JP2008100580A - ハイブリッド自動車およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】制動要求操作の有無に拘わらず制動手段により制動力が付与されて停止しているときに、スムースな発進を可能としながら制動手段による制動力を解除する。
【解決手段】ハイブリッド自動車20では、例えば路面勾配が所定値以上である走行路で停止したときに運転者により更にブレーキペダル85が踏み込まれ、それによりブレーキペダル85の操作の有無に拘わらずブレーキユニット90によりブレーキトルクが出力されて停止している状態でアクセルオンされると、基本的に、ブレーキユニット90によるブレーキトルクが漸減して値0となると共にエンジン22およびモータMG2の少なくとも何れか一方からリングギヤ軸32aに出力される駆動トルクがブレーキユニット90によるブレーキトルクの減少分dBTに基づく増加分だけ増加するようにエンジン22とモータMG2とブレーキユニット90とが制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド自動車およびその制御方法に関する。
従来から、モータからの動力をトルクコンバータを介して車軸に出力するハイブリッド自動車が知られている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド自動車では、アクセルオフかつエンジン運転フラグが値0で車速の絶対値が閾値未満であるときにブレーキ油圧を車両の現在位置の路面勾配θに基づいて設定された基準油圧と比較し、ブレーキ油圧が基準油圧以上である場合には、ブレーキによる制動力によって車両はずり下がらずに停止していると判断してモータの運転を停止し、ブレーキ油圧が基準油圧未満である場合には、車両のずり下がりを抑制すべく路面勾配θとブレーキ油圧とに基づいてモータの目標回転数を設定し、モータからトルクコンバータを介して車軸にクリープトルクを出力する。また、従来から、前進、中立、後進を指定することのできる方向速度制御部材の操作に基づいて電動モータで走行し、非走行時には電動モータより小さなトルクの電磁ブレーキでパーキングブレーキなどの静止時制動を掛けることができる例えば除雪機のような電動車両も知られている(例えば、特許文献2参照)。この電動車両では、方向速度制御部材が中立から前進又は後進に切り替わったとの情報に基づいて電磁ブレーキの開放を開始すると共に電動モータの起動を促す起動時制御信号を発し、且つ電動モータが実際に回転状態になるまでは起動時制御信号出力を徐減する下方修正を施す制御を実行する。
特開2000−324609号公報 特開2000−324609号公報
しかしながら、上述のように油圧ブレーキや電磁ブレーキに制動力を出力させた状態で停止しているときに、当該制動力を解除する場合には、ブレーキ装置や電動機等をより適正に制御しないと、車両のずり下がりや飛び出しを招いたり、停止状態で電動機の大きなトルクを出力させてしまって当該電動機の過熱を招いたりするおそれがある。
そこで、本発明のハイブリッド自動車およびその制御方法は、制動要求操作の有無に拘わらず制動手段により制動力が付与されて停止しているときに、スムースな発進を可能としながら当該制動手段による制動力を解除することを目的とする。
本発明のハイブリッド自動車およびその制御方法は、上述の目的を達成するために以下の手段を採っている。
本発明のハイブリッド自動車は、
車軸に動力を出力可能な内燃機関と、
前記車軸または該車軸とは異なる第2の車軸に動力を出力可能な電動機と、
運転者による制動要求操作の有無に拘わらず制動力を出力可能な制動手段と、
所定条件の成立に伴って前記制動要求操作の有無に拘わらず前記制動手段により制動力が出力されて停止しているときに該制動手段による制動力の解除要求がなされた場合に、前記制動手段による制動力が漸減して値0となると共に前記内燃機関および前記電動機の少なくとも何れか一方から前記車軸に出力される動力が該制動手段による制動力の減少分に基づく増加分だけ増加するように前記内燃機関と前記電動機と前記制動手段とを制御する制動解除時制御手段と、
を備えるものである。
このハイブリッド自動車では、所定条件の成立に伴って制動要求操作の有無に拘わらず制動手段により制動力が出力されて停止しているときに当該制動手段による制動力の解除要求がなされた場合、制動手段による制動力が漸減して値0となると共に内燃機関および電動機の少なくとも何れか一方から車軸に出力される動力が当該制動手段による制動力の減少分に基づく増加分だけ増加するように内燃機関と電動機と制動手段とが制御される。これにより、このハイブリッド自動車では、制動要求操作の有無に拘わらず制動手段により制動力が出力されて停止しているときに、ずり下がりや飛び出しを良好に抑制してスムースな発進を可能としながら制動手段による制動力を解除することができる。
また、前記制動解除時制御手段は、前記制動手段による制動力が所定の閾値に減少するまでの間、前記内燃機関および前記電動機の少なくとも何れか一方から前記車軸に出力される動力が所定値以下となるように前記内燃機関と前記電動機とを制御するものであってもよい。このように、制動手段による制動力がある程度大きい間、内燃機関および電動機の少なくとも何れか一方から車軸に出力される動力を所定値以下に制限すれば、無駄な動力の出力を抑制すると共に、車軸の回転が停止している状態で電動機に大きなトルクを出力させて過熱させてしまうことを抑制することが可能となる。
この場合、前記閾値は、走行路の路面勾配に基づいて設定されてもよい。これにより、当該閾値をより適正に定めると共に、内燃機関や電動機による動力の出力を制限する期間をより適正なものとすることが可能となる。
更に、本発明のハイブリッド自動車は、運転者の操作に基づいて走行に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段を更に備えてもよく、前記制動解除時制御手段は、前記制動手段による制動力が走行路の路面勾配に基づく閾値まで減少した後、前記制動手段による制動力が値0になるまでの間に、前記内燃機関および前記電動機の少なくとも何れか一方から前記車軸に出力される動力に基づく力と前記制動手段による制動力との和が前記設定された要求駆動力となるように前記内燃機関と前記電動機と前記制動手段とを制御するものであってもよい。これにより、制動要求操作の有無に拘わらず制動手段により制動力が出力されて停止している状態での発進に際して、いわゆるもたつき感や飛び出し感を抑制しながら運転者により要求されている加速を実現することが可能となる。
また、前記制動解除時制御手段は、前記制動手段による制動力が走行路の路面勾配に基づく閾値まで減少した後、前記制動手段による制動力が値0になるまでの間に、前記内燃機関および前記電動機の少なくとも何れか一方から前記車軸に出力される動力に基づく力と前記制動手段による制動力との和が走行路の路面勾配に基づくレートで増加するように前記内燃機関と前記電動機と前記制動手段とを制御するものであってもよい。これにより、制動要求操作の有無に拘わらず制動手段により制動力が出力されて停止している状態での発進に際して、走行路の路面勾配の程度に拘わらず良好な発進加速性能を確保することが可能となる。
そして、本発明のハイブリッド自動車は、前記電動機と電力をやり取り可能な蓄電手段と、前記内燃機関からの動力を用いて発電可能であると共に前記蓄電手段と電力をやり取り可能な発電手段とを更に備えてもよい。この場合、本発明のハイブリッド自動車は、前記車軸と前記内燃機関の出力軸と回転可能な回転軸とに接続され、これら3軸のうちの何れか2軸に入出力される動力に基づいて定まる動力を残余の軸に入出力する3軸式動力入出力手段を更に備えてもよく、前記発電手段は、前記回転軸に動力を入出力可能な発電用電動機であってもよい。
本発明によるハイブリッド自動車の制御方法は、車軸に動力を出力可能な内燃機関と、前記車軸または該車軸とは異なる第2の車軸に動力を出力可能な電動機と、運転者による制動要求操作の有無に拘わらず制動力を出力可能な制動手段とを備えるハイブリッド自動車の制御方法であって、
所定条件の成立に伴って前記制動要求操作の有無に拘わらず前記制動手段により制動力が出力されて停止しているときに該制動手段による制動力の解除要求がなされた場合に、前記制動手段による制動力が漸減して値0となると共に前記内燃機関および前記電動機の少なくとも何れか一方から前記車軸に出力される動力が該制動手段による制動力の減少分に基づく増加分だけ増加するように前記内燃機関と前記電動機と前記制動手段とを制御する、
ものである。
この方法によれば、制動要求操作の有無に拘わらず制動手段により制動力が出力されて停止しているときに、ずり下がりや飛び出しを良好に抑制してスムースな発進を可能としながら制動手段による制動力を解除することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る自動車としてのハイブリッド自動車20の概略構成図である。同図に示すハイブリッド自動車20は、エンジン22と、エンジン22の出力軸であるクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された車軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに機械的に接続されたモータMG2と、液圧式の制動手段である電子制御式油圧ブレーキユニット(以下、単に「ブレーキユニット」という)90と、ハイブリッド自動車20の全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「ハイブリッドECU」という)70等とを備えるものである。
エンジン22は、ガソリンや軽油といった炭化水素系の燃料の供給を受けて動力を出力する内燃機関であり、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24により燃料噴射量や点火時期、吸入空気量等の制御を受けている。エンジンECU24には、エンジン22に対して設けられて当該エンジン22の運転状態を検出する各種センサからの信号が入力される。そして、エンジンECU24は、ハイブリッドECU70と通信しており、ハイブリッドECU70からの制御信号や上記センサからの信号等に基づいてエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッドECU70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、動力分配統合機構30は、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側とにそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構37およびデファレンシャルギヤ38を介して最終的に駆動輪39a,39bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、何れも発電機として作動すると共に電動機として作動可能な周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介して二次電池であるバッテリ50と電力のやり取りを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2の何れか一方により発電される電力を他方のモータで消費できるようになっている。従って、バッテリ50は、モータMG1,MG2の何れかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになり、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されないことになる。モータMG1,MG2は、何れもモータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や、図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流等が入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号等が出力される。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44から入力した信号に基づいて図示しない回転数算出ルーチンを実行し、モータMG1,MG2の回転子の回転数Nm1,Nm2を計算している。また、モータECU40は、ハイブリッドECU70と通信しており、ハイブリッドECU70からの制御信号等に基づいてモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッドECU70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧、バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流、バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からのバッテリ温度Tb等が入力されている。バッテリECU52は、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッドECU70やエンジンECU24に出力する。更に、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量SOCも算出している。
ブレーキユニット90は、マスタシリンダ91や液圧(油圧)式のブレーキアクチュエータ92、駆動輪39a,39bや他の車輪39c,39dに対して設けられたホイールシリンダ93a〜93d、ホイールシリンダ93a〜93dごとに設けられて対応するホイールシリンダの油圧(ホイールシリンダ圧)を検出するホイールシリンダ圧センサ94a〜94d、ブレーキアクチュエータ92を制御するブレーキ用電子制御ユニット(以下、「ブレーキECU」という)95等を含む。ブレーキアクチュエータ92は、図示しない油圧発生源としてのポンプやアキュムレータ、マスタシリンダ91とホイールシリンダ93a〜93dとの連通状態を制御するマスタシリンダカットソレノイドバルブ、ブレーキペダル85の踏み込み量に応じてペダル踏力に対する反力を創出するストロークシミュレータ等を有する。また、ブレーキECU95は、図示しない信号ラインを介して、マスタシリンダ圧を検出する図示しないマスタシリンダ圧センサからのマスタシリンダ圧や、ホイールシリンダ圧センサ94a〜94dからのホイールシリンダ圧、図示しない車輪速センサからの車輪速、図示しない操舵角センサからの操舵角等を入力すると共に、ハイブリッドECU70等との間で通信により各種信号のやり取りを行う。そして、ブレーキECU95は、ブレーキペダル85の踏み込み量を示すブレーキペダルポジションBPや車速V等に基づいてハイブリッド自動車20に作用させるべき制動力のうちのブレーキユニット90による分担分に応じた制動用のトルクが駆動輪39a,39bや車輪39c,39dに作用するようにブレーキアクチュエータ92を制御する。また、ブレーキECU95は、各種信号に基づいていわゆるABS制御やトラクションコントロール(TRC)、車両安定化制御(VSC)等をも実行可能である。更に、ブレーキECU95は、所定条件が成立した場合、運転者によるブレーキペダル85の踏み込み操作とは無関係に、駆動輪39a,39bや他の車輪39c,39dに制動用のトルクが作用するようにブレーキアクチュエータ92を制御する。実施例のハイブリッド自動車20では、例えば、運転者によるブレーキペダル85の操作に応じて路面勾配が所定値以上である走行路で停止したときに運転者により更にブレーキペダル85が踏み込まれると、その後にブレーキペダル85の踏み込みが解除されても路面勾配に釣り合う力よりも大きい制動力をハイブリッド自動車20に作用させて静止状態を維持できるようにブレーキアクチュエータ92から駆動輪39a,39bや車輪39c,39dに付与される制動用のトルクを調整するヒルアシスト制御(HAC)がブレーキECU95により実行される。これにより、ハイブリッド自動車20では、坂路での発進に際し、ブレーキペダル85からアクセルペダル83へと踏み替えたときの車両のずり下がりを抑制することが可能となる。
ハイブリッドECU70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッドECU70には、イグニッションスイッチ(スタートスイッチ)80からのイグニッション信号、シフトレバー81の操作位置であるシフトポジションSPを検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ87からの車速V、車両の前後方向の加速度を検出する前後Gセンサ88からの前後加速度α、車両の前後方向の路面勾配を検出する勾配センサ89からの路面勾配θ等が入力ポートを介して入力される。そして、ハイブリッドECU70は、上述したように、エンジンECU24やモータECU40、バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40、バッテリECU52と各種制御信号やデータのやり取りを行なっている。
上述のように構成された実施例のハイブリッド自動車20では、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて車軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクが計算され、この要求トルクに対応する動力がリングギヤ軸32aに出力されるようにエンジン22とモータMG1とモータMG2とが制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御モードとしては、要求トルクに見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや、要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2から要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するように運転制御するモータ運転モード等がある。
次に、上述のように構成されたハイブリッド自動車20において上述のヒルアシスト制御(HAC)が実行されている際にブレーキユニット90による制動力を解除するときの動作について説明する。図2および図3は、ハイブリッドECU70により実行されるHAC解除時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、路面勾配が所定値以上である走行路で停止したときに運転者により更にブレーキペダル85が踏み込まれたことによりヒルアシスト制御が開始されて所定のHACフラグがオンされているときに、運転者によりアクセルペダル83が踏み込まれると、所定時間毎(例えば、数msec毎)に実行される。
図2および図3のルーチンの開始に際して、ハイブリッドECU70のCPU72は、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ87からの車速V、前後Gセンサ88からの前後加速度α、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2、バッテリ50の充電に要求される充電電力またはバッテリ50から放電させるべき放電電力である充放電要求パワーPb*、バッテリ50の充電に許容される電力である充電許容電力としての入力制限Winおよびその放電に許容される電力である放電許容電力としての出力制限Wout、勾配センサ89からの路面勾配θ、ブレーキユニット90によりハイブリッド自動車20に付与されているブレーキトルクBT、所定のフラグFの値といった制御に必要なデータの入力処理を実行する(ステップS100)。ここで、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2は、モータECU40から通信により入力するものとした。また、充放電要求パワーPb*や入出力制限Win,Woutは、バッテリECU52から通信により入力するものとした。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、バッテリ温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定すると共に、バッテリ50の残容量(SOC)に基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。図4にバッテリ温度Tbと入出力制限Win,Woutとの関係の一例を示し、図5にバッテリ50の残容量(SOC)と入出力制限Win,Woutの補正係数との関係の一例を示す。また、ブレーキトルクBTは、ホイールシリンダ圧センサ94a〜94dの検出値に基づいて求められるブレーキアクチュエータ92から駆動輪39a,39bや車輪39c,39dに付与されている制動用のトルクを車軸としてのリングギヤ軸32aに出力されるトルクに換算したものであり、ブレーキECU95により計算されたものを通信により入力するものとした。なお、本ルーチンはアクセルペダル83がオンされたときに実行されるものであり、ブレーキトルクBTは、アクセルオンに応じた駆動トルクに抗するものとなるので、ここでは、ブレーキトルクBTが負の値を示すものとする。
ステップS100のデータ入力処理の後、入力したブレーキトルクBTが値0未満であるか、すなわちハイブリッド自動車20に対してブレーキユニット90により制動力が付与されているか否かを判定し(ステップS110)、入力したブレーキトルクBTが値0未満であれば、更にフラグFが値0であるか否かを判定する(ステップS120)。そして、フラグFが値0であれば、当該フラグFを値1に設定した上で(ステップS130)、ステップS100にて入力した路面勾配θに基づいて現在の走行路上でハイブリッド自動車20を静止させるのに必要なブレーキトルク(リングギヤ軸32aに出力されるトルクに換算された負の値)である釣合トルクTbを設定する(ステップS140)。実施例では、路面勾配θと釣合トルクTbとの関係を予め定めた釣合トルク設定用マップがROM74に記憶されており、釣合トルクTbとしては、与えられた路面勾配θに対応したものが当該マップから導出・設定される。なお、ステップS130にて一旦フラグFが値1に設定されると、以後、ステップS120にてフラグFが値1であると判断されてステップS130およびS140の処理はスキップされる。続いて、ステップS100にて入力したブレーキトルクBTが釣合トルクTbよりも小さいか、すなわち釣合トルクTbよりも制動力として大きいか否かを判定し(ステップS150)、ブレーキトルクBTが釣合トルクTbよりも小さければ、更にステップS100にて入力した前後加速度αが値0以上であるか否かを判定する(ステップS160)。ステップS160にて前後加速度αが値0以上であると判断された場合、現在の走行路が登坂路であってもハイブリッド自動車20のずり下がりが生じていないことになる。従って、この場合には、車軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべきトルクの目標値である要求トルクTr*を前回値(本ルーチンの1回目の実行時には値0)に設定(維持)する(ステップS170)。これに対して、ステップS160にて前後加速度αが値0未満であると判断された場合、現在の走行路が登坂路であるときにハイブリッド自動車20のずり下がりが生じていることになる。従って、この場合には、要求トルクTr*の前回値に予め定められた比較的小さな値であるトルク増加分dtを加算した値と、予め定められた制限値Trlimとのうちの小さい方の値を要求トルクTr*として設定する(ステップS180)。ステップS180にて用いられる制限値Trlimは、車軸としてのリングギヤ軸32aの回転が停止された(ロックされた)状態でモータMG2にトルクを出力させたときにモータMG2が過熱するおそれのないトルク値として定められる。
こうしてステップS170またはS180にて要求トルクTr*を設定したならば、ブレーキユニット90(ブレーキアクチュエータ92)に出力させるべき目標ブレーキトルクBT*の前回値に予め定められた正の値であるトルク減少分dBTを加算した値を目標ブレーキトルクBT*として設定する(ステップS190)。トルク減少分dBTは、発進時におけるずり下がりや飛び出しを生じないようにブレーキユニット90による制動力を値0まで漸減させるべくブレーキアクチュエータ92の応答性を考慮して予め定められる。目標ブレーキトルクBT*を設定したならば、エンジン22が運転されているか否かを判定し(ステップS200)、エンジン22が運転されていれば、エンジン22が実質的にトルクの出力を行なうことなく自立運転されるように、エンジン22の目標回転数Ne*を所定の回転数N1(例えば1000〜1200rpmのアイドル時の回転数)に設定すると共に目標トルクTe*を値0に設定する(ステップS210)。また、エンジン22が運転されていなければ、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを値0に設定する(ステップS220)。そして、モータMG1に対するトルク指令Tm1*を値0に設定し(ステップS230)、次いで、バッテリ50の入力制限Winと出力制限WoutとをステップS100にて入力したモータMG2の回転数Nm2でそれぞれ除することによりモータMG2から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tmin,Tmaxを計算する(ステップS240)。更に、ステップS170またはS180にて設定した要求トルクTr*を減速ギヤ35のギヤ比Grで除することによりモータMG2から出力すべきトルクとしての仮モータトルクTm2tmpを計算し(ステップS250)、モータMG2のトルク指令Tm2*をステップS240にて計算したトルク制限Tmin,Tmaxで仮モータトルクTm2tmpを制限した値として設定する(ステップS260)。このようにしてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定することにより、モータMG2に出力させるトルクをバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で制限したトルクとして設定することができる。こうして目標ブレーキトルクBT*やエンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*、モータMG1,MG2に対するトルク指令Tm1*,Tm2*を設定したならば、目標ブレーキトルクBT*をブレーキECU95に、目標回転数Ne*および目標トルクTe*をエンジンECU24に、トルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40にそれぞれ送信する(ステップS270)。目標ブレーキトルクBT*を受信したブレーキECU95は、目標ブレーキトルクBT*に応じた制動用のトルクが駆動輪39a,39bや他の車輪39c,39dに付与されるようにブレーキアクチュエータ92を制御し、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを得るための制御を実行する。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*,Tm2*に従ってモータMG1,MG2が駆動されるようにインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。ステップS270の送信処理の後、再度ステップS100以降の処理が実行され、ステップS110およびS150にて肯定判断がなされた場合には、上述のステップS160〜S270の処理が繰り返し実行されることになる。
一方、ステップS110にて肯定判断がなされた後に、ステップS150にてブレーキトルクBTが釣合トルクTb以上であると判断された場合には、上述のステップS190と同様にして目標ブレーキトルクBT*を設定した上で(ステップS280)、車軸としてのリングギヤ軸32aに現在出力されているトルクに相当する要求トルクTr*の前回値が上述のステップS140にて設定された釣合トルクTbの絶対値未満であるか否かを判定する(ステップS290)。ステップS290にて要求トルクTr*の前回値が釣合トルクTbの絶対値未満であると判断された場合には、要求トルクTr*の前回値から上記トルク減少分dBTとステップS100にて入力したアクセル開度Accに応じて定まる係数k(Acc)との積を減じた値を要求トルクTr*として設定する(ステップS300)。ここで、実施例では、アクセル開度Accと係数k(Acc)との関係を予め定めた係数設定用マップがROM74に記憶されており、係数k(Acc)としては、与えられたアクセル開度Accに対応したものが当該マップから導出・設定される。この係数設定用マップは、例えばアクセル開度Accが比較的小さい場合には係数k(Acc)を値1とすると共にアクセル開度Accが比較的大きいときには係数k(Acc)を1以上の値に設定するものとして作成され、これにより、アクセル開度Accが比較的大きく運転者により要求されている加速度が比較的大きい場合に、要求トルクTr*を運転者の要求に応じて大きく設定することが可能となる。これに対して、ステップS290にて要求トルクTr*の前回値が釣合トルクTbの絶対値以上であると判断された場合には、図6に例示するような通常駆動制御時用の要求トルク設定用マップからステップS100にて入力したアクセル開度Accおよび車速Vに対応するトルク(要求駆動力)として得られる値f(Acc,V)とステップS290にて設定された目標ブレーキトルクBT*との和を要求トルクTr*として設定する(ステップS310)。こうしてステップS300またはステップS310にて要求トルクTr*を設定したならば、ハイブリッド自動車20に対して要求されている要求パワーP*を要求トルクTr*にリングギヤ軸32aの回転数Nrを乗じたものと充放電要求パワーPb*とロスLossとの総和として計算する(ステップS320)。なお、リングギヤ軸32aの回転数Nrは、図示するようにモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除するか、あるいは車速Vに換算係数kを乗じることによって求めることができる。
続いて、エンジン22が運転されているか否かを判定し(ステップS330)、エンジン22が運転されていれば、ステップS320にて設定した要求パワーP*に基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する(ステップS340)。実施例では、ステップS340において、予め定められたエンジン22を効率よく動作させるための動作ラインと要求パワーP*とに基づいてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定するものとした。図7に、エンジン22の動作ラインと目標回転数Ne*と目標トルクTe*との相関曲線とを例示する。同図に示すように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、動作ラインと要求パワーP*(Ne*×Te*)が一定となることを示す相関曲線との交点から求めることができる。そして、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定したならば、ステップS340にて設定した目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(Nm2/Gr)と動力分配統合機構30のギヤ比ρ(サンギヤ31の歯数/リングギヤ32の歯数)とを用いて次式(1)に従いモータMG1の目標回転数Nm1*を計算した上で、計算した目標回転数Nm1*と現在の回転数Nm1とに基づく式(2)の計算を実行してモータMG1のトルク指令Tm1*を設定する(ステップS350)。ここで、式(1)は、動力分配統合機構30の回転要素に対する力学的な関係式である。また、動力分配統合機構30の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図を図8に例示する。図中、左側のS軸はモータMG1の回転数Nm1に一致するサンギヤ31の回転数を示し、中央のC軸はエンジン22の回転数Neに一致するキャリア34の回転数を示し、右側のR軸はモータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで除したリングギヤ32の回転数Nrを示す。また、R軸上の2つの太線矢印は、モータMG1からトルクTm1を出力したときにこのトルク出力によりリングギヤ軸32aに作用するトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2が減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。モータMG1の目標回転数Nm1*を求めるための式(1)は、この共線図における回転数の関係を用いれば容易に導出することができる。そして、式(2)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(2)中、右辺第2項の「k1」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「k2」は積分項のゲインである。モータMG1のトルク指令Tm1*を設定したならば、バッテリ50の入出力制限Win,Woutと、S350にて設定したモータMG1のトルク指令Tm1*と現在のモータMG1の回転数Nm1との積として得られるモータMG1の消費電力(発電電力)との偏差をモータMG2の回転数Nm2で除することによりモータMG2から出力してもよいトルクの上下限としてのトルク制限Tmin,Tmaxを次式(3)および式(4)に従い計算する(ステップS360)。更に、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρと減速ギヤ35のギヤ比Grとを用いてモータMG2から出力すべきトルクとしての仮モータトルクTm2tmpを次式(5)に従い計算し(ステップS370)、モータMG2のトルク指令Tm2*をステップS360にて計算したトルク制限Tmin,Tmaxで仮モータトルクTm2tmpを制限した値として設定する(ステップS260)。そして、目標ブレーキトルクBT*をブレーキECU95に、目標回転数Ne*および目標トルクTe*をエンジンECU24に、トルク指令Tm1*,Tm2*をモータECU40にそれぞれ送信する(ステップS270)。また、ステップS330にてエンジン22が運転されていないと判断された場合には、上述のステップS220〜S250と同様の処理であるステップS380〜S410の処理を実行した上で、上記ステップS260およびS270の処理を実行する。ステップS270の送信処理の後、再度ステップS100以降の処理が実行され、ステップS110にて肯定判断がなされると共にステップS150にて否定判断がなされた場合には、上述のステップS280〜S410,S260およびS270の処理が繰り返し実行されることになる。そして、図2のステップS110においてブレーキトルクBTが値0以上であると、すなわちヒルアシスト制御の実行に伴ってブレーキユニット90により出力されていた制動力が解除されたと判断された時点で、フラグFを値0に設定すると共にHACフラグをオフし、更に通常時用の駆動制御ルーチンの実行を指定するための通常駆動制御フラグをオンし(ステップS420)、本ルーチンを終了させる。
Nm1*=Ne*・(1+ρ)/ρ-Nm2/(Gr・ρ) …(1)
Tm1*=前回Tm1*+k1(Nm1*-Nm1)+k2∫(Nm1*-Nm1)dt …(2)
Tmin=(Win-Tm1*・Nm1)/Nm2 …(3)
Tmax=(Wout-Tm1*・Nm1)/Nm2 …(4)
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr …(5)
上述したHAC解除時制御ルーチンが実行されたときのリングギヤ軸32aに出力される駆動トルクやブレーキユニット90によるブレーキトルク等の時間的推移、各種フラグの設定状態等を図9のタイムチャートに例示する。同図に示すように、HACフラグがオンされている状態でアクセルペダル83が踏み込まれると、その時点(図9における時刻t0)からブレーキユニット90によるブレーキトルクが比例的に漸減させられる。また、ブレーキユニット90によるブレーキトルクが釣合トルクTbに減少(制動力としての減少)する(値として大きくなる)までの間、エンジン22およびモータMG2の少なくとも何れか一方により車軸としてのリングギヤ軸32aに出力される駆動トルクは、基本的には値0とされ、現在の走行路が登坂路であってハイブリッド自動車20のずり下がりが生じているような場合には、上述の制限値Trlimを上限としてハイブリッド自動車20のずり下がりを抑制するための駆動トルクがモータMG2によって出力されることになる(図9における二点鎖線参照)。更に、ブレーキユニット90によるブレーキトルクが釣合トルクTbまで減少すると、その時点(図9における時刻t1)から、エンジン22およびモータMG2の少なくとも何れか一方から車軸としてのリングギヤ軸32aに出力される駆動トルクがブレーキユニット90によるブレーキトルクの減少分(dBT)に基づく増加分だけ増加するようにエンジン22とモータMG1,MG2とが制御されるようになる。この際、実施例では、運転者によるアクセル操作量に基づく係数k(Acc)と上記トルク減少分dBTとの積が駆動トルクの増加分として設定されることになるので、アクセル開度Accが比較的大きく運転者により要求されている加速度が比較的大きい場合に、駆動トルクを運転者の要求に応じて大きく設定することが可能となる。また、エンジン22およびモータMG2の少なくとも何れか一方によって車軸としてのリングギヤ軸32aに出力される駆動トルクが上記釣合トルクTbの絶対値まで増加すると、その時点(図2における時刻t2またはt2′)から、エンジン22およびモータMG2の少なくとも何れか一方から車軸としてのリングギヤ軸32aに出力される駆動トルクとブレーキユニット90によるブレーキトルクとの和が通常駆動制御時用の要求トルク設定用マップからアクセル開度Accおよび車速Vに対応するトルクとして得られる要求駆動力としての値f(Acc,V)になるようにエンジン22とモータMG1,MG2とブレーキユニット90が制御されるようになる。この際、ブレーキユニット90によるブレーキトルクを(制動力として)減少させるということは、実質的に車軸としてのリングギヤ軸32aに出力する駆動トルクを増加させることに相当することから、通常駆動制御時用の要求トルク設定用マップから得られる要求駆動力としての値f(Acc,V)によっては、図9において二点鎖線で示すように、エンジン22およびモータMG2の少なくとも何れか一方から車軸としてのリングギヤ軸32aに出力される駆動トルクの増加が抑えられることもある。そして、ブレーキユニット90によるブレーキトルクが値0になると、その時点(図9における時刻t3)でHACフラグがオフされると共に通常駆動制御フラグがオンされ、通常時用の駆動制御ルーチンの実行が開始されることになる。
以上説明したように、実施例のハイブリッド自動車20では、例えば路面勾配が所定値以上である走行路で停止したときに運転者により更にブレーキペダル85が踏み込まれるといったような所定条件の成立に伴ってブレーキペダル85の操作の有無に拘わらずブレーキユニット90によりブレーキトルクが出力されて停止しているときに、アクセルオンによるブレーキユニット90のブレーキトルクの解除要求がなされた場合、基本的に、ブレーキユニット90による制動力が漸減して値0となると共にエンジン22およびモータMG2の少なくとも何れか一方から車軸としてのリングギヤ軸32aに出力される駆動トルクがブレーキユニット90によるブレーキトルクの減少分dBTに基づく増加分だけ増加するようにエンジン22とモータMG2とブレーキユニット90とが制御される。これにより、ハイブリッド自動車20では、ブレーキペダル85の操作の有無に拘わらずブレーキユニット90によりブレーキトルクが出力されて停止しているときに、ずり下がりや飛び出しを良好に抑制してスムースな発進を可能としながらブレーキユニット90によるブレーキトルクを解除することができる。
また、実施例のハイブリッド自動車20では、ブレーキユニット90によるブレーキトルクが閾値としての釣合トルクTbに減少するまでの間、エンジン22およびモータMG2の少なくとも何れか一方から車軸としてのリングギヤ軸32aに出力される駆動トルクが所定値Trlim以下となるようにエンジン22とモータMG1,MG2とが制御される。このように、ブレーキユニット90によるブレーキトルクがある程度大きい間、エンジン22およびモータMG2の少なくとも何れか一方からリングギヤ軸32aに出力される駆動トルクを所定値Trlim以下に制限すれば、無駄な動力の出力を抑制すると共に、リングギヤ軸32aの回転が停止している状態でモータMG2に大きなトルクを出力させて過熱させてしまうことを抑制することが可能となる。そして、上記実施例のように、釣合トルクTbを走行路の路面勾配θに基づいて設定すれば、閾値としての釣合トルクTbをより適正に定めると共に、エンジン22やモータMG2による駆動トルクの出力を制限する期間をより適正なものとすることが可能となる。
更に、実施例のハイブリッド自動車20では、ブレーキユニット90によるブレーキトルクが路面勾配θに基づく釣合トルクTbまで減少した後、ブレーキユニット90によるブレーキトルクが値0になるまでの間、エンジン22およびモータMG2の少なくとも何れか一方から車軸としてのリングギヤ軸32aに出力される駆動トルク(要求トルクTr*)とブレーキユニット90によるブレーキトルク(BT*)との和が、通常駆動制御時用の要求トルク設定用マップからアクセル開度Accおよび車速Vに対応するトルク(要求駆動力)として得られる値f(Acc,V)となるようにエンジン22とモータMG1,MG2とブレーキユニット90とが制御される。これにより、ブレーキペダル85を介した制動要求操作の有無に拘わらずブレーキユニット90によりブレーキトルクが出力されて停止している状態での発進に際して、いわゆるもたつき感や飛び出し感を抑制しながら運転者により要求されている加速を実現することが可能となる。ただし、このようにエンジン22およびモータMG2の少なくとも何れか一方による駆動トルクとブレーキユニット90によるブレーキトルクとの和が、通常駆動制御時用の要求トルク設定用マップから得られるトルク(要求駆動力)となるようにエンジン22とモータMG1,MG2とブレーキユニット90とを制御する代わりに、ブレーキユニット90による制動力が走行路の路面勾配θに基づく閾値としての釣合トルクTbまで減少した後、ブレーキユニット90によるブレーキトルクが値0になるまでの間、エンジン22およびモータMG2の少なくとも何れか一方から車軸としてのリングギヤ軸32aに出力される駆動トルクとブレーキユニット90によるブレーキトルクとの和が走行路の路面勾配θに基づくレートで増加するようにエンジン22とモータMG1,MG2とブレーキユニット90とを制御してもよい。これにより、ブレーキペダル85を介した制動要求操作の有無に拘わらずブレーキユニット90によりブレーキトルクが出力されて停止している状態での発進に際して、走行路の路面勾配θの程度に拘わらず、良好な発進加速性能を確保することが可能となる。この場合には、路面勾配θと当該レートとの関係を予めレート設定用マップとして定めておけばよい。
また、上記実施例では、ブレーキユニット90によるブレーキトルクを釣合トルクTbまで減少させる間、現在の走行路が登坂路であってハイブリッド自動車20のずり下がりが生じているような場合に、制限値Trlimを上限としてハイブリッド自動車20のずり下がりを抑制するための駆動トルクをモータMG2に出力させているが、これに限られるものではない。すなわち、図2のステップS200にてエンジン22が運転されていると判断された場合には、図3のステップS340〜S370等と同様の処理を実行して、ハイブリッド自動車20のずり下がりを抑制するための駆動トルクをエンジン22に、あるいはエンジン22とモータMG2との双方に出力させてもよい。
更に、上述のハイブリッド自動車20では、車軸としてのリングギヤ軸32aとモータMG2とがモータMG2の回転数を減速してリングギヤ軸32aに伝達する減速ギヤ35を介して連結されているが、減速ギヤ35の代わりに、例えばHi,Loの2段の変速段あるいは3段以上の変速段を有し、モータMG2の回転数を変速してリングギヤ軸32aに伝達する変速機を採用してもよい。
また、上記ハイブリッド自動車20は、モータMG2の動力を減速ギヤ35により減速して車軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものであるが、本発明の適用対象は、これに限られるものではない。すなわち、本発明は、図10に示す変形例としてのハイブリッド自動車120のように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aに接続された車軸(駆動輪39a,39bが接続された車軸)とは異なる車軸(図10における車輪39c,39dに接続された車軸)に出力するものに適用されてもよい。更に、実施例のハイブリッド自動車20は、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪39a,39bに接続された車軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものであるが、本発明の適用対象は、これに限られるものでもない。すなわち、本発明は、図11に示す変形例としてのハイブリッド自動車220のように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪39a,39bに動力を出力する車軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を車軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えたものに適用されてもよい。
ここで、上記実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明しておく。すなわち、上記実施例では、3軸式の動力分配統合機構30あるいは対ロータ電動機230を介してリングギヤ軸32aに接続されたエンジン22が「内燃機関」に相当し、減速ギヤ35を介してリングギヤ軸32aに機械的に接続されるか、あるいは駆動輪39a,39bが接続された車軸(図10参照)とは異なる車軸に接続されたモータMG2あるいは対ロータ電動機230が「電動機」に相当し、ブレーキECU95によって運転者によるブレーキペダル85の踏み込み操作とは無関係に駆動輪39a,39bや他の車輪39c,39dに制動用のトルクが作用するように制御されるブレーキアクチュエータ92を含むブレーキユニット90が「制動手段」に相当し、ブレーキユニット90による制動力が漸減して値0となると共にエンジン22およびモータMG2の少なくとも何れか一方から車軸としてのリングギヤ軸32aに出力される駆動トルクがブレーキユニット90によるブレーキトルクの減少分dBTに基づく増加分だけ増加するようにエンジン22とモータMG1,MG2とブレーキユニット90とを制御するハイブリッドECU70等が「制動解除時制御手段」に相当する。また、通常駆動制御時用の要求トルク設定用マップからアクセル開度Accおよび車速Vに対応するトルクとして得られる値f(Acc,V)を設定するハイブリッドECU70が「要求駆動力設定手段」に相当し、バッテリ50が「蓄電手段」に相当し、モータMG1あるいは対ロータ電動機230が「発電手段」に相当し、動力分配統合機構30が「3軸式動力入出力手段」に相当する。なお、これら実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。すなわち、実施例はあくまで課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎず、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の解釈は、その欄の記載に基づいて行なわれるべきものである。
以上、実施例を用いて本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記各実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々な変更をなし得ることはいうまでもない。
本発明の実施例に係るハイブリッド自動車20の概略構成図である。 実施例のハイブリッドECU70により実行されるHAC解除時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 実施例のハイブリッドECU70により実行されるHAC解除時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 バッテリ50におけるバッテリ温度Tbと入出力制限Win,Woutとの関係の一例を示す説明図である。 バッテリ50の残容量(SOC)と入出力制限Win,Woutの補正係数との関係の一例を示す説明図である。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の動作ラインと目標回転数Ne*と目標トルクTe*との相関曲線とを例示する説明図である。 動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図の一例を示す説明図である。 図2および図3のHAC解除時制御ルーチンが実行されたときのリングギヤ軸32aに出力される駆動トルクやブレーキユニット90によるブレーキトルク等の時間的推移や各種フラグの設定状態等を例示するタイムチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の概略構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の概略構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、37 ギヤ機構、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、39c,39d 車輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(ハイブリッドECU)、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、87 車速センサ、88 前後Gセンサ、89 勾配センサ、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ、234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。

Claims (8)

  1. 車軸に動力を出力可能な内燃機関と、
    前記車軸または該車軸とは異なる第2の車軸に動力を出力可能な電動機と、
    運転者による制動要求操作の有無に拘わらず制動力を出力可能な制動手段と、
    所定条件の成立に伴って前記制動要求操作の有無に拘わらず前記制動手段により制動力が出力されて停止しているときに該制動手段による制動力の解除要求がなされた場合に、前記制動手段による制動力が漸減して値0となると共に前記内燃機関および前記電動機の少なくとも何れか一方から前記車軸に出力される動力が該制動手段による制動力の減少分に基づく増加分だけ増加するように前記内燃機関と前記電動機と前記制動手段とを制御する制動解除時制御手段と、
    を備えるハイブリッド自動車。
  2. 前記制動解除時制御手段は、前記制動手段による制動力が所定の閾値に減少するまでの間、前記内燃機関および前記電動機の少なくとも何れか一方から前記車軸に出力される動力が所定値以下となるように前記内燃機関と前記電動機とを制御する請求項1に記載のハイブリッド自動車。
  3. 前記閾値は、走行路の路面勾配に基づいて設定される請求項2に記載のハイブリッド自動車。
  4. 請求項2または3に記載のハイブリッド自動車において、
    運転者の操作に基づいて走行に要求される要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段を更に備え、
    前記制動解除時制御手段は、前記制動手段による制動力が走行路の路面勾配に基づく閾値まで減少した後、前記制動手段による制動力が値0になるまでの間に、前記内燃機関および前記電動機の少なくとも何れか一方から前記車軸に出力される動力に基づく力と前記制動手段による制動力との和が前記設定された要求駆動力となるように前記内燃機関と前記電動機と前記制動手段とを制御するハイブリッド自動車。
  5. 請求項2または3に記載のハイブリッド自動車において、
    前記制動解除時制御手段は、前記制動手段による制動力が走行路の路面勾配に基づく閾値まで減少した後、前記制動手段による制動力が値0になるまでの間に、前記内燃機関および前記電動機の少なくとも何れか一方から前記車軸に出力される動力に基づく力と前記制動手段による制動力との和が走行路の路面勾配に基づくレートで増加するように前記内燃機関と前記電動機と前記制動手段とを制御するハイブリッド自動車。
  6. 請求項1から5の何れかに記載のハイブリッド自動車において、
    前記電動機と電力をやり取り可能な蓄電手段と、前記内燃機関からの動力を用いて発電可能であると共に前記蓄電手段と電力をやり取り可能な発電手段とを更に備えるハイブリッド自動車。
  7. 請求項6に記載のハイブリッド自動車において、
    前記車軸と前記内燃機関の出力軸と回転可能な回転軸とに接続され、これら3軸のうちの何れか2軸に入出力される動力に基づいて定まる動力を残余の軸に入出力する3軸式動力入出力手段を更に備え、前記発電手段は、前記回転軸に動力を入出力可能な発電用電動機であるハイブリッド自動車。
  8. 車軸に動力を出力可能な内燃機関と、前記車軸または該車軸とは異なる第2の車軸に動力を出力可能な電動機と、運転者による制動要求操作の有無に拘わらず制動力を出力可能な制動手段とを備えるハイブリッド自動車の制御方法であって、
    所定条件の成立に伴って前記制動要求操作の有無に拘わらず前記制動手段により制動力が出力されて停止しているときに該制動手段による制動力の解除要求がなされた場合に、前記制動手段による制動力が漸減して値0となると共に前記内燃機関および前記電動機の少なくとも何れか一方から前記車軸に出力される動力が該制動手段による制動力の減少分に基づく増加分だけ増加するように前記内燃機関と前記電動機と前記制動手段とを制御する、
    ハイブリッド自動車の制御方法。
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