JP2008103578A - 変圧器 - Google Patents

変圧器 Download PDF

Info

Publication number
JP2008103578A
JP2008103578A JP2006285669A JP2006285669A JP2008103578A JP 2008103578 A JP2008103578 A JP 2008103578A JP 2006285669 A JP2006285669 A JP 2006285669A JP 2006285669 A JP2006285669 A JP 2006285669A JP 2008103578 A JP2008103578 A JP 2008103578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transformer
vibration
steady
steadying
rest
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006285669A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4742009B2 (ja
Inventor
Tatsuto Azegami
畔上達人
Kohei Sato
佐藤孝平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority to JP2006285669A priority Critical patent/JP4742009B2/ja
Publication of JP2008103578A publication Critical patent/JP2008103578A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4742009B2 publication Critical patent/JP4742009B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)

Abstract

【課題】
従来の耐震振れ止め構造は、変圧器上部に防振ゴムを設け、盤側と変圧器本体を固定していたが、この防振ゴムを介して変圧器本体の振動が盤側に伝達されるという問題があった
【解決手段】
防振装置として、変圧器本体に振れ止め金具を設け、盤側の外側板に振れ止め座を設け、前記振れ止め金具にボルトを固定し、振れ止め座には丸穴を設け、この丸穴にボルトを貫通させる構成とし、通常状態ではボルトと振れ止め座の丸穴が接触しない構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、変圧器の振動が盤側に伝達を防止する振れ止め構造に関するものである。
変圧器の耐震振れ止め対策としては、上締金具に上部固定用金具を設け、これと盤フレーム側の取付け座の間に防振ゴムを介してボルトで固定している。防振ゴムには振動方向に荷重がかからない為固有振動数が大きい。床面への振動抑制対策として、変圧器の下部に固有振動数の小さい低振動防振装置を取り付けた場合、変圧器上部の防振ゴムの固有振動数が低振動防振装置の固有振動数よりも大きいため、振動が盤フレームに伝わって低振動防振装置の効果が十分に得られない問題がある。そこで、変圧器上部の接触点をなくし、変圧器本体が直接接触することなく耐震振れ止め性能を持たせた構造を用いる必要がある。
また、特許文献1(特開平11−87145号公報)には、変圧器本体とこれを収納する盤を共通のベース上に固定し、ベースと変圧器本体の上部との間に支え部材を結合して設け、変圧器本体の上部の両端部を盤に結合することにより、盤に耐震構造を施すことなく、変圧器本体と盤の耐震強度を確保することが記載されている。
特開平11−87145号公報
従来の構造においては、変圧器上部が防振ゴムを介して盤側と接触する構造であった為、変圧器上部から変圧器本体の振動が外部へ伝達する問題があった。また、変圧器の下部に固有振動数の小さい低振動防振装置を取り付けた場合、変圧器上部の防振ゴムの固有振動数が低振動防振装置の固有振動数よりも大きいため、振動が盤フレームに伝わって低振動防振装置の効果が十分に得られない問題があった。
また、特許文献1の構成においても変圧器から盤への防振効果は得られなかった。
本発明は上記の問題点を解決すべく、振動を伝達することなく耐震振れ止め性能を有する変圧器振れ止め構造を提供することである。
本発明は上記課題を解決する為、変圧器の幅より外側にボルトを突き出し、盤側の振れ止め座に設けた穴に貫通させることで変圧器が振れた時にストッパーとして機能させる。さらに、貫通したボルトの先をナットで固定することで3軸方向の耐震機能を有する構造となる。
本発明によって変圧器の大きな振れを抑制することにより、周囲機器との衝突やケーブル断線等の事故を防ぎ、耐震強度のある変圧器を提供できる。
以下、図面を用いて発明の実施例を説明する。
図1(a)は、盤収納形変圧器の全体構成の正面図で、図1(b)は上面図を示しており、三相のモールド変圧器本体を矩形状の盤に収納している。
図1(a)において、変圧器本体及び盤はコンクリートなどで埋め込み設置した共通のベースにボルト等により固定されている。
図1において、1はコイルを樹脂で覆ったモールド部、2はタップ切換部、3は上締金具、4は下締金具、変圧器において、モールド本体を上締金具3及び下締金具4にて固定しており、5は一次端子、6は二次端子、7は地面に対しての防振装置である。8は盤で、9は盤側への防振装置で、変圧器の正面から見て左右2箇所に設けている。変圧器の運転時は鉄心の磁歪により振動しており、この磁歪による振動周波数は、商用周波数の2倍の周波数である。これらの周波数の振動が盤側に伝達しないように防振装置9について次に説明する。
図2、図3は、図1の本発明の耐震振れ止め構造を示す図で、図2は本発明の振れ止め構造の上面からの部分拡大図で、図3は本発明の振れ止め構造を横面からの部分拡大図を示す。
図2、図3において、10は振れ止め金具、11は振れ止めボルト、12は振れ止め座で盤側の外板に対応し、13はナット、14はボルト11を通す丸穴である。
図2、図3において、モールド変圧器本体の振れ止め部は、振れ止め金具10、M12振れ止めボルト11から構成される。振れ止め金具10にM12振れ止めボルト11を取付け、ナットで締め付け、変圧器の幅より外側に突き出した状態で固定する。外側に突き出したM12振れ止めボルト11は盤側の振れ止め座12に設けたφ19丸穴14を貫通して、通常状態ではM12振れ止めボルト11と直接接触することなく振動の伝達を遮断する。地震時にはM12振れ止めボルト11がφ19丸穴14で止まり、ストッパーとして振れを抑える。また、貫通したM12振れ止めボルト11の先にナット13を盤側の振れ止め座12と直接接触することのないように間隔を設けて固定することで3軸方向の耐震機能を有する構造となる。このような構成により、鉄心の磁歪による振動は盤側に伝達しにくくなり、盤側への影響をなくすことができる。また、この構成によれば、2Gくらいの地震に対しても影響は受けない。
図4、図5に従来の耐震振れ止め構造を示す。図4は従来の振れ止め構造の上面からの部分拡大図を示し、図5は従来の振れ止め構造を横面からの部分拡大図を示す。
図4及び図5において、10’は振れ止め金具、11’は振れ止めボルト、12’は振れ止め座、13’はナット、14’はボルト11を通す丸穴、15は防振ゴムである。
振れ止め金具10’は、防振ゴム15を挟んで盤側振れ止め座12’に振れ止めボルト11’とナット13’で固定しており、変圧器本体の振動が防振ゴム15を介して盤側へと伝達する構造となっている。防振ゴムでは振動を完全になくすことができない、すなわち鉄心の磁歪による振動周波数等は低減できるが、地震等の低い周波数の振動は低減できない。
実施例1では変圧器本体1側に振れ止め金具10を設けて振れ止めボルト11を固定する例を挙げたが、図6、図7に示すように盤側の振れ止め座12に振れ止めボルト11”を固定して変圧器本体の振れ止め金具10”に貫通させることでも上述の変圧器本体の振れ止め効果を得ることができる。
図6は本発明の実施例2の振れ止め構造の上面からの部分拡大図を示し、図7は本発明の実施例2の振れ止め構造を横面からの部分拡大図を示す。
すなわち図6及び図7において、10”は振れ止め金具、11”は振れ止めボルト、12”は盤側の振れ止め座、13”はナット、14”はボルト11”を通す丸穴である。盤側の振れ止め座12”に振れ止めボルト11”をナットと共に締め付け固定し、変圧器本体の振れ止め金具10”にボルト11”を通す丸穴14”を設け、ボルト11”を貫通させる。そしてボルト11”と丸穴14”が、通常状態では直接接触することのないように間隔を設けて固定する。地震時にはM12振れ止めボルト11がφ19丸穴14で止まり、ストッパーとして振れを抑え、3軸方向の耐震機能を有する構造となる。
実施例1では、盤側の振れ止め座12に丸穴を設けて振れ止めボルト11を貫通させたが、この穴形状が長穴であっても同様に振れ止め効果を有する。図8、図9に振れ止め座12の穴形状の例を示す。変圧器下部の防振ゴムの劣化によるへたりを考慮して、上下方向の穴径21を大きくする。また、水平方向の穴径20を大きくすることで可動範囲を大きくとることができる。
本発明を実施することで変圧器の大きな振れを抑制することにより、周囲機器との衝突やケーブル断線等の事故を防ぎ、耐震強度のある変圧器を提供できる。
本発明のモールド変圧器の全体構成図を示す。 本発明の振れ止め構造の上面からの部分拡大図を示す。 本発明の振れ止め構造を横面からの部分拡大図を示す。 従来の振れ止め構造の上面からの部分拡大図を示す。 従来の振れ止め構造を横面からの部分拡大図を示す。 本発明の実施例2の振れ止め構造の上面からの部分拡大図を示す。 本発明の実施例2の振れ止め構造を横面からの部分拡大図を示す。 本発明の振れ止め座の穴形状の例を示す。 本発明の振れ止め座の穴形状の例を示す。
符号の説明
1‥モールド変圧器のモールド部
2‥振れ止め金具
3、3'、3”‥上締金具
4‥下締金具
7‥防震装置
9‥防振装置
10、10'、10”‥振れ止め金具
11、11'、11”‥振れ止めボルト
12、12'、12”‥振れ止め座
13、13'、13”‥ナット
14,14'、14”‥振れ止めボルトを通す為の振れ止め座のφ19丸穴
15‥防振ゴム
21,22‥振れ止めボルトを通す為の振れ止め座の穴

Claims (2)

  1. 上部に耐震振れ止め部を設けた変圧器において、
    振れ止め機構として変圧器の幅より外側にボルトを突き出した構造とし、盤側振れ止め座に設けた穴に貫通して通常運転時に該ボルトと該穴が非接触となるように所定間隔を設けたことを特徴とする変圧器。
  2. 請求項1記載の変圧器において、変圧器本体側の振れ止め金具の穴、及び盤側の振れ止め座の穴が上下方向又は水平方向に長穴であることを特徴とする変圧器。
JP2006285669A 2006-10-20 2006-10-20 盤収納形変圧器 Active JP4742009B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006285669A JP4742009B2 (ja) 2006-10-20 2006-10-20 盤収納形変圧器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006285669A JP4742009B2 (ja) 2006-10-20 2006-10-20 盤収納形変圧器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008103578A true JP2008103578A (ja) 2008-05-01
JP4742009B2 JP4742009B2 (ja) 2011-08-10

Family

ID=39437678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006285669A Active JP4742009B2 (ja) 2006-10-20 2006-10-20 盤収納形変圧器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4742009B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014170978A1 (ja) 2013-04-17 2014-10-23 株式会社日立産機システム 変圧器
JP2014216617A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 三菱電機株式会社 揺れ止め具
KR101464989B1 (ko) * 2014-10-02 2014-11-26 제룡전기 주식회사 내진용 몰드 변압기
CN108335855A (zh) * 2018-04-02 2018-07-27 江苏恒屹变压器有限公司 一种干式变压器用紧固装置
JP2021197442A (ja) * 2020-06-15 2021-12-27 株式会社日立産機システム モールド変圧器

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5582421A (en) * 1978-12-19 1980-06-21 Tokyo Electric Co Ltd Stabilizer for electric discharge lamp
JPS578171Y2 (ja) * 1976-12-07 1982-02-17
JPH09213541A (ja) * 1996-02-05 1997-08-15 Mitsubishi Electric Corp 防音装置およびそれを用いた変圧器
JPH1022134A (ja) * 1996-07-03 1998-01-23 Meidensha Corp 電気機器の耐震装置
JPH10149920A (ja) * 1996-11-15 1998-06-02 Toshiba Corp 静止誘導電器
JPH10321440A (ja) * 1997-05-15 1998-12-04 Mitsubishi Electric Corp 遮音壁の貫通部構造
JPH1187143A (ja) * 1997-09-08 1999-03-30 Toshiba Corp 防音タンクの貫通部構造
JPH1187145A (ja) * 1997-09-09 1999-03-30 Toshiba Corp 盤収納形静止誘導機器

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS578171Y2 (ja) * 1976-12-07 1982-02-17
JPS5582421A (en) * 1978-12-19 1980-06-21 Tokyo Electric Co Ltd Stabilizer for electric discharge lamp
JPH09213541A (ja) * 1996-02-05 1997-08-15 Mitsubishi Electric Corp 防音装置およびそれを用いた変圧器
JPH1022134A (ja) * 1996-07-03 1998-01-23 Meidensha Corp 電気機器の耐震装置
JPH10149920A (ja) * 1996-11-15 1998-06-02 Toshiba Corp 静止誘導電器
JPH10321440A (ja) * 1997-05-15 1998-12-04 Mitsubishi Electric Corp 遮音壁の貫通部構造
JPH1187143A (ja) * 1997-09-08 1999-03-30 Toshiba Corp 防音タンクの貫通部構造
JPH1187145A (ja) * 1997-09-09 1999-03-30 Toshiba Corp 盤収納形静止誘導機器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014170978A1 (ja) 2013-04-17 2014-10-23 株式会社日立産機システム 変圧器
JP2014216617A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 三菱電機株式会社 揺れ止め具
KR101464989B1 (ko) * 2014-10-02 2014-11-26 제룡전기 주식회사 내진용 몰드 변압기
CN108335855A (zh) * 2018-04-02 2018-07-27 江苏恒屹变压器有限公司 一种干式变压器用紧固装置
JP2021197442A (ja) * 2020-06-15 2021-12-27 株式会社日立産機システム モールド変圧器
JP7344843B2 (ja) 2020-06-15 2023-09-14 株式会社日立産機システム モールド変圧器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4742009B2 (ja) 2011-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019046866A (ja) 電力機器用減震装置
JP4742009B2 (ja) 盤収納形変圧器
RU2279584C1 (ru) Резиновый виброизолятор для оборудования
KR20150121405A (ko) 수변전 및 배전설비용 내진장치
SG182046A1 (en) Hanging type vibration isolator
KR101702449B1 (ko) 방진패드를 이용한 수배전반용 내진마운트
JP4562659B2 (ja) 電気電子機器収納用キャビネット
KR101912063B1 (ko) 면진 장치의 인장하중 방지용 고정 장치
JP2001303587A (ja) アンカーボルト耐震工法
JP2011038323A (ja) アクティブマスダンパーの防音支持装置
JP6017242B2 (ja) 防振架台
JP2009257402A (ja) ダンパーの取付構造
JP6406925B2 (ja) 耐震機構及び防振装置
JP2888807B2 (ja) 上下衝撃吸収型積層ゴム支承
JP2007298154A (ja) 防振架台ならびに該防振架台に用いられる防振具
KR101059944B1 (ko) 랙의 내진장치
JP2012047035A (ja) 縦型緩衝アンカーピン
JP4754275B2 (ja) 壁掛機器用防振支持構造
JP6939295B2 (ja)
JP2007016974A (ja) 防振装置
JP4255198B2 (ja) 防振装置
JP2015073040A (ja) 変圧器
JP7344843B2 (ja) モールド変圧器
JP6148911B2 (ja) 減震ストッパ構造並びに当該減震ストッパ構造を備えた防振架台
JP5274514B2 (ja) 防振支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110509

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4742009

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3