JP2008108898A - 立ち基板固定構造、およびテレビジョン受信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクトな構造で且つ、組み付け易い構成のホルダを用いて、立ち基板をメイン基板に対して垂直に保持することが可能な立ち基板固定構造の提供。
【解決手段】立ち基板11をメイン基板に固定する際、立ち基板11は、固定ホルダ13を用いてメイン基板に対して垂直に保持されて固定される。このとき、立ち基板11の下側角部が、固定ホルダ13の側板に形成された固定用部材13h、13iの溝に挿入して固定される。
【選択図】図4
【解決手段】立ち基板11をメイン基板に固定する際、立ち基板11は、固定ホルダ13を用いてメイン基板に対して垂直に保持されて固定される。このとき、立ち基板11の下側角部が、固定ホルダ13の側板に形成された固定用部材13h、13iの溝に挿入して固定される。
【選択図】図4
Description
立ち基板をメイン基板に対して垂直に固定する立ち基板固定構造に対して、特に、固定ホルダを用いて立ち基板をメイン基板に固定する立ち基板固定構造に関する。
図6は、従来の立ち基板の固定方法を表す図である。同図より、立ち基板1は、固定ホルダ2を用いてメイン基板3に対して垂直に配置されている。図に示した状態で、立ち基板1はメイン基板3と電気的に接続するために、メイン基板3の立ち基板1が配置される側とは逆側を半田付けする。立ち基板1とメイン基板3とを半田付けする方法としては、立ち基板3を垂直に配置した状態でメイン基板3を自動で半田付け機に搬送し、半田付けを行う。
上述した、立ち基板1とメイン基板3との半田付けの際、立ち基板1を、メイン基板3に対して垂直に配置されるよう、固定ホルダ2に対して立ち基板1を垂直に保持する必要がある。また、落下の際の衝撃や振動への耐久性を試験する対特殊試験においても、立ち基板1の耐久性を確保するために、固定ホルダ2にて立ち基板1を確実に保持する必要がある。しかしながら、立ち基板1をメイン基板3に固定ホルダ2を用いて固定する際、立ち基板1に対する固定ホルダ2の取り付けをネジ4等を用いて強固にすると、それだけ組み付けるのに手間がかかることとなる。
立ち基板1をメイン基板3に簡易に取り付ける方法としては、以下のような方法が開示されている。基板を挿入するコの字形溝を設けた一対のリブからなるとともに、一方のリブを可動可能に保持したプリント基板取付機構が開示されている。上記プリント基板取付機構の溝にを基板を挿入した後、プリント基板取付機構と基板とをネジ止めして、立ち基板をメイン基板に対して垂直に固定する。また、このとき可動可能に保持される一方のリブをスライドすることにより、幅の異なる立ち基板を保持可能としている(例えば、特許文献1参照。)。
また、立ち基板をメイン基板に取り付ける他の方法としては、以下のようなものが開示されている。つまり、立ち基板の下方をプラスチックで作られた基板保持具で固定するとともに、基板保持具は、弾力性のある係り止めツメ形状により立ち基板を係止して固定する(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、立ち基板をメイン基板に取り付ける他の方法としては、以下のようなものが開示されている。つまり、立ち基板を上方から支える一対の上部腕部材と、立ち基板を下側から支える一対の下部腕部材とを有する基板ホルダが開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
実開平1−160885
実開平6−17279
特開平4−72690
上述した特許文献1および特許文献2の発明は、次のような課題があった。つまり、上述した発明は、メイン基板と立ち基板とを取り外し可能に保持することを前提としており、メイン基板と立ち基板とを半田付けする立ち基板固定方法には応用することができない。さらに、メイン基板と立ち基板とは、半田層により半田付けされるため、立ち基板の下方を保持するような保持構造は応用することができない。
また、特許文献3の発明は、次のような課題がった。つまり、特許文献3の基板ホルダは、立ち基板の上方と下方を支えることで保持する構成であるため、立ち基板に対して基板ホルダが大きくなり、無駄な部材を使用することとなりコスト高となる。さらに、メイン基板を筺体内に収容した際も無駄なスペースを使用することとなる。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、コンパクトな構造で且つ、組み付け易い構成のホルダを用いて、立ち基板をメイン基板に対して垂直に保持することが可能な立ち基板固定構造、および上記立ち基板固定構造を使用したテレビジョン受信機の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項2にかかる発明では、固定ホルダを用いて立ち基板をメイン基板に対して垂直に固定して配置する立ち基板固定構造において、
上記立ち基板は、両端部に形成された上側角部と下側角部にて溝部を形成し、上記固定ホルダは、背板面の両端から垂直方向に延設する側板にてコ字状の凹部を形成するとともに、上記側板にて、上記背板面と上記立ち基板とを略水平に対向するよう上記立ち基板の両端部を保持するものであって、上記側板は上記立ち基板の溝部を形成する下側角部が挿入して上記立ち基板を保持する固定用部材を有する構成としている。
上記立ち基板は、両端部に形成された上側角部と下側角部にて溝部を形成し、上記固定ホルダは、背板面の両端から垂直方向に延設する側板にてコ字状の凹部を形成するとともに、上記側板にて、上記背板面と上記立ち基板とを略水平に対向するよう上記立ち基板の両端部を保持するものであって、上記側板は上記立ち基板の溝部を形成する下側角部が挿入して上記立ち基板を保持する固定用部材を有する構成としている。
上記のように構成した発明では、立ち基板は、固定ホルダを用いてメイン基板に対して垂直に保持されて固定される。このとき、立ち基板の下側角部が、固定ホルダの側板に形成された固定用部材に挿入して固定される。このため、立ち基板は固定用部材の溝に挿入される簡易な構造にて保持されるとともに、固定ホルダの大きさは、立ち基板の下側角部までの高さを有すればよいため、固定ホルダの高さをコンパクトにすることができる。ゆえに、コンパクトな構造で且つ組み付け易い構成の固定ホルダを用いて、立ち基板をメイン基板に対して垂直に保持することができる。
また、固定ホルダを用いて立ち基板を固定する具体的な構成として、請求項3に記載の発明は、上記側板は、上記背板面より延設する先端に、突出する第一の突出片と第二の突出片を形成する形状であって、上記固定用部材は、上記第一の突出片に、上記立ち基板が挿入可能な溝穴を形成するとともに、上記第一の突出片を下側より上記溝穴の中ほどにかけて外側に向けて折り曲げることにより、L字状の溝を形成する形状であって、上記固定ホルダは、上記立ち基板の下側角部の先端を上記L字状の溝の下側から挿入するとともに、上記第二の突出辺にて上記立ち基板を下側より支持して上記立ち基板を保持する構成としている。
上記のように構成した発明では、L字状の溝を形成した固定用部材の下側からサブ基盤の下側角部を挿入するとともに、第二の突出片にて立ち基板を下側から保持する。これにより、立ち基板は、第一の突出片に形成されたL字状の溝にて、立ち基板のプリント面に対して垂直方向の動きを規制されるとともに、第二の突出片にて上下方向の動きを規制されることとなる。これにより、簡易な構成にて、立ち基板を固定ホルダに確実に固定することが可能となる。
そして、立ち基板をメイン基板に固定する具体的な方法の一例として、請求項4に記載の発明は、上記固定ホルダは、上記メイン基板に形成された溝部に、上記側板下方に形成された脚部を挿入して半田付けする構成であって、上記脚部は、外側に向けて突出するツメ部を有する構成としている。
上記のように構成された発明では、固定ホルダに立ち基板を固定した後、固定ホルダの脚部をメイン基板の溝部に挿入する。このとき、脚部には、外側に向けて突出するツメ部を有しているため、溝部に挿入された脚部が確実にメイン基板に固定される。
また、上記課題を解決するための具体的な構成の一例として、請求項1に記載の発明は、チューナ部が受信した映像信号を信号処理するディジタル基板を、板金製の固定ホルダにてメイン基板に対して垂直に固定するテレビジョン受信機において、
上記ディジタル基板は、両端部に形成された上側角部と下側角部にて横断面がコ字状の溝部を形成し、上記固定ホルダは、背板面の両端から垂直方向に延設する側板にてコ字状の凹部を形成するとともに、上記側板にて、上記背板面と上記立ち基板とを略水平に対向するよう、上記立ち基板の両端部を保持するものであって、上記側板は、上記背板面から延設する先端より突出する第一の突出片と第二の突出片とを形成するとともに、上記メイン基板の溝に挿入する脚部と、同脚部より外側に突出するツメ部とを有する形状であって、上記第一の突出片は、上記立ち基板の溝穴を形成する下側角部が挿入して上記立ち基板と上記背板面とを略水平に対向させて固定する固定用部材を有し、上記固定用部材は、上記第一の突出片に、上記立ち基板が挿入可能な溝穴を形成するとともに、上記突出片の下側より上記溝穴の中ほどにかけて外側に向けて折り曲げることにより形成されるL字状の溝を有し、上記固定ホルダは、上記L字状の溝に上記立ち基板の下側角部を下側から挿入するとともに、上記第二の突出片にて上記立ち基板を下側より支持して上記ディジタル基板を保持する構成としている。
上記ディジタル基板は、両端部に形成された上側角部と下側角部にて横断面がコ字状の溝部を形成し、上記固定ホルダは、背板面の両端から垂直方向に延設する側板にてコ字状の凹部を形成するとともに、上記側板にて、上記背板面と上記立ち基板とを略水平に対向するよう、上記立ち基板の両端部を保持するものであって、上記側板は、上記背板面から延設する先端より突出する第一の突出片と第二の突出片とを形成するとともに、上記メイン基板の溝に挿入する脚部と、同脚部より外側に突出するツメ部とを有する形状であって、上記第一の突出片は、上記立ち基板の溝穴を形成する下側角部が挿入して上記立ち基板と上記背板面とを略水平に対向させて固定する固定用部材を有し、上記固定用部材は、上記第一の突出片に、上記立ち基板が挿入可能な溝穴を形成するとともに、上記突出片の下側より上記溝穴の中ほどにかけて外側に向けて折り曲げることにより形成されるL字状の溝を有し、上記固定ホルダは、上記L字状の溝に上記立ち基板の下側角部を下側から挿入するとともに、上記第二の突出片にて上記立ち基板を下側より支持して上記ディジタル基板を保持する構成としている。
以上説明したように本発明によれば、コンパクトな構造で且つ、組み付け易い構成のホルダを用いて、立ち基板をメイン基板に対して垂直に保持することができる。
また請求項3にかかる発明によれば、簡易な構成にて、立ち基板を固定ホルダに確実に固定することが可能となる。
そして請求項4にかかる発明によれば、立ち基板をメイン基板に確実に固定することができる。
さらに請求項1のような、より具体的な構成において、上述した請求項2〜請求項4の各発明と同様の作用を奏することはいうまでもない。
また請求項3にかかる発明によれば、簡易な構成にて、立ち基板を固定ホルダに確実に固定することが可能となる。
そして請求項4にかかる発明によれば、立ち基板をメイン基板に確実に固定することができる。
さらに請求項1のような、より具体的な構成において、上述した請求項2〜請求項4の各発明と同様の作用を奏することはいうまでもない。
以下、下記の順序に従って本発明の実施の形態である立ち基板固定構造の説明を行う。(1)立ち基板固定構造
(1−1)基板固定方法
(1−2)立ち基板の構成
(1−3)固定ホルダの構成
(1−4)立ち基板固定方法
(2)実施の形態
(3)まとめ
(1−1)基板固定方法
(1−2)立ち基板の構成
(1−3)固定ホルダの構成
(1−4)立ち基板固定方法
(2)実施の形態
(3)まとめ
(1)立ち基板固定構造
(1−1)基板固定方法
以下、図1〜図4を参照して、この発明に係る立ち基板固定構造10を説明する。図1は、本発明の立ち基板固定構造10を表す図である。同図より、立ち基板固定構造10は、立ち基板11をメイン基板12に対して垂直に保持するためのものである。そのため、本発明の立ち基板固定構造10は、固定ホルダ13を用いて、立ち基板11をメイン基板12に保持する構成としてる。具体的には、固定ホルダ13と立ち基板11とを係合した後、メイン基板12に形成された溝に立ち基板11と固定ホルダ13の脚部を挿入して、メイン基板12に対して垂直に配置する。その後、立ち基板11は、メイン基板12の立ち基板11が配置されない裏面より半田付けされて、メイン基板12に固定される。
(1−1)基板固定方法
以下、図1〜図4を参照して、この発明に係る立ち基板固定構造10を説明する。図1は、本発明の立ち基板固定構造10を表す図である。同図より、立ち基板固定構造10は、立ち基板11をメイン基板12に対して垂直に保持するためのものである。そのため、本発明の立ち基板固定構造10は、固定ホルダ13を用いて、立ち基板11をメイン基板12に保持する構成としてる。具体的には、固定ホルダ13と立ち基板11とを係合した後、メイン基板12に形成された溝に立ち基板11と固定ホルダ13の脚部を挿入して、メイン基板12に対して垂直に配置する。その後、立ち基板11は、メイン基板12の立ち基板11が配置されない裏面より半田付けされて、メイン基板12に固定される。
そのため、固定ホルダ13は、立ち基板11をメイン基板12に対して略垂直になるよう固定する必要がある。さらに、立ち基板11を固定ホルダ13に固定する際、組み付けが行い易いことが望ましい。そのため、本発明の立ち基板11と固定ホルダ13とは以下に説明する構成とし、立ち基板の強度と組み付け易さを向上させている。
(1−2)立ち基板の構成
図2は、本発明の立ち基板の構成を表す斜視図である。同図より、立ち基板11は、略矩形のプリント面11aの両端中ほどに、厚みを同じに形成される上側角部11a1、11a2と、下側角部11a3、11a4とで、溝11b1、11b2を形成する構成としている。さらに、プリント面11aに下方にメイン基板12の溝と挿入する脚部11cとを有している。脚部11cは、立ち基板11をメイン基板12の溝に挿入して半田付けされることで、立ち基板11とメイン基板12とを電気的に接続するためのものである。なお、溝11b1、11b2の形成される位置は、後述する固定ホルダ13の形状に合わせて適宜形成されるものである。
図2は、本発明の立ち基板の構成を表す斜視図である。同図より、立ち基板11は、略矩形のプリント面11aの両端中ほどに、厚みを同じに形成される上側角部11a1、11a2と、下側角部11a3、11a4とで、溝11b1、11b2を形成する構成としている。さらに、プリント面11aに下方にメイン基板12の溝と挿入する脚部11cとを有している。脚部11cは、立ち基板11をメイン基板12の溝に挿入して半田付けされることで、立ち基板11とメイン基板12とを電気的に接続するためのものである。なお、溝11b1、11b2の形成される位置は、後述する固定ホルダ13の形状に合わせて適宜形成されるものである。
(1−3)固定ホルダの構成
固定ホルダ13は、立ち基板11をメイン基板12に対して略垂直に配置して保持するとともに、固定後の立ち基板11の強度を補助するためのものである。図3は、固定ホルダ13の構成を表す斜視図である。同図より、固定ホルダ13は、背板面13aの両端から垂直方向に延設する側板13b、13cにてコ字状の凹部を形成するとともに、上記形成される凹部の開口側に、背板面13aと立ち基板11とを略水平に対向するよう、側板13b、13cにて立ち基板11の両端部を保持するものである。本発明の実施の形態での、固定ホルダ13を形成する背板面13a、並びに側板13b、13cの高さは、立ち基板11を固定した際、立ち基板11の高さを越えない高さとしている。また、本発明の実施の形態での固定ホルダの材質は、厚みの薄い板金にて形成されているが、材質は固定ホルダ13の使用に合わせて適宜変更するものとする。
固定ホルダ13は、立ち基板11をメイン基板12に対して略垂直に配置して保持するとともに、固定後の立ち基板11の強度を補助するためのものである。図3は、固定ホルダ13の構成を表す斜視図である。同図より、固定ホルダ13は、背板面13aの両端から垂直方向に延設する側板13b、13cにてコ字状の凹部を形成するとともに、上記形成される凹部の開口側に、背板面13aと立ち基板11とを略水平に対向するよう、側板13b、13cにて立ち基板11の両端部を保持するものである。本発明の実施の形態での、固定ホルダ13を形成する背板面13a、並びに側板13b、13cの高さは、立ち基板11を固定した際、立ち基板11の高さを越えない高さとしている。また、本発明の実施の形態での固定ホルダの材質は、厚みの薄い板金にて形成されているが、材質は固定ホルダ13の使用に合わせて適宜変更するものとする。
本発明の実施の形態での固定ホルダ13の形状を説明する。固定ホルダ13は、背板面13aの上方を、側板13b、13cとで形成したコ字状の凹部の開口側に折り返した、屋根部13a1とを有するとともに、固定ホルダ13の側板13b、13cには、背板面13aから延設する先端より突出する第一の突出片13d、13eと第二の突出片13f、13gとを有する形状である。さらに、第一の突出片13d、13eには、立ち基板11の下側角部11a3、11a4とが挿入して保持される固定用部材13h、13iとを有する構成である。固定用部材13h、13iの構成としては、第一の突出片13d、13eに立ち基板11の下側角部11a3、11a4とが挿入可能な溝穴を形成するとともに、第一の突出片13d、13eを下側より溝穴の中ほどにかけて外側に向けて折り曲げることにより、L字状の溝13j、13kを形成した構成である。
また、側板13b、13c下方には、メイン基板12の溝に挿入して半田付けされる脚部13l、13mとを有する構成である。さらに、脚部13l、13mは、側板13b、13cの外側に向けて突出するツメ部13l1、13m1とを有する構成である。ツメ部13l1、13m1の形成方法の一例としては、脚部13l、13mの中ほどをコの字の開口を上側に向けて切り欠くとともに、切り欠いた脚部13l、13mの内側を切り起こしてツメ部13l1、13m1とを形成している。上述したツメ部13l1、13m1の形成方法は上述した方法に限定されず、脚部13l、13mから外側に突出されるよう形成され、メイン基板12の溝に挿入した際、溝と係合するものであればよい。
(1−4)立ち基板固定方法
上述した、立ち基板11と固定ホルダ13とを用いた、メイン基板12への立ち基板11の固定方法を説明する。図4は、固定ホルダ13に固定される、立ち基板11を表す図である。同図4−aより、立ち基板11の下側角部11a3、11a4の上側先端を、固定ホルダ13の第一の突出片13d、13eと第二の突出片13f、13gとの間より、固定用部材13h、13iのL字状の溝13j、13kの下側から挿入する。続いて、図4−bより下側角部11a3、11a4をL字状の溝13j、13kに挿入した状態で、立ち基板11の下側の辺を、第二の突出片13f、13gの上側に配置するよう、立ち基板11を固定ホルダ13の第一の突出片13d、13eと第二の突出片13f、13gとで形成される溝に挿入する。このとき、屋根部13a1の先端が、立ち基板11との隙間を上側からカバーする。
上述した、立ち基板11と固定ホルダ13とを用いた、メイン基板12への立ち基板11の固定方法を説明する。図4は、固定ホルダ13に固定される、立ち基板11を表す図である。同図4−aより、立ち基板11の下側角部11a3、11a4の上側先端を、固定ホルダ13の第一の突出片13d、13eと第二の突出片13f、13gとの間より、固定用部材13h、13iのL字状の溝13j、13kの下側から挿入する。続いて、図4−bより下側角部11a3、11a4をL字状の溝13j、13kに挿入した状態で、立ち基板11の下側の辺を、第二の突出片13f、13gの上側に配置するよう、立ち基板11を固定ホルダ13の第一の突出片13d、13eと第二の突出片13f、13gとで形成される溝に挿入する。このとき、屋根部13a1の先端が、立ち基板11との隙間を上側からカバーする。
上述した構成により、図4の4−cより立ち基板11は、固定ホルダの固定用部材13h、13iに挿入してプリント面11aに対して垂直方向の動きを規制されるとともに、下辺を第二の突出片13f、13gの上側周辺と当接することにより下側から支持される。これにより、立ち基板11は、プリント面11aに対して垂直方向と水平方向の動きを規制されて固定ホルダ13に保持されることとなる。
さらに、立ち基板11と固定ホルダ13とを固定した状態で、立ち基板11の脚部11cと固定ホルダ13の脚部13l、13mとを、メイン基板12に形成される溝に挿入する。その状態で、立ち基板11と固定ホルダ13とを保持したメイン基板12を、立ち基板が配置されない面を下側にして半田付けする。これにより、下側にした面に半田が付着して立ち基板11と固定ホルダ13さらには、メイン基板12とが半田付けされ、立ち基板11は、メイン基板12に対して略垂直に固定される。
(2)実施の形態
上述した立ち基板固定構造10を用いた実施の形態を以下に説明する。図5は、本発明の立ち基板固定構造10を使用するテレビジョン受信機30の構成を表す図である。同図より、テレビジョン受信機30は、映像を表示する表示器21と、図示しないアンテナが受信した高周波のテレビジョン放送より希望のチャネルに対応する中間周波数のビデオ信号を抽出するチューナ部22と、チューナ部22が抽出したビデオ信号に信号処理を施すディジタル基板23と、商用電源からの交流電源さらには上記ディジタル基板23からのビデオ信号を基に、上記表示器に映像を表示するための駆動信号を生成するアナログ基板24と、上記各構成要素を収容する筺体25、26とを有する構成である。
上述した立ち基板固定構造10を用いた実施の形態を以下に説明する。図5は、本発明の立ち基板固定構造10を使用するテレビジョン受信機30の構成を表す図である。同図より、テレビジョン受信機30は、映像を表示する表示器21と、図示しないアンテナが受信した高周波のテレビジョン放送より希望のチャネルに対応する中間周波数のビデオ信号を抽出するチューナ部22と、チューナ部22が抽出したビデオ信号に信号処理を施すディジタル基板23と、商用電源からの交流電源さらには上記ディジタル基板23からのビデオ信号を基に、上記表示器に映像を表示するための駆動信号を生成するアナログ基板24と、上記各構成要素を収容する筺体25、26とを有する構成である。
上述した構成により、チューナ部22が抽出したビデオ信号を基にディジタル基板23にて映像並びに音声を出力するための信号が生成される。さらに、上記生成した信号と商用電源から供給される電源を基に、アナログ基板24にて表示器21に映像を表示するための駆動信号が生成され、表示器21に出力される。その後、入力された駆動信号に基づいて、表示器21は映像を表示する。本発明の実施の形態でのテレビジョン受信機30は、表示器21をブラウン管型ディスプレイとしている。しかしながら、表示器を実現するものは、ブラウン管型ディスプレイに限定されず、液晶ディスプレイであっても、プラズマディスプレイであってもよい。
上述した実施の形態でのテレビジョン受信機30は、本発明としての立ち基板固定構造10の、ディジタル基板23が立ち基板11に対応し、アナログ基板24がメイン基板12に対応している。そのため、固定ホルダ13を用いて、ディジタル基板23がアナログ基板24に対して垂直に配置されて固定されている。なお、実施の形態でのテレビジョン受信機30は、本発明での立ち基板固定構造10を適応することにより、ディジタル基板23に対して落下による衝撃や、振動に対する耐久性を向上させる他、テレビジョン受信機30を組み立てる際に、組み立て易くすることが可能となる。
(3)まとめ
以上説明したように、本発明の立ち基板固定構造は、立ち基板11は、固定ホルダ13を用いてメイン基板12に対して垂直に保持されて固定される。このとき、立ち基板11の下側角部11a3、11a4が、固定ホルダ13の側板に形成された固定用部材13h、13iに挿入して固定される。このため、立ち基板11は固定用部材13h、13iの溝に挿入される簡易な構造にて保持されるとともに、固定ホルダ13の大きさは、立ち基板11の下側角部11a3、11a4を固定するまでの高さを有すればよいため、固定ホルダ13の高さをコンパクトにすることができる。ゆえに、コンパクトな構造で、且つ組み付け易い構成の固定ホルダを用いて、立ち基板をメイン基板に対して垂直に保持することができる。
以上説明したように、本発明の立ち基板固定構造は、立ち基板11は、固定ホルダ13を用いてメイン基板12に対して垂直に保持されて固定される。このとき、立ち基板11の下側角部11a3、11a4が、固定ホルダ13の側板に形成された固定用部材13h、13iに挿入して固定される。このため、立ち基板11は固定用部材13h、13iの溝に挿入される簡易な構造にて保持されるとともに、固定ホルダ13の大きさは、立ち基板11の下側角部11a3、11a4を固定するまでの高さを有すればよいため、固定ホルダ13の高さをコンパクトにすることができる。ゆえに、コンパクトな構造で、且つ組み付け易い構成の固定ホルダを用いて、立ち基板をメイン基板に対して垂直に保持することができる。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
10…立ち基板固定構造、11…立ち基板、11a…プリント面、11a1、11a2…上側角部、11a3、11a4…下側角部、11b1、11b2…溝、11c…脚部、12…メイン基板、13…固定ホルダ、13a…背板面、13a1…屋根部、13b、13c…側板、13d、13e…第一の突出片、13f、13g…第二の突出片、13h、13i…固定用部材、13j、13k…溝、13l、13m…脚部、13l1、13m1…ツメ部、21…表示器、22…チューナ部、23…ディジタル基板、24…アナログ基板、25、26…筺体、30…テレビジョン受信機
Claims (4)
- チューナ部が受信した映像信号を信号処理するディジタル基板を、板金製の固定ホルダにてアナログ基板に対して垂直に固定するテレビジョン受信機において、
上記ディジタル基板は、両端部に形成された上側角部と下側角部にて横断面がコ字状の溝部を形成し、
上記固定ホルダは、背板面の両端から垂直方向に延設する側板にてコ字状の凹部を形成するとともに、上記側板にて、上記背板面と上記ディジタル基板とを略水平に対向するよう、上記ディジタル基板の両端部を保持するものであって、
上記側板は、上記背板面から延設する先端より突出する第一の突出片と第二の突出片とを形成するとともに、上記メイン基板の溝に挿入する脚部と、同脚部より外側に突出するツメ部とを有する形状であって、
上記第一の突出片は、上記ディジタル基板の溝穴を形成する下側角部が挿入して上記ディジタル基板と上記背板面とを略水平に対向させて固定する固定用部材を有し、
上記固定用部材は、上記第一の突出片に、上記ディジタル基板が挿入可能な溝穴を形成するとともに、上記突出片の下側より上記溝穴の中ほどにかけて外側に向けて折り曲げることにより形成されるL字状の溝を有し、
上記固定ホルダは、上記L字状の溝に上記ディジタル基板の下側角部を下側から挿入するとともに、上記第二の突出片にて上記ディジタル基板を下側より支持して上記ディジタル基板を保持することを特徴とするテレビジョン受信機。 - 固定ホルダを用いて立ち基板をメイン基板に対して垂直に固定して配置する立ち基板固定構造において、
上記立ち基板は、両端部に形成された上側角部と下側角部にて溝部を形成し、
上記固定ホルダは、背板面の両端から垂直方向に延設する側板にてコ字状の凹部を形成するとともに、上記側板にて、上記背板面と上記立ち基板とを略水平に対向するよう上記立ち基板の両端部を保持するものであって、
上記固定ホルダは、上記側板は上記立ち基板の溝部を形成する下側角部が挿入して上記立ち基板を保持する固定用部材を有することを特徴とする立ち基板固定構造。 - 上記側板は、上記背板面から延設する先端より突出する第一の突出片と第二の突出片とを有し、
上記固定用部材は、上記第一の突出片に、上記立ち基板が挿入可能な溝穴を形成するとともに、上記第一の突出片を下側より上記溝穴の中ほどにかけて外側に向けて折り曲げることにより、L字状の溝を形成する形状であって、
上記固定ホルダは、上記立ち基板の下側角部の先端を上記L字状の溝の下側から挿入するとともに、上記第二の突出辺にて上記立ち基板を下側より支持して、上記立ち基板を保持する構成であることを特徴とする請求項2に記載の立ち基板固定構造。 - 上記固定ホルダは、上記メイン基板に形成された溝部に、上記側板下方に形成された脚部を挿入して半田付けする構成であって、
上記脚部は、外側に向けて突出するツメ部を有することを特徴とする請求項2または請求項3のいずれか一項に記載の立ち基板固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006290142A JP2008108898A (ja) | 2006-10-25 | 2006-10-25 | 立ち基板固定構造、およびテレビジョン受信機 |
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JP2006290142A JP2008108898A (ja) | 2006-10-25 | 2006-10-25 | 立ち基板固定構造、およびテレビジョン受信機 |
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JP2008108898A true JP2008108898A (ja) | 2008-05-08 |
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ID=39442005
Family Applications (1)
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JP2006290142A Pending JP2008108898A (ja) | 2006-10-25 | 2006-10-25 | 立ち基板固定構造、およびテレビジョン受信機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008108898A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2450353A1 (en) | 2008-04-18 | 2012-05-09 | Ishihara Sangyo Kaisha, Ltd. | Method for producing pyrimidine compound |
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2006
- 2006-10-25 JP JP2006290142A patent/JP2008108898A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2450353A1 (en) | 2008-04-18 | 2012-05-09 | Ishihara Sangyo Kaisha, Ltd. | Method for producing pyrimidine compound |
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