JP2008102200A - ホログラム再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホログラム記録装置とホログラム記録媒体との互換性を保ちつつノイズ除去を可能とする技術を提供する。
【解決手段】参照光をホログラム記録媒体50に照射して発生する回折光を受光する2次元に配列されたピクセルを有するイメージセンサ25と、イメージセンサ25からの電気信号を処理して記録データを再生する制御部60と、を備え、制御部60は、ホログラム記録媒体50のヘッダ領域に参照光を照射して得られるイメージセンサ25からの電気信号を検出し、ホログラム記録媒体50のホログラムが形成されている領域に参照光を照射して得られるイメージセンサ25からの再生信号を検出し、再生信号から電気信号を減算してノイズ削減後再生信号を得て、ノイズ削減後再生信号から記録データを再生するので、ノイズの削減効果を発揮する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ホログラム再生装置に関する。
近年、高記録密度を達成するとともに、高転送速度で記録データを記録再生することが可能な記録再生装置であるホログラム記録再生装置が注目を集めている。ホログラム記録再生装置では、記録媒体の厚み方向も活用し、記録に際しては、2次元の情報を1ページ単位として記録データに応じたページデータに基づき参照光と信号光との干渉縞をホログラム記録媒体の中にホログラム(回折格子)の形態で形成して3次元的にページデータを記録するものである。また、再生に際しては、このようにして形成されたホログラムに参照光を照射して発生する回折光を得て記録データを再生する(特許文献1、非特許文献1を参照)。
ホログラム記録再生装置では、記録に際しては2次元の情報をページ毎に空間光変調器(SLM)に表示して信号光と参照光とを発生させてホログラムを形成し、再生に際しては参照光をホログラムに照射して回折光を発生させ、シーシーデー(CCD)やシーモス(CMOS)イメージセンサに代表される2次元撮像素子によってこの回折光によって形成される再生像に応じた電気信号を取り込むために、これまでの光ディスク記録再生装置ではなかったようなノイズの発生源が多く存在する。このようなノイズの発生源からのノイズを削減するための技術が必要である。
これまでに、知られている関連する技術分野におけるノイズ削減の技術としては、固体撮像装置の分野におけるノイズ削減の技術が知られている(特許文献2を参照)。この技術は、固体撮像装置の製造時に、遮光治具を用いて固体撮像素子から暗時データを出力し、この暗時データを固体撮像装置内のCPUに出力し、CPUによって暗時データから固体撮像素子の固定パターンノイズを検出し、検出された固定パターンノイズを圧縮して不揮発性メモリに記憶し、固体撮像装置の実使用に際して、不揮発性メモリから画像処理回路内のメモリへ固定パターンノイズの情報を移動して記憶し、固体撮像素子から出力される撮像信号とメモリから読み出された固定パターンノイズとを加減算し、撮像信号から固定パターンノイズを除去するものである。
特開2004−226821号公報 特開2003−18475号公報 日経エレクトロニクス2005年1月17日号106頁〜114頁
しかしながら、ホログラム記録再生装置におけるノイズの発生の過程は、上述した固体撮像装置におけるノイズの発生過程とは異なるものである。例えば、光学系からの迷光がノイズとして大きな影響を及ぼし、また、一の記録領域を共有して複数のホログラムを形成する多重化をおこなう場合においては、ホログラム相互間のクロストークなども同一箇所に複数のホログラムを記録している体積記録ではノイズとして非常に大きな影響を与える。また信号光と参照光とを同軸状に配置するコアキシャル方式においては、参照光の光強度は回折光の光強度に較べて2〜3桁程度も大きくなることから、SLMのコントラストに起因するノイズ(後述するSLMコントラストノイズ)が発生し、さらには、参照光が信号光の配される領域に漏れ込むことによるノイズ(後述する参照光漏込ノイズ)等が非常に大きな問題となる。
このような光学系に起因するノイズは、ホログラム記録媒体の特性に応じて光ビームの散乱度合いが異なることから、ホログラム記録媒体毎にその及ぼす影響の大きさは異なり、また、SLMの特性によっても異なることから、これらの光学部材を使用するホログラム記録再生装置の各々においても影響は一様ではないものである。この点において、特許文献2における固定パターンノイズとはノイズの発生の過程が異なったものであり、特許文献2に開示された技術ではノイズ削減の効果を得ることができなかった。また、回折光から再生信号を検出する検出系の電気ノイズに着目する場合には一般的に、時間に伴い出力がゆらぐランダム性のノイズと定常的な出力オフセットとして現れる固定パターンノイズとが信号再生時のノイズ源となりエラーレート悪化の要因となる。これらを原因として再生像の信号対雑音比(SNR)が劣化して、特に、多重記録を採用する場合には多重度が制限されるという顕著な影響がある。しかしながら、以上のような原因によって発生するホログラム特有のノイズを除去する技術は、知られておらず、ホログラム記録再生装置とホログラム記録媒体との組み合わせが適宜おこなわれる場合に互換性を確保する観点から、また、多重化等を用いて高記録密度を達成する観点から、ホログラムの再生時において、ホログラム記録再生において発生するノイズの除去をする技術が必要となる。
そこで、本発明は、ホログラム記録再生におけるノイズの除去の技術を提供することを目的とする。
本発明のホログラム再生装置は、記録データに応じて変調された信号光と前記信号光と光源を同一とする参照光とを干渉させてホログラム記録媒体の記録層に形成されたホログラムから前記記録データを再生するホログラム再生装置であって、前記参照光を発生させるための参照光パターンを表示する参照光空間光変調部と、前記参照光を前記ホログラム記録媒体に照射して発生する回折光を受光する2次元に配列されたピクセルを有するイメージセンサと、前記イメージセンサからの電気信号を処理して記録データを再生する制御部と、を備え、前記制御部は、前記ホログラム記録媒体の所定領域に前記参照光を照射して得られる前記イメージセンサからの電気信号である所定領域電気信号を検出し、前記ホログラム記録媒体のホログラムが形成されている領域に前記参照光を照射して得られる前記イメージセンサからの電気信号であるホログラム電気信号を検出し、前記ホログラム電気信号から前記所定領域電気信号を減算してノイズ削減後再生信号を得、前記ノイズ削減後再生信号から前記記録データを再生する。
このホログラム再生装置では、制御部は、ホログラム記録媒体の所定領域に参照光を照射して得られるイメージセンサからの電気信号である所定領域電気信号を検出し、ホログラム記録媒体のホログラムが形成されている領域に参照光を照射して得られるイメージセンサからのホログラム電気信号を検出し、ホログラム電気信号から所定領域電気信号を減算してノイズ削減後再生信号を得、このノイズ削減後再生信号から記録データを再生するので、光学系、ホログラム記録媒体に起因するノイズを削減して良好なる再生特性が得られる。
本発明のホログラム再生装置は、記録データに応じて変調された信号光と前記信号光と光源を同一とする参照光とを干渉させてホログラム記録媒体の記録層に形成されたホログラムから前記記録データを再生するホログラム再生装置であって、前記参照光を発生させるための参照光パターンを表示する参照光空間光変調部と、前記参照光を前記ホログラム記録媒体に照射して発生する回折光を受光する2次元に配列されたピクセルを有するイメージセンサと、前記イメージセンサからの電気信号を処理して記録データを再生する制御部と、を備え、前記制御部は、前記光源からの光ビームの照射を停止して前記イメージセンサから得られる電気信号である光ビーム停止電気信号を検出し、前記ホログラム記録媒体のホログラムが形成されている領域に前記参照光を照射して前記イメージセンサから得られる電気信号である光ビーム停止電気信号を検出し、前記光ビーム停止電気信号から前記電気信号を減算してノイズ削減後再生信号を得、前記ノイズ削減後再生信号から前記記録データを再生する。
このホログラム記録置では、制御部は、光源からの光ビームの照射を停止してイメージセンサからの電気信号を検出し、ホログラム記録媒体のホログラムが形成されている領域に参照光を照射して得られるイメージセンサからの再生信号を検出し、再生信号から電気信号を減算してノイズ削減後再生信号を得、このノイズ削減後再生信号から記録データを再生するので、回路部に起因するノイズを削減して良好なる再生特性が得られる。
本発明によれば、ホログラム記録再生におけるノイズの除去ができる。この結果、ホログラム記録再生装置とホログラム記録媒体との互換性を確保し、高密度のホログラム記録を可能とする技術を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。実施形態を説明するに際しては、まず、ホログラム記録再生の原理をホログラム記録再生のための光学系の一実施形態としてのコアキシャル光学系について説明し、ホログラム記録媒体について説明し、このようなコアキシャル光学系を有してなるホログラム記録再生装置について説明し、その後、実施形態の特徴部の説明をおこなう。ここで、コアキシャル光学系とは、後述する信号光と参照光との各々が、光ビームの光路の一部を共有することを特徴とする光学系の一般的な名称である。
(コアキシャル方式の光学系)
図1を参照して、コアキシャル光学系10の概要を説明し、図2を参照して、コアキシャル光学系11の概要を説明する。
図1に示すコアキシャル光学系10は、レーザ光源20、コリメートレンズ21、透過型液晶等で構成された空間光変調器22、ビームスプリッタ23、対物レンズ24を主要なる光学部品として備える。
レーザ光源20から出た光ビームは、コリメートレンズ21で平行光とされ、空間光変調器22を透過する。そして、空間光変調器22は、記録データに基づく信号光パターンを表示する信号光空間光変調部46(図2を参照)と参照光パターンを表示する参照光空間光変調部47(図2を参照)との2つの光ビームの透過領域を有している。これらの2つに領域が分けられた空間光変調器22の各々の領域を通過する光ビームは、同じ中心線を有して同軸状に配置される信号光40および参照光41として、ビームスプリッタ23および対物レンズ24の共通の光学部品を通過し、すなわち、光路を信号光40および参照光41が共通として、ホログラム記録媒体50の記録層50a(図4を参照)に入射される。そして、信号光空間光変調部46によって生じる信号光40と参照光空間光変調部47によって生じる参照光41とは記録層50aにおいて干渉する。そして、この干渉の態様に応じて記録層50aの微小領域における屈折率が変化をして、屈折率パターンに応じた回折格子(ホログラム)として記録データが記録される。
図2に空間光変調器22に表示される信号光パターンおよび参照光パターンの一例を示す。このパターンでは、より中心にちかい部分である信号光空間光変調部46には信号光パターン(紙面の色の部分(白部)と黒い部分(黒部)との組み合わせのよって信号光空間光変調部46に生じる模様)が表示され、その周りの参照光空間光変調部47には参照光パターン(白部と黒部との組み合わせのよって参照光空間光変調部47に生じる模様)が表示されるという形になっている。図2において、黒部は光ビームを遮る部分であり、白部は光ビームが透過する部分であり、黒部と白部との配置に応じて信号光および参照光の態様が変化するものである。ここで、白部、黒部は、2次元に細かく分解された微小領域(以下、ピクセルと称する)毎に制御が可能とされている。
ここで、記録データ用参照光パターンの一例としては、図2に示すスポーク状(同心円状に伸びる線で、白部と黒部とが区分される態様)のパターンのみならず、例えば、予め、乱数を発生させてランダムに白部と黒部とが空間的に配置されるパターンであるランダムパターンであっても良い。
図3に、コアキシャル方式のホログラム再生装置に用いるコアキシャル光学系11の概念図を示す。コアキシャル方式のホログラム再生装置では、上述した、レーザ光源20、コリメートレンズ21、空間光変調器22、ビームスプリッタ23および対物レンズ24に加えて、チャージカップルトデバイス(CCD:Charge Cupled Device)またはシーモス(CMOS)センサ等で構成されたイメージセンサ25を備える。
再生においては、空間光変調器22の参照光空間光変調部47に参照光パターンのみを表示させ、信号光空間光変調部46は全黒部のパターン(光ビームの透過を阻止する黒部のみのパターン)とする。この参照光空間光変調部47からの参照光41をビームスプリッタ23および対物レンズ24を通過させ、ホログラム記録媒体50の記録層50aに形成されたホログラムに入射させることによって記録データを再生する。ここで、この参照光によってホログラムに応じた回折光42が生じ、この回折光42は、ビームスプリッタ23によって光ビームとしての回折光42の進行方向を変化させ、回折光43としてイメージセンサ25を照射する。そして、2次元に配列されたピクセルを有するイメージセンサ25からの電気信号はホログラムの形状、すなわち、記録データに応じた信号であるので、図示しない再生信号処理部において、この電気信号から記録データが再生できる。図4に示すように、信号光、再生光、回折光が同軸状(コアキシャル)に配置されることがコアキシャル光学系の特徴である。
(ホログラム記録媒体の構造)
図4は、上述した、ホログラム記録媒体50の断面積方向に切断した構造を模式的に示し、さらに、信号光40(破線の内側を通過し、空間光変調器22(図1を参照)から記録層50aに至る光ビーム)および回折光42(信号光40と同様に破線の内側を通過し、記録層50aからビームスプリッタ23(図3を参照)に至る光ビーム)、参照光41(実線と破線の間を通過し、空間光変調器22(図1を参照)から記録層50aに至る光ビーム)およびサーボ用の光ビーム(一点鎖線の内側を通過する光ビーム)がどのように対物レンズ24に入射するかを模式的に示す図である。ホログラム記録媒体50は、保護膜50d、記録層50a、記録再生用の光ビームの反射膜50b、アドレスグルーブ50cを有するものである。
記録時においては、記録層50aには、信号光40と参照光41との干渉によって生じる干渉縞の形状に応じてホログラムが形成され。再生時においては、このホログラムに参照光41のみが照射されることによって、記録時における信号光40と略同一の領域に、ホログラムに応じた回折光42が反射膜50bで反射されて、対物レンズ24を通過してイメージセンサ25に像(再生像)を生じる。一方、サーボ用の光ビームは、波長選択特性を有する反射膜50bを透過して、アドレスグルーブ50cが形成されたアルミ反射膜で反射して、CD、DVDにおけると同様の原理によって、サーボ用光学系のフォトディテクタから検出した電気信号に基づいて、制御部で、上述した、フォーカスサーボ、ラジアルサーボ、スピンドルサーボの処理のために必要とされる各々のサーボのためのエラー信号、さらには、ホログラム記録媒体50における光ビームが照射されるホログラム記録媒体50の記録層50aの位置の特定のためのアドレス信号が得られる。
記録再生用の光ビームは、例えば、青色のレーザダイオードからの光ビーム(青色光ビーム)であり、サーボ用の光ビームは、例えば、赤色のレーザダイオードからの光ビームの光ビーム(赤色光ビーム)であり、両方の光ビームが通過する光路の相互の位置関係は、光学部品の配置を特定することによって、予め、特定されている。この結果、赤色光ビームを用いてサーボをおこなうことによって、青色ビーム(信号光40および参照光41)によってホログラムを形成する位置がこのサーボの作用によって特定され、青色光ビーム(参照光41、回折光42および回折光43)によって、ホログラムから記録データを再生する位置がこのサーボの作用によって特定され、ホログラム記録再生をホログラム記録媒体50の記録層50aの所定の位置とすることができる。
(コアキシャル方式の光学系を用いるホログラム記録再生装置)
コアキシャル光学系を用いるホログラム記録再生装置(以下、コアキシャル方式のホログラム記録装置と称する)では、信号光と参照光と回折光との各々について、光ビームの光路の一部を共有することによって、同一の対物レンズを用いて、記録再生を行うことができるため、光学系の簡略化ができる。さらに従来のCD、DVDなどの光ディスクと互換性が比較的に容易であるために、将来の記録再生装置として注目を集めている。
図5は、ホログラム記録装置の一実施形態としての光学部を中心として示すホログラム記録再生装置100の模式図である。これまでの説明において引用した部分と同様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
ホログラム記録再生装置100には、サーボ用光学系30が配されている。サーボ用光学系30を構成する主要な光学部品にのみ符号を付して簡単に説明する。サーボ用光源28はサーボ用の光ビームを射出する。サーボ用の光ビームは、記録再生のためのレーザ光源20からの光ビームの波長とは異なり、より長波長の光ビーム(例えば、赤色レーザからの光ビーム)として、サーボ用の光ビームと記録再生用の光ビームとが分離可能とできるようにされている。また、フォトポリマは赤色光ビームに反応することがないので、赤色光ビームで記録層50a(図4を参照)が影響を受けることはない。
ビームスプリッタ27は、ホログラム記録媒体50からの戻り光をフォトディテクタ29に導くためのものであり、フォトディテクタ29は、例えば、フォーカスサーボ(図5の符号Fで示す方向の位置制御)については、アスティグマ法、ラジアル(トラッキング)サーボ(図5の符号Tで示す方向の位置制御)については、プッシュプル法に対応するようにディテクタを複数に分割した構成を有している。また、ダイクロイックミラー34は、サーボ用光学系30と記録再生用光学系とに共通する光学部品であり、サーボ用の光ビームと記録再生用の光ビームとを分離する波長分離素子である。また、反射ミラー56は、サーボ用の光ビームおよび記録再生用光ビームの進行方向を変化させて、対物レンズ24へ導き、ホログラム記録媒体50のアドレスグルーブ50c(図5を参照)およびホログラムからの各々の回折光の進行方向を変化させて、サーボ用光学系30および記録再生用光学系へ導くものである。この反射ミラー56は、角度多重をおこなうための機構部としても機能する。
また、スピンドルモータ51は、従来のCD、DVDなどの光ディスクと同様な外形形状を有するホログラム記録媒体50の円盤形状の幾何学的中心を中心として回転させるものであり、制御部60からの制御信号によってホログラム記録媒体50の回転位置が制御されている。また、温度検出器70がホログラム記録媒体50に熱的伝導度が低くなるように接して、あるいは、ホログラム記録媒体50の近傍に、配置されている。
制御部60は、ホログラム記録再生装置100の動作の制御をおこなう、例えば、レーザ光源20の制御、空間光変調器22に表示される参照光パターンおよび信号光パターンの制御、反射ミラー56の制御、サーボ用光源28の制御、フォトディテクタ29からのサーボ信号を処理して、サーボ用アクチュエータ54を用いてのフォーカスサーボとラジアルサーボの制御、スピンドルモータ51の制御、温度検出器70によって検出されたホログラム記録媒体50の温度を検出しての記録再生の制御等をおこなう。さらに、制御部60は、本実施形態の要部としてのノイズ削減の処理をおこなう。
上述したホログラム記録再生装置100は、ホログラムの記録および再生ができるホログラム記録再生装置としての機能をすべて備えるものであるが、ホログラム記録に係る構成部のみを備えるホログラム記録装置として構成し、ホログラム再生に係る構成部のみを備えるホログラム再生装置として構成する場合においても、何ら問題なく、その各々の機能を奏することができるものである。
(実施形態におけるノイズ除去について)
上述したホログラム記録再生装置100および上述したホログラム記録媒体50を用いる場合のノイズ削減の技術について述べる。いずれの実施形態においても、イメージセンサ25に形成される像に含まれる種々の原因に起因するノイズ(総称して起因ノイズと称する)を、予め、原因毎に分離して既知の起因ノイズとして分離しておき、イメージセンサ25に形成される像(再生像)にこの起因ノイズを重畳(加減算)することによって、起因ノイズを分離するものである。起因ノイズをどのようにして分離するかに応じて、削減が可能なノイズの種類は異なるものである。
実際の起因ノイズの加減算は、ホログラム記録再生装置100においては、光学的な処理の段階ではなく、イメージセンサ25の受光面に回折光43が形成する再生像を電気信号に変換した後の電気的な処理の段階に、制御部60においておこなわれるものである。すなわち、いずれの実施形態においても、イメージセンサ25からの電気信号に含まれる種々の原因に起因する電気ノイズ信号(総称して起因電気ノイズ信号と称する)を、予め、起因ノイズの発生原因毎に既知の起因電気ノイズ信号として分離しておき、この起因電気ノイズ信号をホログラムからの回折光43によって生じる再生像に応じたイメージセンサ25からの電気信号と加減算をすることによって、イメージセンサ25の電気信号から起因電気ノイズ信号を削減するものである。起因電気ノイズ信号をどのようにして分離するかに応じて、ノイズ削減の効果が生じる範囲は異なるものとなる。
(第1実施形態の起因電気ノイズ信号の検出方法である、メディア起因電気ノイズ信号および光学系起因電気ノイズ信号の検出方法)
ホログラム記録媒体50の記録層50aのホログラムが形成されていない領域に参照光41を照射して、回折光42、さらには回折光43を得て、この回折光43によってイメージセンサ25に実像を形成する場合には、イメージセンサ25の受光面に形成される再生像に応じて検出される電気信号には、メディア起因電気ノイズ信号、光学系起因電気ノイズ信号が含まれ、メディア起因電気ノイズ信号および光学系起因電気ノイズ信号を既知の量として知ることが可能となる。
メディア起因電気ノイズ信号とは、ホログラム記録媒体自体の光学的な特性に起因するノイズである。このメディア起因電気ノイズ信号の内容としては、保護膜50dの傷や埃等が起因となる電気ノイズ信号、記録層50aでの散乱等が起因となる電気ノイズ信号が含まれる。なお、メディア起因電気ノイズ信号の用語は電気信号としてのノイズ態様を表すものであり、光学的なノイズを含むより広いノイズの概念を示すものとしては、メディア起因ノイズの用語を用いる。
また、光学系起因電気ノイズ信号とは、光学系において生じるノイズであり、主なるものは迷光電気ノイズ信号である。迷光は、空間光変調器22、位相マスクを備える場合においては位相マスクからの高次回折光やホログラム記録媒体50からの散乱光、各種光学部品からの迷光等によって生じるものであり、この迷光が最終的にイメージセンサ25の受光面で受光されることによって迷光電気ノイズ信号となるものである。また、上述したコアキシャル光学系を採用する場合には、さらに、SLMコントラスト電気ノイズ信号、参照光漏込電気ノイズ信号が光学系起因電気ノイズ信号として含まれる。なお、光学系起因電気ノイズ信号の用語は電気信号としてのノイズ態様を表すものであり、光学的なノイズを含むより広いノイズの概念を示すものとしては、光学系起因ノイズの用語を用いる。同様に、SLMコントラスト電気ノイズ信号、参照光漏込電気ノイズ信号に対して、SLMコントラストノイズ、参照光漏込ノイズの用語を用いる。
SLMコントラスト電気ノイズ信号とは、空間光変調器22における上述した黒部と白部との明暗の輝度の比が無限大ではないことによって生ずるノイズである。コアキシャル光学系では、再生の動作においては、信号光空間光変調部46はすべてのピクセルについて黒部とし、信号光の強度を理想的には零とする。ここで、再生時における参照光の強度を記録時における信号光の強度よりも2〜3桁程度大きく設定して良好なる再生特性を得るのが通常の手法である。空間光変調器22の白部の輝度と黒部の輝度とのコントラストが悪い場合(本来、黒部は光ビームを透過しないものであるが、黒部が光ビームを透過する場合)には、再生時において、信号光空間光変調部46が完全な黒(全く光ビームを透過させない状態)ではないものとなり、その結果、イメージセンサ25で検出する像に応じた電気信号の信号対雑音比(SNR)が劣化する。すなわち、再生時における参照光の光強度の大きさは、参照光によって発生する回折光の強度に較べて遥かに大きなものとしなければならないが、コアキシャル光学系においては1の光ビームを空間光変調器22に照射して、参照光と信号光とを得る構成を採用するために、上述した黒部のコントラストの悪さは、再生時において本来は完全な黒部(光ビームを全く透過しない部分)となるべき信号光空間光変調部46(図2を参照)から光ビームを発生して、信号対雑音比を劣化させる。
具体例としては、空間光変調器22のコントラストが例えば1000:1(白部から得られる光強度が1000に対して黒部から得られる光強度が1)であっても、回折光の回折効率が0.1%であれば、回折光は参照光のパワーに対して1/1000のパワーしかなく、空間光変調器22の信号光空間光変調部46に黒部を表示させた場合の光強度と回折光の強度とが同じになる。例えば、強誘電体液晶(FLC)を用いる時などはコントラストがそれほど高くないために、SLMコントラスト電気ノイズ信号の大きさは大きなものとなる。
参照光漏込電気ノイズ信号とは、コアキシャル光学系の場合に、参照光と信号光とが非常に近い位置に配置されているために発生するノイズである。参照光の強度は、回折光の強度よりも2〜3桁程度大きいために、イメージセンサ25において、参照光が回折光の検出領域に漏れ込み信号対雑音比(SNR)が劣化するものである。イメージセンサ25の回折光の検出領域の端部の方が中心部よりもより参照光の漏れ込みの量が大きいために、回折光の検出領域の端部において参照光漏込電気ノイズ信号によってより大きな信号対雑音比(SNR)の劣化が生じる。上述した第1実施形態において、ホログラム記録媒体50の所定領域に光ビームを照射して、イメージセンサ25から得られる電気信号(この場合はノイズ信号)を所定領域電気信号と総称する。
(第2実施形態の起因電気ノイズ信号の検出方法である、回路部起因電気ノイズ信号の検出方法)
ホログラム記録再生装置100の回路部に起因する回路部起因電気ノイズ信号の検出は、ホログラム記録再生装置100の回路部に通電をして、光ビームをイメージセンサ25で受光することがないように遮光して、イメージセンサ25から電気信号を得るようにしておこなうことができる。ここで、回路部起因電気ノイズ信号は、ホログラム再生装置に電力を通電の都度検出するものであるので、フォトダイオードの暗電流の経時的な変化やホログラム再生装置の電圧の径時変化、環境温度の変化に応じた回路部起因電気ノイズ信号を検出できる。第2実施形態において、イメージセンサ25から検出される電気信号(この場合はノイズ信号)を光ビーム停止電気信号と総称する。
(ホログラム記録再生装置におけるノイズ削減について)
ホログラム記録再生装置100において、どのようにしてノイズ削減をおこなうかについて説明する。制御部60はアナログデジタル変換器(A/D変換器)(図示せず)を備える。このA/D変換器によってイメージセンサ25の各々のピクセルからの電気信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する。変換後のデジタル信号は8ビットまたは10ビットの精度を有するものである。また、制御部60はイメージセンサ25の各々のピクセルから得られる各々のデジタル信号の値を記憶するためのピクセルの数に対応した記憶容量のランダムアクセスメモリ(RAM)を有している。
(ノイズ削減の基本的な手順)
上述した第1実施形態の起因電気ノイズ信号(メディア起因電気ノイズ信号および光学系起因電気ノイズ信号)の検出方法、第2実施形態の起因電気ノイズ信号(回路部起因電気ノイズ信号)の検出方法、の各々を用いることによって検出された各々の起因電気ノイズ信号の削減は以下の手順にしたがっておこなう。以下の説明においては、第1実施形態の検出方法で検出した起因電気ノイズ信号を第1起因電気ノイズ信号、第2実施形態の検出方法で検出した起因電気ノイズ信号を第2起因電気ノイズ信号と称して用いるものとする。
まず、上述した第1起因電気ノイズ信号および第2起因電気ノイズ信号のいずれかを検出して、イメージセンサ25の各々のピクセルに対応する所定アドレスで指定されるRAMの領域(以下、ノイズ保存RAM領域と称する)に、該当する起因電気ノイズ信号(以下、起因電気ノイズデジタル信号と称する)を保存する。
次に、記録データを再生すべきホログラムからの回折光をイメージセンサ25で受光して得られるピクセル毎の再生信号をA/D変換器でデジタル化した信号(以下、再生デジタル信号と称する)を得て、この再生デジタル信号を各々のピクセルに対応する所定アドレスで指定されるRAMの領域(以下、再生信号保存RAM領域と称する)に保存する。
次に、再生信号保存RAM領域の特定の1のピクセルに対応した再生デジタル信号から起因電気ノイズデジタル信号を引き算して、この引き算の結果として得られるデジタル信号(以下、ノイズ削減後デジタル再生信号と称する)を、再生信号保存RAM領域における上述の特定された1のピクセルに対応するメモリに保存する。このような操作をすべてのピクセルについておこなうことによって、ノイズ削減の演算は終了する。この減算はデジタル処理でおこなわれ、制御部60に配された中央演算ユニット(CPU)で実行されるものである。
上述した実施形態では、起因電気ノイズデジタル信号、再生デジタル信号およびノイズ削減後デジタル再生信号の各々はデジタル化された電気信号として処理したが、アナログメモリ(例えば、コンデンサ等)を用い、各々の電気信号をアナログのまま記憶し、演算においても、CPUを用いることなく、演算増幅器を用いて減算の演算をおこなうようにすることもできる。このような場合においては、起因電気ノイズデジタル信号は起因電気ノイズアナログ信号、再生デジタル信号は再生アナログ信号、ノイズ削減後デジタル再生信号はノイズ削減後アナログ再生信号と称されるものである。また、起因電気ノイズデジタル信号と起因電気ノイズアナログ信号とを総称して起因電気ノイズ信号と称され、再生デジタル信号と再生アナログ信号とを総称して再生信号と称され、ノイズ削減後デジタル再生信号とノイズ削減後アナログ再生信号とを総称してノイズ削減後再生信号と称されるものである。
また、上述した第1実施形態および第2実施形態に示す検出方法で検出された起因電気ノイズ信号は、特定のピクセルの不良等を原因として発生する確定的なノイズもあるが、ノイズ成分の多くは時間の推移に伴いランダムにゆらぐ性質を有しているので、時間を異ならせて参照光を複数回照射し、記録層の同一ホログラムからの回折光をイメージセンサ25で各々の参照光の照射に対応して複数回得て、この起因電気ノイズデジタル信号を平均化処理することで精度よく起因電気ノイズデジタル信号を得ることが可能となる。
(実験結果について)
ホログラム記録再生装置100における上述したノイズ削減処理は、ホログラム記録再生装置100における制御部60の内部での処理としておこなわれるために、ノイズ削減の作用の過程を定量的に把握することが困難である。そこで、ノイズ削減の作用の効果を定量的に把握するために以下の実験をおこないノイズ削減効果を確かめた。
実験は以下の順序で進めた。ホログラム記録再生装置100において、上述したノイズ削減の処理をおこない、その処理過程を視認できるようにするために、処理過程の内容についてモニタを用いて視覚的に観測ができるようにした。具体的には、制御部60における処理の過程を表すデジタル情報をCPUのバスラインを介して外部に取り出し、そのデジタル情報をモニタで視認可能とした。以下の図6ないし図10、図12、図14、図16および図18はこのようにしてモニタに表示された画面を写真撮影したものである。
図6は、第1起因電気ノイズ信号を削減する動作について確認するための実験結果を示すものである。図6の(A)は、ホログラム記録媒体50のホログラムが記録されていない記録層50aの領域に、参照光41のみを入射させ、そのときに発生する回折光43がイメージセンサ25に形成する像に応じた電気信号をA/D変換して、起因電気ノイズデジタル信号を得て、この起因電気ノイズデジタル信号をモニタに表示するものである。このときの起因電気ノイズデジタル信号は、上述した第1起因電気ノイズデジタル信号である。図6の(A)から見て取れるように、空間光変調器22の信号光空間光変調部46(図2を参照)のピクセルのすべてを設定においては黒部としているのにも関わらず、空間光変調器22におけるSLMのコントラストが良くないために、得られたモニタ像では完全に黒にはなっていない。またレンズ等の光学系起因の干渉縞も見られる。
図6の(B)は、ホログラム記録媒体50のホログラムが記録されている記録層50aの領域に、参照光41のみを入射させ、そのときに発生する回折光43がイメージセンサ25に形成する像に応じた電気信号をA/D変換して、再生デジタル信号を得て、この再生デジタル信号をモニタに表示するものである。図6の(B)から見て取れるように、上述したSLMコントラスト電気ノイズ信号の影響で、イメージセンサ25の回折光の受光部(図6の(B)における中心部分)が光っていることがわかる。この回折光の受光部は、空間光変調器22の信号光空間光変調部46(図2を参照)に対応する位置にある受光部分である。
図6の(B)にモニタに視覚的に表示された画面の元となる再生デジタル信号の信号対雑音比(SNR)は、2.84であり、誤った記録データのシンボルの数は92個であった。
図6の(C)は、ホログラム記録再生装置100において、上述したノイズ削減の処理をおこなった後のノイズ削減後デジタル再生信号をモニタに画像として示すものである。図6の(C)から見て取れるように、SLMコントラスト電気ノイズ信号を減算したことによって、回折光の受光部(図6の(C)における中心部分)のSLMのコントラストに起因するノイズの影響が緩和されて、本来、イメージセンサ25に発生している再生像よりもより良好なる品質の像がモニタの画像としては形成されていることがわかる。このときの再生デジタル信号の信号対雑音比は、3.37であり、誤った記録データのシンボルの数は18個であった。このように、信号対雑音比および誤った記録データのシンボルの数は大幅に改善されていることがわかる。すなわち、制御部60におけるノイズ削減の処理によって、イメージセンサ25において図6の(C)に示す再生像が発生した場合の電気信号がイメージセンサ25から得られていることと等価な再生特性をノイズ削減処理によって得ることができる。
図7、図8、図9の各々は、参照光の光強度を変化させる場合における、再生デジタル信号から得られるモニタの画像とノイズ削減後デジタル再生信号から得られるモニタの画像とを比較するものである。各々の参照光の光強度に対応して、各々の第1起因電気ノイズ信号を検出して、ノイズ削減の処理をおこなった結果を示すものである。図7は、レーザ光源20に流す電流の値を50mA(ミリアンペア)とした場合の結果を示すものであり、図7の(A)は、再生デジタル信号から得られるモニタの画像を示し、図7の(C)は、ノイズ削減後デジタル再生信号から得られるモニタの画像を示すものである。また、図8は、レーザ光源20に流す電流の値を60mA(ミリアンペア)とした場合の結果を示すものであり、図8の(A)は、再生デジタル信号から得られるモニタの画像を示し、図8の(C)は、ノイズ削減後デジタル再生信号から得られるモニタの画像を示すものである。また、図9は、レーザ光源20に流す電流の値を70mA(ミリアンペア)とした場合の結果を示すものであり、図9の(A)は、再生デジタル信号から得られるモニタの画像を示し、図9の(C)は、ノイズ削減後デジタル再生信号から得られるモニタの画像を示すものである。
レーザ光源20に流す電流の値を大きくすると、すなわち、参照光の光強度を増加させると、SLMのコントラストに起因するノイズの量も上昇していくが、いずれの場合においても、上述したノイズ削減の処理によって信号対雑音比は改善され、発生するシンボルエラーの数は減少している。具体的には、レーザ光源20に流す電流の値が50mAである場合は、信号対雑音比の値2.84から信号対雑音比の値3.37に向上し、誤ったシンボルの数は92から誤ったシンボルの数は18に低減した。また、レーザ光源20に流す電流の値が60mAである場合は、信号対雑音比の値2.28から信号対雑音比の値2.42に向上し、誤ったシンボルの数は228から誤ったシンボルの数は111に低減した。また、レーザ光源20に流す電流の値が70mAである場合は、信号対雑音比の値1.65から信号対雑音比の値1.8に向上し、誤ったシンボルの数は679から誤ったシンボルの数は595に低減した。
(別の実験結果について)
上述の実験結果は、第1起因電気ノイズ信号を削減する動作について確認するための実験結果を示すものであったが、次に、別の実験結果として、固定パターンノイズ(FPN:Fixed Patter Noise)が支配的である第2起因電気ノイズ信号を削減する動作について確認するための実験結果を示すものである。
図10の(A)は、レーザ光源20からの光ビームの出射を停止した状態での、再生デジタル信号をモニタの画像として示すものであり、ホログラム記録再生装置100のイメージセンサ25の受光面にあらわれる像と同じものである。図10の(B)は、レーザ光源20からの光ビームの出射を停止した状態での再生デジタル信号を解析して得られるA/D変換後の出力頻度分布を示すグラフ(ヒストグラム)である。ヒストグラムの横軸はA/D変換後の出力の振幅であり、縦軸は発生回数を示すものである。
図11の(A)は、レーザ光源20からの光ビームをホログラムに照射して得られる再生デジタル信号をモニタの画像として示すものであり、ホログラム記録再生装置100のイメージセンサ25の受光面にあらわれる再生像と略同じものである。図10の(B)は、レーザ光源20からの光ビームをホログラムに照射して得られる再生デジタル信号を解析して得られるヒストグラムである。
図12の(A)は、レーザ光源20からの光ビームをホログラムに照射して得られる再生デジタル信号から第2起因電気ノイズ信号を減算したノイズ削減後デジタル再生信号をモニタの画像として示すものであり、ホログラム記録再生装置100の制御部60でおこなわれる演算の結果を画像として示すものである。図12の(B)は、制御部60でおこなわれる演算の結果(ノイズ削減後デジタル再生信号)を解析して得られるヒストグラムである。
図11の(A)と図12の(A)とを比較し、図11の(B)と図12の(B)とを比較すると、ノイズ削減の処理後においては、暗時の背景ノイズ、電気信号としての第2起因電気ノイズ信号が除去され良好なる再生特性が得られることがわかる。
図13の(A)は、ノイズ削減の処理をおこなう前の電気信号である再生デジタル信号をモニタに画像として表示するものであり、図13の(B)は、再生デジタル信号を解析して得られるヒストグラムであり、符号0を付したグラフは、再生デジタル信号を2値化した場合に本来、0となるべきものの分布を表し、符号1を付したグラフは、再生デジタル信号を2値化した場合に本来、1となるべきものの分布を表すものである。また、図14の(A)は、ホログラム記録再生装置100においてノイズ削減の処理をおこなった後の電気信号であるノイズ削減後デジタル再生信号をモニタに画像として表示するものであり、図14の(B)は、ノイズ削減後デジタル再生信号を解析して得られるヒストグラムであり、符号0と符号1の意味は図13におけると同様である。
この図13と図14とを対比して、具体的にノイズ削減の効果を示す。暗時背景ノイズ(FPN)、すなわち、電気信号としての第2起因電気ノイズ信号を減算によって除去することによって、信号対雑音比、誤ったシンボルの数のいずれも改善される。暗時背景ノイズの除去前は、信号対雑音比の値として1.80を得たが、暗時背景ノイズの除去後は、信号対雑音比の値として1.92を得た。また、暗時背景ノイズの除去前は、信号対雑音比の値として1.80を得たが、暗時背景ノイズの除去後は、信号対雑音比の値として1.92を得た。暗時背景ノイズの除去後は、誤ったシンボルの数は95から誤ったシンボルの数は72に改善している。ここで、信号対雑音比は、符号0と符号1を付した各々のグラフがガウス分布であるとして、各々の分散(σ0、σ1)および各々の平均値(μ0、μ1)を求め、式(1)から求めた。
信号対雑音比(SNR)=(μ1−μ0)/(σ1+σ01/2・・・・・(1)
さらに、異なるホログラムの6つのサンプルについて同様の処理をし、エラー低減の効果を示した結果を図15と図16とに示す。図15は、6つのサンプルについてのノイズ削減の処理前とノイズ削減の処理をおこなった後とでの、誤ったシンボルの数を比較して表に示すものであり、図16は、6つのサンプルについてのノイズ削減の処理前とノイズ削減の処理をおこなった後とでの、誤ったシンボルの数を比較してグラフに示すものである。この結果から、本実施形態のノイズ削減の技術によって、およそ2〜3割のシンボルエラーの低減が実現できていることがわかる。
(ノイズ削減処理のフロー)
図17を参照して、制御部60におけるCPUがおこなう処理について説明する。このフローチャートは、上述した第1起因電気ノイズ信号を削減する場合のフローチャートである。
記録層のホログラムが形成されていない領域(例えば、ヘッダ領域)に参照光を照射する(ステップST100)。
記録層のホログラムが形成されていない領域からの光ビームが生じるイメージセンサの像に応じた各々のピクセルからの信号(無記録部再生デジタル信号)を検出してノイズ保存RAM領域に記憶する(ステップST102)。
記録層のホログラムが形成されている領域に参照光を照射する(ステップST102)。
記録層のホログラムが形成されている領域からの回折光が生じるイメージセンサの像に応じた各々のピクセルからの信号(再生デジタル信号)を検出して再生信号保存RAM領域に記憶する(ステップST103)。
各々のピクセルについて、再生信号保存RAM領域に記憶された再生デジタル信号からノイズ保存RAM領域に記憶された無記録部再生デジタル信号を減算してノイズ削減後デジタル再生信号を得る(ステップST104)。
ノイズ削減後デジタル再生信号を処理して記録データを得る(ステップST105)。
本実施形態によれば、迷光ノイズなどの光学系から発生する光学系起因電気ノイズを除去することが可能になる。また、ホログラム記録媒体から発生するメディア起因電気ノイズを除去することが可能になる。
特に、コアキシャル光学系を採用する場合には、照光と信号光は非常に近い位置にあり、また、参照光は回折光よりも2〜3桁程度光強度が大きいので参照光漏込ノイズが発生するが、この参照光漏込ノイズを効果的に除去することが可能となる。
また、コアキシャル光学系を採用する場合には、参照光と信号光とを同一の光ビーム、すなわち、同一光強度の光ビームから得るようにされており、参照光は回折光よりも2-3桁大きい光強度であるため、コントラストが悪いSLMを採用する場合には、信号光空間光変調部のピクセルが完全に黒部とはならず、この結果発生するSLMコントラストノイズが発生するが、このSLMコントラストノイズを効果的に除去することが可能となる。
また、複数回に渡り情報を有しない同一のホログラムまたはホログラムが記録されていない領域に参照光を照射して回折光からの複数回毎の電気信号を得ることによって、それを平均化する処理をホログラム記録再生装置の起動時に随時行なうことで、確定的に常時所定のピクセルから検出されるノイズは加算され、さらに精度の良い確定的な起因電気ノイズ信号の除去ができる。
また、光学系、ホログラム記録媒体に依存しないノイズとしての回路部起因電気ノイズ信号を除去することが可能になる。
また、複数回に渡り光学系、ホログラム記録媒体に依存しないノイズとしての回路部起因電気ノイズ信号を得て、それを平均化する処理をホログラム記録再生装置の起動時に随時行なうことで、確定的な回路部起因電気ノイズ信号の除去ができる。
また、ホログラム記録媒体は互換性を有する記録媒体であるので、ホログラム記録再生装置とホログラム記録媒体との組み合わせが適宜おこなわれる場合には、イメージセンサにおいて検出されるノイズの大きさは種々なものとなる。実施形態に示したノイズ削減の技術を用いれば、ホログラム記録媒体の互換性の確保が容易におこなえることとなる。
また、上述した第1起因電気ノイズ信号および第2起因電気ノイズ信号の各々に係数を掛けて重み付けをしてイメージセンサからの電気信号から減算するようにすれば、複数の原因に基づくノイズの影響を効果的に削減することができる。
上述した実施形態は、いずれも、本発明の一実施形態に過ぎず、上述の実施形態に本発明が限定されるものではない。例えば、上述の説明では、信号光と参照光とを同軸状に配するコアキシャル方式について説明したが、信号光と参照光とを異なる光学部品を介してホログラム記録媒体に入射させる二光束方式においても同一の技術思想に基づき実施が可能なものである。また、例えば、空間光変調器に関しても、透過型、反射型を問わず、いずれを用いても実施が可能なものである。
ホログラム記録装置におけるコアキシャル光学系の概念を示す図である。 空間光変調器に表示される信号光パターンおよび参照光パターンの一例を示すものである。 ホログラム再生装置におけるコアキシャル光学系の概念を示す図である。 ホログラム記録媒体の断面積方向に切断した構造を模式的に示すものである。 光学部を中心として示す実施形態のホログラム記録再生装置の模式図である。 実験結果として得られたモニタ画像を示す図である。 実験結果として得られたモニタ画像を示す図である。 実験結果として得られたモニタ画像を示す図である。 実験結果として得られたモニタ画像を示す図である。 実験結果として得られたモニタ画像およびA/D変換後の出力頻度分布を示す図である。 実験結果として得られたモニタ画像およびA/D変換後の出力頻度分布を示す図である。 実験結果として得られたモニタ画像およびA/D変換後の出力頻度分布を示す図である。 実験結果として得られたモニタ画像およびA/D変換後の出力頻度分布を示す図である。 実験結果として得られたモニタ画像およびA/D変換後の出力頻度分布を示す図である。 複数のサンプルについてのノイズ削減の効果を示す実験結果を表にしたものである。 複数のサンプルについてのノイズ削減の効果を示す実験結果をグラフにしたものである。 ノイズ削減処理のフローチャートを示す図である。
符号の説明
10、11 コアキシャル光学系、20 レーザ光源、21 コリメートレンズ、22 空間光変調器、23 ビームスプリッタ、24 対物レンズ、25 イメージセンサ、27 ビームスプリッタ、28 サーボ用光源、29 フォトディテクタ、30 サーボ用光学系、34 ダイクロイックミラー、40 信号光、41 参照光、42、43 回折光、46 信号光空間光変調部、47 参照光空間光変調部、50 ホログラム記録媒体、50a 記録層、50b 反射膜、50c アドレスグルーブ、50d 保護膜、51 スピンドルモータ、56 反射ミラー、60 制御部、70 温度検出器、100 ホログラム記録再生装置、

Claims (6)

  1. 記録データに応じて変調された信号光と前記信号光と光源を同一とする参照光とを干渉させてホログラム記録媒体の記録層に形成されたホログラムから前記記録データを再生するホログラム再生装置であって、
    前記参照光を発生させるための参照光パターンを表示する参照光空間光変調部と、
    前記参照光を前記ホログラム記録媒体に照射して発生する回折光を受光する2次元に配列されたピクセルを有するイメージセンサと、
    前記イメージセンサからの電気信号を処理して記録データを再生する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記ホログラム記録媒体の所定領域に前記参照光を照射して得られる前記イメージセンサからの電気信号である所定領域電気信号を検出し、前記ホログラム記録媒体のホログラムが形成されている領域に前記参照光を照射して得られる前記イメージセンサからの電気信号であるホログラム電気信号を検出し、前記ホログラム電気信号から前記所定領域電気信号を減算してノイズ削減後再生信号を得、前記ノイズ削減後再生信号から前記記録データを再生することを特徴とするホログラム再生装置。
  2. 前記所定領域電気信号は、ホログラムが形成されていない領域から検出された前記電気信号であることを特徴とする請求項1に記載のホログラム再生装置。
  3. 前記参照光と前記信号光とが同軸状に光路において配置されるコアキシャル光学系を有する請求項1に記載のホログラム再生装置。
  4. 前記所定領域は、ホログラム記録媒体のヘッダ情報を記録する領域とされることを特徴とする請求項1に記載のホログラム再生装置。
  5. 記録データに応じて変調された信号光と前記信号光と光源を同一とする参照光とを干渉させてホログラム記録媒体の記録層に形成されたホログラムから前記記録データを再生するホログラム再生装置であって、
    前記参照光を発生させるための参照光パターンを表示する参照光空間光変調部と、
    前記参照光を前記ホログラム記録媒体に照射して発生する回折光を受光する2次元に配列されたピクセルを有するイメージセンサと、
    前記イメージセンサからの電気信号を処理して記録データを再生する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記光源からの光ビームの照射を停止して前記イメージセンサから得られる電気信号である光ビーム停止電気信号を検出し、前記ホログラム記録媒体のホログラムが形成されている領域に前記参照光を照射して前記イメージセンサから得られる電気信号であるホログラム電気信号を検出し、前記ホログラム電気信号から前記光ビーム停止電気信号を減算してノイズ削減後再生信号を得、前記ノイズ削減後再生信号から前記記録データを再生することを特徴とするホログラム再生装置。
  6. 前記制御部は、前記光ビーム停止電気信号を複数回検出して得られる電気信号の平均値を得て、前記ホログラム電気信号から前記平均値を減算してノイズ削減後再生信号を得、前記ノイズ削減後再生信号から前記記録データを再生することを特徴とする請求項5に記載のホログラム再生装置。
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