JP2008112519A - 光ピックアップ案内装置、および、ディスク装置 - Google Patents

光ピックアップ案内装置、および、ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光ピックアップを適切に案内できる構成を容易に実施可能なディスク装置の提供。
【解決手段】ディスク装置100に、略棒状のサブシャフト312と、光ピックアップ330を保持しピックアップ移動手段313の駆動により光ピックアップ330の案内方向に移動可能に設けられた保持部本体321と、この保持部本体321に設けられ保持部本体321の移動時にサブシャフト312に摺接するシャフト係合部324Aと、を設けた。サブシャフト312を、軸方向の少なくとも一部が保持部本体321の移動方向に対して交差する状態で設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、光ピックアップを案内する光ピックアップ案内装置、および、ディスク装置に関する。
従来、光ピックアップを搬送する構成が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のものは、ピックアップに、駆動源のスクリュと螺合して駆動力を伝える螺合部と、他方の対向する片側に送り軸を挿入して摺動可能に支持する円筒状の係合部とを備えている。そして、送り軸に、外周に所定の間隔を空けて3箇所軸方向に向かって切り欠いて周設した切欠部を設けることにより、送り軸への異物の付着などを防止して、ピックアップの搬送動作に悪影響を与えない構成が採られている。
また、例えば図1および図2に示すような、記録媒体である光ディスクにおける少なくとも一面に設けられた図示しない記録面に記録された情報を読み出す情報処理である読取処理および記録面へ各種情報を記録する情報処理である記録処理の少なくとも一方の処理をする情報処理部900が知られている。
この情報処理部900は、図1に示すように、処理移動部910と、この処理移動部910によりターンテーブル940に対して近接離隔されるピックアップ保持部920と、このピックアップ保持部920で保持される光ピックアップ930と、などを備えている。
処理移動部910は、メインシャフト911と、サブシャフト912と、ピックアップ移動手段913と、を備えている。
メインシャフト911は、丸棒状に形成され、軸方向がピックアップ保持部920の移動方向と一致する状態で設けられている。
サブシャフト912は、丸棒状に形成され、メインシャフト911から離間した位置に、軸方向がメインシャフト911の軸方向と略一致する状態で設けられている。
ピックアップ移動手段913は、電動用モータ913Aを備えている。この電動用モータ913Aは、ターンテーブル940近傍に設けられている。そして、電動用モータ913Aの図示しないモータ軸には、外周面に螺旋状の係合溝913B1が設けられたリードスクリュ913Bが同軸上に一体的に連結されている。このリードスクリュ913Bは、メインシャフト911の近傍において、サブシャフト912と反対側に、かつ、軸方向がメインシャフト911の軸方向と一致する状態で設けられている。
ピックアップ保持部920は、図1および図2に示すように、保持部本体921を備えている。この保持部本体921は、長手方向の寸法がメインシャフト911およびサブシャフト912間の距離よりも若干短い略長方形板状に形成されている。
また、保持部本体921の長手方向の一端には、保持部本体921の面外方向に突出する状態で2個のメインシャフト受部922が設けられている。このメインシャフト受部922は、メインシャフト911を軸受けするシャフト軸受孔922Aを備えている。
さらに、保持部本体921の長手方向の一端には、メインシャフト受部922に隣接する状態で、移動規制部923が設けられている。この移動規制部923は、保持部本体921の面外方向に突出し、リードスクリュ913Bの係合溝913B1に係合される2個の規制爪923Aを備えている。
また、保持部本体921の長手方向の他端には、保持部本体921の面外方向に突出する状態でサブシャフト受部924が設けられている。このサブシャフト受部924は、サブシャフト912が係合可能な断面コ字状のシャフト係合部924Aを備えている。
ここで、サブシャフト受部924にも、シャフト軸受孔922Aと同様にサブシャフト912を軸受けする軸受孔を設けることが好ましい。しかしながら、製造精度の観点から困難であり、図1に示すようなメインシャフト911およびサブシャフト912を有する構成では、一般的に、サブシャフト受部924として、サブシャフト912の一部が係合する構成を適用している。
そして、ピックアップ保持部920は、メインシャフト受部922のシャフト軸受孔922Aにメインシャフト911が挿通され、かつ、サブシャフト受部924のシャフト係合部924Aにサブシャフト912が係合されることにより、メインシャフト911およびサブシャフト912を架橋する状態で設けられている。さらに、ピックアップ保持部920は、移動規制部923の規制爪923Aがリードスクリュ913Bの係合溝913B1に係合される状態で設けられ、電動用モータ913Aの駆動に伴いメインシャフト911およびサブシャフト912の軸方向に移動する。
光ピックアップ930は、図示しない光源と、この光源からの光を収束するピックアップレンズ931と、光ディスクで反射された出射光を検出する図示しない光センサと、を備えている。これら光源、ピックアップレンズ931、および、光センサは、保持部本体921の略中央に、光ディスクに臨む状態で設けられている。
特開2003−162872号公報
ところで、図1に示すような情報処理部900では、上述したように、サブシャフト912の軸方向がメインシャフト911の軸方向と略一致する状態、つまりピックアップ保持部920の移動方向と略一致する状態で設けられている。そして、ピックアップ保持部920が図1の実線で示すターンテーブル940近傍の位置(以下、中央位置と称す)から、図1の想像線(2点鎖線)で示すターンテーブル940から離間した位置(以下、外側位置と称す)まで移動したとしても、図2に示すように、サブシャフト912およびシャフト係合部924Aの接触位置は、移動せずに略等しい位置P9になる。
このため、ピックアップ保持部920の移動が繰り返された際に、このときの摩擦により、軸受けを設けていないシャフト係合部924Aの位置P9が摩耗してしまい、ピックアップレンズ931と光ディスクとの距離を適切に保つことができず、情報処理を適切に実施できなくなるおそれがあるという問題点が一例として挙げられる。
また、摩耗による削りかすにより位置P9で摩擦が生じて、ピックアップ保持部920の摺動負荷が大きくなり、光ピックアップ930を適切に移動できないおそれがあるという問題点も一例として挙げられる。
さらに、図1に示すような情報処理部900のメインシャフト911およびサブシャフト912に、特許文献1に記載のような構成を適用することにより、メインシャフト911およびサブシャフト912への異物や削りかすの付着などを防止して、光ピックアップ930の搬送動作に悪影響を与えないようにすることが考えられる。
しかしながら、上述したように、サブシャフト受部924にサブシャフト912を軸受けする軸受孔を設けることは、製造精度の観点から困難であり、特許文献1に記載のような構成を容易に適用することができないおそれがある。このため、光ピックアップ930の搬送動作に悪影響を与えないようにする構成を容易に実施できないおそれがあるという問題点も一例として挙げられる。
本発明は、光ピックアップを適切に案内できる構成を容易に実施可能な光ピックアップ案内装置、および、ディスク装置を提供することを1つの目的とする。
請求項1に記載の発明は、ディスク状の記録媒体を保持する記録媒体保持装置にて保持された前記記録媒体の径方向に略沿って光ピックアップを案内する光ピックアップ案内装置であって、略棒状に形成されたガイド部材と、前記光ピックアップを保持し、移動手段の駆動に伴い前記光ピックアップの案内方向に移動可能に設けられた保持部本体と、この保持部本体に設けられ、前記保持部本体の移動時に前記ガイド部材に摺接する摺接部と、を具備し、前記ガイド部材は、軸方向の少なくとも一部が前記保持部本体の移動方向に対して交差する状態で設けられたことを特徴とした光ピックアップ案内装置である。
請求項6に記載の発明は、ディスク状の記録媒体を収納可能なケース体と、このケース体の前記記録媒体の収納位置近傍に設けられ、前記記録媒体を保持する記録媒体保持装置と、光ピックアップと、前記記録媒体保持装置にて保持された前記記録媒体の径方向に略沿って前記光ピックアップを案内する請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の光ピックアップ案内装置と、この光ピックアップ案内装置の前記保持部本体を前記光ピックアップの案内方向に移動させる移動手段と、を具備したことを特徴としたディスク装置である。
〔ディスク装置の構成〕
以下、本発明における一実施の形態に係るディスク装置を図面に基づいて説明する。なお、上述した図1に示す構成と略同一の構成については、同一名称を付し説明を適宜省略する。図3は、本発明の一実施の形態に係るディスク装置の内部構成を示す平面図である。
図3において、100は、本発明の一実施の形態に係るディスク装置であり、このディスク装置100は、例えば携帯型のパーソナルコンピュータなどの電気機器に装着されるいわゆるスリムディスク装置(或いはスリムディスクドライブ)と称されるものである。このディスク装置100は、着脱可能に装着される面状の記録媒体、例えばCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)あるいはBD(Blu-ray Disc:ブルーレイディスク)またはHD−DVD(High Definition DVD)などにおける少なくとも一面に設けられた図示しない記録面に記録された情報を読み出す情報処理である読取処理および記録面へ各種情報を記録する情報処理である記録処理の少なくとも一方の処理をする。
そして、ディスク装置100は、ケース体110を備えている。
ケース体110は、底部側の下ケース111と天面側の図示しない上ケースとにより構成され、内部に空間を有する略四角箱状に形成されている。このケース体110は、一面側に開口部112を有している。そして、ケース体110内には、トレイ部120と、このトレイ部120の開口部112を介した進退移動を案内するレール部130と、トレイ部120の進退移動をケース体110内にロックする図示しないロック機構と、ディスク装置100の動作の制御などを実施する図示しない制御回路部とが設けられている。
トレイ部120は、トレイ121を備えている。このトレイ121は、例えば合成樹脂などにて形成された略板状に形成され、ケース体110の開口部112から進出自在に設けられている。
また、トレイ121の一縁側には、トレイ121がケース体110内部に収納された状態で、ケース体110の開口部112を閉塞する化粧板122が設けられている。
さらに、トレイ121の上面側には、記録媒体としての図示しない光ディスクの径寸法より若干大きい円弧状凹部123が設けられている。また、トレイ121には、化粧板122側の一端部から円弧状凹部123の略中心に向かってディスク処理部200が設けられている。
レール部130は、ケース体110の開口部112からトレイ121の進退方向に沿って配設され、トレイ121の両側面に沿って設けられている。このレール部130は、ケース体110に固定される一対のレール131と、トレイ121に摺動可能に設けられるレールガイド132と、を備えている。
レール131は、開口部112の左右両端からケース体110の奥側に向かって延出して形成されている。これらのレール131は、互いに対向する面が開口する断面略コ字状の凹溝を備えて形成され、この凹溝にそれぞれレールガイド132が摺動自在に支持されている。また、レール131には、図示しない摺動規制部が設けられており、レールガイド132の摺動範囲を規制している。すなわち、レール131の摺動規制部は、開口部112側にレールガイド132が移動した際に、レールガイド132が凹溝から外れて抜け落ちるのを防止している。
レールガイド132はトレイ121の両側面にそれぞれ設けられており、前述したように、レール131の凹溝に摺動可能に保持されている。また、レールガイド132は、トレイ121に対して摺接自在に取り付けられている。また、トレイ121には、図示しない移動規制部が設けられており、この移動規制部によりレールガイド132は摺動範囲を規制され、トレイ121がレールガイド132からの抜け落ちを防止している。
トレイ部120に設けられたディスク処理部200は、例えば金属板にて略板状に形成され一端が揺動自在にトレイ121に支持された台座部210を有している。この台座部210は、トレイ121の化粧板122側の一端部から、中心位置に向かって長手に形成されている。また、台座部210には、長手方向に沿って、長手状の処理開口部211が略中央に切欠形成されている。そして、台座部210の処理開口部211の一端側にディスク回転駆動手段220が配設されている。
ディスク回転駆動手段220は、図示しないスピンドルモータと、このスピンドルモータの出力軸に一体的に設けられた記録媒体保持装置としてのターンテーブル230と、を備えている。スピンドルモータは、制御回路部に制御可能に接続され、制御回路部から供給される電力により駆動する。ターンテーブル230は、トレイ121の略中心部に設けられるとともに光ディスクを回転可能に保持する。
また、台座部210には、情報処理部300が設けられている。この情報処理部300は、処理移動部310と、ピックアップ保持部320と、光ピックアップ330と、などを備えている。
処理移動部310は、メインシャフト311と、ガイド部材としてのサブシャフト312と、移動手段であるピックアップ移動手段313と、を備えている。
メインシャフト311は、例えばステンレスなどにより丸棒状に形成され、軸方向がピックアップ保持部320の移動方向と一致する状態で設けられている。
サブシャフト312は、例えばメインシャフト311と同一材料により同一形状、つまり一直線の軸を有する丸棒状に形成されている。このサブシャフト312は、メインシャフト311から離間した位置に、軸方向がメインシャフト311の軸方向と交差する状態で設けられている。具体的には、サブシャフト312は、ターンテーブル230近傍におけるメインシャフト311までの距離L1(図4参照)が、ターンテーブル230から離れた位置における距離L2(図4参照)よりも短くなる状態で設けられている。
つまり、サブシャフト312は、軸方向の少なくとも一部がピックアップ保持部320の移動方向に対して交差する状態で設けられている。また、サブシャフト312は、ピックアップ保持部320の後述する保持部本体321がターンテーブル230から離れるにしたがって、後述する摺接部としてのシャフト係合部324Aとの接触位置が保持部本体321の中心から離れる状態に設けられている。
ピックアップ移動手段313は、外周面に螺旋状の係合溝313B1が設けられたリードスクリュ313Bが図示しないモータ軸に設けられた電動用モータ313Aを備えている。そして、リードスクリュ313Bは、メインシャフト311の近傍において、サブシャフト312と反対側に、かつ、軸方向がメインシャフト311の軸方向と一致する状態で設けられている。
ピックアップ保持部320は、メインシャフト311およびサブシャフト312を架橋する状態で設けられた略長方形板状の保持部本体321を備えている。この保持部本体321の長手方向の一端には、シャフト軸受孔322Aを有する2個のメインシャフト受部322と、リードスクリュ313Bの係合溝313B1に係合される2個の規制爪323Aを有する移動規制部323と、が設けられている。また、保持部本体321の長手方向の他端には、サブシャフト312が係合可能な断面コ字状のシャフト係合部324Aを有するサブシャフト受部324が設けられている。
これら保持部本体321、メインシャフト受部322、移動規制部323、および、サブシャフト受部324は、アルミニウムを主成分とした材料により形成されている。
なお、サブシャフト312と、保持部本体321と、シャフト係合部324Aと、にて、本発明の光ピックアップ案内装置が構成されている。
光ピックアップ330は、保持部本体321の略中央に光ディスクに臨む状態でそれぞれ設けられた、図示しない光源と、ピックアップレンズ331と、光センサと、を備えている。
つまり、情報処理部300は、図1に示すような従来の情報処理部900において、サブシャフト912の配置状態のみを変更した構成を有している。
制御回路部は、ディスク処理部200の動作を制御して、例えば情報処理部300に光ディスクの情報読込処理や情報書込処理を実施させたりする。また、制御回路部は、ターンテーブル230の回転動作や、情報処理部300の移動動作、台座部210の動作などをも制御する。さらに、制御回路部は、化粧板122に設けられたイジェクトボタンから入力されるイジェクト命令信号を制御回路部に出力する。
〔ディスク装置の動作〕
次に、上述したディスク装置100の動作として、光ピックアップ330の搬送動作について説明する。図4は、光ピックアップの搬送状態を示す模式図である。図5は、光ピックアップの搬送時におけるサブシャフトとシャフト係合部との接触状態を示す模式図である。
まず、例えば光ディスクの中心近傍の記録面から情報を読み込む場合など、図4の実線で示すように、ピックアップ保持部320が中央位置(ターンテーブル230近傍の位置)に位置する状態では、サブシャフト312は、図5の実線で示す位置に位置する。つまり、サブシャフト312およびシャフト係合部324Aの接触位置は、シャフト係合部324Aにおける保持部本体321の中心側の位置P1となる。
そして、例えば光ディスクの外縁近傍の記録面から情報を読み込む場合など、図4の想像線(2点鎖線)で示すように、ピックアップ保持部320が外側位置(ターンテーブル230から離間した位置)まで移動した状態では、サブシャフト312は、図5の想像線で示す位置に位置する。つまり、サブシャフト312およびシャフト係合部324Aの接触位置は、位置P1よりも保持部本体321の中心から離れた位置P2となる。
このとき、外側位置の状態におけるサブシャフト312およびメインシャフト311間の距離L2は、中央位置の状態における距離L1よりも長くなる。このため、外側位置の状態におけるメインシャフト311およびサブシャフト312によるピックアップ保持部320の支持状態は、中央位置の状態と比べて安定する。
〔ディスク装置の作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、ディスク装置100に、略棒状のサブシャフト312と、光ピックアップ330を保持しピックアップ移動手段313の駆動により光ピックアップ330の案内方向に移動可能に設けられた保持部本体321と、この保持部本体321に設けられ保持部本体321の移動時にサブシャフト312に摺接するシャフト係合部324Aと、を設けている。そして、サブシャフト312を、軸方向の少なくとも一部が保持部本体321の移動方向に対して交差する状態で設けている。
このため、保持部本体321を有するピックアップ保持部320が中央位置から外側位置に移動した際に、サブシャフト312およびシャフト係合部324Aの接触位置を、位置P1から位置P2に移動させることができる。したがって、ピックアップ保持部320の移動が繰り返されたとしても、摩擦により、軸受けを設けていないシャフト係合部324Aが摩耗するのを、図1に示す従来の構成と比べて抑制することができる。
また、摩耗による削りかすの発生を抑制できるので、ピックアップ保持部320の摺動負荷の増大を抑制でき、光ピックアップ330を適切に移動させることができる。
さらに、サブシャフト312を軸方向の少なくとも一部が保持部本体321の移動方向に対して交差する状態で設けるだけでよく、サブシャフト受部324にサブシャフト312を軸受けする構成を設ける必要がないので、光ピックアップ330の搬送に悪影響を与えない構成を容易に実施できる。
そして、ディスク装置100に、上述したような光ピックアップ330を適切に案内できる構成を設けているので、ピックアップレンズ331と光ディスクとの距離を適切に保つことができ、情報処理を適切に実施できる。
また、サブシャフト312を、一直線の軸を有する棒状に形成している。
このため、図1に示すような従来ある構成の配置位置を変更するだけの簡単な方法で、光ピックアップ330を適切に案内可能な構成を実施できる。
さらに、例えばサブシャフト312を屈曲させて、軸方向の少なくとも一部が保持部本体321の移動方向に対して交差する状態で設ける構成と比べて、サブシャフト312の製造を容易にできる。
そして、サブシャフト312を、保持部本体321がターンテーブル230から離れるにしたがって、シャフト係合部324Aとの接触位置が保持部本体321の中心から離れる状態に設けている。
このため、外側位置の状態におけるサブシャフト312およびメインシャフト311間の距離L2を、中央位置の状態における距離L1よりも長くすることができ、外側位置の状態におけるメインシャフト311およびサブシャフト312によるピックアップ保持部320の支持状態を、中央位置の状態と比べて安定させることができる。したがって、光ディスクの線速度が中央位置に比べて速くなる外側位置において、光ピックアップ330をより安定させた状態で支持でき、光ディスクの情報処理を精度よく実施できる。
さらに、サブシャフト312を、軸方向に直交する断面が円形状の丸棒状に形成している。
このため、サブシャフト312を軸方向に直交する断面が略多角形状の略角棒状に形成して、その側面とシャフト係合部324Aとを面接触させる構成と比べて、接触位置の面積を小さくすることができる。したがって、シャフト係合部324Aの摩耗をより抑制でき、シャフト係合部324Aの長寿命化を図ることができる。
そして、保持部本体321、メインシャフト受部322、移動規制部323、および、サブシャフト受部324を、アルミニウムを主成分とした材料により形成している。
このため、上述したような従来と比べて摩耗を抑制できる構成の適用により、摩耗しやすいアルミニウムを主成分とした材料でピックアップ保持部320を形成することが可能となるので、ピックアップ保持部320の変形抑制、放熱性の向上、軽量化を容易に図ることができる。
〔実施の形態の変形〕
なお、本発明は、上述した一実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、上記実施の形態では、ディスク装置100は、ノート型パーソナルコンピュータなどに搭載可能な薄型ディスク装置を例示したが、これに限定されず、例えばデスクトップ型パーソナルコンピュータなどに搭載される比較的大型のディスク装置にも適用することができる。
また、図6に示すような、ガイド部材としてのサブシャフト412を適用する構成としてもよい。
このサブシャフト412は、円弧状の軸を有する屈曲した棒状に形成され、円弧状の両端を結ぶ直線がピックアップ保持部320の移動方向と略平行となる状態に設けられている。つまり、サブシャフト412は、軸方向の少なくとも一部が保持部本体321の移動方向に対して交差する状態で設けられている。
このような構成にすれば、ピックアップ保持部320が図6の実線で示す中央位置から、図6の想像線で示す中央位置および外側位置の略中間の位置(以下、中間位置と称す)に移動した際に、サブシャフト412およびシャフト係合部324Aの接触位置を移動させることができ、上記実施の形態の構成と同様の作用効果を奏することができる。
なお、屈曲した棒状としては、円弧状の軸ではなく、V字状、略コ字状などの軸を有する棒状を適用してもよい。
そして、サブシャフト312を、保持部本体321がターンテーブル230から離れるにしたがって、シャフト係合部324Aとの接触位置が保持部本体321の中心に近づく状態に設けてもよい。
さらに、サブシャフト312,412を、軸方向に直交する断面が多角形状や楕円形状の棒状に形成してもよい。
そして、ピックアップ保持部320を、アルミニウムを主成分とする材料以外の材料で形成してもよい。特に、本発明では、シャフト係合部324Aの摩耗を抑制できるので、ピックアップ保持部320を樹脂材料で形成することができる。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
〔実施の形態の効果〕
上述したように、上記実施の形態では、ディスク装置100に、サブシャフト312と、光ピックアップ330を保持し光ピックアップ330の案内方向に移動可能に設けられた保持部本体321と、この保持部本体321に設けられサブシャフト312に摺接するシャフト係合部324Aと、を設けている。そして、サブシャフト312を、軸方向の少なくとも一部が保持部本体321の移動方向に対して交差する状態で設けている。
このため、保持部本体321を有するピックアップ保持部320が中央位置から外側位置に移動した際に、サブシャフト312およびシャフト係合部324Aの接触位置を、位置P1から位置P2に移動させることができる。したがって、ピックアップ保持部320の移動が繰り返されたとしても、摩擦により、軸受けを設けていないシャフト係合部324Aが摩耗するのを、図1に示す従来の構成と比べて抑制することができる。
また、摩耗による削りかすの発生を抑制できるので、ピックアップ保持部320の摺動負荷の増大を抑制でき、光ピックアップ330を適切に移動させることができる。
さらに、サブシャフト312を軸方向の少なくとも一部が保持部本体321の移動方向に対して交差する状態で設けるだけでよく、サブシャフト受部324にサブシャフト312を軸受けする構成を設ける必要がないので、光ピックアップ330の搬送に悪影響を与えない構成を容易に実施できる。
そして、ディスク装置100に、上述したような光ピックアップ330を適切に案内できる構成を設けているので、ピックアップレンズ331と光ディスクとの距離を適切に保つことができ、情報処理を適切に実施できる。
従来の光ピックアップの搬送状態を示す模式図である。 前記従来の光ピックアップの搬送時におけるサブシャフトとシャフト係合部との接触状態を示す模式図である。 本発明の一実施の形態に係るディスク装置の内部構成を示す平面図である。 前記一実施の形態における光ピックアップの搬送状態を示す模式図である。 前記一実施の形態における光ピックアップの搬送時におけるサブシャフトとシャフト係合部との接触状態を示す模式図である。 本発明の他の実施の形態に係る光ピックアップの搬送状態を示す模式図である。
符号の説明
100…ディスク装置
110…ケース体
230…記録媒体保持装置としてのターンテーブル
312,412…光ピックアップ案内装置を構成するガイド部材としてのサブシャフト
313…移動手段であるピックアップ移動手段
321…光ピックアップ案内装置を構成する保持部本体
324A…光ピックアップ案内装置を構成する摺接部としてのシャフト係合部
330…光ピックアップ

Claims (6)

  1. ディスク状の記録媒体を保持する記録媒体保持装置にて保持された前記記録媒体の径方向に略沿って光ピックアップを案内する光ピックアップ案内装置であって、
    略棒状に形成されたガイド部材と、
    前記光ピックアップを保持し、移動手段の駆動に伴い前記光ピックアップの案内方向に移動可能に設けられた保持部本体と、
    この保持部本体に設けられ、前記保持部本体の移動時に前記ガイド部材に摺接する摺接部と、
    を具備し、
    前記ガイド部材は、軸方向の少なくとも一部が前記保持部本体の移動方向に対して交差する状態で設けられた
    ことを特徴とした光ピックアップ案内装置。
  2. 請求項1に記載の光ピックアップ案内装置であって、
    前記ガイド部材は、一直線の軸を有する略棒状に形成され、前記一直線の軸が前記保持部本体の移動方向に対して交差する状態で設けられた
    ことを特徴とした光ピックアップ案内装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光ピックアップ案内装置であって、
    前記ガイド部材は、前記保持部本体が前記記録媒体保持装置から離れるにしたがって、前記摺接部との接触位置が前記保持部本体の中心から離れる状態に設けられた
    ことを特徴とした光ピックアップ案内装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の光ピックアップ案内装置であって、
    前記ガイド部材は、前記軸方向に直交する断面が略円形状の略丸棒状に形成された
    ことを特徴とした光ピックアップ案内装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の光ピックアップ案内装置であって、
    前記保持部本体および前記摺接部は、アルミニウムを主成分とした材料により形成された
    ことを特徴とした光ピックアップ案内装置。
  6. ディスク状の記録媒体を収納可能なケース体と、
    このケース体の前記記録媒体の収納位置近傍に設けられ、前記記録媒体を保持する記録媒体保持装置と、
    光ピックアップと、
    前記記録媒体保持装置にて保持された前記記録媒体の径方向に略沿って前記光ピックアップを案内する請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の光ピックアップ案内装置と、
    この光ピックアップ案内装置の前記保持部本体を前記光ピックアップの案内方向に移動させる移動手段と、
    を具備したことを特徴としたディスク装置。
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JPH1139667A (ja) * 1997-07-16 1999-02-12 Aiwa Co Ltd 光ピックアップ装置

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