JP2008102425A - 画像形成装置、及び、画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体を帯電させるモードをより適切に選択できる画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
【解決手段】(a)現像剤像を媒体に転写するための転写部を有する画像形成装置であって、(b)前記媒体に転写された現像剤像を該媒体に定着するための定着部と、(c)それぞれ前記媒体を帯電させる度合いが異なる複数のモード、の中から選択されたモードに基づいて、前記媒体の帯電量を制御するための帯電量制御部と、(d)前記画像形成装置が設置された環境条件、を含む複数の因子に基づいて、前記複数のモードのうちの何れかのモードを適切なモードと判断して、該モードを選択するためのモード選択部であって、前記環境条件が所定条件を満たしている場合には、適切と判断されたモードを他のモードに変更して、変更後の該モードを選択するモード選択部と、(e)を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像形成装置、及び、画像形成システムに関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置は既によく知られている。かかる画像形成装置は、現像剤像を媒体に転写するための転写部と、媒体に転写された現像剤像を当該媒体に定着するための定着部と、を有している。
上記の画像形成装置においては、複数の因子に起因して、画質が劣化することが知られている。このため、画質の劣化を防止すべく、以下の制御が実行されている。すなわち、複数の因子に基づいて、それぞれ媒体を帯電させる度合いが異なる複数のモード、のうちの何れかのモードを選択した後に、選択されたモードに基づいて、媒体の帯電量が制御される。そして、複数の因子に基づいて媒体の帯電量を制御して画像を形成することにより、複数の因子に起因する画質の劣化を抑制している。
特開平5−6115号公報
ところで、複数のモードには、画像形成装置が標準状態で使用される際に用いるモード(以下、標準モードとも呼ぶ)と、画像形成装置が特殊な状態で使用される際に用いるモード(以下、特殊モードとも呼ぶ)とが、含まれている。そして、画像形成装置は、標準状態で使用されるケースが多く、特殊な状態で使用されるケースはまれとなっているため、上記標準モードが選択されやすくする必要がある。
そして、複数の因子には、画像形成装置が設置された環境条件が含まれるが、この環境条件は、上記の標準状態に対応する条件となっている場合と、上記の特殊な状態に対応する条件となっている場合とに分けられる。このため、環境条件が標準状態に対応する条件となっている場合には、画像形成装置が標準状態で使用される可能性が高いから、標準モードが選択されることが望ましい。
しかし、モードの選択が、環境条件を含む複数の因子に基づいて行われる場合には、以下のような弊害が発生する。例えば、環境条件が標準状態に対応する条件となっている場合でも、他の因子が特殊モードに対応する条件となっている場合には、特殊モードが選択されてしまう恐れがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、媒体を帯電させるモードをより適切に選択できる画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
前記課題を解決するために、主たる本発明は、
現像剤像を媒体に転写するための転写部を有する画像形成装置であって、
前記媒体に転写された現像剤像を該媒体に定着するための定着部と、
それぞれ前記媒体を帯電させる度合いが異なる複数のモード、の中から選択されたモードに基づいて、前記媒体の帯電量を制御するための帯電量制御部と、
前記画像形成装置が設置された環境条件、を含む複数の因子に基づいて、前記複数のモードのうちの何れかのモードを適切なモードと判断して、該モードを選択するためのモード選択部であって、
前記環境条件が所定条件を満たしている場合には、適切と判断されたモードを他のモードに変更して、変更後の該モードを選択するモード選択部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
現像剤像を媒体に転写するための転写部を有する画像形成装置であって、
前記媒体に転写された現像剤像を該媒体に定着するための定着部と、
それぞれ前記媒体を帯電させる度合いが異なる複数のモード、の中から選択されたモードに基づいて、前記媒体の帯電量を制御するための帯電量制御部と、
前記画像形成装置が設置された環境条件、を含む複数の因子に基づいて、前記複数のモードのうちの何れかのモードを適切なモードと判断して、該モードを選択するためのモード選択部であって、
前記環境条件が所定条件を満たしている場合には、適切と判断されたモードを他のモードに変更して、変更後の該モードを選択するモード選択部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
このような画像形成装置によれば、一度適切と判断されたモードを、画像形成装置が設置された環境条件に基づいて見直すことにより、前記環境条件が適切に反映されたモードを選択することが可能となる。
また、かかる画像形成装置あって、前記環境条件は、湿度であることが望ましい。かかる場合には、いわゆるジェットマークの発生を抑制できる適切なモードを選択できる効果が、より有効に奏される。
また、かかる画像形成装置あって、前記湿度を検出するための湿度センサを備え、前記所定条件は、前記湿度センサにより検出された湿度が所定の範囲内であることが望ましい。かかる場合には、湿度が所定条件を満たすかどうかを自動的に判断できる。
また、かかる画像形成装置あって、前記複数のモードは、前記媒体を帯電させる度合いが最も大きい第一モードと、前記媒体を帯電させる度合いが最も小さい第二モードと、前記媒体を帯電させる度合いが前記第一モードと前記第二モードの間である第三モードと、であり、前記モード選択部は、前記湿度の0%から100%までを3つの範囲に分割して、100%を含む範囲を第一範囲とし、0%を含む範囲を第二範囲とし、前記第一範囲と前記第二範囲の間である範囲を第三範囲としたときに、前記湿度が前記第三範囲に該当する場合には、適切なモードと判断された前記第一モードまたは前記第二モードを、前記第三モードに変更して、変更後の該第三モードを選択することが望ましい。湿度を3つの範囲に分割している場合には、少ない区分で、湿度が標準な状態に対応する条件となっているか特殊な状態に対応する条件となっているかを区別できる。
また、かかる画像形成装置あって、帯電した前記媒体上の電荷を取り除くための除電部、を備え、前記媒体の移動方向において前記除電部よりも下流側に設けられ、前記媒体の両面に画像を形成するために、前記媒体の移動方向を反転させて、該媒体を前記転写部に向けて移動させるための反転部、を備え、該反転部には、反転後の第一媒体と該第一媒体に後続する反転前の第二媒体とが摺擦しながら互いに逆方向に移動することを可能とする移動路、が設けられていることが望ましい。かかる場合には、媒体が吸着する問題を抑制できるモードを選択可能となる。
また、(A)コンピュータ、及び、(B)このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、(a)現像剤像を媒体に転写するための転写部と、(b)前記媒体に転写された現像剤像を該媒体に定着するための定着部と、(c)それぞれ前記媒体を帯電させる度合いが異なる複数のモード、の中から選択されたモードに基づいて、前記媒体の帯電量を制御するための帯電量制御部と、(d)前記画像形成装置が設置された環境条件、を含む複数の因子に基づいて、前記複数のモードのうちの何れかのモードを適切なモードと判断して、該モードを選択するためのモード選択部であって、前記環境条件が所定条件を満たしている場合には、適切と判断されたモードを他のモードに変更して、変更後の該モードを選択するモード選択部と、(e)を備えた画像形成装置、(C)を有することを特徴とする画像形成システム。
このような画像形成システムによれば、一度適切と判断されたモードを、画像形成装置が設置された環境条件に基づいて見直すことにより、前記環境条件が適切に反映されたモードを選択することが可能となる。
===画像形成システムの全体構成例===
先ず、図1を用いて、画像形成システム700の概要について説明する。図1は、画像形成システム700の構成の一部を示すブロック図である。この画像形成システム700は、『画像形成装置』としてのレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10と、当該プリンタ10と電気的に接続可能なコンピュータ702と、を備えている。また、コンピュータ702は、情報を表示するための表示装置704と、キーボード、マウス等の入力装置708と、FD(フレキシブルディスク)ドライブ装置等の読取装置(不図示)と、RAM等の内部メモリ(不図示)と、ハードディスクドライブユニット等の外部メモリ(不図示)と、を備えている。
また、コンピュータ702は、オペレーティングシステム、当該オペレーティングシステムの下で動作するアプリケーションプログラム795、及び、プリンタドライバ796、を有している。プリンタドライバ796には、画像処理部797と、表示インターフェース部801と、入力インターフェース部803と、ユーザインターフェース処理部805と、が備えられている。
アプリケーションプログラム795は、プリンタ10に画像形成を実施させるためのコンピュータ702上のプログラムである。アプリケーションプログラム795からの画像形成実行命令により、アプリケーションプログラム上の画像データADが、各種制御信号COMと共にプリンタドライバ796へ送られる。
画像処理部797は、アプリケーションプログラム795により解釈され得る画像データADを受け取り、プリンタ10により解釈され得る画像データPDに変換し、変換された画像データPDを、各種制御信号COMと共にプリンタ10に送出する。
表示インターフェース部801は、画像形成に関連する種々のユーザインターフェースウィンドウを表示装置704に表示する機能を有している。入力インターフェース部803は、ユーザが前記ユーザインターフェースウィンドウ上で入力装置708によって入力した入力情報、を受け取る機能を有している。
ユーザインターフェース処理部805は、表示インターフェース部801又は入力インターフェース部803と、プリンタ10間のインターフェースを取る機能を有している。例えば、ユーザインターフェース処理部805は、入力インターフェース部803から前記入力情報を受け取って、当該入力情報を解釈する。そして、プリンタ10や画像処理部797へ各種制御信号COMを送出する。また、プリンタ10から受け取った各種制御信号COMを解釈して、表示インターフェース部801へ表示に係る情報を送出する。
===画像形成装置の全体構成例===
次に、図2を用いて、プリンタ10の全体構成例について説明する。図2は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図2には、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット86は、プリンタ10の上部に配置されている。
本実施の形態に係るプリンタ10は、図2に示すように、感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、中間転写体62、感光体クリーニングユニット82を有し、さらに、『転写部』の一例としての二次転写ユニット80、『定着部』の一例としての定着ユニット86、除電部の一例としての除電ブラシ87、『指示入力部』の一例としての操作パネル89、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100を有している。
感光体20は、その外周面に形成された感光層を有し、該感光層に潜像を担持する。帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。
YMCK現像ユニット50は、感光体20上に形成された潜像を、現像装置に収容された現像剤の一例としてのトナーT、すなわち、ブラック現像装置51に収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置52に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置53に収容されたシアン(C)トナー、及び、イエロー現像装置54に収容されたイエロー(Y)トナーを用いて現像するための装置である。このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54が装着された状態で回転することにより、前記4つの現像装置の位置を動かすことを可能としている。なお、前述した4つの現像装置51,52,53,54の各々は、プリンタ本体に対して着脱可能となっている。
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色トナー像を後述の中間転写体62に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体62にフルカラートナー像が形成される。二次転写ユニット80は、中間転写体62上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を紙等の媒体に転写するための装置である。
定着ユニット86は、媒体上の、『現像剤像』の一例としてのトナー像、を当該媒体に定着するための装置である。この定着ユニット86は、内部にヒーターを有し、媒体上のトナー像をヒーターにより加熱して媒体に融着させる定着ローラ86aと、定着ローラ86aに圧接して、媒体上のトナー像を加圧する加圧ローラ86bと、を備えている。
除電ブラシ87は、媒体上の電荷を取り除くためのものである。この除電ブラシ87は、媒体の幅方向一端側から他端側に亘って該媒体に接触可能なブラシ状の接触部88(図4)を有しており、当該接触部88が媒体に接触することにより、媒体上の電荷が取り除かれるようになっている。そして、本実施形態においては、3つの除電ブラシ87a、87b、87cが設けられており、除電ブラシ87aは、二次転写ユニット80と定着ユニット86の間に、除電ブラシ87bは、排紙ローラ97よりも下流側に、除電ブラシ87cは、反転部91に、それぞれ設けられている。
給紙トレイ92は、媒体を収納し、当該媒体を媒体移動路93に供給する。また、プリンタ10の上部には、媒体が排出される排紙トレイ98が設けられ、給紙トレイ92から排紙トレイ98へと、媒体移動路93が形成されている。また、媒体移動路93には、媒体を搬送するための給紙ローラ94、レジローラ96、排紙ローラ97が備えられている。
なお、本実施の形態に係るプリンタ10においては、プリンタ10の小型化や画像形成速度向上等のために、前記媒体移動路93の、前記二次転写ユニット80から前記除電ブラシ87(除電ブラシ87a)までの長さが、当該プリンタ10において使用可能な媒体の最大長さよりも小さくなっている。例えば、プリンタ10において使用可能な媒体のうち最大サイズの媒体がA3判の媒体である場合には、媒体移動路93の、二次転写ユニット80から除電ブラシ87aまでの長さは、42cmよりも小さい。
感光体クリーニングユニット82は、感光体20の表面に当接された感光体クリーニングブレード84を有し、感光体20上に残存するトナーTを感光体クリーニングブレード84により掻き落として除去するための装置である。
操作パネル89は、ユーザ等とのインターフェースとなる部分である。すなわち、操作パネル89は、ユーザ等からの指示を受け付けるための指示受付部と、ユーザ等へ各種情報を与えるための液晶パネル等からなる情報出力部とを有している。
また、媒体の移動方向において除電ブラシ87aよりも下流側には、媒体の両面に画像を形成するために、媒体の移動方向を反転させて、該媒体を二次転写ユニット80に向けて移動させるための反転部91、が設けられている。そして、反転部91には、反転後の第一媒体と該第一媒体に後続する反転前の第二媒体とが摺擦しながら互いに逆方向に移動することを可能とする移動路91a、が設けられている。
制御ユニット100は、メインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され(図3)、メインコントローラ101には画像データPD及び制御信号COMが入力され、画像データPD及び制御信号COMに基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について説明する。まず、コンピュータ702からの画像データPD及び制御信号COMがインターフェース(I/F)112を介してメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、及び、中間転写体62が回転する。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54を、感光体20に対向した現像位置に位置させる。感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体62に転写される。この際、感光体20上の帯電トナーTが中間転写体62の方へ適切に向かうように、一次転写ユニット60において、転写電界が形成される。
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について、各々の現像装置毎に順次実行されることにより、4色のトナー像が、中間転写体62に重なり合って転写される。これにより、中間転写体62上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写体62上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体62の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって媒体に転写される。なお、媒体は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、中間転写体62上の帯電トナーTが媒体の方へ適切に向かうように、二次転写ユニット80において、転写電界が形成される。
媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット86によって加熱加圧されて媒体に融着される。そして、媒体は、除電ブラシ87に接触してその電荷が取り除かれた後、排紙トレイ98に排出される。
一方、感光体20が一次転写位置を経過した後に、感光体クリーニングブレード84によって、その表面に付着しているトナーTが掻き落とされる。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図3及び図4を参照しつつ説明する。図3は、プリンタ10の制御ユニット100の構成を示したブロック図である。図4は、除電ブラシ制御回路132の構成を示した概略図である。
制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェース112を介してコンピュータ702と接続され、このコンピュータ702から入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30等)やセンサ90(湿度センサや温度センサ)と電気的に接続され、これらからの信号を受信することによって、各ユニット等の状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニット等を制御する。
なお、露光ユニット制御回路122には現像剤の消費量を検知するための画素カウンタ124が設けられており、露光ユニット40に入力される画像データの画素数をカウントする。トナーTの消費量は、画素数に比例するため、画素数をカウントすることにより、トナーTの消費量を検知することができる。
また、二次転写ユニット制御回路126は、二次転写ユニット80がトナー像を媒体に転写する際の転写電界の強さを制御する。この二次転写ユニット制御回路126には、二次転写電圧を二次転写ユニット80に印加するための二次転写電圧発生回路128と、二次転写電圧のオンオフの制御や適切な二次転写電圧値の設定を行うための二次転写電圧制御回路130とが設けられている。そして、二次転写ユニット制御回路126は、二次転写電圧制御回路130により設定される二次転写電圧値を変化させることにより、前記転写電界の強さを制御する。
また、除電ブラシ87に接続された『帯電量制御部』の一例である除電ブラシ制御回路132は、除電ブラシ87により取り除かれる電荷の量を制御する。当該除電ブラシ制御回路132には、図4に示すように、除電ブラシ87を接地させるための接地線138と、除電ブラシ87にバイアスを供給するための電源133と、接地線138に挿入されているスイッチ134と、が設けられている。スイッチ134は、除電ブラシ87を接地させるか、除電ブラシ87にバイアスを供給するかを切り替えるためのものである。なお、スイッチ134は、除電ブラシ87を接地させず、かつ、除電ブラシ87にバイアスを供給しない状態(いわゆるフロート状態)に、することも可能となっている。
また、ユニットコントローラ102が備えるCPU120は、シリアルEEPROM等の不揮発性記憶素子(以下、本体側メモリ142とする)に接続されている。また、CPU120には、本体側メモリ142のみならず、各現像装置51、52、53、54に設けられた現像装置側メモリ51a、52a、53a、54aにもシリアルインターフェイス141を介して接続されており、本体側メモリ142及び前記現像装置側との間でデータ転送可能となるとともに、入出力ポート143を介して各現像装置側メモリにチップセレクト信号を入力可能となっている。
さらに、本体側メモリ142には、各種情報を格納するための格納領域が設けられている。例えば、当該格納領域には、現像装置51、52、53、54内のトナー残量に関する情報が、現像装置毎に格納されるようになっている。そして、格納領域に格納されている当該トナー残量に関する情報は、画素カウンタ124によりカウントされた画素数に基づいて求められたトナー消費量が当該情報に反映されて、随時更新されることとなる。
さらに、現像装置側メモリ51a、52a、53a、54aにも、各種情報を格納するための格納領域が設けられており、格納領域には、現像装置51、52、53、54内のトナー残量に関する情報が格納されるようになっている。そして、前記現像装置がプリンタ10から取り外される際には、本体側メモリ142から前記現像装置側メモリへトナー残量に関する情報が転送され、また、新規の現像装置がプリンタ10に装着される際には、現像装置側メモリから本体側メモリ142へトナー残量に関する情報が転送されるようになっている。
===ジェットマークについて===
媒体上のトナー像を該媒体に定着する際に、ジェットマークという現象が生じる。ここでは、当該ジェットマークについて、図5を用いて説明する。図5は、媒体上にジェットマークが発生した様子を示した図である。
前述したとおり、定着プロセスにおいては、媒体に転写されたトナー像が、定着ユニット86により該媒体に定着される。そして、かかる際には、加圧ローラ86bが定着ローラ86aに媒体を介して圧接した状態で、双方のローラが、回転しつつトナー像を加圧して媒体に定着する。ここで、媒体にトナー像が定着される際の、空気の流れ(気流)に着目すると、加圧ローラ86bが定着ローラ86aに圧接する圧接部近傍において、当該圧接部近傍の空気が双方のローラにより噛み込まれる現象が生じ、双方のローラにより噛み込まれた空気は、急激に圧縮される。そして、圧縮された空気は、前記圧接部から逃げるように、媒体の移動方向下流側から上流側へ向けて、大きな流速で流れることとなる。そして、当該流れた空気が、媒体上のトナーを前記下流側から上流側へ向けて移動させる。このことにより、媒体上のトナー像が崩れ(ジェットマークの発生)、最終的な画像の画質に劣化が生ずることとなる。
図5に、媒体上にジェットマークが発生した様子を示す。図5に示されるように、ジェットマークは、媒体の移動方向下流側(媒体の先端側)から上流側(後端側)へ向けて尾を引くような状態で現れることが多い(したがって、ジェットマークは、後端尾引きとも呼ばれる)。このことから、ジェットマークは、『ライン画像』である線画(特に、媒体の移動方向に交差する線が多い線画)において、特に目立ち易く、一方で、『グラフィック画像』である自然画において目立ちにくいという性質を持つ。
次に、ジェットマークと媒体の帯電量との関連性について考察する。ジェットマークの発生は、媒体の帯電量が少ない(媒体に電荷があまり蓄積されていない)場合に、顕著となる。ここでは、上記の原理について説明する。
前述したとおり、中間転写体62上のトナー像は、二次転写ユニット80により媒体に転写される。かかる際には、中間転写体62上の帯電トナーTが媒体の方へ適切に向かうように、二次転写ユニット80において、転写電界が形成される。そして、当該転写電界により、媒体が、トナーTの帯電極性とは逆の極性に帯電することとなる(ここでは、トナーTが負帯電トナーであり、媒体が正の極性に帯電することとする)。
一方、定着ユニット86においては、定着ローラ86a及び加圧ローラ86bが、回転しつつトナー像を加圧して媒体に定着する。そして、かかる際には、前述したとおり、加圧ローラ86bが定着ローラ86aに圧接する圧接部近傍において、当該圧接部近傍の空気が双方のローラにより噛み込まれる現象が生じ、双方のローラにより噛み込まれた空気は急激に圧縮され、圧縮された空気は、前記圧接部から逃げるように媒体の移動方向下流側から上流側へ向けて大きな流速で流れることとなる。
ここで、転写プロセスにおいて、媒体上に正の電荷が十分蓄積された場合には、負帯電トナーと正の極性に帯電している媒体との間に発生するクローン力が、負帯電トナーを媒体側に引き付けることにより、前記空気の流れによるトナーの移動を抑止する。したがって、かかる状況においては、ジェットマークは発生しにくくなる。一方、転写プロセスにおいて、媒体上に正の電荷が十分蓄積されなかった場合には、前述したクローン力は弱くなるため、空気の流れによるトナーの移動がより生じやすくなる。したがって、かかる状況においては、ジェットマークの発生が顕著となる。
<<<ジェットマークの発生を促進する要因について>>>
上記において、ジェットマークの発生は、媒体の帯電量が少ない(媒体に電荷があまり蓄積されていない)場合に顕著となることについて説明した。ここでは、ジェットマークの発生を促進する他の要因について説明する。
[1.湿度が高い場合]
湿度が高い場合には、媒体や媒体の周辺部材の含水率が増加することにより、これらの抵抗値が低くなる。かかる状態においては、媒体や媒体の周辺部材に電流が流れ易くなるため、媒体から電荷がリークする可能性が高くなる。したがって、湿度が高い場合には、ジェットマークの発生がより顕著となる。
[2.現像装置の使用量が少ない場合]
現像装置には、トナーを担持して該トナーを搬送する現像ローラと、トナーの層厚を規制して該トナーを帯電するための規制ブレードとが設けられており、現像ローラに担持されたトナーの層厚が小さければトナーの帯電量が大きくなり、その層厚が大きければトナーの帯電量が小さくなる。そして、現像装置の使用量が大きいとき(現像装置の使用期間が長いとき)には、現像装置内のトナーの量が少なく(該トナーは古くなって、その流動性は低い)、トナー搬送量が小さくなる(トナーの層厚が小さくなる)傾向にある。一方、現像装置の使用量が少ないとき(現像装置を使用し始めて間もないとき等)には、現像装置内のトナーの量が多く(該トナーは新しく、その流動性は高い)、トナー搬送量が大きくなる(トナーの層厚が大きくなる)傾向にある。そして、トナー搬送量が大きい場合には、規制ブレードへ到達するトナーの量が多くなるため、規制ブレードに適切に摺擦できないトナーが増加する。したがって、現像装置の使用量が少ないときには、トナーの帯電量が小さくなる傾向にある。
そして、トナーの帯電量が小さい場合には、トナーと媒体との間に発生する前述したクーロン力が弱くなるため、空気の流れによるトナーの移動がより生じやすくなる。したがって、かかる場合には、ジェットマークの発生が顕著となる。
[3.媒体の表面が粗い場合]
媒体の表面が粗い場合には、当該表面に微小な溝が多数存在する。そして、当該溝は、前述した空気の流れをガイドする役割を果たすため、当該溝内で大きな空気の流れが発生する。したがって、媒体(例えば、再生紙)の表面が粗い場合には、媒体(例えば、平滑紙)の表面が滑らかである場合よりも、ジェットマークの発生が顕著となる。
===放電痕について===
トナー像を媒体に転写する際に、放電現象が生じる場合があり、当該放電現象が生じた場合には媒体上に放電痕が現れる。ここでは、放電痕について、図6を用いて説明する。
二次転写ユニット80により転写が実行された結果、媒体の帯電量が高くなる(媒体に多くの電荷が蓄積される)と、二次転写ユニット80と媒体との間で放電現象が発生することがある。当該放電現象が発生すると、媒体上のトナーが飛散して、媒体上にうろこ状の放電痕(通称:ウロコ)が現れる。そして、かかる場合には、最終的に得られる画像の画質が劣化することとなる。
図6に、媒体上に放電痕が現れた様子を示す。放電痕は、前述したジェットマークとは異なり、媒体全体に亘って画像が存在することが多いグラフィック画像(自然画)において特に目立ち易く、一方で、画像のない部分が媒体に多く存在するライン画像(線画)において目立ちにくいという性質を持つ。
===複数の因子に基づいたモードの選択について===
上述したように、プリンタ10が設置された環境条件(湿度)を含む複数の因子に起因して、ジェットマークや放電痕が発生して、画質が劣化する。このため、画質の劣化を防止すべく、以下の制御が実行されている。すなわち、複数の因子に基づいて、それぞれ媒体を帯電させる度合いが異なる複数のモード、のうちの何れかのモードを選択した後に、選択されたモードに基づいて、媒体の帯電量が制御される。そして、複数の因子に基づいて媒体の帯電量を制御して画像を形成することにより、複数の因子に起因する画質の劣化を抑制している。
ところで、複数のモードには、プリンタ10が標準状態で使用される際に用いられるモード(後述する「標準モード」)と、プリンタ10が特殊な状態で使用される際に用いられる特殊モード(後述する「ウロコ優先モード」や「JM優先モード」)とが、含まれている。そして、プリンタ10は、標準状態で使用されるケースが多く、特殊な状態で使用されるケースはまれとなっているため、「標準モード」が選択されやすくする必要がある。
そして、複数の因子中の環境条件(湿度)は、上記の標準状態に対応する条件となっている場合(後述するように、湿度が40%〜60%となっている場合)と、上記の特殊な状態に対応する条件となっている場合(湿度が、0%〜40%、または、60%〜100%となっている場合)と、に分けられる。このため、環境条件(湿度)が標準状態に対応する条件となっている場合には、プリンタ10が標準状態で使用される可能性が高いから、標準モードが選択されることが望ましい。
しかし、モードの選択が、環境条件(湿度)を含む複数の因子に基づいて行われる場合には、以下のような弊害が発生する。例えば、環境条件(湿度)が標準状態に対応する条件となっている場合(湿度が40%〜60%となっている場合)でも、他の因子が特殊モードに対応する条件となっている場合には、特殊モード(「ウロコ優先モード」や「JM優先モード」)が選択されてしまう恐れがある。
そこで、本実施形態に係るプリンタ10においては、媒体を帯電されるモードをより適切に選択できるように、環境条件(湿度)が所定条件を満たしている場合には、適切と判断されたモードを他のモードに変更して、変更後の該モードを選択する。
以下においては、本制御に係る実施例について説明する。
===モード選択の実施例===
図7は、本制御に係るプリンタ10の動作を説明するためのフローチャートである。
プリンタ10の当該動作が実行されるときの各種動作は、主として、制御ユニット100により実現される。特に、本実施の形態においては、ROMに格納されたプログラムをCPU120が処理することにより実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
本制御に係るプリンタ10の動作は、コンピュータ702からの画像データPD及び制御信号COMがプリンタ10に入力されてから、画像を形成する前に、実行される。そして、プリンタ10は、本制御で選択されたモードに基づいて、画像を形成することとなる。
制御ユニット100は、まず、環境条件(以下の実施例においては、湿度を例に挙げて説明する)を含む複数の因子に基づいて、それぞれ媒体を帯電させる度合いが異なる複数のモードのうちの何れかのモードを、適切なモードと判断する、モードの一次判断処理を実行する(ステップS102)。この複数のモードは、制御ユニット100は、媒体を帯電させる度合いが最も大きい『第一モード』の一例としての「JM優先モード」と、媒体を帯電させる度合いが最も小さい『第二モード』の一例としての「ウロコ優先モード」と、媒体を帯電させる度合いが「JM優先モード」と「ウロコ優先モード」の間である『第三モード』の一例としての「標準モード」と、である。なお、「JM優先モード」は、ジェットマークの発生を防止するために、媒体を帯電させる度合いを大きくさせるモードであり、「ウロコ優先モード」は、放電痕の発生を防止するために、媒体を帯電させる度合いを小さくするモードである。
ここで、モードの一次判断処理について、図8と図9を用いて説明する。図8は、モードの一次判断処理を説明するためのフローチャートである。図9は、複数の因子を示すテーブルである。
制御ユニット100は、まず、複数の因子に関する情報を取得する(ステップS202)。ここで、複数の因子は、図9に示すように、「ファイル形式」と「用紙種類」(媒体の種類)と「湿度」と「トナー残量」である。そして、「ファイル形式」は、コンピュータ702から入力される画像データPDに基づいて、取得される。「用紙種類」は、コンピュータ702から入力される制御信号COMに含まれる情報(媒体の種類を示す情報)に基づいて、取得される。「湿度」は、湿度センサ(図3に示すセンサ90)の検出結果に基づいて、取得される。「トナー残量」は、本体側メモリ142に格納された情報に基づいて、取得される。なお、本実施の形態に係るプリンタ10においては、「湿度」の大きさは0%〜100%のいずれかであるが、この0%〜100%が3つの範囲(以下、『第一範囲』、『第二範囲』、及び、『第三範囲』とも呼ぶ)に分割されている。そして、『第一範囲』は、湿度が「60%〜100%」である範囲であり、『第二範囲』は、湿度が「0%〜40%」である範囲であり、『第三範囲』は、湿度が「40%〜60%」である範囲である。
本実施例においては、制御ユニット100が、各因子について以下のような情報を取得したこととする。すなわち、「ファイル形式」が「文書系ファイル」であり、「用紙種類」が「再生紙」であり、「湿度」が「40%〜60%(正確には、50%とする)」であり、「トナー残量」が「70%より多い」であることとする。
次に、制御ユニット100は、図9に示すテーブル(このテーブルは、例えば、図3のRAM等に格納されている)を参照して、各情報に基づいて因子毎にスコアを取得(ステップS204)した後に、取得したスコアを加算する(ステップS206)。なお、各因子のスコアは、図9に示すように、2と1と0に設定されている。そして、因子がジェットマークを発生させやすい条件である場合には、該因子のスコアが大きくなり、因子が放電痕を発生させやすい条件である場合には、該因子のスコアが小さくなる。例えば、ファイル形式が、ジェットマークを発生させやすい文書系ファイルである場合には、ファイル形式のスコアは2となる。
本実施例においては、「ファイル形式」が「文書系ファイル」であるから、「ファイル形式」のスコアは2となり、「用紙種類」が「再生紙」であるから、「用紙種類」のスコアは2となり、「湿度」が「50%」であるから、「湿度」のスコアは1となり、「トナー残量」が「70%より多い」であるから、「トナー残量」のスコアは2となる。そして、これらのスコアを加算した加算値は、7となる。
次に、制御ユニット100は、取得した加算値から適切なモードを判断する(ステップS208)。具体的には、制御ユニット100は、加算値が0〜2である場合には「ウロコ優先モード」を適切なモードと判断し(ステップS212)、加算値が3〜5である場合には「標準モード」を適切なモードと判断し(ステップS222)、加算値が6〜8である場合には「JM優先モード」を適切なモードと判断する(ステップS232)。本実施例においては、加算値が7であるから、制御ユニット100は、「JM優先モード」を適切なモードと判断することとなる。このように、モードの一次判断処理においては、複数の因子について、スコアを用いて総合評価することにより、モードが判断されている。
図7に示すフローチャートに戻って、本制御の説明を続ける。
制御ユニット100は、モードの一次判断処理(ステップS102)で判断されたモードが「標準モード」である場合には(ステップS104)、自動的に「標準モード」を選択する(ステップS122)。一方で、制御ユニット100は、モードの一次判断処理で判断されたモードが「ウロコ優先モード」や「JM優先モード」であると判断した場合には(ステップS104)、一次判断処理で判断されたモードが適切かどうかを見直すために、モードの二次判断処理を実行する(ステップS112、S132)。
ここで、ステップS112のモードの二次判断処理と、ステップS132のモードの二次判断処理と、の詳細について説明する。
まず、ステップS112の二次判断処理について、図10を用いて説明する。図10は、モードの一次判断処理で判断されたモードが「ウロコ優先モード」である場合の二次判断処理を説明するためのフローチャートである。
制御ユニット100は、まず、一次判断処理(ステップS102)に用いられた湿度が「40%〜60%」(第三範囲)であるか否かを判断する(ステップS302)。そして、制御ユニット100は、湿度が40%〜60%でないと判断した場合には(ステップS302:No)、引き続き「ウロコ優先モード」が適切なモードと判断する(ステップS304)。一方で、制御ユニット100は、一次判断処理で用いられた湿度が「40%〜60%」であると判断した場合には(ステップS302:Yes)、「標準モード」が適切であると判断して、「ウロコ優先モード」を「標準モード」に変更する(ステップS312)。
次に、ステップS132の二次判断処理について、図11を用いて説明する。図11は、モードの一次判断処理で判断されたモードが「JM優先モード」である場合の二次判断処理を説明するためのフローチャートである。
制御ユニット100は、まず、一次判断処理(ステップS102)に用いられた湿度が「40%〜60%」(第三範囲)であるか否かを判断する(ステップS402)。そして、制御ユニット100は、湿度が40%〜60%でないと判断した場合には(ステップS402:No)、引き続き「JM優先モード」が適切なモードと判断する(ステップS404)。一方で、制御ユニット100は、一次判断処理で用いられた湿度が「40%〜60%」であると判断した場合には(ステップS402:Yes)、「標準モード」が適切であると判断して、「JM優先モード」を「標準モード」に変更する(ステップS412)。
本実施例においては、上述したように、モードの一次判断処理(ステップS102)で判断されたモードが「JM優先モード」であるから、ステップS132のモードの二次判断処理が実行される。そして、一次判断処理で用いられた湿度が50%であるから(ステップS402:Yes)、制御ユニット100は、「JM優先モード」を「標準モード」に変更する(ステップS412)。このように、モードの二次判断処理においては、一次判断処理で適切と判断されたモード(具体的には、「ウロコ優先モード」や「JM優先モード」)の見直しが、実行される。
図7に示すフローチャートに戻って、本制御の説明を続ける。
ステップS112のモードの二次判断処理が実行された場合には、制御ユニット100は、二次判断処理で判断されたモード(「ウロコ優先モード」または「標準モード」)を自動的に選択する(ステップS114)。ステップS132のモードの二次判断処理が実行された場合には、制御ユニット100は、二次判断処理で判断されたモード(「JM優先モード」または「標準モード」)を自動的に選択する(ステップS134)。また、モードの一次判断処理(ステップS102)で判断されたモードが「標準モード」である場合には、上述したようにモードの二次判断処理が実行されずに、制御ユニット100は、自動的に「標準モード」を選択する(ステップS122)。
上述したように、『第二モード』は、放電痕(ウロコ)の発生を防止するために、媒体を帯電させる度合いを小さくする「ウロコ優先モード」である。ところで、媒体の帯電量が多い場合には、上述した放電痕だけでなく、例えば、排紙トレイ98へ排出された複数の媒体が静電気により互いに吸着する問題が、生じ得る。このため、『第二モード』は、放電痕の発生を防止するだけでなく、媒体が吸着する問題も解消するために、媒体を帯電させる度合いを小さくするモードとなる。従って、『第二モード』が選択されることにより、媒体が吸着される問題も抑制されることとなる。
次に、制御ユニット100は、選択されたモードに基づいて、二次転写電圧等のバイアスを選定する(ステップS142)。本実施例では、ステップS132のモードの二次判断処理が実行され、「JM優先モード」が「標準モード」に変更されている(ステップS412)ので、制御ユニット100は、適切なモードとして「標準モード」を選択する。そして、制御ユニット100は、選択された「標準モード」に基づいて、二次転写電圧等のバイアスを選定する。
図12は、モードに応じた各バイアス値を示したテーブルである。
図12に示すように、バイアスが選定される電圧は、二次転写電圧と、転写後除電電圧(除電ブラシ87aに供給される電圧)と、排紙部除電電圧(除電ブラシ87bに供給される電圧)と、反転部除電電圧(除電ブラシ87cに供給される電圧)とである。そして、本実施例においては、選択されたモードが「標準モード」であるから、二次転写電圧は1.3kVとなり、転写後除電電圧は−0.5kVとなり、反転部除電電圧は0Vとなり、排紙部除電電圧は0Vとなる。
そして、制御ユニット100は、選定されたバイアスを用いて画像を形成する。これにより、媒体の帯電量が適切に制御され、この結果、ジェットマークや放電痕による画質の劣化が抑制され、また、媒体が吸着する問題も抑制される。
<本制御による作用・効果>
上述したように、本実施形態に係る制御ユニット100は、モードの二次判断処理(ステップS112、S132)において、湿度(環境条件)が所定条件を満たしている場合(湿度が40%〜60%である場合)には、一次判断処理(ステップS102)で適切と判断されたモードを、他のモードに変更して(ステップS312、S412)、変更後の該モードを選択する。
かかる場合には、以下の効果が奏される。例えば、湿度が40%〜60%である場合(湿度が標準状態に対応する条件である場合)でも、モードの一次判断処理において、他の因子のスコアが大きいと特殊モードである「JM優先モード」(または「ウロコ優先モード」」が適切と判断されることがある。そこで、モードの二次判断処理において、湿度が40%〜60%を満たしている場合には、「JM優先モード」(または「ウロコ優先モード」)を「標準モード」に変更することにより(ステップS312、S412)、プリンタ10が設置された環境条件に適したモード(「標準モード」)が選択されることとなる。
このように、本実施形態に係るプリンタ10によれば、モードの一次判断処理において複数の因子に基づいて総合評価して適切と判断されたモードを、モードの二次判断処理において、環境条件(湿度)に基づいて見直すことにより、一次判断処理による総合評価の結果を活かしつつ、環境条件(湿度)が適切に反映されたモードを、選択することが可能となる。
===その他の実施形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
また、上記実施の形態においては、画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転写型以外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
また、上記実施の形態において、図9に示すように、複数の因子は、「ファイル形式」(画像の種類)、「用紙種類」(媒体の種類)、「湿度」、「トナー残量」であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、複数の因子には、媒体の表面電位や、現像装置51、52、53、54の現像ローラの回転量が、含まれることとしてもよい。
ここで、現像ローラの回転量とジェットマークの関係について、説明する。現像ローラに担持されるトナーの層厚は、現像ローラの表面の凹凸(表面粗さ)に依存する。現像ローラの回転量が多い(すなわち、現像ローラの使用期間が長い)場合には、現像ローラの表面の摩耗により表面粗さが小さくなるから、トナーの搬送量が小さくなり、この結果、規制ブレードによるトナーの帯電量が大きくなる。一方で、現像ローラの回転量が少ない(すなわち、現像ローラを使用し始めて間もない)場合には、現像ローラの表面の表面粗さが十分に大きいから、トナーの搬送量が大きくなり、この結果、トナーの帯電量が小さくなる。そして、トナーの帯電量が小さい場合には、上述したクローン力が弱くなるため、空気の流れによるトナーの移動が生じやすくなり、この結果、ジェットマークの発生が顕著となる。
また、上記実施の形態において、現像装置は、現像ローラに担持されたトナーを規制ブレードで帯電させることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、現像装置は、トナーとキャリアを収容しており、トナーがキャリアに摺擦される(接触する)ことにより、帯電されることとしてもよい。かかる際には、トナーとキャリアの混合比であるトナー濃度が小さいと、トナーがキャリアに接触する機会が高まるためにトナーの帯電量が大きくなり、トナー濃度が大きいと、トナーの帯電量が小さくなる。
そして、前記現像装置の使用期間が長い場合には、前記トナー濃度が小さくなりやすいため、キャリアによるトナーの帯電量が大きくなる。一方、現像装置を使用し始めて間もない場合には、前記トナー濃度が大きくなりやすいため、トナーの帯電量が小さくなる。また、キャリアが使用量とトナーの帯電量に、以下の関係がある。すなわち、キャリアが新しい(キャリアの使用量が少ない)状態では、キャリアが十分な帯電能力を発揮するので、トナーの帯電量が大きくなる。一方、キャリアが古くなる(キャリアの使用量が大きい)と、キャリアの表面にトナーの一部が付着することにより、キャリアの帯電能力が低下するので、トナーの帯電量が小さくなる。
また、上記実施の形態において、選択されたモードに基づいて、二次転写電圧、転写後除電電圧、反転部除電電圧、排紙部除電電圧のバイアスを選定する(ステップS142)こととしたが、これに限定されるものではない。例えば、定着ローラ86aや加圧ローラ86bにも電圧が供給される構成である場合には、選択されたモードに基づいて、更に、定着ローラ86aや加圧ローラ86bに供給される電圧のバイアスを選定することとしてもよい。
また、上記実施の形態において、前記環境条件は、湿度であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、環境条件は、プリンタ10が設置された温度であることとしてもよい。
ただし、上述したように、湿度が高い場合には、ジェットマークの発生がより顕著となることが知られている。このため、複数の因子に湿度が含まれている場合には、ジェットマークの発生を抑制できる適切なモードを選択できる効果が、より有効に奏される点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、プリンタ10は、湿度を検出するための湿度センサ(図3に示すセンサ90)を備え、前記所定条件は、湿度センサにより検出された湿度が所定の範囲内(40%〜60%)であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、プリンタ10には湿度センサが設けられておらず、ユーザによって湿度の値が入力されることとしてもよい。
ただし、湿度センサが設けられている場合には、制御ユニット100が、湿度が所定条件(40%〜60%)を満たすかどうかを自動的に判断できる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、複数のモードは、媒体を帯電させる度合いが最も大きい「JM優先モード」と、媒体を帯電させる度合いが最も小さい「ウロコ優先モード」と、媒体を帯電させる度合いが「JM優先モード」と「ウロコ優先モード」の間である「標準モード」と、であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、複数のモードは、4つ以上のモードであることとしてもよい。
また、上記実施の形態において、図10や図11に示すように、制御ユニット100は、湿度の0%から100%までを3つの範囲に分割して、100%を含む範囲を第一範囲(具体的には、60%〜100%)とし、0%を含む範囲を第二範囲(具体的には、0%〜40%)とし、前記第一範囲と前記第二範囲の間である範囲を第三範囲(具体的には、40%〜60%)としたときに、湿度が前記第三範囲(40%〜60%)に該当する場合には、モードの二次判断処理において、一次判断処理で適切なモードと判断された「JM優先モード」または「ウロコ優先モード」を、「標準モード」に変更して(ステップS312、S412)、変更後の該「標準モード」を選択することとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、湿度の0%〜100%までを、20%毎に5つの範囲に分割することとしてもよい。
ただし、湿度を3つの範囲に分割している場合には、少ない区分で、湿度が標準な状態(40%〜60%)であるか特殊な状態であるかを区別できる点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、上記実施の形態において、図2に示すように、プリンタ10は、媒体の移動方向において除電ブラシ87aよりも下流側に設けられ、媒体の両面に画像を形成するために、媒体の移動方向を反転させて、該媒体を二次転写ユニット80に向けて移動させるための反転部91、を備えていることとした。そして、反転部91には、反転後の第一媒体と該第一媒体に後続する反転前の第二媒体とが摺擦しながら互いに逆方向に移動することを可能とする移動路91a、が設けられていることとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、プリンタ10は、前記移動路91aを備えないこととしてもよい。
前記移動路91aが設けられている場合に、第一媒体と第二媒体が帯電量が多い状態で摺擦すると、静電気により互いに吸着する問題が生じる。そこで、モードの判断処理の中で、媒体を帯電させる量を小さくするモード(例えば、第二モード)を適切なモードと判断することにより、媒体が吸着する問題を抑制することができる点で、上記の実施形態の方がより望ましい。
画像形成システム700の構成の一部を示すブロック図である。 プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。 プリンタ10の制御ユニット100の構成を示したブロック図である。 除電ブラシ制御回路132の構成を示した概略図である。 媒体上にジェットマークが発生した様子を示した図である。 媒体上に放電痕が現れた様子を示した図である。 本制御に係るプリンタ10の動作を説明するためのフローチャートである。 モードの一次判断処理を説明するためのフローチャートである。 複数の因子を示すテーブルである。 モードの一次判断処理で判断されたモードが「ウロコ優先モード」である場合の二次判断処理を説明するためのフローチャートである。 モードの一次判断処理で判断されたモードが「JM優先モード」である場合の二次判断処理を説明するためのフローチャートである。 モードに応じた各バイアス値を示したテーブルである。
符号の説明
10 プリンタ、20 感光体、30 帯電ユニット、40 露光ユニット、
50 YMCK現像ユニット、51 ブラック現像装置、
51a 現像装置側メモリ、52 マゼンタ現像装置、52a 現像装置側メモリ、
53 シアン現像装置、53a 現像装置側メモリ、54 イエロー現像装置、
54a 現像装置側メモリ、60 一次転写ユニット、62 中間転写体、
80 二次転写ユニット、82 感光体クリーニングユニット、
84 感光体クリーニングブレード、86 定着ユニット、86a 定着ローラ、
86b 加圧ローラ、87 除電ブラシ、88 接触部、89 操作パネル、
90 センサ、91反転部、92 給紙トレイ、93 媒体移動路、
94 給紙ローラ、96 レジローラ、97 排紙ローラ、98 排紙トレイ、
100 制御ユニット、101 メインコントローラ、
102 ユニットコントローラ、112 インターフェース、
113 画像メモリ、120 CPU、122 露光ユニット制御回路、
124 画素カウンタ、126 二次転写ユニット制御回路、
128 二次転写電圧発生回路、130 二次転写電圧制御回路、
132 除電ブラシ制御回路、133 電源、134 スイッチ、
138 接地線、141 シリアルインターフェイス、
142 本体側メモリ、143 入出力ポート、
700 画像形成システム、702 コンピュータ、704 表示装置、
708 入力装置、710 読取装置、795 アプリケーションプログラム
796 プリンタドライバ、797 画像処理部、
801 表示インターフェース部、803 入力インターフェース部、
805 ユーザインターフェース処理部、
AD 画像データ、COM 制御信号、PD 画像データ

Claims (6)

  1. 現像剤像を媒体に転写するための転写部を有する画像形成装置であって、
    前記媒体に転写された現像剤像を該媒体に定着するための定着部と、
    それぞれ前記媒体を帯電させる度合いが異なる複数のモード、の中から選択されたモードに基づいて、前記媒体の帯電量を制御するための帯電量制御部と、
    前記画像形成装置が設置された環境条件、を含む複数の因子に基づいて、前記複数のモードのうちの何れかのモードを適切なモードと判断して、該モードを選択するためのモード選択部であって、
    前記環境条件が所定条件を満たしている場合には、適切と判断されたモードを他のモードに変更して、変更後の該モードを選択するモード選択部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記環境条件は、湿度であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記湿度を検出するための湿度センサを備え、
    前記所定条件は、前記湿度センサにより検出された湿度が所定の範囲内であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記複数のモードは、
    前記媒体を帯電させる度合いが最も大きい第一モードと、前記媒体を帯電させる度合いが最も小さい第二モードと、前記媒体を帯電させる度合いが前記第一モードと前記第二モードの間である第三モードと、であり、
    前記モード選択部は、
    前記湿度の0%から100%までを3つの範囲に分割して、100%を含む範囲を第一範囲とし、0%を含む範囲を第二範囲とし、前記第一範囲と前記第二範囲の間である範囲を第三範囲としたときに、前記湿度が前記第三範囲に該当する場合には、
    適切なモードと判断された前記第一モードまたは前記第二モードを、前記第三モードに変更して、変更後の該第三モードを選択することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    帯電した前記媒体上の電荷を取り除くための除電部、を備え、
    前記媒体の移動方向において前記除電部よりも下流側に設けられ、前記媒体の両面に画像を形成するために、前記媒体の移動方向を反転させて、該媒体を前記転写部に向けて移動させるための反転部、を備え、
    該反転部には、反転後の第一媒体と該第一媒体に後続する反転前の第二媒体とが摺擦しながら互いに逆方向に移動することを可能とする移動路、が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  6. (A)コンピュータ、及び、
    (B)このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、
    (a)現像剤像を媒体に転写するための転写部と、
    (b)前記媒体に転写された現像剤像を該媒体に定着するための定着部と、
    (c)それぞれ前記媒体を帯電させる度合いが異なる複数のモード、の中から選択されたモードに基づいて、前記媒体の帯電量を制御するための帯電量制御部と、
    (d)前記画像形成装置が設置された環境条件、を含む複数の因子に基づいて、前記複数のモードのうちの何れかのモードを適切なモードと判断して、該モードを選択するためのモード選択部であって、
    前記環境条件が所定条件を満たしている場合には、適切と判断されたモードを他のモードに変更して、変更後の該モードを選択するモード選択部と、
    (e)を備えた画像形成装置、
    (C)を有することを特徴とする画像形成システム。
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