JP2008105039A - プラズマmig溶接のパルス波形制御方法 - Google Patents

プラズマmig溶接のパルス波形制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 プラズマMIG溶接のアルミ溶接において、被加工物の入熱量の過多をなくして、アルミニウム及びアルミニウム合金の組織の劣化及び割れを防止すること。
【解決手段】 溶接ワイヤを予め設定した送給速度で送給し、溶接ワイヤに第1のピーク電流の通電と第1のベース電流の通電とを1周期とし通電を繰り返してMIGアークを発生させると共に、プラズマノズルに第2のピーク電流の通電と第2のベース電流の通電とを1周期とし通電を繰り返してプラズマアークを発生させるプラズマMIG溶接のパルス波形制御方法において、プラズマアークは、第1のピーク電流通電中に第2のベース電流を通電し、第1のベース電流通電中に前記第2のピーク電流を通電して、アルミニウム及びアルミニウム合金の組織の劣化及び割れを防止するプラズマMIG溶接のパルス波形制御方法である。
【選択図】図1

Description

本発明のプラズマMIG溶接において、プラズマアークとMIGアークのパルス波形を制御する技術に関する。
プラズマMIG溶接において、溶込形状を制御するために、MIG側にMIG用直流溶接電源、プラズマ側にプラズマ用直流溶接電源を用いて、MIG電流とプラズマ電流との電流比を調整していた。
また、MIG溶接において、短絡移行でアルミニウム及びアルミニウム合金等の溶接を行うのは困難であり、MIG溶接では溶滴移行(スプレー移行)を行うパルス溶接は、慣例技術として周知されている。よって、MIG用直流溶接電源をMIG用パルス溶接電源に置換した、プラズマMIG溶接を従来技術として説明する。
図5は、従来技術のプラズマMIGトーチTHの詳細図であり、給電チップ2、プラズマノズル3及びシールドノズル4で形成し、MIG用パルス溶接電源から給電チップ2を介して溶接ワイヤ1に電力を供給してMIGアーク5aを発生させる。プラズマノズル3は直接又は間接水冷された導電性の部材であり、プラズマ用直流溶接電源からプラズマノズルに電力を供給して、プラズマアーク5bを発生させる。
動作としては、図示省略のMIG用パルス溶接電源から、ピーク電流の通電とベース電流の通電とを1周期とするパルス電流を、図5に示すプラズマMIGトーチTHの給電チップ2を介して溶接ワイヤ1に通電して、パルス状のMIGアーク5aを発生させると共に、プラズマ用直流溶接電源から直流電流をプラズマノズルに通電して、直流のプラズマアーク5bを発生させる。
このとき、被加工物6の溶込形状を制御するために、例えば、プラズマ溶接のプラズマ電流に対するMIG溶接のピーク電流値を増加させると被加工物6の溶込量が増大し、逆に、プラズマ電流値を増大させると被加工物6の溶込量が減少する。(例えば、特許文献1)
特開昭63−168283号公報
従来のプラズマMIG溶接のパルス波形制御方法では、溶込形状を制御するために、MIG側にMIG用パルス溶接電源を用い、プラズマ側ではプラズマ用直流溶接電源を用い、MIG電流のピーク電流値とプラズマ電流の直流電流値との比を調整、例えば、プラズマ電流に対するMIG電流のピーク電流値を増加させることにより、被加工物6の局部的な溶込量を増大させて溶込形状の制御を行っていた。
しかし、上述の方法では、アルミニウム及びアルミニウム合金等でプラズマMIG溶接を行うと、MIG溶接のピーク電流通電中のとき、プラズマ溶接のプラズマ電流が加算されて、局部的に入熱量が過多となり、アルミニウム及びアルミニウム合金の組織の劣化及び割れ等が発生する。
そこで、本発明では、上述した課題を解決することができるプラズマMIG溶接のパルス波形制御方法を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、溶接ワイヤを予め定めた送給速度で送給し、上記溶接ワイヤに第1のピーク電流の通電と第1のベース電流の通電とを1周期とし通電を繰り返して被加工物にMIGアークを発生させると共に、プラズマノズルに第2のピーク電流の通電と第2のベース電流の通電とを1周期とし通電を繰り返して被加工物にプラズマアークを発生させるプラズマMIG溶接のパルス波形制御方法において、上記プラズマアークは、上記第1のピーク電流通電中に上記第2のベース電流を通電し、上記第1のベース電流通電中に上記第2のピーク電流を通電することを、特徴するプラズマMIG溶接のパルス波形制御方法である。
第2の発明は、上記被加工物の溶込形状を制御させるために、上記第2のピーク電流の値を変化させることを、特徴とする請求項1記載のプラズマMIG溶接のパルス波形制御方法である。
第3の発明は、上記被加工物の溶込形状を制御させるために、上記第2のピーク電流の通電時間を変化させることを、特徴とする請求項1記載のプラズマMIG溶接のパルス波形制御方法である。
第1の発明によれば、プラズマMIG溶接において、MIG溶接電源が第1のピーク電流を通電しているとき、プラズマ溶接電源は第2のベース電流を通電し、MIG溶接電源MPSが第1のベース電流を通電しているとき、プラズマ溶接電源は第2のピーク電流を通電するので、第1のピーク電流通電中のとき、低電流の第2のベース電流が加算されるので、被加工物の入熱量の過多が無くなり、アルミニウム及びアルミニウム合金の組織の劣化及び割れが防止できる。
第2の発明によれば、MIG溶接電源が第1のベース電流を通電しているとき、プラズマ溶接電源は第2のピーク電流を通電する。このとき、第2のピーク電流値をアルミニウムの酸化膜を取り除く値に調整してプラズマアークの入熱を制御するので、アルミニウムが必要とする所定のクリーニング領域が確保できる。
第3の発明によれば、MIG溶接電源が第1のベース電流を通電しているとき、プラズマ溶接電源は第2のピーク電流を通電する。このとき、第2のピーク電流の通電時間をアルミニウムの酸化膜を取り除く通電時間に調整してプラズマアークの入熱を制御するので、アルミニウムが必要とする所定のクリーニング領域が確保できる。
「実施の形態1」
図1は、実施の形態1のプラズマMIG溶接のパルスアーク波形制御方法を実施するための溶接装置のブロック図である。
図1に示すMIG溶接電源MPSは、一点鎖線で囲んだ範囲内の各回路から形成されており、以下各回路について説明する。第1の出力制御回路INV1は、商用交流電源を入力とし出力制御を行いアーク負荷に適した出力を供給する。一般的に、この第1の出力制御回路INV1としては、インバータを使用し、図示省略の商用電源を整流する1次側整流回路と、整流されたリップルのある電圧を平滑する平滑回路と、平滑された直流電圧を高周波交流に変換するインバータ回路と、高周波交流をアーク負荷に適した電圧に変換する主変圧器と、出力された交流を再び整流する2次側整流回路と、整流されたリップルのある直流を平滑する直流リアクトルとから形成されており、後述する電流誤差増幅信号Eiに応じて第1の出力制御回路INV1の出力制御を行う。
電圧検出回路VDは、MIG溶接電圧MVwを検出し平均化した電圧検出信号Vdを出力する。電圧設定回路VSは、MIG溶接電源MPSの外部に設けられ電圧設定信号Vsを出力する。変調回路MCは、電圧誤差増幅回路EV、V/F変換回路VF、ピーク電流通電時間設定回路TP及びモノマルチバイブレータMMによって形成され、電圧誤差増幅回路EVは、フィードバック信号である電圧検出信号Vdと、目標値である電圧設定信号Vsとの誤差を増幅して電圧誤差増幅信号Evを出力する。V/F変換回路VFは、電圧誤差増幅信号Evを入力としてV/F変換を行い、V/F変換信号Vfを出力する。ピーク電流通電時間設定回路TPは、予め定めたピーク電流通電時間MTpを出力する。モノマルチバイブレータMMは、V/F変換信号VfがLowレベルからHighレベルに変換することをトリガとして、ピーク電流通電時間MTpの間、パルス周期信号ATfをHighレベルにして出力する。
電圧誤差増幅回路EV、V/F変換回路VF、ピーク電流通電時間設定回路TP及びモノマルチバイブレータMMによって点線で囲んだ変調回路MCが形成される。この変調回路MCは、電圧検出信号Vdと電圧設定信号Vsとを入力としてそれらの信号間の誤差による周波数変調制御によってパルス周期信号ATfを出力する。この変調方式としては、周波数変調制御の他にパルス幅変調制御も慣例技術として使用されている。
第1のピーク電流設定回路MIPは、予め定めた第1のピーク電流設定信号MIpを出力し、第1のベース電流設定回路MIBは、予め定めた第1のベース電流設定信号MIbを出力する。第1の切換回路MSWは、パルス周期信号ATfがHighレベルのときはa側に接続されて第1のピーク電流設定信号MIpを第1の電流制御設定信号MIscとして出力し、パルス周期信号ATfがLowレベルのときはb側に接続されて第1のベース電流設定信号MIbを第1の電流制御設定信号MIscとして出力する。
第1の電流検出回路ID1は、MIG溶接電流MIwを検出して、第1の電流検出信号Id1を出力する。電流誤差増幅回路EIは、フィードバック信号である第1の電流検出信号Id1と、目標値である第1の電流制御設定信号MIscとの誤差を増幅して、電流誤差増幅信号Eiを出力する。この電流誤差増幅信号Eiに応じて第1の出力制御回路INV1は出力制御を行う。
送給速度設定回路AWSは、MIG溶接電源MPSの外部に設けられ、送給速度設定信号AWsを出力する。送給制御回路AWCは、送給速度設定信号AWsを入力として送給制御信号AWcを出力する。ワイヤ送給装置AWFは、送給制御信号AWcの値に応じて溶接ワイヤA1の送給速度を制御する。
つぎに、図1に示すプラズマ溶接電源PPSのインバータゲート回路INは、パルス周期信号ATfを反転してインバータゲート信号Inを出力する。プラズマ溶接電源PPSの第2の切換回路PSWは、インバータゲート信号InがHighレベルのときはa側に接続されて第2のピーク電流設定信号PIpを第2の電流制御設定信号PIscとして出力し、インバータゲート信号InがLowレベルのときはb側に接続されて第2のベース電流設定信号PIbを第2の電流制御設定信号PIscとして出力する。
第2の電流検出回路ID2は、プラズマ溶接電流PIwを検出して、第2の電流検出信号Id2を出力する。電流誤差増幅回路EIは、フィードバック信号である第2の電流検出信号Id2と、目標値である第2の電流制御設定信号PIscとの誤差を増幅して、電流誤差増幅信号Eiを出力する。この電流誤差増幅信号Eiに応じて第2の出力制御回路INV2は出力制御を行う。
図2は、実施の形態1のプラズマMIG溶接電源装置の動作を説明するタイミング図であり、同図(A)はMIG溶接電流MIwの時間変化を示しており、同図(B)はMIG溶接電圧MVwの時間変化を示しており、同図(C)はV/F変換信号Vfの時間変化を示しており、同図(D)はパルス周期信号ATfの時間変化を示している。また、図4(E)は、インバータゲート信号Inの時間変化を示しており、同図(F)はプラズマ溶接電流PIwの時間変化を示しており、同図(G)はプラズマ溶接電圧PVwの時間変化を示している。以下、同図を参照して説明する。
図1に示す、V/F変換回路VFは、図2(B)に示すMIG溶接電圧MVwの平均値と電圧設定信号Vsとが等しくなるように制御される、パルス周期信号ATfの長さの周期を有する同図(C)に示すV/F変換信号Vfを出力する。このV/F変換信号Vfは、パルス周期信号ATfごとの時刻t=t1、t3及びt5等に短時間Highレベルとして出力する。
モノマルチバイブレータMMは、時刻t=t1において、図2(C)に示すV/F変換信号VfがHighレベルになるとトリガされ、パルス周期信号ATfを出力し第1のピーク電流通電時間MTpの間、パルス周期信号ATfをHighレベルにする。このとき、パルス周期信号ATfがHighレベルである時刻t=t1〜t2の間、第1の切換回路MSWは、a側に接続されて第1のピーク電流設定信号MIpを第1の電流制御設定信号MIscとして出力する。
また、プラズマ溶接電源PPSのインバータゲート回路INは、パルス周期信号ATfを反転し図2(E)に示すインバータゲート信号Inを出力する。プラズマ溶接電源PPSの第2の切換回路PSWは、インバータゲート信号InがLowレベルのときb側に接続されて、時刻t=t1〜t2の間、第2のベース電流設定信号PIbを第2の電流制御設定信号PIscとして出力する。このとき、MIG溶接電源MPSが第1のピーク電流を通電しているとき、プラズマ溶接電源PPSは第2のベース電流を通電する。
時刻t=t2〜t3において、図2(D)に示すパルス周期信号ATfはLowレベルとなり、第1の切換回路MSWはb側に接続されて第1のベース電流設定信号MIbを第1の電流制御設定信号MIscとして出力する。
また、時刻t=t2〜t3において、図2(D)に示すパルス周期信号ATfはLowレベルとなり、このとき、プラズマ溶接電源PPSのインバータゲート回路INは、パルス周期信号ATfを反転して図2(E)に示すインバータゲート信号InをHighレベルにして出力する。プラズマ溶接電源PPSの第2の切換回路PSWは、インバータゲート信号InがHighレベルのときはa側に接続されて第2のピーク電流設定信号PIpを第2の電流制御設定信号PIscとして出力する。
上述より、MIG溶接電源MPSが第1のピーク電流を通電しているときに、プラズマ溶接電源PPSは、低電流の第2のベース電流を通電するので被加工物6の入熱量の過多が無くなり、アルミニウム及びアルミニウム合金の組織の劣化及び割れが防止できる。さらに、MIG溶接電源MPSが第1のベース電流を通電しているとき、プラズマ溶接電源PPSは第2のピーク電流を通電する。このとき、第2のピーク電流の値を調整して、アルミニウムの酸化膜を取り除くプラズマアークの入熱に制御するので、アルミニウム等が必要とする所定のクリーニング領域が確保できる。
図3は、実施の形態2のプラズマMIG溶接のパルスアーク波形制御方法を実施するための溶接装置のブロック図である。同図において、図1に示す実施の形態1の溶接装置と同一符号の回路ブロックは同一動作を行うので説明を省略して符号が相違する構成について説明する。
図3に示す遅遅時間設定回路PTDは、予め定めた遅遅時間設定信号PTdをを出力する。遅遅回路TDは、インバータゲート信号InがLowレベルからHighレベルに変換することをトリガとして、遅遅時間設定信号PTdに応じた時間だけLowレベルとした遅遅信号Tdを出力する。アンドゲート回路ADは、インバータゲート信号Inと遅遅信号Tdのアンド論理を取ってアンド信号Adを出力する。このアンド信号Adが、Highレベルのとき第2の切換回路PSWはa側に接続されて第2のピーク電流設定信号PIpを第2の電流制御設定信号PIscとして出力する。
図4は、実施の形態2のプラズマMIG溶接電源装置の各信号のタイミング図であり、同図(A)はMIG溶接電流MIwの時間変化を示しており、同図(B)はMIG溶接電圧MVwの時間変化を示しており、同図(C)はV/F変換信号Vfの時間変化を示しており、同図(D)はパルス周期信号ATfの時間変化を示している。また、図4(E)は、インバータゲート信号Inの時間変化を示しており、同図(F)は、遅遅信号Tdの時間変化を示しており、同図(G)は、アンド信号Adの時間変化を示しており、同図(H)はプラズマ溶接電流PIwの時間変化を示しており、同図(I)はプラズマ溶接電圧PVwの時間変化を示している。以下、同図を参照して説明する。
図3に示すモノマルチバイブレータMMは、時刻t=t1において、図4(C)に示すV/F変換信号VfがHighレベルになるとトリガされ、パルス周期信号ATfを出力し、第1のピーク電流通電時間MTpの間、パルス周期信号ATfをHighレベルにする。このとき、パルス周期信号ATfがHighレベルである、時刻t=t1〜t2の間、第1の切換回路MSWは、a側に接続されて第1のピーク電流設定信号MIpを第1の電流制御設定信号MIscとして出力する。
また、プラズマ溶接電源PPSのインバータゲート回路INは、パルス周期信号ATfを反転し図4(E)に示すインバータゲート信号Inを出力する。アンドゲート回路ADは、インバータゲート信号Inと遅遅信号Tdとのアンド論理を取って、図4(G)に示すアンド信号Adを出力する。このアンド信号Adが、Lowレベルのときは第2の切換回路PSWはb側に接続されて、第2のベース電流設定信号PIbを第2の電流制御設定信号PIscとして出力する。このとき、MIG溶接電源MPSが第1のピーク電流を通電しているとき、プラズマ溶接電源は第2のベース電流を通電する。
時刻t=t2〜t3において、図4(D)に示すパルス周期信号ATfはLowレベルとなり、第1の切換回路MSWはb側に接続されて第1のベース電流設定信号MIbを第1の電流制御設定信号MIscとして出力する。
時刻t=t2において、図3に示すプラズマ溶接電源PPSのインバータゲート回路INは、パルス周期信号ATfを反転し図4(E)に示すインバータゲート信号Inを出力する。遅遅回路TDは、インバータゲート信号InがLowレベルからHighレベルに変換することをトリガとして、遅遅時間設定信号PTpに応じて遅遅信号Tdを時刻t=t2〜t21の間、Lowレベルにする。このとき、プラズマ溶接電源PPSは、第2のベース電流設定信号PIbを第2の電流制御設定信号PIscとして出力する。
時刻t=t21において、図4(F)に示す遅遅信号TdがHighレベルになると、図4(G)に示す、アンド信号AdがHighレベルになり、第2の切換回路PSWはa側に接続されて第2のピーク電流設定信号PIpを第2の電流制御設定信号PIscとして出力する。
時刻t=t3において、パルス周期信号ATfのHighレベルに応じて、インバータゲート信号InはLowレベルになる。このとき図4(G)に示すアンド信号AdがLowレベルとなり、第1の切換回路MSWはb側に接続されて第1のベース電流設定信号MIbを第1の電流制御設定信号MIscとして出力する。
上述より、MIG溶接電源MPSが第1のベース電流を通電しているとき、プラズマ溶接電源PPSは第2のピーク電流を通電する。このとき、第2のピーク電流の通電時間を調整し、アルミニウムの酸化膜を取り除くプラズマアークの入熱に制御するとので、アルミニウムが必要とする所定のクリーニング領域が確保できる。また、上述では、第2のピーク電流の通電開始を遅くして通電時間を調整しているが、逆に第2のピーク電流通電終了の速くして通電時間を調整してもよい。
実施の形態1のプラズマMIG溶接のパルスアーク波形制御方法を実施 するための溶接装置のブロック図である 実施の形態1のプラズマMIG溶接電源装置の動作を説明するタイミン グ図である。 実施の形態2のプラズマMIG溶接のパルスアーク波形制御方法を実施 するための溶接装置のブロック図である 実施の形態2のプラズマMIG溶接電源装置の動作を説明するタイミン グ図である。 プラズマMIGトーチの詳細図である。
符号の説明
1 溶接ワイヤ
2 プラズマチップ
3 プラズマノズル
4 シールドノズル
5a MIGアーク
5b プラズマアーク
6 被加工物
AWC 送給制御装置
AWc 送給制御信号
AWF ワイヤ送給装置
AWS 送給速度設定回路
AWs 送給速度設定信号
EI 電流誤差増幅回路
Ei 電流誤差増幅信号
EV 電圧誤差増幅回路
Ev 電圧誤差増幅信号
IN インバータゲート回路
In インバータゲート信号
INV1 第1の出力制御回路
INV2 第2の出力制御回路
ID1 第1の電流検出回路
Id1 第1の電流検出信号
ID2 第2の電流検出回路
Id2 第2の電流検出信号
MC 変調回路
MM モノマルチバイブレータ回路
Mm モノマルチバイブレータ信号
MPS MIB溶接電源
MIB 第1のベース電流設定回路
MIb 第1のベース電流設定信号
MIP 第1のピーク電流設定回路
MIp 第1のピーク電流設定信号
MIw MIG溶接電流
MVw MIG溶接電圧
MSW 第1の切換回路
MIsc 第1の電流制御設定信号
PPS プラズマ溶接電源
PSW 第2の切換回路
PIB 第2のベース電流設定回路
PIb 第2のベース電流設定信号
PIP 第2のピーク電流設定回路
PIp 第2のピーク電流設定信号
PVw プラズマ溶接電圧
PIw プラズマ溶接電流
PTD 遅遅時間設定回路TD
PTd 遅遅時間設定信号
PTp プラズマピーク電流通電時間
PIsc 第2の電流制御設定信号
TD 遅遅回路
Td 遅遅信号
TH プラズマMIGトーチ
TP ピーク電流通電時間設定回路
Tp ピーク電流通電時間設定信号
VD 電圧検出回路
Vd 電圧検出信号
VF V/F変換回路
Vf V/F変換信号

Claims (3)

  1. 溶接ワイヤを予め定めた送給速度で送給し、前記溶接ワイヤに第1のピーク電流の通電と第1のベース電流の通電とを1周期とし通電を繰り返して被加工物にMIGアークを発生させると共に、プラズマノズルに第2のピーク電流の通電と第2のベース電流の通電とを1周期とし通電を繰り返して被加工物にプラズマアークを発生させるプラズマMIG溶接のパルス波形制御方法において、前記プラズマアークは、前記第1のピーク電流通電中に前記第2のベース電流を通電し、前記第1のベース電流通電中に前記第2のピーク電流を通電することを、特徴するプラズマMIG溶接のパルス波形制御方法。
  2. 前記被加工物の溶込形状を制御させるために、前記第2のピーク電流の値を変化させることを、特徴とする請求項1記載のプラズマMIG溶接のパルス波形制御方法。
  3. 前記被加工物の溶込形状を制御させるために、前記第2のピーク電流の通電時間を変化させることを、特徴とする請求項1記載のプラズマMIG溶接のパルス波形制御方法。







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