JP2008109108A - 高分子吸着膜及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(1)2種以上の電荷輸送性ブロックを含む高分子と基材とを含む高分子吸着膜であって、該電荷輸送性ブロックのいずれかが優先的に基材表面に付着している高分子吸着膜;(2)2種以上の電荷輸送性ブロックを含む高分子と基材とを含む高分子吸着膜であって、優先的に基材表面に付着している電荷輸送性ブロックとは異なる電荷輸送性ブロックのいずれかが優先的に露出している高分子吸着膜;(3)高分子と基材とを含む高分子吸着膜であって、該高分子が2種以上の電荷輸送性ブロックを含み、該電荷輸送性ブロックから選ばれたいずれかの電荷輸送性ブロックがその他の電荷輸送性ブロックよりも優先的に基材表面に付着している高分子吸着膜。
【選択図】なし
Description
(1)2種以上の電荷輸送性ブロックを含む高分子と基材とを含む高分子吸着膜であって、該電荷輸送性ブロックのいずれかが優先的に基材表面に付着している高分子吸着膜。
(2)2種以上の電荷輸送性ブロックを含む高分子と基材とを含む高分子吸着膜であって、優先的に基材表面に付着している電荷輸送性ブロックとは異なる電荷輸送性ブロックのいずれかが優先的に露出している高分子吸着膜。
(3)高分子と基材とを含む高分子吸着膜であって、該高分子が2種以上の電荷輸送性ブロックを含み、該電荷輸送性ブロックから選ばれたいずれかの電荷輸送性ブロックがその他の電荷輸送性ブロックよりも優先的に基材表面に付着している高分子吸着膜。
(4)前記高分子が下記式:
ZA>Z> (ZA+ZB)/2
(式中、Zは前記高分子の膜の接触角の値であり、ZAは前記高分子が含む電荷輸送性ブロックの1種からなる高分子の膜の接触角の中で一番大きい値であり、ZBは前記高分子が含む電荷輸送性ブロックの1種からなる高分子の膜の接触角の中で一番小さい接触角の値である。)
を満たす(1)〜(3)のいずれかに記載の高分子吸着膜。
(5)前記高分子が、下記式:
ZB<Z< (ZA+ZB)/2
(式中、Zは前記高分子の膜の接触角の値であり、ZAは前記高分子が含む電荷輸送性ブロックの1種からなる高分子の膜の接触角の中で一番大きい値であり、ZBは前記高分子が含む電荷輸送性ブロックの1種からなる高分子の膜の接触角の中で一番小さい接触角の値である。)を満たす(1)〜(3)のいずれかに記載の高分子吸着膜。
(6)前記高分子のポリスチレン換算の数平均分子量が103以上108以下である(1)〜(5)のいずれかに記載の高分子吸着膜。
(7)前記高分子が有する電荷輸送性ブロックの少なくとも1種が発光性である(1)〜(6)のいずれかに記載の高分子吸着膜。
(8)前記高分子が有する電荷輸送性ブロックの少なくとも一種が電子輸送性であり、かつ少なくとも一種が正孔輸送性である(1)〜(7)のいずれかに記載の高分子吸着膜。
(9)前記高分子が非対称ブロック共重合体である(1)〜(8)のいずれかに記載の高分子吸着膜。
(10)前記電荷輸送性ブロックの少なくとも一種がポリアリーレン残基である(1)〜(9)のいずれかに記載の高分子吸着膜。
(11)前記電荷輸送性ブロックの少なくとも一種が芳香族ポリアミン残基である(1)〜(9)のいずれかに記載の高分子吸着膜。
(12)該高分子中に含まれる窒素原子の重量濃度が1%以上である(11)に記載の高分子吸着膜。
(13)前記電荷輸送性ブロックの少なくとも一種がポリアリーレン残基であり、少なくとも一種が芳香族ポリアミン残基である(10)〜(12)のいずれかに記載の高分子吸着膜。
(14)前記ポリアリーレン残基が、置換基を有していてもよいポリフルオレンジイル基、又は置換基を有していてもよいポリベンゾフルオレンジイル基である(10)〜(13)のいずれかに記載の高分子吸着膜。
(15)前記非対称ブロック共重合体が、1種又は2種以上の正孔輸送性ブロックからなる部分(A)と、該部分(A)に直接的又は間接的に連結した1種又は2種以上の電子輸送性ブロックからなる部分(B)とを有してなる(9)〜(14)のいずれかに記載の高分子吸着膜。
(16)前記非対称ブロック共重合体が、下記式(1):
(式中、Ar11、Ar12、Ar13、・・・、Arn(nは12以上の整数である)は、それぞれ独立に、1つの電荷輸送性ブロックにおける、置換基を有していてもよい共役系の2価の基を表す。但し、該電荷輸送性ブロック同士は直結していても結合基を介して結合していてもよく、該電荷輸送性ブロック同士が直結している場合、直結している2つの電荷輸送性ブロックを構成する共役系の2価の基は異なる。m11、m12、m13、・・・、mnは、それぞれ独立に、5以上の整数である。)
で表される構造を有するものである(9)〜(15)のいずれかに記載の高分子吸着膜。
(17)前記非対称ブロック共重合体が、下記式(6):
(式中、Ar1、Ar2及びAr3は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよい共役系の二価の基を表す。但し、Ar1とAr2は異なり、Ar2とAr3は異なる。RX及びRYは、それぞれ独立に、末端基を表す。m1、m2及びm3は、それぞれ独立に、0以上の整数である。但し、m1、m2及びm3のうち、少なくとも2つは5以上の整数である。Ar2が付着基を有する場合、RX、RY、Ar1及びAr3は付着基を有しない。Ar2が付着基を有しない場合、Ar1およびRXのいずれか一方と、Ar3又はRYのいずれか一方が付着基を有する。)
で表される(16)に記載の高分子吸着膜。
(18)前記非対称ブロック共重合体が、下記式(7):
(式中、Ar4及びAr5は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよい共役系の二価の基を表す。但し、Ar4とAr5は異なる。RP及びRQは、それぞれ独立に、末端基を表す。m4及びm5は、それぞれ独立に、5以上の整数である。Ar4、RP、Ar5又はRQは付着基を有する。)
で表される(17)に記載の高分子吸着膜。
(19)前記Ar4が置換基を有していてもよいポリアリーレン残基であり、前記Ar5が置換基を有していてもよい芳香族ポリアミン残基である(18)に記載の高分子吸着膜。
(20)前記ポリアリーレン残基が、置換基を有していてもよいポリフルオレンジイル基、又は置換基を有していてもよいポリベンゾフルオレンジイル基である(19)に記載の高分子吸着膜。
(21)前記基材を前記高分子の溶液に浸漬する工程を含む(1)〜(20)のいずれかに記載の高分子吸着膜の製造方法。
(22)前記基材に前記高分子の溶液を塗布する工程を含む(1)〜(20)のいずれかに記載の高分子吸着膜の製造方法。
(23)前記基材に前記高分子の溶液を浸漬又は塗布した後、該高分子を、該高分子の良溶媒と接触させる工程を含む(21)又は(22)に記載の高分子吸着膜の製造方法。
(24)(21)〜(23)のいずれかに記載の高分子吸着膜の製造方法により得られる高分子吸着膜。
(25)(1)〜(20)及び(24)のいずれかに記載の高分子吸着膜を含む電子素子。
(26)(25)に記載の電子素子からなる発光ダイオード。
(27)(25)に記載の電子素子からなる光電変換素子。
本発明の高分子吸着膜は、以下の3種である。
1.2種以上の電荷輸送性ブロックを含む高分子と基材とを含む高分子吸着膜であって、該電荷輸送性ブロックのいずれかが優先的に基材表面に付着している高分子吸着膜。
2.2種以上の電荷輸送性ブロックを含む高分子と基材とを含む高分子吸着膜であって、優先的に基材表面に付着している電荷輸送性ブロックとは異なる電荷輸送性ブロックのいずれかが優先的に露出している高分子吸着膜。
3.高分子と基材とを含む高分子吸着膜であって、該高分子が2種以上の電荷輸送性ブロックを含み、該電荷輸送性ブロックから選ばれたいずれかの電荷輸送性ブロックがその他の電荷輸送性ブロックよりも優先的に基材表面に付着している高分子吸着膜。
ZA>Z> (ZA+ZB)/2 (A)
ZB<Z< (ZA+ZB)/2 (B)
(式中、Zは前記高分子の膜の接触角の値であり、ZAは前記高分子が含む電荷輸送性ブロックの1種からなる高分子の膜の接触角の中で一番大きい値であり、ZBは前記高分子が含む電荷輸送性ブロックの1種からなる高分子の膜の接触角の中で一番小さい接触角の値である。)
のいずれかを満たすものであることが好ましく、上記式(A)を満たすものであることがより好ましい。
ここで、電荷輸送性ブロックの一種からなる高分子の膜の接触角の中で一番大きい値を有する膜は撥水性であり、一番小さい値を有する膜は親水性である。本発明の高分子吸着膜が、前記式(A)を満たす場合、接触角が一番大きい値を有する膜を構成する電荷輸送性ブロックが優先的に露出していることを顕著に示すので、好ましくはZA−Z<30°であり、より好ましくはZA−Z<20°であり、更に好ましくはZA−Z<10°である。また、本発明の高分子吸着膜が、前記式(B)を満たす場合、接触角が一番小さい値を有する膜を構成する電荷輸送性ブロックが優先的に露出していることを顕著に示すので、好ましくは Z−ZB<30°であり、より好ましくはZ−ZB<20°であり、更に好ましくはZ−ZB<10°である。
前記基材とは高分子吸着膜が付着する固体を表すが、その材料は、用途に応じて、電子工業分野、ディスプレイ分野等で公知のものを使用することができる。その具体例としては、ガラス、サファイア、半導体(例えば、シリコン等)、樹脂、卑金属、貴金属(例えば、白金、金、パラジウム等)、酸化物(例えば、酸化シリコン、インジウムスズ酸化物、酸化スズ、酸化チタン、酸化モリブデン、酸化タングステン、酸化タンタル、酸化アルミニウム等)、窒化物(例えば、窒化シリコン、窒化ガリウム等)、炭化物(例えば、炭化シリコン等)等が挙げられる。これらの基材の材料は、一種単独で用いても二種以上を併用してもよい。例えば基材の最表層の材料を内部と異なるものを用いることが出来る。具体的にはガラス板上にインジウムスズ酸化物の層を設けたもの等が挙げられる。なお、前記基材が二種以上の材料からなる場合、該基材の最表層を構成する材料が高分子吸着膜と付着する。最表層には、物理的にも化学的にも安定なものを用いることが好ましい。前記基材の形状は、用途にもよるが、一般的に平滑なものが好ましく、その厚みは1μm〜1mであることが好ましく、0.01mm〜100mmであることがより好ましく、0.1mm〜10mmであることが特に好ましい。
高分子吸着膜は、前記基材上に形成された後述する高分子からなる薄膜と基材を含む。薄膜の平均的厚さは、通常、0.1nm〜10μmであるが、好ましくは0.2nm〜1μmであり、より好ましくは0.2nm〜500nmであり、さらに好ましくは0.2nm〜200nmである。基材表面では、該基材と、該基材に優先的に付着している電荷輸送性ブロックとが、各種の相互作用〔ファンデルワールス力、イオン結合及び水素結合等の結合力〕で接触していることが好ましい。
本発明の高分子吸着膜に用いる高分子について説明する。本発明において高分子は2種類以上の電荷輸送性ブロックを含む。ここで電荷輸送性ブロックとは電荷輸送性であって、高分子中でほぼ一定の同質の物理化学的性状を有する構造の単位である。また、ブロックとは、通常、5個以上の構成単位から形成される分子構造(部分)を意味する。このような構造の単位にはさまざまな具体的な分子構造が使用できるが、好ましくはある繰り返し単位が連結した分子構造であって、より好ましくは5個以上の繰り返し単位が連結した分子構造である。
(式中、Ar11、Ar12、Ar13、・・・、Arn(nは12以上の整数である)は、それぞれ独立に、1つの電荷輸送性ブロックにおける、置換基を有していてもよい共役系の2価の基を表す。但し、該電荷輸送性ブロック同士は直結していても連結基を介して結合していてもよく、該電荷輸送性ブロック同士が直結している場合、直結している2つの電荷輸送性ブロックを構成する共役系の2価の基は異なる。m11、m12、m13、・・・、mnは、それぞれ独立に、5以上の整数である。)
で表される構造を有する。
(式中、Ar1、Ar2及びAr3は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよい共役系の二価の基を表す。但し、Ar1とAr2は異なり、Ar2とAr3は異なる。RX及びRYは、独立に、末端基を表す。m1、m2及びm3は、それぞれ独立に、0以上の整数である。但し、m1、m2及びm3のうち、少なくとも2つは5以上の整数である。Ar2が付着基を有する場合、RX、RY、Ar1及びAr3は付着基を有しない。Ar2が付着基を有しない場合、Ar1およびRXのいずれか一方と、Ar3およびRYのいずれか一方は付着基を含む。)
で表されるものである。
(式中、Ar4及びAr5は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよい共役系の二価の基を表す。但し、Ar4とAr5は異なる。RP及びRQは、それぞれ独立に、末端基を表す。m4及びm5は、それぞれ独立に、5以上の整数である。Ar4、RP、Ar5又はRQは付着基を有する。)
で表されるものである。
(b)
(式中、Arは、前記式(1)中のArと同様である。X1は、ハロゲン原子、下記式(c)で表されるスルホネート基、又はメトキシ基を表す。M1は、ホウ酸エステル残基、ホウ酸残基、下記式(d)で表される基、下記式(e)で表される基、又は下記式(f)で表される基を表す。)
(c)
(式中、RPは、置換基を有していてもよいアルキル基又は置換基を有していてもよいアリール基を表す。)
(d)
(式中、XAは、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表す。)
(e)
(式中、XAは、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表す。)
(f)
(式中、RQ、RR及びRSは、それぞれ独立に、置換基を有していてもよいアルキル基又は置換基を有していてもよいアリール基を表す。)
次に、本発明の高分子吸着膜の製造方法を説明する。本発明の高分子吸着膜は、前記高分子を適切な基材に適切な環境で付着させることにより作製することができる。付着の方法としては、適切な基材に吸着させる方法又は塗布する方法が挙げられる。前記基材に前記高分子の溶液を浸漬又は塗布した後、該高分子を、該高分子の良溶媒と接触させる工程を含む方法が好ましい。
本発明の電子素子は、前記高分子吸着膜を含むものであって、具体的には、例えば、有機物の多層構造を有する公知の電子素子の、多層構造の一部を本発明の高分子吸着膜から基材を除いた薄膜に置き換えて用いてなるものである。必要に応じて、該高分子吸着膜または高分子吸着膜から基材を除いた薄膜に加えて、陽極、陰極、正孔輸送層、電子輸送層、正孔注入層、電子注入層、正孔阻止層、電子阻止層、発光層、バッファ層等の層を有していてもよい。本発明の電子素子の構造は、特に限定されないが、本発明の電子素子の一実施態様は、例えば、インジウムスズ酸化物からなる層上に、前記非対称ブロック共重合体の高分子吸着膜を形成しこの高分子吸着膜上に、さらに電子輸送層、陰極金属を順番に積層するものである。ここで、前記非対称ブロック共重合体又は電子輸送層を構成する材料が、発光する機能を有する部分構造を含んでいる場合には、前記電子素子を発光素子として使用することができる。本発明の電子素子は、発光素子、光電変換素子に用いることができる。これらの素子についても有機物の多層構造を有する公知の発光素子又は光電変換素子の多層構造の一部を本発明の高分子吸着膜に置き換える構成を用いることができる。
装置 :東ソー製HLC−8220GPC
カラム:以下の4本を直列に繋げた。
TSKguard column SuperH−H(東ソー製)1本
TSKgel SuperHM−H(東ソー製)2本
TSKgel SuperH2000(東ソー製)1本
移動相:テトラヒドロフラン
検出器:示差屈折率検出器
非対称ブロック共重合体に含まれる窒素原子の重量濃度は元素分析(CHN自動分析法)を用いて行った。
装置 :Elementar社製 vario EL
300mL三口フラスコに下記式:
で表される化合物B1.00g(1.5mmol)を仕込み、フラスコ内をアルゴンガスで置換した。そこに、4−t−ブチルブロモベンゼン6.6mg(0.03mmol)及びトルエン34mLを仕込み、45℃で5分間攪拌した。次いで、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム2.1mg(0.002mmol)及びトリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン6.5mg(0.018mmol)を加え45℃で10分間攪拌し、30重量%炭酸セシウム水溶液7.0mLを加えた後、45℃で5分間攪拌した。次いで、110℃で2.5時間攪拌し、高速液体クロマトグラフィーにて化合物Bの消失を確認した。ここで、SECにおけるピークトップのポリスチレン換算の分子量が5.2×104であることを確認した。
で表される化合物C2.23g(4.2mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム5.7mg(0.006mmol)、トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン17.4mg(0.049mmol)、30重量%炭酸セシウム水溶液19mL及びトルエン9mLを加え、110℃にて17時間攪拌した。その後、高速液体クロマトグラフィーにて化合物Cの消失を確認した。ここで、SECにおけるピークトップのポリスチレン換算の分子量は8.1×104であり、共重合により分子量が増加したことを確認した。
で表される繰り返し単位Aと、下記式:
で表される繰り返し単位Bとを、32:68のモル比で有するものであった。また、非対称ブロック共重合体Aのポリスチレン換算の数平均分子量Mnは5.1×104であり、ポリスチレン換算の重量平均分子量Mwは8.1×104であった。
100mL二口フラスコに前記化合物B1.00g(1.5mmol)を仕込み、フラスコ内をアルゴンガスで置換した。そこに、トルエン34mLを仕込み、45℃で5分間攪拌した。次いで、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム2.1mg(0.002mmol)及びトリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン6.6mg(0.019mmol)を加え、45℃で10分間攪拌した後、30重量%炭酸セシウム水溶液7.0mLを加え、45℃で5分間攪拌した。その後、110℃で4時間攪拌した。次いで、2−[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン50.4mg及びトルエン2.5mLを仕込み、110℃で2時間攪拌した。次いで、4−t−ブチルブロモベンゼン70.0mgを仕込み、110℃で16時間攪拌した。室温まで冷却した後、反応溶液をエタノール380mLに滴下して沈殿を析出させ、該沈殿を濾過、乾燥し、固体を得た。前記固体をトルエン48mLに溶解させ、シリカゲルと活性アルミナのカラムクロマトグラフィーを行い、濃縮乾固した。該固体をクロロホルム43mLに溶解させ、得られた溶液をエタノール260mLに滴下して沈殿を析出させ、該沈殿を濾過、乾燥し、前記繰り返し単位Aのみからなる重合体D0.64gを得た。この重合体Dのポリスチレン換算の数平均分子量Mnは6.3×104であり、ポリスチレン換算の重量平均分子量Mwは1.2×105であった。
1L二口フラスコに下記式:
で表される化合物F4.87g(0.01mol)を仕込み、フラスコ内を窒素置換した。そこに、2,2-ビピリジル4.22g(0.027mol)及びテトラヒドロフラン720mL、ビス−(1、5−シクロオクタジエン)7.43g(0.027mol)を仕込み、60℃で3時間攪拌した。室温まで冷却した後、反応溶液をメタノール720mL、イオン交換水720mL、25%アンモニア水36mLの混合溶液中に滴下して沈殿を析出させ、該沈殿を濾過して減圧乾燥した。次いで、トルエン300mLに溶解させ、ラヂオライトを加えて攪拌し、不溶解物を濾過した。得られた濾液を、アルミナカラムを通して精製を行った後、5.2%塩酸590mLを加え攪拌した後に水層を除去し、有機層に4%アンモニア水590mLを加え攪拌した後に水層を除去し、さらに有機層にイオン交換水590mLを加え攪拌した後に水層を除去した。その後、有機層をメタノール940mLに注下して沈殿を析出させ30分間攪拌した後、該沈殿を濾過、減圧乾燥し、前記繰り返し単位Bのみからなる重合体Fを得た。この重合体Dのポリスチレン換算の数平均分子量は5.8×103であり、ポリスチレン換算の重量平均分子量は1.2×104であった。
200mL三口フラスコに前記化合物B1.00g(1.5mmol)を仕込み、フラスコ内をアルゴンガスで置換した。そこに、4−t−ブチルブロモベンゼン6.6mg(0.03mmol)及びトルエン34mLを仕込み、45℃で5分間攪拌した。次いで、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム2.2mg(0.002mmol)及びトリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン6.6mg(0.019mmol)を加え45℃で10分間攪拌し、33重量%炭酸セシウム水溶液7.0mLを加えた後、45℃で7分間攪拌した。次いで、110℃で3時間攪拌し、高速液体クロマトグラフィーにて化合物Bの消失を確認した。ここで、SECにおけるピークトップのポリスチレン換算の分子量が7.1×104であることを確認した。
300mL三口フラスコに前記化合物B1.00g(1.5mmol)を仕込み、フラスコ内をアルゴンガスで置換した。そこに、4−t−ブチルブロモベンゼン6.6mg(0.03mmol)及びトルエン34mLを仕込み、45℃で5分間攪拌した。次いで、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム2.1mg(0.002mmol)及びトリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン6.6mg(0.018mmol)を加え45℃で10分間攪拌し、33重量%炭酸セシウム水溶液7.0mLを加えた後、45℃で5分間攪拌した。次いで、110℃で4時間攪拌し、高速液体クロマトグラフィーにて化合物Bの消失を確認した。ここで、SECにおけるピークトップのポリスチレン換算の分子量が5.6×104であることを確認した。
ガラス基板を有機溶剤(トルエン及びテトラヒドロフラン)、アルカリ性洗剤の水溶液及び蒸留水で洗浄した後にオゾンガスに3分間暴露させることで、ガラス板の表面の付着物を取り除いた。このガラス基板を前記非対称ブロック共重合体AのTHF溶液(5×10-2g/L)に浸し、3日間静置した後に引き上げ、トルエンを吹きかけて洗浄した。得られたガラス基板に紫外線を当てたところ、肉眼で蛍光を確認した。さらに、励起光波長を350nmとして、蛍光スペクトルを測定した。こうして得られた蛍光スペクトルを図1に示す。この蛍光スペクトルの特徴から、非対称ブロック共重合体Aによる蛍光発光であることが確認された。即ち、非対称ブロック共重合体Aがガラス基板上に付着していることが判明した。
ガラス基板を、前記重合体Aに代えて、重合体DのTHF溶液(5×10-2g/L)に浸した以外は、実施例1と同様にして実験を行った。得られたガラス基板に紫外線を当てたが肉眼でいかなる蛍光も確認できなかった。さらに、励起光波長を350nmとして、蛍光スペクトルを測定した。こうして得られた蛍光スペクトルを図1に示す。また観測されたかすかな蛍光スペクトルも、重合体Dによる蛍光発光ではないため、該重合体Dはガラス基板に付着していない。
実施例1と比較例1とを比較することにより、実施例1で作製した高分子吸着膜において、アミノ基を有する繰り返し単位Bからなるブロックが基板上に優先的に付着していることが明確に分かる。比較例1で用いたベンゾフルオレンからなる繰り返し単位Aからなるブロックはガラス基板にほとんど吸着せず、したがって実施例1においても繰り返し単位Aからなるブロックはガラス基板にほとんど吸着できず、繰り返し単位Bからなるブロックによって基板上に吸着している。
ガラス基板をクロロホルム、メタノール、アルカリ性洗剤の水溶液、蒸留水及びアセトンで洗浄した後にオゾンガスに1分間暴露させることで、ガラス基板の表面の付着物を取り除いた。このガラス基板を前記非対称ブロック共重合体AのTHF溶液(5 g/L)に浸し、3日間静置した後に引き上げ、THF を吹きかけて洗浄し、減圧乾燥した。得られた高分子吸着膜に超純水0.5μL を付着させ、接触角測定を行ったところ60.1°であった。得られた結果を表1に示す。
前記重合体DのTHF溶液(2.5 g/L)を用いてガラス基板上にスピンコート膜を作製し、得られた高分子膜(吸着膜ではない)の接触角を測定したところ 67.4°であった。得られた結果を表1に示す。
ガラス基板を重合体EのTHF溶液(5×10-2g/L)に浸した以外は、実施例1と同様にして実験を行った。得られた高分子膜の接触角は34.5°であり、親水性が高い値を示した。得られた結果を表1に示す。
比較例2と比較例3との接触角を比較することにより、構成単位Aのみからなる重合体D膜の最表面は撥水性が高く、構成単位Bのみからなる重合体E膜は親水性が高い。これに対し、非対称ジブロック共重合体Aの高分子吸着膜(実施例2)では撥水性が高く、接触角は比較例2に近い値を示す。このことより、実施例2で作製した高分子吸着膜は、構成単位Aが最表面に多く存在し、吸着性の構成単位Bが基材近くに存在することが分かる。
非対称ブロック共重合体AのTHF溶液濃度を5×10-2g/Lに代えて、ガラス基板を浸した以外は、実施例2と同様にして実験を行った。さらに、励起光波長を350nmとして、蛍光スペクトルを測定した。こうして得られた蛍光スペクトルを図2に示す。
ガラス基板を非対称ブロック重合体GのTHF溶液(5×10-2g/L)に浸した以外は、実施例2と同様にして実験を行った。さらに、励起光波長を350nm として、蛍光スペクトルを測定した。こうして得られた蛍光スペクトルを図2に示す。
ガラス基板を非対称ブロック重合体HのTHF溶液(5×10-2g/L)に浸した以外は、実施例2と同様にして実験を行った。さらに、励起光波長を350nm として、蛍光スペクトルを測定した。こうして得られた蛍光スペクトルを図2に示す。
図2において、実施例3〜5のグラフから、N成分の含有率が高い非対称ブロック共重合体がより多くガラス基板に吸着していることが分かる。したがって、N成分を含んでいる繰り返し単位Bからなるブロックが優先的に基板上に吸着している。
ITO基板をクロロホルム、メタノール、アルカリ性洗剤の水溶液、蒸留水及びアセトンで洗浄した後にオゾンガスに1分間暴露させることで、ITO基板の表面の付着物を取り除いた。このITO基板を前記非対称ブロック共重合体HのTHF溶液(5 g/L)に浸し、3日間静置した後に引き上げ、THFを吹きかけて洗浄し、減圧乾燥した。この高分子吸着膜上に重合体Dを膜厚が約135 nm になるようにスピンコートした後、金を50 nm 蒸着させ、電流―電圧測定を行った。実施例6で作製した高分子吸着膜の電流―電圧測定を行ったところ、12Vの電圧をかけた時3.04×10-6Aの電流が流れた。得られた結果を表2に示す。
ITO基板をクロロホルム、メタノール、アルカリ性洗剤の水溶液、蒸留水及びアセトンで洗浄し、ITO基板の表面の付着物を取り除いた。このITO基板上に重合体Dを膜厚が約135 nm になるようにスピンコートした後、金を50 nm 蒸着させ、電流―電圧測定を行った。得られた結果を表2に示す。
ITO基板をクロロホルム、メタノール、アルカリ性洗剤の水溶液、蒸留水及びアセトンで洗浄し、ITO基板の表面の付着物を取り除いた。このITO基板上に重合体Eを膜厚が約10 nm になるようにスピンコートし、乾燥した。その後、重合体Dを膜厚が約135 nm になるようにスピンコートし、金を61 nm 蒸着させ、電流―電圧測定を行った。得られた結果を表2に示す。
ITO基板をクロロホルム、メタノール、アルカリ性洗剤の水溶液、蒸留水及びアセトンで洗浄し、ITO基板の表面の付着物を取り除いた。このITO基板上に重合体Eを膜厚が約50 nm になるようにスピンコートし、乾燥した。その後、重合体Dを膜厚が約135 nm になるようにスピンコートし、金を61 nm 蒸着させ、電流―電圧測定を行った。得られた結果を表2に示す。
実施例6と比較例4との結果を比較すると、比較例4では実施例6と比べて電流が流れないことが分かる。このことより、非対称ジブロック共重合体Hの構成単位Bが基材と吸着し、電流を流していることが分かる。実施例6と比較例5、6の結果を比較すると、高分子吸着膜が重合体Eをスピンコートした高分子膜に対し、重合体Dに同等以上の電荷を注入できることが分かる。
Claims (27)
- 2種以上の電荷輸送性ブロックを含む高分子と基材とを含む高分子吸着膜であって、該電荷輸送性ブロックのいずれかが優先的に基材表面に付着している高分子吸着膜。
- 2種以上の電荷輸送性ブロックを含む高分子と基材とを含む高分子吸着膜であって、優先的に基材表面に付着している電荷輸送性ブロックとは異なる電荷輸送性ブロックのいずれかが優先的に露出している高分子吸着膜。
- 高分子と基材とを含む高分子吸着膜であって、該高分子が2種以上の電荷輸送性ブロックを含み、該電荷輸送性ブロックから選ばれたいずれかの電荷輸送性ブロックがその他の電荷輸送性ブロックよりも優先的に基材表面に付着している高分子吸着膜。
- 前記高分子が、下記式:
ZA>Z> (ZA+ZB)/2
(式中、Zは前記高分子の膜の接触角の値であり、ZAは前記高分子が含む電荷輸送性ブロックの1種からなる高分子の膜の接触角の中で一番大きい値であり、ZBは前記高分子が含む電荷輸送性ブロックの1種からなる高分子の膜の接触角の中で一番小さい接触角の値である。)
を満たす請求項1〜3のいずれかに記載の高分子吸着膜。 - 前記高分子が、下記式:
ZB<Z< (ZA+ZB)/2
(式中、Zは前記高分子の膜の接触角の値であり、ZAは前記高分子が含む電荷輸送性ブロックの1種からなる高分子の膜の接触角の中で一番大きい値であり、ZBは前記高分子が含む電荷輸送性ブロックの1種からなる高分子の膜の接触角の中で一番小さい接触角の値である。)を満たす請求項1〜3のいずれかに記載の高分子吸着膜。 - 前記高分子のポリスチレン換算の数平均分子量が103以上108以下である請求項1〜5のいずれか一項に記載の高分子吸着膜。
- 前記高分子が有する電荷輸送性ブロックの少なくとも1種が発光性である請求項1〜6のいずれか一項に記載の高分子吸着膜。
- 前記高分子が有する電荷輸送性ブロックの少なくとも一種が電子輸送性であり、かつ少なくとも一種が正孔輸送性である請求項1〜7のいずれか一項に記載の高分子吸着膜。
- 前記高分子が非対称ブロック共重合体である請求項1〜8のいずれか一項に記載の高分子吸着膜。
- 前記電荷輸送性ブロックの少なくとも一種がポリアリーレン残基である請求項1〜9のいずれか一項に記載の高分子吸着膜。
- 前記電荷輸送性ブロックの少なくとも一種が芳香族ポリアミン残基である請求項1〜9のいずれか一項に記載の高分子吸着膜。
- 該高分子中に含まれる窒素原子の重量濃度が1%以上である請求項11に記載の高分子吸着膜。
- 前記電荷輸送性ブロックの少なくとも一種がポリアリーレン残基であり、少なくとも一種が芳香族ポリアミン残基である請求項10〜12のいずれか一項に記載の高分子吸着膜。
- 前記ポリアリーレン残基が、置換基を有していてもよいポリフルオレンジイル基、又は置換基を有していてもよいポリベンゾフルオレンジイル基である請求項10〜13のいずれか一項に記載の高分子吸着膜。
- 前記非対称ブロック共重合体が、1種又は2種以上の正孔輸送性ブロックからなる部分(A)と、該部分(A)に直接的又は間接的に連結した1種又は2種以上の電子輸送性ブロックからなる部分(B)とを有してなる請求項9〜14のいずれか一項に記載の高分子吸着膜。
- 前記非対称ブロック共重合体が、下記式(6):
(式中、Ar1、Ar2及びAr3は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよい共役系の二価の基を表す。但し、Ar1とAr2は異なり、Ar2とAr3は異なる。RX及びRYは、それぞれ独立に、末端基を表す。m1、m2及びm3は、それぞれ独立に、0以上の整数である。但し、m1、m2及びm3のうち、少なくとも2つは5以上の整数である。Ar2が付着基を有する場合、RX、RY、Ar1及びAr3は付着基を有しない。Ar2が付着基を有しない場合、Ar1およびRXのいずれか一方と、Ar3又はRYのいずれか一方が付着基を有する。)
で表される請求項16に記載の高分子吸着膜。 - 前記Ar4が置換基を有していてもよいポリアリーレン残基であり、前記Ar5が置換基を有していてもよい芳香族ポリアミン残基である請求項18に記載の高分子吸着膜。
- 前記ポリアリーレン残基が、置換基を有していてもよいポリフルオレンジイル基、又は置換基を有していてもよいポリベンゾフルオレンジイル基である請求項19に記載の高分子吸着膜。
- 前記基材を前記高分子の溶液に浸漬する工程を含む請求項1〜20のいずれか一項に記載の高分子吸着膜の製造方法。
- 前記基材に前記高分子の溶液を塗布する工程を含む請求項1〜20のいずれか一項に記載の高分子吸着膜の製造方法。
- 前記基材に前記高分子の溶液を浸漬又は塗布した後、該高分子を、該高分子の良溶媒と接触させる工程を含む請求項21又は22に記載の高分子吸着膜の製造方法。
- 請求項21〜23のいずれか一項に記載の高分子吸着膜の製造方法により得られる高分子吸着膜。
- 請求項1〜20及び24のいずれか一項に記載の高分子吸着膜を含む電子素子。
- 請求項25に記載の電子素子からなる発光ダイオード。
- 請求項25に記載の電子素子からなる光電変換素子。
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