JP2008097394A - パワーアシスト制御システム及びパワーアシスト装置 - Google Patents

パワーアシスト制御システム及びパワーアシスト装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008097394A
JP2008097394A JP2006279512A JP2006279512A JP2008097394A JP 2008097394 A JP2008097394 A JP 2008097394A JP 2006279512 A JP2006279512 A JP 2006279512A JP 2006279512 A JP2006279512 A JP 2006279512A JP 2008097394 A JP2008097394 A JP 2008097394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power assist
operator
input
noise
control system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006279512A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Shirogaichi
剛 城垣内
Hiromichi Fujimoto
弘道 藤本
Keisuke Ueda
慶輔 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006279512A priority Critical patent/JP2008097394A/ja
Publication of JP2008097394A publication Critical patent/JP2008097394A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

【課題】システム全体の性能を低下させることなく、入力信号にノイズを有するような制御システムにおいて制御を安定化させることができる制御システムを提供する。
【解決手段】オペレータHの動作を検知する動作検知部4,53によって入力された入力信号によってユーザー制御対象3,51が制御され、そのユーザー制御対象3,51からのフィードバック信号を受けて前記オペレータHから前記ユーザー制御対象3,51への操作量の入力を補助するパワーアシスト制御則5、52を有するパワーアシストシステム2に、前記オペレータHから前記ユーザー制御対象3,51へ伝達されるパワーを観測する仮想パワーモニタ11を備えたパワーアシスト制御システム1において、前記入力信号が前記ユーザー制御対象へ入力される制御信号経路中に前記制御信号経路中に発生するノイズをカットするノイズカッター6を備える。
【選択図】図1A

Description

本発明は、機械、電気・電子等の分野において、人間からの動作を入力値として当該人間からの動作と同じ動作を行う制御システム及びパワーアシスト装置に関し、例えば、ロボット、工作機械等に広く適用可能である。
制御システムの安全を確保するには、制御対象が「いかなる条件下でも不安定にならない(暴走しない)」ことを保証する必要がある。そのために、制御システムにはハードウェア的なリミッタ(ハードウェアリミッタ)を付加することが行われている。
すなわち、一般的な制御システムにおけるハードウェアリミッタの作動を決定するための、ユーザー制御対象の安定性の評価指標は、作動領域の制限やアクチェエータへの電流制限、速度制限などであり、安定、不安定の区別が大雑把である。また、一旦リミッタが作動するとその後のシステムは制御下から逸脱し、二次的な災害を引き起こす可能性もある。たとえ災害を引き起すまでに至らなくとも、システムの再起動に多大な手間を要することが多い。さらに、ユーザー制御対象に直接影響する外乱による不安定化にも、やはり対処不能である。
このような問題を解消するために特許文献1に、パワーアシスト制御則によってユーザー制御対象が制御される既存のシステムにおいて、前記ユーザー制御対象からのフィードバック信号を受けて前記ユーザー制御対象へ操作量を入力するための内部制御則と、前記既存のシステムを内包する被モニタシステムの入出力から被モニタシステムの受動性を観測する受動性モニタとを備え、制御対象の安定性を評価解析できるようにした制御システムが開示されている。
特許文献1に開示の制御システムは、制御システムの受動性をモニタすることでその安定性を定量的に評価する機能(受動性モニタ)と、不安定な挙動を検知した場合に、制御を遮断することなく不安定な挙動のみを抑制し得るインテリジェントなリミッタ機能(ソフトウェアリミッタ)を既存のシステムへ付加するシステム構成としたものである。
また、特許文献1は、仮想パワーリミッタシステムについても開示されており、この仮想パワーリミッタシステムを用いれば、ロボットを用いて人間のパワーアシストを行なうパワーアシストシステムにおいても、人間の動特性が未知であるにもかかわらず、パワーアシストロボットから人間に流出するパワーを制限することができ、人間に対する安全性を確保することが可能となる。ここで、パワーアシストシステムとは、人間など動物の操作力をセンサで測定し,それに応じた力をアクチュエータが発生することでアシストを行うシステムである。
図5は、特許文献1に開示されている仮想パワーリミッタシステムを搭載したパワーアシストシステムの制御システムを示す構成図である。既存のパワーアシストシステム150の入出力から、パワーアシストシステム150の能動性を観測する仮想パワーモニタを備えている。
そして、人間の動作という未知の動特性をフィードバックループに含むために安定性を保証することは難しいとされているところ、パワーアシストシステム150から人間(オペレータH)に流出するパワーを制限することができ、仮想パワーリミッタによって人間に対する安全性を確保することができる。
WO2004/079462号公報
この制御システムは、仮想パワーリミッタは、例えば人間が突然グリップを素早く動かすなどの突発的な不意の外乱による制御のオーバーフローをカットすることが可能である。しかし、システム全体に定常的に発生する振動のようなノイズをカットすることは困難である。
すなわち、オペレータである人間の動作を入力として、ユーザー制御対象を動作させるものであるため、入力信号自体にノイズを有する。また、ユーザー制御対象を駆動させるためのアクチュエータや制御システムの使用環境などからは、ノイズが発生する。したがって、ノイズを含む入力に基づいてパワーアシストシステム150の駆動制御がされ、パワーアシストシステム150の入出力信号をモニタすると、状況によって過制御の状態が発生する。
例えば、オペレータの入力がサンプリングされてからユーザー制御対象103が動くまでの遅延中に、同期の逆位相の信号ノイズが入力されたとき、前記制御システムのモニタが監視しているパワーアシストシステムへの入力150とパワーアシストシステム150からの出力信号とが定常波となって振動を起こし、ユーザー制御対象103は制御不能となる。
また、例えば、このパワーアシストシステム150が人間に装着して人間の動作をアシストするようなものである場合、このようなユーザー制御対象103の振動は、直接人間の手足の振動につながり、当該振動がさらに制御システム中に入力される。したがって、当該振動は、累積的に大きくなり、オペレータの安全上問題を生じる可能性があった。
この問題は、システムのゲインを常時落としたままにすることにより解消することができる。よって、仮想パワーリミッタだけでシステムを安定化させようとすると、システム全体の性能を著しく低下させ、システムが本来持っている性能を使い切ることが困難になるという問題があった。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、上記問題を解決し、システム全体の性能を低下させることなく、入力信号にノイズを有するような制御システムにおいて制御を安定化させることができる制御システムを提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成のパワーアシスト制御システムを提供する。本発明のパワーアシスト制御システムは、システム全体に定常的に発生する振動のようなノイズをカットさせようとすると、常時、システムのゲイン(例えばセンサの感度)を落としたままとなり、システムが本来持っている性能を使い切ることができなくなるという従来の制御システム固有の問題に鑑み、仮想パワーリミッタを実用的に使用するために、仮想パワーリミッタとは別に定常的に発生するノイズを低減する仕組みを設けた点に特徴を有する。
本発明の第1態様によれば、オペレータの動作を検知する動作検知部によって入力された入力信号によってユーザー制御対象が制御され、そのユーザー制御対象からのフィードバック信号を受けて前記オペレータから前記ユーザー制御対象への操作量の入力を補助するパワーアシスト制御則を有するパワーアシストシステムに、前記オペレータから前記ユーザー制御対象へ伝達されるパワーを観測する仮想パワーモニタを備えたパワーアシスト制御システムにおいて、
前記動作検知部から前記ユーザー制御対象に至る制御信号経路中に発生するノイズをカットするノイズカッターを備えることを特徴とする、パワーアシスト制御システムを提供する。
本発明の第2態様によれば、前記パワーアシスト制御システムは、前記ユーザー制御対象から前記動作検知部への負帰還経路を備え、
前記ノイズカッターは、前記パワーアシストシステム出力から前記ユーザー制御対象入力への負帰還経路中に設けられていることを特徴とする、第1態様のパワーアシスト制御システムを提供する。
本発明の第3態様によれば、前記ノイズカッターは、前記オペレータから前記動作検知部への入力のうち、所定の周波数の振動に伴う動作をカットする、弾性を有するダンパで構成されていることを特徴とする、第1又は第2態様のパワーアシスト制御システムを提供する。
本発明の第4態様によれば、前記ダンパは、前記センサの前記オペレータとの動作点に設けられていることを特徴とする、第3態様のパワーアシスト制御システムを提供する。ここで動作点とは、センサを操作するオペレータの動きを入力する部分であり、具体的にはセンサとオペレータとの間の部分である。
本発明の第5態様によれば、前記ダンパは、前記動作検知部の入力を信号化する箇所に設けられていることを特徴とする、第3態様のパワーアシスト制御システムを提供する。
本発明の第6態様によれば、ノイズカッターは、前記オペレータの動作検知部への入力信号のうち、所定の周波数の入力信号をカットする、フィルタで構成されていることを特徴とする、第1又は第2態様のパワーアシスト制御システムを提供する。
本発明の第7態様によれば、前記ノイズカッターは、前記ユーザー制御対象に設けられ、所定の周波数の振動に伴って動作される前記ユーザー制御対象の補助量すなわち、システムから見た、ゲインをカットする、弾性を有するダンパで構成されていることを特徴とする、第1又は第2態様のパワーアシスト制御システムを提供する。
上記各態様において、所定の周波数は、50Hz〜150Hzであることが好ましい。
本発明の第8態様によれば、オペレータの動作を検知するセンサと、前記センサを備え前記オペレータの動作に合わせて駆動可能に構成されたアームと、前記センサによって入力された入力信号によって駆動するアクチュエータと、オペレータの動作を検知するセンサから入力された入力信号によって前記オペレータから前記アームへの動作を補助するようにアクチュエータを駆動させる制御部とを備えたパワーアシスト装置であって、
前記センサまたはアクチュエータに、所定の周波数の振動を吸収し前記センサによって当該振動によるノイズの入力がされないようにする振動吸収ダンパを備えることを特徴とするパワーアシスト装置を提供する。
本発明の第9態様によれば、前記制御部は、前記センサから前記アクチュエータへ伝達されるパワーを観測する仮想パワーモニタを備えることを特徴とする、第8態様のパワーアシスト装置を提供する。
本発明の第10態様によれば、前記所定の周波数は、50Hz〜150Hzであることを特徴とする、第8態様のパワーアシスト装置を提供する。
本発明によれば、入力段階で発生する入力信号のノイズをカットすることができるため、仮想パワーリミッタを用いた制御システムにおいて、システム全体の性能を低下させることなく、制御動作を安定化させることができる。
また、ノイズ源から発生したノイズとオペレータによる入力による入力信号を周波数に着目して分離し、50Hz〜150Hzの範囲の周波数の振動のみをカットすることにより、システムの制御を安定化させることができる。
以下、本発明の一実施形態に係るパワーアシスト制御システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1Aは、本発明のパワーアシスト制御システムの実施形態にかかる制御ブロックの基本的な構成を示す図である。図1Bは、図1Aのパワーアシスト制御システムの変形例を示す図である。図1Aに示す制御システム1は、任意のパワーアシスト制御則5によってユーザー制御対象3が制御される被モニタシステム2内包する被モニタシステム2に、ユーザー制御対象3へ操作量を入力し得るオペレータ動作検知部4と、被モニタシステム2の入出力から被モニタシステムの受動性を観測する手段たる受動性モニタ11とからなるモニタシステム10と、前記被モニタシステム2とモニタシステム10との間に生じたノイズをカットするノイズカッター6を備える。
ユーザー制御対象3からの出力yは、仮想パワーモニタ11及びオペレータ動作検知部4に入力される。
オペレータ動作検知部4には、目標値入力yが入力される。オペレータ動作検知部4からの操作量uintは、仮想パワーモニタ11の他、ノイズカッター6によって特定の周波数のノイズがカットされた状態でユーザー制御対象3へ入力される。
パワーアシスト制御則5へは、外部よりユーザーが目標値yを実現するために定める入力S、またユーザー制御対象3からの任意のフィードバックfが入力される。ユーザー制御対象3へは、パワーアシスト制御則5からの出力(操作量)uusrと、ノイズカッター6からの出力とが共に入力される。
また、図中のパワーアシスト制御則5からユーザー制御対象3への操作量uusrと、オペレータ動作検知部4からユーザー制御対象3への操作量uint(ただし、ノイズカッター6にてノイズが減衰された信号である。)は、同じ物理的手段でユーザー制御対象に入力されても、異なる物理的手段で入力されてもよい。
なお、図1Bのパワーアシスト制御システム1bは、ノイズカッター6がユーザー制御対象3からの出力y中に含まれるノイズをカットして仮想パワーモニタ11及びオペレータ動作検知部4に入力される点において異なる。
図1Aまたは図1Bのパワーアシスト制御システムを搭載したパワーアシスト装置50として、オペレータの動きに合わせて追従し、オペレータの動作をアシストする装置を考える。図2は、図1Aのパワーアシスト制御システムを有するパワーアシスト装置の一例としての構成を示す概略図である。
このパワーアシスト装置50は、オペレータ動作検知部4としての動作検知部53から入力されたオペレータの動作に関する信号及び、ロボットアーム51の力情報を検知する力検知部52からの力情報としてのパワーアシスト制御則5に基づいて、ユーザー制御対象3としてのモータ55の駆動量を制御して、ロボットアーム51への連結部材56を介するロボットアーム51を動作させ、その先端の作用部54に連結された部材を上下移動させる作業ロボットである。力検知部52は、ロボットアーム51と連結部材56の連結部に設けられている。
ロボットアーム51には、上記のように動作検知部53が設けられているため、ロボットアーム51の動作(すなわちユーザー制御対象3としてのモータ55の動作)は、動作検知部53からの出力信号及びパワーアシスト制御測としての力検知部52にフィードバックされることとなる。
なお、図1Aに示したパワーアシスト制御システムのうち、仮想パワーモニタ11は、アナログ若しくはデジタル電子回路からなるハードウェアの形で、若しくはマイクロコンピュータ等の演算装置に格納されたプログラムからなるソフトウェアの形で、又はこれらを組み合わせた形で構成されている。これらの構成は制御部20としてパワーアシストシステム50に設けられている。また、制御部20は、以下に説明するノイズカッター6としてのダンパの弾力を調整する機構を備えていてもよい。
動作検知部53は、オペレータHによって動作されたトルクベクトルを電気信号に変換し、当該信号に基づいてモータ55を駆動する。外部からの制御に対して正確に素早くロボットアームを追従させるためには、パワーアシスト装置の構造材は十分な剛性を持ったものを用いることが好ましく、また、動作検知部53に用いられるセンサなども十分に感度の高いものを用いる必要がある。しかし、パワーアシスト装置の本体部を十分な剛体で構成すると、モータ55や使用環境内での振動などのノイズ源からでたノイズが動作検知部53のセンサに伝わってしまい、誤操作を起こす原因となる。なお、ここでのノイズとは、電気的あるいは電磁的なノイズを意味するのではなく、オペレータ、装置の設備、装置の使用環境などから装置自体に伝達される物理的な信号を意味している。
したがって、このパワーアシスト装置においては、ノイズによる誤操作を解決するために、ノイズカッター6を設けている。ノイズカッター6は、例えば、50Hz〜150Hz程度の振動がノイズとして伝わってきていることに着目し、これらの所定範囲の周波数の振動を効果的に減衰させるダンパ機構である。
具体的には、ダンパの構成としては、ゴム、ウレタン、金属バネなどの弾性を持った固体や、一定あるいは変化する容積の中に詰め込まれた粘性液体であってもよい。また、液体の場合、ER流体、MR流体などの粘性を制御・調整できる液体を用いれば、パワーアシストシステム動作中のノイズによって、減衰させる周波数を変更させることができ、システムの性能を十分に引き出すことが可能である。ダンパの粘性調整は、使用者の特性や、使用環境、装置の仕様などに応じて適宜調整可能に構成されていることが好ましく、また、これらの調整は、手動により行ってもよいし、自動制御されるようにしてもよい。この場合、振動周波数を検知する手段からの出力信号を制御部20に入力し、適宜粘性制御を行うようにする。
ノイズカッター6としてのダンパは、ノイズ源(モータ55)と動作検知部53(センサ)との間、あるいは、外部であるオペレータからの制御とセンサの間であれば、いずれの場所に設定してもよい。
具体的には、図3Aに示すように、動作検知部53のセンサにおいて、オペレータが把持する部分57、すなわち、オペレータとセンサとの間にダンパ6aを設け、オペレータHの動作のうち、ノイズとしての微細な変化量が動作検知部53に入力されないようにしてノイズをカットすることができる。
また、図3Bに示すように、動作検知部53のセンサにおいて、センサの把持部57の入力を本体に伝える部分、すなわち、センサと本体の間にダンパ6bを設け、オペレータが動作した変化のうち、ノイズとしての微細な変化量が動作検知部53として入力されないようにしてノイズをカットすることができる。
また、ダンパ6cをノイズ源(モータ55)側に設ける場合としては、図4Aに示すように、モータ55の動きをロボットアーム51に伝達する連結部材56とロボットアーム51との間に設けることもできる。この部分にダンパ6cを設けることにより、モータ55から発生したノイズによる振動が、連結部材56からロボットアーム51に伝達せず、ロボットアーム51のノイズによる振動をカットすることができる。これにより、動作検知部53に伝達することがない。これにより、動作検知部53を介して、ノイズによる振動の入力をカットすることができ、誤制御の発生を防止することができる。
図4Bに示すように、モータ55と連結部材56との間にダンパ6dを設けることにより、モータ55から発生したノイズによる振動が、連結部材56からロボットアーム51に伝達せず、ロボットアーム51のノイズによる振動をカットすることができる。これにより、動作検知部53に伝達することがない。これにより、動作検知部53を介して、ノイズによる振動の入力をカットすることができ、不安定な制御の発生を防止することができる。
なお、上記パワーアシスト装置50に搭載されるノイズカッター6は、必ずしもダンパで構成される必要はなく、例えば、ロボットアーム51が振動することによって動作検知部53に入力された振動によるノイズの電気信号を電気的にカットするように構成されたフィルタであってもよい。この場合、当該フィルタは、動作検知部53からモータ55までの間の制御信号経路中に設けられる。
以上説明したように、本実施形態にかかるパワーアシスト制御システムによれば、オペレータHや、ユーザー制御対象(モータ)によりシステム全体に定常的に発生する振動のようなノイズを、ノイズカッターによりカットすることができるため、入力信号によるオーバーシュートに伴うシステムの制御不安定性を解消することができる。すなわち、ノイズ源から発生したノイズとオペレータによる入力による入力信号を周波数に着目して分離し、50Hz〜150Hzの範囲の周波数の振動のみをカットすることにより、システムの制御を安定化させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
本発明のパワーアシスト制御システム及びパワーアシスト装置は、ロボット、工作機械等に広く適用可能である。
本発明のパワーアシスト制御システムの実施形態にかかる制御ブロックの基本的な構成を示す図である。 図1Aのパワーアシスト制御システムの変形例を示す図である。 図1Aのパワーアシスト制御システムを有するパワーアシスト装置の一例としての構成を示す概略図である。 ノイズカッターとしてのダンパの取り付け位置を示す図である。 ノイズカッターとしてのダンパの取り付け位置の他の例を示す図である。 ノイズカッターとしてのダンパの取り付け位置のさらに他の例を示す図である。 ノイズカッターとしてのダンパの取り付け位置のさらに他の例を示す図である。 従来の仮想パワーリミッタシステムを搭載したパワーアシストシステムの制御システムを示す構成図である。
符号の説明
1、1b パワーアシスト制御システム
2 被モニタシステム
3 ユーザー制御対象
4 オペレータ動作検知部
5 パワーアシスト制御則
6 ノイズカッター
6a,6b,6c,6d ダンパ
10 モニタシステム
11 仮想パワーモニタ
20 制御部
50 パワーアシスト装置
51 ロボットアーム
52 力検知部
53 動作検知部
54 作用部
55 モータ

Claims (10)

  1. オペレータの動作を検知する動作検知部により入力された入力信号によってユーザー制御対象が制御され、そのユーザー制御対象からのフィードバック信号を受けて前記オペレータから前記ユーザー制御対象への操作量の入力動作を補助するパワーアシスト制御則を有するパワーアシストシステムに、前記オペレータから前記ユーザー制御対象へ伝達されるパワーを観測する仮想パワーモニタを備えたパワーアシスト制御システムにおいて、
    前記動作検知部から前記ユーザー制御対象に至る制御信号経路中に発生するノイズをカットするノイズカッターを備えることを特徴とする、パワーアシスト制御システム。
  2. 前記パワーアシスト制御システムは、前記ユーザー制御対象から前記動作検知部への負帰還経路を備え、
    前記ノイズカッターは、前記パワーアシストシステム出力から前記ユーザー制御対象入力への負帰還経路中に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のパワーアシスト制御システム。
  3. 前記ノイズカッターは、前記オペレータから前記動作検知部への入力のうち、所定の周波数の振動に伴う動作をカットする、弾性を有するダンパで構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のパワーアシスト制御システム。
  4. 前記ダンパは、前記センサの前記オペレータとの動作点に設けられていることを特徴とする、請求項3に記載のパワーアシスト制御システム。
  5. 前記ダンパは、前記動作検知部の入力を信号化する箇所に設けられていることを特徴とする、請求項3に記載のパワーアシスト制御システム。
  6. ノイズカッターは、前記オペレータの動作検知部への入力信号のうち、所定の周波数の入力信号をカットするフィルタで構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のパワーアシスト制御システム。
  7. 前記ノイズカッターは、前記ユーザー制御対象に設けられ、所定の周波数の振動に伴って動作される前記ユーザー制御対象の補助量をカットする、弾性を有するダンパで構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のパワーアシスト制御システム。
  8. オペレータの動作を検知するセンサと、前記センサを備え前記オペレータの動作に合わせて駆動可能に構成されたアームと、前記センサによって入力された入力信号によって駆動するアクチュエータと、オペレータの動作を検知するセンサから入力された入力信号によって前記オペレータから前記アームへの動作を補助するようにアクチュエータを駆動させる制御部とを備えたパワーアシスト装置であって、
    前記センサまたはアクチュエータに、所定の周波数の振動を吸収し前記センサによって当該振動によるノイズの入力がされないようにする振動吸収ダンパを備えることを特徴とするパワーアシスト装置。
  9. 前記制御部は、前記センサから前記アクチュエータへ伝達されるパワーを観測する仮想パワーモニタを備えることを特徴とする、請求項8に記載のパワーアシスト装置。
  10. 前記所定の周波数は、50Hz〜150Hzであることを特徴とする、請求項8に記載のパワーアシスト装置。
JP2006279512A 2006-10-13 2006-10-13 パワーアシスト制御システム及びパワーアシスト装置 Pending JP2008097394A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006279512A JP2008097394A (ja) 2006-10-13 2006-10-13 パワーアシスト制御システム及びパワーアシスト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006279512A JP2008097394A (ja) 2006-10-13 2006-10-13 パワーアシスト制御システム及びパワーアシスト装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008097394A true JP2008097394A (ja) 2008-04-24

Family

ID=39380161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006279512A Pending JP2008097394A (ja) 2006-10-13 2006-10-13 パワーアシスト制御システム及びパワーアシスト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008097394A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0961870A (ja) * 1995-08-30 1997-03-07 Nikon Corp 振動検出装置
JPH1163200A (ja) * 1997-08-11 1999-03-05 Unisia Jecs Corp ソレノイド駆動装置
WO2004079462A1 (ja) * 2003-02-14 2004-09-16 Kansai Technology Licensing Organization Co., Ltd. 仮想パワーモニタを備えることにより制御対象の安定性を評価解析する機能を備えた制御システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0961870A (ja) * 1995-08-30 1997-03-07 Nikon Corp 振動検出装置
JPH1163200A (ja) * 1997-08-11 1999-03-05 Unisia Jecs Corp ソレノイド駆動装置
WO2004079462A1 (ja) * 2003-02-14 2004-09-16 Kansai Technology Licensing Organization Co., Ltd. 仮想パワーモニタを備えることにより制御対象の安定性を評価解析する機能を備えた制御システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9956689B2 (en) Robotic device, method for controlling robotic device, and computer program
JP5806303B2 (ja) 様々な力増加率を有する操作を支援するためのロボット装置
KR101528090B1 (ko) 로봇 및 로봇의 노이즈 제거 방법
JP2002137178A (ja) 安全クラッチを具える電動工具
WO2004077181A3 (en) On demand adaptive control system
US20040135535A1 (en) Method and apparatus for damping mechanical oscillations of a shaft in machine tools, manufacturing machines and robots
US20070008162A1 (en) Power tool movement monitor and operating system
JPWO2018079075A1 (ja) エンコーダの異常検出方法及び異常検出装置、並びにロボット制御システム
US10274939B2 (en) Feed shaft control method and numerical control work device
JP2006188183A (ja) 電動パワーステアリング装置
JPH0956183A (ja) 機械振動検出装置および制振制御装置
EP2768623A1 (en) Semi-active anti-vibration systems for handheld electrical power tools
JP4391381B2 (ja) 多関節ロボットの減速機の異常判定装置及び多関節ロボットの減速機の異常判定方法
JP2006263832A (ja) ロボットの制御装置
JP2015527938A (ja) スピンドルヘッドを備えた工作機械及び工作機械のスピンドルヘッドの位置決めを行う方法
JP2021037582A (ja) アームを有するロボットの制御装置
Kouris et al. Contact distinction in human-robot cooperation with admittance control
JP2005110241A (ja) 聴音システム及び同システムの制御方法
JP5353581B2 (ja) ロボット
JP2008097394A (ja) パワーアシスト制御システム及びパワーアシスト装置
US6828749B2 (en) Full-closed control apparatus
CN109551517B (zh) 机器人系统
JP4683198B2 (ja) 振動抑制フィルタの設定方法
JP4664576B2 (ja) サーボ制御装置
CN112134504A (zh) 进行惯量评价的控制装置以及惯量评价方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20081003

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A02 Decision of refusal

Effective date: 20110816

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02