JP2008099165A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】リモートコントロール装置の作動が安定して行える環境にあるか否かを簡単かつ確実に検出する上で有利な電子機器を提供する。
【解決手段】受信部40は、受光素子46と、変換部48と、デコード部50と、時間計測部52と、判定部54などを含んで構成されている。変換部48は、受光素子46から出力された受光信号S1を2値化されたパルス信号S2に変換して出力する。リモートコントロール装置8からの赤外線信号S0が受光素子46に受光されていない状態において、受光素子46にインバーター照明機器の照明光に含まれる赤外線が受光されると、その赤外線に対応して変換部48の出力端子にパルス信号が発生する。ここで、時間計測部52は、そのパルス信号のパルス幅の計測を行う。判定部54は、時間計測部52によって計測されたパルス幅が所定時間Tn以上か否かを判定する。
【選択図】図6
【解決手段】受信部40は、受光素子46と、変換部48と、デコード部50と、時間計測部52と、判定部54などを含んで構成されている。変換部48は、受光素子46から出力された受光信号S1を2値化されたパルス信号S2に変換して出力する。リモートコントロール装置8からの赤外線信号S0が受光素子46に受光されていない状態において、受光素子46にインバーター照明機器の照明光に含まれる赤外線が受光されると、その赤外線に対応して変換部48の出力端子にパルス信号が発生する。ここで、時間計測部52は、そのパルス信号のパルス幅の計測を行う。判定部54は、時間計測部52によって計測されたパルス幅が所定時間Tn以上か否かを判定する。
【選択図】図6
Description
本発明は赤外線信号を用いたリモートコントロール装置を用いて操作される電子機器に関する。
赤外線信号を用いたリモートコントロール装置によって遠隔操作が行われる電子機器が提供されている。
ところで、このような電子機器を、高周波電源で駆動されるインバーター照明機器で照明された屋内で使用する場合、インバーター照明機器から発せられる照明光に含まれる赤外線が、赤外線リモートコントロール装置から送信される赤外線信号を妨害することがあり、リモートコントロール装置が作動せず、電子機器を意図したとおりに操作できないといった不具合が生じることがある。また、このようなインバーター照明機器の他、特定のディスプレイ装置などの電子機器から照射される光に含まれる赤外線によっても上述と同様の不具合が発生することが知られている。
これは、電子機器に設けられた赤外線信号受光用の受光部に、インバーター照明機器やディスプレイ装置などからの赤外線が受光されることで受光部から出力される電気信号が消失したり変形したりすることに起因している。
そのため、電子機器の受光部の前に複数の光学フィルターを切り換え可能に設け、インバーター照明機器などからの赤外線を最も吸収する光学フィルターを選択するようにした技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−111400
ところで、このような電子機器を、高周波電源で駆動されるインバーター照明機器で照明された屋内で使用する場合、インバーター照明機器から発せられる照明光に含まれる赤外線が、赤外線リモートコントロール装置から送信される赤外線信号を妨害することがあり、リモートコントロール装置が作動せず、電子機器を意図したとおりに操作できないといった不具合が生じることがある。また、このようなインバーター照明機器の他、特定のディスプレイ装置などの電子機器から照射される光に含まれる赤外線によっても上述と同様の不具合が発生することが知られている。
これは、電子機器に設けられた赤外線信号受光用の受光部に、インバーター照明機器やディスプレイ装置などからの赤外線が受光されることで受光部から出力される電気信号が消失したり変形したりすることに起因している。
そのため、電子機器の受光部の前に複数の光学フィルターを切り換え可能に設け、インバーター照明機器などからの赤外線を最も吸収する光学フィルターを選択するようにした技術が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来技術はリモートコントロール装置が正常に作動しないという不具合が発生してから初めて有効になるものに過ぎない。
また、電子機器がおかれた環境においてこのような不具合が発生するおそれがあるか否かを事前に知ることができれば、照明器具を変更したり、電子機器の位置を変更するなどといった対処をとることができ好ましい。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、リモートコントロール装置の作動が安定して行える環境にあるか否かを簡単かつ確実に検出する上で有利な電子機器を提供することにある。
また、電子機器がおかれた環境においてこのような不具合が発生するおそれがあるか否かを事前に知ることができれば、照明器具を変更したり、電子機器の位置を変更するなどといった対処をとることができ好ましい。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、リモートコントロール装置の作動が安定して行える環境にあるか否かを簡単かつ確実に検出する上で有利な電子機器を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、リモートコントロール装置から送信される赤外線信号を受信して受光信号を出力する受光素子と、前記受光素子から出力された受光信号を2値化されたパルス信号に変換して出力する変換部と、前記変換部から出力される前記パルス信号をコードデータに変換して出力するデコード部と、前記コードデータに基づいて制御動作を行う制御部とを備える電子機器であって、前記リモートコントロール装置からの赤外線信号が前記受光素子に受光されていない状態において前記変換部から出力されるパルス信号のパルス幅を計測する計測部と、前記計測部によって計測された前記パルス幅が所定時間以上か否かを判定する判定部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、インバーター照明機器などの照明光に含まれる赤外線の妨害によってリモートコントロール装置からの赤外線信号の受信環境が不安定となっているか否かを簡単かつ確実に検出することができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本実施の形態の撮像装置10を前方から見た斜視図、図2は本実施の形態の撮像装置10を後方から見た斜視図、図3は撮像装置10をモニタ装置6の上面に載置した状態を示す説明図である。
図1は本実施の形態の撮像装置10を前方から見た斜視図、図2は本実施の形態の撮像装置10を後方から見た斜視図、図3は撮像装置10をモニタ装置6の上面に載置した状態を示す説明図である。
まず、電子機器としての撮像装置10とこの撮像装置10が用いられるテレビ会議システムについて説明する。
図3に示すように、撮像装置10は、テレビ会議システムに用いられるカメラであって、会議室に設置されるモニタ装置6の上面などに載置されて使用される。
図1、図2に示すように、撮像装置10は、基台12と、基台12に該基台12を通る第1の仮想軸L1を中心に旋回可能に設けられた外ケース14と、外ケース14の上部内側に第1の仮想軸L1と交差する平面上を延在する第2の仮想軸L2を中心にして旋回可能に設けられた内ケース16と、内ケース16に収容されたカメラ部18とを含んで構成されている。
撮像装置10は基台12の底面をテーブルの上面やモニタ装置6の上面などの載置面に載置して使用される。したがって、第1の仮想軸L1は鉛直方向に延在し、第2の仮想軸L2は水平方向に延在する。
また、図1に示すように、基台12の前面には、後述する受信部40の一部を構成する受光センサ46が左右に間隔をおいて前方に臨ませて設けられている。
図2に示すように、基台12の背面には、映像信号を出力するビデオ端子2402、Sビデオ端子2404、パーソナルコンピュータ9(図4参照)などに接続される通信端子3802、直流電源が入力される電源入力端子1002などが設けられている。
図3に示すように、撮像装置10は、テレビ会議システムに用いられるカメラであって、会議室に設置されるモニタ装置6の上面などに載置されて使用される。
図1、図2に示すように、撮像装置10は、基台12と、基台12に該基台12を通る第1の仮想軸L1を中心に旋回可能に設けられた外ケース14と、外ケース14の上部内側に第1の仮想軸L1と交差する平面上を延在する第2の仮想軸L2を中心にして旋回可能に設けられた内ケース16と、内ケース16に収容されたカメラ部18とを含んで構成されている。
撮像装置10は基台12の底面をテーブルの上面やモニタ装置6の上面などの載置面に載置して使用される。したがって、第1の仮想軸L1は鉛直方向に延在し、第2の仮想軸L2は水平方向に延在する。
また、図1に示すように、基台12の前面には、後述する受信部40の一部を構成する受光センサ46が左右に間隔をおいて前方に臨ませて設けられている。
図2に示すように、基台12の背面には、映像信号を出力するビデオ端子2402、Sビデオ端子2404、パーソナルコンピュータ9(図4参照)などに接続される通信端子3802、直流電源が入力される電源入力端子1002などが設けられている。
図1に示すように、外ケース14は、基台12に臨む基部1402と、基部1402の両側から突設された2つのアーム部1404とを備えている。
基台12と基部1402とは第1の仮想軸L1の回りに回転可能に結合されている。
基台12の内側には、基台12に対して外ケース14を第1の仮想軸L1を中心に旋回させる、言い換えるとパン方向に旋回させる第1の駆動部が配設されている。第1の駆動部は第1のモータ20(図5)と、第1のモータ20の回転駆動力を外ケース14に伝達する伝達機構などを含んで構成されており、このような伝達機構としては歯車機構や無端ベルトなどを含む従来公知のさまざまな構成が採用可能である。
基台12と基部1402とは第1の仮想軸L1の回りに回転可能に結合されている。
基台12の内側には、基台12に対して外ケース14を第1の仮想軸L1を中心に旋回させる、言い換えるとパン方向に旋回させる第1の駆動部が配設されている。第1の駆動部は第1のモータ20(図5)と、第1のモータ20の回転駆動力を外ケース14に伝達する伝達機構などを含んで構成されており、このような伝達機構としては歯車機構や無端ベルトなどを含む従来公知のさまざまな構成が採用可能である。
図1に示すように、内ケース16は、2つのアーム部1404の上部間に配設され、内ケース16の両側部は2つのアーム部1404の上部に対して第2の仮想軸L2の回りに回転可能に結合されている。
内ケース16の内側には、外ケース14に対して内ケース16を第2の仮想軸L2を中心に回りに旋回させる、言い換えるとチルト方向に旋回させる第2の駆動部が配設されている。第2の駆動部は第2のモータ22(図5参照)と、第2のモータ22の回転駆動力を内ケース16に伝達する伝達機構などを含んで構成されており、このような伝達機構としては歯車機構や無端ベルトなどを含む従来公知のさまざまな構成が採用可能である。
内ケース16の内側には、外ケース14に対して内ケース16を第2の仮想軸L2を中心に回りに旋回させる、言い換えるとチルト方向に旋回させる第2の駆動部が配設されている。第2の駆動部は第2のモータ22(図5参照)と、第2のモータ22の回転駆動力を内ケース16に伝達する伝達機構などを含んで構成されており、このような伝達機構としては歯車機構や無端ベルトなどを含む従来公知のさまざまな構成が採用可能である。
カメラ部18は、内ケース16の内側に収容されている。
カメラ部18は、内ケース16に形成された内側開口1602(図1参照)を介して被写体を撮影できるように構成され、内側開口1602は2つのアーム部1404の間の中央に位置している。
カメラ部18は、被写体像を導く撮影光学系1802と、撮影光学系1802で導かれた被写体像を撮像する撮像素子1804(図5参照)とを含んで構成されている。
撮影光学系1802にはフォーカシング機構およびズーミング機構が設けられ、内側開口1602には、撮影光学系1802の最も前方に位置する対物レンズ1802Aが組み付けられている。
カメラ部18は、内ケース16に形成された内側開口1602(図1参照)を介して被写体を撮影できるように構成され、内側開口1602は2つのアーム部1404の間の中央に位置している。
カメラ部18は、被写体像を導く撮影光学系1802と、撮影光学系1802で導かれた被写体像を撮像する撮像素子1804(図5参照)とを含んで構成されている。
撮影光学系1802にはフォーカシング機構およびズーミング機構が設けられ、内側開口1602には、撮影光学系1802の最も前方に位置する対物レンズ1802Aが組み付けられている。
本実施の形態では、外ケース14は、例えば、第1の仮想軸L1の回りに200度の範囲で回転可能に設けられ、より詳細には、カメラ部18の光仮想軸を前方に向けた基準位置から左右方向にそれぞれ100度の範囲で回転可能に設けられている。
また、内ケース16は、例えば、第2の仮想軸L2の回りに50度の範囲で回転可能に設けられ、より詳細には、撮像装置10の基台12を水平面に載置した状態で、カメラ部18の光仮想軸を水平方向に向けた基準位置から基台12から離れる方向(上方)に25度、基台12に近づく方向(下方)に25度の範囲で回転可能に設けられている。
したがって、第1の仮想軸L1回りで100度の範囲をカメラ部18によって撮影でき、第2の仮想軸L2回りで50度の範囲をカメラ部18によって撮影できる。
また、内ケース16は、例えば、第2の仮想軸L2の回りに50度の範囲で回転可能に設けられ、より詳細には、撮像装置10の基台12を水平面に載置した状態で、カメラ部18の光仮想軸を水平方向に向けた基準位置から基台12から離れる方向(上方)に25度、基台12に近づく方向(下方)に25度の範囲で回転可能に設けられている。
したがって、第1の仮想軸L1回りで100度の範囲をカメラ部18によって撮影でき、第2の仮想軸L2回りで50度の範囲をカメラ部18によって撮影できる。
図4はテレビ会議システム2の制御系の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、テレビ会議システム2は、撮像装置10、外部コントローラ4、モニタ装置6、リモートコントロール装置8、パーソナルコンピュータ9などを含んで構成されている。
外部コントローラ4は、撮像装置10と通信回線を介して他のテレビ会議システムとの間で映像信号を含むデータの授受を行い、撮像装置10から供給された映像信号および他のテレビ会議システムから供給された映像信号をモニタ装置6に供給する。
モニタ装置6は、図3に示すように、外部コントローラ4を介して撮像装置10から供給される撮影画像、あるいは、後述するメニュー画面、および、前記他のテレビ会議システムから供給される映像などを表示面6Aに表示するものである。
リモートコントロール装置8は、赤外線信号を用いて撮像装置10に種々の操作を指令するものである。
図4に示すように、テレビ会議システム2は、撮像装置10、外部コントローラ4、モニタ装置6、リモートコントロール装置8、パーソナルコンピュータ9などを含んで構成されている。
外部コントローラ4は、撮像装置10と通信回線を介して他のテレビ会議システムとの間で映像信号を含むデータの授受を行い、撮像装置10から供給された映像信号および他のテレビ会議システムから供給された映像信号をモニタ装置6に供給する。
モニタ装置6は、図3に示すように、外部コントローラ4を介して撮像装置10から供給される撮影画像、あるいは、後述するメニュー画面、および、前記他のテレビ会議システムから供給される映像などを表示面6Aに表示するものである。
リモートコントロール装置8は、赤外線信号を用いて撮像装置10に種々の操作を指令するものである。
図5は撮像装置10を遠隔操作するためのリモートコントロール装置8の平面図である。
図5に示すように、リモートコントロール装置8は細長い矩形板状を呈し、その長手方向の一端に赤外線信号を送信する送信部801が設けられ、厚さ方向の一方の面には、撮像装置10の電源のオン、オフを行う電源スイッチ802、左右方向の2つの矢印キー804L、804R、上下方向の2つの矢印キー804U、804D、決定キー(HOMEキー)806、低速ズーム操作キー808、高速ズーム操作キー810、プリセットボタン812を含む種々の操作キーが設けられている。なお、左右方向の2つの矢印キー804L、804R、上下方向の2つの矢印キー804U、804Dは、カメラ部18の旋回方向を指示するほか、メニュー画面上におけるカーソルの移動やメニュー画面のページ送りなどを行うためにも使用される。また、決定キー(HOMEキー)806は、メニュー画面上での設定値の確定を行う際などに使用される。
図4に示すように、パーソナルコンピュータ9は、撮像装置10と双方向に通信可能に接続されることで、撮像装置10に種々の制御コマンド(操作指令)を与えるものである。
図5に示すように、リモートコントロール装置8は細長い矩形板状を呈し、その長手方向の一端に赤外線信号を送信する送信部801が設けられ、厚さ方向の一方の面には、撮像装置10の電源のオン、オフを行う電源スイッチ802、左右方向の2つの矢印キー804L、804R、上下方向の2つの矢印キー804U、804D、決定キー(HOMEキー)806、低速ズーム操作キー808、高速ズーム操作キー810、プリセットボタン812を含む種々の操作キーが設けられている。なお、左右方向の2つの矢印キー804L、804R、上下方向の2つの矢印キー804U、804Dは、カメラ部18の旋回方向を指示するほか、メニュー画面上におけるカーソルの移動やメニュー画面のページ送りなどを行うためにも使用される。また、決定キー(HOMEキー)806は、メニュー画面上での設定値の確定を行う際などに使用される。
図4に示すように、パーソナルコンピュータ9は、撮像装置10と双方向に通信可能に接続されることで、撮像装置10に種々の制御コマンド(操作指令)を与えるものである。
次に、図4を参照して撮像装置10について詳細に説明する。
撮像装置10は、上述したカメラ部18、第1のモータ20、第2のモータ22に加えて、信号処理部24、光学アクチュエータ26、アクチュエータ用ドライバ28、第1のドライバ30、第2のドライバ32、端点センサ34A乃至34D、第1のインターフェース36、第2のインターフェース38、受信部40、記憶部42、制御部44などを含んで構成されている。
信号処理部24は、撮像素子1804から供給される撮像信号に対して所定の信号処理を行い、従来公知のさまざまなフォーマットに対応した映像信号を生成する機能を有している。フォーマットの切り換えは、制御部44からの指示に基づいてなされる。
信号処理部24から出力された映像信号は、ビデオ端子2402、2404の何れかに接続された外部コントローラ4に供給され、外部コントローラ4に供給された映像信号は、モニタ装置6に供給されるとともに、通信回線を介して他のテレビ会議システムに供給される。なお、通信回線は、例えば、ISDN、ADSL、あるいは、専用線など従来公知のさまざまな構成を用いることができる。
また、信号処理部24には、制御部44から供給されるメニュー画面を表示させるための映像信号Vmも供給され、このメニュー画面の映像信号Vmも撮像素子1804で撮像され生成された映像信号Vs(撮影画面を表示させるための映像信号Vs)と同様に、外部コントローラ4を介してモニタ装置6に供給される。
本実施の形態では、信号処理部24は、撮影画面の映像信号Vsとメニュー画面の映像信号Vmとを合成する機能を有し、合成された映像信号をモニタ装置6に供給することで撮影画面とメニュー画面とを同時に表示させる。
撮像装置10は、上述したカメラ部18、第1のモータ20、第2のモータ22に加えて、信号処理部24、光学アクチュエータ26、アクチュエータ用ドライバ28、第1のドライバ30、第2のドライバ32、端点センサ34A乃至34D、第1のインターフェース36、第2のインターフェース38、受信部40、記憶部42、制御部44などを含んで構成されている。
信号処理部24は、撮像素子1804から供給される撮像信号に対して所定の信号処理を行い、従来公知のさまざまなフォーマットに対応した映像信号を生成する機能を有している。フォーマットの切り換えは、制御部44からの指示に基づいてなされる。
信号処理部24から出力された映像信号は、ビデオ端子2402、2404の何れかに接続された外部コントローラ4に供給され、外部コントローラ4に供給された映像信号は、モニタ装置6に供給されるとともに、通信回線を介して他のテレビ会議システムに供給される。なお、通信回線は、例えば、ISDN、ADSL、あるいは、専用線など従来公知のさまざまな構成を用いることができる。
また、信号処理部24には、制御部44から供給されるメニュー画面を表示させるための映像信号Vmも供給され、このメニュー画面の映像信号Vmも撮像素子1804で撮像され生成された映像信号Vs(撮影画面を表示させるための映像信号Vs)と同様に、外部コントローラ4を介してモニタ装置6に供給される。
本実施の形態では、信号処理部24は、撮影画面の映像信号Vsとメニュー画面の映像信号Vmとを合成する機能を有し、合成された映像信号をモニタ装置6に供給することで撮影画面とメニュー画面とを同時に表示させる。
光学アクチュエータ26は、撮影光学系1802に設けられたフォーカスレンズやズームレンズなどの光学部品を光軸方向に動かすなどして合焦動作や変倍動作を行うものである。
アクチュエータ用ドライバ28は、制御部44の制御によって光学アクチュエータ26を駆動させるものである。
第1のドライバ30は、制御部44の制御に基づいて生成した駆動信号を第1のモータ20に供給して駆動させるものである。
第2のドライバ32は、制御部44の制御に基づいて生成した駆動信号を第2のモータ22に供給して駆動させるものである。
端点センサ34A、34Bは、外ケース14(カメラ部18)の旋回方向の両方向(左方向および右方向)で旋回可能な最大の角度(本実施の形態では左最大角度−100度、右最大角度+100度)をそれぞれ検出するものである。制御部44は、端点センサ34A、34Bによって外ケース14が左最大角度あるいは右最大角度に到達したことを検知すると、第1のドライバ30を制御してそれ以上の左方向あるいは右方向への旋回を行わない。
端点センサ34C、34Dは、内ケース16(カメラ部18)の旋回方向の両方向(上方向および下方向)で旋回可能な最大の角度(本実施の形態では上最大角度+25度、下最大角度−25度)をそれぞれ検出するものである。制御部44は、端点センサ34C、34Dによって内ケース16が上最大角度あるいは下最大角度に到達したことを検知すると、第2のドライバ32を制御してそれ以上の上方向あるいは下方向への旋回を行わない。
また、本実施の形態では、第1、第2のモータ20、22は応答速度が高速なDCモータを用いており、第1、第2のモータ20、22にはそれらの回転量を検出するFGセンサ2002、2202がそれぞれ設けられている。
制御部44は、各FGセンサ2002、2202の検出信号(パルス信号)に基づいて第1、第2のモータ20、22の回転量、すなわち、外ケース12の旋回角度および内ケース16の旋回角度を検出するとともに、外ケース12および内ケース16の旋回を制御している。
本実施の形態では、撮像装置10の電源投入時の初期動作において、制御部44は、第1のモータ20を旋回させて端点センサ34A、34Bの何れか(あるいは双方)で検出されたことをもって旋回角度の基準位置(原点位置)を設定し、かつ、第2のモータ22を旋回させて端点センサ34C、34Dの何れか(あるいは双方)で検出されたことをもって旋回角度の基準位置(原点位置)を設定している。なお、第1、第2のモータ20、22はDCモータに限定されるものではなく、従来公知のさまざまな構成のモータが採用可能であり、モータの制御方法もモータに対応して適宜選択可能である。
アクチュエータ用ドライバ28は、制御部44の制御によって光学アクチュエータ26を駆動させるものである。
第1のドライバ30は、制御部44の制御に基づいて生成した駆動信号を第1のモータ20に供給して駆動させるものである。
第2のドライバ32は、制御部44の制御に基づいて生成した駆動信号を第2のモータ22に供給して駆動させるものである。
端点センサ34A、34Bは、外ケース14(カメラ部18)の旋回方向の両方向(左方向および右方向)で旋回可能な最大の角度(本実施の形態では左最大角度−100度、右最大角度+100度)をそれぞれ検出するものである。制御部44は、端点センサ34A、34Bによって外ケース14が左最大角度あるいは右最大角度に到達したことを検知すると、第1のドライバ30を制御してそれ以上の左方向あるいは右方向への旋回を行わない。
端点センサ34C、34Dは、内ケース16(カメラ部18)の旋回方向の両方向(上方向および下方向)で旋回可能な最大の角度(本実施の形態では上最大角度+25度、下最大角度−25度)をそれぞれ検出するものである。制御部44は、端点センサ34C、34Dによって内ケース16が上最大角度あるいは下最大角度に到達したことを検知すると、第2のドライバ32を制御してそれ以上の上方向あるいは下方向への旋回を行わない。
また、本実施の形態では、第1、第2のモータ20、22は応答速度が高速なDCモータを用いており、第1、第2のモータ20、22にはそれらの回転量を検出するFGセンサ2002、2202がそれぞれ設けられている。
制御部44は、各FGセンサ2002、2202の検出信号(パルス信号)に基づいて第1、第2のモータ20、22の回転量、すなわち、外ケース12の旋回角度および内ケース16の旋回角度を検出するとともに、外ケース12および内ケース16の旋回を制御している。
本実施の形態では、撮像装置10の電源投入時の初期動作において、制御部44は、第1のモータ20を旋回させて端点センサ34A、34Bの何れか(あるいは双方)で検出されたことをもって旋回角度の基準位置(原点位置)を設定し、かつ、第2のモータ22を旋回させて端点センサ34C、34Dの何れか(あるいは双方)で検出されたことをもって旋回角度の基準位置(原点位置)を設定している。なお、第1、第2のモータ20、22はDCモータに限定されるものではなく、従来公知のさまざまな構成のモータが採用可能であり、モータの制御方法もモータに対応して適宜選択可能である。
第1のインターフェース36は、制御部44と外部コントローラ4との間で双方向に制御コマンドの授受を行うものである。
第2のインターフェース38は、通信端子3802を介してパーソナルコンピュータ9に接続され、パーソナルコンピュータ9との間で双方向に通信を行うものである。
受信部40については後述する。
記憶部42は、EE−PROMなどの書き換え可能でかつ不揮発性のメモリで構成されるものである。記憶部42は、撮像装置10の種々の設定データなどが格納され、撮像装置10の電源がオフされても設定データを記憶している。
制御部44はCPUと、制御プログラムを格納するROM、ワーキングエリアを構成するRAM4402、上記各部との間でデータやコマンドをやり取りするインターフェースなどを含んで構成されている。
そして、前記CPUが前記制御プログラムを実行することで、信号処理部24、アクチュエータ用ドライバ28、第1のドライバ30、第2のドライバ32、端点センサ34A乃至34D、第1のインターフェース36、第2のインターフェース38、受信部40、記憶部42の制御がなされる。
第2のインターフェース38は、通信端子3802を介してパーソナルコンピュータ9に接続され、パーソナルコンピュータ9との間で双方向に通信を行うものである。
受信部40については後述する。
記憶部42は、EE−PROMなどの書き換え可能でかつ不揮発性のメモリで構成されるものである。記憶部42は、撮像装置10の種々の設定データなどが格納され、撮像装置10の電源がオフされても設定データを記憶している。
制御部44はCPUと、制御プログラムを格納するROM、ワーキングエリアを構成するRAM4402、上記各部との間でデータやコマンドをやり取りするインターフェースなどを含んで構成されている。
そして、前記CPUが前記制御プログラムを実行することで、信号処理部24、アクチュエータ用ドライバ28、第1のドライバ30、第2のドライバ32、端点センサ34A乃至34D、第1のインターフェース36、第2のインターフェース38、受信部40、記憶部42の制御がなされる。
次に本発明の要旨である受信部40について詳細に説明する。
図6は受信部40の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、受信部40は、受光素子46と、変換部48と、デコード部50と、時間計測部52と、判定部54などを含んで構成されている。
受光素子46は、リモートコントロール装置8から送信される赤外線信号S0を受信して受光信号S1を出力するものである。本実施の形態では、リモートコントロール装置8から送信される受光信号S1は、例えば、所定周波数のキャリアを変調することで生成されている。なお、赤外線信号S0の変調方式、通信プロトコル、あるいは、データ構造などは、例えば、家電製品協会フォーマット、あるいは、メーカーによって独自に定められたメーカー独自フォーマットなど、など従来公知のさまざまなものが採用可能である。
変換部48は、受光素子46から出力された受光信号S1を、「H」レベルと「L」レベルに2値化されたパルス信号S2に変換して出力するものである。したがって、アクティブロウならば、「L」の期間がパルス信号S2がオン状態(信号あり)で、「H」の期間がパルス信号S2がオフ状態(信号なし)となる。また、アクティブハイならば、「H」の期間がパルス信号S2がオン状態(信号あり)で、「L」の期間がパルス信号S2がオフ状態(信号なし)となる。
デコード部50は、変換部48から出力されるパルス信号S2をコードデータDc(制御コマンド)に変換して出力するものである。なお、制御部44は、コードデータDcに基づいて前述した各種の制御動作を行う。
図6は受信部40の構成を示すブロック図である。
図6に示すように、受信部40は、受光素子46と、変換部48と、デコード部50と、時間計測部52と、判定部54などを含んで構成されている。
受光素子46は、リモートコントロール装置8から送信される赤外線信号S0を受信して受光信号S1を出力するものである。本実施の形態では、リモートコントロール装置8から送信される受光信号S1は、例えば、所定周波数のキャリアを変調することで生成されている。なお、赤外線信号S0の変調方式、通信プロトコル、あるいは、データ構造などは、例えば、家電製品協会フォーマット、あるいは、メーカーによって独自に定められたメーカー独自フォーマットなど、など従来公知のさまざまなものが採用可能である。
変換部48は、受光素子46から出力された受光信号S1を、「H」レベルと「L」レベルに2値化されたパルス信号S2に変換して出力するものである。したがって、アクティブロウならば、「L」の期間がパルス信号S2がオン状態(信号あり)で、「H」の期間がパルス信号S2がオフ状態(信号なし)となる。また、アクティブハイならば、「H」の期間がパルス信号S2がオン状態(信号あり)で、「L」の期間がパルス信号S2がオフ状態(信号なし)となる。
デコード部50は、変換部48から出力されるパルス信号S2をコードデータDc(制御コマンド)に変換して出力するものである。なお、制御部44は、コードデータDcに基づいて前述した各種の制御動作を行う。
時間計測部52はデコード部50に設けられている。
時間計測部52は、変換部48から出力されるパルス信号S2のパルス幅を所定周期T0の計測用のクロック信号に基づいて計測するものである。
図7(A)、(B)に示すように、時間計測部52は、パルス信号S2がアクティブロウならばパルス信号S2が「L」レベルである期間(信号オンの期間)のパルス幅ΔTを所定周期T0の計測用のクロック信号CLKに基づいて計測する。具体的にはパルス幅ΔTがクロック信号CLKの何周期分に相当するかを計測する。なお、パルス信号S2がアクティブハイならばパルス信号S2が「H」レベルである期間(信号オンの期間)を計測する。
ここで、計測用のクロック信号CLKの所定周期T0は、パルス信号S2のパルス幅よりも十分に短い時間とされ、本実施の形態では、例えば、所定周期T0=150μsecであり、パルス信号S2のパルス幅ΔTは例えば所定周期T0の12倍である1800μsecとされている。
デコード部50は、時間計測部52によって計測されたパルス信号S2のパルス幅に基づいて前述したパルス信号S2のデコードを行う。
そして、本実施の形態では、時間計測部52は、リモートコントロール装置8からの赤外線信号S0が受光素子46に受光されていない状態において、変換部48の出力端子に現れるパルス信号のパルス幅の計測を行う計測部を構成している。
すなわち、リモートコントロール装置8からの赤外線信号S0が受光素子46に受光されていない状態において、受光素子46にインバーター照明機器の照明光に含まれる赤外線が受光されると、その赤外線に対応して変換部48の出力端子にパルス信号が発生する。ここで、時間計測部52は、そのパルス信号が信号オンとなっている時間であるパルス幅の計測を行う。
時間計測部52は、変換部48から出力されるパルス信号S2のパルス幅を所定周期T0の計測用のクロック信号に基づいて計測するものである。
図7(A)、(B)に示すように、時間計測部52は、パルス信号S2がアクティブロウならばパルス信号S2が「L」レベルである期間(信号オンの期間)のパルス幅ΔTを所定周期T0の計測用のクロック信号CLKに基づいて計測する。具体的にはパルス幅ΔTがクロック信号CLKの何周期分に相当するかを計測する。なお、パルス信号S2がアクティブハイならばパルス信号S2が「H」レベルである期間(信号オンの期間)を計測する。
ここで、計測用のクロック信号CLKの所定周期T0は、パルス信号S2のパルス幅よりも十分に短い時間とされ、本実施の形態では、例えば、所定周期T0=150μsecであり、パルス信号S2のパルス幅ΔTは例えば所定周期T0の12倍である1800μsecとされている。
デコード部50は、時間計測部52によって計測されたパルス信号S2のパルス幅に基づいて前述したパルス信号S2のデコードを行う。
そして、本実施の形態では、時間計測部52は、リモートコントロール装置8からの赤外線信号S0が受光素子46に受光されていない状態において、変換部48の出力端子に現れるパルス信号のパルス幅の計測を行う計測部を構成している。
すなわち、リモートコントロール装置8からの赤外線信号S0が受光素子46に受光されていない状態において、受光素子46にインバーター照明機器の照明光に含まれる赤外線が受光されると、その赤外線に対応して変換部48の出力端子にパルス信号が発生する。ここで、時間計測部52は、そのパルス信号が信号オンとなっている時間であるパルス幅の計測を行う。
判定部54は、時間計測部52によって計測されたパルス幅が所定時間Tn以上か否かを判定するものである。
前記所定時間は、変換部48の出力端子に発生したパルス信号がデコード部50に入力されることでデコード部50がデコード不能となるのに十分な長さのパルス幅で設定されるものである。
本実施の形態では、所定時間Tnとして、計測用のクロック信号の所定周期T0を用いている。
前記所定時間は、変換部48の出力端子に発生したパルス信号がデコード部50に入力されることでデコード部50がデコード不能となるのに十分な長さのパルス幅で設定されるものである。
本実施の形態では、所定時間Tnとして、計測用のクロック信号の所定周期T0を用いている。
デコードが不能になる点についてより詳細に説明すると、図8(A)に示すように、受光素子46にインバーター照明機器の照明光に含まれる赤外線が受光されていない状態で、リモートコントロール装置8からの赤外線信号S0が受光素子46に受光されると、変換部48の出力端子には赤外線信号S0に対応した正常な波形のパルス信号S2が現れる。
したがって、デコード部50では正常な波形のパルス信号S2に基づいて正しくデコードがなされ、コードデータDcが出力される。
一方、図8(B)に示すように、受光素子46にインバーター照明機器の照明光に含まれる赤外線が受光されている状態で、リモートコントロール装置8からの赤外線信号S0が受光素子46に受光されると、変換部48の出力端子には、赤外線信号S0に対応した波形に、前記照明光に含まれる赤外線に対応したパルス信号の波形が重畳されることで、図中破線で示すようにパルス信号S2の一部が消失し、これによりパルス信号S2の波形に乱れが生じることになる。
したがって、デコード部50は、それに入力されたパルス信号S2の波形が乱れているため、デコード動作が不能となり、コードデータDcの出力がなされない。
したがって、デコード部50では正常な波形のパルス信号S2に基づいて正しくデコードがなされ、コードデータDcが出力される。
一方、図8(B)に示すように、受光素子46にインバーター照明機器の照明光に含まれる赤外線が受光されている状態で、リモートコントロール装置8からの赤外線信号S0が受光素子46に受光されると、変換部48の出力端子には、赤外線信号S0に対応した波形に、前記照明光に含まれる赤外線に対応したパルス信号の波形が重畳されることで、図中破線で示すようにパルス信号S2の一部が消失し、これによりパルス信号S2の波形に乱れが生じることになる。
したがって、デコード部50は、それに入力されたパルス信号S2の波形が乱れているため、デコード動作が不能となり、コードデータDcの出力がなされない。
次に、図9のフローチャートを参照して本実施の形態の撮像装置10の動作について説明する。
本実施の形態では、撮像装置10の電源をオンする毎に、制御部44が行う初期化、すなわち、マイクロコンピュータにおける各種レジスタやカウンタのクリア、あるいは、初期値の設定などの処理を行うと同時に以下の処理が実行される。
電源が投入されると、初期化が開始される(ステップS10)。
やがて受信部40の動作が可能となる(リモートコントロール装置8から送信される赤外線信号の受信が可能な状態となる)(ステップS12)。しかしながら、この時点では、リモートコントロール装置8の操作は行わない。
時間計測部52は、変換部48の出力端子を監視し、パルス信号が現れたか否かを判定する(ステップS14)。
時間計測部52はパルス信号が現れたならば(ステップS14で否定)、パルス信号のパルス幅を測定し、判定部54はパルス信号のパルス幅が所定時間Tn(=T0)以上か否かを判定する(ステップS16)。
所定時間Tn以上であれば(ステップS16で肯定)、その旨が判定部54から制御部44に報告され、制御部44は、赤外線信号を受信する受信環境が不安定であると判断する(ステップS18)。
そして、制御部44は、受信環境が不安定である旨の状態変数を登録し(レジスタに記録し)初期化処理を終了する(ステップS22、S24)。
次に、制御部44は、前記状態変数に基づいて受信環境が不安定であるか否かを判定し(ステップS26)、不安定であるならば、報知処理を実行する(ステップS28)。
報知処理は、受信環境が不安定である旨を示す文字や記号あるいはアイコンなどの画像をモニタ装置6に表示させることで行う。
一方、ステップS14でパルス信号が検出されなければ、あるいは、ステップS16でパルス信号のパルス幅が所定時間Tn(=T0)未満であると判定されたならば、時間計測部52は制御部44にその旨を報告し、これにより制御部44は受信環境が安定であると判断する(ステップS20)。
そして、制御部44は、受信環境が安定である旨の状態変数を登録し(レジスタに記録し)初期化処理を終了する(ステップS22、S24)。
次に、制御部44は、前記状態変数に基づいて受信環境が不安定であるか否かを判定し(ステップS26)、安定であるならば、通常処理に移行する。
本実施の形態では、撮像装置10の電源をオンする毎に、制御部44が行う初期化、すなわち、マイクロコンピュータにおける各種レジスタやカウンタのクリア、あるいは、初期値の設定などの処理を行うと同時に以下の処理が実行される。
電源が投入されると、初期化が開始される(ステップS10)。
やがて受信部40の動作が可能となる(リモートコントロール装置8から送信される赤外線信号の受信が可能な状態となる)(ステップS12)。しかしながら、この時点では、リモートコントロール装置8の操作は行わない。
時間計測部52は、変換部48の出力端子を監視し、パルス信号が現れたか否かを判定する(ステップS14)。
時間計測部52はパルス信号が現れたならば(ステップS14で否定)、パルス信号のパルス幅を測定し、判定部54はパルス信号のパルス幅が所定時間Tn(=T0)以上か否かを判定する(ステップS16)。
所定時間Tn以上であれば(ステップS16で肯定)、その旨が判定部54から制御部44に報告され、制御部44は、赤外線信号を受信する受信環境が不安定であると判断する(ステップS18)。
そして、制御部44は、受信環境が不安定である旨の状態変数を登録し(レジスタに記録し)初期化処理を終了する(ステップS22、S24)。
次に、制御部44は、前記状態変数に基づいて受信環境が不安定であるか否かを判定し(ステップS26)、不安定であるならば、報知処理を実行する(ステップS28)。
報知処理は、受信環境が不安定である旨を示す文字や記号あるいはアイコンなどの画像をモニタ装置6に表示させることで行う。
一方、ステップS14でパルス信号が検出されなければ、あるいは、ステップS16でパルス信号のパルス幅が所定時間Tn(=T0)未満であると判定されたならば、時間計測部52は制御部44にその旨を報告し、これにより制御部44は受信環境が安定であると判断する(ステップS20)。
そして、制御部44は、受信環境が安定である旨の状態変数を登録し(レジスタに記録し)初期化処理を終了する(ステップS22、S24)。
次に、制御部44は、前記状態変数に基づいて受信環境が不安定であるか否かを判定し(ステップS26)、安定であるならば、通常処理に移行する。
本実施の形態によれば、リモートコントロール装置8からの赤外線信号S0が受光素子46に受光されていない状態において変換部48の出力端子に現れるパルス信号のパルス幅が所定時間以上であるか否かが判定されるので、インバーター照明機器などの照明光、あるいは、その他の電子機器から照射される光に含まれる赤外線の妨害によってリモートコントロール装置8からの赤外線信号S0の受信環境が不安定であるか否かを、すなわち、リモートコントロール装置の作動が安定して行える環境にあるか否かを簡単かつ確実に検出することができる。
したがって、ユーザは、受信環境が不安定であれば、インバーター照明機器を消灯したり、インバーター照明機器からの照明光が受光素子46に受光されないように撮像装置10の位置や姿勢を変えたり、あるいは、受光素子46に光学フィルターを設けるなどの対策をとることができ、リモートコントロール装置8を用いた撮像装置10の操作を円滑に行う上で有利となる。
したがって、ユーザは、受信環境が不安定であれば、インバーター照明機器を消灯したり、インバーター照明機器からの照明光が受光素子46に受光されないように撮像装置10の位置や姿勢を変えたり、あるいは、受光素子46に光学フィルターを設けるなどの対策をとることができ、リモートコントロール装置8を用いた撮像装置10の操作を円滑に行う上で有利となる。
なお、本実施の形態では、電源投入時の初期化処理の際に、リモートコントロール装置8からの赤外線信号S0の受信環境が不安定であるか否かを検出するようにしたが、通常動作時において同様の処理を行うようにしてもよいことは無論である。
また、本実施の形態では、受信環境が不安定である旨を報知する報知処理をモニタ装置6に受信環境が不安定である旨を示す文字や記号あるいはアイコンなどの画像をモニタ装置6に表示させることで行ったが、次のように構成してもよい。
1)撮像装置10に警告報知用の表示ランプを設け、報知処理を前記表示ランプの点灯あるいは点滅によって行う。
2)文字や記号やアイコンを表示可能な警告報知用の表示部を設け、報知処理を前記表示部の表示によって行う。
3)警告報知用の音声出力部を設け、報知処理を前記音声出力部による音声の出力によって行う。音声出力部としては、ブザーやスピーカーを用いることができる。
また、受信環境が不安定である旨を報知する報知信号を出力する報知信号出力部を設け、撮像装置10の外部に上述と同様の報知処理を行う報知装置を設けてもよい。
また、本実施の形態では、リモートコントロール装置8からの赤外線信号S0が受光素子46に受光されていない状態において、変換部48の出力端子に現れるパルス信号のパルス幅の計測を行う計測部を、デコード部50の時間計測部52で構成した場合について説明したが、計測部を、デコード部50の時間計測部52とは別に設けてもよいことは無論である。ただし、本実施の形態のように構成すると、計測部を別に設ける場合に比較して回路構成を簡素化してコストを低減する上で有利となる。
また、本実施の形態では、受信環境が不安定である旨を報知する報知処理をモニタ装置6に受信環境が不安定である旨を示す文字や記号あるいはアイコンなどの画像をモニタ装置6に表示させることで行ったが、次のように構成してもよい。
1)撮像装置10に警告報知用の表示ランプを設け、報知処理を前記表示ランプの点灯あるいは点滅によって行う。
2)文字や記号やアイコンを表示可能な警告報知用の表示部を設け、報知処理を前記表示部の表示によって行う。
3)警告報知用の音声出力部を設け、報知処理を前記音声出力部による音声の出力によって行う。音声出力部としては、ブザーやスピーカーを用いることができる。
また、受信環境が不安定である旨を報知する報知信号を出力する報知信号出力部を設け、撮像装置10の外部に上述と同様の報知処理を行う報知装置を設けてもよい。
また、本実施の形態では、リモートコントロール装置8からの赤外線信号S0が受光素子46に受光されていない状態において、変換部48の出力端子に現れるパルス信号のパルス幅の計測を行う計測部を、デコード部50の時間計測部52で構成した場合について説明したが、計測部を、デコード部50の時間計測部52とは別に設けてもよいことは無論である。ただし、本実施の形態のように構成すると、計測部を別に設ける場合に比較して回路構成を簡素化してコストを低減する上で有利となる。
また、本実施の形態では、電子機器が撮像装置10である場合について説明したが、本発明は、赤外線信号を用いたリモートコントロール装置によって操作されるテレビジョン装置やオーディオシステムなどさまざまな電子機器に適用可能である。
また、電子機器を、前記の表示ランプ、表示部、音声出力部を設けることで受信環境が不安定であるか否かを報知する機能のみを有するテスターとして構成してもよいことは無論である。
また、電子機器を、前記の表示ランプ、表示部、音声出力部を設けることで受信環境が不安定であるか否かを報知する機能のみを有するテスターとして構成してもよいことは無論である。
8……リモートコントロール装置、10……撮像装置、44……制御部、46……受光素子、48……変換部、50……デコード部、52……時間計測部、54……判定部、S0……赤外線信号、S1……受光信号、S2……パルス信号、Dc……コードデータ。
Claims (9)
- リモートコントロール装置から送信される赤外線信号を受信して受光信号を出力する受光素子と、
前記受光素子から出力された受光信号を2値化されたパルス信号に変換して出力する変換部と、
前記変換部から出力される前記パルス信号をコードデータに変換して出力するデコード部と、
前記コードデータに基づいて制御動作を行う制御部とを備える電子機器であって、
前記リモートコントロール装置からの赤外線信号が前記受光素子に受光されていない状態において前記変換部から出力されるパルス信号のパルス幅を計測する計測部と、
前記計測部によって計測された前記パルス幅が所定時間以上か否かを判定する判定部とを備えた、
ことを特徴とする電子機器。 - 前記デコード部は、前記変換部から出力される前記パルス信号のパルス幅を所定周期の計測用のクロック信号に基づいて計測する時間計測部を有し、
前記デコード部は、前記時間計測部によって計測された前記パルス幅に基づいて前記パルス信号のデコードを行い、
前記計測部は前記時間計測部で構成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記デコード部は、前記変換部から出力される前記パルス信号のパルス幅を所定周期の計測用のクロック信号に基づいて計測する時間計測部を有し、
前記デコード部は、前記時間計測部によって計測された前記パルス幅に基づいて前記パルス信号のデコードを行い、
前記計測部は前記時間計測部で構成され、
前記判定部の判定で用いられる前記所定時間は前記所定周期である、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記制御部は、前記判定部によって前記パルス幅が所定時間以上と判定された場合に、異常を検出した旨を報知するための報知処理を実行する、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 警告報知用の表示ランプを設け、
前記制御部は、前記判定部によって前記パルス幅が所定時間以上と判定された場合に、異常を検出した旨を報知するための報知処理を実行し、
前記制御部による前記報知処理は、前記表示ランプの点灯あるいは点滅によってなされる、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 警告報知用の表示部を設け、
前記制御部は、前記判定部によって前記パルス幅が所定時間以上と判定された場合に、異常を検出した旨を報知するための報知処理を実行し、
前記制御部による前記報知処理は、前記表示部の表示によってなされる、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 警告報知用の音声出力部を設け、
前記制御部は、前記判定部によって前記パルス幅が所定時間以上と判定された場合に、異常を検出した旨を報知するための報知処理を実行し、
前記制御部による前記報知処理は、前記音声出力部による音声の出力によってなされる、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記判定部によって前記パルス幅が所定時間以上と判定された場合に、異常を検出した旨を報知する報知信号を出力する報知信号出力部を設けた、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記電子機器は撮像装置であり、
撮影光学系と、前記撮影光学系によって導かれた被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子によって生成された撮像信号に基づいて所定フォーマットの映像信号を生成する信号処理部とを備える、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
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A02 | Decision of refusal |
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