JP2008112106A - ホログラム再生媒体複製用原盤、ホログラム再生媒体複製用原盤の製造装置、ホログラム再生媒体複製用原盤の製造方法、ホログラム再生媒体の製造方法およびホログラム再生媒体 - Google Patents
ホログラム再生媒体複製用原盤、ホログラム再生媒体複製用原盤の製造装置、ホログラム再生媒体複製用原盤の製造方法、ホログラム再生媒体の製造方法およびホログラム再生媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】記録容量を従来に較べてより大容量とするホログラム再生媒体、ホログラム再生媒体複製用原盤、ホログラム再生媒体複製用原盤の製造装置、ホログラム再生媒体複製用原盤の製造方法およびホログラム再生媒体の製造方法を提供する。
【解決手段】記録データの情報を含む第1信号光を焦点位置P1に集光するようにしてホログラム再生媒体複製用原盤60Aに照射するとともに、第1参照光をホログラム再生媒体複製用原盤60Aに照射して第ホログラムを形成し、情報を含まないまたは記録データとは異なる情報を含む第2信号光43を焦点位置P2に集光するようにしてホログラム再生媒体複製用原盤に照射するとともに、第2参照光44をホログラム再生媒体複製用原盤60Aに照射して第2ホログラムを形成したホログラム再生媒体複製用原盤を製造し、このホログラム再生媒体複製用原盤を用いて、大容量のホログラム再生媒体を製造する。
【選択図】図4
【解決手段】記録データの情報を含む第1信号光を焦点位置P1に集光するようにしてホログラム再生媒体複製用原盤60Aに照射するとともに、第1参照光をホログラム再生媒体複製用原盤60Aに照射して第ホログラムを形成し、情報を含まないまたは記録データとは異なる情報を含む第2信号光43を焦点位置P2に集光するようにしてホログラム再生媒体複製用原盤に照射するとともに、第2参照光44をホログラム再生媒体複製用原盤60Aに照射して第2ホログラムを形成したホログラム再生媒体複製用原盤を製造し、このホログラム再生媒体複製用原盤を用いて、大容量のホログラム再生媒体を製造する。
【選択図】図4
Description
本発明は、ホログラム再生媒体複製用原盤、ホログラム再生媒体複製用原盤の製造装置、ホログラム再生媒体複製用原盤の製造方法、ホログラム再生媒体の製造方法およびホログラム再生媒体に関する。
近年、高記録密度を達成するとともに、高転送速度で記録データを記録再生することが可能なデータストレージデバイスとしてホログラム記録再生媒体が注目を集めている。ホログラフィックメモリでは、記録媒体の厚み方向も活用し、記録に際しては、2次元の情報を1ページ単位として記録データに応じたページデータに基づき参照光と信号光との干渉縞を、ホログラム記録再生媒体の中にホログラムとして形成して、3次元的に記録するものである。また、再生に際しては、このようにして形成されたホログラムに参照光を照射して発生する回折光を得て記録データを再生する(特許文献1、非特許文献1を参照)。
このようなホログラム記録再生媒体に記録再生をおこなうホログラム記録再生装置に用いる光学部品の組み合わせによって構成される光学系の代表例としては、2光束方式とコアクシャル方式との2つがある。2光束方式は、信号光と参照光とを別の光路によってホログラム記録再生媒体に導くように光学部品が配置されるものであり、コアクシャル方式は、信号光と参照光とが同軸状(コアクシャル)に配置され、光路の一部を共通として、信号光と参照光とをホログラム記録再生媒体に導くように光学部品が配置されるものである(非特許文献1を参照)。
一方、CD(Compact Disc)フォーマット、DVD(Digital Versatile Disc)フォーマットに基づくデータストレージデバイスが、現在、広く普及している。これらの技術においては、記録媒体に追記、再書き換えが可能とされる記録媒体のみではなく、多量に複製して頒布できるCD−ROM、DVD−ROMで代表されるROM媒体(再生専用媒体)が広く用いられている。CD−ROM、DVD−ROMにおいては、再生媒体複製用原盤であるマスター盤を製作し、あるいは、マスター盤からさらにマザー盤を製作し、マスター盤またはマザー盤を原盤として、この原盤の型に樹脂を流して成型して、原盤のレプリカであるCD−ROM、DVD−ROMを大量に製造する手法が採用されている。
ホログラム記録再生媒体においても、上述した、CD−ROM、DVD−ROMと同様に、同一形状のホログラムが形成されたホログラム記録再生媒体を多量に複製することが考えられている(特許文献2を参照)。特許文献2では、記録済みのホログラム記録再生媒体を大量に複製するための元となる光記録情報媒体への光情報記録方法が開示されている。また、特許文献1には、第1の記録用照射光の集光の位置と第2の記録用照射光の集光の位置とを異ならせ記録容量を大きくする技術が開示されている。
特開平9−305978号公報
国際公開WO2005/038789A1 パンフレット
日経エレクトロニクス2005年1月17日号106頁〜114頁
上述した、コアクシャル方式では、例えば、空間変調器の内周部分を信号光領域、外周のドーナツ状部分を参照光領域として信号光と参照光とを発生させる。また、コアクシャル方式では、信号光と参照光とが同一光路を通るために、2光束方式に比べて振動に強い利点がある一方で、2光束方式であれば空間変調器のすべての画素を信号光用として使えるのに対し、コアクシャル方式では、上述のように参照光領域に対応する画素を記録情報用には使えず、一度に記録できる情報量が少ない。
本発明は上述の問題を解決し、記録容量を従来に較べてより大容量とするホログラム再生媒体、このようなホログラム再生媒体を製造するためのホログラム再生媒体複製用原盤、このようなホログラム再生媒体複製用原盤の製造装置、このようなホログラム再生媒体複製用原盤の製造方法およびホログラム再生媒体の製造方法を提供することを目的とする。また、反射膜を有しないホログラム再生媒体を提供することを別の目的とする。
本発明のホログラム再生媒体複製用原盤の製造装置は、記録データを担持するホログラムをホログラム再生媒体に複製するために用いるホログラム再生媒体複製用原盤の製造装置であって、前記記録データの情報を含む第1信号光を第1所定位置に集光するようにして前記ホログラム再生媒体複製用原盤に照射するとともに、第1参照光を前記ホログラム再生媒体複製用原盤に照射して第1ホログラムを形成するための光学部材からなる光路と、情報を含まないまたは前記記録データとは異なる情報を含む第2信号光を第2所定位置に集光するようにして前記ホログラム再生媒体複製用原盤に照射するとともに、第2参照光を前記ホログラム再生媒体複製用原盤に照射して第2ホログラムを形成するための光学部材からなる光路と、を備える。
このホログラム再生媒体複製用原盤の製造装置では、第1ホログラムを形成するための光学部材からなる光路と、第2ホログラムを形成するための光学部材からなる光路と、の2つの光路を有するようにして構成されている。このホログラム再生媒体複製用原盤の製造装置によって製造されるホログラム再生媒体複製用原盤には、第1信号光を第1所定位置に集光するようにして第1ホログラムが形成され、情報を含まないまたは記録データとは異なる情報を含む第2信号光を第2所定位置に集光するようにして第2ホログラムが形成されるので、大容量の情報を含むホログラム再生媒体複製用原盤を製造することができる。
本発明のホログラム再生媒体複製用原盤は、記録データを担持するホログラムをホログラム再生媒体に複製するために用いるホログラム再生媒体複製用原盤であって、前記記録データの情報を含む第1ホログラムと、情報を含まないまたは前記記録データとは異なる情報を含む第2ホログラムとが、各々の形成される位置を異ならせて重複して記録されているものである。
この発明のホログラム再生媒体複製用原盤では、記録データの情報を含む第1ホログラムと、情報を含まないまたは記録データとは異なる情報を含む第2ホログラムとが、各々の形成される位置を異ならせて重複して記録されているものである。このホログラム再生媒体複製用原盤に光ビームを照射することによって、第1ホログラムおよび第2ホログラムから同時に回折光を生じさせることができ、この回折光に含まれる情報の量は大きなものとなる。
本発明のホログラム再生媒体複製用原盤の製造方法は、記録データを担持するホログラムをホログラム再生媒体に複製するために用いるホログラム再生媒体複製用原盤の製造方法であって、前記記録データの情報を含む第1信号光を第1所定位置に集光するようにして前記ホログラム再生媒体複製用原盤に照射するとともに、第1参照光を前記ホログラム再生媒体複製用原盤に照射して第1ホログラムを形成し、情報を含まないまたは前記記録データとは異なる情報を含む第2信号光を第2所定位置に集光するようにして前記ホログラム再生媒体複製用原盤に照射するとともに、第2参照光を前記ホログラム再生媒体複製用原盤に照射して第2ホログラムを形成するものである。
このホログラム再生媒体複製用原盤の製造方法では、第1信号光と第2信号光との集光位置を異ならせて、第1ホログラムと第2ホログラムとを形成したホログラム再生媒体複製用原盤を製造することができる。
本発明のホログラム再生媒体の製造方法は、記録データを担持するホログラム有するホログラム再生媒体の製造方法であって、第1ホログラムと第2ホログラムとが、該ホログラム再生媒体複製用原盤に離間して形成されたホログラム再生媒体複製用原盤と、前記ホログラム再生媒体と、前記ホログラム再生媒体に対抗する面に光ビーム反射面を有するミラーとを順に配置し、前記ホログラム再生媒体複製用原盤に複製用光ビームを照射して前記ホログラム再生媒体複製用原盤に形成されたホログラムに応じた回折光を発生させ、前記回折光と前記ホログラム再生媒体を透過して前記ミラーで反射した回折光とによって、前記ホログラム再生媒体複製用原盤に記録されたホログラムを前記ホログラム再生媒体に複製するものである。
このホログラム再生媒体の製造方法では、第1ホログラムと第2ホログラムとが、該ホログラム再生媒体複製用原盤に離間して形成されたホログラム再生媒体複製用原盤から生じ、直接にホログラム再生媒体に照射される回折光と、一旦、ホログラム再生媒体を透過してミラーで反射した回折光が干渉する結果、第1ホログラムからの直接の回折光、第1ホログラムからの回折光の反射光、第2ホログラムからの直接の回折光、第2ホログラムからの回折光の反射光、の各々が相互に干渉して、情報密度が向上されたホログラムをホログラム再生媒体に記録することができる。また、ミラーで回折光を反射させるので、反射膜を有しないホログラム再生媒体を製造することができる。
本発明のホログラム再生媒体は、記録データを担持するホログラム有するホログラム再生媒体であって、第1ホログラムと第2ホログラムとが、該ホログラム再生媒体複製用原盤の厚み方向に離間して形成されたホログラム再生媒体複製用原盤と、前記ホログラム再生媒体と、前記ホログラム再生媒体と対抗する面に光ビーム反射面を有するミラーとを順に配置し、前記ホログラム再生媒体複製用原盤に複製用光ビームを照射して前記ホログラム再生媒体複製用原盤に形成されたホログラムに応じた回折光を発生させ、前記回折光と前記ホログラム再生媒体を透過して前記ミラーで反射した回折光とによって、前記ホログラム再生媒体複製用原盤に記録されたホログラムが複製されたものである。
このホログラム再生媒体では、第1ホログラムと第2ホログラムとが、該ホログラム再生媒体複製用原盤に離間して形成されたホログラム再生媒体複製用原盤から生じ、直接にホログラム再生媒体に照射される回折光と、一旦、ホログラム再生媒体を透過してミラーで反射した回折光が干渉する結果、第1ホログラムからの直接の回折光、第1ホログラムからの回折光の反射光、第2ホログラムからの直接の回折光、第2ホログラムからの回折光の反射光、の各々が相互に干渉して、情報密度が向上されたホログラムが記録されているので大容量の情報が再生できる。また、ミラーで回折光を反射させるので、ホログラム再生媒体は反射膜を有しないものとできる。
本発明によれば、記録容量を従来に較べてより大容量とするホログラム再生媒体、このようなホログラム再生媒体を製造するためのホログラム再生媒体複製用原盤、このようなホログラム再生媒体複製用原盤の製造装置、このようなホログラム再生媒体複製用原盤の製造方法およびホログラム再生媒体の製造方法を提供することができる。また、ホログラム再生媒体は反射膜を有しないものとできる。
図1ないし図4を参照して、ホログラム再生媒体を製造するに用いる実施形態のホログラム再生媒体複製用原盤の製造をするための技術について説明する。図1および図3はホログラム再生媒体複製用原盤を製造するための製造装置の主要部である光学部を示す図である。図2および図4はホログラム再生媒体複製用原盤を製造する過程において、どのように光ビームが照射されるかを示す図である。図1は第1ホログラムを形成するための光学部材からなる光路を示し、図3は、第2ホログラムを形成するための光学部材からなる光路を示すものである。
図1および図3に示すホログラム再生媒体複製用原盤を製造するための製造装置の主要部である光学部10は、第1ホログラムを形成するための光路を形成する光学部材および第2ホログラムを形成するための光路を形成する光学部材として、レーザ光源11、1/2波長板12、偏光ビームスプリッタ13、1/2波長板14、偏光ビームスプリッタ16、偏光ビームスプリッタ18、反射型強誘電体液晶19、1/2波長板20、偏光ビームスプリッタ21、1/2波長板22、フーリエ変換レンズ23、ピンホール24、フーリエ変換レンズ26、対物レンズ28、ミラー30、集光レンズ31、ミラー32を備える。
図1は、光学部10において、第1信号光41および第1参照光42を発生させ、第1ホログラムを形成するための光路について説明する図であり、図3は、光学部10において、第2信号光43および第2参照光44を発生させ、第2ホログラムを形成するための光路について説明する図である。
まず、図1で示す光学部10で形成する光路およびその光路を導かれた光ビームの奏する作用について説明する。レーザ光源11からの光ビームは、1/2波長板12を通過して、偏光ビームスプリッタ13に到達する。ここで、1/2波長板12の配置を調整することによって光ビームの偏光方向が変化させられ、偏光ビームスプリッタ13において、1/2波長板14の側に進行するP波(P偏光波)とミラー30の側に進行するS波(S偏光波)との光量の分配量が調整される。1/2波長板14ではP波が偏光ビームスプリッタ16の方向に進行するように配置される。そして、P波は、さらに、偏光ビームスプリッタ16を通過して、偏光ビームスプリッタ18を通過して、反射型強誘電体液晶19で反射して、偏光方向が変化するS波として1/2波長板20に入射し、P波として1/2波長板20から出射される。偏光ビームスプリッタ21、1/2波長板22を通過した光ビームは、S波としてフーリエ変換レンズ23、ピンホール24、フーリエ変換レンズ26を通過して、対物レンズ28に至る。ここで、フーリエ変換レンズ23、ピンホール24、フーリエ変換レンズ26は高次の回折光を排除して、良好なるホログラムをホログラム再生媒体複製用原盤60Aに形成するためのものである。フーリエ変換レンズ26からの光ビームは平行光として対物レンズ28を通過し、この光ビームは最終的には光スポットとして記録層60bに集光される第1信号光41となされる。
ここにおいて、背景技術に示す、コアクシャル方式を採用する場合の信号光と、図1の光路で発生される信号光との領域とは異なるものである。すなわち、背景技術に示すコアクシャル方式では、本実施形態と同様に反射型強誘電体液晶を採用しており、反射型強誘電体液晶には、信号光領域(図27の(B)の円形状領域)と参照光領域(図27の(A)のドーナツ形状領域および図27の(B)のドーナツ形状領域)とが備えられている。そして、信号光領域で反射した光ビームが信号光として用いられ、参照光領域で反射した光ビームが参照光として用いられる。一方、この実施形態においては、反射型強誘電体液晶19の全領域、すなわち、背景技術における、信号光領域および参照光領域のみならず、その中間の部分を含めた全領域、が本実施形態においては信号光領域として用いられる(図27の(A)を参照)。
なお、以下においては、ホログラム再生媒体複製用原盤60Aの符号は、完成前のホログラム再生媒体複製用原盤について用い、完成後のホログラム再生媒体複製用原盤については、ホログラム再生媒体複製用原盤60Bの符号を用いるものとする。両者の違いは、後述する記録層60b(図2を参照)に完成された(最終所望形態としての形態を有する)ホログラムが形成されているか否かの違いを有するものである。以下においては、完成前のホログラム再生媒体複製用原盤60Aと完成後のホログラム再生媒体複製用原盤60Bとは、その符号によってその各々を指し示すものとする。また、記録層60bについては、ホログラム再生媒体複製用原盤60Aからホログラム再生媒体複製用原盤60Bに至る過程において、ホログラムが全く形成されない状態、ホログラムが半完成状態として形成されている状態、ホログラムが完成状態として形成されている状態の各々の状態でその態様は、物理的(屈折率の差異)、化学的(ポリマかモノマかの化学的な差異)に、異なりを有するものであるが、符号としては、区別をせずに、すべて記録層60bとして説明をおこなう。
上述の光路では、偏光ビームスプリッタ13において、ミラー30の側に進行するS波は、ミラー30で反射して第1参照光42として記録層60bに入射される。すなわち、図1で示す光路は2光束方式のホログラム記録装置における光路である。第1信号光41と第1参照光42とはともにS波であるので、ホログラム再生媒体複製用原盤60Aの記録層60bにおいて、干渉縞を形成してこの干渉縞に応じたホログラム(第1ホログラム)が記録層60bに形成される。
図2は、ホログラム再生媒体複製用原盤60Aの構造と、記録層60bに照射される第1信号光41および第1参照光42の各々とについて模式的に示すものであり、第1信号光41の焦点位置を焦点位置P1で示す。第1参照光42は略平行光として記録層60bに斜め方向から入射される。ここで、ホログラム再生媒体複製用原盤60Aは、フォトポリマ等で形成された記録層60bを有するとともに、ガラス、ポリカーボネイト等で形成された保持基板60aと保持基板60cとを有し、保持基板60aおよび保持基板60cによって、記録層60bはその両側を挟まれている。保持基板60aはホログラム再生媒体複製用原盤60Aの形状を保ち、外部環境から記録層60bを保護するに十分な厚さとされ、保持基板60cは、外部環境から記録層60bを保護するに十分な厚さとされている。また、保持基板60aおよび保持基板60cの材料としては、第1信号光41および第1参照光42、さらには、第2信号光43および第2参照光44(図3を参照)、複製用光ビーム85(図10を参照)を透過する性質を有するものであれば、ガラス、ポリカーボネイト以外の種々の材料を用いることができる。
次に、図3で示す、第2ホログラムを形成するための光学部10で形成する光路およびその光路を導かれた光ビームの奏する作用について説明する。ホログラム再生媒体複製用原盤60Aの記録層には、図1に示す光路を採用してホログラムが形成されており、図3に示す光路は、これを採用してさらに、ホログラム再生媒体複製用原盤60Aにホログラム(第2ホログラム)を形成するものである。図3に示す光路の大部分は、図1に示す光路を形成する光学部品によって形成されるが、その一部において異なるものであるので、この異なる点を中心に説明する。ここで、第1ホログラムと第2ホログラムとはフォーカス方向(図4で紙面の上下方向)に離間して、かつ、重複して形成される。
図3に示す光路においては、レーザ光源11からの光ビームは、1/2波長板12を通過して、偏光ビームスプリッタ13に到達する。ここで、1/2波長板12の配置を調整することによって光ビームの偏光方向が変化させられ、偏光ビームスプリッタ13において、1/2波長板14の側に進行するP波とミラー30の側に進行するS波との光量の分配量が調整される。ここで、1/2波長板14は、図1に示す光路における配置とは異なり、π/4回されており、1/2波長板14から出た光ビームはS波となる。1/2波長板14から出た光ビームは偏光ビームスプリッタ16で折り曲げられ、集光レンズ31を通過するが、この集光レンズ31は焦点の長い凸レンズであるので、集光レンズ31を出た光ビームは非平行光となり、ミラー32で反射して、偏光ビームスプリッタ21で折り曲げられ、1/2波長板22に至る。ここで、1/2波長板22は図1に示す配置ではなく、π/4回されており、フーリエ変換レンズ23、ピンホール24、フーリエ変換レンズ26を通過して、対物レンズ28に至る。対物レンズ28に入射する光ビームは平行光ではないので、この光ビームは最終的には光スポットとして記録層60bに集光される第2信号光43となされる。ここで、第2信号光43は、反射型強誘電体液晶19で空間変調を受けていないので情報を有せず、対物レンズ28に非平行光として入射するので、その光スポットの焦点位置は焦点位置P2で示すように焦点位置P1よりも対物レンズ28に近い側となる。ここで、集光レンズ31として凸レンズを用いたので、対物レンズ28に入射する非平行光は収束光となるが、集光レンズ31として凹レンズを用いる場合には、対物レンズ28に入射する非平行光は発散光となり、焦点位置P1と焦点位置P2との位置関係(図4を参照)は逆転するが、焦点位置P1と焦点位置P2との位置関係が逆であっても同様の効果を奏することができる。
一方、偏光ビームスプリッタ13において、ミラー30の側に進行するS波は、ミラー30で反射して第2参照光44として記録層60bに入射される。すなわち、図3で示す光路は2光束方式のホログラム記録装置における光路である。第2信号光43と第2参照光44とはともにS波であるので、ホログラム再生媒体複製用原盤60Aの記録層60bにおいて、干渉縞を形成してこの干渉縞に応じたホログラムが記録層60bに形成される。すなわち、図1に示す光路によって生じる干渉縞によるホログラム(第1ホログラム)と図3に示す光路によって生じる干渉縞によるホログラム(第2ホログラム)とが上述したように多重に記録層60bに記録されることとなる。このようにして、完成したホログラム再生媒体複製用原盤60Bを得ることができる。
上述した、ホログラム再生媒体複製用原盤60Aの形状は、円盤状の形状であっても、カード形状(方形)であっても、他の形状であっても良く、図1および図3には図示しない機構部によって、第1信号光41、第1参照光42、第2信号光43および第2参照光44に対するホログラム再生媒体複製用原盤60Aの相対位置が変更されるようになされ、順次、ホログラム再生媒体複製用原盤60Aの異なる領域にホログラムが形成されて、ホログラム再生媒体複製用原盤60Bが完成するようになされている。
図4は、実線によって、第2信号光43および第2参照光44の各々が、どのように、記録層60bに照射されるかとについて模式的に示すものであり、第2信号光43の焦点位置を焦点位置P2で示す。破線は、比較のために、図1に示す光路によって発生する第1信号光41および第1参照光42の各々を示すものである。ここで、焦点位置P1と焦点位置P2とが異なる点に配置されるために、後述するようにしてホログラム再生媒体複製用原盤60Bを用いて製造されるホログラム再生媒体に良好なるホログラムを形成することができる。すなわち、焦点位置P1と焦点位置P2とが記録層60bの幅との比較において十分に離間して、図7に沿って後述する4つのホログラムが形成されれば、目的を達することができるものである。
図5は、このようにして製造されたホログラム再生媒体複製用原盤60Bを用いてホログラム再生媒体を製造する過程を示すものである。ホログラム再生媒体80Aは、フォトポリマ等で形成された記録層80bを有するとともに、ガラス、ポリカーボネイト等で形成された保持基板80aと保持基板80cとを有し、保持基板80aおよび保持基板80cによって、記録層80bはその両側を挟まれている。保持基板80aはホログラム再生媒体80Aの形状を保ち、外部環境から記録層80bを保護するに十分な厚さとされ、保持基板80cは、外部環境から記録層80bを保護するに十分な厚さとされている。また、保持基板80aおよび保持基板80cの材料としては、複製用光ビーム85によって発生した回折光を透過する性質を有するものであれば、ガラス、ポリカーボネイト以外の種々の材料を用いることができる。
なお、以下の説明においては、ホログラムの複製が完了するまで、すなわち、全くホログラムが記録されていない状態およびホログラムが途中まで記録された状態であって完成には至らない状態のホログラム再生媒体をホログラム再生媒体80Aの符号を付して示し、完成には至った状態のホログラム再生媒体をホログラム再生媒体80Bの符号を付して示すものとする。また、記録層80bについては、ホログラム再生媒体80Aからホログラム再生媒体80Bに至る過程において、ホログラムが全く形成されない状態、ホログラムが半完成状態として形成されている状態、ホログラムが完成状態として形成されている状態の各々の状態でその態様は、物理的(屈折率)、化学的(ポリマかモノマ)に異なるものであるが、符号としては、区別をせずにすべて記録層80bとして説明をおこなう。ここで、ホログラム再生媒体80Bは、従来知られているホログラム再生媒体、ホログラム記録再生媒体が備えている反射膜を有しない点を特徴とするものである。
図5に示すように、ホログラム再生媒体複製用原盤60B、角度反射膜90、ホログラム再生媒体80Aおよびミラー190を順次積層する。積層するに際しては、図5に示すように均一な幅の空間(幅が零も含む)を上述した各々の部材の間に設けるようにして複製するホログラムの形態を最良(再生時における信号対雑音比(SNR)を最良)とする。角度反射膜90は複製用光ビーム85の入射角度に応じて、角度反射膜90の表面で光ビームを透過するか、光ビームを反射するかを選択する膜である。図6に角度反射膜90の特性の一例を示す。図6に示すグラフの縦軸は反射率を示し、横軸は入射角度を示すものである。符号Rsを付したグラフはS波の反射率を示し、符号Rpを付したグラフはP波の反射率を示すものである。
複製用光ビーム85は、レーザ光源11からの光ビームと略同一の波長を有する光ビームであり、殆どすべての光ビームが角度反射膜90で反射するような角度で図5に示すようにしてホログラム再生媒体複製用原盤60Bに入射して、角度反射膜90で反射する。このときに、複製用光ビーム85とホログラム再生媒体複製用原盤60Bの記録層60bに形成されたホログラムとの作用によって回折光が発生する。この回折光は、図5においては、記録層60bとミラー190との間の2本の実線の間の空間、および、記録層60bとミラー190との間の2本の破線の間の空間で模式的に示されている。
図7は、この実線で示す回折光と破線で示す回折光との2種類の回折光が、どのようにホログラム再生媒体80Aに作用するかを示す図である。図7の(A)ないし図7の(D)の各々はホログラムが形成される領域を模式的に、2種類の回折光の作用を分解して示すものであり、現実には、図7の(A)ないし図7の(D)のすべての状態が入り交じった形態としてホログラムは形成されている。図7の(A)は、破線で示す光ビームであって行きの光ビーム(保持基板80a側から入射する光ビーム)と、実線で示す光ビームであって行きの光ビームとによって形成されるホログラムを示す。また、図7の(B)は、破線で示す光ビームであって行きの光ビーム(保持基板80a側から入射する光ビーム)と、実線で示す光ビームであって反射後の光ビーム(ミラー190で反射して保持基板80c側から入射する光ビーム)とによって形成されるホログラムを示す。
また、図7の(C)は、破線で示す光ビームであって反射後の光ビームと、実線で示す光ビームであって行きの光ビームとによって形成されるホログラムを示す。また、図7の(D)は、破線で示す光ビームであって反射後の光ビームと、実線で示す光ビームであって反射後の光ビームとによって形成されるホログラムを示す。
また、図7の(C)は、破線で示す光ビームであって反射後の光ビームと、実線で示す光ビームであって行きの光ビームとによって形成されるホログラムを示す。また、図7の(D)は、破線で示す光ビームであって反射後の光ビームと、実線で示す光ビームであって反射後の光ビームとによって形成されるホログラムを示す。
ここで、実線で示す焦点位置P2の位置は対物レンズ28に寄った位置に存在するので、ミラー190で反射する実線に対応した回折光は拡がり、そのために、図7の(A)で示すホログラムおよび図7の(C)で示すホログラムに較べて、図7の(B)で示すホログラムおよび図7の(D)で示すホログラムは明瞭ではなく、ホログラム再生媒体80Bに参照光を照射して、記録データを再生するに際して、図7の(A)で示すホログラムおよび図7の(C)で示すホログラムからの回折光の光量に較べて、図7の(B)で示すホログラムおよび図7の(D)で示すホログラムからの回折光の光量はより少ないものとなる。すなわち、記録再生に主として寄与するホログラムは、図7の(A)で示すホログラムおよび図7の(C)で示すホログラムである。このように、4種類の干渉縞のパターンを総合してホログラムが形成される点が、上述したように反射膜を有しないことに加えた本実施形態のホログラム再生媒体80Bの特徴である。
なお、複製用光ビーム85は、幅の広いビームを照射する物としても良く、また、細い光ビームを2次元的にスイープして照射するようにしても良いものである。さらに、ホログラム再生媒体複製用原盤60Bの全面に光ビームを照射するようにして一度にホログラム再生媒体80Bを製造するようにしても良いものである。また、ホログラム再生媒体80Bの製造が完了した後に、干渉性の悪い光ビーム、例えば、発光素子(LED)の光を照射してモノマを使い切る後処理(モノマをポリマにしてしまう処理)をおこなう。
以下、図8ないし図21を参照して、種々の変形例を示す。
図8はホログラム再生媒体複製用原盤60Bの製造技術に関する第1変形例であり、第1ホログラムを形成するための別の光路を示すものであるが、多くの部分において、図3に示す光路を構成する光学部材と共通の光学部材を有するので、図3と異なる部分についてのみ以下に説明する。図3において示す第2信号光43は空間変調を受けない一様な情報を有しないものとしたが、図8に示すように、偏光ビームスプリッタ16と集光レンズ31との間に透過型液晶49を配して、空間変調をおこなうようにしても良い。この場合においても、透過型液晶49の全領域を用いて光ビームの光量を有効に用いることができる。また、空間変調の内容を記録データに対応させれば、第2ホログラムは、情報を有することとなり、この第2ホログラムが含む記録データをホログラム再生媒体80Bから読み出すことができ、多重化が可能となる。この場合においては、透過型液晶49の全領域を用いているので、可能な多重化の数を増大することができる。
図9はホログラム再生媒体複製用原盤60Bの製造技術に関する第2変形例であるが、図1においては、第1参照光42および図3における第2参照光44の入射方向が第1信号光41および図3における第1信号光42と同一方向から入射するものであった。すなわち、第1信号光41および第2信号光43が保持基板60cの側から入射するものであった。これに対して、図9に示す光路では、第1参照光42および第2参照光44は保持基板60aの側から入射するようになされ、さらに、プリズム62および、オイル(光学媒質)63を用いて、第1参照光42および第2参照光44を効率良くホログラム再生媒体複製用原盤60Aに導いている。すなわち、プリズム角度αの角度を調整することによって空気とプリズム62の間およびプリズム62とホログラム再生媒体複製用原盤60Aの間との各々において、第1参照光42および第2参照光44の各々が反射することがないようにされ、オイル63の屈折率をプリズム62およびホログラム再生媒体複製用原盤60Aの保持基板60aに近いものとすることによって、さらに、第1参照光42および第2参照光44が、プリズム62と保持基板60aとの界面で反射することがないようにしている。
また、ダミーガラス61を用いて、ホログラム再生媒体80Aの発生する収差を、ホログラム再生媒体複製用原盤の製造の時点で予め補正して、このようにして製造されたホログラム再生媒体複製用原盤60Bを用いて製造されるホログラム再生媒体80Bに正確にホログラムが複製できるようにしている。また、図9においては、焦点位置P1と焦点位置P2とを明示することなく2つの光ビームを合わせて破線で記載しているが、焦点位置P1と焦点位置P2との関係は、図4に示すと同様なものであり、以下の図11、図13、図15、図17および図20においても同様に破線で省略して記載するものである。
図10は第2変形例によって製造されたホログラム再生媒体複製用原盤60Bを用いてホログラム再生媒体80Bを製造する過程を模式的に示すものである。図10に示すホログラム再生媒体80Bを製造においては、ミラー190、ホログラム再生媒体80A、ホログラム再生媒体複製用原盤60B、プリズム62が順次配置され、オイル63がホログラム再生媒体複製用原盤60Bとプリズム62との間に介在するようになされ、複製用光ビーム85が図10に示すようにプリズム62を介してホログラム再生媒体複製用原盤60Bに照射される。ホログラム再生媒体複製用原盤60Bから発生する回折光は、保持板80cからホログラム再生媒体80Aに入射し(行きの回折光)、ミラー190で反射して、保持板80aから入射する(反射後の回折光)。このとき、行きの回折光と反射後の回折光とが干渉して、ホログラム再生媒体80Aに反射型ホログラムを形成しホログラム再生媒体80Bが完成する。
ここで、ホログラム再生媒体60Bについて補足説明をする。従来の光記録再生媒体、例えば、CDディスク、DVDディスク、Blu−rayディスク(登録商標)では基板の厚さが互換性に大きな影響を与える。例えば、保持基板の厚さが0.1mmとされるBlu−rayディスクに対応した記録再生装置において、光が入射する側の保持基板の厚さが1.2mmとされるCDディスク、保持基板の厚さが0.6mmとされるDVDディスクに対する記録再生は困難である。一方、ホログラム再生媒体またはホログラム記録再生媒体の保持基板については、例えば、保持基板の厚さが0.5mmから0.1mmの範囲であったとしてもなんら支障が生じることはない。その理由は、記録層がポリマで形成されている場合、記録層の屈折率と保持基板の屈折率が極めて近く、厚さ方向において、光学的な観点から保持基板であるか記録層であるかを考慮かを気にする必要がなく、また、入射側の保持基板表面から反射膜までの距離はホログラム再生媒体またはホログラム記録再生媒体においても、記録再生の互換性を図る点においては重要なパラメータであるが、このホログラム再生媒体80Bの場合は反射膜がなく、これについても記録再生の互換性を阻害する要因とはならない。したがって、図10に示すホログラム再生媒体80Aでは保持基板80aが保持基板80cに較べてより厚みが厚いものとして記載されているが、この厚みの関係は、逆に保持基板80cが保持基板80aに較べてより厚みが厚いものであっても良い。この点については、図10に示す変形例に限らず、図5に示す実施例、図12、図14、図16、図19、図21、図23の変形例についても同様のことが言えるものである。
図11はホログラム再生媒体複製用原盤60Bの製造技術に関する第3変形例であるが、図10の変形例をさらに変形したものであり、第2変形例において用いたダミーガラス61を用いることなく、対物レンズ128によって予め、ホログラム再生媒体80Aの発生する収差を補正するものである。その他の部分については、第2変形例と同様であるので説明を省略する。
図12は第3変形例によって製造されたホログラム再生媒体複製用原盤60Bを用いてホログラム再生媒体80Bを製造する過程を模式的に示すものである。図10におけると同様の構成を有し同様の作用を奏する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図13はホログラム再生媒体複製用原盤60Bの製造技術に関する第4変形例であるが、図11に示す第3変形例と異なる点は、焦点位置P1および焦点位置P2が、より、対物レンズ128から離れる位置とされているものである。また、図14は、第4変形例によって製造されたホログラム再生媒体複製用原盤60Bを用いてホログラム再生媒体80Bを製造する過程を模式的に示すものである。図12におけると同様の構成を有し同様の作用を奏する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図15はホログラム再生媒体複製用原盤60Bの製造技術に関する第5変形例であるが、これまでに述べた実施形態および変形例と異なる点は、ダミーガラス161とプリズム65とをホログラム再生媒体複製用原盤60Aの同一の側に配置し、第1信号光41、第2信号光43、第1参照光42および第2参照光44をホログラム再生媒体複製用原盤60Aの同一の側から導く点である。ダミーガラス161とプリズム65の形状は相互の物理的な干渉を防ぐような形状となされている。また、図16は、第5変形例によって製造されたホログラム再生媒体複製用原盤60Bを用いてホログラム再生媒体80Bを製造する過程を模式的に示すものである。これまでに述べた実施形態および変形例におけると同様の構成を有し同様の作用を奏する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図17はホログラム再生媒体複製用原盤60Fの製造技術に関する第6変形例であるが、これまでに述べた実施形態および変形例と異なる点は、ホログラム再生媒体複製用原盤60Fは、上述した、保持基板60a、記録層60b、保持基板60cに加えて角度偏光膜60dを備える点である。角度偏光膜60dを備えることによって、ホログラム再生媒体複製用原盤60Fの製造前のホログラム再生媒体複製用原盤であるホログラム再生媒体複製用原盤60Eにおいては、光ビームを角度偏光膜60dは透過し、ホログラム再生媒体80Bの製造においては、ホログラム再生媒体80Aに複製用光ビーム85が照射されることなく、回折光のみが照射されるようにするものである。
図18は、角度偏光膜60dの特性を示すグラフであり、S波は、入射角度に関係なく、殆どすべて透過し、P波は入射角度が小さい領域ArCでは透過せずに殆ど全反射に近い状態となり、入射角度が大きい領域ArDでは、殆どすべて透過し、両者の中間の領域では、反射する成分と透過する成分とが混在する。
上述したように、図1、図3、図8に示す光路ではホログラム再生媒体複製用原盤60Fを製造するに用いるのはS波であるので、図17に示すように、第1信号光41、第2信号光43、第1参照光42および第2参照光44のいずれもが、ホログラム再生媒体複製用原盤60Eを透過して、ホログラム再生媒体複製用原盤60Fの製造がおこなわれる。
また、図19は、第6変形例によって製造されたホログラム再生媒体複製用原盤60Fを用いてホログラム再生媒体80Bを製造する過程を模式的に示すものである。ホログラム再生媒体複製用原盤60Fには複製用光ビーム85としてP波が照射される。複製用光ビーム85の入射角度は図18に示す領域ArCの範囲にされているので、このP波は図19に図示するように角度偏光膜60dにおいて反射して、ホログラム再生媒体80Aに達することはない。複製用光ビーム85によって生じる回折光95のみがホログラム再生媒体80Aに達して、この回折光によってホログラムが形成されホログラム再生媒体80Bが製造される。
図20はホログラム再生媒体複製用原盤60Bの製造技術に関する第7変形例であるが、これまでに述べた実施形態および変形例と異なる点は、ダミーガラス261を配置する点である。ダミーガラス261は後述する角度反射膜200(図21を参照)で発生する収差およびホログラム再生媒体80Aで発生する収差を予め補償するものである。角度選択膜は光ビームの偏光方向によらず、複製用光ビーム85の入射角度が所定角度よりも小さい場合には全反射する性質を有するものである。従って、第1信号光41、第2信号光43、第1参照光42、第2参照光44のいずれの入射角度も所定角度よりも大きな入射角度とすることによって、ホログラム再生媒体複製用原盤60Aにホログラムを形成して、ホログラム再生媒体複製用原盤60Bを製造することができる。
また、図21は、第7変形例によって製造されたホログラム再生媒体複製用原盤60Bを用いてホログラム再生媒体80Bを製造する過程を模式的に示すものである。ここで、複製用光ビーム85の入射角度は所定角度以下とされ、角度反射膜200で複製用光ビーム85は全反射して、回折光95のみが、ホログラム再生媒体80Aに作用してホログラム再生媒体80Bが製造される。ここで、角度反射膜200は、上述した図6に示す特性と同様の特性を示すものである。
図22は、図17に示すホログラム再生媒体複製用原盤60Fの製造技術に関する第6変形例をさらに変形した第8変形例であり、第1信号光41、第2信号光43、第1参照光42および第2参照光44の入射方向を保持基板60aの側とするものである。また、図23は、第8変形例によって製造したホログラム再生媒体複製用原盤60Fを用いてホログラム再生媒体80Bを製造する過程を示す図であり、図19におけると同一部分には同一の符号を付して、説明を省略する。
図24は、上述した技術を用いて製造されたホログラム再生媒体80Bにホログラムの形態として記録された記録データを再生するホログラム再生装置の光学部150を示すものである。光学部150は、レーザ光源51、偏光ビームスプリッタ52、空間変調器としての反射型強誘電体液晶53、1/4波長板54、対物レンズ55、リレーレンズ56、リレーレンズ57、CCD、CMOSセンサ等の受光素子58で構成されている。また、図25は上述の構成を有する光学部150の光学部品の一部の配置を変更することによって、従来のホログラム記録再生媒体180にホログラムとして記録データを記録し、ホログラムから記録データを再生するホログラム記録再生装置の光学部として、この光学部150を機能させることができることを説明する図である。従来のホログラム記録再生媒体180は、保持基板180a、記録層180b、反射層180c、保持基板180dを備える従来から知られているホログラム記録再生媒体である。
図24に沿ってホログラム再生媒体80Bからの記録データの再生の動作を説明する。レーザ光源51からの光ビームは、偏光ビームスプリッタ52で反射して、反射型強誘電体液晶53に照射される。図26の(A)は、反射型強誘電体液晶53に表示されているパターンの領域を示すものであり、例えば、この領域内のすべてのピクセルが反射するように設定されている。ここで、図26の(A)に示すパターンが形成されている領域は、従来のコアクシャル方式のホログラム記録再生装置の空間変調器における参照光領域(図27の(A)のドーナツ形状領域および図27の(B)のドーナツ形状領域を参照)と信号光領域(図27の(B)の円形状領域)と参照光領域と信号光領域との中間の領域を含むものである。このパターンによって反射した参照光(図24において実線で示す)は、偏光ビームスプリッタ52、1/4波長板54を通過して対物レンズ55で集光されホログラム再生媒体80Bに照射され回折光(図24において破線で示す)を発生して、この回折光は、対物レンズ55、1/4波長板54を通過して、1/4波長板54の作用で偏光方向が変化させられた回折光は偏光ビームスプリッタ52で折れ曲がり、リレーレンズ56、リレーレンズ57を通過して受光素子58で受光される。
図26の(C)は、このとき、受光素子58に受光される像が形成される領域を模式的に示すものであり、回折光、すなわち、ホログラムの形態に応じた像が図26の(C)の領域に受光される。この図26の(C)に示す領域は、従来のコアクシャル方式のホログラム記録再生装置の空間変調器における参照光領域(図27の(A)のドーナツ形状領域および図27の(B)のドーナツ形状領域を参照)と信号光領域(図27の(B)の円形状領域)と参照光領域と信号光領域との中間の領域を含むものである。図26の(C)に示す領域の各々のピクセルからの電気信号を図示しない信号処理部で処理することによって、記録データの再生が可能となる。
図25に沿って、この光学部150を用いて従来のホログラム記録再生媒体であるのホログラム記録再生媒体180の記録再生の動作を説明する。記録の動作について説明する。レーザ光源51からの光ビームは、偏光ビームスプリッタ52で反射して、反射型強誘電体液晶53に照射される。図27の(B)は、反射型強誘電体液晶53に表示されているパターンを示すものであり、このパターンの参照光領域(図27の(B)のドーナツ形状領域)に応じて参照光が、信号光領域(図27の(B)の円形状領域)に応じて信号光が発生する。参照光(図25において実線で示す)と信号光(図25において破線で示す)とは、偏光ビームスプリッタ52、1/4波長板54を通過して対物レンズ55で集光されホログラム再生媒体80Bに照射され干渉縞を生じて、この干渉縞に応じたホログラムをホログラム記録再生媒体180の記録層180bに形成する。なお、信号光領域のパターンは記録データに応じたものである。
図25に沿って、再生の動作について説明する。レーザ光源51からの光ビームは、偏光ビームスプリッタ52で反射して、反射型強誘電体液晶53に照射される。図27の(A)は、反射型強誘電体液晶53に表示されているパターンを示すものであり、このパターンの参照光領域(図27の(A)のドーナツ形状領域)に応じて参照光が発生する。参照光(図25において実線で示す)は、偏光ビームスプリッタ52、1/4波長板54を通過して対物レンズ55で集光されホログラム記録再生媒体180に照射され、回折光(図25において破線で示す)を発生して、この回折光は、対物レンズ55、1/4波長板54を通過して、1/4波長板54の作用で偏光方向が変化させられた回折光は偏光ビームスプリッタ52で折れ曲がり、リレーレンズ56、リレーレンズ57を通過して受光素子58で受光される。
図27の(C)は、このとき、受光素子58に受光される像の領域を模式的に示すものであり、回折光、すなわち、ホログラムの形態に応じた像が図27の(C)の中心部の円状領域に受光される。図26の(C)に示す中心部の円状領域の各々のピクセルからの電気信号を図示しない信号処理部で処理することによって、記録データの再生が可能となる。ここで、図24および図25に示す矢印は、ホログラム再生媒体80Bを再生する場合の光軸の中心であり、ホログラム記録再生媒体180からの記録データを再生する場合には、光軸の中心が異なるものとなる(図25の紙面の下方向にずれる)。従って、ホログラム記録再生媒体180からの記録データを再生する場合には、リレーレンズ56、リレーレンズ57および受光素子58の位置を図25の紙面の上方向に移動させることとなる。また、受光素子58に形成される像の位置が、ホログラム再生媒体80Bを再生する場合とは図25の紙面の左右方向にずれるので、リレーレンズ56の位置、リレーレンズ57の位置、リレーレンズ57の位置、または受光素子58の位置のいずれか、または、これらの2以上を紙面の左右方向に位置変更する。あるいは、上述した光学部品の位置を変更することとなく、上述した光学部品以外の部品(偏光ビームスプリッタ52までの光路を形成する部品)の位置を変更するようにしても良い。
上述したホログラム再生媒体複製用原盤60Bまたはホログラム再生媒体複製用原盤60Fは、上述したようにして製造することができ、このようなホログラム再生媒体複製用原盤60Bまたはホログラム再生媒体複製用原盤60Fを用いたホログラム再生媒体80Bは、従来のホログラム記録再生媒体よりも高密度なものとできる。従って、結果として、従来のホログラム記録再生媒体から単位時間に読み出すデータ量に較べて、より多くのデータ量を読み出すことができる。
また、ホログラム再生媒体80Bは、反射膜を有しないので、製造過程において反射膜を付加する工程を不要として、ホログラム再生媒体の製造を容易として、製造コストを低いものとし、さらに、再生特性の向上が図れる。
さらに、上述した光学部150を採用するホログラム再生装置またはホログラム記録再生装置によって、容易に従来のホログラム記録再生媒体と互換性を有して、ホログラム再生媒体80Bを再生することが可能とできるものである。
上述した実施形態は、いずれも、本発明の一実施形態に過ぎず、上述の実施形態に本発明が限定されるものではなく、技術的な思想を同一とする範囲内の変形および組み合わせの実施形態も当然に本発明の範囲に含まれるものである。
10 光学部、11、51 レーザ光源、12、14、20、22 1/2波長板、13、16、18、21、52 偏光ビームスプリッタ、19、53 反射型強誘電体液晶、23、26 フーリエ変換レンズ、24 ピンホール、28、55、128 対物レンズ、30、32 ミラー、31 集光レンズ、41、43 信号光、42、44 参照光、49 透過型液晶、51 レーザ光源、54 1/4波長板、56、57 リレーレンズ、58 受光素子、60A、60B、60E,60F ホログラム再生媒体複製用原盤、60a、60c、80a、80c、180a、180d 保持基板、60b、80b、180b 記録層、60d 角度偏光膜、61、261 ダミーガラス、62、65 プリズム、63 オイル、80A、80B ホログラム再生媒体、80b 記録層、85 複製用光ビーム、90、200 角度反射膜、95 回折光、150 光学部、161 ダミーガラス、180 ホログラム記録再生媒体、180c 反射層、190 ミラー、P1、P2 焦点位置
Claims (8)
- 記録データを担持するホログラムをホログラム再生媒体に複製するために用いるホログラム再生媒体複製用原盤の製造装置であって、
前記記録データの情報を含む第1信号光を第1所定位置に集光するようにして前記ホログラム再生媒体複製用原盤に照射するとともに、第1参照光を前記ホログラム再生媒体複製用原盤に照射して第1ホログラムを形成するための光学部材からなる光路と、
情報を含まないまたは前記記録データとは異なる情報を含む第2信号光を第2所定位置に集光するようにして前記ホログラム再生媒体複製用原盤に照射するとともに、第2参照光を前記ホログラム再生媒体複製用原盤に照射して第2ホログラムを形成するための光学部材からなる光路と、を備えるホログラム再生媒体複製用原盤の製造装置。 - 前記第1所定位置と前記第2所定位置は、前記ホログラム再生媒体複製用原盤の厚み方向に離間して配置されることを特徴とする請求項1に記載のホログラム再生媒体複製用原盤の製造装置。
- 第1信号光は平行光として前記光路を形成する対物レンズによって第1所定位置に集光され、前記第2信号光は発散光または収束光として前記対物レンズによって第2所定位置に集光されることを特徴とする請求項1に記載のホログラム再生媒体複製用原盤の製造装置。
- 記録データを担持するホログラムをホログラム再生媒体に複製するために用いるホログラム再生媒体複製用原盤であって、
前記記録データの情報を含む第1ホログラムと、情報を含まないまたは前記記録データとは異なる情報を含む第2ホログラムとが、各々の形成される位置を異ならせて重複して記録されていることを特徴とするホログラム再生媒体複製用原盤。 - 前記第1ホログラムと、前記第2ホログラムとが、該ホログラム再生媒体複製用原盤の厚み方向に離間して形成されることを特徴とする請求項4に記載のホログラム再生媒体複製用原盤。
- 記録データを担持するホログラムをホログラム再生媒体に複製するために用いるホログラム再生媒体複製用原盤の製造方法であって、
前記記録データの情報を含む第1信号光を第1所定位置に集光するようにして前記ホログラム再生媒体複製用原盤に照射するとともに、第1参照光を前記ホログラム再生媒体複製用原盤に照射して第1ホログラムを形成し、
情報を含まないまたは前記記録データとは異なる情報を含む第2信号光を第2所定位置に集光するようにして前記ホログラム再生媒体複製用原盤に照射するとともに、第2参照光を前記ホログラム再生媒体複製用原盤に照射して第2ホログラムを形成するホログラム再生媒体複製用原盤の製造方法。 - 記録データを担持するホログラム有するホログラム再生媒体の製造方法であって、
第1ホログラムと第2ホログラムとが、該ホログラム再生媒体複製用原盤の厚み方向に離間して形成されたホログラム再生媒体複製用原盤と、前記ホログラム再生媒体と、前記ホログラム再生媒体に対抗する面に光ビーム反射面を有するミラーとを順に配置し、
前記ホログラム再生媒体複製用原盤に複製用光ビームを照射して前記ホログラム再生媒体複製用原盤に形成されたホログラムに応じた回折光を発生させ、
前記回折光と前記ホログラム再生媒体を透過して前記ミラーで反射した回折光とによって、前記ホログラム再生媒体複製用原盤に記録されたホログラムを前記ホログラム再生媒体に複製するホログラム再生媒体の製造方法。 - 記録データを担持するホログラム有するホログラム再生媒体であって、
第1ホログラムと第2ホログラムとが、該ホログラム再生媒体複製用原盤に離間して形成されたホログラム再生媒体複製用原盤と、前記ホログラム再生媒体と、前記ホログラム再生媒体と対抗する面に光ビーム反射面を有するミラーとを順に配置し、
前記ホログラム再生媒体複製用原盤に複製用光ビームを照射して前記ホログラム再生媒体複製用原盤に形成されたホログラムに応じた回折光を発生させ、
前記回折光と前記ホログラム再生媒体を透過して前記ミラーで反射した回折光とによって、前記ホログラム再生媒体複製用原盤に記録されたホログラムが複製されたホログラム再生媒体。
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2006
- 2006-10-31 JP JP2006296506A patent/JP2008112106A/ja active Pending
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