JP2008112064A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気浄化機能を備えた画像形成装置において、より効率良く空気浄化機能を発揮させる。
【解決手段】空気清浄装置1は、ファン13によって機内に形成された風路の一部に位置するように設けられ、空気清浄装置1及びファン13は、LBP本体101の稼動状態とは独立的に制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録材上に画像を形成する機能を備えるとともに、空気清浄機能を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、ある波長以下の紫外線をバンドギャップエネルギーとして供給することで光励起導電性を獲得し、強力な酸化還元反応を引き起こすことによって様々な物質を分解する光触媒物質の機能を利用した空気清浄、脱臭機能を有する装置が知られている。
光触媒物質、例えば二酸化チタンが光触媒分解機能と光親水化機能を持つ事は広く一般に知られている。現在では、酸化チタンの持つこの作用を利用したコーティング材やフィルタ材、空気清浄装置等が既に数多く製品化されている。
複写機に適用したものとしては、光触媒フィルターを備えた空気清浄機を感光体、定着装置の近辺に内蔵するものがある(特許文献1参照)。
特開2002−169432号公報
しかしながら、特許文献1においては、空気清浄機を運転する時はコピーをするものであり、部屋の空気を清浄化するという観点では更なる改善が望まれていた。
上記目的を達成するために本発明にあっては、光触媒物質を含むフィルタ部材と、前記光触媒物質にバンドギャップエネルギーを供給する光源手段と、装置内に風路を形成するための送風手段とを備えた空気清浄手段を有し、前記フィルタ部材が前記風路の一部に位置するように設けられた画像形成装置において、
前記空気清浄手段を、画像形成動作とは独立的に制御する制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置を設置した部屋内で、より効率良く空気浄化機能を発揮させることが可能となる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
本発明は、空気清浄機能を備えた画像形成装置に関するものであり、プリンタ、複写機、ファクシミリ等に適用可能である。以下に、画像形成装置として、電子写真方式を用いたレーザビームプリンタに本発明を適用した例を示す。
本実施例では、空気清浄装置を、画像形成装置がプリント動作の状態に有る時は、画像形成装置自身が発生している揮発性物質を分解し、画像形成装置がプリント動作以外の状
態に有る時は、主にオフィスの空気清浄装置として画像形成動作とは独立に稼動させることが出来る構成にする。ここで、画像形成装置がプリント動作以外の状態に有る時とは、スタンバイモード、スリープモード、省エネモード、電源オフ時などをいうものである。本実施例の画像形成装置では、さらに、ユーザの入力行為によってタイマー運転などが出来る構成としている。
これによって光触媒分解物質からなるフィルタと、これにバンドギャップエネルギーを供給する光源装置との組み合わせ一式は、単に画像形成装置に付随させた装備ではなく、オフィスやその他の空気を清浄する働きをも持つ事が出来る様になる。即ち、本発明による画像形成装置は、既存の装備に極僅かの追加装備をするだけで、本来の「記録媒体への印字」と言う働きと、「オフィス等の作業環境を改善する」働きを両方兼ね備えたものである。
[画像形成装置]
まずはレーザビームプリンタの構成について説明する。
図5にレーザビームプリンタ(以下、LBPという)の断面模式図を示して構成概略を説明する。
101はLBP本体、102は記録材Sを給送カセット103から1枚ずつ分離して取り出す給送ローラである。104,104’は記録材Sの搬送タイミングをコントロールするレジストローラ対である。105は転写ローラである。106はプロセスカートリッジで、少なくとも感光ドラム107、現像スリーブ108、帯電ローラ109、トナー収容部110、ドラムのクリーニング装置111が内蔵されている。
112は定着器で、少なくともハロゲンヒータ113、及びアルミ製ローラ114からなる加熱部と、ゴム製の加圧ローラ115で構成されている。
記録材S上の現像剤は平面ヒータと加圧ローラから加わる熱と圧力によって溶解、定着する。
117は搬送ローラ対で、118は排出ローラ対である。
119はレーザ発振器から出射した光を、回転可能なミラーと固定されたミラー120で反射することによって感光ドラム107上に走査するスキャナユニットである。
121は電装部空間である。122は電気基板で、この基板上に多数の電気部品が実装され、制御手段としての電装部を構成している。
電装部の働きは主に、以下に示す4つの働きに分けられる。
(1)商用電源を変換してモーター等、低電圧で駆動する部品にエネルギー供給をする働き
(2)商用電源を変換して電子写真プロセスに必要な高圧高周波のエネルギーを供給する働き
(3)モーター等をコントロールする働き
(4)画像信号を変換する画像処理の働き
次に、プリント動作について説明する。
図示しないホストコンピュータよりプリント信号が入力されると、記録材Sはカセット
103より給送ローラ102により分離され取り出される。レジストローラ対104,104’によって感光ドラム107上の現像剤と先端タイミングを合わされて搬送され、転写帯電ローラ105により感光ドラム107上にレーザ光によって書き込まれた現像像が記録材Sへ転写される。そして、定着器112によって定着された後、搬送ローラ対117、排出ローラ118によって搬送、排出され、装置の上面に積載される。
このLBPの内部においては、熱を用いて定着プロセスを行う定着器112近辺と、エネルギー変換を行う電装部空間121で熱が発生し、温度上昇する。
電装部空間121で発生した熱はエネルギー変換のロスに起因するものであり、この熱は電気部品の寿命を縮め、不良率、故障率を上昇させる原因となる。
定着器112で発生した熱はトナーを融解させ記録材Sに固着させる本来の目的に使用される熱以外の「漏れ出る熱」と、高温になった記録材とトナーから放出される「使用済みの熱の放出」がある。これらは周辺の色々な部品の温度を上昇させ、機械、メカトロ部品の強度や耐久性を低下させたり、レーザスキャナユニット119内のレンズを熱膨張させて精度に影響を及ぼしたりする原因となり得る。
上述した様に、機内の発熱は様々な不具合を引き起こす可能性がある。
また、記録材Sが定着器112内で熱せられた結果、記録材Sが含んでいる水分が蒸発する。水蒸気となった水分は、機内のどこかで再び水となって記録材Sに付着したり、レーザスキャナユニット内のレンズや機内のミラー類を曇らせたり、最悪は電装部に落下したりする恐れもある。
そこで、機内で発生する熱と水蒸気の対策として、送風手段としてファンを用いて熱と水蒸気を機外に排出する例が一般的である。
本実施例に示したような所謂「Sパス」構成の装置に於いては、装置内部で発生した熱や水蒸気を装置の前後方向(記録材Sの給送方向)、上下方向(重力方向)の面から排出することは困難である。これは、記録材が通過する為、記録材が、装置内部から機外に向かうファンの風路を塞いでしまい、ファンの風路を構成することができないからである。従って、本実施例においては、装置内の左右方向(記録材Sの給送方向に略直交する方向)に風路を構成している。
図1は図5に示す断面とは直交する方向の模式断面図である。
本実施例のLBPにおいては、図示しない機内の構造物とダクトによって風路が形成されている。そして、図に示す様に送風手段としてのファン13によって発生した空気流(気圧差)によって外気が図中向かって右のルーバー部から機内に進入する。
このようにして、LBPの装置内部の空気は、装置下部の電装部121とレーザスキャナ119近辺、定着器(図示なし)近辺を通過することにより熱と水蒸気を含んで、図中向かって左側にある空気清浄装置1を通過して機外に出る。ここで、空気清浄装置1は、本発明に係る空気清浄手段を構成している。そして、空気清浄装置1の後述するフィルタ部材11は、ファン13によってLBP内に形成された風路の一部(途中)に位置するように設けられるものであって、本実施例では、熱発生部としての定着器112や、電装部空間121より下流側に設けられている。
[空気清浄装置]
ここで、本実施例に係る空気清浄装置1の構成について説明する。図2は本実施例に係る空気清浄装置1の構成を示す概略断面図であり、同図(a)は図1に示す空気清浄装置1を拡大した図であり、同図(b)は同図(a)を右側から見た図である。
空気清浄装置1は、防塵フィルタ14と、紫外線ランプ12と、フィルタ部材(フィルタ材)11と、ファン13とが一体となって、ケース15に収まってユニット化されている構成である。ここで、防塵フィルタ14は、空気清浄装置1において空気の入り口近辺に設けられている。また、紫外線ランプ12は、380nm以下の波長を多く含む光を発生する光源である。また、フィルタ材11は、ニッケル鋼帯の表面に二酸化チタン(光触媒物質)を被着させた金属帯を内壁に多数立たせたものである。
<防塵フィルタ14>
防塵フィルタ14は、既存の一般的に製品化されているもので良い。
埃などはフィルタ材11には付着し難いが、もし埃の量が異常に多い環境下に長期間置かれて表面が埃に覆われてしまった場合には、その光触媒機能が低下してゆく可能性がある。その為、この空気清浄装置の入り口には防塵フィルタを設ける方が良い。
防塵フィルタを設けた場合、フィルタの目の粗さ、周囲環境によってはこの防塵フィルタを交換する必要が生じる。しかしながら、本実施例の空気清浄装置1はユニット化されている為、ユニット単独でLBP本体から着脱自在に構成されており、空気清浄装置1を外してから防塵フィルタを交換することが出来、作業性は極めて良い。
<光源>
本実施例では、光源手段として紫外線ランプ12を用いた。一般にブラックライトと呼ばれる蛍光灯で、二酸化チタンの光触媒機能を活性化し働かせる為に必要な380nm以下の波長の光を多く出す。空気清浄装置1では、このような波長の紫外線をバンドギャップエネルギーとして光励起導電性を獲得し、強力な酸化還元反応を引き起こすことによって様々な物質を分解する光触媒物質の機能を利用するものである。
寿命や発熱、消費電力、大きさの面を考慮に入れると、光源は紫外線蛍光灯よりも紫外線LEDの方が有利である。しかし、実用化されている空気清浄装置は現時点では紫外線蛍光灯が多いことより、図1においては、従来からある紫外線蛍光灯を用いた空気清浄装置の形態で例を示した。紫外線LEDを用いた空気清浄装置の構成例は後述する実施例2に示す。
<フィルタ材>
一般論として、光触媒物質である二酸化チタンを用いた空気清浄、脱臭フィルタは様々な形態が可能である。
まず1つのタイプとしては、粒子状の二酸化チタンを「つなぎ材」に混ぜて「二酸化チタンの粒子を含む塗装材」を構成し、これを部材表面に塗装することで、表面に二酸化チタンを持つ部材を形成する方法がある。これは「除菌/消臭/空気清浄機能」や「自己清浄機能」を謳う製品に既に数多く採用されている二酸化チタンの使用方法であり、例えば特開平9−1724号公報などがその例である。
但しこの方法は、「つなぎ材」の中に二酸化チタンの粒子が点在する構造であり、実際の表面積に占める二酸化チタンの表面積の割合は低くなる。
これに比較してニッケルやステンレススチールなどの金属(多くの場合鋼帯状)の表面
、もしくは高分子材料(同フィルム状)の表面に二酸化チタンを被着させる技術も実用化されている。二酸化チタン皮膜層の形成は上記「つなぎ材」方式に比べると二酸化チタンが表面空気と接している面積割合が高い為、より効果的な光触媒機能が期待できるという特徴がある。
本実施例においては、例えば特開2005−125216号公報によるニッケル鋼表面に二酸化チタンを被着させた部材をフィルタ材11として用いる。
フィルタ材自身の形状は薄板形状であるが、その配置には工夫が必要である。二酸化チタンが光触媒機能を発揮する為には380nm以下の波長の光を照射される必要がある。その為、フィルタ材11は出来るだけ広い面積に光源12の光が効率良く照射される配置を採用しなければならない。本実施例においては、光源12は紫外線蛍光灯を採用し、図に示したように空気の流れと略平行方向を長手方向として配置している。この為、フィルタ材11は、光源12を中心とする放射状に風路と略平行に立てて配置し、空気の経路を確保しつつ、光が効率良く均等に表面に照射される様に配置されている(図2参照)。
<ファン>
ファン13は特に特別なものを使用する必要は無く、従来からあるもので良い。
[空気清浄装置の制御]
次に、本実施例に係る空気清浄装置の制御について述べる。
<画像形成装置のヒータの制御>
まず、LBP本体101がプリント動作中はハロゲンヒータ113が発する熱で高温になったアルミ製ローラ114が記録材を挟んで加圧ローラ115に接している。
本実施例のLBPの定着器はハロゲンヒータ113を用いている為、印字動作はしていないスタンバイ状態においても若干の加熱を行っていないと、印字動作を始める際のヒータの温度上昇に時間がかかってユーザにストレスを感じさせてしまう。そこで、本実施例のLBPはスタンバイ状態においても若干の加熱を行っている。
スタンバイ状態が長く続くと本LBPはスリープモードに移行する。スリープモードではヒータの通電は行われていない。
<空気清浄装置の制御>
LBP本体101がプリント動作中は熱せられた加圧ローラ115の表面の皮膜のシリコン成分からシロキサンが発生する。また、同じく定着器112のこの加圧加熱ニップ部で熱せられたトナーからスチレン成分が発生する。
揮発性有機化合物の発生は温度依存度が非常に高い為、LBP内部に於いては前述の様な定着器内の加熱部に於いて発生する割合が圧倒的に高い。従って、通常はヒータ113の制御に追従して空気清浄装置1を稼動させるのが本来といえる。
これに対し、本実施例では、LBP本体が画像形成動作中は、空気清浄装置1及びファン13を必ず稼動させ、LBP本体が画像形成動作を行っていない状態においては、空気清浄装置1をLBP本体とは独立的に制御可能とする。さらに、タイマー機能を備え、LBP本体が画像形成動作を行っていない状態における空気清浄装置1の稼動状態をプログラム制御可能とする。
ここで、本実施例のLBPと空気清浄装置1は、以下の表1に示すような複数の運転モ
ードを持つ。ユーザはLBPの操作部を操作して、(1)標準、(2)空気清浄モード・弱、(3)空気清浄モード・強、の3つのモードから必要に応じてモードを選択する事が出来る様になっている。
Figure 2008112064

空気清浄装置1の制御モードについては、変形例のバリエーションはほぼ無限に設定し得る。
上記例においてはスリープモードは1つとしたが、第一段階スリープモード、第二段階スリープモードと複数有っても本発明の主旨には反しないし、状態が増えることによって空気清浄装置の制御モードがこれ以上増えても減っても本発明の主旨には反しない。
上記例においてはファン13の制御モードはON(全速)、3/4速、半(1/2)速、1/3速の4種類としたが、無論これよりも多くても少なくても、それによって空気清浄装置の制御モードがこれ以上増えても減っても本発明の主旨には反しない。
光源においても、光量の異なる複数の発光モードを持っていても本発明の主旨には反しない。
同様に「プリント動作終了から10分間は空気清浄装置をプリント中と同じ制御を行う」等、タイマー機能を持たせて制御した場合においても、本発明の主旨に沿うものである。また、タイマーによって例えば「23時までは上記表1に従い、23時から5時までは(画像形成装置は勿論の事)光源もファンもオフにする」様にプログラム制御しても本発明の主旨に沿うものである。
上記表1において、ユーザが空気清浄装置を意識せず、空気清浄装置1の稼動状態を設定可能な操作部を全く操作しなければ、空気清浄装置の制御は「標準(初期設定)」になる。
なお、LBP本体が画像形成動作を行っていない状態においては、表1に示すように、空気清浄装置1の動作時にはファン13も動作することが好ましいが、これに限るものではない。LBP本体が画像形成動作を行っていない状態において、空気清浄装置1の動作時にファン13が停止しているモードがあってもよい。
<装置の電源供給>
商用電源からの電源供給は当然、外部電源コードは1本である。
その場合、LBP本体101と空気清浄装置1への電源供給は装置の構成としては直列型と並列型が可能である。
まず、直列型の場合について説明する。LBPと空気清浄装置の電源供給を直列にした場合、LBPが印字動作中は空気清浄装置は必ず動作する様にしなければならないので、電源はまず空気清浄装置に入力され、そこからLBPに繋がる形態で無ければならない。空気清浄装置のみが電源オンしている状態はあり得るが、LBPだけが電源オンである状態は有り得ない。
この場合、電源スイッチは両装置で1つのみとするか、LBPのみをオンオフするスイッチと全体をオンオフするメインスイッチの2つにするか、2通りの方法がある。
次に、並列型の場合について説明する。電源供給を分岐してLBPと空気清浄装置に並列に電源供給する場合は、空気清浄装置のみが電源オンしている状態はあり得るが、LBPだけが電源オンである状態は有り得ない様になる論理回路を構成して電源供給しなければならない。
電源スイッチに関しても同様に論理回路を構成して、見かけ上、上記直列の例と同じ2通りのタイプの何れかにしなければならない。
従って、ユーザからみると両者に違いは無い。
操作部は両装置で一体の操作部とするか、LBPの操作部とメインの操作部の2つに分ける方法がある。
以下、本実施例の効果について説明する。
以上述べた様に、本実施例では、光触媒物質よりなるフィルタ材11と、これにバンドギャップエネルギーを供給する光源とを組み合わせた空気清浄装置1が、ファン13によって形成された機内の風路の一部(好ましくは終端)に配置されている。これにより、LBP内で、効率的に揮発性物質を分解できる。すなわち、より効率良く空気清浄機能を発揮させることが可能となる。
また、本実施例では、空気清浄装置1の電源供給経路およびスイッチがLBP本体のそれとは独立しており、LBPが非稼動中も空気清浄機として空気清浄機能を働かせることが可能な構成になっている。これにより、LBPは、LBPが設置された部屋の空気清浄機としても使用することが可能となるものである。
また、本実施例では、LBPが印字動作中は、空気清浄機能を常に稼動させ、必ず空気清浄装置の光源とファンが稼動する制御にしている。これにより、最小限しか空気清浄装置を稼動させないユーザにおいても、LBPが印字動作中に空気清浄が行われないと言う意図しない状態は発生し得ない様にすることが出来る。
また、ユーザが空気清浄装置1の稼動状態を細かく指定できる操作部が設けられているので、各々のユーザに適した、ユーザが望む空気清浄機の運転モードを実現させることが出来る。
そして、建物や内装、什器が新しい、化学薬品を扱う場所に近いなど、何らかの理由で揮発性物質や臭いが気になる環境にあるユーザは、本実施例に係るLBPを利用して脱臭、空気清浄を実現することが出来る。
例えばオフィスで普通に使用される毎分40頁の印字能力を持つプリンタの場合、8時間の業務時間内に一日平均1000頁の印字をしたとしても、プリンタの稼働時間は便宜
的に連続プリント時のスピードで計算すると、僅か25分余り、5%強の稼働率である。
画像形成装置を上記表1の「空気清浄モード強」に設定しておけば、7時間35分はスタンバイもしくはスリープモードであるため、画像形成装置は非稼動中であるが、空気清浄装置は3/4速から半速でファンを回して室内の空気清浄をし続けている。更に、24時間−8時間=16時間はファンが1/3速で回って空気清浄を行っている。週末も含めて24時間何らかの形で空気清浄、脱臭を行っているので、効果は非常に大きい。
空気清浄装置は、それ単独機能のものを別途買い足しても、この機能は実現可能ではあるが、画像形成装置自身はそれの発する揮発性物質を処理する為に何らかの空気清浄装置を搭載しなければならない。であるならば、両方の装置を別々に用意するよりは、画像形成装置に付随している空気清浄装置を利用出来た方が費用、スペースの面で効率が良いことは明らかである。
画像形成装置に付随する空気清浄装置を、室環境の空気清浄装置として使用する為の決め手は、以下に示す2つの条件を満たすことである。
(1)空気清浄装置は半永久的な寿命を持つ光触媒を用いた空気清浄装置を用いる事
(2)画像形成装置が非稼動中の、スタンバイ状態、スリープ状態、電源オフ状態になっても独立的に空気清浄装置を稼動させる制御機構を画像形成装置が持つ事
本実施例に係る画像形成装置は、上記両条件を満たす、いわゆる一台二役を実現するもので、費用、スペースの面で効率良くオフィスの空気清浄、脱臭を行い、製品の付加価値を大幅向上でき、人に優しい環境を作り出すことができる。
本発明の実施例2として、上記実施例1で示したLBPの空気清浄装置1において、紫外線光源として紫外線LEDを用いた例を示す。従って、本実施例の説明に於いては空気清浄装置の要部のみについて述べ、実施例1と同様の構成部分の説明は省略する。
図3は、本実施例の空気清浄装置1の概略断面図である。図4は、本実施例の空気清浄装置1の外観を示す概略図である。
図3に示すように、空気清浄装置1はユニット化されており、12a,12b,12cはその上に紫外線LEDを2個ずつ配した電気基板である。11はフィルタ材で、幅が極めて狭い糸状のニッケル鋼帯に二酸化チタンを被着させたものである。
二酸化チタンがより効果的に光触媒機能を発揮する為には、光源からの光を効率良く受けることと、より多く二酸化チタンと空気が接することが重要である。本実施例はより効果的に機能を発揮し得る構成とするため、各構成部材は以下の様になっている。
<フィルタ材>
本例においてはフィルタ材11は幅細の、ニッケル鋼帯(薄肉)製で、細い短冊状のいわゆる「金属たわし」のような形態をしている。これに二酸化チタンを被着させ、光触媒のフィルタを構成している。このフィルタ材11はケース内の風路に押し込まれ、風路内に充填されている。
<光源>
光源は紫外線LEDを使用している。紫外線LED1個当りの出力は紫外線蛍光灯に比べると小さい為、LEDを光源として用いる場合は複数個使う必要がある場合が多い。
本例では実施例1の紫外線蛍光灯と同じエネルギーを照射するために6個のLEDを使
用している。この6個のLEDの点灯数を制御することで、よりきめ細かいモード設定も可能になる。
<ファン、ケース、防塵フィルタ>
ファン13、ケース15、防塵フィルタ14については実施例1と比較して特に特徴は無い。ケースの形状は図3から分かるように折り返し風路を構成している。
空気清浄装置1内の6個のLEDは図3、図4に示した様な位置に配置され、いろいろな方向から「金属たわし」状のフィルタ材11に効率良く光を当てる様になっている。
また、この空気清浄装置内の風路は折り返し経路の構成をしていて、且つその風路にはフィルタ材11が充填されている。その為、この風路を通る空気がフィルタ材11と接する距離は非常に長く、且つ風の速度も遅くなる為にフィルタ材11と空気が接する時間が長い。
紫外線蛍光灯を1本使用しただけでは本例の様な折り返し経路で風路を形成する事は難しい。紫外線LEDを使うことでスペース/配置の自由度に余裕が出来た為、本実施例の様な経路が可能になったと言える。
本発明の実施例1に係る、空気清浄装置を備えた画像形成装置の概略断面図。 本発明の実施例1の空気清浄装置の概略断面図。 本発明の実施例2の空気清浄装置の概略断面図。 本発明の実施例2の空気清浄装置の外観図。 電子写真方式の画像形成装置(LBP)の概略断面図。
符号の説明
1 空気清浄装置
11 フィルタ材
12 紫外線光源(蛍光灯)
13 ファン
14 防塵フィルタ
15 ケース
101 LBP本体

Claims (6)

  1. 光触媒物質を含むフィルタ部材と、前記光触媒物質にバンドギャップエネルギーを供給する光源手段と、装置内に風路を形成するための送風手段とを備えた空気清浄手段を有し、前記フィルタ部材が前記風路の一部に位置するように設けられた画像形成装置において、
    前記空気清浄手段を、画像形成動作とは独立的に制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、画像形成装置本体が画像形成動作中は、前記空気清浄手段を稼動させ、画像形成装置本体が画像形成動作を行っていない状態においては、前記空気清浄手段は画像形成動作とは独立的に稼動可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、画像形成装置本体と前記空気清浄手段とのうち、少なくとも前記空気清浄手段に対して電源供給を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、タイマー機能を備え、画像形成装置本体が画像形成動作を行っていない状態における前記空気清浄手段の稼動状態をプログラム制御可能とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. ユーザが前記空気清浄手段の稼動状態を設定可能な操作部を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記空気清浄手段は、前記風路のうち、画像形成装置本体内の熱発生部より下流側に設けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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