JP2008098896A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特に水平線の多い画像が低速で縦スクロールしたときに発生するインターレース妨害を軽減又は除去する画像処理装置を提供すること。
【解決手段】IP変換部20は、入力画像であるインターレース画像をプログレッシブ(ノンインターレース)画像に変換して出力する。シーン検出部30は、動きベクトル(Mx、My)から画面全が低速で縦スクロールしているか否かを検出する(縦スクロール係数tcoefを出力する)。インターレース妨害除去部40の3Dフィルタ41では、縦スクロールしていることが検出されると、動きベクトル(Mx、My)に応じて過去複数枚の出力画像に対して平均移動量に従った平行移動を行わせて累積した画素値を計算し、その画素値を縦スクロール時の出力画像(補間画像)とする。また、3Dフィルタ41は、直前の出力画像に対して平均移動量に従った平行移動を行わせて累積した画素値を計算して出力画像(補間画像)としてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、インターレース画像をプログレッシブ画像に変換(IP変換)する画像処理装置に関する。詳しくは、IP変換において、特に低速の縦スクロール時に発生するインターレース妨害を軽減又は除去するようにした画像処理装置に関する。
従来、動画像を液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等に表示させる際に、インターレース画像をプログレッシブ(ノンインターレース)画像に変換(IP変換)している。
しかし、プログレッシブ画像を生成する際に、低速の縦スクロール時に所謂インターレース妨害(チラチラ感)が発生するという問題点があった。例えば元画像内の一本の水平線(エッジ)に対して、プログレッシブ画像ではぼやけた二本のエッジと一本のエッジとが周期的に発生し、このために出力画像では局所的なゆらぎであるインターレース妨害が発生する。
このようなインターレース妨害を緩和するため、従来では、フレーム/フィールド処理判定手段により、可変長復号部において復号処理したデータがマクロブロック毎にフレーム処理されているかフィールド処理されているかを判定し、フィールド処理されている場合には補間手段によりフレームデータを作成する映像信号復号装置が開示されている(例えば、以下の特許文献1)。
特開2000−350212号公報
しかしながら、上記特許文献は、単一のフィールド内の画像からインターレース妨害を緩和するものである。従って、例えば、画像を低速の縦スクロールする場合に水平に近いエッジ部分で発生する大きなインターレース妨害については殆んど効果が見られない。
なぜならば、縦スクロール時に水平線が縦方向に移動するものの、動きベクトルが横方向に検出される場合があり、補間によりプログレッシブ画像を生成しても、本来のスクロール方向ではない方向に基づいている(本来ならば縦方向に補間すべきところ、動きベクトルとして検出される横方向に補間される)ためインターレース妨害を除去できないからである。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、特に水平線の多い画像が低速で縦スクロールしたときに発生するインターレース妨害を軽減又は除去する画像処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一実施態様によれば、画像処理装置において、入力されたインターレース画像をプログレッシブ画像に変換する変換部と、前記インターレース画像が低速の縦スクロール画像であるか否かを検出するシーン検出部と、前記検出部により前記低速の縦スクロール画像であることが検出されると、前記インターレース画像の縦スクロールする速度に応じた平均移動量を計算し、過去複数フレームの出力画像の各々に対して前記平均移動量に従った平行移動を行わせ、平行移動後の前記過去複数フレームの出力画像と前記プログレッシブ画像とで累積した画素値を計算し、当該画素値を現在の出力画像として出力するフィルタ処理部とを備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の他の実施態様によれば、画像処理装置において、入力されたインターレース画像をプログレッシブ画像に変換する変換部と、前記インターレース画像が低速の縦スクロール画像であるか否かを検出するシーン検出部と、 前記検出部により前記低速の縦スクロール画像であることが検出されると、前記インターレース画像の縦スクロールする速度に応じた平均移動量を計算し、直前の出力画像に対して前記平均移動量に従った平行移動を行わせ、時間方向への再帰フィルタとして平行移動後の前記直前の出力画像と前記プログレッシブ画像とで累積した画素値を計算し、当該画素値を現在の出力画像として出力するフィルタ処理部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、特に水平線の多い画像が低速で縦スクロールしたときに発生するインターレース妨害を軽減又は除去する画像処理装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明が適用される画像処理装置の構成例を示す図である。画像処理装置10は、IP変換部20と、シーン検出処理部30と、インターレース妨害除去部40を備える。
IP変換部20は、インターレース画像である入力画像をプログレッシブ(ノンインターレース)画像に変換する。図1に示すように、IP変換部20は第1〜第3のフィールドメモリ21〜23と、動きベクトル検出部(詳細動きベクトル探索部)24と、フィールド間補間画像作成部25と、フィールド内補間画像作成部26と、重み付け加算部27とを備える。
第1〜第3のフィールドメモリ21〜23は、入力画像を順次フィールド単位で記憶する。
動きベクトル検出部24は、第1及び第3のフィールドメモリから入力画像F0、F2(現在の入力画像F0と過去2フィールド前の入力画像F2)を読み出して、動きベクトル(Mx、My)を検出する。例えば、2つの入力画像F0、F2の差分から動きベクトル(Mx、My)を検出する。
フィールド間補間画像作成部25は、第2のフィールドメモリ22から入力画像F1を読み出して、動きベクトル(Mx、My)に基づき入力画像F1の水平ラインを補間し、フィールド間補間画像(プログレッシブ画像)を作成する。
また、フィールド内補間画像作成部26は、第1のフィールドメモリ21から入力画像F0を読み出し、水平ライン間の各画素値を加算して1/2倍することで水平ラインを補間し、フィールド内補間画像(プログレッシブ画像)を作成する。
重み付け加算部27は、動きベクトル(Mx、My)の信頼度に応じ、その動きベクトル(Mx、My)が予想範囲内にあれば、フィールド間補間画像を出力する。動きベクトル(Mx、My)が予想範囲外で、かつ、対応する過去の入力画像がないと、フィールド内補間画像を出力する。
このようにIP変換部20からは、フィールド間又はフィールド内補間されたプログレッシブ画像が出力される。
シーン検出処理部30は、シーンベクトル検出部31を備える。シーンベクトル検出部31は、動きベクトル(Mx、My)から入力画像の縦スクロールの信頼度(確度)を示す係数tcoefを出力する。シーン検出処理部30(シーンベクトル検出部31)は、画面全体がインターレース妨害を起こしやすい低速の安定した縦スクロールシーンであることを検出している。処理の詳細は後述する。
インターレース妨害除去部40は、3D(3次元)フィルタ41とフィールドメモリ42を備える。
3Dフィルタ41は、補間されたプログレッシブ画像に対してインターレース妨害を防止するために、時間フィルタ処理を動きベクトル方向に向けて行う。3Dフィルタ41から、フィルタ処理後の補間画像が出力される。処理の詳細は後述する。
フィールドメモリ42は、3Dフィルタ処理された演算結果(出力画像)が記憶され、次フレームのフィルタ処理のために保存される。尚、フィールドメモリ42は複数から構成されてもよく、その場合、各フィールドメモリ42に過去に処理された出力画像が保存される。
次に具体的な処理について説明する。まず、シーン検出処理部30での縦スクロールの検出処理について説明し、次いで、3Dフィルタ41でのフィルタ処理について説明する。
(1)シーン検出処理部30での縦スクロール検出処理
図2を参照してシーン検出処理部30(シーンベクトル検出部31)での処理の詳細を説明する。
図2(A)及び同図(B)は入力画像に対する分割領域の例を示し、同図(C)はシーン検出処理部30での処理の流れを示す図である。
まず、シーンベクトル検出部31は入力画像を所定領域に分割し、分割領域に対して、動きベクトル(Mx、My)の各成分Mx、Myの平均値を計算し、その統計量を求める(S10)。
分割領域は、縦方向に分割数XSNUMで分割し(図2(A))、横方向に分割数YSNUMで分割する(同図(B))。例えば、XSNUM=YSNUM=15である。縦方向に分割された領域の幅(縦ストライプ領域の幅)をWw、横方向に分割された領域の幅(横ストライプ領域の幅)をWhとする。
そして、縦方向に分割された分割領域(図2(A))において、動きベクトル(Mx、My)のx方向の成分Mxに対する平均値と統計量を求める。また、横方向に分割された分割領域(図2(B))において、動きベクトル(Mx、My)のy方向の成分Myに対する平均値と統計量を求める。
まず、y方向の成分Myに対する平均値と統計量について説明する。n番目の分割領域内の動きベクトルMyの累積値Ysum(n)は、
Figure 2008098896
により得る。(数1)に示すように、領域内のすべての動きベクトルMyを用いて計算するのではなく、計算量を少なくするため、8画素おきにその動きベクトルMyを用いて計算している。勿論、4画素おきでも16画素おき等でもよい。
そして、1フィールド全体のy方向の平均移動量Yaveは、(数1)を用いて、
Figure 2008098896
により得る。
また、y方向の移動量の分散値Yvarは、分割領域の上下方向に隣り合う累積値Ysumの差分から、求めることができる。以下の式となる。
Figure 2008098896
同様にして、x方向の各分割領域内の平均値Xsum(n)を、
Figure 2008098896
により求め、x方向の平均移動量Xaveを、
Figure 2008098896
により求め、x方向の移動量の分散値Xvarを、
Figure 2008098896
により求める。
シーン検出処理部30は、このように求めた統計量Yvar、Yave、Xvar、Xaveから判定パラメータを算出する(S11)。判定パラメータは、AA、BB、DDの3つである。
AAは、入力画像がどれだけy方向に移動したかの係数(縦スクロールのy方向判定停止係数)を示す。y方向判定停止係数AAは、y方向の平均移動量Yave(数2)から求める。以下の式を用いる。
Figure 2008098896
(数7)において、「aa_off」や「aa_coef」は、y方向移動量判定計数AAの値が滑らかに変化させるようにするための係数である。y方向判定停止係数AAの値が大きいほど、入力画像のy方向の移動量が多いことを示す。
BBは、y方向に入力画像の各分割領域が揃って移動しているかどうかを判定するための係数(y方向分散係数)である。y方向分散係数BBは、y方向の移動量の分散値Yvar(数3)を用いて以下の式を用いる。
Figure 2008098896
この場合も、「bb_off」や「bb_coef」はy方向分散係数BBが滑らかに変化させるようにするための係数である。y方向分散係数BBは、全体的に揃って縦スクロールしていると低い値を取り得る。
DDは、入力画像がx方向へどれだけ移動したかの係数(x方向停止係数)を示す。x方向停止係数DDは、x方向への移動量が少ないと小さな値を取り得る。x方向平均移動量Xaveを用いて、以下の式により得る。
Figure 2008098896
そして、シーン検出処理部30は、このように求めた係数AA、BB、DDを用いて、縦スクロールの信頼度を示す係数tcoefを計算する(S12)。以下の式を用いる(係数AA等は小文字で示される)。
Figure 2008098896
入力画像に対してy方向の移動量が多く(aaの値が大きい)、y方向の分散が小さく(bbの値が小さく)、x方向への移動量が少ない(ddの値が小さい)とき、入力画像全体が滑らかに縦スクロールしていることを示し、それに応じて係数tcoefの値は大きくなる。
(数10)に示す式である、
tcoef=AA*BB/256*DD/256
においては、AA,BB,DDはそれぞれ前述の通り、AA:y方向移動量判定計数、BB:y方向分散係数計算値、DD:x方向停止係数計算値である。AAは画面内の縦方向(Y方向)の平均移動量が一定値以上であるかどうかにより0〜256までの値を取る。すなわち、縦方向の平均移動量が0であった場合には、AAの値も0になり、縦方向の平均移動量が所定の値以上になると、AAの値は急激に256に近くなる。
BBは画面内の縦方向移動ベクトルの分散が一定値以下であることを示す値であり、分散が小さい場合に256になり分散が大きくなると0になる値である。
DDは横方向(X方向)の移動量の絶対値の大きさが一定値以下であるかどうかを判定するための定数である。横方向への移動量の大きさが0であれば、DDの値は256になり、横方向の移動量が所定の値以上になると、DDの値は急激に0に近くなる。なお、DDの値を0〜256に設定しているのは固定小数点演算による計算を行うためであり、0〜1.0として浮動小数点演算を行ってもよい。
以上のようにして、シーン検出処理部30は、縦スクロール係数tcoefを出力し、tcoefの値に基づいてインターレース妨害を起こしやすい低速の縦スクロールシーンであることを検出する。
尚、tcoefの値は0のとき縦スクロールなし、256のとき縦スクロールあり、と判定する。0〜256の中間の値に対しては、上記のAA,BB,DDの値により滑らかに変化する。従って、tcoefを使い縦スクロール時の3Dフィルタを構成することで、縦スクロール時のインターレース妨害除去処理が滑らかに動作し、違和感の少ない処理を実現している。
(2)3Dフィルタ41でのフィルタ処理
次に、図3乃至図5を参照して、インターレース妨害除去部40の3Dフィルタ41における3Dフィルタ処理について説明する。3Dフィルタ処理は、補間後のプログレッシブ画像に対して、フィルタ処理を動きベクトル方向に行うものである。処理パラメータとして、平均ベクトルと縦スクロール係数tcoefを使用する。
平均ベクトルについて説明する。3Dフィルタ41は、IP変換部20の動きベクトル検出部24から動きベクトル(Mx、My)が入力される。まず、この動きベクトル(Mx、My)のx、y成分のライン内の平均ベクトルVx_ave(t、y)、Vy_ave(t、y)を計算する。それぞれ、以下の式を用いる。
Figure 2008098896
Figure 2008098896
ここで、「t」は時間を示し、「width」はプログレッシブ画像1フレームの横方向(x方向)の幅を示す。
そして、ライン内平均ベクトルVx_ave(t、y)、Vy_ave(t、y)から平均ベクトルVx(t、y)、Vy(t、y)を計算する。以下の式を夫々用いる。
Figure 2008098896
Figure 2008098896
図3(A)及び同図(B)は、平均ベクトルの求め方を示す概念図である。同図(B)に示すように、時間(t)の画像の処理対象ラインのライン内平均ベクトルVx_ave(t、y)、Vy_ave(t、y)をまず計算し、直前VYLENライン数分の各ライン内平均ベクトルの平均を求めることで、平均ベクトルVx(t、y)、Vy(t、y)を計算している。例えば、VYLEN=48である。この平均ベクトルVx(t、y)、Vy(t、y)は、VYLENライン数分の領域内における画素の平均移動量を示す。
本来なら、動きベクトル(Mx、My)をそのまま使用して、移動量としてフィルタ処理を行えばよいが、縦スクロール時にエッジ領域において横方向のベクトルが検出される場合があり、そのままフィルタ処理してもエッジ領域のインターレース妨害を防止することができないため、このような平均ベクトル(平均移動量)Vx(t、y)、Vy(t、y)を計算している。
この平均ベクトルを求める際に、図3(B)に示すように準備エリアを設けている。この準備エリアには、時間(t−1)のプログレッシブ画像における画像エリアの「0〜VYLEN」行の平均ベクトルが挿入される。時間(t)の画像において、平均エリアが画像エリアの「0」行目のラインを超える場合に、この準備エリアの平均ベクトル値を使用して、平均ベクトルVx(t、y)、Vy(t、y)を計算する。準備エリアの値を利用することで、平均ベクトルVx(t、y)、Vy(t、y)が滑らかに変化し、画像全体に亘り正しくフィルタ処理を行わせることができる。
そして、この平均ベクトル(平均移動量)Vx(t、y)、Vy(t、y)と、縦スクロール係数tcoefを用いて3Dフィルタ処理を行う。
3Dフィルタ41におけるフィルタ処理の詳細について説明する。本実施例では、フィルタ処理に関し、IIR(Infinite Impulse Response)型フィルタと、FIR(Finite Impulse Response)型フィルタにより処理を行わせることができる。これら2つの処理について夫々説明する。
(2−1)IIR型フィルタ
図4は、3Dフィルタ41のブロック構成図である。第1の乗算器411と、α演算部412と、平均移動量演算部413と、第1の加算器414と、第2の乗算器415と、読み出し制御部416と、フレームバッファ417(図1のフィールドメモリ42に対応)を備える。
α演算部412は、縦スクロール係数tcoefからフィルタ処理に使用される時定数αを演算する。以下の式を用いる。
Figure 2008098896
ここで、「tflt_max」は最大フィルタ係数であり、αを「0〜1」の範囲内に抑えるためである。α演算部412は、演算したαを第2の乗算器415に、(1−α)を第1の乗算器411に出力する。
平均移動量演算部413は、動きベクトル(Mx、My)から平均ベクトルVx(t、y)、Vy(t、y)を計算し、読み出し制御部416に出力する。
読み出し制御部416は、フレームバッファ417の直前の出力フレーム画像Frmを読み出すが、平均ベクトルVx(t、y)、Vy(t、y)分、オフセットした画素の座標位置を読み出す。つまり、読み出す出力フレーム画像Frmは、以下のように示すことができる。
Figure 2008098896
尚、(数16)において、オフセット量を平均ベクトルVx(t、y)、Vy(t、y)の夫々1/2倍としているのは、30フレーム/秒であるプログレッシブ画像(読み出されるフレーム画像Frm)と60フィールド/秒であるノンインターレース画像(平均ベクトル計算の際に利用した入力画像F0、F2)とを合わせるためである。
第2の乗算器415は、読み出した出力フレーム画像Frmと、αとを乗算し出力する。一方、第1の乗算器411は、補間後の現在のフレーム画像Yout(t、x、y)と、(1−α)とを乗算し出力する。
第1の加算器414は、第1及び第2の乗算器411、415からの画像を加算し、出力画像YFrm(t、x、y)を得る。ここで、出力画像YFrm(t、x、y)は、
Figure 2008098896
で示される。出力画像Yout(t、x、y)との比率αによるブレンド演算によりαを時定数とする3Dフィルタ処理が行われる。
(数17)に示すように、縦スクロール係数tcoefが「0」、即ち、縦スクロールが検出されないと、フレームバッファ417に記憶された直前フレームがそのまま出力画像YFrm(t、x、y)として出力される。尚、(数17)において、min()、max()とあるのは、出力画像(の画素値)YFrm(t、x、y)を「0〜255」の範囲に抑えるためである。
このように、IIR型のフィルタ処理では、シーン検出処理部30で安定した縦スクロールシーンを検出すると、縦スクロールの速度を示す動きベクトル(Mx、My)に応じて、過去のフレーム画像Frm(t−1、x、y)を動き量(平均ベクトルVx(t、y)、Vy(t、y))に従った平行移動を行わせ、その画素値と補間画像(の画素値)Yout(t、x、y)とで累積した画素値を計算し、その画素値YFrm(t、x、y)を出力画像としている。
ただし、累積した画素値を計算するときに、フィルタを時間方向への再帰フィルタとして構成し、それにより出力画像(の画素値)YFrm(t、x、y)を得ている。
IP変換部20から出力された補間画像(の画素値)Yout(t、x、y)に着目すると、縦スクロール時にはその画素値は時間の経過とともに大きく変化する。しかし、時間方向に向けてフィルタ処理を行わせることで、出力画像YFrm(t、x、y)はその変化に追従するものの滑らかに変化する。
従って、インターレース妨害が多く発生する画像に対して、図4に示すような3Dフィルタを用いることで、低速の縦スクロール時にインターレース妨害が多く発生するような画像に対しても画像自体をぼかすことなく鮮明で安定した縦スクロール画像を得る。
図6(A)は従来のIP変換後の縦スクロール時の出力画像の例を示し、同図(B)は本実施例における縦スクロール時の出力画像の例を示す。同図(B)に示すように、本実施例による出力画像は、エッジ部分でのゆらぎは少なく、インターレース妨害を除去又は軽減した鮮明な画像となっている。
(2−2)FIR型フィルタ
次に、3Dフィルタ41をFIR型で構成したときの例について説明する。図5は、3Dフィルタ41のブロック構成図である。図4と同一部分には同一の番号を付している。
3Dフィルタ41は、過去7フレーム分の画像を記憶する7つのフレームバッファ421〜427と、平均移動量(平均ベクトル)に基づいて各フレームバッファ421〜427からフレームの読み出し制御を行う7つの読み出し制御部431〜437と、時定数αと各読み出し制御部431〜437から読み出した出力画像との乗算等を行う8つの乗算器440〜447と、各乗算器440〜447からの出力画像を加算する7つの加算器450〜456を備える。
フィルタ処理の時定数αは、図4の例と同様、α演算部412で計算されて、各乗算器440〜447に出力される。平均移動量も平均移動量演算部413で計算される。尚、α演算部412は、(1−α)と、α/N(Nはフレームバッファの数)とを演算して出力する。
図5の例における、出力画像YFrm(t、x、y)は以下の式により表わされる。
Figure 2008098896
ここで、Vx,Vyは画面内移動量から計算される平均移動ベクトル量を示し、Frm(t,x,y)は、IP変換された時刻tにおける入力画像データを示す。
各フレームバッファ421〜427から、平均移動量に基づいて、各々過去に処理されたフレーム画像を読み出す。この場合も、平均ベクトルにより平行移動を行わせたフレーム画像が読み出される。そして、各乗算器440〜447において、読み出されたフレーム画像等と時定数αとが乗算され、それらを各加算器450〜456で加算し、累積した画素値を得る。その累積値を出力画像(の画素値)YFrm(t、x、y)として、縦スクロール時の出力画像としている。
このFIR型においても、シーン検出処理部30で安定した縦スクロールシーンであることが検出されると、縦スクロールの速度を示す動きベクトル(Mx、My)に応じて、過去の複数枚の各フレーム画像Frm(t−i、x、y)を動き量(平均ベクトルVx(t、y)、Vy(t、y))に従って平行移動を行わせ、累積した画素値を計算し、その画素値YFrm(t、x、y)を縦スクロールのときの出力画像としている。
この場合でも、補間画像(の画素値)Yout(t、x、y)は、縦スクロール時に画素値は時間方向に向けて大きく変化するものの、時間移動平均によりフィルタ処理を行うことで、出力画像YFrm(t、x、y)はその変化に追従するものの滑らかに変化する。
従って、低速の縦スクロール時に発生するインターレース妨害を除去し、画像自体をぼかすことなく鮮明で安定した縦スクロール画像を得る。例えば、図6(B)に示す縦スクロール画像を得ることができる。
尚、FIR型のフィルタにおいて、フレームバッファ421〜427等の数は「7」として説明した。勿論、これは一例であり、インターレース妨害を除去等した出力画像YFrm(t、x、y)が得られるのであれば、「2」や「3」等、複数個あればよい。
このFIR型と上述したIIR型とを比較すると、FIR型(図5)では平行移動後に累積画素値をそのまま過去複数フレームに亘り計算しているが、IIR型(図4)では再帰フィルタにより直前のフレームを用いて計算している。従って、IIR型により構成されたフィルタ41はフレームバッファ421〜427の数を削減させることができる。
本実施例で説明した画像処理装置1は、例えば、液晶テレビやプラズマテレビ、液晶ディスプレイを有する情報機器(例えば、パーソナルコンピュータや携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)等)に使用されて好適である。
以上まとめると付記のようになる。
(付記1)
入力されたインターレース画像をプログレッシブ画像に変換する変換部と、
前記インターレース画像が低速の縦スクロール画像であるか否かを検出するシーン検出部と、
前記検出部により前記低速の縦スクロール画像であることが検出されると、前記インターレース画像の縦スクロールする速度に応じた平均移動量を計算し、過去複数フレームの出力画像の各々に対して前記平均移動量に従った平行移動を行わせ、平行移動後の前記過去複数フレームの出力画像と前記プログレッシブ画像とで累積した画素値を計算し、当該画素値を現在の出力画像として出力するフィルタ処理部と
を備えることを特徴とする画像処理装置。
(付記2)
前記IP変換部には前記インターレース画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部を備え、
前記シーン検出部は、前記動きベクトルに基づいて、前記縦スクロール画像のスクロールする縦方向の移動量が多く、前記縦スクロール画像全体が揃って縦方向に移動し、前記縦スクロール画像の横方向への移動量が少ないことを検出したとき、前記インターレース画像が低速の縦スクロール画像であることを検出することを特徴とする付記1または7記載の画像処理装置。
(付記3)
前記フィルタ処理部は、前記IP変換部により検出された動きベクトルに対し当該動きベクトルの平均から前記平均移動量を計算することを特徴とする付記1または7記載の画像処理装置。
(付記4)
前記フィルタ処理部は、前記インターレース画像の複数ライン分の前記動きベクトルから前記平均移動量を計算し、直前の前記インターレース画像の画像エリアの最も上のラインから前記複数ライン分の前記平均移動量を準備エリアに挿入し、現在の前記プログレッシブ画像の前記平均移動量を計算するときに前記複数ラインが前記インターレース画像の画像エリアの最も上のラインを超えたときに前記準備エリアに挿入された前記平均移動量を用いて計算を行うことを特徴とする付記3記載の画像処理装置。
(付記5)
前記フィルタ処理部は、前記過去複数フレームの出力画像の各々に対して、前記平均移動量分オフセットすることで前記平行移動を行わせ、前記オフセット位置にある画素の画素値を読み出して前記累積した画素値を計算することを特徴とする付記1記載の画像処理装置。
(付記6)
前記フィルタ処理部は、前記シーン検出部で検出された検出結果に基づく比率を前記平行移動後の過去複数フレームの出力画像と、前記プログレッシブ画像とに乗算して、乗算された各画像の画素値により、前記累積した画素値を計算することを特徴とする付記1記載の画像処理装置。
(付記7)
入力されたインターレース画像をプログレッシブ画像に変換する変換部と、
前記インターレース画像が低速の縦スクロール画像であるか否かを検出するシーン検出部と、
前記検出部により前記低速の縦スクロール画像であることが検出されると、前記インターレース画像の縦スクロールする速度に応じた平均移動量を計算し、直前の出力画像に対して前記平均移動量に従った平行移動を行わせ、時間方向への再帰フィルタとして平行移動後の前記直前の出力画像と前記プログレッシブ画像とで累積した画素値を計算し、当該画素値を現在の出力画像として出力するフィルタ処理部と
を備えることを特徴とする画像処理装置。
(付記8)
前記フィルタ処理部は、前記直前の出力画像に対して、前記平均移動量分オフセットすることで前記平行移動を行わせ、前記オフセット位置にある画素の画素値を読み出して前記累積した画素値を計算することを特徴とする付記7記載の画像処理装置。
(付記9)
前記フィルタ処理部は、前記シーン検出部で検出された検出結果に基づく比率を前記平行移動後の直前の出力画像と、前記プログレッシブ画像とにブレンド演算により乗算し、乗算された各画像の画素値により、前記累積した画素値を計算することを特徴とする付記7記載の画像処理装置。
(付記10)
画像処理装置における画像処理方法において、
入力されたインターレース画像を変換部によりプログレッシブ画像に変換し、
前記インターレース画像が低速の縦スクロール画像であるか否かを検出し、
前記低速の縦スクロール画像であることが検出されると、前記インターレース画像の縦スクロールする速度に応じた平均移動量を計算し、過去複数フレームの出力画像の各々に対して前記平均移動量に従った平行移動を行わせ、平行移動後の前記過去複数フレームの出力画像と前記プログレッシブ画像とで累積した画素値を計算し、当該画素値を現在の出力画像として出力する
ことを特徴とする画像処理方法。
(付記11)
画像処理装置における画像処理方法において、
入力されたインターレース画像を変換部によりプログレッシブ画像に変換し、
前記インターレース画像が低速の縦スクロール画像であるか否かを検出し、
前記低速の縦スクロール画像であることが検出されると、前記インターレース画像の縦スクロールする速度に応じた平均移動量を計算し、直前の出力画像に対して前記平均移動量に従った平行移動を行わせ、時間方向への再帰フィルタとして平行移動後の前記直前の出力画像と前記プログレッシブ画像とで累積した画素値を計算し、当該画素値を現在の出力画像として出力する
ことを特徴とする画像処理方法。
(付記12)
画像処理装置における画像処理プログラムであって、
入力されたインターレース画像をプログレッシブ画像に変換する処理と、
前記インターレース画像が低速の縦スクロール画像であるか否かを検出する処理と、
前記低速の縦スクロール画像であることが検出されると、前記インターレース画像の縦スクロールする速度に応じた平均移動量を計算し、複数のメモリに夫々記憶された過去複数フレームの出力画像を読み出す際に、前記過去複数フレームの出力画像の各々に対して前記平均移動量に従った平行移動を行わせて読み出し、平行移動後の前記過去複数フレームの出力画像と前記プログレッシブ画像とで累積した画素値を計算し、当該画素値を現在の出力画像として出力する処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
(付記13)
画像処理装置における画像処理プログラムであって、
入力されたインターレース画像を変換部によりプログレッシブ画像に変換する処理と、
前記インターレース画像が低速の縦スクロール画像であるか否かを検出する処理と、
前記低速の縦スクロール画像であることが検出されると、前記インターレース画像の縦スクロールする速度に応じた平均移動量を計算し、画像処理装置のメモリに記憶された直前の出力画像を読み出す際に、前記平均移動量に従った平行移動を行わせて読み出し、時間方向への再帰フィルタとして平行移動後の前記直前の出力画像と前記プログレッシブ画像とで累積した画素値を計算し、当該画素値を現在の出力画像として出力する処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
図1は、本発明が適用される画像処理装置の構成例を示す図である。 図2(A)及び同図(B)は分割領域の例を示し、同図(C)はシーン件sy通処理部での処理の流れを示す図である。 図3(A)及び同図(B)は処理対象ラインと平均エリアを説明するための図である。 図4は、3Dフィルタの構成例を示す図である。 図5は、3Dフィルタの構成例を示す図である。 図6(A)は従来のIP変換後の縦スクロール時の出力画像、同図(B)は本実施例によるIP変換後の出力画像の、夫々の例を示す図である。
符号の説明
10 画像処理装置、 20 IP変換部、 21〜23 第1〜第3のフィールドメモリ、 24 動きベクトル検出部(詳細動きベクトル探索部)、 25 フィールド間補間画像作成部、 26 フィールド内補間画像作成部、 27 重み付け加算部、 30 シーン検出処理部、 31 シーンベクトル検出部、 40 インターレース妨害除去部、 41 3Dフィルタ、 42 フィールドメモリ、 411 第1の乗算器、 412 α演算部、 413 平均移動量演算部、 414 第1の加算器、 415 第2の乗算器、 416,431〜437 読み出し制御部、 417,421〜427 フレームバッファ、 440〜447 乗算器、 450〜456 加算器、 (Mx、My) 動きベクトル、 tcoef 縦スクロール係数、 Vx(t、y),Vy(t、y) 平均ベクトル(平均移動量)、 Yout(t、x、y) 補間画像、 YFrm(t、x、y) 出力画像

Claims (8)

  1. 入力されたインターレース画像をプログレッシブ画像に変換する変換部と、
    前記インターレース画像が低速の縦スクロール画像であるか否かを検出するシーン検出部と、
    前記検出部により前記低速の縦スクロール画像であることが検出されると、前記インターレース画像の縦スクロールする速度に応じた平均移動量を計算し、過去複数フレームの出力画像の各々に対して前記平均移動量に従った平行移動を行わせ、平行移動後の前記過去複数フレームの出力画像と前記プログレッシブ画像とで累積した画素値を計算し、当該画素値を現在の出力画像として出力するフィルタ処理部と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 入力されたインターレース画像をプログレッシブ画像に変換する変換部と、
    前記インターレース画像が低速の縦スクロール画像であるか否かを検出するシーン検出部と、
    前記検出部により前記低速の縦スクロール画像であることが検出されると、前記インターレース画像の縦スクロールする速度に応じた平均移動量を計算し、直前の出力画像に対して前記平均移動量に従った平行移動を行わせ、時間方向への再帰フィルタとして平行移動後の前記直前の出力画像と前記プログレッシブ画像とで累積した画素値を計算し、当該画素値を現在の出力画像として出力するフィルタ処理部と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記IP変換部には前記インターレース画像の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部を備え、
    前記シーン検出部は、前記動きベクトルに基づいて、前記縦スクロール画像のスクロールする縦方向の移動量が多く、前記縦スクロール画像全体が揃って縦方向に移動し、前記縦スクロール画像の横方向への移動量が少ないことを検出したとき、前記インターレース画像が低速の縦スクロール画像であることを検出することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記フィルタ処理部は、前記IP変換部により検出された動きベクトルに対し当該動きベクトルの平均から前記平均移動量を計算することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  5. 前記フィルタ処理部は、前記インターレース画像の複数ライン分の前記動きベクトルから前記平均移動量を計算し、直前の前記インターレース画像の画像エリアの最も上のラインから前記複数ライン分の前記平均移動量を準備エリアに挿入し、現在の前記プログレッシブ画像の前記平均移動量を計算するときに前記複数ラインが前記インターレース画像の画像エリアの最も上のラインを超えたときに前記準備エリアに挿入された前記平均移動量を用いて計算を行うことを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 画像処理装置における画像処理方法において、
    入力されたインターレース画像を変換部によりプログレッシブ画像に変換し、
    前記インターレース画像が低速の縦スクロール画像であるか否かを検出し、
    前記低速の縦スクロール画像であることが検出されると、前記インターレース画像の縦スクロールする速度に応じた平均移動量を計算し、過去複数フレームの出力画像の各々に対して前記平均移動量に従った平行移動を行わせ、平行移動後の前記過去複数フレームの出力画像と前記プログレッシブ画像とで累積した画素値を計算し、当該画素値を現在の出力画像として出力する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  7. 画像処理装置における画像処理方法において、
    入力されたインターレース画像を変換部によりプログレッシブ画像に変換し、
    前記インターレース画像が低速の縦スクロール画像であるか否かを検出し、
    前記低速の縦スクロール画像であることが検出されると、前記インターレース画像の縦スクロールする速度に応じた平均移動量を計算し、直前の出力画像に対して前記平均移動量に従った平行移動を行わせ、時間方向への再帰フィルタとして平行移動後の前記直前の出力画像と前記プログレッシブ画像とで累積した画素値を計算し、当該画素値を現在の出力画像として出力する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  8. 画像処理装置における画像処理プログラムであって、
    入力されたインターレース画像をプログレッシブ画像に変換する処理と、
    前記インターレース画像が低速の縦スクロール画像であるか否かを検出する処理と、
    前記低速の縦スクロール画像であることが検出されると、前記インターレース画像の縦スクロールする速度に応じた平均移動量を計算し、複数のメモリに夫々記憶された過去複数フレームの出力画像を読み出す際に、前記過去複数フレームの出力画像の各々に対して前記平均移動量に従った平行移動を行わせて読み出し、平行移動後の前記過去複数フレームの出力画像と前記プログレッシブ画像とで累積した画素値を計算し、当該画素値を現在の出力画像として出力する処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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