光検出器3に入射することによって、多分割光検出器3における信号の検出に悪影響を与えるといった問題を防止することができる。
なお、本実施形態では、MDなどの光磁気効果を利用して情報の記録を行う光磁気ディスクを情報記録媒体として用いる光ピックアップを例示した。上述したように機器の落下による衝撃に対する耐性が向上するという点では、本発明は、携帯型のMDプレーヤやレコーダなどの光ディスク装置および光ディスク装置に用いる光ピックアップに好適に用いられる。また、ノート型パソコン、携帯型のゲーム機、PDAなどのなどの光ディスクドライブとしても好適に用いられる。
また、据え置き型の光ディスク装置に本発明の光ピックアップを用いても、衝撃に強い光ディスク装置を実現することができる。
また、情報媒体は、MDに限られず、MOなどの他の光磁気情報記録媒体であってもよいし、CD、DVD、ブルーレイディスクなどの他の光情報記録媒体であってもよい。
(第2の実施形態)
以下、本発明による光ピックアップの第2の実施形態を説明する。図5は、本発明による光ピックアップの第2の実施形態に用いられる、集積ユニット207の斜視図である。
第2の実施形態の光ピックアップは、アダプタ228を有する集積ユニット207を備えている点で第1の実施形態とは異なる。
図5に示すように、集積ユニット207において、アダプタ208は、穴228aを有している。本実施形態では、アダプタ228が分光素子106を保持し、かつ、回折素子5に固定された状態においで、外部に露出する表面からアダプタ228の内部に向かって穴228aが設けられている。しかし、外部に露出する表面ではなく内側、たとえば、分光素子106に面する側や回折素子5と面する側に穴を設けてもよい。また、穴228aの大きさや数は任意に設定することができる。ただし、アダプタ228において穴228aが占める空間が大きくなりすぎると、アダプタ228の強度が低下したり、アダプタ228の剛性が低下する可能性がある。このため、用途に応じた剛性を確保できる範囲内で穴228aをアダプタ228に設けることが好ましい。
本実施形態によれば、アダプタに穴を設けることによって、アダプタをさらに軽量化できる。このため、第1の実施形態と比べよりいっそう軽量な光ピックアップを実現することができる。また、衝撃に対する耐性をより向上させることができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明による光ピックアップの第3の実施形態を説明する。図6は、本発明による光ピックアップの第3の実施形態に用いられる、集積ユニット307の斜視図である。また、図7は、集積ユニット307の正面図を示している。第3の実施形態の光ピックアップは、アダプタ328を有する集積ユニット307を備えている点で第1の実施形態とは異なる。
アダプタ328は遮光部として機能するリブ328aを有している。リブ328aは、情報の記録や再生に不必要な不要光330がパッケージ4内の多分割光検出器3に入射するのを遮るようにアダプタ328に設けられている。
図12および図13は従来の光ピックアップに用いられる集積ユニットの正面図である。図12に示すように、光ピックアップの集積ユニット7において、分光素子6に不要光30が入射した場合、分光素子6および回折素子6を透過して、パッケージ4内の多分割光検出器3に入りこみ、信号が不安定になるという問題が起きる場合がある。このような問題を解決するため、従来の光ピックアップでは、分光素子7に光吸収膜31を設けることによって、不要光30を防いでいた。
これに対し、本実施形態の光ピックアップでは、集積ユニット307のアダプタ328にリブ328aを設けている。リブ328aは、半導体レーザ2から出射する波長の光を減衰させたり、遮光したりする物質によって形成されている。
本実施形態によれば、光吸収膜を設けることなく、不要光330を遮り、パッケージ4内の多分割光検出器3に不要光が入射し、多分割光検出器3における信号の検出に悪影響を与えるといった問題を防止することができる。
本発明による光ピックアップは、種々の規格の光ディスクおよび光磁気ディスクに対して記録および再生の少なくとも一方を行う光ディスク装置に好適に用いられる。
本発明による光ピックアップの第1の実施形態を示す分解斜視図である。 図1に示す光ピックアップの集積ユニットの斜視図である。 (a)は図2に示す集積ユニットの正面図であり、(b)は(a)におけるI−I断面図である。 図2に示す集積ユニットの光源および光検出器が設けられたパッケージの平面図である。 本発明による光ピックアップの第2の実施形態に用いられる集積ユニットの斜視図である。 本発明による光ピックアップの第3の実施形態に用いられる集積ユニットの斜視図である。 図6の集積ユニットの正面図である。 従来の光ピックアップの分解斜視図である。 図8の集積ユニットの発光部および受光部の構成を示す平面図である。 (a)は集積ユニットの正面図であり、(b)は、(a)におけるI−I断面図である。 図8の集積ユニットの正面図である。 図8の集積ユニットに入射する不要光を説明する図である。 図8の集積ユニットに入射する不要光を説明する図である。
符号の説明
1 シリコン基板
2 半導体レーザ
3 多分割光検出器
4 パッケージ
5 回折素子
6、106 分光素子
6a ビームスプリッタ
6b 折り返しミラー
6c 変更分離素子
6d 分光素子の光学的に使用していない部分
6e 分光素子の光学的に使用していない部分
7、107、207、307 集積ユニット
8 反射ミラー
9 対物レンズ
10 対物レンズホルダー
11 情報記録媒体
12 対物レンズ駆動装置
13 ベース
14 光学基台
15 フォーカス誤差信号検出用の光スポット
16 トラッキング誤差信号検出用の光スポット
17 メインビーム(P偏光)
18 メインビーム(S偏光)
19 フォーカス誤差信号受光領域
20、21 トラッキング誤差信号受光領域
22 情報信号受光領域
23 減算器
24 加算器
25、26 フォーカス誤差信号検出用の光スポットの焦点
27 光スポット
30 不要光
31 光吸収膜
128、228、328 アダプタ
228a 穴
328a リブ

Claims (7)

  1. 光源と、
    前記光源から出射した光が情報記録媒体において反射することによって得られる反射光を受光する受光素子と、
    前記光源から出射した光を複数の光束に分離する回折格子を有する回折素子と、
    ガラスまたは光学結晶からなり、前記回折格子によって分離された複数の光束の少なくとも1つを分岐させるビームスプリッタを有する分光素子と、
    樹脂からなり、前記分光素子を保持し、前記回折素子に対して前記分光素子を固定するように前記回折素子に固定されたアダプタと、
    前記分光素子からの光束を前記情報記録媒体へ向けて集光する対物レンズと、
    前記対物レンズを支持し、前記情報記録媒体に対してフォーカス方向及びラジアル方向に前記対物レンズを駆動する対物レンズ駆動部と、
    を備えた光ピックアップ。
  2. 前記アダプタを構成する前記樹脂は、前記光源から出射した光を吸収する請求項1に記載の光ピックアップ。
  3. 前記アダプタは穴を有する請求項1または請求項2に記載の光ピックアップ。
  4. 前記アダプタは、不要光が前記受光素子に入射しないよう前記不要光を遮光する遮光部を有する請求項1から請求項3のいずれかに記載の光ピックアップ。
  5. 前記情報記録媒体は光磁気効果を利用して情報の記録および再生を行う請求項1から4のいずれかに記載の光ピックアップ。
  6. 請求項1から5のいずれかに規定される光ピックアップを備えた光ディスク装置。
  7. 請求項1から5のいずれかに規定される光ピックアップを備えた携帯型光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101971256B (zh) * 2008-03-14 2012-07-04 株式会社理光 光学拾取装置以及使用该光学拾取装置的光学信息处理设备

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