JP2008096747A - 表示制御装置、表示装置、及びマルチディスプレイシステム - Google Patents

表示制御装置、表示装置、及びマルチディスプレイシステム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の表示装置を用いて構成された大画面に画像を表示するために必要なハードウェア資源を低減させる。
【解決手段】ディスプレイサーバ63は、矩形タイル状の領域毎に分割された画像コンテンツのデータを含む画像データパケット90aと、その矩形タイル状の領域に対する画像処理指示コマンドのデータを含む画像処理指示パケット90bとを生成する。ディスプレイサーバ63は、それら画像データパケット90a及び画像処理指示パケット90bを各ディスプレイユニット71〜79に送信する。各ディスプレイユニット71〜79は、自身の表示担当領域に属する画像データパケット90a及び画像処理指示パケット90bのみを受信し、矩形タイル状の領域毎に画像処理を行って画像コンテンツのデータを表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示制御装置、表示装置、及びマルチディスプレイシステムに関し、特に、複数の表示装置を組合せて1画面の表示を行うために用いて好適なものである。
従来から、複数個のディスプレイユニットを組合せて大画面を構成し、その大画面に画像の表示を行う表示システムとして、業務用のマルチスクリーンディスプレイ装置が知られている。この業務用のマルチスクリーンディスプレイ装置は、ビルの屋上等に設置する超大画面のディスプレイ装置等の用途で実現され、企業広告等、各種の動画像を表示する。ここで、大画面を構成する方法は、画素を直接敷き詰める方法と、前述した複数のディスプレイユニットを組合せる方法とに大別される。
複数のディスプレイユニットを組合せる方法を更に説明する。
表示パネルは、プロジェクタやCRT(Cathode Ray Tube)等、各種の方式の複数のディスプレイユニットを互いに隣接させて積み重ねることにより構成される。映像コンテンツのデータは、展開後に各ディスプレイユニットの表示担当領域毎の画像に分割される。これにより、各ディスプレイユニットの表示データが生成される。表示データの生成は、マルチディスプレイサーバを設けて行う場合と、各ディスプレイユニット内で行う場合とがある。
マルチディスプレイサーバで表示データを生成する場合を説明する。マルチディスプレイサーバは、映像コンテンツの供給機器に接続されると共に、複数のディスプレイユニットにも接続されている。供給機器から入力された映像コンテンツのデータは、マルチディスプレイサーバ内で展開された後にディスプレイユニット毎の画像に分割され、それぞれの表示を担当するディスプレイユニットに伝送される。各ディスプレイユニットは、受信したデータをそのまま表示するだけで、超大画面の表示を行うことができる。
マルチディスプレイサーバで表示データを生成し、その表示データに基づく画像の表示を複数のディスプレイユニットで実現する従来の技術としては、以下のものがある。
(1) まず、特許文献1に記載の技術がある。かかる技術では、マルチディスプレイサーバは、ディスプレイユニットで表示可能な画素数となるように画像データの解像度を変換し、解像度を変換して拡大した画像データを、マルチディスプレイを構成する複数のディスプレイユニットに応じて切り出す。そして、マルチディスプレイサーバは、切り出した画像データを、対応するディスプレイユニットに送信する。各ディスプレイユニットは、マルチディスプレイサーバから送信された画像データを表示する。
(2) また、特許文献2に記載の技術がある。かかる技術では、マルチディスプレイサーバは、各ディスプレイユニットに対応した画像データを、IDを付して送出する。各ディスプレイユニットは、自身のIDが付された画像データをフレームメモリに取り込み、取り込んだ画像データを表示する。
次に、各ディスプレイユニット内で表示データを生成する場合を説明する。各ディスプレイユニットは、映像コンテンツのデータを入力し、入力したデータを表示担当領域に応じて切り出す。その後、表示パネルの解像度に合わせた拡大縮小等の処理を、切り出したデータに対して行い、表示を行う。尚、このようにして各ディスプレイユニット内で表示データを生成する際の構成として、圧縮されたデータからの展開をサーバ機器が行う構成や、制御処理コマンドの生成と発行とをサーバ機器が行う構成等、各種の構成が提案されている。
ディスプレイユニット側で表示データを生成してマルチディスプレイ表示を実現する技術としては、以下のものがある。
(3) まず、特許文献3に記載の技術がある。かかる技術では、マルチディスプレイサーバは、画像表示領域設定用データ及び表示画像拡縮処理用データを含む画像データ処理用の制御信号を各ディスプレイユニットに送信する。各ディスプレイユニットは、ディスプレイユニットから受信した制御信号を適用して自装置に表示すべき画像データの生成を行う。
(4) また、特許文献4に記載の技術がある。かかる技術では、ディスプレイユニットは、画像データと表示範囲情報とを各ディスプレイユニットに送信する。各ディスプレイユニットは、表示範囲情報を参照して、自画面の表示領域と隣接領域とに含まれる部分の画像データを切り抜き、切り抜いた画像データを自画面の座標系に変換して表示する。
(5) また、特許文献5に記載の技術がある。かかる技術では、各ディスプレイユニットは、画像を任意の位置に表示させる制御コマンドをディスプレイユニットから受信し、受信した制御コマンドに規定された一連の複数の制御動作を順次実行する。
(6) 更に、特許文献6に記載の技術がある。かかる技術では、各ディスプレイユニッチは、ディスプレイユニットから発せられる特定の識別IDを識別することにより、識別IDに一致したディスプレイユニットの画面のみを更新するようにしている。ここで、ディスプレイユニットは、各ディスプレイユニットを識別する識別IDの後に、画像情報そのものでなく描画コマンドのパケットを続いて伝送するようにしている。
特開平8−328519号公報 特開2003−316340号公報 特開2003−280623号公報 特開2001−350458号公報 特開2000−330534号公報 特開2000−132370号公報
しかしながら、前述した従来の技術では、大画面を表示するために大規模なハードウェア資源が必要になるという問題があった。
従来の技術(1)〜(2)では、サーバ機器は非常に高い処理能力が必要であった。サーバ機器は、データの展開−描画−画像処理−レイアウト−分割−伝送を担当する。コンテンツの画質や解像度が高くなればなる程、サーバ機器の負担は重くなっていた。
また、従来の技術(3)〜(6)では、サーバ機器の負担は軽くなる。しかしながら、各ディスプレイユニットに大規模なハードウェア資源が必要になるという問題があった。また、各ディスプレイユニットは、自装置の表示担当領域の画像を切り出すために、大容量の映像コンテンツデータを受信しなければならなかった。このため、各ディスプレイユニットは、大量のバッファメモリを持つ必要があった。更に、各ディスプレイユニットが、表示データに対して圧縮形式からの展開も行うのであれば、各ディスプレイユニットは、デコーダを備える必要があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、複数の表示装置を用いて構成された大画面に画像を表示するために必要なハードウェア資源を低減させることを目的とする。
本発明の表示制御装置は、画像データを複数に分割する分割手段と、前記分割手段により分割された複数の画像データの位置を識別するための画像位置識別情報を生成する画像位置識別情報生成手段と、前記画像データに対して行われる画像処理の内容を指示するための画像処理指示情報を、前記分割手段により分割された複数の画像データのそれぞれについて生成する画像処理指示情報生成手段と、前記分割手段により分割された画像データと、その画像データに対して前記画像位置識別情報生成手段により生成された画像位置識別情報とを対応付けて、1つの表示画面を構成する複数の表示装置のそれぞれに送信する画像データ送信手段と、前記画像処理指示情報生成手段により生成された画像処理指示情報を、前記複数の表示装置のそれぞれに送信する画像処理指示情報送信手段とを有することを特徴とする。
本発明の表示装置は、1画面の画像データの表示担当領域を記憶媒体に記憶する記憶手段と、前記1画面の画像データの一部と、その1画面の画像データの一部の位置を識別するための位置識別情報とを表示制御装置から入力する画像データ入力手段と、前記画像データ入力手段により入力された位置識別情報に基づいて、前記画像データ入力手段により入力された1画面の画像データの一部が、前記記憶媒体に記憶された表示担当領域に含まれるか否かを判定する画像位置判定手段と、前記画像データ入力手段により入力された1画面の画像データの一部が、前記記憶媒体に記憶された表示担当領域に含まれることが、前記画像位置判定手段により判定された場合に、前記画像データ入力手段により入力された1画面の画像データの一部を受け付ける画像データ受付手段と、前記画像データ受付手段により受け付けられた1画面の画像データの一部に対して行われる画像処理の内容を指示するための画像処理指示情報を、前記表示制御装置から入力する画像処理指示情報入力手段と、前記画像データ受付手段により受け付けられた1画面の画像データの一部を、その1画面の画像データの一部に対する画像処理指示情報に基づいて画像処理する画像処理手段と、前記画像処理手段により画像処理された1画面の画像データの一部を結合して、前記表示担当領域の画像を表示する表示手段とを有することを特徴とする。
本発明のマルチディスプレイシステムは、前記表示制御装置を有すると共に、前記表示装置を複数有し、それら複数の表示装置により、1つの表示画面を構成することを特徴とする
本発明の表示制御方法は、画像データを複数に分割する分割ステップと、前記分割ステップにより分割された複数の画像データの位置を識別するための画像位置識別情報を生成する画像位置識別情報生成ステップと、前記画像データに対して行われる画像処理の内容を指示するための画像処理指示情報を、前記分割ステップにより分割された複数の画像データのそれぞれについて生成する画像処理指示情報生成ステップと、前記分割ステップにより分割された画像データと、その画像データに対して前記画像位置識別情報生成ステップにより生成された画像位置識別情報とを対応付けて、1つの表示画面を構成する複数の表示装置のそれぞれに送信する画像データ送信ステップと、前記画像処理指示情報生成ステップにより生成された画像処理指示情報を、前記複数の表示装置のそれぞれに送信する画像処理指示情報送信ステップとを有することを特徴とする。
本発明の表示処理方法は、1画面の画像データの表示担当領域を記憶媒体に記憶する記憶ステップと、前記1画面の画像データの一部と、その1画面の画像データの一部の位置を識別するための位置識別情報とを表示制御方法から入力する画像データ入力ステップと、前記画像データ入力ステップにより入力された位置識別情報に基づく位置が、前記記憶媒体に記憶された表示担当領域に含まれるか否かを判定する画像位置判定ステップと、前記画像データ入力ステップにより入力された位置識別情報に基づく位置が、前記記憶媒体に記憶された表示担当領域に含まれることが、前記画像位置判定ステップにより判定された場合に、前記画像データ入力ステップにより入力された1画面の画像データの一部を受け付ける画像データ受付ステップと、前記画像データ受付ステップにより受け付けられた1画面の画像データの一部に対して行われる画像処理の内容を指示するための画像処理指示情報を、前記表示制御方法から入力する画像処理指示情報入力ステップと、前記画像データ受付ステップにより受け付けられた1画面の画像データの一部を、その1画面の画像データの一部に対する画像処理指示情報に基づいて画像処理する画像処理ステップと、前記画像処理ステップにより画像処理された1画面の画像データの一部を結合して、前記表示担当領域の画像を表示装置に表示する表示ステップとを有することを特徴とする。
本発明のコンピュータプログラムは、画像データを複数に分割する分割ステップと、前記分割ステップにより分割された複数の画像データの位置を識別するための画像位置識別情報を生成する画像位置識別情報生成ステップと、前記画像データに対して行われる画像処理の内容を指示するための画像処理指示情報を、前記分割ステップにより分割された複数の画像データのそれぞれについて生成する画像処理指示情報生成ステップと、前記分割ステップにより分割された画像データと、その画像データに対して前記画像位置識別情報生成ステップにより生成された画像位置識別情報とを対応付けて、1つの表示画面を構成する複数の表示装置のそれぞれに送信する画像データ送信ステップと、前記画像処理指示情報生成ステップにより生成された画像処理指示情報を、前記複数の表示装置のそれぞれに送信する画像処理指示情報送信ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明の他の態様では、1画面の画像データの表示担当領域を記憶媒体に記憶する記憶ステップと、前記1画面の画像データの一部と、その1画面の画像データの一部の位置を識別するための位置識別情報とを表示制御方法から入力する画像データ入力ステップと、前記画像データ入力ステップにより入力された位置識別情報に基づいて、前記画像データ入力ステップにより入力された1画面の画像データの一部が、前記記憶媒体に記憶された表示担当領域に含まれるか否かを判定する画像位置判定ステップと、前記画像データ入力ステップにより入力された1画面の画像データの一部が、前記記憶媒体に記憶された表示担当領域に含まれることが、前記画像位置判定ステップにより判定された場合に、前記画像データ入力ステップにより入力された1画面の画像データの一部を受け付ける画像データ受付ステップと、前記画像データ受付ステップにより受け付けられた1画面の画像データの一部に対して行われる画像処理の内容を指示するための画像処理指示情報を、前記表示制御方法から入力する画像処理指示情報入力ステップと、前記画像データ受付ステップにより受け付けられた1画面の画像データの一部を、その1画面の画像データの一部に対する画像処理指示情報に基づいて画像処理する画像処理ステップと、前記画像処理ステップにより画像処理された1画面の画像データの一部を結合して、前記表示担当領域の画像を表示装置に表示する表示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、1つの表示画面を構成する各表示装置が、不要な画像データを受け付けてしまうことを防止でき、画像データに対して不要な画像処理を施してしまうことを防止できる。従って、複数の表示装置を用いて構成された1画面に画像を表示するために必要なハードウェア資源を低減できる。
また、表示装置に画像データを送信する表示制御装置側で、画像データの送信先を振分ける処理が不要になるので、表示装置の構成(組合せ)を容易に変更できる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態では、マルチディスプレイシステムは、画像コンテンツのデータを供給するマルチディスプレイサーバと、それぞれが画像コンテンツの一部分を表示し、全体で画像コンテンツの全てを表示する複数のディスプレイユニットとを備えて構成される。画像コンテンツのデータは、複数に分割され、パケットデータの形態で、マルチディスプレイサーバからディスプレイユニットへ供給される。各ディスプレイユニットは、マルチディスプレイサーバから供給されたパケットデータが自身の表示担当領域のものであるか否かを判定する。各ディスプレイユニットは、この判定の結果に基づき、自身の表示担当領域のパケットデータ(画像データパケット及び画像処理指示パケット)を受け付け、受け付けたパケットデータに基づいて画像処理を行った画像を画面に復元・表示する。本実施形態では、このようなマルチディスプレイシステムについて説明する。
<マルチディスプレイシステムの概略構成の説明(図1)>
図1は、マルチディスプレイシステムの全体の概略構成の一例を示す図である。
図1において、マルチディスプレイシステム61は、コンテンツサーバ60から画像コンテンツのデータを入力して表示を行う。表示は、3行×3列のディスプレイユニット(Disp11〜Disp33)71〜79を組合せた画面で行われる。
コンテンツサーバ60は、クライアント端末装置65からの要求に応じて、画像コンテンツのデータを、マルチディスプレイシステム61にストリーミング配信する。配信される画像コンテンツのデータは、通信帯域を減らすために、例えばコンテンツサーバ60で符号化されている。即ち、元の画像コンテンツのデータは、MPEG2やH.264等の符号化方式で圧縮される。そして、圧縮された画像コンテンツのデータは、MPEG2−TS等の形式のトランスポートストリームに変換されて伝送される。符号化方式やストリーム方式は任意のものを用いることができる。
マルチディスプレイシステム61は、コンテンツサーバ60からストリーミング配信された画像コンテンツのデータを受信し、受信した画像コンテンツのデータに基づく画像を表示する。通信回線62は、ストリーミング配信される画像コンテンツのデータを伝送するためのものである。通信回線62としては、インターネット等のネットワークや、IEEE1394等の機器間インタフェース等、様々な方式のものを利用できる。
マルチディスプレイシステム61において、ディスプレイサーバ63は、各ディスプレイユニット71〜79へ、画像コンテンツのデータの供給と画像処理の指示データの供給とを行う。通信路64は、画像コンテンツのデータと画像処理の指示データとを各ディスプレイユニット71〜79に供給するための通信路である。通信路64は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、又はインターネット等のネットワークで構成される。尚、通信路64と通信回線62とを共用してもよい。
ディスプレイユニット71〜79は、ディスプレイサーバ63から、画像コンテンツのデータの供給と、画像処理の指示データの供給とを受ける。このとき、各ディスプレイユニット71〜79は、自身の表示担当領域に属する部分のデータのみを受け付ける。各ディスプレイユニット71〜79は、自身の表示担当領域に属する画像コンテンツのデータに対して、自身の表示担当領域に対する画像処理の指示データにより指示された画像処理を行い、画像処理を行った画像コンテンツのデータを表示する。ディスプレイユニット71〜79は、LCD(Liquid Crystal Display)、又はプラズマディスプレイ等、各種の方式の表示パネルを備えて構成される。尚、ディスプレイユニット71〜79の少なくとも1つが他のディスプレイユニットと異なる方式の表示パネルであってもよい。ディスプレイユニット71〜79の表示面を大きくしたり、組合せるディスプレイユニットの数を増やしたりすることにより、より大きな画面サイズでの表示が可能になる。
各ディスプレイユニット71〜79の表示担当領域を設定する方法には様々な方法があり、任意の方法を用いることができる。最も簡単な方法としてユーザが明示的に設定する方法がある。各ディスプレイユニット71〜79に設けられたスイッチ等をユーザが操作することにより、そのスイッチが設けられているディスプレイユニットの表示担当領域を設定できる。この他、各ディスプレイユニット71〜79の表示担当領域を指示するための情報を、例えばクライアント端末装置65からディスプレイサーバ63に送信し、ディスプレイサーバ63が、各ディスプレイユニット71〜79の表示担当領域を設定してもよい。
また、ディスプレイユニット71〜79を、枠状のガイド部材に取付けることができる。ユーザは、3×3(3行3列)に配置されたディスプレイユニット71〜79を支持できるようなガイド部材にディスプレイユニット71〜79を嵌め込む。更にユーザは、これらディスプレイユニット71〜79に電源や信号線を接続する。これによりディスプレイユニット71〜79による大画面が構成される。ディスプレイユニット71〜79の取付け位置に応じて、ディスプレイユニット71〜79にユニークな識別子を割当てておくことで、各ディスプレイユニット71〜79の識別と、各ディスプレイユニット71〜79の位置の特定とを行える。また、各ディスプレイユニット71〜79の結合面にセンサを設けておき、そのセンサの検出結果から、各ディスプレイユニット71〜79の位置を特定できるようにしてもよい。例えば、ディスプレイユニット71〜79の結合可能な4方向(例えば上面、下面、両側面)にセンサを設けておく。ディスプレイユニット71〜79が結合されると、各ディスプレイユニット71〜79は、センサを用いて結合相手とIDを交換する。このようにして各ディスプレイユニット71〜79が保持したIDを集計することにより、各ディスプレイユニット71〜79の位置を特定できる。
<マルチディスプレイシステムの表示例(図2)>
図2は、マルチディスプレイシステム61(ディスプレイユニット71〜79)における表示例を示す図である。
図2(a)は、画像コンテンツの一例を表す図である。図2(a)において、画像コンテンツ50は、天気図のオブジェクトと、その天気図に対する文字データのオブジェクトとで構成されている。
図2(b)は、画像コンテンツ50をディスプレイユニット71〜79で表示した場合の表示例である。表示画面51〜59は、それぞれディスプレイユニット71〜79の表示画面である。図2(b)では、9つのディスプレイユニット71〜79を組合せて、3×3(3行3列)の一つの表示画面を構成する。
このように図2(b)は、9つのディスプレイユニット71〜79を組合せて構成した表示画面に、図2(a)に示す画像コンテンツ50を表示させた例を示す。各ディスプレイユニット71〜79はそれぞれの表示担当領域に応じて、元の画像コンテンツ50の一部を表示する。例えば、ディスプレイユニット76は、天気図の北海道の中央から東部分を表示画面53に表示し、ディスプレイユニット79は文字データの右半分の画像を表示画面59に表示する。ディスプレイユニット71〜79の表示画面51〜59を図2(b)のようにして組合せることで、元の画像コンテンツ50の全体が1画面に表示されることになる。
<画像データパケットの構成(図3、図4)>
マルチディスプレイシステム61内の伝送に用いる画像データパケットの構成を説明する。本実施形態では、画像コンテンツのデータは、矩形タイル状の小領域に分割される。分割された画像コンテンツのデータが、画像データパケットに格納される。更に画像データパケットには、各矩形タイルの位置を示すIDが付加されている。
図3は、画像コンテンツのデータを小領域の矩形タイル状に分割する方法の一例を説明する図である。
図3(a)は、画像コンテンツのデータが小領域の矩形タイル状に分割される様子の一例を示す図である。
ここでは、画像コンテンツ50に対して、横方向にm個(mは自然数)、縦方向にn個(nは自然数)のメッシュ(mesh)が設定されているとする。各メッシュには、例えば16×16個の画素が含まれているとする。このメッシュの境界に沿って画像コンテンツ50を分割することで、m×n個の矩形タイル状の領域を作成する。それぞれの矩形タイル状の領域は、メッシュの位置を示す位置座標IDにより識別される。
図3(b)は、矩形タイル状に切り出された画像コンテンツの一部の一例を示す図である。矩形タイル状の画像80は、画像コンテンツ50の座標(n−1,3)の位置にあるメッシュで切り出された領域の画像である。この領域の位置座標IDは(n−1,3)である。
図4は、画像データパケット及び画像処理指示パケットの構成の一例を示す図である。図4では、画像データパケット及び画像処理指示パケットが格納するデータ項目が同じである場合を例に挙げて説明する。
図4(a)は、画像データパケット90aもしくは画像処理指示パケット90bを示す図である。図4(b)は、画像データパケット90aもしくは画像処理指示パケット90bの構成を示す図である。図4(b)に示すように、画像データパケット90aもしくは画像処理指示パケット90bは、パケットヘッダ91とペイロード92とを有している。画像データパケット90aの場合、ペイロード92には、矩形タイル状に切り出された画像コンテンツのデータが格納される。一方、画像処理指示パケット90bの場合、ペイロード92には、矩形タイル状の領域毎の画像処理指示コマンドが格納される。画像処理指示コマンドは、例えば、文字データに対して用いられるエッジ強調を行うことを指示する画像処理指示コマンドであったり、図形の画像データに対して用いられる彩度向上処理を行うことを指示する画像処理指示コマンドであったりする。
図4(c)は、パケットヘッダ91の構成を示す図である。パケット識別情報部93は、パケットの種別を示す。このパケット種別情報部93には、自身が、画像データパケットか、画像処理指示パケットか、その他のパケットかを識別するためのID情報や、バージョン情報等が格納されている。更に、パケット長やチェックサム等のパケット処理に必要な情報がパケット種別情報部93に格納されていてもよい。
コンテンツID部94には、コンテンツを識別するためのID情報が格納される。例えば、天気図のコンテンツに対しては「1」が、天気図の文字データに対しては「2」がコンテンツID部94に格納されるものとする。
タイル座標ID部95には、矩形タイル状の領域の位置を識別するための位置座標IDが格納される。その他ID部96には、矩形タイル状の領域を識別するために必要なその他のIDが格納される。例えば、フレーム番号等が格納される。同期データ部97には、コンテンツID部94に格納されているID情報により識別される画像コンテンツの処理開始時刻及び処理終了時刻等の時間情報を示す各種のタイムスタンプが格納される。属性データ部98には、矩形タイル状の画像コンテンツのデータを処理するために必要な各種の属性データが格納される。
尚、後述するが、ディスプレイユニット71〜79は、タイル座標ID部95を参照することで、画像データパケット90aもしくは画像処理指示パケット90bが、自身の表示担当領域のものであるか否かを判定する。
<ディスプレイサーバ63の内部構成と動作(図5、図6)>
図5は、マルチディスプレイシステム61の詳細な構成の一例を示す図である。図5を参照しながら、ディスプレイサーバ63の構成について説明する。
図5において、ディスプレイサーバ63は、コンテンツサーバ60から受信した画像データをデコードした後にパケット化して画像データパケット90aを生成し、各ディスプレイユニット71〜70に送信する。また、ディスプレイサーバ63は、画像処理指示データをパケット化して画像処理指示パケット90bを生成し、各ディスプレイユニット71〜70に送信する。
マルチディスプレイ制御部1は、マルチディスプレイシステム61全体の制御を行う。マルチディスプレイ制御部1は、例えば、CPU、ROMやRAM等のメモリ、バス、及び各種インタフェース等を備えて構成されている。CPUが、ROMに記録されているプログラムを、RAMを用いる等して実行することにより全体の制御を行う。ディスプレイサーバ制御部2は、ディスプレイサーバ63を構成する各要素の制御を行う。
LANインタフェース(LANI/F)3は、通信回線62を介して、コンテンツサーバ60から画像コンテンツのデータを入力する。バッファメモリ4は、LANインタフェース3から入力した画像コンテンツのデータを一時的に格納する。尚、前述したように、コンテンツサーバ60から送られる画像コンテンツのデータは、符号化されている。そこで、デコーダ5は、符号化された画像コンテンツのデータをデコード(復号化)して元の画像コンテンツを復元する。
デコーダ5は、バッファメモリ4から画像コンテンツのデータを取出してデコードし、デコードが終了した部分から順次に後段へ出力する。また、デコーダ5は、画像コンテンツのデータに付加されている(ストリームに含まれている)タイムスタンプ情報を同期制御部12に供給する。画像処理指示生成部116は、デコーダ5でデコードされている最中のストリームの内容に応じて画像処理指示コマンドを生成する。画像処理指示生成部116は、例えば、天気図のコンテンツに対しては、彩度向上処理を行うことを指示する画像処理指示コマンドを生成し、天気図の文字データのコンテンツに対しては、エッジ強調を行うことを指示する画像処理指示コマンドを生成する。
パケット送信部6は、画像コンテンツのデータ、もしくは画像処理指示コマンドを分割した後にパケット化して画像データパケット90aもしくは画像処理指示パケット90bを生成して、送信インタフェース(送信I/F)7に出力する。パケット送信部6の詳細については後述する。
送信インタフェース(送信I/F)7は、画像データパケット90aもしくは画像処理指示パケット90bをディスプレイユニット71〜79へ送信する。画像データパケット90aもしくは画像処理指示パケット90bは、ディスプレイサーバ63と相互に接続されている各ディスプレイユニット71〜79に対してブロードキャスト(broadcast)される。また、送信インタフェース7は、マルチディスプレイ制御部1で作成した各種制御データも別途にディスプレイユニット71〜79に送信する。
パケット送信部6において、データ分割部10は、画像コンテンツのデータの送信先であるディスプレイユニット71〜79で処理可能な大きさ(データ量)以下となるように、画像コンテンツのデータと、画像処理指示コマンドのデータとを分割する。尚、ディスプレイサーバ63は、例えば、ディスプレイユニット71〜79と通信を行って、ディスプレイユニット71〜79で処理可能な大きさ(データ量)を取得できる。この他、ディスプレイサーバ63は、例えば、コンテンツサーバ60やクライアント端末装置65等から、ディスプレイユニット71〜79で処理可能な大きさ(データ量)を取得することもできる。
本実施形態ではデータ分割部10は、予め設定されたデータ量となるように、画像コンテンツのデータと、画像処理指示コマンドのデータとをそれぞれ複数の矩形タイル状の領域に分割する。画像コンテンツのデータと、画像処理指示コマンドのデータとをそれぞれ矩形タイル状に分割することにより、後述するディスプレイユニット71〜79での画像処理に必要となるRAMのサイズを小さくできる。具体的にデータ分割部10は、例えば図3(a)に示したようにして、画像コンテンツのデータを矩形タイル状に分割する。画像処理指示コマンドのデータが分割されると、矩形タイル状の領域に含まれるコンテンツに対する画像処理の指示内容を含むデータが、矩形タイル状の領域毎に生成される。例えば、矩形タイル状の画像80は、天気図の一部である。従って、データ分割部19は、矩形タイル状の画像80に対する画像処理指示コマンドのデータとして、天気図のコンテンツに対する画像処理指示コマンドをパケット生成部11に出力する。
同期制御部12は、元の画像コンテンツのデータに付加されているタイムスタンプに基づいて、内部の同期制御データを作成する。この同期制御データには、各ディスプレイユニット71〜79への送信時刻、各ディスプレイユニット71〜79の処理開始時刻、各ディスプレイユニット71〜79表示時刻等の時間情報が含まれている。この同期制御部12で生成された同期制御データは、図4(c)に示した同期データ部97にタイムスタンプとして格納される。尚、同期制御データは、前述したものに限定されず、各ディスプレイユニット71〜79で処理を開始するタイミングや、各ディスプレイユニット71〜79で表示を行うタイミング等を特定できる時間情報であれば、どのような情報を同期制御データとしてもよい。
パケット生成部11は、図4に示した構造の画像データパケット90aもしくは画像処理指示パケット90bを生成する。矩形タイル状の画像コンテンツのデータもしくは画像処理指示コマンドのデータに、パケットヘッダ91を付加してパケット化する。パケットヘッダ91には、前述したように、矩形タイル状の領域の位置座標IDや、タイムスタンプ(同期情報)等が格納される。
以上のようにディスプレイサーバ63を構成することで、元の画像コンテンツのデータをパケット化して画像データパケット90a及び画像処理指示パケット90bを生成して各ディスプレイユニット71〜79に送信できる。
尚、デコーダ5及びパケット送信部6は、複数の画像コンテンツを並列に処理できるように構成されている。ただし、デコーダ5及びパケット送信部6は、各画像コンテンツを時分割で処理するようにしてもよいし、デコーダ5及びパケット送信部6を複数備えて並列処理するようにしてもよい。
次に、図6のフローチャートを参照しながら、ディスプレイサーバ63の動作の一例を説明する。
まず、ステップS1において、サーバ全体制御部2は、コンテンツサーバ60から送信された画像コンテンツのデータをLANインタフェース3が入力するまで待機する。LANインタフェース3が画像コンテンツのデータを入力すると、ステップS2に進む。ステップS2に進むと、サーバ全体制御部2は、LANインタフェース3に入力された画像コンテンツのデータをバッファメモリ4に一時的に格納する。
次に、ステップS3において、デコーダ5は、符号化された画像コンテンツのデータをデコード(復号化)して元の画像コンテンツを復元する。
次に、ステップS4において、画像処理指示生成部116は、デコーダ5でデコードされている最中のストリームの内容に応じて、画像処理指示コマンドを生成するか否かを判定する。この判定の結果、画像処理指示コマンドを生成しない場合には、後述するステップS12に進む。一方、画像処理指示コマンドを生成しない場合には、ステップS5に進む。
ステップS5に進むと、画像処理指示生成部116は、ステップS3においてデコーダ5によりデコーダされている最中のストリームの内容に応じて画像処理指示コマンドを生成する。
次に、ステップS6において、データ分割部10は、画像処理指示コマンドのデータを、矩形タイル状の領域毎に分割する。即ち、データ分割部10は、矩形タイル状の領域毎の画像処理指示コマンドを生成する。
次に、ステップS7において、同期制御部12は、元の画像コンテンツのデータに付加されているタイムスタンプ情報に基づいて、ステップS6で分割された画像処理指示コマンドのデータに対するタイムスタンプを生成する。
次に、ステップS8において、パケット生成部6は、ステップS6で分割された各画像処理指示コマンドのデータに対する位置座標IDを生成する。
次に、ステップS9において、パケット生成部6は、ステップS6で分割された画像処理指示コマンドのデータに、ステップS7、S8等で生成されたヘッダ情報を付加して画像処理指示パケット90bを生成する。前述したように、ステップS6で分割された画像処理指示コマンドのデータは、ペイロード92に格納される。ステップS7で生成されたタイムスタンプは、同期データ部97に格納される。ステップS8で生成された位置情報IDは、タイル座標ID部95に格納される。
次に、ステップS10において、サーバ全体制御部2は、送信インタフェース7に、ステップS9で生成された画像処理指示パケット90bの送信を指示する。これにより、画像処理指示パケット90bが各ディスプレイ71〜79に送信される。
次に、ステップS11において、パケット生成部11は、ステップS1で入力された画像コンテンツの全てに対する画像処理指示パケット90bを生成したか否かを判定する。この判定の結果、画像コンテンツの全てに対する画像処理指示パケット90bを生成していない場合には、ステップS4に戻る。一方、画像コンテンツの全てに対する画像処理指示パケット90bを生成した場合には、処理を終了する。
ステップS4において、画像処理指示コマンドを生成すると判定された場合には、ステップS12に進む。ステップS12に進むと、データ分割部10は、画像コンテンツのデータを複数の矩形タイル状に分割する。
次に、ステップS13において、同期制御部12は、元の画像コンテンツのデータに付加されているタイムスタンプ情報に基づいて、ステップS5で分割された各画像コンテンツのデータに対するタイムスタンプを生成する。
次に、ステップS14において、パケット生成部6は、ステップS12で分割された各画像コンテンツのデータに対する位置座標IDを生成する。
次に、ステップS15において、パケット生成部6は、ステップS5で分割された画像コンテンツのデータに、ステップS13、S14等で生成されたヘッダ情報を付加して画像データパケット90aを生成する。前述したように、ステップS12で分割された画像コンテンツのデータは、ペイロード92に格納される。ステップS13で生成されたタイムスタンプは、同期データ部97に格納される。ステップS14で生成された位置情報IDは、タイル座標ID部95に格納される。
次に、ステップS16において、サーバ全体制御部2は、送信インタフェース7に、ステップS15で生成された画像データパケット90aの送信を指示する。これにより、画像データパケット90aが各ディスプレイ71〜79に送信される。そして、前述したステップS11に進む。尚、前述したように、サーバ全体制御部2で生成された制御データも送信インタフェース7から各ディスプレイ71〜79に送信される。
<ディスプレイユニット71〜79の内部構成と動作(図5、図7)>
次に、図5を参照しながら、ディスプレイユニット71〜79の構成について説明する。尚、各ディスプレイユニット71〜79の構成は同じであるので、ここでは、ディスプレイユニット71の構成のみを説明し、その他のディスプレイユニット72〜79の構成の説明を省略する。
図5において、ディスプレイユニット71は、ディスプレイサーバ63から送信された画像データパケット90aが、自身の表示担当領域のものであるか否かを判定する。この判定の結果に基づいて、自身の表示担当領域の画像データパケット90aについてのみ画像処理を行い、画像コンテンツの一部を復元・表示する。
ディスプレイユニット全体制御部20は、ディスプレイユニット71を構成する各要素の制御を行う。ディスプレイユニット全体制御部20は、例えば、CPU、ROMやRAM等のメモリ、バス、及び各種インタフェース等を備えて構成されている。CPUが、ROMに記録されているプログラムを、RAMを用いる等して実行することにより全体の制御を行う。
受信インタフェース(受信I/F)21は、ディスプレイサーバ63から送られてくるデータの入力を行う。具体的に受信インタフェース21は、画像データパケット90a及び画像処理指示パケット90bの入力を行う。また、受信インタフェース(受信I/F)21は、画像データパケット90a及び画像処理指示パケット90bだけでなく、マルチディスプレイ制御部1で生成された制御データ等の入力も行う。
パケット受信部22は、画像データパケット90aが自身の表示担当領域のものか否かを判定し、自身の表示担当領域に該当する画像データパケットであれば、画像データパケット90aを画像バッファメモリ23に書き込む。また、パケット受信部22は、画像処理指示パケット90bが自身の表示担当領域のものか否かを判定し、自身の表示担当領域に該当する画像処理指示データパケットであれば、画像処理指示パケット90bを画像処理指示バッファ117に書き込む。尚、パケット受信部22の詳細については後述する。
画像バッファメモリ23は、パケット受信部22で受信された画像データパケット90aを一時的に格納する。画像処理指示バッファメモリ117は、パケット受信部22で受信された画像処理指示パケット90bを一時的に格納する。パケット解析部24は、矩形タイル状に分割された画像コンテンツのデータ(ペイロード92のデータ)を画像データパケット90aから取出す。そして、矩形タイル状に分割された画像コンテンツのデータに対する処理を、パケットヘッダ91の情報に従って振分ける。
画像処理部115は、矩形タイル状に分割された画像コンテンツのデータに対応する画像処理指示コマンドを画像処理指示バッファメモリ117から受け取る。そして、矩形タイル状に分割された画像コンテンツのデータに対して、画像処理指示コマンドに合わせた画像処理を行う。画面全体を矩形に分割して画像処理を行うと、画面全体を分割せずに画像処理を行うときに比べて、画像処理時に必要になるメモリであって、隣接するピクセルを参照するためのメモリの容量を少なくできる。
画像再構成部25は、画像処理が行われた矩形タイル状の画像コンテンツのデータを結合して元の画像コンテンツの一部を復元する。
表示制御部26は、表示パネル28の駆動制御を行う。表示制御部26は、例えば、水平同期信号・垂直同期信号や、データ転送クロック等の駆動信号に同期させて矩形タイル状に分割された画像コンテンツのデータを表示パネル28に出力する。尚、矩形タイル状に分割された画像コンテンツのデータは、不図示のVRAM等のメモリに格納されており、前記駆動信号のタイミングに同期して読み出され、表示パネル28に出力される。
同期制御部27は、画像コンテンツのうち、自身の表示担当領域に該当する部分が、指示された時刻に表示されるように、画像データパケット90a内の同期データ部97に格納されているタイムスタンプに基づいて、表示制御部26の制御を行う。表示パネル28は、画像コンテンツのうち、自身の表示担当領域に該当する部分の表示を行う。表示パネル28としては、前述したように、例えば、LCD、プラズマディスプレイ、又は投射型ディスプレイ等、任意の方式の表示デバイスを使用することができる。
次に、パケット受信部22の構成を詳細に説明する。前述したように、パケット受信部22は、到着した画像データパケット90aもしくは画像処理指示パケット90bが、自身の表示担当領域のものか否かを判定する。そして、パケット受信部22は、自身の表示担当領域のものだけを受け付けて(受信して)、画像データパケット90aを画像バッファメモリ23に、画像処理指示パケット90bを画像処理指示バッファメモリ117にそれぞれ格納する。
表示担当領域記憶部31は、自身の表示担当領域を識別するために、矩形タイルの座標IDの範囲を記憶する。表示担当領域の設定は、前述したように任意の方法で行うことができる。
ヘッダID解析部30は、到着した画像データパケット90aもしくは画像処理指示パケット90bから、パケットヘッダ91のID情報を取出す。ヘッダID解析部30は、パケット識別情報部93に格納されているID情報とコンテンツID部94に格納されているID情報とを確認(照合)した後に、タイル座標ID部95に格納されている位置座標ID95を取出す。
担当領域比較部32は、到着した画像データパケット90aもしくは画像処理指示パケット90bのタイル座標ID部95に格納されている位置座標IDが、表示担当領域記憶部31に記憶されている座標IDの範囲に含まれているか否かを判定する。画像データパケット90aのタイル座標ID部95に格納されている位置ID情報が、表示担当領域記憶部31に記憶されている座標IDの範囲に含まれている場合、表示担当領域比較部32は、次の処理を行う。即ち表示担当領域比較部32は、画像バッファメモリ23への画像データパケット90aの書き込みを、取込み制御部33に指示する。一方、画像データパケット90aのタイル座標ID部95に格納されている位置ID情報が、表示担当領域記憶部31に記憶されている座標IDの範囲に含まれてない場合、表示担当領域比較部32は、画像データパケット90aを受け付けずに廃棄する。
また、画像処理指示パケット90bのタイル座標ID部95に格納されている位置ID情報が、表示担当領域記憶部31に記憶されている座標IDの範囲に含まれている場合、表示担当領域比較部32は、次の処理を行う。即ち表示担当領域比較部32は、画像処理指示バッファメモリ117への画像処理指示パケット90bの書き込みを、取込み制御部33に指示する。一方、画像処理指示パケット90bのタイル座標ID部95に格納されている位置ID情報が、表示担当領域記憶部31に記憶されている座標IDの範囲に含まれてない場合、表示担当領域比較部32は画像処理指示パケット90bを受け付けずに廃棄する。
ここで、各ディスプレイユニット71〜79の表示担当領域の境界と、タイル状の矩形領域の境界とが異なる場合が生じる。この場合、境界を接する2つのディスプレイユニットの双方が、表示担当領域の境界部分の画像データパケット90aもしくは画像処理指示パケット90bを受信することになる。そこで、このような場合、これら2つのディスプレイユニットは、画像データパケット90aもしくは画像処理指示パケット90bを受信した後に、表示担当領域のみのデータを取出して、不要部分を廃棄する。
取込み制御部33は、表示担当領域比較部32から書き込み指示の出た画像データパケット90aを受信し(取り込み)、画像バッファメモリ23に書き込む。また、取込み制御部33は、表示担当領域比較部32から書き込み指示の出た画像処理指示パケット90bを受信し(取り込み)、画像処理指示バッファメモリ117に書き込む。
次に、ディスプレイユニット71における制御の簡単な具体例を説明する。例えば、図1に示したように9つのディスプレイユニット71〜79を用いてマルチディスプレイシステム61を構成する。そして、図2(b)に示したように3×3の表示画面51〜59にハイビジョン画像の解像度(1920×1080画素)で画像コンテンツ50を表示する場合を想定する。
矩形タイル状の領域のサイズを16×16画素とすると、画像コンテンツのデータ(フレーム)は120×68個の矩形タイル状の領域に分割される。各ディスプレイユニット71〜79は、40×23個の矩形タイル状の領域を分担して表示することになる。この場合の各ディスプレイユニット71〜79の表示担当領域は、次のようになる。
ディスプレイユニット71の表示担当領域は(0,0)〜(39,22)、ディスプレイユニット72の表示担当領域は(40,0)〜(79,22)、ディスプレイユニット55の表示担当領域は(40,23)〜(79,45)となる。ディスプレイユニット55の表示担当領域記憶部31には、矩形タイルの座標IDの範囲として、(40,23)〜(79,45)が記憶されている。よって、ディスプレイユニット55の表示担当領域比較部32は、この座標IDと、到着した画像データパケット90aのタイル座標ID部95に格納されている位置座標IDとを比較すればよい。例えば、表示担当領域比較部32は、タイル座標ID部95に格納されている位置座標IDが(45,30)ならば、到着した画像データパケット90aは表示担当領域であると判定し、(10,40)ならば表示担当領域外と判定する。
以上のようにしてディスプレイユニット71〜79を構成することで、自身の表示担当領域に該当するパケット(画像データパケット90a及び画像処理指示パケット90bのみを受信して画像処理を行い、画像コンテンツを復元・表示することができる。
次に、図7のフローチャートを参照しながら、ディスプレイユニット71の動作の一例を説明する。
まず、ステップS21において、ディスプレイユニット全体制御部20は、受信インタフェース21がディスプレイサーバ63から送られてくる画像処理指示パケット90bを入力したか否かを判定する。この判定の結果、受信インタフェース21が画像処理指示パケット90bを入力していない場合には、後述する図7−2のステップS31に進む。
一方、受信インタフェース21が画像処理指示パケット90bを入力した場合には、ステップS22に進む。そして、表示担当領域比較部32は、ステップS21で入力したと判定された画像処理指示パケット90bのタイル座標ID部95に格納されている位置座標IDが、表示担当領域記憶部31に記憶されている座標IDの範囲に含まれているか否かを判定する。
この判定の結果、画像処理指示パケット90bのタイル座標ID部95に記憶されている位置座標IDが、表示担当領域記憶部31に記憶されている座標IDの範囲に含まれていない場合には、後述するステップS39に進む。一方、画像処理指示パケット90bのタイル座標ID部95に記憶されている位置座標IDが、表示担当領域記憶部31に記憶されている座標IDの範囲に含まれている場合には、ステップS23に進む。
ステップS23に進むと、表示担当領域比較部32は、取込み制御部33に画像処理指示パケット90bの取込みを指示する。これにより、取込み制御部33は、ステップS21で入力したと判定された画像処理指示パケット90bを取込む。次に、ステップS24において、取込み制御部33は、ステップS21で入力したと判定された画像処理指示パケット90bにより画像処理の実行が指示される表示領域(矩形タイル状の領域)が、自身の表示担当領域を含む複数の表示領域か否かを判定する。即ち、取込み制御部33は、ステップS21で入力したと判定された画像処理指示パケット90bにより画像処理の実行が指示される表示領域(矩形タイル状の領域)が、自身の表示担当領域の境界を含んでいるか否かを判定する。
この判定の結果、画像処理指示パケット90bにより画像処理の実行が指示される表示領域が、自身の表示担当領域を含む複数の表示領域である場合には、後述するステップS40に進む。一方、画像処理指示パケット90bにより画像処理の実行が指示される表示領域が、自身の表示担当領域を含む複数の表示領域でなく、自身の表示担当領域だけである場合には、ステップS25に進む。
ステップS25に進むと、取込み制御部33は、ステップS23で取込んだ画像処理指示パケット90bを画像処理指示バッファメモリ117に一時的に格納する。
次に、ステップS26において、ディスプレイユニット全体制御部20は、自身の表示担当領域に属する画像処理指示パケット90bの全てが、取込み制御部33により取込まれたか否かを判定する。この判定の結果、自身の表示担当領域に属する画像処理指示パケット90bの全てが、取込み制御部33により取込まれていない場合には、ステップS21に戻り、画像処理指示パケット90bが入力されたか否かを判定する。
一方、自身の表示担当領域に属する画像処理指示パケット90bの全てが、取込み制御部33により取込まれている場合には、図7−2のステップS27に進む。ステップS27に進むと、ディスプレイユニット全体制御部20は、自身の表示担当領域に属する画像データパケット90aの全てが、取込み制御部33により取込まれたか否かを判定する。この判定の結果、自身の表示担当領域に属する画像データパケット90aの全てが、取込み制御部33により取込まれていない場合には、後述するステップS31に進む。
一方、自身の表示担当領域に属する画像データパケット90aの全てが、取込み制御部33により取込まれた場合、自身の表示担当領域に属する画像データパケット90a及び画像処理指示パケット90bを全て取込んだのでステップS28に進む。
ステップS28に進むと、画像処理部115は、画像データパケット90aに含まれる矩形タイル状の画像コンテンツのデータに対して、画像処理指示パケット90bに含まれる画像処理指示コマンドに合わせた画像処理を行う。
次に、ステップS29において、画像再構成部25は、ステップS28で画像処理が行われた矩形タイル状の画像コンテンツのデータを結合する。
次に、ステップS30において、表示制御部26は、同期制御部27による表示タイミミングの制御に従って、ステップS29で結合された画像コンテンツを表示パネル28に表示する。
図7−1のステップS21において、受信インタフェース21が画像処理指示パケット90bを入力していない場合には、図7−2のステップS31に進む。ステップS31に進むと、ディスプレイユニット全体制御部20は、ディスプレイサーバ63から送られてくる画像データパケット90aを受信インタフェース21が入力したか否かを判定する。この判定の結果、ディスプレイサーバ63から送られてくる画像データパケット90aを受信インタフェース21が入力していない場合には、前述した図7−1のステップS21に戻る。
一方、ディスプレイサーバ63から送られてくる画像データパケット90aを受信インタフェース21が入力した場合には、ステップS32に進む。そして、表示担当領域比較部32は、ステップS31で入力したと判定された画像データパケット90aのタイル座標ID部95に格納されている位置座標IDが、表示担当領域記憶部31に記憶されている座標IDの範囲に含まれているか否かを判定する。
この判定の結果、画像データパケット90aのタイル座標ID部95に記憶されている位置座標IDが、表示担当領域記憶部31に記憶されている座標IDの範囲に含まれていない場合には、後述するステップS37に進む。一方、画像データパケット90aのタイル座標ID部95に記憶されている位置座標IDが、表示担当領域記憶部31に記憶されている座標IDの範囲に含まれている場合には、ステップS33に進む。
ステップS33に進むと、表示担当領域比較部32は、取込み制御部33に画像データパケット90aの取込みを指示する。これにより、取込み制御部33は、ステップS31で入力したと判定された画像データパケット90aを取込む。
次に、ステップS34において、取込み制御部33は、ステップS31で入力したと判定された画像データパケット90aから得られる表示領域(矩形タイル状の領域)が、自身の表示担当領域の境界を含んでいるか否かを判定する。この判定の結果、画像データパケット90aから得られる表示領域(矩形タイル状の領域)が、自身の表示担当領域の境界を含んでいる場合には、後述するステップS38に進む。一方、画像データパケット90aから得られる表示領域(矩形タイル状の領域)が、自身の表示担当領域の境界を含んでいない場合には、ステップS35に進む。
ステップS35に進むと、取込み制御部33は、ステップS33で取込んだ画像データパケット90aを画像バッファメモリ23に一時的に格納する。
次に、ステップS36において、ディスプレイユニット全体制御部20は、自身の表示担当領域に属する画像処理指示パケット90bの全てが、取込み制御部33により取込まれたか否かを判定する。この判定の結果、自身の表示担当領域に属する画像処理指示パケット90b全てが、取込み制御部33により取込まれていない場合には、図7−1のステップS21に戻り、画像処理指示パケット90bが入力されたか否かを判定する。
一方、自身の表示担当領域に属する画像処理指示パケット90bの全てが、取込み制御部33により取込まれている場合には、前述したステップS27に進む。そして、ディスプレイユニット全体制御部20は、自身の表示担当領域に属する画像データパケット90aの全てが、取込み制御部33により取込まれたか否かを判定する。
ステップS32において、画像データパケット90aのタイル座標ID部95に記憶されている位置座標IDが、表示担当領域記憶部31に記憶されている座標IDの範囲に含まれていないと判定された場合には、ステップS37に進む。ステップS37に進むと、表示担当領域比較部32は、ステップS31で入力したと判定された画像データパケット90aを受け付けずに(受信しないで)廃棄する。
ステップS34において、画像データパケット90aのタイル座標ID部95に記憶されている位置座標IDが、表示担当領域記憶部31に記憶されている座標IDの範囲に含まれていないと判定された場合には、ステップS38に進む。ステップS38に進むと、取込み制御部33は、ステップS33で取込まれた画像データパケット90aから得られる表示領域のうち、自身の表示担当領域以外の領域のデータを削除する。
ステップS22において、画像処理指示パケット90bのタイル座標ID部95に記憶されている位置座標IDが、表示担当領域記憶部31に記憶されている座標IDの範囲に含まれていないと判定された場合には、ステップS39に進む。ステップS39に進むと、表示担当領域比較部32は、ステップS21で入力したと判定された画像処理指示パケット90bを受け付けずに(受信しないで)廃棄する。
ステップS24において、画像処理指示パケット90bにより画像処理の実行が指示される表示領域が、自身の表示担当領域を含む複数の表示領域であると判定された場合には、ステップS40に進む。ステップS40に進むと、取込み制御部33は、ステップS23で取込まれた画像処理指示パケット90bにおける画像処理指示コマンドのデータのうち、自身の表示担当領域以外のデータを削除する。
以上説明したように本実施形態では、ディスプレイサーバ63は、元の画像コンテンツのデータを複数の矩形タイル状の領域に分割し、分割した矩形タイル状の領域が画像コンテンツデータ内のどの位置であるかを示す位置座標IDを生成する。ディスプレイサーバ63は、分割した矩形タイルの領域の画像と、その画像に対する位置座標IDとを対応付けた画像データパケット90aを生成してディスプレイユニット71〜79に送信する。また、ディスプレイサーバ63は、複数の矩形タイル状の領域毎に、画像処理指示コマンドを生成し、その画像処理指示コマンドがどの領域に対するコマンドであるかを示す位置座標IDを生成する。ディスプレイサーバ63は、画像処理指示コマンドと、その画像処理指示コマンドに対する位置座標IDとを対応付けた画像処理指示パケット90bを生成してディスプレイユニット71〜79に送信する。
ディスプレイユニット71〜79は、画像データパケット90a及び画像処理指示パケット90bに含まれる位置座標IDが、自身の表示担当領域を示す座標IDの範囲に含まれている場合に限り、それらを受け付ける(受信する)。ディスプレイユニット71〜79は、受け付けた(受信した)画像データパケット90aに含まれる画像コンテンツのデータに対して、画像処理指示パケット90bに含まれる画像処理指示コマンドに基づく画像処理を行う。ディスプレイユニット71〜79は、画像処理を行った画像コンテンツを表示する。
以上のように、各ディスプレイユニット71〜79は、自身の表示担当領域に属する画像データパケット90a及び画像処理指示パケット90bのみを受信し、矩形タイル状の領域毎に画像処理を行って画像コンテンツのデータを表示するようにした。従って、送信側の機器は、受信側の表示装置に合わせた特別なレイアウト処理等を行う必要がなくなる。また、受信側の機器は、画像を切り出す処理等を行う必要がなくなる。よって、従来よりも少ないハードウェア資源で大画面の表示が可能になる。また、画像コンテンツのデータの送信先を送信側の機器で振分ける必要がないから、ディスプレイユニット71〜79の構成(数及び配置等)の変更を容易に行える。また、画面全体を分割せずに画像処理を行うときに比べて、画像処理時に必要になるメモリであって、隣接するピクセルを参照するためのメモリの容量を少なくすることができる。
尚、本実施形態では、ディスプレイユニット71〜79を相互に接続する通信路64が有線ネットワークである場合を例に挙げて説明したが、通信路64は、ディスプレイユニット71〜79をバス形式で相互に接続する形態であってもよい。また、通信路64は、任意の伝送方式を採ることができる。さらに、画像コンテンツの表示に必要な帯域を確保できれば、通信路64として無線通信路を用いてもよい。
また、本実施形態では、各ディスプレイユニット71〜79間を物理的に結合した場合を例に挙げて説明したが、これらを物理的に結合しなくともよい。各ディスプレイユニット71〜79をそれぞれ近傍に設置し、各ディスプレイユニット71〜79が無線通信でデータ伝送を行うようにしてもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を詳細に説明する。
前述した第1の実施形態では、各ディスプレイユニット71〜79の表示画面51〜59の全体に画像コンテンツ50を表示する場合を説明した。これに対し、本実施形態では、各ディスプレイユニット71〜79の表示画面51〜59の一部に画像コンテンツ50を表示する場合について説明する。具体的に本実施形態では、ディスプレイサーバ63は、画像コンテンツのレイアウトを指定する。そして、各ディスプレイユニット71〜79は、指定されたレイアウトを用いて、自身の表示担当領域を算出し、算出した表示担当領域に、画像データパケット90aが属するか否かを判定する。このように、本実施形態と前述した第1の実施形態とは、画像コンテンツを表示させるためのソフトウェアの処理の一部が主として異なる。従って、本実施形態の説明において、前述した第1の実施形態と同一の部分については、図1〜図7に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
<マルチディスプレイシステムの表示例(図8)>
図8は、マルチディスプレイシステム61(ディスプレイユニット71〜79)における表示例を示す図である。本実施形態では、ユーザからの指示に基づいてマルチディスプレイサーバ63により指定された位置に画像コンテンツをレイアウトして表示する。
図8(a)は、画像コンテンツの一例を示す図である。図2(a)と同様に、画像コンテンツ50は、天気図のオブジェクトと、その天気図に対する文字データのオブジェクトとで構成されている。
図8(b)は、画像コンテンツ50の配置例である。図8(b)では、画像コンテンツ50を縮小したコンテンツウインドウ101が、表示画面100の右下寄りに配置される場合を例に挙げて示している。
図8(c)は、画像コンテンツ50をマルチディスプレイユニット71〜79で表示した場合の表示例である。表示画面51〜59は、それぞれディスプレイユニット71〜79の表示画面である。前述した第1の実施形態と同様に、図8(c)では、9つのディスプレイユニット71〜79の表示画面51〜59を組合せて、3×3(3行3列)の一つの表示画面を構成する。図8(c)は、このようにして9つのディスプレイユニット71〜79を組合せて構成された表示画面に、図8(b)に示す配置例に従って、画像コンテンツ50を表示させた例を示す。各ディスプレイユニット71〜79はそれぞれの表示担当領域に応じて、元の画像コンテンツ50の一部を表示する。この場合、マルチディスプレイサーバ63により指定されたレイアウトに応じて各ディスプレイユニット71〜79の表示担当領域が変化する。例えば、図8(c)において、ディスプレイユニット71は、コンテンツウインドウ101の左上の一部分のみが表示担当領域となる。以上のように、ディスプレイユニット71〜79の表示画面51〜59を図8(c)のようにして組合せ、画像コンテンツ50をレイアウト通りに配置して表示することにより、元の画像コンテンツ50の全体が表示されることになる。
<ディスプレイサーバ63の内部構成と動作(図9)>
図9は、マルチディスプレイシステム61の詳細な構成の一例を示す図である。図9を参照しながら、ディスプレイサーバ63の構成について説明する。
図9において、ディスプレイサーバ63は、コンテンツサーバ60から受信したデータをデコードした後にパケット化し、各ディスプレイユニット71〜79に送信する。
マルチディスプレイシステム63全体の制御を行うマルチディスプレイ制御部1は、図5に示したサーバ全体制御部2の他に、レイアウト制御部110を備える。レイアウト制御部110は、画像コンテンツのレイアウトの指示情報(レイアウト指示コマンド)を、ユーザ(例えばクライアント端末装置65又はコンテンツサーバ60)から入力して記憶する。レイアウト制御部110は、送信インタフェース7を用いて、画像コンテンツのレイアウトの指示情報を各ディスプレイユニット71〜79へ送信する。画像コンテンツのレイアウトの指示情報としては、例えば、画像コンテンツが配置される領域の位置座標が挙げられる。この場合、レイアウト制御部110は、例えば図8の表示画面100に表示されるコンテンツウインドウ101の縮小画像101の左上座標(Xmin,Ymin)と右下座標(Xmax,Ymax)とを、画像コンテンツのレイアウトの指示情報とすればよい。また、図8の表示画面100に表示されるコンテンツウインドウ101の左上の座標と、コンテンツウインドウ101のサイズとを、画像コンテンツのレイアウトの指示情報としてもよい。
尚、ディスプレイサーバ63の動作は、図6に示したフローチャートにおいて、レイアウト制御部110は、画像コンテンツのレイアウトの指示情報を、ステップS10、16の処理の前(例えばステップS1の処理の前)に入力して記憶する。そして、レイアウトレイアウト制御部110は、記憶した画像コンテンツのレイアウトの指示情報を、ステップS10、16の処理の前(例えばステップS1の前)に各ディスプレイユニット71〜79へ送信する。この他のディスプレイサーバ63動作の一例は図6に示したものと同じであるので説明を省略する。
尚、以下の説明では、画像コンテンツのレイアウトの指示情報を、必要に応じてレイアウト指示情報と称する。
<ディスプレイユニットの内部構成と動作(図9)>
次に、図9を参照しながら、ディスプレイユニット71〜79の構成について説明する。尚、各ディスプレイユニット71〜79の構成は同じであるので、ここでは、ディスプレイユニット71の構成のみを説明し、その他のディスプレイユニット72〜79の構成の説明を省略する。
図9において、ディスプレイユニット71は、ディスプレイサーバ63から送信されたレイアウト指示情報に基づいて自身の表示担当領域を算出する。そして、ディスプレイユニット71は、ディスプレイサーバ63から送信された画像データパケット90aが、算出した表示担当領域のものか否かを判定する。ディスプレイユニット71は、この判定結果に基づいて、自身の表示担当領域の画像データパケット90aについてのみ画像処理を行い、画像コンテンツの一部を復元・表示する。
ディスプレイユニット全体制御部20は、ディスプレイユニット71を構成する各要素の制御を行う。本実施形態では、ディスプレイユニット全体制御部20は、レイアウト記憶部111と、担当領域算出部112とを新たに備える。
レイアウト記憶部111は、ディスプレイサーバ63のレイアウト制御部110から送信されたレイアウト指示情報を記憶する。担当領域算出部112は、レイアウト記憶部111に記憶されたレイアウト指示情報に基づいて、自身の表示担当領域を算出し、算出した結果を表示担当領域記憶部31に格納する。このように、表示担当領域算出部112により算出される表示担当領域は、第1の実施形態において表示担当領域記憶部31に記憶される表示担当領域を、レイアウト指示情報の内容に応じて補正したものとなる。具体的に表示担当領域記憶部31は、自身の表示担当領域に属する矩形タイルの座標IDの範囲を記憶する。
表示担当領域比較部32は、表示担当領域記憶部31に記憶された矩形タイルの座標IDの範囲に、到着した画像データパケット90a及び画像処理指示データパケット90bのタイル座標ID部95内の位置座標IDが含まれているか否かを判定する。表示担当領域記憶部31に記憶された矩形タイルの座標IDの範囲に、到着したパケット90a、90bのタイル座標ID部95内の位置座標IDが含まれている場合、取込み制御部33は、到着したパケット90a、90bを取込む。そして、取込み制御部33は、画像データパケット90aについては画像バッファメモリ23に書き込み、画像処理指示パケット90bについては画像処理指示バッファ117に書き込む。
一方、表示担当領域記憶部31に記憶されている座標IDの範囲に、到着したパケット90a、90bのタイル座標ID部95内の位置座標IDが含まれていない場合、表示担当領域比較部32は、到着したパケット90a、90bを受け付けずに廃棄する。
尚、各ディスプレイユニット71〜79の表示担当領域の境界と、タイル状の矩形領域の境界とが異なる場合、第1の実施形態と同様に、境界を接する2つのディスプレイユニットは、自身の表示担当領域のみを取出して、不要な部分を廃棄する。
パケット解析部24は、矩形タイル状の画像コンテンツのデータ(ペイロード92)を画像データパケット90aから取出す。そして取出した矩形タイル状の画像コンテンツのデータに対する処理を、パケットヘッダ91の情報に従って振分ける。
画像処理部115は、矩形タイル状に分割された画像コンテンツのデータに対応する画像処理指示コマンドを画像処理指示バッファメモリ117から受け取る。そして、矩形タイル状に分割された画像コンテンツのデータに対して、画像処理指示コマンドに合わせた画像処理を行う。
拡大縮小部113は、レイアウト記憶部111に記憶されたレイアウト指示情報に従って、矩形タイル状の画像コンテンツのデータに対して、拡大処理・縮小処理を行う。画像再構成部25は、矩形タイル状の画像コンテンツのデータを結合して元の画像コンテンツの一部を復元する。画面レイアウト部114は、画像再構成部25で結合された画像コンテンツが、レイアウト記憶部111に記憶されたレイアウト指示情報に従う位置に配置されるような表示データを作成する。表示制御部26は、画面レイアウト部114で生成された表示データを、同期制御部27の制御に従って、表示パネル28に表示させる。
尚、ディスプレイユニット71〜79の動作は、図7に示したフローチャートにおいて、ステップS32よりも前に、レイアウト記憶部111が、ディスプレイサーバ63のレイアウト制御部110から送信されたレイアウト指示情報を記憶する。更に、ステップS32よりも前に、表示担当領域算出部112は、レイアウト記憶部111に記憶されたレイアウト指示情報に基づいて、自身の表示担当領域を表す座標IDの範囲を算出し、算出した結果を表示担当領域記憶部31に格納する。ステップS32において、表示担当領域比較部32は、ステップS31で入力したと判定された画像データパケット90aのタイル座標ID部95内の位置座標IDが、表示担当領域算出部112で算出された座標IDの範囲に含まれているか否かを判定する。
また、ステップS28とステップS29との間に、拡大縮小部113が、レイアウト記憶部112に記憶されたレイアウト指示情報に従って、画像処理が行われた矩形タイル状の画像コンテンツのデータに対して、拡大処理・縮小処理を行う。
更に、ステップS29とステップS30との間に、画像再構成部25で結合された画像コンテンツが、レイアウト記憶部112に記憶されたレイアウト指示情報に従う位置に配置されるような表示データを、画面レイアウト部114が作成する処理を行う。
そして、ステップS30において、表示制御部26は、画面レイアウト部114で生成された表示データを、同期制御部27の制御に従って、表示パネル28に表示させる。
この他のディスプレイユニット71〜79の動作は、図7に示したものと同じであるので説明を省略する。
以上のようにしてディスプレイユニット71〜79を構成することで、レイアウトの指定に応じた表示担当領域内の画像データパケット90a及び画像処理指示データパケット90bのみを受け付けて、画像コンテンツを復元・表示することができる。
以上説明したように本実施形態では、ディスプレイサーバ63は、画像コンテンツのレイアウトを指示するレイアウト指示情報を生成して各ディスプレイユニット71〜79に送信する。各ディスプレイユニット71〜79は、レイアウト指示情報に基づいて、画像コンテンツの表示担当領域を表す座標IDの範囲を算出する。ディスプレイユニット71〜79は、画像データパケット90a、画像処理指示パケット90bに含まれる位置座標IDが、算出した座標IDの範囲に含まれている場合に限り、そのパケット90a、90bを受け付ける(受信する)。そして、ディスプレイユニット71〜79は、受け付けた(受信した)画像データパケット90a、画像処理指示パケット90bを用いて画像コンテンツの表示担当領域分の画像を表示する。
従って、第1の実施形態で説明した効果に加え、画像コンテンツを表示する際のレイアウトをより自由に設定できるという効果が得られる。
尚、本実施形態では、コンテンツサーバ60から送信される画像コンテンツのデータが単一の画像ストリームである場合を例に挙げて説明したが、複数の画像ストリームを送信するようにして、複数の画像コンテンツを同一の表示画面100に表示してもよい。この場合、例えば、第1の画像コンテンツの中に第2〜第nの画像コンテンツ(nは2以上の自然数)を配置できる(ピクチャインピクチャとすることができる)。また、第1の画像コンテンツの周囲に第2〜第nの画像コンテンツを配置できる(サイドバイサイドとすることができる)。
また、本実施形態においても、第1の実施形態で説明した種々の変形例を採ることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を詳細に説明する。前述した第2の実施形態では、ディスプレイサーバ63から伝送されるレイアウト指示情報に従って、ディスプレイユニット71〜79がレイアウトを行って画像コンテンツを表示する場合を例に挙げて説明した。これに対し本実施形態では、レイアウト指示情報(レイアウト指示コマンド)もパケット化してディスプレイサーバ63からディスプレイユニット71〜79に送信する場合を例に挙げて説明する。
ここで、レイアウト指示コマンドをパケットしたレイアウト指示コマンドパケットは、座標領域(矩形タイル状の領域)毎にレイアウト指示コマンドをまとめて格納している。また、レイアウト指示コマンドパケットのパケットヘッダには、レイアウトコマンドの適用対象となる領域の範囲を示すフィールドがある。
各ディスプレイユニット71〜79は、ディスプレイサーバ63から送信されたレイアウト指示コマンドパケットの適用対象となる領域が、自身の表示担当領域内か否かを判定する。そして、自身の表示担当領域内を適用対象としているレイアウト指示コマンドパケットのみを受け付けて(受信して)、そのレイアウト指示コマンドパケットに基づいて画像コンテンツのレイアウトを行う。
以上のように、本実施形態と前述した第1及び第2の実施形態とは、画像コンテンツに対するレイアウトを行うためのソフトウェアの処理の一部が主として異なる。従って、本実施形態の説明において、前述した第2の実施形態と同一の部分については、図1〜図9に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
<マルチディスプレイシステムの表示例(図10)>
図10は、マルチディスプレイシステム61(ディスプレイユニット71〜79)における表示例を示す図である。本実施形態では、複数の画像コンテンツを指定された位置にレイアウトして表示する。
図10(a)及び図10(b)は、画像コンテンツの一例を表す図である。図10(a)に示す画像コンテンツ50は、図2(a)や図8(a)で示した画像コンテンツと同様に、天気図のオブジェクトと、その天気図に対する文字データのオブジェクトとで構成されており、ファイル名が"weather_chart.mpg"である。一方、図10(b)に示す画像コンテンツ120は、車のオブジェクトと道路のオブジェクトと月のオブジェクトとで構成されており、ファイル名が"car_at_night.mpg"である。
図10(c)は、画像コンテンツ50、120の配置例である。図10(c)では、画像コンテンツ50、120を縮小したコンテンツウインドウ122、123が表示画面121に表示されている場合を例に挙げて示している。
図10(d)は、画像コンテンツ50、120をマルチディスプレイユニット71〜79で表示した場合の表示例である。表示画面51〜59は、それぞれディスプレイユニット71〜79の表示画面である。前述した第1及び第2の実施形態と同様に、図10(d)では、9つのディスプレイユニット71〜79を組合せて、3×3(3行3列)の一つの表示画面を構成する。
この場合、マルチディスプレイサーバ63により指定されたレイアウトに応じて各ディスプレイユニット71〜79の担当領域が変化する。例えば、図10(d)において、ディスプレイユニット71は、コンテンツウインドウ122の左上の一部分のみが表示担当領域となる。
<マルチディスプレイパケットの構成(図11)>
図11は、マルチディスプレイパケットの構成の一例を示す図である。以下では、図11を用いて、マルチディスプレイシステム61内の伝送に用いるパケットの構成を説明する。本実施形態のマルチディスプレイパケットは、画像データパケットと画像処理指示パケットとレイアウト指示コマンドパケットとの三種類で構成される。レイアウト指示コマンドパケットは、座標領域(矩形タイル状の領域)毎にレイアウト指示情報を格納する。パケットヘッダには、レイアウト指示情報によりレイアウトが行われる矩形タイル状の領域の範囲を示すフィールドがある。
図11(a)は、マルチディスプレイパケット130を示す図である。図11(b)は、マルチディスプレイパケット130の構成を説明する図である。図11(b)に示すように、マルチディスプレイパケット130は、パケットヘッダ131とペイロード132とを有している。ペイロード132には、矩形タイル状の画像コンテンツのデータ、又はレイアウトコマンドが格納される。
図11(c)は、画像データパケットのヘッダ構成の一例を示す図である。前述した第1及び第2の実施形態で説明した画像データパケット90aと、パケット識別情報部の内容が異なる。図11(c)において、パケット識別情報部133には、マルチディスプレイパケットか否かを識別するためのID情報や、バージョン情報等が格納されている。更に、パケット識別情報部133には、画像データパケットであるか、画像処理指示パケットであるか、それともレイアウト指示コマンドパケットであるかを識別するためのID情報も格納される。図11(c)は画像データパケットのヘッダ構成を示しているので、図11(c)に示すパケット識別情報部133には、画像データパケットであることを識別するためのID情報が格納される。尚、画像処理指示パケットも図11(c)と同様のヘッダ情報を有している。
図11(d)は、レイアウト指示コマンドパケットのヘッダ構成の一例を示す図である。図11(d)に示すパケット識別情報部133には、レイアウト指示コマンドパケットであることを識別するためのID情報が格納される。
コンテンツID部94には、画像コンテンツを識別するためのID情報が格納される。座標範囲ID部134には、レイアウト指示情報が対象とする矩形タイル状の領域の範囲を識別するためのID情報が格納される。その他ID部135には、矩形タイル状の領域の範囲を識別するために必要なその他のIDが格納される。例えば、フレーム番号等が格納される。同期データ部136には、コンテンツID部94に格納されているID情報により識別される画像コンテンツの処理開始時刻及び処理終了時刻等の時間情報を示す各種のタイムスタンプが格納される。属性データ部137には、矩形タイル状の領域の範囲を処理するために必要な各種の属性データが格納される。
図11(e)は、座標範囲ID部134の構成の一例を示す図である。図11(e)に示すように、座標範囲ID部134は、Xmin座標ID138、Ymin座標ID139、Xmax座標ID140、及びYmax座標ID141の4つのフィールドで構成され、それぞれに該当する矩形タイル状の領域のIDが格納される。これによって、複数の矩形タイル状の領域を指定することが可能になる。
次に、レイアウト指示コマンドパケットの簡単な具体例を説明する。例えば、図10(d)に示したように9つのディスプレイユニット71〜79を用いてマルチディスプレイシステム61を構成する。そして、図10(d)に示したように3×3の表示画面51〜59にハイビジョン画像の解像度(1920×1080画素)で画像コンテンツ50、120を表示する場合を想定する。更に、レイアウト指示コマンドとして、コンテンツウインドウ122を(50,100)〜(1250,800)の画素に配置し、コンテンツウインドウ123を(1000,500)〜(1919,900)の画素に配置する指示を出す場合を想定する。
レイアウト指示コマンドパケットは、矩形タイル状の領域毎にコマンドをまとめることで、例えば2つのパケットに分割される。分割された第1のレイアウト指示コマンドパケットは、コンテンツウインドウ122のレイアウト指示を含むように作成され、第2のレイアウト指示コマンドパケットは、コンテンツウインドウ123のレイアウト指示を含むように作成される。
座標範囲IDは次のように決定される。矩形タイルのサイズを16×16画素とすると、画像コンテンツのデータ(フレーム)は120×68個の矩形タイル領域に分割される。コンテンツウインドウ122に含まれる矩形タイル状の領域の範囲は、(3,6)〜(78,50)となり、コンテンツウインドウ123に含まれる矩形タイル状の領域の範囲は、(62,31)〜(119,56)となる。従って、第1のレイアウト指示コマンドパケットの座標範囲134に格納されるID情報の値は、Xmin座標ID138が「3」、Ymin座標ID139が「6」、Xmax座標ID140が「78」、Ymax座標ID141が「50」となる。
結果として、レイアウト指示コマンドパケットのパラメータを次のように作成すればよい。
第1のレイアウト指示コマンドパケット:
パケットヘッダ:
座標範囲ID:
Xmin座標ID:3
Ymin座標ID:6
Xmax座標ID:78
Ymax座標ID:50
ペイロード:
<video x="50" y="100" width="1200" height="700"xlink:href="house_and_man.mpg"/>
第2のレイアウト指示コマンドパケット:
パケットヘッダ:
座標範囲ID:
Xmin座標ID:62
Ymin座標ID:31
Xmax座標ID:119
Ymax座標ID:56
ペイロード:
<video x="1000" y="500" width="920" height="400"xlink:href="car_at_night.mpg"/>
以上のようにしてレイアウト指示コマンドパケットを構成することにより、各ディスプレイユニット71〜79は、座標範囲IDを参照するだけで、レイアウト指示コマンドパケットが自身の表示担当領域のものか否かを判断できる。即ち、各ディスプレイユニット71〜79は、自身の表示担当領域のレイアウト指示コマンドパケットのみを受信して、レイアウト処理を行えばよい。
<ディスプレイサーバ63の内部構成と動作(図12)>
図12は、マルチディスプレイシステム61の詳細な構成の一例を示す図である。図12を参照しながら、ディスプレイサーバ63の構成について説明する。
図12において、ディスプレイサーバ63は、レイアウト指示情報を座標領域(矩形タイル状の領域)毎に分け、パケット化して伝送する。図9に示した第2の実施形態とは、レイアウト制御部150及びパケット生成部151の動作が異なる。レイアウト制御部150は、レイアウト指示情報を座標領域(矩形タイル状の領域)別にまとめ、それぞれをパケット生成部151へ出力する。座標領域(矩形タイル状の領域)は任意の大きさで設定される。
パケット生成部151は、図11に示した構成のマルチディスプレイパケット130を生成する。パケット生成部151は、画像コンテンツのデータの場合は画像データパケットを、レイアウトコマンドの場合はレイアウト指示コマンドパケットを生成する。
マルチディスプレイパケット130をディスプレイサーバ63からディスプレイユニット71〜79に送信する場合、最初にレイアウトコマンドに関するマルチディスプレイパケット130を作成してディスプレイユニット71〜79に送信する。その後、各ディスプレイユニット71〜79に対してレイアウトの設定が済んでから、画像コンテンツのデータに関するマルチディスプレイパケット130の送信を開始する。
尚、ディスプレイサーバ63の動作は、図6に示したフローチャートにおいて、ステップS10、S16の処理の前(例えばステップS1の処理の前)に以下の処理を行う。まず、レイアウト制御部150は、画像コンテンツのレイアウト指示情報(レイアウト指示コマンド)を入力し、入力したレイアウト指示情報を座標領域(矩形タイル状の領域)毎にまとめる。そして、パケット生成部151は、レイアウト制御部150で座標領域(矩形タイル状の領域)毎にまとめられたレイアウト指示情報をパケット化し、レイアウト指示情報に関するマルチディスプレイパケット130を生成する。そして、送信インタフェース7は、レイアウト指示情報に関するマルチディスプレイパケット130を各ディスプレイユニット71〜79に送信する。そして、図6のステップS1〜S11の処理を行って、画像コンテンツのデータに関するマルチディスプレイパケット130を各ディスプレイユニット71〜79に送信する。
<ディスプレイユニットの内部構成と動作(図12)>
次に、図12を参照しながら、ディスプレイユニット71〜79の構成について説明する。尚、各ディスプレイユニット71〜79の構成は同じであるので、ここでは、ディスプレイユニット71の構成のみを説明し、その他のディスプレイユニット72〜79の構成の説明を省略する。
図12において、ディスプレイユニット71は、レイアウト指示情報(レイアウト指示コマンド)をレイアウト指示コマンドパケットとして入力し、入力したレイアウト指示コマンドパケットに基づいて表示画面のレイアウト処理を行う。レイアウト指示コマンドパケットを入力すると、ディスプレイユニット71は、レイアウト指示コマンドパケットの対象領域が自身の表示担当領域内か否かを判定し、自身の表示担当領域内のレイアウト指示コマンドパケットのみを受け付ける(受信する)。
図12において、図9に示した第2の実施形態のディスプレイユニット71とは表示担当領域比較部152、パケット解析部153、及び画面レイアウト部154の動作が異なっている。
表示担当領域比較部152は、レイアウト指示コマンドパケットと画像データパケットと画像処理指示パケットとが自身の表示担当領域内のものであるか否かを判定する。レイアウト指示コマンドパケットに対しては、レイアウト指示コマンドパケットの適用対象となる領域が、自身に割当てられた表示担当領域に含まれているか否かを判定する。即ち、表示担当領域比較部152は、レイアウト指示コマンドパケットにおける座標範囲ID部134の値が、第1の実施形態で説明したようにして表示担当領域記憶部31に設定された座標IDの範囲に含まれているか否かを判定する。一方、画像データパケットと画像処理指示パケットに対しては、タイル座標ID部95に格納されている位置座標IDが、レイアウト指示コマンドパケットに基づいて担当領域算出部112で算出(補正)された座標IDの範囲に含まれているか否かを判定する。
パケット解析部153は、画像バッファメモリ23からマルチディスプレイパケット130のデータを取出す。そして、取出したマルチディスプレイパケット130のデータに対する処理をパケットヘッダ131の情報に従って振分ける。マルチディスプレイパケット130がレイアウト指示コマンドパケットの場合、パケット解析部153は、マルチディスプレイパケット130のデータをレイアウト記憶部111へ出力する。レイアウト記憶部111は、レイアウト指示コマンドパケットに基づくレイアウト指示情報を記憶する。
一方、マルチディスプレイパケット130が画像データパケットの場合、パケット解析部153は、マルチディスプレイパケット130のデータを画像処理部115へ出力する。
画面レイアウト部154は、コンテンツウインドウ122、123が、レイアウト記憶部111に記憶されたレイアウト指示情報に従う位置に配置されるような表示データを作成する。その際にコンテンツウインドウ122、123間で重なりがあった場合、画面レイアウト部154は、レイアウト記憶部111に記憶されたレイアウト指示コマンドに従って、透明度を持った重ね合せや上書き処理等を行う。
また、画像処理部115、拡大縮小部113、画像再構成部25、ユニット全体制御部20、及びパケット受信部22は、複数のコンテンツウインドウ122、123に対する処理を並列して行えるに構成されている。ただし、画像処理部115、拡大縮小部113、画像再構成部25、ユニット全体制御部20、及びパケット受信部22は、各ウインドウ122、123コンテンツを時分割で処理するようにしてもよい。更に、画像処理部115、拡大縮小部113、画像再構成部25、ユニット全体制御部20、及びパケット受信部22を、複数備えて並列処理するようにしてもよい。
以上のように構成することで、各ディスプレイユニット71〜79は、自身の表示担当領域内のレイアウト指示コマンドパケットのみを受信し、受信したレイアウト指示コマンドパケットに基づいて画面をレイアウトして表示することができる。
尚、ディスプレイユニット71〜79の動作は、図7に示したフローチャートにおいて、ステップS32よりも前に、受信インタフェース21がレイアウト指示コマンドパケットを入力する。そして、表示担当領域比較部152は、入力したレイアウト指示コマンドパケットの適用対象となる領域が自身の表示担当領域に含まれているか否かを判定する。この判定は、レイアウト指示コマンドパケットにおける座標範囲ID部134の値と、担当領域記憶部31に記憶された座標IDの範囲に基づいて行われる。
そして、取込み制御部33は、自身の表示担当領域を適用対象としているレイアウト指示コマンドパケットのみを受け付け(受信し)、その他のレイアウト指示コマンドパケットを廃棄する。その後、パケット解析部153は、受け付けられた(受信された)レイアウト指示コマンドパケットを解析し、解析した結果に基づいて、レイアウト指示コマンドをレイアウト記憶部111に記憶する。更に、表示担当領域算出部112は、レイアウト記憶部111に記憶されたレイアウト指示コマンドに基づいて、自身の表示担当領域を算出し、算出した結果に基づいて、表示担当領域記憶部31に格納されている矩形タイルの座標IDを書き換える。
そして、ステップS32において、表示担当領域比較部32は、ステップS31で入力したと判定された画像データパケットのタイル座標ID部95に格納されている位置座標IDが、書き換えられた矩形タイルの座標IDに含まれているか否かを判定する。
また、ステップS28とステップS29との間に、拡大縮小部113が、レイアウト記憶部112に記憶されたレイアウト指示情報に従って、矩形タイル状の画像コンテンツのデータに対して、拡大処理・縮小処理を行う処理を行う。
更に、ステップS29とステップS30との間に、画像再構成部25で結合された画像コンテンツが、レイアウト記憶部112に記憶されたレイアウト指示コマンドに従う位置に配置されるような表示データを、画面レイアウト部114が作成する処理を行う。
そして、ステップS30において、表示制御部26は、画面レイアウト部114で生成された表示データを、同期制御部27の制御に従って、表示パネル28に表示させる。
この他のディスプレイユニット71〜79の動作は、図7に示したものと同じであるので説明を省略する。
以上説明したように本実施形態では、ディスプレイサーバ63は、画像コンテンツのレイアウトを指示するレイアウト指示情報をパケット化したレイアウト指示コマンドパケットを生成して各ディスプレイユニット71〜79に送信する。各ディスプレイユニット71〜79は、レイアウト指示コマンドパケットに基づいて、画像コンテンツの表示担当領域を算出する。ディスプレイユニット71〜79は、画像データパケットに含まれる位置座標IDが、算出した画像コンテンツの表示担当領域に含まれている限り、その画像データパケットを受け付ける(受信する)。そして、ディスプレイユニット71〜79は、受け付けた(受信した)画像データパケットを用いて画像コンテンツの表示担当領域分の画像を表示する。
このように、画像コンテンツのデータとレイアウト指示情報(レイアウト指示コマンド)とを同じ通信方式のパケット通信により送信したので、画像コンテンツのデータとレイアウト指示コマンドとを同じパケット処理系で扱える。従って、前述した第2の実施形態で説明した効果に加え、インタフェースを簡素化できるという効果が得られる。
尚、本実施形態では、コンテンツ毎に分割してレイアウト指示コマンドパケットを作成したが、分割せずにパケット化してもよい。このようにした場合、各ディスプレイユニット71〜79は、レイアウト指示コマンドパケットの全てを受け付け(受信し)、自身の表示担当領域に該当するコマンドのみを取出して処理するようにすればよい。
また、画像データパケットにレイアウトコマンドを持たせるようにしてもよい。例えば、画像データパケット内のその他ID96にレイアウトコマンドコマンドを記述すればよい。こうすることで、レイアウトコマンドに関するマルチディスプレイパケットが遅延した場合に画像データパケットを受信できなくなるのを防げる。
また、本実施形態においても、第1及び第2の実施形態で説明した種々の変形例を採ることができる。
(本発明の他の実施形態)
前述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給してもよい。そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになる。また、そのプログラムコード自体、及びそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えば、かかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能が実現されるだけでない。そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているオペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションソフト等と共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードに備わるCPUが実際の処理の一部または全部を行う。その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
また、供給されたプログラムコードがコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいて機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う。その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
尚、前述した各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の第1の実施形態を示し、マルチディスプレイシステムの全体の概略構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、マルチディスプレイシステム(ディスプレイユニット)における表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、画像コンテンツのデータを小領域の矩形タイル状に分割する方法の一例を説明する図である。 本発明の第1の実施形態を示し、画像データパケットの構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、マルチディスプレイシステムの詳細な構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、ディスプレイサーバの動作の一例を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、ディスプレイユニットの動作の一例を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、図7−1に続くフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、マルチディスプレイシステム(ディスプレイユニット)における表示例を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示し、マルチディスプレイシステムの詳細な構成の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態を示し、マルチディスプレイシステム(ディスプレイユニット)における表示例を示す図である。 本発明の第3の実施形態を示し、マルチディスプレイパケットの構成の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態を示し、マルチディスプレイシステムの詳細な構成の一例を示す図である。
符号の説明
6 パケット送信部
10 データ分割部
11 パケット生成部
22 パケット受信部
23 画像バッファメモリ
24 パケット解析部
25 画像再構成部
26 表示制御部
27 同期制御部
28 表示パネル
31 表示担当領域記憶部
32 表示担当領域比較部
33 取込み制御部
50 画像オブジェクト
51〜59 表示画面
60 コンテンツサーバ
61 マルチディスプレイシステム
62 通信回線
63 ディスプレイサーバ
64 通信路
71〜79 ディスプレイユニット
90a 画像データパケット
90b 画像処理指示パケット
101 コンテンツウインドウ
110 レイアウト制御部
111 レイアウト記憶部
112 表示担当領域算出部
113 拡大縮小部
114 画面レイアウト部
116 画像処理指示生成部
117 画像処理指示バッファメモリ

Claims (25)

  1. 画像データを複数に分割する分割手段と、
    前記分割手段により分割された複数の画像データの位置を識別するための画像位置識別情報を生成する画像位置識別情報生成手段と、
    前記画像データに対して行われる画像処理の内容を指示するための画像処理指示情報を、前記分割手段により分割された複数の画像データのそれぞれについて生成する画像処理指示情報生成手段と、
    前記分割手段により分割された画像データと、その画像データに対して前記画像位置識別情報生成手段により生成された画像位置識別情報とを対応付けて、1つの表示画面を構成する複数の表示装置のそれぞれに送信する画像データ送信手段と、
    前記画像処理指示情報生成手段により生成された画像処理指示情報を、前記複数の表示装置のそれぞれに送信する画像処理指示情報送信手段とを有することを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記画像処理指示情報生成手段は、前記画像処理指示情報と、その画像処理指示情報により画像処理を行うことが指示される画像データの位置を識別するための処理位置識別情報を生成し、
    前記画像処理指示情報送信手段は、前記画像処理指示情報生成手段により生成された画像処理指示情報と、その画像処理指示情報に対して前記処理位置識別情報生成手段により生成された処理位置識別情報とを対応付けて、前記複数の表示装置のそれぞれに送信することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記分割手段により分割された画像データの処理に関する時間情報を生成する処理時間情報生成手段を有し、
    前記画像データ送信手段は、前記分割手段により分割された画像データと、その画像データに対して前記処理時間情報生成手段により生成された時間情報とを対応付けて、1つの表示画面を構成する複数の表示装置のそれぞれに送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示制御装置。
  4. 前記分割手段は、1つの表示画面を構成する複数の表示装置が処理可能なデータ量以下となるように、画像データを複数に分割することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の表示制御装置。
  5. 前記複数の表示装置により構成される表示画面における前記画像データのレイアウトに関するレイアウト情報を、前記複数の表示装置のそれぞれに送信するレイアウト情報送信手段を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の表示制御装置。
  6. 1画面の画像データの表示担当領域を記憶媒体に記憶する記憶手段と、
    前記1画面の画像データの一部と、その1画面の画像データの一部の位置を識別するための位置識別情報とを表示制御装置から入力する画像データ入力手段と、
    前記画像データ入力手段により入力された位置識別情報に基づいて、前記画像データ入力手段により入力された1画面の画像データの一部が、前記記憶媒体に記憶された表示担当領域に含まれるか否かを判定する画像位置判定手段と、
    前記画像データ入力手段により入力された1画面の画像データの一部が、前記記憶媒体に記憶された表示担当領域に含まれることが、前記画像位置判定手段により判定された場合に、前記画像データ入力手段により入力された1画面の画像データの一部を受け付ける画像データ受付手段と、
    前記画像データ受付手段により受け付けられた1画面の画像データの一部に対して行われる画像処理の内容を指示するための画像処理指示情報を、前記表示制御装置から入力する画像処理指示情報入力手段と、
    前記画像データ受付手段により受け付けられた1画面の画像データの一部を、その1画面の画像データの一部に対する画像処理指示情報に基づいて画像処理する画像処理手段と、
    前記画像処理手段により画像処理された1画面の画像データの一部を結合して、前記表示担当領域の画像を表示する表示手段とを有することを特徴とする表示装置。
  7. 前記画像処理指示情報入力手段により入力された画像処理指示情報により画像処理を行うことが指示される画像データが、前記記憶手段により記憶された表示担当領域に含まれるか否かを判定する処理位置判定手段と、
    前記画像処理指示情報入力手段により入力された画像処理指示情報により画像処理を行うことが指示される画像データが、前記記憶手段により記憶された表示担当領域に含まれることが、前記処理位置判定手段により判定された場合に、前記画像処理指示情報入力手段により入力された画像処理指示情報を受け付ける画像処理指示情報受付手段とを有し、
    前記画像処理指示情報入力手段は、前記画像処理指示情報と、その画像処理指示情報により画像処理を行うことが指示される画像データの位置を識別するための処理位置識別情報とを、前記表示制御装置から入力し、
    前記処理位置判定手段は、前記画像処理指示情報入力手段により入力された処理位置識別情報に基づいて、前記画像処理指示情報入力手段により入力された画像処理指示情報により画像処理を行うことが指示される画像データが、前記記憶手段により記憶された表示担当領域に含まれるか否かを判定することを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記画像処理指示情報入力手段により入力された画像処理指示情報により画像処理を行うことが指示される画像データが、前記記憶手段により記憶された表示担当領域に含まれないことが、前記処理位置判定手段により判定された場合に、前記画像処理指示情報入力手段により入力された画像処理指示情報を廃棄する画像処理指示情報廃棄手段を有することを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記画像データ入力手段は、前記表示制御装置により生成される1画面の画像データの一部と、その1画面の画像データの一部の位置を識別するための位置識別情報と、その1画面の画像データの一部の処理に関する時間情報とを前記表示制御装置から入力し、
    前記表示手段は、前記画像データ受付手段により受け付けられた1画面の画像データの一部を用いて、前記表示担当領域の画像を、前記時間情報に従うタイミングで表示することを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載の表示装置。
  10. 前記1画面の画像データのレイアウトに関するレイアウト情報を、前記表示制御装置から入力するレイアウト情報入力手段と、
    前記記憶手段により記憶された表示担当領域を、前記レイアウト情報入力手段により入力されたレイアウト情報に基づいて変更する表示担当領域変更手段とを有し、
    前記画像位置判定手段は、前記画像データ入力手段により入力された位置識別情報に基づいて、前記画像データ入力手段により入力された1画面の画像データの一部が、前記表示担当領域変更手段により変更された表示担当領域に含まれるか否かを判定し、
    前記表示手段は、前記画像処理手段により画像処理された1画面の画像データの一部を結合し、結合した画像データのレイアウトを、前記レイアウト情報入力手段により入力されたレイアウト情報に基づいて変更し、レイアウトを変更した画像データを用いて、前記表示担当領域の画像を表示することを特徴とする請求項6〜9の何れか1項に記載の表示装置。
  11. 前記画像データ入力手段により入力された1画面の画像データの一部が、前記記憶媒体に記憶された表示担当領域に含まれないことが、前記画像位置判定手段により判定された場合に、前記画像データ入力手段により入力された1画面の画像データの一部を廃棄する画像データ廃棄手段を有することを特徴とする請求項6〜10の何れか1項に記載の表示装置。
  12. 前記請求項1〜5の何れか1項に記載の表示制御装置を有すると共に、前記請求項6〜11の何れか1項に記載の表示装置を複数有し、
    それら複数の表示装置により、1つの表示画面を構成することを特徴とするマルチディスプレイシステム。
  13. 画像データを複数に分割する分割ステップと、
    前記分割ステップにより分割された複数の画像データの位置を識別するための画像位置識別情報を生成する画像位置識別情報生成ステップと、
    前記画像データに対して行われる画像処理の内容を指示するための画像処理指示情報を、前記分割ステップにより分割された複数の画像データのそれぞれについて生成する画像処理指示情報生成ステップと、
    前記分割ステップにより分割された画像データと、その画像データに対して前記画像位置識別情報生成ステップにより生成された画像位置識別情報とを対応付けて、1つの表示画面を構成する複数の表示装置のそれぞれに送信する画像データ送信ステップと、
    前記画像処理指示情報生成ステップにより生成された画像処理指示情報を、前記複数の表示装置のそれぞれに送信する画像処理指示情報送信ステップとを有することを特徴とする表示制御方法。
  14. 前記画像処理指示情報生成ステップは、前記画像処理指示情報と、その画像処理指示情報により画像処理を行うことが指示される画像データの位置を識別するための処理位置識別情報を生成し、
    前記画像処理指示情報送信ステップは、前記画像処理指示情報生成ステップにより生成された画像処理指示情報と、その画像処理指示情報に対して前記処理位置識別情報生成ステップにより生成された処理位置識別情報とを対応付けて、前記複数の表示装置のそれぞれに送信することを特徴とする請求項13に記載の表示制御方法。
  15. 前記分割ステップにより分割された画像データの処理に関する時間情報を生成する処理時間情報生成ステップを有し、
    前記画像データ送信ステップは、前記分割ステップにより分割された画像データと、その画像データに対して前記処理時間情報生成ステップにより生成された時間情報とを対応付けて、1つの表示画面を構成する複数の表示装置のそれぞれに送信することを特徴とする請求項13又は14に記載の表示制御方法。
  16. 前記分割ステップは、1つの表示画面を構成する複数の表示装置が処理可能なデータ量以下となるように、画像データを複数に分割することを特徴とする請求項13〜15の何れか1項に記載の表示制御方法。
  17. 前記複数の表示装置により構成される表示画面における前記画像データのレイアウトに関するレイアウト情報を、前記複数の表示装置のそれぞれに送信するレイアウト情報送信ステップを有することを特徴とする請求項13〜16の何れか1項に記載の表示制御方法。
  18. 1画面の画像データの表示担当領域を記憶媒体に記憶する記憶ステップと、
    前記1画面の画像データの一部と、その1画面の画像データの一部の位置を識別するための位置識別情報とを表示制御方法から入力する画像データ入力ステップと、
    前記画像データ入力ステップにより入力された位置識別情報に基づいて、前記画像データ入力ステップにより入力された1画面の画像データの一部が、前記記憶媒体に記憶された表示担当領域に含まれるか否かを判定する画像位置判定ステップと、
    前記画像データ入力ステップにより入力された1画面の画像データの一部が、前記記憶媒体に記憶された表示担当領域に含まれることが、前記画像位置判定ステップにより判定された場合に、前記画像データ入力ステップにより入力された1画面の画像データの一部を受け付ける画像データ受付ステップと、
    前記画像データ受付ステップにより受け付けられた1画面の画像データの一部に対して行われる画像処理の内容を指示するための画像処理指示情報を、前記表示制御方法から入力する画像処理指示情報入力ステップと、
    前記画像データ受付ステップにより受け付けられた1画面の画像データの一部を、その1画面の画像データの一部に対する画像処理指示情報に基づいて画像処理する画像処理ステップと、
    前記画像処理ステップにより画像処理された1画面の画像データの一部を結合して、前記表示担当領域の画像を表示装置に表示する表示ステップとを有することを特徴とする表示処理方法。
  19. 前記画像処理指示情報入力ステップにより入力された画像処理指示情報により画像処理を行うことが指示される画像データが、前記記憶ステップにより記憶された表示担当領域に含まれるか否かを判定する処理位置判定ステップと、
    前記画像処理指示情報入力ステップにより入力された画像処理指示情報により画像処理を行うことが指示される画像データが、前記記憶ステップにより記憶された表示担当領域に含まれることが、前記処理位置判定ステップにより判定された場合に、前記画像処理指示情報入力ステップにより入力された画像処理指示情報を受け付ける画像処理指示情報受付ステップとを有し、
    前記画像処理指示情報入力ステップは、前記画像処理指示情報と、その画像処理指示情報により画像処理を行うことが指示される画像データの位置を識別するための処理位置識別情報とを、前記表示制御方法から入力し、
    前記処理位置判定ステップは、前記画像処理指示情報入力ステップにより入力された処理位置識別情報に基づいて、前記画像処理指示情報入力ステップにより入力された画像処理指示情報により画像処理を行うことが指示される画像データが、前記記憶ステップにより記憶された表示担当領域に含まれるか否かを判定することを特徴とする請求項18に記載の表示処理方法。
  20. 前記画像処理指示情報入力ステップにより入力された画像処理指示情報により画像処理を行うことが指示される画像データが、前記記憶ステップにより記憶された表示担当領域に含まれないことが、前記処理位置判定ステップにより判定された場合に、前記画像処理指示情報入力ステップにより入力された画像処理指示情報を廃棄する画像処理指示情報廃棄ステップを有することを特徴とする請求項19に記載の表示処理方法。
  21. 前記画像データ入力ステップは、前記表示制御方法により生成される1画面の画像データの一部と、その1画面の画像データの一部の位置を識別するための位置識別情報と、その1画面の画像データの一部の処理に関する時間情報とを前記表示制御方法から入力し、
    前記表示ステップは、前記画像データ受付ステップにより受け付けられた1画面の画像データの一部を用いて、前記表示担当領域の画像を、前記時間情報に従うタイミングで表示することを特徴とする請求項18〜20の何れか1項に記載の表示処理方法。
  22. 前記1画面の画像データのレイアウトに関するレイアウト情報を、前記表示制御方法から入力するレイアウト情報入力ステップと、
    前記記憶ステップにより記憶された表示担当領域を、前記レイアウト情報入力ステップにより入力されたレイアウト情報に基づいて変更する表示担当領域変更ステップとを有し、
    前記画像位置判定ステップは、前記画像データ入力ステップにより入力された位置識別情報に基づいて、前記画像データ入力ステップにより入力された1画面の画像データの一部が、前記表示担当領域変更ステップにより変更された表示担当領域に含まれるか否かを判定し、
    前記表示ステップは、前記画像処理ステップにより画像処理された1画面の画像データの一部を結合し、結合した画像データのレイアウトを、前記レイアウト情報入力ステップにより入力されたレイアウト情報に基づいて変更し、レイアウトを変更した画像データを用いて、前記表示担当領域の画像を表示装置に表示することを特徴とする請求項18〜21の何れか1項に記載の表示処理方法。
  23. 前記画像データ入力ステップにより入力された1画面の画像データの一部が、前記記憶媒体に記憶された表示担当領域に含まれないことが、前記画像位置判定ステップにより判定された場合に、前記画像データ入力ステップにより入力された1画面の画像データの一部を廃棄する画像データ廃棄ステップを有することを特徴とする請求項18〜22の何れか1項に記載の表示処理方法。
  24. 画像データを複数に分割する分割ステップと、
    前記分割ステップにより分割された複数の画像データの位置を識別するための画像位置識別情報を生成する画像位置識別情報生成ステップと、
    前記画像データに対して行われる画像処理の内容を指示するための画像処理指示情報を、前記分割ステップにより分割された複数の画像データのそれぞれについて生成する画像処理指示情報生成ステップと、
    前記分割ステップにより分割された画像データと、その画像データに対して前記画像位置識別情報生成ステップにより生成された画像位置識別情報とを対応付けて、1つの表示画面を構成する複数の表示装置のそれぞれに送信する画像データ送信ステップと、
    前記画像処理指示情報生成ステップにより生成された画像処理指示情報を、前記複数の表示装置のそれぞれに送信する画像処理指示情報送信ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  25. 1画面の画像データの表示担当領域を記憶媒体に記憶する記憶ステップと、
    前記1画面の画像データの一部と、その1画面の画像データの一部の位置を識別するための位置識別情報とを表示制御方法から入力する画像データ入力ステップと、
    前記画像データ入力ステップにより入力された位置識別情報に基づいて、前記画像データ入力ステップにより入力された1画面の画像データの一部が、前記記憶媒体に記憶された表示担当領域に含まれるか否かを判定する画像位置判定ステップと、
    前記画像データ入力ステップにより入力された1画面の画像データの一部が、前記記憶媒体に記憶された表示担当領域に含まれることが、前記画像位置判定ステップにより判定された場合に、前記画像データ入力ステップにより入力された1画面の画像データの一部を受け付ける画像データ受付ステップと、
    前記画像データ受付ステップにより受け付けられた1画面の画像データの一部に対して行われる画像処理の内容を指示するための画像処理指示情報を、前記表示制御方法から入力する画像処理指示情報入力ステップと、
    前記画像データ受付ステップにより受け付けられた1画面の画像データの一部を、その1画面の画像データの一部に対する画像処理指示情報に基づいて画像処理する画像処理ステップと、
    前記画像処理ステップにより画像処理された1画面の画像データの一部を結合して、前記表示担当領域の画像を表示装置に表示する表示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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