JP2008109896A - 石鍋お好み焼き食品の製造方法及び石鍋お好み焼き食品 - Google Patents

石鍋お好み焼き食品の製造方法及び石鍋お好み焼き食品 Download PDF

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Abstract

【課題】石鍋上で出来立てのお好み焼きを、食べ終わるまで熱々の状態で食すことができる上、例えば客に提供する場合、客に調理完成までの待ち時間を短く感じさせることもできる画期的な石鍋お好み焼き食品とその製造方法。
【解決手段】生地1を焼成板2に配して加熱する共にこの生地1の上方に肉3を重合し、この生地1の前記肉3を重合した片面を上面部1A,反対側を下面部1Bとするとこの生地1の前記焼成板2に当接状態に加熱されている下面部1B側が焼成する前の半焼きの状態で生地1を裏返して、この生地1の上面部1A側を前記焼成板2に当接状態に加熱して焼成した後、この生地1の前記半焼き状態の下面部1B側を下にしてこの生地1を予め加熱された石鍋5上に配することで、この石鍋5に蓄熱された熱によりこの生地1を加熱して前記半焼き状態の下面部1B側を焼成し、この石鍋5上で前記生地1を焼成お好み焼きとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、石鍋を使用して加熱調理する石鍋お好み焼き食品の製造方法及び石鍋お好み焼き食品に関するものである。
従来から一般に知られている石鍋は、例えば特許文献1(特開2002−330862号公報)に記載されているように、予めコンロや電磁調理器などの適宜な加熱手段により石鍋を加熱しておき、この加熱された石鍋に食材を配し、この加熱された石鍋に蓄熱された熱により前記食材を加熱調理若しくは保温するものである。
例えば、石焼ビビンバは、加熱した前記石鍋に炊飯,野菜,生肉,卵などを投入して、これら具材をかき混ぜながら前記石鍋の熱を利用して前記具材を加熱調理した上で食するものであって、石鍋内で加熱調理した出来立てのビビンバを、食べ終わるまで熱々の状態で食することができる。
ところで、お好み焼きは、例えば水と卵と小麦粉などを混合して成る生地を焼成板で焼成した後、例えばソースや鰹節,青海苔などを好みに応じてトッピングして食するものである。
従って、この種のお好み焼きは、生地を焼成板上で何度か裏返しながら生地の両面側を十分に加熱し焼成する必要があるため、どうしても調理に時間がかかってしまう(例えばファストフードなどの飲食業界においては、如何にして客に待ち時間を短く感じさせるかは重要な課題であり、よって調理に時間がかかることは大きな欠点と言える。)。
また、焼成したお好み焼きを、例えば適当な大きさにカットして各自の取り皿に取り分けて各自好みのトッピングを行うが、この間にお好み焼きが冷めてしまう問題もある(お好み焼きは冷めるとその生地が固くなり食感や味が大きく損なわれてしまう。)。
特開2002−330862号公報
本発明は、このようなお好み焼き食品に上述した石鍋を適用することによって、石鍋上で出来立ての熱々の焼成お好み焼きを、好みのトッピングをして食べ終わるまでの長時間に亘って冷ますことなく熱々の状態で食すことができ、しかも例えば客に提供する場合にも客に待ち時間を短く感じさせることができるなど、極めて商品価値の高い画期的な石鍋お好み焼き食品及びその製造方法を提供することを課題とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
お好み焼き用の生地1を焼成板2に配して加熱する共にこの生地1の上方に肉3を重合し、この生地1の前記肉3を重合した片面を上面部1Aとし反対側を下面部1Bとするとこの生地1の前記焼成板2に当接状態に加熱されている下面部1B側が焼成する前の半焼きの状態で前記生地1を裏返してこの生地1の上面部1A側を前記焼成板2に当接状態に加熱して焼成し、若しくはこの生地1の下面部1B側が焼成する前の半焼きの状態でこの生地1の上面部1Aに前記焼成板2とは異なる他の焼成板を当接状態にして加熱することでこの生地1の上面部1A側を焼成し、上面部1A側を焼成したこの生地1の前記半焼き状態の下面部1B側を下にしてこの生地1を予め加熱された石鍋5上に配することで、この石鍋5に蓄熱された熱によりこの生地1を加熱して前記半焼き状態の下面部1B側を焼成し、この石鍋5上で前記生地1を焼成お好み焼きとすることを特徴とする石鍋お好み焼き食品の製造方法に係るものである。
また、前記焼成板2に配した生地1の上面部1Aに前記肉3を重合し、この肉3の上方に少なくとも水と食用脂とを混合して成るコーティング生地4を配し、この生地1を裏返して前記肉3及びコーティング生地4を配した上面部1A側を前記焼成板2に当接状態に加熱して焼成することを特徴とする請求項1記載の石鍋お好み焼き食品の製造方法に係るものである。
また、前記生地1にはジャガイモを混合することを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の石鍋お好み焼き食品の製造方法に係るものである。
また、お好み焼き用の生地1の片側の外面に肉3を重合した構成とし、この生地1は、前記肉3を重合した片側の外面を上面部1Aとし反対側を下面部1Bとすると前記上面部1A側を下面部1B側より先に焼成し、下面部1B側は前記上面部1A側を焼成した後にこの下面部1B側を下にして生地1を予め加熱された石鍋5上に配して、この石鍋5に蓄熱された熱により加熱することで焼成してこの石鍋5上で焼成お好み焼きとした構成としたことを特徴とする石鍋お好み焼き食品に係るものである。
また、前記生地1の上面部1Aに重合した肉3の上方に、少なくとも水と食用脂とを混合して成るコーティング生地4を配した上でこの生地1の肉3及びコーティング生地4を配した上面部1A側を加熱し焼成した構成としたことを特徴とする請求項4記載の石鍋お好み焼き食品に係るものである。
本発明は上述のようにするから、肉を重合した上面部側は焼成し、これと反対の下面部側は焼成していない半焼き状態としたお好み焼き用の生地を、予め加熱された石鍋上に配し、この状態で所定時間放置するなどしてこの石鍋の熱により前記生地の前記半焼き状態の下面部側を加熱し焼成できる。
即ち、加熱された石鍋上で半焼き状態の生地を加熱して焼成お好み焼きとすることができる。
また、本発明品を例えば客に提供する場合には、生地の上面部側と下面部側の両面側を十分に加熱して生地を焼成お好み焼きとしてから客に提供するのではなく、生地の上面部側は焼成し下面部側は半焼き状態(調理がまだ完了していない半製品の状態)のままで石鍋上に生地を配して客に提供することもできるから、それだけ客に提供できるまでの時間を短縮できる。この際、客は目の前の石鍋上で生地が加熱され焼成される様子を見たり、この石鍋上で生地を加熱する待ち時間の間に、ソースや鰹節,青海苔などの好みのトッピングを済ませておくといったことができ、よって、全体の調理時間は同じであっても客に提供するまでの時間を短縮できることで客に調理待ちの時間を短く感じさせることができ、よって、これまでは調理に時間がかかり客に長い調理時間を待たせてしまっていたこの種のお好み焼き食品を、これまでになく素早く、快適に客に提供できる。
よって、本発明は、石鍋上で焼成した出来立ての焼成お好み焼きを、好みのトッピングをして食べ終わるまで長時間に亘って冷ますことなく熱々の状態で食すことができる上、例えば客に本発明品を提供する場合には、客に待ち時間を短く感じさせることができ快適に提供できるなど、斬新でこの種のお好み焼き食品としての極めて高い商品価値を有する画期的な石鍋お好み焼き食品及びその製造方法となる。
また、請求項2記載の発明においては、コーティング生地を配することで生地の上面部や、特に肉などから水分の飛び過ぎによる乾燥を阻止できる。即ち、本発明品は、石鍋の熱により長時間に亘って加熱保温して熱々の状態で食べることができるだけでなく、この長時間の加熱により生地や肉が熱し過ぎの乾燥状態となり固くなってしまうことをコーティング生地により阻止できるから、食べ終わるまでの長時間に亘って熱々でしかも良好な食感や食味に保持したまま食すことができる一層秀れたものとなる。
また、請求項3記載の発明においては、生地にジャガイモを混合しているため、このジャガイモに豊富に含まれるデンプンの作用により水分の蒸発を抑止できるから、上述のように食べ始めから食べ終わりまで石鍋により加熱され続ける本発明の石焼お好み焼き食品においても、生地の水分が蒸発し過ぎて食感を損ねてしまうという問題を阻止できる。
また、ジャガイモを混合することでシャキシャキ感やもっちり感といった食感を付与できることにもなるなど、一層秀れたものとなる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
お好み焼き用の生地1を焼成板2に配して加熱すると共に、この生地1の上方に肉3を重合する。
この生地1の前記肉3を重合した片面を上面部1Aとし、反対側を下面部1Bとすると、この生地1の前記焼成板2に当接状態に加熱されている下面部1B側が焼成する前に、即ちこの生地1の下面部1B側がまだ半焼き状態のうちにこの生地1を裏返して前記肉3を重合した上面部1A側を前記焼成板2に当接状態に加熱して焼成する、若しくは、この生地1の前記焼成板2に当接状態に加熱されている下面部1B側が焼成する前のまだ半焼き状態のうちにこの生地1の上面部1Aに前記焼成板2とは異なる他の焼成板を当接状態にして加熱することでこの生地1の上面部1A側を焼成する。
そして、この生地1のまだ半焼き状態の下面部1B側を下にして、この生地1を、予め加熱された石鍋5上に配する。
これにより生地1が石鍋5に蓄熱された熱によって加熱され、この生地1の前記半焼き状態の下面部1B側も焼成されることとなる。
即ち、本発明は、生地1の下面部1B側はまだ半焼きのうちに、前記肉3が重合された上面部1A側を焼成し、この生地1を加熱された石鍋5上に配してこの石鍋5上で下面部1B側を焼成することで、石鍋5上で生地1を焼成お好み焼きとすることとなる。
従って、本発明は、予め加熱された石鍋5上に、肉3を重合した上面部1A側が焼成され反対の下面部1B側はまだ半焼き状態の生地1をこの半焼き状態の下面部1B側を下にして配して、この状態で所定時間放置しておくだけで、石鍋5に蓄熱された熱により生地1の下面部1B側が焼成されて、前記生地1が石鍋5上で自然に(自動的に)焼成お好み焼きとなり、この石鍋5上で出来立ての焼成お好み焼きを食すことができる上に、この石鍋5の熱により例えばこの焼成お好み焼きを、好みのトッピングをして食べ終わるまでの長時間に亘って冷めることなく熱々の状態に保温したまま食すことも可能となる。
しかも、本発明は、生地1の前記肉3を重合した上面部1Aは焼成し、下面部1Bは焼成していない半焼き状態(即ち、調理が完了していない半製品の状態)で生地1を石鍋5上に配して客に提供できるから、調理を完了してから提供する従来に比してそれだけ客に素早く提供できることとなる。この際、客は目の前の石鍋5上で生地1が加熱され焼成される様子を見たり、この石鍋5上で生地1を加熱する待ち時間の間に、ソースや鰹節,青海苔などの好みのトッピングを済ませておくこともできる。
従って、生地1を加熱し焼成お好み焼きを完成するまでの調理時間は同じであっても、客に提供するまでの時間を短縮できることとなるから、調理に時間のかかるお好み焼き食品であってもこれまでになく素早く快適に客に提供できることとなる。
また、例えば、前記焼成板2に配した生地1の上面部1Aに前記肉3を重合し、この肉3の上方に少なくとも水と食用脂とを混合して成るコーティング生地4を配し、この生地1を裏返して前記肉3及びコーティング生地4を配した上面部1A側を前記焼成板2に当接状態に加熱して焼成することとした場合には、焼成お好み焼きを食べ終わるまでの間、前記生地1の上面部1Aの肉3を良好な食感,食味に保持できることとなる。
即ち、本発明は、石鍋5上で焼成した焼成お好み焼きを、この石鍋5の熱により長時間に亘って加熱保温することができ、これにより例えば食べ終わるまで熱々の状態で食すことなどが可能であるが、そのぶん生地1の上面部1A、特に肉3が食べ終わるまで加熱され続けることで熱し過ぎて(水分が飛びすぎ)乾燥し固くなってしまう懸念があるが、この点、生地1の上面部1Aの肉3の上方にコーティング生地4を配することで、生地1の上面部1Aや肉3の水分の飛びを抑え、よって、食べ終わるまで熱々の状態に加熱保温が可能でありながら生地1や肉3が長時間熱し過ぎで乾燥し固くなることも確実に阻止し、真に良好な温度と食感,食味を保持したまま食すことが可能となる。
また、例えば、前記生地1にはジャガイモを混合することとした場合には、ジャガイモに豊富に含まれるデンプンにより生地1の水分の蒸発を抑止できることとなる。
即ち、本発明のお好み焼き食品は石鍋5の熱により長時間に亘って加熱されるため、それだけ石鍋5上に配した生地1が長時間加熱し過ぎにより乾燥し過ぎの状態となることを阻止でき、食べ終わりまで真に良好な食感で食せることとなる。
また、生地1にジャガイモを入れることで新たな食感が付与、具体的には、シャキシャキ感やもっちり感を付与できることにもなる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、図1に図示したように、お好み焼き用の生地1を焼成板2に配して加熱する共にこの生地1の上方に肉3を重合し、この生地1の前記肉3を重合した片面を上面部1Aとし反対側を下面部1Bとするとこの生地1の前記焼成板2に当接状態に加熱されている下面部1B側が焼成する前の半焼きの状態で前記生地1を裏返してこの生地1の上面部1A側を前記焼成板2に当接状態に加熱して焼成し、若しくはこの生地1の下面部1B側が焼成する前の半焼きの状態でこの生地1の上面部1Aに前記焼成板2とは異なる他の焼成板を当接状態にして加熱することでこの生地1の上面部1A側を焼成し、上面部1A側を焼成したこの生地1の前記半焼き状態の下面部1B側を下にしてこの生地1を予め加熱された石鍋5上に配することで、この石鍋5に蓄熱された熱によりこの生地1を加熱して前記半焼き状態の下面部1B側を焼成し、この石鍋5上で前記生地1を焼成お好み焼きとする石鍋お好み焼き食品の製造方法である。
本実施例で使用する石鍋1としては種々の形状のものを採用できるが、本実施例においては、お好み焼き用の生地1を安定性良く配せるように、図1に図示したように、底が浅く周縁部の立ち上がり部位以外は平坦な薄皿状の石鍋1を採用する。
生地1は、キャベツ(みじん切りカット)70g,揚げ玉10g,ジャガイモ50g,卵1個,専用のお好み焼き用の生地90gを混ぜ合わせたものである。このように本実施例の生地1には、ジャガイモを混ぜ合わせており、このジャガイモにより焼き上がり製品にふっくら感やもっちり感などの食感を付与できると共に、ジャガイモ自体が非常に火の通りが良い食材である為、それだけ生地1の火の通りも良くなる(調理時間の短縮化を図れる)。
また、後述の通り生地1は、先ず半分だけ焼成板2上に配して、その上に生地1でサンドするトッピング具材を配して、その上から残りの半分の生地1を配するものであるが、この半生地1間にサンドされるトッピング生地として、かつお節0.2g,万能ねぎ5g,牛スジ煮込み30gを使用する。
また、肉3としては様々なものを好みで採用できるが、本実施例においては黒豚ロースのスライス肉を採用する。
また、本実施例においては、後述の通り、前記焼成板2に配した生地1の上面部1Aに前記肉3を重合し、この肉3の上方に少なくとも水と食用脂とを混合して成るコーティング生地4を配するが、このコーティング生地4は、具体的には、前記生地1に使用するお好み焼き生地を水とラードで割ったものを採用する。
次いで、本実施例の具体的な製造方法の手順を以下に説明する。
先ず、予め石鍋5をコンロで約225℃となるまで十分に加熱する。また、この際、石鍋5の上面にはラードを塗布しておく(生地1の焼き付きや焦げ付きを防止するため。)。
続いて、図1(a)に図示したように、十分に具材をかき混ぜて生成した生地1を半分だけ焼成板2(約220℃に加熱されている)に配する。そして、図1(b)に図示したように、この半生地1の上に前記かつお節,万能ねぎ,牛スジ煮込みの順に配する。この際、牛スジ煮込みの汁を完全に切らないことでダシの旨みも前記半生地1にトッピングする。
続いて、図1(c)に図示したように、前記トッピングを済ませた半生地1上に、残りの半生地1を配して本実施例のお好み焼き用の生地1とする。
続いて、図1(d)に図示したように、この生地1の上面部1Aに肉3を重合する。
また、図1(e)に図示したように、この生地1の上面部1Aに重合した肉3の上方に、前記コーティング生地4を配する。具体的には、肉3を重合した生地1の上面部1A全面を隙間無く覆うように前記コーティング生地4を配する。このコーティング生地4により、焼成した生地1の上面部1Aに重合した肉3の旨みを閉じ込めると共に、この生地1の上面部1Aや肉3の水分の飛びすぎを阻止して好適な食感と食味に保つ効果を奏する。
また、上記の図1(a)〜(e)の手順の際に、焼成板2と当接状態に加熱されている前記生地1の下面部1B側は、焼成板2による加熱で徐々に焼成(生地1が食べ頃な状態にまで焼き上がった状態)に近づくが、本実施例においては、この生地1の下面部1Bが完全に焼成される前の半焼きの状態で、図1(f)に図示したように生地1を裏返してこの生地1の上面部1Aを前記焼成板2に当接状態に加熱し、この生地1の上面部1A側を下面部1B側よりも先に焼成する。尚、図1(f)に図示したように生地1を裏返すのではなく、生地1の上面部1Aに前記焼成板2とは異なる他の焼成板を当接せしめてこの焼成板により生地1の下面部1B側が焼成される前の半焼きの状態のうちに、先に上面部1A側を焼成するなどしても良く、他にも、この生地1の下面部1B側が半焼きの状態で先に上面部1A側を焼成できればどのような焼成手段を採用しても良い。
続いて、図1(g)に図示したように、この下面部1B側が半焼き状態で上面部1A側が焼成された生地1を、前記半焼き状態の下面部1B側を下に向けて、予め加熱された前記石鍋5上に配し、図1(h)に図示した状態で所定時間放置しておくことで、石鍋5に蓄熱された熱により生地1が加熱され、前記半焼き状態の下面部1Bが焼成されることでこの石鍋5上で生地1を焼成お好み焼きとする。
最後に、この焼成お好み焼きの上面にソースやマヨネーズ,かつお節,青海苔などを好みでトッピングして完成とする。
尚、図1(h)に図示した状態では、生地1の上面部1A側は既に焼成されているので、この生地1を再度裏返すなどの作業は不要で、この石鍋5上に配された生地1を単に放置しておくことで、あとは自然に(自動的に)半生状態の下面部1Bが焼成されることとなり生地1が焼成お好み焼きに加熱調理されることとなる。従って、石鍋5上でこの石鍋5の熱により生地1の下面部1Bを焼成するまでの待ち時間の間に、生地1上にソースやマヨネーズなどの上記トッピングを行うこともできる。
そして、この石鍋5上で焼成した出来立ての焼成お好み焼きは、前記石鍋5の熱により、食べ終わるまで長時間に亘って冷ますことなく熱々の保温状態のままで食すことができる。
本実施例は、上述のようにするから、例えば、図1(h)に図示したように、生地1の上面部1A側は焼成しているが下面部1B側は半焼き状態の半製品(調理がまだ完了していない状態)のままで、石鍋5上に生地1を配して客に提供するといったことができ、このようにすれば、焼成(調理完成)にどうしても時間がかかるお好み焼き食品を、それだけ早く客に提供できる。また、この際、客は目の前の石鍋5上で生地1が加熱され焼成される様子を見たり、この石鍋5上で生地1を加熱する待ち時間の間に好みのトッピングを済ませておくといったことができ、よって、全体の調理時間は同じであっても客に提供するまでの時間を短縮できることで客に調理待ちの時間を短く感じさせることができる。
これにより、これまでは調理に時間がかかり客に長い調理時間を待たせてしまっていたこの種のお好み焼き食品を、これまでになく素早く、快適に客に提供できる。
よって、本実施例は、石鍋5上で焼成した出来立ての焼成お好み焼きを、好みのトッピングをして食べ終わるまで長時間に亘って冷ますことなく熱々の状態で食すことができる上、例えば客に本発明品を提供する場合には、客に待ち時間を短く感じさせることができ快適に提供できるなど、斬新でこの種のお好み焼き食品としての極めて高い商品価値を有する画期的な石鍋お好み焼き食品及びその製造方法となる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例に係る石鍋お好み焼き食品の製造方法の手順説明図である。
符号の説明
1 生地
1A 上面部
1B 下面部
2 焼成板
3 肉
4 コーティング生地
5 石鍋

Claims (5)

  1. お好み焼き用の生地を焼成板に配して加熱する共にこの生地の上方に肉を重合し、この生地の前記肉を重合した片面を上面部とし反対側を下面部とするとこの生地の前記焼成板に当接状態に加熱されている下面部側が焼成する前の半焼きの状態で前記生地を裏返してこの生地の上面部側を前記焼成板に当接状態に加熱して焼成し、若しくはこの生地の下面部側が焼成する前の半焼きの状態でこの生地の上面部に前記焼成板とは異なる他の焼成板を当接状態にして加熱することでこの生地の上面部側を焼成し、上面部側を焼成したこの生地の前記半焼き状態の下面部側を下にしてこの生地を予め加熱された石鍋上に配することで、この石鍋に蓄熱された熱によりこの生地を加熱して前記半焼き状態の下面部側を焼成し、この石鍋上で前記生地を焼成お好み焼きとすることを特徴とする石鍋お好み焼き食品の製造方法。
  2. 前記焼成板に配した生地の上面部に前記肉を重合し、この肉の上方に少なくとも水と食用脂とを混合して成るコーティング生地を配し、この生地を裏返して前記肉及びコーティング生地を配した上面部側を前記焼成板に当接状態に加熱して焼成することを特徴とする請求項1記載の石鍋お好み焼き食品の製造方法。
  3. 前記生地にはジャガイモを混合することを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の石鍋お好み焼き食品の製造方法。
  4. お好み焼き用の生地の片側の外面に肉を重合した構成とし、この生地は、前記肉を重合した片側の外面を上面部とし反対側を下面部とすると前記上面部側を下面部側より先に焼成し、下面部側は前記上面部側を焼成した後にこの下面部側を下にして生地を予め加熱された石鍋上に配して、この石鍋に蓄熱された熱により加熱することで焼成してこの石鍋上で焼成お好み焼きとした構成としたことを特徴とする石鍋お好み焼き食品。
  5. 前記生地の上面部に重合した肉の上方に、少なくとも水と食用脂とを混合して成るコーティング生地を配した上でこの生地の肉及びコーティング生地を配した上面部側を加熱し焼成した構成としたことを特徴とする請求項4記載の石鍋お好み焼き食品。
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