JP2008100178A - 汚水処理システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】油性汚水のBODを20ppm以下まで低下させる。
【解決手段】下水道の汚水を浄化処理する汚水処理システムにおいて、下水道の汚水が供給され、これを処理する第1の処理槽62と、第1の処理槽62により処理されて排出される処理水、又は第1の処理槽62へ供給される前の汚水が接触される活性炭とを備え、第1の処理槽62は、天然の通気性材料からなる外装体11と、外装体11内部に充填される充填材22と、外装体11内部に含められる好気性菌および嫌気性菌と、好気性菌及び嫌気性菌を含む微生物を担持させるための多孔質材料からなる微生物担体12とを有し、外装体11は、ヤシガラ繊維であり、充填材22は、おが屑であり、微生物担体223は、炭である油性汚水処理用浮体1を、供給された汚水に浮遊させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、汚水処理システム及び方法に関し、特に浄化槽内に停留された油性汚水を処理する際に好適な汚水処理システム及び方法に関する。
下水道法では、一般にグリストラップと呼ばれる浄化槽の設置を飲食業者に義務付けている。浄化槽に油脂類を含んだ汚水が流入し、浄化槽内に溜まった廃食油中の油脂類や汚泥は浄化槽内に滞留し、残りの汚水はトラップ管を経て排水されている。浄化槽の表面に滞留した油脂類等は、時間の経過に応じて嫌気性菌の活動に伴って腐敗する。油脂類の分解性生物であるアンモニアや硫化水素は悪臭の原因ともなる。このように、浄化槽のスラッジをそのまま放置すると、厨房内環境が悪化し、衛生面においても深刻な問題となり得る。
このため、従来においては、この浄化槽内のスラッジを、手作業で定期的に汲み取り、これを廃棄していた。しかしながら、かかる廃棄に伴う作業員の労力は過大なものであり、またこれに伴うコストも増加してしまうという問題点があった。
このような問題点を解消するため、微生物を用いたグリストラップ中の廃油脂を処理する処理装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。この提案された処理装置では、いずれも廃油脂分解用に好気性微生物を使用するものであり、かかる好気性微生物の活動を高めるべく、曝気ユニットを備えている。
また、親油性及び多孔質の発泡シート等を加工した袋に、好気性微生物(汚水処理用種菌)を封入した汚水処理用容器も提案されている(例えば、特許文献3参照。)。この汚水処理用容器の表面に、複数の小孔を設け、そこから汚水が浸入する構成とされている。このとき、悪臭の抑制や廃油脂の分解を効率よく実行すべく、曝気ユニットによる曝気を同時に実行するようにしてもよい。
特開2000−325938号公報 特開2002−86173号公報 特開2000−355634号公報 埼玉県環境防災部 工場・事業場等排水の水質規制(水質汚濁防止法・埼玉県生活環境保全条例 濃度規制)
ところで、近年において、水質汚濁を防止する観点から、BOD(Biochemical Oxigen Demand :生物化学的酸素要求量)を20ppm以下にすべきであるとの要請が高まっている(例えば、非特許文献1参照。)。
BODとは、水中の有機物(汚れの原因)を微生物(好気性微生物)が分解するのに使われた酸素の量のことで、有機物による水の汚れを示す代表的な指標である。従来の下水処理システムにおいては、このBODを70ppm程度まで減らすことは可能であるが、20ppm以下まで減らすことができず、上述した基準を満たすことができないという問題点があった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、油性汚水のBODを20ppm以下まで低下させることが可能な汚水処理システム及び方法を提案することにある。
本発明を適用した汚水処理システムは、上述した課題を解決するために、下水道の汚水を浄化処理する汚水処理システムにおいて、上記下水道の汚水が供給され、これを処理する第1の処理槽と、上記第1の処理槽により処理されて排出される処理水、又は上記第1の処理槽へ供給される前の汚水が接触される活性炭とを備え、上記第1の処理槽は、天然の通気性材料からなる外装体と、上記外装体内部に充填される充填材と、上記外装体内部に含められる好気性菌および嫌気性菌と、上記好気性菌及び上記嫌気性菌を含む微生物を担持させるための多孔質材料からなる微生物担体とを有し、上記外装体は、ヤシガラ繊維であり、上記充填材は、おが屑であり、上記微生物担体は、炭である油性汚水処理用浮体を、上記供給された汚水に浮遊させてなることを特徴とする。
また本発明を適用した汚水処理システムは、上述した課題を解決するために、下水道の汚水を浄化処理する汚水処理システムにおいて、上記下水道の汚水が供給され、これを処理する第1の処理槽を備え、上記第1の処理槽は、天然の通気性材料からなる外装体と、上記外装体内部に充填される充填材と、上記外装体内部に含められる好気性菌および嫌気性菌と、上記好気性菌及び上記嫌気性菌を含む微生物を担持させるための多孔質材料からなる微生物担体とを有し、上記外装体は、ヤシガラ繊維であり、上記充填材は、おが屑であり、上記微生物担体は、炭である油性汚水処理用浮体を、上記供給された汚水に浮遊させてなり、その底面には、活性炭が敷設されてなることを特徴とする。
また本発明を適用した汚水処理方法は、上述した課題を解決するために、下水道の汚水を浄化処理する汚水処理方法において、上記下水道の汚水を第1の処理槽に供給し、これを処理する第1の処理工程と、上記第1の処理工程における第1の処理槽により処理されて排出される処理水、又は上記第1の処理槽へ供給される前の汚水を活性炭に接触させる活性炭接触工程とを有し、上記第1の処理工程では、天然の通気性材料からなる外装体と、上記外装体内部に充填される充填材と、上記外装体内部に含められる好気性菌および嫌気性菌と、上記好気性菌及び上記嫌気性菌を含む微生物を担持させるための多孔質材料からなる微生物担体とを有し、上記外装体は、ヤシガラ繊維であり、上記充填材は、おが屑であり、上記微生物担体は、炭である油性汚水処理用浮体を、上記第1の処理槽に供給された汚水に浮遊させることを特徴とする。
また本発明を適用した汚水処理方法は、上述した課題を解決するために、下水道の汚水を浄化処理する汚水処理方法において、上記下水道の汚水を第1の処理槽に供給し、これを処理する第1の処理工程を有し、上記第1の処理工程では、天然の通気性材料からなる外装体と、上記外装体内部に充填される充填材と、上記外装体内部に含められる好気性菌および嫌気性菌と、上記好気性菌及び上記嫌気性菌を含む微生物を担持させるための多孔質材料からなる微生物担体とを有し、上記外装体はヤシガラ繊維であり、上記充填材はおが屑であり、上記微生物担体は炭である油性汚水処理用浮体を、上記第1の処理槽に供給された汚水に浮遊させ、上記第1の処理槽の底面には、活性炭を敷設させることを特徴とする。
上述した構成からなる本発明では、前段において処理された油性汚水のBODを70ppm程度から20ppm以下まで低下させることが可能となる。
特に本発明では、化学薬品を利用することなく、あくまで自然の力を利用して有機物を除去することができることから、排水を果樹園や農地等に有効利用することができ、より環境に配慮したシステムにすることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、浄化槽内に停留された油性汚水を処理する汚水処理システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態としての汚水処理システム5の構成例を示している。この汚水処理システム5では、下水道の汚水を通過させるための活性炭フィルター51と、この活性炭フィルター51を通過した汚水が供給される第1の処理槽62とを備えている。この汚水処理システム5は、前段において周知技術によりBODが70ppm程度まで希釈化された汚水を、後段においてBODをさらに20ppm程度まで希釈化させることを目的として設けられたものである。即ち、この汚水処理システム5は、前段において既にBODが70ppm程度まで希釈された状態にある汚水が供給されてくることを前提とするが、本発明はこれに限定されるものではない。
活性炭フィルター51は、図1に示すような活性炭61を複数個に亘りまとめて一つのフィルター状に構成したものである。この活性炭フィルター51を構成する活性炭61は、広葉樹の炭を利用する。この広葉樹の例としては、例えばナラ、アベマキ、クヌギ等のブナ科の落葉広葉樹等があり、特にナラが入手容易性の観点から望ましいものといえる。特に広葉樹は、浸水による形状の劣化に強いため好ましいものといえる。
ちなみに、この活性炭フィルター51は、単一の活性炭で構成するようにしてもよい。
このような活性炭フィルター51に対して下水道の汚水を通過させることにより、汚水は、この活性炭フィルター51を構成する活性炭61に接触することになる。その結果、BOD(Biochemical Oxigen Demand :生物化学的酸素要求量)を先ず低減することができる。その理由として、活性炭61は、多孔質構造となっており、微生物等を吸着することができるためである。
第1の処理槽62は、活性炭フィルター51を通過してきた汚水が供給され、これを内部において貯留させる。この第1の処理槽62には、上記貯留された汚水に油性汚水処理用浮体1が浮遊されている。この第1の処理槽62に供給された汚水は、一定時間貯留された後に排出されることになる。
図2は、本発明を適用した油性汚水処理用浮体1の構成を示す斜視図である。また図3は、この油性汚水処理用浮体1の断面構成を示す図である。この油性汚水処理用浮体1は、天然の通気性材料からなる外装体11と、この外装体11内部に充填される充填材22と、外装体内部に含められる好気性菌及び嫌気性菌と、好気性菌及び嫌気性菌を含む微生物を担持させるための多孔質材料からなる微生物担体23と、外装体内部に封入されている油脂分解性の酵素とを有する。この外装体11の周囲は、止め具13で縫い合わされている。
外装体11は、環境に配慮し、天然に存在する通気性材料をそのまま使用したものであり、例えばヤシガラ繊維等の自然界に存在する生物によって構成されるものである。
この外装体11を構成する通気性材料は、空気が通過可能な空隙を有するものである。この外装体11は、浄化槽内における油性汚水に浮遊可能され、また浄化槽内のサイズに応じて最適な形状、大きさに成形加工されてなる。以下の例においては、幅約25cm、長さ約50cm、厚み7mmのヤシガラ繊維を2つ折りにしてたたみ、略正方形状で外装体11を構成した場合を例にとり説明をする。
充填材22は、おが屑、木材チップ片、籾殻、炭素繊維、ピートモス等である。また、この充填材22は、適度な細孔を有していてもよい。この充填材22は、水に浮かせるために、(浮水性)軽比重性材料で構成するようにしてもよい。
微生物担体23は、空気を担持可能な多孔質材料からなる。この微生物担体23は、微生物の生育、増殖を促進させる観点から外装体11内に充填されるものである。微生物担体23を構成する多孔質材料は、廃棄時に環境を配慮する観点から、また良好な微生物の繁殖の場を提供する観点から、このような性質を具備する天然素材で構成されることが望ましい。この微生物担体23を構成する多孔質材料は、例えば炭(消し炭や備長炭を含む)又は軽石である。
外装体11に含められる好気性菌並びに嫌気性菌は、タブレットに圧縮されていてもよいし、また、カプセル等の充填容器内に充填されていてもよい。この充填容器は、水溶性であり、油性汚水処理用浮体1を第1の処理槽62に浮遊させた場合に、その内部に貯水された液体によって溶け出す。その結果、充填容器に充填された好気性菌や嫌気性菌は、外装体11内に徐々に拡散し、場合によっては外装体11外部にも拡散していくことになる。
ちなみに、これら好気性菌および嫌気性菌は、製造および運搬時には、休眠状態であることが望ましい。製造段階において、粉状もしくは液状物質に含まれる休眠状態の菌体を微生物担体に散布し担持させてもよい。または、粒状、包装した粉状もしくは液状物質に含まれる休眠状態の菌体を微生物担体と併せて外装体内部に封入してもよい。
使用する菌には、好気性菌として、酢酸菌、枯草菌(納豆菌)等の好気性Bacillus属細菌、好気性シュードモナス属細菌、イースト菌(サッカロミセス、トルロプシス)、硝酸菌、亜硝酸菌を、嫌気性菌として乳酸菌、メタン菌、鉄細菌、硫酸還元菌、酵母菌、嫌気性シュードモナス属細菌、嫌気性Clostridium属細菌等、嫌気性Bacillus属細菌等、放線菌、酵母菌を利用してもよい。
嫌気性菌は、酸素存在下では発育できない偏性嫌気性菌と、酸素存在下では発育が促進される通性嫌気性菌とに分けられるが、上記好気的環境に基づいて好気性菌および通性嫌気性菌(以下、好気性菌等)による油性汚水の分解を促進させ、好気性菌等による分解に基づいて外装体内部に嫌気的環境を作り出し、この作り出した嫌気的環境に基づいて偏性嫌気性菌による油性汚水の分解を促進させる。
油脂分解性の酵素は、加水分解酵素、例えばリパーゼ等に代表されるものであり、例えば紙類で構成される包装帯により包装された状態で外装体11内に充填される。
本発明では、外装体11としてヤシガラ繊維を、充填材22としておが屑を、微生物担体23として炭を組み合わせて利用する。その結果、これを第1の処理槽62内に浮遊させることにより、内部の汚水を高度に分解することができる。
表1は、外装体11としてヤシガラ繊維を、充填材22としておが屑を、微生物担体23として炭を適用した本発明例と、外装体11としてヤシガラ繊維を、充填材22として木片チップを、微生物担体23として軽石を適用した比較例について、それぞれ、実際のグリストラップ内の動植物油量を分解させる実験を行った結果を示している。
Figure 2008100178
この実験においては、本発明例、比較例それぞれをグリストラップに停留された油性汚水へ浮遊させて放置させた。本発明例としての油性汚水処理用浮体を浮遊開始した日から2週間後に、分解すべき動植物油量をn-ヘキサン抽出量値を介して測定したところ、グリストラップ内部においてn-ヘキサン抽出量値は190000mg/Lであるのに対し、グリストラップ出口では、93mg/Lとなっていた。
これに対して、比較例では、浮遊開始した日から1週間後に、分解すべき動植物油量をn-ヘキサン抽出量値を介して測定したところ、グリストラップ内部においてn-ヘキサン抽出量値は2000mg/Lであるのに対し、グリストラップ出口では、250mg/Lとなっていた。なお、この比較例において、グリストラップ内部におけるn-ヘキサン抽出量値が、本発明例と比較して小さいのは、グリストラップ槽内を予め掃除した状態で実験を開始したためである。
上述のn-ヘキサン抽出量値に着目した場合、本発明例では、グリストラップ出口においてグリストラップ内部の0.0005倍近くまで低減できるのに対して、比較例では、グリストラップ出口においてグリストラップ内部の0.13倍程度までしか低減させることができないことが示されている。このため、本発明例は、この比較例よりも、グリストラップ内の動植物油を高度に分解させることができることから、油性汚水を殆ど透明化させることができる。また、n-ヘキサン抽出量値と同様にBODも同程度まで低下させることができるものと考えられる。
このため、この本発明例を適用した油性汚水処理用浮体1を第1の処理槽62に浮遊させることにより、BODを20ppm程度まで低減させることが可能となる。
因みに、この油性汚水処理用浮体1は、油性汚水を浄化した後、数週間で交換する必要が出てくる。しかし、この油性汚水処理用浮体1は、天然素材で構成されているため、これを処理する際においても可燃物として分別廃棄することができることから、より環境にやさしい構成とすることが可能となる。
なお、本発明を適用した汚水処理システム5は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、例えば、第1の処理槽62の前段に活性炭フィルター51を配設する代わりに、第1の処理槽62の後段に活性炭フィルター51を配設するようにしてもよい。これによっても、BODを20ppm程度まで低減させることが可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態としての汚水処理システム7を示している。
この汚水処理システム7では、第1の処理槽71と、第1の処理槽71から排出された処理水が供給され、これをさらに浄化処理する第2の処理槽72と、第2の処理槽72から排出された処理水が供給され、これをさらに浄化処理する第3の処理槽73とを備えている。この第1の処理槽71、第2の処理槽72、第3の処理槽73とは、それぞれ温室8内において設置され、また互いにパイプを介して側面が連結されてなり、汚水を第1の処理槽71から第3の処理槽73へ向けて流すことができる。汚水処理システム7は、前段において周知技術によりBODが70ppm程度まで希釈化された汚水を、後段においてBODをさらに20ppm程度まで希釈化させることを目的として設けられたものである。即ち、この汚水処理システム7は、前段において既にBODが70ppm程度まで希釈された状態にある汚水が供給されてくることを前提とするが、本発明はこれに限定されるものではない。
第1の処理槽71は、下水道から供給されてきた汚水を一時的に貯留する。この第1の処理槽71に貯留された汚水には、油性汚水処理用浮体1が浮遊されてなる。この第1の処理槽71の底面には、活性炭84が敷設されている。ちなみに、この活性炭84は、活性炭61と同一の構成とされている。
第2の処理槽72は、固着性水生植物81a又は浮標性水生植物81bを処理水中において水生させている。固着性水生植物81aは、抽水植物、浮葉植物、沈水植物等であり、抽水植物とは、茎の下部が水面下にある植物であって、例えば、アシ(ヨシ)マコモ、ガマ、ハス、コウホネ、オモダカ等である。浮葉植物とは、水底に根があり、葉を水面に浮かべているものであり、例えばアサザ、ジュンサイ、オニバス等に代表される。さらに、沈水植物は、水底に根があり、葉は水面下にあるものであり、フサモ、マツモ、クロモ、イバラモ、エビモ等に代表される。
浮漂性水生植物81bとは、浮水植物、浮遊植物等である。浮水植物は、茎や葉が水面上にあり、根が水中に垂れているものであり、例えば、ウキクサ、ホテイアオイ等に代表される。また、浮遊植物は、茎や葉が水面下あり、根がないものであり、例えば、タヌキモ、ムジナモ等である。
第3の処理槽73は、イ草、スゲ、水カンナ等の水生植物82を処理水中において水生させる。この第3の処理槽73において浄化処理された処理水は、その後排出されて、果樹園、農地、水田等の灌漑用水として利用される。
温室8は、温室内の温度を最適に維持することにより、第2の処理槽72における固着性水生植物81aや浮標性水生植物81b、第3の処理槽73における水生植物82の育成を助長させる。実際に、この温室8内をいかなる温度、湿度にコントロールするかは、固着性水生植物81a、浮標性水生植物81b、水生植物82の種類により決定する。
このような構成からなる汚水処理システム7において、先ず第1の処理槽71に供給された汚水は、それに浮遊させている油性汚水処理用浮体1並びに、第1の処理槽71の底面に敷設されている活性炭84により浄化される。その結果、BODを低下させることが可能となる。
特にこの第1の処理槽71において、油性汚水処理用浮体1と吸着能に優れた活性炭84とを並存させる。油性汚水処理用浮体1は、吸着分解に優れていても、多湿度環境下では、短時間で腐食してしまう場合もある。これに対して、活性炭84は、長期的に安定使用が可能となる。このため、これらを並存させることにより、上記効果が増幅され、浄化がより強化されることになる。
ちなみに、この第1の処理槽71に供給された供給水は、〜時間程度貯留されることになることから、これら油性汚水処理用浮体1並びに活性炭84により油性汚水を好適に分解することが可能となる。
次に、この第1の処理槽71において処理された処理水は、第2の処理槽72へと供給され、貯留されることになる。この第2の処理槽72に貯留させた処理水は、固着性水生植物81aや浮標性水生植物81bにより分解されることになる。固着性水生植物81aや浮標性水生植物81bは、根を介して処理水中の有機物を吸い上げることから、処理水のBODを大幅に低下させることが可能となる。
次に、この第2の処理槽72において処理された処理水は、第3の処理槽73へと供給され、貯留されることになる。この第3の処理槽73に貯留させた処理水は、水生植物82により分解されることになる。水生植物82は、根を介して処理水中の有機物を吸い上げることから、処理水のBODを大幅にさらに低下させることが可能となる。
この汚水処理システム7では、油性汚水を透明化させることが可能となり、浄化速度を促進させることが可能となる。即ち、この汚水処理システム7では、バクテリア、藻類、微生物、植物等の活動によって有機物を除去することができる。このとき、化学薬品を利用することなく、あくまで自然の力を利用して有機物を除去することができることから第3の処理槽73からの排水を果樹園や農地等に有効利用することができ、より環境に配慮したシステムにすることが可能となる。また、この汚水処理システム7では、下水を自然の力のみ利用して浄化し、これを自然界に戻すことができ、いわゆる再循環システムへ応用することが可能となる。
なお、この汚水処理システム7では、第3の処理槽73を省略するようにしてもよい。かかる場合には、第2の処理槽73から排出される処理水を果樹園や農地等の用水として供給することになる。また、この汚水処理システム7では、第3の処理槽73に加えて更に第2の処理槽72を省略するようにしてもよい。かかる場合には、第1の処理槽71から排出される処理水を果樹園や農地等の用水として供給することになる。これによっても、処理水のBODを大幅に低下させた状態とすることができるため、有機物を除去した状態でこれを農業用水として再循環させることができる。
本発明の第1の実施の形態としての汚水処理システムの構成例を示す図である。 本発明を適用した油性汚水処理用浮体の構成を示す図である。 本発明を適用した油性汚水処理用浮体の構成を示す他の図である。 本発明の第2の実施の形態としての汚水処理システムの構成例を示す図である。
符号の説明
1 油性汚水処理用浮体
5、7 汚水処理システム
8 温室
11 外装体
12 微生物担体
13 止め具
22 充填材
23 微生物担体
51 活性炭フィルター
61 活性炭
62 第1の処理槽
71 第1の処理槽
72 第2の処理槽
73 第3の処理槽
84 活性炭

Claims (8)

  1. 下水道の汚水を浄化処理する汚水処理システムにおいて、
    上記下水道の汚水が供給され、これを処理する第1の処理槽と、
    上記第1の処理槽により処理されて排出される処理水、又は上記第1の処理槽へ供給される前の汚水が接触される活性炭とを備え、
    上記第1の処理槽は、
    天然の通気性材料からなる外装体と、上記外装体内部に充填される充填材と、上記外装体内部に含められる好気性菌および嫌気性菌と、上記好気性菌及び上記嫌気性菌を含む微生物を担持させるための多孔質材料からなる微生物担体とを有し、上記外装体は、ヤシガラ繊維であり、上記充填材は、おが屑であり、上記微生物担体は、炭である油性汚水処理用浮体を、上記供給された汚水に浮遊させてなること
    を特徴とする汚水処理システム。
  2. 下水道の汚水を浄化処理する汚水処理システムにおいて、
    上記下水道の汚水が供給され、これを処理する第1の処理槽を備え、
    上記第1の処理槽は、天然の通気性材料からなる外装体と、上記外装体内部に充填される充填材と、上記外装体内部に含められる好気性菌および嫌気性菌と、上記好気性菌及び上記嫌気性菌を含む微生物を担持させるための多孔質材料からなる微生物担体とを有し、上記外装体は、ヤシガラ繊維であり、上記充填材は、おが屑であり、上記微生物担体は、炭である油性汚水処理用浮体を、上記供給された汚水に浮遊させてなり、その底面には、活性炭が敷設されてなること
    を特徴とする汚水処理システム。
  3. 上記第1の処理槽から排出された処理水が供給され、これをさらに浄化処理する第2の処理槽をさらに備え、
    上記第2の処理槽は、固着性水生植物又は浮標性水生植物を上記処理水中において水生させてなること
    を特徴とする請求項2記載の汚水処理システム。
  4. 上記第2の処理槽から排出された処理水が供給され、これをさらに浄化処理する第3の処理槽をさらに備え、
    上記第3の処理槽は、イ草、スゲ、水カンナ等の水生植物を上記処理水中において水生させてなること
    を特徴とする請求項3記載の汚水処理システム。
  5. 下水道の汚水を浄化処理する汚水処理方法において、
    上記下水道の汚水を第1の処理槽に供給し、これを処理する第1の処理工程と、
    上記第1の処理工程における第1の処理槽により処理されて排出される処理水、又は上記第1の処理槽へ供給される前の汚水を活性炭に接触させる活性炭接触工程とを有し、
    上記第1の処理工程では、天然の通気性材料からなる外装体と、上記外装体内部に充填される充填材と、上記外装体内部に含められる好気性菌および嫌気性菌と、上記好気性菌及び上記嫌気性菌を含む微生物を担持させるための多孔質材料からなる微生物担体とを有し、上記外装体は、ヤシガラ繊維であり、上記充填材は、おが屑であり、上記微生物担体は、炭である油性汚水処理用浮体を、上記第1の処理槽に供給された汚水に浮遊させること
    を特徴とする汚水処理方法。
  6. 下水道の汚水を浄化処理する汚水処理方法において、
    上記下水道の汚水を第1の処理槽に供給し、これを処理する第1の処理工程を有し、
    上記第1の処理工程では、天然の通気性材料からなる外装体と、上記外装体内部に充填される充填材と、上記外装体内部に含められる好気性菌および嫌気性菌と、上記好気性菌及び上記嫌気性菌を含む微生物を担持させるための多孔質材料からなる微生物担体とを有し、上記外装体はヤシガラ繊維であり、上記充填材はおが屑であり、上記微生物担体は炭である油性汚水処理用浮体を、上記第1の処理槽に供給された汚水に浮遊させ、上記第1の処理槽の底面には、活性炭を敷設させること
    を特徴とする汚水処理方法。
  7. 上記第1の処理槽から排出した処理水を第2の処理槽に供給し、これを処理する第2の処理工程をさらに有し、
    上記第2の処理工程では、固着性水生植物又は浮標性水生植物を上記第2の処理槽に供給された処理水中において水生させること
    を特徴とする請求項6記載の汚水処理方法。
  8. 上記第2の処理槽から排出した処理水を第3の処理槽に供給し、これを処理する第3の処理工程をさらに有し、
    上記第3の処理工程では、イ草、スゲ、水カンナ等の水生植物を上記第3の処理槽に供給された処理水中において水生させること
    を特徴とする請求項7記載の汚水処理方法。
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