JP2008105373A - 熱転写シート - Google Patents
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Abstract
染料の再転移性を低減し、優れた耐熱性、スリップ性を有し、印画時におけるシワ等による印画の欠陥発生が防止される耐熱滑性層を設けた熱転写シートを提供する。
【解決手段】
基材フィルムの一方の面に色材層を設け、該基材フィルムの他方の面に耐熱滑性層を設けてなる熱転写シートにおいて、該耐熱滑性層は、ブチリル基の含有率が50%以上であるセルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)を含むバインダー樹脂と、滑剤(B)とを含むものであり、前記バインダー樹脂は、該耐熱滑性層の全固形分量の65〜99質量%の量であり、該セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)は、前記バインダー樹脂の50〜100質量%の量であり、該滑剤(B)は前記バインダー樹脂の合計量100質量部あたり1〜30質量部であることを特徴とする熱転写シート。
【選択図】 なし
Description
これらの熱転写シートは、更に、必要に応じ、基材フィルムの色材層と同一面上に、熱転写受像シートに転写する保護層を設けることもできる。
一方、近年のプリンターの高速化に伴い、サーマルヘッドの熱エネルギー増加、インクリボンの高感度化、染料含有率の増加等が求められているが、これらの変更は、色材層から耐熱滑性層への染料の移行や、この移行に起因した熱転写時のトラブル発生の可能性を高めるものである。このため、染料の再転移性を低減する耐熱滑性層への要求は更に大きくなってきている。
以下に本発明を詳細に説明する。
(基材フィルム)
本発明における基材フィルムとしては、従来公知のある程度の耐熱性と強度を有するものであればいずれのものでもよく、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルフィドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマーフィルム等の樹脂フィルム;コンデンサー紙、パラフィン紙、合成紙等の紙類;不織布;紙や不織布と樹脂との複合体;等が挙げられる。
上記基材フィルムは、厚さが一般に約0.5〜50μmであり、好ましくは約3〜10μmである。
上記基材フィルムは、隣接する層との接着性を向上させるため、表面処理を施してもよい。上記表面処理としては、コロナ放電処理、火炎処理、オゾン処理、紫外線処理、放射線処理、粗面化処理、化学薬品処理、プラズマ処理、低温プラズマ処理、グラフト化処理等、公知の樹脂表面改質技術を適用することができる。上記表面処理は、1種のみ行ってもよいし、2種以上行ってもよい。
本発明では上記表面処理の中でも、コストが低い点で、コロナ処理又はプラズマ処理が好ましい。また、必要に応じ、その一方の面又は両面に下引き層(プライマー層)を形成するものであってもよい。
本発明の熱転写シートは、基材フィルムの色材層と反対側の面に耐熱滑性層を設けているものである。
上記耐熱滑性層は、セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)を含むバインダー樹脂と、滑剤(B)とを含むものである。
上記セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)は、染料の再転移性を低減する点で、ブチリル基の含有率が50%以上であるものが好ましい。
本明細書において、上記ブチリル基の含有率は、上記セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)を構成するトリエステル中にあるブチリル基の含有量を重量%で表したものである。
上記ブチリル基の含有率は、それぞれASTM規格D817に基づいて測定した値である。
上記数平均分子量は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC、標準物質:ポリスチレン)にて測定した値である。
上記セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)は、耐熱性、強度等の点で、ガラス転移温度(Tg)が少なくとも80℃以上であればよい。
上記セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)の含有量が、上記範囲より低い場合、再転移性が高くなり、印画精度を著しく損なうことがある。
上記セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)の含有量は、耐熱滑性層のバインダー樹脂として加える各材料の全固形分量から換算した値である。
上記熱可塑性樹脂としては、例えばブチリル基の含有率が上述の範囲外であるセルロース・アセテート・ブチレート樹脂、その他のセルロース系樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂等を挙げることができ、なかでも、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂等が好ましい。
上記滑剤(B)としては、後述のように、低印画エネルギーから高印画エネルギー領域に至るまで優れた滑性を発現させることができる点で、リン酸エステル(b3)、及びシリコーンオイル(b5)がより好ましい。
なお、本発明の熱転写シートが上記滑剤(B)として複数の種類のものを含有する場合、上述の滑剤(B)の含有量は、各種類の含有量の合計を表す。
上記アルキルリン酸エステルの多価金属塩(b1)は、一般に、アルキルリン酸エステルのアルカリ金属塩を多価金属で置換することによって得られ、種々のグレードのものが入手可能である。
上記R1は、炭素数12〜18のアルキル基であることが好ましい。上記R1としては、例えば、セチル基、ラウリル基、ステアリル基等が挙げられるが、コスト面及びブリードアウト等の汚染性の問題を避ける点で、なかでもステアリル基が好ましい。
上記M1として表されるアルカリ土類金属としては、例えば、バリウム、カルシウム、マグネシウム等が挙げられる。
上記R2は、炭素数11〜18のアルキル基であることが好ましい。上記R2としては、例えば、ドデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、ステアリル基等が挙げられるが、コスト面、工業用途での入手が困難であること、及び、ブリードアウト等の汚染性の問題を避ける点で、ドデシル基、ヘプタデシル基、ステアリル基が好ましく、ステアリル基がより好ましい。
上記M2で表されるアルカリ土類金属としては、例えばバリウム、カルシウム、マグネシウム等が挙げられる。
上記アルキルリン酸エステルの多価金属塩(b1)及び上記アルキルカルボン酸の金属塩(b2)は、それぞれ平均粒径が3〜20μmであることが好ましく、3〜15μmであることがより好ましい。
上記平均粒径が大き過ぎると、印画汚れが生じ易くなり、また小さ過ぎると耐熱滑性層に滑性を十分に得ることができず、印画シワ等の問題が生じることがある。
上記(b1)及び/又は(b2)の使用量が、上記範囲未満であると熱印加時における充分なサーマルヘッドの離型性を示さず、サーマルヘッドと融着し易くなる傾向がある。一方、その使用量が上記範囲を越えると、耐熱滑性層の物理的強度が低下することがある。
上記リン酸エステル(b3)としては、例えば、(1)炭素数6〜20の飽和又は不飽和高級アルコールのリン酸モノエステル又はジエステル、(2)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル又はポリオキシアルキレンアルキルアリルエーテル等のリン酸モノエステル又はジエステル、(3)上記飽和又は不飽和高級アルコールのアルキレンオキシド付加物(平均付加モル数1〜8)のリン酸モノエステル又はジエステル、(4)炭素数8〜12のアルキル基を有するアルキルフェノール又はアルキルナフトール等のリン酸モノエステル又はジエステル等が挙げられる。
上記(1)及び(3)における飽和又は不飽和高級アルコールとしては、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等が挙げられる。
上記(3)におけるアルキルフェノールとしては、ノニルフェノール、ドデシルフェノール、ジフェニルフェノール等が挙げられる。
上記リン酸エステル(b3)は、配合比率が上記バインダー樹脂の合計量100質量部あたり1〜30質量部の割合であることが好ましく、1〜10質量部であることがより好ましい。上記配合比率が該範囲より低いと充分な滑り性が得られないことがあり、該範囲より多いと染料汚染性が増大することがある。
上記アルカリ性物質としては、例えば、アルカリ金属若しくはアルカリ土類金属の酸化物又は水酸化物、有機アミン等が挙げられる。
上記アルカリ金属若しくはアルカリ土類金属の酸化物又は水酸化物としては、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、ハイドロタルサイト、水酸化アルミニウム、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミナ、マグネシウムアルミニウムグリシネート等が好ましく、水酸化マグネシウムがより好ましい。
上記有機アミンとしては、常温で不揮発性であり、沸点が200℃以上であるものが好ましく、例えば、モノ−、ジ−又はトリ−メチルアミン、モノ−、ジ−又はトリ−エチルアミン、モノ−、ジ−又はトリ−プロピルアミン等が挙げられる。
上記アルカリ性物質は、上記リン酸エステル(b3)1モルに対して0.1〜10モルの範囲で使用することが好ましい。
上記シリコーン変性樹脂(b4)とは、その分子の一部にポリシロキサン基を有する樹脂を意味する。
上記シリコーン変性樹脂(b4)は、従来公知の方法、例えば、ポリシロキサン基含有ビニルモノマーと別の種類のビニルモノマーとの共重合、熱可塑性樹脂と反応性シリコーンとの反応等により調製することができる。
上記シリコーン変性樹脂(b4)としては、熱可塑性樹脂にポリシロキサン基含有ビニルモノマーをブロック共重合させる方法、熱可塑性樹脂とポリシロキサン基含有ビニルモノマーをグラフト共重合させる方法、又は、熱可塑性樹脂に反応性シリコーンを反応させる方法により調製したものが好ましい。
上記熱可塑性樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂等を挙げることができ、なかでも、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂等が好ましい。
上記反応性シリコーンとは、主鎖にポリシロキサン構造を有し、片末端又は両末端に熱可塑性樹脂の官能基と反応する反応性官能基を有する化合物である。
上記反応性官能基としては、アミノ基、水酸基、エポキシ基、ビニル基、カルボキシル基等が挙げられる。
上記シリコーン変性樹脂(b4)の含有量が、上記範囲未満であると、熱印加時における充分なサーマルヘッドの離型性を得ることができず、サーマルヘッドと融着し易くなる傾向がある。一方、その使用量が上記範囲より多いと、染料汚染性が増大することがある。
上記シリコーンオイル(b5)としては、従来公知のものであればよく、変性シリコーンオイルであってもよいし、未変性シリコーンオイルであってもよい。
上記変性シリコーンオイルは、主鎖にジメチルポリシロキサン構造を有し、メチル基の一部が反応性官能基やポリエーテル基に置換した化合物であることが好ましい。
上記変性シリコーンオイルは、更に、反応性シリコーンオイルと非反応性シリコーンオイルに分類される。
上記反応性シリコーンオイルとしては、一般的にアミノ変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、カルボキシル変性シリコーンオイル等の上述の反応性官能基を有するものが挙げられる。
上記非反応性シリコーンオイルは、特に相溶性・反応性に優れたものであり、例えば、ポリエーテル変性シリコーンオイル等が挙げられる。
上記未変性シリコーンオイルとは、一般的にはメチル基、フェニル基や水素原子を置換基として結合したものいい、特に耐熱性・潤滑性に優れている。上記未変性シリコーンオイルとしては、例えば、ジメチルシリコーンオイルやメチルフェニルシリコーンオイルが挙げられる。
上記シリコーンオイルとしては、ジメチルポリオキシシロキサン又はその変性物が好ましい。
上記シリコーンオイル(b5)の含有量が、上記範囲より低いとサーマルヘッドとの離型性を得ることができず、サーマルヘッドと融着しやすくなる。
一方、上記範囲より高いと染料移行性が増大したり、印画時にサーマルヘッドを汚染してしまう。
上記フィラーとしては、例えば、タルク、カオリン、マイカ、グラファイト、炭酸カルシウム、二硫化モリブデン、シリコーンゴムフィラー、ベンゾグアナミン樹脂、メラミン・ホルムアルデヒド縮合物等が挙げられ、なかでも、タルク、シリコーンゴムフィラー、炭酸カルシウム等が好ましい。
上記平均粒径が、上記範囲より大きいとサーマルヘッドの磨耗が進行し易くなる他、フィラーが脱離し易くなり、印画面に発生するキズが顕著となる。上記範囲より小さいとサーマルヘッドにカスが付着した場合のクリーニング性が劣ることがある。
本発明における滑剤及びフィラーの粒子径は、レーザー回折・散乱法による平均粒径である。
上記範囲未満であるとクリーニング性が向上しないことがあり、上記範囲を越えると耐熱滑性層の可撓性や皮膜強度が低下することがある。
本発明におけるイソシアネートは、特に限定されず、例えば、特開平7−149062号公報記載の芳香族系ポリイソシアネートのアダクト体、シリコーン変性イソシアネート化合物等が挙げられる。
上記イソシアネートの使用量は、架橋強度、染料の再転移性を低減する等の点で、バインダー樹脂の合計量100質量部あたり1〜20質量部であることが好ましい。
上記塗工量は、乾燥固形基準で0.1〜1.5g/m2であることがより好ましく、0.2〜1.0g/m2であることが更に好ましい。
上記耐熱滑性層は、厚みが薄すぎると耐熱滑性層の有する機能が充分に発揮できなくなることがあり、厚すぎると印画時の感度が低下することがある。
本発明の熱転写シートは、所望の画像がモノカラーである場合には、色材層として適宜選択した1色の層のみ形成してもよいし、所望の画像がフルカラー画像である場合には、色材層として、シアン、マゼンタ及びイエロー(更に、必要に応じてブラック)を選択して、イエロー、マゼンタ及びイエロー(更に、必要に応じてブラック)の色材層を形成することができる。
本発明の熱転写シートは、昇華型熱転写シートである場合には、色材層として昇華性の染料を含む層を形成し、熱溶融型の熱転写シートである場合には、色材層として顔料等で着色した熱溶融性インキ層を形成する。
以下、昇華型熱転写シートの場合を説明するが、本発明は昇華型熱転写シートのみに限定されるものではない。
上記昇華性の染料としては、例えば、ジアリールメタン系染料;トリアリールメタン系染料;チアゾール系染料;メロシアニン染料;ピラゾロン染料;メチン系染料;インドアニリン系染料;アセトフェノンアゾメチン、ピラゾロアゾメチン、イミダゾルアゾメチン、イミダゾアゾメチン、ピリドンアゾメチン等のアゾメチン系染料;キサンテン系染料;オキサジン系染料;ジシアノスチレン、トリシアノスチレン等のシアノスチレン系染料;チアジン系染料;アジン系染料;アクリジン系染料;ベンゼンアゾ系染料;ピリドンアゾ、チオフェンアゾ、イソチアゾールアゾ、ピロールアゾ、ピラゾールアゾ、イミダゾールアゾ、チアジアゾールアゾ、トリアゾールアゾ、ジスアゾ等のアゾ系染料;スピロピラン系染料;インドリノスピロピラン系染料;フルオラン系染料;ローダミンラクタム系染料;ナフトキノン系染料;アントラキノン系染料;キノフタロン系染料;等が挙げられ、更に具体的には、特開平7−149062号公報に例示の化合物等が挙げられる。
上記色材層において、昇華性の染料は色材層の全固形分に対して5〜90質量%、好ましくは10〜70質量%の量である。
上記昇華性の染料の使用量が、上記範囲未満であると印字濃度が低くなることがあり、上記範囲を越えると保存性等が低下することがある。
上記バインダー樹脂としては、例えば、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース等のセルロース系樹脂;ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルピロリドン等のビニル系樹脂;ポリ(メタ)アクリレート、ポリ(メタ)アクリルアミド等のアクリル樹脂;ポリウレタン系樹脂;ポリアミド系樹脂;ポリエステル系樹脂;等が挙げられる。
上記バインダー樹脂としては、なかでも、耐熱性、染料の移行性等の点、セルロース系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂等が好ましく、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール等がより好ましい。
上記離型剤としては、シリコーンオイル、リン酸エステル等が挙げられる。
上記無機微粒子としては、カーボンブラック、アルミニウム、二硫化モリブデン等が挙げられる。
上記有機微粒子としては、ポリエチレンワックス等が挙げられる。
上記有機溶剤としては、トルエン、メチルエチルケトン、エタノール、イソプロピルアルコール、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド〔DMF〕等が挙げられる。
上記色材層の塗工量は、乾燥固形基準で0.2〜6.0g/m2、好ましくは0.2〜3.0g/m2程度である。
本発明の熱転写シートは、基材の一方の面に色材層を設け、該基材の他方の面に耐熱滑性層を設けてなるものであれば、転写保護層として接着層、剥離層、離型層等、または下引き層、その他の層を設けてなるものであってもよい。
上記転写保護層を上述の色材層と面順次に形成した場合、画像形成後に画像面を保護する保護層を転写することができる。
上記転写保護層の構成及び調製は、特に限定されず、使用する基材シート、色材層等の特徴に応じて、従来公知の技術より選択することができる。
上記下引き層は、特に限定されず、基材と色材層との接着性や染料の転写効率を向上させる組成を適宜選択して設けることができる。
CAB樹脂は、一般に、そのブチリル基の含有率やアセチル基の含有率によって耐熱性が異なることが知られているが、これらの割合が熱転写シートにおける染料の再転移に影響することは知られていなかった。これに対し、本発明の熱転写シートは、耐熱滑性層のバインダー樹脂としてブチリル基の含有率が上記範囲内であるCAB樹脂を上述の範囲内の量で使用することにより、色材層から耐熱滑性層へ移行した染料の再移行に起因する転写保護層等への再転移を低減することができる。
本発明の熱転写シートが熱昇華型の熱転写シートである場合、上記被転写材として熱転写受像シート等を使用することができる。
上記熱転写受像シートとしては、記録面が染料受容性を有するものであれば特に限定されず、例えば、紙、金属、ガラス、合成樹脂等の基材の少なくとも一方の面に染料受容層を形成したものを挙げることができる。
上記熱転写シートは、熱溶融型の熱転写シートである場合、通常の紙、プラスチックフィルム等を被転写材として使用することもできる。
上記熱転写を行う際に使用するプリンターとしては、特に限定されず、公知の熱転写プリンターを使用することができる。
なお、文中、部又は%とあるのは、特に断りのない限り質量基準である。
各実施例及び比較例で使用した製品を、表1に示す。本表中、“KT”はメチルエチルケトン〔MEK〕/トルエン=1/1の溶液を表し、“KTI”はMEK/トルエン/イソプロピルアルコール=1/1/1の溶液を表し、“K”はMEKを表し、“TBK”は、メチルイソブチルケトン〔MIBK〕を表す。
下記の材料をそれぞれメチルエチルケトン〔MEK〕/トルエン=1/1(質量比)溶剤で固形分10.5%になるように調製し、撹拌後、ペイントシェーカーで3時間分散処理を行い、耐熱滑性層用インキを調製した。
・セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)(CAB−551−0.01、ブチリル基の含有率53%、固形分30質量%、Eastman Chemical Company社製) 100部
・滑剤(B)(ステアリン酸亜鉛、SZ−PF、堺化学工業社製、100質量%粉末) 3部
・MEK/トルエン=1/1(質量比、以下同じ) 211部
更に、得られたシートの耐熱滑性層と反対側の面に、下記組成の色材層塗工液をグラビアコーティングにより、乾燥塗布量が0.8g/m2になるように塗布し、乾燥して色材層を形成し、実施例1の熱転写シート(摩擦評価用)を作成した。
(色材層塗工液組成)
C.I.ソルベントブルー63 3.0部
ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1 積水化学工業社製) 3.0部
MEK/トルエン=1/1 82.0部
耐熱滑性層インキとして、下記組成のものを使用する以外は、実施例1と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
(耐熱滑性層用インキ組成)
・セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)(CAB−551−0.01、ブチリル基の含有率53%、固形分30質量%、Eastman Chemical Company社製) 100部
・滑剤(B)(ステアリン酸亜鉛、SZ−PF、固形分100質量%粉末、堺化学工業社製) 3部
・フィラー(タルク、ミクロエースP−3、固形分100質量%粉末、日本タルク社製) 3部
・MEK/トルエン=1/1 237部
耐熱滑性層インキに関し、セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)を、実施例3においてCAB−531−1(ブチリル基の含有率50%、固形分30質量%、Eastman Chemical Company社)、実施例4においてCAB−500−5(ブチリル基の含有率51%、固形分30質量%、Eastman Chemical Company社)に変更する以外は、実施例2と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
耐熱滑性層インキに関し、滑剤(B)の種類を、実施例5においてLBT―1830精製(ステアリルリン酸亜鉛、固形分100質量%粉末、堺化学工業社製)、実施例6においてプライサーフM208BM(リン酸エステル、固形分100質量%、第一工業製薬社製)、実施例7においてKF965−100(シリコーンオイル、固形分100質量%、信越化学工業社製)に変更する以外は、実施例2と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
耐熱滑性層インキに関し、滑剤(B)の種類をサイマックUS−380(シリコーン変性樹脂、固形分30質量%、東亞合成社製)を10質量部添加し、MEK/トルエン溶剤(質量比1/1、以下同じ)の添加量を230部に変更する以外は、実施例2と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
耐熱滑性層インキに関し、フィラーの種類を、実施例9においてKMP−597(シリコーンゴムフィラー、固形分100質量%粉末、信越化学工業社製)、実施例10においてMK−100(マイカ、固形分100質量%粉末、コープケミカル社製)のものに変更する以外は、実施例2と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
耐熱滑性層インキとして、下記組成のものを使用する以外は、実施例1と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
(耐熱滑性層用インキ組成)
・セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)(CAB−551−0.01、ブチリル基の含有率53%、固形分30質量%、Eastman Chemical Company社製) 100部
・イソシアネート化合物(クロスネートD−70、固形分50質量%、大日精化工業社製) 6.0部
・滑剤(B)(ステアリン酸亜鉛、SZ−PF、固形分100質量%粉末、堺化学工業社製) 3部
・フィラー(タルク、ミクロエースP−3、固形分100質量%粉末、日本タルク社製) 3部
・MEK/トルエン=1/1 260部
耐熱滑性層インキに関し、バインダー樹脂として、実施例12において、セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)(CAB−551−0.01、ブチリル基の含有率53%、固形分30質量%、Eastman Chemical Company社製)70部とCAB−381−0.1(ブチリル基の含有率38%、固形分30質量%、Eastman Chemical Company社製)、実施例13において、上記セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)70部とCAP−482−0.5(固形分30質量%、Eastman Chemical Company社製)30部、実施例14において、上記セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)70部とダイヤナールBR−83(アクリル樹脂、固形分30質量%、三菱レイヨン社製)30部、実施例15において、上記セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)70部とバイロン200(ポリエステル樹脂、固形分30質量%、東洋紡績社製)30部、実施例16において、上記セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)70部とNippollan5199(ウレタン樹脂、固形分30質量%、日本ポリウレタン工業社製)30部とを添加する以外は、実施例2と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
耐熱滑性層インキにおいて、滑剤(B)の種類及び添加量並びにMEK/トルエン溶剤の添加量を下記記載のように変更する以外は、実施例2と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
・滑剤(B)(ステアリン酸亜鉛、SZ−PF、固形分100質量%粉末、堺化学工業社製) 1.5部
・滑剤(B)(シリコーン変性樹脂、サイマックUS−380、固形分30質量%、東亞合成社製) 5.0部
・MEK/トルエン=1/1 233部
耐熱滑性層インキにおいて、滑剤(B)の種類及び添加量並びにMEK/トルエン溶剤の添加量を下記記載のように変更する以外は、実施例2と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
・滑剤(B)(ステアリン酸亜鉛、SZ−PF、固形分100質量%粉末、堺化学工業社製) 1.0部
・滑剤(B)(シリコーン変性樹脂、サイマックUS−380、固形分30質量%、東亞合成社製) 3.3部
・滑剤(B)(リン酸エステル、プライサーフM208BM、固形分100質量%、第一工業製薬社製) 1.0部
・MEK/トルエン=1/1 234部
耐熱滑性層インキにおいて、滑剤(B)の種類及び添加量並びにMEK/トルエン溶剤の添加量を下記記載のように変更する以外は、実施例2と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
・滑剤(B)(ステアリン酸亜鉛、SZ−PF、固形分100質量%粉末、堺化学工業社製) 1.0部
・滑剤(B)(シリコーン変性樹脂、サイマックUS−380、固形分30質量%、東亞合成社製) 3.3部
・滑剤(B)(シリコーンオイル、KF965−100、固形分100質量%、信越化学工業社製) 1.0部
・MEK/トルエン=1/1 234部
耐熱滑性層インキにおいて、セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)として、比較例1においてCAB−171−15S(ブチリル基の含有率17%、固形分30質量%、Eastman Chemical Company社製)、比較例2においてCAB−321−0.1(ブチリル基の含有率32.5%、固形分30質量%、Eastman Chemical Company社製)、比較例3においてCAB−381−0.1(ブチリル基の含有率38%、固形分30質量%、Eastman Chemical Company社製)を用いる以外は、実施例2と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
耐熱滑性層インキにおいて、滑剤(B)を添加せず、MEK/トルエン溶剤の添加量を211質量部に変更する以外は、実施例2と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
耐熱滑性層インキにおいて、滑剤(B)の添加量を12質量部に、MEK/トルエン溶剤の添加量を314部に変更する以外は、実施例2と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
耐熱滑性層インキにおいて、滑剤(B)をサイマックUS−380(添加量40質量部)とし、MEK/トルエン溶剤の添加量を286質量部に変更する以外は、実施例2と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
耐熱滑性層インキに関し、滑剤(B)を、比較例7においてKF965−100(シリコーンオイル、固形分100質量%、信越化学工業社製)40質量部、比較例8においてプライサープM208BM(リン酸エステル、固形分100質量%、第一工業製薬社製)12質量部を用いる以外は、実施例2と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
耐熱滑性層インキにおいて、セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)の種類をCAB−381−0.1に変更し、イソシアネート化合物を12質量部添加し、MEK/トルエン溶剤の添加量を282質量部に変更する以外は、実施例11と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
イソシアネート化合物の添加量を18質量部に、MEK/トルエン溶剤の添加量を305質量部に変更する以外は、比較例9と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
耐熱滑性層インキにおいて、滑剤(B)及びフィラーの添加量をそれぞれ9質量部に変更し、更にMEK/トルエン溶剤の添加量を339質量部に変更する以外は、実施例2と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
耐熱滑性層インキにおいて、下記組成のものを使用する以外は、実施例1と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
(耐熱滑性層インキ)
・セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)(CAB−551−0.01、ブチリル基の含有率53%、固形分30質量%、Eastman Chemical Company社製) 45部
・セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(CAB−381−0.1、ブチリル基の含有率38%、固形分30質量%、Eastman Chemical Company社製) 55部
・イソシアネート化合物(クロスネートD−70、固形分50質量%、大日精化工業社製) 6部
・滑剤(B)(ステアリン酸亜鉛、SZ−PF、固形分100質量%粉末、堺化学工業社製) 3部
・フィラー(タルク;ミクロエースP−3、固形分100質量%粉末、日本タルク社製) 3部
・MEK/トルエン=1/1 259部
耐熱滑性層インキにおいて、下記組成のものを使用する以外は、実施例1と同様にして耐熱滑性層塗工シートと熱転写シートを作成した。
(耐熱滑性層インキ)
・セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)(CAB−551−0.01、ブチリル基の含有率53%、固形分30質量%、Eastman Chemical Company社製) 100部
・イソシアネート化合物(クロスネートD−70、固形分50質量%、大日精化工業社製) 18部
・滑剤(B)(ステアリン酸亜鉛、SZ−PF、固形分100質量%粉末、堺化学工業社製) 4.5部
・滑剤(B)(シリコーン変性樹脂、サイマックUS−380、固形分30質量%、東亞合成社製) 20部
・フィラー(タルク;ミクロエースP−3、固形分100質量%粉末、日本タルク社製) 3部
・MEK/トルエン=1/1 354部
1.摩擦
京セラ製サーマルヘッドKST−105−13FANを用い、これに4kgWの荷重、印画エネルギー0.11W/dotでベタ(階調値255/255:濃度マックス)と白部(階調値0/255)を印圧30Nで印画し、サーマルヘッドと耐熱滑性の動摩擦力を測定した。動摩擦力を印圧で割ることにより摩擦係数を求めた。
受像紙はキャノン(株)社製カラーインク/ペーパーセットKP−36IP(商品名)を使用し、受像紙幅は7cmとした。
(評価基準)
ベタ印画部における摩擦係数(μ255)と白印画時における摩擦係数(μ0)の比μ255/μ0について、以下の基準に基づき評価した。
○:0.7≦μ255/μ0≦1.2
×:μ255/μ0>1.2又はμ255/μ0<0.7
△:摩擦係数は○の範囲であるが、サーマルヘッドに印画カスが付着
(1)色材層から耐熱滑性層への染料転移
5cm×5cmの大きさに切断した色材層面と耐熱滑性層塗工シートの耐熱滑性層面とを重ね合わせ、定荷重圧縮試験機((株)東洋精機製作所製)を用いて、20kg重/cm2の荷重をかけ、40℃、湿度20%環境下で強制的に染料を転移させた(転移時間:96時間)。
色材層はキャノン(株)社製カラーインク/ペーパーセットKP−36IP(商品名)のマゼンタ部分を使用した。
(2)耐熱滑性層から保護層への染料再転移
5cm×5cmの大きさに切断し染料転移させた耐熱滑性層面と保護層面を重ね合わせ、定荷重圧縮試験機((株)東洋精機製作所製)を用いて、20kg重/cm2の荷重をかけ、60℃、湿度20%の環境下で強制的に染料を再転移させる(転移時間:24時間)。
保護層はキャノン(株)社製カラーインク/ペーパーセットKP−36IP(商品名)の保護層部分を使用した。
(3)染料再転移した保護層面と受像紙の受像面とを重ね合わせ、ラミネート試験機(ラミパッカーLPD2305PRO、フジプラ(株)製)を用いて、105℃、4mm・sec/lineにて転写を行った。
更に、受像紙から保護層をはがし、転写部の色相をGRETAG Spectrolino(D65光源、視野角2°;グレタグ社製)を用いて、JIS Z 8722の条件aに準拠して測定した。
受像紙はキャノン(株)社製カラーインク/ペーパーセットKP−36IP(商品名)を使用した。
(評価基準)
○:染料再転移させた保護層の転写物とさせていない保護層の転写物の色差ΔE*abが2.5未満
×:染料再転移させた保護層の転写物とさせていない保護層の転写物の色差ΔE*abが2.5以上
ΔE*ab=[(染料再転移させた保護層の転写物とさせていない保護層の転写物のL値の差)2+(染料再転移させた保護層の転写物とさせていない保護層の転写物のa値の差)2+(染料再転移させた保護層の転写物とさせていない保護層の転写物のb値の差)2]1/2
(上記式中、L値は明度を、a値は赤−緑軸の色度を、b値は黄−青軸の色度を表す。)
3.耐熱滑性層塗工液の安定性
110mlガラス容器に、調製直後の塗工液50mlと攪拌子とを入れ、マグネチックスターラーで攪拌しながら25℃、湿度50%条件下にて3時間及び6時間放置した後の塗工液の状態(外観・粘度)を目視にて観察した。
(評価基準)
○:3時間後、6時間後の塗工液の状態が調製直後と差が見られない。
×:3時間後、6時間後の塗工液の状態が調製直後と異なる。
Claims (4)
- 基材フィルムの一方の面に色材層を設け、該基材フィルムの他方の面に耐熱滑性層を設けてなる熱転写シートにおいて、
該耐熱滑性層は、ブチリル基の含有率が50%以上であるセルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)を含むバインダー樹脂と、滑剤(B)とを含むものであり、前記バインダー樹脂は、該耐熱滑性層の全固形分量の65〜99質量%の量であり、該セルロース・アセテート・ブチレート樹脂(A)は、前記バインダー樹脂の50〜100質量%の量であり、該滑剤(B)は前記バインダー樹脂の合計量100質量部あたり1〜30質量部であることを特徴とする熱転写シート。 - 該滑剤(B)は、アルキルリン酸エステルの多価金属塩(b1)、アルキルカルボン酸の金属塩(b2)、リン酸エステル(b3)、シリコーン変性樹脂(b4)及びシリコーンオイル(b5)からなる群より選択される少なくとも1種からなるものである請求項1に記載の熱転写シート。
- 該耐熱滑性層はフィラーを含有する請求項1又は2に記載の熱転写シート。
- 該耐熱滑性層は、バインダー樹脂がイソシアネートの作用によって架橋されているものである請求項1、2又は3記載の熱転写シート。
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