JP2008093568A - 水処理用凝集剤の製造方法及び製造装置 - Google Patents
水処理用凝集剤の製造方法及び製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008093568A JP2008093568A JP2006278226A JP2006278226A JP2008093568A JP 2008093568 A JP2008093568 A JP 2008093568A JP 2006278226 A JP2006278226 A JP 2006278226A JP 2006278226 A JP2006278226 A JP 2006278226A JP 2008093568 A JP2008093568 A JP 2008093568A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- raw material
- material liquid
- aqueous solution
- main pipe
- ejector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
- Accessories For Mixers (AREA)
Abstract
【解決手段】 酸性の原料液を収容し送給する第1の原料液槽と製品貯留槽とを連結する主配管の流路内に、少なくとも1箇所のエゼクター部を配置して、主配管内を流れる酸性の原料液をエゼクター部において噴出させ、その噴出によって配管内に生じる負圧を介して、ケイ酸アルカリ金属塩水溶液を、エゼクター部に設けた吸引流入孔から流入させて酸性原料液と混合し、混合液を配管内において重合させつつ製品貯留槽に送給する。
【選択図】 図1
Description
この方法は、金属塩水溶液または鉱酸、或いは金属塩水溶液と鉱酸との混合液を第1の原料とし、これをポンプ移送する流路内にケイ酸アルカリ金属塩水溶液を吸引流入させて直ちに強力な混合を行なえば、配管内での重合の進行を介して一定品質の凝集剤を安定して製造できるとの知見に基づくものである。
なお、本発明におけるケイ酸アルカリ金属塩水溶液のケイ酸アルカリ金属塩としては、ケイ酸ナトリウム又はケイ酸カリウムを用いる。また、酸性の金属塩水溶液の金属塩としては、塩化第二鉄、硫酸第二鉄、ポリ硫酸第二鉄、硝酸第二鉄等の第二鉄塩が用いられ、鉱酸としては、硫酸、塩酸又は硝酸が用いられる。
本発明の方法は、前記のとおり、配管流路内の所定個所に設置されたエゼクター部において原料を瞬時に混合し、その混合比率のまま重合を進行させつつ製品貯留槽に導くものであって、原料液の送給量及び流入量を調整することにより、混合個所において、直ちに所定の成分比率の混合液を得て、これをそのまま重合させて凝集剤を得ることができる方法であるから、上記提案の如き所定の鉱酸濃度(単純な濃度ではなく、金属濃度に対するシリカ濃度の比を基準として算出される濃度)の凝集剤を得るためには最適の方法である。(但し、請求項1記載の本発明が、原料液の混合割合を上記の比率(請求項5記載の比率)とする方法に限定されるものではなく、必要に応じてその他の所望の混合比率とする方法をも包含することは、もとよりである。)
この方法は、配管内での混合重合を活用しつつ、第1原料液槽をそのまま製品貯留槽として用いることができる利点を有し、比較的小規模の浄水場等における凝集剤の製造に適した方法である。
上記主配管の途中には、第1の原料液槽から送給される酸性の原料液(又は第1及び第2の原料液の混合液)を主配管の流路内において噴出させるための1箇所又は2個箇所エゼクター部ならびに各エゼクター部には上記第2(又はさらに第3)の原料液槽からの原料液を、主配管に連結された分岐管を介して流入させるための吸引流入孔が設けられ、
エゼクター部において噴出される原料液と上記吸引流入孔から流入する原料液は、エゼクター部において原料液が噴出される際に主配管内に生じる負圧を介して流入混合され、当該混合液を、主配管内においてケイ酸の重合を進行せしめつつ製品貯留槽に流入するように構成されていることを特徴とする、水処理用凝集剤の製造装置である。
このように構成した装置は、それを車載によって浄水場等に随時運搬して、すでに浄水場等に設置されている各原料槽をそのまま用いて凝集剤の製造を行うことができる。すなわち、主配管やその分岐管(第2の原料液収容槽及び/又は第3の原料液収容槽に向けられる分岐管)に設けられている開口端部を各原料収容槽内に差し込むことによって、直ちに各槽の流出口や流入口を設定することができる。
(2) 上記エゼクター部における原料液の混合比率を、混合液中における鉱酸濃度〔%〕が、当該混合液中における金属濃度〔%〕に対するシリカ濃度〔%〕の比を〔A〕とするとき、数値〔4×A〕の約0.4ないし0.5倍となるように調整した場合においては、ゲル化又は加水分解を回避して、極めて長期の保存に堪えうる水処理用凝集剤を得ることができる。
(3) 第1原料液槽からの酸性の原料液を送給する上記主配管を、循環式主配管とした場合、すなわち、エゼクター部において酸性原料液にケイ酸アルカリ金属水溶液が混合された後にそれを循環方式の主配管によって第1原料液槽に戻し、当該還流液と第1原料液との混合液を再び主配管から送給して循環させる方式を用い、かつ、それによって第1原料槽内に還流させる混合液内の鉱酸濃度〔%〕が、上記(2)に記載の所定濃度のものとなるように調整する方式とした場合においては、第1原料槽をそのまま製品貯留槽と利用することができると共に、製造される凝集剤を、上記(2)の利点を有するものとすることができる。
図1において、1は収容量1000Lの第1原料液槽、2は収容量200Lの第2原料液槽、18は収容量2000Lの製品貯留槽である。第1原料貯留槽1の流出口1aと製品貯留槽18は、主配管14によって連結されており、主配管14の途中には、送給ポンプ4、流量調節バルブ10及び流量計5が取り付けられている。さらに、主配管14の途中には、第2原料液槽2につながるエゼクター部8が設けられている。エゼクター部8の吸引流入孔は、配管15によって第2原料液槽の流出口2aと連結されている。配管15の途中には流量調節バルブ11及び流量計6が取り付けられている。
本発明においては、エゼクターのそのような機能が、水処理用凝集剤の製造のために適用されている。
また、主流と第2流体の流量比(第2流体流量/主流量)は、通常は0.2以下の範囲で調整可能で、第2流体の流量がこれよりも大きな割合となる場合、或いは第2流体の流量を安定化するためには、第2流体収容槽とエゼクター吸引部の間に定量ポンプを設置しても良い。
後に記載する実施例において用いられたエゼクターは、(株)アイビーエスジャパン製のモデルModel1885X(主流部の入口及び出口径は1インチ、第2原料あるいは第3原料の吸入径は1/2インチのもの)である。もとより、凝集剤の製造量に応じて使用するエゼクターのサイズを変更することが望ましい。
後記の実施例においては、第1原料液流量を40L/min程度、第1段エゼクター入口の圧力を250〜350kPaとし、第3原料を用いる場合は、第2段エゼクター入口圧力を100〜200kPaで運転した。
なお、第2段エゼクター部9は、強アルカリ性であるケイ酸アルカリ金属塩水溶液を酸性溶液の原料液に流入、混合するためのものであるから、エゼクター以外の代替方法を用いることはできないが、第1段エゼクター部8での原料液の流入、混合は、双方の原料液とも酸性溶液であるため、他の方法、例えば、流入を定量注入ポンプで行い、混合をインラインミキサーなどで代用することもできる。しかし、装置を簡素にする為には、両者共にエゼクターを用いることが望ましい。
図3において、1は収容量200Lの第1原料液槽、2は収容量100Lの第2原料液槽である。第1原料液槽1の流出口1aと流入口1bは循環用主配管19によって連結されており、循環用主配管19の途中には、循環送給用ポンプ4、流量調節バルブ10及び流量計5が取り付けられている。更に循環用主配管19には、第2原料液槽2につながるエゼクター部8が設けられている。エゼクター部8は、配管15によって第2原料液槽の流出口2aと連結されており、配管15の途中には流量調節バルブ11及び流量計6が取り付けられている。18は任意に設置しうる製品貯留槽であり、製品貯留槽を設置する場合には、循環用主配管19に分岐管13を設けて製品貯留槽18とつなぎ、分岐管13にはバルブ13bを設ける。第1原料液槽1から循環用主配管19によって送給された原料液は、エゼクター部8において第2原料液と混合されて循環用主配管19を進行しつつ流入口2bから第1原料液槽に還流され、第1原料液槽内において第1原料液と混合された後、再び流出口1aから循環用主配管19内に送給され、このような循環操作によって第1原料液内の混合液の成分比率や重合度が所定の状態に達して所望の凝集剤となった時点で循環操作を停止することになる。
この実施態様においては、循環用主配管19の途中に図2の実施態様におけると同じく、第1段エゼクター部8に加えて、さらに、第2段エゼクター部9が設けられ、第2段エゼクター部9は、配管16によって第3原料液槽3と連結されている。第1原料液槽1から循環用主配管19によって給送された原料液は、第1エゼクター部8において第2原料液と混合されて第2段エゼクター部9に進み、第2段エゼクター部9においてさらに第3原料液と混合された状態で循環用主配管19を進行しつつ流入口1bから第1原料液槽に還流され、第1原料液と混合された後、再び流出口1aから循環用主配管内19に送給され、図1の実施態様と同じくこのような循環操作によって第1原料液内の混合液の成分比率や重合度が所定の状態に達して所望の凝集剤となった時点で循環操作を停止することになる。
流量調節バルブ10、切替バルブ13aを開いて送給ポンプ4を起動して、流量計5の示度を確認しながら流量調節バルブ10の開度を加減し、主配管14内の流量が毎分40.18Lになるように調節した。次にバルブ11を開いて、第2原料槽2内のケイ酸ナトリウム水溶液が、エゼクター部8を通じて主配管14内に流入するようにし、流量計6の示度を確認しながら、流量調節バルブ11の開度を加減し、ケイ酸ナトリウム溶液の流量を毎分6.44Lに調節した。各原料の流量を調整後、切替バルブ13aを閉じると同時に切替バルブ13bを開いて上記の運転を継続して、製造した凝集剤を製品貯留槽18に貯留した。切替バルブによる流路切替を行なってから10分経過後に、送給ポンプ4を停止しするとともに、バルブ10、11及び13bを閉じた。この操作によって、製品貯留槽18内に約530kg(465L)の凝集剤が生成したので、その物性を測定したところ、比重は1.14(20℃)であり、成分濃度は、SiO2 1.34%、Fe 5.0%、H2SO4 0.43%であった。この凝集剤がゲル化するまでの日数は30℃保存で100日、20℃保存で約230日であった。
流量調節バルブ10、切替バルブ13aを開いて送給ポンプ4を起動し、流量計5の示度を確認しながら流量調節バルブ10の開度を加減し、主配管14内の流量が毎分40.0Lになるように調節した。次にバルブ11及び12を開いて、第2原料液槽2内の硫酸及び第3原料液槽3内のケイ酸ナトリウム水溶液が、それぞれ配管15又は16を通じて主配管14内に流入するようにし、流量計6及び7の示度を確認しながら、流量調節バルブ11及び12の開度を加減し、硫酸の流量を毎分0.18L、ケイ酸ナトリウム溶液の流量を毎分6.44Lに調節した。各原料の流量を調整後、切替バルブ13aを閉じると同時に切替バルブ13bを開いて上記の運転を継続して、製造した凝集剤を製品貯留槽18に貯留した。切替バルブによる流路切替を行なってから10分経過後に、ポンプ4を停止しするとともに、バルブ10、11、12及び13bを閉じた。この操作によって、製品貯留槽18内に約530kgの凝集剤が生成したので、その物性を測定したところ、比重は1.14(20℃)であり、成分濃度は、SiO2 1.34%、Fe 5.0%、H2SO4 0.43%であった。この凝集剤がゲル化するまでの日数は30℃保存で100日、20℃保存で約230日であった。
第1原料液槽1には、ボーメ比重40℃の塩化第二鉄水溶液(FeCl3濃度37%)19.64kgと濃度75%硫酸0.29kg及び水道水13.26Lを投入し、撹拌機によって内部を均一に混合した。第2原料液槽2にはケイ酸ナトリウム3号品(SiO2濃度28.9%、Na2O濃度9.9%)2.33kg及び水道水14.48Lを投入し、撹拌機により内部を均一に混合した。
バルブ10及び13aを開いた後に循環送給用ポンプ4を起動して、循環用主配管19内に循環流を生じさせ、流量計5の示度を確認しながら、流量調節バルブ10の開度を加減し、循環用主配管19内の流量が毎分40Lになるように調節した。次にバルブ11を開いて、第2原料液槽2内のケイ酸ナトリウム水溶液が、エゼクター部8を通じて循環用主配管19内に流入するようにし、流量計6の示度を確認しながら、流量調節バルブ11の開度を加減し、ケイ酸ナトリウム溶液の流量を毎分4Lになるように調節した。上記の循環及び流入を継続し、第2原料液槽2内の原料の残液量が0となった時点でバルブ11を閉じた。その後も循環用主配管19内の循環を継続し、原料貯留槽1内における混合液の混合と重合を進め、5分後にバルブ10及び13aを閉じて作業を終了した。
この操作によって、原料貯留槽1内に50kgの凝集剤が生成したので、その物性を測定したところ、比重は1.14(20℃)であり、SiO2濃度1.34%、Fe濃度5.0%、H2SO4濃度0.43%Si:Feのモル比は0.25:1であった。この凝集剤がゲル化するまでの日数は30℃保存100日、20℃保存で約230日であった。
第1原料液槽1に、ボーメ比重40°の塩化第二鉄溶液(FeCl3濃度37%)19.64kg及び水道水13.26Lを投入して撹拌機により内部を均一に混合し、第2原料液槽2には、75%硫酸0.29kgを投入し、原料貯留槽3にはケイ酸ナトリウム3号品(SiO2濃度28.9%、Na2O濃度9.9%)2.33kg及び水道水14.48Lを投入して、撹拌機により内部を均一に混合した。
バルブ10及び13aを開いた後に循環用送給ポンプ4を起動して循環用主配管19内に循環流を生じさせ、流量計5の示度を確認しながら、流量調節バルブ10の開度を加減し、循環用主配管19内の流量が毎分40Lになるように調節した。次にバルブ11を開いて、第2原料液槽2内の硫酸が、第1段エゼクター部8を通じて循環用主配管14内に流入するようにし、流量計6の示度を確認しながら、流量調節バルブ11の開度を加減し、硫酸の流量を毎分1Lになるように調節した。次にバルブ12を開いて、第3原料液槽3内のケイ酸ナトリウム水溶液が、第2段エゼクター部9を通じて循環用主配管14内に流入するようにし、流量計7の示度を確認しながら、流量調節バルブ12の開度を加減し、ケイ酸ナトリウム水溶液の流量を毎分4Lになるように調節した。
上記の循環及び流入を継続し、第2原料液槽2内の原料及び第3原料液槽3内の残液量が0となった時点で、それぞれバルブ11及び12を閉じた。その後も循環用主配管19内の循環を継続し、第1原料液槽1内における混合液の混合と重合を進め、5分後にバルブ10及び13aを閉じて作業を終了した。
この操作によって、第1原料液槽1内に50kgの凝集剤が生成したので、その物性を測定したところ、比重は1.14(20℃)であり、SiO2濃度1.34%、Fe濃度5.0%、H2SO4濃度0.43%Si:Feのモル比は0.25:1であった。この凝集剤がゲル化するまでの日数は30℃保存100日、20℃保存で約230日であった。
1a 流出口
1b 流入口
2 第2原料液槽
2a 流出口
3 第3原料液槽
3a 流出口
4 第1原料送給ポンプ
5 第1原料液流量計
6 第2原料液流量計
7 第3原料液流量計
8 第1段エゼクター部
8a ノズル部
8b 負圧発生部
8c 吸引流入部
8d スロート部
8e ディフューザー部
9 第2段エゼクター部
10 第1原料流量調節バルブ
11 第2原料流量調節バルブ
12 第3原料流量調節バルブ
13a 流路切替バルブ
13b 流路切替バルブ
14 主配管
15 第2原料用配管
16 第3原料用配管
17 廃液貯留槽
18 製品貯留槽
19 循環用主配管
Claims (11)
- ケイ酸アルカリ金属塩水溶液と酸性の原料液とを用いて水処理用凝集剤を製造する方法において、酸性の原料液を収容する第1の原料液槽から製品貯留槽に向けて第1の原料液を送給する主配管の流路内の少なくとも1箇所に、流路内において原料液の噴出を生ぜしめるエゼクター部を設け、
上記エゼクター部における原料液の流路内噴出によって生じる負圧を介して、上記エゼクター部に設けた吸引流入孔からケイ酸アルカリ金属塩水溶液を主配管内に流入させて原料液を混合し、当該混合原料液を、主配管内におけるケイ酸の重合を生ぜしめつつ製品貯留槽に送給し貯留することを特徴とする、水処理用凝集剤の製造方法。 - 上記主配管流路中には上記エゼクター部が1箇所のみ設けられ、上記第1の原料液は、酸性の金属塩水溶液と酸性の鉱酸水溶液が混合された酸性混合原料液であり、上記エゼクター部に設けられた吸引流入孔から流入する原料液はケイ酸アルカリ金属塩水溶液であることを特徴とする、請求項1記載の水処理用凝集剤の製造方法。
- 上記主配管流路中には第1及び第2のエゼクター部が設けられ、上記第1の原料液は酸性の金属塩水溶液であり、上記第1のエゼクター部に設けられた吸引流入孔から流入する原料液は酸性の鉱酸水溶液であり、上記第2のエゼクター部に設けられた吸引流入孔から流入する原料液はケイ酸アルカリ金属塩水溶液であることを特徴とする、請求項1記載の水処理用凝集剤の製造方法。
- 上記主配管流路中には第1及び第2のエゼクター部が設けられ、上記第1の原料液は酸性の鉱酸水溶液であり、上記第1のエゼクター部に設けられた吸引流入孔から流入する原料液は酸性の金属塩水溶液であり、上記第2のエゼクター部に設けられた吸引流入孔から流入する原料液はケイ酸アルカリ金属塩水溶液であることを特徴とする、請求項1記載の水処理用凝集剤の製造方法。
- 上記各原料液の送給に際し、上記主配管内において混合された、酸性の金属塩水溶液と酸性の鉱酸水溶液とケイ酸アルカリ金属塩水溶液との混合液中における鉱酸濃度〔%〕が、当該混合液中における金属濃度〔%〕に対するシリカ濃度〔%〕の比を〔A〕とするとき、数値〔4×A〕の約0.4ないし0.5倍となるように、各原料液の混合比率を調整することを特徴とする、請求項1、2、3又は4記載の水処理用凝集剤の製造方法。
- ケイ酸アルカリ金属塩水溶液が、ケイ酸ナトリウム水溶液であることを特徴とする、請求項1、2、3、4、又は5記載の水処理用凝集剤の製造方法。
- 酸性の金属塩水溶液が塩化第二鉄水溶液であることを特徴とする、請求項2、3、4又は5記載の水処理用凝集剤の製造方法。
- 酸性の鉱酸水溶液が硫酸水溶液であることを特徴とする、請求項2、3、4又は5記載の水処理用凝集剤の製造方法。
- ケイ酸アルカリ金属塩水溶液と酸性の原料液を用いて水処理用凝集剤を製造する方法において、
第1の原料液槽から原料液を送給する主配管を、当該原料液を他の原料液との混合を経て再び第1の原料液槽に戻すための原料液循環用主配管の形態とし、上記原料液循環用主配管の途中には、配管内における原料の噴出を生ぜしめるエゼクター部を設け、上記エゼクター部における原料液の配管内噴出によって生じる負圧を介して、上記エゼクター部に設けた吸引流入孔から他の原料液を配管内に流入させてケイ酸アルカリ金属塩水溶液と酸性原料液との混合を生ぜしめ、当該混合原料液を、循環用主配管内におけるケイ酸の重合を生ぜしめつつ第1原料液槽に戻し、第1の原料槽内において、当該混合液をさらに第1の原料液と混合した後、再び第1原料液槽から循環用配管内に送給し、上記の循環を繰り返して水処理用凝集剤を製造し、その際、第1原料液槽内における混合液中における鉱酸濃度〔%〕が、当該混合液中における鉄濃度〔%〕に対するシリカ濃度〔%〕の比が〔A〕であるとき、数値〔4×A〕の約0.4ないし0.5倍となるように、各原料液の混合比率を調整することを特徴とする、水処理用凝集剤の製造方法。 - 酸性の原料液を収容する第1の原料液槽、ケイ酸アルカリ金属塩水溶液を収容する第2の原料液槽、製品貯留槽、及び上記第1の原料液槽と上記製品貯留槽とを直結する主配管を備え、
上記主配管の途中には、第1の原料液槽から送給される酸性の原料液を主配管の流路内において噴出させるためのエゼクター部ならびにエゼクター部設置位置において、上記第2の原料液槽からの原料液を主配管に連結された分岐管を介して流入させるための吸引流入孔が設けられ、
エゼクター部において噴出される第1の原料液と上記吸引流入孔から流入する第2の原料液は、エゼクター部において第1の原料液が噴出される際に主配管内に生じる負圧を介して第2の原料液と混合され、当該混合液を、主配管内においてケイ酸の重合を進行せしめつつ製品貯留槽に流入するように構成されていることを特徴とする、水処理用凝集剤の製造装置。 - 酸性の原料液を収容する第1及び第2の原料液槽、ケイ酸アルカリ金属塩水溶液を収容する第3の原料液槽、製品貯留槽、及び上記第1の原料液槽と上記製品貯留槽とを直結する主配管を備え、
上記主配管の途中には、第1の原料液槽から送給される酸性の原料液を主配管の流路内において噴出させるための第1のエゼクター部及び上記第1のエゼクター部と製品貯留槽との間に位置する第2のエゼクター部、ならびに上記各エゼクター部設置位置に設けられて上記第2又は第3の原料液槽からの原料液を、主配管に連結された分岐管を介して流入させるための吸引流入孔が設けられ、
上記各エゼクター部から噴出される原料液と上記吸引流入孔から流入する原料液は、エゼクター部から原料液が噴出される際に主配管内に生じる負圧を介して混合され、主配管内において混合液中のケイ酸の重合を進行せしめつつ製品貯留槽に流入するように構成されていることを特徴とする、水処理用凝集剤の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006278226A JP4537365B2 (ja) | 2006-10-12 | 2006-10-12 | 水処理用凝集剤の製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006278226A JP4537365B2 (ja) | 2006-10-12 | 2006-10-12 | 水処理用凝集剤の製造方法及び製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008093568A true JP2008093568A (ja) | 2008-04-24 |
JP4537365B2 JP4537365B2 (ja) | 2010-09-01 |
Family
ID=39376985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006278226A Active JP4537365B2 (ja) | 2006-10-12 | 2006-10-12 | 水処理用凝集剤の製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4537365B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012223720A (ja) * | 2011-04-20 | 2012-11-15 | Kyoritsu Seiyaku Kk | 液体混合機構 |
US9921508B2 (en) | 2015-07-29 | 2018-03-20 | S-Printing Solution Co., Ltd. | Method of preparing poly-silicic-ferric coagulant (PSFC) for electrostatic charge image developing toner |
JP6895571B1 (ja) * | 2020-09-03 | 2021-06-30 | 株式会社クボタ | 異種液体混合装置および水処理設備 |
JP7050201B1 (ja) | 2021-06-11 | 2022-04-07 | 株式会社クボタ | 異種液体混合装置および水処理設備 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5547140A (en) * | 1978-09-28 | 1980-04-03 | Toray Ind Inc | Continuous treatment apparatus for liquid |
JP2001070708A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-21 | Suido Kiko Kaisha Ltd | 水処理用凝集剤の製造方法 |
JP2003038908A (ja) * | 2001-05-25 | 2003-02-12 | Tokuyama Corp | 水処理用凝集剤の製造方法 |
JP2005034746A (ja) * | 2003-07-15 | 2005-02-10 | Japan Organo Co Ltd | 凝集剤の調製方法およびそれを用いた水処理方法 |
JP2007061811A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-03-15 | Suido Kiko Kaisha Ltd | 水処理用凝集剤の製造方法及び製造装置 |
JP2008012417A (ja) * | 2006-07-05 | 2008-01-24 | Suido Kiko Kaisha Ltd | 水処理用凝集剤 |
-
2006
- 2006-10-12 JP JP2006278226A patent/JP4537365B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5547140A (en) * | 1978-09-28 | 1980-04-03 | Toray Ind Inc | Continuous treatment apparatus for liquid |
JP2001070708A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-21 | Suido Kiko Kaisha Ltd | 水処理用凝集剤の製造方法 |
JP2003038908A (ja) * | 2001-05-25 | 2003-02-12 | Tokuyama Corp | 水処理用凝集剤の製造方法 |
JP2005034746A (ja) * | 2003-07-15 | 2005-02-10 | Japan Organo Co Ltd | 凝集剤の調製方法およびそれを用いた水処理方法 |
JP2007061811A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-03-15 | Suido Kiko Kaisha Ltd | 水処理用凝集剤の製造方法及び製造装置 |
JP2008012417A (ja) * | 2006-07-05 | 2008-01-24 | Suido Kiko Kaisha Ltd | 水処理用凝集剤 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012223720A (ja) * | 2011-04-20 | 2012-11-15 | Kyoritsu Seiyaku Kk | 液体混合機構 |
US9921508B2 (en) | 2015-07-29 | 2018-03-20 | S-Printing Solution Co., Ltd. | Method of preparing poly-silicic-ferric coagulant (PSFC) for electrostatic charge image developing toner |
JP6895571B1 (ja) * | 2020-09-03 | 2021-06-30 | 株式会社クボタ | 異種液体混合装置および水処理設備 |
JP7050201B1 (ja) | 2021-06-11 | 2022-04-07 | 株式会社クボタ | 異種液体混合装置および水処理設備 |
JP2022189209A (ja) * | 2021-06-11 | 2022-12-22 | 株式会社クボタ | 異種液体混合装置および水処理設備 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4537365B2 (ja) | 2010-09-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1260484B1 (en) | A process for preparing a flocculant for water treatment | |
JP4537365B2 (ja) | 水処理用凝集剤の製造方法及び製造装置 | |
CN103553200B (zh) | 一种Fenton 氧化废水处理方法及系统 | |
CN103011378B (zh) | 用于改善气液传质的气体分散装置 | |
CN209210459U (zh) | 一种臭氧流化催化氧化塔 | |
WO2014034158A1 (ja) | 連続処理装置 | |
EP0520826B1 (en) | Recarbonation of water | |
JP4410221B2 (ja) | 水処理用凝集剤の製造方法及び製造装置 | |
CN110950477A (zh) | 一种淤泥脱水高碱性尾水处理装置及方法 | |
CN201342375Y (zh) | 新型无阻塞高效气浮装置 | |
CN215516744U (zh) | 一种反渗透处理垃圾渗滤液的预处理设备 | |
CN105293669A (zh) | 一种碱性废水的pH值调节方法 | |
KR101022967B1 (ko) | 수처리용 응집제의 제조방법 및 제조장치 | |
US20170225988A1 (en) | Sequencing batch facility and method for reducing the nitrogen content in waste water | |
KR100672055B1 (ko) | 정수처리용 이산화탄소의 용해 방법과 그 장치 | |
CN214182866U (zh) | 次氯酸混成装置 | |
CN202089816U (zh) | pH探头式煤矿酸性废水处理装置 | |
CN204569678U (zh) | 一种dmto装置低bc比废水的深度处理装置 | |
CN208802933U (zh) | 处理化工废水的装置 | |
KR101370327B1 (ko) | 저압형 이산화탄소의 용해방법 및 장치 | |
CN207451707U (zh) | 一种氧化时间以秒计的印染废水深度处理一体化装置 | |
JP5972155B2 (ja) | 廃水処理装置 | |
CN109678240A (zh) | 一种基于芬顿反应的印染污水处理系统及方法 | |
JPH05138180A (ja) | 水道水の処理方法 | |
CN112960738B (zh) | 一种反渗透处理垃圾渗滤液的预处理设备及方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080521 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100603 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100615 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100617 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4537365 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |