JP2008108145A - 計算機システム及びこれを用いたデータの管理方法 - Google Patents

計算機システム及びこれを用いたデータの管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、バックアップ処理が異常終了した場合においても、最新データの損失を回避できるようにすることを課題としている。
【解決手段】本発明は、ホスト計算機から送られるデータを格納するデータ記憶領域を有する第1のストレージシステムと、データ記憶領域に対応付けられた少なくとも一つの実複製データ記憶領域を有する第2のストレージシステムと、第2のストレージシステムの複製データ記憶領域に対応付けられた記憶媒体を有するアーカイブ装置と、第1のストレージシステムのデータ記憶領域からデータを読み出して、当該読み出したデータを所定の構成情報に従って第2のストレージシステムの第1の実複製データ記憶領域に書き込むコピー処理を制御するデータコピー部と、第1の実複製データ記憶領域に代えて第2の実複製データ記憶領域がデータ記憶領域に対応付けられるように、所定の構成情報を変更する接続切替部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホスト計算機とストレージシステムとから構成される計算機システムに関し、特に、ストレージシステム間におけるデータの転送及び管理方法に関する。
コンピュータシステムでは、一般に、システム障害、ソフトウェアのバグ、人的ミスなどによりデータが損失した場合に備え、磁気ディスクや磁気テープなどの記憶媒体に、元データの複製又はその圧縮データを保存する「バックアップ」が実施されている。コンピュータシステムにおけるバックアップ処理は、一般的にはバックアップスケジュールに従って定期的に実行される。
バックアップの一つの形態として、「D2D2T(Disk to Disk to Tape)」が知られている。このD2D2Tは、ホスト計算機等において用いられるデータを磁気ディスクに格納するとともに、当該データを別の磁気ディスクに一次的にバックアップを行い、さらにこのバックアップデータを磁気テープに退避することで二次的にバックアップを行う。このようなD2D2Tを実現するシステムは、典型的には、元データを格納する磁気ディスク装置、一次バックアップデータを格納するバックアップ用磁気ディスク装置、二次バックアップデータを格納する磁気テープ装置からなる。
下記に示す特許文献1には、外部ストレージシステム内にバックアップ用磁気ディスク装置と、複数の磁気テープを備えるテープライブラリ装置とを搭載し、外部ストレージシステム内のコントローラにより自動的に磁気ディスクから磁気テープにデータを退避する技術が開示されている。
また、特許文献2では、バックアップに必要な装置間の経路を形成する機器が障害等で使用不可能になった場合に、別の使用可能な機器を用いて新しい経路を形成することで、機器障害によって発生するバックアップ処理時間の延長を抑える技術が開示されている。
特開平11−242570 特開平2002−297456
上記のようなD2D2Tバックアップにおいては、バックアップ用磁気ディスク装置のや磁気テープの障害等によって、当該磁気ディスクから磁気テープへのデータ退避処理においてエラーが発生した場合、未だ退避が完了していないバックアップデータは、これ以上、磁気テープに保存することができない。例えば、バックアップ用磁気ディスクに未だ退避が完了していないデータが残存している状態で、バックアップ用磁気ディスクが更新されると、当該データは書き換えられ、もはや磁気テープに移動させることに意味を持たない。従って、データ整合性の観点から、バックアップ用磁気ディスク上のデータは磁気テープへ退避が完了していない場合、バックアップ用磁気ディスク上の当該データが最新のデータで更新されないようにする必要がある。しかしながら、このようにデータの更新を抑制した場合、最新のデータをバックアップ用磁気ディスクにバックアップすることができず、データ損失の危険性が発生する。
磁気ディスクから磁気テープへのデータ退避処理時のエラーは、例えば、磁気ディスクの障害、ネットワークシステム等の装置間パスの障害、テープメディア又はテープライブラリ装置の障害、テープメディアの容量不足等に起因する。
上記課題を解決するために、本発明の一つの形態は、第1のストレージシステムに格納されたデータを第2のストレージシステムに一時的にバックアップし、さらに、アーカイブ装置に二次的にバックアップする計算機システムであって、バックアップにおいてエラーが発生した場合に、当該エラーの原因に応じて、バックアップされるデータが格納されるべき記憶領域を切り替える計算機システムを提供する。
すなわち、本発明の一つの形態は、ホスト計算機から送られるデータを格納するデータ記憶領域を有する第1のストレージシステムと、当該第1のストレージシステムに接続され、当該データ記憶領域に対応付けられた少なくとも一つの実複製データ記憶領域を有する第2のストレージシステムと、当該第2のストレージシステムに接続され、当該第2のストレージシステムの当該複製データ記憶領域に対応付けられた記憶媒体を有するアーカイブ装置と、を備える計算機システムである。そして、当該計算機システムは、当該第1のストレージシステムの当該データ記憶領域からデータを読み出して、当該読み出したデータを所定の構成情報に従って当該第2のストレージシステムの第1の実複製データ記憶領域に書き込むコピー処理を制御するデータコピー部と、当該第1の実複製データ記憶領域に代えて第2の実複製データ記憶領域が当該データ記憶領域に対応付けられるように、当該所定の構成情報を変更する接続切替部と、を備えている。
当該計算機システムは、当該第2のストレージシステムの当該第1の実複製データ記憶領域からデータを読み出して、当該アーカイブ装置の当該記憶媒体に当該読み出したデータを格納するバックアップ処理を制御するバックアップ制御部をさらに備える。
また、当該バックアップ制御部は、当該データコピー部による当該コピー処理と非同期で当該バックアップ処理を制御する。
そして、当該データコピー部によるコピー処理が異常終了した場合、当該接続切替部により、前記所定の構成情報が変更され、当該データコピー部に対して新たなコピー処理が要求される。
また、本発明の一つの形態は、データ記憶領域を有する第1のストレージシステムと、当該第1のストレージシステムに接続され、少なくとも一つの実複製データ記憶領域を有する第2のストレージシステムと、当該第2のストレージシステムに接続され、所定の記憶媒体を有するアーカイブ装置とを備える計算機システムにおけるデータの管理方法であって、当該第1のストレージシステムの当該データ記憶領域が当該第2のストレージシステムの第1の実複製データ記憶領域に対応付けられるとともに、当該第1の実複製データ記憶領域が当該アーカイブ装置の当該所定の記憶媒体に対応付けられるように、所定の構成情報を設定するステップと、ホスト計算機から送られるデータを当該データ記憶領域に格納するステップと、当該第1のストレージシステムの当該データ記憶領域からデータを読み出して、当該読み出したデータを当該所定の構成情報に従って当該第2のストレージシステムの当該第1の実複製データ記憶領域に書き込むコピー処理を実行するステップと、当該コピー処理が異常終了したか否かを検出するステップと、当該コピー処理が異常終了したことが検出された場合に、当該第1の実複製データ記憶領域に代えて第2の実複製データ記憶領域が当該データ記憶領域に対応付けられるように、当該所定の構成情報を変更するステップと、を含むデータの管理方法である。
本発明の一つの形態によれば、バックアップ処理が異常終了した場合においても、最新データの損失を回避することが可能となる。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る計算機システムの構成を示す図である。同図に示すように、計算機システム1は、データI/O用ネットワークN1を介して相互接続されたホスト計算機2とストレージシステム3とを含んでいる。計算機システム1はまた、ストレージシステム4、アーカイブ装置5A及び5B、管理装置6並びにバックアップ制御装置7からなるバックアップシステムを含んでいる。ストレージシステム3、ストレージシステム4並びにアーカイブ装置5A及び5Bは、データ転送用ネットワークN2を介して相互接続されるとともに、管理用ネットワークN3を介して、管理装置6及びバックアップ制御装置7に接続されている。
データI/O用ネットワークN1及びデータ転送用ネットワークN2は、例えば、IPネットワーク技術に基づくLANやインターネット、ファイバチャネル技術に基づくSAN等、その他既知の公衆回線や専用回線で構成される。同図では、これらネットワークN1及びN2は、別個のネットワークとして示されているが、同一のネットワークとして構成されてもよい。
管理用ネットワークN3も同様に、IPネットワーク技術に基づくLANやインターネットで構成されるかも知れない。管理用ネットワークN3もまた、独立したネットワークではなく、他のネットワークと共有される形で、構成されてもよい。
ストレージシステム3は、典型的には、一台以上の磁気ディスク装置31から構成されたストレージシステムである。磁気ディスク装置31上には、一又は複数の論理的なボリューム(記憶領域)が形成される。本実施例では、磁気ディスク装置31上には、ホスト計算機1によってアクセスされるデータ記憶領域31a及び仮想複製データ記憶領域31bが定義されている。一のデータ記憶領域31aは、一又は複数の仮想複製データ記憶領域31bと相互に関連付けられている。なお、磁気ディスク装置31の代わりに半導体記憶装置を用いてもよい。
ホスト計算機2から送られる書き込みコマンドに伴う書き込みデータは、記憶領域31a内の所定のブロックに格納される。また、データ記憶領域31aに格納されたデータであって、特定の時点におけるデータに対する複製データは、仮想複製データ記憶領域31bに仮想的に格納される。すなわち、仮想複製データ記憶領域31bは、複製データの実体そのものではなく、例えば、格納されるべきデータのアドレスやリンク等のメタデータを格納する。複製データの実体は、ストレージシステム4の実複製データ記憶領域411に格納される。アドレスやリンクは、例えば、ストレージシステム4の識別子及び実複製データ記憶領域411の識別子である。
ストレージシステム4もまた、典型的には、一台以上の磁気ディスク装置41から構成されたストレージシステムであり、一又は複数の実複製データ記憶領域411を有する。ストレージシステム4の実複製データ記憶領域411は、仮想複製データ記憶領域31bと対応付けられており、複製データの実体を格納することにより、データ記憶領域31aのレプリカとして機能する。
本実施例では、ストレージシステム3に実装された仮想化機能により、仮想複製データ記憶領域31bに対するデータの一次バックアップ処理は、実際上は、データ転送用ネットワークN2を介して接続されたストレージシステム4内の実複製データ記憶領域411に対して実行される。
アーカイブ装置5A及び5Bは、典型的には、磁気テープを記憶媒体とするテープライブラリ装置である。アーカイブ装置5A及び5Bは、一般に、上述のような磁気ディスク型のストレージシステムと比較して、大容量かつビット単価が低く、それゆえデータの書き込み/読み出し速度が相対的に遅い装置が選択される。従って、本実施例では、テープライブラリ装置を前提に説明するが、特にこれにこだわるものではない。また、アーカイブ装置5Aと5Bとは、異なるタイプの装置であってもよい。
アーカイブ装置5A及び5Bはそれぞれ、一又は複数のテープドライブ51と、そこに一又は複数の磁気テープ52を備える。テープドライブ51は、例えば、チェンジャによって磁気テープ52をドライブスロットに装填し、当該装填された磁気テープ52に対してデータの書き込みや読み出しといったアクセスを行う。複数のテープドライブ51が備わっている場合には、並列的にアクセスが行われる。
管理装置6は、計算機システム1全体を保守・管理するためのコンピュータである。管理装置6は、汎用のコンピュータに保守・管理機能を実装したコンピュータであってもよいし、保守・管理を専用に行うサービスプロセッサ(SVP)コンピュータとして構成されてもよい。管理装置6は、保守・管理に必要な各種の操作を行うユーザインターフェースをシステム管理者に提供し、または、予め設定さられた処理に従って、バックアップ制御装置7を制御する。
バックアップ制御装置7は、ストレージシステム4とアーカイブ装置5との間のデータのバックアップ処理を制御するためのコンピュータである。バックアップ制御装置7は、汎用のコンピュータにバックアップ処理のためのデータ転送機能を実装したコンピュータであってもよいし、専用の制御装置であってもよい。また、バックアップ制御装置7は、それ単独で構成するのではなく、例えば、管理装置6又はストレージシステム4にその機能の一部又は全部を実装して構成してもよい。バックアップ制御装置7は、管理装置6の制御の下、ストレージシステム3の仮想化機能による書き込み処理とは非同期に、ストレージシステム4の実複製データ記憶領域411からデータを読み出して、所定のアーカイブ装置5における所定の記憶媒体(すなわち、磁気テープ52)に転送することにより、ストレージシステム4の実複製データ記憶領域411に格納されたデータの二次的なバックアップ処理を行う。また、バックアップ制御装置7は、アーカイブ装置5に格納されたデータを世代ごとに管理する。
図2は、本発明の一実施例に係るストレージシステム3の構成を説明するための図である。
上述したように、ストレージシステム3は、一台以上の磁気ディスク装置31とコントローラユニット32とを備える。磁気ディスク装置31によって提供される記憶領域は、一又は複数の論理的な記憶領域(ボリューム)に分割される。記憶領域に対する定義内容は、システム構成情報としてコントローラユニット42に保持される。本実施例では、一又は複数の、データ記憶領域31a及びこれに対応する仮想複製データ記憶領域31bのセットが定義されている。データ記憶領域31aは、ホスト計算機2がアクセス可能な記憶領域であり、ホスト計算機2で使用されるデータを格納する。また、仮想複製データ記憶領域31bは、データ記憶領域31aに格納されるデータについて、特定の時点におけるデータに対する複製データを仮想的に格納する。
図2を参照し、コントローラユニット32は、主として、CPU321と、メモリ322と、キャッシュメモリ323とを備えたシステム回路であり、ホスト計算機2と磁気ディスク装置31との間の入出力処理を統括的に制御する。また、コントローラユニット32は、外部インターフェース324a乃至324cと一又は複数のディスクインターフェース325とを備える。これらのシステムモジュール321乃至325は、データコントローラ426に機能的に接続されている。
ローカルメモリ322は、CPU321のメインメモリとして機能する。ローカルメモリ322は、典型的には、半導体ストレージシステムで構成されるが、その一部を磁気ディスク装置31の特定の論理ボリュームにより提供されてもよい。ローカルメモリ322は、CPU421の利用に供されるべく、後述する各種の制御プログラム及びシステム構成情報や各種の管理テーブルを記憶する。これら制御プログラム並びにシステム構成情報及び各種の管理テーブルは、例えば、ストレージシステム3に電源が投入された時点で、CPU321の制御の下、磁気ディスク装置31上の所定のボリュームから読み出され、あるいはイニシャルシーケンスに従って構成情報が収集され、ローカルメモリ322(または必要に応じて特定の論理ボリューム)上に展開される。
キャッシュメモリ323は、一時的にデータを記憶するために利用される。本実施例では、ホスト計算機2と磁気ディスク装置31との間の入出力データを一時的に記憶するために利用される。ホスト計算機3から送られたコマンドは、キャッシュメモリ323に一時的に保持され、また、磁気ディスク装置31から読み出されたデータは、ホスト計算機2に送り出す際に、キャッシュメモリ323に一時的に保持される。キャッシュメモリ323は、一般的な半導体ストレージシステムを採用することができる。
外部インターフェース324a乃至324cは、ネットワークN1乃至N3を介した通信を行うことができるようにそれぞれ構成されたシステム回路である。本実施例では、外部インターフェース324aは、I/O通信用ネットワークN1に接続され、ホスト計算機2との通信に供される。また、外部インターフェース324bは、データ転送用ネットワークN2に接続され、ストレージシステム4との通信に供される。さらに、外部インターフェース324cは、管理用ネットワークN3に接続され、管理装置6及びバックアップ制御装置7との通信に供される。
図3は、本発明の一実施例に係るストレージシステム3のローカルメモリ322の内容を示す図である。同図に示すように、ローカルメモリ322には、制御プログラムとして、I/O制御プログラムP31、管理情報制御プログラムP32、データコピープログラムP33、仮想化プログラムP34、及び外部接続切替プログラムP35等が実装されている。また、管理テーブルとして、コピー状態管理テーブルT31、ペア構成情報管理テーブルT32、及び仮想化構成情報管理テーブルT33等が構成されている。
I/O制御プログラムP31は、ホスト計算機2から送られるコマンドを解釈し、それに応じた処理を実現するプログラムである。例えば、ホスト計算機3からのコマンドが書き込み要求であれば、I/O制御プログラムP31は、当該書き込み要求で指定されたディスク装置41のデータ格納領域に書き込みデータを書き込む。データ格納領域は、例えば、データ記憶領域31a上の所定サイズに区切られたブロックの集まりである。一方、コマンドが読み込み要求であれば、I/O制御プログラムP31は、当該読み込み要求で指定されたディスク装置41のデータ格納領域からデータを読み出し、ホスト計算機2に送出するように、コントロールユニット32を制御する。
管理情報通信プログラムP32は、ストレージシステム3が対となる管理情報通信プログラムを実装した装置(すなわち、管理装置6及びバックアップ制御部7)と管理情報を送受信するためのプログラムである。管理情報通信プログラムP32は、受信した管理情報に基づいて、他のプログラムの実行を制御し、または、各種の管理テーブルに対する処理を行う。例えば、管理装置6からデータコピー要求を受信した場合、データコピープログラムP33に実行の制御が遷るように、これをデータコピープログラムに伝達する。
データコピープログラムP34は、データコピー要求に基づいて、その時点におけるデータ記憶領域31a上のデータを複製して、これを仮想複製データ記憶領域31bに格納するプログラムである。ただし、上述したように、仮想複製データ記憶領域31bは、複製データの実体を格納していないので、協働する仮想化プログラムP34により、複製データは、実際上は、データ転送用ネットワークN2を介してストレージシステム4に送出され、ストレージシステム4の対応する実複製データ記憶領域411に格納される。複製元のデータを格納するデータ記憶領域31aと、複製データの格納先となる仮想複製データ記憶領域31bとを対応付けた情報(以下、「ペア構成情報」という。)は、ペア構成情報管理テーブルT31に格納される。また、データコピープログラムP33は、その実行により、データコピーの処理状態に関する情報をコピー状態管理テーブルT32に反映させる。また、データコピープログラムP34は、コピー処理が終了すると、コピー処理終了時刻をコピー状態管理テーブルT32に書き込む。
仮想化プログラムP34は、ストレージシステム3における仮想化機能を実現するプログラムである。仮想化プログラムP34は、仮想複製データ記憶領域31bに対する書き込み又は読み出しといったアクセス要求を、仮想化構成情報管理テーブルにおいて当該仮想複製データ記憶領域31bと対応付けられたストレージシステム4内の実複製データ記憶領域411に対するアクセス要求として、ストレージシステム4に送信する。仮想化プログラムP34の実行により、仮想複製データ記憶領域31bに対するデータのアクセス要求は、データ転送用ネットワークN2を介してストレージシステム4内の実複製データ記憶領域411に対して行われる。例えば、データコピープログラムP33がデータ記憶領域31aに格納されたデータの複製を仮想複製データ記憶領域31bに書き込む場合、仮想化プログラムP34は、仮想化構成情報管理テーブルT33に従って、当該仮想複製データ記憶領域31bに対応するストレージシステム4内の実複製データ記憶領域411に複製データが書き込まれるように、アクセス要求をストレージシステム4に送信する。
外部接続切替プログラムP35は、仮想化構成情報管理テーブルT33に登録されている内容を書き換えて、これによって、仮想複製データ記憶領域31bとこれに対応付けられる実複製データ記憶領域411を切り替えるためのプログラムである。具体的には、管理情報通信プログラムP32を介して管理装置6から外部接続切替要求を受信すると、これに基づいて、仮想化構成管理テーブルT32において仮想複製データ記憶領域31bに現在対応付けられているストレージシステム4内の実複製データ記憶領域411の識別子を変更する。言い換えれば、外部接続切替プログラムP35は、仮想化構成情報管理テーブルT33における、実際のデータの書き込み及び読み出しの対象となるデータ記憶領域31a及び実複製データ記憶領域411の識別子を、外部接続切替要求に示された新しい識別子に書き換える。
図4は、本発明の一実施例に係るストレージシステム3内のペア構成情報管理テーブルT31の一例を示している。
ペア構成情報管理テーブルT31は、データ記憶領域識別子と仮想複製データ記憶領域識別子とを対応付けて構成されたテーブルである。データ記憶領域識別子は、複製元のデータを格納するデータ記憶領域31aを一意に識別するための情報であり、仮想複製データ記憶領域識別子は、複製データを格納する仮想複製データ記憶領域31bを一意に識別するため情報である。データ記憶領域識別子と仮想複製データ記憶領域識別子との対応関係に従って、データコピープログラムP33は、特定のデータ記憶領域31aに対する仮想複製データ記憶領域31bを特定する。例えば、データ記憶領域識別子「A1:00」で示されるデータ記憶領域31aに格納されたデータは、仮想複製データ記憶領域識別子「A2:00」で示される仮想複製データ記憶領域31bに格納されることになる。
図5は、本発明の一実施例に係るストレージシステム3内のコピー状態管理テーブルT32の一例を示している。
コピー状態管理テーブルT32は、相互に関連付けられたデータ記憶領域31aと仮想複製データ記憶領域31bとの間のデータコピーの処理状態を管理するテーブルであり、データ記憶領域識別子、仮想複製データデータ識別子、コピー処理の状態、及びコピー処理終了時刻に関する情報を含む。コピー処理の状態は、データコピープログラムP33による処理の進捗状況に応じて更新される。例えば、データコピーが行われていることを示す「処理中」、データコピーがエラーとなったことを示す「異常終了」、及び正常にデータコピーが完了したことを示す「正常終了」がある。例えば、図5における第1カラムは、データ記憶領域「A1:00」から仮想複製データ記憶領域「A2:00」へのデータコピーが正常に終了したことを示している。また、コピー処理の状態は、エラーの種類に応じて、例えば、そのエラーコードを格納するようにしてもよい。コピー処理終了時刻は、コピー処理が完了した時刻を示す。コピー処理が異常終了した場合には、コピー処理終了時刻は与えられない。
図6は、実施例に係るストレージシステム3内の仮想化構成情報管理テーブルT33の一例を示している。
仮想化構成情報管理テーブルT33は、ストレージシステム3内の仮想複製データ記憶領域31bと、仮想複製データ記憶領域31bへの書き込み又は読み出し処理が実際に実行されるストレージシステム4内の実複製データ記憶領域230との対応付けを定義する。仮想化構成情報管理テーブルT33は、仮想化の対象となるストレージシステム3内の仮想複製データ記憶領域31bを一意に識別するための仮想複製データ記憶領域識別子と、実際にデータが格納される実複製データ記憶領域411を有するストレージシステム4を一意に識別するためのストレージシステム識別子と、当該実複製データ記憶領域411を一意に識別するための実複製データ記憶領域識別子とを含む。例えば、図6(a)で示されるように、ストレージシステム3内の仮想複製データ記憶領域識別子「A2:00」で示される仮想複製データ記憶領域31bに対する書き込みデータは、ストレージシステム識別子「1410」で示されるストレージシステム4における実複製データ記憶領域識別子「B1:00」で示される実複製データ記憶領域411に格納される。
以上のように構成されるストレージシステム3は、CPU321の制御の下、各種のプログラム実行により、所望の動作を実現する。ストレージシステム4もまた、ストレージシステム3と同様のハードウェア資源を含んで構成される。ストレージシステム4は、ストレージシステム3に実装されるデータコピープログラムP33や仮想化プログラムP34、外部接続切替プログラムP35を必ずしも実装する必要はない。ストレージシステム4が、別に用意されたストレージシステムとの間で仮想化機能を必要とする場合には、これらの制御プログラムを適宜実装すればよい。
図7は、本発明の一実施例に係る管理装置6の構成を説明するための図である。同図に示すように、管理装置6は、主として、CPU61と、メモリ62と、ローカルストレージシステム63と、ユーザI/F装置64と、外部I/F65と、を備え、これらはバス67により相互に接続されている。
CPU61は、管理装置6の全体の制御を司っている。メモリ62は、CPU61のメインメモリとして機能し、CPU61の利用に供されるべく、各種の管理プログラム及び管理テーブルを記憶する。本実施例では、メモリ62は、例えば、管理情報通信プログラムP61、コピー状態監視プログラムP62、システム構成切換プログラムP63、及びシステム構成情報管理テーブルT61等を保持している。これらのプログラムや管理テーブルは、例えば、電源が投入された時点で、CPU61の制御の下、ローカルストレージシステム63から読み出され、メモリ62上に展開される。ユーザI/F装置64は、システム管理者に対するユーザインターフェースである。ユーザI/F装置64は、例えば、主として入力装置として機能するキーボードやマウス、主として出力装置として機能するディスプレイやプリンタ等により構成される。外部I/F装置65は、管理用ネットワークN3と接続するためのポート(図示せず)を備えた通信インターフェースである。
管理情報通信プログラムP61は、管理装置6がストレージシステム3、ストレージシステム4並びにアーカイブ装置5A及び5Bとの間の管理情報の送受信を実現するためのプログラムである。つまり、管理装置6に実装された管理情報通信プログラムP61は、ストレージシステム3等に実装された管理情報通信プログラムP32との間で通信を行う機能を有する。管理情報通信プログラムP61は、受信した管理情報に基づいて、他のプログラムの実行を制御し、または、管理情報に基づいて各種の管理テーブルに対する処理を行う。
コピー状態監視プログラムP62は、ストレージシステム3からストレージシステム4に対して行われるデータコピー処理の状態を監視する。コピー状態監視プログラムP62は、異常終了となったデータコピー処理を検出した場合、当該データコピー処理に関する情報をシステム構成切替プログラム523に通知する。
システム構成切替プログラムP63は、ストレージシステム3内の仮想化構成情報管理テーブルT33によって仮想複製データ記憶領域31bに対応付けられるストレージシステム4内の実複製データ記憶領域411の識別子を切り替えるための外部接続切替要求を生成するプログラムである。システム構成切替プログラムP63によって生成された外部接続切替要求は、管理情報通信プログラムP61により、ストレージシステム3に送信される。
システム構成情報管理テーブルT61は、計算機システム1が備えるストレージシステムの全て、すなわち、ストレージシステム3、ストレージシステム4並びにアーカイブ装置5A及び5Bに関するシステム構成情報及び記憶領域(ボリューム)の使用状態に関する情報を保持する。システム構成情報は、各ストレージシステムが有する記憶領域の識別子や容量値等を示す情報である。また、記憶領域の使用状態は、当該記憶領域が書き込みや読み出しが可能な状態にあるか否かを示す情報である。
図8は、本発明の一実施例に係る管理装置6内のシステム構成情報管理テーブルT61の一例を示す図である。システム構成情報管理テーブルT61は、計算機システム1に含まれる全てのストレージシステム(すなわち、ストレージシステム3及び4並びにアーカイブ装置5)を一意に識別するためのストレージシステム識別子と、各ストレージシステムにおける記憶領域を一意に識別するための記憶領域識別子と、当該記憶領域の使用状態、当該記憶領域の容量値等を含むシステム構成に関する情報を保持する。記憶領域の使用状態は、例えば、当該記憶領域に対するマウント状態により示される。マウントされている状態であれば、「使用」が示され、マウントされていなければ「未使用」が示される。記憶領域識別子は、データ記憶領域31a、仮想複製データ記憶領域31b及び実複製データ記憶領域411に対するそれぞれの識別子を含む。
図9は、本発明の一実施例に係るバックアップ制御装置7の構成を説明するための図である。同図に示すように、バックアップ制御装置7は、主として、CPU71と、メモリ72と、ローカルストレージシステム73と、ユーザI/F装置74と、外部I/F75と、を備え、これらはバス77により相互に接続されている。バックアップ制御装置7は、管理装置6と同様に、例えば汎用のコンピュータが適用される。
CPU71は、バックアップ制御装置7の全体の制御を統括的に司っている。メモリ72は、CPU71のメインメモリとして機能し、CPU71の利用に供されるべく、各種の管理プログラム及び管理テーブルを記憶する。本実施例では、メモリ72は、例えば、管理情報通信プログラムP71、非同期データ転送プログラムP72、及びバックアップ構成情報管理テーブルT71、複製データ世代管理テーブルT72等を保持している。これらのプログラムや管理テーブルは、例えば、電源が投入された時点で、CPU71の制御の下、ローカルストレージシステム73から読み出され、メモリ72上に展開される。ユーザI/F装置74は、システム管理者に対するユーザインターフェースである。ユーザI/F装置74は、例えば、主として入力装置として機能するキーボードやマウス、主として出力装置として機能するディスプレイやプリンタ等により構成される。外部I/F装置75は、管理用ネットワークN3と接続するためのポート(図示せず)を備えた通信インターフェースである。
管理情報通信プログラムP71は、バックアップ制御部7が管理装置6、ストレージシステム3、ストレージシステム4並びにアーカイブ装置5A及び5Bとの間の管理情報の送受信を実現するためのプログラムである。つまり、バックアップ制御装置7に実装された管理情報通信プログラムP71は、ストレージシステム3等、他の装置に実装された管理情報通信プログラムP32との間で通信を行う機能を有する。管理情報通信プログラムP71は、受信した管理情報に基づいて、他のプログラムの実行を制御し、または、管理情報に基づいて各種の管理テーブルに対する処理を行う。
非同期データ転送プログラムP72は、実複製データ記憶領域411に対する書き込みデータを、ストレージシステム3の仮想化機能による書き込み処理とは非同期に、アーカイブ装置5における所定の記憶媒体(すなわち、磁気テープ52)に転送する処理を実現するためのプログラムである。非同期データ転送プログラムP72は、転送元の実複製データ記憶領域411にデータが書き込まれると、バックアップ構成情報管理テーブルT71を参照して、当該転送元の実複製データ記憶領域411に対する転送先の磁気テープ52を決定する。
バックアップ構成情報管理テーブルT1は、図10に示すように、転送元(バックアップ元)の各ストレージシステム4における実複製データ記憶領域411と、これに対応付けられる転送先(バックアップ先)のアーカイブ装置5における磁気テープ52とを対応付けるテーブルである。バックアップ構成情報管理テーブルT1は、転送元である各ストレージシステム4に割り当てられたストレージシステム識別子と、各ストレージシステム4におけるデータ記憶領域31aに割り当てられたデータ記憶領域識別子と、各アーカイブ装置5に割り当てられたアーカイブ装置識別子と、各アーカイブ装置5における記憶媒体に割り当てられた記憶媒体識別子と、を含む。例えば、ストレージシステム識別子「1410」で示されるストレージシステム4のデータ記憶領域識別子「B1:00」で示される実複製データ記憶領域31bに格納されたデータは、アーカイブ装置識別子「15」で示されるアーカイブ装置5Aの磁気テープ識別子「C05」で示される磁気テープ52に、非同期で、転送される。
複製データ世代管理テーブルT2は、アーカイブ装置5内のバックアップデータの世代を管理するためのテーブルである。図11は、本発明の一実施例に係る複製データ世代管理テーブルの一例を示す図である。具体的には、同図は、データ記憶領域識別子「A1:02」で示されるデータ記憶領域31aに対するバックアップデータを例に挙げている。複製データ世代管理テーブルは、例えば、世代番号、複製データ取得時刻、アーカイブ装置識別子、及び記憶媒体識別子を含む。
世代番号は、同一のデータ記憶領域31aに対して取得された複製データ同士の世代を示すものであり、最新の世代に1が与えられる。複製データ取得時刻は、データ記憶領域31aのデータに対する複製データを取得した時刻であり、ストレージシステム3のコピー状態管理テーブルT32から取得される。すなわち、データ記憶領域識別子「A1:02」で示されるデータ記憶領域31aから仮想データ記憶領域識別子「A2:02」で示される仮想複製データ記憶領域411に対するデータのコピー処理が完了した時刻である。
管理情報通信プログラムP71は、非同期データ転送プログラムP72の実行による二次的なバックアップが終了すると、バックアップされたデータの世代を管理すべく、複製データ世代管理テーブルT72を更新する。複製データ世代管理テーブルT72における複製データ取得時刻は、ストレージシステム3のコピー状態管理テーブルT32から取得する。
図12は、本発明の一実施例に係る計算機システム1における外部接続切替処理を概念的に説明した図である。
図4に示したように、ペア構成情報管理テーブルT31は、データボリューム識別子「A1:02」で示されるデータボリューム31aと、仮想複製データボリューム識別子「A2:02」で示される仮想複製データボリューム31bとのペア構成を定義しているものとする。また、図10で示したように、バックアップ構成情報管理テーブルT71は、ストレージシステム4内の実複製データボリューム識別子「B1:02」、「B1:03」及び「B1:04」で示される各実複製データボリューム411を、記憶媒体識別子「C15」、「C20」及び「D05」に対応付けているものとする。
ストレージシステム3が、データコピープログラムP33により、データ記憶領域識別子「A1:02」で示されるデータ記憶領域31aに格納されたデータの複製を作成する際、仮想化プログラムP34により、当該複製データは、仮想複製データ記憶領域識別子「A2:02」に対応付けられた実複製データ記憶領域識別子「B1:02」で示される実複製データ記憶領域411に格納される。
ストレージシステム3はまた、例えば管理装置6から外部接続切替要求を受け付けると、外部接続切替プログラムP35により、仮想化構成情報管理テープルT33の実記憶領域識別子「B1:02」を「B1:03」に更新する。これにより、仮想複製データ記憶領域「A2:02」で示される仮想複製データ記憶領域31aは、実複製データ記憶領域識別子「B1:03」に対応付けられることになり、次回以降の記憶領域識別子「A2:02」で示される仮想複製データ記憶領域31bに対する書き込み要求は、実複製データ記憶領域識別子「B1:03」で示される実複製データ記憶領域411に対して実行されることになる。
図13は、本発明の一実施例に係るストレージシステム3におけるデータのコピー処理を説明するためのフローチャートである。データのコピー処理は、データコピープログラムP33の実行によりなされる。
ます、管理装置6は、例えば、システム管理者により予め設定されたバックアップスケジュールに従ってデータのバックアップを行うべく、管理情報通信プログラムP61の実行により、ストレージシステム3にデータコピー要求を送信する。これを受けて、ストレージシステム3の管理情報通信プログラムP32から、データコピープログラムP33に実行の制御が渡される。データコピープログラムP33は、データ記憶領域31aに格納されたデータを仮想複製データ記憶領域31bに複製するためのコピー処理を開始する(STEP1301)。このとき、データコピープログラムP33は、当該データ記憶領域31aがデータのコピー処理中の状態であることを示すように、コピー状態管理テーブルT31を更新する(STEP1302)。データコピープログラムP33は、データのコピー処理を終了すると(STEP1303の“Yes”)、その終了状態に応じて、コピー状態管理テーブルT31を更新する(STEP1304)。すなわち、データコピープログラムP33は、データのコピー処理を正常に終了した場合には、コピー状態管理テーブルT31に「正常終了」を書き込むとともにその終了時刻を書き込む一方、何らかの原因により正常に終了しなかった場合には、コピー状態管理テーブルT31に「異常終了」を書き込み、処理を終了する。このように更新されるコピー状態管理テーブルT31は、管理装置6におけるコピー状態監視プログラムにより、定期的に監視される。
図14は、本発明の一実施例に係る管理装置6におけるデータのコピー状態監視処理を説明するためのフローチャートである。データのコピー状態監視処理は、コピー状態監視プログラムP62の実行によりなされる。
同図に示すように、コピー状態監視プログラムP62は、管理情報通信プログラムT61を介して、一定時間間隔でストレージシステム3からコピー状態管理テーブルT31を取得する(STEP1401)。コピー状態監視プログラムP62は、取得したコピー状態管理テーブルT31を参照し、異常終了したデータのコピー処理を検索する(STEP1402)。異常終了したコピー処理がなければ(STEP1403の“No”)、監視を継続すべく次の取得まで待機する。
異常終了したコピー処理がある場合(STEP1404の“Yes”)、コピー状態監視プログラムP62は、当該コピー処理における転送元であるデータ記憶領域識別子及び転送先である仮想複製データ記憶領域識別子を取得する(STEP1405)。コピー状態監視プログラムP62は、次に、取得したこれらの記憶領域識別子をシステム構成切替プログラムP63に通知し(STEP1406)、監視を継続すべく次の取得まで待機する。
上述した例では、コピー状態監視プログラムP62は、ストレージシステム3におけるコピー状態管理テーブルT31を参照しているが、特にこれにこだわるものではない。例えば、ストレージシステム3のデータコピープログラムP33が異常を検出するごとに、データコピープログラムP33が、エラーレポートを管理装置6に対して送信してもよい。当該エラーレポートは、異常終了となったコピー処理における転送元であるデータ記憶領域識別子及び転送先である仮想複製データ記憶領域識別子を含む。
図15は、本発明の一実施例に係る管理装置6におけるシステム構成の切替処理を説明するためのフローチャートである。システム構成の切替処理は、システム構成切替プログラムP63の実行によりなされる。
システム構成切替プログラムP62は、コピー状態監視プログラムP62から異常終了したコピー処理のデータストレージシステム識別子及び仮想複製データ記憶領域識別子を受け取ると(STEP1501)、システム構成情報管理テーブルT61を参照し、所定の切替条件に従って、切替先となる実複製データ記憶領域411を検索する(STEP1502)。具体的には、システム構成切替プログラムP62は、システム構成情報管理テーブルT61において記憶領域の使用状態が「未使用」となっている記憶領域のうち、切替前の実複製データ記憶領域と同一のストレージシステムであり、かつ、コピー元であるデータ記憶領域の記憶容量と同じか又はそれよりも大きい記憶容量を有する記憶領域を抽出する。もし、複数の記憶領域が抽出される場合、システム構成切替プログラムP62は、例えば、システム構成情報管理テーブル524に登録された順序が最も早い記憶領域を選択する。システム構成切替プログラムP62は、所定の切替条件に合致する記憶領域を選択すると(STEP1503の“Yes”)、コピー状態監視プログラム522から受け取った切替元の仮想複製データ記憶領域識別子及び抽出された切替先の記憶領域識別子を含む外部接続切替要求を生成し、ストレージシステム3に送信する(STEP1504)。一方、所定の切替条件に合致する記憶領域がなければ、システム構成切替プログラムP62は、処理を終了する(STEP1503の“No”)。
ストレージシステム3は、外部接続切替要求を受信すると、外部接続切替プログラムP35に実行の制御が渡され、外部接続切替プログラムP35によって、外部接続切替処理が実行される。外部接続切替プログラムP62は、外部接続切替処理を完了すると、管理装置6に対して切替完了通知を送信する。管理装置6のシステム構成切替プログラムP63は、切替完了通知を受け取ると(STEP1505)、ストレージシステム3にデータのコピー処理要求を送信する(STEP1506)。つまり、これは、異常終了したデータのコピー処理に対するリトライ要求である。これを受けて、ストレージシステム3は、データコピープログラムP33の実行により、新たなデータコピー処理を開始し、処理が終了すると、データコピー終了通知を管理装置6に送信する。そして、システム構成切替プログラムP63は、データコピー終了通知を受信し(STEP1507)、データコピー終了通知が正常終了を示している場合には(STEP1508の“Yes”)、処理を終了する。一方、異常終了を示している場合には(STEP1508の“No”)、システム構成切替プログラムP63は、システム構成情報管理テーブルT61における当該選択した記憶領域に対する記憶領域の使用状態を「使用不可」に更新する(STEP1509)。この場合、システム構成切替プログラムP63は、次の記憶領域を選択すべく、システム構成情報管理テーブルT61を参照する。
図16は、本発明の一実施例に係る計算機システム1によるバックアップ処理の一例を説明するシーケンス図である。同図は、最初のデータコピー処理要求に基づくデータのコピー処理が異常終了した場合の処理について、説明している。
管理装置6は、例えば、予め設定されたバックアップスケジュールに従って、管理情報通信プログラムP61の実行により、ストレージシステム3にデータコピー要求を送信する。これを受けて、ストレージシステム3の管理情報通信プログラムP32は、データコピープログラムP33を実行して、同図に示すように、データ記憶領域31aに格納されたデータを仮想複製データ記憶領域31bに複製するためのコピー処理を開始する(STEP1601)。管理装置6のコピー状態監視プログラムP62は、データコピープログラムのコピー処理の状態を定期的に監視している(STEP1602)。コピー状態監視プログラムP62が異常終了を検出すると、これをシステム構成切替プログラムP63に通知し、システム構成切替プログラムP63は、外部接続切替要求を作成し、ストレージシステム3に送信する(STEP1603)。
ストレージシステム3の管理情報通信プログラムP32は、外部接続切替要求を受信すると、外部接続切替プログラムP35を呼び出す。外部接続切替プログラムP35は、外部接続切替要求に従い、外部接続処理を実行し、切替完了通知を管理装置6に送信する(STEP1604)。
管理装置6のシステム構成切替プログラムP63は、切替完了通知に基づいて、ストレージシステム3に対し、データコピー処理のリトライ要求を送信する(STEP1605)。リトライ要求を受信したストレージシステム3のデータコピープログラムP33は、切替え後の外部接続構成に対して、データコピー処理を実行する。データコピープログラムP33は、データコピー処理を終了すると、データコピー終了通知を管理装置6に送信する(STEP1606)。管理装置6が、データコピー終了通知を受信することにより、一連のバックアップ処理は終了する(STEP1607)。なお、再度のリトライ要求によるデータコピー処理が異常終了した場合には、さらにシステム構成を切り替えて、切替後の外部接続構成に対して、データコピー処理が実行される。
データコピー処理が異常終了する原因としては、例えば、ストレージシステム3における物理的及び/又は論理的障害、データ転送用ネットワークN2における回線障害、ストレージシステム4における物理的及び/又は論理的障害がある。また、ストレージシステム4からアーカイブ装置5へのバックアップ処理の終了待ち、アーカイブ装置5における物理的及び/又は論理的障害、磁気テープ52の容量不足等もデータコピー処理の異常終了の原因となる。
次に、本発明の一実施例に係る計算機システム1における動作例について説明する。
第一の動作例は、ストレージシステム4からアーカイブ装置5に対するデータのバックアップ処理の終了待ちに起因して、ストレージシステム3からストレージシステム4へのデータのコピー処理が異常終了した場合である。すなわち、データのバックアップ処理において、ストレージシステム4の実複製データ記憶領域411のデータは読み出され、アーカイブ装置3に転送されているため、データの整合性の観点から、新たな書き込みが禁止されている。このような場合に、ストレージシステム3の仮想複製データ記憶領域31aから実複製データ記憶領域31bにデータのコピー処理を行おうとすると、最初のデータのコピー処理は、異常終了となる。
例えば、図10のバックアップ構成情報管理テーブルT71に示すように、ストレージシステム識別子「1410」で示されるストレージシステム3のデータ記憶領域識別子「B1:02」で示される実複製データ記憶領域411が、アーカイブ装置識別子「15」で示されるアーカイブ装置5Aの記憶媒体識別子「C15」で示される磁気テープ52に対応付けられているとする。このデータ記憶領域識別子「B1:02」で示される実複製データ記憶領域411は、図6の仮想化構成情報管理テーブルに示すように、仮想複製データ記憶領域識別子「A2:02」で示される仮想複製データ記憶領域31aに対応付けられている。今、データコピープログラムP33が、図5のペア構成情報管理テーブルT32に従って、データ記憶領域識別子「A1:02」で示されるデータ記憶領域31aに格納されたデータを仮想複製データ記憶領域識別子「A2:02」にデータをコピーしようとすると、仮想化プログラムP34によって書き込まれるべき実複製データ記憶領域識別子「B1:02」の実複製データ記憶領域411が読み出し中であるため、従って、データコピープログラムP33は、コピー状態管理テーブルT31における対応するセルを「異常終了」に更新し、データのコピー処理を終了する。
管理装置6のコピー状態監視プログラムP62は、異常終了したデータのコピー処理を検出すると、当該データのコピー処理に関するペア構成情報を取得し、これをシステム構成切替プログラムP63に通知する。システム構成切替プログラムP63は、システム構成情報管理テーブルT61を参照して、現在のペア構成情報における実複製データ記憶領域識別子である「B1:02」を、別の使用可能な記憶領域の実複製データ記憶領域識別子に切り替えるための外部接続切替要求を作成し、ストレージシステム3に送信する。具体的には、システム構成切替プログラムP63は、システム構成情報管理テーブルT61において「未使用」状態で、かつ、記憶領域識別子「B1:02」と同じ記憶容量「200MB」を有する記憶領域識別子「B1:03」を選択し、仮想化構成情報管理テーブルT33の仮想複製データ記憶領域識別子「A2:02」に対応する実複製データ記憶領域識別子を「B1:02」から「B1:03」に切り替えるように指示する外部接続切替要求を作成する。
ストレージシステム3は、外部接続切替要求を受け取ると、図6(b)に示すように、外部接続切替プログラムP35により、仮想化構成情報管理テーブルT33を更新する。
仮想化構成情報管理テーブルT33が更新された後、ストレージシステム3は、データのコピー処理のリトライ要求を受け付け、再度、データコピープログラムP33によるデータ記憶領域識別子「A1:02」に対するデータのコピー処理を実行する。そして、データコピープログラムP33の実行を受けて、仮想化プログラムP34は、実複製データ記憶領域「B1:03」に対するデータのコピー処理を実行する。
このように、本実施例の計算機システム1によれば、ストレージシステム4からアーカイブ装置5へのデータのバックアップ処理が完了していない場合であっても、ストレージシステム4に対するデータのコピー処理を遂行することができるようになる。
第二の運用例は、アーカイブ装置5における障害等に起因して、ストレージシステム3からストレージシステム4へのデータのコピー処理が異常終了した場合である。すなわち、データのバックアップ処理において、ストレージシステム4の実複製データ記憶領域のデータを書き込もうとするアーカイブ装置5Aにおける磁気テープ52の記憶容量が不足した場合、当該データのバックアップ処理は中断される。この場合、ストレージシステム4は、異常終了の原因をストレージシステム3に通知し、ストレージシステム3は、コピー状態管理テーブルT31を更新する。
例えば、ストレージシステム4は、転送先であるアーカイブ装置識別子「15」で示されるアーカイブ装置5Aの記憶媒体識別子「C15」で示される磁気テープ52の記憶容量が不足したことを検出すると、転送元である実複製データ記憶領域411の実複製データ記憶領域識別子「B1:02」をストレージシステム3に通知する。ストレージシステム3は、実複製データ記憶領域識別子「B1:02」に対応する仮想複製データ記憶領域識別子「A2:02」で示される仮想複製データ記憶領域31bに対するデータコピーの処理状態が「異常終了」を示すように、コピー状態管理テーブルT31を更新する。
管理装置6のコピー状態監視プログラムP62は、当該異常終了を検出すると、システム構成切替プログラムP63により、システム構成情報管理テーブルT61を参照し、記憶容量が不足した記憶媒体識別子「C15」で示される磁気テープ52とは別の記憶媒体識別子「D05」で示される磁気テープ52を選択し、外部接続切替要求をストレージシステム4に送信する。これにより、データ記憶領域識別子「B01:04」で示される実複製データ記憶領域411がバックアップ元のストレージシステムとして選択されることになる。従って、ストレージシステム3は、仮想化構成情報管理テーブルT33においてデータ記憶領域識別子「B01:04」で示される実複製データ記憶領域411に対するデータのコピー処理の再実行が可能になる。
次に、上述した実施例に係る計算機システム1の変形例について説明する。
図17は、本発明の変形例に係る計算機システム1の構成を示す図である。本例では、ストレージシステム4’は、データ転送部70及び一又は複数のアーカイブ装置5を含んで構成される。データ転送部70は、管理情報通信プログラムP71、非同期データ転送プログラムP72、及びバックアップ構成情報管理テーブルT71を実装し、バックアップ制御装置7の一部又は全部の機能を実現する。なお、その他の構成要素については、上述した対応する構成要素と同じであるので、説明を省略する。
ストレージシステム4’の磁気ディスク装置41は、アーカイブ装置5A及び5Bと内部で機能的に接続され、データ転送部100の制御の下、ストレージシステム3とストレージシステム4との間のデータの二次的バックアップとは非同期に、データの二次的バックアップ処理を行う。
このような構成においても、ストレージシステム4からアーカイブ装置5へのデータのバックアップ処理中に障害が発生した場合であっても、ストレージシステム4に対するデータのコピー処理を遂行することができるようになる。
本発明は、一次及び二次バックアップの形態を採用する計算機システムに幅広く適用することができる。例えば、D2D2T(Disk to Disk to Tape)の形態を採用する計算機システムに有効に適用することができる。
本発明の一実施例に係る計算機システムの構成を示す図である。 本発明の一実施例に係るストレージシステムの構成を説明するための図である。 本発明の一実施例に係るストレージシステムのローカルメモリの内容を示す図である。 本発明の一実施例に係るストレージシステム内のペア構成情報管理テーブルの一例を示している。 本発明の一実施例に係るストレージシステム内のコピー状態管理テーブルの一例を示している。 本発明の一実施例に係るストレージシステム内の仮想化構成情報管理テーブルの一例を示している。 本発明の一実施例に係る管理装置の構成を説明するための図である。 本発明の一実施例に係る管理装置内のシステム構成情報管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施例に係るバックアップ制御装置の構成を説明するための図である。 本発明の一実施例に係るバックアップ制御装置内のバックアップ構成情報管理テーブルの一例を示している。 本発明の一実施例に係るバックアップ制御装置内の複製データ世代管理テーブルの一例を示している。 本発明の一実施例に係る計算機システムにおける外部接続切替処理を概念的に説明した図である。 本発明の一実施例に係るストレージシステムにおけるデータのコピー処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施例に係る管理装置におけるデータのコピー状態監視処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施例に係る管理装置におけるシステム構成の切替処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施例に係る計算機システムによるバックアップ処理の一例を説明するシーケンス図である。 本発明の変形例に係る計算機システムの構成を示す図である。
符号の説明
1…計算機システム
2…ホスト計算機
3…ストレージシステム
31…ディスク装置
31a…データ記憶領域
31b…仮想複製データ記憶領域
4…ストレージシステム
41…ディスク装置
411…実複製データ記憶領域
5…アーカイブ装置
51…テープドライブ
52…磁気テープ
6…管理装置
7…バックアップ制御装置
N1…データI/O用ネットワーク
N2…データ転送用ネットワーク
N3…管理用ネットワーク

Claims (16)

  1. ホスト計算機から送られるデータを格納するデータ記憶領域を有する第1のストレージシステムと、
    前記第1のストレージシステムに接続され、前記データ記憶領域に対応付けられた少なくとも一つの実複製データ記憶領域を有する第2のストレージシステムと、
    前記第2のストレージシステムに接続され、前記第2のストレージシステムの前記複製データ記憶領域に対応付けられた記憶媒体を有するアーカイブ装置と、
    前記第1のストレージシステムの前記データ記憶領域からデータを読み出して、当該読み出したデータを所定の構成情報に従って前記第2のストレージシステムの第1の実複製データ記憶領域に書き込むコピー処理を制御するデータコピー部と、
    前記第1の実複製データ記憶領域に代えて第2の実複製データ記憶領域が前記データ記憶領域に対応付けられるように、前記所定の構成情報を変更する接続切替部と、を備えることを特徴とする計算機システム。
  2. 請求項1に記載された計算機システムであって、
    前記第2のストレージシステムの前記第1の実複製データ記憶領域からデータを読み出して、前記アーカイブ装置の前記記憶媒体に当該読み出したデータを格納するバックアップ処理を制御するバックアップ制御部をさらに備えることを特徴とする計算機システム。
  3. 請求項2に記載された計算機システムであって、
    前記バックアップ制御部は、前記データコピー部による前記コピー処理と非同期で前記バックアップ処理を制御することを特徴とする計算機システム。
  4. 請求項3に記載された計算機システムであって、
    前記第2のストレージシステムに対してデータを書き込む前記コピー処理において異常終了が発生した場合、前記接続切替部は、前記所定の構成情報を変更することを特徴とする計算機システム。
  5. 請求項3に記載された計算機システムであって、
    前記アーカイブ装置に対してデータを格納する前記バックアップ処理において異常終了が発生した場合、前記接続切替部は、前記所定の構成情報を変更することを特徴とする計算機システム。
  6. 請求項3に記載された計算機システムであって、
    前記データコピー部による前記コピー処理において異常終了を監視する監視部をさらに備え、前記接続切替部は、前記監視部により前記異常終了が検出された場合に、前記所定の構成情報を変更することを特徴とする計算機システム。
  7. 請求項6に記載された計算機システムであって、
    前記接続切替部は、前記接続切替部により前記前記所定の構成情報が変更された後、前記データコピー部に対して新たなコピー処理を要求することを特徴とする計算機システム。
  8. 請求項1に記載された計算機システムであって、
    前記第1のストレージシステムは、前記データ記憶領域に対応付けられた仮想複製データ記憶領域を有し、前記仮想複製データ記憶領域は、前記少なくとも一つの実複製データ記憶領域に対応付けられていることを特徴とする計算機システム。
  9. データ記憶領域を有する第1のストレージシステムと、前記第1のストレージシステムに接続され、少なくとも一つの実複製データ記憶領域を有する第2のストレージシステムと、前記第2のストレージシステムに接続され、所定の記憶媒体を有するアーカイブ装置とを備える計算機システムにおけるデータの管理方法であって、
    前記第1のストレージシステムの前記データ記憶領域が前記第2のストレージシステムの第1の実複製データ記憶領域に対応付けられるとともに、前記第1の実複製データ記憶領域が前記アーカイブ装置の前記所定の記憶媒体に対応付けられるように、所定の構成情報を設定するステップと、
    ホスト計算機から送られるデータを前記データ記憶領域に格納するステップと、
    前記第1のストレージシステムの前記データ記憶領域からデータを読み出して、当該読み出したデータを前記所定の構成情報に従って前記第2のストレージシステムの前記第1の実複製データ記憶領域に書き込むコピー処理を実行するステップと、
    前記コピー処理が異常終了したか否かを検出するステップと、
    前記コピー処理が異常終了したことが検出された場合に、前記第1の実複製データ記憶領域に代えて第2の実複製データ記憶領域が前記データ記憶領域に対応付けられるように、前記所定の構成情報を変更するステップと、を含むことを特徴とするデータの管理方法。
  10. 請求項9に記載されたデータの管理方法であって、
    前記第2のストレージシステムに形成された前記第1の実複製データ記憶領域からデータを読み出して、前記アーカイブ装置の前記記憶媒体に当該読み出したデータを格納するバックアップ処理を実行するステップをさらに含むことを特徴とするデータの管理方法。
  11. 請求項10に記載されたデータの管理方法であって、
    前記バックアップ処理は、前記コピー処理と非同期で実行されることを特徴とするデータの管理方法。
  12. 請求項11に記載されたデータの管理方法であって、
    前記所定の構成情報を変更するステップは、前記第2のストレージシステムに対してデータを書き込む前記コピー処理において異常終了が発生した場合に、前記所定の構成情報を変更することを特徴とするデータの管理方法。
  13. 請求項11に記載されたデータの管理方法であって、
    前記所定の構成情報を変更するステップは、前記アーカイブ装置に対してデータを格納する前記バックアップ処理において異常終了が発生した場合に、前記所定の構成情報を変更することを特徴とするデータの管理方法。
  14. 請求項11に記載されたデータの管理方法であって、
    前記コピー処理において異常終了を監視するステップをさらに含み、
    前記所定の構成情報を変更するステップは、前記異常終了を監視するステップにより前記異常終了が検出された場合に、前記所定の構成情報を変更することを特徴とするデータの管理方法。
  15. 請求項9に記載されたデータの管理方法であって、
    前記第1のストレージシステムにおいて前記データ記憶領域に対応付けられた仮想複製データ記憶領域を形成するとともに、前記仮想複製データ記憶領域を前記第1の実複製データ記憶領域に対応付けるステップをさらに含むことを特徴とするデータの管理方法。
  16. 請求項14に記載されたデータの管理方法であって、
    前記前記所定の構成情報が変更された後、前記第1のストレージシステムの前記データ記憶領域からデータを読み出して、当該読み出したデータを前記変更された所定の構成情報に従って前記第2のストレージシステムの前記第2の実複製データ記憶領域に書き込むコピー処理を実行するステップをさらに含むことを特徴とするデータの管理方法。
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