JP2008095736A - 配管の補修方法、配管の補修材料 - Google Patents

配管の補修方法、配管の補修材料 Download PDF

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Abstract

【課題】取替え作業時の障害とならず、低コストで実施可能な配管漏洩部の補修方法を提供する。
【解決手段】配管10の隙間を覆うように、ロープと、ロープに染み込ませた水ガラスとからなる補修材料17をあてがう。
【選択図】図3

Description

本発明は、発電所等における粉末状に粉砕された石炭をボイラーに供給する供給管などの配管に生じた隙間を補修するための方法及び補修材料に関する。
発電所等では、粉砕機により粉砕された粉末状の石炭を、複数の鋼管が接合されることにより形成された配管を通じてボイラーに燃料として供給している。このような配管は、ボイラーの熱により膨張や変形を生じることがあり、かかる膨張や変形により配管同士の接合部などに隙間が生じることがある。このように、配管に隙間が発生した場合には取替え作業が必要であるが、取替え作業は発電所の停止時にしか行うことができない。しかし、取替え作業までの間に隙間から粉末状の石炭が漏れ出す虞があるため、隙間が生じたらすぐに何らかの方法により隙間を塞ぐ必要がある。従来は、隙間を塞ぐ方法として、粘着性を有するコーキング材を配管に生じた隙間に詰める方法が用いられていた。
しかしながら、上記の方法では、コーキング材が強い粘着性を持つため、配管などに粘着したコーキング材を完全に除去するのは難しく、配管にこびりついたコーキング材が取替え作業の障害になるという問題がある。また、コーキング材は比較的に高価な材料であるため、補修作業がコスト高になってしまう。
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、取替え作業時の障害とならず、低コストで実施可能な配管の補修方法を提供することである。
本発明の配管の補修方法は、隙間又は亀裂の生じた配管を補修する方法であって、前記配管の隙間又は亀裂を覆うように、繊維材料と、前記繊維材料に染み込ませた水ガラスとからなる補修材料をあてがうことを特徴とする。また、前記繊維材料は、予め、ほつれが生じるように加工されていてもよい。
上記の補修方法によれば、水ガラスは常温では粘動性を有するが、水分を失うことで固化する性質を有するため、常温で配管の隙間又は亀裂を覆うようにあてがうことで隙間を塞ぐことができ、パッキンの取替え工事などの場合には、固化した水ガラスを容易に剥がすことができるため、取替え工事の障害とならない。また、水ガラスは従来用いられていたコーキング材に比べて廉価であるため、コストを削減できる。
また、本発明は、隙間又は亀裂の生じた配管の補修材料であって、繊維材料と、前記繊維材料に染み込ませた水ガラスとを備えることを特徴とする配管の補修材料を含むものとする。
本発明によれば、水ガラスが常温では粘動性を有するが、水分を失うことで固化する性質を有するため、配管の隙間を覆うようにあてがった補修材料に含まれる水ガラスはボイラーの熱により水分を失って固化することで、配管の隙間又は亀裂を完全に塞ぐことができる。また、取替え工事の際に固化した水ガラスを容易に剥がすことができ、復旧作業の障害とならない。また、本発明の水ガラスは廉価であるため、低コストで補修作業を行うことができる。
以下、本発明の配管の補修方法の一実施形態について図面に基づき説明する。図1は、本実施形態の配管の補修方法の適用の対象となる配管10を示す図である。同図に示すように、配管10は、石炭を粉砕する粉砕機11とボイラー12を結ぶように設けられ、粉砕機11で粉砕された粉末状の石炭を、ボイラー12に供給するためのものである。配管10は後述する接合構造20により接合された複数の鋼管18により形成されている。ボイラー12において、供給された微粉状の石炭を燃料として燃焼させているため、配管10の温度はボイラー12の熱により80〜100℃程度まで達する。
図2は、鋼管18同士の接合部を示す図であり、同図(A)は接合部の正面図、(B)は(A)におけるI−I´断面図、(C)は、(B)におけるII−II´断面図である。同図に示すように、鋼管18は、鋼管18同士の接合部を外周側から覆おうように取り付けられたパッキン16と、このパッキン16を取り囲むように設けられた一箇所が割られたリング状のハウジング13と、ハウジング13の割部分を接続するように取り付けられたボルト14及びナット15とにより構成される接合構造20により接続されている。ハウジング13に取り付けられたボルト14を締付けることによりハウジング13が締まり、これにより、パッキン16が鋼管18の接合部に押し付けられるため、隙間を塞ぐことができる。
ここで、上述のように配管10はボイラー12の熱により高温に達するため、鋼管18やハウジング13が膨張、変形を発生する。鋼管18やハウジング13など接合構造20を構成する部材が膨張、変形すると、接合構造20を構成する部材同士にずれが生じて、鋼管18の接合部に隙間が生じてしまうことがある。このような隙間が生じると、隙間から微粉状の石炭が漏れ出すので、変形した部材を交換する必要がある。しかし、交換作業は発電所を停止しなければ行うことができないので、それまでの間、何らかの手段により隙間を塞ぐ必要がある。
本実施形態の配管の補修方法は、図3に示すように、このような配管10に生じた隙間を覆うように、ロープと、ロープに染み込ませた水ガラスとで構成された補修材料17をあてがうことにより、隙間を塞ぐものである。補修材料17は、常温で容器に水ガラスを満たしておき、この中にロープを投入することで容易に作成することができる。
水ガラスは、常温では粘動性の液体であるため、水ガラス単体を補修材料として取り扱うのは難しいが、本実施形態では、ロープなどの繊維材料に染み込ませているため、容易に取り扱うことができる。また、水ガラスは、高温に曝されると水分が蒸発して固化するという性質を有する。
ロープは、直径30mm程度のものが適しており、このようなロープとしては例えばホンテス工業(株)製のセラテックロープなどを用いることができる。また、ロープは水ガラスを染み込ませる前に、予め、繊維に傷を付けるなどの方法により、ほつれを生じさせておくとよい。
補修材料17を隙間を覆うようにあてがうと、水ガラスが配管10に生じた隙間の形状に合わせて変形する。また、隙間にロープのほつれた繊維が入り込み、隙間内部まで水ガラスを充填することができる。このようにして、補修材料17により隙間を塞ぐことができる。また、配管10はボイラー12の熱により高温になっているため、隙間にあてがわれた補修材料17の水ガラスに含まれる水分が蒸発し、水ガラスが配管10の隙間を閉塞した状態で固化する。
従来の手法では、粘着性を有するコーキング材で隙間を覆うことにより、隙間を塞いでいた。しかし、このようなコーキング材は粘着力が強いため、鋼管18にこびりついてしまい、こびりついたコーキング材を除去するのに非常に手間がかかってしまったり、完全にコーキング材を除去することができず、部材の交換作業の障害となってしまったりするという問題があった。
これに対して、本実施形態の補修方法で用いている水ガラスは、上述したように、配管10の熱により固化する性質を備えており、ボイラー12の熱により配管10が高温に達するため固化する。固化した水ガラスは容易に剥離させることができ、剥離した後も、鋼管18などにこびりつくことがないため、部材の交換の際に障害となることがない。
以上説明したように、本発明の配管の補修方法によれば、固化した水ガラスを容易に剥がし取ることができるため、部材の交換作業を円滑に行うことができる。また、水ガラスはコーキング材に比べて廉価で入手できるため、補修作業にかかるコストを削減することができる。
なお、本実施形態では、鋼管同士の接合部に生じた隙間を補修する場合を例として説明したが、これに限らず、本発明の配管の補修方法は、配管10に亀裂が生じた場合などにも用いることができる。
なお、本実施形態では、ロープに水ガラスを染み込ませるものとしたが、これに限らず、水ガラスを染み込ませることができるような繊維状のものであり、隙間にあてがうことができる部材であればよい。
本実施形態の配管漏洩部の補修方法の適用の対象となる配管を示す図である。 配管における供給用の配管同士の接合部を示す図であり、同図(A)は配管の断面図であり、(B)は(A)におけるI−I´断面図であり、(C)は、(B)におけるII−II´断面図である。 本実施形態の配管10の補修方法を説明するための図である。
符号の説明
10 配管
11 粉砕機
12 ボイラー
13 ハウジング
14 ボルト
15 ナット
16 パッキン
17 ロープ
18 鋼管
20 接合構造

Claims (3)

  1. 隙間又は亀裂の生じた配管を補修する方法であって、
    前記配管の隙間又は亀裂を覆うように、繊維材料と、前記繊維材料に染み込ませた水ガラスとからなる補修材料をあてがうことを特徴とする配管の補修方法。
  2. 前記繊維材料は、予め、ほつれが生じるように加工されていることを特徴とする請求項1記載の補修方法。
  3. 隙間又は亀裂の生じた配管を補修するための補修材料であって、
    繊維材料と、
    前記繊維材料に染み込ませた水ガラスとを備えることを特徴とする配管の補修材料。
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