JP2008098726A - 特徴情報付プログレスバー構成情報生成機能を有するav装置 - Google Patents

特徴情報付プログレスバー構成情報生成機能を有するav装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008098726A
JP2008098726A JP2006274840A JP2006274840A JP2008098726A JP 2008098726 A JP2008098726 A JP 2008098726A JP 2006274840 A JP2006274840 A JP 2006274840A JP 2006274840 A JP2006274840 A JP 2006274840A JP 2008098726 A JP2008098726 A JP 2008098726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feature information
information
content
progress bar
feature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006274840A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4793929B2 (ja
Inventor
Tadashi Yokoyama
直史 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2006274840A priority Critical patent/JP4793929B2/ja
Publication of JP2008098726A publication Critical patent/JP2008098726A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4793929B2 publication Critical patent/JP4793929B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】大容量の記憶装置に記憶された多くのコンテンツを再生する処理が可能なAV装置において、ユーザが簡単にコンテンツの内容を知って所望のコンテンツを選択できるようにするため、これらコンテンツの内容を知るための情報を一画面内にコンパクトに表示できる装置を提供する。また、コンテンツ内での特徴的な映像を時間軸に対して一次の関係に配列して表示することで、ユーザがコンテンツ内での当該映像の再生位置(時間経過)を一覧的に知ることができ、もって所望の位置からの再生を容易に行えるような装置を提供する。
【課題を解決するための手段】コンテンツ再生位置に応じたコンテンツの特徴を示す情報(特徴情報)を取得する手段と、取得した特徴情報をコンテンツ再生位置に応じて表示する特徴情報付プログレスバーを構成するための情報(特徴情報付プログレスバー構成情報)を生成する手段とを有するAV装置を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、特徴情報を付加したプログレスバーを表示するための情報を生成する機能を備えたAV装置に関する。
大容量のハードディスクやDVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体に記録されたコンテンツを再生することが可能な録画再生装置などのAV(Audio/Video)装置の分野では、記録されたコンテンツの内容をユーザが簡単に知ることができることができ、これによってユーザが所望のコンテンツに効率的に選択できることが、その使用の利便性を図るうえで重要な要素となっている。このための方法としては、従来から例えばダイジェスト映像を作成したり、その映像をもとに静止画あるいは動画のサムネイル画を複数枚作成してこれを一覧として画面に表示したりする方法が知られており、これにより、ユーザがコンテンツの内容を簡単に知ることができ、もって所望のコンテンツを効率的に選択することが可能になっている。例えば、特許文献1においては、動画ファイルの中から複数の画面を抽出してこれらの縮小画像を一画面内に配列させたインデックス画像の作成に係る技術が開示されている(特許文献1参照)。また、特許文献2においては、ダイジェスト映像から複数の動画サムネイルを作成するための技術が開示されている(特許文献2参照)。
特開2001‐211421号公報 特開2005‐026850号公報
しかし、今日ではハードディスク等がますます大容量化し、さらに多くのコンテンツを記録媒体に記録することが可能になっているため、従来のように複数のサムネイル画像等を表示する方法では、多くのコンテンツに関する情報を一画面に表示することはもはや困難になっている。また、コンテンツからダイジェスト映像を作成してその画面を抽出して一画面に並べる方法の場合、多くのダイジェスト映像が一画面中の縦横一杯に並べられる形となり、時間軸に対して一次の関係に配列することができないのが通常であるため、コンテンツを選択するユーザの側から見ると、映像のコンテンツ再生位置、即ちそれぞれの映像がコンテンツ全体のどこに位置しているのかがわかりにくいという問題もある。
そこで、本発明の解決すべき課題は、大容量の記憶装置に記憶された多くのコンテンツを再生する処理が可能なAV装置において、ユーザが簡単にコンテンツの内容を知って所望のコンテンツを選択できるようにするため、これらコンテンツの内容を知るための情報を一画面内にコンパクトに表示できる装置を提供することにある。また、コンテンツ内での特徴的な映像の情報を時間軸に対して一次の関係に配列して表示することで、ユーザがコンテンツ内での当該映像の再生位置を一覧的に知ることができ、もって所望の位置からの再生を容易に行えるような装置を提供することにある。
以上の課題を解決するため、本発明においては特徴情報付プログレスバーを利用する。即ち、本発明のうち請求項1に記載の発明は、コンテンツ再生位置に応じたコンテンツの特徴を示す情報である特徴情報を取得する特徴情報取得部と、取得した特徴情報をコンテンツ再生位置に応じて表示する特徴情報付プログレスバーを構成するための情報である特徴情報付プログレスバー構成情報を生成する特徴情報付プログレスバー構成情報生成部とを有するAV装置を提供する。また、請求項2に記載の発明は、特徴情報取得部は、任意のコンテンツの特徴情報元データに対して、共通の変換処理をすることで複数のコンテンツ間で定量比較可能な指数型の特徴情報である共通特徴情報を取得する共通特徴情報取得手段を有する請求項1に記載のAV装置を提供する。また、請求項3に記載の発明は、特徴情報付プログレスバー構成情報生成部は、特徴情報に応じた表示色をプログレスバーに表現するための表示色構成情報を生成する表示色構成情報生成手段を有する請求項1又は2に記載のAV装置を提供する。また、請求項4に記載の発明は、特徴情報取得部は、特徴情報を取得するために複数の計算方法から計算方法を選択して利用するための選択手段を有し、特徴情報付プログレスバー構成情報生成部は、前記計算方法に応じた表示色をプログレスバーに表現するための計算色構成情報を生成する計算色構成情報生成手段を有する請求項1から3のいずれか一に記載のAV装置を提供する。また、請求項5に記載の発明は、特徴情報取得部は、特徴情報を取得するために利用する計算方法と、コンテンツの属性を示す情報であるコンテンツ属性情報とを予め関連付けて保持する計算方法保持手段を有する請求項4に記載のAV装置を提供する。また、請求項6に記載の発明は、前記特徴情報取得部が特徴情報を取得するために利用する計算方法を前記コンテンツ属性情報に基づく選択に優先して選択し、または、前記コンテンツ属性情報に基づく選択後にこれを変更するための計算方法ユーザ設定部をさらに有する請求項5に記載のAV装置を提供する。また、請求項7に記載の発明は、前記特徴情報取得部は、コンテンツの構成情報のコンテンツ再生位置に応じた特徴を分析する特徴分析手段と、特徴分析手段による分析結果に基づいて特徴情報を生成する特徴情報生成手段とを有する請求項1から6のいずれか一に記載のAV装置を提供する。また、請求項8に記載の発明は、コンテンツに特徴情報が付随して放送などされている場合には、特徴情報取得部は、前記コンテンツに付随している特徴情報を取得する請求項1から7のいずれか一に記載のAV装置を提供する。また、請求項9に記載の発明は、コンテンツ再生位置に応じたコンテンツの特徴を示す情報である特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、前記特徴情報取得ステップにて取得した特徴情報をコンテンツ再生位置に応じて表示する特徴情報付プログレスバーを構成するための情報である特徴情報付プログレスバー構成情報を生成する特徴情報付プログレスバー構成情報生成ステップとを有するAV装置におけるプログレスバー生成方法を提供する。
本発明により、大容量の記憶装置に記憶された多くのコンテンツを再生する処理が可能なAV装置において、ユーザが簡単にコンテンツの内容を知って所望のコンテンツを選択できるようにするため、これらコンテンツの内容を知るための情報を一画面内にコンパクトに表示できる装置を提供することが可能となる。また、コンテンツ内での特徴的な映像の情報を時間軸に対して一次の関係に配列して表示することで、ユーザがコンテンツ内での当該映像の再生位置を一覧的に知ることができ、もって所望の位置からの再生を容易に行えるような装置を提供することが可能となる。
以下に、本発明の実施例を説明する。実施例と請求項の相互の関係は以下のとおりである。実施例1は主に請求項1、請求項9などに関し、実施例2は主に請求項2などに関し、実施例3は主に請求項3などに関し、実施例4は主に請求項4などに関し、実施例5は主に請求項5などに関し、実施例6は主に請求項6などに関し、実施例7は主に請求項7などに関し、実施例8は主に請求項8などに関する。なお、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
<概要>
本実施例のAV装置は、コンテンツ再生位置に応じたコンテンツの特徴を示す情報(特徴情報)を取得する手段と、取得した特徴情報をコンテンツ再生位置に応じて表示する特徴情報付プログレスバーを構成するための情報を生成する手段とを有する。
<構成>
(AV装置の全般構成・用語の定義)
図1は、本実施例のAV装置の機能ブロックの一例を示す図である。本図に示すように、「AV装置」0100は、「特徴情報取得部」0110と、「特徴情報付プログレスバー構成情報生成部」0120とを有する。
本発明において「AV装置」とは、映像信号と音声信号の少なくともどちらか一方を再生するための処理を行う機能を備えた装置をいい、典型的には録画再生装置が該当する。従って、再生対象たるコンテンツも映像と音声の双方を含むコンテンツのほか、映像のみのコンテンツや音声のみのコンテンツが含まれる。また、コンテンツの媒体にも特に限定はなく、例えばテレビジョン放送などによる放送コンテンツであっても、インターネットなどの通信媒体により配信されるコンテンツであっても、あるいはDVDなどの記録媒体に記録されたコンテンツであってもよい。
(特徴情報取得部の全般構成・用語の定義)
「特徴情報取得部」は、特徴情報を取得するように構成されている。
「特徴情報」とは、コンテンツ再生位置に応じたコンテンツの特徴を示す情報をいう。特徴情報の具体例としては、例えばコンテンツがサッカーなどのスポーツ中継番組である場合における観客の歓声の大きさを表す情報などが該当する。これは、歓声が大きい場面はゴールシーンなどユーザ(視聴者)にとって重要度の高い場面である蓋然性が高いことから、これをコンテンツの特徴としてこれが現れるコンテンツの再生位置と関連付けて特徴情報とすることで、後述するプログレスバーに付加してユーザが利用可能なように表示できるようにすることを目的とする。同様にユーザにとって重要度が高いという意味で、同じくスポーツ中継番組において映像の動きの速さを示す情報(動きが速い場面として、例えば野球中継におけるホームラン性の打球を追う場面などが考えられる)も特徴情報の例として挙げられる。他方、特徴情報はこれとは逆にユーザにとって重要度の低い場面を示すための情報であってもよい。例えば、番組中においてコマーシャルの放映場面であることを示す情報が挙げられる。
(特徴情報付プログレスバー構成情報生成部の全般構成・用語の定義)
「特徴情報付プログレスバー構成情報生成部」は、特徴情報付プログレスバー構成情報を生成するように構成されている。
「特徴情報付プログレスバー構成情報」は、取得した特徴情報をコンテンツ再生位置に応じて表示する特徴情報付プログレスバーを構成するための情報である。本発明における「プログレスバー」は、AV装置の画面上などにおいてコンテンツの全体再生所要時間に対する相対的な再生位置を示すための領域をいう。プログレスバーの表示は典型的はコンテンツの再生画面などAV装置の画面上に行われるが、このほかDVD装置の情報提示窓などの情報表示領域に表示するようにしてもよい。また「特徴情報付プログレスバー」とは、特徴情報をその領域内に付加して表示するようにしたプログレスバーをいう。
この特徴情報付プログレスバーは、コンテンツの再生前に所望のコンテンツを選択しようとする間だけ表示されるようにしてもよいし、コンテンツの再生中も引き続き表示されるようにしてもよい。また、コンテンツ再生中はいったん表示されなくなるがユーザの画面操作等に基づいて再生中に表示できるようにしてもよい。
(特徴情報付プログレスバーの表示形態)
図2は特徴情報付プログレスバーの表示形態の一例を示す。本例はAV装置が録画再生装置であり、コンテンツがスポーツ中継番組である場合の例であって、特徴情報が当該番組中における観客の歓声の大きさを示す情報である例である。本図において、プログレスバー0202が番組のタイトル「スポーツA」やチャンネル「8CH」を表示するためのボックス0201とともに録画再生装置の画面に表示されている。また、プログレスバーの下にはポインタ0203が表示されている。このポインタは、プログレスバー内における現在の再生位置をコンテンツ全体の再生所要時間に対する相対的な位置関係として示すためのものであり、コンテンツの再生時間の経過に従ってプログレスバーの左端から右端に向かって移動する。また、ユーザが選択した再生開始位置にポインタを合わせることにより、当該位置から再生を開始することもできる。
プログレスバーには、コンテンツの再生位置に応じた特徴情報の出現状況が示される。その際、特徴の出現の程度が例えば色彩や模様の違いにより区別されて表示される。本図の例では、特徴情報である歓声の大きさの程度が色の濃淡(明度)により区別されて表示されている。即ち、本例では、スポーツ中継番組中の観客の歓声が大きい場面(例えば観客の歓声に係る受信音量をデシベル単位で表した場合に40デシベル以上の値を示す場面)の特徴情報はこれを濃色(例えば黒色)0202aで表示し、観客の歓声がやや大きい場面(例えば同様の指標で20デシベル以上40デシベル未満の値を示す場面)の特徴情報を中間色(例えば灰色)0202bで表示し、その他の場面の特徴情報を淡色(例えば白色)0202cで表示している。そこでユーザは、このような色の濃淡によってコンテンツ中の重要な場面(本例では観客の歓声の大きい場面)の位置を容易に知ることができ、該当箇所からの再生、あるいはその少し手前からの再生といった操作を容易に行うことができるようになる。
なお、この場合に観客の歓声とアナウンサーの実況アナウンスの声を区別するため、例えば、両者の周波数帯域が異なる場合に、受信した音声データ中から、例えば予め保持している観客の歓声の周波数帯域データに基づいて当該帯域の音声のみを特徴情報として取得し、その受信音量を対象として上記の区別による表示を行うようにしてもよい。
なお、特徴情報の出現の程度に応じた表示の仕方(以下「表示態様」という。)としては、上例のような色の濃淡による表示のほか、色の彩度・色相の違い(例えば赤色、橙色、黄色で区別するなど)による表示や模様の違い(例えば特徴が強く現れる場面は「1」、やや強く現れる場面は「2」といったように異なる数字を表示するなど)による表示などでもよく、要するに特徴の現れ方の違いが一見してわかるようなものであればよい。また、色の濃淡で区別する場合にも、上例のように特徴情報の変化に応じて段階的に表示してもよいし、あるいは無段階的に表示してもよい。図3は、特徴情報付プログレスバー0302の表示形態の別の一例であり、かかる無段階的な表示の例を示すものである。本図でも、0301で示すものがプログレスバー、0302がボックス、0303がポインタである。
なお、図2、図3では、「スポーツA」とともに「スポーツB」のプログレスバー等も表示されているが、このようにプログレスバーの表示は複数のコンテンツについて行ってもよいし、単一のコンテンツのみについて行ってもよい。また、複数のコンテンツについて表示を行う場合に、全てのコンテンツについて同じ表示態様で行ってもよい(図2、図3はかかる例である)し、異なる表示態様で行ってもよい。
さらに、プログレスバーの表示に加え、サムネイル画像やダイジェスト映像も合わせて表示するようにしてもよい。例えば、画面上にプログレスバーが一つしか表示されていない場合や、複数のプログレスバーが表示されていてもそのうちの一つが選択された状態のときに、当該プログレスバーに示されている特徴情報の特徴が強く現れている部分(色の濃い部分など)の再生位置にあたる映像を、プログレスバーの下方などの空いた画面領域に再生位置を示す情報を付加してサムネイル表示することなどが考えられる。また、ポインタが指している部分の再生位置の映像をサムネイル表示してもよい。
プログレスバーの表示に必要な画面領域は小さな領域で足りるので、空いた画面領域をこのように有効利用することができる。また、このようにプログレスバーをサムネイル画像などと併用することで、再生位置はわかるが特徴部分の具体的内容がわからない従来のプログレスバーと、特徴部分の具体的内容はわかるが再生位置がわからないサムネイル画像などの互いの短所を補い、再生位置のどこに特徴が出現しているかをその特徴部分の具体的内容とともに表示することが可能となる。
(具体的構成・詳細な機能ブロック)
次に、本実施例のAV装置の具体的な構成、特にプログレスバー構成情報の生成のための構成について詳細に説明する。図4は、本実施例のAV装置のより詳細な機能ブロックの一例を示す図である。本例の「AV装置」0400は、「入力手段」0401と、「特徴情報抽出手段」0402と、「特徴情報格納手段」0403と、「記録媒体」0404と、「特徴情報読出手段」0405と、「表示態様対応テーブル読出手段」0406と、「プログレスバー構成情報生成手段」0407と、「表示手段」0408とを有する。このうち、「特徴情報抽出手段」と「特徴情報格納手段」は、「特徴情報取得部」の構成要素である。また、「特徴情報読出手段」と「表示態様対応テーブル読出手段」と「プログレスバー構成情報生成手段」は、「特徴情報付プログレスバー構成情報生成部」の構成要素である。
(特徴情報の取得に係る具体的構成)
まず、特徴情報の取得に係る具体的構成について説明する。一の取得方法としては、入力手段が入力したコンテンツには特徴情報が予め含まれており、特徴情報抽出手段は、これをそのままコンテンツから抽出して取得する。あるいは別の取得方法として、特徴情報抽出手段は、コンテンツの特徴情報元データ(特徴情報として生成される前のいわゆる生データをいう。例えば、スポーツ中継番組における観客の歓声や実況アナウンスなどのすべての音声を含む受信音量データなどが該当する)を抽出した後、このデータに対し所定の計算処理を加えることにより特徴情報として生成し、取得するようにしてもよい。これらの抽出・取得はコンテンツ再生位置に応じて行われる。「コンテンツ再生位置に応じて取得する」とは、コンテンツの再生位置ごとに当該位置における特徴情報として取得するという意味である。コンテンツの再生位置は再生開始からの経過時間などによって特定される。その際、この特徴情報の取得は、コンテンツごとに、コンテンツの再生位置と当該再生位置における特徴情報の出現の仕方に関する指標とを関連付けてなされる。例えば、スポーツ中継にかかる放送コンテンツにおける観客の歓声の大きさを特徴情報として取得する場合であれば、放送開始からの時間経過情報とその時間(再生位置)における観客の歓声の大きさをデシベル単位で表したデータを関連付けて記憶する。この特徴情報の出現の仕方の捉え方は、例えば秒単位で連続して捉えるようにしてもよいし、一定の時間(例えば1分間)を一つの時間ブロックとしてそれぞれの時間ブロックにおける最大値や平均値などで捉えるようにしてもよい。
以上では、主に特徴情報がスポーツ中継番組における観客の歓声の大きさを示す情報の例で説明したが、他の特徴情報の例としては、以下のようなものが考えられる。同じスポーツ中継番組の例としては、観客の拍手の大きさ、応援団の鳴らす鼓笛等の音の大きさなどが考えられる。これらを他の受信音量の中から区別して取り出す方法としては、前述の周波数帯域のほか、波形などについて予め保持するデータにより区別して抽出することが考えられる。さらに、実況アナウンス中の「チャンス」、「すごい」といった盛り上がった場面で使われる蓋然性の高いキーワードを音声認識技術を用いることで抽出して取得することも考えられる。また、映像に関する特徴情報の例として、映像の動きの速さを示す情報や特定の選手を捉えた映像にかかる情報の場合が考えられる。これらは例えば単位時間あたりの画像のデータ量の大きさを示す情報や、画像認識技術を用いて特徴パターンなどを示す情報として取得される。
これらの特徴情報は、例えば放送信号から取得した情報に基づいて特徴情報として生成して取得してもよいし、放送信号中に含まれる情報をそのまま特徴情報として取得したものでもよい。後者の例としては、例えば、特徴情報が番組中におけるコマーシャルの放映場面であることを示す情報である場合において、予めコンテンツ中にコマーシャルIDが位置情報とともに含まれているときは、当該情報をそのまま特徴情報として取得することができる。
また、特徴情報は、一つのコンテンツについて複数種類のものが取得されるようにしてもよい。例えば、同一コンテンツについて、観客の歓声の大きさとコマーシャルの放映場面の両者が特徴情報として取得される場合が該当する。この場合、特徴情報の種類を識別するため、例えば特徴情報に特徴情報の種類を識別するための識別子が含まれる。
次に、特徴情報格納手段は、当該特徴情報を記録媒体に記録する。一つのコンテンツに複数種類の特徴情報が含まれる場合には、上述の識別子によって区別されるそれぞれの特徴情報が記録媒体の別々の格納領域に記録される。
図5は、記録媒体に記録された特徴情報の一例を示す。本図の例は、コンテンツの全体再生所要時間である120分間を各1分間の120個の時間ブロックに区分し、特徴情報である観客の歓声の大きさにかかる受信音量のそれぞれのブロックにおける最大値をデシベル単位で表したデータと1対1に対応させたテーブルとして保持する例である(煩雑さを避けるため一部を省略して示す)。
なお、取得した特徴情報を記憶する記録媒体は内部記憶装置(メモリ)であってもハードディスクのような外部記憶装置であってもよい。
(特徴情報付プログレスバー構成情報の生成に係る具体的構成)
図4に戻り、次に、特徴情報付プログレスバー構成情報の生成に係る具体的構成について説明する。記録媒体に記録された特徴情報は、特徴情報読出手段0405がこれを読み出す。その際、特徴情報読出手段は複数のコンテンツの中からどのコンテンツの特徴情報を読み出すか、また当該コンテンツ中に複数種類の特徴情報がある場合にどの特徴情報を読み出すかを選択するための制御機能を有しており、当該制御により選択された特徴情報が読み出される。この制御は例えばユーザの操作(例えば画面上に表示された、一のコンテンツの複数の特徴情報の中から一の特徴情報を選択するための選択用アイコンの一をクリックする操作など)に基づく入力信号を受けて行ってもよい。
また、表示態様対応テーブル読出手段0406が、記録媒体に記録されている表示態様対応テーブルを読み出す。このテーブルは、特徴情報の示す指標に応じて特徴情報と表示態様を対応付けたテーブルである。
次に、プログレスバー構成情報生成手段0407は、特徴情報読出手段が読み出した特徴情報を用いて特徴情報付プログレスバー構成情報を生成する。その際、表示態様対応テーブル読出手段が読み出したテーブルを参照して再生位置に応じた特徴情報の表示態様を決定する。例えば、読み出した特徴情報が図5で示したような時間ブロックごとの観客の歓声の最大値を示す情報である場合、特徴情報付プログレスバー構成情報生成手段は、図6に一例を示すような特徴情報の示す指標と色の濃淡を対応付けたテーブルを参照して、「第一の時間ブロック(0分00秒から1分00秒まで)の観衆の歓声の大きさの最大値は20デシベル未満(10.0デシベル)であるので、その表示態様は淡色(白色)である」といったように、時間ブロックごとに順次表示態様を判断していく。そこで、この判断結果に基づいて、プログレスバーを構成する情報として、特徴情報が出現するコンテンツ再生位置、さらにはその再生位置における特徴情報の表示態様(色の濃淡)を関連付けた情報、即ち特徴情報付プログレスバー構成情報を生成する。
生成された特徴情報付プログレスバー構成情報は、表示手段0408がこれをAV装置のディスプレイ画面などに表示する。図2、図3で示したものは、このようにして生成された特徴情報付プログレスバー構成情報に基づいて表示した例である。
(AV装置のハードウェア構成)
次に、本実施例のAV装置のハードウェア構成について説明する。
図7は本実施例のAV装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本例のAV装置の特徴情報取得部は「記憶装置(記録媒体)」0701と、「メインメモリ」0702と、「CPU」0703と、「I/O」0704などから構成される。特徴情報付プログレスバー構成情報生成部は「記憶装置(記録媒体)」と、「CPU」と、「メインメモリ」などから構成される。このほか、生成した構成情報に基づいて特徴情報付プログレスバーを表示するための「ディスプレイ」0705などをI/Oに接続する形で有していてもよい。これらは「システムバス」0706などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。記憶装置はCPUによって実行される各種プログラムなどを記憶している。またメインメモリは、プログラムがCPUによって実行される際の作業領域であるワーク領域を提供する。また、このメインメモリや記憶装置にはそれぞれ複数のメモリアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのメモリアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。本例では特徴情報取得プログラムと特徴情報付プログレスバー構成情報生成プログラムとが記憶装置に記憶されており、これらのプログラムは例えば電源投入とともに自動的に記憶装置から読み出されてメインメモリに常駐する。
(特徴情報の取得に係るハードウェア構成)
まず、特徴情報の取得に係るハードウェア構成について説明する。CPUは特徴情報取得プログラムを実行して特徴情報を取得する。具体的には、CPUが、例えば再生位置に応じてコンテンツに含まれる特徴情報を抽出して、これをメインメモリのデータ領域に一旦格納した後、記憶装置に記憶する。その際、CPUは当該特徴情報をそれぞれの特徴情報の再生位置を示す情報と関連付けて取得する。この関連付けは例えばAV装置に内蔵する時計により計測した特徴情報の出現箇所を再生開始からの経過時間で表す情報として取得し、これを当該特徴情報と同じ領域に格納することでなされる。
あるいは、コンテンツに含まれるデータを解析して計算により得られるデータを特徴情報として生成したものを再生位置と関連付けて取得してもよい。かかる取得を行うためのハードウェア構成については、別の実施例として後述する。
(特徴情報付プログレスバー構成情報生成に係るハードウェア構成)
次に、特徴情報付プログレスバー構成情報生成に係るハードウェア構成について説明する。CPUは特徴情報付プログレスバー構成情報生成プログラムを実行し、まず、上記処理によって記憶装置に記憶されている特徴情報をメインメモリのデータ領域に読み出す。
また、記憶装置には、特徴情報の示す指標とプログレスバーにおける表示態様とを対応付けたテーブル(表示態様対応テーブル)も記憶されている。上例に即せば、特徴情報の示す指標は、コンテンツ再生位置に応じた観客の歓声にかかる受信音量をデシベル単位で表したものであり、プログレスバーにおける表示態様は色の濃淡である。そして、両者の対応づけは、例えば受信音量が40デシベル以上の値を示す場面(コンテンツ再生位置)は濃色(黒色)、20デシベル以上40デシベル未満の値を示す場面は中間色(灰色)、その他の場面は淡色(白色)で表示するといった形でなされる。そこで、CPUは、この表示態様対応テーブルをメインメモリに読み出し、上記の特徴情報を再生位置ごとにこのテーブルと照合することにより、当該再生位置に応じた特徴情報に対応する表示態様の色をプログラムの命令に従って読み取り、その結果を返す。一の再生位置についてかかる処理を行うと、次の再生位置について同様の処理を行い、当該処理を終えるとさらに次の再生位置というように順次処理を行い、以上の処理によって最終的にすべての再生位置について特徴情報に対応する表示態様の色が決定される。
次に、CPUはプログレスバー内のそれぞれの再生位置にあたる領域を当該再生位置に応じた色で表示するようにプログレスバーの構成情報を生成する。具体的には、プログレスバー内の各再生位置を示す情報と再生位置の表示態様の色を関連付けるためにメインメモリの同じ領域に格納する。例えば、図5で示した例に即せば、再生位置が再生開始時から開始後1分までの時間ブロックである場合に、当該再生位置に応じた特徴情報である観客の歓声の大きさの最大値は10.0デシベルであるので、CPUは上記テーブルと照合してこの再生位置におけるプログレスバーの表示形態は淡色(白色)で表示することに決定し、この表示態様を再生位置と関連付けた情報をメインメモリに格納する。他の再生位置においても同様の判断、決定が順次行われ、最終的にコンテンツの全再生位置に対応した特徴情報の表示態様が再生位置と関連付けられた形でメインメモリに格納される。以上により、特徴情報付プログレスバー構成情報の生成処理が完了する。このようにして生成された特情報付プログレスバー構成情報は、これを表示手段がプログレスバー上に当該表示態様にて表示することが可能となる。
(構成の目的)
以上の構成は、コンテンツの概要をプログレスバーという小さな領域に表示することを可能にし、もって、多くのコンテンツに関する情報を一画面に表示することを可能ならしめることを目的とする。また、このようにプログレスバーに表示することで、特徴情報を時間軸に対して一次の関係に配列することできるようにし、コンテンツを選択するユーザが、それぞれの特徴情報が出現する場面がコンテンツ全体のどこに位置するのかを一目瞭然に知ることができるようにすることを目的とする。
なお、このようなユーザにとっての利便性をさらに追求するため、既述のように、特徴情報付プログレスバーとともにサムネイル表示やダイジェスト映像の表示も合わせて一画面に表示できるようにしてもよい。
<処理の流れ>
図8は、本実施例のAV装置における処理の流れの一例を示す図である。当該処理の流れは、以下の流れからなる。
まず、特徴情報取得ステップS0801において、AV装置は、コンテンツ再生位置に応じたコンテンツの特徴を示す情報である特徴情報を取得する。具体的には、AV装置は、コンテンツに含まれる特徴情報をコンテンツの再生位置と関連付けて抽出する。あるいはデータやコンテンツを解析して計算により得られるデータをコンテンツの再生位置と関連付けることにより特徴情報として取得する。
次に、特徴情報付プログレスバー構成情報生成ステップS0802において、AV装置は、前記特徴情報取得ステップにて取得した特徴情報をコンテンツ再生位置に応じて表示する特徴情報付プログレスバーを構成するための情報である特徴情報付プログレスバー構成情報を生成する。
図9は、特徴情報付プログレスバー構成情報生成ステップにおける、より詳細な処理の流れの一例を上述の観客の歓声の大きさを色の濃淡で表示する場合の例で示す図である。
AV装置は、まず、特徴情報付プログレスバー構成情報生成プログラムを実行し、上記処理によって記憶装置に記憶されている特徴情報(観客の歓声の大きさを示す情報)を読み出す(ステップS0901)。
次に、AV装置は、特徴情報の示す指標とプログレスバーにおける表示態様とを対応付けたテーブル(表示態様対応テーブル)を読み出す(ステップS0902)。
次に、AV装置は、ステップS0901にて読み出した特徴情報と、ステップS0902にて読み出した表示態様対応テーブルとを照合して、再生位置に応じた特徴情報の表示態様を判断する。そこで、まず第一時間ブロックから順次第N個目の時間ブロック(Nは自然数)の特徴情報と表示態様を照合する(ステップS0903、S0904)。そして、当該時間ブロックにおける特徴情報(受信音量の最大値)がいくらかを判断し(ステップS0905)、その判断結果が特徴情報は20デシベル未満との判断結果であれば、表示態様を淡色に決定し、この判断・決定結果を再生位置と表示態様を関連付けた情報としてメインメモリに格納する(ステップS0906)。また、20デシベル以上40デシベル未満であれば中間色(ステップS0907)に、40デシベル以上であれば濃色に決定する(ステップS0908)。この判断・決定はコンテンツの時間ブロックごとに、最初のブロックから最後のブロックまで順次実行される(ステップS0909、S0910)。そして、すべての時間ブロック、即ちすべての再生位置について判断・決定がなされ、その結果がメインメモリに格納されると処理終了となる。
<効果>
本実施例の発明により、大容量の記憶装置に記憶された多くのコンテンツを再生する処理が可能なAV装置において、ユーザが簡単にコンテンツの内容を知って所望のコンテンツを選択できるようにするため、これらコンテンツの内容を知るための情報を一画面内にコンパクトに表示できる装置を提供することが可能となる。また、コンテンツ内での特徴的な映像の情報を時間軸に対して一次の関係に配列して表示することで、ユーザがコンテンツ内での当該映像の再生位置を一覧的に知ることができ、もって所望の位置からの再生を容易に行えるような装置を提供することが可能となる。
<概要>
本実施例のAV装置は、実施例1と基本的に共通する。ただし、本実施例のAV装置は、特徴情報取得部が任意のコンテンツの特徴情報元データに対して共通の変換処理をすることで、複数のコンテンツ間で定量比較可能な指数型の特徴情報である共通特徴情報を取得する手段を有する点に特徴を有する。
<構成>
(全般構成・用語の定義)
図10は、本実施例のAV装置の機能ブロックの一例を示す。本例のAV装置は基本的に実施例1のAV装置と共通する。ただし、本図に示すように、本例の「AV装置」1000の「特徴情報取得部」1010は、「共通特徴情報取得手段」1011を有する。
「共通特徴情報取得手段」は、共通特徴情報を取得するように構成されている。
「共通特徴情報」とは、任意のコンテンツの特徴情報元データに対して、共通の変換処理をすることで複数のコンテンツ間で定量比較可能な指数型の特徴情報をいう。つまり、ここでいう共通の変換処理は、複数コンテンツ間で定量比較が可能であるように同一の基準でなされる変換処理を指す。例えば、複数のスポーツ中継番組の観客の歓声の大きさを比較するために、コンテンツの受信音量中から、同一の周波数帯域データを用いて観客の歓声を抽出してデシベル数で表したものや、さらにこれを一定時間ごとの時間ブロックに区切って各ブロック内の歓声の最大値を表したものは、共通の変換処理がなされたものに該当する。これに対して、例えば、各コンテンツごとに受信音量の平均値を基準として、経過時間に応じてそこからの乖離状況をデシベル数で表したものや、各コンテンツごとに再生開始位置における受信音量を基準としてそこからの乖離状況をデシベル数で表したものを複数コンテンツ間で比較しても、基準となる受信音量の平均値や再生開始位置の音量がコンテンツごとに異なるので、「共通の変換処理」にはあたらない。
図11は、特徴情報元データから共通特徴情報を取得するまでの処理過程を、任意のコンテンツが2個のスポーツ中継番組である「スポーツA´」と「スポーツB´」である場合の例で示す概念図である。本例では、「特徴情報元データ」は、「スポーツA´」、「スポーツB´」のそれぞれにおける経時的な受信音量を示すデータである。この中には、観客の歓声のほか、アナウンサーの実況アナウンス、観客の拍手、応援団の鳴らす鼓笛の音など、受信したすべての音声データが含まれる。なお、本例は図示の便宜上「スポーツA´」は5分間の番組、「スポーツB´」は3分間の番組という設例としたが、実際の長時間の番組でも以下に示す処理過程は同じである。
この場合、これらの元データに対する共通の変換処理として、まず(1)受信音量の中から観客の歓声の大きさを示す情報とアナウンサーの実況アナウンスの声の大きさなどを示す情報とを区別し、前者だけを抽出する処理がなされる。この処理は例えば観客の歓声と実況アナウンスなどの周波数帯域が異なる場合に、受信した音声データ中から、例えば予め保持している前者の周波数帯域データに基づいて当該帯域の音声のみを取得することにより行われる。次に、(2)上記処理によって経時的に取得した観客の歓声の大きさを示すデータを1分間ごとの時間ブロックに分け、各時間ブロック内における音量の最大値を示すデータを取得する。こうして得られたデータが複数のコンテンツ間で定量比較可能な指数型の特徴情報ということになる。例えば本図の場合、「スポーツA´」の特徴情報は第一時間ブロックにおける音量の最大値が18.0デシベル、第二時間ブロックにおける音量の最大値が20.5デシベル、第三時間ブロックにおける音量の最大値が42.5デシベルであるなどのデータであり、また「スポーツB´」の特徴情報は第一時間ブロックにおける音量の最大値が12.0デシベル、第二時間ブロックにおける音量の最大値が38.5デシベルであるなどのデータである。そこで、両コンテンツの特徴情報を定量比較することが可能であり、音量の最大値は「スポーツA´」の第三時間ブロックの42.5デシベルであることなどがわかる。
こうして得られた特徴情報は、前述のようにプログレスバーに色の濃淡などの表示態様により表示することが可能となる。
この表示に際しては、コンテンツごとに一つずつプログレスバーを別々に表示するようにしてもよい(図2、図3はかかる例である)が、このほか複数のコンテンツのプログレスバーを並べて表示するようにしてもよい。図12はこのような表示例である。このうち(a)に示したものは、図2と同じ「スポーツA」、「スポーツB」にかかる二つのプログレスバーを並べて表示したものである。さらに、(b)は、二つのコンテンツの特徴情報元データに対する共通の変換処理として、さらに両者のデータの差を計算し、その計算結果をプログレスバーに表示したものである。本図の例では、「スポーツC」、「スポーツD」という同一再生時間の2個のコンテンツについて、観客の歓声の大きさにかかる特徴情報を上例と同じ要領で取得するとともに、さらに時間ブロックごとの差を計算したところ、図には数字は示していないが、第一時間ブロックにおける「スポーツC」の音量最大値が28.0デシベル、「スポーツD」のそれが16.0デシベルであったとする。この場合「スポーツC」の最大値から「スポーツD」の最大値を減じた差が12.0デシベルであるので、これをプログレスバーのうち「スポーツC」の第一時間ブロックに対応する位置に表示する。同様に、第二時間ブロックにおける差が−5.5デシベルの場合(即ち「スポーツD」の最大値の方が大きい場合)には、プログレスバーのうち「スポーツD」の第二時間ブロックに対応する位置に、差分に応じた大きさで表示する。その余の時間ブロックについても同様に表示する。
なお、このようにプログレスバーを並べて表示する場合であっても、個々のプログレスバーはあくまで一つのコンテンツに対応する独立したプログレスバーである。例えば、図12(b)の例でも、上側に「スポーツC」のプログレスバー、下側に「スポーツD」のプログレスバーが並べて表示されているにすぎず、コンテンツと一対一に対応しない新たなプログレスバーが表示されるわけではない。このことは、かかる例のプログレスバーも、本発明にいう「取得した特徴情報をコンテンツ再生位置に応じて表示する特徴情報付プログレスバー」の定義に含まれ、本発明の技術的範囲内であることを示す。また、特徴情報が他コンテンツとの差分として表示されることも、共通特徴情報即ち「複数のコンテンツ間で定量比較可能な指数型の特徴情報」の一例に該当し、本実施例の発明に当然含まれるものである。
(構成の目的)
以上の構成は、複数のコンテンツ間における同一の種類の特徴情報の出現の仕方を同一の基準で比較することができるようにすることを目的とする。図11の例に即せば、特徴情報である音量の最大値を複数のコンテンツ間で定量的に比較した結果がプログレスバーの色の濃淡に反映されるので、ユーザは両コンテンツ間の特徴を単一の基準で比較することができる。この結果、ユーザは、もっとも観客の歓声が大きい場面を含むコンテンツは「スポーツA´」であることや、当該場面が「スポーツA´」の第三時間ブロックであることをプログレスバーの色の濃さによって知ることができ、再生対象として「スポーツA´」を選択したり、当該コンテンツの第三時間ブロックから再生を開始したりといったことができるようになる。さらに、図12に示したようにプログレスバーを並べて表示する例は、この比較をより容易に行えるようにすることを目的とする。
(ハードウェア構成)
次に、本実施例のAV装置のハードウェア構成について説明する。
図13は、本実施例のAV装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本例のAV装置の特徴情報取得部(共通特徴情報取得手段を含む。)は「記憶装置(記録媒体)」1301と、「メインメモリ」1302と、「CPU」1303と、「I/O」1304などから構成される。特徴情報付プログレスバー構成情報生成部は「記憶装置(記録媒体)」と、「CPU」と、「メインメモリ」などから構成される。このほか、生成した構成情報に基づいて特徴情報付プログレスバーを表示するための「ディスプレイ」1305などをI/Oに接続する形で有していてもよい。これらは「システムバス」1306などのデータ通信経路によって相互に接続される。
ここで、共通特徴情報の取得に係る構成について、上述の複数のコンテンツ「スポーツA´」、「スポーツB´」の観客の歓声の大きさを示す情報を共通特徴情報として取得する場合の例で説明する。その余の構成は実施例1と同じであるから省略する。
CPUは、I/Oを介して受信したコンテンツ全体の経時的な受信音量データの中から、予め保持する観客の歓声の周波数帯域を示すデータと照合して、当該周波数帯域に属する音声データの受信音量を経時的に抽出して、メインメモリに一旦格納する。次に、内蔵する時計などを利用して取得したコンテンツの時間経過情報を用いて、上記の経時的な観客の歓声の大きさにかかるデータをコンテンツ再生位置に応じた特徴情報として取得し、それぞれの特徴情報と再生位置を同一の格納領域に格納する。次に、CPUはコンテンツの時間ブロックごとに、上記特徴情報中の最大値を示すデータを取得し、当該時間ブロックとともにメインメモリに格納する。CPUは以上の処理を「スポーツA´」、「スポーツB´」の両コンテンツについて行う。この結果、両コンテンツ間で定量比較可能な指数型の特徴情報である「時間ブロックごとの観客の歓声の受信音量の最大値」という共通特徴情報が得られるので、これをプログレスバーに色の濃淡で表示することにより、ユーザが両コンテンツ間の特徴を単一の基準で比較することとが可能となる。
<処理の流れ>
図14は、本実施例のAV装置における処理の流れの一例を示す図である。
まず、変換処理対象となる複数のコンテンツが存在するか否かの判断ステップにて「あり」と判断された場合、AV装置は、特徴情報元データ取得ステップS1402において、当該複数の変換対象コンテンツの特徴情報元データを取得する。例えば、AV装置は、コンテンツの特徴情報元データとして、2個のスポーツ中継番組の受信音量データを取得する。
次に、共通変換処理ステップS1403において、AV装置は、前記コンテンツの共通の変換処理をすることで複数のコンテンツ間で定量比較可能な指数型の特徴情報を取得する。例えば、AV装置は、2個のスポーツ中継番組の受信音量データ中から観客の歓声の大きさを示すデータを周波数帯域データを用いて取得するとともに、時間ブロックごとの最大値を抽出する変換処理を行う。処理済みデータは、コンテンツIDと関連付けて保存される(ステップS1404)。
次に、他コンテンツとの間で特徴情報の比較表示をするか否かの判断ステップS1405で、比較表示すると判断された場合、AV装置は、当該比較表示のための複数の特徴情報付プログレスバー構成情報を生成する(ステップS1406)。これにより複数の特徴情報を比較表示可能な形でプログレスバーに付加して表示することが可能となる。
<効果>
本実施例の発明により、複数のコンテンツ間における同一の種類の特徴情報の出現の仕方を同一の基準で比較することができるようになり、ユーザは両コンテンツ間の特徴を単一の基準で比較することができる。
<概要>
本実施例のAV装置は、実施例1又は2のAV装置と基本的に共通するが、特徴情報付プログレスバー構成情報生成部は、特徴情報に応じた表示色をプログレスバーに表現するための表示色構成情報を生成する手段を有する点に特徴を有する。
<構成>
(構成の特徴・用語の定義)
図15は、本実施例のAV装置の機能ブロックの一例を示す図である。本例のAV装置は実施例1又は2の装置と基本的に共通する。ただし、本図に示すように本例の「AV装置」1500の「特徴情報付プログレスバー構成情報生成部」1520は、「表示色構成情報生成手段」1521を有する。
「表示色構成情報生成手段」は、特徴情報に応じた表示色をプログレスバーに表現するための表示色構成情報を生成するように構成されている。
「特徴情報に応じた表示色」とは、例えば実施例1で図2を用いて示したように、一種類の特徴情報について、当該特徴情報が強く現れるところは濃色(黒色)、やや強く現れるところは中間色(灰色)、弱く現れるところは淡色(白色)というように特徴情報の出現の仕方に応じて表示色を変える場合のそれぞれの表示色を指す。この場合、特徴情報に応じた区分はこのような3段階に限らず、2段階やあるいは4段階以上であってもよい。さらに、特徴情報に応じた区分を段階的に設けず、無段階とし、表示色も無段階的に表示されるようにしてもよい。また、図2の例のような無彩色表示に限らず、有彩色表示であってもよく、その場合の表示色数も問わない。
また、異なる種類の特徴情報についてそれぞれのプログレスバーに付加して表示する場合に、これらの特徴情報のそれぞれについて、異なった表示色で表示する場合も、ここでいう「特徴情報に応じた表示色」による表示に含まれる。
図16は、このような場合の画面表示の一例を示す。本図の例は、「スポーツA」については図2と同様に特徴情報である観客の歓声の大きさを三段階に分けて濃色(黒色)1602a、中間色(灰色)1602b、淡色(白色)1602cで表示し、「スポーツB」については、特徴情報はコマーシャルの挿入の有無であって、挿入されている再生位置を濃色(赤色)1602d、挿入されていない再生位置を淡色(淡いピンク色)1602eで表示する場合の例である。本図では説明の便宜上一の画面内に二つの異なるコンテンツについて異なる種類の特徴情報を付加したプログレスバーを表示したが、一の画面内に一のコンテンツ(例えば「スポーツA」)のある特徴情報(例えば観客の歓声の大きさ)を付加したプログレスバーだけをある表示色(例えば黒色等)で表示し、これを他のコンテンツ(例えば「スポーツB」)に切り換えると異なる種類の特徴情報(例えばコマーシャルの挿入の有無)を異なる表示色(例えば赤色等)で表示するようにしてもよい。また、同一のコンテンツ(例えば「スポーツA」)についてある特徴情報(例えば観客の歓声の大きさ)を他の種類の特徴情報(例えばコマーシャルの挿入の有無)に切り換えると、当該プログレスバーの表示色が異なる表示色(例えば赤色等)に切り換わるようなものであってもよい。また以上の例はコンテンツのジャンル自体は同じであり、従って実施例3で示したような共通の変換処理を行って定量比較可能に表示することもできるコンテンツの例であるが、これと異なり、コンテンツのジャンル自体も例えばスポーツ中継番組とドラマのように異なっている場合でもよい。
なお、図16にも示したように、一画面内に異なる種類の特徴情報を付したプログレスバーを同時に表示する場合はこれらの場合に、番組タイトル等を表示するボックス内などに特徴情報の種類を「歓声」、「CM」といった文字やこれらを象徴する記号その他の模様あるいは色彩などにより区別可能に表示するようにしてもよい。
また、AV装置は、特徴情報に応じた表示色をプログレスバーに表現することを可能にするため、記憶装置などに予め表示色データを保持している。そして、実施例1で述べた構成に従い、コンテンツの再生位置に応じた特徴情報のプログレスバー上での表示態様(例えば色の濃淡)を決定するに際して、表示態様に従った表示色での表示を実現するため、特徴情報付プログレスバー構成情報生成部はまず該当する表示色データIDを読み出す。この表示色データIDは表示色データを識別するために、表示色データに対して一対一で紐付けられたものである。そして、特徴情報に応じた表示色構成情報を生成する際には、表示色構成情報生成手段が上記の表示色データIDに紐付けられた表示色データを読み出して再生位置ごとに表示態様に関連付ける。これにより、プログレスバーの各再生位置における表示色が特定され、プログレスバー上に表現可能となる。
(ハードウェア構成)
次に、本実施例のAV装置のハードウェア構成について説明する。
図17は、本実施例のAV装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本例のAV装置の特徴情報取得部は「記憶装置(記録媒体)」1701と、「メインメモリ」1702と、「CPU」1703と、「I/O」1704などから構成される。特徴情報付プログレスバー構成情報生成部(表示色構成情報生成手段を含む。)は「記憶装置(記録媒体)」と、「CPU」と、「メインメモリ」などから構成される。このほか、生成した構成情報に基づいて特徴情報付プログレスバーを表示するための「ディスプレイ」1705などをI/Oに接続する形で有していてもよい。これらは「システムバス」1706などのデータ通信経路によって相互に接続される。
このうち表示色構成情報の生成を含む特徴情報付プログレスバー構成情報の生成に係るハードウェア構成は以下のとおりである。なお、その余の構成は、実施例1と同様である。
実施例1で述べたハードウェア構成に従い、特徴情報付プログレスバー構成情報生成プログラムを実行して特徴情報の示す指標と表示態様の対応付けを再生位置ごとに行うに際して、CPUは、まず、表示態様対応テーブルを読み出し、特徴情報に応じた表示態様を再生位置に応じて決定するとともに、そこに記載されている表示態様に対応する表示色を表現するための表示色データの表示色データIDを読み出し、メインメモリに一旦格納する。次にCPUは、特徴情報付プログレスバー構成情報を生成するための処理を行うが、その際、CPUは、特徴情報の表示態様の表示色を再生位置ごとに表現するため、上述の処理によってメインメモリに格納された表示色データIDに紐付けられた表示色データを再生位置ごとに順次読み出し、これに関連付けることにより表示色構成情報の生成を行う。そして、かかる処理により生成される表示色構成情報に基づく表示色での表現を含むプログレスバー構成情報が、実施例1で述べた構成に従い生成されることで、プログレスバー構成情報の生成処理が完了する。
<処理の流れ>
図18は、本実施例のAV装置における特徴情報付プログレスバー構成情報の生成にかかる処理の流れの一例を示す図である。本図の流れは基本的に図9で示した実施例1の流れと共通する。ただし、ステップS1806ないしS1808においてプログレスバーの表示態様(本例では色の濃淡)が決定されると、表示色データIDの読出しステップS1809において、AV装置はそれぞれの表示態様に応じて表示色を構成するための表示色データを識別するための表示色データIDを読み出す。
次に、特徴情報と表示色データの関連付けステップS1810において、AV装置は、それぞれの表示態様に対応する特徴情報に応じた表示色をプログレスバーに表現するため、当該表示色データの表示色データIDに紐付けられた表示色データを読み出し、これを当該表示態様での表現を行う再生位置情報に関連付ける。これによって、再生位置ごとの表示色を含めた表示態様が決定され、プログレスバー上での表現が実現可能となる。
その余の流れは実施例1と同様である。
<効果>
本実施例の発明により、特徴情報に応じた表示色によるプログレスバーの表示が可能となり、ユーザによる特徴情報の比較が一層容易となる。
<概要>
本実施例のAV装置は、基本的に実施例1から3のいずれか一のAV装置と共通するが、特徴情報取得部は、特徴情報を取得するために複数の計算方法から計算方法を選択して利用するための手段を有し、特徴情報付プログレスバー構成情報生成部は、計算方法に応じた表示色をプログレスバーに表現するための情報(計算色構成情報)を生成する手段を有する点に特徴を有する。
<構成>
(構成の概要、用語の定義)
図19は、本実施例のAV装置の機能ブロックの一例を示す。本例のAV装置は実施例1から3のいずれか一の装置と基本的に共通する。ただし、本図に示すように、本例の「AV装置」1900の「特徴情報取得部」1910は、「選択手段」1912を有し、「特徴情報付プログレスバー構成情報生成部」1920は、「計算色構成情報生成手段」1922を有する。
「選択手段」は、特徴情報を取得するために複数の計算方法から計算方法を選択して利用するためのものである。
「計算色構成情報生成手段」は、計算方法に応じた表示色をプログレスバーに表現するための情報である「計算色構成情報」を生成するように構成されている。
ここでいう「計算」には、コンピュータのCPUが行う処理を広く含む。従って、プログラムの命令に従ってコンテンツに付加されている情報を単に取得する処理や、予め保持された複数の情報群の中から一定の基準に従って一の情報を選択する処理などもここでいう計算に含まれる。
(複数の計算方法の例)
「複数の計算方法」の例としては、例えば、スポーツ中継番組の特徴情報として、受信音量の中から観客の歓声の大きさを周波数帯域データに基づいて時間ブロックごとにその最大値を特徴情報として抽出するための計算方法と、映像の動きの速さを分割された画面ごとの動きベクトルの大きさに基づいて特徴情報として抽出するための計算方法とがある場合が挙げられる。選択手段がこれら複数の計算方法のうちどれを選択するかは、予め定められたルールに従う。ルールの一例としては、コンテンツのタイトルに「サッカー」など所定のキーワードが含まれる場合は観客の歓声の大きさを特徴情報として抽出するための計算方法を選択し、コンテンツのタイトルに「野球」など所定のキーワードが含まれる場合は映像の動きの速さを特徴情報として抽出するための計算方法を選択するといったものが挙げられる。
あるいは、以上の計算方法の選択を、予め定められたルールに従うのではなくユーザの選択に基づいて行うようにしてもよい。かかる場合の具体的構成については別の実施例として後述する。
次に、これらの場合における計算方法に応じた表示色の例としては、例えば上の観客の歓声の大きさを特徴情報として抽出するための計算方法を選択した場合は、当該特徴情報をプログレスバーに表示する際に無彩色(黒色、灰色、白色の三段階)で表示し、映像の動きの速さを計算方法として選択した場合は青色系の有彩色(濃い青色、水色、淡い水色の三段階)で表示する場合などが該当する。
(計算方法の選択及び計算色構成情報の生成のための具体的構成)
次に、計算方法の選択及び計算色構成情報の生成のための具体的構成の一例について説明する。例えば、コンテンツがスポーツ中継番組である場合、AV装置は特徴情報の抽出のための計算方法として、(1)時間ブロックごとの観客の歓声の大きさを特定の周波数帯域の音量の最大値を抽出することで計算する方法、(2)映像の動きの速さを分割された画面ごとの動きベクトルの大きさを単位ベクトルに対する比率で表したものの平均値に基づいて計算する方法の二つの計算方法を計算方法データとして予め保持している。また、AV装置は、上述のルールを定めるテーブルであって、計算方法を選択するための選択基準と基準に該当する場合に選択される計算方法を対応付けたテーブル(以下「計算方法選択テーブル」という。)を保持している。さらにAV装置は、選択された計算方法に応じた表示色を選択するために計算方法と表示色を対応付けたテーブル(以下「表示色選択テーブル」という。)も保持している。
計算方法選択テーブルは、例えば図20に示すように、選択基準であるタイトル中に含まれるキーワード2001と計算方法2002を対応付けたテーブルであり、例えばタイトル中に含まれるキーワードが「サッカー」、「ラグビー」等所定の語である場合には、計算方法として観客の歓声の大きさを抽出する方法が対応付けられている。また、表示色選択テーブルは、例えば図21に示すように、計算方法2101と表示色2102を対応付けたテーブルであり、例えば計算方法が観客の歓声の大きさを抽出する方法の場合は、表示色として無彩色が対応付けられている。さらに、表示色選択テーブルは本図に示すように、それぞれの計算方法について、その計算結果に応じた具体的な表示色(濃淡の区別)まで対応付けたものであってもよい。
そこで、AV装置があるスポーツ中継番組を受信した場合に、選択手段はまず、EPG(Electronic Program Guide)情報などを用いて当該番組のタイトルを取得し、当該タイトルに含まれるキーワードを検索する。この結果、タイトルに「サッカー」というキーワードが含まれていたとすると、次に選択手段は、図20のテーブルを参照して、このキーワードに対応する当該番組の特徴情報の取得のための計算方法として、観客の歓声の大きさを抽出するとの計算方法を選択する。次に選択手段は、図21のテーブルを参照して、この計算方法に応じた表示色として無彩色(歓声の大きさのレベルに応じて黒色、灰色、白色の三段階の表示色)を選択する。
以上の構成により選択された表示色に従って、再生位置に応じた特徴情報を特徴情報付プログレスバーに表示するための特徴情報付プログレスバー構成情報が生成されるのであるが、この生成にかかる構成は、既に実施例1において図4などを用いて説明したところと同様である。
(ハードウェア構成)
次に、本実施例のAV装置のハードウェア構成について説明する。
図22は本実施例のAV装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本例のAV装置の特徴情報取得部(選択手段を含む。)は「記憶装置(記録媒体)」2201と、「メインメモリ」2202と、「CPU」2203と、「I/O」2204などから構成される。特徴情報付プログレスバー構成情報生成部(計算色構成情報生成手段を含む。)は「記憶装置(記録媒体)」と、「CPU」と、「メインメモリ」などから構成される。このほか、生成した構成情報に基づいて特徴情報付プログレスバーを表示するための「ディスプレイ」2205などをI/Oに接続する形で有していてもよい。これらは「システムバス」2206などのデータ通信経路によって相互に接続される。
ここでは、選択手段による選択と、計算色構成情報生成手段による計算色構成情報の生成にかかるハードウェア構成の一例について説明する。その余の構成については実施例1から3のいずれか一と同じであるから説明を省略する。
まず、選択手段による計算方法の選択にかかる構成について説明する。記憶装置には予め計算方法選択テーブルと表示色選択テーブルとが保持されている。これらのテーブルの一例は図20、図21に示したとおりである。
そこで、CPUは、例えばI/Oを介して受信したあるスポーツ中継番組の特徴情報にかかる計算方法を選択する場合、まず、メインメモリに計算方法選択テーブルを読み出すとともに、番組タイトルに含まれるキーワードをEPGデータ等から取得する。そして、当該取得したキーワードに対応する計算方法を、計算方法選択テーブルを参照することにより選択する。本例では、キーワードに「サッカー」が含まれているため観客の歓声の大きさを特徴情報として取得するための計算方法が選択されたものとする。選択された計算方法は一旦メインメモリのデータ領域に格納される。
次に、CPUは、記憶装置から表示色選択テーブルをメインメモリに読み出すとともに、上記の計算方法を読み出し、当該テーブルを参照して表示色を選択する。本例では、計算方法が観客の歓声の大きさを特徴情報として取得するためのものであるので、表示色として無彩色(黒色、灰色、白色の三段階による表示色)が選択される。
<処理の流れ>
図23は、本実施例のAV装置における処理の流れの一例を示す図である。
まず、計算方法の選択ステップS2301において、AV装置は、計算方法を選択する。
次に、計算色構成情報の生成ステップS2302において、AV装置は、前記ステップS2301で選択した計算方法に応じた表示色をプログレスバーに表示するための計算色構成情報を生成する。その余の流れは、実施例1で説明した処理の流れと同様である。
図24は、以上の処理の流れのうち、計算方法の選択ステップ及び計算色構成情報の生成ステップにおける処理の流れの一例を、上記の例に即して示す図である。
まず、AV装置は、記憶装置に記憶されている計算方法選択テーブルをメインメモリに読み出す(ステップS2401)。
次に、AV装置は、前記ステップS2401にて読み出したテーブルを参照して、計算方法を選択するためのコンテンツのタイトルに含まれるキーワードを検索する(ステップS2402)。
次に、AV装置は、検索したキーワードに対応する計算方法を選択するため、キーワードが何かを判断する。本例ではまずキーワードにサッカーなど観客の歓声の大きさを抽出する計算方法に対応する語が含まれているか否か判断する(ステップS2403)。この結果、「含まれている」と判断した場合には、計算方法として観客の歓声の大きさを抽出する計算方法を選択する(ステップS2404)。
次に、AV装置は、記憶装置に記憶されている表示色選択テーブルをメインメモリに読み出す(ステップS2405)。
次に、AV装置は、前記ステップS2405にて読み出したテーブルを参照して、当該計算方法に対応する表示色として、無彩色を選択する(ステップS2406)。
一方、前記ステップS2403における判断結果が「含まれていない」との結果の場合、AV装置は、キーワードに野球など映像の速さを抽出する計算方法に対応する語が含まれているか否かの判断を行い(ステップS2407)、「含まれている」と判断した場合には、計算方法として映像の動きの速さを抽出する計算方法を選択する(ステップS2408)。
次に、AV装置は、記憶装置に記憶されている表示色選択テーブルをメインメモリに読み出し(ステップS2409)、前記ステップSS2409にて読み出したテーブルを参照して、当該計算方法に対応する表示色として、有彩色(青色系)を選択する(ステップS2410)。
なお、キーワードに観客の歓声の大きさを抽出する計算方法に対応する語が含まれているか否かの判断と、映像の速さを抽出する計算方法に対応する語が含まれているか否かの判断の順序は逆でもよい。また、いずれの場合にも、表示色選択テーブルの読出しを計算方法の選択より先に行ってもよい。
<効果>
本実施例の発明により、特徴情報を抽出するための計算方法に応じた表示色によるプログレスバーの表示が可能となり、ユーザの比較が一層容易となる。
<概要>
本実施例のAV装置は、実施例4のAV装置と基本的に共通するが、特徴情報取得部は、特徴情報を取得するために利用する計算方法と、コンテンツの属性を示す情報であるコンテンツ属性情報とを予め関連付けて保持する手段を有する点に特徴を有する。
<構成>
図25は、本実施例のAV装置の機能ブロックの一例を示す図である。本例のAV装置は、基本的に実施例4の装置と共通する。ただし本図に示すように、本例の「AV装置」2500の「特徴情報取得部」2510は、「選択手段」2512に加え、「計算方法保持手段」2513を有する。
「計算方法保持手段」は、特徴情報を取得するために利用する計算方法と、コンテンツの属性を示す情報である「コンテンツ属性情報」とを予め関連付けて保持するように構成されている。
コンテンツ属性情報の例としては、コンテンツの属するジャンル(例えば、スポーツ、ドラマ、報道など)、コンテンツのタイトル、再生所要時間などのほか、放送コンテンツの場合はこれらに加え、放送チャンネル、放送日時、コマーシャルの有無や位置などが該当する。また、コンテンツの映像に関する属性情報として、カラー/モノクロの別、動画/静止画の別、3D映像/2D映像の別などや特定の俳優・選手などの出現の有無や位置などが該当する。さらに、音声に関する属性情報として、ステレオ/モノラルの別、副音声の有無、音源の種類(例えば、観客の歓声、実況アナウンスなど)や音量などが該当する。なお、コンテンツ属性情報は、上に挙げたようなコンテンツの内容自体に関わるもの(映像データ、音声データ自体が有する属性に関わるもの)のほか、瞬間視聴率のようなコンテンツに付随する属性に関わるものであってもよい。
かかるコンテンツ属性情報の取得方法としては、例えば、以下のような方法が考えられる。
放送コンテンツの場合、一つの方法として放送局より送信されるEPG情報等の放送データの中から、これをそのまま取得することが考えられる。この例として、ジャンル、タイトル、放送局名、再生所要時間等のデータが挙げられる。また、コマーシャルデータや見どころデータのように、コンテンツの提供者がコンテンツに付加したデータやID等をそのまま取得する場合も考えられる。瞬間視聴率の場合も、例えば過去に放送された際の視聴率データを放送局やその他のコンテンツ提供者がコンテンツに付加したデータをそのまま取得することなどが考えられる。
また、放送局から送信されるデータをそのまま取得するのではなく、これに一定の解析・計算を行うことによって取得するように構成されていてもよい。例えば、予め保持するキーワードとジャンルを対応付けたテーブルを参照して、番組タイトル名中に含まれるキーワードを用いてジャンルを判断して取得することが該当する。例えば、当該テーブルにおいてキーワード「ニュース」とジャンル「報道」が対応付けられており、番組名中に「ニュース」というキーワードが含まれている場合に、当該番組のジャンルを「報道」と判断するといったごときである。
さらに、映像や音声情報の解析によりコンテンツ属性情報を取得するようにしてもよい。例えば、映像の明度・彩度・色相の解析、音量・音質の解析などにより取得することが考えられる。また、特定場面(例えば画像認識方法を用いて特定の俳優や選手が登場する場面のみを特定したもの)の検出やコマーシャルの挟み方(例えば一定時間内に一定回数以上のコマーシャルが挿入されている場面)などから判断してコンテンツ属性情報として取得するようにしてもよい。
あるいは、ユーザが定義した属性に基づいてコンテンツ属性情報を取得するようにしてもよい。例えば、録画したコンテンツの保存先フォルダを「重要度A」、「重要度B」などとユーザが設定しておき、録画予約時にユーザが当該コンテンツの保存先に指定したフォルダに対応して「重要度A」、「重要度B」などの区別をコンテンツ属性情報として取得することなどが考えられる。
計算方法とコンテンツ属性情報とを「予め関連付けて保持する」というのは、あるコンテンツ属性情報に対しては、当該情報から特徴情報を抽出するための計算方法が最初から特定されているということである。つまり、「計算方法とコンテンツ属性情報とを予め関連付けて保持する」という場合の「コンテンツ属性情報」は、コンテンツ属性情報そのものではなく、コンテンツ属性情報の種類を特定しているにすぎない。例えば、コンテンツの属性が「サッカー」というキーワードを含むスポーツ中継番組であれば、そこから特徴情報を抽出するための計算方法は観客の歓声の大きさの時間ブロックごとの最大値をデシベル単位で取得する計算方法を用いるというように、コンテンツ属性情報の種類とそれに対応する計算方法の関連付けが予めなされているということである。そして、その後に実際に「サッカー」というキーワードを含むスポーツ中継番組であるというコンテンツ属性情報が取得された際に、予め保持されたこの関連付けに基づいて、例えば観客の歓声の大きさの時間ブロックごとの最大値をデシベル単位で取得する計算方法が選択されるということである。
なお、この関連付けは必ずしも一対一でなくてもよい。例えばコンテンツの属性が「サッカー」というキーワードを含むスポーツ中継番組である場合、特徴情報の抽出のための計算方法は観客の歓声の大きさ、コマーシャルの有無のいずれかであるというように複数の計算方法が特定されていてもよく、この場合、この複数の計算方法の中からどの方法を選択するかをユーザの選択にかからしめてもよい。この複数ある計算方法の中からの選択のタイミングは、予めである必要はなく、コンテンツ属性情報の取得後でよい。
また、「コンテンツ属性情報」と「特徴情報」、「特徴情報元データ」の関係であるが、上述したところから明らかなように、コンテンツ属性情報は特徴情報の場合もあるし、特徴情報元データの場合もある。例えば、コマーシャルIDの場合はこれが付されている再生位置と関連付けて取得することで、当該情報がそのまま特徴情報となる。一方、例えばコンテンツのタイトルの場合は、このタイトルに含まれるキーワード等を利用した解析を加えることによって,例えば観客の歓声の大きさと言った特徴情報が抽出される。即ち、この場合はコンテンツ属性情報たるタイトルは特徴情報元データということになる。
(ハードウェア構成)
次に、本実施例のAV装置のハードウェア構成について説明する。
図26はハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本例のAV装置の特徴情報取得部(選択手段に加え計算方法保持手段を含む。)は「記憶装置(記録媒体)」2601と、「メインメモリ」2602と、「CPU」2603と、「I/O」2604などから構成される。特徴情報付プログレスバー構成情報生成部(計算色構成情報生成手段を含む。)は「記憶装置(記録媒体)」と、「CPU」と、「メインメモリ」などから構成される。このほか、生成した構成情報に基づいて特徴情報付プログレスバーを表示するための「ディスプレイ」2605などをI/Oに接続する形で有していてもよい。これらは「システムバス」2606などのデータ通信経路によって相互に接続される。
ここでは、特徴情報を取得するために利用する計算方法とコンテンツ属性情報とを予め関連付けて保持し、このようにして関連付けられた情報に基づいて特徴情報を取得するためのハードウェア構成の一例について説明する。その余の構成については実施例4と同じであるから説明を省略する。
記憶装置には予めコンテンツ属性情報と計算方法を関連付けたテーブル(コンテンツ属性情報・計算方法関連付けテーブル)が保持されている。このテーブルは、例えば本装置以外において作成されたものを本装置が入力インターフェイスを介して取得して保持しているものである。
このような状況の下で、本実施例のAV装置があるコンテンツをI/Oを介して受信すると、CPUはまず、当該コンテンツからコンテンツ属性情報を取得する。これらのコンテンツ属性情報のうち、コマーシャルIDのようにコンテンツ属性情報をそのまま取得し、かつそのまま特徴情報となるものは、CPUが特徴情報取得プログラムの命令に従って当該IDをこれが付された位置情報と関連付けて読み取り、このコンテンツ属性情報をメインメモリに一旦格納する。そして、特徴情報付プログレスバー構成情報生成のために特徴情報を読み出す際に、このコンテンツ属性情報を読み出し、これをそのまま特徴情報として構成情報を生成する。また、ジャンルデータのように放送波等で送信される情報をそのままコンテンツ属性情報として取得して、この中から特徴情報を抽出するものは、CPUが当該コンテンツ属性情報をメインメモリに一旦格納し、その後、当該コンテンツ属性情報を読み出し、これを特徴情報元データとしてその中から実施例2で説明したハードウェア構成に従って特徴情報を抽出する。さらに、コンテンツ属性情報に一定の解析・計算を行うことによってコンテンツ属性情報を取得するものについても、CPUが実施例2で述べた特徴情報元データの取得のための処理によってコンテンツ属性情報から特徴情報元データを取得し、その中から特徴情報を抽出する。
<処理の流れ>
図27は、本実施例のAV装置における処理の流れの一例を示す図である。本例のAV装置は、基本的に実施例4の処理の流れと共通する。ただし、本実施例では、まずコンテンツ属性情報の取得ステップS2701において、AV装置は、コンテンツ属性情報を取得する。
次に、計算方法の選択ステップS2702において、AV装置は、コンテンツ属性情報と計算方法を予め関連付けて保持しているテーブル等を参照して、前記ステップS2701にて取得したコンテンツ属性情報に対応する計算方法を選択する。
次に、特徴情報の抽出ステップS2703において、AV装置は、前記ステップS2702にて選択した計算方法を利用して当該コンテンツ属性情報から特徴情報を抽出する。
その余の処理の流れは、実施例4と同様である。
<効果>
本実施例の発明によりコンテンツの属性に応じた特徴情報の取得が可能となる。
<概要>
本実施例のAV装置は、基本的に実施例5のAV装置と共通するが、特徴情報取得部が特徴情報を取得するために利用する計算方法をコンテンツ属性情報に基づく選択に優先して選択し、または、コンテンツ属性情報に基づく選択後にこれを変更するための手段をさらに有する点に特徴を有する。
<構成>
(構成の概要)
図28は、本実施例のAV装置の機能ブロックの一例を示す図である。本例の装置は基本的に実施例5の装置と共通する、ただし、本図に示すように、本実施例の「AV装置」2800は、「計算方法ユーザ設定部」2830をさらに有する。
(計算方法ユーザ設定部の構成)
「計算方法ユーザ設定部」は、「特徴情報取得部」2810が特徴情報を取得するために利用する計算方法を前記コンテンツ属性情報に基づく選択に優先して選択し、または、前記コンテンツ属性情報に基づく選択後にこれを変更するためのものである。
「コンテンツ属性情報に基づく選択に優先して選択」する具体例としては、例えばコンテンツ属性情報がコンテンツのタイトルの一部に「サッカー」というキーワードを含むという情報であり、コンテンツ属性情報に基づいて選択された計算方法が、観客の歓声の大きさの時間ブロックごとの最大値を特徴情報として抽出するという方法である場合に、ユーザの設定に基づいてコンテンツに付加されたコマーシャルIDを再生位置とともに取得するという計算方法を優先させる場合が考えられる。この場合の「優先」が後述の「変更」と異なる点は、コンテンツ属性情報に基づいて選択された計算方法が破棄されるわけではなく、ユーザ設定による計算方法と並存する点にある。ユーザ選択に基づく計算方法は一回だけ優先適用されるように構成されてもよいし、その後も継続適用されるように構成されてもよい。
「コンテンツ属性情報に基づく選択後にこれを変更する」具体例としては、コンテンツ属性情報がコンテンツのタイトルの一部に「サッカー」というキーワードを含むという情報であり、コンテンツ属性情報に基づいて選択された計算方法が、観客の歓声の大きさの時間ブロックごとの最大値を特徴情報として抽出するという方法である場合に、ユーザの設定に基づいてコンテンツに付加されたコマーシャルIDを再生位置とともに取得するという計算方法に変更する場合が考えられる。この場合は上述の「優先」の場合と異なり、コンテンツ属性情報に基づいて選択された計算方法は破棄される。
(ユーザの選択による計算方法の設定のための具体的構成)
ユーザの選択による計算方法の設定は、例えば、ディスプレイ画面に表示された選択画面に従って、ユーザがアイコンをクリックすることなどにより計算方法を選択する操作を行うと、計算方法ユーザ設定部が当該操作に基づく入力信号を受け付けて当該信号に含まれる計算方法データに従って計算方法を選択することにより行われる。選択されたユーザ設定による計算方法は記憶装置に記憶され、これに対応するコンテンツ属性情報が取得された場合には、たとえこれに基づく計算方法が設定されていたとしても、これに優先して適用され、このユーザ設定による計算方法によって特徴情報が抽出される。
既に設定済みのコンテンツ属性情報に基づく計算方法に代えてユーザ設定による計算方法に変更する場合も、ユーザの選択による計算方法の設定の場合と同様のユーザ操作に基づいて変更処理がなされる。
なお、ユーザの選択による計算方法を単に優先適用するか、これに変更するかの選択もユーザの選択・操作に委ねてもよい。
(ハードウェア構成)
次に、本実施例のAV装置のハードウェア構成について説明する。
図29は本実施例のAV装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本例のAV装置の特徴情報取得部(選択手段、計算方法保持手段を含む。)と計算方法ユーザ設定部とは「記憶装置(記録媒体)」2901と、「メインメモリ」2902と、「CPU」2903と、「I/O」2904などから構成される。特徴情報付プログレスバー構成情報生成部(計算色構成情報生成手段を含む。)は「記憶装置(記録媒体)」と、「CPU」と、「メインメモリ」などから構成される。このほか、生成した構成情報に基づいて特徴情報付プログレスバーを表示するための「ディスプレイ」2905などをI/Oに接続する形で有していてもよい。これらは「システムバス」2906などのデータ通信経路によって相互に接続される。
ここでは、ユーザ設定による計算手段の選択・変更にかかるハードウェア構成の一例について説明する。その余の構成については実施例5と同じであるから説明を省略する。
CPUは、ユーザがマウス、キーボード等の入力インターフェイスを用いて行った操作に基づく入力信号を受け付けて、そのなかに含まれるユーザの設定にかよる計算方法を読み出し、これをメインメモリに一旦格納する。その際、既に設定済みのコンテンツ属性情報に基づく計算方法から当該ユーザ設定による計算方法に変更する場合は、設定済みのコンテンツ属性情報に基づく計算方法を記憶装置からメインメモリに読み出し、これを破棄するか、これに上書きする形でユーザ設定による計算方法を格納する。次に、AV装置がI/Oを介して放送波等からコンテンツ属性情報を取得すると、CPUはプログラムの命令に従い、このユーザ設定による計算方法を読み出し、当該方法を利用して特徴情報を抽出する。
<処理の流れ>
図30は、本実施例のAV装置における処理の流れのうち、ユーザ設定による計算方法の選択にかかる処理の流れの一例を示す図である。
まず、ユーザ設定による計算方法の入力受付けステップS3001において、AV装置は、ディスプレイ画面に表示された選択画面に従って、ユーザがアイコンをクリックすることなどにより計算方法を選択する操作を行った場合に、当該操作に基づく入力信号を受け付ける。
次に、AV装置は、ユーザ設定による計算方法の抽出ステップS3002において、前記ステップS3001にて受け付けた入力信号の中に含まれるユーザ設定による計算方法を抽出する。
次に、AV装置は、コンテンツ属性情報に基づく計算方法が存在するか否かの判断ステップS3003において、かかる計算方法の存在の有無を判断し、かかる計算方法が存在するとの判断結果の場合、続いて、当該計算方法を破棄するか否かの判断ステップS3004に進んでかかる判断を行い、破棄しないとの判断結果の場合は、ユーザ設定による計算方法の格納ステップS3005において、前記ステップS3002にて抽出したユーザ設定による計算方法を格納する。なお、この後、当該計算方法に対応するコンテンツ属性情報が取得された場合は、プログラムの命令に従い、ユーザ設定による計算方法が優先して適用される。
一方、前記ステップS3004における判断結果が、破棄するとの判断結果の場合は、コンテンツ属性情報に基づく計算方法の破棄ステップS3006において、AV装置は、当該計算方法を破棄するとともに、ユーザ設定による計算方法の格納ステップS3007において当該計算方法を格納する。この破棄と格納の処理順序は逆でもよい。あるいは、AV装置は、記憶装置に記憶されているコンテンツ属性情報に基づく計算方法をメインメモリに読み出し、これにユーザ設定による計算方法を上書して格納してもよい。
<効果>
本実施例の発明により、ユーザの設定による計算方法を予めコンテンツ属性情報に基づいて設定された計算方法に優先して、あるいは代替して適用できるので、ユーザの好みに応じた柔軟な特徴情報付プログレスバーの表示が可能となる。
<概要>
本実施例のAV装置は、実施例1から6のいずれか一に記載の装置と基本的に共通するが、特徴情報取得部が、コンテンツの構成情報のコンテンツ再生位置に応じた特徴を分析する手段と、特徴分析手段による分析結果に基づいて特徴情報を生成する手段とを有する点に特徴を有する。つまり、本実施例はいわば特徴情報の入手の仕方に関するものであって、AV装置自らがコンテンツの構成情報を分析して特徴情報を取得するものである。
<構成>
(構成の概要)
図31は、本実施例のAV装置の機能ブロックの一例を示す。本実施例のAV装置は基本的に実施例1から6のいずれか一に記載のAV装置と共通する。ただし、本図に示すように、本実施例の「AV装置」3100の「特徴情報取得部」3110は、「特徴分析手段」3114と、「特徴情報生成手段」3115とを有する。
(特徴分析手段)
「特徴分析手段」は、コンテンツの構成情報のコンテンツ再生位置に応じた特徴を分析するように構成されている。
「コンテンツの構成情報」の例としては、映像や音声情報にかかるものが挙げられる。そして、コンテンツ再生位置に応じた特徴を分析する場合には、既述のように、例えば明度・彩度・色相の解析、音量・音質の解析などにより特徴を分析することが考えられる。また、特定場面(例えば画像認識方法を用いて特定の俳優や選手が登場する場面のみを特定したもの)の検出やコマーシャルの挟み方(例えば一定時間内に一定回数以上のコマーシャルが挿入されている場面)といった分析も考えられる。
これらの分析には、予め保持する分析のためのデータが利用される。例えば、予め保持する観客の歓声に特有の周波数帯域データに基づいて、スポーツ中継番組の受信音量の中から当該周波数帯域の音量を抽出して、コンテンツ再生位置ごとにこの音量の出現状況を分析するなどである。また、画像認識方法を用いた特定場面の検出には、予め保持された当該俳優、選手等の形状データなどが利用される。
特徴の分析を行うタイミングとしては、以下のようなものが考えられる。
第一に、コンテンツを記録する際に特徴を分析して、記録と同時に特徴情報として取得する場合が考えられる。例えば、特徴情報がスポーツ番組における観客の歓声の大きさの場合は、コンテンツを受信する際に受信音量中から当該特徴にかかる音量データを抽出できるので、記録と同時にこれを特徴情報として取得することが可能である。
第二に、コンテンツを一旦記録し、後刻当該記録済みコンテンツの特徴を分析して特徴情報を取得する場合も考えられる。この中には、コンテンツを一時的にバッファメモリに記録しつつ分析する場合も含まれる。例えば、コマーシャルの挟み方を分析する場合には、複数のコマーシャルにかかる開始位置、終了位置のデータを一旦記録して分析する必要があるので、かかる方法が利用される。あるいは、コンテンツを全部記録した後、後刻特徴を分析して特徴情報として取得してもよい。
(特徴情報生成手段)
次に、「特徴情報生成手段」は、特徴分析手段による分析結果に基づいて特徴情報を生成するように構成されている。
例えば、分析結果が、スポーツ中継番組中の観客の歓声の大きさを表すデータをデシベル単位で表示したものであれば、その大きさを例えば三段階(20デシベル未満、20デシベル以上40デシベル未満、40デシベル以上など)に分けて、それぞれの再生位置における段階に応じた特徴情報として生成する。即ち、同じ段階に属するものは同じ特徴情報となり、異なる段階に属するものは異なる特徴情報となる。この特徴情報の異同が、特徴情報付プログレスバーにおける表示色の異同に反映されることになる。
(ハードウェア構成)
図32は本実施例のAV装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本例のAV装置の特徴情報取得部(特徴情報分析手段と特徴情報生成手段を含む。)は「記憶装置(記録媒体)」3201と、「メインメモリ」3202と、「CPU」3203と、「I/O」3204などから構成される。特徴情報付プログレスバー構成情報生成部(計算色構成情報生成手段を含む。)は「記憶装置(記録媒体)」と、「CPU」と、「メインメモリ」などから構成される。このほか、生成した構成情報に基づいて特徴情報付プログレスバーを表示するための「ディスプレイ」3205などをI/Oに接続する形で有していてもよい。これらは「システムバス」3206などのデータ通信経路によって相互に接続される。
ここでは、コンテンツの構成情報のコンテンツ再生位置に応じた特徴の分析と、この分析結果に基づく特徴情報の生成にかかるハードウェア構成の一例について説明する。その余の構成については実施例1から6のいずれか一と同じであるから説明を省略する。
AV装置がI/Oを介してコンテンツを受信すると、CPUはその中からコンテンツの構成情報を取得する。例えば、コンテンツがスポーツ中継番組である場合、CPUは記憶装置に記憶された周波数帯域データを読み出し、当該データを参照して、観客の歓声を抽出し、これをデシベル単位のデータとして再生位置と関連付けてメインメモリに一旦格納する。次に、CPUは、観客の歓声の大きさをデシベル単位で三段階に分け、それぞれを異なる特徴情報の分析結果と対応付けたテーブル(特徴情報分析結果対応テーブル)(これも予め記憶装置に記憶されている)をメインメモリに読み出し、当該テーブルを参照して、上記の再生位置ごとの音量が属する段階に応じた特徴情報としてメインメモリに格納する。これによって特徴情報の生成処理が完了する。
<処理の流れ>
図33は本実施例のAV装置における処理の流れのうち、コンテンツの特徴の分析とこの分析結果に基づく特徴情報の生成にかかる処理の流れの一例を示す図である。
まず、コンテンツの構成情報の取得ステップS3301において、AV装置は、受信したコンテンツの中から構成情報を取得する。
次に、コンテンツの特徴分析ステップS3302において、AV装置は、前記ステップS3301にて取得したコンテンツ構成情報に対し、予め保持する分析用データなどを参照してコンテンツの特徴を分析する。
次に、特徴情報の生成ステップS3303において、AV装置は、前記ステップS3302における分析結果に基づいて特徴情報を生成する。以後、生成された特徴情報に基づいて、図9などを用いて既に説明した処理の流れに従い、特徴情報付プログレスバー構成情報の生成が行われることになる。
<効果>
本実施例の発明により、特徴情報付プログレスバーに表示すべき特徴情報の入手方法の一つとして、AV装置が自らコンテンツの特徴を分析して特徴情報を取得することが可能となる。
<概要>
本実施例のAV装置は、基本的に実施例1の装置と共通するが、コンテンツに特徴情報が付随して放送などされている場合には、特徴情報取得部は、コンテンツに付随している特徴情報を取得する点に特徴を有する。つまり、本実施例も特徴情報の入手の仕方に関するものであるが、前実施例と異なり、AV装置が特徴情報を外部からそのまま取得するものである。
<構成>
図34は、本実施例のAV装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施例のAV装置は、基本的に実施例1のAV装置と共通する。ただし、本実施例の「AV装置」3400の「特徴情報取得部」3410は、コンテンツに特徴情報が付随して放送などされている場合には、コンテンツに付随している特徴情報を取得するように構成されている。
コンテンツに付随している特徴情報の例としては、コマーシャルが挿入されている位置にコマーシャルがIDが付加されているものや、コンテンツ提供者が当該コンテンツの見どころとして推奨する位置にIDが付加されているものなどが挙げられる。
「放送など」というのは、放送のほか、DVDなどの記録媒体に記録されたコンテンツを含む趣旨である。放送には、アナログ放送、デジタル放送の双方を含む。また、映像と音声の双方を含む放送のほか、映像のみの放送や音声ののみの放送(FM放送、AM放送など)を含む。
また、「コンテンツに付随している」というのは、特徴情報がコンテンツ自体に付加されたもの以外に、コンテンツの取得とは別ルートで取得する場合をも含む趣旨である。例えば、特徴情報がコンテンツの瞬間視聴率である場合に、放送波の受信によるコンテンツの取得とは別に、視聴率データの提供者から再生位置に応じた瞬間視聴率データを取得し、これをそのまま特徴情報として特徴情報付プログレスバー構成情報の生成に用いる場合などが考えられる。
<処理の流れ>
本実施例のAV装置における処理の流れは、まず、AV装置が特徴情報を外部からそのまま取得すると、その後は実施例1で図8、図9を用いた処理の流れと同様である。
<効果>
本実施例の発明により、特徴情報付プログレスバーに表示すべき特徴情報の入手方法の一つとして、AV装置が特徴情報を外部からそのまま取得することが可能となる。
実施例1のAV装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例1の特徴情報付プログレスバーの表示形態の一例を示す図 実施例1の特徴情報付プログレスバーの表示形態の一例を示す図 実施例1のAV装置のより詳細な機能ブロックの一例を示す図 実施例1のAV装置の記録媒体に記録された特徴情報の一例を示す図 実施例1の特徴情報の示す指標と色の濃淡を対応付けたテーブルの一例を示す図 実施例1のAV装置のハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例1のAV装置における処理の流れの一例を示す図 実施例1のAV装置におけるより詳細な処理の流れの一例を示す図 実施例2のAV装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例2のAV装置における共通特徴情報を取得するまでの処理過程の一例を示す概念図 実施例2の特徴情報付プログレスバーの表示形態の一例を示す図 実施例2のAV装置のハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例2のAV装置における処理の流れの一例を示す図 実施例3のAV装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例3のAV装置における特徴情報の画面表示の一例を示す図 実施例3のAV装置のハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例3のAV装置における特徴情報付プログレスバー構成情報の生成にかかる処理の流れの一例を示す図 実施例4のAV装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例4のAV装置における計算方法選択テーブルの一例を示す図 実施例4のAV装置における表示色選択テーブルの一例を示す図 実施例4のAV装置のハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例4のAV装置における処理の流れの一例を示す図 実施例1のAV装置における計算方法の選択及び計算色構成情報の生成にかかる処理の流れの一例を示す図 実施例5のAV装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例5のAV装置のハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例5のAV装置における処理の流れの一例を示す図 実施例6のAV装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例6のAV装置のハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例6のAV装置におけるユーザ設定による計算方法の選択にかかる処理の流れの一例を示す図 実施例7のAV装置の機能ブロックの一例を示す図 実施例7のAV装置のハードウェア構成の一例を示す概略図 実施例7のAV装置におけるコンテンツの特徴の分析とこの分析結果に基づく特徴情報の生成にかかる処理の流れの一例を示す図 実施例8のAV装置の機能ブロックの一例を示す図
符号の説明
0100 AV装置
0110 特徴情報取得部
0120 特徴情報付プログレスバー構成情報生成部
0201 番組のタイトルやチャンネルを表示するためのボックス
0202 プログレスバー
0202a 特徴情報を濃色で表示した部分
0202b 特徴情報を中間色で表示した部分
0202c 特徴情報を淡色で表示した部分
0203 ポインタ

Claims (9)

  1. コンテンツ再生位置に応じたコンテンツの特徴を示す情報である特徴情報を取得する特徴情報取得部と、
    取得した特徴情報をコンテンツ再生位置に応じて表示する特徴情報付プログレスバーを構成するための情報である特徴情報付プログレスバー構成情報を生成する特徴情報付プログレスバー構成情報生成部と、
    を有するAV装置。
  2. 特徴情報取得部は、
    任意のコンテンツの特徴情報元データに対して、共通の変換処理をすることで複数のコンテンツ間で定量比較可能な指数型の特徴情報である共通特徴情報を取得する共通特徴情報取得手段を有する
    請求項1に記載のAV装置。
  3. 特徴情報付プログレスバー構成情報生成部は、
    特徴情報に応じた表示色をプログレスバーに表現するための表示色構成情報を生成する表示色構成情報生成手段を有する
    請求項1又は2に記載のAV装置。
  4. 特徴情報取得部は、
    特徴情報を取得するために複数の計算方法から計算方法を選択して利用するための選択手段を有し、
    特徴情報付プログレスバー構成情報生成部は、
    前記計算方法に応じた表示色をプログレスバーに表現するための計算色構成情報を生成する計算色構成情報生成手段を有する
    請求項1から3のいずれか一に記載のAV装置。
  5. 特徴情報取得部は、
    特徴情報を取得するために利用する計算方法と、コンテンツの属性を示す情報であるコンテンツ属性情報とを予め関連付けて保持する計算方法保持手段を有する
    請求項4に記載のAV装置。
  6. 前記特徴情報取得部が特徴情報を取得するために利用する計算方法を前記コンテンツ属性情報に基づく選択に優先して選択し、または、前記コンテンツ属性情報に基づく選択後にこれを変更するための計算方法ユーザ設定部をさらに有する
    請求項5に記載のAV装置。
  7. 前記特徴情報取得部は、
    コンテンツの構成情報のコンテンツ再生位置に応じた特徴を分析する特徴分析手段と、
    特徴分析手段による分析結果に基づいて特徴情報を生成する特徴情報生成手段と
    を有する請求項1から6のいずれか一に記載のAV装置。
  8. コンテンツに特徴情報が付随して放送などされている場合には、
    特徴情報取得部は、前記コンテンツに付随している特徴情報を取得する
    請求項1から7のいずれか一に記載のAV装置。
  9. コンテンツ再生位置に応じたコンテンツの特徴を示す情報である特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、
    前記特徴情報取得ステップにて取得した特徴情報をコンテンツ再生位置に応じて表示する特徴情報付プログレスバーを構成するための情報である特徴情報付プログレスバー構成情報を生成する特徴情報付プログレスバー構成情報生成ステップと、
    を有するAV装置におけるプログレスバー生成方法。
JP2006274840A 2006-10-06 2006-10-06 特徴情報付プログレスバー構成情報生成機能を有するav装置 Expired - Fee Related JP4793929B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006274840A JP4793929B2 (ja) 2006-10-06 2006-10-06 特徴情報付プログレスバー構成情報生成機能を有するav装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006274840A JP4793929B2 (ja) 2006-10-06 2006-10-06 特徴情報付プログレスバー構成情報生成機能を有するav装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008098726A true JP2008098726A (ja) 2008-04-24
JP4793929B2 JP4793929B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=39381163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006274840A Expired - Fee Related JP4793929B2 (ja) 2006-10-06 2006-10-06 特徴情報付プログレスバー構成情報生成機能を有するav装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4793929B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011055375A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Toshiba Corp 電子機器および番組表作成方法
KR101046267B1 (ko) * 2008-07-31 2011-07-05 후지쯔 가부시끼가이샤 비디오 재생 장치, 비디오 재생 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체 및 비디오 재생 방법
KR101048686B1 (ko) * 2008-07-31 2011-07-14 후지쯔 가부시끼가이샤 비디오 재생 장치, 비디오 재생 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체 및 비디오 재생 방법
EP2378523A1 (en) 2010-04-13 2011-10-19 Sony Ericsson Mobile Communications Japan, Inc. Content information processing device, content information processing method and content information processing program
JP2011259054A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JPWO2013018310A1 (ja) * 2011-07-29 2015-03-05 パナソニック株式会社 電子機器
JP2016027448A (ja) * 2014-06-23 2016-02-18 カシオ計算機株式会社 情報評価装置、情報評価方法、及びプログラム
JP2016109620A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 日本放送協会 音量監視装置及びプログラム
JP2019004506A (ja) * 2018-09-06 2019-01-10 株式会社ニコン 画像編集装置及び動画像の表示方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08265660A (ja) * 1995-03-20 1996-10-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音楽管理方法および装置
JP2002300518A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> ダイジェスト番組の作成方法、装置および記憶媒体
JP2002344852A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Sony Corp 情報信号処理装置および情報信号処理方法
JP2003283993A (ja) * 2002-03-27 2003-10-03 Sanyo Electric Co Ltd 映像情報記録再生装置及び映像情報記録再生方法
JP2005065185A (ja) * 2003-08-20 2005-03-10 Sony Corp 情報信号処理装置および情報信号処理方法並びに情報信号処理システムおよび情報信号処理方法並びに情報信号再生装置および情報信号再生方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08265660A (ja) * 1995-03-20 1996-10-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音楽管理方法および装置
JP2002300518A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> ダイジェスト番組の作成方法、装置および記憶媒体
JP2002344852A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Sony Corp 情報信号処理装置および情報信号処理方法
JP2003283993A (ja) * 2002-03-27 2003-10-03 Sanyo Electric Co Ltd 映像情報記録再生装置及び映像情報記録再生方法
JP2005065185A (ja) * 2003-08-20 2005-03-10 Sony Corp 情報信号処理装置および情報信号処理方法並びに情報信号処理システムおよび情報信号処理方法並びに情報信号再生装置および情報信号再生方法

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101046267B1 (ko) * 2008-07-31 2011-07-05 후지쯔 가부시끼가이샤 비디오 재생 장치, 비디오 재생 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체 및 비디오 재생 방법
KR101048686B1 (ko) * 2008-07-31 2011-07-14 후지쯔 가부시끼가이샤 비디오 재생 장치, 비디오 재생 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체 및 비디오 재생 방법
US8218953B2 (en) 2008-07-31 2012-07-10 Fujitsu Limited Video reproducing device and video reproducing method
US8494345B2 (en) 2008-07-31 2013-07-23 Fujitsu Limited Video reproducing device and video reproducing method
JP2011055375A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Toshiba Corp 電子機器および番組表作成方法
US10706887B2 (en) 2010-04-13 2020-07-07 Sony Corporation Apparatus and method for displaying times at which an object appears in frames of video
EP2378523A1 (en) 2010-04-13 2011-10-19 Sony Ericsson Mobile Communications Japan, Inc. Content information processing device, content information processing method and content information processing program
US8787618B2 (en) 2010-04-13 2014-07-22 Sony Corporation Content information processing device, content information processing method, content information processing program, and personal digital assistant
EP3731229A1 (en) 2010-04-13 2020-10-28 Sony Corporation Content information processing device, content information processing method and content information processing program
US9236089B2 (en) 2010-04-13 2016-01-12 Sony Corporation Content information processing device and method for displaying identified object images within video content
JP2011259054A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JPWO2013018310A1 (ja) * 2011-07-29 2015-03-05 パナソニック株式会社 電子機器
US9235266B2 (en) 2011-07-29 2016-01-12 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Electronic apparatus including vibrating section which vibrates depending on reproduction position
JP2016027448A (ja) * 2014-06-23 2016-02-18 カシオ計算機株式会社 情報評価装置、情報評価方法、及びプログラム
JP2016109620A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 日本放送協会 音量監視装置及びプログラム
JP2019004506A (ja) * 2018-09-06 2019-01-10 株式会社ニコン 画像編集装置及び動画像の表示方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4793929B2 (ja) 2011-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4793929B2 (ja) 特徴情報付プログレスバー構成情報生成機能を有するav装置
KR101419937B1 (ko) 기호 추출 장치, 기호 추출 방법 및 기호 추출 프로그램이 기록된 컴퓨터 판독가능한 기록 매체
EP2107477B1 (en) Summarizing reproduction device and summarizing reproduction method
JP4202316B2 (ja) 黒フィールド検出システムおよび方法
JP5135024B2 (ja) コンテンツのシーン出現を通知する装置、方法およびプログラム
JPWO2003088665A1 (ja) メタデータ編集装置、メタデータ再生装置、メタデータ配信装置、メタデータ検索装置、メタデータ再生成条件設定装置、及びメタデータ配信方法
KR20060027826A (ko) 비디오 처리장치, 비디오 처리장치용 집적회로, 비디오처리방법, 및 비디오 처리 프로그램
JP2008211777A (ja) 映像提示においてコマーシャルに索引を付けるシステムおよび方法
EP1796387A1 (en) Video display apparatus, video display method, and video display program
JP5079817B2 (ja) サマリ及びレポートを既に含んでいるオーディオビジュアル文書について新たなサマリを作成する方法及び該方法を使用する受信機
JP2007524321A (ja) ビデオトレーラ
JP2008103784A (ja) 映像記録装置
JP2009004994A (ja) ダイジェスト映像情報作成方法、ダイジェスト映像情報作成プログラム、および、映像装置
JP2000023062A (ja) ダイジェスト作成システム
US20050232598A1 (en) Method, apparatus, and program for extracting thumbnail picture
JP4366439B1 (ja) 映像コンテンツの編集方法とこれを用いた編集装置ならびに遠隔編集装置
US20180139493A1 (en) Method for setting the level of definition of the images of a multimedia programme
KR101397331B1 (ko) 신의 요약수집 및 플레이를 위한 시스템 및 방법, 및 그 기록매체
JP5266981B2 (ja) 電子機器、情報処理方法及びプログラム
US8645830B2 (en) Method of creating a summary of a document based on user-defined criteria, and related audio-visual device
US20160064037A1 (en) Video apparatus and control method of video apparatus
JP2009135754A (ja) ダイジェスト作成装置及び方法
JP2013074480A (ja) 映像信号処理装置及び映像信号処理方法
JP5160659B2 (ja) 評価装置および評価方法
KR20060133816A (ko) 영상표시기기의 광고편집장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110701

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110722

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees