JP2008098889A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過温度保護を適切に行なうことが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置100は、スイッチ素子SW1と、スイッチ素子SW1に電圧を供給する駆動回路3と、周囲温度を検出し、検出した周囲温度が基準温度より高い場合には駆動回路3によるスイッチ素子SW1への電圧供給を制御してスイッチ素子SW1をオフ状態とする過温度保護回路1と、ワイヤW2を含み、ワイヤW2が剥離した場合には基準温度を低くする故障検出回路2とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、過温度保護を行なう半導体装置に関する。
半導体装置の熱破壊を防ぐために、ダイオードの温度特性等を利用して温度検出を行なう半導体装置が開発されている(たとえば、特許文献1〜8参照)。
特開平06−117942号公報 特開平08−236709号公報 特開平08−316471号公報 特開平09−229778号公報 特開平10−116987号公報 特開2002−368222号公報 特開平06−342876号公報 特開2003−204028号公報
たとえばモータを駆動するためのIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等のスイッチ素子を備える従来の半導体装置では、スイッチ素子のオン状態およびオフ状態の切り替えを繰り返し行なってモータを駆動する。ここで、スイッチ素子の切り替えの際に発生する損失が熱ストレスとなり、温度検出を行なう回路においてはんだ亀裂およびワイヤの剥離等が生じる場合がある。このような場合には、温度検出を正常に行なうことができず、半導体装置が熱破壊されてしまう。
それゆえに、本発明の目的は、過温度保護を適切に行なうことが可能な半導体装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる半導体装置は、スイッチ素子と、スイッチ素子に電圧を供給する駆動回路と、周囲温度を検出し、検出した周囲温度が基準温度より高い場合には駆動回路によるスイッチ素子への電圧供給を制御してスイッチ素子をオフ状態とする過温度保護回路と、ワイヤを含み、ワイヤが剥離した場合には基準温度を低くする故障検出回路とを備える。
本発明によれば、過温度保護を適切に行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の構成を示す図である。
図1を参照して、半導体装置100は、過温度保護回路1と、故障検出回路2と、駆動回路3と、短絡/過電流保護回路4と、論理ゲート5と、たとえばIGBTであるスイッチ素子SW1とを備える。過温度保護回路1は、ダイオードD1と、コンパレータG1と、電源PS2とを含む。故障検出回路2は、ワイヤW1〜W3と、抵抗R1およびR2と、電源PS1とを含む。
ワイヤW2の一端が抵抗R1の一端と、抵抗R2の一端とに接続され、ワイヤW2の他端がワイヤW1の一端と、ダイオードD1のアノードとに接続される。
ワイヤW1の他端が抵抗R2の他端と、コンパレータの反転入力端子(第1の入力端子)とに接続される。コンパレータの非反転入力端子(第2の入力端子)が電源PS2の出力に接続される。
抵抗R1の他端が電源PS1の出力に接続される、すなわち抵抗R1の他端に第1の電圧V1が供給される。
ワイヤW3の一端がダイオードD1のカソードに接続され、ワイヤW3の他端が接地電位に接続される。すなわち、ダイオードD1のカソードに接地電圧(第2の電圧V2)が供給される。
図2は、半導体チップおよびワイヤの位置関係を示す図である。
図2を参照して、半導体装置100は、半導体チップCP1およびCP2を備える。半導体チップCP1には、1個または複数個のスイッチ素子SW1と、過温度保護回路1におけるダイオードD1とが形成される。半導体チップCP2には、過温度保護回路1におけるコンパレータG1および電源PS2と、故障検出回路2と、駆動回路3と、短絡/過電流保護回路4と論理ゲート5が形成される。
半導体チップCP1においてパッドPD1〜PD5が配置され、それぞれワイヤW1〜W5が接合される。ワイヤW1〜W5を介して半導体チップCP1およびCP2が接続される。半導体チップCP1の略中央部にワイヤW2の接合部(パッドPD2)が配置される。ワイヤW1〜W5は、たとえばアルミワイヤである。
再び図1を参照して、駆動回路3は、スイッチ素子SW1のゲートに電圧を供給する。
スイッチ素子SW1は、駆動回路3から供給される電圧に基づいてオン状態およびオフ状態を切り替える。
短絡/過電流保護回路4は、スイッチ素子SW1における電流量を監視(モニタ)し、スイッチ素子SW1における短絡または過電流を検出した場合には、駆動回路3によるスイッチ素子SW1への電圧供給を制御してスイッチ素子SW1をオフ状態とする。より詳細には、短絡/過電流保護回路4は、スイッチ素子SW1における短絡または過電流を検出した場合には、Hレベルの信号を論理ゲート5に出力する。ここで、論理ゲート5はたとえばORゲートであり、温度保護回路1または短絡/過電流保護回路4からHレベルの信号を受けると、Hレベルの信号を駆動回路3の端子Sに出力する。駆動回路3は、論理ゲート5からHレベルの信号を受けて、スイッチ素子SW1をオフ状態とする。
過温度保護回路1は、周囲温度を検出し、検出した周囲温度が基準温度より高い場合には駆動回路3によるスイッチ素子SW1への電圧供給を制御してスイッチ素子SW1をオフ状態とする。基準温度は、スイッチ素子SW1がIGBTの場合、たとえば145℃である。より詳細には、ダイオードD1は、順方向電圧が負の温度係数を有している。このため、ダイオードD1の周囲温度が上昇するとコンパレータG1の反転入力端子に印加される電圧が小さくなる。そして、コンパレータG1の反転入力端子に印加される電圧がコンパレータG1の非反転入力端子に印加される電圧より小さくなると、コンパレータG1はHレベルの信号を論理ゲート5を介して駆動回路3の端子Sに出力する。駆動回路3は、コンパレータG1から受けた信号がHレベルになると、スイッチ素子SW1をオフ状態とする。
故障検出回路2は、ワイヤW2が剥離した場合には、過温度保護回路1が用いる基準温度を低くする。
図3は、ダイオードD1に印加される電圧およびダイオードD1に流れる電流の関係を示す図である。なお、参考までに、ダイオードD1の高温時および低温時における特性も図3に示している。
図3を参照して、A点はワイヤW2が剥離した状態を示し、B点はワイヤW2が剥離していない状態を示す。
ワイヤW2が剥離していない場合には、第1の電圧V1−第2の電圧V2(接地電圧)間に抵抗R1およびダイオードD1が直列接続される回路が形成される。一方、ワイヤW2が剥離した場合には、第1の電圧V1−第2の電圧V2間に抵抗R1、抵抗R2およびダイオードD1が直列接続される回路が形成される。
このため、ワイヤW2が剥離した場合は、ワイヤW2が剥離していない場合と比べてダイオードD1に印加される電圧が小さくなり、ダイオードD1に流れる電流が小さくなる。そうすると、コンパレータG1の反転入力端子に印加される電圧が小さくなり、過温度保護回路1が用いる基準温度が低くなる。すなわち、ワイヤW2が剥離した場合、同じ温度条件において、コンパレータG1の反転入力端子に印加される電圧が、ワイヤW2が剥離していない場合と比べて小さくなることから、ワイヤW2が剥離した場合はワイヤW2が剥離していない場合と比べてより低い温度でコンパレータG1がHレベルの信号を出力することになる。
図4は、駆動回路の構成を示す回路図である。
図4を参照して、駆動回路3は、電源PS11およびPS12と、フォトカプラFC1と、アンプG11と、トランジスタTR1およびTR2と、抵抗R11とを含む。半導体装置100は、スイッチ素子SW1としてIGBTを備える。IGBTのゲートが抵抗R11に接続される。IGBTのエミッタが、直列接続された電源PS11と電源PS12との接続点に接続される。
通常動作時、アンプG11は入力信号INに応じてHレベルまたはLレベルの信号を出力する。また、アンプG11は、過温度保護回路1におけるコンパレータG1または短絡/過電流保護回路4から受けた信号がHレベルである場合には、入力信号INに関わらずLレベルの信号を出力する。
駆動回路3におけるアンプG11の出力信号がHレベルになると、トランジスタTR1がオン状態、トランジスタTR2がオフ状態となる。そうすると、IGBTのゲート−エミッタ間には正の電圧が印加されてIGBTがオン状態となり、IGBTのコレクタ−エミッタ間に電流が流れる。一方、アンプG11の出力信号がLレベルになると、トランジスタTR1がオフ状態、トランジスタTR2がオン状態となる。そうすると、IGBTのゲート−エミッタ間には負の電圧が印加されてIGBTがオフ状態となり、IGBTのコレクタ−エミッタ間に電流が流れなくなる。
図5は、駆動回路の変形例の構成を示す回路図である。図5を参照して、半導体装置100は、スイッチ素子SW1としてバイポーラトランジスタを備える。バイポーラトランジスタのベースが抵抗R11に接続される。バイポーラトランジスタのエミッタが、直列接続された電源PS11と電源PS12との接続点に接続される。駆動回路3は、バイポーラトランジスタのベース−エミッタ間の電位を変化させることにより、出力電流を制御する。
バイポーラチップ製造プロセスはIGBTチップ製造プロセスより安価であるため、半導体装置の製造コストを低減することができる。
図6は、駆動回路の変形例の構成を示す回路図である。図6を参照して、半導体装置100は、スイッチ素子SW1としてRC(Reverse Conducting:逆導通)−IGBTを備える。RC−IGBTは、スイッチ素子と、ダイオードとを含む。RC−IGBTのゲートが抵抗R11に接続される。RC−IGBTのエミッタが、直列接続された電源PS11と電源PS12との接続点に接続される。駆動回路3は、RC−IGBTのゲート−エミッタ間の電位を変化させることにより、出力電流を制御する。
ここで、IGBTがモータを駆動する場合には、誘導性(L)負荷であるため、IGBTがオン状態からオフ状態になったときに逆耐圧がかかり、回生電流が流れる。そして、IGBTは逆耐圧に弱く、壊れやすい。このため、IGBTのエミッタ側からコレクタ側へ電流を流すためのダイオードを配置する必要がある。したがって、IGBTチップおよびダイオードチップを1チップ化できるRC−IGBTを使用することにより、半導体装置の製造コストを低減することができる。
図7は、駆動回路の変形例の構成を示す回路図である。図7を参照して、半導体装置100は、スイッチ素子SW1としてMOS(Metal Oxide Semiconductor)−FET(Field Effect Transistor)を備える。MOS−FETのゲートが抵抗R11に接続される。MOS−FETのソースが、直列接続された電源PS11と電源PS12との接続点に接続される。駆動回路3は、MOS−FETのゲート−ソース間の電位を変化させることにより、出力電流を制御する。
ここで、MOS−FETのオン状態におけるドレイン−ソース間電圧は、IGBTのオン状態におけるコレクタ−エミッタ間電圧と比べて小さいため、オン状態およびオフ状態の切り替えの際に発生する損失が小さく、半導体装置が熱破壊しにくくなる。
図8は、駆動回路の変形例の構成を示す回路図である。図8を参照して、半導体装置100は、スイッチ素子SW1としてサイリスタを備える。サイリスタのゲートが抵抗R11に接続される。サイリスタのアノードが、直列接続された電源PS11と電源PS12との接続点に接続される。駆動回路3は、サイリスタのゲート−カソード間の電位を変化させることにより、出力電流を制御する。サイリスタは、IGBTと比べてスイッチング制御が容易である。
図9は、駆動回路の変形例の構成を示す回路図である。図9を参照して、半導体装置100は、スイッチ素子SW1としてトライアックを備える。トライアックのゲートが抵抗R11に接続される。トライアックの端子T2が、直列接続された電源PS11と電源PS12との接続点に接続される。駆動回路3は、トライアックのゲート−端子T1間の電位を変化させることにより、出力電流を制御する。
図8に示すサイリスタはカソード−アノード間の片方向にしか電流を流すことができないが、トライアックを用いる構成により、端子T1−端子T2間の両方向に電流を流すことができる。
図10は、駆動回路の変形例の構成を示す回路図である。図10を参照して、半導体装置100は、スイッチ素子SW1としてGTO(Gate Turn-Off Thyristor)を備える。GTOのゲートが抵抗R11に接続される。GTOのアノードが、直列接続された電源PS11と電源PS12との接続点に接続される。駆動回路3は、GTOのゲート−カソード間の電位を変化させることにより、出力電流を制御する。
スイッチ素子としてGTOを使用することにより、半導体装置の高速化が可能となる、すなわちスイッチ素子の切り替え動作を高速化することができる。
なお、上記の他に、たとえば還流ダイオードとして用いられるダイオードをスイッチ素子SW1とする構成であってもよい。この場合、図4〜図10に示すような構成の駆動回路は不要となる。
また、半導体装置100は、1個または複数個のIGBTがスイッチ素子SW1として形成されるIGBTチップと、1個または複数個のダイオードがスイッチ素子SW1として形成されるダイオードチップとを備え、IGBTチップおよびダイオードチップがモジュール化される構成であってもよい。
ところで、たとえばモータを駆動するためのIGBT等のスイッチ素子を備える従来の半導体装置では、スイッチ素子の切り替えの際に発生する損失が熱ストレスとなり、温度検出を行なう回路においてはんだ亀裂およびワイヤの剥離等が生じる場合がある。このような場合には、温度検出を正常に行なうことができず、半導体装置が熱破壊されてしまう。
しかしながら、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置では、過温度保護回路1は、周囲温度を検出し、検出した周囲温度が基準温度より高い場合には駆動回路3によるスイッチ素子SW1への電圧供給を制御してスイッチ素子SW1をオフ状態とする。そして、故障検出回路2は、ワイヤW2が剥離した場合には、過温度保護回路1が用いる基準温度を低くする。このような構成により、少なくともワイヤW2が熱によって剥離した時点でスイッチ素子SW1の切り替え動作を停止して半導体装置の熱破壊を防ぐことができる。したがって、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置では、過温度保護を適切に行なうことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置では、半導体チップCP1の略中央部にワイヤW2の接合部(パッドPD2)が配置される。ここで、一般に半導体チップでは、中央部が最も温度が上昇しやすい。したがって、ワイヤW2の接合部を半導体チップCP1の略中央部に配置することにより、迅速に温度異常を検出し、半導体チップCP1の中央部以外における回路の熱破壊を確実に防ぐことができ、半導体装置の過温度保護を適切に行なうことができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る半導体装置に対してモータ等の外部装置を駆動する構成とした半導体装置に関する。
図11は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の構成を示す図である。
図11を参照して、半導体装置101は、過温度保護回路61と、故障検出回路62と、コンバータ部51と、ブレーキ部52と、インバータ部53と、CPU(Central Processing Unit)64と、コンデンサC1とを備える。インバータ部53は、スイッチ素子SWA〜SWFと、ダイオードDA〜DFと、駆動回路3A〜3Fと、ブレーキ部52は、抵抗R21と、スイッチ素子SWGと、ダイオードDGと、駆動回路3Gとを含む。コンバータ部51は、ダイオードD11〜D16を含む。
コンバータ部51は、商用電源である交流電源PS21から受けた交流電圧を直流電圧に変換する。
インバータ部53は、CPU64の制御に基づいて、PWM(パルス幅変調:Pulse Width Modulation)方式を用いてモータ18を駆動する。すなわち、CPU64は、スイッチ素子SWA〜SWF各々のオン状態およびオフ状態の切り替えタイミングを制御することにより、モータ18に流れる電流のパルスのデューティ比を変化させてモータ18の回転数を制御する。
ブレーキ部52は、スイッチ素子SWGのオン状態およびオフ状態の切り替えタイミングを制御することにより、モータ18からの余剰エネルギーを消費する。
過温度保護回路61は、周囲温度を検出し、検出した周囲温度が基準温度より高い場合には駆動回路3A〜3Gによるスイッチ素子SWA〜SWGへの電圧供給を制御してスイッチ素子SWA〜SWGをオフ状態とする。そして、故障検出回路62は、ワイヤW2が剥離した場合には、過温度保護回路61が用いる基準温度を低くする。
ここで、過温度保護回路61の基準温度は、予め設定されたコンバータ部51、ブレーキ部52およびインバータ部53が通常動作を行なうべき周囲温度(過温度保護回路61におけるダイオードD1の周囲温度)の最大値より大きい温度に設定される。
このような構成により、半導体装置101におけるコンバータ部51、ブレーキ部52およびインバータ部53の動作を最大限継続するとともに、半導体装置101におけるコンバータ部51、ブレーキ部52およびインバータ部53の熱破壊を防ぐことができる。
その他の構成および動作は本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る半導体装置に対してモータ等の外部装置を駆動する構成とした半導体装置に関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る半導体装置と同様である。
図12は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の構成を示す図である。
図12を参照して、半導体装置102は、制御用半導体集積回路IC1およびIC2と、コンバータ部51と、スイッチ素子SWAおよびSWBと、ダイオードDAおよびDBと、抵抗R31およびR32と、コンデンサC1と、フォトカプラFC2と、CPU64と、制御電源PS31とを備える。制御用半導体集積回路IC1は、駆動回路3Aと、ゲート(エラー出力回路)G21Aと、短絡/過電流保護回路4Aと、制御電源電圧低下保護回路63Aとを含む。制御用半導体集積回路IC2は、駆動回路3Aと、ゲート(エラー出力回路)G21Bと、短絡/過電流保護回路4Bと、制御電源電圧低下保護回路63Bと、過温度保護回路61と、故障検出回路62とを含む。
制御電源電圧低下保護回路63Aおよび63Bは、制御電源PS31の出力電圧を監視し、制御電源PS31の出力電圧低下を検出した場合には、駆動回路3Aおよび3Bによるスイッチ素子SWAおよびSWBへの電圧供給をそれぞれ停止する。
ゲートG21AおよびG21Bは、制御電源電圧低下保護回路63Aおよび63B、短絡/過電流保護回路4Aおよび4B、ならびに過温度保護回路61で異常が検出された場合には、エラー信号をフォトカプラFC2経由でCPU64に出力する。
このように、過温度保護回路61等を制御用半導体集積回路ICに内蔵することにより、半導体装置102の電子部品点数を削減することができ、電子部品自体の初期不良を低減することができ、製造工程における不良率を低減することができ、また、製造時間の短縮を図ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の構成を示す図である。 半導体チップおよびワイヤの位置関係を示す図である。 ダイオードD1に印加される電圧およびダイオードD1に流れる電流の関係を示す図である。 駆動回路の構成を示す回路図である。 駆動回路の変形例の構成を示す回路図である。 駆動回路の変形例の構成を示す回路図である。 駆動回路の変形例の構成を示す回路図である。 駆動回路の変形例の構成を示す回路図である。 駆動回路の変形例の構成を示す回路図である。 駆動回路の変形例の構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の構成を示す図である。
符号の説明
1,61 過温度保護回路、2,62 故障検出回路、3,3A〜3G 駆動回路、4,4A,4B 短絡/過電流保護回路、5 論理ゲート、51 コンバータ部、52 ブレーキ部、53 インバータ部、63A,63B 制御電源電圧低下保護回路、64 CPU、101〜102 半導体装置、SW1,SWA〜SWG スイッチ素子、D1,D11〜D16,DA〜DG ダイオード、FC1,FC2 フォトカプラ、G1 コンパレータ、G11 アンプ、G21A,G21B ゲート(エラー出力回路)、IC1,IC2 制御用半導体集積回路、TR1,TR2 トランジスタ、PS1,PS2,PS11,PS12 電源、R1,R2,R11,R21 抵抗。

Claims (15)

  1. スイッチ素子と、
    前記スイッチ素子に電圧を供給する駆動回路と、
    周囲温度を検出し、前記検出した周囲温度が基準温度より高い場合には前記駆動回路による前記スイッチ素子への電圧供給を制御して前記スイッチ素子をオフ状態とする過温度保護回路と、
    ワイヤを含み、前記ワイヤが剥離した場合には前記基準温度を低くする故障検出回路とを備える半導体装置。
  2. 前記半導体装置は、さらに、1個または複数個の前記スイッチ素子が形成される半導体チップを備え、
    前記半導体チップの略中央部に前記ワイヤの接合部が配置される請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記過温度保護回路は、ダイオードと、コンパレータとを含み、
    前記故障検出回路は、前記ワイヤと、第1の抵抗と、第2の抵抗とを含み、
    前記ワイヤは、一端が前記第1の抵抗の一端と、前記第2の抵抗の一端とに電気的に接続され、他端が前記第2の抵抗の他端と、前記ダイオードの一端と、前記コンパレータの第1の入力端子とに電気的に接続され、
    前記第1の抵抗の他端に第1の電圧が供給され、前記ダイオードの他端に第2の電圧が供給される請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記半導体装置は、さらに、
    外部装置を駆動する複数個の前記スイッチ素子を含むインバータ部を備え、
    前記基準温度は、予め設定された前記インバータ部が通常動作を行なうべき前記周囲温度の最大値より大きい温度に設定される請求項1記載の半導体装置。
  5. 前記過温度保護回路は、周囲温度を検出し、前記検出した周囲温度が前記基準温度より高い場合には前記駆動回路による前記スイッチ素子への電圧供給を制御して前記スイッチ素子をオフ状態とし、かつエラー信号を出力する請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記スイッチ素子はIGBTである請求項1記載の半導体装置。
  7. 前記スイッチ素子はバイポーラトランジスタである請求項1記載の半導体装置。
  8. 前記スイッチ素子はRC−IGBTである請求項1記載の半導体装置。
  9. 前記スイッチ素子はMOS−FETである請求項1記載の半導体装置。
  10. 前記スイッチ素子はサイリスタである請求項1記載の半導体装置。
  11. 前記スイッチ素子はトライアックである請求項1記載の半導体装置。
  12. 前記スイッチ素子はGTOである請求項1記載の半導体装置。
  13. 前記スイッチ素子はダイオードである請求項1記載の半導体装置。
  14. 前記半導体装置は、
    1個または複数個のIGBTが前記スイッチ素子として形成されるIGBTチップと、
    1個または複数個のダイオードが前記スイッチ素子として形成されるダイオードチップとを備え、
    前記IGBTチップおよび前記ダイオードチップがモジュール化される請求項1記載の半導体装置。
  15. 前記半導体装置は、半導体集積回路を備え、
    前記半導集積回路は、前記駆動回路と、前記過温度保護回路と、前記故障検出回路とを含む請求項1記載の半導体装置。
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